JP2023533291A - 横方向シールのためのインダクタ、横方向シールのためのインダクタを備える包装機、及びその方法 - Google Patents

Abstract

食品が充填された包装材料（１０８）のチューブ（１０４）を横方向にシールするためのインダクタ（２０６）である。インダクタ（２０６）は、シール状態（Ｓ）の間、包装材料（１０８）に面するように配置された第１及び第２のシール面（５０２ａ、５０２ｂ）を備える主本体（４０２）と、切断状態（Ｃ）の間、ナイフ（２０８）を受け入れるために主本体（４０２）に設けられた凹部（５０４）であって、第１及び第２のシール面（５０２ａ、５０２ｂ）が凹部（５０４）の両側に配置されている、凹部（５０４）と、シール状態（Ｓ）の間、包装材料（１０８）に渦電流を誘起するために、主本体（４０２）に設けられた導電体装置とを備え、第１及び第２のシール面（５０２ａ、５０２ｂ）のそれぞれが、上部セクション（５０６）、凹部（５０４）と上部セクション（５０６）との間に配置された内側シールセクション（５０８）、並びに、上部セクション（５０６）とインダクタ（２０６）の外縁（５１２）との間に配置された外側シールセクション（５１０）を備え、内側シールセクション（５０８）が、凹部（５０４）に向かって傾斜しており、外側シールセクション（５１０）が、外縁（５１２）に向かって傾斜しており、それによって、第１及び第２のシール面（５０２ａ、５０２ｂ）がシールバンドに向かって押されるにつれて、チューブ（１０４）内に保持された食品中の製品がチューブのシールバンドから押しのけられることを提供する。【選択図】 図５Ａ

Description

本発明は包装技術に関する。より具体的には、本発明は、食品が充填された包装材料のチューブの横方向シールのためのインダクタに関する。本発明はさらに、食品パッケージを製造するための包装機及びその方法に関する。

現在、液体食品が充填されたカートンパッケージ、例えば牛乳が充填されたテトラブリック（登録商標）パッケージを製造することはよく知られている。テトラブリック（登録商標）包装機は、ロール供給式包装機の一例であり、これはロール供給式充填機と呼ばれることもある。ロール供給式包装機では、リールで包装機に供給される包装材料のウェブがチューブに形成され、長手方向のシールが施される。チューブを形成し、長手方向のシールを施した後、チューブに製品を充填する。チューブの下端から、横方向のシールが連続的に形成される。横方向のシールの形成と同時に、チューブの下端が切断され、液体製品が充填されたパッケージが形成される。これらのパッケージはその後、包装材料に設けられているあらかじめ作られた折り曲げ線（弱化線とも呼ばれる）を利用してパッケージを最終形態に折り曲げる折り曲げデバイスに移される。

別のタイプの包装機は、いわゆるブランク供給式の包装機である。ロール供給式とは異なり、ブランク供給式包装機では、パッケージは１つ１つ作られる。両者のもう１つの違いは、長手方向のシールが包装機で作られるのではなく、あらかじめ作られていることである。したがって、ブランクとは、この文脈では、包装材料のスリーブ状の片と見なすことになる。ブランク供給式包装機では、ブランクは立てられる、すなわち内部空間が形成されるように展開される。立てられた後、スリーブの一端に横方向のシールが施されることによって、閉鎖端部が形成される。次のステップにおいて、製品がスリーブに充填され、その後、スリーブの別の端部が、閉鎖パッケージが形成されるように横方向のシールを提供することによって閉鎖される。

確実に製品をパッケージ内に安全に保持するために、横方向のシールを信頼できる方法で作ることが必要である。信頼できる横方向シールを提供するための技術は何年にもわたって使用されてきたが、速度、例えば１時間当たりのパッケージの生産数、パッケージに充填される製品の異なる種類、例えば高粘度製品、種子及び他の種類の粒子を含む製品、使用間隔等の点で要件が絶えず増加しているため、横方向シール技術の改良が求められている。

本発明の目的は、従来技術の上記で特定された制限の１つ又は複数を少なくとも部分的に克服することである。

第１の態様によれば、食品が充填された包装材料のチューブを横方向にシールするためのインダクタが提供される。インダクタは、
シール状態の間、包装材料に面するように配置された第１及び第２のシール面を備える主本体と、
切断状態の間、ナイフを受け入れるために主本体に設けられた凹部であって、第１及び第２のシール面が凹部の両側に配置されている、凹部と、
シール状態の間、包装材料に渦電流を誘起するために、主本体に設けられた導電体装置とを備え、
第１及び第２のシール面のそれぞれが、上部セクション、凹部と上部セクションとの間に配置された内側シールセクション、並びに、上部セクションとインダクタの外縁との間に配置された外側シールセクションを備え、
内側シールセクションが、凹部に向かって傾斜しており、外側シールセクションが、外縁に向かって傾斜しており、それによって、第１及び第２のシール面がシールバンドに向かって押されるにつれて、チューブ内に保持された食品中の製品がチューブのシールバンドから押しのけられることを提供する、
ことを特徴とする。

「横方向シール」という用語は、ここでは、包装材料のチューブの上部又は底部のシールを意味する。

「傾斜」という用語は、ここでは、角度の付いた傾きを意味する。したがって、長さに対する高さ、言い換えると、長さで割った高さと解釈すべきである。

「シールバンド」という用語は、ここでは、横方向シールに形成される可能性のあるチューブのセクションを意味する。

チューブの横方向シールのために開示されたインダクタを使用することによる利点は、所望の圧力プロファイルが達成されるということである。所望の圧力プロファイルを有することによって、製品がシールゾーンに全く封入されないか、又は少なくとも減少した量で封入されるように、シールゾーンから製品を締め出すことが可能である。したがって、開示されるインダクタは、製品がパッケージから出ることがなく、また空気がパッケージに入ることがない、より信頼性の高いシールゾーンを提供し得る。特に、種子などの粒子を含む食品は、封入される場合、横方向シールに著しく影響を与える可能性がある。

開示されたインダクタの設計によるさらなる利点は、外側シールセクションの外側に配置されたフェーズの効果として、インダクタに向かう圧力が低減される可能性があり、これは包装材料のより優しい処理を提供し、これが次に、より薄い包装材料を使用できること、又は包装材料のより少ない亀裂若しくは他の損傷を回避できることである。

さらに、第１のシール面及び第２のシール面を傾斜させることの利点は、チューブ内に圧力勾配を連続的に構築できることである。製品によって、例えば粘度及び粒子の有無が異なる可能性があり、粒子を含む場合、これらは異なる特性を有するため、シールバンドに製品が残留するのを避けるために製品によって異なる対策が必要となる場合がある。チューブ内に保持された製品に基づいて、シール面の傾斜の態様を表す傾斜プロファイルをカスタマイズすることで、圧力勾配の構築を製品に合わせて最適化し、横方向シールをさらに向上させることができる。

