JP2023170099A - タッチ検出装置、検出高さ調整機構、及びタッチパネル装置 - Google Patents

タッチ検出装置、検出高さ調整機構、及びタッチパネル装置 Download PDF

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Abstract

【課題】直接タッチとホバータッチとを容易に切り替え可能なタッチ検出装置、そのための検出高さ調整機構、及びタッチパネル装置を提供する。【解決手段】タッチ検出装置は、画像を表示する表示画面に沿った検出光Lをそれぞれ出射する複数の発光素子116と、これらの発光素子116からの検出光Lをそれぞれ受光する複数の受光素子117とを有するセンサー部110と、検出光Lの光路の表示画面からの高さを変更する検出高さ調整機構とを備える。【選択図】図1B

Description

本開示は、タッチパネルなどに組み込まれる、ユーザによるタッチ操作を受付ける光学式のタッチ検出装置、検出高さ調整機構、及びタッチパネル装置に関する。
特許文献1では、ディスプレイパネルとそのパネル面の保護や外光反射低減などのためのフィルタ板とを備えた光学式タッチパネルディスプレイが開示されている。この光学式タッチパネルディスプレイは、周辺部に配置された発光部からパネル面(この場合はフィルタ板の上面)と平行に出射された光を受光部で受け、その間に指先などが介在して光が遮断されるのを検出することで入力判断をするように構成されている。
特開平5-35403号公報
商業施設やパブリックスペースなどの案内板にも、画面に直接タッチして操作するタッチパネルなどが増えている。しかし、昨今の新型ウイルス感染症の流行によって、タッチパネルなどに直接触れたくないとの要望が高まり、いわゆるホバータッチが注目されている。この「ホバータッチ」とは、タッチパネル面に直接タッチするのではなく、指を少し浮かせた(非接触)状態でタッチパネル面に配置されたスイッチなどを操作する方法である。
上記の特許文献1に開示されたタッチパネルディスプレイでは、厳密にはパネル面に指先を直接触れなくとも動作上は機能する。ただし、タッチ操作を検出できる位置のタッチパネル面からの高さ(距離)を調整するような機構(以下では「検出高さ調整機構」と称することもある)は、特許文献1では開示も示唆もされていない。
従来は、タッチパネルディスプレイ導入時の用途などによって直接タッチタイプかホバータッチタイプかを選択する必要があり、後から変更する場合にはタッチパネルディスプレイ自体の買い換えが必要であった。
本開示は、直接タッチとホバータッチとを容易に切り替え可能なタッチ検出装置、そのための検出高さ調整機構、及びタッチパネル装置を提供することを目的とする。さらには、直接タッチタイプのタッチパネルディスプレイを後付けでホバータッチに切り替え可能な検出高さ調整機構を提供することを目的とする。
本開示のタッチ検出装置は、画像を表示する表示画面に沿った検出光をそれぞれ出射する複数の発光素子と、前記複数の発光素子からの前記検出光をそれぞれ受光する複数の受光素子とを有するセンサー部と、前記検出光の光路の前記表示画面からの高さを変更する検出高さ調整機構とを備える。
本開示の検出高さ調整機構は、画像を表示する表示画面に沿った検出光をそれぞれ出射する複数の発光素子と、前記複数の発光素子からの前記検出光をそれぞれ受光する複数の受光素子とを有するセンサー部を備えるタッチ検出装置に用いられる検出高さ調整機構であって、前記検出光の光路の前記表示画面からの高さを変更するように構成されている。
本開示のタッチパネル装置は、画像を表示する表示画面を有する表示装置と、前記表示画面に沿った検出光をそれぞれ出射する複数の発光素子と、前記複数の発光素子からの前記検出光をそれぞれ受光する複数の受光素子とを有するセンサー部と、前記検出光の光路の前記表示画面からの高さを変更する検出高さ調整機構とを備える。
