JP2023158776A - 眼科装置、眼科装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

眼科装置、眼科装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

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Hiroto Tachikawa
和英 宮田
Kazuhide Miyata
航 坂川
Wataru Sakagawa
好彦 岩瀬
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Abstract

【課題】眼科装置において、被検者にとって、検査を促すためのアナウンスの過不足を低減する。【解決手段】眼科装置は、検査の際に被検者を促すための複数のアナウンスの中から、被検眼の検査内容に応じたアナウンスを選択する選択手段と、選択されたアナウンスに被検者が促された状態で実行される検査装置の動作に基づいて選択されたアナウンスが適当であるか否かを判定する判定手段と、判定手段が適当でないと判定した場合に、選択されたアナウンスを変更する変更手段と、を備える。【選択図】図4

Description

本開示は、眼科装置、眼科装置の制御方法、およびプログラムに関する。
眼科装置として、被検眼の眼底2次元画像を取得するための装置(以下、これを眼底カメラ装置と記す。)が用いられている。また、低コヒーレンス光による光干渉断層法(OCT:Optical Coherence Tomography)を利用して、被検眼の断層画像を取得するための装置(以下、これをOCT装置と記す。)が実用化されている。
例えばこれらの装置を用いた被検眼の検査において、検査中の測定補助のため、検者や被検者に対して誘導作業を行う眼科装置がある。装置自体が被検者を誘導することで、検者が検査中に装置や被検者に付きっきりになる必要がなくなり、遠隔の検者による検査ができたり、検者の負担軽減をはかることができる。このような眼科装置として、例えば音声アナウンスによる被検者の誘導を行うことで、検者の介在を減らしかつ検査の効率化をはかるものがある。
特許文献1には、そのような眼科装置の一例が開示されている。具体的には、特許文献1に開示される眼科装置では、装置の使用環境や検査項目等に応じて検査開始から検査終了までの一連のアナウンスパターンを切り替えている。そして、この切り替えにより、不要なアナウンスによって検査時間が長くなることを避けている。
特開2020-199226号公報
ここで、従来の眼科装置を用いた検査を行う場合、例えば何度も同じ検査を受けた被検者と初めて検査を受ける被検者とが同じ健康診断等でともに検査を受けることが考えられる。このような場合、同じアナウンスパターンの使用は、被検者によっては、アナウンスが冗長であったり、逆に、説明が足らなかったり、説明頻度が足らない場合が生じえる。アナウンスが冗長な場合には、検査効率が下がる可能性があり、不足する場合には、それが検査の成功率を下げてしまう要因となる可能性がある。
本開示の一実施態様は、上述した状況に鑑み、被検者にとっての、検査を促すためのアナウンスの過不足を低減することが可能となる眼科装置、眼科装置の制御方法、およびプログラムを提供することをその目的の一つとする。
上記課題を解決するために、本開示の一実施態様に係る眼科装置は、検査の際に被検者を促すための複数のアナウンスの中から、被検眼の検査内容に応じたアナウンスを選択する選択手段と、選択されたアナウンスに被検者が促された状態で実行される眼科装置の動作に基づいて選択されたアナウンスが適当であるか否かを判定する判定手段と、判定手段が適当でないと判定した場合に、選択されたアナウンスを変更する変更手段と、を備える。
本開示の一実施態様によれば、被検者にとっての、検査を促すためのアナウンスの過不足を低減することが可能となる。
本開示の一実施形態に係る眼科装置の概略的な構成の一例の外観図を示す。 本開示の一実施形態に係る眼科装置の概略的な構成の一例を示す。 本開示の一実施例体に係る眼科装置の制御部の構成の一例を示す。 本開示で例示する一検査の一連の処理に関するフローチャートを示す。 顎受け調整の処理の一例に関するフローチャートを示す。 アナウンスの変更の処理の一例に関するフローチャートを示す。 自動アライメントの処理の一例に関するフローチャートを示す。 OCT撮影の処理の一例に関するフローチャートを示す。 OCT撮影の処理における自動コヒーレンスゲート調整の処理の一例に関するフローチャートを示す。 OCT撮影前に行われるアナウンスの変更の処理の一例に関するフローチャートを示す。 本開示で例示する両眼連続検査の一連の処理に関するフローチャートを示す。
以下、本発明を実施するための例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施形態で説明する寸法、材料、形状、および構成要素の相対的な位置等は任意であり、本発明が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、図面において、同一であるか又は機能的に類似している要素を示すために図面間で同じ参照符号を用いる。
本実施形態に係る眼科装置として例示される眼科装置は、被検眼の眼底を撮影する眼科装置であって、特に被検眼の眼底の2次元画像である眼底正面画像および断層画像を取得するために用いられるものに関する。そして、被検眼の検査において、検者の代わりに眼科装置が例えば音声アナウンスを発し、これにより被検者を誘導する。そして、音声アナウンスを発する際には、眼科装置の制御状態や被検者の動作状態を参照し、参照結果に応じて使用予定の選択済みアナウンスをより適切なアナウンスに変更する。
なお、以下の実施形態において、説明不足なアナウンスとは、行われるアナウンスでは被検者がその内容を正しく理解できず、促された被検者に対して眼科装置が実施する動作から求める結果が得られない情報量しか提供できないアナウンスを指す。また、このようなアナウンスに対して、被検者がその内容を正しく理解できるように、被検者の誘導をより細かく説明するように行うアナウンスは、詳細に説明されるアナウンスと称する。説明過多なアナウンスとは、すでに被検者が行われるアナウンスの内容を十分に理解できているにもかかわらず、被検者を促すために不必要な情報の提供を繰り返して行うアナウンスを指す。また、このようなアナウンスに対して、被検者にとって誘導内容の理解に必要十分な簡単な説明を行うアナウンスは、簡易に説明されるアナウンスと称する。
(装置の概略構成)
本実施形態に用いられる眼科装置の一例の構成について、図1(a)~1(c)を参照して説明する。図1(a)は、眼科装置1の外観を示す側面図であり、図1(b)は眼科装置1の光学系を主として示す概略構成図であり、図1(c)は、該眼科装置1の制御部の構成を示すブロック図である。なお、以下で述べる実施形態では、OCT装置と眼底カメラ装置とを含む眼科装置を例示している。しかし、本開示の適用対象は例示した眼科装置に限られず、少なくとも、被検者に一定時間での一定の姿勢の維持と、被検眼の一定時間の固視とを求め、且つ被検者にこれらを促すアナウンスを行う眼科装置であれば適用可能である。具体的には、眼底カメラ装置、走査型レーザ検眼鏡、OCT装置、および眼圧計、等の被検眼の検査に用いられる公知の眼科装置、さらにはこれらの複合装置に対して、本開示は適用することができる。
図1(a)の外観側面図に示すように、本実施形態に係る眼科装置1は、ステージ部180と、該ステージ部180に対して移動可能に支持される光学ヘッド部100とを含むことができる。ステージ部180には、被検者の顔を受けるための顔受け部181が設けられる。顔受け部181にはさらに、被検者の額を当てるための額当て部182および被検者の顎を受けるための顎受け部183が設けられていてもよい。顎受け部183は、図1(c)に示す制御部300に接続された不図示の駆動部により支持されており、顔受け部181に対して昇降可能に構成される。これにより、被検者の顔の大きさなどに応じて顎受け部183を昇降(後述するY軸方向に移動)させて、被検眼Eの高さを光学ヘッド部100に対して粗調整することが可能となる。被検者が額や顎を顔受け部181に対して固定させた状態を維持し、例えば、光学ヘッド部100がステージ部180に対して移動することにより、被検眼Eに対するOCT光学系等のアライメントを行うことができる。
次に、眼科装置1の内部構成について、図1(b)を参照して説明する。本実施形態に係る眼科装置は、2次元の眼底画像を撮影する眼底画像撮影部(眼底カメラ部)と、光干渉に基づく情報を用いて被検眼の眼底の3次元の断層画像を撮影する断層画像撮影部(OCT撮影部)と、を含む。これら両撮影部を含む眼科装置1は、光学ヘッド部100と、分光器200と、制御部300と、を備える。
以下、光学ヘッド部100、分光器200および制御部300の構成についてこの順に説明する。説明の便宜上、本実施形態に係る眼科装置1について、X、Y、Zは、被検者側から見た場合の左右方向をX軸方向とし、上下方向をY軸方向とし、前後方向をZ軸方向とする。なお、上下方向については、上向きを+Y軸方向とし、下向きを-Y軸方向とする。
<光学ヘッド部100および分光器200の構成>
検査ユニットである光学ヘッド部100は、被検眼Eの前眼部Eaや、被検眼Eの眼底Efの2次元像および断層画像を撮影するための光学系で構成されている。以下、光学ヘッド部100内に配置される各種光学系について説明する。光学ヘッド部100において、被検眼Eに対向して対物レンズ101が配置される。即ち、光学ヘッド部100は、例えば、被検者の被検眼Eを撮像するための光学系を含む。なお、光学ヘッド部100に含まれる光学系には、例えば、対物光学系を含むOCT測定光路を構成する測定光学系が含まれてもよい。このとき、光学ヘッド部100に含まれる光学系には、後述する各種の光学系がそれぞれ含まれていてもよいし、含まれていなくてもよい。後述する各種の光学系は、例えば、ステージ部180の内部に含まれるように構成されてもよく、このとき、光学ヘッド部100の内部の光学系とステージ部180の内部の光学系とを光ファイバー等により接続されるように構成されてもよい。
対物レンズ101の光軸L1上には光路分離部として機能する第1ダイクロイックミラー102および第2ダイクロイックミラー103が配置される。これらダイクロイックミラーによって、前眼部観察系の光路(光軸L2)、眼底撮影系の光路(光軸L3)、およびOCT干渉系の光路(光軸L5)が、波長帯域ごとに分岐される。しかしながら、各ダイクロイックミラーの透過方向および反射方向に設けられる光路は互いに逆であってもよい。
<前眼部観察光学系>
第2ダイクロイックミラー103の反射方向の光軸L2上には、該第2ダイクロイックミラーから順に、レンズ120、絞り121、プリズム122、レンズ123、およびイメージセンサ124が配置される。イメージセンサ124は、例えばCMOSにより構成される赤外域の感度を持つモノクロのセンサである。これら光軸L2上に配置される光学部材等によって、被検眼Eの前眼部Eaの観察を行うための前眼部観察光学系が構成される。イメージセンサ124は、制御部300における後述する取得部301に接続される。イメージセンサ124により取得された各画素値は、制御部300(画像生成部302)により前眼部画像として構成され、表示部401に出力される。また、対物レンズ101の近くに配置された前眼部観察用光源125が、前眼部観察時において、被検眼Eの前眼部Eaを照明する。
<眼底撮影系・固視灯>
第2ダイクロイックミラー103の透過方向の光軸L3上には、被検眼Eの眼底Efの正面像を得るための光学部材等が配置される。具体的には、第2ダイクロイックミラー103から順に、穴あきミラー131、撮影絞り132、フォーカスレンズ133、結像レンズ134、第3ダイクロイックミラー135、およびイメージセンサ136が配置される。これら光学部材等により、眼底Efの観察および撮影のための光学系が構成される。
穴あきミラー131は、中央部に開口を有する。フォーカスレンズ133は、後述する制御部300に接続された不図示の駆動系によって、光軸L3上の位置を図中矢印方向に移動することにより、合焦調整を行う。光軸L3上の光路は、第3ダイクロイックミラー135によって、イメージセンサ136へ至る光路および固視灯137へ至る光路に、波長帯域ごとに分岐される。イメージセンサ136は、可視光と赤外光とに感度を有する動画観察と静止画撮影とを兼ねて用いられるセンサである。固視灯137は、可視光を発生して被検者の固視を促す。これら構成は、本実施形態において、2次元の眼底画像を撮影する眼底画像撮影部を構成する。
