JP2024024211A - 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ケアスタッフによるケア対象者の行動への影響が考慮された、ケアスタッフの業務に関する適切な評価が可能な、情報処理システムを提供する。【解決手段】所定の時間でのケア対象者に関するケア対象者関連データ、および所定の時間でのケアスタッフに関するケアスタッフ関連データを取得する取得部と、ケア対象者関連データおよびケアスタッフ関連データに基づいて、ケアスタッフの業務に関する評価値を算出する演算部と、を有する情報処理装置。【選択図】図15

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムに関する。
介護老人福祉施設や病院等の看介護施設において、介護や看護等のケアの対象となるケア対象者(例えば、被看護者や被介護者)は、看介護施設内で、歩行中に転倒したり、ベッドから転落して怪我したりするおそれがある。そのため、入居者であるケア対象者がこのような状態になったときに看護師や介護士等のケアスタッフがすぐに対応でき、かつケアスタッフの負担の軽減が可能な、入居者の見守りを行うシステムの開発が進められている。
下記特許文献1には次の先行技術が開示されている。スタッフの操作により検出のオン/オフを切り替え可能な複数のリードスイッチと、リードスイッチに接続される受信機と、各スタッフに携帯され、電波を送信する複数の携帯型送信機と、を備える。そして、受信機により、リードスイッチのいずれかがオンに切り替えられたことが検出された後、携帯端末から受信される電波の電界強度が閾値以上である期間を、オンとなったリードスイッチの設置場所にスタッフが滞在している期間として検出する。これにより、コストの低減およびスタッフの作業効率の向上を実現しつつスタッフがどの患者に対する看護業務を行ったかを特定できる。
下記特許文献2には次の先行技術が開示されている。スタッフが使用する入力端末においてスタッフの名前を選択する第1の操作が行われたときの時刻を介護行為の開始時刻として入力し、第1の操作が行われることで表示される対応中画面において入力操作を次に進める第2の操作が行われた時刻を介護行為の終了時刻として入力する。その後、介護記録の登録を指示する第3の操作が行われた時刻を介護記録が終了した時刻として入力する。これにより、介護業務にかかっていた時間と、介護記録の入力操作業務にかかっていた時間とを分けて記録できるので、スタッフの業務スキルを適切に評価できる。
下記特許文献3には次の先行技術が開示されている。介護者の運動強度等の活動量と活動時間とをセンサーにより検知し、運動強度等が基準値以上である時間の活動時間に対する割合が、規定割合以上であれば、介護者の「負担あり」と判定し、規定割合未満であれば「負担なし」と判定し、判定結果を出力する。これにより、介護者の作業負担を定量化して判定できる。
特開2020-16962号公報 特開2021-111186号公報 特開2020-35140号公報
しかし、ケアスタッフの行動がケア対象者の行動に影響を与えることがあり、上記先行技術は、当該影響を与えられたことにより生じたケア対象者の行動なのか、当該影響がないケア対象者の行動なのか判別できない。このため、上記先行技術は、ケアスタッフによるケア対象者の行動への影響が考慮された、ケアスタッフの業務に関する評価ができないという問題がある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものである。すなわち、ケアスタッフによるケア対象者の行動への影響が考慮された、ケアスタッフの業務に関する適切な評価が可能な、情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)所定の時間における、ケア対象者に関するケア対象者関連データ、および前記所定の時間における、ケアスタッフに関するケアスタッフ関連データを取得する取得部と、前記ケア対象者関連データおよび前記ケアスタッフ関連データに基づいて、前記ケアスタッフの業務に関する評価値を算出する演算部と、を有する情報処理装置。
(2)前記ケア対象者関連データは、前記ケア対象者の状態または行動を検知した検知データである、上記(1)に記載の情報処理装置。
(3)前記検知データは、前記ケア対象者の前記状態または前記行動の検知履歴を含み、前記ケアスタッフ関連データは、前記ケアスタッフの行動履歴を含み、前記演算部は、前記検知履歴と前記行動履歴とに基づいて、前記ケアスタッフの行動が与える前記ケア対象者への影響を示す前記評価値を算出する、上記(2)に記載の情報処理装置。
(4)前記評価値に基づいて前記業務が不適切と判定したときにアラームを出力する出力制御部を有する、上記(1)に記載の情報処理装置。
(5)前記演算部は、前記ケア対象者関連データと、前記ケアスタッフ関連データと、の比較により前記評価値を算出する、上記(1)に記載の情報処理装置。
(6)前記ケア対象者関連データは前記ケア対象者へのケアに要する必要業務量であり、前記ケアスタッフ関連データは前記ケアスタッフの業務キャパシティである、上記(5)に記載の情報処理装置。
(7)前記ケア対象者関連データは前記ケア対象者によるケアコールの回数であり、前記ケアスタッフ関連データは前記ケアスタッフの業務キャパシティである、上記(5)に記載の情報処理装置。
(8)前記検知履歴は、前記ケア対象者の起床の前記検知履歴であり、前記行動履歴は、前記ケアスタッフの巡回の履歴であり、前記演算部は、前記行動履歴における前記ケア対象者の居室への前記ケアスタッフの訪問数に対する、前記検知履歴における前記ケア対象者の起床の検知数の、所定時間帯ごとの割合を、前記評価値として算出する、上記(3)に記載の情報処理装置。
(9)前記検知履歴は、前記ケア対象者の起床の前記検知履歴であり、前記行動履歴は、前記ケアスタッフの巡回の履歴であり、前記演算部は、前記検知履歴において前記ケア対象者の起床の検知数がピークを形成する時間と、前記行動履歴における前記ケア対象者の居室への前記ケアスタッフの訪問時間との相関を示す前記評価値を算出する、上記(3)に記載の情報処理装置。
(10)前記検知履歴は、前記ケア対象者の起床の前記検知履歴であり、前記行動履歴は、前記ケアスタッフの巡回の履歴であり、前記演算部は、前記行動履歴における前記ケア対象者の居室への前記ケアスタッフの訪問時間を含む前後所定時間内における、前記検知履歴において前記居室で起床が検知された数の、前記行動履歴における前記ケア対象者の前記居室への前記ケアスタッフの訪問数に対する割合を、前記評価値として算出する、上記(3)に記載の情報処理装置。
(11)前記検知履歴は、前記ケア対象者の起床の前記検知履歴であり、前記行動履歴は、前記ケアスタッフの歩数の履歴であり、
前記演算部は、前記所定の時間における前記検知履歴における起床の検知数と、前記所定の時間における前記行動履歴における前記歩数との間の相関係数を前記評価値として算出する、上記(3)に記載の情報処理装置。
(12)所定の時間における、ケア対象者に関するケア対象者関連データ、および前記所定の時間における、ケアスタッフに関するケアスタッフ関連データを取得するステップ(a)と、前記ケア対象者関連データおよび前記ケアスタッフ関連データに基づいて、前記ケアスタッフの業務に関する評価値を算出するステップ(b)と、を有する情報処理方法。