本開示によれば、タッチ操作を検出できる位置のタッチパネル面からの高さが調整可能なので、直接タッチとホバータッチとが容易に切り替え可能となる。さらには、直接タッチタイプのタッチパネルディスプレイが後付けでホバータッチに切り替え可能となる。
本開示に係るタッチ検出装置の基本構成を説明する断面図(直接タッチ操作用に設定された状態を示す)である。 本開示に係るタッチ検出装置の基本構成を説明する断面図(ホバータッチ操作用に設定された状態を示す)である。 本開示の第1実施形態に係るタッチ検出装置を備えるタッチパネル装置100の斜視図である。 タッチパネル装置100の構造を示す分解斜視図である。 タッチパネル装置100を構成するセンサーユニット上側本体110の脱着可能なコーナーカバー113の1つを外した状態を示す斜視図である。 コーナーカバー113を外してから、発光素子116が実装された基板115を少し引き出した状態のセンサーユニット上側本体110の部分拡大斜視図である。 タッチパネル装置100が直接タッチ操作用に設定された状態を示す断面図である。 タッチパネル装置100がホバータッチ操作用に設定された状態を示す断面図である。 タッチパネル装置100が採用されたスタンド型のデジタルサイネージ200が直接タッチ操作用に設定された状態を示す斜視図である。 デジタルサイネージ200がホバータッチ操作用に設定された状態を示す斜視図である。 本開示の第1実施形態の変形例に係るタッチ検出装置を備えるタッチパネル装置100Aが直接タッチ操作用に設定された状態を示す断面図である。 タッチパネル装置100Aがホバータッチ操作用(タッチパネル面の近くで操作)に設定された状態を示す断面図である。 タッチパネル装置100Aがホバータッチ操作用(タッチパネル面から離れて操作)に設定された状態を示す断面図である。 本開示の第2実施形態に係るタッチ検出装置を実現するホバータッチ切替装置140Bを既存のタッチパネル装置10に装着して構成されたタッチパネル装置100Bの斜視図である。 タッチパネル装置100Bの構造を示す分解斜視図である。 ホバータッチ切替装置140Bの脱着可能なコーナーカバー142Bの1つを外した状態を示す斜視図である。 ホバータッチ切替装置140Bのコーナーカバー142Bの1つを外した状態の部分拡大斜視図である。 既存のタッチパネル装置10のみの断面図である。 タッチパネル装置100Bの断面図である。 本開示の第3実施形態に係るタッチ検出装置を実現するホバータッチ切替装置140Cを既存のタッチパネル装置10に装着して構成されたタッチパネル装置100Cの断面図である。 タッチパネル装置100Cが直接タッチ操作用に設定された状態を示す断面図である。 本開示の第3実施形態の変形例に係るタッチ検出装置を実現するホバータッチ切替装置140Dを既存のタッチパネル装置10に装着して構成されたタッチパネル装置100Dの断面図である。 タッチパネル装置100Dが直接タッチ操作用に設定された状態を示す断面図である。
本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
<基本構成及び動作原理>
まずは、本開示の基本構成及び動作原理を説明しておく。図1A及び図1Bは本開示に係るタッチ検出装置の基本構成を説明する断面図であって、図1Aは直接タッチ操作用に設定された状態を示し、図1Bはホバータッチ操作用に設定された状態を示す。
本開示に係るタッチ検出装置では、図1A及び図1Bに示すように、画像を表示する薄平板状のディスプレイパネル122の直上に、その保護や外交反射低減などのために保護ガラス121が配置されている。保護ガラス121及びディスプレイパネル122の一端側の上方には、これらに沿った検出光Lを出射する発光素子116が配置されている。一方、保護ガラス121及びディスプレイパネル122の他端側の上方には、発光素子116に対向する位置に検出光Lを受光する受光素子117が配置されている。
通常は、発光素子116から出射された検出光Lを対向する位置に配置された受光素子117が受光しており、受光状態の経時的変化はほとんど検出されない。しかし、指先などが保護ガラス121表面に触れるように接近して検出光Lの全部又は一部を遮断すると、受光素子117における検出光Lの受光状態が明らかに変化する。これにより、タッチ操作の有無を判断できる。
