JPWO2019216066A1 - システム、およびシステムの制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】イベントに対応するケアスタッフによる無駄な確認作業等による負担を削減するとともに、自信をもってケアを行わせることを可能にしたシステムを提供する。【解決手段】各観察領域における対象者の動きを検出する検出部と、検出部の出力に基づいて、各観察領域におけるイベントの発生の有無を判定する判定部と、イベントが発生したと判定された場合、検出部の出力に関する情報とイベントを発生させた対象者に関する情報とを送信する管理部と、検出部の出力に関する情報と対象者に関する情報とを受信して表示し、かつ対象者への対応に関する情報管理者による指示を受け付けて、当該指示に対象者に関する情報を付加情報として付加する情報管理者端末と、情報管理者端末によって受け付けられた指示と付加情報とを受信可能なスタッフ端末と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明はシステム、およびシステムの制御方法に関する。特に、本発明は、対象者へのケアを行うシステムおよびシステムの制御方法に関する。
我が国は、戦後の高度経済成長に伴う生活水準の向上、衛生環境の改善、および医療水準の向上等により、長寿命化が顕著となっている。このため、出生率の低下と相まって、高齢化率が高い高齢化社会になっている。このような高齢化社会では、病気、怪我、および加齢などにより、介護を必要とする要介護者等の増加が想定される。
要介護者等は、病院や老人福祉施設などの施設において、歩行中に転倒したり、ベッドから転落して怪我をしたりする虞がある。そのため、要介護者等がこのような状態になったときに看護師や介護士がすぐに駆けつけられるようにするために、要介護者等の状態を検知するためのシステムの開発が進められている。
このようなシステムとして特許文献1に開示されたナースコールシステムにおいては、患者のベッドに対して設置されたカメラの撮像映像から、患者の起床、離床のいずれかの状態になったか否かを判断し、起床、または離床が行われた場合には、ナースステーションに設けられたナースコール親機に、カメラの撮像映像を表示させている。
特開2014−90913号公報
しかしながら、ケア実行者であるケアスタッフのスキルには差がある。また、施設に入居するケア対象者はさまざまな状態(要介護度、要支援度)である。一方、ケアコール等のイベント発生時は、すべてのスタッフに一律にイベント発生の通知がなされる。また、ケアスタッフにとってはイベント発生の通知だけではイベントに対応するための情報が必ずしも十分でなく、その結果無駄な確認作業が発生して、ケアスタッフに不必要な負担をかけるとともに自信を喪失させる場合が生じている。一方、特許文献1に開示された先行技術では、このような問題に対応できない。
また、各対象者からの通知には対応の必要なもの、不要なものがあり、また全通知が全スタッフの端末に届く結果、スタッフ個人で見た場合結果として不要な情報が多く、重要な情報を見落とすリスクがある。また、同じ種類の通知であっても、介護を必要としている高齢者の場合、入居者毎に身体機能、認知機能が大きく異なることから、通知された状況も様々となる。その結果、対応(ケア)が必要か不要か、必要の場合であってもどういったケアが必要か、がケース毎に異なる。それらに対し、センサーからの限られた情報だけで的確に判断、対応することは困難である。一方、ケアそのものは一対一の業務であり、何か問題が発生したときに対応した個人に責任が及ぶ可能性が高く、スタッフは常にその重圧にさらされながら多数の通知を受信し対応するため、精神的、肉体的に大きな負担を強いられることになる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものである。すなわち、イベントに対応するケアスタッフによる無駄な確認作業等による負担を削減するとともに、自信をもってケアを行わせることを可能にした、システム、およびシステムの制御方法を提供することを目的とする。
本発明の上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)複数の観察領域のそれぞれに設けられ、該観察領域における対象者の動きを検出する検出部と、前記検出部の出力に基づいて、前記観察領域のそれぞれにおける前記対象者に関する所定のイベントの発生の有無を判定する判定部と、前記判定部によって前記イベントが発生したと判定された場合、前記検出部の出力に関する情報と、前記イベントを発生させた前記対象者に関する情報とを送信する管理部と、前記管理部から前記検出部の出力に関する情報と、前記対象者に関する情報とを受信して表示するとともに、前記対象者への対応に関する情報管理者による指示を受け付けて、前記指示に前記対象者に関する情報を付加情報として付加する情報管理者端末と、前記対象者への対応を行うスタッフに携帯される携帯端末であって、前記情報管理者端末によって受け付けられた前記指示と、前記指示に付加された前記付加情報とを受信可能なスタッフ端末と、を有するシステム。
(2)前記対象者に関する情報は、現在から所定時間遡った時間までの時間帯において前記管理部に登録された介護記録における特記事項を含み、前記情報管理者端末は、前記対象者に関する情報として表示した前記特記事項のうち、前記情報管理者により指定された情報を、前記付加情報として受け付け、前記スタッフ端末が受信可能な前記付加情報は、前記情報管理者により指定された情報である、上記(1)に記載のシステム。
