JP2023167864A - 半導体受光素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】感度の低下を抑制可能な半導体受光素子を提供する。【解決手段】半導体受光素子1は、表面1aと、第1導電型の光吸収層21と、光吸収層21に積層され、光吸収層21よりも大きなバンドギャップエネルギーを有する第1導電型の第1キャップ層22と、表面1aから第1キャップ層22側に延在するように形成され、第2導電型を有するドーピング領域30と、を備える。ドーピング領域30は、表面1aに交差する第1方向からみて、間隙30gを介して対向する複数の部分31を含み、間隙30gの幅G30は、第1方向における第1キャップ層22の厚さT22よりも大きい。【選択図】図1

Description

本開示は、半導体受光素子に関する。
特許文献1には、受光素子が記載されている。この受光素子は、入射光を吸収して電気信号に変換する光吸収層と、光吸収層の光入射側に形成され、光吸収層よりエネルギーバンドギャップの大きいキャップ層と、キャップ層の受光面の周辺に形成され、光吸収層と同じ材料からなると共にキャップ層よりも厚いコンタクト層と、を備えている。また、この受光素子では、光吸収層とキャップ層との界面近傍と、キャップ層及びコンタクト層と、に不純物が高濃度にドープされることにより、P+型の高濃度不純物領域が形成されている。
特開2001-177142号公報
特許文献1に記載された受光素子では、光吸収層及びキャップ層における受光面の全体にわたって高濃度不純物領域が形成されていると捉えられる。この場合、高濃度不純物領域で吸収される波長の光が信号して取り出されないため、損失が生じて感度が低下するおそれがある。
本開示は、感度の低下を抑制可能な半導体受光素子を提供することを目的とする。
本開示に係る半導体受光素子は、[1]「光の入射を受ける表面と、第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層の前記表面側において前記第1半導体層に積層され、前記第1半導体層のバンドギャップエネルギーよりも大きなバンドギャップエネルギーを有する前記第1導電型の第2半導体層と、前記表面から前記第2半導体層側に延在して少なくとも前記第2半導体層の内部に至るように形成され、前記第1導電型と異なる第2導電型を有するドーピング領域と、を備え、前記表面に交差する第1方向における前記第2半導体層の厚さは、前記第1方向における第1半導体層の厚さよりも薄く、前記ドーピング領域は、前記第1方向からみて、間隙を介して対向する複数の部分を含み、前記間隙の幅は、前記第1方向における前記第2半導体層の厚さよりも大きい、半導体受光素子」である。
上記[1]の半導体受光素子では、第1導電型の第1半導体層に、バンドギャップエネルギーの大きな第1導電型の第2半導体層が積層されており、光入射を受ける表面から第2半導体層側に延在する第2導電型のドーピング領域が形成されている。そして、ドーピング領域は、表面に交差する第1方向からみて、間隙を介して対向する複数の部分を含む。このため、ドーピング領域の間隙に入射した光について、ドーピング領域での吸収を経ることなく信号として取り出すことが可能となる。よって、感度の低下が抑制される。特に、本発明者の知見によれば、当該間隙の幅が、第2半導体層の厚さよりも大きいと、感度の低下をより抑制可能である。
本開示に係る半導体受光素子は、[2]「前記ドーピング領域の前記複数の部分は、前記第1方向からみて同一方向に延在する少なくとも一対の延在部を含み、前記間隙の幅は、前記一対の延在部の間の間隔である、上記[1]に記載の半導体受光素子」であってもよい。当該[2]に係る半導体受光素子によれば、感度の低下を抑制可能な構造を容易かつ確実に構成できる。
本開示に係る半導体受光素子は、[3]「前記ドーピング領域は、前記第2半導体層から前記第1半導体層側に延在して前記第1半導体層の内部に至っている、上記[1]又は[2]に記載の半導体受光素子」であってもよい。当該[3]に係る半導体受光素子によれば、ドーピング領域のこのように構成してもよい。
本開示に係る半導体受光素子は、[4]「表面には、凹部が形成されており、第1方向からみて凹部の底面に重なる領域に受光部が形成されている、上記[1]~[3]のいずれかに記載の半導体受光素子」であってもよい。当該[4]に係る半導体受光素子によれば、凹部の底面に対応する領域が受光部とされる。これにより、受光部が接触から保護され、損傷を受けづらくなる。