シール段階Ｓでシールバンドから製品残留物が適切に除去されることを改善することに加えて、シール面を傾斜させることはシール品質にも良い影響を与える。圧力勾配は、すなわち、シール段階Ｓの間に溶融されるポリマー層にも形成される。このことは、包装材料中の溶融ポリマーがどのように移動するかを、表面が平らなインダクタを使用する場合と比較してより正確に制御できることを意味する。その結果、包装材料中の溶融ポリマーが凝集する危険性を低減することができる。言い換えれば、溶融ポリマーをより効率的に分散させることができる。また、横方向シールを確実に行うために必要なポリマーが少なくて済むという別の良い効果もある。シール段階Ｓにおいて溶融ポリマーをどのように分配するかをより正確に制御することができるので、これは、必要なポリマーがより少なくて済むことを意味し、これはコストの観点だけでなく環境の観点からも有利である。

外側シールセクション長さ（ＯＳＳ－Ｌ）は、内側シールセクション長さ（ＩＳＳ－Ｌ）よりも大きくてもよい。

ここで、「外側シール面」という用語は、インダクタの上部セクションと外側セクションとの間に位置する外側シール面の長さを意味する。

ここで、「内側シール面」という用語は、凹部と上部セクションとの間に位置する内側シール面の長さを意味する。

インダクタは、外側シール面の外側サブセクションの外側サブセクション傾斜よりも大きい場合がある外側シール面の内側サブセクションの内側サブセクション傾斜を備えてもよく、内側サブセクションは上部セクションに当接してもよい。

内側シール面は、一定の傾斜を有してもよい。

シールバンドの長さは、１４ｍｍ未満であってもよい。シールバンドの長さが１４ｍｍ未満であることの利点は、横方向シールのために必要な包装材料がより少なくて済むことであり、これは次にコスト効率の向上をもたらす。したがって、シールゾーンに存在する食品を少なくするようにインダクタを設計することにより、総維持費の改善を達成することができる。

導電体装置は、二重閉回路を備えてもよい。

「二重閉回路」という用語によって、ここでは、電子導体が第１のコイル及び第２のコイルを備えること、すなわち、１つのコイルが、切断段階中にナイフを受け入れるように構成された凹部の両側に提供されることを意味する。二重閉回路は、第１及び第２のコイルを形成する１つの同じ回路を備えてもよい。

第２の態様によれば、食品パッケージを製造するための包装機が提供される。この包装機は、
包装材料のロールを受け取るように配置されたロール受け部と、
包装材料からチューブを形成するように配置されたチューブ形成器と、
チューブに食品を充填するように配置された製品充填デバイスと、
チューブの下部に横方向シールを提供するように配置された横方向シール装置であって、第１及び第２のシールジョー要素を備え、第１のシールジョー要素は第１のアームに取り付けられ、第２のシールジョー要素は第２のアームに取り付けられ、第１のアームは第１のモータ装置に取り付けられ、第２のアームは第２のモータ装置に取り付けられる、横方向シール装置とを備え、
第１のシールジョー要素が、先行請求項のいずれか一項に記載のインダクタを備え、
第２のシールジョー要素がアンビルを備え、
第１及び第２のモータ装置が、横方向シール装置を、
第１及び第２のアームが上部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素が分離されている上部開放状態、
第１及び第２のアームが上部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素が対向する側からチューブに押し付けられる上部シール状態、
第１及び第２のアームが下部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素が対向する側からチューブに押し付けられる下部シール状態、及び
第１及び第２のアームが下部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素が分離されている下部開放状態、
の間で移動するように構成され、
インダクタの上部及び下部傾斜面は、上部開放状態から上部シール状態への上部の状態移行中に、食品を包装材料のシールセクションから遠ざけることを提供する。

包装機は、それぞれ２００ｍｌ未満の食品を含み得る食品パッケージを製造するように構成されてもよい。

包装機は、１時間当たり２０，０００個未満の食品パッケージの速度で運転してもよい。

第３の態様によれば、食品が充填された食品パッケージを製造する方法が提供される。この方法は、
ロール受け部を使用して包装材料のロールを受け取ること、
チューブ形成器を用いて包装材料からチューブを形成すること、
製品充填デバイスを用いて食品をチューブに充填すること、
第１及び第２のシールジョー要素を備える横方向シール装置を使用してチューブをチューブの下部で横方向にシールすることであって、第１のシールジョー要素が第１のアームに取り付けられ、第２のシールジョー要素が第２のアームに取り付けられ、第１のアームが第１のモータ装置に取り付けられ、第２のアームが第２のモータ装置に取り付けられ、第１のシールジョー要素が、包装材料を加熱するためのインダクタを備える、シールすることを含み、
インダクタが、
シール状態の間、包装材料に面するように配置された第１及び第２のシール面を備える主本体、
切断状態の間、ナイフを受け入れるために主本体に設けられた凹部であって、第１及び第２のシール面が凹部の両側に配置されている凹部、及び
シール状態の間、包装材料に渦電流を誘起するための、主本体内に設けられた導電体装置を備え、
第１及び第２のシール面のそれぞれが、上部セクション、凹部と上部セクションとの間に配置された内側シールセクション、並びに上部セクションとインダクタの外縁との間に配置された外側シールセクションを備え、
内側シールセクションが凹部に向かって傾斜しており、外側シールセクションが外縁に向かって傾斜しており、
第２のシールジョー要素がアンビルを備え、
シールするステップが、以下のサブステップ、
第１及び第２のアームが上部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素が、第１及び第２のモータ装置を使用することによって分離される上部開放状態に横方向シール装置を置くこと、
第１及び第２のアームが上部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素が、第１及び第２モータ配置を使用することによって対向する側からチューブに押し付けられ、それによって、第１及び第２のシール面がシールバンドに向かって押されるにつれて、チューブ内に保持された食品中の粒子がチューブのシールバンドから押しのけられることを提供する上部シール状態に横方向シール装置を置くこと、
第１及び第２のアームが下部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素が、第１及び第２のモータ装置を使用することによって対向する側からチューブに押し付けられる下部シール状態に横方向シール装置を置くこと、及び
第１及び第２のアームが下部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素が、第１及び第２のモータ装置を使用することによって分離される下部開放状態に横方向シール装置を置くこと、
を含む。

第２の態様で開示されたインダクタは、内側シールセクション長さ（ＩＳＳ－Ｌ）よりも大きい場合がある外側シールセクション長さ（ＯＳＳ－Ｌ）を備えてもよい。

第２の態様で開示されたインダクタは、外側シール面の外側セクションの外側セクション傾斜よりも大きい場合がある外側シール面の内側セクションの内側セクション傾斜を備えてもよく、内側セクションは上部セクションに当接してもよい。