(3)前記情報管理者端末は、前記検出部の出力に関する情報を受信したときに、前記対象者への対応を行う前記スタッフを前記情報管理者に選択させるための選択画面をさらに表示し、前記情報管理者による選択を前記指示として受け付けるとともに、選択された前記スタッフに対する、前記イベントを発生させた前記対象者への対応に関する前記情報管理者によるコメントをさらに前記付加情報として受け付ける、上記(1)または(2)に記載のシステム。
(4)前記検出部は、対象者の動きとしてナースコールを検出し、前記所定のイベントには前記ナースコールが含まれる、上記(1)〜(3)のいずれか一項に記載のシステム。
(5)複数の観察領域のそれぞれに設けられた検出部、情報管理者端末、および対象者への対応を行うスタッフに携帯されるスタッフ端末を有するシステムの制御方法であって、前記検出部によって、前記観察領域のそれぞれにおける前記対象者の動きを検出するステップ(a)と、前記検出部の出力に基づいて、前記観察領域のそれぞれにおける前記対象者に関する所定のイベントの発生の有無を判定するステップ(b)と、前記ステップ(b)において前記所定のイベントが発生したと判定された場合、前記検出部の出力に関する情報と、前記イベントを発生させた前記対象者に関する情報とを前記情報管理者端末へ送信するステップ(c)と、前記情報管理者端末によって、前記検出部の出力に関する情報と、前記対象者に関する情報とを受信して表示すると共に、前記イベントを発生させた前記対象者への対応に関する情報管理者による指示受け付けて、前記指示に前記対象者に関する情報を付加情報として付加するステップ(d)と、前記ステップ(d)において受け付けられた前記指示と、前記指示に付加された前記付加情報とを前記スタッフ端末に送信するステップ(e)と、を含む制御方法。
ケア対象者の観察領域に備えた検出部の出力からイベントの発生が判断されたときに、当該検出部の出力に関する情報と、ケア対象者に関する情報とを表示し、ケア対象者への対応に関する指示と、当該指示に付加する付加情報とを情報管理者から受け付ける情報管理者端末を設ける。そして、情報管理者端末から当該ケア対象者へのケアを行うケアスタッフの端末に当該指示および当該付加情報を送信する。これにより、イベントに対応するケアスタッフによる無駄な確認作業等による負担を削減できるとともに、自信をもってケアを行わせることができる。
見守りシステムの全体構成を示す図である。 ケア対象者の部屋のベッド周辺に設置された検出部の例を示す図である。 検出部の概略構成を示すブロック図である。 管理サーバーの概略構成を示すブロック図である。 イベントリストの例を示す図である。 サービス記録の例を示す図である。 介護業務日誌の例を示す図である。 情報管理者端末の概略構成を示すブロック図である。 携帯端末の概略構成を示すブロック図である。 見守りシステムの動作を示すフローチャートである。 イベント表示画面の例を示す図である。 ケアスタッフ選択画面の例を示す図である。 付加情報入力画面を示す図である。 ケアスタッフ端末に表示された対応指示の例を示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(全体構成)
図1は本実施形態に係る見守りシステムの全体構成を示す図であり、図2はケア対象者の部屋のベッド周辺に設置された検出部の例を示す図である。
図1に示すように、見守りシステム1は、複数の検出部10、管理サーバー20、情報管理者端末30、および1つ以上のケアスタッフ端末(スタッフ端末)40を備える。これらは、有線や無線によって、LAN(Local Area Network)、電話網またはデータ通信網等のネットワーク50を介して、相互に通信可能に接続される。ネットワーク50は、通信信号を中継するリピーター、ブリッジ、ルーターまたはクロスコネクト等の中継機を備えてもよい。図1に示す例では、ケアスタッフ端末40は、検出部10、管理サーバー20、および情報管理者端末30と、アクセスポイント51を含む無線LAN等(例えばIEEE802.11規格に従ったLAN)のネットワーク50によって、相互に通信可能に接続されている。
見守りシステム1は、ケア対象者70(対象者)に応じて適宜な場所に配設される。ケア対象者70(見守り対象者)は、例えば、病気や怪我等によって看護を必要とする患者、高齢による身体能力の低下等によって介護を必要とする被介護者、または一人暮らしの独居者等である。特に、早期発見および早期対処を可能にする観点から、ケア対象者70は、例えば異常状態等の所定の不都合な事象がその者に生じた場合に、その発見を必要としている者であり得る。このため、見守りシステム1は、ケア対象者70の種類に応じて、病院、老人福祉施設および住戸等の建物に好適に配設される。図1に示す例では、見守りシステム1は、複数のケア対象者70が入居する複数の部屋(居室)やケアステーション(ナースステーションともいう)を含む複数の部屋を備える施設の建物に配置されている。
検出部10は、ケア対象者70の観察領域であるそれぞれの居室に配置される。図1に示す例では、4つの検出部10がケア対象者70であるAさん、Bさん、CさんおよびDさんの居室にそれぞれ配置されている。検出部10の観察領域にはベッド60が含まれている。ケア対象者70に対して看護または介護等の対応(ケア)を行うケアスタッフ(スタッフ)80は、それぞれ携帯端末であるケアスタッフ端末40を持ち歩いている。ただし、見守りシステム1が備える各構成の位置や個数等は、図1に示す例に限定されない。例えば、管理サーバー20は、ケアステーションに配置されなくてもよく、ネットワーク50に接続されている外部のサーバーユニットであってもよい。また情報管理者端末30を省略し、管理サーバー20またはケアスタッフ端末40がその機能を担ってもよい。
