JP2023518211A - 内視鏡用スネア装置 - Google Patents

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Abstract

組織除去ツールは、本体、導管、ループ、及び伝達アセンブリを含む。導管は本体に取り付けられ、内腔を画定し、内腔は、第1の幅を有する近位部分と、第1の幅よりも大きい第2の幅を有する遠位部分とを有する。ループは、ループが導管の外側に少なくとも部分的に配置される開位置と、ループが導管内に配置される閉位置との間で移動可能である。伝達アセンブリはハンドル及びリンクを含む。ハンドルは本体に接続され、リンクは、ハンドルの動きによってループが開位置と閉位置との間で移動されるように、ハンドルに取り付けられた第1の端部と、ループに取り付けられた第2の端部とを有する。【選択図】図1

Description

本出願は、2020年3月13日に提供された米国仮特許出願第62/989,189号及び2020年6月15日に提供された米国仮特許出願第63/039,097号に付与された利益及び優先権を主張し、それらの開示内容全体は参照により本明細書に組み込まれる。
本主題は概して、内視鏡用スネア装置に関する。
ポリープ切除又はポリープ除去は、今日、消化器内視鏡検査において、最も一般的な内視鏡処置の1つとなっている。その相対的な単純性は、しばしば、大腸癌の予防における処置の有効性と矛盾する。全米ポリープ研究(The National Polyp Study (NPS))は、大腸内視鏡ポリープ切除後、大腸癌の発生率が76%~90%減少することを証明した。ポリープ切除のための通常の方法は、ポリープを除去するために電気焼灼又は「ホット」スネアを使用しているが、これは電気焼灼又はホットスネアは、電流により生じる凝固作用の結果として出血の危険性を減らすという事実に起因している。しかしながら、電気焼灼は不注意により健康な組織を損傷させることもあり、出血の危険性がない小さなポリープには必要ない可能性がある。
US Endoscopy Group Inc.のExacto(商標登録)スネアなどの「コールド」スネアは、小さいポリープに対するポリープ切除処置のために設計されている。コールドスネアは、切除部位からのポリープの「飛び散り」を減らすきれいな切断を可能にする。Exacto(商標登録)スネアをホットスネアと比較した研究によると、3~8mmの範囲の小さなポリープでは、ポリープ切除後の出血には差がなく、Exacto(商標登録)スネアは、安全且つ効果的であると同時に、ホットスネアよりも使用時間が短い。
組織除去ツールの例示的な実施形態は、本体と、導管と、補強部材と、ループと、伝達アセンブリとを含む。導管は本体に取り付けられ、補強部材は、導管の少なくとも一部を補強するように構成される。ループは、ループが導管の外側に少なくとも部分的に配置される開位置と、ループが導管内に少なくとも部分的に配置される閉位置との間で移動可能である。伝達アセンブリはハンドル及びリンクを含む。ハンドルは本体に接続され、リンクは、ハンドルの動きがループを開位置と閉位置との間で移動させるように、ハンドルに取り付けられた第1の端部と、ループに取り付けられた第2の端部とを有する。
組織除去ツールの別の例示的な実施形態は、本体と、導管と、ループと、伝達アセンブリとを含む。導管は本体に取り付けられ、内腔を画定し、この内腔は、第1の幅を有する近位部分と、第1の幅よりも大きい第2の幅を有する遠位部分とを有している。ループは、ループが導管の外側に少なくとも部分的に配置される開位置と、ループが導管の中に少なくとも部分的に配置される閉位置との間で移動可能である。伝達アセンブリはハンドル及びリンクを含む。ハンドルは本体に接続され、リンクは、ハンドルの動きがループを開位置と閉位置との間で移動させるように、ハンドルに取り付けられた第1の端部と、ループに取り付けられた第2の端部とを有する。
組織除去ツールの別の実施形態は、本体と、導管と、ループと、伝達アセンブリとを含む。導管は本体に取り付けられ、内腔を画定する。内腔は面取りされた遠位端を含み、面取りされた遠位端は、面取りされた遠位端の長さに沿って第1の幅から第2の幅まで徐々に増加する幅を有する。ループは、ループが導管の外側に少なくとも部分的に配置される開位置と、ループが導管内に配置される閉位置との間で移動可能である。伝達アセンブリはハンドル及びリンクを含み、ここで、ハンドルは本体に接続され、リンクは、ハンドルの動きがループを開位置と閉位置との間で移動させるように、ハンドルに取り付けられた第1の端部と、ループに取り付けられた第2の端部とを有する。
組織除去ツールの別の例示的な実施形態は、本体と、導管と、ループと、伝達アセンブリと、コネクタとを含む。導管は本体に取り付けられる。ループは、ループが導管の外側に少なくとも部分的に配置される開位置と、ループが導管内に少なくとも部分的に配置される閉位置との間で移動可能である。伝達アセンブリはハンドル及びリンクを含む。ハンドルは本体に接続され、リンクは、ハンドルの動きがループを開位置と閉位置との間で移動させるように、ハンドルに取り付けられた第1の端部と、ループに取り付けられた第2の端部とを有する。コネクタは、リンクの第2の端部をループに接続するためのものである。コネクタは、リンクを受け入れるための第1の開口部と、ループを受け入れるための第2の開口部とを有し、第1の平面が第1の開口部の中心を通って延在し、第2の平面が第2の開口部の中心を通って延在し、第1の平面は第2の平面からオフセットされ、第2の平面と平行である。
組織除去ツールのリンクを組織除去ツールのループに接続するためのコネクタの例示的な実施形態は、本体、第1の開口部、及び第2の開口部を含む。第1の開口部は、リンクを受け入れるためのものであり、第2の開口部は、ループを受け入れるためのものである。第1の平面は、第1の開口部の中心を通って延在し、第2の平面は、第2の開口部の中心を通って延在する。第1の平面は第2の平面からオフセットされ、第2の平面に対して垂直であることができる。
一般的な発明的概念の特徴及び利点は、添付図面を参照してなされる以下の詳細な記載から明らかになるであろう。
組織除去ツールの例示的な実施形態を示し、開位置にある組織除去ツールのループを示す。 図1の組織除去ツールの一部の拡大断面図であり、導管内の閉位置にあるループを示す。 組織除去ツール用のループの例示的な実施形態を示し、ループは、一般的なケーブル形態の設計を有している。 組織除去ツール用のループの別の例示的な実施形態を示し、ループは、一般的なモノフィラメント形態の設計を有している。 組織除去ツール用のループの別の例示的な実施形態を示し、ループの遠位切断セクション及び近位部分は、別々のワイヤから形成されている。 組織除去ツール用のループの別の例示的な実施形態を示し、ループはミクロトーム又は切断要素を有している。 組織除去ツール用のループの別の例示的な実施形態を示し、ループはねじり先端を有する。 図7のループ用のねじり先端の例示的な実施形態を示す。 組織除去ツール用のループの例示的な実施形態を示し、ループは鍛造された(coined)遠位先端を有する。 図7bのループの側面図を示す。 図7cの詳細Aで示される図7cの遠位先端の側面図を示す。 組織除去ツール用のループの別の例示的な実施形態を示し、ループは別個のループ要素を有する。 組織除去ツール用のループの別の例示的な実施形態を示し、ループは別個のループ要素を有する。 組織除去ツール用のループの別の例示的な実施形態を示し、ループは別個のループ要素を有する。 組織除去ツール用のループの別の例示的な実施形態を示し、ループはテーパ状部分又は研削された部分を有する。 組織除去ツール用のループの別の例示的な実施形態を示し、ループは鍛造された近位部分を有する。 組織除去ツール用のループの別の例示的な実施形態を示し、ループは、鍛造された又はされない近位部分と鍛造された遠位部分とを有する。 組織除去ツール用のループの別の例示的な実施形態を示し、ループは、複数の鍛造されたセクションを有する。 組織除去ツール用のループの別の例示的な実施形態を示し、ループは切断要素が取り付けられている。 図13aのループ用の取り付けられた切断要素を示す。 組織除去ツール用のループの別の例示的な実施形態である。 組織除去ツールの別の例示的な実施形態を示す。 組織除去ツールの別の例示的な実施形態を示す。 内視鏡装置の例示的な実施形態に接続された図16の組織除去ツールを示す。 図16aの内視鏡装置のチャネルの入口内に図16の組織除去ツールの導管及び補強部材を位置決めすることを示す。 図16に示される線17-17に沿って示される、図16の組織除去ツールの断面図である。 図17に示された線18-18に沿って示された、図16の組織除去ツールの断面図である。 組織除去ツールの別の例示的な実施形態を示す。 内視鏡装置の例示的な実施形態に接続された図19の組織除去ツールを示す。 図19aの内視鏡装置のチャネルの入口内に図19の組織除去ツールの導管及び補強部材を位置決めすることを示す。 組織除去ツールの別の例示的な実施形態の側面図であり、組織除去ツールは、リンクをループに接続するためのコネクタを有する。 図20の組織除去ツールの上面図である。 図21の組織除去ツールのためのコネクタの例示的な実施形態の斜視図である。 図22のコネクタの側面図である。 図20の組織除去ツール用のコネクタの別の例示的な実施形態を示す。 組織除去ツール用の導管の例示的な実施形態を示す。 図25の導管の面取りされた遠位端の例示的な実施形態を示す。 組織除去ツール用の導管の別の例示的な実施形態を示す。
この詳細な記載は、一般的な発明的概念に従って例示的な実施形態を単に記載するものであり、発明の範囲及び特許請求の範囲を限定することを意図するものではない。特許請求の範囲に記載した発明は、本明細書に記載した例示的な実施形態よりも広く、またそれに限定されるものではなく、特許請求の範囲で使用する用語は、その用語の通常の意味を有する。
本発明の例示的な実施形態を参照しながら、一般的な発明的概念について記載する。しかしながら、この一般的な発明的概念は、異なる形態で具体化されてもよく、本明細書に記載した実施形態に限定解釈されるべきではない。
特に定義しない限り、本明細書で使用する全ての技術的且つ科学的な用語は、この一般的な発明的概念を包含する技術における通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同一の意味を有する。詳細な記載に記載している用語は、特定の実施形態を記載するためだけのものであり、一般的な発明的概念を限定することを意図するものではない。詳細な記載及び特許請求の範囲で使用する際、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈において明示しない限り、複数形を含むことを意図している。