内側シール面は、一定の傾斜を有してもよい。

シールバンドの長さは、１４ｍｍ未満であってもよい。

第４の態様によれば、食品パッケージが提供される。食品パッケージは、以下のステップ：
ロール受け部を使用して包装材料のロールを受け取ること、
チューブ形成器を用いて包装材料からチューブを形成すること、
製品充填デバイス用いて食品をチューブに充填すること、
第１及び第２のシールジョー要素を備える横方向シール装置を使用してチューブをチューブの下部で横方向にシールすることであって、第１のシールジョー要素が第１のアームに取り付けられ、第２のシールジョー要素が第２のアームに取り付けられ、第１のアームが第１のモータ装置に取り付けられ、第２のアームが第２のモータ装置に取り付けられ、第１のシールジョー要素が、包装材料を加熱するためのインダクタを備える、シールすることによって得ることができ、
インダクタが、
シール状態の間、包装材料に面するように配置された第１及び第２のシール面を備える主本体、
切断状態の間、ナイフを受け入れるために主本体に設けられた凹部であって、第１及び第２のシール面が凹部の両側に配置されている凹部、及び
シール状態の間、包装材料に渦電流を誘起するための、主本体内に設けられた導電体装置を備え、
第１及び第２のシール面のそれぞれが、上部セクション、凹部と上部セクションとの間に配置された内側シールセクション、並びに上部セクションとインダクタの外縁との間に配置された外側シールセクションを備え、
内側シールセクションが凹部に向かって傾斜しており、外側シールセクションが外縁に向かって傾斜しており、
第２のシールジョー要素がアンビルを備え、
シールするステップが、以下のサブステップ、
第１及び第２のアームが上部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素が、第１及び第２のモータ装置を使用することによって分離される上部開放状態に横方向シール装置を置くこと、
第１及び第２のアームが上部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素が、第１及び第２モータ配置を使用することによって対向する側からチューブに押し付けられ、それによって、第１及び第２のシール面がシールバンドに向かって押されるにつれて、チューブ内に保持された食品中の粒子がチューブのシールバンドから押しのけられることを提供する上部シール状態に横方向シール装置を置くこと、
第１及び第２のアームが下部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素が、第１及び第２のモータ装置を使用することによって対向する側からチューブに押し付けられる下部シール状態に横方向シール装置を置くこと、及び
第１及び第２のアームが下部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素が、第１及び第２のモータ装置を使用することによって分離される下部開放状態に横方向シール装置を置くこと、
を含む。

食品パッケージは、７ｍｍ以下の横方向シールフィン高さを備えてもよい。１４ｍｍ未満のシールバンド長さを有することは、製造されるパッケージのシールフィン長さを７ｍｍ未満とすることができることを提供する。

本発明のさらに他の目的、特徴、態様及び利点は、以下の詳細な記載及び図面から明らかになるであろう。

第２、第３及び第４の態様の効果及び特徴は、第１の態様に関連して上述したものとほぼ同様である。第１の態様に関連して述べた実施形態は、第２の態様、第３の態様、及び第４の態様に概ね適合する。さらに、本発明的概念は、明示的に別段の記載がない限り、特徴のすべての可能な組み合わせに関連することに留意されたい。本発明のさらなる適用範囲は、以下に与えられる詳細な記載から明らかになるであろう。しかしながら、本発明の範囲内の様々な変更及び修正がこの詳細な記載から当業者に明らかになるので、詳細な記載及び具体例は、本発明の好ましい実施形態を示す一方で、例示のためにのみ与えられていることを理解されたい。

したがって、本発明は、記載されたデバイス及び方法が変化し得るので、記載されたデバイスの特定の構成部分又は記載された方法のステップに限定されないことが理解される。また、本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を記載するためだけのものであり、限定することを意図していないことを理解されたい。本明細書及び添付の請求項で使用される際、冠詞「ａ」、「ａｎ」、「前記（ｔｈｅ）」、及び「前記（ｓａｉｄ）」は、文脈が別段に明確に指示しない限り、当該要素の１つ又は複数が存在することを意味することを意図していることに留意されたい。したがって、例えば、「ユニット（ａ ｕｎｉｔ）」又は「前記ユニット（ｔｈｅ ｕｎｉｔ）」への言及は、いくつかのデバイスを含む場合があり、また同様のことが言える。さらに、「備える、含む、含有する（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ、ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ、ｃｏｎｔａｉｎｉｎｇ）」、及び同様の語句は、他の要素又はステップを除外しない。

次に本発明の実施形態を添付の概略図面を参照しながら例として記載する。

ロール供給式包装機の全体説明図である。 包装機内に配置され、横方向シールを提供するために使用されるシール装置のより詳細な図である。 横方向シール装置と、シール状態のサブ状態とを示す。 インダクタを異なる視点から示す。 インダクタをさらに詳しく示す。 複数の圧力プロファイルを含む線図を示す。 食品が充填された食品パッケージの製造方法を示すフローチャートである。

図１は、包装機１００を概略的に示している。示された例では、包装機１００は、ロール供給式カートン包装機である。このような機械の一般的な原理は、包装材料のロールからウェブ１０２が形成されることである。包装機１００は、包装材料のロールを受け取るためのロール受け部（図示せず）を備えてもよい。示されていないが、食品安全規制を満たすために必要であれば、過酸化水素バス、低電圧電子ビーム（ＬＶＥＢ）デバイス、又は不要な微生物の数を減らすことができる他の任意の装置を用いて、ウェブ１０２を滅菌してもよい。滅菌後、チューブ形成器を使用することによって、ウェブ１０２をチューブ１０４に形成することができる。非限定的な一例によれば、チューブ形成器は、長手方向シールデバイスであり得る。チューブを形成すると、製品、例えば牛乳を、チューブ１０４の内部に少なくとも部分的に配置された製品パイプ１０６を介して製品充填デバイスからチューブ１０４内に供給することができる。

製品が充填されたチューブ１０４からパッケージ１１２を形成するために、シール装置１１０を使用してチューブの下端に横方向シールを作ることができる。一般に、シール装置１１０は、以下の２つの主要機能を有している－横方向シールを提供すること、すなわち、シール装置１１０の下方に置かれたチューブ１０４の下部内の製品が、シール装置１１０の上方に置かれたチューブ１０４内の製品から分離されるようにチューブ１０４の２つの対向する側を一緒に溶接すること、及び、パッケージ１１２が形成されるようにチューブ１０４の下部を切り離すこと。或いは、示したように、横方向シールを提供し、下部を切り離すことを同一の装置で行う代わりに、下部を切り離すステップは、別の装置によって、又はパッケージがマルチパックでの販売を意図している場合には消費者によって、その後のステップで行うことができる。シール装置１１０は、図２及び３Ａ～Ｄに関連してさらに考察される。

