JP2024002548A - 契約管理プログラム、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、情報処理端末 - Google Patents

契約管理プログラム、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、情報処理端末 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のユーザ間の電子的な契約手続きにおいて、請求書、領収書、見積書、報告書、本人確認書類、印鑑証明書などの証憑情報を、関連する契約情報と紐付けて記憶し、管理することができていない課題がある。【解決手段】プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータにユーザ間の電子的な契約手続きを記憶させるための契約管理プログラムであって、プロセッサは、契約情報を記憶する契約記憶ステップと、証憑書類に関する証憑情報を受け付ける証憑受付ステップと、証憑受付ステップにおいて受け付けた証憑情報に基づき1または複数の契約情報を特定し、証憑情報を特定した1または複数の契約情報と関連づけて記憶する証憑記憶ステップと、を実行する契約管理プログラム。【選択図】 図19

Description

本開示は、契約管理プログラム、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、情報処理端末に関する。
コンピュータ技術の発達および普及に伴い、これまでは紙媒体が利用されていた書類が電子化されつつある。例えば、当事者の署名および押印が必要となる契約書といった書類も、電子データで管理することが考えられている。
特許文献1には、作成者端末、確認者端末および契約書管理サーバからなるデジタル契約に関する情報処理システムが開示されている。
特開2017-10096号
複数のユーザ間の電子的な契約手続きにおいて、請求書、領収書、見積書、報告書、本人確認書類、印鑑証明書などの証憑情報を、関連する契約情報と紐付けて記憶し、管理することができていない課題がある。
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、請求書、領収書、見積書、報告書、本人確認書類、印鑑証明書などの証憑情報を、関連する契約情報と紐付けて記憶し、管理する技術を提供することである。
プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータにユーザ間の電子的な契約手続きを記憶させるための契約管理プログラムであって、プロセッサは、契約情報を記憶する契約記憶ステップと、証憑書類に関する証憑情報を受け付ける証憑受付ステップと、証憑受付ステップにおいて受け付けた証憑情報に基づき1または複数の契約情報を特定し、証憑情報を特定した1または複数の契約情報と関連づけて記憶する証憑記憶ステップと、を実行する契約管理プログラム。
本開示によれば、請求書、領収書、見積書、報告書、本人確認書類、印鑑証明書などの証憑情報を、関連する契約情報と紐付けて記憶し、管理することができる。
システム1の機能構成を示すブロック図である。 サーバ10の機能構成を示すブロック図である。 第1ユーザ端末20の機能構成を示すブロック図である。 第2ユーザ端末30の機能構成を示すブロック図である。 ユーザテーブル1012のデータ構造を示す図である。 グループテーブル1013のデータ構造を示す図である。 書類テーブル1014のデータ構造を示す図である。 確認テーブル1015のデータ構造を示す図である。 入力項目テーブル1016のデータ構造を示す図である。 契約書グループテーブル1017のデータ構造を示す図である。 証憑テーブル1018のデータ構造を示す図である。 契約書作成処理の動作を示すフローチャートである。 契約書確認処理の動作を示すフローチャートである。 証憑記憶処理の動作を示すフローチャートである。 契約書作成処理の動作を示す画面例である。 第2ユーザ端末30に通知される確認依頼メッセージを示す画面例である。 契約書確認処理の動作を示す画面例である。 第1ユーザ端末20に通知される締結完了メッセージを示す画面例である。 証憑情報に関する集計情報の提示画面例である。 コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
<システム1の構成>
本開示におけるシステム1は、複数のユーザ間において締結された契約情報を記憶、管理するサービスを実現するための情報処理システムである。
システム1は、ネットワークNを介して接続された、サーバ10、第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30の情報処理装置を備える。
図1は、システム1の機能構成を示すブロック図である。
図2は、サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
図3は、第1ユーザ端末20の機能構成を示すブロック図である。
図4は、第2ユーザ端末30の機能構成を示すブロック図である。
各情報処理装置は演算装置と記憶装置とを備えたコンピュータにより構成されている。コンピュータの基本ハードウェア構成および、当該ハードウェア構成により実現されるコンピュータの基本機能構成は後述する。サーバ10、第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30のそれぞれについて、後述するコンピュータの基本ハードウェア構成およびコンピュータの基本機能構成と重複する説明は省略する。
<サーバ10の構成>
サーバ10は、複数のユーザ間において電子的な契約締結サービスを提供する情報処理装置である。サーバ10は、複数のユーザ間において締結された契約情報を記憶、管理するサービスを提供する情報処理装置である。
サーバ10は、記憶部101、制御部104を備える。
<サーバ10の記憶部101の構成>
サーバ10の記憶部101は、アプリケーションプログラム1011、ユーザテーブル1012、グループテーブル1013、書類テーブル1014、確認テーブル1015、入力項目テーブル1016、契約書グループテーブル1017、証憑テーブル1018を備える。
アプリケーションプログラム1011は、サーバ10の制御部104を各機能ユニットとして機能させるためのプログラムである。
ユーザテーブル1012は、サービスを利用する会員ユーザ(以下、ユーザ)の情報を記憶し管理するテーブルである。ユーザは、サービスの利用登録を行うことで、当該ユーザの情報がユーザテーブル1012の新しいレコードに記憶される。
これにより、ユーザは本開示にかかるサービスを利用できるようになる。なお、本開示においてサービスを利用するユーザは、必ずしもユーザテーブル1012に登録されている必要はない。
ユーザテーブル1012は、ユーザIDを主キーとして、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、グループID、承認権限のカラムを有するテーブルである。
図5は、ユーザテーブル1012のデータ構造を示す図である。
ユーザIDは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。ユーザ識別情報は、ユーザごとにユニークな値が設定されている項目である。
ユーザ名は、ユーザの氏名を記憶する項目である。ユーザ名は、氏名ではなく、ニックネームなど任意の文字列を設定しても良い。
メールアドレスは、ユーザのメールアドレスを記憶する項目である。
グループIDは、ユーザが所属するグループのグループ識別情報を記憶する項目である。グループは、後述するグループテーブル1013により定義され、ユーザは、複数のグループに所属するものとしても構わない。
承認権限は、ユーザの承認締結に関する権限情報を記憶する項目である。契約締結を承認する権限(承認権限)を有するユーザには、Trueなど契約締結を承認する権限を有する情報が記憶される。一方、契約締結を承認する権限を有さないユーザには、False、ブランク、ヌル値など契約締結を承認する権限を有さない情報が記憶される。
契約情報に応じて承認権限を設定できる構成としても良い。例えば、ユーザAは、特定の契約情報Aに対して承認権限を有するが、特定の契約情報Bに対して承認権限を有さない構成としても良い。
秘密保持契約、共同研究契約、請負契約などの契約情報の種別(契約情報種別)に応じて承認権限を設定できる構成としても良い。例えば、ユーザAは、秘密保持契約に対して承認権限を有するが、請負契約に対しては承認権限を有さない構成としても良い。
その他、ユーザの所属部署、役所などに応じて複数段階(レベル、ランク)の権限情報を記憶する構成としても良い。例えば、派遣社員などはC、一般社員はB、管理職はA、役員はSという情報を承認権限の項目に記憶し、契約情報の契約種別情報、契約金額などに応じて、所定のランク以上(例えば、秘密保持契約はA以上など)の承認権限を有するユーザのみ契約締結を承認することができる構成としても良い。
グループテーブル1013は、ユーザが所属するグループに関する情報(グループ情報)を記憶し、管理するテーブルである。グループは、法人、会社、サークル、団体、会社内の部署など、ユーザが所属する任意のグループを定義することができる。
グループテーブル1013は、グループIDを主キーとして、グループID、グループ名、管理者IDのカラムを有するテーブルである。
図6は、グループテーブル1013のデータ構造を示す図である。
グループIDは、グループを識別するためのグループ識別情報を記憶する項目である。グループ識別情報は、グループごとにユニークな値が設定されている項目である。
グループ名は、グループの名称を記憶する項目である。グループ名は、任意の文字列を設定することができる。
管理者IDは、グループにおいて管理者権限を有するユーザのユーザ識別情報を記憶する項目である。管理者権限を有するユーザは、組織などのグループにおいて所定以上の地位や権限などを有するユーザを任意に定めて設定することができる。
書類テーブル1014は、作成者と受信者との間で取り交わされる電子契約に関する情報(契約情報)を記憶し、管理するためのテーブルである。
書類テーブル1014は、書類IDを主キーとして、書類ID、書類データ、作成者ID、契約締結サービス名のカラムを有するテーブルである。
図7は、書類テーブル1014のデータ構造を示す図である。
書類IDは、契約情報を識別するための書類識別情報を記憶する項目である。書類識別情報は、契約情報ごとにユニークな値が設定されている項目である。
書類データは、契約情報(バイナリまたはテキストデータ)を記憶する項目である。具体的に、書類データは、PDF(Portable Document Format)、Word、XML(ExtenSible Markup Language)などの任意のデータ形式のデータが含まれる。
作成者ID、契約情報の作成者であるユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。
