JP2023546611A - マルチジョイント機構を備えた家具用金具 - Google Patents

マルチジョイント機構を備えた家具用金具 Download PDF

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Abstract

特に2つの部分から成る家具フラップ(2)を家具キャビネット(11)に可動に支持するための家具用金具(10)であって、家具キャビネット(11)に接続されたまたは接続可能な基体(5)、家具フラップ(2)に接続されたまたは接続可能な組付け装置(4)、および少なくとも1つの、特にちょうど1つの作動アーム(3)を有しており、この作動アームは、第1の端部で基体(5)に、回転軸を中心として旋回可能に支持されているまたは支持可能であり、少なくとも1つの作動アーム(3)は、第1の端部とは反対側の第2の端部で、少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)を介して、組付け装置(4)に接続されていてまたは接続可能であり、この場合、少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)は、それぞれ1つの回転軸を備えた少なくとも3つの、好ましくは少なくとも4つの、特に好適にはちょうど4つのジョイント(611,612,621,622)を有している、家具用金具(10)。

Description

本発明は、請求項1の上位概念に記載の形式の、特に2つの部分から成る家具フラップを家具キャビネットに可動に支持するための家具用金具に関する。本発明はさらに、請求項12に記載の、家具用金具を備えた家具に関する。
上述した形式の家具用金具は、多種多様な構成で従来技術において既に公知である。
従来技術の一例として、本明細書では、オーストリア国特許発明第413418号明細書について言及する。本願の図1a、図1bおよび図2a、図2bは、オーストリア国特許発明第413418号明細書の実施例を示している。図1a、図1bは、家具を、家具フラップの閉鎖状態で示しており、図1bは、図1aの詳細図である。図2a、図2bは、家具を、家具フラップの開放状態で示しており、図2bは、図2aの詳細図である。
ここに図示された家具1は、家具用金具を備え、2つの部分から成る家具フラップ2を有しており、この場合、通常、第1のフラップ部分21は組付け位置で上側に、第2のフラップ部分22は組付け位置で下側に配置されている。第1のフラップ部分21と第2のフラップ部分22とは、フラップ・フラップ・ヒンジ7を介して回転可能に接続されている。第1のフラップ部分21はさらに、家具1の家具キャビネット11に、キャビネット・フラップ・ヒンジ9を介して回転可能に接続されている。
家具1は、少なくとも1つの、特にちょうど1つの作動アーム3を備えた少なくとも1つの、特に2つの家具用金具を有している。この作動アーム3は、家具キャビネット11に、特に家具側壁12に、回転可能に接続されている(図1a、図1bおよび図2a、図2bからは明らかでない)。
さらに、少なくとも1つの家具用金具は、作動アーム・フラップ・ヒンジ8を有しており、作動アーム・フラップ・ヒンジ8は、作動アーム3を第2のフラップ部分22に回転可能に接続している。この場合、接続部は、フラップ・フラップ・ヒンジ7の下方に、特に第2のフラップ部分22の下縁部23の領域に配置されている。
ヒンジは、この場合、それぞれ回転ジョイントと回転軸とを備えたヒンジとして形成されており、すべての回転軸は互いに平行に配置されている。これにより、4つのヒンジの回転軸は、開閉時に変形する四角形の4つの角を形成している。閉鎖位置(図1a、図1b)では、四角形は「伸張」していて、他方、開放位置(図2a、図2b)では四角形はより大きな面積を有している。
このような(他の多くの文献によっても公知の)家具フラップ2の公知の欠点は、家具フラップの実質的な閉鎖位置における、フラップ・フラップ・ヒンジ7の領域における屈曲である。この場合、回転ジョイントにより形成される四角形はほぼ伸張しているので、フラップ・フラップ・ヒンジは、「誤った」方向に向かって、すなわち家具キャビネット11の方向に向かって屈曲するおそれがある。
家具フラップ2の屈曲状態では、家具フラップ2の開放運動がブロックされるので、これは問題である。家具フラップ2の開放運動を可能にするためには、まずはこの屈曲を戻さなければならない。
家具フラップ2の屈曲は、使用者が、第2のフラップ部分22の下縁部23を、1つの部分から成るフラップを有する慣用の家具において通常行われるように外側に向かって(家具キャビネット11から離れるように)引く場合に特に生じる。
オーストリア国特許発明第413418号明細書は、この問題を部分的に解決している。フラップ・フラップ・ヒンジ7の回転軸71は、上側のフラップ部分21の壁厚Sの領域に配置されており、このために、フラップ・フラップ・ヒンジ7は、ヒンジポット72を有している。さらに、第1のフラップ部分21と第2のフラップ部分22とを互いに接続するヒンジアーム73にはベース74が設けられている。ベース74は、家具フラップ2の閉鎖状態で、第1のフラップ部分21に、特にヒンジポット72に当接する。
ベース74の当接により、フラップ・フラップ・ヒンジ7の屈曲は部分的に回避される。
このような従来技術の欠点は、ベース74の位置が極めて臨界的であることにある。ベース74の当接部が、家具キャビネット11の内部の方向にごく僅かにだけずれると、家具フラップ2の屈曲は回避されず、上記の問題が依然として生じる。ベース74の当接部が、家具キャビネット11から外側に向かう方向でごく僅かにずれると、家具フラップ2はもはや完全には閉まらない。これにより、物体が家具1から落下するおそれがあり、美しい統一感のある家具フロントは得られない。
このような状況により、フラップ・フラップ・ヒンジ7の正確な調節、および含まれるすべての材料の大きな寸法安定性が求められる。これにより、構成および組付けに大きな手間がかかる。
