JP2024006993A5 - - Google Patents

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JP2024006993A5
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本開示は、表示装置、詳細には大型の湾曲した表示器、より詳細には自動車に使用される表示装置に関する。
表示装置は、ユーザにコンテンツを表示するために一般的に使用される。このような表示装置は、屋外又は屋内条件下で設置され得る。近年、デジタル表示装置は、ユーザに車両情報を表示するための従来のアナログ計器クラスタの代替となっている。
自動車用途におけるデジタル表示装置の共通の課題は、自動車内の厳しい照明条件の性質である。例えば、表示されるコンテンツは、日中の運転時の太陽光及び夜間の運転時の薄暗い街灯などの、制御できない外部照明条件の影響を受ける。
審美的な理由から、及びユーザ体験の向上のために、自動車産業では湾曲したデジタル表示器の需要が高まっている。しかしながら、既存の湾曲した表示装置は、上記で説明したような、制御できない外部照明の影響により、自動車での使用には適していない。照度を高めるために円錐形状の光学系を使用して光線を取り出す既存の表示器が存在するが、そのような円錐形状は通常、一般家電製品用、例えば自動車用途について上記で論じた課題には対応しないモニタ又はスクリーン用に作製される。
したがって、上述の問題を克服するか又は少なくとも改善するデジタル表示装置を提供する必要がある。更に、他の望ましい特徴と特性は、以下の詳細な説明及び付属の特許請求の範囲を添付の図面及び本開示のこの背景と併せて読めば明らかになるであろう。
本開示の目的は、独立請求項の主題を提供することによって、自動車に使用される湾曲したデジタル表示器を実装する問題を改善することである。
本開示の更なる目的は、添付の独立請求項に記載されている。
本開示の課題は、自動車に使用されるデジタル表示装置であって、
デジタル表示装置の縁部から光線を出射するように動作可能な光源と、
光源から出射された光線を視野領域に向けて透過させるように動作可能な剛性光搬送体と
を含み、
デジタル表示装置は、
視野領域に向けて剛性光搬送体(light transporter)に透過させる光線を取り出すように動作可能な可撓性光学フィルムであって、可撓性光学フィルムは、湾曲部を有する少なくとも1つの微細構造を更に含み、
可撓性光学フィルムは、剛性光搬送体の湾曲表面に接着され、少なくとも1つの微細構造の湾曲部の頂点は、剛性光搬送体の湾曲表面とは反対側に位置する、可撓性光学フィルムを更に含む、デジタル表示装置によって解決される。
本開示の上述した態様の利点は、可撓性光学フィルムが、照度を高めるために剛性光搬送体から視野領域に向けて光線を取り出すように、可撓性光学フィルムが剛性光搬送体に対して配置される、可撓性光学フィルムを含むデジタル表示装置をもたらす。好ましくは、微細構造は、均一性を達成するために、可撓性光学フィルム上で戦略的に変位させる。
上述した、又は好ましいものとして上述したデジタル表示装置が好ましく、デジタル表示装置では、可撓性光学フィルムは、100μm~400μmの範囲の総厚さを有する。
本開示の上記態様の利点は、均一性を達成するために、剛性光搬送体から視野領域に向けて取り出される光線を最適化することである。
上述した、又は好ましいものとして上述したデジタル表示装置が好ましく、デジタル表示装置では、少なくとも1つの微細構造は、5μm~100μmの範囲の高さを有する。
本開示の上記態様の利点は、均一性を達成するために、剛性光搬送体から視野領域に向けて取り出される光線を最適化することである。
上述した、又は好ましいものとして上述したデジタル表示装置が好ましく、デジタル表示装置は、剛性光搬送体と可撓性光学フィルムとの間に配置された光学的に透明な接着剤を含む。
本開示の上記態様の利点は、1枚の薄い湾曲した導光体が作製されるように、光学的に透明な接着剤を使用して可撓性光学フィルムを剛性光搬送体と一体化させることである。