(13)所定の時間における、ケア対象者に関するケア対象者関連データ、および前記所定の時間における、ケアスタッフに関するケアスタッフ関連データを取得するステップ(a)と、前記ケア対象者関連データおよび前記ケアスタッフ関連データに基づいて、前記ケアスタッフの業務に関する評価値を算出するステップ(b)と、を有する処理をコンピューターに実行させる情報処理プログラム。
所定時間のケア対象者に関するケア対象者関連データ、および当該所定時間のケアスタッフに関するケアスタッフ関連データに基づいて、ケアスタッフの業務に関する評価値を算出する。これにより、ケアスタッフによるケア対象者の行動への影響が考慮された、ケアスタッフの業務に関する適切な評価ができる。
実施形態に係るケアサポートシステムの全体構成を示す図である。 検知部が配置された、ケア対象者の居室内を示す図である。 検知部のハードウェア構成を示すブロック図である。 サーバーのハードウェア構成を示すブロック図である。 制御部の、ケアに関する評価値を算出する機能のブロック図である。 必要業務量と、業務キャパシティの時間推移のグラフを示す図である。 ケア業務ごとの、ケア対象者一人のケアに必要な標準時間を、要介護度別に示す、要介護度別ケア業務標準時間表を示す図である。 ケア業務のスケジュールを示す図である。 個人毎の事情データの例を示す図である。 ケアコール回数と、業務キャパシティの時間推移のグラフを示す図である。 巡回時間帯と、起床通知数との関係のグラフを示す図である。 固定端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 携帯端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 イベント通知画面の例を示す図である。 ケアサポートシステムの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る、情報処理システム、情報処理方法、および情報処理プログラムについて説明する。なお、図面において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、実施形態に係るケアサポートシステム1の全体構成を示す図である。
図1に示すように、ケアサポートシステム1は、複数の検知部10、サーバー20、固定端末30、および1つ以上の携帯端末40を有する。これらは、有線や無線によって、LAN(Local Area Network)、電話網またはデータ通信網等のネットワーク50を介して、相互に通信可能に接続される。ネットワーク50は、通信信号を中継する中継機を備えてもよい。図1に示す例では、検知部10、サーバー20、固定端末30、および携帯端末40が、アクセスポイント51を含む無線LAN等(例えばIEEE802.11規格によるLAN)のネットワーク50によって、相互に通信可能に接続されている。ケアサポートシステム1は情報処理装置を構成する。情報処理装置は、サーバー20のみにより構成されてもよい。
ケアサポートシステム1は、例えば、病院や老人福祉施設等の建物に好適に配設される。図1に示す例では、ケアサポートシステム1は、複数のケア対象者80がそれぞれ入居する複数の居室やケアステーションを含む複数の部屋を備える施設の建物内に配置されている。以下、ケア対象者80がそれぞれ入居する居室を単に「居室」とも称する。
検知部10は、ケア対象者80の観察領域である、各フロア(フロアA~C)の居室にそれぞれ配置される。図1に示す例では、フロアAにおいて、4つの検知部10がケア対象者80であるaさん、bさん、cさん、およびdさんの居室にそれぞれ配置されている。なお、図示は省略するが、その他のフロアにおいても、複数の検知部10が、ケア対象者80の居室にそれぞれ配置されている。ケアスタッフ70はそれぞれ携帯端末40を携帯している。サーバー20はネットワーク50に接続されている外部のサーバーであってもよい。また、固定端末30を省略し、サーバー20または携帯端末40がその機能を有してもよい。
(検知部10)
図2は、検知部10が配置された、ケア対象者80の居室内を示す図である。図3は、検知部10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、カメラ14および体動センサー15は、例えば居室の天井に配置される。カメラ14および体動センサー15は、壁の上部に配置されてもよく、ベッド90に取り付けられてもよい。ケアコール部16は、例えば壁の適当な位置に配置される。
図3に示すように、検知部10は、制御部11、通信部12、記憶部13、カメラ14、体動センサー15、およびケアコール部16を備え、これらの構成要素はバスにより相互に接続される。各構成要素は、単一の筐体内に実装されてもよく、それぞれ個別の筐体に実装されてもよい。
制御部11は、CPU、RAMおよびROM等を備える。制御部11は、プログラムに従って検知部10の各部の制御および演算処理を行う。制御部11の機能の詳細については後述する。
通信部12は、LANを介して、例えば、サーバー20等と通信するためのインターフェース回路(例えばLANカード、無線通信回路等)である。
記憶部13は、HDDおよび/またはSSD等を備える。記憶部13は、各種プログラムおよび各種データを記憶する。
カメラ14は、例えばベッド90を含む撮影領域を撮像し、撮影画像(画像データ)を出力し得る。カメラ14は、撮像光学系と2次元撮像素子とを含んで構成され得る。撮影画像には、静止画および動画が含まれる。カメラ14は、例えば可視光カメラまたは近赤外線カメラであり得る。以下、カメラ14により撮影された撮影画像を、単に「撮影画像」とも称する。
体動センサー15は、所定の照射領域にマイクロ波を送信し、反射波を受信することにより、ケア対象者80の体動(例えば呼吸動)によって生じたマイクロ波のドップラシフトを体動として検知する。所定の照射領域は、ケア対象者80に対しマイクロ波の照射が可能な領域であり、例えば、ベッド90の一部または全部を含む領域とし得る。体動センサー15により、ケア対象者80の呼吸動作に伴う胸部の体動(胸部の上下動)を検知し、その胸部の体動における周期の乱れや、予め設定された閾値以下の、胸部の体動における振幅を検知することで、微体動異常を検知する。
ケアコール部16は、押しボタン式のスイッチを含み、スイッチがケア対象者80によって押されることでケアコールを検知する。押しボタン式のスイッチに換えて、音声マイクによりケア対象者80の音声に基づいてケアコールを検知してもよい。なお、ケアコール部16は、携帯端末40との音声通話用のマイクおよびスピーカーを備えてもよい。
制御部11の機能について説明する。
制御部11は、撮影画像から、ケア対象者80の行動を認識する。この認識する行動には、例えば、起床、離床、離座、転倒、転落、歩行、および外出が含まれる。
