JP2023165507A - エンドミル - Google Patents

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達矢 長田
Tatsuya Nagata
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Abstract

【課題】被削材の厚み方向における加工面の加工面段差を大幅に緩和するエンドミルを提供する。【解決手段】複数の底刃10(10A~10D)、側周刃11,12、ねじれ溝13,14、シャンク15を有するエンドミル1において、側周刃11,12を第1側周刃11(11A~11D)と第2側周刃12(12A~12D)から形成し、これらの第1側周刃11(11A~11D)と第2側周刃12(12A~12D)に隣接するねじれ溝13,14の向きを互いに逆向きとして、第1側周刃11(11A~11D)および第2側周刃12(12A~12D)が形成される区域Mに第1側周刃11(11A~11D)の端部11a~11dおよび第2側周刃12(12A~12D)の端部12a~12dに面取り加工を施す。【選択図】図1

Description

本発明は、被削材に対して溝加工や側面加工等を行うエンドミルに関する。
被削材に対する溝加工や側面加工等のフライス加工に多用されるエンドミルは、従来は2枚から6枚程度の底刃とそれに連なる側周刃が形成されており、近年では側周刃のねじれの向きをエンドミルの中央部付近で逆向きに変えた形態のエンドミルや隣接する底刃同士の中心角を各々変化させた形態のエンドミル、側周刃のリードを各々変化させた形態のエンドミルなど種々の形態のエンドミルが存在する(特許文献1ないし5参照)。これらエンドミルの形態は、切削加工後の被削材の上下面に発生するバリの抑制に有効である。
特開昭63-47007号公報 特開平6-246525号公報 特開2015-458号公報 国際公開2018-180775号公報 国際公開2018-216764号公報
しかし、エンドミルの先端側(底刃側)に形成される側周刃と後端側(シャンク側)に形成される側周刃のねじれの向きが各々異なる(逆向き)であることに起因して、エンドミルの長さ方向(軸方向)のほぼ中央部には、これら互いに逆向きの側周刃は混在する部分が形成されることになる。そのため、エンドミルの中央部付近の直径は、測定する側周刃の箇所に応じて変化する場合がある。
そのため、ねじれの向きが互いに異なる側周刃が交互に被削材に対して側面加工した際に、前述した理由からエンドミルの直径が異なることに起因して、被削材の厚み方向に加工面の段差が発生し、その段差が被削材全体の加工精度を低下させる原因となっていた。
そこで、本発明は被削材の側面加工に際して、被削材の上下面におけるバリ(かえり)の発生を抑制すると同時に、被削材の厚み方向における加工面の段差(微少な凹凸)を大幅に緩和するエンドミルを提供することを課題とする。
本発明のエンドミルは、先端側に形成される複数の底刃、これら複数の底刃と連続的に形成されて長手方向に沿ってらせん状に形成される複数の側周刃、これらの側周刃に隣接配置されてらせん状に形成される複数のねじれ溝、後端側に形成されるシャンクを備えるエンドミルにおいて、複数の側周刃を底刃側からシャンク側へ向けて形成される第1側周刃およびシャンク側から底刃側へ向けて形成される第2側周刃から形成する。
また、第1側周刃に隣接するねじれ溝と第2側周刃に隣接するねじれ溝のねじれの向きは互いに異なり、エンドミルの長手方向において第1側周刃および第2側周刃が共に形成されている区域に第1側周刃の端部および第2側周刃の端部に面取り加工を施す。さらに、これらの第1側周刃および第2側周刃が共に形成されている区域の断面視において、第1側周刃および第2側周刃を等分割の配置にする。なお、先端視における複数の底刃を回転軸を中心とした不等分割の配置として、周方向において互いに隣接するねじれ溝のねじれ角を各々異なるものとしてもよい。
本発明のエンドミルは、被削材の側面加工に際して、被削材の上下面におけるバリ(かえり)の発生を抑制すると共に被削材の厚み方向における加工面の加工面段差を大幅に緩和するという効果を奏する。
エンドミル1の正面図である。 エンドミル1の左側面図である。 図1に示すエンドミル1のA-A線およびC-C線の各断面図である。 図1に示すエンドミル1のB-B線断面図である。 図1の示すエンドミル1の領域Mの拡大図である。 図5に示すX部分の拡大図である。 図5に示すY部分の拡大図である。
本発明の一実施形態であるエンドミルについて図面を用いて説明する。本発明の一実施形態であるエンドミル1の正面図を図1、左側面図を図2にそれぞれ示す。また、図1に示すエンドミル1のA-A線およびC-C線の各断面図を図3、図1に示すエンドミル1のB-B線断面図を図4にそれぞれ示す。本発明のエンドミル1は、図1および図2に示す様に大別してエンドミル1先端側の4枚の底刃10A,10B,10C,10D、これら4枚の底刃10A~10Dと連続的に形成されて、エンドミル1の長手方向に沿って螺旋(らせん)状に形成される側周刃11,12、これらの側周刃11,12に隣接してエンドミル1の回転方向R側に配置されるねじれ溝13,14、エンドミル1後端側のシャンク15から形成される。
本実施形態のエンドミル1の底刃10A,10B,10C,10Dは4枚刃であり、図2に示す様に回転軸Oを中心として不等分割に配置されている。例えば、エンドミル1の円周方向において隣接する2枚の底刃10D,10Aが成す中心角α1および2枚の底刃10A,10Bが成す中心角α2は、それぞれ異なる角度(α1≠α2)である。なお、図2に示す形態では中心角α1=83°であり、中心角α2=97°である。