上述した、又は好ましいものとして上述したデジタル表示装置が好ましく、デジタル表示装置では、光学的に透明な接着剤、剛性光搬送体、及び可撓性光学フィルムは、一致した屈折率を有する。
本開示の上記態様の利点は、光源から出射して一体型導光体を通って視野領域に向かう光線の流体透過を達成するために、一体型導光体の全ての光学素子が一致した屈折率を共有する。
上述した、又は好ましいものとして上述したデジタル表示装置が好ましく、デジタル表示装置では、視野領域は、少なくとも16インチの大きさを有し、湾曲形状要素を有する。
本開示の上記態様の利点は、自動車での使用に適した大型の湾曲した表示器をもたらすことである。
上述した、又は好ましいものとして上述したデジタル表示装置が好ましく、デジタル表示装置では、少なくとも1つの微細構造の各々は、光源の位置に対して可撓性光学フィルム上に規則的に位置決めされる。
本開示の上記態様の利点は、自動車用表示器によって達成可能な均一性を最適化するために、微細構造の各々を可撓性光学フィルム上に特徴的に位置決めすることである。
上述した、又は好ましいものとして上述したデジタル表示装置が好ましく、デジタル表示装置は、
光源の位置により近接して位置決めされたより少ない数の少なくとも1つの微細構造と、
光源の位置により近接して位置決めされたより多い数の少なくとも1つの微細構造とを含む。
本開示の上記態様の利点は、特徴的又は規則的に位置決めされた微細構造を有する可撓性光学フィルムをもたらし、それにより、均一性の最適化を達成することである。一例として、光線が一体型導光体に入射する領域では、視野領域に向けて光線を取り出すために、より少ない数の微細構造、すなわち、より少数の微細構造が必要となり得る。対照的に、光線が更に透過すると予測される光源から遠く離れた領域では、視野領域に向けて光線を取り出すために、より多数の微細構造が必要となり得る。結果として、均一性が達成される。前述の構成は、エッジライト型デジタル表示装置に有用である。
上述した、又は好ましいものとして上述したデジタル表示装置が好ましく、デジタル表示装置では、剛性光搬送体は、湾曲形状要素を有し、剛性光搬送体の湾曲形状要素は、視野領域の湾曲形状要素とほぼ同じである。
本開示の上記態様の利点は、湾曲したデジタル表示装置の表示半径とほぼ一致する曲半径を有する湾曲した剛性光搬送体をもたらすことである。
本開示の課題は、本明細書に開示されるデジタル表示装置の組立方法であって、
少なくとも1つの可撓性光学フィルムを作製するための成形型を製造することであって、
可撓性光学フィルムのフレームを形成するための金属シートを平面上に置くステップと、
レーザ加工によって、少なくとも1つの微細構造を金属シート上に作製するステップと
を含む、製造すること
を含み、
レーザ加工された少なくとも1つの微細構造は、湾曲部を有する、組立方法によって解決される。
本開示の上記で説明した態様の利点は、原型内に均一且つ対称な微細構造を得るために、可撓性光学フィルムをフラットパネル上に複製するのに適した、本明細書で論じるような1つ又は複数の可撓性光学フィルムを製造するための原型をもたらす。
上述した、又は好ましいものとして上述したデジタル表示装置の組立方法が好ましく、組立方法は、射出成形プロセスを通して、製造された成形型を用いて、少なくとも1つの可撓性光学フィルムを作製することを更に含む。
本開示の上記の態様の利点は、製造された原型を使用して射出成形プロセスを通して可撓性光学フィルムを作製することである。
上述した、又は好ましいものとして上述したデジタル表示装置の組立方法が好ましく、組立方法は、剛性光搬送体を用意することであって、剛性光搬送体は、好ましくは0mm~4000mm、より好ましくは500~4000mm、更により好ましくは1000mm~3000mmの範囲の曲半径を有する、用意することを更に含む。
本開示の上記態様の利点は、湾曲半径を有する剛性光搬送体を提供することである。
上述した、又は好ましいものとして上述したデジタル表示装置の組立方法が好ましく、組立方法は、
