JP2023175078A - 注出容器 - Google Patents

注出容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2023175078A
JP2023175078A JP2022087333A JP2022087333A JP2023175078A JP 2023175078 A JP2023175078 A JP 2023175078A JP 2022087333 A JP2022087333 A JP 2022087333A JP 2022087333 A JP2022087333 A JP 2022087333A JP 2023175078 A JP2023175078 A JP 2023175078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
communication hole
main body
spouting
notch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022087333A
Other languages
English (en)
Inventor
芳夫 紀陸
Yoshio Kiriku
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2022087333A priority Critical patent/JP2023175078A/ja
Publication of JP2023175078A publication Critical patent/JP2023175078A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】所望の量の内容物を容易に注出する。【解決手段】内容物が収容される容器本体11と、容器本体の口部11aに装着された中栓12と、中栓に回転可能に装着されるとともに、内容物を注出する注出孔13aが形成された注出栓13と、を備え、注出栓は、中栓の第1連通孔15および注出栓の第2連通孔23が互いに連通した連続注出位置と、第1連通孔および第2連通孔の連通が遮断され、かつ注出栓の内筒22が中栓の外切欠き部14aを径方向の内側から閉塞する少量注出位置と、第1連通孔および第2連通孔の連通が遮断され、かつ内筒の内切欠き部22aおよび外筒の外切欠き部が径方向に連通する多量注出位置と、の間を中栓に対して周方向に回転移動可能に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、注出容器に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるように、定量の内容物を容器本体内から注出することができる注出容器が知られている。
特開2012-71860号公報
しかしながら、前記従来の注出容器では、所望の量の内容物を容易に注出することに改善の余地があった。
本発明は、所望の量の内容物を容易に注出することができる注出容器を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る注出容器は、上下方向に延びる有底筒状に形成されるとともに、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着された中栓と、前記中栓に、上下方向に延びる容器軸を周回する周方向に回転可能に装着されるとともに、内容物を注出する注出孔が形成された注出栓と、を備え、前記中栓には、上下方向に延び、下端開口が前記容器本体内に開口した外筒が形成され、前記注出栓には、上下方向に延び、下端開口が前記容器本体内に開口し、上端開口が前記注出孔に開口した内筒が形成され、前記内筒は、前記外筒内に周方向に回転可能に嵌合され、前記内筒の下端部は、前記外筒の下端開口から下方に突出し、前記外筒の下端部に、外切欠き部が形成され、前記内筒の下端部に、内切欠き部が形成され、前記内切欠き部は、前記外筒の下端開口を上下方向に跨いで設けられ、前記中栓には、前記容器本体内に開口する第1連通孔が形成され、前記注出栓には、前記第1連通孔と前記注出孔とを連通可能な第2連通孔が形成され、前記注出栓は、前記第1連通孔および前記第2連通孔が互いに連通した連続注出位置と、前記第1連通孔および前記第2連通孔の連通が遮断され、かつ前記内筒が前記外切欠き部を径方向の内側から閉塞する少量注出位置と、前記第1連通孔および前記第2連通孔の連通が遮断され、かつ前記内切欠き部および前記外切欠き部が径方向に連通する多量注出位置と、の間を前記中栓に対して周方向に回転移動可能に設けられている。