タッチ検出装置が直接タッチ操作用に設定された状態では、図1Aに示すように、発光素子116からの検出光Lは、保護ガラス121の直上をその表面すれすれに出射される。つまり、検出光Lの光路の保護ガラス121表面からの高さはごく僅かである。このため、現実的には指先が保護ガラス121の表面に触れるまで接近しないと検出光Lの全部又は一部が遮断されないことになる。
そこで、検出光Lの光路の保護ガラス121表面からの高さを調整できるような構成を考える。例えば、発光素子116及び受光素子117を内部に有するセンサーユニット110Xの全体が、ディスプレイパネル122及び保護ガラス121を有するディスプレイユニット120に対して、一定範囲で上下方向(ディスプレイユニット120の表面に対して直交する方向)に摺動するような機構を設ける。なお、この機構が本開示の「検出高さ調整機構」に対応し、センサーユニット110Xが本開示の「センサー部」に対応する。
この機構には、センサーユニット110Xを上限位置へ移動させたときにその位置で固定できるような構成が少なくとも必要である。これにより、2段階(上・下)の検出高さ調整機構が実現できる。下限位置から上限位置への途中の1つ以上の位置でも固定できるようにすれば、多段階の検出高さ調整機構が実現できる。また、下限位置から上限位置への任意の位置で固定できるようにすれば、連続的な検出高さ調整機構が実現できる。
図1Bに示すように、センサーユニット110Xをディスプレイユニット120に対して上方に摺動した位置に固定すると、検出光Lの光路の保護ガラス121表面からの高さが大きくなる。これにより、指先が保護ガラス121の表面からある程度離れていても、検出光Lの全部又は一部が遮断されるので、ホバータッチ操作が可能になる。この場合、検出光Lの光路が概ね、ホバータッチを検出できる範囲に相当する。
<第1実施形態>
図2は本開示の第1実施形態に係るタッチ検出装置を備えるタッチパネル装置100の斜視図である。図3はタッチパネル装置100の構造を示す分解斜視図である。図4Aはタッチパネル装置100を構成するセンサーユニット上側本体110の脱着可能なコーナーカバー113の1つを外した状態を示す斜視図である。図4Bはコーナーカバー113を外してから、発光素子116が実装された基板115を少し引き出した状態のセンサーユニット上側本体110の部分拡大斜視図である。
図2及び図3に示すように、タッチパネル装置100は、矩形平板状のディスプレイユニット120にセンサーユニット上側本体110を被せるとともに、このセンサーユニット上側本体110の下側にセンサーユニット下側キャビ130を取り付けて構成されている。このセンサーユニット下側キャビ130は、板金製の細い枠体である。その各コーナー付近に設けられた複数のネジ孔131にネジ132がそれぞれ通され、センサーユニット上側本体110の下側にネジ止めされている。
センサーユニット上側本体110(本開示の「センサー部」に対応)は、ディスプレイユニット120の周辺部を覆う断面略正方形状の枠体111であって、短辺側にはそれぞれ持ち手112が設けられている。この持ち手112に手をかけてセンサーユニット上側本体110をディスプレイユニット120に対して上下に摺動させることで、タッチパネル装置100の直接タッチとホバータッチとを切り替える。つまり、センサーユニット上側本体110が下側にあれば直接タッチとなり、センサーユニット上側本体110が上側に固定されるとホバータッチに切り替わる。
枠体111の内部には、図4Bに示すように、発光素子116及び/又は受光素子117(図1A及び図1B参照。図4Bでは不図示)が実装された長細矩形状の基板115が配置されている。例えば、枠体111の隣接する長辺及び短辺の内部に配置される各基板115に発光素子116を一定間隔で実装する。一方、枠体111の別の長辺及び短辺の内部に配置される各基板115には、各発光素子116とそれぞれ対向するように同数の受光素子117を実装する。ただし、各基板115への発光素子116や受光素子117の実装はこのようなやり方に限らない。