(検出部10)
図3は検出部の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、検出部10は、制御部11、通信部12、カメラ13、ケアコール部14、および音声入出力部15を備え、これらはバスによって、相互に接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、およびRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリにより構成され、プログラムにしたがって検出部10の各部の制御および演算処理を行う。なお、制御部11は、メモリとして、さらにHDD(Hard Disk Drive)を備えてもよい。
通信部12は、ネットワーク50を介して、例えば、管理サーバー20、情報管理者端末30またはケアスタッフ端末40等の、他の装置と通信するためのインターフェース回路(例えばLANカード等)である。
カメラ13は、例えば居室の天井、または壁の上部に配置され、観察領域としてケア対象者70のベッド60を撮影し、撮影画像(画像データ)を出力する。以下、カメラ13により撮影された画像を、単に「撮影画像」とも称する。撮影画像にはケア対象者70を含む画像が含まれる。撮影画像には、静止画および動画を含む。カメラ13は近赤外線カメラであるが、これに換えて可視光カメラを用いてもよく、これらを併用してもよい。
制御部11は、カメラ13が撮影した撮影画像から、ケア対象者70の行動を認識する。この認識する行動には、ベッド60から起き上がる「起床」、ベッド60から離れる「離床」、および床面等に転倒する「転倒」が含まれる。
制御部11は、複数の撮影画像(動画像)から画像のシルエット(以下、「人シルエット」と称する)を検出する。人シルエットは、例えば、撮影時刻が前後する画像を差分する時間差分により差分が相対的に大きい画素の範囲を抽出することで検出され得る。人シルエットは、撮影画像から背景画像を差分する背景差分法により検出されてもよい。起床、離床、転倒の認識は、検出した人シルエットからケア対象者70の姿勢(例えば立位、座位および横臥等)、およびベッド60等の居室内の設置物との相対的な位置から起床、離床および転倒(転落)の別を認識する。これらの認識は、制御部11のCPUが処理するプログラムにより行ってもよく、組み込み型の処理回路により行うようにしてもよい。また、これに限られず管理サーバー20側でこれらの認識の全部またはほとんどの処理を行うようにし、制御部11では管理サーバー20への撮影画像の送信のみを行うようにしてもよい。制御部11は、いずれかの行動を認識した場合、その行動が発生した旨の通知を管理サーバー20等に送信する。
ここで、ケアスタッフ80の業務が、ケア対象者70に対する介護業務である場合に、各イベントに関する対応内容について説明する。イベントとして「起床」を判定し、その判定が所定時間内(施設で設定された起床時間(例えば午前7〜8時))であれば、モーニングケアを行う。このモーニングケアには、洗顔、歯磨き介助、義歯装着、着替え介助等が含まれる。また、「離床」のイベントであれば、車椅子移乗、歩行介助が必要となる場合がある。また、検出部10が判定したイベント以外の定期的(定時)なイベントとして、飲料、および食事介助、***介助、車椅子移乗、歩行介助、***変換(褥瘡予防)がある。これらの定期的イベントは、ケアコール部14等により、定時になるとアラートを発生させるようにしてもよい。
ケアコール部14は、押しボタン式のスイッチを含み、スイッチがケア対象者70によって押されることでケアコール(ナースコール)を検出する。押しボタン式のスイッチに換えて、音声マイクによりケアコールを検出してもよい。ケアコール部14のスイッチが押された場合、すなわち、ケアコールを検出した場合、制御部11は、通信部12およびネットワーク50を介して、ケアコールがあった旨の通知(ケアコール通知)を管理サーバー20等に送信する。
音声入出力部15は、例えばスピーカーとマイクであり、通信部12を介して情報管理者端末30との間で音声信号を送受信することで音声通話を可能とする。なお、音声入出力部15は検出部10の外部装置として、通信部12を介して検出部10に接続されてもよい。
また、検出部10は、ベッド60に対してマイクロ波を送受信してケア対象者70の体動(例えば呼吸動)によって生じたマイクロ波のドップラシフトを検出するドップラシフト方式の体動センサーを、さらに備えてもよい。この体動センサーにより、ケア対象者70の呼吸動作に伴う胸部の体動(胸部の上下動)を検出し、その胸部の体動における周期の乱れや予め設定された閾値以下である前記胸部の体動における振幅を検知すると、微体動異常であると認識する。
本実施形態においては、ケア対象者70に関する検出部10が認識した状態の変化であって、起床、離床、転倒、微体動異常、などのケアスタッフ80に発報(報知)を行うべき事象をイベントと称する。またこのイベントには、ケアコール部14によるケアコールを含む。すなわち、検出部10は、観察領域における対象者70の動きとして、対象者70によるケアコールを検出してもよい。検出部10は、生じたイベントの情報および撮影画像を管理サーバー20へ送信(出力)する。
(管理サーバー20)