本開示に係る半導体受光素子は、[5]「ドーピング領域は、凹部の側面に露出している、上記[4]に記載の半導体受光素子」であってもよい。当該[5]に係る半導体受光素子によれば、ドーピング領域における凹部の側面に露出した部分と、当該部分に対向する部分との間隙に入射した光も信号として取り出すことが可能となる。この結果、感度の低下をより確実に抑制可能となる。また、この場合には、ドーピング領域が、凹部の側面から凹部の頂面(表面における凹部を規定する領域)にわたって形成された部分を含むこととなる。当該部分は、ドーピング領域における凹部の底面側に形成される部分と比較して、より厚く、不純物濃度が高い部分を表面側に有する。したがって、当該部分で電極とのコンタクトを図ってコンタクト抵抗を低下させることが可能となる。
本開示に係る半導体受光素子は、[6]「前記第2半導体層の前記表面側において前記第2半導体層に積層された前記第1導電型の第3半導体層を備える、上記[1]~[5]のいずれかに記載の半導体受光素子」であってもよい。当該[6]に係る半導体受光素子によれば、第2半導体層として、第1半導体層及び第3半導体層よりもバンドギャップエネルギーの大きい材料を用いることで、暗電流及び吸収を低減することにより、さらなる損失の低減を図ることが可能となる。
本開示に係る半導体受光素子は、[7]「前記第3半導体層の前記表面側において前記第3半導体層に積層された前記第1導電型の第4半導体層を備える、上記[6]に記載の半導体受光素子」であってもよい。当該[7]に係る半導体受光素子によれば、第4半導体層が第3半導体層を保護する機能を有することから、第3半導体層の材料として、例えばアルミ等の比較的に酸化しやすい材料を含むものを選択することが可能となる等、第3半導体層の材料選択の自由度が向上する。
本開示に係る半導体受光素子は、[8]「前記第1半導体層は、InGaAsを含み、前記第2半導体層は、InP、又は、InAsPを含む、上記[1]~[7]のいずれかに記載の半導体受光素子」であってもよい。
本開示に係る半導体受光素子は、[9]「前記第1半導体層は、InAsSb、又は、InAsを含み、前記第2半導体層は、AlInAsSbを含み、前記第3半導体層は、InAsSb、又は、InPSbを含む、上記[6]又は[7]に記載の半導体受光素子」であってもよい。
本開示に係る半導体受光素子は、[10]「前記第1半導体層は、InGaAsを含み、前記第2半導体層は、InP、又は、InAsPを含み、前記第3半導体層は、InGaAsを含み、前記第4半導体層は、InP、又は、InAsPを含む、上記[7]に記載の半導体受光素子」であってもよい。
本開示によれば、感度の低下を抑制可能な半導体受光素子を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る半導体受光素子を示す模式図である。 図2は、図1に示された半導体受光素子の動作を示す図である。 図3は、半導体受光素子の製造方法の一工程を示す図である。 図4は、半導体受光素子の製造方法の一工程を示す図である。 図5は、半導体受光素子の製造方法の一工程を示す図である。 図6は、変形例に係る半導体受光素子の概略断面図である。 図7は、変形例に係る半導体受光素子の模式的な平面図である。 図8は、変形例に係る半導体受光素子の模式的な平面図である。
以下、一実施形態に係る半導体受光素子について、図面を参照しつつ説明する。各図の説明においては、互いに同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。また、各図には、X軸、Y軸、及び、Z軸によって規定される直交座標系を図示する場合がある。
図1は、本実施形態に係る半導体受光素子を示す模式図である。図1の(a)は平面図であり、図1の(b)は、図1のIb-Ib線に沿った断面図である。図1に示されるように、半導体受光素子1は、第1半導体部10と、第2半導体部20と、電極41,42と、保護膜Fと、を備えている。半導体受光素子1は、表面1aと表面1aの反対側の裏面1bと、を有する。半導体受光素子1では、例えば表面1aが光入射面とされる。第1半導体部10は、裏面1bを含み、第2半導体部20は、表面1aを含む。すなわち、第2半導体部20は、表面1a側において第1半導体部10に積層されている。
第1半導体部10は、表面1aに交差する第1方向(ここではZ軸方向)に沿って積層された複数の半導体層を含む。複数の半導体層は、例えば、裏面1b側から順に積層された基板(不図示)、バッファ層(不図示)、及び、光吸収層(第1半導体層)21を含む。
基板は、例えば、第1導電型(例えばn+型)のInPからなる。バッファ層は、例えば、第1導電型(例えばn+型又はn型)のInPからなる。一例として、バッファ層は、第1方向について0.5μm~2.0μm程度の厚さを有する。光吸収層21は、例えば、第1導電型のInGaAsを含む(InGaAsからなる)。一例として、光吸収層21は、第1方向について1.5μm~5μm程度の厚さを有する。