図２を参照すると、シール装置１１０の一般的な原理がさらに詳細に示されている。これは、製品がチューブ１０４の内部に保持され得ることを提供するので、チューブ１０４は、上方から供給され得る。シール装置１１０は、第１段階であるシール段階Ｓにあるように構成されてもよい。シール状態Ｓにおいて、第１のシール要素２００及び第２のシール要素２０２は、チューブ１０４の２つの対向する側が互いに向かって押されるように互いに向かって移動される。シール状態Ｓは、図３Ａ～Ｄに関連してより詳細に考察される。

シール装置１１０は、ここでは切断段階Ｃと呼ばれる後続のステップにあるように構成されてもよく、切断段階Ｃでは、パッケージ１１２が形成されるようにチューブ１０４の下部を切り離すことができる。パッケージが形成される速度を高めるために、本明細書においてシールジョー要素とも呼ばれるシール要素２００、２０２は、シール段階Ｓ及び切断段階Ｃの間にチューブ１０４と共にチューブ送り方向Ａに移動させることができる。

パッケージ１１２のより制御された形成プロセスを提供するために、いわゆる体積形成フラップ２０４ａ、２０４ｂを使用することができる。より具体的には、これらを使用することによって、丸い断面を有するチューブ１０４は、制御された方法で矩形の断面を有するパッケージ１１２に誘導されてもよい。

第１のシール要素２００は、図４Ａ～Ｃ及び図５Ａ～Ｃに関連してさらに詳細に考察されるインダクタ２０６を備えることができる。横方向シールを提供した後、ナイフ２０８が、チューブ１０４の下部を切断するために使用され、したがってパッケージ１１２を形成することができる。この例では、ナイフ２０８及びインダクタ２０６は、第１のシール要素２００に設けられるが、他の配置も可能である。例えば、ナイフ２０８は、チューブ１０４の他方の側、第２のシール要素２０２に設けられてもよく、又は、切断ステップは、シールデバイスの下流の別のデバイスによって実行されてもよい。

図３Ａ～Ｄを参照すると、シール状態Ｓのサブ状態が例として示されている。さらに、シール装置１１０の一部であり得る横方向シール装置３００が例として示されている。より詳細には、横方向シール装置３００は、シール装置１１０として使用されてもよい。図３Ａ～Ｄには、１つの横方向シール装置３００のみが示されているが、包装機１００は、好ましくは、対で働く２つの横方向シール装置３００を備えてもよい。しかしながら、２つの横方向シール装置３００は同じように配置されてもよいので、図にはそのうちの１つだけが示されている。

２つの横方向シール装置３００を使用する場合、これらは、チューブ１０４の下部の横方向シールを交互に提供するように構成されてもよい。この原理は、例えば、テトラパック（登録商標）によって販売されている包装機テトラパックＡ３ Ｆｌｅｘから一般に知られている。

横方向シール装置３００は、第１のシールジョー要素３０２ａ及び第２のシールジョー要素３０２ｂを備えても良い。第１のシールジョー要素３０２ａは、第１のアーム３０４ａに取り付けられてもよい。第２のシールジョー要素３０２ｂは、第２のアーム３０４ｂに取り付けられてもよい。第１のアーム３０４ａは、第１のモータ装置３０３ａに取り付けられてもよい。第２のアーム３０４ｂは、第２のモータ装置３０３ｂに取り付けられてもよい。第１及び第２のモータ装置３０６ａ、３０６ｂは、横方向シール装置３００を移動させるように構成されてもよい。第１及び第２のモータ装置３０６ａ、３０６ｂは、第１及び第２のシールジョー要素３０２ａ、３０２ｂを互いに向かって移動させるように構成されてもよい。第１のシールジョー要素３０２ａは、包装材料１０８を加熱するためのインダクタ２０６を備えてもよい。第２のシールジョー要素３０２ｂは、横方向シールを形成する際にカウンター圧力を提供するためのアンビルを備えてもよい。チューブ１０４は、横方向シールが提供され得るシールバンドをさらに備えても良い。シールバンドは、シールバンド長さ３０８を備えても良い。好ましくは、シールバンド長さ３０８は１４ｍｍ未満であり得る。

図３Ａは、横方向シール装置２１０が上部開放状態３００Ａにあることを示す。示されるように、第１及び第２のアーム３０４ａ、３０４ｂは上部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素３０２ａ、３０２ｂは分離されていてもよい。

図３Ｂは、横方向シール装置２１０が上部シール状態３００Ｂにあることを示す。示されるように、第１及び第２のアーム３０４ａ、３０４ｂは上部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素３０２ａ、３０２ｂは、チューブ１０４の２つの対向する側が互いに向かって押されるように対向する側からチューブ１０４に押し付けられてもよい。横方向シールを提供するために、２つの対向する側を一緒に押している間、包装材料に渦電流を誘起することによって、熱を提供することができる。熱は、包装材料のポリマー層が溶融することを提供し、これは次に、ジョーが取り外された後に２つの対向する側が互いに付着して一緒に留まることができることを確実にするためにポリマー層が使用されることを提供する。第１及び第２のシールジョー要素３０２ａ、３０２ｂがチューブ１０４に押し付けられると、食品はシールバンドから遠ざけられ、またインダクタの内側及び外側シールセクション（図５Ｃ参照）からも遠ざけられる。別の言い方をすれば、上部開放状態３００Ａから上部シール状態３００Ｂへの上部状態移行の間、製品は横方向シールに全く封入されないか、又は少なくとも減少した量で封入されるようにシールバンドから遠ざけられ、封入されることは、上で説明したように、横方向シールの品質に悪影響を与える。

図３Ｃは、横方向シール装置２１０が、下部シール状態３００Ｃにあることを示している。示されるように、第１及び第２のアーム３０４ａ、３０４ｂは下部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素３０２ａ、３０２ｂは、図３Ｂに関連して考察したのと同様に、対向する側からチューブ１０４に押し付けられてもよい。

図３Ｄは、横方向シール装置が下部開放状態３００Ｄにあることを示している。示されているように、第１及び第２のアーム３０４ａ、３０４ｂは下部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素３０２ａ、３０２ｂは、分離されていてもよい。

図３Ａ、３Ｂ、３Ｃ、及び３Ｄに記載された状態になった後、横方向シール装置３００は、それらの状態を反復することによって継続してもよい。

図４Ａ～Ｃを参照すると、インダクタ２０６は、例として異なる視点から示されている。インダクタ２０６は、上述したように、チューブ１０４の横方向シールのために構成されている。インダクタ２０６は、横方向シール装置３００に取り付けられてもよい。好ましくは、インダクタ２０６は、図２及び図３Ａ～Ｄに関連して考察されたように、第１のシールジョー要素３０２ａに取り付けられてもよい。包装材料の横方向シールのためにインダクタを使用する技術は、よく知られた技術である。しかしながら、開示されたインダクタ２０６は、少なくとも、インダクタ２０６が平坦な表面の代わりに形状を付けられた表面を備える点で、従来のインダクタとは異なる。開示されたインダクタ２０６を横方向シール装置３００と組み合わせて使用する目的は、包装材料１０８のシールバンドから製品を絞り出すことであり得る。したがって、これは、製品がシールゾーン内に全く封入されないか、又は少なくとも低減された量で封入され得るので、より信頼性の高い横方向シールを提供してもよい。