制御部11は、複数の撮影画像(例えば動画像)から画像のシルエット(以下、「人シルエット」と称する)を検知する。人シルエットは、例えば、撮影時刻が前後する画像を差分する時間差分により差分が相対的に大きい画素の範囲を抽出することで検知され得る。人シルエットは、撮影画像から背景画像を差分する背景差分法により検知されてもよい。人シルエットは、学習済みのニューラルネットワークのモデルを用いて撮影画像から検知される関節点により代替されてもよい。ケア対象者80の行動は、人シルエットに基づいて認識されるケア対象者80の姿勢(例えば、立位、座位、および臥位)の時間的変化から検知され得る。ケア対象者80の行動は、人シルエットとベッド90等の居室内の設置物との相対的な位置関係から検知されてもよい。例えば、「起床」は、撮影画像における座標領域として予め設定されたベッド90の領域を人シルエットが横切った行動(状態)として検知されてもよい。制御部11は、予め設定される所定の行動または状態(イベント)を検知した場合、検知された所定の行動または状態、検知部10を特定するユニークなID(例えばMACアドレスまたはIPアドレス)、および検知時刻を含むイベント通知を、通信部12を介してサーバー20へ送信する。イベント通知は、ケアスタッフ70等に報知されるべきケア対象者80の行動や状態等の情報を含む通知である。所定の行動には、例えばケア対象者80の起床、離床、離座、および転倒等が含まれる。所定の状態には、例えば微体動異常等が含まれる。
イベント通知には、検知部10を特定するユニークなIDに代えてケア対象者80の氏名が含まれてもよい。この場合、制御部11は、予め記憶部13に記憶された、検知部10を特定するユニークなIDとケア対象者80の氏名の対応関係が登録されたテーブルを用いて、当該IDに基づいてケア対象者80の氏名を特定し得る。以下、説明を簡単にするために、イベント通知にはケア対象者80の氏名が含まれるものとして説明する。
なお、ケア対象者80の所定の行動の検知は、サーバー20により行われてもよい。この場合、制御部11は、サーバー20へ撮影画像を送信する。
制御部11は、体動センサー15により微体動異常が検知されたときは、検知された微体動異常、ケア対象者80の氏名、および検知時刻を含むイベント情報を通知するイベント通知を、通信部12を介してサーバー20へ送信する。
制御部11は、ケアコール部16によりケアコールが検知されたときは、ケアコールの発生、ケア対象者80の氏名、および検知時刻を含むイベント情報を通知するイベント通知を、通信部12を介してサーバー20へ送信する。
イベント通知により通知される対象(以下、「イベント通知の対象」とも称する)には、上述の例のように、ケア対象者80の所定の行動、微体動異常、およびケアコールが含まれ得る。イベント通知の対象は、ケア対象者80ごとに設定され得る。具体的には、例えば、イベント通知の対象として「起床」が設定されていないケア対象者80の撮影画像から「起床」の行動が検知されたとしても、制御部11はイベント通知を送信しないようにし得る。
(サーバー20)
図4は、サーバー20のハードウェア構成を示すブロック図である。サーバー20は、制御部21、通信部22、および記憶部23を備え、これらはバスにより相互に接続される。
制御部21は、CPU、RAM、およびROM等を備える。制御部21は、プログラムに従ってサーバー20の各部の制御および演算処理を行う。制御部21の機能の詳細については後述する。
通信部22は、LANを介して、例えば、検知部10、固定端末30、および携帯端末40等と通信するためのインターフェース回路により構成される。
記憶部23は、HDDまたはSSDにより構成され、各種プログラムおよび各種データを記憶する。
制御部21の機能について説明する。
制御部21は、イベント通知を、通信部22を介して検知部10から受信し、イベント通知の番号を付加して、固定端末30および携帯端末40へ送信(転送)し得る。なお、サーバー20が撮影画像からケア対象者80の所定の行動を検知する場合は、制御部21は、イベント通知の番号、検知した所定の行動等、ケア対象者80の氏名、および検知時刻を含むイベント通知を生成し、固定端末30および携帯端末40へ送信し得る。
制御部21は、イベント通知を送信した携帯端末40のいずれかから、当該イベント通知の番号、当該イベント通知に担当として対応する意思、携帯端末40を特定するユニークなID(例えばMACアドレスまたはユーザーID)、および対応する意思の入力時間が含まれる対応通知を、通信部22を介して受信する。後述するように、携帯端末40においてイベント通知が表示されるイベント通知画面(図14参照)には、当該イベント通知に担当として対応する意思を示す際にケアスタッフ70により選択される対応ボタン441が表示される。携帯端末40は、当該対応ボタンが選択されたとき(対応する意思が入力されたとき)に対応通知を、サーバー20へ送信する。
図5は、制御部21の、ケアに関する評価値を算出する機能のブロック図である。ケアスタッフ70のケア(業務)に関する評価値(以下、単に「評価値」とも称する)は、ケアスタッフ70の業務であるケアの適切さの度合いを示す数値であり得る。
図5に示すように、制御部21は、取得部211、演算部212、および出力制御部213として機能する。
取得部211は、所定の時間でのケア対象者80に関するケア対象者関連データ、および当該所定の時間でのケアスタッフ70に関するケアスタッフ関連データを取得する。ケア対象者関連データは、ケア対象者80に関連するデータである。ケアスタッフ関連データは、ケアスタッフ70に関連するデータである。
ケア対象者関連データには、例えば、ケア対象者80へのケアに必要な必要業務量、および検知部10等により検知される検知データが含まれる。必要業務量には、必要とされた業務量の実績、および予定される業務量が含まれ得る。検知データは、ケア対象者80の状態または行動を検知した検知データであり得る。具体的には、検知データはケア対象者80の状態または行動の検知履歴であり得る。
ケアスタッフ関連データには、ケアの業務キャパシティ(投入業務量)、およびケアスタッフ70の行動が含まれる。ケアスタッフ関連データは、ケアスタッフ70の行動履歴であり得る。
取得部211は、ケア対象者関連データおよびケアスタッフ関連データを、例えば、他の装置(固定端末30、および検知部10等の検知装置を含む)から通信部22を介して受信し、または記憶部23から読み出すことにより取得する。
演算部212は、取得された、ケア対象者関連データ、およびケアスタッフ関連データに基づいて、評価値を算出する。評価値は、ケア対象者関連データ、およびケアスタッフ関連データに基づいて算出されるため、ケアスタッフ70の行動が与えるケア対象者への影響を示している。
出力制御部213は、評価値に基づいてケアスタッフ70のケア(業務)が不適切と判定したときに、アラームを出力する。アラームは、ケアが不適切であることを報知する警告である。出力制御部213は、評価値の性質に応じて、例えば、評価値が所定の閾値以上または以下であると判断したときにケアが不適切と判定する。出力制御部213は、評価値が所定の閾値範囲外であると判断したときにケアの状態が不適切と判定してもよい。以下、ケアが不適切かどうかの判定の基準とする閾値を、「判定閾値」と称する。アラームの出力には、表示、通知、送信、および用紙への印刷等が含まれる。具体的には、アラームの出力には、例えば、固定端末30の表示部34および/または各携帯端末40の入力表示部44へのアラームの表示画面(ポップアップ画面を含む)の表示、固定端末30等の他の装置へのアラームの通知または送信、ならびに、画像形成装置によるアラームの用紙への印刷が含まれる。
(評価値の算出例1)
