JP2023529623A - 無線送受信 - Google Patents

Abstract

本方法は、少なくとも１つの家具要素（２）、好適には、家具（６）の少なくとも１つの部品（５）が駆動可能または起動可能である家具駆動部（３）または家具ロック（４）と、操作命令による制御命令を用いて少なくとも１つの家具要素（２）を駆動制御するための少なくとも１つの制御装置（７）とからなるシステム（１）を動作させるための方法であり、ここでは、少なくとも１つの制御装置（７）が、第１の受信方法ステップ（ｃ）では、少なくとも１つの受信装置（９）を用いて少なくとも１つのデジタル操作命令を無線で受信し、送信方法ステップ（ｆ）では、少なくとも１つの送信装置（８）を用いて少なくとも１つのデジタル制御命令を少なくとも１つの家具要素（２）の受信装置（１１）に無線で送信する。

Description

本発明は、請求項１の上位概念による、少なくとも１つの家具要素と少なくとも１つの制御装置とからなるシステムを動作させるための方法に関する。さらに、本発明は、そのようなシステムに関するものである。さらに、本発明は、そのような方法を実行するためのコンピュータプログラム製品に関するものである。また、本発明は、そのようなシステムのための制御装置に関するものである。

従来技術では、少なくとも１つの家具要素と家具の部品を駆動または起動させるための少なくとも１つの制御装置とからなるシステムを動作させるための方法、および対応するシステムが公知である。例えば、引き出しまたは家具戸の駆動支援された開放に用いることができる対応するシステムを動作させるためのこれらの方法は、通常、固定的に予め設定されたシステムアーキテクチャにおいて厳格に予め設定された手順に追従する。構成および動作が既知でかつ多くの場合高度に統合された所有権主張の可能なシステムの構築は、多大な労力のもとでしか行うことができない。そのようなシステムの動作や機能規模の拡張もしくは変更は、多くの場合、メーカーによって予め設定された開発環境やシステム工学の使用によってでしかできないものである。これにより、様々な操作要素とシステムの部品との相互作用に対する厳格な条件が設けられている。

本発明の課題は、上述の欠点を有さずかつ特に簡素化された構造、簡素化された構成、および簡素化された動作を可能にする方法、システム、コンピュータプログラム製品、および制御装置を提供することである。

この課題は、請求項１の上位概念による、少なくとも１つの家具要素と少なくとも１つの制御装置とからなるシステムを動作させるための方法、そのような方法を実行するためのコンピュータプログラム製品、そのようなシステム、およびそのようなシステムのための制御装置によって解決される。

本発明の好適な実施形態は、従属請求項に定められている。

本方法は、基本的に、少なくとも１つの家具要素、好適には、家具の少なくとも１つの部品が駆動可能または起動可能である家具駆動部または家具ロックと、操作命令による制御命令を用いて少なくとも１つの家具要素を駆動制御するための少なくとも１つの制御装置とからなるシステムを動作させることに関している。

本方法に従って動作されるシステムは、好適には家具駆動部または家具ロックの形態で構成された少なくとも１つの家具要素を含むことができる。本方法によれば、家具要素を用いて家具の少なくとも１つの部品が駆動可能または起動可能であってよい。

家具駆動部または家具ロックは、特にステップモーターまたはサーボモーターで構成されてよい。

特に、引き出し、家具フラップ、または家具戸は、家具の部品として理解することができる。一般に、家具キャビネットに対して相対的に移動可能な部品、または起動可能な、例えばロック可能またはロック解除可能な部品は、家具の部品として理解することができる。

家具駆動部として構成された家具要素を用いることにより、一方法ステップでは、家具の少なくとも１部、つまり、例えば出し入れ可能な引き出し、旋回可能な家具フラップ、または旋回可能な家具戸などが駆動可能であってよい。

家具ロックとして構成された家具要素を用いることにより、一方法ステップでは、家具の少なくとも１つの部品、つまり、例えばロック可能な引き出し、ロック可能な家具フラップ、またはロック可能な家具戸などが起動可能であってよい。つまり、例えばユーザーによるアクセスに対して解放することまたはロックすることができる。

家具ロックとして構成された家具要素の場合、一方法ステップでは、例えば家具ロックの１つの部品が、例えば回転ロッドまたはロックボルトのように起動可能であってよく、場合によっては駆動可能であってもよい。

家具駆動部の起動可能性を解放可能またはロック可能にすることにより、家具ロックが、家具駆動部として構成された家具要素によって提供されることは除外されるべきではない。

本方法は、少なくとも１つの制御装置が、第１の受信方法ステップにおいて、少なくとも１つの受信装置を用いて少なくとも１つのデジタル操作命令を無線で受信し、送信方法ステップにおいて、少なくとも１つの送信装置を用いて少なくとも１つのデジタル制御命令を少なくとも１つの家具要素の受信装置に無線で送信することによって特徴付けられる。

少なくとも１つの制御装置によれば、少なくとも１つの家具要素の無線駆動制御を行うことができる。その際、少なくとも１つの家具要素は、少なくとも１つの制御装置から無線で受信された操作命令により無線で制御命令を用いて駆動制御可能である。

例えば、第１の受信方法ステップにおいて、システムの制御装置から到来する少なくとも１つの操作命令を無線で受信することができ、少なくとも送信方法ステップにおいて、少なくとも１つの受信された操作命令に依存して、少なくとも１つの家具要素を駆動制御するために送出される制御命令を無線で少なくとも１つの制御装置から出力することができる。

送信方法ステップを実施するために、少なくとも１つの制御装置が、少なくとも１つのデジタル制御命令を少なくとも１つの家具要素に無線で送信可能である少なくとも１つの送信装置を有することが想定されてよい。この送信装置によれば、デジタル信号が無線伝送区間を介して少なくとも１つの家具要素に送信可能であってよく、この場合、デジタル信号は、デジタル方式で符号化された制御命令であってよい。