第2半導体部20は、第1方向に沿って第1半導体部10側から順に積層された第1キャップ層(第2半導体層)22、半導体層(第3半導体層)23、及び、第2キャップ層(第4半導体層)24を含む。第1キャップ層22は、光吸収層21の表面1a側において光吸収層21に積層されており、光吸収層21との界面を有する。半導体層23は、第1キャップ層22の表面1a側において第1キャップ層22に積層されており、第1キャップ層22との界面を有する。第2キャップ層24は、半導体層23の表面1a側において半導体層23に積層されており、半導体層23との界面を有する。
第1キャップ層22は、光吸収層21及び半導体層23のバンドギャップエネルギーよりも大きなバンドギャップエネルギーを有する。第1キャップ層22は、例えば、第1導電型(例えばn型)のInPを含む(InPからなる)。一例として、第1キャップ層22は、第1方向について、0.1μm程度の厚さT22を有する。第1方向における第1キャップ層22の厚さT22は、第1方向における光吸収層21の厚さよりも薄い。半導体層23は、例えば第1導電型(例えばn型)のInGaAsを含む(InGaAsからなる)。一例として、半導体層23は、第1方向について0.05μm~0.3μm程度の厚さを有する。第2キャップ層24は、例えば、第1導電型(例えばn型)のInPを含む(InPからなる)。一例として、第2キャップ層24は、第1方向について0.2μm~2.0μm程度の厚さを有する。
ここで、表面1aには、凹部50が形成されている。一例として、表面1aは、第1方向からみて円形状であり(すなわち、半導体受光素子1の外形が円形状であり)、凹部50は、第1方向からみて表面1aと同心の円形状である。凹部50は、底面50iと、底面50iと表面1aとを接続する側面50sと、を含む。凹部50は、第2キャップ層24及び半導体層23を貫通している。したがって、凹部50の底面50iには、第1キャップ層22が露出している(すなわち、第1キャップ層22の表面が底面50iを構成している)。
換言すれば、第1半導体部10及び第2半導体部20は、第1方向からみて凹部50の底面50iに重なる第1領域Aと、第1領域Aの外側の第2領域Bと、を含み、半導体層23及び第2キャップ層24は凹部50の外側の第2領域Bのみに形成されている。半導体受光素子1では、主に、第1方向からみて凹部50の底面50iに重なる第1領域Aが相対的に薄く構成され、光の入射を受けて電気信号を生成する受光部55とされている。
保護膜Fは、表面1a、凹部50の側面50s、及び、凹部50の底面50iを覆うように設けられている。保護膜Fは、反射防止膜としての機能を有してもよい。保護膜Fには、第2領域B上において貫通孔Fhが形成されており、この貫通孔Fhから第2キャップ層24が露出されている。電極41は、裏面1b上に形成されて第1半導体部10(例えば基板)に接触されている。電極42は、保護膜F上に形成され、貫通孔Fhを介して第2キャップ層24に接触されている。
半導体受光素子1は、ドーピング領域30を備えている。ドーピング領域30は、第2半導体部20及び第1半導体部10に不純物(例えばZn)をドーピングすることにより、第2導電型(例えばp型)の領域とされている。ドーピング領域30は、例えば、表面1a側から不純物を熱拡散によりドーピングすることで形成される拡散領域とされ得る。或いは、ドーピング領域30は、イオン注入法によって不純物がドーピングされて形成されてもよい。ドーピング領域30は、表面1aから第1キャップ層22側に延在して少なくとも第1キャップ層22の内部に至るように形成されている。ここでは、ドーピング領域30は、第1キャップ層22から光吸収層21側に延在して光吸収層21の内部に至っている。
より具体的には、ドーピング領域30は、第1領域Aでは、第1キャップ層22及び光吸収層21の第1キャップ層22側の一部に形成され、第2領域Bでは、第2キャップ層24、半導体層23、第1キャップ層22、及び、光吸収層21の第1キャップ層22側の一部に形成されている。保護膜Fの貫通孔Fhはドーピング領域30上に形成されており、電極42は、第2キャップ層24においてドーピング領域30に接触している(ドーピング領域30に電気的に接続されている)。
ドーピング領域30は、第1方向からみて互いに対向する複数の部分31を含む。互いに対向する部分31の間には、間隙30gが介在されている。間隙30gの幅G30は、第1キャップ層22の厚さT22よりも大きい。複数の部分31は、互いに同一方向に延在する一群(少なくとも一対)の第1延在部31aと、第1延在部31aとは異なる方向において同一方向に延在する別の一群(少なくとも一対)の第2延在部31bと、を含む。ここでは、第1延在部31aはX軸方向に沿って延在しており、第2延在部31bはY軸方向に沿って延在している。