契約締結サービス名は、契約情報が外部の契約締結サービスからインポートし取得した契約情報である場合に、当該外部の契約締結サービスを特定するための文字列を記憶する項目である。契約締結サービス名は、外部の契約締結サービス名、契約締結サービス名を識別するためのID情報等を記憶しても良い。
確認テーブル1015は、契約情報の確認者となるユーザのメールアドレスを含む情報(確認者情報)を記憶し、管理するテーブルである。
確認テーブル1015は、書類ID、確認順序、確認者メールアドレス、確認フラグ、言語データ、アクセスコード、日時のカラムを有するテーブルである。
図8は、確認テーブル1015のデータ構造を示す図である。
書類IDは、確認者により確認対象となる契約情報の書類識別情報を記憶する項目である。
確認順序は、確認者により契約情報が確認される際の確認順序に関する情報を記憶する項目である。作成者により記憶された契約情報は、確認順序の順番に確認者に回覧され、確認が行われる。
確認者メールアドレスは、契約情報の確認者のメールアドレスを記憶する項目である。確認者のメールアドレスは、本開示にかかるサービスの利用にあたり予めユーザ登録を行う必要はない。つまり、確認者メールアドレスは、ユーザテーブル1012に含まれている必要はない。
確認フラグは、確認者による契約情報の確認手続きの完了有無を識別するための確認識別情報を記憶する項目である。確認者により契約情報の確認が完了すると、確認フラグの項目にTrueの値などの確認が完了したことを示す情報が記憶される。
言語データは、確認者の言語に関する情報(言語情報)を記憶する項目である。
アクセスコードは、確認者に対して設定されたアクセスコードを記憶する項目である。
日時は、確認者による契約情報の確認手続きが行われた日時を記憶する項目である。具体的には、確認識別情報が確認フラグの項目に記憶された日時が記憶される。
入力項目テーブル1016は、電子契約情報に関連付けられた入力項目に関する情報(入力項目情報)を記憶し、管理するテーブルである。
入力項目テーブル1016は、入力項目ID、書類ID、入力者ID、入力データ、入力規則、日時のカラムを有するテーブルである。
図9は、入力項目テーブル1016のデータ構造を示す図である。
入力項目IDは、入力項目を識別するための入力項目識別情報を記憶する項目である。
書類IDは、入力項目が関連付けられる電子契約情報の書類識別情報を記憶する項目である。
入力者IDは、入力項目に対して入力データを入力した入力者のユーザ識別情報またはメールアドレスを記憶する項目である。具体的に、入力者IDには、作成者ID、作成者IDにより特定されるユーザのメールアドレス、確認者メールアドレスなどが記憶される。
入力データは、入力者により入力項目に入力された入力データを記憶する項目である。
入力規則は、入力項目の入力規則に関する入力規則情報を記憶する項目である。入力規則としては、日付(date)、日時(datetime)、文字列(text)、数値(integer)などのデータ型のほか、文字列であれば文字数、文字列の正規表現など任意の入力項目の入力規則に関する入力規則情報を記憶することができる。
日時は、入力者により入力項目に入力データが入力された日時を記憶する項目である。
契約書グループテーブル1017は、契約書グループに関する情報(契約書グループ情報)を記憶し管理するためのテーブルである。契約情報は、契約情報を管理するための1または複数のキャビネット(分類情報)と関連づけられて記憶され、管理することができる。情報処理サービスに応じて、キャビネットは、グループ、タグ、ラベル等と呼ばれることがある。
契約書グループテーブル1017は、書類ID、キャビネットIDのカラムを有するテーブルである。
図10は、契約書グループテーブル1017のデータ構造を示す図である。
書類IDは、契約情報を識別するための書類識別情報を記憶する項目である。
キャビネットIDは、キャビネットを識別するためのキャビネット識別情報を記憶する。キャビネットIDは、契約情報を管理、分類するための分類情報である。
証憑テーブル1018は、証憑情報を記憶し、管理するテーブルである。
証憑テーブル1018は、証憑ID、書類ID、証憑画像、付加情報のカラムを有するテーブルである。
図11は、証憑テーブル1018のデータ構造を示す図である。
証憑IDは、証憑情報の証憑識別情報を記憶する項目である。
書類IDは、書類識別情報を記憶する項目である。
証憑画像は、証憑に関する証憑画像を記憶する項目である。証憑画像は、証憑を撮影またはスキャンした画像であり.jpg、.bmp、.pngなど任意の形式の画像データを記憶することができる。
付加情報は、証憑情報に関連付けられ記憶される付加的な情報を記憶する項目である。
付加情報は、請求書、領収書、見積書、報告書、本人確認書類、印鑑証明書等の証憑IDにより特定される証憑の種別に関する証憑種別情報を含む。
付加情報は、証憑種別ごとにユーザから入力される情報を含む。例えば、証憑が請求書である場合は、請求日、請求者、請求金額などの情報を含んでも良い。証憑が領収書である場合は、領収日、支払者、領収金額などの情報を含んでも良い。証憑が見積書である場合は、見積日、見積金額、有効期限などの情報を含んでも良い。証憑が実績報告書などの報告書である場合は、報告日、実施台数、販売個数、実施金額などの情報を含んでも良い。証憑が免許証、健康保険証などの本人確認書類である場合には、発行日、有効期限、氏名、住所、その他識別IDなどの情報を含んでも良い。証憑が印鑑証明書等である場合には、発行日、氏名などの情報を含んでも良い。
付加情報は、ユーザから入力される必要は必ずしもなく、サーバ10の制御部104が、公知の機械学習、深層学習、人工知能モデル、AIモデル等に基づき、ユーザによる入力操作によらず自動的に入力する構成としても良い。また、付加情報の一部分のみユーザが入力する構成とし、その他の情報を自動的に入力する構成としても構わない。
<サーバ10の制御部104の構成>
サーバ10の制御部104は、ユーザ登録制御部1041、契約作成部1042、契約確認部1043、証憑記憶部1044を備える。制御部104は、記憶部101に記憶されたアプリケーションプログラム1011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
ユーザ登録制御部1041は、本開示に係るサービスの利用を希望するユーザの情報をユーザテーブル1012に記憶する処理を行う。
ユーザテーブル1012に記憶される情報は、ユーザが任意の情報処理端末からサービス提供者が運営するウェブページなどを開き、所定の入力フォームに情報を入力しサーバ10へ送信する。ユーザ登録制御部1041は、受信した情報をユーザテーブル1012の新しいレコードに記憶し、ユーザ登録が完了する。これにより、ユーザテーブル1012に記憶されたユーザはサービスを利用することができるようになる。
ユーザ登録制御部1041によるユーザ情報のユーザテーブル1012への登録に先立ち、サービス提供者は所定の審査を行いユーザによるサービス利用可否を制限しても良い。
ユーザIDは、ユーザを識別できる任意の文字列または数字で良く、ユーザが希望する任意の文字列または数字、もしくはユーザ登録制御部1041が自動的に任意の文字列または数字を設定しても良い。
契約作成部1042は、契約書作成処理を実行する。詳細は後述する。
契約確認部1043は、契約書確認処理を実行する。詳細は後述する。
証憑記憶部1044は、証憑記憶処理を実行する。詳細は後述する。
<第1ユーザ端末20の構成>
第1ユーザ端末20は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第1ユーザ端末20は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第1ユーザ端末20は、記憶部201、制御部204、入力装置206、出力装置208を備える。
<第1ユーザ端末20の記憶部201の構成>
第1ユーザ端末20の記憶部201は、第1ユーザID2011、アプリケーションプログラム2012を備える。
第1ユーザID2011はユーザのアカウントIDである。ユーザは、第1ユーザ端末20から第1ユーザID2011を、サーバ10へ送信する。サーバ10は、第1ユーザID2011に基づきユーザを識別し、本開示にかかるサービスをユーザに対して提供する。なお、第1ユーザID2011には、第1ユーザ端末20を利用しているユーザを識別するにあたりサーバ10から一時的に付与されるセッションIDなどの情報を含む。
アプリケーションプログラム2012は、記憶部201に予め記憶されていても良いし、通信IFを介してサービス提供者が運営するウェブサーバ等からダウンロードする構成としても良い。
アプリケーションプログラム2012は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム2012は、第1ユーザ端末20に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
<第1ユーザ端末20の制御部204の構成>
第1ユーザ端末20の制御部204は、入力制御部2041、出力制御部2042を備える。制御部204は、記憶部201に記憶されたアプリケーションプログラム2012を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
<第1ユーザ端末20の入力装置206の構成>
第1ユーザ端末20の入力装置206は、カメラ2061、マイク2062、位置情報センサ2063、モーションセンサ2064、タッチデバイス2065を備える。
<第1ユーザ端末20の出力装置208の構成>
第1ユーザ端末20の出力装置208は、ディスプレイ2081、スピーカ2082を備える。
<第2ユーザ端末30の構成>
第2ユーザ端末30は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第2ユーザ端末30は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第2ユーザ端末30は、記憶部301、制御部304、入力装置306、出力装置308を備える。
<第2ユーザ端末30の記憶部301の構成>
第2ユーザ端末30の記憶部301は、第2ユーザID3011、アプリケーションプログラム3012を備える。
第2ユーザID3011はユーザのアカウントIDである。ユーザは、第2ユーザ端末30から第2ユーザID3011を、サーバ10へ送信する。サーバ10は、第2ユーザID3011に基づきユーザを識別し、本開示にかかるサービスをユーザに対して提供する。なお、第2ユーザID3011には、第2ユーザ端末30を利用しているユーザを識別するにあたりサーバ10から一時的に付与されるセッションIDなどの情報を含む。
アプリケーションプログラム3012は、記憶部301に予め記憶されていても良いし、通信IFを介してサービス提供者が運営するウェブサーバ等からダウンロードする構成としても良い。
アプリケーションプログラム3012は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム3012は、第2ユーザ端末30に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
