JP2023541904A - 拡張可能な抽出容器 - Google Patents

Abstract

抽出飲料を調製するための抽出乾燥物質を収容するための拡張可能な抽出容器（２０）が開示されている。この抽出容器は、底面部分（２１）、カバー部分（２２）、および底面部分（２１）とカバー部分（２２）とを接続する壁部分（２３）を有している。壁部分（２３）は可変の長さを有しており、第１の端部（２３２）で底面部分（２１）に取り付けられていて、第２の端部（２３１）でカバー部分（２２）に接続されている。カバー部分（２２）と底面部分（２１）とは、破断可能な保証封（２４）を介して互いに接続されている。

Description

本発明は、独立請求項の上位概念に記載の形式の、破断可能な保証封を有した、抽出飲料を調製するための拡張可能な抽出容器に関する。

抽出飲料とは、本発明の関連では、抽出乾燥物質から出発して、低温または高温の抽出液と接触することにより調製することができるあらゆる種類の飲料であると理解される。典型的な抽出飲料は、例えば、茶葉またはハーブに熱湯を注ぐことにより調製される茶である。

様々な種類の茶は、その芳香を最適に発揮するために、数分間継続する比較的長い抽出を必要とすることが知られている。したがって、茶葉と抽出水との接触時間は十分に長くなければならない。

欧州特許第３１１９２４５号明細書により、抽出乾燥物質の測定された量を、所定の接触継続期間にわたって抽出液と接触させることができる茶調製装置および方法が公知である。これは、拡張可能な抽出容器によって可能とされる。抽出液を容器内にもたらすために、この容器のカバーは、充填針で穿刺され、この充填針を通して抽出液が容器内にもたらされる。抽出容器を空にするために、抽出容器の内部における過圧の超過時に開く流出弁が設けられている。この過圧は、押圧ピストンによる容器の押し潰しによって得られる。

抽出乾燥物質は、抽出乾燥物質によって程度の差こそあれ圧縮された形態をとることができる。容器は拡張可能であるので、容器の底面および容器のカバーは、必ずしも常に互いに同じ位置にあるわけではない。さらに、圧縮される容器の押圧後、この容器が既に一度使用されたか否かは直接に目視することはできない。

本発明の課題は、従来技術の少なくとも１つのまたは複数の欠点を解消することである。特に、簡単に保管および搬送ができ、この場合特に小さな体積である抽出容器が提供されることが望ましい。好ましくは、抽出容器が既に使用されたかどうかが抽出容器において明白であることが望ましい。

この課題は、独立請求項で規定された装置によって解決される。さらなる実施形態は、従属請求項に記載されている。

本発明は、抽出飲料を調製するための抽出乾燥物質を収容するための拡張可能な抽出容器に関する。抽出容器は、底面部分、カバー部分、および底面部分とカバー部分とを接続する壁部分を有している。壁部分は可変の長さを有しており、第１の端部で底面部分に取り付けられていて、第２の端部でカバー部分に接続されている。カバー部分と底面部分とは、破断可能な保証封を介して互いに接続されている。

カバー部分と底面部分との間の接続により、カバー部分と底面部分とは互いに特定の位置を有することが可能となる。破断可能な保証封は、抽出容器が既に使用されたか否かが、抽出容器において直接明瞭となることを保証する。保証封の破断により、カバー部分の位置を底面部分に対して変更することができ、したがって、抽出容器を拡張位置へともたらすことができるようになる。

保証封は、例えば裂断フィルムのような材料肉薄個所として形成することができる。裂断フィルムは、幅に対してより小さな高さまたは厚さを有する材料の個所である。裂断フィルムは、典型的には、１０μｍよりも厚く、好ましくは５００μｍの厚さを超えない。裂断フィルムは特に、最大でも、裂断フィルムに接続されている壁の半分の厚さである。

裂断フィルムは製造が簡単であるうえ、２つの部分を完全に接続することができ、これにより保証封の領域では、保証封を通って汚染物質が侵入することはできない。

代替的に、保証封を、複数の裂断ウェブとして形成することができる。

裂断ウェブとして形成することにより、２つのエレメントは、裂断フィルムと比較してより短い長さにわたって互いに接続され、これにより、保証封を開放するために必要な力が減少する。

好ましくは、保証封は、底面部分と一体の構成部分として形成されている。

したがって、底面部分を保証封と共に、特に一体に製造することができる。これにより、抽出容器を製造するための作業ステップの数が減少する。

底面部分は、底面部分からカバー部分の方向に延在する中空円筒状の壁を有することができる。この壁を、保証封によって、ベースリングと分離リングとに分割することができる。好ましくは、この中空円筒状の壁は、底面部分の周囲に沿って延びている。