このような従来技術を起点として、以下の本発明の課題は、上述した欠点を少なくとも部分的に解消するまたは低減させる家具用金具およびこのような家具用金具を備えた家具を提供することである。
特に、家具フラップの屈曲をほぼ回避する、家具のための家具用金具が提供されることが望ましい。
この課題は、請求項1および12に記載の特徴により解決される。
特に2つの部分から成る家具フラップを家具キャビネットに可動に支持するための本発明による家具用金具は、家具キャビネットに接続されたまたは接続可能な基体、家具フラップに接続されたまたは接続可能な組付け装置、および少なくとも1つの、特にちょうど1つの作動アームを有しており、この作動アームは、第1の端部で基体に、回転軸を中心として旋回可能に支持されているまたは支持可能である。
本発明によれば、少なくとも1つの作動アームは、第1の端部とは反対側の第2の端部で、少なくとも1つのマルチジョイント機構を介して、組付け装置に接続されていてまたは接続可能であり、この場合、少なくとも1つのマルチジョイント機構は、それぞれ1つの回転軸を備えた少なくとも3つの、好ましくはちょうど4つのジョイント有していることが想定されている。
従来技術により公知のようなシングルジョイントのフラップ・フラップ・ヒンジの代わりに、2つ以上のジョイントを備えたマルチジョイント機構を使用することにより、家具フラップの運動(Bewegung)の瞬間回転中心を、すなわち瞬間的な仮想の回転軸の投影図を、マルチジョイント機構のジオメトリにより選択することができる。
これにより、家具フラップの実質的な閉鎖状態における家具フラップの開放運動の瞬間回転中心(Momentanpol)は、静止している作動アームの基準系(Bezugssystem)において、家具キャビネットのさらに内部に、または家具キャビネットの後方にまでずらすことができる。
家具フラップからの(仮想の)回転軸の間隔が大きくなるほど、家具フラップの運動は、より大きくなる(垂直の)並進運動成分およびより小さくなる回転運動成分を有する。間隔が十分に大きいならば、回転運動に相当する、家具フラップの屈曲は、動力学的に阻止されるまたは少なくとも減じられる。
屈曲の阻止が、純粋に動力学的な方法で行われることにより、ベース当接部の精密な調節は必要ない。
一実施例では、少なくとも3つのジョイントの回転軸が、互いに平行に方向付けられていることが想定されている。
少なくとも1つのマルチジョイント機構は、少なくとも2つの、好ましくはちょうど2つの接続伝動装置リンクを有しており、少なくとも1つの作動アームは、組付け装置に、少なくとも2つの接続伝動装置リンクによって枢着的に(gelenkig)接続されていることが想定されていてよい。少なくとも2つの接続伝動装置リンクの配置の選択により、家具フラップの動力学、特に瞬間回転中心の運動軌道を調節することができる。
少なくとも1つのマルチジョイント機構は、第1の接続伝動装置リンクと第2の接続伝動装置リンクとを有しており、この場合、
-第1のジョイントが、少なくとも1つの作動アームを第1の接続伝動装置リンクに接続しており、かつ/または
-第2のジョイントが、少なくとも1つの作動アームを第2の接続伝動装置リンクに接続しており、かつ/または
-第3のジョイントが、組付け装置を第1の接続伝動装置リンクに接続しており、かつ/または
-第4のジョイントが、組付け装置を第2の接続伝動装置リンクに接続している
ことが想定されている。
これにより、少なくとも1つの作動アームが組付け装置に、例えば4ジョイント機構を介して接続されている。
家具用金具は、
-少なくとも1つのマルチジョイント機構の、-好ましくは伸張している-第1の位置では、組付け装置の運動の瞬間回転中心が、静止している作動アームの基準系において、少なくとも1つのマルチジョイント機構の外側に、少なくとも1つの家具用金具の組付け位置で、特に家具キャビネットの内部に、好適には、家具キャビネットの後方2/3に、特に好適には家具キャビネットの後方1/3に、または家具キャビネットの後方に位置し、かつ/または
-少なくとも1つのマルチジョイント機構の、-好ましくは内方旋回させられた-第2の位置では、組付け装置の運動の瞬間回転中心が、静止している作動アームの基準系において、少なくとも1つのマルチジョイント機構の領域に位置している
ように形成されていることが想定されていてよい。
瞬間回転中心は、仮想の回転軸の投影図に相当する。仮想の回転軸は、第1のジョイントの回転軸および第3のジョイントの回転軸もしくは第2のジョイントの回転軸および第4のジョイントの回転軸を通る2つの平面の交線によって作図されてよい。
家具用金具が、好適には家具フラップの実質的な閉鎖位置でとる、家具用金具の、好ましくは伸張している第1の位置で、瞬間回転中心が、少なくとも1つのマルチジョイント機構の外側で、特に家具キャビネットの内部の遠くに、または家具キャビネットの後方に位置することにより、家具フラップの屈曲傾向はより僅かになる。
家具用金具が、好適には家具フラップの実質的な開放位置でとる、家具用金具の、好ましくは内方旋回させられた第2の位置で、瞬間回転中心が、少なくとも1つのマルチジョイント機構の領域に位置することにより、マルチジョイント機構は、家具フラップの実質的な開放位置で、シングルジョイントヒンジと類似の動きをする。
少なくとも1つの組付け装置は、組付け平面を有しており、この組付け平面に、家具フラップを組み付けることができる。組付け平面は、組付け状態にある家具フラップの内面の平面に相当する。
組付け装置の運動の瞬間回転中心は、静止している作動アームの基準系において、組付け平面の第1の側に配置されており、この場合、少なくとも1つの作動アームおよび/または少なくとも1つのマルチジョイント機構も、組付け平面の第1の側に配置されていることが想定されていてよい。これは、好適には、少なくとも1つのマルチジョイント機構の、第1の位置で、好ましくは伸張位置で、および好ましくは内方旋回させられた第2の位置で、特にすべての位置であてはまる。