ここで、好適には、少なくとも１つの家具要素は、適切な受信装置を有している。

送信方法ステップで送信される制御命令は、一般に、家具要素の駆動制御に適しているデジタル方式で符号化されたデータパケットであってよい。

受信方法ステップを実施するために、少なくとも１つの制御装置は、伝送プロトコルに従って送信された少なくとも１つのデジタル操作命令が受信可能である少なくとも１つの受信装置を有することが想定されてよい。この受信装置により、デジタル信号が無線伝送区間を介して制御装置から受信可能であってよく、この場合、デジタル信号は、伝送プロトコルに従ってデジタル方式で符号化された操作命令であってよい。

操作命令は、一般に、受信方法ステップにおいて制御装置の受信装置によって受信可能であるデジタル方式で符号化されたデータパケットであってよい。

操作命令は、一般に、操作に用いることができ、あるいはシステムもしくはシステムの１つの部品の構成に用いることも可能である。

操作命令のデジタル符号化と無線伝送とは、１つまたは複数の伝送プロトコルに従って行うことができ、この場合、伝送プロトコルが既知の規格に対応可能であることは除外されない。

受信方法ステップにおいてデジタル操作命令が無線受信され、送信方法ステップにおいてデジタル制御命令が無線送信されることにより、本方法によれば、システムの動作を制御装置および／または家具要素の数の変化に容易に適合化させることができる。また、無線送受信は、有線方式の制御線路の配線、割り当て、および保守を省くことができるため、システムの設置、構成、およびメンテナンスが簡素化される。

少なくとも１つの制御装置が、操作命令の無線送信のために構成された少なくとも１つの送信装置を含み、この場合、これにより第１の転送方法ステップにおいて、例えば、受信方法ステップにおいてシステムの制御装置によって受信された操作命令が、少なくとも１つのさらなる制御装置に無線で転送され得ることは除外されるべきではない。

本方法の好適な実施形態では、受信方法ステップにおいて受信されたデジタル操作命令と、送信方法ステップにおいて送信されたデジタル制御命令とは、異なる伝送プロトコルに従って受信および送信される。これにより、それぞれの方法ステップにおける受信および送信の要求に応じて、異なる伝送プロトコルを使用することができる。例えば、以下のような要求は、伝送プロトコルの使用または選択のために関連する可能性がある：すなわち、到達範囲、データレート、セキュリティ、所要エネルギー、インフラストラクチャ、冗長性、待ち時間、および／または可用性など。

本方法の好適な実施形態では、送信方法ステップにおいて、少なくとも１つの家具要素の受信装置への少なくとも１つのデジタル制御命令の送信は、以下の手段のうちの少なくとも１つを用いて行うことができる：
－送信は、制御装置と少なくとも１つの家具要素の受信装置との間で単方向に行うことができる。双方向通信は、除外されるべきではないが、双方向に行われる通信は、待ち時間の短縮や所要電力の低減に寄与する可能性がある。
－送信は、少なくとも１つの家具要素の受信装置に直接アドレス指定して行うことができる。これにより、各送信前に行われるペアリング（“pairing”）を省くことができ、このことは、待ち時間にプラスに作用し得る。家具要素の受信装置のアドレスは、例えば、構成動作モードにおいて制御装置のメモリに格納されていてよい。
－送信は、家具要素の送信装置による受信確認なしで行うことができる。これにより、例えば、家具要素が受信準備状態にある動作モードから、家具要素が送信準備状態にある動作モードへ頻繁に切り替わる必要性を回避することができる。好適には、送信は、要求されていない受信確認なしで行うことができる。その際、送信は、基本的に受信確認なしで行うことができるが、この場合は、（例えば制御命令の編成に依存して）受信確認を要求する任意選択的な手段もある。
－送信は、少なくとも１つの家具要素の受信装置の受信準備の検査なしで行うことができる。この場合、好適には、少なくとも１つの家具要素の受信装置は、基本的に受信準備状態にあり、動作中、最初に受信準備状態に移行させる必要がなくてよい。この場合、家具要素は、対応する制御命令によって送信準備状態に移行可能であることが除外されるべきではない。
－少なくとも１つのデジタル制御命令の固定的に予め設定されるかまたは予め設定可能なルーティングを用いて行うことができる。それにより、例えば、さらなる送信方法ステップにおいて転送される制御命令は、システムの家具要素間の固定的に予め設定されるまたは固定的に予め設定可能な区間案内に追従することができる。

本方法の好適な実施形態では、受信方法ステップにおいて、少なくとも１つのデジタル制御命令の受信は、ＩＥＥＥ ８０２．１１規格および／またはＢｌｕｅｔｏｏｔｈ規格による伝送プロトコルに従って行われる。

ＩＥＥＥ ８０２．１１によって示される規格は、無線ローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）のための公知の規格群である。そのように選択された伝送プロトコルは、制御装置の第１の受信装置を用いて操作命令を受信することができる機器に対する高いデータレートと、制御装置の幅広い互換性とを可能にすることができる。

Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈによって示される規格は、無線技術ごとの短い距離を介した機器間のデータ伝送のための業界規格である。そのように選択された伝送プロトコルは、制御装置の受信装置を用いて操作命令を受信することができる機器に対するエネルギー消費の低減と、制御装置の幅広い互換性とを可能にすることができる。

本方法の好適な実施形態では、送信方法ステップにおいて、ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）またはＥｎｈａｎｃｅｄ ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）伝送プロトコルに従った少なくとも１つのデジタル制御命令の送信が行われる。

ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）またはＥｎｈａｎｃｅｄ ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）は、公知の無線伝送プロトコルであり、２．４ＧＨｚのグローバルＩＳＭ周波数帯での動作用に設計されている。そのように選択された伝送プロトコルは、少なくとも１つの家具要素の駆動制御のための最小限のエネルギー消費と最小限の待ち時間とを可能にすることができる。

本方法の好適な実施形態では、制御装置は、少なくとも１つのユーザー動作モードと構成動作モードとを有し、ここで
－ユーザー動作モードにおいて、デジタル操作命令の受信は、少なくとも１つの家具要素を駆動制御するために少なくとも１つの制御装置の受信装置によって行われ、かつ／または
－構成動作モードにおいて、デジタル操作命令の受信は、制御装置を構成するために少なくとも１つの制御装置の受信装置によって行われる。