発光素子116及び受光素子117の実装間隔は、タッチパネル装置100に必要な分解能に応じて決定すればよい。例えば、タッチパネル装置100を案内板などに使用する場合であって比較的大きなスイッチを操作できるだけでよいのなら、あまり高い分解能は必要ない。そのような場合、発光素子116及び受光素子117の実装間隔はそれほど狭くしなくてよい。
発光素子116及び受光素子117が実装された基板115へのディスプレイユニット120からの給電は、例えば図4Aに示すように、コーナーカバー113の内側で短い接続ケーブル114を介して行えばよい。ただし、このような給電経路に限らない。
ディスプレイユニット120は、文字や画像などの表示を行う矩形薄平板状のディスプレイパネル122と、その上面を覆う保護ガラス121と、これらの周辺部を保持する枠体123とを備えている。さらに、枠体123の各辺には突出部124がそれぞれ設けられており、突出部124の下面には磁石125が埋め込まれている。この磁石125によってセンサーユニット上側本体110が上側位置で固定されるが、詳細は図5A及び図5Bを参照して後述する。
図5Aはタッチパネル装置100が直接タッチ操作用に設定された状態を示す断面図である。図5Bはタッチパネル装置100がホバータッチ操作用に設定された状態を示す断面図である。なお、これらの図5A及び図5Bでは、指先Fによるタッチ検出範囲Rをドットで塗りつぶして表している。
第1実施形態は、本開示の基本構成を具現化した一例であり、検出光の光路の保護ガラス121表面からの高さを上下2段階で切り替え可能な検出高さ調整機構を備えている。摺動及び固定のための具体的構成を明示していなかった基本構成との機能的な相違点は、主として次のとおりである。なお、枠体123の各辺ともに構造は基本的に同じなので、1辺のみの説明とする。後述する他の実施形態や変形例でも同様である。
すなわち、図5A及び図5Bに示すように、ディスプレイユニット120の枠体123の各辺に突出部124がそれぞれ設けられていることと、その突出部124の下面に磁石125が埋め込まれていることである。
上述したように、センサーユニット上側本体110の下端には、板金製のセンサーユニット下側キャビ130が取り付けられている。よって、センサーユニット上側本体110を上側位置まで移動すると、図5Bに示すように、センサーユニット下側キャビ130が磁石125に吸着され、その位置に固定される。これにより、タッチパネル装置100がホバータッチ操作用に設定される。なお、図5Bからわかるように、センサーユニット下側キャビ130はセンサーユニット上側本体110の移動範囲の上限に対応するストッパーも兼ねている。磁石125及びセンサーユニット下側キャビ130が、本開示の「第1移動部」に対応しており、「段階的移動及び固定が可能に構成されている」にも対応する。
図6Aはタッチパネル装置100が採用されたスタンド型のデジタルサイネージ200が直接タッチ操作用に設定された状態を示す斜視図である。図6Bはデジタルサイネージ200がホバータッチ操作用に設定された状態を示す斜視図である。
図6A及び図6Bに示すように、デジタルサイネージ200はスタンド201の上部の傾斜面にタッチパネル装置100が取り付けられて構成されている。上述したように、センサーユニット上側本体110の枠体111の短辺側にはそれぞれ持ち手112が設けられている。
図6Aに示すように、タッチパネル装置100が直接タッチ操作用に設定されているときは、持ち手112に手をかけてセンサーユニット上側本体110を上側に摺動して固定すると、ホバータッチに切り替えることができる。もちろん必要に応じて、持ち手112に手をかけてセンサーユニット上側本体110を下側へ摺動して固定すれば、直接タッチに戻すこともできる。
不特定多数の人々が来訪する商業施設やパブリックスペースなどに、このようなデジタルサイネージ200は好適である。昨今の新型ウイルス感染症への対策が不可欠であり、接触感染の防止に効果的なホバータッチへのニーズが高いからである。