本明細書及び特許請求の範囲に使用する全ての数、例えば、測定又は物理的特徴を表す数又は数の範囲は、他に記載しない限り、全ての例において、「約」という用語により修正され得ると理解されたい。したがって、特に明記しない限り、本明細書及び特許請求の範囲の記載の数値は、本発明の実施形態において得られる適切な特性に応じて変動する近似値である。一般的な発明的概念の広い範囲を記載する数値範囲及びパラメータは近似値であるが、特定の実施例に記載した数値は可能な限り正確に記載している。しかしながら、いずれの数値も、それぞれの測定において見出される誤差から必然的に生じる特定の誤差を本質的に含んでいる。
本出願は、様々な構成要素を「近位」又は「遠位」であると記載する。本明細書で使用される際、「近位」という用語は、文脈が明らかに他に示さない限り、組織除去ツールの本体の中心により近い位置にある構成要素の部分、又は組織除去ツールの本体の中心に向かう方向に言及する。本明細書で使用される際、「遠位」という用語は、文脈が明らかに他に示さない限り、組織除去ツールの本体の中心から離れた位置にある構成要素の部分、又は組織除去ツールの本体の中心から離れる方向に言及する。
本出願は、内視鏡と共に使用するための組織除去ツールを記載し、この組織除去ツールは、ループ、ハンドル、及びリンクを有する。ループは、開位置と閉位置との間で移動可能であり、ループは開位置において近位部分と遠位部分とによって画定される。ループは、1本のワイヤから構成されてもよい。リンクの第1の端部は、ハンドルに取り付けられ、リンクの第2の端部は、ループをハンドルの作用によって開位置と閉位置との間で移動できるように、ループに取り付けられる。特定の実施形態において、組織除去ツールは、(ループが閉位置にあるとき)リンク及びループを収容するための導管を含む。導管は、導管が座屈、屈曲、又はねじれるのを防止するために、補強部材によって補強されてもよい。いくつかの実施形態において、リンクは、ツールの使用中にループが患者の組織上の所望の位置に横たわる傾向が強くなるようにするコネクタによってループに接続され、これにより、患者から除去される組織の量を増加させることができる。すなわち、コネクタは、ループを(角度をつけた位置ではなく)実質的に平らな位置に維持し、これにより、ループがポリープの基部に係合し、ポリープを実質的にまっすぐに切断し、したがって、ポリープのより大きな部分を除去することが可能になる。コネクタは、例えば、図20~24に示すコネクタ2002について本出願に記載された任意の形態など、ループが所望の位置に横たわる傾向が強くなるようにする任意の適切な形態をとることができる。
図1を参照すると、組織除去ツール10の例示的な実施形態は、1本のワイヤ14で形成されたループ12を有する。ループ12は、例えば、ステンレス、ニチロールなどの金属、プラスチック若しくはカーボンナノチューブ、ガラス繊維、又はハイブリッド技術などの任意の適切な材料のワイヤを使用して形成することができる。ループ12はモノフィラメント又はケーブルにより形成することもできる。ループは1種類又は複数種類のサイズ、段階又は構成を有し得る。予備形成されたワイヤを所望の形状及び向きに曲げる又はひねることにより、ワイヤ14の長さに沿ってワイヤ14の形状及び向きを変化させることができる、又は、所望の形状及び向きを有するように最初からワイヤ14を製造することもでき、例えば、ワイヤ14は予備形成されたプラスチック部品に由来するものであり得る。
特定の実施形態において、ワイヤ14のための適切な材料は、可撓性であり、第1の状態又は構成への展開及び第2の状態又は構成へのループ12の回収を可能にするための記憶力を有するであろう。ワイヤ14は、ループ12の開口部を画定するために、崩壊抵抗性屈曲部によって分離された複数のセグメントを形成してもよい。ループ12は、開位置又は展開位置と、閉位置又は回収位置との間で移動可能である。ループ12は、図1において開位置で示されている。示された実施形態では、ループは多角形であり、具体的には概ね菱形である。ループ12は、異なるサイズ、段階、又は構成を示すことができるように、追加の屈曲点を有して形成されてもよい。図2において、ループ12は、組織除去ツール10の遠位部分内に閉状態で示されている。本明細書で考察されるように、ループ12は、閉位置にあるとき、導管18内にある。特定の実施形態において、ループ12は、閉位置にあるとき、導管内に長さLを有する。
ツール10は、開位置と閉位置との間でループ12を移動させるための支持アセンブリと伝達システムとを含んでもよい。示された実施形態では、支持アセンブリは、本体16及び導管18を含む。伝達アセンブリは、ハンドル20とリンク22とを含み、リンク22の一方の端部はハンドル20に固定され、リンク22の第2の端部は、リンク22が導管18の長さを実質的に通って延びるように本体16から離れている。導管18は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、高密度ポリエチレン、ポリエーテルブロックアミド、又は他の同等の材料などの低摩擦可撓性材料で形成された任意の適切な小径の管であってよい。導管18の近位端30は本体16に接続され、導管18は、ループが遠位端28から展開され、遠位端28に回収され得るように遠位端28に開口部を有する管腔を画定している。
特定の実施形態では、組織除去ツール10は、患者からの組織の除去の間にループ12を加熱するために電気を利用しないコールド組織除去ツールである。いくつかの実施形態において、組織除去ツールは、患者から組織を除去する間にループを加熱するために電気を利用するホット組織除去ツールである。例えば、組織除去ツール10は、電気エネルギーが電気外科発電機からループ12に伝達されてループ12を加熱するように、電気外科発電機に電気的に接続されてもよい。特定の実施形態において、この電気的接続は、ループ12、リンク22、ハイポチューブ、及びコネクタの間の接続を含んでもよい。様々な実施形態において、組織除去ツール10は、ループ12が必要なときに加熱され、必要なときに低温のままであり得るように、コールド組織除去ツール又はホット組織除去ツールのいずれかとして使用され得る。
図1を参照すると、本体16は、ツール10の使用中にユーザが本体16を握ることができるように、固定保持部材24(例えば、リング)を含む。ハンドル20は、ユーザがハンドル20を動かしてループを開位置と閉位置との間で移動させることができるように、本体16に対して移動可能である。ループ12は、いくつかの段階又は幅に開くことができる。特定の実施形態では、ループは、最小から最大までのいくつかの段階又は幅に開く。ループ12は、2つ以上の段階、例えば3つ以上の段階、例えば4つ以上の段階を含んでもよい。3つの段階を有する実施形態では、第1の段階は、約5mmと約10mmとの間、例えば約6mmの幅を有していてもよく、第2の段階は、約10mmと約15mmとの間、例えば約18mmの幅を有していてもよく、第3の段階は、約15mmと約30mmとの間、例えば約18mmの幅を有していてもよい。
ハンドル20は、ユーザがハンドル20を握ってハンドルを本体16に対して動かすことができるように、1つ又は複数の保持部材26a、26b(例えば、リング)を含むことができる。ハンドル20から装置の他の部分(例えば、ループ12)に軸方向運動を伝達するために、リンク22がハンドル20に接続される。リンク22は、任意の適切な剛性材料で構成されてもよく、中実、中空、又は任意の適切な細長い物体又は物体の組み合わせであってもよい。リンク22は、1つの部品であってもよいし、例えば皮下チューブ、かしめ接続、及びケーブルなどの一連の部品及び接続部から形成されてもよい。示された実施形態では、リンク22は、ハンドル20に接続された第1の端部と、ループ12に接続された第2の端部とを有する。図面に示すように、リンクは導管18を実質的に貫通して延びている。
示された実施形態では、ハンドル20は、本体16の細長いセクションの上に取り付けられ、ループ12を導管18から出して開位置に展開する方向Dに本体に対して移動可能である。ハンドル20は、ループを導管18の中に移動させてループ12を閉じるために、反対方向Dに移動可能である。例えば、オペレータは、ハンドル20の保持部材26a、26bのそれぞれに指を入れ、本体16の固定保持部材24に同じ手の親指を入れることができる。オペレータが保持部材26a、26bに係合する2本の指を方向Dに動かすことによって、ハンドル20は、ループ12が導管18から開位置に展開するように、リンク22を本体16に対して遠位方向に移動させる。オペレータが保持部材26a、26bに係合する2本の指を方向Dに動かすことによって、ハンドル20は、ループ12が導管18内に、閉位置に回収されるように、リンクを本体16に対して近位方向に移動させる。
図3は、ケーブルコールド切断スネアループの一般的形態を示し、図4は、モノフィラメントコールド切断スネアループの一般的形態を示す。図3に示すケーブルループ形態は、ケーブルループが互いに相対的に動くことができる個々のストランド(図示せず)で形成されているので、図4に示すモノフィラメントループ形態よりもそれ自体の上でより均一に応力を散逸する。これらの個々のストランドは、ケーブルループ形態が柔軟であることを可能にし、これにより、使用中にループ12をより容易に配置することができ、配置及び切除の間にループに作用する力から生じるループの変形を低減することができる。比較的に、モノフィラメントスネアは、単一のフィラメントで構成されており、屈曲点でより容易に変形する傾向がある。この変形は、ループ12の遠位端150に丸みを帯びた先端(例えば、半円形の先端、湾曲した先端、曲がった先端等)を含むことによって緩和され得る。丸みを帯びた先端は、ループ12の遠位端150のより大きな長さにわたって力を均等に分配するため、負荷を効率的に処理するように構成され、通常の使用中のループ12の変形を低減する。
図3及び4をなおも参照すると、ループ12は、遠位部分120と、近位部分130とを含む。ループ12の遠位部分120は、切断セクション140を含み得る。特定の実施形態において、切断セクション140は、ループ12の長さのおよそ約1/3~約1/2をカバーし、連続又は不連続であり得る。いくつかの実施形態において、切断セクション140は、遠位端150から両方向へ約1~5mm延びている。いくつかの実施形態において、切断セクション140は、遠位端150から両方向へ約5mm~約15mm延びている。いくつかの実施形態において、切断セクション140は、遠位端150から両方向へ約10mm延びている。いくつかの実施形態において、切断セクション140は、遠位端150から両方向へ約5mm~15mm延びている。組織に切断圧を付与するために、切断セクション140は十分に薄くする必要がある。切断セクション140は、組織のコールド切断を可能にするために約0.36mm以下の直径を有し得る。いくつかの実施形態において、直径は約0.30以下である。導管18内に後退するときにスネアの引張機構により、切断はスネアの遠位部分120で大部分行われる。後退中に変形しないように応力を均等に散逸するように、遠位先端150を最適化することもできる。