間隙30gは、互いに隣り合う第1延在部31aの間の間隙、及び、互いに隣り合う第2延在部31bの間の間隙である。なお、ここでは、第1延在部31aの間の間隙の幅と、第2延在部31bの間の間隙の幅とは、略同一であるが、それらが互いに異なる場合には、それらのうちの小さい方を幅G30として第1キャップ層22の厚さT22よりも大きくされ得る。また、幅G30が第1延在部31a又は第2延在部31bの延在方向に沿って変化する場合には、その最小値又は平均値が厚さT22よりも大きくされ得る。
第1延在部31aと第2延在部31bとは、互いに交差することにより格子状に配列されている。第1延在部31a及び第2延在部31bは、それぞれの延在方向の両端部においてドーピング領域30の外縁部32に接続されて一体化されている。ここでは、電極42が外縁部32に接触して設けられることにより、第1延在部31a及び第2延在部31bのそれぞれも電極42に電気的に接続されている。
外縁部32は、第1領域Aと第2領域Bとの境界を跨いで形成されている。すなわち、外縁部32は、凹部50の外側に位置する相対的に厚い部分と、凹部50の内側に位置する相対的に薄い部分と、を含む。これにより、外縁部32は、凹部50の側面50sに露出される(側面50sを構成している)。すなわち、ドーピング領域30は、凹部50の側面50sに露出している。
このように、半導体受光素子1では、ドーピング領域30が、第1方向からみて間隙30gを介して互いに対向する第2導電型の複数の部分31を含むことにより、複数の部分31のそれぞれと、当該複数の部分31のそれぞれに隣接する第1導電型の半導体領域(主に光吸収層21及び第1キャップ層22)との間にPD(Photo Diode)が形成される。したがって、半導体受光素子1では、複数の部分31のそれぞれに対して、第1方向にPDが形成されると共に、第1方向に交差する面内にも複数のPDが形成されて分散配置されている。
以上のような半導体受光素子1では、図2に示されるように、電極41及び電極42に電圧が印加されると、第1半導体部10及び第2半導体部20内に電界EFが形成される。その状態において、ある光L1がドーピング領域30の1つの部分31に入射して吸収された場合、ドーピング領域30には電界が掛かっていないため、当該光L1を信号として取り出すことはできない。一方、別の光L2がドーピング領域30で吸収されずに光吸収層21で吸収される場合、電界が掛かっているため信号として取り出される。
さらに、別の光L3がドーピング領域30の部分31の間(例えば間隙30g)に入射した場合であって、第1キャップ層22で吸収された場合には、当該部分31と第1キャップ層22とによって第1方向に交差する面内に形成されたPDにおいて吸収されて信号として取り出される。また、当該光L3がドーピング領域30の部分31の間に入射した場合であって、光吸収層21で吸収された場合には、当該部分31と光吸収層21とによって第1方向に形成されたPDにおいて吸収されて信号として取り出される。このように、半導体受光素子1では、従来、信号として取り出されなかった第1キャップ層22で吸収される光をも信号として取り出すことが可能となる。
引き続いて、半導体受光素子1の製造方法について説明する。図3~5は、半導体受光素子の製造方法の一工程を示す図である。この製造方法では、図3の(a)に示されるように、まず、第1半導体部10及び第2半導体部20にドーピング領域30を形成する。ドーピング領域30を熱拡散により形成する場合には、まず、第2半導体部20の表面1aに、ドーピング領域30のパターンに対応する開口を有する第1マスクを形成した後に不純物のドーピングを行うことにより、第1半導体部10及び第2半導体部20にドーピング領域30を形成する。その後、第1マスクを除去する。
続いて、図3の(b)に示されるように、表面1aにエッチングのための第2マスクMを形成する。続いて、図4の(a)に示されるように、第2マスクMを用いたエッチングにより、表面1aに凹部50を形成する。より具体的には、まず、第2マスクMを用いて、第2キャップ層24を選択的にエッチングして除去する。続いて、第2マスクMを用いて、半導体層23を選択的にエッチングして除去する。
これにより、第2マスクMから露出した領域において第1キャップ層22が露出するように凹部50が形成され、ドーピング領域30の相対的に薄い部分31が形成される。また、第2マスクMにより覆われた領域において、半導体層23、第2キャップ層24、及び、ドーピング領域30の相対的に厚い外縁部32の一部が残存させられる。このように、半導体層23は、光吸収層21上のキャップ層として、凹部50において薄い第1キャップ層22のみを残存させるように選択的なエッチングを可能とする。その後、図4の(b)に示されるように、第2マスクMを除去する。