<第1実施形態の変形例>
図7Aは本開示の第1実施形態の変形例に係るタッチ検出装置を備えるタッチパネル装置100Aが直接タッチ操作用に設定された状態を示す断面図である。図7Bはタッチパネル装置100Aがホバータッチ操作用(タッチパネル面の近くで操作)に設定された状態を示す断面図である。図7Cはタッチパネル装置100Aがホバータッチ操作用(タッチパネル面から離れて操作)に設定された状態を示す断面図である。なお、これらの図7A~図7Cでは、指先Fによるタッチ検出範囲Rをドットで塗りつぶして表現している。以下では、上述した第1実施形態と同一の構成には同一の参照符号を付すこととし、主として相違点について説明する。
第1実施形態の変形例は、本開示の基本構成を具現化した別の例であり、検出光の光路の保護ガラス121表面からの高さを多段階(具体的には3段階)で切り替え可能な検出高さ調整機構を備えている。基本構成との機能的な相違点は、主として次のとおりである。
すなわち、図7A~図7Cに示すように、ディスプレイユニット120の各辺に3つの谷部を有する谷形状部分126Aがそれぞれ形成されていることと、その谷形状部分126Aに対応するようにセンサーユニット上側本体110Aにバネ性を有する山形状突起部118Aが形成されていることである。
タッチパネル装置100Aが直接タッチ操作用に設定された状態では、図7Aに示すように、センサーユニット上側本体110Aは下限位置にある。このとき、山形状突起部118Aは谷形状部分126Aの一番下の谷部に嵌合している。
センサーユニット上側本体110Aを上側方向へ移動すると、山形状突起部118Aは外側へ一旦変形した後で、図7Bに示すように、谷形状部分126Aの真ん中の谷部に嵌合するので、その位置でセンサーユニット上側本体110Aは固定される。これにより、タッチパネル装置100Aがホバータッチ操作用(タッチパネル面の近くで操作)に設定される。
センサーユニット上側本体110Aをさらに上側方向へ移動すると、山形状突起部118Aは再び外側へ一旦変形した後で、図7Cに示すように、谷形状部分126Aの一番上の谷部に嵌合するので、その位置でセンサーユニット上側本体110Aは固定される。これにより、タッチパネル装置100Aがホバータッチ操作用(タッチパネル面から離れて操作)に設定される。なお、図7Cからわかるように、センサーユニット下側キャビ130はセンサーユニット上側本体110Aの移動範囲の上限に対応するストッパーも兼ねている。山形状突起部118A及び谷形状部分126Aが、本開示の「第1移動部」に対応しており、「段階的移動及び固定が可能に構成されている」にも対応する。
<第1実施形態のさらなる変形例>
上述したように、第1実施形態は上下2段階で切り替え可能な検出高さ調整機構を備えており、第1実施形態の変形例は多段階(3段階)で切り替え可能な検出高さ調整機構を備えている。ただし、本開示は必ずしもこれらのような上下方向の移動・固定に限らない。例えば、ネジなどを用いて連続的に移動・固定ができる(本開示の「連続的移動及び固定が可能」に対応)構成にしてもよい。また、手動による移動に限るわけではなく、例えばモーターなどを内蔵して電動による移動・固定ができるような構成としてもよい。
<第2実施形態>
本開示の第2実施形態は、既存の直接タッチ操作のタッチパネル装置に後付けでホバータッチ操作に切り替えられるような検出高さ調整機構である。以下では、上述した各実施形態と同一の構成には同一の参照符号を付すこととし、主として相違点について説明する。既存のタッチパネル装置10についての説明は省略する。
図8は本開示の第2実施形態に係るタッチ検出装置を実現するホバータッチ切替装置140Bを既存のタッチパネル装置10に装着して構成されたタッチパネル装置100Bの斜視図である。図9はタッチパネル装置100Bの構造を示す分解斜視図である。図10はホバータッチ切替装置140Bの脱着可能なコーナーカバー142Bの1つを外した状態を示す斜視図である。図11はホバータッチ切替装置140Bのコーナーカバー142Bの1つを外した状態の部分拡大斜視図である。図12Aは既存のタッチパネル装置10のみの断面図である。図12Bはタッチパネル装置100Bの断面図である。
