JP2024018276A - 現像カートリッジ - Google Patents

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Tsubasa Kiriyama
周平 波多野
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Abstract

Figure 2024018276000001
【課題】現像カートリッジの運搬時に、現像ローラおよびホルダを保護できるカバーを備えた現像カートリッジを提供する。
【解決手段】現像カートリッジ1は、現像ローラ20およびホルダ42を備える。ホルダ42は、記憶媒体の電気的接触面411を保持する。ローラカバー61および第1サイドカバー62は、ケーシング10に対して着脱可能である。ローラカバー61は、現像ローラ20を覆う。第1サイドカバー62は、ホルダ42を覆う。ローラカバー61と第1サイドカバー62とは、別部品である。このため、各カバーを容易に成形できる。第1サイドカバー62は、第1爪を有する。第1爪は、ローラカバー61にフックされる。そして、第1爪がローラカバー61にフックされた状態で、ローラカバー61および第1サイドカバー62が、ケーシング10に着脱可能である。これにより、ユーザの操作を減らすことができる。
【選択図】図9

Description

本開示は、現像カートリッジに関する。
従来、レーザプリンタ、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。画像形成装置には、現像カートリッジが用いられる。現像カートリッジは、現像剤を供給するための現像ローラを有する。また、従来、現像カートリッジの運搬時に、現像ローラを保護するために、現像カートリッジに装着される樹脂製のカバーが知られている。カバーを有する従来の現像カートリッジについては、例えば、特許文献1に記載されている。
特開2015-125361号公報
現像カートリッジは、ケーシングの外表面に、記憶媒体を保持するホルダが配置される場合がある。その場合、現像カートリッジの運搬時に、ホルダを保護する必要がある。
本開示の目的は、現像カートリッジの運搬時に、現像ローラおよびホルダを保護できるカバーを備えた現像カートリッジを提供することである。
本願の第1開示は、現像剤を収容可能なケーシングであって、第1外表面と、前記第1外表面から第1方向に離れた第2外表面とを有するケーシングと、前記第1方向に延びる第1軸について回転可能な現像ローラであって、前記第1方向と交差する第2方向における前記ケーシングの一端部に位置する現像ローラと、電気的接触面を有する記憶媒体であって、前記電気的接触面が前記第1外表面に位置する記憶媒体と、前記第1外表面に位置するホルダであって、前記電気的接触面を保持するホルダと、前記第2方向における前記ケーシングの一端に着脱可能なローラカバーであって、前記現像ローラを覆うローラカバーと、前記ケーシングの前記第1外表面に着脱可能な第1サイドカバーであって、前記ホルダを覆う第1サイドカバーと、を備え、前記ローラカバーと前記第1サイドカバーとは、別部品であり、前記第1サイドカバーは、前記ローラカバーにフックされる第1爪を有し、前記第1爪が前記ローラカバーにフックされた状態で、前記ローラカバーおよび前記第1サイドカバーが、前記ケーシングに着脱可能であることを特徴とする。
本願の第2開示は、第1開示の現像カートリッジであって、前記第1サイドカバーは、前記第1方向における前記ローラカバーの一端部を覆う第1壁であって、前記第1方向に延びる第1壁をさらに有し、前記第1爪は、前記第1壁の内表面から、前記第1方向に対して交差する方向に延びる第1フック面であって、前記ローラカバーに接触する第1フック面を有し、前記第1壁の内表面と前記第1フック面とがなす角度は、90°よりも小さいことを特徴とする。
本願の第3開示は、第2開示の現像カートリッジであって、前記ローラカバーは、第1カバー板と、前記第1方向および前記第2方向に対して交差する第3方向において、前記第1カバー板から離れた第2カバー板と、を有し、前記第1爪は、前記第1カバー板にフックされ、前記第1サイドカバーは、前記第2カバー板にフックされる第2爪をさらに有し、前記第1爪と前記第2爪が、前記第3方向に向かい合うことを特徴とする。
本願の第4開示は、第3開示の現像カートリッジであって、前記第1サイドカバーは、前記第1方向における前記ローラカバーの一端部を覆う第2壁であって、前記第1方向に延びる第2壁であり、前記第3方向において前記第1壁から離れた第2壁をさらに有し、前記第2爪は、前記第2壁の内表面から、前記第1方向に対して交差する方向に延びる第2フック面であって、前記ローラカバーに接触する第2フック面を有し、前記第2壁の内表面と前記第2フック面とがなす角度は、90°よりも小さいことを特徴とする。
本願の第5開示は、第1開示または第2開示の現像カートリッジであって、前記第2外表面に位置するレバーであって、前記ケーシングに対して移動可能なレバーと、前記ケーシングの前記第2外表面に着脱可能な第2サイドカバーであって、前記レバーを覆う第2サイドカバーと、を備え、前記第2サイドカバーは、前記ローラカバーにフックされる第3爪をさらに有することを特徴とする。
本願の第6開示は、第5開示の現像カートリッジであって、前記第2サイドカバーは、前記第1方向における前記ローラカバーの他端部を覆う第3壁であって、前記第1方向に延びる第3壁をさらに有し、前記第3爪は、前記第3壁の内表面から、前記第1方向に対して交差する方向に延びる第3フック面であって、前記ローラカバーに接触する第3フック面を有し、前記第3壁の内表面と前記第3フック面とがなす角度は、90°よりも大きいことを特徴とする。
本願の第7開示は、第6開示の現像カートリッジであって、前記ローラカバーは、第1カバー板と、前記第1方向および前記第2方向に対して交差する第3方向において、前記第1カバー板から離れた第2カバー板と、を有し、前記第3爪は、前記第1カバー板にフックされ、前記第2サイドカバーは、前記第2カバー板にフックされる第4爪をさらに有し、前記第3爪と前記第4爪が、前記第3方向に向かい合うことを特徴とする。