ケア対象者関連データがケア対象者80のケアに必要な業務量(以下、単に「必要業務量」と称する)で、ケアスタッフ関連データがケアの業務キャパシティ(以下、単に「業務キャパシティ」と称する)である場合の評価値の算出について説明する。評価値は、ケア対象者関連データと、ケアスタッフ関連データとの比較により算出され得る。必要業務量はケア対象者80ごとのケア業務の内容および要介護度に基づいて算出される。業務キャパシティは、業務シフトに基づくケアスタッフ70の工数(時間ごとに割り当てられるケアスタッフ70の人数)である。
必要業務量は、後述する入力された情報(時間長さ、対象時間帯、人数、等)から、所定の演算機能(例えば、プログラムに基づく演算)により、単位時間帯あたりの必要業務量として算出され得る。業務キャパシティは、入力されたケアスタッフのシフト情報(勤務のシフト種による就業時間帯と各シフト種の従事者数)から所定の演算機能により、単位時間帯あたりの業務キャパシティとして算出され得る。算出された、必要業務量および業務キャパシティの両方が反映された評価値が、所定の演算機能により算出され得る。また、所定の演算機能は、必要に応じて後述のグラフを描画する機能を含む。
評価値は、現状入居者と現状スタッフによる典型例の入力による評価値でも良いし、また日毎の介護計画とシフト情報入力により、日毎に算出され、評価してもよい。
図6は、必要業務量と、業務キャパシティの時間推移のグラフを示す図である。図7は、ケア業務ごとの、ケア対象者80一人のケアに必要な標準時間を、要介護度別に示す、要介護度別ケア業務標準時間表を示す図である。図8は、ケア業務のスケジュールを示す図である。
必要業務量は、図8に示すスケジュールにおいて実行されるケア業務ごとに、当該ケア業務の対象となるケア対象者80の要介護度ごとの人数に、図7に示す要介護度ごとの標準時間を乗算し、得られた値を積算することで算出される。施設に入居しているケア対象者80の人数および要介護度は、予め記憶部23に記憶させることで予め登録され、利用され得る。業務キャパシティは、シフト表に基づいて算出され得る。具体的には、シフト表における各シフトの勤務時間帯と1日における各シフトに従事する人数の入力から、サーバーのプログラムにより単位時間帯あたりの業務キャパシティが計算される。或いは、シフト表情報が例えば既存の表計算ソフト等による電子データの場合は、上記プログラムが、当該シフト表から各シフトの勤務時間帯と1日における各シフトに従事する人数を読み込み、算出することも可能である。評価に使うシフト表は、目的に応じて大きく評価したいときには平均的なシフト表を採用し、より詳細に評価する場合には日々のシフト表を採用して日々評価する。
図6に示すグラフにおいては、時間(時間帯)ごとの必要業務量と業務キャパシティとが、それぞれ棒グラフと折れ線グラフとにより示されている。グラフの横軸は時間(時刻)を示し、縦軸は単位時間(10分間)ごとの人数[人]を示している。グラフにおいて、必要業務量[人]より業務キャパシティ[人]が小さい時間は、必要なケアに対し投入されている業務量が不足していると考えられる。一方、必要業務量より業務キャパシティが大きい時間は、必要なケアに対し投入されている業務量が余剰していると考えられる。従って、必要業務量と業務キャパシティとの差の絶対値が大きいほどケア(具体的には、ケアの状態)が不適切になっている可能性が高いと考えられる。ケアが不適切になるのは、ケアスタッフ70の業務量が不足していることが各ケアスタッフ70の行動に影響し、さらにケアスタッフ70の行動(ケア)を介して、ケア対象者80の状態または行動に影響し得るからである。具体的には、例えば、ケアスタッフ70の業務量の不足により、無意識に丁寧さに欠けるケアが行われることにより、ケア対象者80が不安に思い、睡眠時間や食事の摂取量が減少するようなことが考えられる。
本例においては、評価値および判定閾値は、具体的には次のようにされ得る。
(1)評価値:単位時間ごとの必要業務量と業務キャパシティの差の絶対値、判定閾値:各単位時間帯で1人
(2)評価値:単位時間ごとの必要業務量と業務キャパシティの差の絶対値の1日平均、判定閾値:1人
(3)評価値:単位時間ごとの必要業務量と業務キャパシティの差の絶対値、および当該絶対値の1日平均、判定閾値:当該絶対値について3人、当該絶対値の1日平均について1人
(4)評価値:単位時間ごとの必要業務量と業務キャパシティの差の絶対値の1日の積算値、判定閾値:1人または2人
上記(1)の例においては、評価値である、単位時間ごとの必要業務量と業務キャパシティの差の絶対値が、判定閾値である1人以上であると判断された場合、ケアが不適切と判定される。
上記(2)の例においては、評価値である、単位時間ごとの必要業務量と業務キャパシティの差の絶対値の1日平均が、判定閾値である1人以上であると判断された場合、ケアが不適切と判定される。
上記(3)の例においては、評価値である、単位時間ごとの必要業務量と業務キャパシティの差の絶対値、および当該絶対値の1日平均が、それぞれ3人以上、および1人以上であると判断された場合、ケアが不適切と判定される。
上記(4)の例においては、評価値である、単位時間ごとの必要業務量と業務キャパシティの差の絶対値の1日の積算値が、判定閾値である1人以上、または2人以上であると判断された場合、ケアが不適切と判定される。
必要業務量の算出に関しては、要介護度だけではなく個人毎の事情データを更に反映させることにより、より精度を向上させることが出来る。具体的には、図7における要介護度を基にした平均的な介護に必要な時間に加えて、個人毎に「平均的」「より短く済む」「より長くかかる」のデータを準備し、計算に反映させる。
図9は、個人毎の事情データの例を示す図である。
上述したように、必要業務量は、図8に示すスケジュールにおいて実行されるケア業務ごとに、当該ケア業務の対象となるケア対象者80の要介護度ごとの人数に、図7に示す要介護度ごとの標準時間を乗算し、得られた値を積算することで算出され得る。このように算出される必要業務量は、個人毎の事情が考慮されていない平均値であると言える。
図9に示す、個人毎の事情データは、必要業務量の算出における、ケア対象者80ごとの重み付けデータに相当する。従って、個人毎の事情データは、図7における要介護度を基にした平均的な介護に必要な時間(平均値)に対する掛け率で表される。すなわち、「平均的」の場合は1(平均値通り)、「より短く済む」は1より小の数値で、例えば0.8は平均時間に対して80%で済む、「より長くかかる」は1より大の数字で、例えば1.2は平均時間に対し120%かかる、等である。またレクリエーションのように人によって参加したり、しないことがある場合には、0か1となる。
(評価値の算出例2)
ケア対象者関連データがケアコール数で、ケアスタッフ関連データが業務キャパシティ(投入人数)である場合の評価値の算出について説明する。評価値は、ケア対象者関連データと、ケアスタッフ関連データとの比較により算出される。ケアコール数は、ケア対象者80の行為によるものであるためケア対象者関連データに対応する。
ケアコール回数は、ケアコールのイベント通知に基づいてカウントされ得る。
図10は、ケアコール回数と、業務キャパシティの時間推移のグラフを示す図である。横軸は時間(時刻)を示し、左右の縦軸はそれぞれケアコール回数、および業務キャパシティ(シフト人数)を示している。ケアコール回数および業務キャパシティは、それぞれ折れ線グラフおよび棒グラフにより示されている。