<眼底照明系>
本実施形態に係る眼底画像撮影部は、さらに眼底撮影時に眼底を照明する眼底照明系を備える。眼底照明系に含まれる各光学部材等は、穴あきミラー131の反射方向の光軸L4上に配置される。該眼底照明系には、穴あきミラー131から順には、角膜バッフル140、リレーレンズ141、フォーカス指標ユニット142、レンズ143およびリングスリット144が配置される。角膜バッフル140は、中心に遮光点を有する。リングスリット144は、リング状のスリット開口を有する。また、光軸L4上には遮光点を有する遮光部材としての水晶体バッフル145、および赤外光を透過し可視光を反射する特性を有するダイクロイックミラー146が配置されている。フォーカス指標ユニット142は、後述する制御部300に接続された不図示の駆動系によって、光軸L4に沿って移動可能かつ光軸L4上から挿脱可能となっている。
ダイクロイックミラー146の反射方向には、コンデンサレンズ147および白色LED光源148が配置される。白色LED光源148は、可視のパルス光を発する白色LEDが複数個配置された撮影用光源である。ダイクロイックミラー146の透過方向には、コンデンサレンズ149および赤外LED光源150が配置される。赤外LED光源150は、赤外の定常光を発する赤外LEDが複数個配置された観察光源である。対物レンズ101とダイクロイックミラー146とこれらの間の光学部材、並びにコンデンサレンズ147およびコンデンサレンズ149により、眼底を照明する照明光学系が構成される。この照明光学系を介して白色LED光源148、或いは赤外LED光源150の光が被検眼Eの眼底Efを照明する。
<OCT光学系>
第1ダイクロイックミラー102の反射方向の光軸L5上には、レンズ151、ミラー152、OCTXスキャナ153-1、OCTYスキャナ153-2、フォーカスレンズ154、およびレンズ155がこの順で配置される。OCTXスキャナ153-1とOCTYスキャナ153-2は、例えばガルバノミラーより構成され、測定光を被検眼の眼底Ef上で走査する走査部として機能する。なお、これらスキャナには任意の偏向手段を用いることが可能であり、さらに例えばMEMSミラー等の一枚のミラーで2次元方向に光を偏向できる偏向手段により構成してもよい。
さらに、OCTXスキャナ153-1とOCTYスキャナ153-2とは、その中心位置付近がレンズ151の焦点位置となるように配置される。また、この中心位置付近は、被検眼Eの瞳の位置と、光学的な共役関係となっている。この構成により、走査部153を物点とした光路が、対物レンズ101とレンズ151の間で略平行となる。それによりOCTXスキャナ153-1およびOCTYスキャナ153-2により眼底Ef上を測定光で走査しても、これらの間に配置されるダイクロイックミラーに入射する測定光の入射角度を同じにすることが可能となる。なお、OCTXスキャナ153-1とOCTYスキャナ153-2とは、各々主走査方向とこれに直交する副走査方向とに測定光を走査するが、走査方向はこれに限られない。
測定光源157は、測定光路に入射させる測定光を得るための光を発する光源となる。本実施形態の場合、OCT光学系における測定光はファイバー端を光源として出射され、該ファイバー端は被検眼Eの眼底Efと光学的な共役関係を有する。フォーカスレンズ154は合焦調整用のレンズであり、不図示のモータ等の駆動系によって図中矢印にて示される光軸方向に駆動される。測定光の合焦調整は、光源として作用するファイバー端から出射する測定光を眼底Ef上に結像させるように行われる。
合焦調整部として機能するフォーカスレンズ154は、測定光光源となるファイバー端と、走査部153との間に配置されている。以上に述べた合焦調整によって、ファイバー端から出射された測定光の像を被検眼Eの眼底Efに結像させることができ、眼底Efからの戻り光を光ファイバー156-2に効率良く戻すことができる。なお、図1(b)において、OCTXスキャナ153-1と、OCTYスキャナ153-2との間の光路は紙面内において構成されているが、実際は紙面略垂直方向に構成されている。
次に、測定光源157からの光路、参照光学系、および分光器200の構成について説明する。本実施形態に用いるOCT撮影部では、測定光源157、光カプラー156、光ファイバー156-1~4、レンズ158、分散補償用ガラス159、参照ミラー160、および分光器200によってマイケルソン干渉系が構成されている。光ファイバー156-1~4は、光カプラー156に接続されて一体化しているシングルモードの光ファイバーである。
測定光源157から出射された光は、光ファイバー156-1を介して光カプラー156に導かれる。光カプラー156に導かれた光は、該光カプラー156により光ファイバー156-2側に導かれる測定光と、光ファイバー156-3側に導かれる参照光とに分割される。測定光は、上述したOCT光学系の測定光路を通じ、観察対象である被検眼Eの眼底Efに照射され、網膜による反射や散乱により同じ光路を通じて戻り光として光カプラー156に到達する。
一方、参照光は、光ファイバー156-3、レンズ158、および測定光と参照光との分散を合わせるために挿入された分散補償用ガラス159を介して参照ミラー160に到達し、反射される。参照ミラー160に反射された参照光は同じ光路を戻り、再び光カプラー156に到達する。再度光カプラー156に至った参照光と測定光(戻り光)とは、光カプラー156によって合波される。ここで、測定光の光路長と参照光の光路長とがほぼ同一となったときに、この合波によって各々の光による干渉を生じる。
参照ミラー160は、不図示のモータおよび駆動機構によって図中矢印にて示す光軸方向の位置を調整可能に保持される。駆動機構は、測定光と参照光との光路長差を変更するための光学部材を駆動する駆動手段の一例であり、不図示のステッピングモータ、送りねじおよび直動ガイドから構成されている。参照光の光路長は、このモータ等を用いることにより、被検眼Eによって変わる測定光の光路長に対して合わせることが可能である。得られた干渉光は、光ファイバー156-4を介して分光器200に導かれる。
分光器200は、レンズ201、回折格子202、レンズ203、およびラインセンサ204を備えている。光ファイバー156-4から出射された干渉光はレンズ201を介して略平行光となった後、回折格子202で分光され、レンズ203によってラインセンサ204上に結像される。ラインセンサ204における各素子は、受光した光に応じた信号を出力する。制御部300は後述する取得部301によりこの信号(以下、干渉信号と称する)を所定のタイミングにてサンプリングし、所定の信号処理を施して断層画像を生成する。
次に、測定光源157の周辺について説明する。本実施形態では、測定光源157には代表的な低コヒーレント光源であるSLD(Super Luminescent Diode)を用いる。本実施形態では、測定光源157より出射される光の中心波長は855nm、波長バンド幅は約100nmとしている。また、光源の種類は、本実施形態ではSLDを選択したが、低コヒーレンス光が出射できればよく、ASE(Amplified Spontaneous Emission)等も用いることができる。
測定光の中心波長は眼を測定することを鑑みると、近赤外光が適切である。また、中心波長は得られる断層画像の横方向の分解能に影響するため、なるべく短波長であることが望ましい。双方の理由から、本実施形態では中心波長が855nmの光を用いることとした。
なお、本実施形態では干渉計としてマイケルソン干渉計を用いているが、マッハツェンダー干渉計を用いてもよい。測定光と参照光との光量差に応じて光量差が大きい場合にはマッハツェンダー干渉計を、光量差が比較的小さい場合にはマイケルソン干渉計を用いることが望ましい。
<ヘッド駆動部>
光学ヘッド部100は、さらにヘッド駆動部170を備えている。ヘッド駆動部170は、光学ヘッド部100を駆動する駆動手段の一例であり、光学ヘッド部100の上述した3次元(X、Y、Z)方向の移動を可能とする直動機構から構成される。各方向の直動機構は、不図示のステッピングモータ、送りねじおよび直動ガイドから構成されており、光学ヘッド部100を被検眼Eに対して3次元(X、Y、Z)方向に移動可能となるように構成されている。これにより、被検眼Eに対する光学ヘッド部100のアライメントが可能となっている。なお、ヘッド駆動部の構成は、これに限らない。ここで、光学ヘッド部100は、例えば、ステージ部180に対して移動可能に構成されていてもよい。
<制御部300の構成>
次に、図1(c)のブロック図を参照して、制御部300について説明する。本実施形態に係る眼科装置における制御部300は、例えば取得部301、画像生成部302、記憶部303、選択部304、判定部305、および変更部306を備える。そして、制御部300は、表示部401、入力部402、およびアナウンス出力部310に接続されており、これらを制御することができる。例えば、制御部300は、表示制御部として、後述する画像生成部302で生成された被検眼Eの前眼部観察画像、眼底観察画像、および断層画像を、表示部401に表示させることができる。アナウンス出力部310は、後述する選択部304により選択されたアナウンス、或いは変更部306によって変更されたアナウンスを音声アナウンスとして出力することができる。
表示部401は、任意のモニタにより構成されることができ、制御部300の制御に従って、被検者情報などの各種情報や各種画像、入力部402の操作に従ったマウスカーソル等を表示する。入力部402は、制御部300への指示を行う入力装置であり、具体的にはキーボードやマウスを含む。なお、表示部401がタッチパネル式のディスプレイであってもよく、この場合には表示部401は入力部402として兼用される。また、制御部300は、アナウンス出力部310と接続されており、後述する選択部304により選択された音声アナウンス等を実行させることもできる。
なお、本実施形態においては、光学ヘッド部100、制御部300、表示部401、および入力部402はそれぞれ別個に構成されているが、これらは一部又は全部が一体として構成されてもよい。また、制御部300には不図示の他の撮影装置や記憶装置等が接続されてもよい。また、本実施形態では、音声アナウンスによって被検者の固視の促し等を行っているが、アナウンスは音声に限られない。例えば、固視灯を用いて被検者が検査時に見るモニタ上にアナウンスを表示させる態様とすることもできる。
また、制御部300は、顎受け部183およびヘッド駆動部170とも接続されている。これにより、被検者の顔および被検眼Eの固定を促すことができると共に、光学ヘッド部100の被検眼Eに対する3次元方向のアライメントを行うことができる。これら操作は、検者によって実行されることもできるが、後述する音声アナウンスによって被検者に指示を伝えることによって実行することができる。
また、制御部300は、上述したように光学ヘッド部100における各駆動系、センサ等および光源、並びに分光器200のラインセンサ204と接続されており、これらを制御することができる。具体的には、制御部300は、さらに、フォーカスレンズ133,154、フォーカス指標ユニット142、走査部153、および参照ミラー160等の駆動を制御することができる。また、制御部300は、前眼部観察用光源125、白色LED光源148、赤外LED光源150、固視灯137、および測定光源157の点灯や消灯の制御を行うこともできる。また、制御部300は、イメージセンサ124、およびイメージセンサ136と接続される。
取得部301は、これらセンサから出力される信号を取得する。また、取得部301は、入力部402を介した検者からの指示を取得することができる。さらに、取得部301は、後述する記憶部303に記憶されている被検者情報等の各種情報や断層画像等の各種画像、および後述する画像生成部302で生成された各種画像等を取得することができる。
