JP2024015544A - ウエハ方向検出装置、部品装着装置およびウエハ方向検出方法 - Google Patents

ウエハ方向検出装置、部品装着装置およびウエハ方向検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安価な構成でウエハの方向を確実に検出することができるウエハ方向検出装置、部品装着装置およびウエハ方向検出方法を提供することを目的とする。【解決手段】ウエハWFがウエハ設置部に対して正常な向きで設置されたならばオリフラOFが位置することとなるウエハ設置部上の所定領域を撮像対象領域RYとし、第1カメラをウエハ設置部に対して相対移動させながら撮像対象領域RY内のウエハWFの外周縁EGに沿った複数の局所箇所を第1カメラに撮像させる。これにより得られた複数の画像GZに基づいて、撮像対象領域RYにオリフラOFの全部または一部に相当する直線状部分が位置していると判断した場合に、ウエハWFがウエハ設置部に対して正常な向きで設置されていると判定する。【選択図】図7

Description

本発明は、ウエハ設置部に設置されたウエハがウエハ設置部に対して正常な向きで設置されているかどうかを検出するウエハ方向検出装置、これを備えた部品装着装置およびウエハ方向検出方法に関する。
従来、部品供給部より供給された部品を装着ヘッドによってピックアップし、そのピックアップした部品を予め位置決めしておいた基板上に装着する部品装着装置が知られている。このような部品装着装置のうち、ウエハ(半導体ウエハ)が裁断されて製造される部品(チップ)を基板に装着するタイプのものでは、ウエハがウエハ設置部に設置されることによって部品の供給がなされる(特許文献1)。
このような部品装着装置では、ウエハがウエハ設置部に対して予め定められた所定の向きで設置されていることが重要であり、ウエハが予め定められた正常な向きではない向きで設置されると、部品が正しく基板に装着されないおそれがある。このため従来、作業者は、ウエハの外周縁に設けられた直線状部分であるオリエンテーションフラット(以下、「オリフラ」と略して称する)を目視確認し、その目視確認したオリフラを頼りにウエハの方向を確かめてウエハ設置部にウエハを設置するようにしている。
特開2010-73924号公報
しかしながら、上記のように作業者がオリフラを目視確認してウエハ設置部に設置する場合には、作業者の人為的なミスが発生し得る。このためウエハ設置部に設置されたウエハの全体をカメラで撮像し、その画像に基づいてオリフラの位置を検出することでウエハが正常な向きで設置されていることを確認する方法も考えられるが、そのようなウエハの全体を含む画像を得るには低倍率で広視野のカメラが別途必要となり、製造コストが増大してしまうという問題点があった。
そこで本発明は、安価な構成でウエハの方向を確実に検出することができるウエハ方向検出装置、部品装着装置およびウエハ方向検出方法を提供することを目的とする。
本発明のウエハ方向検出装置は、ウエハ設置部に設置されたウエハが前記ウエハ設置部に対して正常な向きで設置されているかどうかを検出するウエハ方向検出装置であって、前記ウエハ設置部に設置された前記ウエハを撮像する撮像手段と、前記ウエハ設置部に設置された前記ウエハに対して前記撮像手段を相対移動させる移動手段と、前記ウエハが前記ウエハ設置部に対して正常な向きで設置されたならば前記ウエハのオリエンテーションフラットが位置することとなる前記ウエハ設置部上の所定領域を撮像対象領域とし、前記撮像手段を前記ウエハに対して相対移動させながら前記撮像対象領域内の前記ウエハの外周縁に沿った複数の局所領域を前記撮像手段に撮像させる撮像制御部と、前記撮像手段の撮像によって得られた前記複数の画像に基づいて、前記ウエハが前記ウエハ設置部に対して正常な向きで設置されているか否かを判定する判定部と、を備えた。
本発明の部品装着装置は、上記本発明のウエハ方向検出装置を備え、前記ウエハ検出装置により方向が検出されたウエハが裁断されて得られた部品を装着ヘッドによりピックアップして基板に装着する。