1回のケアコールに対し1人のケアスタッフ70が対応可能である状態が最も適切にケアが行われ得ると仮定すると、例えば、ケアコール数と業務キャパシティとの差の絶対値が大きいほどケア(具体的には、ケアの状態)が不適切になっている可能性が高いと考えられる。ケアが不適切になるのは、ケアスタッフ70の業務量が不足していることが各ケアスタッフ70の行動に影響し、さらにケアスタッフ70の行動(ケア)を介して、ケア対象者80の状態または行動に影響し得るからである。具体的には、例えば、ケアスタッフ70の業務量の不足により、無意識に丁寧さに欠けるケアが行われることにより、ケア対象者80が不安に思い、ケアコール数が増大するようなことが考えられる。ケアコール数と業務キャパシティとの差の絶対値と判定閾値との比較によりケアの状態が適切かどうか判定され得る。なお、上記仮定に代えて、1回のケアコールに対し2人以上のケアスタッフ70が対応可能である状態が最も適切にケアが行われ得ると仮定してもよい。以下、説明を簡単にするために、1回のケアコールに対し1人のケアスタッフ70が対応可能である状態が最も適切にケアが行われ得るという仮定を前提に説明する。
図10の例においては、破線の丸で囲まれたケアコール回数があった時間において、ケアコール数と業務キャパシティとの差の絶対値が比較的大きくなっている。このため、上記時間において、ケアが比較的不適切になっていると考えられる。
指標値がケアコール回数で、現状値が業務キャパシティである場合は、評価値および判定閾値は、例えば次のようにされ得る。
(1)評価値:単位時間ごとのケアコール数と業務キャパシティの差の絶対値、判定閾値:1~3のいずれかの値
(2)評価値:単位時間ごとのケアコール数と業務キャパシティの差の絶対値の1日平均、判定閾値:1~3のいずれかの値
(3)評価値:単位時間ごとのケアコール数と業務キャパシティの差の絶対値、および当該絶対値の1日平均、判定閾値:当該絶対値について1~4のいずれかの値、当該絶対値の1日平均について1または2
(4)評価値:単位時間ごとのケアコール数と業務キャパシティとの差の絶対値の1日の積算値、判定閾値:1~3のいずれかの値
上記(1)の例においては、評価値である、単位時間ごとのケアコール数と業務キャパシティの差の絶対値が、判定閾値(例えば1)以上であると判断された場合、ケアが不適切と判定される。
上記(2)の例においては、評価値である、単位時間ごとのケアコール数と業務キャパシティの差の絶対値の1日平均が、判定閾値(例えば1)以上であると判断された場合、ケアが不適切と判定される。
上記(3)の例においては、評価値である、単位時間ごとのケアコール数と業務キャパシティの差の絶対値、および当該絶対値の1日平均が、それぞれ、判定閾値である、1~4のいずれかの値以上、および1または2以上であると判断された場合、ケアが不適切と判定される。
上記(4)の例においては、評価値である、単位時間ごとのケアコール数と業務キャパシティとの差の絶対値の1日の積算値が、判定閾値(例えば1)以上であると判断された場合、ケアが不適切と判定される。
(評価値の算出例3)
ケア対象者関連データが、ケアスタッフ70による各居室への巡回時間帯(以下、単に「巡回時間帯」と称する)における「起床」のイベント通知数(以下、「起床通知数」と称する)で、ケアスタッフ関連データが当該巡回時間帯における訪問した居室数(以下、「訪室数」と称する)である場合の評価値の算出について説明する。巡回時間帯は所定時間帯を構成する。評価値は、ケア対象者関連データと、ケアスタッフ関連データとの比較により算出される。起床通知数は、ケア対象者80の行動の検知数であるためケア対象者関連データに対応する。訪室数は、ケアスタッフ70のケアに含まれる行動に関連するため、ケアスタッフ関連データに対応する。巡回時間帯ごとの起床検知数は、ケア対象者80の起床の検知履歴(イベント通知の履歴)から算出され得る。巡回時間帯ごとの訪室数は、ケアスタッフ70の行動履歴(居室への訪問(巡回)の履歴)から算出され得る。
図11は、巡回時間帯と、起床通知数との関係のグラフを示す図である。グラフの横軸は時間であり、4回の訪室時間帯が明示されている。グラフの縦軸は起床通知数である。1回目の巡回時間帯は22時の15分前から15分後までの時間帯である。2回目の巡回時間帯は24時の15分前から15分後までの時間帯である。3回目の巡回時間帯は2時の15分前から15分後までの時間帯である。4回目の巡回時間帯は4時の15分前から15分後までの時間帯である。
図11に示す例においては、各巡回時間帯において、巡回時間帯外と比較して起床通知数が増大している。このことは、ケアスタッフ70が巡回の際に居室を訪問したことが、睡眠中のケア対象者80を起こしてしまった可能性を示唆している。そして、同じ巡回時間帯における、訪室数に対する起床通知数の割合が所定割合以上である場合に、ケアスタッフ70の居室への訪問により、睡眠中のケア対象者80を起こした可能性が高く、ケアが不適切であると考えることができる。
ケア対象者関連データが起床通知数で、ケアスタッフ関連データが訪室数である場合は、評価値および判定閾値は、例えば次のようにされ得る。
・評価値:巡回時間帯ごとの訪室数に対する起床通知数の割合、判定閾値:30%
上記の例においては、評価値である、巡回時間帯ごとの訪室数に対する起床通知数の割合が、判定閾値以上であると判断された場合、ケアが不適切と判定される。
(評価値の算出例3の変形例1)
ケア対象者関連データが、起床通知数がピークを形成する時間で、ケアスタッフ関連データが、ケア対象者80の居室へのケアスタッフ70の訪問時間であってもよい。起床通知数がピークを形成する時間は、ケア対象者80の起床の検知履歴(イベント通知の履歴)から算出され得る。起床通知数のピークを形成する時間は公知の算出方法により算出される。起床通知数のピークを形成する時間は、例えば、時間と起床通知数との関係のグラフにおいて、起床通知数の時間微分の値が正から負へ変換する時間として算出され得る。ケア対象者80の居室へのケアスタッフ70の訪問時間は、ケアスタッフ70の行動履歴(居室への訪問(巡回)の履歴)から算出され得る。ケア対象者80の居室へのケアスタッフ70の訪問時間は、例えば、巡回時間帯の中央の時間が用いられ得る。例えば、図11に示す、巡回時間帯と、起床通知数との関係の例においては、訪問時間は、22時の15分前から15分後までの巡回時間帯の中央の時間である22時、24時の15分前から15分後までの巡回時間帯の中央の時間である24時、2時の15分前から15分後までの巡回時間帯の中央の時間である2時、および、4時の15分前から15分後までの巡回時間帯の中央の時間である4時が、訪問時間とされ得る。巡回時間帯の中央の時間は、巡回時間の予定表に基づいて算出されてもよい。
本例においては、評価値および判定閾値は、例えば次のようにされ得る。
・評価値:起床通知数がピークを形成する時間と巡回時間帯の中央の時間との差の絶対値、判定閾値:所定の閾値
ここで、評価値である、起床通知数がピークを形成する時間と巡回時間帯の中央の時間との差の絶対値は、当該差の絶対値が小さいほど、起床通知数と、居室へのケアスタッフ70の訪問時間との相関が高いと言える。従って、評価値は、起床通知数がピークを形成する時間と巡回時間帯の中央の時間との相関を示している。
所定の閾値は、実験等に基づいて適当に設定され得る。