画像生成部302は、取得部301が取得したイメージセンサ124から得た信号に基づいて前眼部Eaの観察画像を生成し、イメージセンサ136から得た信号に基づいて眼底Efの観察画像を生成することができる。また、画像生成部302は、ラインセンサ204とも接続されており、サンプリングされた干渉信号に基づいて被検眼Eの断層画像を生成することができる。なお、干渉信号、或いは干渉信号に基づく被検眼Eの断層に関するデータや眼底に関するデータ等の眼科情報から断層画像や眼底正面画像等の眼科医用画像を生成する方法は、公知の任意の方法を採用してよい。
記憶部303は、例えば取得部301により取得された各種情報や、画像生成部302により生成された各種画像を記憶することができる。また、記憶部303は、被検者の識別情報等を記憶することができる。さらに、記憶部303は、撮影用のプログラム等や、後述する各種音声アナウンスを記憶することができる。なお、アナウンスを記憶する記憶部303は、制御部300に設ける場合に限らない。例えば、サーバー上にアナウンスが記憶されており、制御部300が、ネットワークを介して、アナウンスを選択する構成とすることもできる。
制御部300は、上述したように、音声アナウンスの出力手段であるアナウンス出力部310とも接続されており、被検者に対して検査を補助するためのアナウンスを実行させることができる。アナウンス出力部310は、被検者に対するアナウンスだけでなく、検者に対するアナウンスも実行可能である。
選択部304は、検査内容、被検者に関する情報、被検眼に関する情報、等に応じて予め記憶部303に記憶されている検査の開始から検査の終了までにアナウンス出力部310から発する所定の一連のアナウンスを選択する。検査内容には、例えば検査部位や、OCTにおける単なる断層に関する情報の取得であるか血管に関する情報の取得であるかを含むことができる。また、被検者に関する情報には、通常の年齢、および性別、等の一般的な情報に加え、例えば、何回目の検査であるかということや、同じ検査から何日が経過しているということを含むことができる。同一の検査や撮影を行う場合であっても、例えば、検査回数が複数回に及ぶ場合や、前回の検査から数日しかたっていない場合では、アナウンスの内容が簡易なものであっても検査を進める上では十分なことが想定される。このような場合、選択部304は、同じ検査についてのアナウンスであっても、より簡易な内容のアナウンスを選択することができる。また、被検眼の情報には、左右、疾病歴、および過去の検査結果、等を含むことができる。
検査時において、同一のアナウンスを所定回数以上繰り返した場合に、例えば被検者がその検査に慣れていない、或いはアナウンスが提示する指示が不十分であることが想定される。具体的には、例えば光学ヘッド部100を駆動してアライメントを行う場合に、光学ヘッド部100を動かす度に被検者が同じ姿勢を維持するように同じアナウンスを繰り返さなければならないことが起こりえる。判定部305は、例えば繰り返し回数から、現状繰り返されるアナウンスが被検者に適したものであるか否かを判定することができる。なお、ここで述べる繰り返し回数には、アナウンスの回数が対応する。このアナウンスの回数は、検査中において被検者に対して一つの姿勢を求め、且つその姿勢に対応して眼科装置が行う例えばアライメントのような動作を繰り返す回数にも対応させることができる。また、この繰り返し回数には、例えばOCT撮影時に被検者に固視を促す際に、それまでに行ったアナウンスとそのアナウンスに対応して眼科装置が行った動作の繰り返し回数に対応させることもできる。
変更部306は、判定部305でなされた判定の結果に応じて、検査において繰り返していたアナウンスの内容を、例えばより詳細な指示を提示するアナウンスへと変更する。また、例えばアライメント時に繰り返し回数が所定回数よりも少なく、判定部305によりこの被検者に対してはより簡易な指示からなるアナウンスでも充分であると判定された場合も考えられる。このような場合、変更部306は、以降の検査手順において用いるアナウンスを、選択部304において選択されていたアナウンスからより簡易なアナウンスへと変更することとしてもよい。
なお、制御部300の記憶部303以外の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサーによって実行されるソフトウェアモジュールにより構成されてよい。また、プロセッサーは、例えば、GPU(Graphical Processing Unit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)等であってもよい。また、当該各構成要素は、ASIC等の特定の機能を果たす回路等によって構成されてもよい。記憶部303は、例えば、ハードディスク等の光学ディスクやメモリ等の任意の記憶媒体によって構成されてよい。
(検査および検査時における音声アナウンス)
次に、実際の検査時に行われる処理について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る眼科装置において検査時に行われる処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態に係る眼科装置を用いた被検眼Eの検査では、各ステップにおいて、眼科装置の動作に対応した音声アナウンスによって被検者に対して種々の指示が行われる。なお、ここでは検査の一例として、被検眼Eの眼底Efの断層画像を撮影する、即ちOCT撮影を実行する場合について述べる。
撮影に先立ち、まず検者は被検者を装置の前に着座させる。また、検者は、入力部402を用いて、検査内容や被検者情報の入力を行う。その際、眼底断層画像の撮影を行うことが入力され、選択部304は、入力された種々の情報に基づいて、この撮影において用いるデフォルトのアナウンスを選択する。デフォルトのアナウンスの選択後、制御部300はフローをステップS201に移行させる。なお、本実施形態において、デフォルトのアナウンスは、初めてその検査を受ける被検者に対して行われるアナウンスとする。
<開始時アナウンス>
ステップS201において、制御部300は、例えばイメージセンサ136から取得部301が取得した信号より被検者が装置の前に着座したことを検知すると、選択された一連のアナウンスに従い、検査開始時のアナウンスを行う。その際、アナウンス出力部310からは、例えば、「顔を乗せて、額をあててください」、「姿勢がつらい場合には椅子の高さを調節してください。問題なければ手元のボタンを押してください」、「額をしっかりつけておいてください」、「これから調整を始めます。前を見ておいてください」という音声を出力する。
なお、本実施形態では、イメージセンサ136を用いて被検者の顔等の特徴部位を検出し、被検者の着座を検知する場合について説明した。しかし、着座の検知方法は、これに限らない。例えば、イメージセンサ124を用いて被検者の顔等の特徴部位を検出する、或いは顔受け部181の被検者側に近接センサを設けて被検者が着座したことを検知する等によって行うこともできる。ステップS201において上述したアナウンスが発せられて、例えば数秒等の所定の時間が経過すると、被検者の着座と顔受け部181に対する被検者の顔の固定が行われたとして、制御部300はフローをステップS202に移行させる。
<顎受け調整>
ステップS202において、制御部300は、顎受け調整の処理を実行する。図3は、ステップS202において顎受け調整を行う際に実行させる処理の詳細を示すフローチャートである。顎受け調整の処理が開始されると、制御部300は、フローをステップS301に移行させる。
ステップS301において、イメージセンサ124から取得部301が取得した信号を用いて、画像生成部302が前眼部画像を生成する。この前眼部画像の生成は定期的に実行され、その解析が繰り返される。解析時において、具体的には、制御部300は、入力された前眼部画像内の被検眼Eの瞳孔領域を検出する。瞳孔領域の検出には、公知の検出方法を用いることができる。なお、光学ヘッド部100が被検眼EからZ方向に離れている場合、イメージセンサ136から前眼部画像を取得することで、同様の処理を行うことができる。前眼部画像が取得されると、制御部300は、フローをステップS302に移行させる。
ステップS302において、制御部300は、ステップS301で得た前眼部画像において瞳孔が検出されたか否かを判定する。瞳孔が未検出と判定された場合、即ち、瞳孔が前眼部画像の画角外の位置にある場合、制御部300は、フローをステップS303に移行させる。一方、瞳孔が検出された場合、検査のための自動アライメント等が実行可能な位置に被検眼があるとして、制御部300は、顎受け調整の処理を終了して、フローをステップS203に移行させる。
ステップS303において、制御部300は、顎受け部183を所定量+Y方向に移動させる動作を実行する。これにより、被検眼Eと光学ヘッド部100の位置関係を変えることができる。また、制御部300は、顎受け調整における試行回数を記録する(i=i+1)。試行回数が記憶部303に記憶された後、制御部300は、フローをステップS304に移行させる。
ステップS304において、判定部305は、モータ駆動の試行回数が第1の所定回数n1より少ないか否かを判定する。試行回数が第1の所定回数n1以上になったと判定された場合、制御部300は、フローをステップS305に移行させる。試行回数が第1の所定回数n1より少ないと判定部305が判定した場合、制御部300は、フローをステップS301に戻し、ステップS302において被検眼Eの瞳孔が検出されるまでこれら処理が繰り返される。
ステップS305において、判定部305は、さらに試行回数が第2の所定回数n2より多いか否かについて判定する。試行回数が第2の所定回数n2以下であると判定された場合、制御部300はフローをステップS306に移行させる。一方、試行回数が第2の所定回数n2より多いと判定された場合、制御部300は、フローをステップS307に移行させる。
試行回数が第1の所定回数n1以上となり、且つ第2の所定回数n2以下である場合、被検者が顔受け部181に対して適切な姿勢をまだとれていないことが想定される。そこで、ステップS306において、アナウンス出力部310は、ステップS201で行った検査開始時のアナウンスを再度行い、被検者に対して適切な姿勢をとるように促す。再度のアナウンスを行った後、制御部300は、フローをステップS301に移行させる。
なお、試行回数が第1の所定回数n1を超えていることから、デフォルトのアナウンスでは被検者を十分に誘導できていないことも考えられる。従って、判定部305がステップS304で行った判定に応じて、変更部306がデフォルトのアナウンスを変更することもできる。この場合、例えば、「顔を乗せて、額をあててください」、「姿勢がつらい場合には椅子の高さを調節してください」、「額をしっかりつけておいてください」、「前を見ておいてください」等のアナウンスへの変更が考えられる。なお、第1の所定回数n1は、第2の所定回数n2よりも小さく設定されている。
ステップS305において、試行回数が第2の所定回数n2を超えても瞳孔を検出できない場合、音声アナウンスのみでは被検者を適切に誘導できていないことが考えられる。そこで、制御部300は、ステップS307において、アナウンス出力部310による音声アナウンスのみでの誘導を断念し、検者に対して補助する必要性を報知する。そして、制御部300は、検査を中断し、アナウンス出力部310を用いて、被検者に待機するように伝える。この場合、例えば、「顔を外して、楽な体勢にしてください」、「人を呼んでいます。楽な姿勢でお待ちください」等の音声アナウンスを行うとよい。
上述したように、ステップS303で顎受け部183を移動させても瞳孔が未検出と判定されることが繰り返される場合、デフォルトの検査開始時のアナウンスをしても、顎受け調整を行える状態を被検者とることができない可能性が考えられる。このような状態となるのは、例えば、被検者にとってアナウンスの情報が不足しており、被検者をうまく誘導できていない場合が考えられる。そこで、本実施形態では、デフォルトのアナウンスの繰り返し、或いは上述したアナウンスへの変更を行い、より細かな動作の誘導を行うこととしている。
一方、少ない試行回数で瞳孔が検出できた場合、光学ヘッド部100と被検眼Eの位置関係が元々よかったことに加えて、検査開始時のアナウンスによって、顎受け調整を行える状態に被検者をうまく誘導できたことが考えられる。また、さらには、被検者が検査に慣れており、自主的に顎受け調整を行える状態になっていた可能性が考えられる。即ち、ステップS303での試行回数は、検査開始時のデフォルトのアナウンスに対して、被検者がどれだけその内容を理解して誘導に従い、顎受け調整を行える状態になったか等の判断基準とすることができる。