<第2ユーザ端末30の制御部304の構成>
第2ユーザ端末30の制御部304は、入力制御部3041、出力制御部3042を備える。制御部304は、記憶部301に記憶されたアプリケーションプログラム3012を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
<第2ユーザ端末30の入力装置306の構成>
第2ユーザ端末30の入力装置306は、カメラ3061、マイク3062、位置情報センサ3063、モーションセンサ3064、キーボード3065を備える。
<第2ユーザ端末30の出力装置308の構成>
第2ユーザ端末30の出力装置308は、ディスプレイ3081、スピーカ3082を備える。
<外部サーバ40の構成>
外部サーバ40は、本開示にかかる電子契約締結サービスを運営する事業主体とは異なる他の事業主体が運営する情報処理装置である。外部サーバ40は、記憶部401、制御部404を備える。外部サーバ40が備える各構成要素は、それぞれ、サーバ10が備える各構成要素と同様であるため詳細な説明は省略する。
<外部サーバ40の記憶部401の構成>
外部サーバ40の記憶部401は、アプリケーションプログラム4011、ユーザテーブル4012、グループテーブル4013、書類テーブル4014、確認テーブル4015、入力項目テーブル4016、契約書グループテーブル1017を備える。
<外部サーバ40の制御部404の構成>
外部サーバ40の制御部404は、ユーザ登録制御部4041、契約作成部4042、契約確認部4043を備える。制御部404は、記憶部401に記憶されたアプリケーションプログラム4011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
<システム1の動作>
以下、システム1の各処理について説明する。
図12は、契約書作成処理の動作を示すフローチャートである。
図13は、契約書確認処理の動作を示すフローチャートである。
図14は、証憑記憶処理の動作を示すフローチャートである。
図15は、契約書作成処理の動作を示す画面例である。
図16は、第2ユーザ端末30に通知される確認依頼メッセージを示す画面例である。
図17は、契約書確認処理の動作を示す画面例である。
図18は、第1ユーザ端末20に通知される締結完了メッセージを示す画面例である。
図19は、証憑情報に関する集計情報の提示画面例である。
本開示において、サーバ10における契約書作成処理、契約書確認処理を以下に説明する。外部サーバ40も同様の契約書作成処理、契約書確認処理を実行することが可能である。外部サーバ40における契約書作成処理、契約書確認処理は、それぞれ、サーバ10における契約書作成処理、契約書確認処理と同様であるため説明を省略する。
<契約書作成処理>
契約書作成処理は、作成者が電子契約情報を作成し、確認者に対して送信する処理である。
図15は、契約書作成処理の動作を示す画面例である。第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示される、契約情報を作成するための画面50には、現在の契約情報の作成状況を示すステータス510、入力項目を指定するためのボタン521、522、523、契約情報表示エリア530、書類データ531、入力項目532、533、534、送信ボタン540が表示される。
<契約書作成処理の概要>
契約書作成処理は、作成者が電子契約情報を作成し、電子契約情報の宛先となる確認者を設定し、電子契約情報に対する入力項目を設定し、入力項目に対する入力規則を設定し、作成者から入力項目に対する入力データを受け付け、設定した確認者に対して電子契約情報を送付する一連の処理である。
<契約書作成処理の詳細>
以下に、契約書作成処理の詳細を説明する。
ステップS101において、サーバ10の契約作成部1042は、作成者から確認者との間で契約締結の対象となる契約情報を受け付ける。契約作成部1042は、契約情報を記憶する契約記憶ステップを実行する。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、契約書に関する書類データを含む契約情報を作成する。書類データは、PDF(Portable Document Format)、Word、XML(ExtenSible Markup Language)などの任意のデータ形式の書類データを契約情報に含めることができる。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、作成した書類データ、第1ユーザID2011をサーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、受信した第1ユーザID2011、書類データを受け付け、それぞれ、書類テーブル1014の新たなレコードの作成者ID、書類データの項目に記憶する。これにより、サーバ10の契約作成部1042は、新たな契約情報を書類テーブル1014に記憶する。
契約情報を作成するための画面50には、書類テーブル1014に記憶された書類データ531が表示される。
ステップS102において、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、契約情報の確認者(受信者)となるユーザを選択し特定する。本開示において、第1ユーザは、受信者として第2ユーザを選択し特定するものとする。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、確認者となる第2ユーザのメールアドレスを入力し、サーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、受信したメールアドレス、ステップS101において作成し、記憶した契約情報の書類IDを、それぞれ確認テーブル1015の確認者メールアドレス、書類IDの項目に記憶し、契約情報と第2ユーザのメールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第1ユーザは、第2ユーザの言語、アクセスコードを設定し、第2ユーザのメールアドレスと関連付けて記憶しても良い。
このとき、確認テーブル1015の確認順序の項目には1の値を記憶する。ステップS102において、第1ユーザは、複数の確認者となるユーザを選択し設定できるものとしても良い。この場合、選択順序に応じて、確認者となるユーザの確認順序の項目の値が1つずつインクリメントされ記憶される。これにより、後述する契約書確認処理における確認者の回覧順序が設定される。なお、回覧順序の設定は必須ではない。
ステップS103において、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、契約情報に対する入力項目を設定する。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、ステップS101において作成し、記憶した契約情報に対して複数の入力項目を設定する。入力項目は、印鑑データを押印する押印欄、署名データなどのテキストデータを入力する入力欄、チェック項目を選択できるチェックボックス欄、日付を入力する日付欄など任意の入力項目を設定することができる。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、入力項目を追加するリクエストをサーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、リクエストを受信すると、契約情報の書類IDを、入力項目テーブル1016の新たなレコードの書類IDに記憶する。これにより、新たに追加された入力項目情報が、契約情報と関連付けられ記憶される。なお、第1ユーザは、複数の入力項目情報を、契約情報と関連づけ記憶することができる。
ステップS104において、第1ユーザは、追加するそれぞれの入力項目に対して入力規則を設定する。第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作することにより、ステップS103において設定した入力項目情報ごとの入力規則を指定し、サーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、受信した入力規則を、入力項目テーブル1016のそれぞれの入力項目情報のレコードの入力規則の項目に記憶する。これにより、入力項目ごとの入力規則を設定することができる。
ステップS105において、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザが入力した複数の入力項目に対する入力データを受け付ける。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作することにより、ステップS104において設定した入力項目ごとに入力データを入力する。例えば、第1ユーザは、管理番号が設定された入力項目に、自身が所属するグループにおける整理番号などの契約情報を管理するための番号の入力データを入力しても良い。第1ユーザは、契約締結日が設定された入力項目に、当該契約情報の契約締結日の日付の入力データを入力しても良い。第1ユーザは、入力項目への入力データの入力が完了したら、サーバ10へ入力項目ごとの入力項目ID、入力データを送信する。
サーバ10の契約作成部1042は、入力項目ごとの入力項目ID、入力データを受信し、受け付ける。サーバ10の契約作成部1042は、受信した入力項目IDで特定される入力項目テーブル1016の入力項目情報の入力データの項目に、受信した入力データを記憶する。これにより、第1ユーザが入力した入力データが、入力項目テーブル1016に記憶される。
サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザから、第2ユーザに対して契約情報に対する契約締結を依頼する指示を受け付ける。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、契約情報を作成するための画面50に、表示された送信ボタン540を押下することにより、契約情報を送信するリクエストをサーバ10へ送信する。
ステップS106において、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザから契約情報の確認依頼が送信されたことを通知するメッセージを第2ユーザへ送信する。具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、確認テーブル1015の確認順序の項目を検索し、確認順序の項目に記憶された値が最も小さい最初の確認者となるユーザ(第1確認ユーザ)を特定する。本開示において第1確認ユーザは、一例として、第2ユーザとする。サーバ10の契約作成部1042は、第2ユーザのメールアドレスへ、第1ユーザから契約情報の確認依頼が送信されたことを通知するメッセージをメールなどの連絡手段にて送信する。
