JP2024018116A - 水洗大便器 - Google Patents

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Abstract

【課題】異音の発生を抑制すること。【解決手段】実施形態に係る水洗大便器は、ボウル部と、トラップ部と、ゼット吐水部とを備える。ゼット吐水部は、ゼット導水路と、ゼット吐水口とを有する。ゼット導水路は、洗浄水が流れるように形成される。ゼット吐水口は、ゼット導水路の先端に形成され、トラップ部に向けて洗浄水を噴出させる。ゼット導水路は、収縮部を有する。収縮部は、ゼット吐水口側となるにつれて断面積が小さくなる。ゼット吐水口の断面積は、ゼット導水路の断面積の中で最も小さい。ゼット導水路の洗浄水の流れ方向における収縮部の天面の幅の縮小率は、流れ方向における収縮部の底面の幅の縮小率よりも小さい。ゼット導水路の側面のうち、少なくとも1つの側面と、ゼット導水路の天面との角度は、鋭角である。【選択図】図4

Description

開示の実施形態は、水洗大便器に関する。
従来、リム吐水口、および、ゼット吐水口から洗浄水を吐水し、汚物を排出する水洗大便器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-3250号公報
上記する水洗大便器は、ゼット吐水口から噴出される際の異音の発生を抑制している。しかしながら、上記する水洗大便器は、異音の発生についてさらなる改善の余地がある。
実施形態の一態様は、異音の発生を抑制する水洗大便器を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る水洗大便器は、ボウル部と、トラップ部と、ゼット吐水部とを備える。ボウル部は、汚物を受ける。トラップ部は、ボウル部の汚物を排出するようにボウル部に連通する。ゼット吐水部は、トラップ部の前方からトラップ部に向けて洗浄水を噴出させる。ゼット吐水部は、ゼット導水路と、ゼット吐水口とを有する。ゼット導水路は、洗浄水が流れるように形成される。ゼット吐水口は、ゼット導水路の先端に形成され、トラップ部に向けて洗浄水を噴出させる。ゼット導水路は、収縮部を有する。収縮部は、ゼット吐水口側となるにつれて断面積が小さくなる。ゼット吐水口の断面積は、ゼット導水路の断面積の中で最も小さい。ゼット導水路の洗浄水の流れ方向における収縮部の天面の幅の縮小率は、流れ方向における収縮部の底面の幅の縮小率よりも小さい。ゼット導水路の側面のうち、少なくとも1つの側面と、ゼット導水路の天面との角度は、鋭角である。
これにより、水洗大便器は、収縮部において洗浄水の流速の変化を生じさせることで、ゼット導水路内の空気を細分化することができる。また、水洗大便器は、収縮部の天面側において、洗浄水の流速の変化を大きくすることで、収縮部の天面側に浮遊する空気を細分化することができる。また、水洗大便器は、ゼット導水路の側面とゼット導水路の天面との角度を鋭角にすることで、天面と側面との間に溜まった空気を、天面付近の流速が遅い洗浄水によって細分化することができる。そのため、水洗大便器は、ゼット導水路における圧力変化を抑制し、異音の発生を抑制することができる。
また、ゼット導水路は、湾曲部を有する。湾曲部は、収縮部に接続され、後方から前方に向かう洗浄水の流れ方向を、前方から後方に変更させる。
これにより、水洗大便器は、ゼット導水路を流れる洗浄水の流れ方向において、湾曲部よりも下流側に設けられる収縮部によって、空気を細分化することができる。そのため、水洗大便器は、細分化された空気を含む洗浄水をゼット吐水口から、噴出することができる。従って、水洗大便器は、ゼット吐水口から噴出される洗浄水による異音の発生を抑制することができる。
また、収縮部の側面のうち、少なくとも1つの側面と、収縮部の天面との角度は、鋭角である。
これにより、水洗大便器は、収縮部の天面と収縮部の側面との間に溜まった空気を、天面付近の流速が遅い洗浄水によって細分化することができる。そのため、水洗大便器は、収縮部における圧力変化を抑制し、異音の発生を抑制することができる。
また、収縮部の天面と、収縮部の底面との距離は、ゼット吐水口側となるにつれて徐々に短くなる。
これにより、水洗大便器は、ゼット導水路における異音の発生を抑制しつつ、上下方向に偏りの少ない洗浄水をゼット吐水口から噴出することができる。そのため、水洗大便器は、異音の発生を抑制しつつ、ゼット吐水口から噴出される洗浄水による汚物の排出性が低下することを抑制することができる。
