JP2024036051A - 電気接続箱 - Google Patents

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康仁 鈴木
Yasuhito Suzuki
崇央 野垣
Takahisa Nogaki
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Abstract

【課題】煩雑なテープ巻き作業が不要になり、コンパクトに電線束を導出することができる電線導出筒部を備えた電気接続箱を提供する。【解決手段】電気接続箱1は、組み付けられたケース本体10とロアカバー20との間に、ケース本体10から引き出される電線束2を導出する電線導出筒部3を画成するためケース本体10及びロアカバー20にそれぞれ半割状に形成された本体側半筒部11及びロアカバー側半筒部21と、電線導出筒部3内に嵌装される環状クランプ部材30と、を備える。環状クランプ部材30は、電線束2を挿通状態に保持するため半割状に形成された第1半環部31及び第2半環部35と、電線束2の外周に弾性的に密着するため第1半環部31及び第2半環部35の内周面にそれぞれ設けられたシール部材51,55と、本体側半筒部11に形成されたアンカー固定穴13に嵌挿するため第2半環部35の外周面に突設されたアンカー部38と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、電気接続箱に関する。
従来、自動車用の電気回路に使用されるリレーボックスやヒュージブルリンクボックスなどの各種電気装置を収納するとともに、ワイヤハーネス等の配線類の接続分岐点として、自動車内に電気接続箱が設置されている。
図8に従来の電気接続箱100の要部分解斜視図を示す。電気接続箱100は、内部に複数のコネクタ嵌合部が設けられた筒状(箱状)のケース本体110と、ケース本体110の下方開口を覆うロアカバー120と、ケース本体110の上方開口を覆うアッパーカバー(図示せず)とで構成されている。
ケース本体110の外周面の一部である周壁110aの下端には、樋状の電線導出壁111が設けられている。電線導出壁111は、バンドクランプ130のアンカー部134が挿着されるアンカー固定穴117を有したクランプ接続部113と、クランプ接続部113の先端に延設された半円筒状のテープ巻き部115とを備えている。
そこで、ケース本体110のコネクタ嵌合部から延びる電線束(複数の電線)102をバンドクランプ130で締付け固定した後、アンカー部134をアンカー固定穴117に装着する。バンドクランプ130で締付け固定された電線束102は、電線導出壁111の内面に沿って挿通された状態に保持される。
ロアカバー120には、電線導出壁111の下側に対向して板状の電線支持壁121が設けられている。これら電線導出壁111と電線支持壁121とで電線導出部(電線導出筒部)の全体が構成されており、ケース本体110にロアカバー120が取り付けられると、電線束102は電線導出部から外部に導出される。
特開2007-37331号公報
しかしながら、従来の電気接続箱における電線導出部は、結束バンドのヘッド部にアンカー部134が一体形成された汎用のバンドクランプ130を用いて電線束102を電線導出壁111の内面に固定していた。そのため、電線導出部が大型化するという問題があった。
また、バンドクランプ130自体には防水機能が無い為、テープ巻き部115及び電線支持壁121と共に電線束102の導出部位にテープを巻いて防水する必要があり、煩雑なテープ巻き作業が伴うこととなった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、煩雑なテープ巻き作業が不要になり、コンパクトに電線束を導出することができる電線導出筒部を備えた電気接続箱を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
ケース本体と、前記ケース本体の下方開口を覆うロアカバーと、組み付けられた前記ケース本体と前記ロアカバーとの間に、前記ケース本体から引き出される電線束を導出する電線導出筒部を画成するため前記ケース本体及び前記ロアカバーにそれぞれ半割状に形成された本体側半筒部及びロアカバー側半筒部と、前記電線導出筒部内に嵌装される環状クランプ部材と、を備え、
前記環状クランプ部材は、前記電線束を挿通状態に保持するため半割状に形成された第1半環部及び第2半環部と、前記電線束の外周に弾性的に密着してシールするため前記第1半環部及び前記第2半環部の内周面にそれぞれ設けられたシール部材と、前記本体側半筒部に形成されたアンカー固定穴に嵌挿するため前記第1半割部の外周面に突設されたアンカー部と、を有することを特徴とする電気接続箱。