続いて、図5の(a)に示されるように、表面1a、凹部50の側面50s、及び、凹部50の底面50iを覆うように保護膜Fを形成する。その後、図5の(b)に示されるように、保護膜Fに貫通孔Fhを形成し、当該貫通孔Fhを介してドーピング領域30に接触するように電極42を設ける。これと共に、裏面1bに電極41を設ける。これにより、半導体受光素子1が得られる。
以上説明したように、半導体受光素子1では、第1導電型の光吸収層21に、バンドギャップエネルギーの大きな第1導電型の第1キャップ層22が積層されており、光入射を受ける表面1aから第1キャップ層22側に第2導電型のドーピング領域30が形成されている。そして、ドーピング領域30は、表面1aに交差する第1方向からみて、間隙30gを介して対向する複数の部分31を含む。このため、ドーピング領域30の間隙30gに入射した光について、ドーピング領域30での吸収を経ることなく信号として取り出すことが可能となる。よって、感度の低下が抑制される。特に、本発明者の知見によれば、当該間隙30gの幅が、第1キャップ層22の厚さT22よりも大きいと、感度の低下をより抑制可能である。
また、半導体受光素子1では、ドーピング領域30の複数の部分31は、第1方向からみて同一方向に延在する少なくとも一対の第1延在部31a(及び第2延在部31b(以下同様))を含み、間隙30gの幅は、当該一対の第1延在部31aの間の間隔である。これにより、感度の低下を抑制可能な構造を容易かつ確実に構成できる。
また、半導体受光素子1では、ドーピング領域30は、第1キャップ層22から光吸収層21側に延在して光吸収層21の内部に至っている。半導体受光素子1では、ドーピング領域30のこのように構成してもよい。
また、半導体受光素子1では、表面に1aは、凹部50が形成されており、第1方向からみて凹部50の底面50iに重なる領域に受光部55が形成されている。これにより、受光部55が接触から保護され、損傷を受けづらくなる。
また、半導体受光素子1では、ドーピング領域30は、凹部50の側面50sに露出しているこのため、ドーピング領域30における凹部50の側面50sに露出した部分(ここでは外縁部32)と、当該部分に対向する部分31との間隙に入射した光も信号として取り出すことが可能となる。この結果、感度の低下をより確実に抑制可能となる。また、ドーピング領域30が、凹部50の側面50sから凹部50の頂面(表面1aにおける凹部50を規定する領域)にわたって形成された部分(外縁部32における上記の相対的に厚い部分)を含むこととなる。当該部分は、ドーピング領域30における凹部50の底面50i側に形成される部分31と比較して、より厚く、不純物濃度が高い部分を表面1a側に有する。したがって、当該部分で電極42とのコンタクトをとることによりコンタクト抵抗を低下させることが可能となる。
また、半導体受光素子1は、第1キャップ層22の表面1a側において第1キャップ層22に積層された第1導電型の半導体層23を備える。このため、第1キャップ層22として、光吸収層21及び半導体層23よりもバンドギャップエネルギーの大きい材料を用いることで、暗電流及び吸収を低減することにより、さらなる損失の低減を図ることが可能となる。
また、半導体受光素子1は、半導体層23の表面1a側において半導体層23に積層された第1導電型の第2キャップ層24を備える。このため、第2キャップ層24が半導体層23を保護する機能を有することから、半導体層23の材料として、例えばアルミ等の比較的に酸化しやすい材料を含むものを選択することが可能となる等、半導体層23の材料選択の自由度が向上する。
以上の実施形態は、本開示の一側面を説明したものである。したがって、本開示に係る半導体受光素子は、上述した半導体受光素子1を任意に変形したものとされ得る。引き続いて、変形例について説明する。
[第1変形例]
図6の(a)は、第1変形例に係る半導体受光素子1Aを示す概略断面図である。図6の(a)に示される半導体受光素子1Aは、第2半導体部20に代えて第2半導体部20Aを備える点で半導体受光素子1と相違している。第2半導体部20Aは、単一のキャップ層(第2半導体層)25のみを備える点で第2半導体部20と相違している。
キャップ層25は、光吸収層21の表面1a側において光吸収層21に積層されており、光吸収層21との間に界面を有する。キャップ層25は、第1導電型(例えばn型)のInPを含む(InPからなる)。半導体受光素子1Aにおいても、ドーピング領域30は、表面1aからキャップ層25側に延在して少なくともキャップ層25の内部に至るように形成されている。より具体的には、ドーピング領域30は、キャップ層25から光吸収層21側に延在して光吸収層21の内部に至っている。このように、半導体受光素子1Aでは、光吸収層21上に半導体層23及び第2キャップ層24を有していなくてもよい。このような半導体受光素子1Aによっても、半導体受光素子1と同様の効果を奏すると共に、光吸収層21上の半導体積層構造が簡素化される。また、半導体受光素子1Aによれば、時間制御などでエッチングを行うことによって、選択エッチングが難しい材料においてもエッチングが可能となり、材料を問わずに薄膜化が可能となる。なお、この場合、間隙30gの幅G30は、キャップ層25のうち、凹部50内に位置する相対的に薄い部分の厚さよりも大きくされ得る。