図8、図9、及び図12Bに示すように、タッチパネル装置100Bは、既存の直接タッチ操作用のタッチパネル装置10の上からホバータッチ切替装置140Bを被せ、これらをバネ性のプレート150で固定することで構成されている。ただし、固定の方法はこれに限らない。
図10及び図11に示すように、ホバータッチ切替装置140Bは、断面横長矩形状のベースフレーム141Bと、これと一体的に形成された下部フレーム143Bと、ベースフレーム141Bから脱着可能なコーナーカバー142Bとを備えている。また、図11に示すように、ホバータッチ切替装置140Bは、下側ミラー144B1と、上側ミラー144B2、IRフィルタ145B1と、IRフィルタ145B2とをさらに備えている。なお、ホバータッチ切替装置140Bは、本開示の「前記センサー部に着脱自在な反射部」に対応する。
既存のタッチパネル装置10では、図12Aに示すように、発光素子116から保護ガラス121(実質的には表示画面と考えてよい)の上をすれすれに検出光Lが出射される。その検出光Lは、発光素子116に対向する位置に配置された受光素子117によって受光される。
ホバータッチ切替装置140Bの下側ミラー144B1(本開示の「第1反射部材」に対応)は、図11及び図12Bに示すように、発光素子116から出射された検出光Lを表示画面と直交する上方向に反射するように、反射面を上向きに45度に傾斜して配置されている。一方、上側ミラー144B2(本開示の「第2反射部材」に対応)は、下側ミラー144B1によって反射された検出光Lを再び表示画面に沿う方向に反射するように、下側ミラー144B1の真上で反射面を下向きに45度に傾斜して配置されている。
このような構成によって、検出光Lの光路の表示画面からの高さが大きくなる。ただし、受光素子117側にも同様の構成が設けられており、検出光Lの光路の表示画面からの高さは最終的に元に戻されるので、タッチパネル装置10の動作自体に影響しない。つまり、表示画面から離れた位置でも指先などによる検出光Lの全部又は一部の遮断を検出できるようになるので、ホバータッチ操作が実現できる。
なお、第2実施形態では、図11に示すように、発光素子116と下側ミラー144B1との間にIRフィルタ145B1を配置するとともに、上側ミラー144B2と下部フレーム143Bの外部との間にIRフィルタ145B2を配置している。ただし、発光素子116又は/及び受光素子117の近傍などにIRフィルタが既に存在する場合は、IRフィルタ145B1やIRフィルタ145B2を単なる透明部材に置換してもよい。
<第3実施形態>
本開示の第3実施形態は、既存の直接タッチ操作のタッチパネル装置に後付けで装着してホバータッチ操作に切り替えられるだけでなく、装着したままで直接タッチ操作に戻せる検出高さ調整機構である。以下では、上述した各実施形態と同一の構成には同一の参照符号を付すこととし、主として相違点について説明する。
図13Aは本開示の第3実施形態に係るタッチ検出装置を実現するホバータッチ切替装置140Cを既存のタッチパネル装置10に装着して構成されたタッチパネル装置100Cの断面図である。図13Bはタッチパネル装置100Cが直接タッチ操作用に設定された状態を示す断面図である。
図13Aに示すように、ホバータッチ切替装置140Cは、上面及び外側面を構成する摺動タッチ切り替キャビ147Cと、内側面を構成するベースキャビ146Cと、バネ性を有する固定材148Cを備えている。内側部分には、第2実施形態と同様に、発光素子116から出射された検出光Lを上方向に反射する下側ミラー144B1と、これによって反射された検出光Lを再び表示画面に沿う方向に反射する上側ミラー144B2が配置されている。また、第1実施形態と同様に、ベースキャビ146Cの外側突出部分の下面には磁石125が埋め込まれており、摺動タッチ切り替キャビ147Cの下端には板金製のセンサーユニット下側キャビ130が取り付けられている。なお、ホバータッチ切替装置140Cは、本開示の「前記センサー部に着脱自在な反射部」に対応する。