光学的に透明な接着剤を剛性光搬送体の湾曲表面に堆積させることと、
作製された少なくとも1つの可撓性光学フィルムを剛性光搬送体の湾曲表面に接着することとを含む。
本開示の上記の態様の利点は、大型の湾曲した自動車用表示器に適した一体型導光体をもたらすことである。
本開示の他の目的及び態様は、下記のような添付の図面に関する以下の実施形態の説明から明らかになるであろう。
例示的な実施形態による一体型導光体の断面図を示す。 例示的な実施形態による微細構造を示す。 例示的な実施形態による可撓性光学フィルムの上面図を示す。 例示的な実施形態によるデジタル表示装置の上面図を示す。 例示的な実施形態によるデジタル表示装置の側断面図を示す。 例示的な実施形態による可撓性光学フィルムを作製するための成形型を製造するためのフローチャート500aを示す。上記の図面に関して説明される種々の実施形態において、同様の参照符号は複数の斜視図及び/又は構成の中の同様の構成要素を指す。 例示的な実施形態による一体型導光体を有するデジタル表示装置を組み立てるためのフローチャート500bを示す。
上記の図面に関して説明される種々の実施形態において、同様の参照符号は複数の斜視図及び/又は構成の中の同様の構成要素を指す。
上記の図面に関して説明される種々の実施形態において、同様の参照符号は複数の斜視図及び/又は構成の中の同様の構成要素を指す。
以下の詳細な説明は性質上、例示的に過ぎず、本開示又は本開示の用途及び使用を限定しようとするものではない。更に、本開示の先行する背景又は以下の詳細な説明で提示されるいかなる理論によっても拘束されることを意図するものではない。本開示の目的は、均一性を達成するために一体型導光体を有するデジタル表示装置を提示することである。一体型導光体は、可撓性光学フィルムと剛性光搬送体とを含み、この一体型導光体は、デジタル表示器に適している。
以下、「透明な」という用語は、透明性を有する物体又は物質を指す。したがって、「光学的に透明な接着剤」という用語は、光線が透過することが許容されるような、透明性を有する接着剤を指す。詳細には、光学的に透明な接着剤が、光学素子の層を互いに接着して一体型の単一の光学素子を作製する手段として使用される場合、入射光線は、光学素子の層又は一体型光学素子を透過する。1つのタイプの光学的に透明な接着剤は、エポキシであり得る。
本明細書で使用される「デジタル表示器」という用語は、情報を視覚形式で提示するための電子出力デバイスを指すものとする。自動車内のデジタル表示器の文脈では、デジタル表示器の例としては、完全デジタルダッシュボード(デジタルクラスタとも呼ばれる)、及びハイブリッドデジタルダッシュボードが挙げられる。本明細書の文脈で使用される場合、「デジタルダッシュボード」という用語は、別段の指定がない限り、完全デジタルダッシュボードとハイブリッドデジタルダッシュボードの両方を包含するものとする。「デジタルダッシュボード」という用語は、車両情報を表示する出力装置としてデジタル表示器を利用する完全デジタル計器クラスタを指すものとする。「ハイブリッドダッシュボード」という用語は、車両情報を表示するための表示装置として、アナログ電子部品とデジタル電子部品との組み合わせを利用するデジタルクラスタを包含するものとする。更に、デジタル表示装置の例としては、適切なデジタル表示技術を使用して製造された表示層を有するデジタル表示装置が挙げられ得る。デジタル表示層の例としては、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、及び薄膜トランジスタ(TFT)表示層が挙げられ得る。「曲線」という用語は、その長さの少なくとも一部にわたって直線から徐々に逸脱する線又は輪郭を指す。以下、「湾曲」、「湾曲した」、「湾曲部」、「湾曲形状」という用語及びその変化形は、凸状及び凹状の線又は輪郭を含む、線又は輪郭そのものを包含するように解釈されるものとする。
「表示半径」という用語は、ミリメートル(mm)単位で測定されるか又は「R」で示される、表示器の表示湾曲部又は湾曲形状要素を指す。