注出栓が、連続注出位置と、少量注出位置と、多量注出位置と、の間を中栓に対して周方向に回転移動可能に設けられているので、所望の量の内容物を容易に注出することができる。
連続注出位置では、第1連通孔および第2連通孔が互いに連通しているので、容器本体内の内容物を、第1連通孔、第2連通孔および注出孔を通して連続的に注出することができる。
少量注出位置では、第1連通孔および第2連通孔の連通が遮断され、かつ内筒が外切欠き部を径方向の内側から閉塞するので、容器本体内の内容物が、外切欠き部を通過せず、内切欠き部のうち、外筒の下端開口より下方に位置する下部のみを通して、内筒の内側を通して注出孔に到達することとなる。したがって、注出孔が斜め下方を向き、かつ内切欠き部が斜め上方を向くように、注出容器を傾けることによって、容器本体内の内容物を、外切欠き部を通過させず、内切欠き部の下部のみを通して、内筒の内側に進入させることが可能になり、ほぼ定量の内容物を注出孔から注出することができる。
多量注出位置では、第1連通孔および第2連通孔の連通が遮断され、かつ内切欠き部および外切欠き部が径方向に連通するので、内切欠き部のうち、外筒の下端開口より上方に位置する上部が、外切欠き部を通して径方向の外側に向けて開口し、容器本体内の内容物が、外切欠き部と、内切欠き部における下部および上部と、を通して、内筒の内側を通して注出孔に到達することとなる。したがって、注出孔が斜め下方を向き、かつ外切欠き部および内切欠き部が斜め上方を向くように、注出容器を傾けることによって、容器本体内の内容物を、外切欠き部および内切欠き部の双方を通して、内筒の内側に進入させることが可能になり、少量注出位置と比べて多量で、かつほぼ定量の内容物を注出孔から注出することができる。
前記注出栓が、前記連続注出位置に位置しているときに、前記内筒が前記外切欠き部を径方向の内側から閉塞してもよい。
注出栓が、連続注出位置に位置しているときに、内筒が外切欠き部を径方向の内側から閉塞するので、容器本体内の内容物を、第1連通孔、第2連通孔および注出孔を通して連続的に注出するときに、容器本体内の内容物が内筒の内側に進入するのを抑制することが可能になり、内容物を安定して連続的に注出することができる。
前記中栓には、有底筒状に形成され、かつ前記口部内に挿入された第1本体筒が備えられ、前記注出栓には、有底筒状に形成され、かつ前記第1本体筒内に周方向に回転可能に嵌合された第2本体筒が備えられ、前記第1本体筒の底壁から前記外筒が下方に向けて延び、前記第2本体筒の底壁から前記内筒が下方に向けて延び、前記第2本体筒の内側が前記注出孔とされ、前記第1本体筒の底壁に前記第1連通孔が形成され、前記第2本体筒の底壁に前記第2連通孔が形成され、前記第2本体筒の底壁の下面は、前記第1本体筒の底壁の上面に当接、若しくは近接してもよい。
第2連通孔が開口した、第2本体筒の底壁の下面が、第1連通孔が開口した、第1本体筒の底壁の上面に当接、若しくは近接しているので、連続注出位置で、注出孔が下方を向くように注出容器を傾けたときに、容器本体内の内容物を、第1連通孔および第2連通孔を円滑に通過させることができる。
前記外筒の外周面に、周方向に延びる螺旋突条が形成されてもよい。
外筒の外周面に、周方向に延びる螺旋突条が形成されているので、注出栓が装着された中栓を、口部に装着するときに、外筒を、容器本体内に充填された内容物中に抵抗少なく差し込むことできる。
この発明によれば、所望の量の内容物を容易に注出することができる。
一実施形態として示した注出容器の縦断面図である。 図1において、連続注出位置で内容物を注出している状態を示す図である。 図2Aの2B-2B線矢視図である。 図2Aの2C線矢視図である。 図1において、少量注出位置で内容物を注出している状態を示す図である。 図3Aの3B-3B線矢視図である。 図1において、多量注出位置で内容物を注出している状態を示す図である。 図4Aの4B-4B線矢視図である。 図4Aの4C線矢視図である。
以下、注出容器の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、注出容器1は、有底筒状の容器本体11と、容器本体11の口部11aに装着された中栓12と、中栓12に装着された注出栓13と、を備えている。