図4は、管理サーバーの概略構成を示すブロック図である。管理サーバー20は、管理部として機能し、制御部21、通信部22、およびデータベース23を備える。この管理サーバー20は、ケア対象者70用の居室と同じ建物内に設けられてもよく、遠隔地に設けられてネットワークを介して接続可能であってもよい。例えば、管理サーバー20は、インターネット等のネットワーク上に配置された複数のサーバーによって仮想的に構築されるクラウドサーバーであってもよい。各構成は、バスによって、相互に通信可能に接続されている。データベース23は、記憶部として機能し、イベントリスト、撮影画像、その他ケア対象者70やケアスタッフ80に関する各種情報を記憶する。その他の制御部21、および通信部22は、検出部10の各構成と同様の機能を有するため、詳細な説明を省略する。
管理サーバー20は、単独で、または検出部10と協働することで判定部として機能し、検出部10が認識した、起床、離床、転倒、ケアコール等のイベントが、どのケア対象者70に関するものであるかを判定(識別)する。この判定は、イベントを認識した検出部10が設置されている部屋番号から、これに対応付けられているケア対象者70(すなわち、部屋の入居者)を判定する。そして、判定したイベントの種類とケア対象者70とを関連づけてデータベース23のイベントリストに追加する。なお、本実施形態では、ケア対象者70の判定は、ケア対象者70がICタグを携帯している場合には、このICタグを各部屋に設けたRFIDリーダーで読み取ることにより、判定してもよい。なお、相部屋等で、1つの部屋に複数のケア対象者70が存在する場合には、ベッド60毎に検出部10を配置することで、ケア対象者70を判定してもよい。
管理サーバー20は、イベントの種類およびイベントを発生させたケア対象者70の基本情報を含むイベント通知を情報管理者端末30へ送信する。管理サーバー20は、さらに撮影画像を情報管理者端末30へ送信し得る。イベント通知は、検出部10の出力に関する情報を構成する。検出部10の出力に関する情報には、撮影画像が含まれ得る。
図5は、イベントリストの例を示す図である。
イベントリストには、発生した各イベントについて、イベント情報、およびタグ付け画像が含まれる。
イベント情報には、イベントID、部屋番号、ケア対象者、イベントの種類、および発生日時(イベント検出時刻)が含まれる。ケア対象者の欄には、ケア対象者70を特定する識別情報(基本情報)として氏名を記載しているが、ケア対象者のIDや部屋番号を用いてもよい。タグ付け画像は、イベントに関連付けられた撮影画像であり、例えばイベントが検出された撮影画像である。管理サーバー20は、消去の指示があるまでタグ付け画像を消去せず保持し得る。
管理サーバー20は、サービス記録および介護業務日誌をデータベース23に記録する。サービス記録および介護業務日誌は介護記録を構成する。
図6は、サービス記録の例を示す図である。サービス記録は、ケア対象者70ごとに、ケアスタッフ80がケアした内容のすべてを記録するものであり、サービス記録によりケア対象者70の1日の様子を俯瞰できる。後述するように、サービス記録は、ケアスタッフ80がそれぞれのケアスタッフ端末40から入力する。ケアスタッフ端末40にそれぞれ入力されたサービス記録は、管理サーバー20へ送信され、ケア対象者70ごとに1日のサービス記録として集約されてデータベース23に記録される。
サービス記録には、ケア対象者70の氏名、ケアを行った日付、サービス記録分類、ケアを行った時間、記録内容、記録者、および特記の指定が記録される。サービス記録分類は、ケアの種別の分類であり、例えば、介護記録、支援記録が含まれる。記録内容には、ケアに関する内容が広く含まれ、例えば、ケアの実施内容、ケアに対するケア対象者70の反応および様子、バイタルチェックの結果が含まれる。
サービス記録には、記録された項目ごとに特記事項とすべき記録にチェックするためのチェックボックスが特記の欄に設けられる。チェックボックスにチェックされることで特記事項に指定された記録は、介護業務日誌における特記事項の記載内容として反映される。特記事項の指定は、例えばケア対象者70が普段と変わった点等、ケアスタッフ80全員で共有すべき記録に対してなされ得る。図6の例においては、101のAさんがレクリエーションを休んだことと、15時15分の体温測定の結果が36.8℃で、普段より少し高めである等という記録が特記事項に指定されている。特記事項は、対象者に関する情報を構成する。
図7は、介護業務日誌の例を示す図である。介護業務日誌は、施設全体の1日の様子が俯瞰できる記録であり、ケアにおける特記事項を含む。なお、図7の例においては、特記事項の記録に関する欄以外は空欄としているが、これは説明を簡単にするためであり、記録すべき内容はすべて記録される。また、特記事項の記録についても、実際はさらに多くの記録がなされ得るが、図7の例においては特記事項の記録の例の一部を示している。
特記事項は、上述したように、サービス記録において指定される。なお、特記事項は、管理サーバー20の入力部(図示せず)から追記し得る。介護業務日誌は、管理サーバー20の入力部から追記および修正し得る。
図7の例においては、図6に示すサービス記録において特記事項に指定された、101のAさんがレクリエーションを休んだことと、15時15分の体温測定の結果が36.8℃で、普段より少し高めである等という記録が介護業務日誌に反映されている。
介護業務日誌には、101のAさん以外の、施設におけるケア対象者70についての特記事項も記録される。介護業務日誌は、ケアスタッフ80の引き継ぎ時に共有される主要な内容を含む。
(情報管理者端末30)
図8は、情報管理者端末の概略構成を示すブロック図である。情報管理者端末30は、いわゆるPC(Personal Computer)であり、制御部31、通信部32、表示部33、入力部34、および音声入出力部35を備え、これらはバスにより相互に接続される。制御部31は、検出部10の制御部11と同様の構成として、CPU、RAM、ROM等を備える。