この壁によって、底面部分とカバー部分との間に保護された内室を提供することができ、この内室には、可変の長さを有した壁部分を配置することができる。この壁部分は、この場合、中空円筒状の壁によって、周囲の影響および／または外部からの力作用に対して保護されている。

ベースリングと分離リングとに分割することにより、中空円筒状の壁の一部を底面部分から分離することができる。すなわち、分離リングに接続されているエレメントは、分離リングの分離後、底面部分に対して動くことができる。

好ましくは、壁部分の第２の端部は、カバー部分と分離リングとの間に挟まれている。

したがって、分離リングの分離、およびその後のベースリングからの分離リングの持ち上げにより、壁部分の第２の端部も、ベースリングに対して、ひいては底面部分に対して動かされる。これにより、壁部分の延長によって抽出容器の拡張が可能となる。

カバー部分と分離リングとの間に挟むことにより、カバー部分と壁部分との間の液密な接続が保証されている。

壁部分を挟むために、カバー部分は、分離リングと作用結合しているまたは作用結合可能な同心的な２つのウェブを有していてよい。

すなわち、２つのウェブは、実質的に１つの溝を提供し、この溝内に分離リングを導入することができる。

これにより、分離リングをカバー部分に簡単かつ確実に接続することができる。

底面部分をカバー部分に接続するために、スナップ接続部を設けることができる。

スナップ接続部は、この接続を形成するために、保持力に比して高い初期力を加える必要があるという利点を有している。接続を再び解除するためには相応に大きな力が必要である。例えば、分離リングに所定の領域で係合する、アンダカットまたはエレメントをウェブに備えたスナップ接続部の相応の構成では、このスナップ接続部の解除は、破壊なしには不可能である。

スナップ接続部を提供するために、同心的なウェブのうちの一方に、分離リングに設けられた対応する凹部に係合するための突起が配置されていてよい。

これにより、カバー部分と分離リングとの間の確実かつ簡単な接続を提供することができる。

スナップ接続部は、好ましくは、このスナップ接続部を解除するための力が、保証封を裂断するための力よりも特に何倍も大きくなるように形成されている。

同心的なウェブのうちの少なくとも一方に、１つ以上の軸方向延長部が設けられていてよく、この延長部は保証封に被せられていてよい。

したがって、保証封を、一方では、外部の影響に対して保護することができ、他方では、特に保証封が開口を有している場合には、不純物が保証封を貫通することができないように、保証封を閉鎖することができる。

軸方向延長部には、ベースリングに設けられた対応する凹部に係合するための突起が配置されていてよい。

この突起は、凹部と協働して、ベースリングとカバー部分との間の環状のシールを可能にする。

好ましくは、抽出容器は、カバー部分に配置されている流入弁を有している。

カバー部分に流入弁を特別に形成することにより、茶調製装置における手間のかかる穿刺機構を省くことができる。流入弁を備えた構成により、さらに、確実に再現可能な、拡張可能な抽出容器への簡単な充填プロセスが可能となる。

抽出容器は、底面部分に配置されている流出弁を有することができる。流出弁によって、この流出弁が開かれるまで、抽出容器を拡張状態に保持することができる。したがって、抽出容器内に充填された抽出液を、所定の継続時間にわたって、容器内に存在している抽出乾燥物質と接触状態に保持することができる。

流出弁は、継続時間の経過後、例えば機械的に開放させることができ、かつ／または抽出容器内における過圧の形成により開放させることができる。

抽出容器の内側にはフィルタスクリーンを配置することができ、フィルタスクリーンは好ましくは底面に配置されている。

フィルタスクリーンは、抽出容器の放出開口を閉鎖し、抽出乾燥物質が抽出飲料と共に、抽出容器から放出されることを阻止する。

付加的に、抽出容器の底面部分に載置部を形成することができ、この載置部は、カバー部分と協働して、このカバー部分を支持している。

この場合、載置部は、フィルタスクリーンの構成部分として形成されていてよく、特にフィルタスクリーンと一体の構成部分を形成してよい。

抽出容器は、本明細書に記載したエレメント以外は、特に欧州特許第３１１９２４５号明細書に記載されかつ特許請求された抽出容器に相応に形成されていてよい。したがって、抽出容器は、特に、抽出液を収容するために液密に形成されており、抽出液の導入により、収縮形状から拡張形状へと膨張するように形成されている。この実施形態に対して代替的に、抽出容器は付加的に、ここで説明したような流入弁を備えて形成されていてよい。したがって、抽出容器は、充填のためにもはや穿刺されず、流入弁から充填される。