即ち、判定部305は、この試行回数を記憶し、例えば検査に慣れているか否かを判定するための閾値として予め定めてある試行回数と比較することで、以降の処理でのアナウンスが変更を要するか否を判定できる。試行回数が多いと判定された場合、変更部306は、これ以降の処理で行うアナウンスでは情報量を増やしたり、アナウンスの繰り返し回数を増やしたりすることができる。このようなアナウンス内容の変更により、より丁寧に被検者を誘導することで、検査における各処理における成功率を向上させることができる。一方、試行回数が少ないと判定された場合、これ以降のアナウンスでは情報量を減らしたり、アナウンスの回数を減らしたりすることにより、被検者によっては不要なアナウンスを省略することで検査のスループット向上および効率化をはかることができる。また、このようにアナウンスの内容を変更することによって、冗長なアナウンスを聞き続けることがなくなることで、被検者の心理的負担の軽減をすることもできる。
なお、検査開始時、顎受け部183は、制御部300の指示によって初期位置(駆動範囲の最下端)に移動されている。そして、ステップS303において、顎受け部183を徐々に+Y方向に移動させながら、被検眼Eの瞳孔領域が検出されるように顎受け高さを調整する。なお、検査開始時、顎受け部は、駆動範囲の最上端に移動し、ステップS303で-Y方向に移動するような制御を行ってもよい。ステップS302での判定に基づいて顎受け調整の処理が終了すると、制御部300は、フローをステップS203に移行させる。
<アライメント前のアナウンスの決定および実行>
上述したように、顎受け部183の調整の試行回数から、現在行っているデフォルトのアナウンスが被検者にとって情報不足であるか情報過多であるかといったことが判定できる。ステップS203において、制御部300は、被検眼Eと光学ヘッド部100とのアライメントの実行前に、ステップS202で判定部305が得た判定結果に基づいて、アライメント時に行うアナウンスを決定し、これを実行する。具体的には、ステップS203より前の顎受け調整の処理における試行回数(眼科装置1としての動作回数)から、判定部305は、被検者に対するアナウンスの情報量、および繰り返し量の過不足を判定する。そして、変更部306は、判定部305の判定結果に応じて、設定された例えばデフォルトのアナウンスを変更する。そして、アナウンス出力部310は、変更後のアナウンスを実行する。
図4は、ステップS203においてアライメント処理前のアナウンスを決定してこれを実行する際の処理の詳細を示すフローチャートである。アナウンスの決定および実行の処理が開始されると、制御部300は、フローをステップS401に移行させる。
ステップS401において、判定部305は、ステップS202における試行回数が第3の所定回数nmax以上であるか否かを判定する。試行回数が第3の所定回数nmax以上ではない場合、制御部300は、フローをステップS402に移行させる。一方、試行回数が第3の所定回数nmax以上の場合、被検者に対してデフォルトのアナウンスは情報量が不足していると判断し、制御部300は、フローをステップS405に移行させる。
ステップS402において、判定部305は、ステップS202における試行回数がさらに第4の所定回数nmin以上であるか否かを判定する。試行回数が第4の所定回数nmin以上の場合、デフォルトのアナウンスは被検者に対して与える情報量について過不足ないと判断できる。この場合、制御部300は、フローをステップS404に移行させる。一方。試行回数が第4の所定回数nmin未満の場合、制御部300は、フローをステップS403に移行させる。
ステップS402において試行回数が第4の所定回数nmin未満の場合、被検者に対してデフォルトのアナウンスは冗長である可能性が高い。よって、ステップS403において、変更部306はアナウンスの設定をより簡易なものに変更する。変更後、制御部300は、フローをステップS404に移行させ、ステップS404において、アナウンス出力部310を用いて、簡易的な変更後のアナウンスを行う。例えば、ステップS402において過不足のないアナウンスとされたデフォルトのアナウンスが、固視灯を注視させるため、「オレンジ色のバツ印が見えてきたら、その真ん中をみていてください」と、「瞬きはしても大丈夫です」といったものが考えられる。これに対して、ステップS403における変更後のアナウンスは、例えば「バツ印が見えたら、真ん中をみていてください。」といったものが考えられる。
ステップS401において、試行回数が第3の所定回数nmax以上の場合、被検者に対してデフォルトのアナウンスは情報量が不足していると判断できる。この場合、ステップS405において、制御部300は、アナウンスの設定をより丁寧な情報量を増やしたものに変更する。例えば、デフォルトのアナウンスが上述した内容であった場合、変更後のアナウンスには、「前を見ておいてください」、「オレンジ色のバツ印が見えてきたら、その真ん中をみていてください」といったものが考えられる。さらに、「瞬きはしても大丈夫です」、「オレンジ色のバツ印をみておいてください」といったものを加えることも考えられる。
以上のアナウンスがアナウンス出力部310によって行われると、ステップS203における処理は終了し、制御部300は、フローをステップS204に移行させる。アナウンスによって、被検者は顔を顔受け部181に対して固定し、被検眼の瞳孔が検出された状態で、且つ被検眼による固視灯の注視が行われている。この状態で、ステップS204における自動アライメントの処理が実行される。
<自動アライメント>
ステップS204において、制御部300は、自動アライメントの処理を実行する。図5は、ステップS204において自動アライメントを行う際に実行させる処理の詳細を示すフローチャートである。自動アライメントの処理が開始されると、制御部300は、フローをステップS501に移行させる。
ステップS501において、画像生成部302は、イメージセンサ124から取得部301が定期的に取得した信号に基づいて、前眼部画像を生成する。制御部300は、生成した前眼部画像の解析を行う。具体的には、制御部300は、生成された前眼部画像内の瞳孔領域を検出し、検出された瞳孔領域の中心位置を算出する。制御部300は、検出された瞳孔領域の中心位置と、前眼部画像の中心位置との変位量(位置ずれ量)を算出する。本実施形態の眼科装置は、前眼部画像の中心と対物レンズ101の光軸とが一致するよう構成されており、ステップS501で算出される変位量は、被検眼Eと測定光軸との位置ずれ量を表している。ずれ量の算出後、制御部300は、フローをステップS502に移行させる。
ステップS502において、制御部300は、ステップS501で算出された位置ずれ量が所定値未満か否かを判定する。位置ずれ量が所定値以上であると判定された場合、制御部300は、フローをステップS503に移行させる。一方、位置ずれ量が所定値未満であると判定された場合、制御部300は、フローを移行させて自動アライメントの処理を終了する。
ステップS503において、制御部300は、位置ずれ量の低減のため、ステップS501で算出された位置ずれ量に応じて、光学ヘッド部100を移動するようにヘッド駆動部170へ指示を行う。ヘッド駆動部170は、不図示の3つのモータを駆動させて、光学ヘッド部100の位置を被検眼Eに対して3次元(X、Y、Z)方向に移動させる。より具体的には、制御部300は、不図示の3つのモータ各々の回転数を指示する。その結果、光学ヘッド部100に搭載される対物レンズ101の光軸の位置は、被検眼Eの前眼部Eaの瞳孔中心位置に近づくように補正されることになる。また、自動アライメントにおける試行回数i=i+1を記憶部303が記憶する。試行回数の記憶後、制御部300は、フローをステップS501に移行させる。
その後、制御部300は、ステップS501に戻り、ステップS502において、位置ずれ量が所定値未満になるまで、同様の作業を繰り返す。この一連の自動アライメント動作によって、対物レンズ101の光軸位置は被検眼Eの前眼部Eaの瞳孔中心位置に略合致し、適正なアライメント状態で被検眼の断層画像を撮影することが可能となる。このアライメント状態における、被検眼Eと光学ヘッド部100の位置関係が、所定の位置関係の一例である。
なお、この試行回数が多い場合には、顎受け調整時のアナウンスにより被検者の効果的な誘導が行われたのではなく、たまたま被検者の姿勢等が適当であったため顎受け調整の際に記憶された試行回数が少なかったこと等が考えられる。このような場合、被検者がアナウンスの内容を十分に理解できていないことも想定される。よって、ステップS503で得られた試行回数に応じて、顎受け調整の処理におけるステップS304~S307と同様の再アナウンスの実行或いは検査中断を行ってもよい。
自動アライメントにおいて再アナウンスを行う場合、制御部300は、アナウンス出力部310を用いて、アライメントがしやすい状況に被検者を誘導するとよい。具体的には、ステップS405において変更された後の、より詳細な指示のアナウンスを行うとよい。ここで行われるアナウンスとしては、例えば、「オレンジ色のバツ印が見えてきたら、その真ん中をみていてください」、「瞬きはしても大丈夫です」といったものが考えられる。以上の処理によりアライメントが終了すると、制御部300はステップS204の処理を終了させ、フローをステップS205に移行させる。
<OCT撮影>
ステップS205において、制御部300は、眼底Efの断層画像の撮影処理を実行する。図6は、ステップS206において断層画像の撮影(OCT撮影)を行う際に実行される処理の詳細を示すフローチャートである。断層画像の撮影処理が開始されると、制御部300は、フローをステップS601に移行させる。
<眼底観察画像フォーカス調整>
ステップS601において、制御部300は、眼底観察画像の取得に際してのフォーカス調整を行う。具体的には、制御部300は、眼底Efに投影されたフォーカス指標ユニット142の指標像を用いて、フォーカスレンズ133を不図示のモータで駆動させて、眼底Efの観察画像を得る際の合焦状態を得る。OCT光学系におけるフォーカスレンズ154は、フォーカスレンズ133と連動して光軸上を移動されており、眼底観察像により合焦状態を得ることにより、OCT光学系においても同様に合焦状態が得られることとなる。制御部300は、眼底観察画像を用いたOCT光学系のフォーカス調整が終了した後、フローをステップS602に移行させる。
<断層画像の撮影方法>
ステップS602では、制御部300は、コヒーレンスゲートの調整に際し、まず参照する眼底Efの観察用の断層画像を取得する。ここでは、まず、本実施形態に係る眼科装置を用いた、観察用の断層画像の撮影方法について説明する。その際、制御部300は、定期的にラインセンサ204から出力される干渉信号を基に記録用の断層画像の生成を実行する。なお、「記録用」は「撮影用」とも表現するものとする。
ここで、ラインセンサ204から出力される干渉信号は、回折格子202で分光された周波数毎の信号である。制御部300は、ラインセンサ204の信号をFFT(Fast Fourier Transform)処理し、眼底Ef上のある一点における深さ方向の情報を生成する。この眼底Ef上のある一点における深さ方向の情報生成は、Aスキャンと呼ばれる。また、このAスキャンから得られる画像は、Aスキャン画像と称される。
そして、眼底Efに照射される測定光は、OCTXスキャナ153-1とOCTYスキャナ153-2との少なくともいずれか一方を駆動制御することによって、眼底Ef上を任意に走査可能である。制御部300は、この任意の軌跡による走査を一回行う間に取得される一連の複数のAスキャン画像を一枚の二次元画像に束ねることにより、眼底Ef上の任意の軌跡における断層画像を生成することができる。
制御部300は、OCTXスキャナ153-1とOCTYスキャナ153-2との少なくともいずれか一方を駆動制御することによって、前述の任意の軌跡による走査を複数回繰り返すことができる。同じ軌跡の操作を複数回行った場合、画像生成部302は、眼底Ef上の任意の軌跡における複数枚の断層画像を生成することができる。例えば、制御部300は、OCTXスキャナ153-1のみを駆動させてX方向の走査を反復実行し、眼底Efの同一走査線上における複数の断層画像を画像生成部302に生成させることができる。また、制御部300は、OCTXスキャナ153-1およびOCTYスキャナ153-2を同時に駆動させて円形を描く走査を反復実行し、眼底Efの同一円上における複数の断層画像を生成することもできる。本実施形態に係る眼科装置では、画像生成部302は、それら複数枚の断層画像を加算平均処理することにより、高画質な一枚の断層画像を生成し、表示部401に表示させている。