第2ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むURL(Uniform ReSource Locator)の情報を含める。URLは、書類IDを直接含んでも良いし、書類IDに対し任意の暗号化を行った文字列、その他、不図示のテーブルを参照して書類IDを特定可能な文字列などの情報を含んでも良い。また、URLには第2ユーザを特定するための情報を含めても良い。例えば、第2ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合には、URLに第2ユーザを特定するための情報を含める必要がある。
第1ユーザは、第2ユーザに対してアクセスコードを設定した場合は、別途メールなどの手段によりアクセスコードを第2ユーザに対して伝える。これにより、第2ユーザへ通知されるメッセージが第三者に取得された場合においても、第三者はアクセスコードを入手しない限り契約書確認処理を実行することができない。
図16は、第2ユーザ端末30に通知されるメッセージを示す画面例である。第2ユーザ端末30のディスプレイ3081に表示される、メッセージ画面60には、メッセージ61、契約情報を特定するための書類IDを含むURL62の情報が含まれる。
<変形例>
第1ユーザは、ステップS102において複数の確認者を選択し設定する場合には、複数の確認者のそれぞれに対して、ステップS103において異なる入力項目情報をそれぞれに独立して設定できる構成としても構わない。例えば、第1ユーザが、確認者として第2ユーザ、第9ユーザの2人のユーザを設定する場合に、契約開始日、契約終了日の入力項目を第2ユーザに対して設定し、契約締結日の入力項目を第9ユーザに対して設定しても良い。この場合、後述する契約書確認処理において、第2ユーザは、契約開始日、契約終了日の入力項目に対して入力データを入力できるが、契約締結日の入力項目に対しては入力データを入力することができない。一方、第9ユーザは、契約開始日、契約終了日の入力項目に対して入力データを入力できないが、契約締結日の入力項目に対しては入力データを入力することができる。1つの入力項目情報に対して、複数の確認者を重複して選択し設定できる構成としても構わない。
契約情報を作成するための画面50には、描画オブジェクトとして入力項目532、533、534が描画される。入力項目532、533には、割当として、入力項目を入力することが選択し設定されたユーザのユーザ識別情報「USER-B」、入力項目の種別として「テキスト」という項目が描画されている。押印に関する入力項目534には、割当として、押印することが選択し設定されたユーザのユーザ識別情報「USER-C」、入力項目の種別として「印」という項目が描画されている。
<契約書確認処理>
契約書確認処理は、確認者が、作成者から受信した電子契約情報の内容を確認する処理である。
<契約書確認処理の概要>
契約書確認処理は、確認者からのアクセスを受け付け、契約情報を表示する確認画面を確認者に対して提示し、確認者から入力項目に対する入力データを受け付け、確認者から契約情報の確認に関するデータを受け付ける一連の処理である。
<契約書確認処理の詳細>
以下に、契約書確認処理の詳細を説明する。
ステップS301において、確認者となる第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作して受信したメッセージに記載されたURLを選択することにより、第2ユーザ端末30のブラウザアプリケーションにより当該URLにより指定されたウェブページを開くことができる。これにより、第2ユーザ端末30は、契約書確認処理を実行させるためのリクエストをサーバ10へ送信する。
確認テーブル1015の第2ユーザのレコードにアクセスコードの項目が記憶されている場合には、第2ユーザに対してアクセスコードの入力を要求し、当該入力されたアクセスコードと確認テーブル1015の第2ユーザのレコードに記憶されたアクセスコードとを照合することにより、第2ユーザに対する認証処理を実行することができる。
具体的に、サーバ10は、アクセスコードを認証するための入力画面を第2ユーザ端末30へ送信する。第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306を操作し、アクセスコードを入力しサーバ10へ送信する。サーバ10の契約確認部1043は、受信したアクセスコードと、確認テーブル1015の第2ユーザのレコードに記憶されたアクセスコードとが一致するか否かを判定し、一致する場合は契約書確認処理を継続する。一方、一致しない場合には、契約書確認処理を中止する。なお、アクセスコードによる認証処理は省略しても構わない。
サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに含まれる書類IDに基づき、書類テーブル1014の書類IDの項目を検索し、契約情報を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに含まれる書類IDに基づき、確認テーブル1015の書類IDの項目を検索し、確認者情報を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに含まれる書類IDに基づき、入力項目テーブル1016の書類IDの項目を検索し、契約情報に関連づけられた入力項目情報を取得する。
ステップS302において、サーバ10の契約確認部1043は、第2ユーザを特定し、第2ユーザの承認権限情報を取得する。第2ユーザは、第2ユーザ端末30から受信したリクエストに含まれる第2ユーザID3011に基づき特定しても良いし、URLに含まれる第2ユーザを識別するための識別情報に基づき特定しても良い。第2ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合には、URLから第2ユーザを特定する必要がある。例えば、URLには第2ユーザを特定する情報として第2ユーザのメールアドレス、ユーザIDなどが含まれていても良い。
サーバ10の契約確認部1043は、特定された第2ユーザのユーザ識別情報に基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し、第2ユーザの承認権限の項目を取得する。なお、本開示において、第2ユーザの承認権限はユーザテーブル1012に記憶される構成としたが、第2ユーザの承認権限は第2ユーザが所属するグループごとに記憶されていても良いし、契約情報ごと、契約情報種別ごとに記憶されても構わない。サーバ10の契約確認部1043は、対象となる契約情報に対し、第2ユーザの承認権限情報を取得する。
また、第2ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合は、第2ユーザを、承認権限を有さないユーザとみなして処理を実行しても良い。
ステップS303において、サーバ10の契約確認部1043は、取得した契約情報、確認者情報(第2ユーザを特定する情報)、入力項目情報、確認者の承認権限情報に基づき、確認画面を生成し第2ユーザ端末30に送信する。
具体的に、第2ユーザ端末30のディスプレイ3081は、第2ユーザに対して、契約情報を承認する操作を受け付ける確認画面を提示する。第2ユーザは、第2ユーザ端末30のディスプレイ3081に表示された契約情報を確認し承認する。
なお、第2ユーザに提示される確認画面は、確認テーブル1015の第2ユーザのレコードの言語データの項目に記憶された言語情報に基づき、確認者に対して指定された言語表記で第2ユーザに対して提示する構成としても良い。
図17は、契約書確認処理の動作を示す確認画面の画面例である。第2ユーザ端末30のディスプレイ3081に表示される、契約情報を承認するための確認画面70には、現在の契約情報の作成状況を示すステータス710、契約情報表示エリア730、書類データ731、入力項目732、733、734、735、736、同意ボタン740が表示される。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、ステップS302において取得した第2ユーザの承認権限情報に、契約締結を承認する権限を有する情報が記憶されている場合は、第2ユーザが受け付けた契約情報の契約締結を承認することができるユーザと判定し、第2ユーザに対して確認画面を提示しステップS304に進む。
一方、第2ユーザが、受け付けた契約情報の契約締結を承認することができないユーザである場合は、契約書確認処理を終了する。
ステップS304において、サーバ10の契約確認部1043は、契約情報の1または複数の入力項目に対する入力を受け付ける。
具体的に、第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、契約情報に設定された入力項目732、733、734、735に対し入力データを入力する。なお、本開示においては入力項目736に対しては、第2ユーザによる入力が割当られていないため、第2ユーザは入力データを入力できないことが視覚的に識別可能に表示される。
ステップS305において、サーバ10の契約確認部1043は、第2ユーザから、第1ユーザから受け付けた契約情報の契約締結に同意し承認する指示を受け付ける。
第2ユーザは、第2ユーザ端末30のディスプレイ3081に表示された契約情報および入力データを確認し、内容に同意また承諾する場合には、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、契約情報を確認するための確認画面70に、表示された同意ボタン740を押下することにより、書類ID、第2ユーザを特定する情報、ステップS305において入力した入力項目ごとの入力データを含むリクエストをサーバ10へ送信する処理を実行させる。第2ユーザを特定する情報は、第2ユーザID3011でも構わない。
サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに基づき第2ユーザが契約情報を確認したことを示す情報を記憶する。具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、受信した書類ID、第2ユーザを特定する情報に基づき、確認テーブル1015を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。例えば、第2ユーザを特定する情報がメールアドレスである場合には、確認テーブル1015の書類ID、確認者メールアドレスの項目を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。第2ユーザを特定する情報がユーザ識別情報である場合には、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索することにより特定される第2ユーザのメールアドレスに基づき、確認テーブル1015の書類ID、確認者メールアドレスの項目を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。
