JP2024035006A - レンジ用包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子レンジによる加熱後であっても、容易に引き裂いて開封可能な電子レンジ用包装袋を提供する。
【解決手段】
本発明によれば、可撓性を有するフィルムが袋形状に形成された電子レンジ用包装袋であって、前記フィルムは、第1基材層と、第2基材層と、シーラント層とが接着層を介してこの順で積層されて構成され、前記包装袋は、前記袋形状の周面を構成する周面部を備え、前記周面部には、前記周面部を引き裂くことにより前記包装袋を開封するための開封部が設けられ、前記開封部において、第2基材層の全体と前記シーラント層の一部に易引き裂き加工がなされている、包装袋が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、可撓性を有するフィルムが袋形状に形成された電子レンジ用包装袋に関するものである。
レトルト食品等の内容物を充填した包装袋であって、電子レンジにより加熱することができる包装袋が知られている。例えば、特許文献1に開示される包装袋には、自立させた状態における上部に切込み状の蒸気抜き手段が設けられ、電子レンジによる加熱時に蒸気抜き手段から蒸気を放出可能である。そして、加熱後に包装袋を開封することで、内容物を取り出すことができる。
特開2005-306426号公報
内容物を取り出す際に容易に包装袋を引き裂いて開封するために、例えば、直線カット性を有するフィルムを用いて包装袋を形成する等の工夫が行われている。包装袋を電子レンジにより加熱すると、このような工夫を行っても包装袋を真っ直ぐに引き裂きにくいという不具合が生じていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、電子レンジによる加熱後であっても、容易に引き裂いて開封可能な電子レンジ用包装袋を提供することを目的とする。
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1]可撓性を有するフィルムが袋形状に形成された電子レンジ用包装袋であって、前記フィルムは、第1基材層と、第2基材層と、シーラント層とが接着層を介してこの順で積層されて構成され、前記包装袋は、前記袋形状の周面を構成する周面部を備え、前記周面部には、前記周面部を引き裂くことにより前記包装袋を開封するための開封部が設けられ、前記開封部において、第2基材層の全体と前記シーラント層の一部に易引き裂き加工がなされている、包装袋。
[2][1]に記載の包装袋であって、前記易引き裂き加工は、ミシン目加工であり、前記開封部において、前記フィルムの厚さ方向に第2基材層の全体と前記シーラント層の一部とに切り込まれたミシン目が形成されている、包装袋。
[3][2]に記載の包装袋であって、前記ミシン目は、前記周面部の引き裂き方向に対して傾斜した複数の切り込みが前記引き裂き方向に沿って整列して構成される、包装袋。
[4][2]又は[3]に記載の包装袋であって、前記ミシン目は、第2基材層に切り込まれた部分において、第2基材層の一部である没入部が前記フィルムの厚さ方向に前記シーラント層に入り込むように形成されている、包装袋。
[5][2]から[4]のいずれか1項に記載の包装袋であって、前記ミシン目は、前記フィルムの厚さ方向に、前記シーラント層の厚さの5%~80%まで切り込まれて形成されている、包装袋。
[6][1]から[5]のいずれか1項に記載の包装袋であって、第2基材層は、延伸ナイロンフィルムにより構成される、包装袋。
[7][1]から[6]のいずれか1項に記載の包装袋であって、前記周面部には、前記開封部として、下側開封部と、前記下側開封部よりも上側に位置する上側開封部とが設けられる、包装袋。
[8][7]に記載の包装袋であって、前記周面部には、開閉部材が設けられ、前記開閉部材は、前記上側開封部において前記包装袋が開封されて形成される開口部を開閉可能に構成される、包装袋。
本願発明者は、第1基材層と、第2基材層と、シーラント層とを接着層を介してこの順で積層したフィルムで包装袋を構成し、包装袋を開封するための開封部において第2基材層の全体とシーラント層の一部に易引き裂き加工を施すことで、電子レンジによる加熱後であっても開封部を真っ直ぐに引き裂きやすくなることを見出し、本発明の完成に至った。
図1Aは、本発明の第1実施形態の包装袋1内に内容物が収容された状態の斜視図である。図1Bは、開封された状態における包装袋1の斜視図である。 包装袋1を平面視で示す図である。 包装袋1を構成するフィルムの断面図である。 図4Aは、図2の領域Aの拡大図である。図4Bは、図4AのB―B線におけるフィルムの断面図である。 底面部2を構成する底面フィルム20aの斜視図である。 図6Aは、周壁フィルム40の側面図である。図6Bは、周壁フィルム40の一部を切断した後の状態を示す。 図7Aは、前面フィルム43と背面フィルム44の間に、V字状の底部フィルム42を挿入した後の状態を示す。図7Bは、底部フィルム42を前面フィルム43と背面フィルム44のそれぞれに溶着した後の状態を示す。 本発明の第2実施形態の包装袋1を平面視で示す図である。 第2実施形態の包装袋1内に内容物が収容された状態の斜視図である。 図10A~図10Cは、第2実施形態の包装袋1の開口部22を開閉部材26により開閉する態様の説明図である。図10Aは、図8中のB-B断面図であり、図10Bは、図10A中の領域Fの拡大図であり、図10Cは、図10Bの開閉部材26を開いた状態を示す。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