本発明のウエハ方向検出方法は、ウエハ設置部に設置されたウエハが前記ウエハ設置部に対して正常な向きで設置されているかどうかを検出するウエハ方向検出方法であって、前記ウエハが前記ウエハ設置部に対して正常な向きで設置されたならば前記ウエハのオリエンテーションフラットが位置することとなる前記ウエハ設置部上の所定領域を撮像対象領域とし、前記ウエハを撮像する撮像手段を前記ウエハに対して相対移動させながら前記撮像対象領域内の前記ウエハの外周縁に沿った複数の局所領域を撮像手段に撮像させる撮像工程と、前記撮像工程で得られた前記複数の画像に基づいて、前記ウエハが前記ウエハ設置部に対して正常な向きで設置されているか否かを判定する判定工程と、を含む。
本発明によれば、安価な構成でウエハの方向を確実に検出することができる。
本発明の一実施の形態における部品装着装置の斜視図 本発明の一実施の形態における部品装着装置の正面図 本発明の一実施の形態における部品装着装置の制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態における部品装着装置が実行するウエハ方向検出作業の流れを示すフローチャート 本発明の一実施の形態における部品装着装置が備えるウエハ設置部にウエハが(а)正常な向きで設置された状態を示す図(b)非正常な向きで設置された状態を示す図 (а)(b)本発明の一実施の形態における部品装着装置が備えるウエハ方向検出部において得られた画像を示す図 本発明の一実施の形態における部品装着装置が備えるウエハ方向検出部において得られた(а)画像を示す図(b)画像の一部を拡大して示す図 本発明の一実施の形態における部品装着装置が備えるウエハ方向検出部において得られた(а)画像を示す図(b)画像の一部を拡大して示す図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1および図2は本発明の一実施の形態における部品装着装置1を示している。部品装着装置1は、搬入した基板KBに部品BHをフリップチップにより装着する装置である。ここでは説明の便宜上、基板KBが搬送される水平方向をX方向(作業者OPから見た左右方向)とし、X方向と直交する水平方向をY方向(作業者OPから見た前後方向)とする。また、上下方向をZ方向とする。
図1および図2において、基台11上のX方向の一方側(右側)の領域には、Y方向に延びたビーム部材12が設けられている。ビーム部材12はY方向に並んだ2本の支柱13によって支持されている。基台11上の後側(作業者OPから見た奥側)の領域には基板供給ステージ14が設けられている。基板供給ステージ14の上面には、基板KBをX方向に搬送する搬送コンベア15が設けられている。
基台11上の前側(作業者OPから見た手前側)の領域にはウエハ設置部16が設けられている。ウエハ設置部16はZ方向に延びた複数の支持柱17によって水平姿勢に支持されている。支持柱17は、XYテーブルから成るウエハ設置部移動機構18に取り付けられたベーステーブル19上に立設されており、ウエハ設置部16はウエハ設置部移動機構18によってXY面内(水平面内)方向に移動自在になっている。
ウエハWFは作業者OPの手作業によってウエハ設置部16に設置される。ウエハWFが有するほぼ円形の外周縁EGの一部には直線状のオリエンテーションフラット(以下、「オリフラOF」と称する)が形成されており(図1)、作業者OPは、このオリフラOFが所定の方向(図1では後方)を向いてX方向と平行になるようにウエハWFをウエハ設置部16に設置する。
ウエハWFは粘着シートNSを介してウエハ設置部16に設置される。ウエハWFは格子状に裁断されており、その裁断された各個片が基板KBにされるべき部品BHとなっている(図1)。粘着シートNSの下方にはエジェクタ21が設けられている。エジェクタ21は、上下方向に移動自在な突上げピン21Pを備えている(図2)。
図1および図2において、ウエハ設置部16の上方には、第1カメラ22が撮像視野を下方に向けた姿勢で設けられている。第1カメラ22の撮像光軸LJは、エジェクタ21の突上げピン21Pの移動方向(Z方向)に延びた軸線と一致している(図2)。
図1において、基板供給ステージ14とウエハ設置部16との間の領域には、第2カメラ設置テーブル23がX方向に延びて設けられている(図2も参照)。第2カメラ設置テーブル23には、撮像視野を上方に向けた第2カメラ24が設けられている(図1および図2)。