一方、制御部300は、OCTXスキャナ153-1とOCTYスキャナ153-2との少なくともいずれか一方を駆動制御することによって、前述の任意の軌跡による走査をXY方向にずらしながら複数回の走査を行うこともできる。例えば、X方向の走査を一定間隔でY方向にずらしながら複数回行うことで、画像生成部302は、眼底Ef上の矩形領域全体を覆う複数枚の断層画像を生成することができる。画像生成部302は、さらにそれら複数枚の断層画像を合成することで、眼底Efの三次元情報を生成し、これを表示部401に表示させることもできる。これらのOCTXスキャナ153-1とOCTYスキャナ153-2とによる走査パターンは、不図示のスキャンパターン選択ボタンの押下により、任意に切り替え可能である。以上に述べた手法により、観察用の断層画像が得られると、この断層画像を用いて以下に述べる自動のコヒーレンスゲートの調整が開始される。
<自動コヒーレンスゲート調整>
図7は、観察用の眼底断層画像を取得した後に、ステップS602で実行させるコヒーレンスゲートの自動調整処理の詳細を示すフローチャートである。コヒーレンスゲートの自動調整は、表示部401に表示される断層画像において、網膜が画像中の適当な位置に配置されるように、参照ミラー160の光軸上の位置を調整することで行われる。断層画像を取得し、コヒーレンスゲートの調整処理が開始されると、制御部300は、フローをステップS701に移行させる。
ステップS701において、画像生成部302は、取得部301が定期的にラインセンサ204から取得する干渉信号を基に「調整用」の断層画像を生成する。制御部300は、この生成された断層画像の解析を行う。具体的には、制御部300は、生成された断層画像内の網膜の位置を検出する。網膜の位置は、例えば、断層画像の深さ方向における輝度のピーク位置を参照する等、公知の手法を用いて算出される。制御部300は、ずれ量算出手段として、算出された網膜位置(Z方向)と、断層画像において網膜が配置されるべき所定位置(Z方向)との変位量(Zずれ量)を算出する。Zずれ量が算出されると、制御部300は、フローをステップS702に移行させる。
ステップS702において、制御部300は、ステップS701で算出されたZずれ量が所定値未満か否かを判定する。Zずれ量が所定値以上であると判定された場合、制御部300は、フローをステップS703に移行させる。一方、Zずれ量が所定値未満であると判定された場合、網膜は断層画像中の好適な配置に表示されており、検査に適した断層画像が得られているとして、制御部300はフローを進めて自動コヒーレンスゲート調整処理を終了させる。
ステップS703において、制御部300は、Zずれ量の低減のため、ステップS701で算出されたZずれ量に応じて、参照ミラー160を移動するように不図示の駆動機構へ指示を行う。駆動機構は、不図示のモータを駆動させて、参照ミラー160の位置を光軸方向に所定量移動させる。より具体的には、制御部300は、不図示のモータが所定の回転数だけ回転するように指示する。その結果、参照ミラー160が移動することによって、参照系の光路長が、OCT光学系の測定光の光路長と略一致するように補正され、断層画像において被検眼の網膜の表示位置が移動する。参照ミラー160を所定量移動させた後、制御部300は、自動コヒーレンスゲート調整における試行回数i=i+1を記憶部303に記憶させ、フローをステップS704に移行させる。
ステップS704において、判定部305は、記憶された試行回数と、上述した第3の所定回数nmaxとの比較を行う。試行回数が第3の所定回数nmax未満であると判定された場合、制御部300は、フローをステップS701に戻し、ステップS701からの処理を繰り返させる。試行回数が第3の所定回数nmax以上であると判定された場合、制御部300は、フローをステップS705に移行させる。なお、本実施形態では、参照ミラー160を駆動する回数と第3の所定回数nmaxとを比較することとしている。しかし、比較時に参照する回数はこれに限られず、例えば、新たな比較対象回数を設けてもよい。また、さらには、顎受け調整時のモータ駆動の回数、自動調整アライメント時のヘッド駆動部170の駆動回数、等のステップS704までの各調整の試行回数の累積値を参照してもよい。これらの累積回数と、該累積値回数と比較するために設けた第5の所定回数とから、アナウンスの適否を判断してもよい。
ここで、ステップS703の処理を繰り返してもZずれ量が所定値以上との判定が続く合、被検眼Eが、移動量がS702で参照用として所定値よりも大きく、移動速度が参照ミラー160の移動速度よりも速い動きを続けていると考えられる。このような状態となる場合、例えば被検者の姿勢としては、頭が額当てから離れていることによって、被検眼の動きが不安定となっていることが想定される。或いは、被検者が固視灯をしっかり見ていないことで固視が安定せず、それに伴い、眼底が経時的に動いていることも想定される。このことは、ステップS203でのアナウンスによって、OCT撮影を行う状態に被検者を誘導できていないことに起因する場合が考えられる。
よって、ステップS703において記録した試行回数は、ステップS704までに行われたアナウンスに対して、被検者がどれだけアナウンスを理解して誘導されたかの判断基準とすることができる。具体的には、試行回数が第3の所定回数nmax以上である場合、被検者によるアナウンスの理解が不十分であることが考えられる。よって、ステップS705において、再度同じアナウンスを繰り返すこととする。或いは、変更部306は、アナウンスの内容を変更して、より丁寧なアナウンスが実行されるようにする。変更前のアナウンスが、例えば、「オレンジ色のバツ印を見ていてください」といったものの場合、変更後は、例えば、「オレンジ色のバツ印が見えてきたら、その真ん中をみていてください」、「瞬きはしても大丈夫です」といったものが考えられる。また、姿勢が不安定である場合には、頭が額当てから離れている可能性に対して、例えば、「額をしっかりと着けてください」といったアナウンスを追加することも考えられる。
即ち、ステップS705での変更後のアナウンスでは情報量を増やしたり、アナウンスの繰り返し回数を増やしたり、より丁寧に被検者を誘導することで、検査における各処理における成功率を向上させることができる。なお、ここでは、試行回数が少ない場合については特に考慮しないこととしているが、試行回数が少ない場合についてのアナウンス変更を行ってもよい。この場合、これ以降のアナウンスでは情報量を減らしたり、アナウンスの回数を減らしたりすることにより、被検者によっては不要なアナウンスを省略することで検査のスループット向上および効率化をはかることができる。また、また冗長なアナウンスを聞き続けることがなくなることで、被検者の心理的負担の軽減をするができる。
なお、ステップS705におけるアナウンスの変更の後もコヒーレンスゲートの移動処理が必要な場合、例えばステップS305で判断基準とした第2の所定回数n2と試行回数との比較を行うこととすることもできる。この場合、顎受け調整におけるステップS305からステップS307と同様に検査中断の処理を行ってもよい。コヒーレンスゲートの調整処理が終了して、調整用の断層画像中において網膜が所定位置に表示される条件が得られると、制御部300はフローをステップS603に移行させる。
なお、自動コヒーレンスゲート調整終了後、制御部300は、断層画像のフォーカス調整をさらに行うこともできる。この場合、例えば断層画像の輝度プロファイルを参照し、表示される断層画像のコントラスト等が好適な状態となるように、フォーカスレンズ154を不図示のモータによって駆動させる。
<OCT撮影前のアナウンスの決定および実行>
ステップS603において、判定部305は、ステップS603より前の調整処理における試行回数から、被検者に対するアナウンスの情報量、繰り返し量の過不足を判定する。また、変更部306は、その判断結果に応じてアナウンス設定を変更することができる。なお、アナウンスの決定および実行の処理は、ステップS203において行われたステップS401からステップS405の処理を繰り返すことで行われる。ただし、本ステップS603では、コヒーレンスゲート調整時の参照ミラー160の駆動回数と、上述した第3の所定回数nmaxおよび第4の所定回数nminとが比較される。しかし、比較時に参照する回数はこれに限られず、例えば、新たな比較対象回数を設けてもよい。また、例えば、顎受け調整時のモータ駆動の回数、自動調整アライメント時のヘッド駆動部170の駆動回数、等のステップS704までの各調整の試行回数の累積値を参照してもよい。これら累積値である累積回数と、該累積値回数用に新たに設けた第6の所定回数および第7の所定回数とを参照してもよい。以下では、累積値を参照する場合について説明する。
図8は、ステップS603において断層画像撮影処理前のアナウンスを決定してこれを実行する際の処理の詳細を示すフローチャートである。アナウンスの決定および実行の処理が開始されると、制御部300は、フローをステップS801に移行させる。
ステップS801において、判定部305は、ステップS702までに実行された調整時の試行回数の累積値jが第6の所定回数mmax以上であるか否かを判定する。累積値jが第6の所定回数mmax未満の場合、制御部300は、フローをステップS802に移行させる。一方、累積値jが第6の所定回数mmax以上の場合、被検者に対してこれまで行ったアナウンスは情報量が不足していると判断し、制御部300は、フローをステップS805に移行させる。
ステップS802において、判定部305は、累積値jがさらに第7の所定回数mmin以上であるか否かを判定する。累積値jが第7の所定回数mmin以上の場合、これまで行ったアナウンスは被検者に対して与える情報量について過不足ないと判断できる。この場合、制御部300は、フローをステップS804に移行させる。一方。累積値jが第7の所定回数mmin未満の場合、制御部300は、フローをステップS803に移行させる。
ステップS802において累積値jが第7の所定回数mmin未満の場合、被検者に対してこれまで行ったアナウンスは冗長である可能性が高い。よって、ステップS803において、変更部306はアナウンスの設定をより簡易なものに変更する。変更後、制御部300は、フローをステップS804に移行させ、ステップS804において、アナウンス出力部310を用いて、簡易的な変更後のアナウンスを行う。例えば、ステップS802において過不足のないアナウンスとされたこれまで行ったアナウンスとしては、固視灯を注視させるため、「オレンジ色のバツ印が見えてきたら、その真ん中をみていてください」と、「瞬きはしても大丈夫です」といったものを想定する。この場合、ステップS803における変更後のアナウンスは、例えば「バツ印が見えたら、真ん中をみていてください。」といったものが考えられる。
ステップS801において、累積値jが第6の所定回数mmax以上の場合、被検者に対してこれまで行ったアナウンスは情報量が不足していると判断できる。この場合、ステップS805において、制御部300は、アナウンスの設定を、より丁寧な情報量を増やしたものに変更する。例えば、これまで行ったアナウンスが上述した内容であった場合、変更後のアナウンスには、「前を見ておいてください」、「オレンジ色のバツ印が見えてきたら、その真ん中をみていてください」、といったものが考えられる。また、さらに、「瞬きはしても大丈夫です」、「オレンジ色のバツ印をみておいてください」といったものを加えることも考えられる。
以上のアナウンスがアナウンス出力部310によって行われると、ステップS603における処理は終了し、制御部300は、フローをステップS604に移行させる。アナウンスによって、被検者は顔を顔受け部181に対して固定し、被検眼の瞳孔が検出された状態で、且つ被検眼による固視灯の注視が行われている。この状態で、ステップS604におけるOCT撮影の処理が実行される。
<OCT撮影の実行>