ユーザー動作モードでは、少なくとも１つの制御装置の受信装置により、少なくとも１つの家具要素を駆動制御するためのデジタル操作命令が受信可能であってよい。ユーザー動作モードは、システムの日常的な使用、例えば、システムの構成が行われた後のシステムの家具の日々の使用に対応し得る。

構成動作モードでは、少なくとも１つの制御装置の受信装置により、制御装置および／またはシステムの１つの部品を構成するためのデジタル操作命令が受信可能であってよい。

前述したように、操作命令は、システムまたはシステムの１つの部品の構成に用いることができる。そのような操作命令により、構成方法ステップでは、例えば、制御装置のメモリに、どの家具要素をシステムが含み、これらを制御命令によってどのように駆動制御できるかを格納することができる。そのような構成動作モードを設けることにより、簡単な手法で初期構成や後の時点で実施されるシステムのさらなる適合化も行うことができる。

構成動作モードでは、制御装置における構成方法ステップにおいて、デジタル操作命令によりメモリ内に、例えば、家具要素の受信装置のアドレス、家具駆動部または家具ロックとしてのそれらの構成に関する家具要素の機能割り当て、システムの少なくとも１つの家具の駆動可能または起動可能な部品への家具要素の割り当て、伝送プロトコルまたはシステムの一般的なネットワークアーキテクチャの構成のための情報などを格納することができる。

本方法の好適な実施形態では、少なくとも１つの家具要素は、少なくとも１つのユーザー動作モードと構成動作モードとを有し、ここでは、以下の手段のうちの少なくとも１つが該当し得る：
－ユーザー動作モードにおける少なくとも１つの家具要素の受信装置は、受信準備状態であるかまたはそれに移行可能であってよい。
－少なくとも１つの家具要素の受信装置によるデジタル制御命令の受信は、少なくとも１つの家具要素を起動させるためのユーザー動作モードにおいて行われる。このことは、例えば起動方法ステップにおいて行うことが可能である。
－少なくとも１つの家具要素の受信装置によるデジタル制御命令の受信は、ユーザー動作モードにおいてＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）またはＥｎｈａｎｃｅｄ ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）伝送プロトコルに従って行われる。
－デジタル制御命令の受信は、少なくとも１つの家具要素の受信装置により家具要素を構成するための構成動作モードにおいて行われる。制御命令は、ここでは、ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）またはＥｎｈａｎｃｅｄ ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）伝送プロトコルに従って受信することができる。このことは、例えば、家具要素を構成するためのさらなる構成方法ステップにおいて行うことができる。
－デジタル制御命令の受信は、少なくとも１つの家具要素の受信装置により構成動作モードにおいてＢｌｕｅｔｏｏｔｈ伝送プロトコルに従って行われる。このことは、例えば、家具要素を構成するためのさらなる構成方法ステップにおいて行うことができる。

本方法の好適な実施形態では、第１の生成方法ステップにおいて、少なくとも１つのデジタル操作命令の生成は、ユーザーによりユーザーインターフェースを介して行うことができる。

ユーザーは、場合によってはメニューガイド式のユーザーインターフェースを介して、例えば、メニュー項目の選択や入力装置との対話による確認などによって少なくとも１つの操作命令を生成することができる。

この場合、本方法の好適な実施形態では、生成は、ユーザーによるユーザーインターフェースとの対話により、
－入力装置のタッチセンシティブスクリーン（Touchscreen）を介して、かつ／または
－音声認識装置への音声入力を介して、かつ／または
－ユーザーによって手動操作可能またはペダル操作可能な入力装置の操作要素（ボタン、フットスイッチ）を介して、かつ／または
－ユーザーによって実行可能な入力装置の（例えば赤外線センサもしくは超音波センサなどのセンサかまたはカメラを用いて実現される）ジェスチャー制御を介して行うことができる。

基本的に、本方法は、１つまたは複数の入力装置を備えたシステムの動作に適していてよい。

入力装置は、基本的に、ユーザーによって操作可能な機器、例えばコンピュータ、タブレット、またはスマートフォンなどであってよい。（例えば無線ボタンの形態の）遠隔操作部と同様の入力装置や操作パネルの構成も除外されるべきではない。

入力装置は、送信方法ステップにおいて少なくとも１つの操作命令を無線送信可能である送信装置を有することができる。

本方法の好適な実施形態では、第２の生成方法ステップにおいて、受信方法ステップで無線で受信された少なくとも１つの操作命令を用いて、少なくとも１つの制御命令を生成することができる。

この場合、受信方法ステップで受信された操作命令に依存して、
－生成方法ステップにおいて、異なるデジタル制御命令を生成することができ、かつ／または
－送信方法ステップにおいて、異なるデジタル制御命令を送信することができる。

例えばユーザーによって生成され受信された操作命令に依存して、異なるデジタル制御命令により、異なる家具要素を駆動制御すること、かつ／または家具要素を異ならせて駆動制御することを可能にすることができる。駆動制御は、速度、経路区間、許容可能性、または実施に関して異ならせることができる。

本方法の好適な実施形態では、さらなる受信方法ステップにおいて、無線送信された少なくとも１つのデジタル制御命令の受信は、少なくとも１つの家具要素の受信装置によって行われ得る。

その後、起動方法ステップにおいて、家具要素の起動、特に家具要素による家具の少なくとも１つの部品の駆動または起動が、受信された少なくとも１つのデジタル制御命令によって行われ得る。

家具要素の受信装置によって無線で受信された少なくとも１つの制御命令を用いた少なくとも１つの家具要素の起動は、本方法の特に好適な実施形態では、制御装置によるデジタル制御命令の送信から１００ｍｓ未満、好適には５０ｍｓ未満の期間内で行われ得る。

