JP2024017812A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】配信するカメラを切り替える場合に不要な映像を映さないようにする。【解決手段】複数の撮像装置のうちの第1の撮像装置による撮像画像の外部への配信を行っているか否かを示す配信情報を取得する。第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御する処理と、複数の撮像装置のうちの配信を行う撮像装置を変更する処理とを含む、複数の撮像装置に含まれる撮像装置の状態を制御する制御処理を開始する。制御処理を開始する場合に、配信情報に基づいて、第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを決定する。【選択図】図9

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する
映像制作において、複数台のカメラの制御をより少人数でも行いやすくなるように、カメラ毎の制御内容の組み合わせをシーンとして事前に登録し、順番に呼び出す機能があった。特許文献1では、複数カメラを制御するタリー信号によりオンエア(配信中)のカメラが切り替わる場合に、操作するカメラを切り替えての構図決めを素早く行うために、コントローラの制御対象となるカメラを自動で切り替える技術が開示されている。
特開2013-162501号公報
しかしながら、特許文献1においては、コントローラによりカメラの姿勢の制御が行われるのであり、配信するカメラの変更に加えて各カメラの姿勢の制御もシーンを用いて行われることは考慮されていない。配信するカメラの変更と各カメラの姿勢制御とを同時に制御するシーンを用いる場合には、配信するカメラを切り替える前に配信中のカメラの姿勢制御が行われ、姿勢の変更中の映像が配信されてしまうという問題があった。
本発明は、配信するカメラを切り替える場合に不要な映像を映さないようにすることを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、一実施形態に係る情報処理装置は以下の構成を備える。すなわち、複数の撮像装置のうちの第1の撮像装置による撮像画像の外部への配信を行っているか否かを示す配信情報を取得する第1の取得手段と、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御する処理と、前記複数の撮像装置のうちの前記配信を行う撮像装置を変更する処理とを含む、前記複数の撮像装置に含まれる撮像装置の状態を制御する制御処理を開始する制御手段と、前記制御処理を開始する場合に、前記配信情報に基づいて、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを決定する決定手段と、を備える。
配信するカメラを切り替える場合に不要な映像を映さないようにする。
実施形態1に係る情報処理装置を含むシステムの一例を示す図。 実施形態1に係る撮像装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図。 実施形態1に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図。 実施形態1に係るスイッチ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図。 実施形態1に係る撮像装置が格納する情報の一例を示すブロック図。 実施形態1に係る情報処理装置が格納する情報の一例を示すブロック図。 実施形態1に係るスイッチ装置が格納する情報の一例を示すブロック図。 実施形態1に係る順番制御情報の一例を示す図。 実施形態1に係る制御タイミングの決定方法の一例を示すフローチャート。 実施形態1に係る撮像装置の各機能の制御タイミングを説明するための図。 実施形態2に係る制御タイミングの決定方法の一例を示すフローチャート。 実施形態3に係る制御タイミングの決定方法の一例を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施形態1]
図1は、本実施形態に係る情報処理装置を含むシステムの構成の一例を示すブロック図である。本実施形態に係るシステムは、ネットワーク101、カメラ102、情報処理装置103、及びスイッチ装置104を備える。
ネットワーク101は、カメラ102、情報処理装置103、及びスイッチ装置104を通信可能に接続するネットワークである。ネットワーク101は、例えばETHERNET(登録商標)などの通信規格に準拠する複数のルータ、スイッチ、又はケーブルなどから実現されてもよい。なお、ネットワーク101は、インターネット、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN(Wireless Lan)、又はWAN(Wide Area Network)などにより実現されてもよい。
カメラ102は、レンズを介して画像又は動画を撮像する撮像装置であり、ここでは複数の撮像装置を含む。本実施形態に係るカメラ102は、ネットワーク101を通じて情報処理装置103からのリクエストを受信し、リクエストに応じて撮像した画像又はカメラ102の状態(例えば、後述する配信状態)を情報処理装置103に送信するものとする。しかしながらカメラ102は、例えば一定周期ごと又はカメラ102に対するユーザ操作を受け付けたときなどに情報処理装置103に画像などを送信するようにしてもよい。以下、「カメラ102」と表記する場合、カメラ102が含む撮像装置全体を指す場合と、カメラ102に含まれる撮像装置を特に区別せず、そのうちの1つ又は複数を指す場合がある。
情報処理装置103は、カメラ102から情報を取得し、以下に説明する各種処理を行うことができる。情報処理装置103は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、タブレット、又はスマートフォンなど、ユーザの入力を取得可能な、一般的にクライアント装置として用いられる装置とすることができる。また、情報処理装置103は、PCなどを介してユーザの入力を取得することのできる、サーバなどであってもよい。
スイッチ装置104は、カメラ102による複数の画像から、配信を行う画像を出力する装置である。スイッチ装置104は、例えば単数又は複数の映像を入力として映像のミキシングを行い出力するスイッチャーであってもよい。
また、スイッチ装置104は、カメラ102のタリーランプの制御も行うことができる。タリーランプは、カメラ102の撮像装置にそれぞれ対応する、その撮像装置が撮像画像を外部へと配信中か否かを示す表示部である。本実施形態においては、配信中の撮像装置が有するタリーランプは赤色に点灯し、次に配信される予定の撮像装置が有するタリーランプは緑色に点灯し、それ以外の配信を行っていない撮像装置のタリーランプは消灯しているものとする。本実施形態に係るタリーランプは、撮像装置がそれぞれ有するものとするが、そのそれぞれの撮像装置に対応していることがわかるのであれば特にこのような形態には限定されず、例えば1つの装置が全てのタリーランプを備えていてもよい。また例えば、次回の配信を行う撮像装置の変更により配信を行うことになるか否かを示せるのであれば、タリーランプは緑色でない色に点灯してもよく、これは赤色、又は消灯についても同様である。
なお、本実施形態においてはスイッチ装置104は情報処理装置103とは別体の装置であるものとして行うが、情報処理装置103がスイッチ装置104と同様の処理を行うアプリケーションを有し、スイッチ装置104として機能してもよい。
なお、本実施形態においてはネットワーク101により各装置が情報を送受信するものとするが、例えば有線のケーブルなどを用いて各種情報の送受信が行われてもよい。例えば、カメラ102は、SDI(Serial Digital Interface)又はHDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)などに代表される映像伝送規格により映像を送信することができる。また例えば、スイッチ装置104は、RS-232C(Recommended Standard 232 version C)などに代表される通信規格を用いてタリーランプの制御を行ってもよい。