様々な実施形態において、ループ12の近位部分130は切断を行わないことがあるが、近位部分130は、切断のために組織を包囲して採り込むための補助及び支持を提供するように構成されてもよい。近位部分130の剛性を大きくすると、組織の採り込みを向上させる組織のより大きな押し込みを可能にする。すなわち、近位部分のより大きな剛性は、ユーザが組織上により大きな力を加えることを可能にし、組織の押し込みを引き起こし、これは、閉じるときに組織がスネアから離脱しないようにする摩擦力を増加させる。より剛性の近位部分130は、ループ12の約2/3~約1/2の長さであり得る。いくつかの実施形態において、近位部分130は、その長さに沿って剛性が変化し得る。
図5を参照すると、特定の実施形態では、近位部分130は、平坦なワイヤ又は鍛造されたケーブルを含み、切断セクション140は、近位部分130よりも細いワイヤを含み得る。これらの別個の部分は、溶接、接着、圧着、かしめ、はんだ付け、又は当業者に周知の他の技術によって一緒に接合されてもよい。
図6a及び6bを参照すると、切断セクション140は、通常であれば非切断性であるスネアワイヤ上に配置された切断ブレード141を含み得る。
図7を参照すると、いくつかの実施形態において、ループ12は、その形状を維持するためにねじり先端150を有する中実の矩形ワイヤモノフィラメントループであり得る。モノフィラメントループ12の示された実施形態は矩形の形状を有するが、モノフィラメントループ12は、例えば、図4に示される丸い形状などの任意の適切な形状であり得ることが理解されるべきである。特定の実施形態では、ねじり先端150は、円形又は部分円形の形状を有してよく、これは、ループ12の曲げ強度を最適化する一方で、先端150の厚さを最小にするものでもある。例えば、先端150は、円の360度以下、例えば円の270度以下、例えば円の180度以下の形状を有していてもよい。さらに、ねじり先端150は、円の90度から円の270度の間、例えば、円の約180度の形状を有していてもよい。
図7aを参照すると、いくつかの実施形態において、モノフィラメントループ12のねじり先端150は、近位部分701及び遠位部分703を含んでもよい。特定の実施形態では、近位部分701は最小幅Nを有し、遠位部分703は最小幅Nよりも大きい最大幅Wを有する。例えば、最大幅Wは最小幅Nよりも5%~100%大きい、例えば10%~90%大きい、例えば約25%~75%大きい、例えば約50%大きい場合がある。最大幅Wは、2.5mm以下、例えば2mm以下、例えば1.5mm以下、例えば1mm以下であってもよい。最小幅Nは、1.5mm以下、例えば1mm以下、例えば0.75mm以下、例えば0.5mm以下、例えば0.25mm以下であってもよい。遠位部分703の最大幅Wが近位部分701の最小幅Nよりも大きいことにより、応力がループの遠位端にわたって均等に分散され、これによりループ12が変形することが防止される。いくつかの実施形態において、遠位部分703は部分円形状(例えば、半円形状)を有してよく、最大幅Wは部分円形状の直径に等しい。
図7b~7dは、鍛造された遠位先端150を有するループ12の例示的な実施形態を示す。ループ12及び遠位先端150は、本出願で開示されている任意の組織除去ツール10の特徴を含んでもよい。特定の実施形態において、ループ12は、ケーブルループであってもよい。他の実施形態では、ループ12は、モノフィラメントループであってもよい。遠位先端150は、第1の厚さT1を有する近位部分150aと、第1の厚さT1よりも小さい第2の厚さT2を有する遠位部分150bとを有していてもよい。特定の実施形態では、遠位先端150は、円形断面の直径が遠位先端の厚さに等しくなるような円形断面を有する。第1の厚さT1は、約0.36mm~約0.6mm、例えば約0.45mmとすることができる。第2の厚さT2は、0.3mm以下、例えば0.25mm以下、例えば0.2mm以下とすることができる。遠位部分150bは、遠位先端150の遠位端まで延びる長さLを有する。長さLは、0.25mm~約1mm、例えば約0.25mm~約0.75mm、例えば約0.4mm~約0.6mm、例えば約0.5mmとすることができる。
図8a~8cに示されたものなど、いくつかの実施形態において、ループ12は、切断セクションとして機能することができる内側ループ170と、外側ループ160とを含む。内側ループ170は、外側ループ160に接合(すなわち、溶接、又は他の公知の適切な接合方法)されている。内側ループ170は、コールド切断により有効であるように構成されたより細いワイヤを備える。外側ループ160は、内側ループ170よりも太く、剛性である。外側ループ160により、ループ12は組織を押し込み、取り込むことが可能になる。図8bを参照すると、いくつかの実施形態において、内側ループ170は、切断が行われる傾向があるループ12の遠位/中間部分のみをカバーする。図8aを参照すると、いくつかの実施形態において、内側ループ170は完全なループであるが、これは固定/製造をより効果的にし得るからである。図8cを参照すると、いくつかの実施形態において、内側ループ170は、円形断面を有する。図8bを参照すると、いくつかの実施形態において、内側ループ170は、フラット又は正方形ワイヤである。ループ12は図8a~8cを参照して記載した特徴の任意の組合せを含むことができることを理解されたい。
図9a及び9bを参照すると、ループ12は、テーパ状ワイヤ又は研削されたワイヤを備える。近位部分130は遠位部分120よりも太い。ツール10はまた、回転リンク22など、本体内にループ12の位置決めを促進させる機構を含み得る。いくつかの実施形態において、リンク22は、ループ12の脚部よりも著しく低いねじり剛性のものである。
図10を参照すると、ループ12は、鍛造された近位部分130と、鍛造されない遠位部分120とを有するケーブル又はモノフィラメントループを含み得る。
図11を参照すると、ループ12は、鍛造された遠位部分120を有するケーブル又はモノフィラメントループを有し得、鍛造された遠位部分120は、切断動作を行う鋭い内縁を形成する。いくつかの実施形態において、近位部分を、遠位部分に対する垂直面において鍛造することもできる。
図12a及び12bを参照すると、ループ12は、組織の切断又は把持に有利であるように、様々な場所180において鍛造することができる。それはいくつかの小さなレベル及び断面の変化、いくつかのより長いセクションであり得、ループの中心線に関して対称又は非対称であり得る(垂直及び水平方向に)。
図13を参照すると、遠位部分120は、小孔200を有する1つ又は複数の切断エレメント190を有する。小孔200はワイヤを通し、次いで所定の位置において圧着、溶接、接着、又は他の方法で接合することができる。小孔200は、丸形又は正方形など任意の開口部形状とすることができる。
ここで図4を参照すると、例示的なループ12において、ワイヤは、遠位先端150で曲げられて、ねじり先端、又は約360°の円形先端を形成する。この先端により、スネア全体に応力を散逸させることができる。これは、ホットスネアに比べて比較的大きな力が使用されることから、コールドスネアリングに特に重要である。これを促すのに一役買う1つの特徴は、マルチフィラメントケーブルを使用することである。この種のケーブルのストランドは、互いに相対的に移動し、応力をスネア本体全体により均等に分散させることができる。モノフィラメントワイヤで同じ効果を達成するために、先端の切断厚を増加させることなく標準的なねじりばねを模したループを形成することができる。先端は単純な曲げよりも大きな半径を形成するので、閉じた時に応力は円周全体により均等に分散され、プラスチック変形を最小限に抑える。
ツールの遠位先端150は、代替形状を有することもできる。米国特許出願公開第2014/0052142 A1号及び米国特許出願公開第2015/0066045 A1号は、多数の遠位ループ又はコイル先端デザインを開示しており、それらの内容は本明細書に組み込まれる。ワイヤは、180°の曲げを有するねじれコイル先端を形成することができる。別の遠位先端では、180°の曲げ内のワイヤの向きは横置きであってもよい。別の例示的な遠位先端では、ループは、2つの部分を有するワイヤにより形成される。2つのワイヤ部分は、最遠位点において、無外傷性の先端を形成する。組み立てられると、ワイヤ部分は、本明細書において考察されたのと同じようにループとして機能する。
本主題の別の態様は、ループの新しい形状を提供することである。図14を参照すると、いくつかの実施形態において、ループ152は、最大幅部分166と、近位端130及び遠位端120の間で測定された長さLとを備える。近位端は130、ループの接続が物理的に生じ得る場所とは無関係に、導管18への回収中にループが閉じ始める場所として定義される。遠位端120は、ループ152の最遠位端又は端部によって定義される。過剰に長い近位脚部が存在する、及び/又は、遠位端が反対になる若しくは他の特別な形状である場合、中間点は、形状の広い部分に対してのみ考慮され、近位端130と遠位端120との間に定義される。ループ152の最大幅部分166は、ループ152の長さLの中間点よりも管状部材18に近接している。換言すれば、最大幅部分166は、ループ152の長さLの中間点よりも管状部材18に近く、その結果、処置中に、ループ152をより簡単に制御することができる。いくつかの実施形態において、ループ152の長さLの中間点からループ152の最大幅部分166までの距離Dは、長さLの約3%~45%である。いくつかの実施形態において、ループ152の長さLの中間点からループ152の最大幅部分166までの距離Dは、長さLの約10%~35%である。いくつかの実施形態において、ループ152の長さLの中間点からループ152の最大幅部分166までの距離Dは、長さLの約12%~25%である。
図15を参照すると、組織除去ツール10の別の例示的な実施形態は、本体16、ハンドル20、リンク(図示せず)、導管18、補強部材1501、及びループ(図示せず)を含む。特定の実施形態では、組織除去ツール10は、内視鏡と共に使用されるように構成されている。本体16、ハンドル20、リンク、導管18、及びループは、例えば、本出願に記載されている任意の形態など、任意の適切な形態をとることができる。様々な実施形態において、リンクの近位端はハンドル20に接続され、リンクの遠位端は、ハンドル20の動きがリンクを経由してループを開位置と閉位置との間で移動させるようにループに取り付けられる。導管18は、本体16に接続され、遠位端に開口部を有する管腔を画定する。リンクは、導管18を通って延び、ループは、閉位置にあるとき導管18内に収容され、開位置にあるとき導管18から展開される。