サーバ10の契約確認部1043は、受信した入力データを、当該入力データと関連付けられた入力項目IDで特定される入力項目テーブル1016の入力データの項目に記憶する。これにより、ステップS305において、第2ユーザにより入力された入力データが、入力項目テーブル1016の入力項目情報として記憶される。
サーバ10の契約確認部1043は、すべての承認権限を有する確認者による契約書確認処理が実行されたことを判定する。具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、確認テーブル1015において、承認権限を有する確認者のレコードの確認フラグにTrueの値が記憶されている場合に、すべての承認権限を有する確認者による契約書確認処理が実行されたと判定する。つまり、承認権限を有さない確認者のレコードの確認フラグの値は無視して判定を行う。
サーバ10の契約確認部1043は、すべての承認権限を有する確認者による契約書確認処理が実行されると、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを第1ユーザへ送信する。なお、同様に、サーバ10の契約確認部1043は、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを第2ユーザへ送信しても良い。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、第1ユーザのメールアドレスへ、第2ユーザが契約情報の確認を完了したことを通知するメッセージをメールなどの連絡手段にて送信する。つまり、第1ユーザに対して、第2ユーザにより契約締結の承認がなされたことを通知する。これにより、第1ユーザは、第2ユーザとの間で契約締結が完了したことを知ることができる。
第1ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むエンドポイントであるURLの情報を含めても良い。
図18は、第1ユーザ端末20に通知されるメッセージを示す画面例である。第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示される、メッセージ画面80には、メッセージ81、契約情報を特定するための書類IDを含むURL82の情報が含まれる。
同様に、サーバ10の契約確認部1043は、不図示のチャットサービス等を用いて、第2ユーザが契約情報の確認を完了したことを通知するメッセージに、第1ユーザへのメンションを含めて送信しても良い。つまり、第1ユーザに対して、チャットサービスを介して、第2ユーザにより契約締結の承認がなされたことを通知する。これにより、第1ユーザは、第2ユーザとの間で契約締結が完了したことを知ることができる。
第1ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むエンドポイントであるURLの情報を含めても良い。
なお、チャットサービスとしては、Slack、chatwork、Microsoft Teams、LINE WORKSなどがある。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20のブラウザアプリケーションにより、受信したメッセージに含まれるURLにより指定されたウェブページを開くことができる。第1ユーザ端末20は、契約情報を参照し、照会するためのリクエストをサーバ10へ送信する。サーバ10の契約確認部1043は、契約情報を参照し、照会するためのウェブページを生成し第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザは、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示された、ウェブページ画面から、契約情報に含まれる書類データをダウンロード等により取得することができる。
サーバ10の契約確認部1043は、複数のユーザが確認者として設定されている場合には、最後に契約書確認処理を実行したユーザ以外の確認者にかかるユーザへ契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信しても良い。これにより、確認者にかかるユーザも、すべての確認者により契約書確認処理の実行が完了したことの通知を受けることができる。
また、サーバ10の契約確認部1043は、複数の確認者が所属するグループにおいて管理者に相当する権限を有するユーザへ契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信しても良い。
なお、メッセージは、メール、チャットサービス等を介して送信しても良い。また、メールはメールの他に、SMS(Short Message Service)等の、電話番号を宛先として介されるメッセージサービスも含む。
これにより、確認者にかかるユーザが所属するグループにおける管理者が、契約書確認処理の実行が完了したことの通知を受けることができる。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、ユーザIDまたはメールアドレスに基づきユーザテーブル1012の、ユーザIDまたはメールアドレスの項目を検索することにより、グループIDの項目を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、取得したグループIDの項目に基づき、グループテーブル1013のグループIDの項目を検索し、管理者IDの項目を取得し、管理者IDに基づき、管理者に相当する権限を有するユーザをユーザテーブル1012のユーザIDを検索することにより特定し、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信する。
<電子署名処理>
ステップS305に、電子署名処理を含めても良い。サーバ10の契約確認部1043は、ステップS305において第2ユーザから受け付けた契約締結を承認する指示に応じて、第1ユーザから受け付けた契約情報に、契約情報の契約締結が承認されたことを示す電子署名を付与して記憶する。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに基づき、契約情報に対し、電子署名を付与し記憶する。サーバ10の契約確認部1043は、書類IDに基づき、書類テーブル1014の書類IDの項目を検索し、契約情報を取得する。
サーバ10の契約確認部1043は、取得した契約情報に電子署名を付与し、書類テーブル1014の書類データの項目に記憶する。なお、サーバ10の契約確認部1043は、電子署名を付与した契約情報により書類データの項目を更新(上書き)しても良いし、電子署名付与前の契約情報を別途不図示の記憶装置に記憶しても構わない。
サーバ10の契約確認部1043は、電子署名に、書類ID、第1ユーザのメールアドレス、第2ユーザのメールアドレス、承認日時、確認日時、承認日時の認証方法、確認日時の認証方法、入力項目ごとの入力データの値、第1ユーザ、第2ユーザの同意(承認)、タイムスタンプなどのいずれかの情報を含めても良い。
これにより、サーバ10の契約確認部1043は、契約情報に第2ユーザが契約情報の契約締結を承認したことを示す電子署名を付与して記憶する。契約情報に対する第三者によるなりすましや改ざんを防ぐことができる。
<契約書管理処理>
契約書管理処理は、外部の電子契約サービスに記憶された契約情報を取得し、記憶、管理する処理である。
<契約書管理処理の概要>
契約書管理処理は、外部の電子契約サービスにおいて契約締結が完了したことを示すメールを受信し、当該メールに添付された契約情報を受け付け、外部の電子契約サービスと関連付けて記憶する処理である。
<契約書管理処理の詳細>
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作することにより、契約書確認処理のステップS305において外部サーバ40から受信した契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを含むメールを、本開示にかかる契約書管理処理を実行するための所定のメールアドレスへ転送する。
メッセージには、外部サーバ40において契約書確認処理が完了した契約情報の書類データが添付されていても良い。メッセージには、外部サーバ40において契約書確認処理が完了した契約情報を特定するためのURL等のエンドポイントが含まれても良い。
サーバ10の制御部104は、1または複数の外部契約管理サーバに記憶した契約情報を取得し、取得した契約情報を1または複数の外部契約管理サーバと関連づけて記憶する。
具体的に、サーバ10の制御部104は、メッセージに添付された書類データを受信により取得し、受け付ける。また、メッセージに外部サーバ40において契約情報を特定するためのエンドポイントが含まれている場合には、当該エンドポイントへアクセスし書類データを取得し、受け付ける。
サーバ10の制御部104は、受け付けた書類データを、当該外部サーバ40に基づき特定される契約締結サービス名と関連付けて、書類テーブル1014の書類データ、契約締結サービス名の項目に記憶する。なお、書類IDは自動的にインクリメントされて採番される。
<証憑記憶処理>
証憑記憶処理は、ユーザから受信した証憑情報を記憶する処理である。本開示においては、一例として第1ユーザ端末20を用いた証憑記憶処理を説明するが、証憑記憶処理は第2ユーザ端末30の他、任意の情報処理端末から実行できる構成としても構わない。また、第1ユーザ、第2ユーザ以外の任意のユーザが実行可能な構成としても構わない。
<証憑記憶処理の概要>
証憑記憶処理は、ユーザから証憑情報を受け付け、証憑情報の根拠となる契約情報を特定し、証憑情報に応じた入力画面をユーザに提示し、証憑情報を契約情報と関連付けて記憶する一連の処理である。
<証憑記憶処理の詳細>
以下に、証憑記憶処理の詳細を説明する。
ステップS501において、証憑記憶部1044は、証憑書類に関する証憑情報を受け付ける証憑受付ステップを実行する。証憑受付ステップは、ユーザからコミュニケーション手段を介して証憑情報を受信することにより受け付けるステップを実行する。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の記憶部201に記憶されたメールアプリケーションを起動する。第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、新たにメールを作成し、請求書、領収書、見積書、報告書、本人確認書類および印鑑証明書等の証憑書類が記憶されたPDF、Word、XMLファイル等の証憑データを添付する。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、新たに作成し、証憑データが添付されたメールをサーバ10が証憑データを受け取るための所定のメールアドレスへ送信する。所定のメールアドレスへ送信されたメールは、サーバ10が参照可能な所定のメールサーバーで受信され記憶される。サーバ10の証憑記憶部1044は、当該メールサーバへアクセスすることにより、証憑データが添付されたメールを取得し、証憑データを受け付ける。