以下、容器本体11の中心軸線を容器軸Oといい、容器軸Oが延びる方向に沿って、容器本体11の口部11a側を上側といい、容器本体11の底部11b側を下側という。容器軸Oが延びる方向を上下方向といい、上下方向から見て容器軸Oに交差する方向を径方向といい、上下方向から見て容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体11内には、例えば、粉体、および粒状物等の内容物が収容される。容器本体11の口部11aの外周面に雄ねじ部が形成されている。なお、口部11aの外周面に雄ねじ部を形成しなくてもよい。
中栓12は、口部11aに着脱可能に装着されている。なお、中栓12は、口部11aに固定されてもよい。
中栓12には、有底筒状に形成され、かつ口部11a内に挿入された第1本体筒16が備えられている。
第1本体筒16は、口部11a内に気密に嵌合されている。第1本体筒16の底壁16aは、環状に形成され、容器軸Oと同軸に配設されている。第1本体筒16の周壁には、口部11aに着脱可能に螺着された雌ねじ筒17が設けられている。雌ねじ筒17の上端部は、第1本体筒16の周壁の上端部に連結されている。雌ねじ筒17のうち、下端部は、下端部より上方に位置し、かつ口部11aの雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成された上部より大径に形成されている。雌ねじ筒17の下端部の外周面に、後述する連続注出位置、少量注出位置、および多量注出位置を各別に表す3つの表示部17bが、周方向に等間隔をあけて設けられている。雌ねじ筒17の上部の外周面に、周方向に延びる第1係止突起17aが形成されている。なお、雌ねじ筒17の上部に雌ねじ部を形成せず、雌ねじ筒17内に口部11aを嵌合してもよい。
中栓12には、上下方向に延び、かつ下端開口が容器本体11内に開口した外筒14と、容器本体11内に開口する第1連通孔15と、が形成されている。
外筒14は、第1本体筒16の底壁16aの内周縁部から下方に向けて延びている。外筒14は、容器軸Oと同軸に配設されている。
外筒14の下端部に、外切欠き部14aが形成されている。外切欠き部14aは、径方向から見て上下方向に延びる矩形状を呈する。容器軸Oを中心とする外切欠き部14aの中心角は180°未満となっている。外切欠き部14aは、外筒14の下端開口縁に開口している。
外筒14の外周面に、周方向に延びる螺旋突条14bが形成されている。螺旋突条14bは、周方向の全長にわたって連続して延びている。なお、外筒14の外周面に螺旋突条14bを設けなくてもよく、また、螺旋突条14bは、周方向の全長にわたって間欠的に延びてもよく、また、一条でも多条でもよい。螺旋突条14bのうち、下方を向く下面は、径方向の外側に向かうに従い上方に向けて延びている。螺旋突条14bは、外筒14の外周面のうち、上端部より下方に位置する部分の上下方向の全長にわたって設けられている。
第1連通孔15は、外筒14の下端開口とは異なり、第1本体筒16の底壁16aに形成されている。第1連通孔15は、容器本体11内に下方に向けて開口している。第1連通孔15の一部は、外筒14の上端開口縁の周方向の一部における径方向の全長にわたって設けられている。第1連通孔15は、一対の成形金型の突き合わせ面により形成される。なお、第1連通孔15は、例えば第1本体筒16の周壁等に形成されてもよい。
注出栓13は、中栓12に周方向に回転可能に装着されるとともに、内容物を注出する注出孔13aが形成されている。
注出栓13には、有底筒状に形成され、かつ第1本体筒16内に周方向に回転可能に嵌合された第2本体筒18が備えられている。
第2本体筒18は、第1本体筒16内に気密に嵌合されている。第2本体筒18は、第1本体筒16の上端開口から上方に突出している。第2本体筒18の内側が注出孔13aとなっている。第2本体筒18の底壁18aは、環状に形成され、容器軸Oと同軸に配設されている。
第2本体筒18の周壁には、雌ねじ筒17の上部に外装された外装筒19が設けられている。外装筒19の内周面に、雌ねじ筒17の第1係止突起17aにアンダーカット嵌合した第2係止突起19aが形成されている。外装筒19の下端部は、雌ねじ筒17の下端部より上方に位置している。外装筒19、および雌ねじ筒17の下端部それぞれの外周面は、径方向の同じ位置に位置している。外装筒19の外周面に指示部19bが1つ設けられている。これにより、注出栓13が、後述する連続注出位置、少量注出位置、および多量注出位置に到達する度に、指示部19bが、雌ねじ筒17の下端部の外周面に設けられた3つの表示部17bに対して各別に上下方向で近接する。