少なくとも１つの家具要素が、家具要素に割り当てられた少なくとも１つの送信装置を用いて、第２の転送方法ステップにおいて、先に無線で受信された少なくとも１つのデジタル制御命令をさらなる家具要素の受信装置に無線で送信することは除外されるべきではない。

また、コンピュータプログラム製品についても保護が求められ、このコンピュータプログラム製品は、計算ユニットによって実行されるときに、当該計算ユニットに、計算ユニットとのデータ接続を形成するかまたはそのようなデータ接続をもたらすことができるメモリユニットから上述したような方法を実行させる命令を含む。

コンピュータプログラム製品は、例えば、制御装置の少なくとも１つのメモリユニットに格納されてよく、制御装置の少なくとも１つの計算ユニットによって実行することができる。

さらに、少なくとも１つの家具要素、好適には、家具の少なくとも１つの部品が駆動可能または起動可能である家具駆動部または家具ロックと、少なくとも１つの家具要素を駆動制御するための少なくとも１つの制御装置とからなるシステムについて保護が求められる。そのようなシステムでは、少なくとも１つの制御装置が、少なくとも１つのデジタル制御命令を少なくとも１つの家具要素に無線で送信可能である少なくとも１つの送信装置と、少なくとも１つのデジタル操作命令を無線で受信可能である少なくとも１つの受信装置とを含むことができる。

少なくとも１つの制御装置は、基本的に、異なる入力機器と異なる家具要素とをネットワーク化するためのインターフェースとして用いることができる。

本システムの好適な実施形態では、
－少なくとも１つのデジタル操作命令は、受信装置により、ＩＥＥＥ ８０２．１１規格および／またはＢｌｕｅｔｏｏｔｈ規格によって受信可能であり、かつ／または
－少なくとも１つのデジタル制御命令は、ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）またはＥｎｈａｎｃｅｄ ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）規格によって送信可能であってよい。

本システムの好適な実施形態では、デジタル操作命令は、ユーザーによりユーザーインターフェースを介して生成可能であってよく、ここで、該ユーザーインターフェースは、
－入力装置のタッチセンシティブスクリーン（Touchscreen）により、かつ／または
－音声認識装置への音声入力により、かつ／または
－ユーザーによって手動操作可能またはペダル操作可能な入力装置の操作要素（ボタン、フットスイッチ）により、かつ／または
－ユーザーによって実行可能な入力装置の（例えば赤外線センサもしくは超音波センサなどのセンサかまたはカメラを用いて実現される）ジェスチャー制御により構成されてよい。

好適な実施形態では、本システムは、デジタル操作命令を生成するための少なくとも１つの音声認識装置を含むことができ、ここで、該音声認識装置は、
－ユーザーの音声命令を検出するための少なくとも１つのマイクロフォンと、
－音声命令からデジタル操作命令を生成するための少なくとも１つの変換装置と、
－デジタル操作命令を制御装置に送信するための少なくとも１つの送信装置とを含むことができる。

音声認識装置の個々の構成部品は、異なる機器やサービスにわたって分散されてよい。それにより、一実施形態では、マイクロフォンは、入力装置内に、例えばスマートフォン内に存在してよく、音声命令からデジタル操作命令を生成するための変換装置は、コンピュータ支援のサービスによって（場合によってはクラウドサービスに分散されて）存在してよい。またデジタル操作命令を制御装置に送信するための送信装置も入力装置内に、例えば再びスマートフォン内に存在してもよい。

本システムの好適な実施形態では、制御装置および家具要素は、構造的に相互に分離されて構成されてよく、空間的に相互に分離されて配置可能であるかまたは配置されてもよい。そのような実施形態では、制御装置および家具要素は、相互に依存することなく設置されてよい。

また、上述したようなシステムのための制御装置についても保護が求められる。

好適には、そのような制御装置は、少なくとも１つの計算ユニットと、該計算ユニットとのデータ接続を形成するかまたはもたらすことができる少なくとも１つのメモリユニットとを含むことができる。

以下では本発明の実施例を図面に基づき説明する。

システムの一実施形態の概略図である。 入力装置の一実施形態の概略図である。 システムのさらなる実施形態の概略図である。 家具の実施形態の斜視図である。 家具の実施形態の斜視図である。 家具のさらなる実施形態の斜視図である。 家具のさらなる実施形態の斜視図である。 方法の実施形態の概略的な手順である。 方法のさらなる実施形態の概略的な手順である。

図１には、家具要素２、例えば、家具６の少なくとも１つの部品５を駆動可能または起動可能である家具駆動部３または家具ロック４と、操作命令による制御命令を用いて少なくとも１つの家具要素２を駆動制御するための制御装置７とからなるシステム１の一実施形態が示されている。制御装置７は、少なくとも１つのデジタル制御命令を家具要素２に割り当てられた受信装置１１に無線で送信可能である少なくとも１つの送信装置８を有している。図示の実施形態では、受信装置９を用いることにより、伝送プロトコル２１に従って送信されたデジタル操作命令が受信可能である。図示の実施形態では、制御装置７は、第１の伝送プロトコル２１とは異なる第２の伝送プロトコル２２に従って送信されるデジタル操作命令が受信可能であるさらなる受信装置１０も有するが、このさらなる受信装置１０の設置は必ずしも必要なものではない。

少なくとも１つのデジタル制御命令を少なくとも１つの家具要素２に無線で送信可能である送信装置８を用いることにより、少なくとも１つのデジタル操作命令を、この実施形態では第１の伝送プロトコル２１および第２の伝送プロトコル２２とは異なる第３の伝送プロトコル２３に従って送信することができる。

第１の伝送プロトコル２１は、好適には、ＩＥＥＥ ８０２．１１規格による無線伝送プロトコルであってよい。

第２の伝送プロトコル２２は、好適には、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ規格による無線伝送プロトコルであってよい。

好適には、デジタル制御命令は、この実施形態で示されるように、第１および第２の伝送プロトコル２１，２２とは異なる第３の伝送プロトコル２３に従って送信可能であってよく、ここで、この第３の伝送プロトコル２３は、ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）またはＥｎｈａｎｃｅｄ ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）規格による無線伝送プロトコルであってよい。