また、収縮部の側面間の距離は、ゼット吐水口側となるにつれて徐々に短くなる。
これにより、水洗大便器は、ゼット導水路における異音の発生を抑制しつつ、左右方向に偏りの少ない洗浄水をゼット吐水口から噴出することができる。そのため、水洗大便器は、異音の発生を抑制しつつ、ゼット吐水口から噴出される洗浄水による汚物の排出性が低下することを抑制することができる。
実施形態の一態様によれば、異音の発生を抑制することができる。
図1は、実施形態に係る水洗大便器の斜視図である。 図2は、実施形態に係る水洗大便器の平面図である。 図3は、実施形態に係る水洗大便器の側面図である。 図4は、図3のIV-IV断面図である。 図5は、図4のV-V断面におけるゼット導水路の形状を示す概略図である。 図6は、図4のVI-VI断面におけるゼット導水路の形状を示す概略図である。 図7は、図4のVII-VII断面におけるゼット導水路の形状を示す概略図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する水洗大便器の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
実施形態に係る水洗大便器1は、図1~図7を参照して説明される。図1は、実施形態に係る水洗大便器1の斜視図である。図2は、実施形態に係る水洗大便器1の平面図である。図3は、実施形態に係る水洗大便器1の側面図である。図4は、図3のIV-IV断面図である。図5は、図4のV-V断面におけるゼット導水路20の形状を示す概略図である。図6は、図4のVI-VI断面におけるゼット導水路20の形状を示す概略図である。図7は、図4のVII-VII断面におけるゼット導水路20の形状を示す概略図である。
また、図1などには、説明をわかりやすくするために、鉛直上向きを正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。直交座標系では、X軸正方向が左方、および、X軸負方向が右方として規定される。また、Y軸正方向が前方、および、Y軸負方向が後方として規定される。また、X軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を上下方向という。
水洗大便器1は、トイレ室に設置される。水洗大便器1は、トイレ室の壁面に取り付けられる壁掛け式である。なお、水洗大便器1は、トイレ室の床面に設置される床置き式であってもよい。
水洗大便器1は、便器本体2を備える。水洗大便器1は、便器本体2に取り付けられる機能部を備える。機能部は、たとえば、便座、衛生洗浄装置、貯水タンク、および、加圧ポンプなどを含む。
便器本体2は、たとえば、陶器製である。便器本体2は、ボウル部3と、リム部4と、リム吐水部5と、ゼット吐水部6と、排水トラップ7(トラップ部)と、取付部8とを備える。ボウル部3は、使用者の汚物を受ける。リム部4は、ボウル部3の上縁に形成される。
リム吐水部5は、リム導水路10と、リム吐水口11とを含む。リム導水路10は、共通導水路15に連通する。共通導水路15は、ボウル部3の後方に設けられる。共通導水路15には、貯水タンクから洗浄水が供給される。リム導水路10は、ボウル部3の後方から右方へ向けてリム部4に沿って形成される。
リム吐水口11は、リム導水路10の先端に形成される。リム吐水口11は、リム導水路10における洗浄水の流れ方向における先端、すなわち、リム導水路10における洗浄水の流れ方向における下流端に形成される。リム吐水口11は、リム部4の右方に形成される。リム吐水口11は、リム導水路10を流れる洗浄水をリム部4に吐水する。リム吐水口11から吐水された洗浄水は、リム部4に沿って旋回しつつ、ボウル部3に流れ、旋回流を形成する。このように形成される旋回流によって、ボウル部3が洗浄される。ボウル部3の汚物は、旋回流によってボウル部3の底部に流される。
ゼット吐水部6は、排水トラップ7の前方から排水トラップ7に向けて洗浄水を噴出させる。ゼット吐水部6は、ゼット導水路20と、ゼット吐水口21とを含む。ゼット導水路20は、共通導水路15に連通する。ゼット導水路20は、ボウル部3の後方から左方に向けて形成される。ゼット導水路20は、ボウル部3の後方から斜め下方に向けてボウル部3に沿って形成される。