外装筒19には、径方向の内側に向けて突出し、第2本体筒18の周壁に連結された連結壁21が形成されている。
連結壁21は、周方向の全長にわたって連続して延びている。連結壁21の下面は、雌ねじ筒17および第1本体筒16の周壁それぞれの上端部に気密に当接している。連結壁21の上面に、上方に向けて突出する係止筒部21aが形成されている。係止筒部21aは、容器軸Oと同軸に配設されている。係止筒部21aに、有頂筒状のオーバーキャップCが着脱可能に外嵌されている。オーバーキャップCの頂壁に、下方に向けて突出し、第2本体筒18に着脱可能に嵌合された閉塞筒C1が形成されている。
注出栓13には、上下方向に延び、かつ下端開口が容器本体11内に開口した内筒22と、第1連通孔15と注出孔13aとを連通可能な第2連通孔23と、が形成されている。
内筒22は、第2本体筒18の底壁18aの内周縁部から下方に向けて延びている。内筒22は、容器軸Oと同軸に配設されている。内筒22の外周面は、外筒14の内周面に当接、若しくは近接している。内筒22は、外筒14内に周方向に回転可能に嵌合されている。内筒22の下端部は、外筒14の下端開口から下方に突出している。内筒22の下端開口は、容器本体11の底部11bの内面に近接している。
内筒22の下端部に、内切欠き部22aが形成されている。内切欠き部22aは、外筒14の下端開口を上下方向に跨いで設けられている。内切欠き部22aおよび外切欠き部14aそれぞれの上端部は、上下方向の同等の位置に位置している。内切欠き部22aは、径方向から見て上下方向に延びる矩形状を呈する。容器軸Oを中心とする内切欠き部22aの中心角は、容器軸Oを中心とする外切欠き部14aの中心角と同じで、かつ180°未満となっている。なお、内切欠き部22aおよび外切欠き部14aそれぞれの前記中心角を互いに異ならせてもよい。
第2連通孔23は、内筒22の下端開口とは異なり、第2本体筒18の底壁18aに形成されている。第2連通孔23は、注出孔13aに上方に向けて開口し、かつ第1連通孔15に下方に向けて開口する。第2連通孔23の一部は、内筒22の上端開口縁の周方向の一部における径方向の全長にわたって設けられている。第2連通孔23は、一対の成形金型の突き合わせ面により形成される。なお、第2連通孔23は、例えば第2本体筒18の周壁等に形成されてもよい。
ここで、第2本体筒18の底壁18aの下面は、第1本体筒16の底壁16aの上面に当接、若しくは近接しており、第2連通孔23は、第1連通孔15と注出孔13aとを上下方向に直列に連通している。
注出栓13は、連続注出位置(図2A)と、少量注出位置(図3A)と、多量注出位置(図4A)と、の間を中栓12に対して周方向に回転移動可能に設けられている。
連続注出位置では、図2Aに示されるように、第1連通孔15および第2連通孔23が互いに連通する。図示の例では、この際、図2Bに示されるように、内筒22が外筒14の外切欠き部14aを径方向の内側から閉塞し、図2Cに示されるように、外筒14が、内切欠き部22aのうち、外筒14の下端開口より上方に位置する上部を径方向の外側から閉塞する。
図示の例では、連続注出位置に位置する注出栓13を、下方から見て中栓12に対して反時計回りに約90°回転させると、注出栓13が、図3Aおよび図3Bに示される少量注出位置に到達する。
この際、連続注出位置と同様に、内筒22が外切欠き部14aを径方向の内側から閉塞し、かつ外筒14が、内切欠き部22aの上部を径方向の外側から閉塞したままの状態で、第2連通孔23が第1連通孔15から周方向に離れ、第1連通孔15および第2連通孔23の連通が遮断される。
図示の例では、少量注出位置に位置する注出栓13を、下方から見て中栓12に対して反時計回りに約90°回転させると、注出栓13が、図4A、図4Bおよび図4Cに示される多量注出位置に到達する。
この際、少量注出位置と同様に、第1連通孔15および第2連通孔23の連通が遮断されたままの状態で、内切欠き部22aおよび外切欠き部14aが径方向に連通する。これにより、内切欠き部22aの上部が、外切欠き部14aを通して径方向の外側に向けて開口する。図示の例では、多量注出位置において、内切欠き部22aおよび外切欠き部14aそれぞれの周方向の位置が一致しており、内切欠き部22aが全域にわたって径方向の外側に向けて開口する。