通信部32は、イーサネット(登録商標)等の規格による有線通信のネットワークインターフェースや、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11等の規格による無線通信のインターフェース等の各種ローカル接続向けのインターフェースであり、ネットワーク50に接続した各端末との通信を行う。
表示部33は、例えば液晶ディスプレイであり、イベント通知および撮影画像を含む各種情報を表示する。
入力部34は、キーボード、テンキー、マウス等を備えており、各種情報の入力を行う。
音声入出力部35は、例えばスピーカーとマイクを備えたヘッドセットである。音声入出力部35は、情報管理者90の音声をマイクで取得(検知)し、取得した音声の音声信号を検出部10へ送信する。音声入出力部35は、検出部10から受信した音声信号をスピーカーにより出力する。
本実施形態では、情報管理者端末30は、情報管理者90用の端末として用いられ、情報管理者90に施設内の各種情報を表示し、指示等の入力を受け付ける。ここで、情報管理者90は、複数のケアスタッフ80を統括する管理者である。情報管理者90は1つの施設だけでなく、複数の施設で働くケアスタッフ80を統括的に管理するようにしてもよい。なお、情報管理者90は、ケアディレクターとも呼ばれうる。
また、表示部33、入力部34によって、管理サーバー20から受信したイベント通知や撮影画像を表示したり、各種の操作画面を表示して操作画面を通じて各種の操作を受け付けたりする。操作画面には、後述する、イベント表示画面、スタッフ選択画面、および付加情報入力画面が含まれる。各種の操作には、イベントに対してケアスタッフ80にケアをさせるかどうかの指示、イベントに対してケアを行うケアスタッフ80の選択の指示、および付加情報の付加の指示が含まれる。
また、ケアスタッフ80または技術スタッフ等は、情報管理者端末30を通じて、検出部10を各部屋(居室)に取り付けたときに、部屋番号と検出部10の対応付けをしたり、ベッド60等の居室内の設置物の位置情報、すなわち、天井のカメラ13による上方視の輪郭情報の校正、指定を行ったりする。また、入院または入居しているケア対象者70の名前、ID番号等の識別情報の各部屋番号への対応付けも行う。
(ケアスタッフ端末40)
図9は、携帯端末の概略構成を示すブロック図である。ケアスタッフ端末40は、制御部41、無線通信部42、表示部43、入力部44、および音声入出力部45を備え、これらはバスにより相互に接続される。制御部41は、検出部10の制御部11と同様の構成として、CPU、RAM、ROM等を備える。無線通信部42により、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)等の規格を用いた無線通信が可能であり、アクセスポイント51を経由して、または直接的に各装置と無線通信する。表示部43、および入力部44は、タッチパネルであり、液晶等で構成される表示部43の表示面に、入力部44としてのタッチセンサーを重畳させたものである。表示部43、入力部44によって、ケアスタッフ80に対して、各種指示が表示される。また、表示部43、入力部44によって、イベントリストに含まれる複数のイベントを一覧表示した各種の操作画面を表示したり、操作画面を通じて各種の操作を受け付けたりする。音声入出力部45は、例えばスピーカーとマイクであり、無線通信部42を介して他のケアスタッフ端末40との間でケアスタッフ80による音声通話を可能にする。音声入出力部45は、情報管理者端末30との間で、ケアスタッフ80および情報管理者90による音声通話を可能にし得る。ケアスタッフ端末40は、見守りシステム1のユーザーインターフェースとして機能する機器であり、例えば、タブレット型コンピューター、スマートフォンまたは携帯電話等の、持ち運び可能な通信端末機器によって構成できる。
なお、検出部10、管理サーバー20、情報管理者端末30およびケアスタッフ端末40は、上記の構成要素以外の構成要素を含んでもよく、あるいは、上記の構成要素のうちの一部を含まなくてもよい。
見守りシステムの動作について説明する。
図10は、見守りシステムの動作を示すフローチャートである。説明を簡単にするために、図10の例においては、イベントがケアコールである場合のフローチャートが示されている。
検出部10は、撮影画像を撮影して(S1)、管理サーバー20へ送信する(S2)。検出部10はケアコールを検出したときは(S3)、ケアコール通知を管理サーバー20へ送信する(S4)。
管理サーバー20は、受信したケアコール通知を受信することでイベントが発生したと判定する(S5)。すなわち、管理サーバー20は、ケアコール通知に基づいて、ケアコールのイベントが発生したことと、イベントが発生したケア対象者70を認識することで、イベントが発生したことを判定する。
管理サーバー20は、イベントが発生したと判定すると、情報管理者端末30へ、イベント通知とともに、イベントを発生させたケア対象者70に関する特記事項を、データベース23に記録された介護業務日誌から抽出して送信する(S6)。
情報管理者端末30は、管理サーバー20からイベント通知および特記事項を受信すると(S6)、イベント通知および特記事項をイベント表示画面に表示する(S7)。
図11は、イベント表示画面の例を示す図である。