図４Ａを参照すると、インダクタ２０６が例として下方から示されている。インダクタ２０６は、主本体４０２を備えても良い。主本体４０２は、突出部４０４を備えてもよい。突出部４０４は、インダクタ２０６が包装機１００に正しく取り付けられ得ることを保証するために構成されてもよい。インダクタ２０６は、インダクタ２０６を正しく取り付けることができることを提供する１つ又は複数の穴４０６をさらに備えても良い。インダクタ２０６は、ボルト又はネジを使用して取り付けられてもよく、穴４０６は、ボルト又はネジを受け入れるように構成されてもよい。このように、突出部４０４と穴４０６は、インダクタ２０６が正しい方法で取り付けられ得ることを保証するために、協力するように構成されてもよい。さらに、穴３０６は、図４Ｂに関連してさらに考察される第１及び第２の導体３１２ａ、３１２ｂを固定するように構成されてもよい。インダクタ２０６は、冷却媒体がインダクタ２０６に供給されることを可能にするための１つ又は複数の入口４０８をさらに備えても良い。

図４Ｂを参照すると、インダクタ２０６が例として側面からの視点で示されている。図４Ａに示されているものに加えて、インダクタ２０６は、図５Ａ～Ｃに関連してより詳細に考察される、形状を付けられた表面４１０をさらに備えても良い。インダクタ２０６は、導電体装置（図に示されていない）をさらに備えても良い。導電体装置は、主本体４０２に設けられてもよい。導電体装置は、図２及び３Ａ～Ｄに関連して考察されるように、シール状態Ｓ中に包装材料に渦電流を誘起するように構成されてもよい。インダクタ２０６は、第１の導体４１２ａ及び第２の導体４１２ｂを備えても良い。したがって、導電体装置は、二重閉回路、すなわち、包装材料に渦電流を誘起するための２つの電気回路を備えても良い。導電体装置は、シール状態Ｓ中に、第１及び第２の導体４１２ａ、４１２ｂを介して包装材料に渦電流を誘起するように構成されてもよい。

図４Ｃを参照すると、インダクタ２０６が例として上方から示されている。図４Ｃは、主本体４０２、インダクタ２０６を正しい方法で取り付けるための穴４０６、及び形状を付けられた表面４１０の上面図を示している。

図５Ａ～Ｃを参照すると、図４Ｂに示されたようなインダクタ２０６の断面５００が例として示されている。図４Ａ～Ｃに関連して考察したように、インダクタ２０６は、主本体４０２と、突出部４０４と、形状を付けられた表面４１０と、第１及び第２の導体４１２ａ、４１２ｂとを備えても良い。

図５Ａを参照すると、主本体４０２は、第１のシール面５０２ａ及び第２のシール面５０２ｂをさらに備えても良い。第１及び第２のシール面５０２ａ、５０２ｂは、シール状態Ｓ中に包装材料に面するように配置されてもよい。インダクタは、凹部５０４をさらに備えても良い。凹部５０４は、主本体４０２に設けられてもよい。凹部５０４は、図２に関連して考察されるように、切断状態Ｃの間にナイフ２０８を受け入れるように構成されてもよい。第１及び第２のシール面５０２ａ、５０２ｂは、凹部５０４の両側に配置されてもよい。したがって、第１及び第２のシール面５０２ａ、５０２ｂは、凹部５０４に関して対称であり得る。第１及び第２のシール面５０２ａ、５０２ｂと凹部５０４は、図４Ｃに示されるように、形状を付けられた表面４１０を形成してもよい。

図５Ｂを参照すると、凹部５０４が例としてさらに詳細に示される。さらに、図５Ｂは、第１及び第２のシール面５０２ａ、５０２ｂの一部５００をさらに示す。第１及び第２のシール面５０２ａ、５０２ｂは、それぞれ第１及び第２の上部セクション５０６ａ、５０６ｂを備えてもよい。第１及び第２の上部セクション５０６ａ、５０６ｂは本明細書中さらに上部セクション５０６と称される。第１及び第２のシール面５０２ａ、５０２ｂは、それぞれ第１及び第２の内側シールセクション５０８ａ、５０８ｂを備えても良い。第１及び第２の内側シールセクション５０８ａ、５０８ｂは本明細書中さらに内側シールセクション５０８と称される。内側シールセクション５０８は、図５Ｃにさらに示されるように、凹部５０４と上部セクション５０６との間に配置されてもよい。内側シールセクション５０８は、凹部５０４に向かって傾斜していてもよい。非限定的な一例によれば、内側シールセクション５０８は一定の傾斜を有していてもよいが、他の配置も可能である。

図５Ｃを参照すると、第１のシール面５０２ａが例としてさらに詳細に示される。しかしながら、図５Ｃを参照して考察された特徴は、第２のシール面５０２ｂにも関連することを理解されたい。したがって、第２のシール面５０２ｂは、第１のシール面５０２ａと同じ特徴を備えても良い。

図５Ｂに関連して考察したことに加えて、第１のシール面５０２ａは、外側シールセクション５１０を備えてもよい。外側シールセクション５１０は、上部セクション５０６とインダクタ２０６の外縁部５１２との間に配置されてもよい。外側シールセクション５１０は、外縁部５１２に向かって傾斜していてもよい。

さらに、内側シールセクション５０８は、内側シールセクション長さＩＳＳ－Ｌを有してもよい。外側シールセクション５１０は、外側シールセクション長さＯＳＳ－Ｌを有し得る。ＯＳＳ－Ｌは、ＩＳＳ－Ｌよりも大きくてもよい。好ましくは、内側シールセクション長さＩＳＳ－Ｌは、外側シールセクション長さＯＳＳ－Ｌの２５％であってもよい。

外側シールセクション５１０の内側サブセクション５１４は、内側サブセクションの傾斜を備えても良い。外側シールセクション５１０の外側サブセクション５１６は、外側サブセクションの傾斜を備えても良い。内側サブセクションの傾斜は、外側サブセクションの傾斜よりも大きくてもよい。内側サブセクション５１４は、上部セクション５０６に当接し得る。非限定的な一例によれば、外側サブ傾斜は、平面と平行であり、したがって、傾斜は０度であってもよい。その際、外側サブセクション５１６は、平面と平行であり、したがって、外側サブセクション５１６は、傾斜を備えなくてもよい。外側サブセクションが平面と平行であることによる利点は、外側サブセクション５１６が製造しやすいだけでなく、インダクタからの距離を容易に測定できることである。