本発明に記載の抽出容器は、特に、欧州特許第３１１９２４５号明細書に記載されかつ特許請求された方法の実施に適している。その方法は、特に、測定された量の抽出乾燥物質を、測定された量の抽出液と接触させ、それにより抽出飲料を生成するという方法である。抽出乾燥物質を、最初は収縮形状にあり拡張形状へと膨張可能な抽出容器内に準備する。抽出液を、抽出容器内に導入する。抽出容器が拡張し、これにより抽出容器内の抽出乾燥物質は、抽出飲料を形成するために、接触時間にわたって抽出液との接触状態に保持される。次いで、抽出容器は圧縮により少なくとも部分的に収縮形状へと戻され、このときに、抽出飲料が少なくとも部分的に抽出容器から放出される。

概略的な図面に基づき、本発明を以下に複数の実施例につき詳しく説明する。

抽出容器の断面を示す斜視図である。 収縮形態で図１の抽出容器を示す斜視図である。 拡張形態で図２Ａの抽出容器を示す斜視図である。 図１の詳細図である。 製造中の図１の抽出容器の斜視図である。 図４の詳細図である。 製造中の図１の抽出容器の斜視図である。 さらなる製造ステップの詳細図である。 組み付けられた抽出容器の斜視図である。 保証封の詳細図である。 保証封の破断後の状態で示す図３と同様の図である。 カバー部分が持ち上げられた後の状態で示す図１０と同様の図である。

より見やすくするために、すべての図面において、場合によっては抽出容器２０内に存在する抽出乾燥物質の図示は省かれている。

図１は、抽出容器２０の断面を示す斜視図である。抽出容器２０は、流入弁１０と、放出開口を備えた流出弁３０とを有している。抽出容器自体は、底面部分２１と、カバー部分２２と、壁部分２３とを有している。壁部分２３は、拡張可能であり、ここではベローズの形態で形成されている。壁部分２３は一方では液密に底面部分２１に結合されており、他方では液密にカバー部分２２に結合されている。この壁部分２３は、底面部分２１とカバー部分２２とによって取り囲まれている。このために、底面部分２１には、その周囲に、カバー部分２２の方向で延在する中空円筒状の壁２１１が設けられている。図１からわかるように、流入弁１０は、カバー部分２２と一体の構成部分として形成されている。流出弁３０が、少なくとも部分的に底面部分２１と一体の構成部分として形成されていることもわかる。放出開口の、ひいては流出弁の上流側に配置されているフィルタスクリーン４０も図示されている。

図１の抽出容器２０は、実質的に回転対称に形成されていて、中心軸線Ｌを有している。この中心軸線は軸方向も規定している。抽出容器２０の構成が回転対称ではない場合も、中心軸線は存在する。この中心軸線は、実質的に、流入弁１０と流出弁３０との接続により規定される。流入弁１０と流出弁３０とによって、流入弁１０から流出弁３０へと流れる流れ方向も規定されている。

図２Ａは、図１の抽出容器２０の斜視図を収縮形態で示している。図２Ａおよび図１から明らかであるように、収縮形態では、底面部分２１は、その周囲に配置された壁２１１と、一体に配置された保証封２４とを介して、カバー部分２２に結合されている。

図２Ｂは、図２Ａの抽出容器２０の斜視図を拡張形態で示している。流入弁１０（図１参照）を介して過圧を加えることにより、底面部分２１の壁２２１の保証封２４が破断して、抽出容器２０に抽出液を充填することによって壁部分２３が拡張した。過圧をかける前に、流入弁１０が開放されたことがわかる。抽出容器２０は、以後、予め規定された時間にわたってこのような拡張形態で留まり、次いで、抽出飲料を放出するために圧縮される。流出弁３０（これについては図１参照）は特に圧縮前に開放され、抽出飲料はこの流出弁３０を通って放出されることがわかる。

図３は、図１の詳細図を示している。カバー部分２２と底面部分２１との間の接続の区分が示されている。カバー部分２２には、第１のウェブ２２１と第２のウェブ２２２とが形成されている。第１のウェブ２２１は、カバー部分２２の周囲に沿って延びている。第２のウェブ２２２は、第１のウェブ２２１に対して半径方向内側にずらされている。これらの両ウェブ２２１および２２２は一緒に、相応の対応部材を収容するための溝を形成している。対応部材は、底面部分２１の中空円筒状の壁２１１の構成部分として形成されている。中空円筒状の壁２１１は、ベースリング２１２と分離リング２１３とに分割される。分離リング２１３は、ウェブ２２１と２２２との間の溝内に保持されている。