本願の第8開示は、第7開示の現像カートリッジであって、前記第2サイドカバーは、前記第1方向における前記ローラカバーの他端部を覆う第4壁であって、前記第1方向に延びる第4壁であり、前記第3方向において前記第3壁から離れた第4壁をさらに有し、前記第4爪は、前記第4壁の内表面から、前記第1方向に対して交差する方向に延びる第4フック面であって、前記ローラカバーに接触する第4フック面を有し、前記第4壁の内表面と前記第4フック面とがなす角度は、90°よりも大きいことを特徴とする。
本願の第9開示は、第1開示または第2開示の現像カートリッジであって、前記第1外表面に取り付けられたホルダカバーであって、前記ホルダの少なくとも一部分を覆うホルダカバーをさらに備え、前記第1サイドカバーは、前記第1方向において、前記ホルダカバーよりも前記ケーシングの近くに位置する突起であって、前記第1方向において、前記ホルダカバーと向かい合う突起をさらに有し、前記突起は、前記第1方向に対して傾斜するテーパ面を有し、前記ケーシングから前記第1サイドカバーを取り外すときに、前記テーパ面が前記ホルダカバーに接触することを特徴とする。
本願の第10開示は、第2開示の現像カートリッジであって、前記第1爪は、前記第1壁の内表面から、前記第1方向に対して交差する方向に突出し、前記第1爪が前記ローラカバーにフックされるときに、前記第1壁は、撓むことが可能であり、前記第1壁は、前記第1方向に延びる第1スリットを有する。
本願の第1開示~第10開示によれば、現像カートリッジの運搬時に、現像ローラおよびホルダを保護できる。また、ローラカバーと第1サイドカバーは別部品であるため、各カバーを容易に成形できる。また、現像カートリッジからローラカバーおよび第1サイドカバーから取り外すときには、2つのカバーを一体として取り外すことができる。これにより、ユーザの操作を減らすことができる。
また、本願の第2開示によれば、第1壁の内表面と第1フック面とがなす角度が90°以上の場合よりも、ローラカバーから第1爪を外れにくくすることができる。
また、本願の第3開示によれば、ローラカバーから第1サイドカバーが外れることを、より抑制できる。
また、本願の第4開示によれば、第2壁の内表面と第2フック面とがなす角度が90°以上の場合よりも、ローラカバーから第2爪を外れにくくすることができる。
また、本願の第5開示によれば、現像カートリッジの運搬時に、レバーを保護できる。
また、本願の第6開示によれば、第3壁の内表面と第3フック面とがなす角度が90°以下の場合よりも、ローラカバーから第3爪を取り外しやすくすることができる。
また、本願の第8開示によれば、第4壁の内表面と第4フック面とがなす角度が90°以下の場合よりも、ローラカバーから第4爪を取り外しやすくすることができる。
また、本願の第9開示によれば、ケーシングから第1サイドカバーを取り外すときに、ホルダカバーに対して、第1サイドカバーの傾斜面が接触する。これにより、ホルダカバーに対して過度な力が作用することを抑制できる。したがって、ケーシングからホルダカバーが外れることを抑制できる。
また、本願の第10開示によれば、第1スリットにより、第1壁が撓みやすくなる。これにより、ローラカバーに対して第1爪を容易にフックさせることができる。
現像カートリッジの斜視図である。 現像カートリッジを、第1外表面側から視た図である。 現像カートリッジを、第2外表面側から視た図である。 レバーの斜視図である。 レバーホルダの斜視図である。 レバーホルダの斜視図である。 カートリッジカバーが装着されていない状態で、現像カートリッジが落下したときの様子を示した図である。 カートリッジカバーの正面図である。 現像カートリッジおよびカートリッジカバーの斜視図である。 現像カートリッジおよびカートリッジカバーの正面図である。 現像カートリッジおよびカートリッジカバーの正面図である。 カートリッジカバーの図11におけるA-A線断面図である。 図12における領域Bの拡大図である。 第3方向に対して直交する面における、現像カートリッジおよび第1サイドカバーの断面図である。 図12における領域Cの拡大図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、以下では、現像ローラの回転軸が延びる方向を「第1方向」と称する。また、ケーシングの現像ローラが位置する一端部と、ケーシングの他端部とが並ぶ方向を「第2方向」と称する。また、記憶媒体の電気的接触面に交差する方向を「第3方向」と称する。第1方向と第2方向とは、互いに交差(好ましくは直交)する。第1方向と第3方向とは、互いに交差(好ましくは直交)する。第2方向と第3方向とは、互いに交差する。
<1.現像カートリッジについて>
図1は、現像カートリッジ1の斜視図である。図2は、現像カートリッジ1を、後述する第1外表面11側から視た図である。図3は、現像カートリッジ1を、後述する第2外表面12側から視た図である。
現像カートリッジ1は、電子写真方式の画像形成装置に使用される。画像形成装置は、例えば、レーザプリンタまたはLEDプリンタである。現像カートリッジ1は、感光体ドラムを有するドラムカートリッジに対して装着可能である。現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジに装着された状態で、画像形成装置に装着される。
画像形成装置には、例えば4つの現像カートリッジ1が装着可能である。4つの現像カートリッジ1は、互いに異なる色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの各色)の現像剤(例えば、トナー)を収容する。画像形成装置は、現像カートリッジ1から供給される現像剤により、印刷用紙に画像を形成する。ただし、画像形成装置に装着可能な現像カートリッジ1の数は、1~3つであってもよく、5つ以上であってもよい。
図1~図3に示すように、現像カートリッジ1は、ケーシング10、現像ローラ20、ギア部30、メモリアセンブリ40、およびレバー50を備える。
ケーシング10は、現像剤を収容可能な筐体である。ケーシング10は、第1外表面11と第2外表面12とを有する。第1外表面11は、第1方向におけるケーシング10の一端に位置する。第2外表面12は、第1方向におけるケーシング10の他端に位置する。第1外表面11と第2外表面12とは、第1方向において離れている。ケーシング10は、第1外表面11と第2外表面12との間で第1方向に延びるとともに、第2方向にも延びる。