添付の図面の図1Aを参照すると、好ましい実施形態による一体型導光体100の側断面図が示されている。一体型導光体100は、剛性光搬送体102と可撓性光学搬送体106とを含む。剛性光搬送体102は、視野領域へ光線を透過させるように動作可能である。可撓性光学搬送体106は、少なくとも1つの微細構造108、108’、108’’を含み、少なくとも1つの微細構造108、108’、108’’の各々は、湾曲部Cを有する(図1Bを参照)。湾曲部のプロファイルの例は、半球体であり得る。好ましい実施形態による例示的な微細構造108を示す図1Bを参照すると、微細構造108は、5μm~100μmの範囲の高さHと、50μm~100μmの範囲の幅Wとを有する。図1Aに戻ると、可撓性光学フィルム106は、図3に示すように、視野領域302に向けて剛性光搬送体102に透過させる光線を取り出すように動作可能である。少なくとも1つの微細構造108、108’、108’’は、可撓性光学フィルム106上に規則的に配置され得る。
図1Aは、フラットパネル一体型導光体100を図示しているが、これに限定されるものではなく、湾曲形態の一体型導光体を作製するために同じ発明概念が適用され得ることが当業者によって理解されるであろう。例えば、剛性光搬送体102は、本明細書に開示される一体型導光体を湾曲したデジタル表示装置に実装するために、視野領域302へ透過させる光線が、図3に示すような湾曲形状要素を有するような、湾曲形状要素を有し得る。本明細書に開示されるいくつかの実施形態では、剛性光搬送体は、好ましくは0mm~4000mm、より好ましくは500~4000mm、更により好ましくは1000mm~3000mmの範囲の曲半径を有する。本明細書に開示されるいくつかの実施形態では、剛性光搬送体は、略平坦面又はフラットパネルを示す、無限大∞の曲半径を有する。
光学的に透明な接着剤104は、一体型導光体100を作製するために、剛性光搬送体102の片面に塗布され得る。剛性光搬送体102が湾曲形状要素を有する場合、換言すれば、湾曲した剛性光搬送体102が使用される場合、光学的に透明な接着剤104は、剛性光搬送体102の凸面に塗布される。以下、作製された一体型導光体100は、規則的に位置決めされた少なくとも1つの微細構造108、108’、及び108’’を有する可撓性光学フィルム106を含み、微細構造108、108’、108’’の各々は湾曲部Cを有し、少なくとも1つの微細構造108、108’、108’’の湾曲部Cの頂点Pは、剛性光搬送体102の湾曲表面とは反対側に位置する。好ましくは、光学的に透明な接着剤104、剛性光搬送体102、及び可撓性光学フィルム106は、光線が一体型導光体100を透過し得るような、一致した屈折率を有する。
図2は、例示的な実施形態による可撓性光学フィルム106の上面図を示す。図2から分かるように、少なくとも1つの微細構造108、108’、108’’は、可撓性光学フィルム106の表面に規則的に位置決めされる。少なくとも1つの微細構造108、108’、108’’の各々は、頂点Pを有する湾曲部のプロファイル又は半球体状の微細構造を有する。好ましくは、可撓性光学フィルム106は、100μm~400μmの範囲の総厚さを有する。可撓性光学フィルム106は、鏡面研磨後の表面品質を得るために研磨され得る。この例示的な実施形態では、少なくとも1つの微細構造108、108’、108’’は、可撓性光学フィルム106の一方側が、可撓性光学フィルム上にまばらに散在した複数の微細構造108、108’、108’’を有し、その一方で、可撓性光学フィルム106の他方の端部では、複数の微細構造108、108’、108’’が密に散在するように位置決めされる。前述の構成は、可撓性光学フィルム106が、光源の位置により近接して位置決めされたより少ない数の少なくとも1つの微細構造(すなわち、微細構造がまばらに散在する)と、光源の位置により近接して位置決めされたより多い数の少なくとも1つの微細構造(すなわち、微細構造が密に散在する)とを有する、エッジライト型デジタル表示器に適している。