図1において、ビーム部材12の下方にはピックアップヘッド移動機構25が設けられている。ピックアップヘッド移動機構25はX方向(左方)に突出して延びたピックアップヘッド保持アーム26を備えており、ピックアップヘッド保持アーム26の先端(左端)にはピックアップヘッド27が設けられている。ピックアップヘッド27にはノズル28が取り付けられている。
ピックアップヘッド移動機構25は、ピックアップヘッド保持アーム26をY方向とZ方向に移動させることができる。またピックアップヘッド移動機構25は、ピックアップヘッド保持アーム26をX方向に沿った軸(X軸)まわりに回転させてピックアップヘッド27を(すなわちノズル28を)上下反転させることができる。ノズル28には図示しない真空供給管路が繋がっており、ノズル28の下端に部品BHを吸着させる真空吸着力を発生させることができるようになっている。
図1および図2において、ビーム部材12の左面にはスライドプレート31が設けられている。スライドプレート31はビーム部材12の左面側に設けられたスライドプレート移動機構32によってY方向に移動される。スライドプレート31には装着ヘッド昇降機構33を介して装着ヘッド34が取り付けられており、装着ヘッド34は装着ヘッド昇降機構33によってZ方向に移動(昇降)自在となっている。装着ヘッド34には吸着ノズルから成る装着ツール35が取り付けられている。装着ツール35には図示しない真空供給管路が繋がっており、装着ツール35の下端に部品BHを吸着させる真空吸着力を発生させることができる。
図3において、制御装置40は(図2も参照)、搬送コンベア15の搬送動作を制御して基板KBを搬送し、所定の位置に位置決めする。制御装置40は、ウエハ設置部移動機構18を作動させて、ウエハ設置部16を(すなわち部品BHを)XY面内方向に移動させる。制御装置40は、エジェクタ21を制御し、突上げピン21Pを上方に移動させて粘着シートNSの下側から部品BHをひとつずつ上方に突き上げる。
制御装置40はまた、ピックアップヘッド移動機構25を制御してピックアップヘッド保持アーム26をX方向およびZ方向に移動させ、X軸まわりに回転させる。制御装置40は、スライドプレート移動機構32を制御してスライドプレート31を(すなわち装着ヘッド34を)Y方向に移動させる。制御装置40は装着ヘッド昇降機構33を制御して装着ヘッド34を昇降させる。
制御装置40は吸着制御弁45(図3)を制御することで、ノズル28と装着ツール35に真空吸着力を発生させる。制御装置40は第1カメラ22の撮像動作を制御し、第1カメラ22はウエハ設置部16上のウエハWF(部品BH)を上方から撮像する。制御装置40は第1カメラ22によって撮像された画像を処理することによって部品BHを認識する。
制御装置40は、第2カメラ24の撮像動作を制御する。第2カメラ24は装着ヘッド34が装着ツール35を介して吸着した部品BHを下方から撮像する。制御装置40は第2カメラ24によって撮像された画像を処理することによって部品BHを認識する。
部品装着装置1において基板KBに部品BHを装着する作業(部品装着作業)を実行する場合には、制御装置40は先ず、ウエハ設置部移動機構18を作動させ、ウエハ設置部16をXY面内で移動させることによって、ノズル28によってピックアップすべき部品BHを、第1カメラ22の撮像光軸LJ上(エジェクタ21の上方でもある)に位置させる。このときウエハ設置部移動機構18は、第1カメラ22をウエハ設置部16に対して相対移動させる移動手段として機能する。なお、この段階では、ウエハ設置部16上の部品BHの回路形成面は上方を向いている。
制御装置40は、部品BHを第1カメラ22の撮像光軸LJ上に位置させたら、第1カメラ22に部品BHに部品BHを撮像させて、部品BHを認識する。制御装置40は、部品BHを認識したらエジェクタ21を作動させて突上げピン21Pを上方に移動させる。これによりウエハ設置部16上の部品BHは突上げピン21Pによって突き上げられ、粘着シートNSから分離される。
エジェクタ21によって部品BHが突き上げられたら、制御装置40はピックアップヘッド移動機構25を作動させて、ピックアップヘッド27のノズル28を部品BHの上方に位置させる(図2中に示す矢印A)。そして、ノズル28に真空圧(吸着力)を与えることによって、部品BHをピックアップさせる。