図2は、本実施形態に係るカメラ102のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。カメラ102は、CPU202、1次記憶装置203、2次記憶装置204、画像入力I/F(Interface)205、撮像部206、PTZ(パン・チルト・ズーム)駆動部207、カメラ制御部208、及びネットワークI/F209を備えている。また、カメラ102の有する各機能部は内部バス201を介して接続されている。
CPU202は中央処理装置であり、カメラ102における動作を統括的に制御する。1次記憶装置203は、例えばRAMに代表される書き込み可能な記憶装置であり、OS(オペレーションシステム)、各種プログラム、及び各種データなどがロードされる。1次記憶装置203は、例えばCPU202がOS又は各種プログラムなどを実行する際の作業領域としても使用可能である。
2次記憶装置204は、例えばHDD、フラッシュメモリ、又はSDカードなどに代表される、不揮発性の記憶装置である。2次記憶装置204は、例えばOS、各種プログラム、及び各種データなどの永続的な記憶装置として機能してもよく、各種データなどを短期的に記憶してもよい。
画像入力I/F205は、撮像部206から画像を入出力するためのインターフェースである。撮像部206は、レンズなどを介し、撮像画像として画像(画像データ)を取得する。
PTZ駆動部207は、例えばモータなどであり、カメラ102のPTZを制御する駆動部である。なお、本実施形態においてはカメラ102の備える撮像装置は全て同様の機能を有するものとして説明を行うが、例えば一部の撮像装置のみがPTZ駆動部207を備え、他の撮像装置はPTZ駆動部207を有さないなど、機能に差が設けられてもよい。
カメラ制御部208は、例えばフォーカス、又はホワイトバランスなど、撮像部206による撮像における各種パラメータの制御を行う。カメラ制御部208は、通常の撮像時に可能な各種パラメータ制御を行うことができ、ここでの説明は省略する。ネットワークI/F209は、ネットワーク101と接続するためのインターフェースである。
図3は、本実施形態に係る情報処理装置103のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。情報処理装置103は、CPU302、1次記憶装置303、2次記憶装置304、入出力I/F305、ネットワークI/F306、取得部307、制御部308、及び決定部309を備えている。また、情報処理装置103の有する各機能部は内部バス301を介して接続されている。取得部307、制御部308、及び決定部309は情報処理装置103の機能部であり、これらの機能部の処理の主体はCPU302であるものとして説明を行う。
CPU302は中央処理装置であり、情報処理装置103における動作を統括的に制御する。1次記憶装置303は、例えばRAMに代表される書き込み可能な記憶装置であり、OS(オペレーションシステム)、各種プログラム、及び各種データなどがロードされる。1次記憶装置303は、例えばCPU302がOS又は各種プログラムなどを実行する際の作業領域としても使用可能である。
2次記憶装置304は、例えばHDD、フラッシュメモリ、又はSDカードなどに代表される、不揮発性の記憶装置である。2次記憶装置304は、例えばOS、各種プログラム、及び各種データなどの永続的な記憶装置として機能してもよく、各種データなどを短期的に記憶してもよい。
入出力I/F305は、ユーザからの入力を取得し、画像又は処理結果などを出力するためのインターフェースである。入出力I/F305は、例えばディスプレイ、タッチパネル、キーボード及びマウス、並びにマイクなどであってもよい。また入出力I/F305は、タッチ位置が表示されるタッチパネル搭載型ディスプレイなど、ディスプレイ及びタッチパネルが一体となった構成で実装されてもよい。ネットワークI/F306は、ネットワーク101と接続するためのインターフェースである。
取得部307は、カメラ102の各撮像装置による撮像画像の外部への配信が行われているか否かを示す配信情報を取得する。取得部307は、例えば、カメラ102が有する撮像装置の全てについて配信情報を取得してもよく、処理対象として設定された(例えば後述する図8の例では、カメラ番号1~4に対応する4つの撮像装置について)撮像装置について配信情報を取得してもよい。取得部307は、複数の撮像装置について、それぞれ現在配信が行われているか否か、次に配信カメラを切り替えた時に配信が行われる予定であるか否かを取得することができる。この場合、取得部307は、カメラ102の撮像装置から配信情報を取得してもよく、後述するシーンなどに対応付けられる、予め設定された配信情報を取得してもよい。
また、本実施形態に係る取得部307は、カメラ102の撮像装置のそれぞれの姿勢又はズーム倍率の制御の内容を示す情報(例えば、後述する順番制御情報607)を取得することができる。本実施形態においては、順番制御情報607は、予め設定された、複数の撮像装置に対する制御内容を示すプリセット情報、又はトレース情報を含むシーンを含むものとして、1次記憶装置303又は2次記憶装置304に格納されているものとする。情報制御情報607について、詳細な説明は後述する。
制御部308は、カメラ102の撮像装置の状態を制御する状態制御処理を開始する。ここで、状態制御処理は、カメラ102の撮像装置の姿勢を制御する処理又はズーム倍率を制御する処理(PTZ制御処理)を含む。また、状態制御処理は、配信を行う撮像装置(配信カメラ)を変更する処理を含む。ここでは、配信カメラを変更する処理(配信カメラ変更処理)は、撮像装置ごとの、当該撮像装置による外部への配信を行うか否かの配信状態を変更する処理を含んでいてもよい。
本実施形態においては、制御部308は、ユーザにより状態制御処理の開始指示が行われた場合に状態制御処理を開始することができる。すなわち、制御部308は、入出力I/F305を介して、例えば、ディスプレイ上の状態制御処理を開始するボタンが押下された場合に、又は音声により状態制御処理を開始する指示が入力された場合などに、状態制御処理を開始することができる。また制御部308は、後述する順番制御情報607として複数のシーン(図8の例では、シーン1~5)が取得されている場合に、シーンの順番に、自動で(例えば、等間隔又は予めシーンごとに設定された時間間隔で)状態制御処理を開始してもよい。本実施形態においては、順番制御情報607として取得される各シーンは、後述するプリセット情報(508)、又はトレース情報(509)として、撮像装置のPTZ制御処理の内容を含むことができる。
なお、本実施形態に係る制御部308が行う処理の一部又は全てはスイッチ装置104により行うことも可能であり、以下ではスイッチ装置104が制御部308として機能するものとして説明を行う。
決定部309は、状態制御処理を開始する場合に、配信情報に基づいて、配信情報を取得した撮像装置のPTZ制御処理のタイミングを決定する。決定部309は、現在配信が行われている撮像装置のPTZ制御処理を行う場合、そのPTZ制御処理を行うタイミングを、配信カメラ変更処理を終えた(すなわち、配信カメラが他に切り替わった)タイミングとして決定する。例えば、決定部309は、現在配信が行われており、配信状態の変更が行われる(すなわち、配信カメラが他に切り替わる)撮像装置のPTZ制御処理を行う場合には、そのPTZ制御処理を配信カメラが他に切り替わるまで待機してから行う。本実施形態においては、タリーランプの点灯状態により配信状態が示されている。例えば、決定部309は、赤色点灯(配信中)の撮像装置のPTZ制御処理を行う場合には、タリーランプが消灯してから(配信カメラが切り替わってから)当該PTZ制御処理を開始するようにしてもよい。