1.第1実施形態
1-1.包装袋1
図1Aに示すように、本発明の第1実施形態の包装袋1は、可撓性を有するフィルムが袋形状に形成された電子レンジ用の包装袋である。包装袋1は、袋形状の周面を構成する周面部21を備える。また、包装袋1は、底面部2を備え、周面部21は底面部2から立ち上がるように設けられる。周面部21は、互いに対向する前面部3及び背面部4を備える。
図2は、包装袋1を平面視において示す図である。平面視とは、包装袋1内に内容物が含まれていない状態で包装袋1を平たくし、その状態で包装袋1の前面部3に垂直な方向から見ることを意味する。図2に示すように、包装袋1は、左右方向の中心線を基準として線対称となるように形成されている。なお、本開示では、図2の上下左右を包装袋1の上下左右として説明する。具体的には、底面部2側を下側、底面部2に対して前面部3(及び背面部4)側を上側とする。また、前面部3を手前に配置したときの左右を、包装袋1の左右とする。さらに、前面部3側を前側、背面部4側を後側とする。
前面部3及び背面部4は、その左右方向の端部(以下、側端ともいう)において互いに溶着(ヒートシール)されている。底面部2は、前面部3及び背面部4と溶着されている。このように、底面部2と、前面部3と、背面部4が互いに溶着されることによって、フィルムが袋形状となっている。また、包装袋1は、底面部2を下側にして自立可能である。
図1Aに示すように、内部に内容物を収容した場合には、包装袋1の上端に上端溶着部16が設けられ、包装袋1が封止される。包装袋1は、開封部24を境界にして、上下方向における上側の切り取り部5と、下側の本体部6を備える。開封部24において周面部21を周方向に引き裂いて切り取り部5を分離することによって、図1Bに示すように開口7が形成される。本体部6は、包装袋1内の内容物を食べる際に使用する食器としても利用可能である。
周面部21を構成するフィルムは、図3に示すように、第1基材層81と、第2基材層84と、シーラント層86とが接着層83,85を介してこの順で積層されて構成された積層フィルムである。なお、第1基材層81と第2基材層84との間に、印刷層82をさらに備えてもよい。
第1基材層81は、包装袋1の外表面に露出するように配置される。第1基材層81は、強度に優れて高い耐衝撃性を有する素材により形成されている。素材として、例えば、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリエチレン、ポリエステル等が用いられる。より具体的には、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、バリア性を有する樹脂を蒸着させた樹脂蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、シリカ蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、アルミナ蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、延伸ナイロンフィルム、延伸ポリプロピレンフィルム、又はポリプロピレン/エチレンービニルアルコール共重合体共押共延伸フィルム等を用いることができる。また、第1基材層81を構成するフィルムとして、MD方向(製造時においてフィルムが流れる方向)の直線カット性を有するものが好ましい。さらに、上述の観点から、第1基材層81を延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムにより構成することが好ましく、さらにバリア性を高める観点からは、樹脂蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、シリカ蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、又はアルミナ蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムにより構成することがより好ましい。
第1基材層81の厚さは、例えば、6~18μmであり、10~14μmであることが好ましい。第1基材層81の厚さは、具体的には例えば、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18μmであり、ここで例示した数値のいずれか2つの間の範囲内であってもよい。