なお、証憑はメールに添付されている必要は必ずなく、メールには証憑を取得するためのURLが記載され、当該URLにアクセスすることにより証憑データ取得できるものとしても良い。その場合、サーバ10の証憑記憶部1044は、受信したメールに記載されたURLへアクセスすることにより証憑データを取得し、受け付ける。
なお、第1ユーザは、外部の請求書発行サービス等から証憑データが添付されたメールを受信した場合には、当該メールを複製することにより新たにメールを作成し、証憑データが添付されたメールをサーバ10が証憑データを受け取るための所定のメールアドレスへ転送する。
この場合、第1ユーザ端末20の記憶部201に記憶されたメールアプリケーションは、証憑情報を転送する拡張機能(アドオン、アドイン、プラグイン等と呼ばれる)を備えていても良い。この場合、メールアプリケーション画面には選択されたメールをサーバ10へ転送するための「証憑転送ボタン」が表示される。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、転送対象のメールを選択し、メールアプリケーション画面に表示される「証憑転送ボタン」を押し下げることにより、証憑データが添付されたメールをサーバ10が証憑データを受け取るための所定のメールアドレスへ転送することができる。
これにより、第1ユーザはメールの宛先入力などを行うことなく、証憑データが添付されたメールをサーバ10が証憑データを受け取るための所定のメールアドレスへ転送することができる。つまり、第1ユーザによる入力間違いなどを防止することができる。
なお、既にサーバ10へ転送済の証憑データを含むメールは、転送対象のメールとして選択できなくしても良い。また、同様に、既にサーバ10へ転送済の証憑データを含むメールに対しては、メールアプリケーション画面に表示される「証憑転送ボタン」を押し下げることができないものとしても良い。これにより、同じ証憑データがサーバ10へ重複して送信されることを防ぐことができる。
コミュニケーション手段は、メールである必要はなく、任意のチャットサービスでも良い。第1ユーザは、第1ユーザ端末20のブラウザアプリケーションを起動し、所定のチャットサービスへアクセスする。第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、証憑データが添付され、サーバ10を宛先(メンション)とするメッセージを新たに作成し送信する。サーバ10の証憑記憶部1044は、当該チャットサービスからメッセージを受信したことを検知して、チャットサービスへアクセスすることにより証憑データを取得し、受け付ける。
ステップS502において、サーバ10の証憑記憶部1044は、証憑受付ステップにおいて受け付けた証憑情報の根拠となる1または複数の契約情報を特定する契約特定ステップを実行する。
具体的に、サーバ10の証憑記憶部1044は、証憑データに含まれる文字列、画像データ等を解析し、証憑データの根拠となる契約情報の書類ID等の書類識別情報を特定する。例えば、証憑データがPDF形式である場合には、データに含まれる「契約番号:○○○○」等の文字列を識別し、契約番号である「○○○○」を識別し書類IDとして特定する。なお、サーバ10の証憑記憶部1044は、契約番号と書類IDが紐付けられた不図示のテーブル等を参照して、書類IDを特定しても良い。
なお、証憑データに基づき、第1ユーザによる入力操作により書類IDを特定しても構わない。また、過去に第1ユーザにより特定された証憑データ、書類ID等を参考に、文字列または画像データ等が類似する商標データの書類IDを特定しても構わない。
契約特定ステップは、コミュニケーション手段を介して受信した証憑情報を含むメッセージに含まれるテキスト情報に基づき1または複数の契約情報を特定するステップを含む。
具体的に、サーバ10の証憑記憶部1044は、メールの件名、本文等のテキスト情報を解析することにより、証憑データの根拠となる契約情報の書類ID等の書類識別情報を特定する。例えば、メールの件名、本文に含まれる「契約番号:○○○○」等の文字列を識別し、契約番号である「○○○○」を識別し書類IDとして特定する。
同様に、チャットサービスを介して証憑データを受信する場合には、証憑データが添付されたメッセージ本文等のテキスト情報を解析することにより、証憑データの根拠となる契約情報の書類ID等の書類識別情報を特定する。
証憑データから書類IDを特定する方法は、上記の方法に限られず、任意の推論モデル、機械学習モデル、深層学習モデル、人工知能モデル等を用いて、書類IDを推論する構成でも構わない。
ステップS503において、第1ユーザ端末20の制御部204は、ユーザから受け付けた証憑情報に基づき、ユーザに対して入力情報を入力するための入力画面を提示する入力提示ステップを実行する。
具体的に、サーバ10の証憑記憶部1044は、ステップS502の処理が完了した後、入力画面のURLが記載されたメールを第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、メールに記載されたURLを選択し、ブラウザアプリケーションにより入力画面を開く。
なお、サーバ10の証憑記憶部1044は、証憑種別ごとに異なる入力画面のURLが記載されたメールを第1ユーザ端末20へ送信しても良い。この場合、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示される入力画面は、証憑種別ごとに異なる入力画面となる。例えば、以下のような例が考えられる。
証憑データが請求書である場合は、請求日、請求金額を入力するための入力画面が表示される。
証憑データが領収書である場合は、領収日、支払者、領収金額を入力するための入力画面が表示される。
証憑データが見積書である場合は、見積日、見積金額、有効期限を入力するための入力画面が表示される。
証憑データが実績報告書などの報告書である場合は、報告日、実施台数、販売個数、実施金額を入力するための入力画面が表示される。
証憑データが免許証、健康保険証などの本人確認書類である場合は、発行日、有効期限、氏名、住所、その他識別IDを入力するための入力画面が表示される。
証憑データが印鑑証明書等である場合は、発行日、氏名を入力するための入力画面が表示される。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示された入力画面に入力データを入力しサーバ10へ送信する。
ステップS504において、証憑記憶部1044は、証憑情報を、契約特定ステップにおいて特定した1または複数の契約情報と関連づけて記憶する証憑記憶ステップを実行する。証憑記憶ステップは、画面を介して入力された入力情報を、証憑情報と関連付けて記憶するステップを含む。
具体的に、サーバ10の証憑記憶部1044は、取得した証憑データ、ステップS502において特定した書類ID、ステップS503において第1ユーザが入力した入力データを、それぞれ証憑テーブル1018の証憑画像、書類ID、付加情報の項目に関連付けて記憶する。なお、証憑IDは自動的にインクリメントされて採番される。
ステップS504において、証憑記憶ステップは、証憑記憶ステップにおいて記憶した証憑情報を、1または複数の契約情報と一体に電子署名を付与して記憶するステップを実行する。
具体的に、サーバ10の証憑記憶部1044は、書類テーブル1014においてステップS502において特定した書類IDに基づき、書類テーブル1014の書類IDの項目を検索し、契約情報を取得する。
サーバ10の証憑記憶部1044は、取得した契約情報に受信した証憑データの情報を含め電子署名を付与し、書類テーブル1014の書類データの項目に記憶する。なお、サーバ10の証憑記憶部1044は、電子署名を付与した証憑データを含む契約情報により書類データの項目を更新(上書き)しても良いし、証憑データを含める前の契約情報を別途不図示の記憶装置に記憶しても構わない。
ステップS504において、証憑受付ステップは、証憑情報に基づき特定した1または複数の契約情報に関連付けられた1または複数の外部契約管理サーバを特定するステップを含む。
具体的に、サーバ10の証憑記憶部1044は、ステップS502において特定した書類IDに基づき書類テーブル1014の書類IDを検索し、契約締結サービス名の項目を取得し、特定する。これにより、サーバ10の証憑記憶部1044は、ステップS501において受け付けた証憑データに基づき特定された契約情報に関連付けられた1または複数の外部の契約締結サービスを特定することができる。サーバ10の証憑記憶部1044は、取得した外部の契約締結サービス名に基づき、不図示のテーブル等を参照して外部の契約管理サーバ(外部サーバ40)のエンドポイント(URL)を取得する。エンドポイントは、例えば外部サーバ40が提供するAPI(Application Programming Interface)のURL等であり、所定のリクエストを外部サーバ40に送信することにより、外部サーバ40に対して所定の処理を実行させることができる。
ステップS504において、証憑記憶部1044は、特定した1または複数の外部契約管理サーバに対して、証憑情報を契約情報と関連付けて記憶するためのリクエストを送信する送信ステップを実行する。
具体的に、サーバ10の証憑記憶部1044は、取得した外部サーバ40のエンドポイントに対して、書類ID、証憑データを含む、証憑データを契約情報と関連付けて記憶するためのリクエストを送信する。
なお、通常、同等の契約情報に対して、サーバ10における書類IDと、外部サーバ40における書類IDは異なる番号または文字列である。そのため、サーバ10の証憑記憶部1044は、外部の契約締結サービスから契約情報を契約書管理処理によりインポートした際に、外部の契約締結サービスにおいて当該契約情報を識別するための書類識別情報を、書類テーブル1014の書類IDと紐付けて予め保存しておき、当該外部の契約締結サービスにおいて当該契約情報を識別するための書類識別情報を、証憑データを契約情報と関連付けて記憶するためのリクエストに含めることができる。なお、本開示においては説明のため同一の契約情報のサーバ10における書類IDと、外部サーバ40における書類IDは区別せずに取り扱う。
外部サーバ40の制御部404は、リクエストを受信すると、受信したリクエストに含まれる書類IDに基づき、書類テーブル4014の書類IDを検索し契約情報のレコードを特定し、当該特定した契約情報と受信した証憑データとを関連付けて記憶する。
これにより、第1ユーザは本契約管理サービスへ証憑情報を送信するのみで、外部の契約管理サービスにおける関連付けも自動的に行うことができる。つまり、第1ユーザが多数の外部の契約管理サービスを利用している場合においても、第1ユーザは利便性良く証憑情報を契約情報と関連付けて一元的に管理することができる。
<証憑集計処理>
証憑集計処理は、証憑記憶処理において記憶された証憑情報を集計しユーザに提示する処理である。本開示においては、一例として第1ユーザ端末20を用いた証憑集計処理を説明するが、証憑集計処理は第2ユーザ端末30の他、任意の情報処理端末から実行できる構成としても構わない。また、第1ユーザ、第2ユーザ以外の任意のユーザが実行可能な構成としても構わない。
<証憑集計処理の概要>