また決定部309は、現在配信が行われていない撮像装置のPTZ制御処理を行う場合、そのPTZ制御処理を行うタイミングを、配信カメラ変更処理の開始時と同時のタイミングとしてもよい。例えば決定部309は、現在配信が行われておらず、配信状態の変更も行われない撮像装置のPTZ制御処理を行う場合には、当該PTZ制御処理を配信カメラ変更処理と同時に行うようにすることができる。
なお、決定部309は、現在配信が行われておらず、配信状態の変更が行われる(すなわち、緑色点灯の)撮像装置のPTZ制御処理を行う場合、PTZ制御処理を行うタイミングを、配信カメラ変更処理を開始する前のタイミングとして決定してもよい。すなわち、決定部309は、当該撮像装置のPTZ制御処理を、配信カメラ変更処理を行う前に(当該撮像装置が配信カメラとなる前に、先んじて)行うようにしてもよい。このような処理によれば、配信を開始する撮像装置において、PTZ制御を終えてから配信を切り替えることにより、PTZ制御中の余計な映像を配信することを防ぐことができる。
本実施形態に係る制御部308は、状態制御処理の開始指示として、PTZ制御処理を行うシーンの切り替え指示と、配信を行う配信カメラの切り替え指示と、のそれぞれの指示をカメラ102に送信する。例えば、PTZ制御処理のタイミングを遅くした撮像装置が存在する場合には、当該撮像装置以外にはシーンの切り替え指示と配信カメラの切り替え指示とを同時に送信し、当該撮像装置に対しては配信カメラの切り替え終了時にシーンの切り替え指示が送信される。しかしながら同様にPTZ制御処理が待機されるならばこのような処理を行う必要はなく、例えば制御部308は、各撮像装置に、決定部309により決定されたタイミングでのシーンの切り替え指示と配信カメラの切り替え指示とを同時に送信するようにしてもよい。また、撮像装置にシーンの切り替え指示と配信カメラの切り替え指示とが同時に送信され、カメラ102側の処理によって、撮像装置ごとにPTZ制御処理のタイミングが調整されてもよい。
このような処理によれば、配信する撮像装置を切り替えながら各カメラのPTZ制御を行う場合に、配信を切り替える前の撮像装置のPTZ制御中の映像を配信することを防ぐことができる。したがって、不要な映像を配信しないようにすることができる。
なお、本実施形態においては、取得部307は、各シーンの情報を取得し、シーンごとに配信を行う撮像装置及び次のシーンでの配信を行う撮像装置の情報を、配信情報として取得することができる。すなわち、本実施形態に係る配信情報は、シーンごとに関連付けられた、予め設定された(1次記憶装置303又は2次記憶装置304に格納されている)情報として取得されてもよい。一方で、取得部307は、配信情報をシーンとは無関係に取得してもよい。例えば取得部307は、各撮像装置を参照して配信情報を取得してもよく、ユーザからの配信カメラの変更操作が行われた場合にその操作の情報を配信情報として取得してもよい。
図4は、本実施形態に係るスイッチ装置104のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。スイッチ装置104は、CPU402、1次記憶装置403、2次記憶装置404、入出力I/F405、映像受信部406、映像配信部407、及びネットワークI/F408を備えている。また、スイッチ装置104の有する各機能部は内部バス401を介して接続されている。
CPU402は中央処理装置であり、スイッチ装置104における動作を統括的に制御する。1次記憶装置403は、例えばRAMに代表される書き込み可能な記憶装置であり、OS(オペレーションシステム)、各種プログラム、及び各種データなどがロードされる。1次記憶装置403は、例えばCPU402がOS又は各種プログラムなどを実行する際の作業領域としても使用可能である。
2次記憶装置404は、例えばHDD、フラッシュメモリ、又はSDカードなどに代表される、不揮発性の記憶装置である。2次記憶装置404は、例えばOS、各種プログラム、及び各種データなどの永続的な記憶装置として機能してもよく、各種データなどを短期的に記憶してもよい。
入出力I/F405は、ユーザからの入力を取得し、画像又は処理結果などを出力するためのインターフェースである。入出力I/F405は、例えばディスプレイ、タッチパネル、キーボード及びマウス、並びにマイクなどであってもよい。また入出力I/F405は、タッチ位置が表示されるタッチパネル搭載型ディスプレイなど、ディスプレイ及びタッチパネルが一体となった構成で実装されてもよい。
映像受信部406は、カメラ102から映像(画像)を受信することができる。ここでは、映像受信部406は、カメラ102の複数の撮像装置それぞれから画像を受信する。映像配信部407は、カメラ102による複数の画像から、配信する画像を決定し出力することができる。なお、映像受信部406及び映像配信部407は、タリーランプが赤色に点灯している撮像装置のみから映像を受信し、配信するようにしてもよい。ネットワークI/F408は、ネットワーク101と接続するためのインターフェースである。
図5は、カメラ102が格納する各種プログラム及び各種データなどの一例を示す図である。1次記憶装置203は、OS(オペレーションシステム)501、取得プログラム502、通信プログラム503、PTZプログラム504、撮像プログラム505、管理プログラム506、及び状態管理プログラム507を格納することができる。また、2次記憶装置204は、プリセット情報508及びトレース情報509を格納することができる。なお、プリセット情報508及びトレース情報509は、一時的な情報として1次記憶装置203に格納されてもよい。
OS501は、カメラ102の全体の動作を制御するための基本プログラムである。OS501は、例えば502~507の各プログラムと、508及び509の1次記憶装置203の各データとの、1次記憶装置203並びに2次記憶装置204における位置(番地)又はサイズを管理してもよい。
取得プログラム502は、撮像部206が撮像した画像を取得するためのプログラムである。CPU202は、取得プログラム502に従って、画像取得リクエスト又は他のプログラムの指示により、画像入力I/F205を通じて撮像部206が撮像した画像を取得することができる。またCPU202は、取得プログラム502に従って、取得した画像をJPEGなどの画像データ、又はH.264などの動画データに変換してもよい。
通信プログラム503は、カメラ102が情報処理装置103又はスイッチ装置104などの外部装置と通信を行うためのプログラムである。CPU202は、通信プログラムに従って、例えば、情報処理装置103からの撮像画像の取得リクエストの受信、又はPTZ駆動部に対するPTZの制御リクエストの受信を行ってもよい。情報処理装置103から受信するリクエストには、例えばhttp(ハイパー・トランスファー・プロトコル)など、一般的な通信プロトコルのうち任意のものを用いることができる。
PTZプログラム504は、カメラ102のPTZ制御を行うためのプログラムである。CPU202は、PTZプログラム504に従って、PTZの制御リクエストを受信した際に、受信したコマンドに基づいてPTZ駆動部207を制御することができる。またCPU202は、PTZプログラム504に従って、後述する管理プログラム506によりプリセット機能又はトレース機能の実行が指示された場合に、指示された位置に向けて撮像装置をPTZ制御するようにPTZ駆動部207を駆動させてもよい。
撮像プログラム505は、カメラ102による撮像における各種撮像パラメータを制御するためのプログラムである。CPU202は、撮像プログラム505に従って、情報処理装置103から受信した撮像パラメータに基づいてホワイトバランス、フォーカス、又は露出などの撮像パラメータを設定することができる。またCPU202は、撮像プログラム505に従って、後述する管理プログラム506によりプリセット機能又はトレース機能の実行が指示された場合に、指示されたパラメータの通りに撮像パラメータを設定してもよい。
管理プログラム506は、カメラ102のPTZ制御、又はカメラ102の撮像制御など、各種制御に関するパラメータを管理するためのプログラムである。CPU202は、管理プログラム506に従って、プリセット情報508及びトレース情報509を管理することができる。またCPU202は、管理プログラム506に従って、プリセット情報又はトレース情報に基づいて、カメラ102の各種制御の指示を行うことができる。