第2基材層84は、第1基材層81とシーラント層86の間に配置される。第2基材層84は、強度及びバリア性に優れた素材により形成されている。素材として、第1基材層81と同様のものを用いることができる。また、第2基材層84を構成するフィルムとして、MD方向の直線カット性を有するものが好ましい。上述の観点及び比較的安価であることから、第2基材層84を延伸ナイロンフィルムにより構成することが好ましい。
第2基材層84の厚さは、例えば、12~23μmであり、15~20μmであることが好ましい。第2基材層84の厚さは、具体的には例えば、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23μmであり、ここで例示した数値のいずれか2つの間の範囲内であってもよい。
接着層83,85は、第1基材層81と第2基材層84、及び第2基材層84とシーラント層86を互いに積層するように接着するための層である。接着方法として例えばポリエチレン等を接着層83,85として用いた押し出しラミネートでもよく、接着材としてポリ酢酸ビニル系接着剤、ポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレン共重合体系接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、アミノ樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤等を用いたドライラミネートでもよい。
シーラント層86は、包装袋1の内表面に露出するように配置される。シーラント層86同士が溶着(ヒートシール)されることによって、溶着部が形成される。シーラント層86は、溶着性に優れた樹脂で形成可能である。シーラント層86としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-プロピレンブロック共重合体などのポリオレフィン系樹脂で形成することができ、より具体的には、無延伸ポリプロピレンや直鎖状低密度ポリエチレンを用いることができる。シーラント層86を構成するフィルムとしては、MD方向の直線カット性を有するものが好ましい。また、レトルト食品用の包装袋の場合、耐レトルト性(レトルト食品の製造時の殺菌処理において長時間高温高圧環境下に置かれた際の物性の安定性)に優れた素材であることが好ましい。上述の観点から、シーラント層86として耐レトルト性を有する無延伸ポリプロピレンフィルムを用いることが好ましい。
包装袋1の最内面となるシーラント層86には、包装袋1の内面に付着した内容物の滑落性を向上させるために易滑落処理を行ってもよい。易滑落処理は、シーラント層86に滑材を混合又は塗布したり、包装袋1の最内面に撥水撥油加工を行ったりすることによって行うことができる。易滑落処理は、開封部24の近傍と、切り取り部5に対して行うことが好ましい。包装袋1を倒した状態で加熱すると、開封部24や切り取り部5に内容物が移動し包装袋1の開封時に手やハサミが汚れる虞があるが、開封部24の近傍と切り取り部5に対して易滑落処理を行うことで、加熱後に包装袋1を立たせることで内容物が下側に落ち、上述のような事態を回避できる。易滑落処理は、フィルム作成時に行っても良いし、製袋時に行ってもよい。
シーラント層86の厚さは、例えば、46~64μmであり、50~60μmであることが好ましい。シーラント層86の厚さは、具体的には例えば、46、48、50、52、54、56、58、60、62、64μmであり、ここで例示した数値のいずれか2つの間の範囲内であってもよい。
一例として、本実施形態では、第1基材層81:延伸ポリエチレンテレフタレート(12μm)/印刷層82/第1接着層83(ドライラミネート)/第2基材層84:延伸ナイロン(15μm)/第2接着層85(ドライラミネート)/シーラント層86:無延伸ポリプロピレン(60μm)をこの順に積層した構成となっている。
なお、底面部2を構成するフィルムは、周面部21を構成するフィルムと同じ構成・物性を有するものを用いてもよく、異なる物性を有するものを用いてもよい。
前面部3には、図1Aに示すように、合掌部10が設けられている。合掌部10は、前面部3の上部と下部を構成するフィルムの内面同士を重ね合わせ溶着して形成されている。
図1A~図2に示すように、周面部21には開封部24が設けられている。開封部24は、周面部21を引き裂くことにより包装袋1を開封するための部位である。本実施形態では、開封部24は、合掌部10よりも底面部2に近い位置に、包装袋1を左右方向に横断して延在するように、周面部21の前面部3及び背面部4の両方に設けられている。
本実施形態では、開封部24は、周面部21を引き裂く際の起点となる引裂開始部24aと、易引裂加工部24bを備える。引裂開始部24aは、周面部21の引き裂きを容易にする部位であり、例えば切り欠きや切り込みによって構成される。引裂開始部24aは、開封部24の一方の端部に設けられてもよく、両端に設けられてもよい。なお、引裂開始部24aは、省略可能である。
開封部24の易引裂加工部24bにおいて、第2基材層84の全体とシーラント層86の一部に易引き裂き加工がなされている。本実施形態では、易引裂加工部24bにおいて、易引き裂き加工としてミシン目加工がなされている。