本明細書に開示される可撓性光学フィルム106の主な利点は、可撓性光学フィルム106の総厚さが100μm~400μmの範囲であるので、薄い一体型導光体が得られ、それゆえ、デジタル表示装置の総厚さも低減されることである。開示される可撓性光学フィルム106の別の利点は、微細構造を導光体自体の上に直接成形するのとは対照的に、可撓性光学フィルム106がフラットパネル上に作製される結果として、少なくとも1つの微細構造108、108’、108’’の各々の形状精度、すなわち湾曲部がもたらされ得ることである。更に別の利点は、可撓性光学フィルム106が、任意の半径又は湾曲形状要素を有する湾曲した剛性光搬送体上に貼り付けられ得ることである。当然ながら、微細構造108、108’、108’’は、剛性光搬送体の曲面に配向し、微細構造108、108’、108’’の歪みが低減される。
図3は、例示的な実施形態によるデジタル表示装置300の上面図を示す。この例示的な実施形態では、デジタル表示装置300は、視野領域302を有する、大型の湾曲した表示装置である。視野領域302は、コンテンツ又は情報を表示するように動作可能である。好ましくは、視野領域は、少なくとも16インチのサイズを有し、湾曲形状要素を有する。この例示的な実施形態では、剛性光搬送体102は、湾曲形状要素を有し、剛性光搬送体102の湾曲形状要素は、視野領域302の湾曲形状要素とほぼ一致する。デジタル表示装置300は、一体型導光体100を含む。図3から分かるように、可撓性光学フィルム106は、視野領域3002から最も遠く離れて、又は剛性光搬送体102の後方に位置決めされる。好ましくは、剛性光搬送体は、湾曲形状要素を有し、剛性光搬送体102の湾曲形状要素は、視野領域の湾曲形状要素とほぼ一致する。
図4は、例示的な実施形態によるデジタル表示装置400の側断面図を示す。デジタル表示装置400は、光線を出射するように動作可能な照明源402と、照明源402から出射された光線を透過させるための剛性光搬送体106を含む一体型導光体100とを含む。この例示的な実施形態では、照明源402は、デジタル表示器400の縁部上に配置される。一体型導光体100は、視野領域に向けて剛性光搬送体に透過させる光線を取り出すように動作可能な可撓性光学フィルム106を更に含み、可撓性光学フィルム106は、湾曲部Cを有する少なくとも1つの微細構造を更に含む。
任意選択的に、光学フィルム拡散体404は、剛性導光体102の前方に配置され得る。任意選択的に、光学素子は、デジタル表示装置のハウジング内に配置され、デジタル表示装置400の周囲での光線の反射を最適化して、可撓性光学フィルム106によって取り出され、視野領域に向けて、剛性光搬送体102に透過させるように、反射箔406、406’と共に適用される。
成形方法
例示的な実施形態では、原型は、本明細書に開示される可撓性光学フィルム106及び一体型導光体100を作製するために、製造され得る。
図5Aは、可撓性光学フィルム106を作製するための成形型を製造するためのフローチャート500aを示す。ステップ502では、金属シートが平面上に置かれる。次のステップ504では、湾曲部Cを有する少なくとも1つの微細構造108、108’、又は108’’を作製するために、金属シートにレーザ加工が適用される。結果として、原型が作製される。ステップ506では、射出成形プロセスを適用することによって、ステップ502及び504で製造された原型を使用して、少なくとも1つの可撓性光学フィルム106が作製され得る。
ここで、デジタル表示装置300、400を組み立てるためのフローチャート500bを示す図5Bを参照すると、ステップ508では、視野領域へデジタル表示装置300、400に光線を透過させるための剛性光搬送体が用意される。好ましい実施形態では、剛性光搬送体は、フラットパネル型デジタル表示装置を作製するための、フラットパネルであり得る。好ましい実施形態では、剛性光搬送体は、湾曲した表示装置を作製するために、湾曲形状要素又は表示半径を有する。