プリセット情報508は、プリセット機能を実行する際に用いる、プリセットのPTZ位置及び撮像パラメータの設定を含む情報である。ここでは、プリセット機能は、カメラ102の設定を予め設定したPTZ位置及び撮像パラメータに合わせる機能であるものとする。プリセット情報508は、例えば、PTZの位置、ホワイトバランス、露出、又はフォーカスなどのパラメータの組み合わせを1つのセットとして、複数のセットを含むことができる。
トレース情報509は、トレース機能を実行する際に用いる、PTZ位置及び撮像パラメータの設定を含む情報である。ここでは、トレース機能は、配信のために撮像を行いながら、時間経過とともに行うPTZ制御処理(及び撮像パラメータの制御)を行う機能であるものとする。すなわち、トレース情報509は、時系列に沿って変化するPTZ位置(及び撮像パラメータ)を示す情報を含むことができる。トレース情報509は、例えば、トレース機能開始時のPTZ位置及び撮像パラメータと、その後の時間経過とともに変化するPTZ位置及び撮像パラメータを、時系列に対応させた情報と、を含んでいてもよい。CPU202は、管理プログラム506に従って、これらのプリセット情報508及びトレース情報509を格納、出力、更新するなどの各種管理を行うことができる。図8には、プリセット情報508としてプリセット2~4の3つが、トレース情報509としてトレース1~2の2つが例示されているが、図8に関する説明は後述する。
状態管理プログラム507は、カメラ102の配信情報を管理するためのプログラムである。CPU202は、状態管理プログラム507に従って、1次記憶装置203又は2次記憶装置204から配信情報を取得してもよく、配信情報が更新された場合にその配信情報を1次記憶装置203又は2次記憶装置204に格納してもよい。
図6は、情報処理装置103が1次記憶装置303又は2次記憶装置304に格納する各種プログラム及び各種データなどの一例を示す図である。1次記憶装置303は、OS601、通信プログラム602、表示プログラム603、制御プログラム604、監視プログラム605、及び順番制御プログラム606を格納することができる。また2次記憶装置204は、順番制御情報607を格納することができる。なお、順番制御情報607は、一時的な情報として1次記憶装置303に格納されてもよい。
OS601は、情報処理装置103の全体の動作を制御するための基本プログラムである。OS601は、例えば602~606の各プログラムと、607の1次記憶装置303の各データとの、1次記憶装置303並びに2次記憶装置304における位置(番地)又はサイズを管理してもよい。
通信プログラム602は、情報処理装置103が外部の装置(特に、カメラ102)と通信を行うためのプログラムである。CPU302は、通信プログラム602に従って、例えば、カメラ102へと撮像画像の取得リクエストの送信、又はPTZ駆動部に対するPTZの制御リクエストの送信を行ってもよい。
表示プログラム603は、情報処理装置103の入出力I/F305に画像などの各種表示を行わせるためのプログラムである。CPU302は、表示プログラム603に従って、例えばカメラ102による撮像画像、又はカメラ102を制御するためのアプリケーションに対応するアイコンなどを表示させることができる。またCPU302は、入出力I/F305の表示装置がタッチディスプレイであれば、ユーザからのタッチ入力を受け取り、表示プログラムにおけるユーザ入力として取得してもよい。
制御プログラム604は、外部の装置(特に、カメラ102)を制御するためのプログラムである。CPU302は、制御プログラム604に従って、ユーザ入出力I/F305を介して取得したユーザ入力によりカメラ102の制御を行ってもよい。CPU302は、制御プログラム604に従って、例えばPTZの制御又はプリセットの実行などのリクエストをカメラ102に送信し、制御を行うことができる。
監視プログラム605は、カメラ102の配信状態を監視するためのプログラムである。CPU302は、監視プログラム605に従って、カメラ102の配信状態として、タリーランプの点灯状態(赤色点灯か、緑色点灯か、又は消灯か)をそれぞれの撮像装置から取得し、1次記憶装置に格納することができる。以下、カメラ102の配信状態を指して、単に「点灯状態(配信中の撮像装置を「赤色点灯」、次に配信カメラの変更により配信される撮像装置を「緑色点灯」、それ以外の撮像装置を「消灯中」)」と呼ぶ場合がある。
順番制御プログラム606は、順番制御情報607を管理し、その順番制御情報607に基づいてカメラを制御するためのプログラムである。順番制御情報607は、CPU302が順番制御プログラム606に従ってカメラの制御を行う際に利用する、カメラ毎の制御情報の組み合わせを保持する情報である。
図8は、本実施形態に係る順番制御情報607の一例を示す図である。本実施形態においては、カメラ102として、カメラ番号1~4に対応する4つの撮像装置が情報処理装置103に接続されているものとする。図8の例では、順番制御情報607として、シーン801~805の5つが記載されている。本実施形態に係るシーンは、制御の対象となるカメラ102への一度の制御指示における、それぞれの撮像装置についてPTZ制御処理の内容が組み合わせて設定されている情報である。例えば、シーン801においては、カメラ番号1に対応する撮像装置はプリセット2に制御し、カメラ番号3に対応する撮像装置はプリセット4に制御し、他の撮像装置は無制御(空欄は無制御)に設定されている。本実施形態においては、シーン1~5がまとめて読み込まれ、CPU202により順番に各撮像装置の制御が行われていくものとするが、例えばユーザの入力タイミングで、ユーザが指定したシーンに基づいて制御が行われるなど、制御の仕方に特に限定はない。
また、本実施形態においては、順番制御情報607において、各シーンと関連付けられて配信情報が記憶される。例えば、シーン1においてはカメラ番号1に対応する撮像装置が緑色点灯、カメラ番号3に対応する撮像装置が赤色点灯とされ、シーン2においてはカメラ番号1に対応する撮像装置が赤色点灯、カメラ番号4に対応する撮像装置が緑色点灯とされる。
以下においては、制御部308は、状態制御処理として、図8に示すようなシーンの切り替えを行うものとする。すなわち、制御部308は、各撮像装置の状態制御の内容をシーンごとに設定し、順番に行うものとする。
図7は、本実施形態に係るスイッチ装置104の1次記憶装置403及び2次記憶装置404に格納する各種プログラム及び各種データなどの一例を示す図である。1次記憶装置403は、OS701、通信プログラム702、表示プログラム703、受信プログラム704、配信プログラム705、及び制御プログラム706を格納することができる。また2次記憶装置404は、接続情報707を格納することができる。
OS701は、スイッチ装置104の全体の動作を制御するための基本プログラムである。OS701は、例えば702~706の各プログラムと、707の1次記憶装置403の各データとの、1次記憶装置403並びに2次記憶装置404における位置(番地)又はサイズを管理してもよい。
通信プログラム702は、スイッチ装置104が外部の装置(特に、カメラ102)と通信を行うためのプログラムである。CPU402は、通信プログラム702に従って、例えば、カメラ102へと撮像画像の取得リクエストの送信、又はタリーランプの点灯状態を制御するリクエストの送信を行ってもよい。
表示プログラム703は、スイッチ装置104の入出力I/F405に画像などの各種表示を行わせるためのプログラムである。CPU402は、表示プログラム703に従って、例えばカメラ102による撮像画像、又はカメラ102を制御するためのアプリケーションに対応するアイコンなどを表示させることができる。またCPU402は、入出力I/F405の表示装置がタッチディスプレイであれば、ユーザからのタッチ入力を受け取り、表示プログラムにおけるユーザ入力として取得してもよい。さらにCPU402は、入出力I/F405としてボタン又はLEDライトなどを用いてスイッチ装置104の状態を表示してもよい。すなわち、CPU402は、ディスプレイではなく、撮像装置に対応するLEDライトなどを点灯させることによってカメラ102の点灯状態を示してもよい。