ケーシング10の内部には、収容室が設けられている。現像剤は、収容室内に収容される。また、ケーシング10は、開口14を有する。開口14は、第2方向におけるケーシング10の一端部に位置する。ケーシング10の外部と、ケーシング10の内部の収容室とは、開口14を介して連通する。なお、ケーシング10は、第2方向における他端部の外表面に、ハンドルを有していてもよい。
現像ローラ20は、第1方向に延びる回転軸(第1軸)について回転可能なローラである。現像ローラ20は、ケーシング10の開口14に位置する。すなわち、現像ローラ20は、第2方向におけるケーシング10の一端部に位置する。
現像ローラ20は、現像ローラ本体21と現像ローラシャフト22とを有する。現像ローラ本体21は、第1方向に延びる円筒状の部材である。現像ローラ本体21の材料には、例えば、弾性を有するゴムが用いられる。ケーシング10内の現像剤は、現像ローラ本体21の外表面に担持される。現像ローラシャフト22は、現像ローラ本体21を貫通して第1方向に延びる円柱状の部材である。現像ローラ本体21は、現像ローラシャフト22に対して固定される。現像ローラシャフト22の材料には、金属または導電性を有する樹脂が用いられる。
現像カートリッジ1は、感光体ドラムを有するドラムカートリッジに装着可能である。現像カートリッジ1がドラムカートリッジに装着されると、現像ローラ20の外表面が、感光体ドラムの外表面に接触する。ケーシング10内の現像剤は、現像ローラ20を介して、感光体ドラムへ供給される。
ギア部30は、ケーシング10の第1外表面11に位置する。ギア部30は、ギアカバー31と、カップリング32と、複数のギアとを有する。ギアカバー31は、ケーシング10と共に、現像カートリッジ1の筐体を構成する。ギアカバー31は、ケーシング10の第1外表面11に固定される。複数のギアの少なくとも一部は、第1外表面11とギアカバー31との間に位置する。
複数のギアは、現像ローラギア33を含む。第1方向における現像ローラシャフト22の一端は、現像ローラギア33に固定される。したがって、現像ローラギア33が回転すると、現像ローラシャフト22も回転し、現像ローラシャフト22と共に現像ローラ本体21も回転する。なお、ギア部30に含まれる複数のギアは、歯の噛み合いによって回転力を伝達するものであってもよく、摩擦によって回転力を伝達するものであってもよい。
カップリング32は、ギアカバー31から露出する。ドラムカートリッジに装着された現像カートリッジ1が画像形成装置に装着されると、画像形成装置の駆動シャフトが、カップリング32に接続される。そして、駆動シャフトの回転が、カップリング32を介して、現像ローラギア33に伝達される。
メモリアセンブリ40は、ケーシング10の第1外表面11に位置する。図1に示すように、メモリアセンブリ40は、記憶媒体であるメモリ41と、メモリ41を保持するメモリホルダ42とを有する。メモリ41は、例えばICチップである。メモリ41は、メモリホルダ42の外表面に位置する。メモリホルダ42は、ホルダの一例である。
メモリ41は、現像カートリッジ1に関する種々の情報を記憶可能である。具体的には、メモリ41は、現像ローラ20を使用した累積印刷枚数、現像ローラ20の累積回転数、および現像剤の累積消費量、の少なくともいずれか1つを記憶する。これらの情報は、現像カートリッジ1の寿命を表す情報である。また、メモリ41は、現像カートリッジ1の製造番号、適合機種などの情報を記憶してもよい。メモリ41は、電気的接触面411を有する。電気的接触面411は、導体である金属からなる。
現像カートリッジ1は、ホルダカバー46を有する。ホルダカバー46は、ケーシング10の第1外表面11に位置する。具体的には、ホルダカバー46は、ケーシング10の第1外表面11に取り付けられる。より具体的には、ホルダカバー46は、ギアカバー31の外表面に固定される。ホルダカバー46は、メモリホルダ42の少なくとも一部分を覆う。すなわち、メモリホルダ42の少なくとも一部分は、ギアカバー31とホルダカバー46との間に位置する。
メモリホルダ42は、ケーシング10、ギアカバー31、およびホルダカバー46に対して、第2方向に移動可能である。メモリホルダ42がケーシング10に対して第2方向に移動すると、メモリホルダ42と共に、電気的接触面411を有するメモリ41も、ケーシング10に対して第2方向に移動する。
また、メモリホルダ42は、ケーシング10、ギアカバー31、およびホルダカバー46に対して、第3方向に移動可能である。メモリホルダ42がケーシング10に対して第3方向に移動すると、メモリホルダ42と共に、電気的接触面411を有するメモリ41も、ケーシング10に対して第3方向に移動する。
メモリホルダ42は、第1端部430および第2端部440を有する。第1端部430は、第3方向におけるメモリホルダ42の一端に位置する。第2端部440は、第3方向におけるメモリホルダ42の他端に位置する。第2端部440は、第1端部430に対して、第3方向に移動可能である。
より詳述すると、本実施形態のメモリホルダ42は、第1ホルダ部材43と、第2ホルダ部材44と、それらの間に位置するコイルばね45とを有する。第1ホルダ部材43は、例えば樹脂製である。第2ホルダ部材44は、例えば樹脂製である。第1ホルダ部材43は、第1端部430を有する。メモリ41は、第1端部430に固定される。すなわち、電気的接触面411は、第1端部430に保持される。第2ホルダ部材44は、第2端部440を有する。第1端部430と第2端部440とは、第3方向に離れている。
コイルばね45は、第3方向に延びる弾性部材である。コイルばね45は、第3方向において、第1端部430と第2端部440との間に配置される。第3方向におけるコイルばね45の一端は、第1端部430に接続される。第3方向におけるコイルばね45の他端は、第2端部440に接続される。
コイルばね45は、少なくとも、第1状態と、第1状態よりも縮んだ第2状態との間で、第3方向に伸縮可能である。第1状態におけるコイルばね45の第3方向の長さは、第2状態におけるコイルばね45の第3方向の長さよりも長い。したがって、第1状態における第1端部430と第2端部440との間の第3方向の距離は、第2状態における第1端部430と第2端部440との間の第3方向の距離よりも長い。また、第1状態および第2状態におけるコイルばね45の第3方向の長さは、コイルばね45の自然長よりも短い。ただし、少なくとも第2状態におけるコイルばね45の第3方向の長さが、コイルばね45の自然長よりも短ければよい。