ゼット導水路20は、湾曲部23と、収縮部24とを含む。湾曲部23は、排水トラップ7よりも前方に設けられる。湾曲部23は、ゼット導水路20を後方から前方に向かう洗浄水の流れを、前方から後方に変更するように形成される。ゼット導水路20を流れる洗浄水の流れ方向において、下流側の湾曲部23の端部は、収縮部24に接続される。
収縮部24は、排水トラップ7よりも前方に設けられる。収縮部24は、前方から後方となるにつれて、前後方向に直交する断面における断面積が小さくなるように設けられる。収縮部24は、収縮部24を流れる洗浄水の流れ方向において、上流側から下流側となるにつれて、収縮部24を流れる洗浄水の流れ方向に直交する断面における断面積が小さくなるように設けられてもよい。
ゼット吐水口21は、ゼット導水路20の先端に形成される。すなわち、ゼット吐水口21は、収縮部24の先端に形成される。ゼット吐水口21は、ゼット導水路20における洗浄水の流れ方向における先端、すなわち、ゼット導水路20における洗浄水の流れ方向における下流端に形成される。ゼット吐水口21は、ゼット導水路20を流れる洗浄水を排水トラップ7に向けて噴出する。ゼット吐水口21から噴出された洗浄水は、ボウル部3に貯留されていた溜水を巻き込みながら、排水トラップ7に流入する。これにより、リム吐水口11から吐水された洗浄水によって流された汚物が、排水トラップ7に排出される。
たとえば、収縮部24は、図5~図7に示すように、前方から後方となるにつれて、前後方向に直交する断面における断面積が小さくなる。図7は、ゼット吐水口21を含む収縮部24の断面図である。
ゼット吐水口21の断面積は、ゼット導水路20の断面積の中で最も小さい。収縮部24の天面24aの幅は、前方から後方となるにつれて徐々に短くなる。収縮部24の天面24aの幅は、図5~図7に示す断面において、前方から後方となるにつれて、W1、W2、および、W3と変化する。
また、収縮部24の底面24bの幅は、前方から後方となるにつれて徐々に短くなる。収縮部24の底面24bの幅は、図5~図7に示す断面において、前方から後方となるにつれて、W4、W5、および、W6と変化する。収縮部24の天面24aの幅、および、収縮部24の底面24bの幅は、左右方向における天面24aの長さである。
収縮部24の天面24aの幅の縮小率は、収縮部24の底面24bの幅の縮小率よりも小さい。縮小率は、ゼット導水路20を流れる洗浄水の上流側の幅に対する、ゼット導水路20を流れる洗浄水の下流側の幅の割合である。縮小率は、ゼット導水路20を流れる洗浄水の下流側の幅を、ゼット導水路20を流れる洗浄水の上流側の幅で除算されることで算出される。
収縮部24の天面24aの幅の縮小率r1は、W3/W1である。収縮部24の底面24bの幅の縮小率r2は、W6/W4である。収縮部24の天面24aの幅の縮小率r1は、収縮部24の底面24bの幅の縮小率r2よりも小さい。
また、収縮部24の天面24aの幅の縮小幅は、収縮部24の底面24bの幅の縮小幅よりも大きい。縮小幅は、ゼット導水路20を流れる洗浄水の上流側の幅と、ゼット導水路20を流れる洗浄水の下流側の幅との差である。収縮部24の天面24aの幅の縮小幅d1は、W1-W3である。収縮部24の底面24bの幅の縮小幅d2は、W4-W6である。収縮部24の天面24aの幅の縮小幅d1は、収縮部24の底面24bの幅の縮小幅d2よりも大きい。
また、収縮部24の底面24bから収縮部24の天面24aまでの高さは、前方から後方となるにつれて徐々に低くなる。収縮部24の底面24bから収縮部24の天面24aまでの高さは、図5~図7に示す断面において、前方から後方となるにつれて、H1、H2、および、H3と変化する。
収縮部24の天面24aと収縮部24の底面24bとを接続する側面24cのうち、少なくとも1つの側面24cと収縮部24の天面24aとの角度は、鋭角である。たとえば、収縮部24は、2つの側面24cと、天面24aとの角度が鋭角となるように形成される。
収縮部24の側面24c間の距離は、前方から後方となるにつれて徐々に短くなる。すなわち、収縮部24の側面24c間の距離は、ゼット吐水口21側となるにつれて徐々に短くなる。収縮部24の側面24c間の距離は、向かい合う2つの側面24c間の距離である。
排水トラップ7は、ボウル部3の底部に連通する。排水トラップ7は、ボウル部3の底部から延びて、ボウル部3内の汚物を排出する。排水トラップ7は、上昇管7aと、下降管7bとを備える。