図11のイベント表示画面の例においては、「Aさんのケアコールがありました。」と表示されることで、イベントの種類として「ケアコール」が、イベントを発生させたケア対象者70の情報として「Aさん」が、それぞれ表示されている。また、Aさんに関する特記事項が表示されている。なお、図11の例においては、イベント表示画面に、イベントを発生させたケア対象者70であるAさんの居室の撮影画像があわせて表示されている。撮像画像は、管理サーバー20から情報管理者端末30へ送信される。
イベント表示画面には、情報管理者90がケア対象者70のケア(ケア対象者70への対応)をケアスタッフ80に指示するかどうかを選択するためのボタンが表示され得る。情報管理者90は、撮影画像等に基づいて、ケア対象者70のケアをケアスタッフ80に指示すると判断する場合は、「指示する」のボタンを選択し、さらに「OK」のボタンを選択する。なお、ケアコールについて特にケア対象者70へのケアが必要ないと情報管理者90が判断する場合は、「指示しない」のボタンが選択され、さらに「OK」のボタンが選択され得る。
なお、イベント表示画面には、イベントリスト(図5参照)がさらに表示されてもよい。情報管理者端末30は、管理サーバー20のデータベース23からイベントリストを取得してイベント表示画面にイベントリストを表示し得る。
ケア対象者70が、介護を必要とする高齢者の場合、ケア対象者70毎に、身体機能、認知機能が大きく異なる。このような状況であることから、たとえ検出部10で通知されたイベントの種類が同じであっても、ケアが必要か、必要でないかの判断は、ケア対象者70の状況を加味して行う必要がある。このような状況下、検出部10からの限られた情報、すなわちイベントの種類の情報だけで、的確に判断し、対応することは困難であり、実際には必要がないイベントに対しても、ケアスタッフ80の対応が求められていた。
また、介護を行うケアスタッフ80も、スキル、経験(業務経験年数)に差があり、転職も多く、ベテランであっても新しい職場、環境に慣れるまでに時間を要する。さらに、当日の業務についてからの経過時間により、体力、気力(マインド)にも変化が生じる。このような状況下、イベントの発生にともなう、一律な通知(対応依頼)に対しては、ケアスタッフ80自身が、独自の判断で処理していた。このような状況下では、ケアスタッフ80個人のスキル等の状況により、対応にばらつきや、漏れが生じる虞があった。
本実施形態では、このような状況を鑑み、情報管理者端末30に、ケア対象者70の状況が認識できるイベント情報(イベント通知)、および撮影画像を表示することで、情報管理者90は、適切な判断を行え、ケア対応における対応ばらつきや、漏れが生じることを防止できる。
イベント表示画面において、「指示する」のボタンが選択され、かつ「OK」のボタンが選択されると、情報管理者端末30は、ケア対象者70のケアを行うケアスタッフ80を情報管理者90に選択させるためのケアスタッフ選択画面を表示する(S8)。
情報管理者端末30は、ケアスタッフ選択画面において、情報管理者90による、ケア対象者70のケアを行わせるケアスタッフ80の選択を受け付ける(S9)。
図12は、ケアスタッフ選択画面の例を示す図である。
選択画面においては、各ケアスタッフ80を選択するためのボタンが表示され、情報管理者90がいずれかのボタンを選択し、さらに「OK」のボタンを選択することで、ケア対象者70のケアを行うケアスタッフ80の選択の指示が入力される。ケアスタッフ80の選択の指示は、選択されたケアスタッフ80に対するイベントへの対応の指示(以下、「対応指示」と称する)であり、対象者への対応に関する指示を構成する。
情報管理者端末30は、選択画面においてケアスタッフ80の選択を受け付けたときは(S9)、付加情報入力画面を表示する(S10)。
図13は、付加情報入力画面を示す図である。
図13の例においては、付加情報入力画面において、「Aさんのケアを行うスタッフAさんに送信する付加情報を選択等してください。」と表示されることで、情報管理者90に付加情報の入力を促している。付加情報は対応指示に付加されてケアスタッフ端末40へ送信される情報である。付加情報には、介護業務日誌に記録された特記事項、およびイベントへの対応における情報管理者90によるコメントが含まれ得る。付加情報は、後述するように、対応指示に付加されて、ケアスタッフ選択画面において選択されたケアスタッフ80のケアスタッフ端末40へ送信される。これにより、イベント通知に含まれる情報だけでは必ずしも十分でない、イベントへの対応に有効な情報を、付加情報としてケアスタッフ80に提供できる。
付加情報入力画面には、介護業務日誌に記録された特記事項が表示される。表示される特記事項は、現在から所定時間遡った時間までの時間帯において管理サーバー20のデータベース23に登録された介護業務日誌における特記事項であり得る。所定時間は、例えば24時間〜48時間のいずれかの時間とし得る。また、当該特記事項のうち付加情報として対応指示に付加するものを選択するためのチェックボックスが表示される。情報管理者90は、付加情報として選択する特記事項のチェックボックスをチェックし、OKボタンを選択する。これにより、チェックボックスがチェックされた特記事項が付加情報として受け付けられる。図13の例においては、介護業務日誌に記録された特記事項のすべてが付加情報として選択されている。
なお、情報管理者端末30は、付加情報として付加する特記事項が情報管理者90に選択されない場合であっても、管理サーバー20から受信した特記事項のすべてを付加情報とし得る。この場合は、付加情報入力画面において特記事項が表示される際、付加情報として対応指示に付加するものを選択するためのチェックボックスは表示されない。