ステップ510では、光学的に透明な接着剤が剛性光搬送体上に塗布又は堆積される。剛性光搬送体が湾曲形状要素を有する好ましい実施形態では、光学的に透明な接着剤は、剛性光搬送体の湾曲面に塗布又は堆積される。ステップ512では、作製された少なくとも1つの光学フィルムが、剛性光搬送体の片面に接着される。より具体的には、作製された少なくとも1つの光学フィルムは、剛性光搬送体の湾曲面に接着され、それにより、デジタル表示装置を組み立てるための一体型導光体が作製される。
表示器の層内に円錐状の光学素子を作製する既知の方法は、円錐状の光学素子が導光体自体の上に作製されるように、レーザ加工技術を導光体上に直接適用することである。しかしながら、表示器が湾曲した表示器であり、湾曲した導光体が使用される場合、結果として得られた作製された円錐状の光学素子は、導光素子における空洞及びレンズの歪みにより、一貫性のないものとなり得る。剛性光搬送体に接着される可撓性光学フィルムを製造するための原型を作製する主な利点は、前述の問題を改善することを目的とする。
したがって、均一性を達成する一体型導光体を有する大型の湾曲したデジタル表示装置が提供されていることが分かる。詳細には、一体型導光体は、可撓性光学フィルムと剛性光搬送体との組み合わせを使用して作製される。加えて、可撓性光学フィルムは、大型の湾曲したデジタル表示装置の視野領域に向けて光線を透過させるための剛性導光体へ通過する光線を取り出し、それにより、視野領域へ透過させる光線を最適化する、湾曲部を有する少なくとも1つの微細構造を含む。それに加えて、湾曲表面に構造を製造することに起因して歪んだ構造をもたらし得る、均一性を達成するために光線を取り出すための構造を作製するためにレーザ加工法を湾曲した光搬送体に直接適用する従来の方法とは対照的に、本開示は、剛性光搬送体に接着され得る可撓性光学フィルムを使用することによって、上記で論じたような問題を少なくとも改善することを提案する。本開示の前述の詳細な説明の中では例示的な実施形態が提示されているが、数多くの変形型が存在すると理解すべきである。
更に、例示的な実施形態は例示に過ぎず、本開示の範囲、適用性、動作、又は構成を何ら制限することを意図していないことを理解すべきである。むしろ、前述の詳細な説明は、本開示の例示的な実施形態を実施するための便利なロードマップを当業者に提供することになり、添付の特許請求の範囲に規定される本開示の範囲から逸脱することなく、例示的な実施形態において説明された要素の機能及び配置並びに動作の方法において様々な変更を行うことができることが理解されるであろう。
1.
自動車に使用されるデジタル表示装置(300、400)であって、
光線を出射するように動作可能な光源(402)と、
前記光源(402)から出射された光線を視野領域(302)に向けて透過させるように動作可能な剛性光搬送体(102)と
を含み、
前記デジタル表示装置(300、400)は、
前記視野領域(302)に向けて前記剛性光搬送体(102)に透過させる光線を取り出すように動作可能な可撓性光学フィルム(106)であって、前記可撓性光学フィルム(106)は、湾曲部(C)を有する少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)を更に含み、
前記可撓性光学フィルム(106)は、前記剛性光搬送体(102)の湾曲表面に接着され、前記少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)の前記湾曲部(C)の頂点(P)は、前記剛性光搬送体(102)の前記湾曲表面とは反対側に位置する、可撓性光学フィルム(106)
を更に含む、デジタル表示装置(300、400)。
2.
前記可撓性光学フィルム(106)は、100μm~400μmの範囲の総厚さを有する、上記1に記載のデジタル表示装置(300、400)。
3.
前記少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)は、5μm~100μmの範囲の高さ(H)を有する、上記1又は2に記載のデジタル表示装置(300、400)。
4.