本実施形態のエンドミル1の4枚の側周刃11,12は、図1に示す様にエンドミル10の底刃10(10A~10D)側からシャンク15側へ向けてらせん状に形成される4枚の第1側周刃11(11A,11B,11C,11D)およびシャンク15側から底刃10(10A~10D)側へ向けて同様にらせん状に形成される4枚の第2側周刃12(12A,12B,12C,12D)に分けることができる。
第1側周刃11(11A~11D)と第2側周刃12(12A~12D)は、図1に示す様に中心軸Oに対して互いに逆向きにねじれた形態である。つまり、図2に示すエンドミル1の先端視において第1側周刃11(11A~11D)は時計周りに形成されており、第2側周刃12(12A~12D)は反時計回りに形成されている。
また、これらの第1および第2側周刃11(11A~11D),12(12A~12D)に隣接してエンドミル1の回転方向R側にそれぞれ配置されるねじれ溝13,14も同様にねじれの向きが互い異なる。すなわち、第1側周刃11(11A~11D)に隣接して回転方向側に形成される第1ねじれ溝13(13A,13B,13C,13D)は、図1に示す様にエンドミル1の先端視において時計周りに形成されている。
これに対して、第2側周刃12(12A~12D)に隣接して回転方向側に形成される第2ねじれ溝14(14A,14B,14C,14D)は、図1に示す様にエンドミル1の先端視において反時計周りに形成されている。さらに、これらの第1ねじれ溝13(13A~13D)において、互いに隣接する2条のねじれ溝がエンドミル1の中心軸Oと成す角度、すなわちねじれ角もそれぞれ異なる。同様に、第2ねじれ溝14(14A~14D)のねじれ角もそれぞれ異なる。例えば、図1に示すエンドミル1の形態では、隣接する2条の第1ねじれ溝13Aのねじれ角θ1=45°、第1ねじれ溝13Dのねじれ角θ2=47°の場合を示す。
本実施形態のエンドミル1の軸(長手)方向において、図1に示す様に側周刃が形成されている範囲のほぼ中央部に第1側周刃11(11A~11D)と第2側周刃12(12A~12D)が共に形成されている区間Mが設けられている。当該区間Mには、図4に示す様に4枚の第1側周刃11(11A~11D)と4枚の第2側周刃12(12A~12D)の計8枚の側周刃が形成される。
また、図4に示す様に当該区間Mの中央部(B-B線断面)においてエンドミル1の円周方向には第1側周刃11(11A~11D)と第2側周刃12(12A~12D)が交互に隣接して配置されており、例えば第1側周刃11Bと第2側周刃12Bが成す中心角β1、第2側周刃12Bと第1側周刃11Cが成す中心角β2は、は共に45°になる。
つまり、本発明のエンドミル1の4枚の第1側周刃11(11A,11B,11C,11D)と4枚の第2側周刃12(12A,12B,12C,12D)が共存する区間Mの中央部断面では、これら8枚の側周刃11A~11D、12A~12Dが互いに成す中心角は等分割の配置となる。
次に、エンドミル1の第1側周刃11A~11Dと第2側周刃12A~12Dが共に形成される区間Mの拡大図を図5、図5に示すX部分(第1側周刃11Bの端部11b)の拡大図を図6、図5に示すY部分(第2側周刃12Aの端部12a)の拡大図を図7にそれぞれ示す。本実施形態のエンドミル1の側周刃が形成される中央部には、図5に示す様に第1側周刃11(11A,11B)と第2側周刃12(12A)が共に形成されている領域(区間)Mが存在し、それら側周刃11,12に隣接して形成される第1ねじれ溝13(13A,13B)と第2ねじれ溝14(14A)が交わる領域でもある。
エンドミル1の第1側周刃11A,11Bには、図5に示す様に第1側周刃11A,11B(切れ刃)に隣接して逃げ面21A,21Bとすくい面21A,31Bが形成されている。当該第1側周刃11Bの端部11b、すなわち逃げ面21Bおよびすくい面31Bとこれらに隣接する第2ねじれ溝14Aが交わる角部は、図5および図6に示す様に切除されている(面取りされている)。
同様に、エンドミル1の第2側周刃12Aにも図5に示す様に第2側周刃12A(切れ刃)に隣接して逃げ面とすくい面が形成されている。当該第2側周刃12Aの端部12a、すなわちこれらの逃げ面およびすくい面とこれらに隣接する第1ねじれ溝13Aが交わる角部は、図5および図7に示す様に切除されている(面取りされている)。
なお、本実施形態のエンドミルは底刃および側周刃がそれぞれ4枚ずつの形態を示しているが、底刃および側周刃の枚数はこれに限定されない。また、図1に示す様にエンドミルのねじれ溝のねじれ角は、隣接するねじれ溝同士のねじれ角が同じ角度でも良く、本実施形態(不等リード配置)に限定されない。
さらに、図2に示すようにエンドミルの底刃の中心角も同じ角度でも良く、本実施形態(不等分割配置)に限定されず、本実施形態のエンドミルでは側周刃の端部が図6および図7に示す様に面取り形態がC面取りであるが、R面取りであっても構わない。
1 エンドミル
10(10A~10D) 底刃
11(11A~11D) 第1側周刃
11a~11d 第1側周刃の端部
12(12A~12D) 第2側周刃
12a~12d 第2側周刃の端部
13,14 ねじれ溝
15 シャンク
21A,21B 逃げ面
31A,31B すくい面
M 第1および第2側周刃が共存する区域
O 中心軸
α1、α2 隣接する底刃が成す中心角
β1、β2 隣接する側周刃が成す中心角
θ1,θ2 ねじれ溝のねじれ角