上記の例においては、評価値が判定閾値以下であると判断された場合、ケアの状態が不適切と判定される。評価値が判定閾値以下である場合、起床通知数がピークを形成する時間と巡回時間帯との相関関係があると考えられ、ケアスタッフ70が巡回の際に居室を訪問したことが、睡眠中のケア対象者80を起こしてしまっている可能性が高いからである。
(評価値の算出例3の変形例2)
ケア対象者関連データが、ケアスタッフ70による居室への訪問時間を含む前後所定時間(例えば、15分間)内における当該居室からの起床通知数で、ケアスタッフ関連データが、同じ時間内におけるケアスタッフ70の訪室数であってもよい。ケアスタッフ70による居室への訪問時間を含む前後所定時間内における当該居室からの起床通知数は、ケアスタッフ70の行動履歴、およびケア対象者80の起床の検知履歴(イベント通知の履歴)に基づいて算出され得る。当該時間内におけるケアスタッフ70の訪室数は、ケアスタッフ70の行動履歴から算出され得る。
本例においては、評価値および判定閾値は、例えば次のようにされ得る。
・評価値:ケアスタッフ70による居室への訪問時間を含む前後所定時間内における当該居室での起床通知数の、訪室数に対する割合、判定閾値:30%
本例においては、評価値が判定閾値以上であると判断された場合、ケアの状態が不適切と判定される。評価値が判定閾値以上である場合、ケアスタッフ70による訪問と起床通知との相関関係があると考えられ、ケアスタッフ70が巡回の際に居室を訪問したことが、睡眠中のケア対象者80を起こしてしまった可能性が高いからである。
なお、ケアスタッフ70による居室への訪問時間は、ケアスタッフ70による居室への訪問を検知することで特定され得る。ケアスタッフ70による居室への訪問は、撮影画像を用いた画像認識、またはビーコンやGPSを用いたケアスタッフ70の位置の検知等の公知技術を用いて検知できる。
ケアスタッフ関連データは、ケアスタッフ70ごとの訪室数であってもよい。これにより、評価値はケアスタッフ70ごとに算出されるため、ケア対象者80への影響の度合が高いケアスタッフ70を特定できる。
(評価値の算出例3の変形例3)
ケア対象者関連データが、所定時間における起床通知数で、ケアスタッフ関連データが当該所定時間におけるケアスタッフ70の歩数であってもよい。所定時間における起床通知数は、ケア対象者80の起床の検知履歴(イベント通知の履歴)に基づいて算出され得る。当該所定時間におけるケアスタッフ70の歩数は、ケアスタッフ70の行動履歴から算出され得る。
本例においては、評価値および判定閾値は、例えば次のようにされ得る。
・評価値:所定時間における起床通知数と、当該所定時間におけるケアスタッフ70の歩数との間の相関係数、判定閾値:0.7
上記の例においては、評価値が判定閾値以上であると判断された場合、ケアの状態が不適切と判定される。評価値が判定閾値以上である場合、少なくともケアスタッフ70の歩数の増大と、起床通知数との相関関係があると考えられるため、ケアスタッフ70が巡回等の際に居室を訪問したこと等が、睡眠中のケア対象者80を起こしてしまった可能性が比較的高いからである。
本例においては、ケアスタッフ70が居室を訪問しない場合であっても、ケアスタッフ70の行動により睡眠中のケア対象者80を起こしてしまっている可能性を評価値等により見出し得る。例えば、居室前を何らかの理由でケアスタッフ70が通過する際の足音によって、睡眠中のケア対象者80を起こしてしまっているような状態を検知できる。
(固定端末30)
図12は、固定端末30のハードウェア構成を示すブロック図である。固定端末30は、PC(Personal Computer)であり、制御部31、通信部32、記憶部33、表示部34、および入力部35を備える。制御部31、通信部32、記憶部33の基本的な構成は、サーバー20の対応する要素の構成と同様であるため重複する説明は省略する。
表示部34は、例えば液晶ディスプレイにより構成され、各種情報を表示する。
入力部35は、キーボードまたはタッチパネルにより構成され、管理者等による各種情報の操作入力を受け付ける。
制御部31は、入力部35により、検知部10を特定するユニークなIDとケア対象者80との対応関係が登録されたテーブルの入力を受け付け、サーバー20へ送信し、記憶部23に記憶させ得る。
制御部31は、入力部35により、携帯端末40を特定するユニークなIDとケアスタッフ70との対応関係が登録されたテーブルを受け付け、サーバー20へ送信し、記憶部23に記憶させ得る。
制御部31は、入力部35により、ケアスタッフ70と、ケアスタッフ70が担当するケア対象者80との対応関係が登録されたテーブルを受け付け、サーバー20へ送信し、記憶部23に記憶させ得る。
制御部31は、入力部35により、ケアスタッフ70のシフト表等を受け付け、サーバー20へ送信し、記憶部23に記憶させ得る。
(携帯端末40)
図13は、携帯端末40のハードウェア構成を示すブロック図である。携帯端末40は、制御部41、無線通信部42、記憶部43、入力表示部44、音声入出力部45、および位置検知部46を備え、これらはバスにより相互に接続される。携帯端末40は、例えば、タブレット型コンピューター、スマートフォン、または携帯電話等の、持ち運び可能な通信端末機器によって構成され得る。制御部41の基本的な構成は、サーバー20の制御部21の構成と同様であるため重複する説明は省略する。制御部41の機能の詳細については後述する。
無線通信部42はWi-Fi、Bluetooth(登録商標)等の規格を用いた無線通信により、アクセスポイント51を経由して、または直接的に各装置と無線通信する。
記憶部43は、SSDやSDカードにより構成され、各種プログラムおよび各種データを記憶する。
入力表示部44は、例えば、液晶等の表示面にタッチセンサーを重畳させたタッチパネルにより構成される。入力表示部44は、各種情報を表示するとともに、各種入力を受け付ける。
音声入出力部45は、例えばスピーカーとマイクであり、無線通信部42により他の携帯端末40との間でケアスタッフ70による音声通話を可能にする。音声入出力部45は、無線通信部42によりサーバー20を介して、検知部10との間で、ケアスタッフ70によるケア対象者80との音声通話を可能にし得る。
位置検知部46は、GPSモジュール等であり、携帯端末40の位置を検出する。なお、後述するように、携帯端末40の位置は、所定の設置位置にそれぞれ設置された各ビーコンから発信される信号を用いて、制御部41により検知されてもよい。
制御部41の機能について説明する。
制御部41は、サーバー20からイベント通知を受信する。制御部41は、イベント通知に含まれる情報を表示するイベント通知画面を入力表示部44に表示する。
図14は、イベント通知画面の例を示す図である。
イベント通知画面においては、イベントの内容、イベントが発生した日時、イベント発生時の撮影画像が表示され得る。
図14に示すイベント通知画面の例においては、イベントの内容として、ケア対象者80であるaさんの「起床」が表示されている。イベントが発生した日時として、「2021年9月20日 22時1分10秒」が表示されている。イベント発生時の撮影画像として、イベント発生時の静止画像が表示されている。
イベント通知画面においては、イベント通知の当該イベントに対応するときに選択するための対応ボタン441が表示される。制御部41は、対応ボタン441が選択されると、無線通信部42により、サーバー20へ対応通知を送信する。