任意選択的に、家具要素２は、送信装置３４を有することができる。この任意選択的な送信装置３４を用いることにより、デジタル制御命令を第３の伝送プロトコル２３に従って送信可能にすることが考えられる。

図示の実施形態では、制御装置７は、計算ユニット２５と、該計算ユニット２５とのデータ接続２７を形成するかまたはもたらすことができるメモリユニット２６とを有する。そのような実施形態では、制御装置７は、計算ユニット２５によって実行されるときに、当該計算ユニット２５に、メモリユニット２６から以下でさらに説明するような方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム製品に適するものであってよい。

制御装置７は、少なくとも１つのユーザー動作モードと構成動作モードとを有することができ、ここでは
－ユーザー動作モードにおいて、少なくとも１つの制御装置７の第１の受信装置９および／または第２の受信装置１０により少なくとも１つの家具要素２を駆動制御するためのデジタル操作命令が受信可能であり、かつ／または
－構成動作モードにおいて、少なくとも１つの制御装置７の第１の受信装置９および／または第２の受信装置１０により制御装置７を構成するためのデジタル操作命令が受信可能である。

構成動作モードでは、制御装置７において、デジタル操作命令によりメモリユニット内に、例えば、家具要素２の受信装置１１のアドレス、家具駆動部３または家具ロック４としてのそれらの構成に関する家具要素２の機能割り当て、システム１の少なくとも１つの家具６の駆動可能または起動可能な部品５への家具要素２の割り当て、伝送プロトコル２１，２２，２３またはシステム１の一般的なネットワークアーキテクチャの構成のための情報などを格納することができる。

図示の実施形態では、システム１の制御装置７および家具要素２は、構造的に相互に分離されて構成され、空間的に相互に分離されて配置可能であるかまたは配置されている。

図２は、入力装置１４の特に好適な実施形態を示し、この場合、この入力装置は、ユーザーインターフェース１２の異なる実施形態を有する。

図示のように、ユーザーインターフェース１２は、
－入力装置１４のタッチセンシティブスクリーン１３によって、かつ／または
－音声認識装置１５への音声入力によって、かつ／または
－ユーザーによって手動操作可能またはペダル操作可能な入力装置１４の操作要素１６によって、かつ／または
－ユーザーによって実行可能な入力装置１４の（ここでは例えばカメラ３０を用いた）ジェスチャー制御によって構成することができる。

入力装置１４により、例えば操作命令を生成して送信することができる。操作命令により、家具要素２の駆動制御、システム１、特に制御装置７の構成、ならびに制御装置７および家具要素２の異なる動作モードへの切り替えを行うことができる。

図示のものとは異なって、個々のユーザーインターフェース１２は、相互に別個に構成された異なる入力装置１４に分割されてもよい。

図示の実施形態では、入力装置１４は、送信プロトコル２１，２２に従ったデータ伝送が可能である組み合わされた送受信装置１９を有する。この入力装置１４も、多かれ少なかれデータ伝送のための別個の装置を有することができる。

デジタル操作命令を生成するための音声認識装置１５は、図示の実施形態では、
－ユーザーの音声命令を検出するための少なくとも１つのマイクロフォン１７と、
－音声命令からデジタル操作命令を生成するための少なくとも１つの変換装置１８であって、この場合、この変換装置１８は、ここでは計算ユニット２８によって実行可能なメモリユニット２９からの命令を伴って構成されている変換装置１８と、
－デジタル操作命令を制御装置７に送信するための本実施形態では例示的に入力装置１４の送受信装置１９として構成されている少なくとも１つの送信装置とを含む。

図２の実施形態に示されているものとは異なって、音声認識装置１５のためにマイクロフォン１７は、入力装置１４内に、例えばスマートフォン内に存在してよく、音声命令からデジタル操作命令を生成するための変換装置１５は、コンピュータ支援サービスによって（場合によってはクラウドサービス（図３を参照）に分散されて）存在してよい。またデジタル操作命令を制御装置７に送信するための送信装置も入力装置１４内に、例えば再びスマートフォン内に存在してもよい。

ユーザーによって実行可能な入力装置１４のジェスチャー制御も同様にセンサを用いることにより、図示の実施形態では例えばカメラ３０を用いることにより、計算ユニット２８によって実行可能な命令をメモリユニット２９から提供することができる。

図３には、システム１の特に好適な実施形態が示されている。

このシステムは、最初に、異なる家具フラップおよび家具戸のための家具駆動部３として、ならびに家具ロック４として構成された異なる家具要素２を有する。システム１は、さらに家具要素２を駆動制御するための制御装置７を有し、この場合、制御装置７は、基本的に、図１に示されている実施形態に従って構成されてよい。

図示の実施形態では、システム１は、それぞれ第１の伝送プロトコル２１に従って、かつ／または第１の伝送プロトコル２１とは異なる第２の伝送プロトコル２２に従って符号化された少なくとも１つのデジタル操作命令が制御装置に送信可能である、異なる入力装置１４を有している。相応に、少なくとも１つの制御装置７は、第１の伝送プロトコル２１に従って送信された少なくとも１つのデジタル操作命令が受信可能である少なくとも１つの第１の受信装置９と、第１の送信プロトコル２１とは異なる第２の送信プロトコル２２に従って送信された少なくとも１つのデジタル操作命令が受信可能である少なくとも１つの第２の受信装置１０とを含むことを想定してよい。

異なる入力装置１４は、例えば、図２に示されている入力装置１４の実施形態の形態、電子レンジまたはコーヒーマシンなどのキッチン機器の操作要素の形態、またはコンピュータ３３、無線ボタン３１の形態、あるいは例えばいわゆるインテリジェントパーソナルアシスタントなどのスマートデバイスの形態で構成されてよい。そのような入力装置１４は、基本的に、図２に示されている実施形態のような機能性を有することができる。