少なくとも1つの作動アームは、一実施例では、接続部分を有しており、少なくとも1つのマルチジョイント機構は、接続部分を介して少なくとも1つの作動アームに接続されている。これにより、マルチジョイント機構は接続部分と共に、作動アームに組み付けることができ、取り外すことができる。
少なくとも1つの作動アームは取り外し可能に基体に接続されていることが想定されていてよい。このために、好ましくは、基体接続部分が設けられており、この基体接続部分を、少なくとも1つの作動アームのガイドスリーブに接続することができ、基体にロックすることができる。これにより、少なくとも1つの作動アームを、家具キャビネットに既に予め組み付けられていてよい基体に簡単に接続することができる。
少なくとも1つのマルチジョイント機構は、少なくとも2つの接続伝動装置リンクを有しており、少なくとも2つの接続伝動装置リンクは、それぞれ少なくとも1つの、好ましくはちょうど2つのレバーを有しており、特に少なくとも1つのレバーは、少なくとも2つの孔を有していることが想定されていてよい。これにより、接続伝動装置リンクは、例えば2つのレバーを有していてよい。
一実施例では、
-少なくとも1つのマルチジョイント機構の第1のジョイントは、接続部分における孔、第1の接続伝動装置リンクの少なくとも1つのレバーにおける孔、およびピンとして形成されていて、かつ/または
-少なくとも1つのマルチジョイント機構の第2のジョイントは、接続部分における孔、第2の接続伝動装置リンクの少なくとも1つのレバーにおける孔、およびピンとして形成されていて、かつ/または
-少なくとも1つのマルチジョイント機構の第3のジョイントは、組付け装置における孔、第1の接続伝動装置リンクの少なくとも1つのレバーにおける孔、およびピンとして形成されていて、かつ/または
-少なくとも1つのマルチジョイント機構の第4のジョイントは、組付け装置における孔、第2の接続伝動装置リンクの少なくとも1つのレバーにおける孔、およびピンとして形成されている
ことが想定されている。
一実施例では、少なくとも1つの作動アームは、接続部分を、少なくとも1つのマルチジョイント機構は、少なくとも2つの接続伝動装置リンクを有しており、少なくとも2つの接続伝動装置リンクは、少なくとも2つの、好ましくはちょうど2つのレバーを有しており、接続部分および/または組付け装置は、少なくとも2つの接続伝動装置リンクの両レバーの間に配置されていて、かつ/または好適には、回転軸の方向で少なくとも2つの接続伝動装置リンクの両レバーの間に配置されている。これにより、安定的なマルチジョイント機構を実現することができる。
少なくとも1つの作動アームは、長さ調節可能であって、好ましくは、この場合、
-少なくとも1つの作動アームの長さは、特に係止機能により、かつ/または摩擦部分により、特に摩擦部分に圧力を加えるばねエレメントと組み合わされた摩擦部分により、かつ/または特に少なくとも1つのねじによるロックにより、固定可能であり、かつ/または
-少なくとも1つの作動アームの長さは、家具フラップの開放運動(Oeffnungsbewegung)および/または閉鎖運動(Schliessbewegung)の間に変更可能であって、かつ/または
-少なくとも1つの作動アームは、ガイドスリーブとピストンとを有しており、ピストンはガイドスリーブ内で摺動可能であり、かつ/または
-少なくとも1つの作動アームは接続部分を有しており、接続部分は、少なくとも1つの作動アームのその他の部分に対して相対的に摺動可能である
ことが想定されていてよい。
一方では、家具用金具の組付けおよび調節の際に、長さ調節可能性を利用して、少なくとも1つの作動アームを、家具の、特に家具フラップのサイズに適合させることができる。
稼働時には、少なくとも1つの作動アームの長さをロックすることができる。
しかしながら、作動アームの長さが、開放運動中および/または閉鎖運動中に、テレスコピック式に変化することも想定されていてよい。
少なくとも1つの作動アームは、トルクによって負荷可能であってよく、好ましくはこのために、
-電気的な駆動ユニットおよび/または
-機械的な蓄力器
が基体内に設けられている。これにより、家具フラップの操作が簡単になる。
トルクは、少なくとも1つの作動アームの作動角度に依存していることが想定されていてよい。これにより、例えば、家具フラップの重量を相殺するように、トルクを選択することができる。これにより、家具フラップを各位置で保持することができる。
さらに、電気的な駆動ユニットを、無線接続または有線接続を介して制御できることが想定されている。
家具キャビネット、特に2つの部分から成る少なくとも1つの家具フラップ、請求項1から11までのいずれか1項記載の少なくとも1つの家具用金具を備えた家具であって、少なくとも1つの家具フラップには少なくとも1つの組付け装置が組み付けられており、家具キャビネットには少なくとも1つの基体が接続されていて、少なくとも1つの組付け装置には少なくとも1つの作動アームが少なくとも1つのマルチジョイント機構によって接続されている、家具が設けられている。
これにより、家具フラップを、少なくとも1つの作動アームによって保持することができ、この場合、家具フラップの動力学を、マルチジョイント機構の寸法によって調節することができる。特に、動力学を、家具フラップの実質的な閉鎖状態で、屈曲が阻止されるように、選択することができる。
一実施例では、少なくとも1つの家具フラップは、好ましくは組付け位置で上側に配置される第1のフラップ部分と、好ましくは組付け位置で下側に配置される第2のフラップ部分とを有しており、
-第1のフラップ部分は家具キャビネットに枢着的に接続されていて、かつ
-第1のフラップ部分は第2のフラップ部分に枢着的に接続されている。
これにより実現されるフォールディングフラップは、家具全体における所要スペースが僅かであるという利点を有している。