ピックアップヘッド27によって部品BHがピックアップされたら、制御装置40はピックアップヘッド27をX軸まわりに回転させて(図2中に示す矢印B)、部品BHの上下を反転させる。これにより部品BHの回路形成面は下方を向いた状態となる。部品BHの上下が反転されたら、制御装置40はスライドプレート移動機構32と装着ヘッド昇降機構33を制御して、装着ヘッド34をピックアップヘッド27の上方(すなわち部品BHの上方)に位置させる(図2中に示す矢印C)。
装着ヘッド34がピックアップヘッド27の上方に位置したら、制御装置40は、ピックアップヘッド27のノズル28へ真空圧の供給を解除しつつ、装着ツール35に真空圧を与えて部品BHを吸着させる。これにより部品BHがピックアップヘッド27から装着ヘッド34に受け渡された状態となる。
部品BHがピックアップヘッド27から装着ヘッド34に受け渡されたら、制御装置40は装着ヘッド34を移動させて、装着ツール35に吸着させた部品BHを第2カメラ24の上方に位置させる。そして、第2カメラ24に部品BHを下方から撮像させ、その撮像によって取得された部品BHの画像に基づいて部品BHを認識する。
制御装置40は、装着ツール35に吸着された部品BHを認識したら、装着ヘッド34を基板KBの上方に移動させる(図2中に示す矢印D)。装着ヘッド34が基板KBの上方に移動したら装着ツール35を下降させ、装着ツール35内にブロー圧を与えつつ部品BHを基板KBに押し付けることによって、部品BHを基板KBに装着する。
制御装置40は、上記のような部品BHのピックアップから基板KBへの装着までの一連の流れを繰り返す。そして、基板KBに装着すべき全ての部品BHを基板KBに装着したら搬送コンベア15を作動させて、基板KBを部品装着装置1の外部に搬出する。これにより基板KBの1枚当たりの部品装着作業が終了する。
部品装着装置1では、上記のような部品装着作業が開始される前の段取り作業において、作業者OPによって、ウエハWFがウエハ設置部16に設置される。このときウエハWFは、前述したように、オリフラOFが予め定められた方向(図1では後方)を向くようにウエハ設置部16に設置されるが、作業者OPがウエハWFのオリフラOFが設けられている場所を間違えていたり、オリフラOFを向けるべき方向を間違えたりした場合には、ウエハWFは本来設置される方向とは異なる非正常な向きでウエハ設置部16に設置してしまう。そうすると、その後の部品装着装置1における部品装着作業に悪影響が生じるので、本実施の形態における部品装着装置1はウエハ方向検出装置としてのウエハ方向検出部1K(図3)を備えており、このウエハ方向検出部1Kにより、ウエハ設置部16に設置されたウエハWFの方向を検出することができるようになっている。
ウエハ方向検出部1Kは、図3に示すように、第1カメラ22、ウエハ設置部16とこれを移動させるウエハ設置部移動機構18のほか、制御装置40の撮像制御部41と、判定部42を備えて構成されている。
図4は、部品装着装置1が備えるウエハ方向検出部1Kにより、ウエハ設置部16に設置されたウエハWFが正しい向きで設置されているかどうかを検出するウエハ方向検出作業の手順(ウエハ方向検出方法)を示すフローチャートである。
ウエハ方向検出作業では先ず、作業者OPによって、ウエハWFがウエハ設置部16に設置される(図5(а),(b))。このウエハWFのウエハ設置部16への設置は、部品装着装置1による部品装着作業の一部でもある。
ウエハWFは前述したように、オリフラOFが所定の方向(後方)を向いてX方向に平行となるように、ウエハWFがウエハ設置部16に設置される(図5(а)。図1も参照)。なお、図5(b)は、オリフラOFが後方ではなく側方を向いた状態、すなわちウエハWFが非正常な向きでウエハ設置部16に設置された状態を示している。
ウエハWFがウエハ設置部16に設置されたら、制御装置40の撮像制御部41は、ウエハWFがウエハ設置部16に対して正常な向きで設置されたならばオリフラOFが位置することとなる(本来位置するはずである)ウエハ設置部16上の所定領域を撮像対象領域RY(図5(а),(b))とし、ウエハWFを撮像する撮像手段である第1カメラ22をウエハWFに対して相対移動させながら撮像対象領域RY内のウエハWFの外周縁EGに沿った複数の局所領域を第1カメラ22に撮像させる(撮像工程)。