受信プログラム704は、カメラ102から画像を受信するためのプログラムである。CPU402は、受信プログラム704に従って、カメラ102から映像のデータをバッファリングを行いながら受信してもよい。
配信プログラム705は、カメラ102の撮像画像に基づいて外部へ画像を配信するためのプログラムである。CPU402は、配信プログラム705に従って、配信情報を参照して、カメラ102から受信した複数の撮像画像から外部へ配信する撮像画像を設定する。なおCPU402は、配信プログラム705に従って、撮像装置から受信した撮像画像をそのまま配信に用いてもよく、文字又はエフェクトの重畳、又は複数の撮像画像を合成するなど、加工した撮像画像を配信に用いてもよい。
制御プログラム706は、カメラ102の点灯状態を制御するためのプログラムである。CPU402は、制御プログラム706に従って、配信中の撮像装置は赤色点灯、次に配信を行う予定の撮像装置は緑色点灯、他のカメラは消灯状態となるように設定を行うことができる。CPU402は、通信プログラム702に従って、制御プログラム706による点灯状態の設定が反映されるように、カメラ102に指示を行うことができる。
接続情報707は、スイッチ装置104が接続しているカメラ102の撮像装置を示す情報、撮像装置からの撮像画像の取得状況、又は点灯状態などの情報を含んでいる。
図9は、本実施形態に係る情報処理装置103が行う、撮像装置のPTZ制御処理のタイミングを決定する処理の一例を示すフローチャートである。図9の処理は、図1のシステムの動作開始時(配信開始時)に開始するものとする。
S901で取得部307は、カメラ102の配信情報を取得する。ここでは、取得部307は、順番制御プログラム606に従って、配信状態と順番制御情報607とを取得する。順番制御情報607は、上述のように複数のシーンの情報を含んでいるものとする。
S902でCPU302は、シーンの切り替えが行われるか(指示されているか)否かの情報を取得する。ここでは、例えばユーザにより次のシーンへの切り替えの指示が行われている場合に、又はそのシーンの開始時から所定の時間が経過している場合に、シーンの切り替えが行われるものとする。S903でCPU302は、S902で取得した情報から、シーンの切り替えを行うか否かを判定する。ここでは、CPU302は、シーンの切り替えが指示されている場合にはシーンの切り替えを行うと判定するものとする。シーンの切り替えを行うと判定した場合には処理がS903へと進み、そうでない場合には処理はS902に戻る。なお、S902~S908の初回の処理については、初期姿勢から最初のシーン(例えば、シーン1(801))に切り替えが行われるものとして後続する処理が行われる。
S904でCPU302は、カメラ102の配信状態を確認して記憶する。例えばCPU302は、撮像装置1つを処理対象として、シーンの切り替え時の撮像装置の配信状態を確認し、その撮像装置と対応付けて記憶してもよい。また例えば、CPU302は、順番制御プログラム606に従って、次のシーンにおいて制御を行う撮像装置の1つを処理対象として、タリーランプの点灯状態を確認し、その撮像装置と点灯状態とを対応付けて記憶してもよい。
S905でCPU302は、次のシーンにおいて制御を行う撮像装置の全てをS904で処理対象としたかを判定する。全てが処理対象とされている場合には処理がS906へと進み、そうでない場合には処理はS904へと戻り、まだ処理対象としていない撮像装置を次の処理対象とする。なお、ここで次のシーンにおいて制御を行う撮像装置とは、シーンの切り替え時にPTZ制御が行われる撮像装置であるものとする。
S906で決定部309は、S904で記憶した配信状態に基づいて、次のシーンで制御を行う各撮像装置のPTZ制御処理を行うタイミングを決定する。ここでは、決定部309は、赤色点灯でない撮像装置はシーンの切り替えと同時にPTZ制御処理を行うようにし、赤色点灯の撮像装置は、配信カメラの切り替えが終わってからPTZ制御処理を行うようにする。S907で制御部308は、S906で決定したタイミングでPTZ制御処理を行うように、状態制御処理を開始する指示をカメラ102へと送信する。例えばシーン1(801)に切り替えが行われる場合には、カメラ番号1に対してはプリセット2を、カメラ番号3に対してはプリセット4が適用されるように、カメラ102にコマンドが送信される。ここで、シーン1ではカメラ番号3の撮像装置が赤色点灯であるものとすると、当該撮像装置は、プリセット4の設定でのPTZ制御処理を終えてから配信を開始する。
S908でCPU302は、最後のシーンへの切り替えが行われたか否かを判定する。最後のシーンへの切り替えが行われた場合には処理を終了し、そうでない場合には処理がS902へと戻る。この例では、シーンが1から5へと順番に切り替えられるため、シーン5へと切り替える処理が完了している場合には図9の処理が終了する。
このような構成によれば、撮像装置の配信状態を取得し、取得した配信状態に基づいてPTZ制御を行うタイミングを決定して制御を行うことにより、配信を切り替える前の撮像装置のPTZ制御中の映像を配信することを防ぐことができる。したがって、不要な映像を配信しないようにすることができる。
なお、本実施形態においてはカメラ102、情報処理装置103、及びスイッチ装置104がそれぞれ別体の装置であるものとして説明を行ったが、同様の機能を実装可能であれば特にこのような構成に限定されるわけではない。例えば、情報処理装置103が撮像機能を備えてカメラ102として機能してもよく、情報処理装置103の制御部308がスイッチ装置104として機能してもよく、カメラ102がスイッチ装置104としての機能も有していてもよい。
また、本実施形態においては、PTZ制御処理を行う撮像装置が赤色点灯である場合に、配信カメラを切り替えてからPTZ制御処理を行う例について説明を行った。しかしながら、本実施形態においては、緑色点灯(次に配信を行う予定)の撮像装置についても、赤色点灯の撮像装置と同様に扱い各処理を行ってもよい。すなわち、例えばPTZ制御処理を行う撮像装置が緑色点灯である場合にも、当該撮像装置のPTZ制御処理を配信カメラの切り替えが終わってから行うようにしてもよい。
[応用例]
本実施形態に係る決定部309は、配信情報に基づいて撮像装置のPTZ制御を行うタイミングを決定することにより、不要な映像を配信することを防止することができる。同様に、適切なタイミングで配信を切り替えるという観点から、決定部309は、PTZ制御以外にも、カメラ102の撮像装置の撮像に関わる各機能の制御を行うタイミングを、その機能に影響する、外部の装置の状態に応じて決定することができる。ここで、撮像装置の撮像に関わる機能とは、例えばホワイトバランスの調整、露出の調整、又はフォーカスの調整などであるものとするが、PTZ制御とは異なる撮像装置の撮像に関わる調整可能な機能であれば特に限定はされない。例えば、外部の装置である照明を赤、又は青など所定の色に変化させるタイミングで、その変化させる色にホワイトバランスを合わせることにより、適切なタイミングでより配信に適した撮像パラメータに制御を行うことができる。
図10は、本実施形態に係る撮像装置の撮像に関わる機能1001と、その機能の制御を行うタイミングと、その際に参照される対象1002と、の対応関係の一例を示す図である。決定部309は、例えばホワイトバランスの調整のタイミングを、照明の色の状態を切り替えたタイミングとして決定してもよい。また決定部309は、例えば露出の調整のタイミングを、照明の色の状態を切り替えたタイミングとして決定してもよい。ここでは、ホワイトバランス又は露出の調整の際に変化するパラメータ量は、例えば照明の色の変化に応じて適切なパラメータとなるよう予め設定されていてもよく、被写体の明度などからAE機能などの公知の技術により自動で算出されてもよい。