導管18は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、高密度ポリエチレン、ポリエーテルブロックアミド、ポリエーテルエーテルケトン、被覆又は非被覆金属、又は他の同等の材料などの低摩擦可撓性材料で形成された任意の適切な小径の管であってよい。特定の実施形態において、特定の実施形態において、導管18は、ポリテトラフルオロエチレンと、例えば、ガラス、カーボン、グラファイト、モリブデン、ウォラストナイト、ポリイミド、高密度ポリエチレン、ナイロン(ポリアミド)、Pebax、PEEK、及び他のそのような材料などの別の材料との組み合わせで作られてもよい。いくつかの実施形態において、導管18は、例えば、ステンレス鋼チューブ、コイル、又は編組などの金属補強材を有するポリマー表面で作られてもよい。代替の実施形態では、金属補強材は、液晶ポリマーなどの高強度の非導電性材料で置き換えてもよい。
補強部材1501は、組織除去ツール10の使用中に導管が座屈したり撓んだりしないように、導管18を補強するように構成されている。すなわち、ツール10が患者から組織を収集するために使用されているとき、ループ12は、ループが組織を切断できるように除去すべき組織の周りに配置され、組織とループとの間のこの係合は、典型的には、ループの軸方向荷重、ひいてはリンク22及び導管18の軸方向荷重を可能にする。補強部材1501は、この軸方向荷重による導管18の座屈又は撓みを防止する。補強部材1501は、(図16~18に示すように)導管18の外部にあってもよいし、(図19に示すように)導管の内部にあってもよい。
補強部材1501が導管18の内部にある様々な実施形態では、リンク22と補強部材1501との間の相互作用は、リンク22及び補強部材1501の材料及び幾何学的形状に依存する。いくつかの実施形態において、リンク22は、摩擦を低減し、リンク22に電気的に結合され得る他の構成要素からリンク22を絶縁するように、コーティングされてもよい。他の実施形態では、補強部材1501は、非導電性であってもよいし、別の方法でリンク22から電気的に絶縁されてもよい。特定の実施形態では、補強部材1501の内径は、リンク22の外径と同等、又はほぼ同等であり、これにより、補強部材1501の慣性モーメントを増加させることによって、補強部材1501からの機械的寄与を増加させることができる。例えば、補強部材1501の内径とリンク22の外径との差は、0.035インチ以下、例えば0.031インチ以下、例えば0.025インチ以下、例えば0.02インチ未満、例えば0.015インチ以下、例えば0.01インチ以下であってもよい。補強部材1501の内径とリンク22の外径との間の同等性、又はほぼ同等性は、補強部材1501の内径とリンク22の外径との間により大きな差を有する実施形態と比較して、補強部材1501の完全な利点を実現することを可能にする。加えて、リンク22が補強部材1501の内部を移動するために利用可能な最小限の間隙は、組織除去ツール10内のリンク22の失われる動きを低減し、ループ12の改良された展開を可能にする。
いくつかの実施形態において、導管18の内径は、補強部材1501の外径と同等、又はほぼ同等であり、これは、補強部材1501の慣性モーメントを増加させ、導管18が内側に変形するためのスペースを取り除くことによって、補強部材1501からの機械的寄与を増加させるものである。例えば、導管18の内径と補強部材1501の外径との間の差は、0.02インチ以下、例えば0.015インチ以下、例えば0.01インチ以下であってよい。
図16~18を参照すると、特定の実施形態において、補強部材1501は、導管18の外部にある。これらの実施形態において、補強部材1501は、強化ポリマーチューブ(例えば、編組、コイル等)、金属管若しくは管様構造(例えば、編組、コイル等)、又はポリマーチューブ(例えば、押出、熱収縮等)、或いは導管18の座屈、撓み、屈曲若しくは収縮を防ぐ十分な圧縮強度の任意の他の管であり得る。補強部材1501が金属材料で作られている実施形態では、補強部材1501の曲げ弾性率は、導管18の曲げ弾性率の50倍超~200倍超であってよい。補強部材がポリマー材料で作られている実施形態では、補強部材1501の曲げ弾性率は、導管18の曲げ弾性率の2倍超~10倍超であってよい。いくつかの実施形態において、補強部材1501の曲げ弾性率は、導管18の曲げ弾性率に等しくてもよい。
様々な実施形態において、補強部材1501は、非導電性材料(例えば、強化ポリマーチューブ、ポリマーチューブ、ガラス又はセラミックフィラーを有するポリマー等)で作ることができる。非導電性の補強部材はホット組織除去装置の実施形態において有利である。補強部材がホット組織除去装置の使用中に装置からユーザ(例えば、医師又は看護師)又は患者への電気の移動を防止するからである。すなわち、リンク22及びループ12から電気的に絶縁されていない導電性補強部材は、電流漏れの可能性を高め(組織除去ツール10を出る流体の結果として)、患者又は装置ユーザに害を与える可能性がある。導電性補強部材からリンク22及びループ12を電気的に絶縁するよりも(これは組織除去ツール10の製造の複雑さだけでなくコストも増大し得る)、補強部材1501に非導電性材料を利用することが有利である。
補強部材1501は、補強部材1501の全長に沿って導管18に取り付けられてもよいし、補強部材1501は、補強部材1501の長さの一部のみに沿って導管18に取り付けられてもよい。補強部材1501は、例えば、接着剤接続、摩擦嵌め接続、熱接着接続、オーバーモールド接続、又は他の任意の適切な接続など、任意の適切な手段によって導管18に接続されてもよい。補強部材1501及び導管18が共にポリマー材料で作られている実施形態では、ポリマー材料の加工性のために、補強部材1501及び導管は、熱接着接続又はオーバーモールド接続により接続されてもよい。代替の実施形態では、補強部材1501は、導管18に接続されなくてもよい。
図16~18を参照すると、いくつかの実施形態において、補強部材1501は、導管18の近位部分の周りに配置される。例えば、導管18及び補強部材は、本体16の遠位端1630に取り付けることができる。示された実施形態では、導管18及び補強部材1501は、本体16の中に延在している。補強部材1501は、例えば、接着剤接続、摩擦嵌め接続、熱接着接続、オーバーモールド接続、又は他の任意の適切な接続など、任意の適切な手段によって本体16に接続され得る。導管18は、本体16から遠位端28まで長さXにわたり延在し、補強部材1501は、本体16から長さHにわたり延在する。長さXと長さHの比は、例えば、約1:1~約3:1の間とすることができる。補強部材1501は、導管の近位部分の周りに配置されるように示されているが、補強部材1501は、本体16と導管18の遠位端28との間の導管18の任意の部分に取り付けることができることを理解されたい。
図16a及び16bを参照すると、組織除去ツール10は、組織除去ツールがポリープ切除などの内視鏡処置の間に使用できるように内視鏡装置1600に挿入されるように構成することができる。内視鏡装置1600は、処置中に使用される1つ又は複数の構成要素に接続するための接続部分1601を有する。構成要素は、例えば、水源、吸引源、空気ポンプ、光源、又は内視鏡処置中に使用される任意の他の構成要素を含んでもよい。内視鏡装置1600はまた、ノズル1603と、接続部分1601からノズル1603に延びる1つ又は複数のチャネル(図示せず)とを含む。1つ又は複数のチャネルは、接続部分1601に接続される構成要素と流体連通し、これらの構成要素がノズル1603と流体連通するようにする。内視鏡装置1600はまた、組織除去ツールの導管18が入口導管1605を通して挿入され、チャネルを通して延ばされ、ノズル1603から延ばされ得るように、チャネルのうちの1つと連通している入口導管1605を含む。入口導管1605は、組織除去ツール10の導管18を受け入れるための入口開口部1607を有する。
図16bを参照すると、特定の実施形態において、補強部材1501の長さH(図16)は、補強部材1501が入口開口部1607を通って入口導管1605の中に延びるように構成される。例えば、補強部材1501は、入口開口部1607から入口導管1605の中に距離Yにわたり延在し得る。距離Yは、例えば、0.25インチ以上、例えば、0.5インチ以上とすることができる。他の実施形態では、距離Yは、0.25インチ未満であってもよい。特定の実施形態では、距離Yは、約0.25インチ~約3インチである。いくつかの実施形態において、距離Yはゼロに等しくてもよく、補強部材1501は入口開口部1607と整列されてもよい。補強部材1501を入口開口部1607と整列させて、又は入口開口部1607を通って入口導管1605の中に位置決めすると、入口導管1605が、組織除去ツール10の導管18のうち補強部材1501によって支持されていない部分を支持することができる。すなわち、入口導管1605の内壁は、組織除去ツール10の導管18に支持を提供し得る。この構成は、組織除去ツール10が組織を切除するために使用されるとき、この処置から生じる圧縮力のために有利である。
図19を参照すると、いくつかの実施形態において、補強部材1501は、導管18の内部にある。これらの実施形態において、補強部材1501は、導管18と同じ材料又は異なる材料で構成することができる。これらの実施形態のいくつかにおいて、内部補強部材1501は、導管18よりも高い弾性率を有する一方で、導管18に対するねじれ又は過度の剛性を防止するのに十分な可撓性を提供する。内部補強部材1501は、例えば、高密度ポリエチレン、Kocetal、ステンレス鋼ばねコイル(コーティング済み又は未コーティング)、ステンレス鋼ハイポチューブ、レーザーエッチング済み/切断ステンレス鋼ハイポチューブ、ポリエーテルエーテルケトン、又は比較的高い弾性率を有する他の任意の適切な材料から作ることができる。特定の実施形態では、補強部材1501は、導管18と補強部材1501との間に形成される複合構造を強化することと、内視鏡装置の操作を促進するために必要とされる必要な潤滑性及び形状を提供することの両方を目的として互いに重ね合わされる上記の材料及び他の適切な材料の組み合わせから構成されてもよい。いくつかの実施形態において、導管18及び補強部材1501は、異なる材料の複数の層によって一体的に形成される。層状材料は、導管18の一部として形成されてもよいし、補強部材1501の一部として形成されてもよい。補強部材1501が金属材料から作られる実施形態では、補強部材1501の曲げ弾性率は、導管18の曲げ弾性率の50倍超から200倍超であってよい。補強部材がポリマー材料で作られる実施形態では、補強部材1501の曲げ弾性率は、導管18の曲げ弾性率の2倍超~10倍超であってよい。いくつかの実施形態において、補強部材1501の曲げ弾性率は、導管18の曲げ弾性率に等しくてもよい。