本発明に係る電気接続箱によれば、煩雑な作業が不要になり、容易に外部電源をとることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の一実施形態に係る電気接続箱の電線導出筒部から電線束が導出された状態を表す要部斜視図である。 図2は、図1に示した電気接続箱の分解斜視図である。 図3は、図2に示した環状クランプ部材の第1半環部と第2半環部とが電線束を保持する前の状態を表す斜視図である。 図4は、図3に示した第1半環部と第2半環部とが電線束を保持した状態を表す斜視図である。 図5は、電線束が挿通された第1半環部と第2半環部とが、結束バンドによって環状に保持された状態を表す背面図である。 図6は、電線束を保持した環状クランプ部材が本体側半筒部の内面に固定された状態を表す斜視図である。 図7は、電気接続箱の電線導出筒部から電線束が導出された状態の縦断面図である。 図8は、従来の電気接続箱の要部分解斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電気接続箱1の電線導出筒部3から電線束2が導出された状態を表す要部斜視図である。図2は、図1に示した電気接続箱1の分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る電気接続箱1は、ケース本体10と、ケース本体10の下方開口を覆うロアカバー20と、ケース本体10の上方開口を覆うアッパーカバー(図示せず)などで構成されている。
ケース本体10は、絶縁樹脂の一体成形品として形成されている。ケース本体10は、内部に複数のコネクタ嵌合部(図示せず)が設けられており、上方開口と下方開口を有する筒状(箱状)に形成されている。
ロアカバー20は、絶縁樹脂の一体成形品として形成されている。ロアカバー20における周壁22の上端縁には、ケース本体10における周壁12の下端縁に組み付けられた際に、ケース本体10の周壁12の内側に嵌合する嵌合壁23と嵌合深さを規制する突当壁24とが設けられている。
組み付けられたケース本体10とロアカバー20との間には、ケース本体10の内部から引き出される複数の電線からなる電線束2を導出する円筒状の電線導出筒部3がケース外方へ向けて突設されている。なお、本実施形態においては、電線導出筒部3がケース本体10の水平方向に向けて突設されているが、ケース本体10の斜め下方に向けて突設することもできる。
電線導出筒部3は、ケース本体10の周壁12における下端の一部に半割状に形成された本体側半筒部11と、ロアカバー20の周壁22における上端の一部に半割状に形成されたロアカバー側半筒部21とで画成されている。即ち、ケース本体10とロアカバー20とが組み付けられた際、半円筒状の本体側半筒部11と半円筒状のロアカバー側半筒部21とが、円筒状の電線導出筒部3を画成する。
本体側半筒部11におけるロアカバー側半筒部21との突当面11aは、ケース本体10における周壁12の下端面12aに連続しており、ロアカバー側半筒部21における本体側半筒部11との突当面21aは、ロアカバー20における突当壁24の上面24aに連続している。そこで、ケース本体10とロアカバー20とが組み付けられた際、本体側半筒部11の突当面11aとロアカバー側半筒部21の突当面21aとは、互いに隙間なく密着することができ、良好な円筒状に電線導出筒部3を画成することができる。
本体側半筒部11の凸側頂部には、電線導出筒部3の軸線方向に延びる長円状の開口であるアンカー固定穴13が上下方向に穿設されている。
本体側半筒部11の内周面には、電線束2の周方向に沿って延びる突条15が設けられている。ロアカバー側半筒部21の内周面には、電線束2の周方向に沿って延びる突条25が設けられている。
突条15及び突条25は、電線導出筒部3の軸線方向に対して直交する同一平面上に位置するように配置されている。
図3は、図2に示した環状クランプ部材30の第1半環部31と第2半環部35とが電線束2を保持する前の状態を表す斜視図である。図4は、図3に示した第1半環部31と第2半環部35とが電線束を保持した状態を表す斜視図である。
電線導出筒部3内に嵌装される環状クランプ部材30は、図3に示すように、電線束2を挿通状態に保持するため半割状に形成された半円環状の第1半環部31と第2半環部35を有する。絶縁樹脂製の第1半環部31と第2半環部35とは、薄肉ヒンジ34を介して一体成形されている。なお、本実施形態における第1半環部31と第2半環部35とは、略同じ割合で半割状に形成された半円環状ではなく、略2対1の割合で半割状に形成された半円環状をそれぞれ有している。