ミシン目は、図2に示す周面部21の引き裂き方向Dに沿って、すなわち開封部24の延在方向に沿って形成される。ミシン目の形状は特に限定されず、例えば、平面視において、引き裂き方向Dに平行な破線状であっても、引き裂き方向Dに対して傾斜した複数の直線が引き裂き方向Dに沿って整列した形状でも、全体として引き裂き方向Dに沿って延在する曲線形状であってもよい。また、ミシン目を、周面部21の引き裂き方向Dに沿って複数列形成してもよい。
図4Aは、図2の領域Aの拡大図である。本実施形態では、ミシン目24cが、平面視において引き裂き方向Dに対して傾斜した複数の切り込みが周面部21の引き裂き方向Dに沿って整列して構成される。具体的には、1対の直線状の傾斜線24c1,24c2からなる切り込みが、引き裂き方向Dに沿って複数列(一例として、3列)に整列するように形成されている。1対の傾斜線24c1,24c2は、引き裂き方向Dとの間に傾斜角度θ1,θ2をなす。ここで、本開示における傾斜角度θ1,θ2は、切り込みを構成する傾斜線24c1,24c2が引き裂き方向Dとの間になす角度のうち、小さい方の角度を指す。なお、引裂開始部24aが切り欠き又は切込みによって形成される場合、切り欠き又は切込みの先端(左右方向において包装袋1の中心線の側に位置する一端)は、中央列の切り込みと上下方向において略同一の高さとなるように配置されている。
図4Bは、図4AのB-B線におけるフィルムの断面図である。易引裂加工部24bにおいて、フィルムの厚さ方向に第2基材層84の全体とシーラント層86の一部とに切り込まれたにミシン目24cが形成されている。具体的には、ミシン目24cは、第2基材層84において外側(第1基材層81側)に位置する一方の表面からフィルムの厚さ方向に第2基材層84の全体に切り込まれ、切り込まれた部分において、第2基材層84の一部である没入部84aがフィルムの厚さ方向に陥没するようにシーラント層86に入り込んでいる。没入部84aにおける第2基材層84の厚さは、没入部84a以外の部分(ミシン目24cが形成されていない部分)における第2基材層84の厚さt1よりも小さくなっている。また、ミシン目24cは、フィルムの厚さ方向に第2接着層85の全体に切り込まれ、切り込まれた部分において第2接着層85の一部である没入部85aがフィルムの厚さ方向に陥没するようにシーラント層86に入り込んでいる。さらに、ミシン目24cは、シーラント層86において外側(第2基材層84側)に位置する一方の表面から厚さ方向の中途まで切り込まれている。また、第2基材層84の没入部84a及び第2接着層85の没入部85aがシーラント層86に入り込むことにより、第1基材層81と第2基材層84との間に空洞87が形成される。
ミシン目24cは、図4Bにおいて右側に図示されたミシン目24cのように、第2基材層84が完全には切断されないように(没入部84aが最も深く陥没した部分において切断されずに連続するように)形成されてもよいが、易引裂加工部24bをさらに引き裂きやすくする観点からは、図4Bにおいて左右方向の中央に図示されたミシン目24cのように、第2基材層84が完全に切断されるように(没入部84aが最も深く陥没した部分において切断されて非連続となるように)形成されることが好ましい。ミシン目24cの全数に対する第2基材層84が完全に切断されたミシン目24cの数は、好ましくは5%以上であり、さらに好ましくは30%以上である。同様に、ミシン目24cは、第2接着層85が完全には切断されないように形成されてもよいが、易引裂加工部24bをさらに引き裂きやすくする観点からは、第2接着層85が完全に切断されるように形成されることが好ましい。ミシン目24cの全数に対する第2接着層85が完全に切断されたミシン目24cの数は、好ましくは5%以上であり、さらに好ましくは30%以上である。
また、ミシン目加工は、第2基材層84よりも外側の層(本実施形態では、第1接着層83、印刷層82、及び第1基材層81)には施されていない。このように、第2基材層84の全体とシーラント層86の一部に易引き裂き加工としてミシン目24cを形成することで、電子レンジによる加熱後であっても開封部24の易引裂加工部24bを真っ直ぐに引き裂くことができる。また、ミシン目24cは、シーラント層86を貫通しておらず、また第1基材層81には形成されていないため、包装袋1の強度やバリア性を十分に確保することができる。
ミシン目24cは、フィルムの厚さ方向に、シーラント層86の一方の表面からシーラント層86の厚さの5%~80%まで切り込まれて形成されていることが好ましく、30%~60%まで切り込まれて形成されていることがさらに好ましい。また、図4Bに示すように、シーラント層86におけるミシン目24cの切り込みの深さ(厚さ方向の長さ)をt2とすると、t2/t1は、例えば、0.1~4であり、好ましくは0.5~2であり、具体的には例えば、0.1、0.5、1、1.5、2、2.5、3、3.5、4であり、ここで例示した数値のいずれか2つの間の範囲内であってもよい。シーラント層86に形成される切り込みが浅すぎると、電子レンジによる加熱後に易引裂加工部24bを引き裂きにくくなる場合がある。一方、当該切り込みが深すぎると、包装袋1の強度やバリア性が不十分となる場合がある。ミシン目24cが上述の構成であれば、加熱時に包装袋1内に発生した蒸気が蒸気抜きシール部11から排出されるまでの間に、切り込みが深すぎることでミシン目24cの形成箇所において包装袋1が破損する事態を回避できる。