様々な実施形態において、補強部材1501は、非導電性材料(例えば、強化ポリマーチューブ、ポリマーチューブ、ガラス又はセラミックフィラーを有するポリマー等)で作ることができる。非導電性の補強部材は、ホット組織除去装置の使用中に補強部材が装置からユーザ(例えば、医師又は看護師)又は患者への電気の移動を防ぐので、ホット組織除去装置の実施形態において有利である。非導電性の補強部材はまた、ユーザ又は患者に火傷を負わせる可能性がある導管18又はハンドルを通して電気エネルギーを熱として散逸させるということがない。
補強部材1501は、補強部材1501の全長に沿って導管18に取り付けられてもよく、又は補強部材1501は、補強部材1501の長さの一部のみに沿って導管18に取り付けられてもよい。補強部材1501は、例えば、接着剤接続、摩擦嵌め接続、熱接着接続、オーバーモールド接続、又は他の任意の適切な接続など、任意の適切な手段によって導管18に接続されてもよい。代替の実施形態では、補強部材1501は、導管18に接続されなくてもよい。
図19を参照すると、特定の実施形態では、補強部材1501は、導管18の近位部分に配置される。導管18及び補強部材は、例えば、接着剤接続、摩擦嵌め接続、熱接着接続、オーバーモールド接続、又は任意の他の適切な接続などの任意の適切な手段によって、本体16の遠位端1630に取り付けることができる。導管18は、本体16から遠位端28まで長さXにわたり延在し、補強部材1501は、本体16から長さHにわたり延在する。長さXと長さHの比は、例えば、約1:1~約3:1の間とすることができる。補強部材1501は、導管の近位部分に配置されるように示されているが、補強部材1501は、本体16と導管18の遠位端28との間の導管18の任意の部分に配置できることが理解されるべきである。
図19a及び19bを参照すると、組織除去ツール10は、組織除去ツールがポリープ切除処置の間に使用され得るように内視鏡装置1600に挿入されるように構成され得る。内視鏡装置1600は、処置中に使用される1つ又は複数の構成要素に接続するための接続部分1601を有する。構成要素は、例えば、水源、吸引源、空気ポンプ、光源、又は、ポリープ切除処置中に使用される他の任意の構成要素を含んでもよい。内視鏡装置1600はまた、ノズル1603と、接続部分1601からノズル1603まで延びる1つ又は複数のチャネル(図示せず)とを含む。1つ又は複数のチャネルは、接続部分1601に接続される構成要素と流体連通し、これらの構成要素がノズル1603と流体連通するようにする。内視鏡装置1600はまた、組織除去ツールの導管18が入口導管1605を通して挿入され、チャネルを通して延ばされ、ノズル1603から延ばされ得るように、チャネルのうちの1つと連通している入口導管1605を含む。入口導管1605は、組織除去ツール10の導管18を受け入れるための入口開口部1607を有する。
図19bを参照すると、特定の実施形態では、補強部材1501の長さH(図19)は、補強部材1501が入口開口部1607を通って入口導管1605の中に延在するように構成される。例えば、補強部材1501は、入口開口部1607から入口導管1605の中に距離Yにわたり延在し得る。距離Yは、例えば0.25インチ以上、例えば0.5インチ以上とすることができる。他の実施形態では、距離Yは0.25インチ未満であってもよい。特定の実施形態では、距離Yは約0.25インチ~約90インチである。いくつかの実施形態において、距離Yはゼロに等しくてもよく、補強部材1501は入口開口部1607と整列されてもよい。補強部材1501を入口開口部1607と整列させて、又は入口開口部1607を通して入口導管1605の中に位置決めすると、入口導管1605が、組織除去ツール10の導管18のうち補強部材1501によって支持されていない部分を支持することができる。すなわち、入口導管1605の内壁は、組織除去ツール10の導管18に支持を提供することができる。この構成は、組織除去ツール10が組織を切除するために使用されるとき、この処置から生じる圧縮力のために有利である。
図25及び26を参照すると、特定の実施形態において、組織除去ツール10は、本体16、ハンドル(図示せず)、リンク(図示せず)、導管18、及びループ(図示せず)を含む。組織除去ツール10は、内視鏡と共に使用されるように構成されている。本体16、ハンドル、リンク、及びループは、例えば、本出願に記載されている任意の形態など、任意の適切な形態をとることができる。様々な実施形態において、リンクの近位端はハンドル20に接続され、リンクの遠位端は、ハンドル20の動きがリンクを経由してループを開位置と閉位置との間で移動させるようにループに取り付けられる。導管18は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、高密度ポリエチレン、ポリエーテルブロックアミド、ポリエーテルエーテルケトン、被覆又は非被覆金属、又は他の同等の材料で作られてもよい。特定の実施形態では、導管18は、ポリテトラフルオロエチレンと、例えば、ガラス、カーボン、グラファイト、モリブデン、ウォラストナイト、ポリイミド、高密度ポリエチレン、ナイロン(ポリアミド)、Kocetal、Pebax、PEEK、及び他のそのような材料などの別の材料との組み合わせで作られてもよい。いくつかの実施形態において、導管18は、例えば、ステンレス鋼管、コイル、又は編組などの金属補強材を有するポリマー表面で作ることができる。代替の実施形態では、金属補強材は、液晶ポリマーなどの高強度の非導電性材料で置き換えてもよい。
導管18は、本体16に接続され、遠位端に開口部2503を有する管腔2501を画定する。管腔2501は、近位部分2505及び遠位部分2507を有し得る。近位部分2505は幅W1を有し、遠位部分2505は、幅W1よりも大きい最大幅W2を有する。幅W1は、開位置と閉位置との間でループを移動させるために、リンク22が近位部分2505を通って移動することを可能にする大きさである。幅W1は、約0.05インチ~約0.06インチの間とすることができる。特定の実施形態では、幅W1は、リンク22の外径と同等であるか、又はほぼ同等である。例えば、幅W1とリンク22の外径との差は、0.035インチ以下、例えば0.031インチ以下、例えば0.025インチ以下、例えば0.02インチ以下、例えば0.015インチ以下、例えば0.01インチ以下であってよい。リンク22と導管18の内面との間のこの小さな間隙(幅W1によって定められる)は、導管18内に配置されるリンク22の弛みに起因するリンク22の失われる運動の量を減少させる。すなわち、リンク22と導管18の内面との間の大きな間隙は、展開中にリンク22の弛みが導管18内で前後に蛇行することを可能にし、これは、ループ12が導管18から展開することを妨げる可能性がある。リンク22と導管18の内面との間のこの間隙を減らすと、導管18内のリンク22の弛みの量を防止し減らすことができ、したがって、失われる運動の量を減らすことができる。内部管腔2501の近位部分2505を画定する導管18の壁は、約0.014インチ~約0.02インチの間、例えば約0.015インチ~約0.02インチの間、例えば約0.016インチ~約0.02インチの間、例えば約0.0175インチ~約0.02インチの間、例えば約0.0185インチである厚さ(例えば、図25Aに示される厚さT)を有し得る。導管18のより大きな厚さは、組織除去ツール10の使用中に導管18が座屈する又は撓むことを防止する。すなわち、導管のより大きな厚さは、導管18を座屈させるために必要とされる圧縮荷重の量を増加させる。
なおも図25及び26を参照すると、遠位部分2507は、約0.015インチ~約4インチの間である長さL1を有し得、遠位部分2507は、約0.06インチ~約0.08インチの間であるW2を有し得る。いくつかの実施形態において、遠位部分2505の幅W2及び長さL1は、ループが閉位置にあるときにループを収容する大きさである。閉じたループの少なくとも一部は、導管18の遠位部分2507内に収容されてもよく、ループは、ループを開位置に移動させるために、導管18の遠位部分2507から開口部2503を介して展開させることができる。
導管18は、幅W1に等しい均一な幅を有する管腔2501を有する管から作られてもよく、管の遠位端は、遠位部分2507を形成するために機械的に成形されてもよいし、圧力及び熱で成形されてもよい。例えば、図25を参照すると、遠位部分2507は、遠位部分2507の幅が(近位部分2505と遠位部分2507との接合部における)幅W1から開口部2503における幅W2まで徐々に増加するように導管を面取りすることによって形成される。図26を参照すると、他の実施形態において、遠位部分2507は、遠位部分2507が幅W2に等しい均一な幅を有するように、導管18をリーミングすることによって形成される。図25及び26に示される実施形態において、幅W2と幅W1の比は、約1.1:1~約2:1の間、例えば、約1.25:1~約2:1の間、例えば、約1.4:1~約2:1の間であってよい。いくつかの実施形態において、幅W2は、幅W1よりも10%~100%大きく、例えば、約25%~約100%、例えば、約40%~約100%大きい。
図25Aを参照すると、特定の実施形態において、導管18は、内側管腔2501の遠位部分2507の幅が、(近位部分2505と遠位部分2507との間の接合部における)幅W1から開口部2503における幅W2まで徐々に増加するように面取りされる。内側管腔2501の近位部分2505の幅W1は、約0.05インチ~0.06インチの間、例えば約0.053インチ~0.057インチの間、例えば約0.055インチとすることができる。内側管腔2501の近位部分2505を画定する導管18の壁は、約0.0175インチ~約0.02インチの間、例えば約0.0185インチである厚さTを有する。幅W1は、導管18内のリンク22の失われる運動の量を減らし、厚さTは、組織除去ツール10の使用中に導管18が座屈したり撓んだりするのを防止する。導管18の開口部2503における幅W2は、約0.06インチ~約0.075インチの間、例えば、約0.065インチ~約0.072インチの間であることが可能である。遠位部分2507の長さL1は、約0.015インチ~約0.06インチの間とすることができる。特定の実施形態では、遠位部分2507の幅は、約10度~約20度の間、例えば約15度である角度αによって徐々に増加する。