図示の実施形態では、システム１は、当該システム１、特に制御装置７をインターネット２４に接続するための少なくとも１つのインターネット対応通信装置２０を有する。データ伝送は、第１の伝送プロトコル２１に従って、かつ／または第１の伝送プロトコル２１とは異なる第２の伝送プロトコル２２に従って行うことができる。

上述したような音声認識装置１５の実施形態の他に、システム１は、代替的または補足的に、デジタル操作命令を生成するための音声認識装置１５のさらなる実施形態を有することができ、このさらなる実施形態は、図３に示されている実施形態において少なくとも以下の構成部品または構成アセンブリ：
－ユーザーの音声命令を検出するための少なくとも１つのマイクロフォン１７と、
－音声命令からデジタル操作命令を生成するための少なくとも１つの変換装置１８であって、この場合、この変換装置１８は、コンピュータ支援サービスによって、例えば、ここで示されているようにインターネット２４でのクラウドサービス３２に分散されて実装されてよい変換装置１８と、
－デジタル操作命令を制御装置７に送信するための少なくとも１つの送信装置とを含む。

第３の伝送プロトコル２３に従って送信され、家具要素２の受信装置１１によって受信されたデジタル制御命令は、家具要素２の送信装置３４を用いて少なくとも１つのさらなる家具要素２に転送可能であることが考えられる。同様に、このことは、少なくとも２つの制御装置７の間のデジタル制御命令のさらなる送信についても考えられる。

図４ａは、家具駆動部３として構成された家具要素２によって駆動可能な跳ね上げ旋回フラップの形態の部品５を有するトップキャビネットとしての家具６の一実施形態を示す。

図４ｂは、家具ロック４として構成された家具要素２によってロック可能な個々の引き出しの形態の部品５を有する引き出しボックスとしての家具６の一実施形態を示す。

図５は、家具駆動部３として構成された家具要素２によって駆動可能な個々の引き出しの形態の部品５を有する引き出しボックスとしての家具６の一実施形態を示す。

図６は、家具駆動部３として構成された家具要素２によって駆動可能な家具戸の形態の部品５を有する冷蔵庫としての家具６の一実施形態を示す。

図７には、ブロック図で、上述したようなシステム１の実施形態を動作させるための方法の一実施形態の手順が示されており、この場合、システム１の実施形態の前述した部品に関連して参照符号が付される。

本方法は、図示の実施形態では、以下の方法ステップ：
－少なくとも１つの制御装置７が、受信方法ステップｃにおいて、少なくとも１つの第１の受信装置９を用いて無線で少なくとも１つのデジタル操作命令を受信するステップと、
－少なくとも１つの制御装置７が、送信方法ステップｆにおいて、少なくとも１つの送信装置を用いて少なくとも１つのデジタル制御命令を無線で少なくとも１つの家具要素２の受信装置１１に送信するステップとを含む。

受信方法ステップｃで受信されたデジタル操作命令および送信方法ステップｆで送信されたデジタル制御命令は、異なる無線伝送プロトコル２１，２２，２３に従って受信および送信することができる。

ここでは、
－受信方法ステップｃにおいて、受信が、ＩＥＥＥ ８０２．１１規格による第１の伝送プロトコル２１に従って行われ、かつ／または
－受信方法ステップｃにおいて、受信が、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ規格による第２の伝送プロトコル２２に従って行われ、かつ／または
－送信方法ステップｆにおいて、送信が、第１の伝送プロトコル２１および第２の伝送プロトコル２２とは異なる、ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）またはＥｎｈａｎｃｅｄ ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）規格による第３の伝送プロトコル２３に従って行われることが可能である。

図８には、ブロック図で、上述したようなシステム１の実施形態を動作させるための方法の特に好適な実施形態の手順が示されており、ここでも、システム１の実施形態の前述した部品に関連して参照符号が付される。システム１の動作のために、言及したすべての方法ステップを常に実行する必要はない。

図示の実施形態では、本方法は、少なくとも以下の方法ステップを含む：
－第１の生成方法ステップａ
－操作命令送信方法ステップｂ
－受信方法ステップｃ
－任意選択的な第１の転送方法ステップｄ
－第２の生成方法ステップｅ
－送信方法ステップｆ
－さらなる受信方法ステップｇ
－任意選択的な第２の転送方法ステップｈ
－起動方法ステップｉ
－構成方法ステップｊ

第１の生成方法ステップａでは、少なくとも１つのデジタル操作命令の生成は、ユーザーによりユーザーインターフェース１２を介して行うことができ、ここで、生成は、ユーザーによるユーザーインターフェース１２との対話により、
－入力装置１４のタッチセンシティブスクリーンを介して、かつ／または
－音声認識装置への音声入力を介して、かつ／または
－ユーザーによって手動操作可能またはペダル操作可能な入力装置１４の操作要素を介して、かつ／または
－ユーザーによって実行可能な入力装置１４のジェスチャー制御を介して行うことができる。

少なくとも１つの制御装置７への少なくとも１つのデジタル操作命令の送信は、操作命令送信方法ステップｂにおいて行うことができる。

少なくとも１つのデジタル操作命令の受信は、図７の方法の実行と同様に受信方法ステップｃにおいて行うことができる。

制御装置７のユーザー動作モードでは、デジタル操作命令の受信は、少なくとも１つの家具要素２を駆動制御するために少なくとも１つの制御装置７の受信装置９，１０によって行われる。

制御装置７の構成動作モードでは、デジタル操作命令の受信は、制御装置７を構成するために少なくとも１つの制御装置７の受信装置９，１０によって行われ、この場合、構成は、対応する構成方法ステップｊにおいて行うことができる。

任意選択的に、例えば到達範囲を拡大するために、転送方法ステップｄにおいて、受信方法ステップｃで受信された操作命令を少なくとも１つのさらなる制御装置７に転送することができる。