以上説明したように、本実施形態による注出容器1によれば、注出栓13が、連続注出位置と、少量注出位置と、多量注出位置と、の間を中栓12に対して周方向に回転移動可能に設けられているので、所望の量の内容物を容易に注出することができる。
連続注出位置では、図2Aに示されるように、第1連通孔15および第2連通孔23が互いに連通しているので、容器本体11内の内容物を、第1連通孔15、第2連通孔23および注出孔13aを通して連続的に注出することができる。
少量注出位置では、図3Aに示されるように、第1連通孔15および第2連通孔23の連通が遮断され、かつ図3Bに示されるように、内筒22が外切欠き部14aを径方向の内側から閉塞するので、容器本体11内の内容物が、外切欠き部14aを通過せず、内切欠き部22aのうち、外筒14の下端開口より下方に位置する下部のみを通して、内筒22の内側を通して注出孔13aに到達することとなる。したがって、図3Aに示されるように、注出孔13aが斜め下方を向き、かつ内切欠き部22aが斜め上方を向くように、注出容器1を傾けることによって、容器本体11内の内容物を、外切欠き部14aを通過させず、内切欠き部22aの下部のみを通して、内筒22の内側に進入させることが可能になり、ほぼ定量の内容物を注出孔13aから注出することができる。
多量注出位置では、図4Aに示されるように、第1連通孔15および第2連通孔23の連通が遮断され、かつ図4Bに示されるように、内切欠き部22aおよび外切欠き部14aが径方向に連通するので、図4Cに示されるように、内切欠き部22aのうち、外筒14の下端開口より上方に位置する上部が、外切欠き部14aを通して径方向の外側に向けて開口し、容器本体11内の内容物が、外切欠き部14aと、内切欠き部22aにおける下部および上部と、を通して、内筒22の内側を通して注出孔13aに到達することとなる。したがって、図4Aに示されるように、注出孔13aが斜め下方を向き、かつ外切欠き部14aおよび内切欠き部22aが斜め上方を向くように、注出容器1を傾けることによって、容器本体11内の内容物を、外切欠き部14aおよび内切欠き部22aの双方を通して、内筒22の内側に進入させることが可能になり、少量注出位置と比べて多量で、かつほぼ定量の内容物を注出孔13aから注出することができる。
注出栓13が、連続注出位置に位置しているときに、内筒22が外切欠き部14aを径方向の内側から閉塞するので、容器本体11内の内容物を、第1連通孔15、第2連通孔23および注出孔13aを通して連続的に注出するときに、容器本体11内の内容物が内筒22の内側に進入するのを抑制することが可能になり、内容物を安定して連続的に注出することができる。
第2連通孔23が開口した、第2本体筒18の底壁18aの下面が、第1連通孔15が開口した、第1本体筒16の底壁16aの上面に当接、若しくは近接しているので、連続注出位置で、注出孔13aが下方を向くように注出容器1を傾けたときに、容器本体11内の内容物を、第1連通孔15および第2連通孔23を円滑に通過させることができる。
外筒14の外周面に、周方向に延びる螺旋突条14bが形成されているので、注出栓13が装着された中栓12を、口部11aに装着するときに、外筒14を、容器本体11内に充填された内容物中に抵抗少なく差し込むことできる。
なお、本発明の技術範囲は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、内切欠き部22aおよび外切欠き部14aそれぞれの上端部の上下方向の各位置を互いに異ならせてもよい。
注出栓13が、連続注出位置に位置しているときに、内切欠き部22aおよび外切欠き部14aが径方向に連通していてもよい。
多量注出位置において、内切欠き部22aおよび外切欠き部14aが径方向に連通していれば、内切欠き部22aおよび外切欠き部14aそれぞれの周方向の位置は一致していなくてもよい。
内筒22の下端部を、外筒14の下端開口から下方に突出させず、例えば外筒14および内筒22それぞれの下端開口の上下方向の位置を同じにし、連続注出位置で、内筒22が外切欠き部14aを全域にわたって径方向の内側から閉塞し、かつ外筒14が内切欠き部22aを全域にわたって径方向の外側から閉塞してもよい。
この構成において、多量注出位置で、外切欠き部14aおよび内切欠き部22aのうちの少なくとも一方を全域にわたって、いずれか他方と径方向で対向させて開放し、少量注出位置で、外切欠き部14aおよび内切欠き部22aのうちの少なくとも一方を、多量注出位置と比べて狭い範囲だけ開放してもよい。