20~21を参照すると、組織除去ツール10の別の例示的な実施形態は、本体(図示せず)、ハンドル(図示せず)、リンク22、導管18、ループ12、及びコネクタ2002を含む。特定の実施形態では、組織除去ツール10は、内視鏡と共に使用されるように構成されている。本体、ハンドル、リンク22、導管18、及びループ12は、例えば、本出願に記載されている任意の形態など、任意の適切な形態をとることができる。様々な実施形態において、リンク22の近位端(図示せず)はハンドルに接続され、リンク22の遠位端23は、ハンドルの動きがリンク22を介してループ12を開位置と閉位置との間で移動させるようにループ12に取り付けられる。導管18は、本体に接続され、遠位端28に開口部19を有する管腔を画定する。リンク22は、導管18を通って延在し、ループ12は、閉位置にあるとき導管18内に収容され、開位置にあるとき導管18の外側に配置される。導管18は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、高密度ポリエチレン、ポリエーテルブロックアミド、又は他の同等の材料などの低摩擦可撓性材料で形成された任意の適切な小径の管であってよい。
コネクタ2002は、リンク22の動きがループ12を開位置と閉位置との間で移動させるように、リンク22をループ12に接続する。コネクタ2002は、リンク22に接続するための第1の開口部2003と、ループ12に接続するための第2の開口部2005とを含む。リンク22は、例えば、接着剤接続、ねじ接続、摩擦嵌め接続、はんだ接続、溶接接続、又は他の任意の適切な接続など、任意の適切な手段によってコネクタ2002に接続することができる。ループ12は、例えば、接着剤接続、ねじ接続、摩擦嵌め接続、圧着接続、かしめ接続、はんだ付け接続、溶接接続、又は他の任意の適切な接続など、任意の適切な手段によってコネクタ2002に接続することができる。コネクタ2002は、例えば、鋼、ニチノール、又は他の任意の適切な材料で作ることができる。
図20を参照すると、特定の実施形態では、第1の開口部2003は、第1の平面2007に沿って配置され、第2の開口部2005は、第1の平面2007からオフセットされ、第1の平面2007に実質的に平行な第2の平面2009に沿って配置される。この実施形態において、リンク22の遠位端23は、リンク22がコネクタ2002に接続されるとき、第1の平面2007に沿って配置され、ループ12は、ループ12がコネクタ2002に接続されるとき、第2の平面2009に沿って配置される。図21を参照すると、いくつかの実施形態において、第3の平面2111が、第1の平面2007及び第2の平面2009に対して実質的に垂直であるように、コネクタ2002の第1の開口部2003及び第2の開口部2005の両方を通って延在する。第3の平面2111が(ループ12が配置される)第2の平面2009に対して垂直であるようにループ12を方向付けると、ツール10の使用中にループ12が患者の組織上の所望の位置に横たわる傾向が強くなり、患者から除去される組織の量を増大することができる。すなわち、コネクタは、ループを(角度の付いた位置ではなく)実質的に平らな位置に維持し、これにより、ループがポリープの基部に係合し、ポリープを通る実質的に直線的な切断を行い、したがって、ポリープのより大きな部分を除去することができる。
図22及び23を参照すると、コネクタ2002の例示的な実施形態は、リンク22を受け入れるための第1の開口部2003を有する近位部分2210と、ループ12を受け入れるための第2の開口部2005を有する遠位部分2212とを含む。示された実施形態では、コネクタ2002は、近位部分2210を遠位部分2212に接続する中心部分2214を含む。特定の実施形態では、コネクタ2002の長さLは、約1mm~約10mmの間とすることができる。
図24を参照すると、コネクタ2002の別の例示的な実施形態は、本体2422と、本体2422を通って延在する第1の開口部2210と、本体2422を通って延在する第2の開口部2212とを含む。本体2422は、例えば、鋼、ニチノール、又は他の任意の適切な材料で作ることができる。第1の開口部2210は、リンク22を受け入れるために構成され、開口部2212は、ループ12を受け入れるために構成される。開口部2210は、第1の平面(例えば、図20に示す平面2007)に沿って配置され、開口部2212は、第1の平面からオフセットされ、第1の平面と実質的に平行な第2の平面(例えば、図20に示す平面2009)に沿って配置される。第3の平面(例えば、図21に示す平面2111)は、第3の平面が第1及び第2の平面に対して実質的に垂直であるように、両方の開口部2210、2212の中心を通って延在する。
上記の特徴のいくつか又は全ては、スネア針装置、多段階スネア、又は内視鏡用回収装置などの任意の適切な内視鏡装置又は内視鏡装置の組み合わせに適用できることを理解されたい。
上記スネアの特徴はコールド切断用に設計されているが、それらは組織の収集及び切断に役立つ特徴を損なうことなく電気焼灼と共に使用することもできることは当業者であれば理解するはずである。
本主題に記載された内視鏡装置が支持アセンブリ(基体及び細長い管状部材)及び/又は伝達アセンブリ(ハンドル及びリンク)を備える必要がないことは当業者であれば理解するはずである。ハンドルは、ループの近位端によって形成することができ、又は、ループの近位端に接続することができる。
一般的な発明的概念の様々な発明的態様、概念及び特徴が、様々な例示的な実施形態の文脈において本明細書に記載及び示されているが、これらの態様、概念及び特徴は、個別に又は様々な組み合わせ及び下位組み合わせにおいて、多くの代替実施形態において使用することができる。本開示において明示的に除外されない限り、全てのそのような組み合わせ及び下位組み合わせは一般的な発明的概念の範囲内にあることが意図される。
本発明の様々な態様、概念及び特徴に関する様々な代替実施形態(例えば、代替の物質、構成、構造、方法、回路、装置、及び構成要素、形成、取り付け及び機能に関する代替案など)が本明細書において記載され得るが、これらの記載は、現在知られているか又は将来開発されるかにかかわらず、利用可能な代替実施形態の完全又は徹底的なリストであるつもりはない。また、当業者であれば、発明的態様、概念及び特徴の1つ又は複数を追加の実施形態に容易に採用し、一般的な発明的概念の範囲内において利用し得る。そのような実施形態が本明細書に明示的に開示されていないとしても、である。さらに、本発明のいくつかの特徴、概念及び態様が本開示において好適な構成又は方法として記載され得るとしても、かかる記載は、明示的に記載されない限り、そのような特徴が要求される又は必須であることを提案するつもりはない。
本開示の理解を助けるために例示的又は代表的な値及び範囲が含まれ得るが、かかる値及び範囲は、限定的に解釈されず、そのように明示的に記載される場合に限り、重要な値又は範囲であることが意図される。さらに、様々な態様、概念及び特徴が発明的である又は発明の一部を構成するものとして本明細書において明示的に特定され得るが、かかる特定は排他的であるつもりはなく、むしろそのようなものとして又は特定の発明の一部として明示的に特定されることなく本明細書に完全に記載される発明的態様、概念及び特徴が存在し得る。例示的な方法又はプロセスの記載は、全てのステップを全ての場合に必要なものとして含めるように限定されず、また、明示的に記載されない限り、ステップが提示される順番は要求されるとも必須であるとも解釈されない。

Claims (97)

  1. 内視鏡と共に使用するための組織除去ツールであって、
    本体と、
    前記本体に取り付けられた導管であって、内腔を画定し、前記内腔は面取りされた遠位端を有し、前記面取りされた遠位端の幅は、前記面取りされた遠位端の長さに沿って第1の幅から第2の幅まで徐々に増大する、導管と、
    ループであって、前記ループが前記導管の外側に少なくとも部分的に配置される開位置と、前記ループが前記導管内に配置される閉位置との間で移動可能であるループと、
    ハンドル及びリンクを含む伝達アセンブリであって、前記ハンドルは前記本体に接続され、前記リンクは、前記ハンドルの動きによって前記ループが前記開位置と閉位置との間で移動されるように、前記ハンドルに取り付けられた第1の端部と、前記ループに取り付けられた第2の端部とを有する、伝達アセンブリと
    を備える組織除去ツール。
  2. 前記面取りされた遠位端の長さが約0.015インチ~約0.0185インチの間である、請求項1に記載の組織除去ツール。
  3. 前記第1の幅が約0.05インチ~0.06インチの間である、請求項1又は2に記載の組織除去ツール。
  4. 前記第2の幅が約0.06インチ~0.075インチの間である、請求項1~3のいずれかに一項に記載の組織除去ツール。
  5. 前記面取りされた遠位端の幅が、約10度~約20度の間の角度で徐々に増大する、請求項1~4のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  6. 前記導管の前記内腔が、近位幅を有する近位部分を有する、請求項1~5のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  7. 前記近位幅が前記面取りされた遠位端の前記第1の幅に等しい、請求項6に記載の組織除去ツール。
  8. 前記近位幅が約0.05インチ~0.06インチの間である、請求項6又は7に記載の組織除去ツール。
  9. 前記内腔の前記近位部分を画定する前記導管の壁が、約0.0175インチ~約0.02インチの間の厚さを有する、請求項6~8のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  10. 前記内腔の前記近位部分の近位幅と前記伝達アセンブリのリンクの外径との間の差が0.035インチ以下である、請求項6~9のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  11. 前記面取りされた遠位端の前記第2の幅対前記第1の幅の比が、約1.1:1~約2:1の間である、請求項1~10のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  12. 内視鏡と共に使用するための組織除去ツールであって、
    本体と、
    前記本体に取り付けられた導管であって、内腔を画定し、前記内腔は第1の幅を有する近位部分、及び前記第1の幅より大きい第2の幅を有する遠位部分を有する、導管と、
    ループであって、前記ループが前記導管の外側に少なくとも部分的に配置される開位置と、前記ループが前記導管内に配置される閉位置との間で移動可能であるループと、