また、例えば撮像装置が外部の装置であるスライダーなどの移動機構により移動可能である場合などには、その機構を用いた移動時にはフォーカスの調整を行うことが考えられる。そのような観点から、決定部309は、フォーカス調整のタイミングを、スライダーなどの移動機構の状態を変更した(例えば、移動機構による移動を開始した)タイミングとして決定してもよい。ここで、フォーカス調整による調整されるフォーカスの値は、移動機構による移動量に対応するように予め設定されていてもよく、当該撮像装置による撮像画像にオートフォーカス機能などの公知の技術を適用すること自動で算出されてもよい。
なお、決定部309は、これらの撮像装置の撮像に関わる各機能の制御を行うタイミングを、所定の設定時間として決定してもよい。例えば決定部309は、各機能の制御を行うタイミングを、予め設定された所定の時刻としてもよく、シーンを切り替えてから、又は配信を開始してから所定の時間が経過したタイミングとしてもよい。
また例えば、決定部309は、PTZ制御を行うタイミングを、配信情報以外の情報に基づいて決定してもよい。例えば、取得部307が、配信情報に加えて撮像装置それぞれについてPTZ制御のオン/オフを設定する情報を取得し、PTZ制御がオフである撮像装置については、(例えば、PTZ制御がオンになるまで)PTZ制御を行わないようにしてもよい。PTZ制御のオン/オフを設定する情報としては例えば、予め設定された、シーンごとの情報が1次記憶装置又は2次記憶装置から取得されてもよく、ユーザの入力に応じて設定されてもよい。
[実施形態2]
トレース機能は、配信のために撮像を行いながら、時間経過とともに行うPTZ制御処理(及び撮像パラメータの制御)を行う機能である。トレース機能は、配信中(赤色点灯)の撮像装置を制御する際に使用することが考えられる。そのような観点から、本実施形態に係る決定部309は、配信情報に加えて、配信を切り替えた先の配信カメラにおけるトレース機能の実行が指示されているかに基づいて、撮像装置のPTZ制御処理のタイミングを決定してもよい。例えば決定部309は、配信の切り替えにより配信を行う(緑色点灯の)撮像装置であって、トレース機能によりPTZ制御処理を行う撮像装置については、状態制御処理を開始したタイミングでPTZ制御処理を開始してもよい。
図11は、本実施形態に係る情報処理装置103が行う、撮像装置のPTZ制御処理のタイミングを決定する処理の一例を示すフローチャートである。図11に示す処理は、S904とS905との間で追加でS1101を行い、S906に代わりS1102を行うことを除き、図9に示す処理と同様に行われるため、重複する説明は省略する。
S1101で決定部309は、S901で取得した順番制御情報607に基づいて、処置対象の撮像装置におけるそのシーンでのPTZ制御処理がトレース機能による処理であるか否かを、その撮像装置と対応付けて記憶し、処理をS905へと進める。
S1102で決定部309は、S904で記憶した配信状態と、S1101で記憶したトレース機能であるか否かに基づいて、次のシーンで制御を行う各撮像装置のPTZ制御処理を行うタイミングを決定する。ここでは、決定部309は、緑色点灯であり、そのシーンでのPTZ制御処理がトレース機能によるものである撮像装置は、シーンの切り替えと同時にPTZ制御処理を行うようにし、そうでない場合にはS906と同様に処理を行うことができる。S1102が終了した場合、処理はS907へと進む。
このような処理によれば、配信中(タリーランプの赤色点灯中)にPTZ制御を行う撮像装置について、配信を開始したタイミングでPTZ制御処理を行うことが可能となる。
[実施形態3]
実施形態1に係る情報処理装置103は、配信中の撮像装置のPTZ制御処理を行う場合に、当該撮像装置から次の撮像装置への配信カメラの切り替えが終わってからPTZ制御処理を行った。ここでは、配信中の撮像装置は、次の撮像装置への配信カメラの切り替えが終わるまでPTZ制御処理を待機するが、PTZ制御処理を待機している間にシーンがさらに次のシーンへと切り替えられるケースが考えられる。例えば、ユーザがシーンの切り替え操作を行ったが、当該シーンの映像が不要となったために、そのシーンの撮像を待たずに次のシーンへと切り替える場合などには、PTZ制御処理を待機している間にシーンがさらに切り替わる事となる。
そのような観点から、実施形態3に係る情報処理装置103は、実施形態1と同様の処理に加え、カメラ102の撮像装置のPTZ制御処理が完了する前に、次のPTZ制御処理を開始する入力(例えば、シーンの切り替え入力)が行われたか否かの判断を行う。次いで、そのようなPTZ制御処理を開始する入力が行われた場合には、完了していないPTZ制御処理の制御を中止し、新たに入力されたPTZ制御処理が開始される。この場合のPTZ制御処理を開始するタイミングは、実施形態1(例えばS906)と同様に、配信情報に基づいて決定される。本実施形態に係る、そのような情報処理装置103による処理の一例を示すフローチャートが図12に示されている。
図12に示す処理は、S907とS908との間にS1201を行い、追加でS1202を行うことを除き、図9に示す処理と同様に行うことが可能であるため、重複する説明は省略する。
S1201でCPU302は、S907で指示を行ったPTZ制御処理が完了するまでの間に、次のシーンへと切り替えるユーザ入力を取得したか否かの判定を行う。次のシーンへと切り替えるユーザ入力を取得した場合には、処理がS1202へと進み、そうでない場合には処理はS908へと進む。
S1202で制御部308は、現在行っているPTZ制御処理を中止し、シーンを切り替えて処理をS904へと戻す。
このような処理によれば、撮像装置のPTZ制御処理が完了する前に次のPTZ制御処理を開始する入力が行われた場合には、PTZ制御処理を中止し、無駄な処理を行わずに次の処理に移行することができる。
本明細書の開示は、以下の情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを含む。
(項目1)
複数の撮像装置のうちの第1の撮像装置による撮像画像の外部への配信を行っているか否かを示す配信情報を取得する第1の取得手段と、
前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御する処理と、前記複数の撮像装置のうちの前記配信を行う撮像装置を変更する処理とを含む、前記複数の撮像装置に含まれる撮像装置の状態を制御する制御処理を開始する制御手段と、
前記制御処理を開始する場合に、前記配信情報に基づいて、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを決定する決定手段と、
を備えることを特徴とする、情報処理装置。
(項目2)
前記決定手段は、前記配信情報が、前記第1の撮像装置により前記配信が行われていることを示している場合に、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを、前記配信を行う撮像装置を変更する処理を終えたタイミングとして決定することを特徴とする、項目1に記載の情報処理装置。
(項目3)
前記決定手段は、前記配信情報が、前記第1の撮像装置により前記配信が行われていないことを示しており、前記配信を行う撮像装置を変更する処理により前記第1の撮像装置が配信を行う撮像装置となる場合に、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを、前記配信を行う撮像装置を変更する処理を開始する前のタイミングとすることを特徴とする、項目1又は2に記載の情報処理装置。
(項目4)
前記決定手段は、前記配信情報が、前記第1の撮像装置により前記配信が行われていないことを示しており、前記配信を行う撮像装置を変更する処理により前記第1の撮像装置が配信を行う撮像装置となる場合に、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを、前記配信を行う撮像装置を変更する処理を終えたタイミングとして決定することを特徴とする、項目1又は2に記載の情報処理装置。
(項目5)