なお、本実施形態では、メモリホルダ42の第1端部430に、電気的接触面411を有するメモリ41が固定されている。しかしながら、メモリ41のうちの電気的接触面411のみがメモリホルダ42の第1端部430に配置され、メモリ41の他の部分は、現像カートリッジ1の他の部分に配置されていてもよい。
レバー50は、ケーシング10の第2外表面12に位置する。レバー50は、第2方向において、現像ローラ20から離れた位置にある。図4は、レバー50の斜視図である。図3および図4に示すように、レバー50は、一端部51と、他端部52と、軸部53とを有する。軸部53は、一端部51と他端部52との間に位置する。軸部53は、レバー50から、第1方向に突出する。
レバー50の一端部51は、第1凸部54を有する。第1凸部54は、レバー50の一端部51から、ケーシング10の第2外表面12へ向けて、第1方向に突出する。また、レバー50の他端部52は、第2凸部55を有する。第2凸部55は、レバー50の他端部52において、ケーシング10の第2外表面12から離れる向きに、第1方向に突出する。また、第2凸部55は、凹面56を有する。現像カートリッジ1がドラムカートリッジに装着された状態において、凹面56は、ドラムカートリッジの感光体ドラムへ向けて凹む。
レバー50は、ケーシング10に対して移動可能である。現像カートリッジ1がドラムカートリッジに装着された状態において、軸部53は、ドラムカートリッジのフレームに接触する。そして、レバー50は、軸部53について、第1位置と第2位置との間で回動可能となる。
図3に示すように、ケーシング10の第2外表面12は、押圧受け面121を有する。押圧受け面121は、第2方向において、レバー50の一端部51よりも、現像ローラ20から離れて位置する。また、押圧受け面121は、レバー50の一端部51と、第2方向に向かい合う。具体的には、押圧受け面121は、レバー50の第1凸部54と、第2方向に向かい合う。レバー50は、軸部53について回動することにより、一端部51が、押圧受け面121に接触可能である。
また、現像カートリッジ1は、レバーホルダ57を有する。図5および図6は、レバーホルダ57の斜視図である。レバーホルダ57は、ケーシング10の第2外表面12に位置する。より詳細には、レバーホルダ57は、ケーシング10の第2外表面12に固定される。レバーホルダ57は、レバー50の一部分を覆う。すなわち、レバー50の一部分は、ケーシング10の第2外表面12と、レバーホルダ57との間に位置する。また、レバーホルダ57は、レバー50の軸部53と第2凸部55との間に位置する。これにより、レバーホルダ57からレバー50が抜けることが防止される。すなわち、レバーホルダ57は、レバー50を、ケーシング10に対して移動可能に保持する。
現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジに装着された状態で画像形成装置に装着された後、画像形成装置から供給される駆動力により、離間動作を行うことが可能である。離間動作は、感光体ドラムから現像ローラ20を、一時的に離間させる動作である。離間動作を行う場合、画像形成装置は、レバー50の他端部52の凹面56を押圧する。そうすると、レバー50は、軸部53について回動する。すなわち、レバー50は、ケーシング10に対して回動する。これにより、レバー50の一端部51が、ケーシング10の押圧受け面121を、第2方向に、かつ、感光体ドラムから離れる方向に、押圧する。その結果、ケーシング10および現像ローラ20を、感光体ドラムと接触する圧接位置から、感光体ドラムから離れる離間位置へ移動させることができる。
図7は、後述するカートリッジカバー60が装着されていない状態で、現像カートリッジ1が落下したときの様子を示した図である。図7のように、レバー50は、ケーシング10の第2外表面12と接触可能な支点部58を有する。現像カートリッジ1が落下して、レバー50の第2凸部55が床面に衝突すると、支点部58が第2外表面12に接触する。そして、図4中の破線矢印のように、第2凸部55に、ケーシング10へ向かう第1方向の力が加わる。そうすると、レバー50に、支点部58を中心として、破線矢印の向きに回動しようとする力が生じる。
しかしながら、図4および図7に示すように、本実施形態のレバー50は、第3凸部59を有する。第3凸部59は、レバー50の他端部52から、第3方向に突出する。第3凸部59とケーシング10の第2外表面12とは、第1方向に対向する。図7のように、レバー50が落下して、第2凸部55に、ケーシング10へ向かう第1方向の力が加わると、第3凸部59が、第2外表面12に接触する。これにより、支点部58を中心とするレバー50の回動が抑制される。したがって、レバー50の回動により、第2外表面12からレバー50が外れてしまうことを抑制できる。
また、図5に示すように、レバーホルダ57は、ホルダ凸部571を有する。ホルダ凸部571は、レバーホルダ57の外表面から、レバー50の他端部52へ向けて、第2方向に突出する。ホルダ凸部571は、レバー50の第2凸部55と、第1方向に対向する。図7のように、レバー50が落下して、第2凸部55に、ケーシング10へ向かう第1方向の力が加わると、レバー50の他端部52が、ホルダ凸部571に接触する。これにより、支点部58を中心とするレバー50の回動が抑制される。したがって、レバー50の回動により、第2外表面12からレバー50が外れてしまうことを、より抑制できる。
また、図6に示すように、レバーホルダ57は、ホルダ内表面572を有する。ホルダ内表面572は、レバー50の一端部51と、第1方向に向かい合う。また、ホルダ内表面572とレバー50の一端部51との間には、第1方向の隙間が存在する。レバー50が、支点部58を中心として回動した場合でも、レバー50の一端部51は、ホルダ内表面572に接触しない。このため、レバー50の回動により、レバーホルダ57が圧力を受けることはない。したがって、第2外表面12からレバーホルダ57が外れることを抑制できる。
<2.カートリッジカバーについて>