この構成では、少量注出位置および多量注出位置の双方で、内容物を注出する際、注出孔13aが斜め下方を向き、かつ外切欠き部14aが斜め上方を向くように、注出容器1を傾ける。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記実施形態および前記変形例を適宜組み合わせてもよい。
本発明の態様は、例えば以下の通りである。
<1>
上下方向に延びる有底筒状に形成されるとともに、内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着された中栓と、
前記中栓に、上下方向に延びる容器軸を周回する周方向に回転可能に装着されるとともに、内容物を注出する注出孔が形成された注出栓と、を備え、
前記中栓には、上下方向に延び、下端開口が前記容器本体内に開口した外筒が形成され、
前記注出栓には、上下方向に延び、下端開口が前記容器本体内に開口し、上端開口が前記注出孔に開口した内筒が形成され、
前記内筒は、前記外筒内に周方向に回転可能に嵌合され、
前記内筒の下端部は、前記外筒の下端開口から下方に突出し、
前記外筒の下端部に、外切欠き部が形成され、
前記内筒の下端部に、内切欠き部が形成され、
前記内切欠き部は、前記外筒の下端開口を上下方向に跨いで設けられ、
前記中栓には、前記容器本体内に開口する第1連通孔が形成され、
前記注出栓には、前記第1連通孔と前記注出孔とを連通可能な第2連通孔が形成され、
前記注出栓は、
前記第1連通孔および前記第2連通孔が互いに連通した連続注出位置と、
前記第1連通孔および前記第2連通孔の連通が遮断され、かつ前記内筒が前記外切欠き部を径方向の内側から閉塞する少量注出位置と、
前記第1連通孔および前記第2連通孔の連通が遮断され、かつ前記内切欠き部および前記外切欠き部が径方向に連通する多量注出位置と、の間を前記中栓に対して周方向に回転移動可能に設けられている、注出容器。
<2>
前記注出栓が、前記連続注出位置に位置しているときに、前記内筒が前記外切欠き部を径方向の内側から閉塞する、前記<1>に記載の注出容器。
<3>
前記中栓には、有底筒状に形成され、かつ前記口部内に挿入された第1本体筒が備えられ、
前記注出栓には、有底筒状に形成され、かつ前記第1本体筒内に周方向に回転可能に嵌合された第2本体筒が備えられ、
前記第1本体筒の底壁から前記外筒が下方に向けて延び、
前記第2本体筒の底壁から前記内筒が下方に向けて延び、
前記第2本体筒の内側が前記注出孔とされ、
前記第1本体筒の底壁に前記第1連通孔が形成され、
前記第2本体筒の底壁に前記第2連通孔が形成され、
前記第2本体筒の底壁の下面は、前記第1本体筒の底壁の上面に当接、若しくは近接している、前記<1>または<2>に記載の注出容器。
<4>
前記外筒の外周面に、周方向に延びる螺旋突条が形成されている、前記<1>から<3>のいずれか1つに記載の注出容器。
1 注出容器
11 容器本体
11a 口部
12 中栓
13 注出栓
13a 注出孔
14 外筒
14a 外切欠き部
14b 螺旋突条
15 第1連通孔
16 第1本体筒
16a 第1本体筒の底壁
18 第2本体筒
18a 第2本体筒の底壁
22 内筒
22a 内切欠き部
23 第2連通孔
O 容器軸

Claims (4)

  1. 上下方向に延びる有底筒状に形成されるとともに、内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着された中栓と、
    前記中栓に、上下方向に延びる容器軸を周回する周方向に回転可能に装着されるとともに、内容物を注出する注出孔が形成された注出栓と、を備え、
    前記中栓には、上下方向に延び、下端開口が前記容器本体内に開口した外筒が形成され、
    前記注出栓には、上下方向に延び、下端開口が前記容器本体内に開口し、上端開口が前記注出孔に開口した内筒が形成され、
    前記内筒は、前記外筒内に周方向に回転可能に嵌合され、
    前記内筒の下端部は、前記外筒の下端開口から下方に突出し、
    前記外筒の下端部に、外切欠き部が形成され、
    前記内筒の下端部に、内切欠き部が形成され、
    前記内切欠き部は、前記外筒の下端開口を上下方向に跨いで設けられ、
    前記中栓には、前記容器本体内に開口する第1連通孔が形成され、
    前記注出栓には、前記第1連通孔と前記注出孔とを連通可能な第2連通孔が形成され、
    前記注出栓は、