イベント通知画面には、イベントに関するライブ映像を表示させるためのライブ映像表示ボタン(図示せず)が表示され得る。制御部41は、ケアスタッフ70によりライブ映像表示ボタンが選択されると、無線通信部42により、サーバー20へライブ映像の送信要求を送信する。サーバー20は、ライブ映像の送信要求を受信すると、ライブ映像の送信要求を送信した携帯端末40へ、イベント通知で通知するイベントが検知された居室のライブ映像(撮影画像)を検知部10から受信して送信する。制御部41は、無線通信部42により、ライブ映像を受信し、イベント通知画面に表示させる。
制御部41は、ケア対象者80の各居室内を含む所定の設置位置にそれぞれ設置された各ビーコンから発信される信号を受信し、当該信号に含まれるビーコンの識別情報と信号強度に基づいて、自らが内蔵される携帯端末40の位置を検知し得る。これにより、携帯端末40を携帯するケアスタッフ70が測位される。各ビーコンは、BLE(Bluetooth Low Energy)を用いて、自己の識別情報を含む信号を発信し得る。ビーコンが発信する信号は、携帯端末40がビーコンに近づくことで受信される。制御部41は、ビーコンから発信される信号に含まれるビーコンの識別情報を認識することでビーコンを識別し、識別したビーコンが設置された所定の設置位置を特定する。当該所定の設置位置は、ビーコンの識別情報と対応付けられて予め記憶部43に記憶され得る。制御部41は、特定した所定の設置位置と、受信した信号の強度に基づいて、携帯端末40の位置(すなわち、携帯端末40を携帯するケアスタッフ70の位置)を検知する。制御部41は、検知した携帯端末40の位置を、携帯端末40を特定するユニークなIDと対応付けて無線通信部42によりサーバー20へ送信する。サーバー20は、携帯端末40を特定するユニークなIDに基づいてケアスタッフ70を特定し、携帯端末40の位置をケアスタッフ70の位置として特定する。上述したように、携帯端末40を特定するユニークなIDとケアスタッフ70との対応関係が登録されたテーブルは、記憶部23に記憶され得る。なお、ビーコンの信号に基づく携帯端末40の位置の検知は、サーバー20により行われてもよい。この場合、携帯端末40は、ビーコンから発信される信号(信号の強度も含む)を中継して、サーバー20へ送信し得る。携帯端末40の位置は、位置検知部46により、GPSを用いて検知されてもよい。
なお、携帯端末40においては、イベント通知を受信してイベント通知画面を表示させるイベント受信プログラムと、ビーコンの信号を受信して携帯端末40の測位をする測位プログラムを並列的に動作させ得る。測位プログラムは、携帯端末40の起動時に自動的に起動されるようにしてもよい。イベント受信プログラムの起動時においては、イベント受信プログラムを動作させるためにケアスタッフ70によるログインが要求されるようにしてもよい。
ケアサポートシステム1の動作について説明する。
図15は、ケアサポートシステム1の動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、プログラムに従い、サーバー20の制御部21により実行され得る。
制御部21は、ケア対象者関連データおよびケアスタッフ関連データを取得する(S101)。
制御部21は、ケア対象者関連データおよびケアスタッフ関連データに基づいて評価値を算出する(S102)。上述したように、評価値は、ケアスタッフ70のケア(業務)に関する評価値であり、ケアスタッフ70の業務であるケアの適切さの度合いを示す。評価値は、ケア対象者関連データ、およびケアスタッフ関連データに基づいて算出されるため、ケアスタッフ70の行動が与えるケア対象者への影響を示している。
制御部21は、評価値に基づいて、ケアスタッフ70のケアが不適切かどうか判定する(S103)。ケアスタッフ70のケアが不適切かどうかは、評価値が判定閾値と比較されることにより判定され得る。
制御部201は、ケアスタッフ70のケアが不適切であると判定した場合は(S104:YES)、アラームを出力する(S105)。制御部201は、ケアスタッフ70のケアが不適切でないと判定した場合は(S104:NO)、処理を終了する。
本実施形態は以下の効果を奏する。
所定時間のケア対象者に関するケア対象者関連データ、および当該所定時間のケアスタッフに関するケアスタッフ関連データに基づいて、ケアスタッフの業務に関する評価値を算出する。これにより、ケアスタッフによるケア対象者の行動への影響が考慮された、ケアスタッフの業務に関する適切な評価ができる。
さらに、ケア対象者関連データを、ケア対象者の状態または行動を検知した検知データとする。これにより、より直接的に、ケアスタッフによるケア対象者の行動への影響が考慮された、ケアスタッフの業務に関する適切な評価ができる。
さらに、検知データを、ケア対象者の状態または行動の検知履歴とし、ケアスタッフ関連データを、ケアスタッフの行動履歴とし、検知履歴と行動履歴とに基づいて、ケアスタッフの行動が与えるケア対象者への影響を示す評価値を算出する。これにより、より直接的かつ正確に、ケアスタッフによるケア対象者の行動への影響が考慮された、ケアスタッフの業務に関する評価ができる。
さらに、評価値に基づいて業務が不適切と判定したときにアラームを出力する。これにより、ケアが不適切になっていることをすみやかに報知できる。
さらに、ケア対象者関連データと、ケアスタッフ関連データと、の比較により評価値を算出する。これにより、より簡単に、ケアスタッフによるケア対象者の行動への影響が考慮された、ケアスタッフの業務に関する適切な評価ができる。
さらに、ケア対象者関連データをケア対象者へのケアに要する必要業務量とし、ケアスタッフ関連データをケアスタッフの業務キャパシティとする。これにより、業務量の観点から、ケアスタッフによるケア対象者の行動への影響が考慮された、ケアスタッフの業務に関する適切な評価ができる。
さらに、ケア対象者関連データをケア対象者によるケアコールの回数とし、ケアスタッフ関連データをケアスタッフの業務キャパシティとする。これにより、より簡単かつ直接的に、ケアスタッフによるケア対象者の行動への影響が考慮された、ケアスタッフの業務に関する適切な評価ができる。
さらに、検知履歴を、ケア対象者の起床の検知履歴とし、行動履歴を、ケアスタッフの巡回の履歴とし、行動履歴におけるケア対象者の居室へのケアスタッフの訪問数に対する、検知履歴におけるケア対象者の起床の検知数の、所定時間帯ごとの割合を、評価値として算出する。これにより、ケアスタッフの訪室によるケア対象者への影響の観点から、ケアスタッフの業務に関する適切な評価ができる。
また、検知履歴を、ケア対象者の起床の検知履歴とし、行動履歴を、ケアスタッフの巡回の履歴とし、検知履歴においてケア対象者の起床の検知数がピークを形成する時間と、行動履歴における前記ケア対象者の居室への前記ケアスタッフの訪問時間との相関を示す評価値を算出する。これにより、ケアスタッフの訪室によるケア対象者への影響の観点から、ケアスタッフの業務に関する適切な評価ができる。