開示された設計は、第１及び第２のシール面５０２ａ、５０２ｂがシールバンド（図示せず）に向かって押されるにつれて、チューブ１０４の内部に保持された食品中の粒子がチューブ１０４のシールバンドから押しのけられることを提供してもよい。シールバンドは、平坦な表面のインダクタを有するときと比較してより制御された方法で、横方向シールに形成され得るチューブ１０４のセクションであってもよい。

図６を参照すると、第１及び第２の圧力プロファイルを含む線図が例として示されている。線図は、圧力対インダクタ中心からの距離を示し、距離はミリメートル（ｍｍ）でプロットされる。

第１の線６０２は、第１の圧力プロファイルを示し、第１の圧力プロファイルは、本明細書において基準インダクタと称される平坦な表面及び***部を含む従来のインダクタのものであってもよい。示されるように、第１の線６０２は、インダクタ中心から約２．６～３．６ｍｍに位置する局所的最小値を含んでもよい。この局所的最小値は、製品が包装材料１０８のチューブ１０４のシールゾーンに封入されることをもたらす可能性がある。

第２の線６０４は、第２の圧力プロファイルを示し得、第２の圧力プロファイルは、開示されたインダクタ２０６、すなわち傾斜インダクタに関連付けられてもよい。示されるように、第２の線６０４は、第１の線６０２が含み得るような局所的最小値を含まない。

したがって、図６に示されるように、従来のインダクタが備えても良いような平坦な表面と比較して、上述したような形状を付けられた表面４１０を有する本明細書に開示されるインダクタ２０６を使用する場合、局所的最小値を回避することができる。局所的最小値は、食品がシールゾーン内に封入されることをもたらす可能性があるので、このリスクは、本明細書に開示されたインダクタ２０６を使用することによって回避することができる。

図７を参照すると、フローチャートは食品が充填された食品パッケージ１０８を製造するための方法７００を示している。

第１のステップＳ７０２において、ロール受け部を使用して包装材料１０８のロールを受け取ることができる。第２のステップＳ７０４において、チューブ形成器を用いて、包装材料１０８からチューブ１０４を形成することができる。第３のステップＳ７０６において、製品充填デバイスを用いて、食品をチューブ１０４に充填することができる。第４のステップＳ７０８において、チューブ１０４の下部でチューブ１０４を横方向にシールすることができる。図６Ａ～Ｄに関連して考察した横方向シール装置３００による横方向シール装置を用いることによって、チューブ１０４をシールすることができる。

第４のステップＳ７０８は、第１のサブステップＳ７１０を含んでもよく、第１のサブステップＳ７１０は、横方向シール装置３００を上部開放状態３００Ａに置くことを含んでもよく、ここでは第１及び第２のアーム３０４ａ、３０４ｂは上部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素３０２ａ、３０２ｂは第１及び第２のモータ装置３０６ａ、３０６ｂを使用することによって分離される。

第４のステップＳ７０８は、第２のサブステップＳ７１２を含んでもよく、第２のサブステップＳ７１２は、横方向シール装置３００を上部シール状態３００Ｂに置くことを含んでもよく、ここでは第１及び第２のアーム３０４ａ、３０４ｂは上部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素３０２ａ、３０２ｂは、第１及び第２のモータ装置３０６ａ、３０６ｂを使用して対向する側からチューブ１０４に押し付けられ、それによって、第１及び第２のシール面５０２ａ、５０２ｂがシールバンドに向かって押されるにつれて、チューブ１０４の内部に保持された食品中の粒子がチューブ１０４のシールバンドから押しのけられることを提供する。

第４のステップＳ７０８は、第３のサブステップＳ７１４を含んでもよく、第３のサブステップＳ７１４は、横方向シール装置３００を下部シール状態３００Ｃに置くことを含んでもよく、ここでは第１及び第２のアーム３０４ａ、３０４ｂは下部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素３０２ａ、３０２ｂは第１及び第２のモータ装置３０６ａ、３０６ｂを使用して対向する側からチューブ１０４に押し付けられる。

第４のステップＳ７０８は、第４のサブステップＳ７１６を含んでもよく、第４のサブステップＳ７１６は、横方向シール装置３００を下部開放状態３００Ｄに置くことを含んでもよく、ここでは第１及び第２のアーム３０４ａ、３０４ｂは下部位置にあり、第１及び第２のシールジョー要素３０２ａ、３０２ｂは第１及び第２のモータ装置３０６ａ、３０６ｂを使用することによって分離される。

以上の記載から、本発明の様々な実施形態が記載され、示されたが、本発明はこれに限定されず、以下の請求項で定義された主題の範囲内で他の方法で具体化することも可能である。

Claims (16)