Claims (3)

  1. 先端側に形成される複数の底刃と、前記複数の底刃と連続的に形成されて長手方向に沿ってらせん状に形成される複数の側周刃と、前記側周刃に隣接配置されてらせん状に形成される複数のねじれ溝と、後端側に形成されるシャンクと、を有するエンドミルであって、前記複数の側周刃は、前記底刃側から前記シャンク側へ向けて形成される第1側周刃と、前記シャンク側から前記底刃側へ向けて形成される第2側周刃と、から構成されており、前記第1側周刃に隣接するねじれ溝と前記第2側周刃に隣接するねじれ溝のねじれの向きは互いに異なっており、前記エンドミルの長手方向において前記第1側周刃および前記第2側周刃が共に形成されている区域において、前記第1側周刃の端部および前記第2側周刃の端部に面取り加工が施されていることを特徴とするエンドミル。
  2. 前記第1側周刃および第2側周刃が共に形成されている区域の断面視において、前記第1側周刃および前記第2側周刃は回転軸を中心とした等分割の配置であることを特徴とする請求項1に記載のエンドミル。
  3. 先端視における前記複数の底刃は、回転軸を中心とした不等分割の配置であり、かつ周方向において互いに隣接する前記ねじれ溝のねじれ角が各々異なることを特徴とする請求項1記載のエンドミル。

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