少なくとも1つの組付け装置は、第2のフラップ部分に組み付けられており、少なくとも1つの作動アームは、少なくとも1つのマルチジョイント機構によって、好ましくは、第1のフラップ部分ではなく、第2のフラップ部分に接続されていることが想定されていてよい。
一実施例は、
-少なくとも1つの家具フラップの実質的な閉鎖位置では、少なくとも1つの作動アームは、第1のフラップ部分および第2のフラップ部分に対して実質的に平行に位置していて、かつ/または
-少なくとも1つの家具フラップの実質的な開放位置では、少なくとも1つの作動アームは、第2のフラップ部分に対して45°~135°の角度をなしている
ことを特徴とする。
家具は、
-少なくとも1つの家具フラップの実質的な閉鎖位置で、第2のフラップ部分の開放運動の瞬間回転中心が、静止している作動アームの基準系において、家具キャビネットの内部に、好適には、家具キャビネットの後方2/3に、特に好適には家具キャビネットの後方1/3に、または家具キャビネットの後方に位置し、特に少なくとも1つのマルチジョイント機構の外側に位置し、かつ/または
-家具フラップの実質的な開放位置で、第2のフラップ部分の閉鎖運動の瞬間回転中心が、静止している作動アームの基準系において、少なくとも1つのマルチジョイント機構の領域に位置している
ように形成されていてよい。
これにより、マルチジョイント機構は、家具フラップの実質的な開放位置で、シングルジョイントヒンジと類似の動きをする。
家具フラップの実質的な閉鎖位置では、家具フラップの仮想の回転軸(または瞬間回転中心)は、マルチジョイント機構の外側に位置しており、これにより家具フラップの運動は、大きな並進運動成分を有している。これにより、家具フラップの屈曲が阻止される。
本発明のさらなる詳細および利点を、図面の説明に基づき図面を参照しながら以下により詳しく説明する。
閉鎖された家具フラップおよび従来技術による家具用金具を備えた家具を示す側面図である。 図1aのフラップ・フラップ・ジョイントの部分の詳細図である。 開放された家具フラップおよび従来技術による家具用金具を備えた家具を示す側面図である。 図2aのフラップ・フラップ・ジョイントの部分の詳細図である。 従来技術によるシングルジョイントヒンジによる、家具フラップにおける作動アームの作用を示す概略図である。 本発明の一実施例によるマルチジョイント機構による、家具フラップにおける作動アームの作用を示す概略図である。 家具用金具を備えた家具の部分図である。 家具用金具を単独で示す図である。 マルチジョイント機構の、家具フラップの閉鎖状態における伸張位置を示す図である。 マルチジョイント機構の、内方旋回させられた中間位置を示す図である。 マルチジョイント機構の、内方旋回させられた中間位置を示す図である。 マルチジョイント機構の、家具フラップの開放状態における内方旋回位置を示す図である。 伸張位置における家具用金具の側面図である。 内方旋回位置における家具用金具の側面図である。 内方旋回位置における家具用金具の斜視図である。 内方旋回位置における家具用金具の斜視図である。 家具用金具の分解図である。
図1a、図1bおよび図2a、図2bの従来技術については、本明細書冒頭で既に上述した。
図3は、第1のフラップ部分21と第2のフラップ部分22とを有する家具フラップ2を備えた家具を、従来技術で一般的に行われている作動アーム3の家具フラップ2に対する作用と共に概略的に示している。
作動アーム3は、(ここには図示されていない)基体5における作動アームジョイント51によって、家具キャビネット11に回動可能に接続されている。この場合、ヒンジの回転軸のみが(投影図で)略示されている。作動アーム3の反対側の端部には、シングルジョイントの作動アーム・フラップ・ヒンジ8の回転軸が示されている。作動アーム・フラップ・ヒンジ8を介して、作動アーム3は第2のフラップ部分22に回転可能に接続されている。
静止した作動アーム3を有する基準系において、例えば、家具フラップ2の開閉の際の、第2のフラップ部分22の運動は、作動アーム・フラップ・ヒンジ8の回転軸を中心とした回転に制限される。
回転軸は、第2のフラップ部分22から間隔Xを置いて配置されている。回転軸が第2のフラップ部分22に配置されていないことにより、第2のフラップ部分22の運動は、静止した作動アーム3を有する基準系において、純粋な回転運動に相当するのではなく、並進運動成分も含んでいる。間隔Xが大きくなるほど、回転成分に対する並進運動成分の比も大きくなる。(Xが無限大に向かう場合、第2のフラップ部分22の運動は、回転成分を失った並進運動に相当する。)
家具フラップ2の実質的な閉鎖状態では、第2のフラップ部分22の運動の並進運動成分は、第2のフラップ部分22の実質的に垂直方向の運動となる。
フラップ・フラップ・ヒンジ7の領域における、第2のフラップ部分22の屈曲は、第2のフラップ部分22の回転運動に相当する。
第2のフラップ部分22の回転軸がさらに家具キャビネット11内へずらされると、すなわち間隔Xが拡大すると、フラップ・フラップ・ヒンジ7の領域における、第2のフラップ部分22の屈曲の傾向も減じられる。
間隔Xは、図3の従来技術による構造では、任意に拡大することはできない。
間隔Xは、例えば、最大で40ミリメートまたは最大で50ミリメートであってよい。
間隔Xの拡大により、すなわち、必然的に、作動アーム・フラップ・ヒンジ8も第2のフラップ部分22からさらに離隔されることになる。これにより、作動アーム3も家具キャビネット11のさらに内部に配置されている。これにより、家具キャビネット11内のスペースが減じられ、作動アーム・フラップ・ヒンジ8および/または作動アーム3が、中間底面または家具キャビネット11内のその他の物体に衝突するおそれがある。
図4は、本発明による家具1の一実施例の概略図を示している。この場合、シングルジョイントの作動アーム・フラップ・ヒンジ8が、マルチジョイント機構6に置き換えられている。
マルチジョイント機構6は、図4の実施例では、4つのジョイントを有している。