第1半環部31の内周面には、半円環状のシール部材51が設けられ、第2半環部35の内周面には、半円環状のシール部材55が設けられている。シール部材51及びシール部材55は、例えばスポンジ、ウレタン、ブチル等の弾性材により形成されている。これらシール部材51及びシール部材55は、電線束2の外周に弾性的に密着することで、環状クランプ部材30の内周面と電線束2との間をシールすることができる。
シール部材51とシール部材55の対向面にそれぞれ形成された断面半円状の凹部53及び凹部57は、これら凹部53及び凹部57により画成される断面円形の開口径が電線導出筒部3から導出される電線束2の直径よりも小さくなるように設定される。そこで、電線束2の直径が大きくなる分には、弾性材により形成されているシール部材51及びシール部材55はシール性能を維持することができ、異なる直径の電線束2にも対応できる。
第1半環部31の外周面には、ロアカバー側半筒部21の内周面に設けられた突条25に嵌合するため電線束2の周方向に延びる嵌合溝32が設けられている。
第2半環部35の外周面には、ロアカバー側半筒部21の内周面に設けられた突条15に嵌合するため電線束2の周方向に延びる嵌合溝36が設けられている。
更に、第2半環部35の外周面における凸側頂部には、環状クランプ部材30の軸線方向に延びる長円状の横断面を有するアンカー部38が突設されている。アンカー部38の両側面には、係止突起39が突設されている。また、アンカー部38の下部には、結束バンド60のバンド部61を挿通するためのバンド挿通部40が形成されている(図4、参照)。
アンカー部38は、本体側半筒部11のアンカー固定穴13に嵌挿されることで、係止突起39がアンカー固定穴13の開口上縁に抜け止め係止され、環状クランプ部材30を本体側半筒部11の内面に固定することができる(図6、参照)。
図4は、図3に示した第1半環部31と第2半環部35とが電線束2を保持した状態を表す斜視図である。図5は、電線束2が挿通された第1半環部31と第2半環部35とが、結束バンド60によって環状に保持された状態を表す背面図である。
ケース本体10から引き出された電線束2は、シール部材51の凹部53に載置された後、薄肉ヒンジ34を中心に第2半環部35が回動されることで、図4に示すように、第1半環部31と第2半環部35とで保持された状態となる。
そして、結束バンド60のバンド部61をバンド挿通部40に挿通した後、電線束2に巻装したバンド部61の先端をヘッド部63の係止孔65に挿通して緊締することで、図5に示すように第1半環部31と第2半環部35とが開かないように固定される。この際、結束バンド60は、バンド部61がずれ防止用溝33内に収容されることで、環状クランプ部材30に対する軸線方向のずれが防止される。
そこで、環状クランプ部材30に保持された電線束2と環状クランプ部材30の内周面との間は、シール部材51及びシール部材55によりシールされる。
図6は、電線束2を保持した環状クランプ部材30が本体側半筒部11の内面に固定された状態を表す斜視図である。図7は、電気接続箱1の電線導出筒部3から電線束2が導出された状態の縦断面図である。
図6に示すように、電線束2を保持した環状クランプ部材30は、アンカー部38が本体側半筒部11のアンカー固定穴13に嵌挿されることで、本体側半筒部11の内面に固定される。
そして、ロアカバー20がケース本体10に組み付けられると、ケース本体10における周壁12の下端面12aがロアカバー20における突当壁24の上面24aに突き当たる。これと同時に、本体側半筒部11の突当面11aとロアカバー側半筒部21の突当面21aとが、互いに隙間なく密着し、円筒状の電線導出筒部3を画成する。そこで、電線束2を保持した環状クランプ部材30は、電線導出筒部3内に嵌装された状態となる。
この時、電線導出筒部3の内周面に設けられた突条15及び突条25が、環状クランプ部材30の外周面に形成された嵌合溝32及び嵌合溝36に嵌合することで、環状クランプ部材30の外周面と電線導出筒部3の内周面との間にはラビリンスシールが形成される。そこで、電線導出筒部3の内周面と環状クランプ部材30との間からの浸水を抑制することができる。
次に、上記した構成の作用を説明する。
本実施形態に係る電気接続箱1では、ケース本体10から引き出された電線束2が、図4に示したように、環状クランプ部材30を構成する第1半環部31と第2半環部35とで保持された状態とされる。