分離リング２１３は、保証封２４を介してベースリング２１２に結合されている。保証封２４は、この場合、個々の裂断ウェブ（これについては図９も参照）から成っている。分離リング２１３には凹部２１４が設けられており、この凹部には、第２のウェブ２２２の突起２２３が係合する。第２のウェブ２２２には延長部２２４が設けられており、この延長部にも突起２２５が形成されている。突起２２５は、ベースリング２１２に設けられた凹部２１５に係合する。図３の図示から明らかであるように、延長部２２４は、ベースリング２１２の方向で保証封２４に被さっている。延長部２２４は、その周囲に沿って、詳しくは図示しない複数の破断部を有しており、これらの破断部により、抽出容器２０の開放プロセス中、ベースリング２１２の良好な持上げが可能となる。

分離リング２１３とウェブ２２１および２２２との間には、壁部分２３の第２の端部２３１が挟み込まれている。このような挟み込みにより、壁部分２３は、後続の図１０および図１１につき説明する分離リング２１３の分離後でも、カバー部分２２に液密に接続されている。

図４は、製造中の図１の抽出容器２０の斜視図を示している。第１のステップでは、ここで説明したような中空円筒状の壁２１１を有する底面部分２１が準備される。壁２１１は、底面部分２１の周囲に配置され、流れ方向の逆方向に延在している。この壁２１１の内側には、壁部分２３が配置されている。壁部分２３は、ここではベローズの形態で形成されている。壁部分２３は、柔軟なプラスチックから、特に生分解性のプラスチックから、好ましくはバイオマス起源のプラスチックから製造されている。壁部分２３は、第１の端部２３２と第２の端部２３１とを有している。第１の端部２３２は、底面部分２１に、ここでは接着によって接続されている。代替的に、溶接部が設けられていてもよい。

第２の端部２３１は、外側に向いた屈曲部を有しており（これについては図５参照）、この屈曲部は、中空円筒状の壁２１１の上端部に載置される。この屈曲部はここでは図示されていない。中空円筒状の壁２１１は、ベースリング２１２と分離リング２１３とに分割される（これについては図３参照）。

図５は、図４の詳細図を示している。壁部分２３の第２の端部２３１の構成が明瞭に示されている。第２の端部２３１は、ベースリング２１２から分離リングまで保証封２４を覆っており、半径方向では分離リング２１３を越えて延在している。

図６は、製造中の図１の抽出容器２０の斜視図を示しており、すなわち、カバー部分２２を底面部分２１に接合するステップを示している。このステップの前に、抽出乾燥物質が抽出容器２０内に、または図４に示された半製造品である抽出容器２０内に導入されたことを理解されたい。

図６によると、カバー部分２２が準備される。カバー部分２２は、第１のウェブ２２１と、第１のウェブに対して半径方向内側にずらされた第２のウェブ２２２とを有している。これら両ウェブ２２１および２２２は、分離リングを収容するために、分離リング２１３に対して実質的に相補的に形成されている。底面部分２１にはさらに載置部４１が形成されており、この載置部は、一体の構成部分としてフィルタスクリーン４０を有している。載置部４１は、流入弁１０の対応部材に対して実質的に相補的に形成されている。したがって、図６から明らかであるように、流入弁１０は載置部４１上に支持することができる。

図７は、さらなる製造ステップの詳細図を示している。カバー部分２２は、今や、壁部分２３の第２の端部２３１に当接している。ウェブ２２２の延長部２２４は、既に、中空円筒状の壁２１１の内部内に延在している。

次いで、カバー部分をさらに、中空円筒状の壁２１１の方向に移動させ、これによりウェブ２２１および２２２は分離リング２１３上に被せられる。これに対応して、図３に示したように、突起２２３および２２５が、対応する凹部２１４および２１５に係合する。

図８は、組み付けられた抽出容器２０の斜視図を示している。図８により、ベースリング２１２と分離リング２１３との間に配置されている保証封２４を示すことができる。保証封２４は、ここでは相応の開口によって互いに離隔されている複数の裂断ウェブを有している（これについては図９も参照）。しかしながら、保証封２４には、一方では第２のウェブ２２２と延長部２２４（図３参照）とが被さっていることにより、かつ壁部分２３の第２の端部２３１の対応する区分が被さっていることにより、これらの開口は閉じられている。さらに、第１のウェブ２２１も、保証封２４、または裂断ウェブ間の開口に被さるように形成されている。

