JP2023157319A - 決済代行サーバ、決済代行方法、決済代行プログラムおよび決済代行システム - Google Patents
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Abstract
【課題】二重支払いを防止し、事業者および消費者双方の利便性の向上を図ることができる。【解決手段】事業者から商品またはサービスの提供を受ける利用者が使用する利用者端末2、および利用者端末2と通信可能な決済代行サーバ5を用い、事業者が提供した商品またはサービスに係る未回収代金の決済に使用可能な決済方法の候補となる複数の決済方法候補を設定し、利用者端末2からの未回収代金の決済に係る決済要求処理を受けて、複数の決済方法候補を当該利用者端末へ送信して利用者に提示し、複数の決済方法候補の中から実際に前記未回収代金の決済に用いる決済方法の利用者による選択を受け付け、受け付けた決済方法を未回収代金の決済に用いる確定決済方法として確定させ、確定決済方法が確定された後、当該確定決済方法に係る前記未回収代金の決済の決済方法の再選択を禁止する。【選択図】図9
Description
特許法第30条第2項適用申請有り 1 出願人のウェブサイト https://reg31.smp.ne.jp/regist/ 令和3年10月1日初版公開 2 出願人のウェブサイト https://www.css-osaka.com/service/ https://www.css-osaka.com/ 令和3年9月15日初版公開 3 出願人および公開者のウェブサイト https://www.css-osaka.com/pdf/TREEPAYMENT.pdf https://www.densan-s.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/09/TREEPAYMENT20210922-1.pdf https://www.sumitomolife.co.jp/about/newsrelease/pdf/2021/210922.pdf 令和3年9月22日初版公開 4 日経Fintech 2021年10月号 令和3年10月27日 5 出願人および公開者のウェブサイト https://www.css-osaka.com/pdf/20220315.pdf https://www.densan-s.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/03/20220315.pdf#page=1%22 https://www.sumitomolife.co.jp/about/newsrelease/pdf/2021/220315.pdf 令和4年3月15日初版公開 6 公開者のウェブサイト https://paypay.ne.jp/notice/20220315/01/ 令和4年3月15日初版公開 7 PRメール 令和3年9月16日 8 電話面談 令和3年12月1日
この発明は、商品またはサービスの代金の決済に関する、決済代行サーバ、決済代行方法、決済代行プログラムおよび決済代行システムに関する。
従来、商品またはサービスの代金の決済(支払い)を代行して行うためのシステムの一例として、商品販売処理システムが提案されている(特許文献1参照)。特許文献1記載の商品販売処理システムでは、消費者が所有するユーザ端末の端末識別データと関連付けて、当該消費者の購買行動に係わる複数の識別情報(クレジットカードの識別情報等)を記憶し、ユーザ端末の端末識別データと関連付けられた識別情報の中から、商品またはサービスの代金の決済において有効な識別情報を選択し、当該識別情報を用いて、販売処理された商品に係わる処理を実行することができる。
特許文献1記載の商品販売処理システムでは、消費者が商品またはサービスの代金の決済において有効な識別情報を選択することができるため利便性が向上する一方で、複数の支払方法によって同一の商品またはサービスの代金を支払ってしまう所謂二重支払いが発生する虞がある。二重支払いが発生した場合、返金処理などにおいて事業者および消費者の手間が増えてしまい、結果的に利便性が低下してしまう。このため、二重支払いを防止し、ひいては利便性の向上を図ることが望まれている。