前記少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)は、50μm~100μmの範囲の幅(W)を有する、上記1~3のいずれか一つに記載のデジタル表示装置(300、400)。
5.
前記剛性光搬送体(102)と前記可撓性光学フィルム(106)との間に配置された光学的に透明な接着剤(104)を更に含む、上記1に記載のデジタル表示装置(300、400)。
6.
前記光学的に透明な接着剤(104)、前記剛性光搬送体(102)、及び前記可撓性光学フィルム(106)は、一致した屈折率を有する、上記5に記載のデジタル表示装置(300、400)。
7.
前記視野領域(302)は、少なくとも16インチのサイズを有し、湾曲形状要素を有する、上記1~6のいずれか一つに記載のデジタル表示装置(300、400)。
8.
前記少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)の各々は、前記光源(402)の位置に対して前記可撓性光学フィルム(106)上に規則的に位置決めされる、上記1~7のいずれか一つに記載のデジタル表示装置(300、400)。
9.
前記可撓性光学フィルム(106)は、
前記光源(402)の前記位置により近接して位置決めされたより少ない数の前記少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)と、
前記光源(402)の前記位置により近接して位置決めされたより多い数の前記少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)と
を含む、上記8に記載のデジタル表示装置(300、400)。
10.
前記剛性光搬送体(102)は、湾曲形状要素を有し、前記剛性光搬送体(102)の前記湾曲形状要素は、前記視野領域(302)の前記湾曲形状要素とほぼ一致する、上記1~9のいずれか一つに記載のデジタル表示装置(300、400)。
11.
上記1~10のいずれか一つに記載のデジタル表示装置の組立方法(500b)であって、
少なくとも1つの可撓性光学フィルムを作製するための成形型を製造すること(500a)であって、
可撓性光学フィルム(106)のフレームを形成するための金属シートを平面上に置くステップ(502)と、
レーザ加工によって、少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)を前記金属シート上に作製するステップと
を含む、製造すること
を含み、
レーザ加工された前記少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)は、湾曲部(C)を含む、
組立方法(500b)。
12.
射出成形プロセスを通して、製造された成形型を用いて、少なくとも1つの可撓性光学フィルムを作製すること(506)を更に含む、上記11に記載の方法(500b)。
13.
剛性光搬送体を用意すること(508)であって、前記剛性光搬送体は、好ましくは0mm~4000mm、より好ましくは500mm~4000mm、更により好ましくは1000mm~3000mmの範囲の曲半径を有する、用意することを更に含む、上記12に記載の方法(500b)。
14.
光学的に透明な接着剤を前記剛性光搬送体の湾曲表面に堆積させること(510)と、
作製された前記少なくとも1つの可撓性光学フィルムを前記剛性光搬送体の前記湾曲表面に接着すること(512)と
を更に含む、上記13に記載の方法(500b)。
100 一体型導光体
102 剛性光搬送体
104 光学的に透明な接着剤
106 可撓性光学フィルム
108、108’、108’’ 少なくとも1つの微細構造
200 可撓性光学フィルムの上面図
300 デジタル表示装置の上面斜視図
302 視野領域
304 観察者
400 デジタル表示装置の断面図
402 照明源
404 光学フィルム拡散体
406 反射箔
500a 可撓性光学フィルムを製造するためのフローチャート
502 フレームを形成するための金属シートを置くこと
504 少なくとも1つの微細構造を金属シート上に作製すること
506 原型を使用して少なくとも1つの可撓性光学フィルムを作製すること
500b デジタル表示装置を組み立てるためのフローチャート
508 剛性光搬送体を用意すること
510 光学的に透明な接着剤を剛性光搬送体上に堆積させること
512 少なくとも1つの可撓性光学フィルムを剛性光搬送体の片面に接着すること

Claims (12)

  1. 自動車に使用される、一体型導光体(100)を有するデジタル表示装置(300、400)であって、
    光線を出射するように動作可能な光源(402)と、
    前記光源(402)から出射された光線を視野領域(302)に向けて透過させるように動作可能な剛性光搬送体(102)と
    を含当該デジタル表示装置(300、400)において、
    前記デジタル表示装置(300、400)は、