ステップS604において、制御部300は、記憶用断層画像および眼底観察画像の撮影を行う。なお、具体的には、記憶用の断層画像は、上述する観察用の断層画像と同様の取得手順で取得することができる。しかし、例えばX方向の一走査線から取得するAスキャン画像の数を増やしてもよく、加算平均処理に用いる断層画像の数を増やす等、観察用の断層画像よりもより高精細な断層画像が得られる公知の種々の方法を適用してもよい。記憶用の断層画像を取得すると、制御部300は、OCT撮影処理を終了させ、フローをステップS206に移行させる。
<OCT撮影結果確認>
ステップS206において、制御部300は、OCT撮影結果の確認を行う。具体的には、制御部300は、ステップS604で撮影した記憶用断層画像について、感度、および撮影部位などに問題がないかを確認し、問題なければ撮影終了する。撮影終了時、制御部300は、アナウンス出力部310を用いて、被検者に撮影終了を伝える。アナウンスされる内容としては、例えば、「撮影が終了しました」、「顔を外してください。お疲れ様でした」などが考えられる。一方、再撮影が必要と判断した場合、制御部300は、フローをステップS207に移行させる。
<アナウンス設定変更(OCT再撮影時)>
再撮影を行う場合、上述したステップS204からステップS206の処理を繰り返すように、制御部300は、フローをステップS204に戻す。ステップS204からステップS206の処理において行われたアナウンスは、被検者にとって直前に行われたものとなる。このため、ステップS207において、変更部306は、同一検査を繰り返すときに出力する音声アナウンスをより簡略化されたものへと変更する。被検者にとってこれら繰り返しの処理は既に経験した検査であるため、アナウンスをより簡略化することで、被検者によっては不要なアナウンスを省略し、検査のスループット向上および効率化をはかることができる。また、冗長なアナウンスを聞き続けることがなくなることで、被検者の心理的負担の軽減をすることができる。
(変形例)
ここで、例えば健診等において、左右の被検眼のOCT撮影を連続して行う場合がある。以下では、上述した実施形態の変形例として、左右両被検眼のOCT撮影を連続して実行する場合について、本変形例に係る眼科装置において検査時に行われる処理を示すフローチャートである図9を参照して説明する。なお、上述した実施形態における検査時の処理として図2に例示した処理と同様の処理を行うステップに関しては、同じステップ番号を付することでここでの説明を省略する。以下では、図2に示した処理とは異なる処理について詳細に述べる。
<アナウンス設定変更(両眼連続撮影時)>
図9は、本実施形態に係る眼科装置で両眼を連続して検査する際に行われる処理を示すフローチャートである。ステップS201からステップS207において行われる処理は、図2で示した片眼の検査時において実行される処理と同様である。図9のフローチャートにおいて、ステップS206において、片方の眼の好適な断層画像が撮影されて検査が終了したと判定すると、制御部300は、フローをステップS908に移行させる。
ステップS908において、制御部300は、両眼の検査が終了したか否かを判断する。ここで、片眼のみの検査しか終了していないと判断した場合、制御部300は、フローをステップS909に移行させる。左右両眼の検査が終了したと判断すると、制御部300はフローを進めてフローを終了させる。
ステップS909において、ステップS201において選択部304がデフォルトで選択した左右眼切り替え前にアナウンス出力部310が出力するように設定されているアナウンスを行う。設定されたアナウンスとしては、例えば、「次の眼を撮影しますので、そのまま前を見ておいてください」といったものが考えられる。アナウンスの終了後、制御部300は、フローをステップS910に移行させる。
ステップS910において、制御部300は、左右眼の切り替えの処理を行う。制御部300は、ヘッド駆動部170に指示して、光学ヘッド部100を片方の眼(例えば、左眼)からもう片方の眼(例えば、右眼)の前へと移動させる。光学ヘッド部100の移動後、制御部300はフローをステップS203に移行させる。ステップS203では、変更部306は、同一検査を繰り返すことから、出力する音声アナウンスをより簡易なものに変更する。もう片方の眼の検査において、制御部300は、ステップS204からステップS207で行われる処理を再度行うことになる。これら処理は、被検者にとっても既に経験した処理であるため、アナウンスをより簡略化することが可能であり、簡略化することで、被検者によっては不要なアナウンスを省略し、検査のスループット向上および効率化はかることができる。また、冗長なアナウンスを聞き続けることがなくなることで、被検者の心理的負担の軽減をするができる。アナウンス終了後、制御部300は、フローをステップS204に戻し、この眼に対するOCT撮影までの処理を再度実行する。
ステップS908で両眼の検査が終了した場合、上述したように制御部300は、フローを進めて検査を終了する。なお、検査終了時、選択部304が選択したアナウンスにおける検査終了時のアナウンスが、アナウンス出力部310により行われる。被検者に撮影終了を伝えるアナウンスとしては、例えば、「撮影が終了しました」、「顔を外してください。お疲れ様でした」などが考えられる。
なお、上述した実施形態では、ステップS201において選択部304が選択したデフォルトのアナウンスは、以降の各処理において最初はそのまま使用されることとしている。しかし、例えば被検者が同じ検査を数日前に行っていた、或いは過去に何度も行っている場合、このデフォルトのアナウンスはこの被検者にとって冗長である可能性が高い。例えば、検査における最後のアナウンス或いは眼科装置の最後の動作から所定時間が経過していない場合に、判定部305が、デフォルトのアナウンスがこの被検者にとって適当でないと判断するようにしてもよい。或いは、これらアナウンスや動作が過去に所定回数行われている場合には、判定部305が、デフォルトのアナウンスがこの被検者にとって適当でないと判断するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、デフォルトで選択されたアナウンスは一連のアナウンスパターンとして記憶されたものであり、対象とする眼科装置での処理或いは動作に対応して順次個々のアナウンスが行われることとしている。そして、個々のアナウンスによって被検者が促された状態で実行される眼科装置のアライメント等の動作の繰り返し回数に基づいて、その動作に対応したアナウンスが変更されることとしている。しかし、例えば、アライメントの段階で被検者がアナウンスの内容を十分に理解していると判断できる場合、以降のアナウンスをすべて簡易なものと変えるほうが好適な場合もある。よって、アナウンスの変更を判断した動作以降の眼科装置の動作に応じて設けられているアナウンスパターン中のアナウンスを、すべて変更してもよい。さらに、変更後に、例えばコヒーレンスゲートの調整時において、被検眼の固視が安定しない等の理由から、実は被検者がまだアナウンスの内容を十分に理解していなかったとわかる場合もある。この場合、変更部306は、変更後のアナウンスをさらに変更して、再度詳細な説明を行うアナウンスを行うようにしてもよい。
上述したように、本開示の一実施態様に係る眼科装置は、選択手段(選択部304)と、判定手段(判定部305)と、変更手段(変更部306)とを備える。また、本開示の一実施態様に係る眼科装置の制御方法は、これら手段が実行する各処理を実行することを含む。選択部304は、検査を実行する際に、被検者を促すための複数のアナウンスからなるアナウンスパターンの中から、実行予定の検査内容に応じたアナウンスパターン若しくはアナウンスを選択する。検査内容として、上述した実施形態ではOCT撮影を例示したが、その他の健康診断等で行われる種々の眼の検査を含むことができる。判定部305は、選択されたアナウンスパターン中のアナウンスに被検者が促された状態で実行される眼科装置の動作である、例えばヘッド駆動部170の動作等に基づいて、選択部304により選択されたアナウンスが適当であるか否かを判定する。また、変更部306は、判定部305が選択されたアナウンスが適当でないと判定した場合に、選択されたアナウンスを被検者に適するように変更する。
上述した判定部305は、例えば顎受け調整時のステップS303におけるモータの一駆動のような動作について、同じ動作の繰り返し回数(試行回数i)が所定回数(第3の所定回数nmax)以上である場合に、選択されたアナウンスが適当でないと判定できる。この場合、変更部306は、同じ動作であるモータ駆動を行う際に被検者を促すために選択されていたアナウンスを変更することができる。或いは、変更部306は、同じ動作であるモータ駆動以降の動作である例えばモータ駆動、アライメント時のヘッド駆動部170の動作、OCT撮影時の参照ミラー160の動作等を行う際に被検者を促すために選択されたアナウンスを変更することができる。
さらに、判定部305は、OCT撮影の際に行われる眼科装置の各動作における所定の動作以前に実行された動作の繰り返し回数の累積回数を判断基準とすることができる。所定の動作としては、OCT撮影の際に行われる眼科装置の各動作における例えば自動アライメントにおけるステップS503のヘッド駆動部170の一駆動等が例示される。この場合、判定部305は、累積回数(累積値j)が所定回数(第6の所定回数mmax)以上である場合に選択されたアナウンスが適当でないと判定できる。この時、変更部306は、この所定の動作以降の動作を行う際に被検者を促すために選択されたアナウンスを変更することができる。
上述したように、判定部305は、例えばOCT撮影時に実行される眼科装置の動作の繰り返し回数や繰り返しの累積回数が所定回数以上の場合に、対応する動作を促すために選択されたアナウンスが適当でないと判定している。このような場合、変更部306は、選択されたアナウンスにより被検者を促した状態で眼科装置が行う動作が、該選択されたアナウンスよりも詳細に説明されるように、該選択されたアナウンスを変更する。これにより、繰り返してアナウンスされた内容が不足して例えば顎受け調整やアライメントが好適に行われなかった場合に、被検者により丁寧且つ詳細な説明を提示して、顎受け調整やアライメントを円滑に行うことを可能とする。
さらに、判定部305は、例えば顎受け調整時のステップS303におけるモータの一駆動のような動作について、同じ動作の繰り返し回数(試行回数i)が所定回数(第4の所定回数nmin)未満である場合に、選択されたアナウンスが適当でないと判定できる。この場合、変更部306は、同じ動作であるモータ駆動を行う際に被検者を促すために選択されていたアナウンスを変更することができる。或いは、変更部306は、同じ動作であるモータ駆動以降の動作である例えばモータ駆動、アライメント時のヘッド駆動部170の動作、およびOCT撮影時の参照ミラー160の動作等を行う際に被検者を促すために選択されたアナウンスを変更することができる。
さらに、判定部305は、OCT撮影の際に行われる眼科装置の各動作における所定の動作以前に実行された動作の繰り返し回数の累積回数を判断基準とすることができる。所定の動作として、例えば、眼科装置の各動作における例えば自動アライメントにおけるステップS503のヘッド駆動部170の一駆動等が例示できる。この場合、判定部305は、累積回数(累積値j)が所定回数(第7の所定回数mmin)未満である場合に選択されたアナウンスが適当でないと判定できる。この場合、変更部306は、この所定の動作以降の動作を行う際に被検者を促すために選択されたアナウンスを変更することができる。
さらに、判定部305は、OCT撮影における眼科装置の動作における検査の際の最後の動作から所定期間経過していない場合、或いは最後の動作が所定回数以上行われている場合に、選択されたアナウンスが適当でないと判定できる。このような最後の動作としては、例えばOCT撮影終了時のアナウンスが例示できる。この場合、変更部306は、検査を行う際に被検者を促すために選択されたアナウンスを変更することができる。