現像カートリッジ1は、カートリッジカバー60を備える。カートリッジカバー60は、現像カートリッジ1に対して着脱可能である。図8は、カートリッジカバー60の正面図である。図9は、現像カートリッジ1およびカートリッジカバー60の斜視図である。図10および図11は、現像カートリッジ1およびカートリッジカバー60の正面図である。現像カートリッジ1の運搬時には、現像カートリッジ1にカートリッジカバー60が装着される。現像カートリッジ1の使用時には、現像カートリッジ1からカートリッジカバー60が取り外される。
カートリッジカバー60は、ポリプロピレン等の可撓性を有する樹脂により形成される。図8~図11に示すように、カートリッジカバー60は、ローラカバー61、第1サイドカバー62、および第2サイドカバー63を有する。ローラカバー61は、第1サイドカバー62と第2サイドカバー63との間に位置する。ローラカバー61、第1サイドカバー62、および第2サイドカバー63は、いずれもカップ状である。
ローラカバー61は、第2方向におけるケーシング10の一端に対して着脱可能である。ケーシング10にローラカバー61が装着された状態において、ローラカバー61は、現像ローラ20を覆う。これにより、現像カートリッジ1の運搬時に、現像ローラ20が保護される。ローラカバー61は、ケーシング10に装着された状態において、現像ローラ20に沿って第1方向に延びる。ローラカバー61の内面は、現像ローラ20の外周面と向かい合う。このため、現像ローラ20の付近から発生する現像剤を、ローラカバー61の内面で受けることができる。
図12は、カートリッジカバー60の図11におけるA-A線断面図である。図12に示すように、ローラカバー61は、底板610、第1カバー板611、および第2カバー板612を有する。ケーシング10にローラカバー61が装着された状態において、底板610は、第2方向におけるケーシング10の一端部を覆う。第1カバー板611は、第3方向における底板610の一端部から、第2方向におけるケーシング10の他端部へ向けて、第2方向に延びる。第2カバー板612は、第3方向における底板610の他端部から、第2方向におけるケーシング10の他端部へ向けて、第2方向に延びる。第1カバー板611と第2カバー板612とは、第3方向に離れている。第1カバー板611および第2カバー板612は、それぞれ、第1方向に延びる。
第1サイドカバー62は、ケーシング10の第1外表面11に対して着脱可能である。ケーシング10の第1外表面11に第1サイドカバー62が装着された状態において、第1サイドカバー62は、メモリ41、メモリホルダ42、ホルダカバー46、およびカップリング32を覆う。これにより、現像カートリッジ1の運搬時に、メモリ41、メモリホルダ42、ホルダカバー46、およびカップリング32が保護される。
ローラカバー61と第1サイドカバー62とは、別部品である。このため、ローラカバー61および第1サイドカバー62が一体の部品である場合よりも、各カバーを成形するための金型を、簡易な形状とすることができる。したがって、ローラカバー61および第1サイドカバー62を、容易に成形できる。
図13は、図12における領域Bの拡大図である。図12および図13に示すように、第1サイドカバー62は、第1端壁620、第1壁621、および第2壁622を有する。ケーシング10に第1サイドカバー62が装着された状態において、第1端壁620は、メモリ41、メモリホルダ42、ホルダカバー46、およびカップリング32を覆う。
第1壁621は、第3方向における第1端壁620の一端部から、第2サイドカバー63へ向けて、第1方向に延びる。第2壁622は、第3方向における第1端壁620の他端部から、第2サイドカバー63へ向けて、第1方向に延びる。第1壁621と第2壁622とは、第3方向に離れている。第1壁621および第2壁622は、第1方向におけるローラカバー61の一端部を覆う。
より具体的には、第1壁621は、ローラカバー61の第1カバー板611の外表面を覆う。第2壁622は、ローラカバー61の第2カバー板612の外表面を覆う。
第1外表面11に第1サイドカバー62が装着された状態において、第1壁621は、メモリホルダ42の第1端部430に接触する。また、第1外表面11に第1サイドカバー62が装着された状態において、第2壁622は、メモリホルダ42の第2端部440に接触する。
第1外表面11に第1サイドカバー62が装着された状態における第1端部430と第2端部440との間の第3方向の距離は、第1外表面11に第1サイドカバー62が装着されていない状態における第1端部430と第2端部440との間の第3方向の距離よりも、小さい。このように、第1サイドカバー62は、メモリホルダ42を第3方向に縮めた状態で、メモリホルダ42を保持する。これにより、メモリホルダ42のがたつきを抑えて、メモリホルダ42およびメモリ41を適切に保護できる。
また、第1サイドカバー62は、第1爪623および第2爪624を有する。第1爪623は、第1壁621の内表面から第2壁622へ向けて、第3方向に突出する。すなわち、第1爪623は、第1壁621の内表面から、第1方向に対して交差する方向に突出する。第2爪624は、第2壁622の内表面から第1壁621へ向けて、第3方向に突出する。すなわち、第2爪624は、第2壁622の内表面から、第1方向に対して交差する方向に突出する。第1爪623と第2爪624とは、第3方向に向かい合う。
第1爪623および第2爪624は、ローラカバー61にフックされる。具体的には、第1爪623は、ローラカバー61の第1カバー板611にフックされる。第2爪624は、ローラカバー61の第2カバー板612にフックされる。より具体的には、第1カバー板611は、第1孔613を有する。第2カバー板612は、第2孔614を有する。第1爪623は、第1孔613にフックされる。第2爪624は、第2孔614にフックされる。
また、第1爪623は、第1フック面623aを有する。第1フック面623aは、第1壁621の内表面から第2壁622へ向けて、第3方向に延びる。ローラカバー61の第1カバー板611に第1爪623がフックされた状態において、第1フック面623aは、第1カバー板611に対して、第1方向に接触する。
また、第2爪624は、第2フック面624aを有する。第2フック面624aは、第2壁622の内表面から第1壁621へ向けて、第3方向に延びる。ローラカバー61の第2カバー板612に第2爪624がフックされた状態において、第2フック面624aは、第2カバー板612に対して、第1方向に接触する。