    ハンドル及びリンクを含む伝達アセンブリであって、前記ハンドルは前記本体に接続され、前記リンクは、前記ハンドルの動きによって前記ループが前記開位置と閉位置との間で移動されるように、前記ハンドルに取り付けられた第1の端部と、前記ループに取り付けられた第2の端部とを有する、伝達アセンブリと
    を備える組織除去ツール。
  13. 前記遠位部分の幅が初期幅から前記第2の幅まで徐々に増大する、請求項12に記載の組織除去ツール。
  14. 前記第2の幅対前記初期幅の比が約1.1:1~約2:1の間である、請求項12又は13に記載の組織除去ツール。
  15. 前記第2の幅が約0.06インチ~0.075インチの間である、請求項12~14のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  16. 前記遠位部分の大部分が均一な幅を有する、請求項12に記載の組織除去ツール。
  17. 前記第1の幅が約0.05インチ~0.06インチの間である、請求項12~16のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  18. 前記内腔の前記近位部分を画定する前記導管の壁が、約0.0175インチ~約0.02インチの間の厚さを有する、請求項12~17のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  19. 前記内腔の前記近位部分の前記第1の幅と前記伝達アセンブリのリンクの外径との間の差が、0.035インチ以下である、請求項12~18のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  20. 内視鏡と共に使用するための組織除去ツールであって、
    本体と、
    前記本体に取り付けられた導管であって、内腔を画定し、前記内腔は、第1の幅を有する近位部分と、面取りされた遠位端であって、前記面取りされた遠位端の長さに沿って初期幅から第2の幅まで徐々に増大する幅を有する面取りされた遠位端とを有し、前記近位部分の前記第1の幅は約0.05インチ~0.06インチの間であり、前記面取りされた遠位端の長さは約0.015インチ~0.06インチの間であり、前記面取りされた遠位端の前記第2の幅は約0.06インチ~0.075インチの間である、導管と、
    ループであって、前記ループが前記導管の外側に少なくとも部分的に配置される開位置と、前記ループが前記導管内に配置される閉位置との間で移動可能であるループと、
    ハンドル及びリンクを含む伝達アセンブリであって、前記ハンドルは前記本体に接続され、前記リンクは、前記ハンドルの動きによって前記ループが前記開位置と閉位置との間で移動されるように、前記ハンドルに取り付けられた第1の端部と、前記ループに取り付けられた第2の端部とを有する、伝達アセンブリと
    を備える組織除去ツール。
  21. 内視鏡と共に使用するための組織除去ツールであって、
    本体と、
    前記本体に取り付けられた導管と、
    前記導管の少なくとも一部を補強するように構成された非導電性の補強部材と、
    一片のワイヤによって形成されたループであって、前記ループが前記導管の外側に少なくとも部分的に配置される開位置と、前記ループが前記導管内に少なくとも部分的に配置される閉位置との間で移動可能である、ループと、
    ハンドル及びリンクを含む伝達アセンブリであって、前記ハンドルは前記本体に接続され、前記リンクは、前記ハンドルの動きによって前記ループが前記開位置と閉位置との間で移動されるように、前記ハンドルに取り付けられた第1の端部と、前記ループに取り付けられた第2の端部とを有する、伝達アセンブリと
    を備える組織除去ツール。
  22. 前記補強部材が前記導管の外部にある、請求項21に記載の組織除去ツール。
  23. 前記補強部材が強化ポリマーチューブを含む、請求項22に記載の組織除去ツール。
  24. 前記補強部材が前記導管の内部にある、請求項21に記載の組織除去ツール。
  25. 前記補強部材が高密度ポリエチレンを含む、請求項24に記載の組織除去ツール。
  26. 前記補強部材が前記導管の近位端に取り付けられている、請求項21~25のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  27. 前記導管が第1の長さを有し、前記補強部材が第2の長さを有し、前記第1の長さ対前記第2の長さの比が約1:1~約3:1の間である、請求項21~26のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  28. 前記ループが近位端及び遠位端を含み、前記ループの最大幅部分から前記近位端までの第1の距離が、前記ループの長さの中間点及び前記近位端からの第2の距離より小さい、請求項21~27のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  29. 前記ループの遠位部分に配置された切断セクションをさらに備える、請求項21~27のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  30. 前記切断セクションが前記ループの長さの約1/3~1/2をカバーする、請求項29に記載の組織除去ツール。
  31. 前記切断セクションが0.36mm以下の直径を含む、請求項29に記載の組織除去ツール。
  32. 前記切断セクションが0.30mm以下の直径を含む、請求項29に記載の組織除去ツール。
  33. 前記ループの近位部分が平坦なワイヤ又は鍛造されたケーブルを含み、前記切断セクションが前記近位部分より細いワイヤを含む、請求項29に記載の組織除去ツール。
  34. 前記切断セクションが1つ又は複数の切断ブレードを含む、請求項29に記載の組織除去ツール。
  35. 前記ループが内側ループ及び外側ループを含み、前記内側ループは少なくとも1箇所で前記外側ループに固定され、前記内側ループは前記外側ループより細い、請求項21~27のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  36. 前記内側ループが前記ループの遠位部分のみをカバーする、請求項35に記載の組織除去ツール。
  37. 前記内側ループが前記ループ全体を実質的にカバーする、請求項35に記載の組織除去ツール。
  38. 前記内側ループが丸形断面を有する、請求項35に記載の組織除去ツール。
  39. 前記内側ループが平坦又は正方形ワイヤである、請求項35に記載の組織除去ツール。
  40. 前記ループがテーパ状ワイヤ又は研削されたワイヤを含み、前記ループの近位部分が前記ループの遠位部分より太い、請求項21~27のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  41. 前記ループが、鍛造された近位部分及び鍛造されない遠位部分を含み、前記近位部分がケーブル又はモノフィラメントスネアを含む、請求項21~27のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  42. 前記ループが、近位部分及び遠位部分を有するワイヤを含み、前記遠位部分が鍛造されている、請求項21~27のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  43. 前記ループが様々な位置で鍛造される、請求項21~27のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  44. 前記鍛造された位置が、ループの中心線に関して対称である、請求項43に記載の組織除去ツール。
  45. 前記ループが、ねじり先端を有する中実の矩形ワイヤフィラメントループである、請求項21~27のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  46. 前記リンクの前記第2の端部を前記ループに接続するためのコネクタをさらに含み、前記コネクタは前記リンクを受け入れるための第1の開口部と前記ループを受け入れるための第2の開口部とを有し、第1の平面が前記第1の開口部の中心を通って延在し、第2の平面が前記第2の開口部の中心を通って延在し、前記第1の平面は前記第2の平面からオフセットされ、前記第2の平面と平行である、請求項45に記載の組織除去ツール。
  47. 内視鏡と共に使用するための組織除去ツールであって、
    本体と、
    前記本体に取り付けられた導管と、
    一片のワイヤによって形成されたループであって、前記ループが前記導管の外側に少なくとも部分的に配置される開位置と、前記ループが前記導管内に少なくとも部分的に配置される閉位置との間で移動可能である、ループと、
    ハンドル及びリンクを含む伝達アセンブリであって、前記ハンドルは前記本体に接続され、前記リンクは、前記ハンドルの動きによって前記ループが前記開位置と閉位置との間で移動されるように、前記ハンドルに取り付けられた第1の端部と、前記ループに取り付けられた第2の端部とを有する、伝達アセンブリと、
    前記リンクの前記第2の端部を前記ループに接続するためのコネクタであって、前記リンクを受け入れるための第1の開口部と前記ループを受け入れるための第2の開口部とを有し、第1の平面が前記第1の開口部の中心を通って延在し、第2の平面が前記第2の開口部の中心を通って延在し、前記第1の平面は前記第2の平面からオフセットされ、前記第2の平面と平行である、コネクタと
    を備える組織除去ツール。
  48. 前記コネクタが、前記第1の開口部を含む近位部分と、前記第2の開口部を含む遠位部分とを有する、請求項47に記載の組織除去ツール。
  49. 前記第1の開口部が、完全にその本体を通って延在する、請求項47又は48に記載の組織除去ツール。
  50. 前記ループの開口部によって定められる第3の平面が前記第2の平面に対して垂直であるように、前記ループが前記コネクタに接続される、請求項47~49のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  51. 前記コネクタが金属製である、請求項47~50のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  52. 前記導管の少なくとも一部を補強するように構成された補強部材をさらに備える、請求項47~51のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  53. 前記補強部材が前記導管の外部にある、請求項52に記載の組織除去ツール。
  54. 前記補強部材が強化ポリマーチューブを含む、請求項53に記載の組織除去ツール。
  55. 前記補強部材が前記導管の内部にある、請求項52に記載の組織除去ツール。