第２の生成方法ステップｅにおいて、受信方法ステップｃで受信された少なくとも１つの操作命令を用いて少なくとも１つの制御命令を生成することができる。

第２の生成方法ステップｅにおいて、受信方法ステップｃで受信された操作命令に依存して、
－生成方法ステップｅにおいて、異なるデジタル制御命令を生成することができ、かつ／または
－送信方法ステップｆにおいて、異なるデジタル制御命令を送信することができる。

少なくとも１つのデジタル制御命令の送信は、図７の方法の実施形態と同様に送信方法ステップｆにおいて行うことができる。

第２の受信方法ステップｇにおいて、少なくとも１つのデジタル制御命令の受信を、少なくとも１つの家具要素２の受信装置１１によって行うことができる。

任意選択的に、例えば到達範囲を拡大するために、第２の転送方法ステップｈにおいて、受信方法ステップｃで受信された制御命令を少なくとも１つのさらなる家具要素２に転送することができる。

起動方法ステップｉにおいて、家具要素２の起動、特に、家具要素２による家具６の少なくとも１つの部品５の駆動または起動を、受信された少なくとも１つのデジタル制御命令によって行うことができる。

１ システム
２ 家具要素
３ 家具駆動部
４ 家具ロック
５ 部品
６ 家具
７ 制御装置
８ 制御装置の送信装置
９ 受信装置
１０ さらなる受信装置
１１ 家具要素の受信装置
１２ ユーザーインターフェース
１３ タッチセンシティブスクリーン
１４ 入力装置
１５ 音声認識装置
１６ 操作要素
１７ マイクロフォン
１８ 変換装置
１９ 入力装置の送受信装置
２０ 通信装置
２１ 第１の伝送プロトコル
２２ 第２の伝送プロトコル
２３ 第３の伝送プロトコル
２４ インターネット
２５ 計算ユニット
２６ メモリユニット
２７ データ接続
２８ 計算ユニット
２９ メモリユニット
３０ カメラ
３１ 無線ボタン
３２ クラウドサービス
３３ パーソナルコンピュータ
３４ 家具要素の送信装置
ａ 第１の生成方法ステップ
ｂ 操作命令送信方法ステップ
ｃ 第１の受信方法ステップ
ｄ 第１の転送方法ステップ
ｅ 第２の生成方法ステップ
ｆ 送信方法ステップ
ｇ さらなる受信方法ステップ
ｈ 第２の転送方法ステップ
ｉ 起動方法ステップ
ｊ 構成方法ステップ

Claims (20)