このように、第1サイドカバー62は、第1爪623が第1カバー板611にフックされ、第2爪624が第2カバー板612にフックされることにより、ローラカバー61に固定される。そして、第1爪623および第2爪624がローラカバー61にフックされた状態で、ローラカバー61および第1サイドカバー62が、ケーシング10に対して着脱可能となっている。
このため、ユーザが、現像カートリッジ1からカートリッジカバー60を取り外すときには、ローラカバー61および第1サイドカバー62を、一体として取り外すことができる。これにより、ユーザの操作を減らすことができる。
図13に示すように、第1壁621の内表面と第1フック面623aとがなす角度θ1は、90°よりも小さい。また、第2壁622の内表面と第2フック面624aとがなす角度θ2は、90°よりも小さい。このようにすれば、角度θ1,θ2が90°以上の場合よりも、ローラカバー61から第1爪623および第2爪624が外れることを抑制できる。したがって、ローラカバー61と第1サイドカバー62とが分離することを抑制できる。
また、図8~図11に示すように、第1壁621は、第1スリット625を有する。第1スリット625は、第1方向における第1壁621の端部から第1端壁620へ向けて、第1方向に延びる。このように、第1壁621に第1スリット625を設ければ、ローラカバー61に対して第1爪623をフックするときに、第1壁621が撓みやすくなる。したがって、ローラカバー61に対して第1爪623を容易にフックすることができる。
同様に、第2壁622は、第2スリット(図示省略)を有する。第2スリットは、第1方向における第2壁622の端部から第1端壁620へ向けて、第1方向に延びる。このように、第2壁622に第2スリットを設ければ、ローラカバー61に対して第2爪624をフックするときに、第2壁622が撓みやすくなる。したがって、ローラカバー61に対して第2爪624を容易にフックすることができる。
図14は、第3方向に対して直交する面における、現像カートリッジ1および第1サイドカバー62の断面図である。図14に示すように、第1サイドカバー62は、第1突起626を有する。第1突起626は、ギアカバー31に接触する。これにより、ギアカバー31に対して第1サイドカバー62が位置決めされる。
第1突起626は、第1方向において、ホルダカバー46よりもケーシング10の近くに位置する。ホルダカバー46の一部分と、第1突起626の一部分とは、第1方向に向かい合う。このため、現像カートリッジ1から第1サイドカバー62を取り外すときには、第1突起626の一部分が、ホルダカバー46の一部分に接触する。ただし、図14に示すように、第1突起626は、テーパ面626aを有する。テーパ面626aは、第1方向に対して傾斜する。現像カートリッジ1から第1サイドカバー62を取り外すときには、テーパ面626aが、ホルダカバー46の一部分に接触する。このようにすれば、現像カートリッジ1から第1サイドカバー62を取り外すときに、ホルダカバー46に対して過度な力が作用することを抑制できる。したがって、ギアカバー31からホルダカバー46が外れることを抑制できる。
第2サイドカバー63は、ケーシング10の第2外表面12に対して着脱可能である。ケーシング10の第2外表面12に第2サイドカバー63が装着された状態において、第2サイドカバー63は、レバー50およびレバーホルダ57を覆う。これにより、現像カートリッジ1の運搬時に、レバー50およびレバーホルダ57が保護される。
また、カートリッジカバー60は、ヒンジ64を有する。ヒンジ64は、ローラカバー61と第2サイドカバー63との間に位置する。第2サイドカバー63は、図10に示す開放位置と、図11に示す装着位置との間で、ヒンジ64を中心として、ローラカバー61に対して回動可能である。
ローラカバー61、第2サイドカバー63、およびヒンジ64は、一体成形品である。カートリッジカバー60の製造時には、第2サイドカバー63が第1開放位置に配置された状態で、カートリッジカバー60が射出成形される。
ヒンジ64は、薄肉状の板である。すなわち、ヒンジ64の厚みは、ローラカバー61のヒンジ64に隣接する部分の厚み、および、第2サイドカバー63のヒンジ64に隣接する部分の厚みよりも、薄い。これにより、ローラカバー61に対して第2サイドカバー63を、ヒンジ64を中心として、容易に回動させることができる。
図10に示すように、ローラカバー61および第1サイドカバー62がケーシング10に装着された状態において、第2サイドカバー63が開放位置に配置された場合、第2サイドカバー63は、ケーシング10から離れる。一方、図11に示すように、ローラカバー61および第1サイドカバー62がケーシング10に装着された状態において、第2サイドカバー63が装着位置に配置された場合、第2サイドカバー63は、ケーシング10の第2外表面12に装着される。
第2外表面12に第2サイドカバー63が装着された状態における、レバー50のケーシング10に対する可動範囲は、第2外表面12に第2サイドカバー63が装着されていない状態における、レバー50のケーシング10に対する可動範囲よりも、小さい。このように、レバー50の可動範囲を制限することで、現像カートリッジ1の運搬時に、レバー50を適切に保護できる。
また、図8および図10に示すように、第2サイドカバー63は、第2突起635を有する。第2サイドカバー63が装着位置に配置された状態において、第2突起635は、第2サイドカバー63の内面から、ケーシング10の第2外表面12へ向けて、第1方向に突出する。一方、ケーシング10は、第2外表面12に、穴(図示省略)を有する。穴は、第2外表面12から第1外表面11へ向けて、第1方向に凹む。第2サイドカバー63が装着位置に配置された場合、第2突起635は、穴に挿入される。これにより、第2外表面12に対して第2サイドカバー63が位置決めされる。
図15は、図12における領域Cの拡大図である。図12および図15に示すように、第2サイドカバー63は、第2端壁630、第3壁631、および第4壁632を有する。ケーシング10に第2サイドカバー63が装着された状態において、第2端壁630は、レバー50およびレバーホルダ57を覆う。
第3壁631は、第3方向における第2端壁630の一端部から、第1サイドカバー62へ向けて、第1方向に延びる。第4壁632は、第3方向における第2端壁630の他端部から、第1サイドカバー62へ向けて、第1方向に延びる。第3壁631と第4壁632とは、第3方向に離れている。第3壁631および第4壁632は、第1方向におけるローラカバー61の他端部を覆う。