この撮像工程では、撮像制御部41は先ず、ウエハ設置部移動機構18によって第1カメラ22をウエハ設置部16に対して相対移動させて、第1カメラ22のウエハWFに対する撮像視野VWを撮像対象領域RYの一端部T1(図5(а),(b)および図6(а))に位置させる。そして、その一端部T1を含む撮像視野VWで第1カメラ22にウエハWFを撮像させることによって、その撮像視野VWに相当する局所領域を撮像させる(図4に示すステップST1。図6(а))。
撮像制御部41は、第1カメラ22に撮像対象領域RY内の一端部T1に相当する局所領域を撮像させたら、第1カメラ22の撮像視野VWが撮像対象領域RYの他端部T2に向かう方向(以下、「カメラ移動方向」と称する。図6(b)中に示す矢印F)に向けて一定量移動するように第1カメラ22を移動させたうえで(図6(b))、第1カメラ22にその撮像視野VWに相当する局所領域を撮像させる(ステップST2)。ここで、上記の「一定量」は、撮像視野VWのカメラ移動方向の寸法D(図6(а))に相当する量とする。
撮像制御部41は、ステップST2で第1カメラ22に撮像を行わせたら、第1カメラ22の撮像視野VWが撮像対象領域RYの他端部T2に到達したか否かを判断する(ステップST3)。そして、第1カメラ22の撮像視野VWが撮像対象領域RYの他端部T2に到達していなかった場合にはステップST2に戻って第1カメラ22の移動と撮像を続行させ、第1カメラ22の撮像視野VWが撮像対象領域RYの他端部T2に到達していた場合には、撮像対象領域RY内の局所領域の全てが撮像されたとして、第1カメラ22の移動と撮像を終了する。
上記のステップST1~ステップST3から成る撮像工程が終了したら、制御装置40の判定部42は、撮像制御部41が第1カメラ22に撮像対象領域RYを撮像させて得られた(すなわち、ステップST1~ステップST3の撮像工程で得られた)撮像対象領域RY内の全ての局所領域に対応する複数の画像に基づいて、ウエハWFがウエハ設置部16に対して正常な向きで設置されているか否かを判定する(判定工程)。
この判定工程では、判定部42は先ず、図7(а)および図8(а)に示すように、各画像GZ内のカメラ移動方向(図6(b)中に示す矢印F)に沿って、複数の境界点検出ラインKLを設ける。そして、ウエハWFとその背景(ここでは粘着シートNS)とのコントラストを利用し、複数の境界点検出ラインKLそれぞれにおいて、粘着シートNS側からウエハWF側に向かってサーチすることによって(図7(b)および図8(b)中に示す矢印SC)、明るさが暗から明に切り替わる点を境界点PT(図7(b)および図8(b))として検出する(ステップST4)。
判定部42は、画像GZ内の複数の境界点検出ラインKLそれぞれにおいて境界点PTを検出したら、その画像GZ内に得られた複数の境界点PTについて直線回帰することによって、その画像GZに映し出されているウエハWFの外周縁EGの一部が直線近似された線分KKを求める。そして、その線分KKの角度Θ(X軸からの角度。図8(b)参照)を算出し(ステップST5)、次いで、それら角度Θの撮像対象領域RYの全体におけるばらつきを算出する(ステップST6)。
ここで、図5(а)に示すように、ウエハWFが正常な向きでウエハ設置部16に設置された場合には、撮像対象領域RY内にはウエハWFの外周のうちオリフラOFの全部または一部に相当する直線状部分が映し出されるので(図7(а))、線分KKの角度Θの撮像対象領域RYの全体のばらつきは非常に小さいもの(ほぼ「0」)となる(図7(b))。一方、図5(b)に示すように、ウエハWFが非正常な向きでウエハ設置部16に設置された場合には、撮像対象領域RY内にはウエハWFの外周のうちオリフラOFでない弧状の部分のみが映し出されるので(図8(а))、線分KKの角度Θの撮像対象領域RYの全体のばらつきは或る程度大きいものとなる(図8(b))。
ステップST6で、線分KKの角度Θの撮像対象領域RYの全体のばらつきを算出したら、その算出した角度Θのばらつきが、予め定めた基準値よりも小さいか否かを判断する(ステップST7)。そして、その結果、角度Θのばらつきが予め定めた基準値(ほぼ「0」)よりも小さかった場合には、撮像対象領域RYにはウエハWFのオリフラOFが映し出されていると判断できるので、ウエハWFは正常な向きでウエハ設置部16に設置されていると判定する(ステップST8)。一方、角度Θのばらつきが基準値よりも大きかった場合には、撮像対象領域RYにはウエハWFのオリフラOFが映し出されていないと判断できるので、ウエハWFは非正常な向きでウエハ設置部16に設置されていると判定する(ステップST9)。