1. 少なくとも１つの家具要素（２）、好適には、家具（６）の少なくとも１つの部品（５）が駆動可能または起動可能である家具駆動部（３）または家具ロック（４）と、操作命令による制御命令を用いて前記少なくとも１つの家具要素（２）を駆動制御するための少なくとも１つの制御装置（７）とからなるシステム（１）を動作させるための方法において、
   －前記少なくとも１つの制御装置（７）が、第１の受信方法ステップ（ｃ）において、少なくとも１つの受信装置（９）を用いて少なくとも１つのデジタル操作命令を無線で受信し、
   －送信方法ステップ（ｆ）において、少なくとも１つの送信装置（８）を用いて少なくとも１つのデジタル制御命令を前記少なくとも１つの家具要素（２）の受信装置（１１）に無線で送信する
   ことを特徴とする、方法。
2. 前記受信方法ステップ（ｃ）において受信された前記デジタル操作命令と、前記送信方法ステップ（ｆ）において送信された前記デジタル制御命令とは、異なる伝送プロトコル（２１，２２，２３）に従って受信（２１，２２）および送信（２３）される、請求項１記載の方法。
3. 前記送信方法ステップ（ｆ）において、前記少なくとも１つの家具要素（２）の前記受信装置（１１）への前記少なくとも１つのデジタル制御命令の送信は、
   －前記制御装置（７）と、前記少なくとも１つの家具要素（２）の前記受信装置（１１）との間で単方向に行われ、かつ／または
   －前記少なくとも１つの家具要素（２）の前記受信装置に直接アドレス指定され、かつ／または
   －前記家具要素（２）の送信装置（３４）による受信確認なしで、好適には請求されていない受信確認なしで行われ、かつ／または
   －前記少なくとも１つの家具要素（２）の前記受信装置（１１）の受信準備の検査なしで行われ、かつ／または
   －前記少なくとも１つのデジタル制御命令の固定的に予め設定されるかまたは予め設定可能なルーティングを用いて行われる、
   請求項１または２記載の方法。
4. －前記第１の受信方法ステップ（ｃ）において、前記少なくとも１つのデジタル操作命令の受信が、ＩＥＥＥ ８０２．１１規格（２１）および／またはＢｌｕｅｔｏｏｔｈ規格（２２）による伝送プロトコルに従って行われ、かつ／または
   －前記送信方法ステップにおいて、前記少なくとも１つのデジタル制御命令の送信が、ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）またはＥｎｈａｎｃｅｄ ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）伝送プロトコル（２３）に従って行われる、
   請求項１から３までのいずれか１項記載の方法。
5. 前記制御装置（７）は、少なくとも１つのユーザー動作モードと構成動作モードとを有し、
   －前記ユーザー動作モードにおいて、デジタル操作命令の受信は、前記少なくとも１つの家具要素（２）を駆動制御するために前記少なくとも１つの制御装置（７）の前記受信装置（９）によって行われ、かつ／または
   －前記構成動作モードにおいて、デジタル操作命令の受信は、前記制御装置（７）を構成するために前記少なくとも１つの制御装置（７）の前記受信装置（９）によって行われる、
   請求項１から４までのいずれか１項記載の方法。
6. 前記少なくとも１つの家具要素（２）は、少なくとも１つのユーザー動作モードと構成動作モードとを有し、
   －前記ユーザー動作モードにおける前記少なくとも１つの家具要素（２）の前記受信装置（１１）は、受信準備状態であるかまたはそれに移行可能であり、かつ／または
   －前記少なくとも１つの家具要素（２）の前記受信装置（１１）によるデジタル制御命令の受信は、前記少なくとも１つの家具要素（２）を起動させるための前記ユーザー動作モードにおいて行われ、かつ／または
   －前記少なくとも１つの家具要素（２）の前記受信装置（１１）によるデジタル制御命令の受信は、前記ユーザー動作モードにおいてＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）またはＥｎｈａｎｃｅｄ ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）伝送プロトコル（２３）に従って行われ、かつ／または
   －前記少なくとも１つの家具要素（２）の前記受信装置（１１）によるデジタル制御命令の受信は、前記家具要素（２）を構成するための前記構成動作モードにおいて行われ、かつ／または
   －前記少なくとも１つの家具要素（２）の受信装置（１１）によるデジタル制御命令の受信は、前記構成動作モードにおいてＢｌｕｅｔｏｏｔｈ伝送プロトコルに従って行われる、
   請求項１から５までのいずれか１項記載の方法。
7. 第１の生成方法ステップにおいて、前記少なくとも１つのデジタル操作命令の生成は、ユーザーによりユーザーインターフェース（１２）を介して行われる、請求項１から６までのいずれか１項記載の方法。
8. 生成は、ユーザーによる前記ユーザーインターフェース（１２）との対話により、
   －入力装置（１４）のタッチセンシティブスクリーン（１３）を介して、かつ／または
   －音声認識装置（１５）への音声入力を介して、かつ／または
   －ユーザーによって手動操作可能またはペダル操作可能な入力装置（１４）の操作要素（１６）を介して、かつ／または
   －ユーザーによって実行可能な入力装置（１４）のジェスチャー制御を介して行われる、請求項７記載の方法。
9. 第２の生成方法ステップ（ｅ）において、第１の受信方法ステップ（ｃ）で受信された前記少なくとも１つの操作命令を用いて、少なくとも１つの制御命令が生成される、請求項１から８までのいずれか１項記載の方法。
10. 前記第１の受信方法ステップ（ｃ）で受信された前記操作命令に依存して、
    －前記生成方法ステップ（ｅ）において、異なるデジタル制御命令が生成され、かつ／または
    －前記送信方法ステップ（ｆ）において、異なるデジタル制御命令が送信される、
    請求項９記載の方法。
11. 第２の受信方法ステップ（ｇ）において、無線送信された前記少なくとも１つのデジタル制御命令の受信は、前記少なくとも１つの家具要素（２）の前記受信装置（１１）によって行われる、請求項１から１０までのいずれか１項記載の方法。
12. 起動方法ステップ（ｉ）において、前記家具要素（２）の起動、特に前記家具要素（２）による家具（６）の少なくとも１つの部品（５）の駆動または起動が、受信された前記少なくとも１つのデジタル制御命令によって行われる、請求項１１記載の方法。
13. 前記家具要素（２）の前記受信装置（１１）によって無線で受信された少なくとも１つの制御命令を用いた前記少なくとも１つの家具要素（２）の起動は、前記制御装置（７）によるデジタル制御命令の送信から１００ｍｓ未満、好適には５０ｍｓ未満の期間内で行われる、請求項１２記載の方法。
14. コンピュータプログラム製品であって、該コンピュータプログラム製品は、計算ユニット（２５）によって実行されるときに、当該計算ユニット（２５）に、前記計算ユニット（２５）とのデータ接続（２７）を形成するかまたはそのようなデータ接続（２７）をもたらすことができるメモリユニット（２６）から請求項１から１３までのいずれか１項記載の方法を実行させる命令を含む、コンピュータプログラム製品。
15. 少なくとも１つの家具要素（２）、好適には、家具（６）の少なくとも１つの部品（５）が駆動可能または起動可能である家具駆動部（３）または家具ロック（４）と、前記少なくとも１つの家具要素（２）を駆動制御するための少なくとも１つの制御装置（７）とからなるシステム（１）において、
    前記少なくとも１つの制御装置（７）が、少なくとも１つのデジタル制御命令を前記少なくとも１つの家具要素（２）に無線で送信可能である少なくとも１つの送信装置（８）と、少なくとも１つのデジタル操作命令を無線で受信可能である少なくとも１つの受信装置（９）とを含む
    ことを特徴とする、システム（１）。
16. －前記少なくとも１つのデジタル操作命令は、前記受信装置により、ＩＥＥＥ ８０２．１１規格（２１）および／またはＢｌｕｅｔｏｏｔｈ規格（２２）によって受信可能であり、かつ／または
    －前記少なくとも１つのデジタル制御命令は、ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）またはＥｎｈａｎｃｅｄ ＳｈｏｃｋＢｕｒｓｔ（商標）規格（２３）によって送信可能である、
    請求項１５記載のシステム。
17. 前記デジタル操作命令は、ユーザーによりユーザーインターフェース（１２）を介して生成可能であり、前記ユーザーインターフェース（１２）は、
    －入力装置（１４）のタッチセンシティブスクリーン（１３）により、かつ／または
    －音声認識装置（１５）への音声入力により、かつ／または
    －ユーザーによって手動操作可能またはペダル操作可能な入力装置（１４）の操作要素（１６）により、かつ／または
    －ユーザーによって実行可能な入力装置（１４）のジェスチャー制御により構成されている、
    請求項１５または１６記載のシステム。
18. 前記システム（１）は、デジタル操作命令を生成するための少なくとも１つの音声認識装置（１５）を含み、前記音声認識装置（１５）は、
    －ユーザーの音声命令を検出するための少なくとも１つのマイクロフォン（１７）と、
    －前記音声命令からデジタル操作命令を生成するための少なくとも１つの変換装置（１８）と、
    －デジタル操作命令を前記制御装置（７）に送信するための少なくとも１つの送信装置（１９）とを含んでいる、
    請求項１５から１７までのいずれか１項記載のシステム。
19. 前記制御装置（７）および前記家具要素（２）は、構造的に相互に分離されて構成され、空間的に相互に分離されて配置可能であるかまたは配置されている、請求項１５から１８までのいずれか１項記載のシステム。
20. 制御装置（７）であって、請求項１５から１９までのいずれか１項記載のシステム（１）のための制御装置（７）。

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