また、引き裂き方向Dにおける空洞87の幅をt3とすると、易引裂加工部24bをさらに引き裂きやすくする観点から、t1<t3であることが好ましい。t3/t1の値は、例えば、1<t3/t1≦4であり、好ましくは1.5≦t3/t1≦3であり、具体的には例えば、1.1、1.5、2、2.5、3、3.5、4であり、ここで例示した数値のいずれか2つの間の範囲内であってもよい。
本実施形態の包装袋1では第2基材層84よりも外側の層にミシン目加工が施されていないため、包装袋1の製造においてフィルムを袋形状にした後に第2基材層84及びシーラント層86に上述のようなミシン目加工を施すことは、困難である。従って、包装袋1の製造では、後述するように、前面部3側及び背面部4側を構成する周壁フィルム40に対して易引裂加工部24bにそれぞれ対応する位置にミシン目24cを形成した後に、袋形状へと成形する。この際、前面部3及び背面部4を開封部24の易引裂加工部24bにおいて一緒に真っ直ぐ引き裂いて切り取り部5を分離しやすくするために、前面部3側及び背面部4側でミシン目24cが形成された領域同士が包装袋1の前後方向に重なるように、周壁フィルム40を成形する必要がある。引き裂き方向Dに対して傾斜した複数の切り込みが引き裂き方向Dに沿って整列するようにミシン目24cを形成することで、前面部3側及び背面部4側でミシン目24cが形成された領域同士の前後方向の重複範囲をより大きくすることができる。これにより、前面部3側のミシン目24cと背面部4側のミシン目24cとが前後方向に完全に重なっていなくても、ミシン目24cが形成された領域同士が前後方向に重複しているため、包装袋1の前面部3及び背面部4を開封部24の易引裂加工部24bにおいて一緒に真っ直ぐ引き裂きやすくなる。また、ミシン目24cを、図4Aに示すように、引き裂き方向Dに対する傾斜方向が異なる1対の直線状の傾斜線24c1,24c2からなる切り込みで構成したり、切込みを複数列に形成することで、前面部3側及び背面部4側でミシン目24cが形成された領域同士の重複範囲をさらに大きくすることができる。このような構成では、前面部3側及び背面部4側のミシン目24c同士の前後方向におけるずれがある程度許容されるため、包装袋1の製造が容易となる。
ここで、傾斜線24c1,24c2が引き裂き方向Dとの間になす傾斜角度θ1,θ2は、例えば、5~45°であり、好ましくは15~30°であり、具体的には例えば、5、10、15、20、25、30、35、40、45°であり、ここで例示した数値のいずれか2つの間の範囲内であってもよい。一例として、θ1=θ2=25°である。傾斜角度θ1,θ2が小さすぎると、前面部3側及び背面部4側でミシン目24cが形成された領域の重複範囲が小さくなり、上述の効果が得られにくくなる場合がある。また、傾斜角度θ1,θ2が大きすぎると、開封部24を真っ直ぐに引き裂きにくくなる場合がある。
また、上下方向における各傾斜線24c1,24c2の高さ(引き裂き方向Dと直行する方向における長さ)をd1とし、引き裂き方向Dにおいて隣接する傾斜線24c1,24c2の間隔をd2とすると、易引裂加工部24bをさらに引き裂きやすくする観点から、d2<d1であることが好ましい。d1/d2の値は、例えば、1<d1/d2≦1.4であり、好ましくは1.1≦d1/d2≦1.3であり、具体的には例えば、1.1、1.2、1.3、1.4であり、ここで例示した数値のいずれか2つの間の範囲内であってもよい。
また、引き裂き方向Dにおける各傾斜線24c1,24c2の幅をd3とすると、易引裂加工部24bをさらに引き裂きやすくする観点から、d2<d3であることが好ましい。d3/d2の値は、例えば、2≦d1/d2≦3.5であり、好ましくは2.5≦d1/d2≦3であり、具体的には例えば、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5であり、ここで例示した数値のいずれか2つの間の範囲内であってもよい。
図2に示すように、包装袋1には、蒸気抜きシール部11が形成されている。蒸気抜きシール部11は、合掌部10に設けられている。蒸気抜きシール部11は、他の溶着部よりも溶着強度が低い溶着部である。蒸気抜きシール部11では、包装袋1を加熱することにより内部に発生した蒸気によって包装袋1内の内圧が上昇すると、それに伴って蒸気流路が形成される。包装袋1内の蒸気は、蒸気抜きシール部11から外部へ排出される。