付加情報入力画面には、イベントへの対応における情報管理者90によるコメントを付加情報として受け付ける付加情報入力欄が設けられる。図13の例においては、付加情報入力欄において、「Aさんは右足に古傷があるから移乗時は気を付けて。」というコメントが情報管理者90により入力されている。付加情報入力欄にコメントが入力されて、OKボタンが選択されることで、付加情報入力欄に入力されたコメントが付加情報として受け付けられる。
なお、各ケア対象者70の性格や身体的特徴等に応じた注意すべき事項、ならびに各ケア対象者70に応じたケアの手順をあらかじめ管理サーバー20のデータベース23に登録しておく。そして、付加情報入力画面に、当該注意すべき事項およびケアの手順を、付加情報として対応指示に付加するかの選択が可能なチェックボックスとともに表示してもよい。このとき、当該注意すべき事項およびケアの手順の一部を付加情報として選択が可能なようにチェックボックスを表示してもよい。
情報管理者端末30は、付加情報入力画面において受け付けられた付加情報を対応指示に付加し(S11)、管理サーバー20へ送信する(S12)。
管理サーバー20は、対応指示を、選択されたケアスタッフ80のケアスタッフ端末Aへ送信する(S13)。これにより、ケアスタッフ端末Aにより対応指示が受け付けられて、ケアスタッフ端末Aにおいて、対応指示に含まれる、選択されたケアスタッフ80に対するイベントへの対応の指示とともに付加情報が表示される。これにより、ケアスタッフ端末Aを携帯するケアスタッフ80により、イベントへの対応の指示と、付加情報が認識される。対応指示を認識したケアスタッフ80は、指示に従い、ケア対象者70の居室に入り、ケアを行う。なお、選択画面において選択されなかったケアスタッフ80のケアスタッフ端末Bには対応指示は送信されない。
図14は、ケアスタッフ端末に表示された対応指示の例を示す図である。
図14の例においては、「101号室のAさんからケアコールがありました。対応をお願いします。」と表示されることで、ケアスタッフ80に対するイベントへの対応の指示がなされている。また、付加情報として、情報管理者90により選択された特記事項が表示されている。さらに、付加情報として、イベントへの対応における情報管理者90によるコメントが表示されている。
本実施形態は以下の効果を奏する。
ケア対象者の観察領域に備えた検出部の出力からイベントの発生が判断されたときに、当該検出部の出力に関する情報と、ケア対象者に関する情報とを表示し、ケア対象者への対応に関する指示と、当該指示に付加する付加情報とを情報管理者から受け付ける情報管理者端末を設ける。そして、情報管理者端末から当該ケア対象者へのケアを行うケアスタッフの端末に当該指示および当該付加情報を送信する。これにより、イベントに対応するケアスタッフによる無駄な確認作業等による負担を削減できるとともに、自信をもってケアを行わせることができる。
さらに、対象者に関する情報に、現在から所定時間遡った時間までの時間帯において管理部に登録された介護記録における特記事項を含ませる。情報管理者端末は、対象者に関する情報として表示した特記事項のうち、情報管理者により指定された情報を、付加情報としてさらに受け付ける。そして、スタッフ端末が受信可能な付加情報を、情報管理者により指定された情報とする。これにより、対象者の最新の状態を含む有用な情報が反映された付加情報を対象者に対応するスタッフに認識させて対象者の対応を行わせることができる。
さらに、情報管理者端末において、検出部の出力に関する情報を受信したときに、対象者への対応を行うスタッフを情報管理者に選択させるための選択画面をさらに表示する。そして、情報管理者による選択を指示として受け付けるとともに、選択されたスタッフに対する、対象者への対応に関する情報管理者によるコメントをさらに付加情報として受け付ける。これにより、情報管理者により適切にケアスタッフに対し助言をすることができる。
さらに、ケアコールを所定のイベントとして検出する。これにより、ケアコールに対応するケアスタッフによる無駄な確認作業等による負担を削減できるとともに、自信をもってケアを行わせることができる。
以上に説明した見守りシステムの構成は、上述の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上述の構成に限られず、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。また、一般的な見守りシステムが備える構成を排除するものではない。
例えば、本実施形態では、見守りシステム1の管理サーバー20が判定部として機能し、管理サーバー20にデータベース23を備えていたが、管理サーバー20、データベースを省略し、情報管理者端末30、または、いずれかの検出部10が、判定部として機能し、またはデータベースを備えてもよい。
また、上述した実施形態では、検出部10、管理サーバー20、情報管理者端末30およびケアスタッフ端末40をそれぞれ一つの装置として説明した。しかし、本実施形態はこれに限定されない。例えば、各構成について、各種の判断処理を実行する情報処理装置と、その他の処理を実行する装置とが、別々に構成されてもよい。この場合、情報処理装置とその他の処理を実行する装置とは、有線または無線を介して接続される。
また、上述した実施形態に係る見守りシステム1における処理は、上記のフローチャートのステップ以外のステップを含んでもよく、あるいは、上述したステップのうちの一部を含まなくてもよい。また、ステップの順序は、上述した実施形態に限定されない。さらに、各ステップは、他のステップと組み合わされて一つのステップとして実行されてもよく、他のステップに含まれて実行されてもよく、複数のステップに分割されて実行されてもよい。