[第2変形例]
図6の(b)は、第2変形例に係る半導体受光素子1Bを示す概略断面図である。図6の(b)に示される半導体受光素子1Bは、第2半導体部20に代えて第2半導体部20Bを備える点、及び、各層の材料において半導体受光素子1と相違している。第2半導体部20Bは、第1キャップ層22に代えて単一のキャップ層(第2半導体層)26を有する点、及び、半導体層23に代えて半導体層(第3半導体層)27を有する点において、第2半導体部20と相違している。
半導体受光素子1Bでは、第1半導体部10の材料が、InAsSbを含む。より具体的には、半導体受光素子1Bでは、少なくとも光吸収層21が、第1導電型(例えばn型及びn+型)のInAsSbを含む(InAsSbからなる)。キャップ層26は、表面1a側において光吸収層21に積層されており、光吸収層21との間に界面を有する。キャップ層26は、第1導電型(例えばn型)のAlInAsSbを含む(AlInAsSbからなる)。また、半導体層27は、第1導電型(例えばn型)のInAsSbを含む(InAsSbからなる)。
半導体受光素子1Bにおいても、ドーピング領域30は、表面1aからキャップ層26側に延在して少なくともキャップ層26の内部に至るように形成されている。より具体的には、ドーピング領域30は、キャップ層26から光吸収層21側に延在して光吸収層21の内部に至っている。このように、半導体受光素子1Bでは、光吸収層21上に第2キャップ層24を有していなくてもよい。この場合、半導体受光素子1と同様の効果を奏すると共に、光吸収層21上の半導体積層構造が簡素化される。このような半導体受光素子1Bによっても、半導体受光素子1と同様の効果を奏すると共に、光吸収層21上の半導体積層構造が簡素化される。また、半導体受光素子1Bによれば、選択エッチング可能な材料かつバンドギャップが広い材料がある場合に関してはキャップ層自体を無くすことが可能となる。これにより、受光部での損失を減らすことが可能となり、キャップ層のコンタクト部はバンドギャップを狭い材料を用いることでコンタクト抵抗を下げることが可能となる。
[第3変形例]
図7の(a)は、第3変形例に係る半導体受光素子1Cを示す模試的な平面図である。図7の(a)に示される半導体受光素子1Cは、第1方向からみたときのドーピング領域30の形状において、半導体受光素子1と相違している。
半導体受光素子1Cでは、ドーピング領域30の複数の部分31は、第1方向からみて円環状に延在する第3延在部31cを含む。第3延在部31cは、第1方向からみて、外縁部32と同心の円環状を呈している。したがって、ここでは、第3延在部31cと外縁部32とが、同一方向(周方向)に沿って延在する一対の延在部を構成している。したがって、間隙30gは、第3延在部31cと外縁部32の間に形成され、少なくともこの間隙30gの幅G30(径方向の寸法)が第1キャップ層22の厚さT22よりも大きくされている。
また、半導体受光素子1Cでは、ドーピング領域30の複数の部分31は、第1方向に交差す一の方向(ここではX軸方向)に沿って延在する第4延在部31dと、第1方向に交差する別の方向(ここではY軸方向)に沿って延在する第5延在部31eと、を含む。第4延在部31dと第5延在部31eとは、互いに交差している。第4延在部31dと第5延在部31eとの交差点は、ここでは、第3延在部31c及び外縁部32の中心に略一致している。第4延在部31d及び第5延在部31eは、それぞれの延在方向の両端部において外縁部32に接続されている。また、第3延在部31cは、第4延在部31d及び第5延在部31eに接続されることにより、それらを介して外縁部32に接続されている。
第4延在部31dと第5延在部31eとの間の間隙、すなわち、第4延在部31dと第5延在部31eと第3延在部31cとによって囲われる領域の幅は、第1方向に交差する面内の各位置において異なるが、一例として、その平均値が厚さT22よりも大きくされてもよい。このような半導体受光素子1Cによっても、半導体受光素子1と同様の効果を奏することが可能である。また、半導体受光素子1Cによれば、円形状おいても容易にギャップ(間隙30g)を有する設計が可能となり、また、組み合わせによってドーピング領域30とギャップの関係を最大になるような設計も可能となる。
[第4変形例]