より具体的には、第3壁631は、ローラカバー61の第1カバー板611の外表面を覆う。第4壁632は、ローラカバー61の第2カバー板612の外表面を覆う。
また、第2サイドカバー63は、第3爪633および第4爪634を有する。第3爪633は、第3壁631の内表面から第4壁632へ向けて、第3方向に突出する。すなわち、第3爪633は、第3壁631の内表面から、第1方向に対して交差する方向に突出する。第4爪634は、第4壁632の内表面から第3壁631へ向けて、第3方向に突出する。すなわち、第4爪634は、第4壁632の内表面から、第1方向に対して交差する方向に突出する。第3爪633と第4爪634とは、第3方向に向かい合う。
第3爪633および第4爪634は、ローラカバー61にフックされる。具体的には、第3爪633は、ローラカバー61の第1カバー板611にフックされる。第4爪634は、ローラカバー61の第2カバー板612にフックされる。より具体的には、第1カバー板611は、第3孔615を有する。第2カバー板612は、第4孔616を有する。第3爪633は、第3孔615にフックされる。第4爪634は、第4孔616にフックされる。
また、第3爪633は、第3フック面633aを有する。第3フック面633aは、第3壁631の内表面から第4壁632へ向けて、第3方向に延びる。ローラカバー61の第1カバー板611に第3爪633がフックされた状態において、第3フック面633aは、第1カバー板611に対して、第1方向に接触する。
また、第4爪634は、第4フック面634aを有する。第4フック面634aは、第4壁632の内表面から第3壁631へ向けて、第3方向に延びる。ローラカバー61の第2カバー板612に第4爪634がフックされた状態において、第4フック面634aは、第2カバー板612に対して、第1方向に接触する。
このように、第2サイドカバー63が装着位置に配置された状態において、第3爪633は第1カバー板611にフックされ、第4爪634は第2カバー板612にフックされる。これにより、第2サイドカバー63がローラカバー61に固定される。
図15に示すように、第3壁631の内表面と第3フック面633aとがなす角度θ3は、90°よりも大きい。また、第4壁632の内表面と第4フック面634aとがなす角度θ4は、90°よりも大きい。このようにすれば、角度θ3,θ4が90°以下の場合よりも、ローラカバー61から第3爪633および第4爪634を取り外しやすくなる。したがって、ケーシング10の第2外表面12から第2サイドカバー63を取り外しやすくなる。
現像カートリッジ1にカートリッジカバー60を装着するときには、予め、第1サイドカバー62の第1爪623および第2爪624を、ローラカバー61にフックする。これにより、ローラカバー61に第1サイドカバー62を固定する。その結果、ローラカバー61、第1サイドカバー62、および第2サイドカバー63が一体化される。
次に、図10のように、第2サイドカバー63を開放位置とした状態で、現像カートリッジ1に、ローラカバー61および第1サイドカバー62を装着する。すなわち、第2方向におけるケーシング10の一端部にローラカバー61を装着するとともに、ケーシング10の第1外表面11に第1サイドカバー62を装着する。
その後、第2サイドカバー63を開放位置から装着位置へ回動させる。そして、第2サイドカバー63の第3爪633および第4爪634を、ローラカバー61にフックする。これにより、ケーシング10の第2外表面12に第2サイドカバー63を装着する。
現像カートリッジ1からカートリッジカバー60を取り外すときには、まず、第2サイドカバー63を装着位置から開放位置へ回動させる。その際、ローラカバー61に対する第3爪633および第4爪634のフックが解除される。これにより、第2外表面12から第2サイドカバー63を取り外す。その後、ケーシング10の第1外表面11から第1サイドカバー62を取り外すとともに、第2方向におけるケーシング10の一端部からローラカバー61を取り外す。すなわち、ローラカバー61から第1サイドカバー62を取り外すことなく、ケーシング10からローラカバー61および第1サイドカバー62を、一体として取り外す。これにより、ユーザの操作を減らすことができる。
<3.変形例>
上記の実施形態のカートリッジカバー60は、ローラカバー61と第2サイドカバー63とが一体成形品であり、第1サイドカバー62のみが別部品であった。しかしながら、ローラカバー61と第2サイドカバーも、別部品であってもよい。
上記の実施形態では、カートリッジカバー60は、ローラカバー61、第1サイドカバー62、および第2サイドカバー63を有していた。しかしながら、カートリッジカバー60は、ローラカバー61および第1サイドカバー62のみを有していてもよい。
現像カートリッジ1は、1つの感光体ドラムを有するドラムカートリッジに対して装着されるものであってもよく、複数の感光体ドラムを有するドラムカートリッジに対して装着されるものであってもよい。また、現像カートリッジ1は、画像形成装置に対して直接装着されるものであってもよい。
また、現像カートリッジ1の細部の形状については、本願の各図に示された形状と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 現像カートリッジ
10 ケーシング
20 現像ローラ
30 ギア部
40 メモリアセンブリ
41 メモリ
42 メモリホルダ
46 ホルダカバー
50 レバー
57 レバーホルダ
60 カートリッジカバー
61 ローラカバー
62 第1サイドカバー
63 第2サイドカバー
411 電気的接触面
623 第1爪
624 第2爪
625 第1スリット
626 第1突起
633 第3爪
634 第4爪

Claims (10)

  1. 現像剤を収容可能なケーシングであって、第1外表面と、前記第1外表面から第1方向に離れた第2外表面とを有するケーシングと、
    前記第1方向に延びる第1軸について回転可能な現像ローラであって、前記第1方向と交差する第2方向における前記ケーシングの一端部に位置する現像ローラと、
    電気的接触面を有する記憶媒体であって、前記電気的接触面が前記第1外表面に位置する記憶媒体と、