上昇管7aは、ボウル部3の下端に連通する。上昇管7aは、ボウル部3の下端から側壁面側、すなわち、後方に向けて斜め上方に延びる。
下降管7bは、上昇管7aの後端に接続される。下降管7bは、排水ソケットを介して、壁面に設けられた排水管に接続される。
取付部8は、ボウル部3と壁面との間に設けられる。取付部8は、便器本体2の後端に設けられる。取付部8は、取付部材を介して水洗大便器1を壁面に取り付ける。取付部材は、たとえば、ボルト、および、ナットである。
水洗大便器1は、ゼット導水路20の断面積が洗浄水の流れ方向において小さくなる収縮部24が設けられることで、ゼット導水路20を流れる洗浄水の流速の変化が起きやすい。そのため、ゼット導水路20内の空気、たとえば、ゼット導水路20を流れる洗浄水に含まれる空気、および、ゼット導水路20に溜まった空気は、収縮部24によって細分化される。
また、収縮部24において、天面24aにおける縮小率は、底面24bにおける縮小率よりも小さい。そのため、収縮部24において、さらに洗浄水の流速の変化が起きやすく、ゼット導水路20内の空気は、収縮部24によって細分化される。
さらに、収縮部24の天面24aと、収縮部24の側面24cとの角度が鋭角に形成されることで、天面24aと側面24cとの間に溜まった空気が、天面24a付近の流速が遅い洗浄水によって細分化される。
ゼット導水路20内の空気が細分化されることで、空気の破裂によるゼット導水路20における圧力変化が抑制される。そのため、ゼット導水路20を流れる洗浄水の異音の発生、および、ゼット吐水口21から噴出される洗浄水の異音の発生が抑制される。
水洗大便器1は、ボウル部3と、排水トラップ7と、ゼット吐水部6と備える。ボウル部3は、汚物を受ける。排水トラップ7は、ボウル部3の汚物を排出するようにボウル部3に連通する。ゼット吐水部6は、排水トラップ7の前方から排水トラップ7に向けて洗浄水を噴出させる。ゼット吐水部6は、ゼット導水路20と、ゼット吐水口21とを有する。ゼット導水路20は、洗浄水が流れるように形成される。ゼット吐水口21は、ゼット導水路20の先端に形成され、排水トラップ7に向けて洗浄水を噴出させる。ゼット導水路20は、収縮部24を有する。収縮部24は、ゼット吐水口21側となるにつれて断面積が小さくなる。ゼット吐水口21の断面積は、ゼット導水路20の断面積の中で最も小さい。ゼット導水路20の洗浄水の流れ方向における収縮部24の天面24aの幅の縮小率は、ゼット導水路20の洗浄水の流れ方向における収縮部24の底面24bの幅の縮小率よりも小さい。収縮部24の側面24cのうち、少なくとも1つの側面24cと、収縮部24の天面24aとの角度は、鋭角である。
これにより、水洗大便器1は、収縮部24において洗浄水の流速の変化を生じさせることで、ゼット導水路20内の空気を細分化することができる。また、水洗大便器1は、収縮部24の天面24a側において、洗浄水の流速の変化を大きくすることで、収縮部24の天面24a側に浮遊する空気を細分化することができる。また、水洗大便器1は、収縮部24の側面24cと収縮部24の天面24aとの角度を鋭角にすることで、天面24aと側面24cとの間に溜まった空気を、天面24a付近の流速が遅い洗浄水によって細分化することができる。そのため、水洗大便器1は、ゼット導水路20における圧力変化を抑制し、異音の発生を抑制することができる。
ゼット導水路20は、湾曲部23を有する。湾曲部23は、収縮部24に接続され、後方から前方に向かう洗浄水の流れ方向を、前方から後方に変更させる。
これにより、水洗大便器1は、ゼット導水路20を流れる洗浄水の流れ方向において、湾曲部23よりも下流側に設けられる収縮部24において、空気を細分化することができる。そのため、水洗大便器1は、細分化された空気を含む洗浄水をゼット吐水口21から、噴出することができる。従って、水洗大便器1は、ゼット吐水口21から噴出される洗浄水による異音の発生を抑制することができる。
収縮部24の天面24aと、収縮部24の底面24bとの距離は、ゼット吐水口21側となるにつれて徐々に短くなる。
これにより、水洗大便器1は、ゼット導水路20における異音の発生を抑制しつつ、上下方向に偏りの少ない洗浄水をゼット吐水口21から噴出することができる。そのため、水洗大便器1は、異音の発生を抑制しつつ、ゼット吐水口21から噴出される洗浄水による汚物の排出性が低下することを抑制することができる。
収縮部24の側面24c間の距離は、ゼット吐水口21側となるにつれて徐々に短くなる。