前記決定手段は、前記配信情報が、前記第1の撮像装置により前記配信が行われていないことを示しており、前記配信を行う撮像装置を変更する処理により前記第1の撮像装置が配信を行う撮像装置となる場合であり、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御する処理が時間経過とともに行う処理である場合に、前記配信を行う撮像装置を変更する処理を開始するのと同時のタイミングとして決定することを特徴とする、項目1又は2に記載の情報処理装置。
(項目6)
前記決定手段は、前記配信情報が、前記第1の撮像装置により前記配信が行われていないことを示している場合に、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを、前記配信を行う撮像装置を変更する処理を開始するのと同時のタイミングとして決定することを特徴とする、項目1又は2に記載の情報処理装置。
(項目7)
前記複数の撮像装置への一度の制御指示における、前記複数の撮像装置それぞれの姿勢又はズーム倍率を制御する内容を示す情報を取得する第2の取得手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記第2の取得手段が取得した前記情報に従って、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御する処理を行うことを特徴とする、項目1乃至6の何れか一項に記載の情報処理装置。
(項目8)
前記情報が、前記複数の撮像装置のうちの前記配信を行う撮像装置を変更する処理の内容をさらに含むことを特徴とする、項目7に記載の情報処理装置。
(項目9)
前記決定手段は、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御する処理が時間経過とともに行われる処理であり、前記配信情報が、前記第1の撮像装置により前記配信が行われていることを示している場合に、前記配信を行う撮像装置を変更する処理を開始するのと同時のタイミングとして決定することを特徴とする、項目1に記載の情報処理装置。
(項目10)
前記制御処理を開始するユーザの入力が行われたか否かの判断を行う判断手段をさらに備え、
前記制御手段は、第1の制御処理が完了する前に、前記判断手段により前記第1の制御処理に後続する第2の制御処理を開始するユーザの入力が行われたと判断された場合には、前記第1の制御処理を中止し、第2の制御処理を開始することを特徴とする、項目1乃至9の何れか一項に記載の情報処理装置。
(項目11)
前記制御手段は、前記姿勢又はズーム倍率の制御とは異なる、前記第1の撮像装置の撮像に関わる機能の処理をさらに行い、
前記第1の取得手段は、前記第1の撮像装置の撮像に関わる機能に影響する、前記第1の撮像装置の外部の装置の状態をさらに取得し、
前記決定手段は、前記状態に基づいて、前記第1の撮像装置の撮像に関わる機能の処理を開始するタイミングをさらに決定することを特徴とする、項目1乃至10の何れか一項に記載の情報処理装置。
(項目12)
前記第1の撮像装置の撮像に関わる機能が、前記第1の撮像装置のホワイトバランスの調整、前記第1の撮像装置の露出の調整、又は前記第1の撮像装置のフォーカスの調整であることを特徴とする、項目11に記載の情報処理装置。
(項目13)
前記外部の装置の状態が、前記外部の装置である照明の色の状態、前記外部の装置である、前記第1の撮像装置を移動させる移動機構の状態であることを特徴とする、項目12に記載の情報処理装置。
(項目14)
前記第1の取得手段が、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率の制御のオン/オフを示す情報をさらに取得し、
前記制御手段は、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率の制御がオフである場合には、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率の制御を行わないことを特徴とする、項目1乃至13の何れか一項に記載の情報処理装置。
(項目15)
複数の撮像装置のうちの第1の撮像装置による撮像画像を取得する第1の取得手段と、
前記撮像画像の外部への配信を行っているか否かを示す配信情報を取得する第2の取得手段と、
前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御する指示と、前記複数の撮像装置のうちの前記配信を行う撮像装置を変更する指示とを含む、前記複数の撮像装置に含まれる撮像装置の状態を制御する制御処理を開始する指示を前記複数の撮像装置に送信する送信手段と、
前記制御処理を開始する場合に、前記配信情報に基づいて、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを決定する決定手段と、
を備えることを特徴とする、情報処理装置。
(項目16)
複数の撮像装置のうちの第1の撮像装置による撮像画像の外部への配信を行っているか否かを示す配信情報を取得する工程と、
前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御する処理と、前記複数の撮像装置のうちの前記配信を行う撮像装置を変更する処理とを含む、前記複数の撮像装置に含まれる撮像装置の状態を制御する制御処理を開始する工程と、
前記制御処理を開始する場合に、前記配信情報に基づいて、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを決定する工程と、
を備えることを特徴とする、情報処理方法。
(項目17)
複数の撮像装置のうちの第1の撮像装置による撮像画像を取得する工程と、
前記撮像画像の外部への配信を行っているか否かを示す配信情報を取得する工程と、
前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御する指示と、前記複数の撮像装置のうちの前記配信を行う撮像装置を変更する指示とを含む、前記複数の撮像装置に含まれる撮像装置の状態を制御する制御処理を開始する指示を前記複数の撮像装置に送信する工程と、
前記制御処理を開始する場合に、前記配信情報に基づいて、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを決定する工程と、
を備えることを特徴とする、情報処理方法。
(項目18)
コンピュータを、項目1乃至15の何れか一項目に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101:ネットワーク、102:カメラ、103:情報処理装置、104:スイッチ装置

Claims (18)

  1. 複数の撮像装置のうちの第1の撮像装置による撮像画像の外部への配信を行っているか否かを示す配信情報を取得する第1の取得手段と、
    前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御する処理と、前記複数の撮像装置のうちの前記配信を行う撮像装置を変更する処理とを含む、前記複数の撮像装置に含まれる撮像装置の状態を制御する制御処理を開始する制御手段と、
    前記制御処理を開始する場合に、前記配信情報に基づいて、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とする、情報処理装置。