    前記第1連通孔および前記第2連通孔が互いに連通した連続注出位置と、
    前記第1連通孔および前記第2連通孔の連通が遮断され、かつ前記内筒が前記外切欠き部を径方向の内側から閉塞する少量注出位置と、
    前記第1連通孔および前記第2連通孔の連通が遮断され、かつ前記内切欠き部および前記外切欠き部が径方向に連通する多量注出位置と、の間を前記中栓に対して周方向に回転移動可能に設けられている、注出容器。
  2. 前記注出栓が、前記連続注出位置に位置しているときに、前記内筒が前記外切欠き部を径方向の内側から閉塞する、請求項1に記載の注出容器。
  3. 前記中栓には、有底筒状に形成され、かつ前記口部内に挿入された第1本体筒が備えられ、
    前記注出栓には、有底筒状に形成され、かつ前記第1本体筒内に周方向に回転可能に嵌合された第2本体筒が備えられ、
    前記第1本体筒の底壁から前記外筒が下方に向けて延び、
    前記第2本体筒の底壁から前記内筒が下方に向けて延び、
    前記第2本体筒の内側が前記注出孔とされ、
    前記第1本体筒の底壁に前記第1連通孔が形成され、
    前記第2本体筒の底壁に前記第2連通孔が形成され、
    前記第2本体筒の底壁の下面は、前記第1本体筒の底壁の上面に当接、若しくは近接している、請求項1または2に記載の注出容器。
  4. 前記外筒の外周面に、周方向に延びる螺旋突条が形成されている、請求項1または2に記載の注出容器。
JP2022087333A 2022-05-30 2022-05-30 注出容器 Pending JP2023175078A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022087333A JP2023175078A (ja) 2022-05-30 2022-05-30 注出容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022087333A JP2023175078A (ja) 2022-05-30 2022-05-30 注出容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023175078A true JP2023175078A (ja) 2023-12-12

Family

ID=89121262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022087333A Pending JP2023175078A (ja) 2022-05-30 2022-05-30 注出容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023175078A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7040499B1 (en) Container with primary closure and a secondary closure
JP2018062351A (ja) 詰め替え容器用スパウト及びスパウト付き詰め替え容器
US8752738B2 (en) Dispenser and methods
JP2023175078A (ja) 注出容器
JP2019119452A (ja) 注出キャップ
JP5286051B2 (ja) 計量キャップ
JP5515259B2 (ja) コック式注出口栓
JP2012111526A (ja) 容器
CN112703373A (zh) 测定剂量的分配器及其使用方法
JP2019119522A (ja) 注出容器
JP5391561B2 (ja) コック式注出口栓
JP6343558B2 (ja) スクイズ式計量注出容器
JP5311011B2 (ja) コック式注出口栓
JP2009286471A (ja) 二重容器
JPH06321247A (ja) 注出口
JP7501009B2 (ja) 口栓
JP2008162633A (ja) 容器
JP5313790B2 (ja) 注出具
JP2013103738A (ja) 混合容器
JP7511531B2 (ja) 注出キャップ
JP5026952B2 (ja) 計量キャップ
JP6160992B2 (ja) 計量器付き注出ノズル
JP2023006574A (ja) ヒンジキャップ
JP2022156688A (ja) スクイズ容器
JP6190668B2 (ja) 注出キャップ