マルチジョイント機構は、通常、(4つの)ジョイントの回転軸の1つとは一致しない仮想の回転軸を有している。マルチジョイント機構6の位置に応じて、仮想の回転軸は、他の位置に配置されており、ヒンジが運動する際に、仮想の回転軸は、マルチジョイント機構6のジオメトリによって規定される軌道に沿って「移動する」。
仮想の回転軸は、回転軸に対して直交する平面に投影され、運動の瞬間回転中心66と呼ばれる。
図4では、第2の部分フラップ22の運動の瞬間回転中心66が、静止している作動アーム3を有する基準系において、家具フラップ2の閉鎖状態で第2の部分フラップ22から間隔Yを置いて配置されている。
瞬間回転中心66のジオメトリの作図は、接続伝動装置リンク61,62のジョイントの回転軸を通って延在する2つの仮想直線が交差することにより行われる。
図4により明らかであるように、間隔Yは、マルチジョイント機構6のジオメトリ形状により変化することができる。特に、この場合、瞬間回転中心66は、マルチジョイント機構6自体よりも、家具キャビネット11のさらに内部に配置されていると言える。
すなわち、間隔Yと、第2の部分フラップ22からのマルチジョイント機構6の間隔とは、ある程度までは、互いに独立的に構成することができる。図3の従来技術では、このような可能性はない。
間隔Yは、例えば80ミリメートルよりも大きくてよく、または70ミリメートルよりも大きくてよい。
間隔Yは、瞬間回転中心66が、家具キャビネット11の後方2/3以内にまたは後方1/3に配置されているような大きさであってよい。瞬間回転中心66は、家具キャビネット11の後方に配置されていてもよい。
間隔Yが大きいと、静止した作動アーム3を有する基準系における第2のフラップ部分22の運動の回転成分に対する並進運動成分の比が大きくなる。これにより、マルチジョイント機構を動力学的に構成することにより、屈曲の傾向が減じられる。
図5は、家具キャビネット11、2つの部分から成る家具フラップ2、家具用金具10を備えた家具1の断面図を示しており、この場合、組付け装置4は少なくとも1つの家具フラップ2に組み付けられており、基体5は家具キャビネット11に接続されていて、作動アーム3はマルチジョイント機構6によって少なくとも1つの組付け装置4に接続されている。
家具キャビネット11は、上面13と底面14とを有している。基体5が組み付けられている側壁12も示されている。
典型的には、家具フラップ2を可動に支持するために、従来技術の場合もそうであるように、2つの家具用金具10が組み付けられている。
家具フラップ2は、組付け位置で上方に配置されている第1のフラップ部分21と、組付け位置で下方に配置されている第2のフラップ部分22とを有しており、第1のフラップ部分21は家具キャビネット11に枢着的に接続されていて、かつ第1のフラップ部分21は第2のフラップ部分22に枢着的に接続されている。
家具用金具10の組付け装置4は、第2のフラップ部分22に組み付けられており、作動アーム3は、マルチジョイント機構6によって、第1のフラップ部分21ではなく、第2のフラップ部分22に接続されている。
少なくとも1つの家具フラップ2の実質的な開放位置では、作動アーム3は、第2のフラップ部分22に対して45°~135°の角度をなしている。
少なくとも1つの家具フラップ2の実質的な閉鎖位置では、作動アーム3は、第1のフラップ部分21および第2のフラップ部分22に対して実質的に平行に位置している。このことは図5には示されていない。
図6は、図5の家具用金具10を単独で示している。特に2つの部分から成る家具フラップ2を家具キャビネット11に可動に支持するための家具用金具は、家具キャビネット11に接続されたまたは接続可能な基体5、家具フラップ2に接続されたまたは接続可能な組付け装置4、および作動アーム3を有しており、この作動アームは、第1の端部で基体5に、回転軸を中心として旋回可能に支持されているまたは支持可能である。
作動アーム3は、第1の端部とは反対側の第2の端部で、少なくとも1つのマルチジョイント機構6を介して、組付け装置4に接続されていてまたは接続可能であり、この場合、少なくとも1つのマルチジョイント機構6は、それぞれ1つの回転軸を備えた4つのジョイント611,612,621,622を有している。
作動アーム3は、ガイドスリーブ32とピストン33とを有しており、ピストン33はガイドスリーブ32内で摺動可能である。これにより作動アーム3は、長さ調節可能にガイドされている。
作動アーム3の長さは、係止機能により、かつ/または摩擦部分35により、特に摩擦部分35に圧力を加えるばねエレメント34(図10参照)と組み合わされた摩擦部分35により、かつ/または特に少なくとも1つのねじによるロックにより、固定可能であってよい。
作動アーム3の長さは、家具フラップ2の開放運動および/または閉鎖運動の間に動的に変更可能であってよい。これにより、作動アーム3は、例えば、家具用金具10と家具1とから成る構成群の動力学により課せられる必要条件を満たすことができる。
作動アーム3は、トルクによって負荷可能であってよく、好ましくはこのために、
-電気的な駆動ユニットおよび/または
-機械的な蓄力器
が基体5内に設けられている。
4つのジョイントの回転軸は、互いに平行に方向付けられている。
図7a~図7dは、マルチジョイント機構6を様々な位置で示している。
作動アーム3は、接続部分31を有しており、マルチジョイント機構6は、接続部分31を介して少なくとも1つの作動アーム3に接続されている。
接続部分31は、作動アーム3のその他の部分に対して相対的に摺動可能に形成されていてよい。これにより、作動アーム3は、長さ調節可能である。
マルチジョイント機構6は、少なくとも2つの接続伝動装置リンク61,62を有しており、少なくとも1つの作動アーム3は、組付け装置4に、少なくとも2つの接続伝動装置リンク61,62によって枢着的に接続されている。
マルチジョイント機構6は、第1の接続伝動装置リンク61と第2の接続伝動装置リンク62とを有しており、この場合、