切り取り部5の上下方向の長さH1は、例えば6cm~10cmとすることができる。本体部6の上下方向の長さH2は、例えば6cm~14cmであり、内容物の取り出しやすさの観点からは、12cm以下が好ましく、10cm以下がさらに好ましい。H1は、具体的には例えば、6、7、8、9、10cmであり、ここで例示した数値のいずれか2つの間の範囲内であってもよい。H2は、具体的には例えば、6、7、8、9、10、11、12、13、14cmであり、ここで例示した数値のいずれか2つの間の範囲内であってもよい。さらに、長さH2は、内容物を収容する容積を確保する観点から、底面フィルム20aの中央線Eから下端までの長さH3よりも長いことが好ましい。H2-H3の値は、例えば2~8cmであり、具体的には例えば、2、3、4、5、6、7、8cmであり、ここで例示した数値のいずれか2つの間の範囲内であってもよい。
包装袋1の側端には、前面部3と背面部4を溶着する側端溶着部12が設けられている。これにより、前面部3と背面部4は、前後方向に固定されている。さらに、包装袋1の下端には、底面部2と前面部3、及び底面部2と背面部4を溶着する下端溶着部13が設けられている。下端溶着部13は、中央線Eより下端側に設けられた溶着部であって、包装袋1の側端及び下端(図2において、1点鎖線で囲まれた領域)において、底面部2と前面部3、及び底面部2と背面部4を溶着している。
包装袋1は、図5に示すように中央線EにおいてV字形に折り曲げられた底面フィルム20aが、前面部3と背面部4との間に挿入されて製造されている。底面フィルム20aの両端には、切り欠けRが形成されている。切り欠けRにおいて前面部3と背面部4が直接溶着され、図2に示すように前面部3と背面部4を前後方向に固定する固定部15が構成される。
図2に示すように、下端溶着部13の勾配部13aの外側には、エアポケット14が設けられている。エアポケット14は三角形状に形成され、下端溶着部13における溶着で外部に排出しきれなかった空気が残留する空間である。エアポケット14を設けることにより、下端溶着部13内の残留空気がエアポケット14に集まることとなり、溶着の強度が向上する。
包装袋1の下端での左右方向の長さL1は、電子レンジのターンテーブルに載置可能なサイズとする観点から、15~25cmが好ましく、18cm以上がさらに好ましい。より具体的には例えば、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25cmであり、ここで例示した数値のいずれか2つの間の範囲内であってもよく、例えば20cmとすることができる。また、包装袋1の内側における左右方向の長さL2は、10~23cmが好ましく、より具体的には例えば、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23cmであり、ここで例示した数値のいずれか2つの間の範囲内であってもよく、例えば18cmとすることができる。
1-2.包装袋1の製造方法
以下、図6A~図7Bを参照し、包装袋1の製造方法の概要を説明する。
包装袋1は、1枚の周壁フィルム40を用いて製造される。周壁フィルム40は、上述のように第1基材層81と、第2基材層84と、シーラント層86とが接着層83,85を介してこの順で積層されて構成された積層フィルムである。周壁フィルム40を製造する際には、まず第2基材層84とシーラント層86とが第2接着層85を介して積層されたフィルムを作製し、当該フィルムにおいて、開封部24の易引裂加工部24bに対応する部位の第2基材層84の全体と前記シーラント層86の一部に易引き裂き加工を行う。本実施形態では、当該フィルムの前面部3側及び背面部4側の易引裂加工部24bにそれぞれ対応する部位において、第2基材層84側から、厚さ方向に第2基材層84の全体とシーラント層86の一部とに切り込むようにミシン目24cが形成される。ミシン目24cの形成後、第1接着層83及び印刷層82を介して第1基材層81をさらに積層する。これにより、周壁フィルム40が得られる。
次に、図6Aに示すように、1枚の周壁フィルム40の端部の内面同士を重ね合わせるように成形して重ね合わせ部10aを形成する。この際、前面部3側のミシン目24cと背面部4側のミシン目24cとが包装袋1の前後方向に重なるように、周壁フィルム40が成形される。そして、図6Bに示すように、重ね合わせ部10aを溶着することで合掌部10を形成し、残りの部分で楕円状の環Cを形成する。これによって、互いに対向する前面フィルム43と背面フィルム44が得られる。周壁フィルム40は、図6Aの紙面垂直方向(搬送方向)に連続的に延びる長尺状のフィルムであり、フィルムロールから供給される。前面フィルム43と背面フィルム44は、図6Bの紙面垂直方向(搬送方向)に連続的に延びる長尺状のフィルムである。
なお、周壁フィルム40を加工して前面フィルム43と背面フィルム44を得る代わりに、前面フィルム43と背面フィルム44を別々のフィルムロールから供給してもよい。この場合、前面フィルム43には前面部3側の易引裂加工部24bのミシン目24cが、背面フィルム44には背面部4側の易引裂加工部24bのミシン目24cが形成され、前面部3側及び背面部4側のミシン目24c同士が包装袋1の前後方向に重なるように、前面フィルム43と背面フィルム44を重ね合わせる。