    前記視野領域(302)に向けて前記剛性光搬送体(102)に透過させる光線を取り出す可撓性光学フィルム(106)であって、前記可撓性光学フィルム(106)は、湾曲部(C)を有する少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)を更に含み、
    前記可撓性光学フィルム(106)は、前記剛性光搬送体(102)の湾曲表面に接着され、前記少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)の前記湾曲部(C)の頂点(P)は、前記剛性光搬送体(102)の前記湾曲表面とは反対側に位置する、可撓性光学フィルム(106)
    を更に含み、
    前記一体型導光体(100)は、前記剛性光搬送体(102)及び前記可撓性光学フィルム(106)を含み、
    デジタル表示装置(300、400)は、前記剛性光搬送体(102)と前記可撓性光学フィルム(106)との間に配置された光学的に透明な接着剤(104)を更に含み、
    前記視野領域(302)は、少なくとも16インチのサイズを有し、湾曲形状要素を有する
    デジタル表示装置(300、400)。
  2. 前記可撓性光学フィルム(106)は、100μm~400μmの範囲の総厚さを有する、請求項1に記載のデジタル表示装置(300、400)。
  3. 前記少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)は、5μm~100μmの範囲の高さ(H)を有する、請求項1に記載のデジタル表示装置(300、400)。
  4. 前記少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)は、50μm~100μmの範囲の幅(W)を有する、請求項1に記載のデジタル表示装置(300、400)。
  5. 前記光学的に透明な接着剤(104)、前記剛性光搬送体(102)、及び前記可撓性光学フィルム(106)は、一致した屈折率を有する、請求項に記載のデジタル表示装置(300、400)。
  6. 前記少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)の各々は、前記光源(402)の位置に対して前記可撓性光学フィルム(106)上に規則的に位置決めされる、請求項1に記載のデジタル表示装置(300、400)。
  7. 前記可撓性光学フィルム(106)は、前記少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)を含み、
    記少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)
    前記可撓性光学フィルム(106)の一方側が、前記可撓性光学フィルム(106)上に疎に散在した複数の微細構造(108、108’、108’’)を有し、
    前記可撓性光学フィルム(106)の他方の端部では、前記複数の微細構造(108、108’、108’’)が密に散在するように配置される、
    求項に記載のデジタル表示装置(300、400)。
  8. 前記剛性光搬送体(102)は、湾曲形状要素を有し、前記剛性光搬送体(102)の前記湾曲形状要素は、前記視野領域(302)の前記湾曲形状要素とほぼ一致する、請求項1に記載のデジタル表示装置(300、400)。
  9. 請求項1~のいずれか一項に記載のデジタル表示装置の組立方法(500b)であって、
    少なくとも1つの可撓性光学フィルムを作製するための成形型を製造すること(500a)であって、
    可撓性光学フィルム(106)のフレームを形成するための金属シートを平面上に置くステップ(502)と、
    レーザ加工によって、少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)を前記金属シート上に作製するステップと
    を含む、製造すること
    を含み、
    レーザ加工された前記少なくとも1つの微細構造(108、108’、108’’)は、湾曲部(C)を含む、
    組立方法(500b)。
  10. 射出成形プロセスを通して、製造された成形型を用いて、少なくとも1つの可撓性光学フィルムを作製すること(506)を更に含む、請求項に記載の方法(500b)。
  11. 剛性光搬送体を用意すること(508)であって、0mm~4000mm、は500mm~4000mm、は1000mm~3000mmの範囲の曲半径を有する前記剛性光搬送体を用意することを更に含む、請求項10に記載の方法(500b)。
  12. 光学的に透明な接着剤を前記剛性光搬送体の湾曲表面に堆積させること(510)と、 作製された前記少なくとも1つの可撓性光学フィルムを前記剛性光搬送体の前記湾曲表面に接着すること(512)と
    を更に含む、請求項11に記載の方法(500b)。
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