  2. 前記決定手段は、前記配信情報が、前記第1の撮像装置により前記配信が行われていることを示している場合に、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを、前記配信を行う撮像装置を変更する処理を終えたタイミングとして決定することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記決定手段は、前記配信情報が、前記第1の撮像装置により前記配信が行われていないことを示しており、前記配信を行う撮像装置を変更する処理により前記第1の撮像装置が配信を行う撮像装置となる場合に、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを、前記配信を行う撮像装置を変更する処理を開始する前のタイミングとすることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記決定手段は、前記配信情報が、前記第1の撮像装置により前記配信が行われていないことを示しており、前記配信を行う撮像装置を変更する処理により前記第1の撮像装置が配信を行う撮像装置となる場合に、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを、前記配信を行う撮像装置を変更する処理を終えたタイミングとして決定することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記決定手段は、前記配信情報が、前記第1の撮像装置により前記配信が行われていないことを示しており、前記配信を行う撮像装置を変更する処理により前記第1の撮像装置が配信を行う撮像装置となる場合であり、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御する処理が時間経過とともに行う処理である場合に、前記配信を行う撮像装置を変更する処理を開始するのと同時のタイミングとして決定することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記決定手段は、前記配信情報が、前記第1の撮像装置により前記配信が行われていないことを示している場合に、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを、前記配信を行う撮像装置を変更する処理を開始するのと同時のタイミングとして決定することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記複数の撮像装置への一度の制御指示における、前記複数の撮像装置それぞれの姿勢又はズーム倍率を制御する内容を示す情報を取得する第2の取得手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第2の取得手段が取得した前記情報に従って、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御する処理を行うことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記情報が、前記複数の撮像装置のうちの前記配信を行う撮像装置を変更する処理の内容をさらに含むことを特徴とする、請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記決定手段は、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御する処理が時間経過とともに行われる処理であり、前記配信情報が、前記第1の撮像装置により前記配信が行われていることを示している場合に、前記配信を行う撮像装置を変更する処理を開始するのと同時のタイミングとして決定することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御処理を開始するユーザの入力が行われたか否かの判断を行う判断手段をさらに備え、
    前記制御手段は、第1の制御処理が完了する前に、前記判断手段により前記第1の制御処理に後続する第2の制御処理を開始するユーザの入力が行われたと判断された場合には、前記第1の制御処理を中止し、第2の制御処理を開始することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記制御手段は、前記姿勢又はズーム倍率の制御とは異なる、前記第1の撮像装置の撮像に関わる機能の処理をさらに行い、
    前記第1の取得手段は、前記第1の撮像装置の撮像に関わる機能に影響する、前記第1の撮像装置の外部の装置の状態をさらに取得し、
    前記決定手段は、前記状態に基づいて、前記第1の撮像装置の撮像に関わる機能の処理を開始するタイミングをさらに決定することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 前記第1の撮像装置の撮像に関わる機能が、前記第1の撮像装置のホワイトバランスの調整、前記第1の撮像装置の露出の調整、又は前記第1の撮像装置のフォーカスの調整であることを特徴とする、請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記外部の装置の状態が、前記外部の装置である照明の色の状態、前記外部の装置である、前記第1の撮像装置を移動させる移動機構の状態であることを特徴とする、請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記第1の取得手段が、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率の制御のオン/オフを示す情報をさらに取得し、
    前記制御手段は、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率の制御がオフである場合には、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率の制御を行わないことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  15. 複数の撮像装置のうちの第1の撮像装置による撮像画像を取得する第1の取得手段と、
    前記撮像画像の外部への配信を行っているか否かを示す配信情報を取得する第2の取得手段と、
    前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御する指示と、前記複数の撮像装置のうちの前記配信を行う撮像装置を変更する指示とを含む、前記複数の撮像装置に含まれる撮像装置の状態を制御する制御処理を開始する指示を前記複数の撮像装置に送信する送信手段と、
    前記制御処理を開始する場合に、前記配信情報に基づいて、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とする、情報処理装置。
  16. 複数の撮像装置のうちの第1の撮像装置による撮像画像の外部への配信を行っているか否かを示す配信情報を取得する工程と、
    前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御する処理と、前記複数の撮像装置のうちの前記配信を行う撮像装置を変更する処理とを含む、前記複数の撮像装置に含まれる撮像装置の状態を制御する制御処理を開始する工程と、
    前記制御処理を開始する場合に、前記配信情報に基づいて、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを決定する工程と、
    を備えることを特徴とする、情報処理方法。
  17. 複数の撮像装置のうちの第1の撮像装置による撮像画像を取得する工程と、
    前記撮像画像の外部への配信を行っているか否かを示す配信情報を取得する工程と、
    前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御する指示と、前記複数の撮像装置のうちの前記配信を行う撮像装置を変更する指示とを含む、前記複数の撮像装置に含まれる撮像装置の状態を制御する制御処理を開始する指示を前記複数の撮像装置に送信する工程と、
    前記制御処理を開始する場合に、前記配信情報に基づいて、前記第1の撮像装置の姿勢又はズーム倍率を制御するタイミングを決定する工程と、
    を備えることを特徴とする、情報処理方法。
  18. コンピュータを、請求項1乃至15の何れか一項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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