図7の(b)は、第4変形例に係る半導体受光素子1Dを示す模式的な平面図である。図7の(b)に示される半導体受光素子1Dは、第1方向からみて矩形状の外形を有する点、及び、第1方向からみたときのドーピング領域30の形状において、半導体受光素子1と相違している。
半導体受光素子1Dでは、ドーピング領域30の複数の部分31は、第1方向に交差する一の方向(ここではY軸方向)に沿って延びる一対の第6延在部31fを含む。第6延在部31fは、互いに同一の方向に沿って延在している。したがって、間隙30gは、第6延在部31fの間に形成され、少なくともこの間隙30gの幅G30が、第1キャップ層22の厚さT22よりも大きくされている。なお、半導体受光素子1Dでは、一対の外縁部32も、第6延在部31fと同一の方向に沿って延在している。したがって、一の外縁部32と当該一の外縁部32に隣接する第6延在部31fとの間の間隙が、間隙30gとして厚さT22よりも大きくされてもよい。
また、半導体受光素子1Dでは、ドーピング領域30は、別の方向(ここではX軸方向)に沿って延びる単一の第7延在部31hを含んでいる。第7延在部31hは、その延在方向の両端において外縁部32に接続されている。第6延在部31fは、第7延在部31hに接続されることにより、第7延在部31hを介して外縁部32に接続されている。このような半導体受光素子1Dによっても、半導体受光素子1と同様の効果を奏することが可能である。また、半導体受光素子1Dでは、図8に示されるように、アレイ状に複数配列して設けることが容易である。
図8に示されるように、複数の半導体受光素子1Dがアレイ状に配列された構造を形成する場合には、一例として、半導体受光素子1Dのそれぞれに対応する位置において図3に示されるようにドーピング領域30を形成した後であって、図4に示されるように凹部50を形成する際に、複数の半導体受光素子1Dにわたって一体的にエッチングを行うことができる(すなわち、隣り合う半導体受光素子1Dの間に第2マスクMを配置しなくてもよい)。この場合、隣り合う半導体受光素子1Dの間で、互いに対向する凹部50が一体的に形成される。なお、図8では、保護膜Fの図示を省略し、凹部50の底面50i(第1キャップ層22の表面)を図示している。
一方、凹部50を形成するためのエッチングの際に、隣り合う半導体受光素子1Dの間に第2マスクMを設けることによって、複数の半導体受光素子1Dの間で個別に凹部50を形成してもよい。この場合、隣り合う半導体受光素子1Dの間において、互いに対向する凹部50は、互いの間にエッチングされずに残存した表面1a(第2半導体部20の相対的に厚い部分)が介在し、互いに離間することとなる。
[他の変形例]
以上、実施形態及び複数の変形例について説明したが、本開示に係る半導体受光素子は、上述した半導体受光素子1~1Dに限定されず、さらなる変形が適用され得る。例えば、上記実施形態及び変形例では、光吸収層21の材料としては、InGaAs及びInAsSbに限らず、他にも、InAs、GaAs、GaN、InGaN等、In、P、Al、As、Sb、Gaを含む各種の半導体が用いられ得る。
また、第1キャップ層22、第2キャップ層24、及び、キャップ層25,26の材料としては、InP及びAlInAsSbに限らず、他にも、InAsP、AlInP、AllnAsP、InPSb、GaN等、In、P、Al、As、Sb、Gを含む各種の半導体が用いられ得る。
また、上記実施形態では、ドーピング領域30が、光吸収層21の内部に至る場合について説明したが、ドーピング領域30は、光吸収層21の内部に至っていなくてもよい。
また、第3変形例に係る半導体受光素子1Cでは、ドーピング領域30が、互いに径の異なる(同心の)複数の第3延在部31cを含むと共に、それらの間に厚さT22よりも大きな間隙30gが規定されてもよい。さらに、半導体受光素子1Cでは、円環状の第3延在部31c及び外縁部32を複数の円弧状の部分に分割するように、ドーピングされていない領域(換言すればドーピング領域30以外の領域(以下同様))が設けられていてもよい。この場合、一例として、第4延在部31d上に延びる1つのドーピングされていない直線状の領域と、第5延在部31e上に延びる別の1つのドーピングされていない直線状の領域と、を設けることにより、第3延在部31c及び外縁部32を4つの円弧状の部分に等分割してもよい。
また、第4変形例に係る半導体受光素子1Dでは、ドーピング領域30が、3つ以上の第6延在部31fを含んでもよいし、第6延在部31fの数が1つであってもよい。第6延在部31fの数が1つの場合、当該第6延在部31fと外縁部32との間に間隙30gが形成され、その幅が厚さT22よりも大きくされればよい。また、半導体受光素子1Dでは、ドーピング領域30が第6延在部31fを含まなくてもよい。この場合、一対の外縁部32の間の間隙を間隙30gとして、その幅が厚さT22よりも大きくされればよい。さらには、半導体受光素子1Dでは、ドーピング領域30が2つ以上の第7延在部31hを含んでもよい。なお、半導体受光素子1Dでは、外縁部32が1つのみであってもよい。