そして、結束バンド60によって、図5に示したすように、第1半環部31と第2半環部35とが開かないように固定される。この際、環状クランプ部材30に保持された電線束2と環状クランプ部材30の内周面との間は、第1半環部31及び第2半環部35の内周面にそれぞれ設けられたシール部材51及びシール部材55によってシールされる。
電線束2を保持した環状クランプ部材30は、第2半環部35の外周面に突設されたアンカー部38によって本体側半筒部11の内面に固定される。そして、ロアカバー20がケース本体10に組み付けられることで、電線束2を保持した環状クランプ部材30は、電線導出筒部3内に嵌装された状態となる。
そこで、本実施形態に係る電気接続箱1では、電線束2を挿通状態に保持するため半割状に形成された第1半環部31及び第2半環部35によって構成された環状クランプ部材30が、汎用のバンドクランプ130(図8、参照)を用いることなく、電線束2を本体側半筒部11の内面に固定することができ、電線導出筒部3はコンパクトに電線束2を導出することができる。
また、環状クランプ部材30に保持された電線束2と環状クランプ部材30の内周面との間は、シール部材51及びシール部材55によりシールされている。そのため、電線束2の導出部位にテープを巻いて防水する必要がなく、煩雑なテープ巻き作業が不要となる。
更に、本実施形態に係る電気接続箱1では、第1半環部31と第2半環部35とが、薄肉ヒンジ34を介して一体成形されている。そのため、環状クランプ部材30で電線束2を挿通状態に保持する際の作業が容易となる。
また、本実施形態に係る電気接続箱1では、電線束2が挿通された環状クランプ部材30における第1半環部31と第2半環部35とが、結束バンド60によって環状に保持されている。そこで、第1半環部31と第2半環部35とによって、簡単、且つ、容易に電線束2を保持することができる。
さらに、本実施形態に係る電気接続箱1では、第1半環部31の外周面及び第2半環部35の外周面には、結束バンド60のずれを防止するずれ防止用溝33及びずれ防止用溝37が設けられている。そこで、結束バンド60は、電線束2が挿通された環状クランプ部材30における第1半環部31と第2半環部35とを確実に保持することができる。
また、本実施形態に係る電気接続箱1では、本体側半筒部11の内周面及びロアカバー側半筒部21の内周面には、電線束2の周方向に延びる突条15及び突条25が設けられている。また、第1半環部31の外周面及び第2半環部35の外周面には、突条15及び突条25にそれぞれ嵌合するため電線束2の周方向に延びる嵌合溝32及び嵌合溝36が設けられている。
そこで、環状クランプ部材30の外周面と電線導出筒部3の内周面との間には、ラビリンスシールが形成される。そこで、電線導出筒部3の内周面と環状クランプ部材30との間からの浸水を抑制することができる。
したがって、本実施形態に係る電気接続箱1によれば、電線導出筒部3における煩雑なテープ巻き作業が不要になり、コンパクトに電線束2を導出することができる。
ここで、上述した本発明の一実施形態に係る電気接続箱の特徴をそれぞれ以下に簡潔に纏めて列記する。
[1] ケース本体(10)と、前記ケース本体(10)の下方開口を覆うロアカバー(20)と、組み付けられた前記ケース本体(10)と前記ロアカバー(20)との間に、前記ケース本体(10)から引き出される電線束(2)を導出する電線導出筒部(3)を画成するため前記ケース本体(10)及び前記ロアカバー(20)にそれぞれ半割状に形成された本体側半筒部(11)及びロアカバー側半筒部(21)と、前記電線導出筒部(3)内に嵌装される環状クランプ部材(30)と、を備え、
前記環状クランプ部材(30)は、前記電線束(2)を挿通状態に保持するため半割状に形成された第1半環部(31)及び第2半環部(35)と、前記電線束(2)の外周に弾性的に密着してシールするため前記第1半環部(31)及び前記第2半環部(35)の内周面にそれぞれ設けられたシール部材(51,55)と、前記本体側半筒部(11)に形成されたアンカー固定穴(13)に嵌挿するため前記第2半環部(35)の外周面に突設されたアンカー部(38)と、を有することを特徴とする電気接続箱(1)。
上記[1]の構成の電気接続箱(1)によれば、電線束(2)を挿通状態に保持するため半割状に形成された第1半環部(31)及び第2半環部(35)によって構成された環状クランプ部材(30)が、汎用のバンドクランプ(130)を用いることなく、電線束(2)を本体側半筒部(11)の内面に固定することができ、電線導出筒部(3)はコンパクトに電線束(2)を導出することができる。