続いて、環Cの下端C1を切断し、図7Aに示すように、下端C1側から前面フィルム43と背面フィルム44の間に底部フィルム42を挿入する。底部フィルム42は、図7Aの紙面垂直方向(搬送方向)に連続的に延びる長尺状のフィルムである。次に、図7Bに示すように、底部フィルム42を前面フィルム43と背面フィルム44のそれぞれに溶着する。
続いて、図2の長さL1と同じピッチで、前面フィルム43と背面フィルム44を互いに溶着するように、搬送方向に垂直な方向に延びる横シール部(不図示)を形成する。次に、上端C2において前面フィルム43と背面フィルム44を分離して、上端を開口させる。さらに、横シール部に沿って前面フィルム43、背面フィルム44、及び底部フィルム42を分断する。これにより、図2に示す包装袋1が得られる。
2.第2実施形態
図8から図10Cを用いて、本発明の第2実施形態の包装袋1について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態では、図8及び図9に示すように、包装袋1の周面部21に、上側開封部25と、開閉部材26とが設けられている。上側開封部25は、周面部21を引き裂くことにより包装袋1の上端を開封するための部位である。上側開封部25は、上端溶着部16よりも下側、且つ合掌部10よりも上側に、包装袋1を左右方向に横断して延在するように、周面部21の前面部3及び背面部4の両方に設けられている。また、上側開封部25は、開封部24(「下側開封部」の一例)よりも上側に位置する。上側開封部25において周面部21を左右方向に沿って引き裂き、上端溶着部16を含む周面部21の上端側の部位を切り離すことで、図9に示すように、上方に開口した開口部22が形成される。
上側開封部25は、周面部21を引き裂く際の起点となる引裂開始部25aと、易引裂加工部25bを備える。引裂開始部25aは、周面部21の引き裂きを容易にする部位であり、例えば切り欠きや切り込みによって構成される。引裂開始部25aは、上側開封部25の一方の端部に設けられてもよく、両端に設けられてもよい。なお、引裂開始部25aは、省略可能である。
易引裂加工部25bにおいて、周面部21を構成するフィルムの第2基材層84の全体とシーラント層86の一部に易引き裂き加工がなされている。本実施形態では、易引裂加工部25bにおいて、易引き裂き加工としてミシン目加工がなされている。なお、易引裂加工部25bにおけるミシン目加工の詳細な構成は、第1実施形態の開封部24の易引裂加工部24bにおけるミシン目加工と同様であり、説明は割愛する。
このような構成により、周面部21を、上側開封部25の易引裂加工部25bにおいて真っ直ぐに引き裂くことができる。
開閉部材26は、上側開封部25において包装袋1が開封されて形成される開口部22を開閉可能に構成されている。開閉部材26は、上下方向において上側開封部25と開封部24の間に位置し、合掌部10よりも包装袋1の上端に近い側に位置する。図10A~図10Cは、包装袋1の開口部22を開閉部材26により開閉する態様の説明図であり、図中における前面部3及び背面部4の上端は、易引裂加工部25bの形成箇所に一致する。また、図10Bに示した位置Jは、上下方向における上側開封部25の下端の位置(本実施形態では、図8に示した引裂開始部25aの下端の位置J)を示す。開閉部材26は、互いに係合可能な前面側係合部材26aと背面側係合部材26bを備える。前面側係合部材26aの基部26a1、及び背面側係合部材26bの基部26b1は、それぞれ前面部3及び背面部4の内面に溶着することにより固定される。図10Bに示すように前面側係合部材26aのフック部26a2と背面側係合部材26bのフック部26b2が係合されることによって開口部22が閉じられ、図10Cに示すように係合が解除されることによって開口部22が開かれる。
なお、基部26a1,26b1は、その全面が前面部3及び背面部4にそれぞれ溶着されていてもよいが、フック部26a2,26b2よりも上側及び下側に位置する面でそれぞれ溶着されることが好ましい。さらに、背面側係合部材26bの基部26b1については、フック部26b2よりも上側及び下側に位置する面において背面部4の内面に溶着し、合掌部10が設けられる前面部3に溶着される前面側係合部材26aについては、フック部26a2よりも上側の面を前面部3の内面に溶着し、フック部26a2よりも下側の面を前面部3に対して未溶着とすることがより好ましい。換言すれば、基部26a1の下端からフック部26a2の上端まで延在するように、前面部3との未溶着部を設けることがより好ましい。この場合、加熱された包装袋1の内圧が上昇して膨らんだときに、開閉部材26を開く方向の力が開閉部材26に加わりにくくなり、開閉部材26からの内容物の漏れや蒸気抜けが抑制される。