-第1のジョイント611は、作動アーム3を第1の接続伝動装置リンク61に接続しており、
-第2のジョイント612は、作動アーム3を第2の接続伝動装置リンク62に接続しており、
-第3のジョイント621は、組付け装置4を第1の接続伝動装置リンク61に接続しており、
-第4のジョイント622は、組付け装置4を第2の接続伝動装置リンク62に接続している。
第1のジョイント611の回転軸および第3のジョイント621の回転軸もしくは第2のジョイント612の回転軸および第4のジョイント622の回転軸を通って延在し、これらの両回転軸に対して直交する2つの仮想直線の交点は、静止している作動アーム3を有する基準系において、第2のフラップ部分22および組付け装置4の運動の瞬間回転中心66の位置に相当する。
図7aでは、マルチジョイント機構6が、「伸張」位置で示されている。家具フラップ2の実質的な閉鎖位置で、マルチジョイント機構6はこの位置をとる。
この場合、瞬間回転中心は、マルチジョイント機構6の外側に位置している。
これにより、家具フラップ2の実質的な閉鎖位置における家具フラップ2の屈曲は回避される。
組付け状態で、瞬間回転中心は、家具キャビネット11の内部に、好適には、家具キャビネット11の後方2/3に、特に好適には家具キャビネット11の後方1/3に、または家具キャビネット11の後方に位置している。
図7b、図7cでは、マルチジョイント機構6が、中間位置で示されている。家具フラップ2が実質的に開放されている場合に、マルチジョイント機構6は、図7dに示された位置をとる。
瞬間回転中心は、図7b~図7dでは、マルチジョイント機構6の領域に、特に第2の接続伝動装置リンク62の領域に位置している。
これにより、マルチジョイント機構6は、中間位置では、および家具フラップ2が実質的に開放されている場合には、シングルジョイントヒンジのような動きをする。
図7a~図7dのすべての位置で、第2のフラップ部分22および組付け装置4の運動の瞬間回転中心は、静止している作動アーム3の基準系において、第2のフラップ部分22の組付け平面の第1の側に配置されており、この場合、少なくとも1つの作動アーム3および少なくとも1つのマルチジョイント機構6も、組付け平面の第1の側に配置されている。
図8a、図8bは、基体5を省いて家具用金具10を示している。図8aでは、マルチジョイント機構6が、「伸張」位置で示されていて、図8bでは、マルチジョイント機構6が内方旋回位置で示されている。
図9a、図9bは、2つの異なる斜視図で、内方旋回位置にある家具用金具10を、基体5を省いて示している。
図10は、家具用金具10の分解図を示している。
マルチジョイント機構6は、2つの接続伝動装置リンク61,62を有しており、2つの接続伝動装置リンク61,62はそれぞれ2つのレバー63を有していて、レバー63はそれぞれ2つの孔64を有している。
マルチジョイント機構6の第1のジョイント611は、接続部分31における孔64、第1の接続伝動装置リンク61の両レバー63における孔64、およびピン65として形成されている。
マルチジョイント機構6の第2のジョイント612は、接続部分31における孔64、第2の接続伝動装置リンク62の両レバー63における孔64、およびピン65として形成されている。
マルチジョイント機構6の第3のジョイント621は、組付け装置4における孔64、第1の接続伝動装置リンク61の両レバー63における孔64、およびピン65として形成されている。
マルチジョイント機構6の第4のジョイント622は、組付け装置4における孔64、第2の接続伝動装置リンク62の両レバー63における孔64、およびピン65として形成されている。
接続部分31と組付け装置4とは、2つの接続伝動装置リンク61,62の両レバー63の間に配置されていて、好適には、回転軸の方向で2つの接続伝動装置リンク61,62の両レバー63の間に配置されている。
これにより、マルチジョイント機構6は、多重に、安定的に構成されている。
この場合、作動アーム3のガイドスリーブ32とピストン33とを互いに固定する摩擦部分35も良好に見ることができる。固定は、摩擦部分35に圧力を加えるばねエレメント34との組み合わせで実現することができる。
作動アーム3は、基体5に取り外し可能に接続されている。このために、基体接続部分36が設けられており、この基体接続部分を、作動アーム3のガイドスリーブ32に接続することができ、基体5にロックすることができる。これにより、基体5が既に家具に予め組み付けられている場合であっても、作動アーム3を簡単に基体5に接続することができる。
1 家具
10 家具用金具
11 家具キャビネット
12 家具側壁
13 上面
14 底面
2 家具フラップ
21 第1のフラップ部分
22 第2のフラップ部分
23 第2のフラップ部分の下縁部
3 作動アーム
31 接続部分
32 ガイドスリーブ
33 ピストン
34 ばねエレメント
35 摩擦部分
36 基体接続部分
4 組付け装置
5 基体
51 作動アームジョイント
6 マルチジョイント機構
60 ジョイント
611 第1のジョイント
612 第2のジョイント
621 第3のジョイント
622 第4のジョイント
61 第1の接続伝動装置リンク
62 第2の接続伝動装置リンク
63 レバー
64 孔
65 ピン
66 瞬間回転中心
7 フラップ・フラップ・ヒンジ
71 フラップ・フラップ・ヒンジの回転軸
72 ヒンジポット
73 ヒンジアーム
74 ベース
8 作動アーム・フラップ・ヒンジ
9 キャビネット・フラップ・ヒンジ

Claims (16)

  1. 特に2つの部分から成る家具フラップ(2)を家具キャビネット(11)に可動に支持するための家具用金具(10)であって、前記家具用金具は、前記家具キャビネット(11)に接続されたまたは接続可能な基体(5)、前記家具フラップ(2)に接続されたまたは接続可能な組付け装置(4)、および少なくとも1つの、特にちょうど1つの作動アーム(3)を有しており、前記作動アームは、第1の端部で前記基体(5)に、回転軸を中心として旋回可能に支持されているまたは支持可能である、家具用金具(10)において、