このように判定部42は、判定工程において、撮像工程で得られた複数の画像GZに基づいて、撮像対象領域RYにオリフラOFの全部または一部に相当する直線状部分が位置していると判断した場合に、ウエハWFがウエハ設置部16に対して正常な向きで設置されていると判定するようになっている。ここで判定部42は、撮像対象領域RYにオリフラOFの全部または一部に相当する直線状の部分が位置しているか否かを、複数の画像GZそれぞれに映し出されているウエハWFの外周縁EGの一部に相当する部分を直線近似して得られる線分KKの角度Θの撮像対象領域RYの全体におけるばらつきに基づいて判断するようになっている。
このように本実施の形態において、ウエハ方向検出部1Kは、撮像手段としての第1カメラ22と、移動手段としてのウエハ設置部移動機構18を備えるほか、第1カメラ22にウエハWFを撮像させる撮像制御部41と、ウエハWFがウエハ設置部16に対して正常な向きで設置されているか否かを判定する判定部42を備えている。そして、ウエハ設置部16に設置されたウエハWFに対して第1カメラ22を相対移動させながら第1カメラ22に撮像対象領域RYにおけるウエハWFの外周縁EGに沿った複数の局所領域を撮像させ(撮像工程)、これにより得られた複数の画像GZに基づいて、ウエハWFがウエハ設置部16に対して正常な向きで設置されているか否かを判定するようになっている(判定工程)。
このため本実施の形態におけるウエハ方向検出部1K(ウエハ方向検出部1Kを備えた部品装着装置)によれば、作業者OPの目視によらず正確にウエハWFの向きを確認することができ、ウエハWFの全体を映し出す大型のカメラは必要ない。よって本実施の形態におけるウエハ方向検出装置(部品装着装置1が備えるウエハ方向検出部1K)によれば、安価な構成でウエハWFの方向を確実に検出することができる。
判定部42がステップST8またはステップST9で上記の判定を行ったら、制御装置40の制御報知部43(図3)は、判定部42で行った判定結果を、制御装置40に繋がるタッチパネルTP(図3)等を通じて報知する(ステップST10の報知工程)。ステップST10において、ウエハWFが正常な向きでウエハ設置部16に設置されている旨の報知された場合には、部品装着装置1はそのまま部品装着作業を実行する。一方、ステップST10において、ウエハWFが非正常な向きでウエハ設置部16に設置されている旨が報知された場合には、部品装着装置1は部品装着作業を中断し、作業者OPは、ウエハ設置部16に設置したウエハWFを一旦取り外し、ウエハWFの向きを確認したうえで、改めてウエハ設置部16に設置する。このためウエハWFが非正常な向きでウエハ設置部16に設置された状態で部品装着装置1による部品装着作業が実行されてしまう不都合を未然に防止することができる。
以上説明したように、本実施の形態におけるウエハ方向検出部1K(すなわちウエハ方向検出装置)およびウエハ方向検出方法では、ウエハWFがウエハ設置部16に対して正常な向きで設置されたならばウエハWFのオリフラOFが位置することとなるウエハ設置部16上の所定領域を撮像対象領域RYとし、撮像対象領域RY内のウエハWFの外周縁EGに沿った複数の局所領域を撮像手段である第1カメラ22に撮像させ、これにより得られた複数の画像GZに基づいて、ウエハWFがウエハ設置部16に対して正常な向きで設置されているか否かを判定するようになっている。このため作業者OPの目視によらず正確にウエハWFの向きを確認することができるうえ、ウエハWFの全体を映し出す大型のカメラは必要ないので、安価な構成でウエハWFの方向を確実に検出することができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述したものに限定されず、種々の変形等が可能である。例えば、上述の実施の形態では、本発明のウエハ方向検出装置がウエハ方向検出部1Kとして部品装着装置1に組み込まれた構成となっていたが、ウエハ方向検出装置は部品装着装置1とは別の独立した装置となっていてもよい。この場合には、作業者OPは、ウエハ方向検出装置で先ずウエハWFの方向を確認し、そのうえでそのウエハWFを部品装着装置1のウエハ設置部16に設置することになる。