また、検知履歴を、ケア対象者の起床の検知履歴とし、行動履歴を、ケアスタッフの巡回の履歴とし、行動履歴におけるケア対象者の居室へのケアスタッフの訪問時間を含む前後所定時間内における、検知履歴において居室で起床が検知された数の、行動履歴におけるケア対象者の居室へのケアスタッフの訪問数に対する割合を、評価値として算出する。これにより、ケアスタッフの、訪室以外によるケア対象者への影響をも考慮された、ケアスタッフの業務に関する評価ができる。
また、検知履歴を、ケア対象者の起床の検知履歴とし、行動履歴を、ケアスタッフの歩数の履歴とし、所定の時間における検知履歴における起床の検知数と、当該所定の時間における行動履歴における歩数との間の相関係数を評価値として算出する。これにより、より幅広いケアスタッフの行動によるケア対象者への影響が考慮された、ケアスタッフの業務に関する評価ができる。
以上説明したシステムの構成は、上述の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上述の構成に限られず、特許請求の範囲内において、種々改変できる。例えば、上述したフローチャートにおいては、フローチャートに示したステップ以外のステップを含んでもよく、一部のステップを含まなくてもよい。また、ステップの順序は、上述した実施形態に限定されない。さらに、各ステップは、他のステップと組み合わされて一つのステップとして実行されてもよく、他のステップに含まれて実行されてもよく、複数のステップに分割されて実行されてもよい。
また、上述した実施形態における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、例えば、USBメモリやDVD(Digital Versatile Disc)-ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶装置に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、一機能として装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
1 ケアサポートシステム、
10 検知部、
11 制御部、
12 通信部、
13 記憶部、
14 カメラ、
15 体動センサー、
16 ケアコール部、
20 サーバー、
21 制御部、
211 取得部、
212 演算部、
213 出力制御部、
22 通信部、
23 記憶部、
30 固定端末、
31 制御部、
32 通信部、
33 記憶部、
34 表示部、
35 入力部、
40 携帯端末、
41 制御部、
42 無線通信部、
43 記憶部、
44 入力表示部、
441 対応ボタン、
45 音声入出力部、
46 位置検知部、
70 ケアスタッフ、
80 ケア対象者、
90 ベッド。

Claims (13)

  1. 所定の時間における、ケア対象者に関するケア対象者関連データ、および前記所定の時間における、ケアスタッフに関するケアスタッフ関連データを取得する取得部と、
    前記ケア対象者関連データおよび前記ケアスタッフ関連データに基づいて、前記ケアスタッフの業務に関する評価値を算出する演算部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記ケア対象者関連データは、前記ケア対象者の状態または行動を検知した検知データである、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記検知データは、前記ケア対象者の前記状態または前記行動の検知履歴を含み、
    前記ケアスタッフ関連データは、前記ケアスタッフの行動履歴を含み、
    前記演算部は、前記検知履歴と前記行動履歴とに基づいて、前記ケアスタッフの行動が与える前記ケア対象者への影響を示す前記評価値を算出する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記評価値に基づいて前記業務が不適切と判定したときにアラームを出力する出力制御部を有する、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記演算部は、前記ケア対象者関連データと、前記ケアスタッフ関連データと、の比較により前記評価値を算出する、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記ケア対象者関連データは前記ケア対象者へのケアに要する必要業務量であり、前記ケアスタッフ関連データは前記ケアスタッフの業務キャパシティである、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記ケア対象者関連データは前記ケア対象者によるケアコールの回数であり、前記ケアスタッフ関連データは前記ケアスタッフの業務キャパシティである、請求項5に記載の情報処理装置。
  8. 前記検知履歴は、前記ケア対象者の起床の前記検知履歴であり、前記行動履歴は、前記ケアスタッフの巡回の履歴であり、
    前記演算部は、前記行動履歴における前記ケア対象者の居室への前記ケアスタッフの訪問数に対する、前記検知履歴における前記ケア対象者の起床の検知数の、所定時間帯ごとの割合を、前記評価値として算出する、請求項3に記載の情報処理装置。
  9. 前記検知履歴は、前記ケア対象者の起床の前記検知履歴であり、前記行動履歴は、前記ケアスタッフの巡回の履歴であり、
    前記演算部は、前記検知履歴において前記ケア対象者の起床の検知数がピークを形成する時間と、前記行動履歴における前記ケア対象者の居室への前記ケアスタッフの訪問時間との相関を示す前記評価値を算出する、請求項3に記載の情報処理装置。
  10. 前記検知履歴は、前記ケア対象者の起床の前記検知履歴であり、前記行動履歴は、前記ケアスタッフの巡回の履歴であり、
    前記演算部は、前記行動履歴における前記ケア対象者の居室への前記ケアスタッフの訪問時間を含む前後所定時間内における、前記検知履歴において前記居室で起床が検知された数の、前記行動履歴における前記ケア対象者の前記居室への前記ケアスタッフの訪問数に対する割合を、前記評価値として算出する、請求項3に記載の情報処理装置。
  11. 前記検知履歴は、前記ケア対象者の起床の前記検知履歴であり、前記行動履歴は、前記ケアスタッフの歩数の履歴であり、
    前記演算部は、前記所定の時間における前記検知履歴における起床の検知数と、前記所定の時間における前記行動履歴における前記歩数との間の相関係数を前記評価値として算出する、請求項3に記載の情報処理装置。
  12. 所定の時間における、ケア対象者に関するケア対象者関連データ、および前記所定の時間における、ケアスタッフに関するケアスタッフ関連データを取得するステップ(a)と、
    前記ケア対象者関連データおよび前記ケアスタッフ関連データに基づいて、前記ケアスタッフの業務に関する評価値を算出するステップ(b)と、
    を有する情報処理方法。
  13. 所定の時間における、ケア対象者に関するケア対象者関連データ、および前記所定の時間における、ケアスタッフに関するケアスタッフ関連データを取得するステップ(a)と、
    前記ケア対象者関連データおよび前記ケアスタッフ関連データに基づいて、前記ケアスタッフの業務に関する評価値を算出するステップ(b)と、
    を有する処理をコンピューターに実行させる情報処理プログラム。
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