タッチパネル装置100Cは、既存の直接タッチ操作用のタッチパネル装置10の上からホバータッチ切替装置140Cを被せ、固定材148Cで固定することで構成されている。ただし、固定の方法はこれに限らない。これにより、第2実施形態と同様に、検出光Lの光路の表示画面からの高さが大きくなるので、ホバータッチ操作が実現できる。
次に、ベースキャビ146Cをタッチパネル装置10に固定材148Cによって固定したままで、図13Bに示すように、摺動タッチ切り替キャビ147Cを上方に移動する。これにより、摺動タッチ切り替キャビ147Cの下端に取り付けられているセンサーユニット下側キャビ130が磁石125に吸着され、摺動タッチ切り替キャビ147Cはその位置で固定される。
この場合、摺動タッチ切り替キャビ147Cとともに下側ミラー144B1及び上側ミラー144B2も上方へ移動するので、発光素子116からの検出光Lは反射されることなく直進する。これにより、検出光Lの光路の表示画面からの高さがタッチパネル装置10単体での高さと同じに戻るので、直接タッチ操作ができるようになる。なお、磁石125及びセンサーユニット下側キャビ130が、本開示の「第2移動部」に対応する。
<第3実施形態の変形例>
図14Aは本開示の第3実施形態の変形例に係るタッチ検出装置を実現するホバータッチ切替装置140Dを既存のタッチパネル装置10に装着して構成されたタッチパネル装置100Dの断面図である。図14Bはタッチパネル装置100Dが直接タッチ操作用に設定された状態を示す断面図である。以下では、上述した各実施形態と同一の構成には同一の参照符号を付すこととし、主として相違点について説明する。
図14Aに示すように、ホバータッチ切替装置140Dは、上面を構成するベースフレーム147Dと、側面を構成するベースキャビ146Dと、バネ性を有する固定材148Cを備えている。タッチパネル装置100Dは、既存の直接タッチ操作用のタッチパネル装置10の上からホバータッチ切替装置140Dを被せ、第2実施形態と同様に、バネ性のプレート150で固定することで構成されている。ただし、固定の方法はこれに限らない。タッチパネル装置100Dの外観は、図8に示した第2実施形態とほぼ同じである。なお、ホバータッチ切替装置140Dは、本開示の「前記センサー部に着脱自在な反射部」に対応する。
ベースフレーム147Dの内側部分には、第2実施形態と同様に、発光素子116から出射された検出光Lを上方向に反射する下側ミラー144D1と、これによって反射された検出光Lを再び表示画面に沿う方向に反射する上側ミラー144B2が配置されている。ただし、下側ミラー144D1は、第2実施形態とは異なり、発光素子116からの検出光Lを遮らない位置まで、一辺を回転軸として跳ね上げ可能に構成されている。
図14Aに示すように、下側ミラー144D1が検出光Lを上方向に反射している場合は、第2実施形態及び第3実施形態と同様に、検出光Lの光路の表示画面からの高さが大きくなるので、ホバータッチ操作が実現できる。
一方、図14Bに示すように、下側ミラー144D1が検出光Lを遮らない位置まで退避している場合は、検出光Lは反射されることなく直進する。これにより、検出光Lの光路の表示画面からの高さがタッチパネル装置10単体での高さと同じに戻るので、直接タッチ操作ができるようになる。
以上、図面を参照しながら本開示の実施形態について説明した。ただし、本開示は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の開示の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数などは、図面作成の都合から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素は一例であって、特に限定されるものではなく、本開示の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本開示は、情報処理装置などの電子機器の分野に利用可能である。