    前記少なくとも1つの作動アーム(3)は、前記第1の端部とは反対側の第2の端部で、少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)を介して、前記組付け装置(4)に接続されていてまたは接続可能であり、前記少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)は、それぞれ1つの回転軸を備えた少なくとも3つの、好ましくは少なくとも4つの、特に好適にはちょうど4つのジョイント(611,612,621,622)を有していることを特徴とする、家具用金具(10)。
  2. 前記少なくとも3つのジョイント(611,612,621,622)の前記回転軸は、互いに平行に方向付けられている、請求項1記載の家具用金具(10)。
  3. 前記少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)は、少なくとも2つの、好ましくはちょうど2つの接続伝動装置リンク(61,62)を有しており、前記少なくとも1つの作動アーム(3)は、前記組付け装置(4)に、前記少なくとも2つの接続伝動装置リンク(61,62)によって枢着的に接続されている、請求項1または2記載の家具用金具(10)。
  4. 前記少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)は、第1の接続伝動装置リンク(61)と第2の接続伝動装置リンク(62)とを有しており、この場合、
    -第1のジョイント(611)が、前記少なくとも1つの作動アーム(3)を前記第1の接続伝動装置リンク(61)に接続しており、かつ/または
    -第2のジョイント(612)が、前記少なくとも1つの作動アーム(3)を前記第2の接続伝動装置リンク(62)に接続しており、かつ/または
    -第3のジョイント(621)が、前記組付け装置(4)を前記第1の接続伝動装置リンク(61)に接続しており、かつ/または
    -第4のジョイント(622)が、前記組付け装置(4)を前記第2の接続伝動装置リンク(62)に接続している、
    請求項1から3までのいずれか1項記載の家具用金具(10)。
  5. -前記少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)の、-好ましくは伸張している-第1の位置では、前記組付け装置(4)の運動の瞬間回転中心が、静止している作動アーム(3)の基準系において、前記少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)の外側に、前記少なくとも1つの家具用金具(10)の組付け位置で、特に前記家具キャビネット(11)の内部に、好適には、前記家具キャビネット(11)の後方2/3に、特に好適には前記家具キャビネット(11)の後方1/3に、または前記家具キャビネット(11)の後方に位置し、かつ/または
    -前記少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)の、-好ましくは内方旋回させられた-第2の位置では、前記組付け装置(4)の運動の瞬間回転中心が、静止している作動アーム(3)の基準系において、前記少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)の領域に位置している、
    請求項1から4までのいずれか1項記載の家具用金具(10)。
  6. 前記少なくとも1つの作動アーム(3)は、接続部分(31)を有しており、前記少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)は、前記接続部分(31)を介して前記少なくとも1つの作動アーム(3)に接続されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の家具用金具(10)。
  7. 前記少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)は、少なくとも2つの接続伝動装置リンク(61,62)を有しており、前記少なくとも2つの接続伝動装置リンク(61,62)は、それぞれ少なくとも1つの、好ましくはちょうど2つのレバー(63)を有しており、特に前記少なくとも1つのレバー(63)は、少なくとも2つの孔(64)を有している、請求項1から6までのいずれか1項記載の家具用金具(10)。
  8. -前記少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)の第1のジョイント(611)は、前記接続部分(31)における孔(64)、前記第1の接続伝動装置リンク(61)の前記少なくとも1つのレバー(63)における孔(64)、およびピン(65)として形成されていて、かつ/または
    -前記少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)の第2のジョイント(612)は、前記接続部分(31)における孔(64)、前記第2の接続伝動装置リンク(62)の前記少なくとも1つのレバー(63)における孔(64)、およびピン(65)として形成されていて、かつ/または
    -前記少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)の第3のジョイント(621)は、前記組付け装置(4)における孔(64)、前記第1の接続伝動装置リンク(61)の前記少なくとも1つのレバー(63)における孔(64)、およびピン(65)として形成されていて、かつ/または