証憑集計処理は、証憑記憶処理により証憑テーブル1018に記憶された証憑情報を取得し、関連付けられた契約情報ごとに集計情報を算定し、算定した集計情報をユーザに提示する一連の処理である。
<証憑集計処理の詳細>
証憑記憶ステップにおいて特定した1または複数の契約情報ごとに関連付けられた1または複数の証憑情報に関する集計情報を算定する集計ステップを実行する。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の記憶部201に記憶されたブラウザアプリケーションを起動し、証憑集計処理を実行するためのURLを入力し、証憑集計ページを開く。第1ユーザ端末20の制御部204は、証憑集計処理を実行するリクエストをサーバ10へ送信する。
サーバ10の制御部104は、証憑テーブル1018を参照し、複数の証憑ID、書類ID、付加情報の項目を取得する。サーバ10の制御部104は、重複しないユニークな書類IDごとに、証憑IDの個数(証憑情報数)、付加情報に含まれる請求金額、領収金額、見積金額などの付加情報を積算し、書類IDごとの請求金額、領収金額、見積金額などの総額を算定する。なお、サーバ10の制御部104は、半年間、1年間、3年間などの所定期間ごとの請求金額、領収金額、見積金額などの総額を算定しても良い。
サーバ10の制御部104は、算定した集計情報を第1ユーザ端末20に送信する。
第1ユーザ端末20の制御部204は、集計ステップにおいて算定した集計情報を提示する提示ステップを実行する。
具体的に、第1ユーザ端末20の入力装置206は、サーバ10から受信した証憑情報に関する集計情報を受信し、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081等の表示装置を介して表示し、第1ユーザに集計情報を提示する。
図20は、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示される、証憑情報に関する集計情報の提示画面例である。第1ユーザに提示される画面D10は、契約情報を特定するための契約名および書類IDD101、IDD111、書類IDに関連付けられた証憑情報に関する集計情報として、証憑種別ごとの証憑情報の個数D102、D104、D112、D114、証憑種別が請求書等である場合には、複数の請求書ごとの請求金額が積算された総請求額D103、D113、証憑種別が領収書等である場合には、複数の領収書ごとの領収金額が積算された総領収額D105、D115を含む。
<コンピュータの基本ハードウェア構成>
図20は、コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ90は、プロセッサ901、主記憶装置902、補助記憶装置903、通信IF991(インタフェース、Interface)を少なくとも備える。これらは通信バス921により相互に電気的に接続される。
プロセッサ901とは、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアである。プロセッサ901は、演算装置、レジスタ、周辺回路等から構成される。
主記憶装置902とは、プログラム、及びプログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
補助記憶装置903とは、データ及びプログラムを保存するための記憶装置である。例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
通信IF991とは、有線又は無線の通信規格を用いて、他のコンピュータとネットワークを介して通信するための信号を入出力するためのインタフェースである。
ネットワークは、インターネット、LAN、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、3G、4G、5G移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク(例えばWi-Fi(登録商標))等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Z-Wave(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等により直接接続するものも含む。
なお、各ハードウェア構成の全部または一部を複数のコンピュータ90に分散して設け、ネットワークを介して相互に接続することによりコンピュータ90を仮想的に実現することができる。このように、コンピュータ90は、単一の筐体、ケースに収納されたコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
<コンピュータ90の基本機能構成>
コンピュータ90の基本ハードウェア構成(図20)により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
なお、コンピュータ90が備える機能ユニットは、それぞれの機能ユニットの全部または一部を、ネットワークで相互に接続された複数のコンピュータ90に分散して設けても実現することができる。コンピュータ90は、単一のコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
制御部は、プロセッサ901が補助記憶装置903に記憶された各種プログラムを読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って処理を実行することにより実現される。制御部は、プログラムの種類に応じて様々な情報処理を行う機能ユニットを実現することができる。これにより、コンピュータは情報処理を行う情報処理装置として実現される。
記憶部は、主記憶装置902、補助記憶装置903により実現される。記憶部は、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶する。また、プロセッサ901は、プログラムに従って記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置902または補助記憶装置903に確保することができる。また、制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶されたデータの追加、更新、削除処理を実行させることができる。
データベースは、リレーショナルデータベースを指し、行と列によって構造的に規定された表形式のテーブル、マスタと呼ばれるデータ集合を、互いに関連づけて管理するためのものである。データベースでは、表をテーブル、マスタ、表の列をカラム、表の行をレコードと呼ぶ。リレーショナルデータベースでは、テーブル、マスタ同士の関係を設定し、関連づけることができる。
通常、各テーブル、各マスタにはレコードを一意に特定するための主キーとなるカラムが設定されるが、カラムへの主キーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶された特定のテーブル、マスタにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
なお、本開示におけるデータベース、マスタは、情報が構造的に規定された任意のデータ構造体(リスト、辞書、連想配列、オブジェクトなど)を含み得る。データ構造体には、データと、任意のプログラミング言語により記述された関数、クラス、メソッドなどを組み合わせることにより、データ構造体と見なし得るデータも含むものとする。
通信部は、通信IF991により実現される。通信部は、ネットワークを介して他のコンピュータ90と通信を行う機能を実現する。通信部は、他のコンピュータ90から送信された情報を受信し、制御部へ入力することができる。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、受信した情報に対する情報処理を実行させることができる。また、通信部は、制御部から出力された情報を他のコンピュータ90へ送信することができる。
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1)
プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータにユーザ間の電子的な契約手続きを記憶させるための契約管理プログラムであって、プロセッサは、契約情報を記憶する契約記憶ステップ(S101)と、証憑書類に関する証憑情報を受け付ける証憑受付ステップ(S501)と、証憑受付ステップにおいて受け付けた証憑情報に基づき1または複数の契約情報を特定し、証憑情報を特定した1または複数の契約情報と関連づけて記憶する証憑記憶ステップ(S504)と、を実行する契約管理プログラム。
これにより、請求書、領収書、見積書、報告書、本人確認書類、印鑑証明書などの証憑情報を、関連する契約情報と紐付けて記憶し、管理することができる。ユーザにとって利便性の良い契約管理サービスを実現することができる。
(付記2)
証憑記憶ステップ(S504)は、証憑受付ステップにおいて受け付けた証憑情報の根拠となる1または複数の契約情報を特定し、証憑情報を特定した1または複数の契約情報と関連づけて記憶するステップである、付記1記載の契約管理プログラム。
これにより、請求書、領収書、見積書、報告書、本人確認書類、印鑑証明書などの証憑情報を、根拠となる契約情報と紐付けて記憶し、管理することができる。ユーザにとって利便性の良い契約管理サービスを実現することができる。
(付記3)
証憑情報は、請求書、領収書、見積書、報告書、本人確認書類および印鑑証明書の少なくともいずれか1つである、付記1記載の契約管理プログラム。
これにより、請求書、領収書、見積書、報告書、本人確認書類、印鑑証明書などの証憑情報を、関連する契約情報と紐付けて記憶し、管理することができる。
(付記4)
プロセッサは、証憑記憶ステップにおいて特定した1または複数の契約情報ごとに関連付けられた1または複数の証憑情報に関する集計情報を算定する集計ステップと、集計ステップにおいて算定した集計情報を提示する提示ステップと、を実行する、付記1記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは証憑情報に関する集計情報の提示を受けることができ、契約情報ごとの集計情報を簡単に確認することができる。例えば、契約ごとの請求金額、受領金額などの集計結果を確認することができる。ユーザは利便性良く契約情報を確認することができる。
(付記5)
証憑記憶ステップ(S504)は、証憑記憶ステップにおいて記憶した証憑情報を、1または複数の契約情報と一体に電子署名を付与して記憶するステップである、付記1記載の契約管理プログラム。
これにより、証憑情報を根拠となる契約情報と一体として関連付けて保存することができる。契約情報、証憑情報に対する改ざんを防止することができる。
(付記6)