10 タッチパネル装置
100 タッチパネル装置
100A タッチパネル装置
100B タッチパネル装置
100C タッチパネル装置
100D タッチパネル装置
110 センサーユニット上側本体
111 枠体
112 持ち手
113 コーナーカバー
114 接続ケーブル
115 基板
116 発光素子
117 受光素子
118A 山形状突起部
120 ディスプレイユニット
121 保護ガラス
122 ディスプレイパネル
123 枠体
124 突出部
125 磁石
126A 谷形状部分
130 センサーユニット下側キャビ
131 ネジ孔
132 ネジ
140B ホバータッチ切替装置
140C ホバータッチ切替装置
140D ホバータッチ切替装置
141B ベースフレーム
142B コーナーカバー
143B 下部フレーム
144B1 下側ミラー
144D1 下側ミラー
144B2 上側ミラー
145B1 IRフィルタ
145B2 IRフィルタ
146C ベースキャビ
146D ベースキャビ
147D ベースフレーム
147C 摺動タッチ切り替キャビ
148C 固定材
150 プレート
200 デジタルサイネージ
201 スタンド

Claims (9)

  1. 画像を表示する表示画面に沿った検出光をそれぞれ出射する複数の発光素子と、前記複数の発光素子からの前記検出光をそれぞれ受光する複数の受光素子とを有するセンサー部と、
    前記検出光の光路の前記表示画面からの高さを変更する検出高さ調整機構と
    を備える、タッチ検出装置。
  2. 前記検出高さ調整機構は、
    前記センサー部を前記表示画面と交差する方向に移動させる第1移動部を備える、請求項1に記載のタッチ検出装置。
  3. 前記第1移動部は、前記センサー部が前記表示画面に対して段階的移動及び固定が可能に構成されている、請求項2に記載のタッチ検出装置。
  4. 前記第1移動部は、前記センサー部が前記表示画面に対して連続的移動及び固定が可能に構成されている、請求項2に記載のタッチ検出装置。
  5. 前記検出高さ調整機構は、前記センサー部に着脱自在な反射部を備え、
    前記反射部は、
    前記センサー部に装着された場合に、前記検出光を反射して前記光路を前記表示画面から次第に遠ざける第1反射部材と、
    前記第1反射部材で反射された前記検出光を反射して前記光路を再び前記表示画面に沿わせる第2反射部材と
    を有する、請求項1に記載のタッチ検出装置。
  6. 前記検出高さ調整機構は、前記反射部を前記表示画面と交差する方向に移動させる第2移動部をさらに備え、
    前記第2移動部は、前記反射部を少なくとも前記第1反射部材が前記検出光を反射しない位置まで移動可能に構成されている、請求項5に記載のタッチ検出装置。
  7. 前記反射部は、前記第1反射部材を前記検出光が反射されずに直進する位置へ待避可能に構成されている、請求項5に記載のタッチ検出装置。
  8. 画像を表示する表示画面に沿った検出光をそれぞれ出射する複数の発光素子と、前記複数の発光素子からの前記検出光をそれぞれ受光する複数の受光素子とを有するセンサー部を備えるタッチ検出装置に用いられる検出高さ調整機構であって、
    前記検出光の光路の前記表示画面からの高さを変更するように構成されている、検出高さ調整機構。
  9. 画像を表示する表示画面を有する表示装置と、
    前記表示画面に沿った検出光をそれぞれ出射する複数の発光素子と、前記複数の発光素子からの前記検出光をそれぞれ受光する複数の受光素子とを有するセンサー部と、
    前記検出光の光路の前記表示画面からの高さを変更する検出高さ調整機構と
    を備える、タッチパネル装置。
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