上述したように、判定部305は、例えばOCT撮影時に実行される眼科装置の動作の繰り返し回数や繰り返しの累積回数が所定回数未満の場合に、対応する動作を促すために選択されたアナウンスが適当でないと判定している。また、OCT撮影時の最後のアナウンスを参照し、その後の経過時間やその出力回数を判断基準として、経過時間が所定期間よりも短い場合や出力回数が所定回数より少ない場合に選択されたアナウンスが適当でないと判定している。さらに、判定部305は、左右の両眼における一方の眼の検査が終了して他方の眼の検査を行うための準備動作(左右切り替えのアナウンス)に基づいて、選択されたアナウンスが適当でないと判定できる。このような場合、変更部306は、選択されたアナウンスにより被検者を促した状態で眼科装置が行う動作が、該選択されたアナウンスよりも簡易に説明されるように、該選択されたアナウンスを変更する。これにより、繰り返してアナウンスされた内容が過剰となり例えば顎受け調整やアライメントに要する時間がアナウンスによって長くなることを避け、被検者の心理的負担を下げて顎受け調整やアライメントを円滑に行うことを可能とする。
上述した実施形態では、眼科装置として、被検眼の断層画像を取得するために用いるOCT光学系をさらに備えたOCT撮影部を有するものを例示した。OCT撮影部を備えた眼科装置における上述した動作には、顎受け部の上下の調整動作と、被検眼とOCT光学系とのアライメント動作と、OCT光学系における合焦動作と、OCT光学系におけるコヒーレンスゲートの調整動作と、が含まれる。また、アナウンスとして音声アナウンスを例示しているが、その他の被検者に特定の動作を促すものであれば例示したものに限られない。
また、上述した実施形態において、判定部305は、変更部306により変更された後のアナウンスに被検者が促された状態で実行される検査装置の動作に基づいて、該アナウンスが適当であるか否かを判定することができる。具体的には、例えば顎受け部の上下の調整動作に基づいて、これ以降のアナウンスを変更した。しかし、被検眼とOCT光学系とのアライメント動作において選択されたアナウンスによって被検者が適切に誘導されていないような場合、判定部305は、該アナウンスが適当でないと判定することもできる。このような場合、変更部306は、変更されたアナウンスをさらに変更することができる。
また、上述した実施形態において、判定部305は、第1の所定回数(第3の所定回数nmax)と、該第1の所定回数よりも少ない第2の所定回数(第4の所定回数nmin)とを判断基準として、選択されたアナウンスの適否を判定することができる。判定部305は、例えば、選択されたアナウンスに被検者が促された状態で実行される眼科装置の動作において同じ動作が第1の所定回数(nmax)以上の場合に該アナウンスが説明不足であると判定できる。また、判定部305は、同じ動作が第2の所定回数(nmin)未満の場合に該アナウンスが説明過多であると判定することができる。変更部306は、説明不足であると判定した場合に、選択されたアナウンスにより被検者を促して行わせる動作が該アナウンスよりも詳細に説明されるように該アナウンスを変更できる。また、変更部306は、説明過多であると判定した場合に、選択されたアナウンスにより被検者を促して行わせる動作が該アナウンスよりも簡易に説明されるように該アナウンスを変更できる。
また、上述した実施形態において、判定部305は、第1の所定回数(第6の所定回数mmax)と、該第1の所定回数よりも少ない第2の所定回数(第7の所定回数mmin)とを判断基準として、選択されたアナウンスの適否を判定することができる。判定部305は、選択されたアナウンスに被検者が促された状態で実行される検査装置の動作における所定の動作までに実行される動作の繰り返し回数の累積回数(累積値)が第1の所定回数(mmax)以上の場合に該アナウンスが説明不足であると判定できる。また、判定部305は、累積回数が第2の所定回数(mmin)未満の場合に選択されたアナウンスが説明過多であると判定することができる。変更部306は、説明不足であると判定した場合に、選択されたアナウンスにより被検者を促して行わせる動作が該アナウンスよりも詳細に説明されるように該アナウンスを変更できる。また、変更部306は、説明過多であると判定した場合に、選択されたアナウンスにより被検者を促して行わせる動作が該アナウンスよりも簡易に説明されるように該アナウンスを変更できる。
本実施形態によれば、被検眼の検査において、検者の代わりに装置が音声アナウンスにより被検者を誘導する。そして、検査時において、装置の制御状態や患者の動作状態を検出し、その場面の状況に応じた適切な音声アナウンスを選択し実行する。これにより、被検者に応じた過不足がなく理解容易なアナウンスを行うことが可能となる。
なお、本実施形態の開示は、以下の構成、方法、およびプログラムを含む。
(構成1)検査の際に被検者を促すための複数のアナウンスの中から、被検眼の検査内容に応じたアナウンスを選択する選択手段と、前記選択されたアナウンスに前記被検者が促された状態で実行される眼科装置の動作に基づいて前記選択されたアナウンスが適当であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が適当でないと判定した場合に、前記選択されたアナウンスを変更する変更手段と、を備える、眼科装置。
(構成2)前記判定手段は、前記動作における同じ動作の繰り返し回数が所定回数以上である場合に前記選択されたアナウンスが適当でないと判定し、前記変更手段は、前記同じ動作を行う際に前記被検者を促すための前記選択されたアナウンスを変更する、構成1に記載の眼科装置。
(構成3)前記判定手段は、前記動作における同じ動作の繰り返し回数が所定回数以上である場合に前記選択されたアナウンスが適当でないと判定し、前記変更手段は、前記同じ動作以降の動作を行う際に前記被検者を促すための前記選択されたアナウンスを変更する、構成1に記載の眼科装置。
(構成4)前記判定手段は、前記動作における所定の動作以前に実行された動作の繰り返し回数の累積回数が所定回数以上である場合に前記選択されたアナウンスが適当でないと判定し、前記変更手段は、前記所定の動作以降の動作を行う際に前記被検者を促すための前記選択されたアナウンスを変更する、構成1に記載の眼科装置。
(構成5)前記変更手段は、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも詳細に説明されるように、前記選択されたアナウンスを変更する、構成2乃至4のいずれか1つに記載の眼科装置。
(構成6)前記判定手段は、前記動作における同じ動作の繰り返し回数が所定回数未満である場合に前記選択されたアナウンスが適当でないと判定し、前記変更手段は、前記同じ動作を行う際に前記被検者を促すための前記選択されたアナウンスを変更する、構成1乃至5のいずれか1つに記載の眼科装置。
(構成7)前記判定手段は、前記動作における同じ動作の繰り返し回数が所定回数未満である場合に前記選択されたアナウンスが適当でないと判定し、前記変更手段は、前記同じ動作以降の動作を行う際に前記被検者を促すための前記選択されたアナウンスを変更する、構成1乃至5のいずれか1つに記載の眼科装置。
(構成8)前記判定手段は、前記動作における所定の動作以前に実行された動作の繰り返し回数の累積回数が所定回数未満である場合に前記選択されたアナウンスが適当でないと判定し、前記変更手段は、前記所定の動作以降の動作を行う際に前記被検者を促すための前記選択されたアナウンスを変更する、構成1乃至5のいずれか1つに記載の眼科装置。
(構成9)前記判定手段は、前記動作における検査の際の最後の動作から所定期間経過していない場合、或いは前記最後の動作が所定回数以上行われている場合に、前記選択されたアナウンスが適当でないと判定し、前記変更手段は、前記検査を行う際に前記被検者を促すための前記選択されたアナウンスを変更する、構成1乃至5のいずれか1つに記載の眼科装置。
(構成10)前記変更手段は、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも簡易に説明されるように、前記選択されたアナウンスを変更する、構成1乃至9のいずれか1つに記載の眼科装置。
(構成11)前記動作は、両眼における一方の眼の検査が終了して他方の眼の検査を行うための準備動作を含み、前記判定手段は、前記準備動作に基づいて前記選択されたアナウンスが適当でないと判定し、前記変更手段は、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも簡易に説明されるように、前記選択されたアナウンスを変更する、構成1乃至10のいずれか1つに記載の眼科装置。
(構成12)被検眼の断層画像を取得するために用いるOCT光学系をさらに備え、前記動作には、前記被検眼と前記OCT光学系とのアライメント動作と、前記OCT光学系における合焦動作と、前記OCT光学系におけるコヒーレンスゲートの調整動作と、を含む、構成1乃至11のいずれか1つに記載の眼科装置。
(構成13)前記アナウンスは、音声アナウンスを含む、構成1乃至12のいずれか1つに記載の眼科装置。
(構成14)前記判定手段は、前記変更されたアナウンスに前記被検者が促された状態で実行される検査装置の動作に基づいて前記選択されたアナウンスが適当であるか否かを判定し、
前記変更手段は、前記判定手段が適当でないと判定した場合に、前記変更されたアナウンスをさらに変更する、構成1乃至13のいずれか1つに記載の眼科装置。
(構成15)検査の際に被検者を促すための複数のアナウンスの中から、被検眼の検査内容に応じたアナウンスを選択する選択手段と、前記選択されたアナウンスに前記被検者が促された状態で実行される眼科装置の動作において同じ動作の繰り返し回数が第1の所定回数以上の場合に前記選択されたアナウンスが説明不足であると判定し、前記同じ動作の繰り返し回数が前記第1の所定回数よりも少ない第2の所定回数未満の場合に前記選択されたアナウンスが説明過多であると判定する判定手段と、前記判定手段が説明不足であると判定した場合に、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも詳細に説明されるように前記選択されたアナウンスを変更し、説明過多であると判定した場合に、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも簡易に説明されるように前記選択されたアナウンスを変更する変更手段と、を備える、眼科装置。
(構成16)検査の際に被検者を促すための複数のアナウンスの中から、被検眼の検査内容に応じたアナウンスを選択する選択手段と、前記選択されたアナウンスに前記被検者が促された状態で実行される眼科装置の動作における所定の動作までに実行される動作の繰り返し回数の累積回数が第1の所定回数以上の場合に前記選択されたアナウンスが説明不足であると判定し、前記累積回数が前記第1の所定回数よりも少ない第2の所定回数未満の場合に前記選択されたアナウンスが説明過多であると判定する判定手段と、前記判定手段が説明不足であると判定した場合に、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも詳細に説明されるように前記選択されたアナウンスを変更し、説明過多であると判定した場合に、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも簡易に説明されるように前記選択されたアナウンスを変更する変更手段と、を備える、眼科装置。
(方法1)検査の際に被検者を促すための複数のアナウンスの中から、被検眼の検査内容に応じたアナウンスを選択することと、前記選択されたアナウンスに前記被検者が促された状態で実行される眼科装置の動作に基づいて前記選択されたアナウンスが適当であるか否かを判定することと、適当でないと判定された場合に、前記選択されたアナウンスを変更することと、を含む、眼科装置の制御方法。
(方法2)検査の際に被検者を促すための複数のアナウンスの中から、被検眼の検査内容に応じたアナウンスを選択することと、前記選択されたアナウンスに前記被検者が促された状態で実行される眼科装置の動作において同じ動作の繰り返し回数が第1の所定回数以上の場合に前記選択されたアナウンスが説明不足であると判定し、前記同じ動作の繰り返し回数が前記第1の所定回数よりも少ない第2の所定回数未満の場合に前記選択されたアナウンスが説明過多であると判定することと、説明不足であると判定された場合に、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも詳細に説明されるように前記選択されたアナウンスを変更し、説明過多であると判定された場合に、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも簡易に説明されるように前記選択されたアナウンスを変更することと、を含む、眼科装置の制御方法。