これにより、水洗大便器1は、ゼット導水路20における異音の発生を抑制しつつ、左右方向に偏りの少ない洗浄水をゼット吐水口21から噴出することができる。そのため、水洗大便器1は、異音の発生を抑制しつつ、ゼット吐水口21から噴出される洗浄水による汚物の排出性が低下することを抑制することができる。
変形例に係る水洗大便器1は、湾曲部23において、ゼット吐水口21側となるにつれて断面積を小さくしてもよい。変形例に係る水洗大便器1は、湾曲部23よりも上流側のゼット導水路20において、ゼット吐水口21側となるにつれて断面積を小さくしてもよい。すなわち、収縮部24は、湾曲部23、および、湾曲部23よりも上流側のゼット導水路20を含んでもよい。
これにより、変形例に係る水洗大便器1は、ゼット導水路20内の空気を細分化することができる。そのため、変形例に係る水洗大便器1は、ゼット導水路20における圧力変化を抑制し、異音の発生を抑制することができる。
変形例に係る水洗大便器1は、湾曲部23の側面のうち、少なくとも1つの側面と、湾曲部23の天面との角度が鋭角であってもよい。また、変形例に係る水洗大便器1は、湾曲部23よりも上流側のゼット導水路20の側面のうち、少なくとも1つの側面と、ゼット導水路20の天面との角度が鋭角であってもよい。また、変形例に係る水洗大便器1は、収縮部24の側面24cと、収縮部24との天面24aとが鋭角ではなくてもよい。たとえば、収縮部24の側面24cと、収縮部24の天面24aとは直交してもよい。すなわち、ゼット導水路20の側面のうち、少なくとも1つの側面と、ゼット導水路20の天面との角度が鋭角であればよい。
これにより、変形例に係る水洗大便器1は、ゼット導水路20の天面と、ゼット導水路20の側面との間に溜まった空気を細分化することができる。そのため、変形例に係る水洗大便器1は、ゼット導水路20における圧力変化を抑制し、異音の発生を抑制することができる。
変形例に係る水洗大便器1は、収縮部24の天面24aを下方に向けて突出させてもよい。たとえば、収縮部24の天面24aは、左右方向における天面24aの中心が下方に向けて突出するように形成される。この場合、天面24aの幅は、左右方向において、突出する箇所を含む天面24aの長さである。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 水洗大便器
2 便器本体
3 ボウル部
6 ゼット吐水部
7 排水トラップ(トラップ部)
20 ゼット導水路
21 ゼット吐水口
23 湾曲部
24 収縮部
24a 天面
24b 底面
24c 側面

Claims (5)

  1. 汚物を受けるボウル部と、
    前記ボウル部の汚物を排出するように前記ボウル部に連通するトラップ部と、
    前記トラップ部の前方から前記トラップ部に向けて洗浄水を噴出させるゼット吐水部と
    を備え、
    前記ゼット吐水部は、
    前記洗浄水が流れるように形成されるゼット導水路と、
    前記ゼット導水路の先端に形成され、前記トラップ部に向けて前記洗浄水を噴出させるゼット吐水口と
    を有し、
    前記ゼット導水路は、前記ゼット吐水口側となるにつれて断面積が小さくなる収縮部を有し、
    前記ゼット吐水口の断面積は、前記ゼット導水路の断面積の中で最も小さく、
    前記ゼット導水路の前記洗浄水の流れ方向における前記収縮部の天面の幅の縮小率は、前記流れ方向における前記収縮部の底面の幅の縮小率よりも小さく、
    前記ゼット導水路の側面のうち、少なくとも1つの側面と、前記ゼット導水路の天面との角度は、鋭角である、水洗大便器。
  2. 前記ゼット導水路は、前記収縮部に接続され、後方から前方に向かう前記洗浄水の流れ方向を、前方から後方に変更させる湾曲部を有する、請求項1に記載の水洗大便器。
  3. 前記収縮部の側面のうち、少なくとも1つの側面と、前記収縮部の天面との角度は、鋭角である、請求項1に記載の水洗大便器。
  4. 前記収縮部の天面と、前記収縮部の底面との距離は、前記ゼット吐水口側となるにつれて徐々に短くなる、請求項1~3のいずれか1つに記載の水洗大便器。
  5. 前記収縮部の側面間の距離は、前記ゼット吐水口側となるにつれて徐々に短くなる、請求項1~3のいずれか1つに記載の水洗大便器。
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