そして、半導体受光素子1Dでは、以上の変形を含む種々の変形を任意に組み合わせて適用可能であり、その際には、第6延在部31f及び第7延在部31hの位置等についても任意に設定され得る。例えば、半導体受光素子1Dのドーピング領域30が、第6延在部31fを含まない場合であって、2つの第7延在部31hを含む場合には、当該2つの第7延在部31hのそれぞれを、外縁部32の延在方向(ここではY軸方向)の端部同士を接続するように配置し、全体として、第1方向からみて矩形環状のドーピング領域30を構成するようにしてもよい。或いは、第6延在部31fを含まない場合であって、1つの第7延在部31hを含む場合には、当該1つの第7延在部31hを、外縁部32の延在方向の中心同士を接続するように配置し、全体として、第1方向からみてH形状のドーピング領域30を構成するようにしてもよい。
さらに、半導体受光素子1~1Dの各構成については、一部を交換して採用することが可能である。例えば、半導体受光素子1C,1Dのドーピング領域30のパターンを、半導体受光素子1Aや半導体受光素子1Bのドーピング領域30として採用してもよい。
1,1A,1B,1C,1D…半導体受光素子、1a…表面、21…光吸収層(第1半導体層)、22…第1キャップ層(第2半導体層)、23,27…半導体層(第3半導体層)、24…第2キャップ層(第4半導体層)、25,26…キャップ層(第2半導体層)、30…ドーピング領域、30g…間隙、31…部分、31a…第1延在部(延在部)、31b…第2延在部(延在部)、31c…第3延在部(延在部)、31f…第6延在部(延在部)、50…凹部、50i…底面、50s…側面、55…受光部。

Claims (10)

  1. 光の入射を受ける表面と、
    第1導電型の第1半導体層と、
    前記第1半導体層の前記表面側において前記第1半導体層に積層され、前記第1半導体層のバンドギャップエネルギーよりも大きなバンドギャップエネルギーを有する前記第1導電型の第2半導体層と、
    前記表面から前記第2半導体層側に延在して少なくとも前記第2半導体層の内部に至るように形成され、前記第1導電型と異なる第2導電型を有するドーピング領域と、
    を備え、
    前記表面に交差する第1方向における前記第2半導体層の厚さは、前記第1方向における第1半導体層の厚さよりも薄く、
    前記ドーピング領域は、前記第1方向からみて、間隙を介して対向する複数の部分を含み、
    前記間隙の幅は、前記第1方向における前記第2半導体層の厚さよりも大きい、
    半導体受光素子。
  2. 前記ドーピング領域の前記複数の部分は、前記第1方向からみて同一方向に延在する少なくとも一対の延在部を含み、
    前記間隙の幅は、前記一対の延在部の間の間隔である、
    請求項1に記載の半導体受光素子。
  3. 前記ドーピング領域は、前記第2半導体層から前記第1半導体層側に延在して前記第1半導体層の内部に至っている、
    請求項1に記載の半導体受光素子。
  4. 前記表面には、凹部が形成されており、
    前記第1方向からみて前記凹部の底面に重なる領域に受光部が形成されている、
    請求項1に記載の半導体受光素子。
  5. 前記ドーピング領域は、前記凹部の側面に露出している、
    請求項4に記載の半導体受光素子。
  6. 前記第2半導体層の前記表面側において前記第2半導体層に積層された前記第1導電型の第3半導体層を備える、
    請求項1に記載の半導体受光素子。
  7. 前記第3半導体層の前記表面側において前記第3半導体層に積層された前記第1導電型の第4半導体層を備える、
    請求項6に記載の半導体受光素子。
  8. 前記第1半導体層は、InGaAsを含み、
    前記第2半導体層は、InP、又は、InAsPを含む、
    請求項1に記載の半導体受光素子。
  9. 前記第1半導体層は、InAsSb、又は、InAsを含み、
    前記第2半導体層は、AlInAsSbを含み、
    前記第3半導体層は、InAsSb、又は、InPSbを含む、
    請求項6に記載の半導体受光素子。
  10. 前記第1半導体層は、InGaAsを含み、
    前記第2半導体層は、InP、又は、InAsPを含み、
    前記第3半導体層は、InGaAsを含み、
    前記第4半導体層は、InP、又は、InAsPを含む、
    請求項7に記載の半導体受光素子。
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