また、環状クランプ部材(30)に保持された電線束(2)と環状クランプ部材(30)の内周面との間は、シール部材(51)及びシール部材(55)によりシールされている。そのため、電線束(2)の導出部位にテープを巻いて防水する必要がなく、煩雑なテープ巻き作業が不要となる。
[2] 前記第1半環部(31)と前記第2半環部(35)とは、薄肉ヒンジ(34)を介して一体成形されていることを特徴とする上記[1]に記載の電気接続箱(1)。
上記[2]の構成の電気接続箱(1)によれば、環状クランプ部材(30)で電線束(2)を挿通状態に保持する際の作業が容易となる。
[3] 前記電線束(2)が挿通された前記第1半環部(31)と前記第2半環部(35)とが、結束バンド(60)によって環状に保持されることを特徴とする上記[1]に記載の電気接続箱(1)。
上記[3]の構成の電気接続箱(1)によれば、第1半環部(31)と第2半環部(35)とによって、簡単、且つ、容易に電線束(2)を保持することができる。
[4] 前記第1半環部(31)の外周面及び前記第2半環部(35)の外周面には、前記結束バンド(60)のずれを防止するずれ防止用溝(33,37)が設けられることを特徴とする上記[3]に記載の電気接続箱(1)。
上記[4]の構成の電気接続箱(1)によれば、結束バンド(60)は、電線束(2)が挿通された環状クランプ部材(30)における第1半環部(31)と第2半環部(35)とを確実に保持することができる。
[5] 前記本体側半筒部(11)の内周面及び前記ロアカバー側半筒部(21)の内周面には、前記電線束(2)の周方向に延びる突条(15,25)が設けられ、
前記第1半環部(31)の外周面及び前記第2半環部(35)の外周面には、前記突条(15,25)に嵌合するため前記電線束(2)の周方向に延びる嵌合溝(32,36)が設けられることを特徴とする上記[1]~[4]の何れか1つに記載の電気接続箱(1)。
上記[5]の構成の電気接続箱(1)によれば、環状クランプ部材(30)の外周面と電線導出筒部(3)の内周面との間には、ラビリンスシールが形成される。そこで、電線導出筒部(3)の内周面と環状クランプ部材(30)との間からの浸水を抑制することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
1…電気接続箱
2…電線束
3…電線導出筒部
10…ケース本体
11…本体側半筒部
13…アンカー固定穴
20…ロアカバー
21…ロアカバー側半筒部
30…環状クランプ部材
31…第1半環部
35…第2半環部
38…アンカー部
51…シール部材
55…シール部材

Claims (5)

  1. ケース本体と、前記ケース本体の下方開口を覆うロアカバーと、組み付けられた前記ケース本体と前記ロアカバーとの間に、前記ケース本体から引き出される電線束を導出する電線導出筒部を画成するため前記ケース本体及び前記ロアカバーにそれぞれ半割状に形成された本体側半筒部及びロアカバー側半筒部と、前記電線導出筒部内に嵌装される環状クランプ部材と、を備え、
    前記環状クランプ部材は、前記電線束を挿通状態に保持するため半割状に形成された第1半環部及び第2半環部と、前記電線束の外周に弾性的に密着してシールするため前記第1半環部及び前記第2半環部の内周面にそれぞれ設けられたシール部材と、前記本体側半筒部に形成されたアンカー固定穴に嵌挿するため前記第2半環部の外周面に突設されたアンカー部と、を有することを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記第1半環部と前記第2半環部とは、薄肉ヒンジを介して一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記電線束が挿通された前記第1半環部と前記第2半環部とが、結束バンドによって環状に保持されることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
  4. 前記第1半環部の外周面及び前記第2半環部の外周面には、前記結束バンドのずれを防止するずれ防止用溝が設けられることを特徴とする請求項3に記載の電気接続箱。
  5. 前記本体側半筒部の内周面及び前記ロアカバー側半筒部の内周面には、前記電線束の周方向に延びる突条が設けられ、
    前記第1半環部の外周面及び前記第2半環部の外周面には、前記突条に嵌合するため前記電線束の周方向に延びる嵌合溝が設けられることを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の電気接続箱。
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