図９は、保証封２４の詳細図を示している。保証封２４は、開口によって互いに離隔されている複数の裂断ウェブを有している。裂断ウェブは、ベースリング２１２を分離リング２１３に接続している。分離リング２１３には、相応の対応部材を受容するための凹部２１４が配置されている。ベースリング２１２にも、凹部２１５が、この凹部２１５に相応の対応部材を受容するために配置されている。

図１０は、図３と同様の図を、保証封２４の破断後の状態で示している。流入弁１０（これについては図１参照）からの抽出液の充填により、抽出容器２０の内部に過圧が生じる。分離リング２１３は、ウェブ２２１と２２２との間に堅固に保持されているので、保証封の裂断ウェブに、これらの裂断ウェブが裂断されるまで相応に力が負荷される。延長部２２４の突起２２５が、凹部２１５からはずれる。カバー部分の摺動または底面部分２１からのカバー部分２２の分離が可能となり、これにより折り畳まれていた壁部分２３を展開させることができる。

図１１は、図１０と同様の図を、底面部分２１からカバー部分２２が完全に持ち上げられた状態で示している。カバー部分２２は、なお壁部分２３でのみ底面部分２１に接続されている。抽出容器２０へのさらなる充填後に、次いで、抽出容器は、図２Ｂに示された形態となる。抽出飲料は、所定の抽出継続後に、図２Ｂにつき説明したように、放出することができる。

Claims (14)

1. 抽出飲料を調製するための抽出乾燥物質を収容するための拡張可能な抽出容器（２０）であって、底面部分（２１）、カバー部分（２２）、および前記底面部分（２１）と前記カバー部分（２２）とを接続する壁部分（２３）を有しており、前記壁部分（２３）は可変の長さを有しており、第１の端部（２３２）で前記底面部分（２１）に取り付けられていて、第２の端部（２３１）で前記カバー部分（２２）に接続されている、抽出容器（２０）において、
   前記カバー部分（２２）と前記底面部分（２１）とが、破断可能な保証封（２４）を介して互いに接続されていることを特徴とする、拡張可能な抽出容器（２０）。
2. 前記保証封（２４）は、裂断フィルムとして形成されている、請求項１記載の抽出容器（２０）。
3. 前記保証封（２４）は、複数の裂断ウェブとして形成されている、請求項１記載の抽出容器（２０）。
4. 前記保証封（２４）は、前記底面部分（２１）と一体の構成部分として形成されている、請求項１から３までのいずれか１項記載の抽出容器（２０）。
5. 前記底面部分（２１）は、前記底面部分（２１）から前記カバー部分（２２）の方向に延在する中空円筒状の壁（２１１）を有しており、前記壁（２１１）は前記保証封（２４）によってベースリング（２１２）と分離リング（２１３）とに分割されている、請求項１から４までのいずれか１項記載の抽出容器（２０）。
6. 前記壁部分（２３）の前記第２の端部（２３１）は、前記カバー部分（２２）と前記分離リング（２１３）との間に挟まれている、請求項５記載の抽出容器（２０）。
7. 前記壁部分（２３）を挟むために、前記カバー部分（２２）は、前記分離リング（２１３）と作用結合しているかまたは作用結合可能な同心的な２つのウェブ（２２１，２２２）を有している、請求項６記載の抽出容器（２０）。
8. 前記底面部分（２１）を前記カバー部分（２２）に接続するためにスナップ接続部が設けられている、請求項１から７までのいずれか１項記載の抽出容器（２０）。
9. 前記スナップ接続部を提供するために、前記同心的なウェブ（２２１，２２２）のうちの一方に、前記分離リング（２１３）に設けられた対応する凹部（２１４）に係合するための突起（２２３）が配置されている、請求項７を引用する請求項８記載の抽出容器。
10. 前記同心的なウェブ（２２１，２２２）のうちの少なくとも一方に、１つ以上の軸方向延長部（２２４）が設けられており、前記延長部は前記保証封（２４）に被せられている、請求項９記載の抽出容器。
11. 前記軸方向延長部（２２４）には、前記ベースリング（２１２）に設けられた対応する凹部（２１５）に係合するための突起（２２５）が配置されている、請求項１０記載の抽出容器。
12. 前記カバー部分（２２）には流入弁（１０）が配置されている、請求項１から１１までのいずれか１項記載の抽出容器（２０）。
13. 前記底面部分（２１）には流出弁（３０）が配置されている、請求項１から１２までのいずれか１項記載の抽出容器（２０）。
14. 前記抽出容器（２０）の内側にはフィルタスクリーン（４０）が配置されており、前記フィルタスクリーンは好ましくは前記底面部分（２１）に配置されている、請求項１から１３までのいずれか１項記載の抽出容器（２０）。

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