また、データベース23に、ケア対象者70の状況(年齢、身体機能、認知機能の指標)や、ケアスタッフ80の経験値(業務経験年数、職場経験年数)、当番経過時間(当直業務についてからの時間)、を記憶させ、これを情報管理者端末30に、イベント通知とともに表示するようにしてもよい。これにより情報管理者90は、より適切にイベントに対する対応を判断し、適正にケアスタッフ80に指示できる。
また、上述した実施形態に係る見守りシステム1における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、例えば、USBメモリやDVD(Digital Versatile Disc)−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、一機能としてその検出部等の装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
本出願は、2018年5月9日に出願された日本特許出願(特願2018−090754号)に基づいており、その開示内容は、参照され、全体として、組み入れられている。
1 見守りシステム、
10 検出部、
11 制御部、
12 通信部、
13 カメラ、
14 ケアコール部、
15 音声入出力部、
20 管理サーバー、
21 制御部、
22 通信部、
23 データベース、
30 情報管理者端末、
31 制御部、
32 通信部、
33 表示部、
34 入力部、
35 音声入出力部、
40 ケアスタッフ端末、
41 制御部、
42 無線通信部、
43 表示部、
44 入力部、
45 音声入出力部、
50 ネットワーク、
51 アクセスポイント、
60 ベッド、
70 ケア対象者、
80 ケアスタッフ、
90 情報管理者。

Claims (5)

  1. 複数の観察領域のそれぞれに設けられ、該観察領域における対象者の動きを検出する検出部と、
    前記検出部の出力に基づいて、前記観察領域のそれぞれにおける前記対象者に関する所定のイベントの発生の有無を判定する判定部と、
    前記判定部によって前記イベントが発生したと判定された場合、前記検出部の出力に関する情報と、前記イベントを発生させた前記対象者に関する情報とを送信する管理部と、
    前記管理部から前記検出部の出力に関する情報と、前記対象者に関する情報とを受信して表示するとともに、前記対象者への対応に関する情報管理者による指示を受け付けて、前記指示に前記対象者に関する情報を付加情報として付加する情報管理者端末と、
    前記対象者への対応を行うスタッフに携帯される携帯端末であって、前記情報管理者端末によって受け付けられた前記指示と、前記指示に付加された前記付加情報とを受信可能なスタッフ端末と、
    を有するシステム。
  2. 前記対象者に関する情報は、現在から所定時間遡った時間までの時間帯において前記管理部に登録された介護記録における特記事項を含み、
    前記情報管理者端末は、前記対象者に関する情報として表示した前記特記事項のうち、前記情報管理者により指定された情報を、前記付加情報として受け付け、
    前記スタッフ端末が受信可能な前記付加情報は、前記情報管理者により指定された情報である、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記情報管理者端末は、前記検出部の出力に関する情報を受信したときに、前記対象者への対応を行う前記スタッフを前記情報管理者に選択させるための選択画面をさらに表示し、前記情報管理者による選択を前記指示として受け付けるとともに、選択された前記スタッフに対する、前記イベントを発生させた前記対象者への対応に関する前記情報管理者によるコメントをさらに前記付加情報として受け付ける、請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記検出部は、前記対象者の動きとしてナースコールを検出し、
    前記所定のイベントには前記ナースコールが含まれる、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシステム。
  5. 複数の観察領域のそれぞれに設けられた検出部、情報管理者端末、および対象者への対応を行うスタッフに携帯されるスタッフ端末を有するシステムの制御方法であって、
    前記検出部によって、前記観察領域のそれぞれにおける前記対象者の動きを検出するステップ(a)と、
    前記検出部の出力に基づいて、前記観察領域のそれぞれにおける前記対象者に関する所定のイベントの発生の有無を判定するステップ(b)と、
    前記ステップ(b)において前記所定のイベントが発生したと判定された場合、前記検出部の出力に関する情報と、前記イベントを発生させた前記対象者に関する情報とを前記情報管理者端末へ送信するステップ(c)と、
    前記情報管理者端末によって、前記検出部の出力に関する情報と、前記対象者に関する情報とを受信して表示すると共に、前記イベントを発生させた前記対象者への対応に関する情報管理者による指示を受け付けて、前記指示に前記対象者に関する情報を付加情報として付加するステップ(d)と、
    前記ステップ(d)において受け付けられた前記指示と、前記指示に付加された前記付加情報とを前記スタッフ端末に送信するステップ(e)と、
    を含む制御方法。
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