また、図10Bに示すように、フック部26a2,26b2のうち上側に位置するものの上端(本実施形態では、背面側係合部材26bのフック部26b2の上端)と開口部22の周縁(換言すれば、上側開封部25の易引裂加工部25b)との上下方向における距離d4は、5mm以上とすることが好ましく、例えば10mmとすることができる。また、開閉部材26の上端(換言すれば、基部26a1,26b1の上端)と上側開封部25の下端(本実施形態では、引裂開始部25aの下端)との上下方向における距離d5は、1mm以上とすることが好ましく、例えば2mmとすることができる。距離H6,H7を上述のように設定することで、開閉部材26により開口部22を開く際に包装袋1の上端に指をかけるための持ち代を、十分に大きく確保することができる。
なお、切り取り部5の上下方向の長さH1は、例えば6~14cmとすることができ、本実施形態では10cmである。本体部6の上下方向の長さH2は、例えば4~20cmであり、好ましくは6~18cmであり、本実施形態では7cmである。
3.他の実施形態
以上、実施形態について説明してきたが、本開示における技術的思想は、以下の態様においても採用することができる。
・包装袋1は、底面フィルム20aにより構成される底面部2を備えていなくてもよい。その場合は、前面部3及び背面部4が包装袋1の下側において互いに溶着されて包装袋1の底部を構成することができる。
・包装袋1は、蒸気抜きシール部11を備えていてなくてもよい。その場合は、例えば包装袋1を開封部24において少しだけ開封して加熱の際に発生した蒸気を排出することができる
・蒸気抜きシール部11は、合掌部10以外の部分に設けられていてもよい。
・包装袋1は、合掌部10を備えていなくてもよい。
・包装袋1の製造方法は、上述の実施形態で説明した方法に限定されることはない。
以上、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 :包装袋
2 :底面部
3 :前面部
4 :背面部
5 :切り取り部
6 :本体部
7 :開口
10 :合掌部
10a :合わせ部
11 :蒸気抜きシール部
12 :側端溶着部
13 :下端溶着部
13a :勾配部
14 :エアポケット
15 :固定部
16 :上端溶着部
20a :底面フィルム
21 :周面部
22 :開口部
24 :開封部
24a :引裂開始部
24b :易引裂加工部
24c :ミシン目
24c1 :傾斜線
24c2 :傾斜線
25 :上側開封部
25a :引裂開始部
25b :易引裂加工部
26 :開閉部材
26a :前面側係合部材
26a1 :基部
26a2 :フック部
26b :背面側係合部材
26b1 :基部
26b2 :フック部
40 :周壁フィルム
42 :底部フィルム
43 :前面フィルム
44 :背面フィルム
81 :第1基材層
82 :印刷層
83 :第1接着層
84 :第2基材層
84a :没入部
85 :第2接着層
85a :没入部
86 :シーラント層
87 :空洞

Claims (8)

  1. 可撓性を有するフィルムが袋形状に形成された電子レンジ用包装袋であって、
    前記フィルムは、第1基材層と、第2基材層と、シーラント層とが接着層を介してこの順で積層されて構成され、
    前記包装袋は、前記袋形状の周面を構成する周面部を備え、
    前記周面部には、前記周面部を引き裂くことにより前記包装袋を開封するための開封部が設けられ、
    前記開封部において、第2基材層の全体と前記シーラント層の一部に易引き裂き加工がなされている、包装袋。
  2. 請求項1に記載の包装袋であって、
    前記易引き裂き加工は、ミシン目加工であり、
    前記開封部において、前記フィルムの厚さ方向に第2基材層の全体と前記シーラント層の一部とに切り込まれたミシン目が形成されている、包装袋。
  3. 請求項2に記載の包装袋であって、
    前記ミシン目は、前記周面部の引き裂き方向に対して傾斜した複数の切り込みが前記引き裂き方向に沿って整列して構成される、包装袋。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の包装袋であって、
    前記ミシン目は、第2基材層に切り込まれた部分において、第2基材層の一部である没入部が前記フィルムの厚さ方向に前記シーラント層に入り込むように形成されている、包装袋。
  5. 請求項2又は請求項3に記載の包装袋であって、
    前記ミシン目は、前記フィルムの厚さ方向に、前記シーラント層の厚さの5%~80%まで切り込まれて形成されている、包装袋。
  6. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の包装袋であって、
    第2基材層は、延伸ナイロンフィルムにより構成される、包装袋。
  7. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の包装袋であって、
    前記周面部には、前記開封部として、下側開封部と、前記下側開封部よりも上側に位置する上側開封部とが設けられる、包装袋。
  8. 請求項7に記載の包装袋であって、
    前記周面部には、開閉部材が設けられ、
    前記開閉部材は、前記上側開封部において前記包装袋が開封されて形成される開口部を開閉可能に構成される、包装袋。
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