  56. 前記補強部材が高密度ポリエチレンを含む、請求項55に記載の組織除去ツール。
  57. 前記補強部材が前記導管の近位端に取り付けられる、請求項52に記載の組織除去ツール。
  58. 前記導管が第1の長さを有し、前記補強部材が第2の長さを有し、前記第1の長さ対前記第2の長さの比が約1:1~約3:1の間である、請求項52に記載の組織除去ツール。
  59. 前記ループが近位端及び遠位端を含み、前記ループの最大幅部分から前記近位端までの第1の距離が、前記ループの長さの中間点及び前記近位端からの第2の距離より小さい、請求項47~58のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  60. 前記ループの遠位部分に配置された切断セクションをさらに備える、請求項47~58のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  61. 前記切断セクションが前記ループの長さの約1/3~1/2をカバーする、請求項60に記載の組織除去ツール。
  62. 前記切断セクションが0.36mm以下の直径を含む、請求項60に記載の組織除去ツール。
  63. 前記切断セクションが0.30mm以下の直径を含む、請求項60に記載の組織除去ツール。
  64. 前記ループの近位部分が平坦なワイヤ又は鍛造されたケーブルを含み、前記切断セクションが前記近位部分より細いワイヤを含む、請求項60に記載の組織除去ツール。
  65. 前記切断セクションが1つ又は複数の切断ブレードを含む、請求項60に記載の組織除去ツール。
  66. 前記ループが内側ループ及び外側ループを含み、前記内側ループは少なくとも1箇所で前記外側ループに固定され、前記内側ループは前記外側ループよりも細い、請求項47~58のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  67. 前記内側ループが前記ループの遠位部分のみをカバーする、請求項66に記載の組織除去ツール。
  68. 前記内側ループが前記ループ全体を実質的にカバーする、請求項66に記載の組織除去ツール。
  69. 前記内側ループが丸形断面を有する、請求項66に記載の組織除去ツール。
  70. 前記内側ループが平坦又は正方形ワイヤである、請求項66に記載の組織除去ツール。
  71. 前記ループがテーパ状ワイヤ又は研削されたワイヤを含み、前記ループの近位部分が前記ループの遠位部分より太い、請求項47~58のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  72. 前記ループが、鍛造された近位部分及び鍛造されない遠位部分を含み、前記近位部分がケーブル又はモノフィラメントスネアを含む、請求項47~58のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  73. 前記ループが、近位部分及び遠位部分を有するワイヤを含み、前記遠位部分が鍛造されている、請求項47~58のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  74. 前記ループが様々な位置で鍛造される、請求項47~58のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  75. 前記鍛造された位置が、ループの中心線に関して対称である、請求項74に記載の組織除去ツール。
  76. 前記ループが、ねじり先端を有する中実の矩形ワイヤフィラメントループである、請求項47~58のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  77. 組織除去ツールのリンクを前記組織除去ツールのループに接続するためのコネクタであって、
    本体と、
    前記リンクを受け入れるための第1の開口部と、
    前記ループを受け入れるための第2の開口部とを備え、
    第1の平面が前記第1の開口部の中心を通って延在し、第2の平面が前記第2の開口部の中心を通って延在し、
    前記第1の平面は前記第2の平面からオフセットされ、前記第2の平面と平行である、
    コネクタ。
  78. 前記コネクタが、前記第1の開口部を含む近位部分と、前記第2の開口部を含む遠位部分とを有する、請求項77に記載のコネクタ。
  79. 前記第1の開口部が完全に前記本体を通って延在する、請求項77又は78に記載のコネクタ。
  80. 前記コネクタが金属を備える、請求項77~79のいずれか一項に記載のコネクタ。
  81. 内視鏡と共に使用するための組織除去ツールであって、
    本体と、
    前記本体に取り付けられた導管であって、内腔を画定し、前記内腔は、第1の幅を有する近位部分と、前記第1の幅より大きい第2の幅を有する遠位部分とを有する、導管と、
    一片のワイヤによって形成されたループであって、前記ループが前記導管の外側に少なくとも部分的に配置される開位置と、前記ループが前記導管の前記遠位部分内に少なくとも部分的に配置される閉位置との間で移動可能である、ループと、
    ハンドル及びリンクを含む伝達アセンブリであって、前記ハンドルは前記本体に接続され、前記リンクは、前記ハンドルの動きによって前記ループが前記開位置と閉位置との間で移動されるように、前記ハンドルに取り付けられた第1の端部と、前記ループに取り付けられた第2の端部とを有する、伝達アセンブリと
    を含む組織除去ツール。
  82. 前記遠位部分が、初期幅から前記第2の幅まで増大する漸増幅を有する、請求項81に記載の組織除去ツール。
  83. 前記第2の幅対前記初期幅の比が約1.25:1~約3:1の間である、請求項82に記載の組織除去ツール。
  84. 内視鏡と共に使用するための組織除去ツールであって、
    本体と、
    前記本体に取り付けられた導管と、
    前記導管の少なくとも一部を補強するように構成された非導電性補強部材と、
    一片のワイヤによって形成されたループであって、前記ループが前記導管の外側に少なくとも部分的に配置される開位置と、前記ループが前記導管内に少なくとも部分的に配置される閉位置との間で移動可能であるループと、
    ハンドル及びリンクを含む伝達アセンブリであって、前記ハンドルは前記本体に接続され、前記リンクは、前記ハンドルの動きによって前記ループが前記開位置と閉位置との間で移動されるように、前記ハンドルに取り付けられた第1の端部と、前記ループに取り付けられた第2の端部とを有する、伝達アセンブリと
    を備える組織除去ツール。
  85. 前記非導電性補強部材が高密度ポリエチレンを含む、請求項84に記載の組織除去ツール。
  86. 内視鏡と共に使用するための組織除去ツールであって、
    本体と、
    前記本体に取り付けられた導管と、
    前記導管の少なくとも一部を補強するように構成された層状補強部材と、
    一片のワイヤによって形成されたループであって、前記ループが前記導管の外側に少なくとも部分的に配置される開位置と、前記ループが前記導管内に少なくとも部分的に配置される閉位置との間で移動可能であるループと、
    ハンドル及びリンクを含む伝達アセンブリであって、前記ハンドルは前記本体に接続され、前記リンクは、前記ハンドルの動きによって前記ループが前記開位置と閉位置との間で移動されるように、前記ハンドルに取り付けられた第1の端部と、前記ループに取り付けられた第2の端部とを有する、伝達アセンブリと
    を備える組織除去ツール。
  87. 前記層状補強部材が第1の層及び第2の層を含む、請求項86に記載の組織除去ツール。
  88. 前記第1の層が高密度ポリエチレンを含む、請求項87に記載の組織除去ツール。
  89. 前記層状補強部材が前記導管内に配置されている、請求項86~88のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  90. 前記層状補強部材が前記導管と一体である、請求項86~88のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  91. 内視鏡と共に使用するための組織除去ツールであって、ホット組織除去ツール又はコールド組織除去ツールとして使用可能な組織除去ツールであり、
    本体と、
    前記本体に取り付けられた導管と、
    前記導管の少なくとも一部を補強するように構成された非導電性補強部材と、
    一片のワイヤによって形成されたループであって、前記ループが前記導管の外側に少なくとも部分的に配置される開位置と、前記ループが前記導管内に少なくとも部分的に配置される閉位置との間で移動可能であるループと、
    ハンドル及びリンクを含む伝達アセンブリであって、前記ハンドルは前記本体に接続され、前記リンクは、前記ハンドルの動きによって前記ループが前記開位置と閉位置との間で移動されるように、前記ハンドルに取り付けられた第1の端部と、前記ループに取り付けられた第2の端部とを有する、伝達アセンブリと
    を備える組織除去ツール。
  92. 前記非導電性補強部材が高密度ポリエチレンを含む、請求項91に記載の組織除去ツール。
  93. 内視鏡と共に使用するための組織除去ツールであって、
    本体と、
    前記本体に取り付けられた導管と、
    一片のワイヤによって形成されたループであって、前記ループが前記導管の外側に少なくとも部分的に配置される開位置と、前記ループが前記導管内に少なくとも部分的に配置される閉位置との間で移動可能であり、第1の厚さを有する近位部分及び第2の厚さを有する遠位部分を含む遠位先端を有し、前記第1の厚さは前記第2の厚さよりも大きい、ループと、
    ハンドル及びリンクを含む伝達アセンブリであって、前記ハンドルは前記本体に接続され、前記リンクは、前記ハンドルの動きによって前記ループが前記開位置と閉位置との間で移動されるように、前記ハンドルに取り付けられた第1の端部と、前記ループに取り付けられた第2の端部とを有する、伝達アセンブリと
    を備える組織除去ツール。
  94. 前記第2の厚さが0.3mm以下である、請求項93に記載の組織除去ツール。
  95. 前記第2の厚さが0.25mm以下である、請求項93に記載の組織除去ツール。
  96. 前記遠位部分が約0.25mm~約1mmの間の長さを有する、請求項93~95のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
  97. 前記遠位部分が約0.4mm~約6mmの間の長さを有する、請求項93~95のいずれか一項に記載の組織除去ツール。
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