    -前記少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)の第4のジョイント(622)は、前記組付け装置(4)における孔(64)、前記第2の接続伝動装置リンク(62)の前記少なくとも1つのレバー(63)における孔(64)、およびピン(65)として形成されている、
    請求項6および7記載の家具用金具(10)。
  9. 前記少なくとも1つの作動アーム(3)は、接続部分(31)を、前記少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)は、少なくとも2つの接続伝動装置リンク(61,62)を有しており、前記少なくとも2つの接続伝動装置リンク(61,62)は、少なくとも2つの、好ましくはちょうど2つのレバー(63)を有しており、前記接続部分(31)および/または前記組付け装置(4)は、前記少なくとも2つの接続伝動装置リンク(61,62)の前記両レバー(63)の間に配置されていて、かつ/または好適には、前記回転軸の方向で前記少なくとも2つの接続伝動装置リンク(61,62)の前記両レバー(63)の間に配置されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の家具用金具(10)。
  10. 前記少なくとも1つの作動アーム(3)は、長さ調節可能であって、好ましくはこの場合、
    -前記少なくとも1つの作動アーム(3)の長さは、特に係止機能により、かつ/または摩擦部分(35)により、特に前記摩擦部分(35)に圧力を加えるばねエレメント(34)と組み合わされた摩擦部分(35)により、かつ/または特に少なくとも1つのねじによるロックにより、固定可能であり、かつ/または
    -前記少なくとも1つの作動アーム(3)の長さは、前記家具フラップ(2)の開放運動および/または閉鎖運動の間に変更可能であって、かつ/または
    -前記少なくとも1つの作動アーム(3)は、ガイドスリーブ(32)とピストン(33)とを有しており、前記ピストン(33)は前記ガイドスリーブ(32)内で摺動可能であり、かつ/または
    -前記少なくとも1つの作動アーム(3)は接続部分(31)を有しており、前記接続部分(31)は、前記少なくとも1つの作動アーム(3)のその他の部分に対して相対的に摺動可能である、
    請求項1から9までのいずれか1項記載の家具用金具(10)。
  11. 前記少なくとも1つの作動アーム(3)は、トルク負荷可能であって、好ましくはこの場合、そのために、
    -電気的な駆動ユニットおよび/または
    -機械的な蓄力器
    が前記基体(5)内に設けられている、
    請求項1から10までのいずれか1項記載の家具用金具(10)。
  12. 家具キャビネット(11)、特に2つの部分から成る少なくとも1つの家具フラップ(2)、請求項1から11までのいずれか1項記載の少なくとも1つの家具用金具(10)を備えた家具(1)であって、前記少なくとも1つの家具フラップ(2)には少なくとも1つの組付け装置(4)が組み付けられており、前記家具キャビネット(11)には少なくとも1つの基体(5)が接続されていて、前記少なくとも1つの組付け装置(4)には少なくとも1つの作動アーム(3)が少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)によって接続されている、家具(1)。
  13. 前記少なくとも1つの家具フラップ(2)は、好ましくは組付け位置で上側に配置される第1のフラップ部分(21)と、好ましくは組付け位置で下側に配置される第2のフラップ部分(22)とを有しており、
    -前記第1のフラップ部分(21)は前記家具キャビネット(11)に枢着的に接続されていて、かつ/または
    -前記第1のフラップ部分(21)は前記第2のフラップ部分(22)に枢着的に接続されている、
    請求項12記載の家具(1)。
  14. 前記少なくとも1つの組付け装置(4)は、前記第2のフラップ部分(22)に組み付けられており、前記少なくとも1つの作動アーム(3)は、前記少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)によって、好ましくは、前記第1のフラップ部分(21)ではなく、前記第2のフラップ部分(22)に接続されている、請求項13記載の家具(1)。
  15. -前記少なくとも1つの家具フラップ(2)の実質的な閉鎖位置では、前記少なくとも1つの作動アーム(3)は、前記第1のフラップ部分(21)および前記第2のフラップ部分(22)に対して実質的に平行に位置していて、かつ/または
    -前記少なくとも1つの家具フラップ(2)の実質的な開放位置では、前記少なくとも1つの作動アーム(3)は、前記第2のフラップ部分(22)に対して45°~135°の角度をなしている、
    請求項13または14記載の家具(1)。
  16. 前記家具(1)は、
    -前記少なくとも1つの家具フラップ(2)の実質的な閉鎖位置で、前記第2のフラップ部分(22)の開放運動の瞬間回転中心が、静止している作動アーム(3)の基準系において、前記家具キャビネット(11)の内部に、好適には、前記家具キャビネット(11)の後方2/3に、特に好適には前記家具キャビネット(11)の後方1/3に、または前記家具キャビネット(11)の後方に位置し、特に前記少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)の外側に位置し、かつ/または
    -前記家具フラップ(2)の実質的な開放位置で、前記第2のフラップ部分(22)の閉鎖運動の瞬間回転中心が、静止している作動アーム(3)の基準系において、前記少なくとも1つのマルチジョイント機構(6)の領域に位置している
    ように形成されている、
    請求項13から15までのいずれか1項記載の家具(1)。
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