1. 食品が充填された包装材料（１０８）のチューブ（１０４）を横方向にシールするためのインダクタ（２０６）であって、
   シール状態（Ｓ）の間、前記包装材料（１０８）に面するように配置された第１及び第２のシール面（５０２ａ、５０２ｂ）を備える主本体（４０２）と、
   切断状態（Ｃ）の間、ナイフ（２０８）を受け入れるために前記主本体（４０２）に設けられた凹部（５０４）であって、前記第１及び第２のシール面（５０２ａ、５０２ｂ）が前記凹部（５０４）の両側に配置されている、凹部（５０４）と、
   前記シール状態（Ｓ）の間、前記包装材料（１０８）に渦電流を誘起するために、前記主本体（４０２）に設けられた導電体装置と
   を備えるインダクタ（２０６）において、
   前記第１及び第２のシール面（５０２ａ、５０２ｂ）のそれぞれが、上部セクション（５０６）、前記凹部（５０４）と前記上部セクション（５０６）との間に配置された内側シールセクション（５０８）、並びに、前記上部セクション（５０６）と前記インダクタ（２０６）の外縁（５１２）との間に配置された外側シールセクション（５１０）を備え、
   前記内側シールセクション（５０８）が、前記凹部（５０４）に向かって傾斜しており、前記外側シールセクション（５１０）が、前記外縁（５１２）に向かって傾斜しており、それによって、前記第１及び第２のシール面（５０２ａ、５０２ｂ）がシールバンドに向かって押されるにつれて、前記チューブ（１０４）内に保持された前記食品中の製品が前記チューブの前記シールバンドから押しのけられることを提供する、
   ことを特徴とするインダクタ（２０６）。
2. 外側シールセクション長さ（ＯＳＳ－Ｌ）が、内側シールセクション長さ（ＩＳＳ－Ｌ）よりも大きい、請求項１に記載のインダクタ（２０６）。
3. 前記外側シール面（５１０）の内側サブセクション（５１４）の内側サブセクション傾斜が、前記外側シール面（５１０）の外側サブセクション（５１６）の外側サブセクション傾斜よりも大きく、前記内側サブセクション（５１４）は前記上部セクション（５０６）に当接する、請求項１又は２に記載のインダクタ（２０６）。
4. 前記内側シール面（５０８）が一定の傾斜を有する、請求項１～３のいずれか一項に記載のインダクタ（２０６）。
5. シールバンド長さ（３０８）が１４ｍｍ未満である、請求項１～４のいずれか一項に記載のインダクタ（２０６）。
6. 前記導電体装置が二重閉回路を備える、請求項１～５のいずれか一項に記載のインダクタ（２０６）。
7. 食品パッケージ（１１２）を製造するための包装機（１００）であって、
   包装材料（１０８）のロールを受け取るように配置されたロール受け部と、
   前記包装材料（１０８）からチューブ（１０４）を形成するように配置されたチューブ形成器と、
   前記チューブ（１０４）に食品を充填するように配置された製品充填デバイスと、
   前記チューブ（１０４）の下部に横方向シールを提供するように配置された横方向シール装置（３００）であって、第１及び第２のシールジョー要素（３０２ａ、３０２ｂ）を備え、前記第１のシールジョー要素（３０２ａ）は第１のアーム（３０４ａ）に取り付けられ、前記第２のシールジョー要素（３０２ｂ）は第２のアーム（３０４ｂ）に取り付けられ、前記第１のアーム（３０４ａ）は第１のモータ装置（３０６ａ）に取り付けられ、前記第２のアーム（３０４ｂ）は第２のモータ装置（３０６ｂ）に取り付けられる、横方向シール装置（３００）とを備え、
   前記第１のシールジョー要素（３０２ａ）が、請求項１～６のいずれか一項に記載のインダクタ（２０６）を備え、
   前記第２のシールジョー要素（３０２ｂ）がアンビルを備え、
   前記第１及び第２のモータ装置（３０６ａ、３０６ｂ）が、前記横方向シール装置（３００）を、
   前記第１及び第２のアーム（３０４ａ、３０４ｂ）が上部位置にあり、前記第１及び第２のシールジョー要素（３０２ａ、３０２ｂ）が分離されている上部開放状態（３００Ａ）、
   前記第１及び第２のアーム（３０４ａ、３０４ｂ）が前記上部位置にあり、前記第１及び第２のシールジョー要素（３０２ａ、３０２ｂ）が対向する側から前記チューブ（１０４）に押し付けられる上部シール状態（３００Ｂ）、
   前記第１及び第２のアーム（３０４ａ、３０４ｂ）が下部位置にあり、前記第１及び第２のシールジョー要素（３０２ａ、３０２ｂ）が対向する側から前記チューブ（１０４）に押し付けられる下部シール状態（３００Ｃ）、及び
   前記第１及び第２のアーム（３０４ａ、３０４ｂ）が前記下部位置にあり、前記第１及び第２のシールジョー要素（３０２ａ、３０２ｂ）が分離されている下部開放状態（３００Ｄ）、
   の間で移動するように構成され、
   前記インダクタ（２０６）の上部及び下部傾斜面は、前記上部開放状態（３００Ａ）から前記上部シール状態（３００Ｂ）への上部の状態移行中に、前記食品を前記包装材料（１０８）の内側及び外側シールセクション（５０８、５１０）から遠ざけることを提供する、
   包装機（１００）。
8. 製造される前記食品パッケージ（１１２）がそれぞれ２００ｍｌ未満の食品を含む、請求項７に記載の包装機（１００）。
9. 前記包装機（１００）が１時間当たり２０，０００個未満の食品パッケージ（１１２）の速度で運転する、請求項７又は８に記載の包装機（１００）。
10. 食品が充填された食品パッケージ（１１２）を製造する方法（７００）であって、
    ロール受け部を使用して包装材料（１０８）のロールを受け取ること（Ｓ７０２）、
    チューブ形成器を用いて前記包装材料（１０８）からチューブ（１０４）を形成すること（Ｓ７０４）、
    製品充填デバイスを用いて前記食品を前記チューブ（１０４）に充填すること（Ｓ７０６）、
    第１及び第２のシールジョー要素（３０２ａ、３０２ｂ）を備える横方向シール装置（３００）を使用して前記チューブ（１０４）を前記チューブ（１０４）の下部で横方向にシールすること（Ｓ７０８）であって、前記第１のシールジョー要素（３０２ａ）が第１のアーム（３０４ａ）に取り付けられ、前記第２のシールジョー要素（３０２ｂ）が第２のアーム（３０４ｂ）に取り付けられ、前記第１のアーム（３０２ａ）が第１のモータ装置（３０６ａ）に取り付けられ、前記第２のアーム（３０４ｂ）が第２のモータ装置（３０６ｂ）に取り付けられ、前記第１のシールジョー要素（３０２ａ）が、前記包装材料（１０８）を加熱するためのインダクタ（２０６）を備える、シールすること（Ｓ７０８）
    を含み、
    前記インダクタ（２０６）が、
    シール状態（Ｓ）の間、前記包装材料（１０８）に面するように配置された第１及び第２のシール面（５０２ａ、５０２ｂ）を備える主本体（４０２）、
    切断状態（Ｃ）の間、ナイフ（２０８）を受け入れるために前記主本体（４０２）に設けられた凹部（５０４）であって、前記第１及び第２のシール面（５０２ａ、５０２ｂ）が前記凹部（５０４）の両側に配置されている凹部（５０４）、及び
    前記シール状態（Ｓ）の間、前記包装材料（１０８）に渦電流を誘起するための、前記主本体（４０２）内に設けられた導電体装置を備え、
    前記第１及び第２のシール面（５０２ａ、５０２ｂ）のそれぞれが、上部セクション（５０６）、前記凹部（５０４）と前記上部セクション（５０６）との間に配置された内側シールセクション（５０８）、並びに前記上部セクション（５０６）と前記インダクタ（２０６）の外縁（５１２）との間に配置された外側シールセクション（５１０）を備え、