証憑受付ステップ(S501)は、ユーザからコミュニケーション手段を介して証憑情報を受信することにより受け付けるステップである、付記1記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザからメール、チャットなどを介して受信したメッセージに含まれる証憑情報を、関連する契約情報と紐付けて記憶し、管理することができる。例えば、メール、チャットなどの添付ファイルとして証憑情報を含むドキュメントを受け付け、関連する契約情報と紐付けて記憶し、管理することができる。
(付記7)
証憑記憶ステップ(S504)は、証憑受付ステップにおいてコミュニケーション手段を介して受信した証憑情報を含むメッセージに含まれるテキスト情報に基づき1または複数の契約情報を特定するステップを含む、付記6記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザから受信したメール、チャットのメッセージに含まれるメール本文などのテキスト情報の内容に基づき、より正確に契約情報を特定することができる。例えば、テキスト情報には契約情報を特定するための文字列等が含まれても良い。
(付記8)
プロセッサは、ユーザから受け付けた証憑情報に基づき、ユーザに対して入力情報を入力するための画面を提示する入力提示ステップ(S503)と、を実行し、証憑記憶ステップ(S504)は、画面を介して入力された入力情報を、証憑情報と関連付けて記憶するステップを含む、付記6記載の契約管理プログラム。
これにより、請求金額、領収金額などの証憑に関する入力情報を受け付けて、証憑情報と関連付けて記憶することができる。これにより、証憑情報に付加情報を関連付けて記憶することができる。
(付記9)
契約記憶ステップは、1または複数の外部契約管理サーバに記憶した契約情報を取得し、取得した契約情報を1または複数の外部契約管理サーバと関連づけて記憶するステップである、付記1記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザが他の外部の契約管理サービスを利用している場合においても、当該外部の契約管理サービスから取得した契約情報を記憶することができ、受け付けた証憑情報を当該契約情報と関連づけて記憶することができる。ユーザは、他の外部の契約管理サービスにおいて締結した契約情報も含めて本開示にかかる契約管理サービスにおいて一元的に契約情報を管理することができる。
(付記10)
プロセッサは、証憑受付ステップにおいて受け付けた証憑情報に基づき、1または複数の外部契約管理サーバを特定し、特定した1または複数の外部契約管理サーバに対して、証憑情報を契約情報と関連付けて記憶するためのリクエストを送信する送信ステップ(S502)と、を実行する、付記1記載の契約管理プログラム。
ユーザは、複数の外部の契約管理サービスを利用している場合には、手元にある証憑の根拠となる契約情報がどの外部の契約管理サービスに記憶されているのか特定する必要があり利便性が低かった。本開示においては、ユーザは本契約管理サービスへ証憑情報を送信するのみで、外部の契約管理サービスにおける関連付けも自動的に行うことができる。つまり、ユーザが多数の外部の契約管理サービスを利用している場合においても、ユーザは利便性良く証憑情報を契約情報と関連付けて一元的に管理することができる。
(付記11)
証憑受付ステップ(S504)は、証憑情報に基づき特定した1または複数の契約情報に関連付けられた1または複数の外部契約管理サーバを特定するステップを含み、送信ステップ(S504)は、特定した1または複数の外部契約管理サーバに対して、証憑情報を契約情報と関連付けて記憶するためのリクエストを送信するステップを含む、付記10記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは本契約管理サービスへ証憑情報を送信するのみで、外部の契約管理サービスにおける関連付けも自動的に行うことができる。ユーザは、利便性良く証憑情報を契約情報と関連づけて記憶し、管理することができる。
(付記12)
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、プロセッサが、付記1から11のいずれか記載の契約管理プログラムを実行する、情報処理装置。
これにより、請求書、領収書、見積書、報告書、本人確認書類、印鑑証明書などの証憑情報を、関連する契約情報と紐付けて記憶し、管理することができる。
(付記13)
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置を含む情報処理システムであって、プロセッサが、付記1から11のいずれか記載の契約管理プログラムを実行する、情報処理システム。
これにより、請求書、領収書、見積書、報告書、本人確認書類、印鑑証明書などの証憑情報を、関連する契約情報と紐付けて記憶し、管理することができる。
(付記14)
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、コンピュータが、付記1から11のいずれか記載の契約管理プログラムを実行する、情報処理方法。
これにより、請求書、領収書、見積書、報告書、本人確認書類、印鑑証明書などの証憑情報を、関連する契約情報と紐付けて記憶し、管理することができる。
(付記15)
プロセッサと、記憶部と、表示装置と、を備える情報処理端末であって、プロセッサが、付記4記載の契約管理プログラムを実行する情報処理装置から、提示ステップにおいて算定した集計情報を取得する取得ステップと、取得ステップにおいて取得した集計情報を表示装置に表示することにより提示する提示ステップと、を実行する情報処理端末。
これにより、請求書、領収書、見積書、報告書、本人確認書類、印鑑証明書などの証憑情報を、関連する契約情報と紐付けて記憶し、管理することができる。ユーザにとって利便性の良い契約管理サービスを実現することができる。
1 システム、10 サーバ、101 記憶部、104 制御部、106 入力装置、108 出力装置、20 第1ユーザ端末、201 記憶部、204 制御部、206 入力装置、208 出力装置、30 第2ユーザ端末、301 記憶部、304 制御部、306 入力装置、308 出力装置

Claims (15)

  1. プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータにユーザ間の電子的な契約手続きを記憶させるための契約管理プログラムであって、
    前記プロセッサは、
    契約情報を記憶する契約記憶ステップと、
    証憑書類に関する証憑情報を受け付ける証憑受付ステップと、
    前記証憑受付ステップにおいて受け付けた前記証憑情報に基づき1または複数の契約情報を特定し、前記証憑情報を特定した前記1または複数の契約情報と関連づけて記憶する証憑記憶ステップと、
    を実行する契約管理プログラム。
  2. 前記証憑記憶ステップは、前記証憑受付ステップにおいて受け付けた前記証憑情報の根拠となる1または複数の契約情報を特定し、前記証憑情報を特定した前記1または複数の契約情報と関連づけて記憶するステップである、
    請求項1記載の契約管理プログラム。
  3. 前記証憑情報は、請求書、領収書、見積書、報告書、本人確認書類および印鑑証明書の少なくともいずれか1つである、
    請求項1記載の契約管理プログラム。
  4. 前記プロセッサは、
    前記証憑記憶ステップにおいて特定した前記1または複数の契約情報ごとに関連付けられた1または複数の前記証憑情報に関する集計情報を算定する集計ステップと、
    前記集計ステップにおいて算定した前記集計情報を提示する提示ステップと、
    を実行する、
    請求項1記載の契約管理プログラム。
  5. 前記証憑記憶ステップは、前記証憑記憶ステップにおいて記憶した前記証憑情報を、前記1または複数の契約情報と一体に電子署名を付与して記憶するステップである、
    請求項1記載の契約管理プログラム。
  6. 前記証憑受付ステップは、ユーザからコミュニケーション手段を介して前記証憑情報を受信することにより受け付けるステップである、
    請求項1記載の契約管理プログラム。
  7. 前記証憑記憶ステップは、前記証憑受付ステップにおいて前記コミュニケーション手段を介して受信した前記証憑情報を含むメッセージに含まれるテキスト情報に基づき前記1または複数の契約情報を特定するステップを含む、
    請求項6記載の契約管理プログラム。
  8. 前記プロセッサは、
    前記ユーザから受け付けた前記証憑情報に基づき、前記ユーザに対して入力情報を入力するための画面を提示する入力提示ステップと、
    を実行し、
    前記証憑記憶ステップは、前記画面を介して入力された前記入力情報を、前記証憑情報と関連付けて記憶するステップを含む、
    請求項6記載の契約管理プログラム。
  9. 前記契約記憶ステップは、1または複数の外部契約管理サーバに記憶した契約情報を取得し、取得した前記契約情報を前記1または複数の外部契約管理サーバと関連づけて記憶するステップである、
    請求項1記載の契約管理プログラム。
  10. 前記プロセッサは、
    前記証憑受付ステップにおいて受け付けた前記証憑情報に基づき、1または複数の外部契約管理サーバを特定し、特定した前記1または複数の外部契約管理サーバに対して、前記証憑情報を契約情報と関連付けて記憶するためのリクエストを送信する送信ステップと、
    を実行する、
    請求項1記載の契約管理プログラム。
  11. 前記証憑受付ステップは、前記証憑情報に基づき特定した1または複数の契約情報に関連付けられた前記1または複数の外部契約管理サーバを特定するステップを含み、
    前記送信ステップは、特定した前記1または複数の外部契約管理サーバに対して、前記証憑情報を契約情報と関連付けて記憶するための前記リクエストを送信するステップを含む、
    請求項10記載の契約管理プログラム。
  12. プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、
    前記プロセッサが、請求項1から11のいずれか記載の契約管理プログラムを実行する、
    情報処理装置。
  13. プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置を含む情報処理システムであって、
    前記プロセッサが、請求項1から11のいずれか記載の契約管理プログラムを実行する、
    情報処理システム。
  14. プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    前記コンピュータが、請求項1から11のいずれか記載の契約管理プログラムを実行する、
    情報処理方法。
  15. プロセッサと、記憶部と、表示装置と、を備える情報処理端末であって、
    前記プロセッサが、
    請求項4記載の契約管理プログラムを実行する情報処理装置から、前記提示ステップにおいて算定した集計情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得した前記集計情報を前記表示装置に表示することにより提示する提示ステップと、
    を実行する情報処理端末。
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