    前記第1外表面に位置するホルダであって、前記電気的接触面を保持するホルダと、
    前記第2方向における前記ケーシングの一端に着脱可能なローラカバーであって、前記現像ローラを覆うローラカバーと、
    前記ケーシングの前記第1外表面に着脱可能な第1サイドカバーであって、前記ホルダを覆う第1サイドカバーと、
    を備え、
    前記ローラカバーと前記第1サイドカバーとは、別部品であり、
    前記第1サイドカバーは、
    前記ローラカバーにフックされる第1爪
    を有し、
    前記第1爪が前記ローラカバーにフックされた状態で、前記ローラカバーおよび前記第1サイドカバーが、前記ケーシングに着脱可能であることを特徴とする、現像カートリッジ。
  2. 請求項1に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1サイドカバーは、
    前記第1方向における前記ローラカバーの一端部を覆う第1壁であって、前記第1方向に延びる第1壁
    をさらに有し、
    前記第1爪は、
    前記第1壁の内表面から、前記第1方向に対して交差する方向に延びる第1フック面であって、前記ローラカバーに接触する第1フック面
    を有し、
    前記第1壁の内表面と前記第1フック面とがなす角度は、90°よりも小さいことを特徴とする、現像カートリッジ。
  3. 請求項2に記載の現像カートリッジであって、
    前記ローラカバーは、
    第1カバー板と、
    前記第1方向および前記第2方向に対して交差する第3方向において、前記第1カバー板から離れた第2カバー板と、
    を有し、
    前記第1爪は、前記第1カバー板にフックされ、
    前記第1サイドカバーは、
    前記第2カバー板にフックされる第2爪
    をさらに有し、
    前記第1爪と前記第2爪が、前記第3方向に向かい合うことを特徴とする、現像カートリッジ。
  4. 請求項3に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1サイドカバーは、
    前記第1方向における前記ローラカバーの一端部を覆う第2壁であって、前記第1方向に延びる第2壁であり、前記第3方向において前記第1壁から離れた第2壁
    をさらに有し、
    前記第2爪は、
    前記第2壁の内表面から、前記第1方向に対して交差する方向に延びる第2フック面であって、前記ローラカバーに接触する第2フック面
    を有し、
    前記第2壁の内表面と前記第2フック面とがなす角度は、90°よりも小さいことを特徴とする、現像カートリッジ。
  5. 請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジであって、
    前記第2外表面に位置するレバーであって、前記ケーシングに対して移動可能なレバーと、
    前記ケーシングの前記第2外表面に着脱可能な第2サイドカバーであって、前記レバーを覆う第2サイドカバーと、
    を備え、
    前記第2サイドカバーは、
    前記ローラカバーにフックされる第3爪
    をさらに有することを特徴とする、現像カートリッジ。
  6. 請求項5に記載の現像カートリッジであって、
    前記第2サイドカバーは、
    前記第1方向における前記ローラカバーの他端部を覆う第3壁であって、前記第1方向に延びる第3壁
    をさらに有し、
    前記第3爪は、
    前記第3壁の内表面から、前記第1方向に対して交差する方向に延びる第3フック面であって、前記ローラカバーに接触する第3フック面
    を有し、
    前記第3壁の内表面と前記第3フック面とがなす角度は、90°よりも大きいことを特徴とする、現像カートリッジ。
  7. 請求項6に記載の現像カートリッジであって、
    前記ローラカバーは、
    第1カバー板と、
    前記第1方向および前記第2方向に対して交差する第3方向において、前記第1カバー板から離れた第2カバー板と、
    を有し、
    前記第3爪は、前記第1カバー板にフックされ、
    前記第2サイドカバーは、
    前記第2カバー板にフックされる第4爪
    をさらに有し、
    前記第3爪と前記第4爪が、前記第3方向に向かい合うことを特徴とする、現像カートリッジ。
  8. 請求項7に記載の現像カートリッジであって、
    前記第2サイドカバーは、
    前記第1方向における前記ローラカバーの他端部を覆う第4壁であって、前記第1方向に延びる第4壁であり、前記第3方向において前記第3壁から離れた第4壁
    をさらに有し、
    前記第4爪は、
    前記第4壁の内表面から、前記第1方向に対して交差する方向に延びる第4フック面であって、前記ローラカバーに接触する第4フック面
    を有し、
    前記第4壁の内表面と前記第4フック面とがなす角度は、90°よりも大きいことを特徴とする、現像カートリッジ。
  9. 請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1外表面に取り付けられたホルダカバーであって、前記ホルダの少なくとも一部分を覆うホルダカバー
    をさらに備え、
    前記第1サイドカバーは、
    前記第1方向において、前記ホルダカバーよりも前記ケーシングの近くに位置する突起であって、前記第1方向において、前記ホルダカバーと向かい合う突起
    をさらに有し、
    前記突起は、
    前記第1方向に対して傾斜するテーパ面
    を有し、
    前記ケーシングから前記第1サイドカバーを取り外すときに、前記テーパ面が前記ホルダカバーに接触することを特徴とする、現像カートリッジ。
  10. 請求項2に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1爪は、前記第1壁の内表面から、前記第1方向に対して交差する方向に突出し、
    前記第1爪が前記ローラカバーにフックされるときに、前記第1壁は、撓むことが可能であり、
    前記第1壁は、前記第1方向に延びる第1スリットを有する、現像カートリッジ。
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