(方法3)検査の際に被検者を促すための複数のアナウンスの中から、被検眼の検査内容に応じたアナウンスを選択することと、前記選択されたアナウンスに前記被検者が促された状態で実行される眼科装置の動作における所定の動作までに実行される動作の繰り返し回数の累積回数が第1の所定回数以上の場合に前記選択されたアナウンスが説明不足であると判定し、前記累積回数が前記第1の所定回数よりも少ない第2の所定回数未満の場合に前記選択されたアナウンスが説明過多であると判定することと、説明不足であると判定された場合に、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも詳細に説明されるように前記選択されたアナウンスを変更し、説明過多であると判定された場合に、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも簡易に説明されるように前記選択されたアナウンスを変更することと、を含む、眼科装置の制御方法。
(プログラム1)コンピュータによって実行されると、該コンピュータに方法1乃至3のいずれか1つに記載の眼科装置の制御方法の各工程を実行させる、プログラム。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態および変形例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。コンピュータは、1つ又は複数のプロセッサー若しくは回路を有し、コンピュータ実行可能命令を読み出し実行するために、分離した複数のコンピュータ又は分離した複数のプロセッサー若しくは回路のネットワークを含みうる。
プロセッサー又は回路は、中央演算処理装置(CPU)、マイクロプロセッシングユニット(MPU)、グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、又はフィールドプログラマブルゲートウェイ(FPGA)を含みうる。また、プロセッサー又は回路は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、データフロープロセッサ(DFP)、又はニューラルプロセッシングユニット(NPU)を含みうる。
以上、実施形態および変形例を参照して本発明について説明したが、本発明は上述した実施形態および変形例に限定されるものではない。本発明の趣旨に反しない範囲で変更された発明、および本発明と均等な発明も本発明に含まれる。また、上述の実施形態および各変形例は、本発明の趣旨に反しない範囲で適宜組み合わせることができる。
100:光学ヘッド部、180:ステージ部、182:額当て部、183:顎受け部、300:制御部、301:取得部、303:記憶部、304:選択部、305:判定部、306:変更部、310:アナウンス出力部

Claims (20)

  1. 検査の際に被検者を促すための複数のアナウンスの中から、被検眼の検査内容に応じたアナウンスを選択する選択手段と、
    前記選択されたアナウンスに前記被検者が促された状態で実行される眼科装置の動作に基づいて前記選択されたアナウンスが適当であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が適当でないと判定した場合に、前記選択されたアナウンスを変更する変更手段と、
    を備える眼科装置。
  2. 前記判定手段は、前記動作における同じ動作の繰り返し回数が所定回数以上である場合に前記選択されたアナウンスが適当でないと判定し、
    前記変更手段は、前記同じ動作を行う際に前記被検者を促すための前記選択されたアナウンスを変更する請求項1に記載の眼科装置。
  3. 前記判定手段は、前記動作における同じ動作の繰り返し回数が所定回数以上である場合に前記選択されたアナウンスが適当でないと判定し、
    前記変更手段は、前記同じ動作以降の動作を行う際に前記被検者を促すための前記選択されたアナウンスを変更する請求項1に記載の眼科装置。
  4. 前記判定手段は、前記動作における所定の動作以前に実行された動作の繰り返し回数の累積回数が所定回数以上である場合に前記選択されたアナウンスが適当でないと判定し、
    前記変更手段は、前記所定の動作以降の動作を行う際に前記被検者を促すための前記選択されたアナウンスを変更する請求項1に記載の眼科装置。
  5. 前記変更手段は、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも詳細に説明されるように、前記選択されたアナウンスを変更する請求項2乃至4のいずれか1項に記載の眼科装置。
  6. 前記判定手段は、前記動作における同じ動作の繰り返し回数が所定回数未満である場合に前記選択されたアナウンスが適当でないと判定し、
    前記変更手段は、前記同じ動作を行う際に前記被検者を促すための前記選択されたアナウンスを変更する請求項1に記載の眼科装置。
  7. 前記判定手段は、前記動作における同じ動作の繰り返し回数が所定回数未満である場合に前記選択されたアナウンスが適当でないと判定し、
    前記変更手段は、前記同じ動作以降の動作を行う際に前記被検者を促すための前記選択されたアナウンスを変更する請求項1に記載の眼科装置。
  8. 前記判定手段は、前記動作における所定の動作以前に実行された動作の繰り返し回数の累積回数が所定回数未満である場合に前記選択されたアナウンスが適当でないと判定し、
    前記変更手段は、前記所定の動作以降の動作を行う際に前記被検者を促すための前記選択されたアナウンスを変更する請求項1に記載の眼科装置。
  9. 前記判定手段は、前記動作における検査の際の最後の動作から所定期間経過していない場合、或いは前記最後の動作が所定回数以上行われている場合に、前記選択されたアナウンスが適当でないと判定し、
    前記変更手段は、前記検査を行う際に前記被検者を促すための前記選択されたアナウンスを変更する請求項1に記載の眼科装置。
  10. 前記変更手段は、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも簡易に説明されるように、前記選択されたアナウンスを変更する請求項6乃至9のいずれか1項に記載の眼科装置。
  11. 前記動作は、両眼における一方の眼の検査が終了して他方の眼の検査を行うための準備動作を含み、
    前記判定手段は、前記準備動作に基づいて前記選択されたアナウンスが適当でないと判定し、
    前記変更手段は、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも簡易に説明されるように、前記選択されたアナウンスを変更する請求項1に記載の眼科装置。
  12. 被検眼の断層画像を取得するために用いるOCT光学系をさらに備え、
    前記動作には、前記被検眼と前記OCT光学系とのアライメント動作と、前記OCT光学系における合焦動作と、前記OCT光学系におけるコヒーレンスゲートの調整動作と、を含む請求項1に記載の眼科装置。
  13. 前記アナウンスは、音声アナウンスを含む請求項1に記載の眼科装置。
  14. 前記判定手段は、前記変更されたアナウンスに前記被検者が促された状態で実行される検査装置の動作に基づいて前記選択されたアナウンスが適当であるか否かを判定し、
    前記変更手段は、前記判定手段が適当でないと判定した場合に、前記変更されたアナウンスをさらに変更する請求項1に記載の眼科装置。
  15. 検査の際に被検者を促すための複数のアナウンスの中から、被検眼の検査内容に応じたアナウンスを選択する選択手段と、
    前記選択されたアナウンスに前記被検者が促された状態で実行される眼科装置の動作において同じ動作の繰り返し回数が第1の所定回数以上の場合に前記選択されたアナウンスが説明不足であると判定し、前記同じ動作の繰り返し回数が前記第1の所定回数よりも少ない第2の所定回数未満の場合に前記選択されたアナウンスが説明過多であると判定する判定手段と、
    前記判定手段が説明不足であると判定した場合に、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも詳細に説明されるように前記選択されたアナウンスを変更し、説明過多であると判定した場合に、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも簡易に説明されるように前記選択されたアナウンスを変更する変更手段と、
    を備える眼科装置。
  16. 検査の際に被検者を促すための複数のアナウンスの中から、被検眼の検査内容に応じたアナウンスを選択する選択手段と、
    前記選択されたアナウンスに前記被検者が促された状態で実行される眼科装置の動作における所定の動作までに実行される動作の繰り返し回数の累積回数が第1の所定回数以上の場合に前記選択されたアナウンスが説明不足であると判定し、前記累積回数
    が前記第1の所定回数よりも少ない第2の所定回数未満の場合に前記選択されたアナウンスが説明過多であると判定する判定手段と、
    前記判定手段が説明不足であると判定した場合に、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも詳細に説明されるように前記選択されたアナウンスを変更し、説明過多であると判定した場合に、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも簡易に説明されるように前記選択されたアナウンスを変更する変更手段と、
    を備える眼科装置。
  17. 検査の際に被検者を促すための複数のアナウンスの中から、被検眼の検査内容に応じたアナウンスを選択することと、
    前記選択されたアナウンスに前記被検者が促された状態で実行される眼科装置の動作に基づいて前記選択されたアナウンスが適当であるか否かを判定することと、
    適当でないと判定された場合に、前記選択されたアナウンスを変更することと、
    を含む眼科装置の制御方法。
  18. 検査の際に被検者を促すための複数のアナウンスの中から、被検眼の検査内容に応じたアナウンスを選択することと、
    前記選択されたアナウンスに前記被検者が促された状態で実行される眼科装置の動作において同じ動作の繰り返し回数が第1の所定回数以上の場合に前記選択されたアナウンスが説明不足であると判定し、前記同じ動作の繰り返し回数が前記第1の所定回数よりも少ない第2の所定回数未満の場合に前記選択されたアナウンスが説明過多であると判定することと、
    説明不足であると判定された場合に、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも詳細に説明されるように前記選択されたアナウンスを変更し、説明過多であると判定された場合に、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも簡易に説明されるように前記選択されたアナウンスを変更することと、
    を含む眼科装置の制御方法。
  19. 検査の際に被検者を促すための複数のアナウンスの中から、被検眼の検査内容に応じたアナウンスを選択することと、
    前記選択されたアナウンスに前記被検者が促された状態で実行される眼科装置の動作における所定の動作までに実行される動作の繰り返し回数の累積回数が第1の所定回数以上の場合に前記選択されたアナウンスが説明不足であると判定し、前記累積回数が前記第1の所定回数よりも少ない第2の所定回数未満の場合に前記選択されたアナウンスが説明過多であると判定することと、
    説明不足であると判定された場合に、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも詳細に説明されるように前記選択されたアナウンスを変更し、説明過多であると判定された場合に、前記選択されたアナウンスにより前記被検者を促して行わせる動作が前記選択されたアナウンスよりも簡易に説明されるように前記選択されたアナウンスを変更することと、
    を含む眼科装置の制御方法。
  20. コンピュータによって実行されると、該コンピュータに請求項17乃至19のいずれか1項に記載の眼科装置の制御方法の各工程を実行させる、プログラム。
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