安価な構成でウエハの方向を確実に検出することができるウエハ方向検出装置、部品装着装置およびウエハ方向検出方法を提供する。
1 部品装着装置
1K ウエハ方向検出部(ウエハ方向検出装置)
16 ウエハ設置部
18 ウエハ設置部移動機構(移動手段)
22 第1カメラ(撮像手段)
34 装着ヘッド
41 撮像制御部
42 判定部
RY 撮像対象領域
GZ 画像
KL 境界点検出ライン
PT 境界点
WF ウエハ
EG 外周縁
KK 線分
OF オリフラ(オリエンテーションフラット)
Θ 角度
BH 部品
KB 基板

Claims (7)

  1. ウエハ設置部に設置されたウエハが前記ウエハ設置部に対して正常な向きで設置されているかどうかを検出するウエハ方向検出装置であって、
    前記ウエハ設置部に設置された前記ウエハを撮像する撮像手段と、
    前記ウエハ設置部に設置された前記ウエハに対して前記撮像手段を相対移動させる移動手段と、
    前記ウエハが前記ウエハ設置部に対して正常な向きで設置されたならば前記ウエハのオリエンテーションフラットが位置することとなる前記ウエハ設置部上の所定領域を撮像対象領域とし、前記撮像手段を前記ウエハに対して相対移動させながら前記撮像対象領域内の前記ウエハの外周縁に沿った複数の局所領域を前記撮像手段に撮像させる撮像制御部と、
    前記撮像手段の撮像によって得られた前記複数の画像に基づいて、前記ウエハが前記ウエハ設置部に対して正常な向きで設置されているか否かを判定する判定部と、
    を備えたウエハ方向検出装置。
  2. 前記判定部は、前記複数の画像に基づいて、前記撮像対象領域に前記オリエンテーションフラットの全部または一部に相当する直線状部分が位置していると判断した場合に、前記ウエハが前記ウエハ設置部に対して正常な向きで設置されていると判定する、請求項1に記載のウエハ方向検出装置。
  3. 前記判定部は、前記撮像対象領域に前記オリエンテーションフラットの全部または一部に相当する直線状の部分が位置しているか否かを、前記複数の画像それぞれに映し出されている前記ウエハの外周縁の一部に相当する部分を直線近似して得られる線分の角度の前記撮像対象領域の全体におけるばらつきに基づいて判断する、請求項2に記載のウエハ方向検出装置。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載のウエハ方向検出装置を備え、前記ウエハ検出装置により方向が検出されたウエハが裁断されて得られた部品を装着ヘッドによりピックアップして基板に装着する、部品装着装置。
  5. ウエハ設置部に設置されたウエハが前記ウエハ設置部に対して正常な向きで設置されているかどうかを検出するウエハ方向検出方法であって、
    前記ウエハが前記ウエハ設置部に対して正常な向きで設置されたならば前記ウエハのオリエンテーションフラットが位置することとなる前記ウエハ設置部上の所定領域を撮像対象領域とし、前記ウエハを撮像する撮像手段を前記ウエハに対して相対移動させながら前記撮像対象領域内の前記ウエハの外周縁に沿った複数の局所領域を撮像手段に撮像させる撮像工程と、
    前記撮像工程で得られた前記複数の画像に基づいて、前記ウエハが前記ウエハ設置部に対して正常な向きで設置されているか否かを判定する判定工程と、
    を含むウエハ方向検出方法。
  6. 前記判定工程において、前記複数の画像に基づいて、前記撮像対象領域に前記オリエンテーションフラットの全部または一部に相当する直線状部分が位置していると判断した場合に、前記ウエハが前記ウエハ設置部に対して正常な向きで設置されていると判定する、請求項5に記載のウエハ方向検出方法。
  7. 前記判定工程において、前記撮像対象領域に前記オリエンテーションフラットの全部または一部に相当する直線状の部分が位置しているか否かを、前記複数の画像それぞれに映し出されている前記ウエハの外周縁の一部に相当する部分を直線近似して得られる線分の角度の前記撮像対象領域の全体におけるばらつきに基づいて判断する、請求項6に記載のウエハ方向検出方法。
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