    前記内側シールセクション（５０８）が前記凹部（５０４）に向かって傾斜しており、前記外側シールセクション（５１０）が前記外縁（５１２）に向かって傾斜しており、
    前記第２のシールジョー要素（３０２ｂ）がアンビルを備え、
    前記シールするステップ（Ｓ７０８）が、以下のサブステップ、
    前記第１及び第２のアーム（３０４ａ、３０４ｂ）が上部位置にあり、前記第１及び第２のシールジョー要素（３０２ａ、３０２ｂ）が、前記第１及び第２のモータ装置（３０６ａ、３０６ｂ）を使用することによって分離される上部開放状態（３００Ａ）に前記横方向シール装置（３００）を置くこと（Ｓ７１０）、
    前記第１及び第２のアーム（３０４ａ、３０４ｂ）が前記上部位置にあり、前記第１及び第２のシールジョー要素（３０２ａ、３０２ｂ）が、前記第１及び第２のモータ装置（３０６ａ、３０６ｂ）を使用することによって対向する側から前記チューブ（１０４）に押し付けられ、それによって、前記第１及び第２のシール面（５０２ａ、５０２ｂ）がシールバンドに向かって押されるにつれて、前記チューブ（１０４）内に保持された前記食品中の粒子が前記チューブ（１０４）の前記シールバンドから押しのけられることを提供する上部シール状態（３００Ｂ）に前記横方向シール装置（３００）を置くこと（Ｓ７１２）、
    前記第１及び第２のアーム（３０４ａ、３０４ｂ）が下部位置にあり、前記第１及び第２のシールジョー要素（３０２ａ、３０２ｂ）が、前記第１及び第２のモータ装置（３０６ａ、３０６ｂ）を使用することによって対向する側から前記チューブ（１０４）に押し付けられる下部シール状態（３００Ｃ）に前記横方向シール装置（３００）を置くこと（Ｓ７１４）、及び
    前記第１及び第２のアーム（３０４ａ、３０４ｂ）が前記下部位置にあり、前記第１及び第２のシールジョー要素（３０２ａ、３０２ｂ）が、前記第１及び第２のモータ装置（３０６ａ、３０６ｂ）を使用することによって分離される下部開放状態（３００Ｄ）に前記横方向シール装置（３００）を置くこと（Ｓ７１６）、
    を含む方法（７００）。
11. 外側シールセクション長さ（ＯＳＳ－Ｌ）が内側シールセクション長さ（ＩＳＳ－Ｌ）よりも大きい、請求項１０に記載の方法（７００）。
12. 前記外側シール面（５１０）の内側セクション（５１４）の内側セクション傾斜が、前記外側シール面（５１０）の外側セクション（５１６）の外側セクション傾斜よりも大きく、前記内側セクション（５１４）は前記上部セクション（５０６）に当接する、請求項１０又は１１に記載の方法（７００）。
13. 前記内側シール面（５０８）が一定の傾斜を有する、請求項１０～１２のいずれか一項に記載の方法（７００）。
14. シールバンド長さ（３０８）が１４ｍｍ未満である、請求項１０～１３のいずれか一項に記載の方法（７００）。
15. 食品パッケージ（１１２）であって、以下のステップ：
    ロール受け部を使用して包装材料（１０８）のロールを受け取ること（Ｓ７０２）、
    チューブ形成器を用いて前記包装材料（１０８）からチューブ（１０４）を形成すること（Ｓ７０４）、
    製品充填デバイスを用いて食品を前記チューブ（１０４）に充填すること（Ｓ７０６）、
    第１及び第２のシールジョー要素（３０２ａ、３０２ｂ）を備える横方向シール装置（３００）を使用して前記チューブ（１０４）を前記チューブ（１０４）の下部で横方向にシールすること（Ｓ７０８）であって、前記第１のシールジョー要素（３０２ａ）が第１のアーム（３０４ａ）に取り付けられ、前記第２のシールジョー要素（３０２ｂ）が第２のアーム（３０４ｂ）に取り付けられ、前記第１のアーム（３０２ａ）が第１のモータ装置（３０６ａ）に取り付けられ、前記第２のアーム（３０４ｂ）が第２のモータ装置（３０６ｂ）に取り付けられ、前記第１のシールジョー要素（３０２ａ）が、前記包装材料（１０８）を加熱するためのインダクタ（２０６）を備える、シールすること（Ｓ７０８）によって得ることができ、
    前記インダクタ（２０６）が、
    シール状態（Ｓ）の間、前記包装材料（１０８）に面するように配置された第１及び第２のシール面（５０２ａ、５０２ｂ）を備える主本体（３０２）、
    切断状態（Ｃ）の間、ナイフ（２０８）を受け入れるために前記主本体（４０２）に設けられた凹部（５０４）であって、前記第１及び第２のシール面（５０２ａ、５０２ｂ）が前記凹部（５０４）の両側に配置されている凹部（５０４）、及び
    前記シール状態（Ｓ）の間、前記包装材料（１０８）に渦電流を誘起するための、前記主本体（４０２）内に設けられた導電体装置を備え、
    前記第１及び第２のシール面（５０２ａ、５０２ｂ）のそれぞれが、上部セクション（５０６）、前記凹部（５０４）と前記上部セクション（５０６）との間に配置された内側シールセクション（５０８）、並びに前記上部セクション（５０６）と前記インダクタ（２０６）の外縁（５１２）との間に配置された外側シールセクション（５１０）を備え、
    前記内側シールセクション（５０８）が前記凹部（５０４）に向かって傾斜しており、前記外側シールセクション（５１０）が前記外縁（５１２）に向かって傾斜しており、
    前記第２のシールジョー要素（３０２ｂ）がアンビルを備え、
    前記シールするステップ（Ｓ７０８）が、以下のサブステップ、
    前記第１及び第２のアーム（３０４ａ、３０４ｂ）が上部位置にあり、前記第１及び第２のシールジョー要素（３０２ａ、３０２ｂ）が、前記第１及び第２のモータ装置（３０６ａ、３０６ｂ）を使用することによって分離される上部開放状態（３００Ａ）に前記横方向シール装置（３００）を置くこと（Ｓ７１０）、
    前記第１及び第２のアーム（３０４ａ、３０４ｂ）が前記上部位置にあり、前記第１及び第２のシールジョー要素（３０２ａ、３０２ｂ）が、前記第１及び第２のモータ配置（３０６ａ、３０６ｂ）を使用することによって対向する側から前記チューブ（１０４）に押し付けられ、それによって、前記第１及び第２のシール面（５０２ａ、５０２ｂ）がシールバンドに向かって押されるにつれて、前記チューブ（１０４）内に保持された前記食品中の粒子が前記チューブ（１０４）の前記シールバンドから押しのけられることを提供する上部シール状態（３００Ｂ）に前記横方向シール装置（３００）を置くこと（Ｓ７１２）、
    前記第１及び第２のアーム（３０４ａ、３０４ｂ）が下部位置にあり、前記第１及び第２のシールジョー要素（３０２ａ、３０２ｂ）が、前記第１及び第２のモータ装置（３０６ａ、３０６ｂ）を使用することによって対向する側から前記チューブ（１０４）に押し付けられる下部シール状態（３００Ｃ）に前記横方向シール装置（３００）を置くこと（Ｓ７１４）、及び
    前記第１及び第２のアーム（３０４ａ、３０４ｂ）が前記下部位置にあり、前記第１及び第２のシールジョー要素（３０２ａ、３０２ｂ）が、前記第１及び第２のモータ装置（３０６ａ、３０６ｂ）を使用することによって分離される下部開放状態（３００Ｄ）に前記横方向シール装置（３００）を置くこと（Ｓ７１６）、
    を含む、食品パッケージ（１１２）。
16. 横方向シールフィン高さが７ｍｍ以下である、請求項１５に記載の食品パッケージ。

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