この発明は、上述の問題に鑑みて、二重支払いを防止し、事業者および消費者双方の利便性の向上を図ることができる、決済代行サーバ、決済代行方法、決済代行プログラムおよび決済代行システムを提供することを目的とする。
この発明は、事業者から商品またはサービスの提供を受ける利用者が使用する利用者端末と通信可能な決済代行サーバであって、前記事業者からの前記商品または前記サービスに係る未回収代金の回収に係る回収要求処理を受けて、当該未回収代金の決済に使用可能な決済方法の候補となる複数の決済方法候補を設定する候補設定手段と、前記利用者端末からの前記未回収代金の決済に係る決済要求処理を受けて、前記複数の決済方法候補を当該利用者端末へ送信して利用者に提示する提示手段と、前記複数の決済方法候補の中から実際に前記未回収代金の決済に用いる決済方法の利用者による選択を受け付ける選択受付手段と、前記選択受付手段において受け付けた決済方法を前記未回収代金の決済に用いる確定決済方法として確定させるための確定手段と、前記確定決済方法が確定された後、当該確定決済方法に係る前記未回収代金の決済の決済方法の再選択を禁止する禁止手段を備えた決済代行サーバ、決済代行方法、決済代行プログラムおよび決済代行システムであることを特徴とする。
この発明により、二重支払いを防止し、事業者および消費者双方の利便性の向上を図ることができる。
以下、この発明の一実施形態を図面と共に説明する。
<システム構成>
<システム構成>
図1は、本発明の決済システム1のシステム構成の一例を示すブロック図である。本発明の決済システム1は、商品またはサービスの代金の決済(支払い)を代行して行う決済代行サービス(支払代行サービス)を提供するためのシステムである。
図1に示すように、決済システム1は、利用者端末2、事業者サーバ3、決済機関サーバ4、および決済代行サーバ5を有する。利用者端末2、事業者サーバ3、決済機関サーバ4、および決済代行サーバ5のそれぞれは、インターネットのような公衆回線(公衆ネットワーク)6を介して、相互に通信可能に接続される。
利用者端末2は、事業者から商品またはサービスの提供を受ける利用者(消費者)が使用する端末である。事業者サーバ3は、商品またはサービスを利用者に提供する事業者(企業)が管理するサーバである。決済機関サーバ4は、商品またはサービスの代金(対価)を決済するための機関(決済機関)が管理するサーバである。決済機関は、たとえば、銀行、郵便局、コード決済サービス運営会社、電子決済サービス運営会社等の金融機関の他、金融機関と提携している小売店舗(コンビニエンスストア、ドラッグストア、スーパーマーケットなど)等のことである。
商品またはサービスの代金を決済する態様としては、一時的に提供される商品またはサービスの代金を決済する都度決済や、継続的に提供される商品またはサービスの代金を決済する継続決済などがある。また、近年、都度決済および継続決済のいずれにおいても、現金決済に代わり、様々な決済方法(支払方法)が提案されている。すなわち、利用者が選択できる決済方法が多様化している。このような状況下において、決済代行サーバ5は、様々な決済方法の中から利用者が任意の決済方法を選択して決済できるようにするための決済代行サービスを提供するためのサーバである。
なお、利用者端末2、事業者サーバ3、および決済機関サーバ4については、説明の便宜上それぞれ1つずつ図示しているが、本発明の決済システム1は、複数の利用者、複数の事業者、複数の決済機関が利用することができ、複数の利用者端末2、複数の事業者サーバ3、複数の決済機関サーバ4を有していても良い。
図2は利用者端末2の構成の一例を示すブロック図である。図3は事業者サーバ3の構成の一例を示すブロック図である。図4は決済機関サーバ4の構成の一例を示すブロック図である。図5は決済代行サーバ5の構成の一例を示すブロック図である。
利用者端末2は、利用者が使用する汎用のコンピュータ(ユーザ端末)である。たとえば、デスクトップPC、ノート(ラップトップ)PC、タブレットPC、スマートフォン、およびフィーチャーフォン等である。事業者サーバ3、決済機関サーバ4、および決済代行サーバ5のそれぞれは、汎用のサーバコンピュータ(コンピューティングデバイス)で構成されている。なお、事業者サーバ3、決済機関サーバ4、および決済代行サーバ5のそれぞれは、1台(単一)のコンピューティングデバイスで構成されてもよいし、複数のコンピューティングデバイスで構成されてもよい。また、事業者サーバ3、決済機関サーバ4、および決済代行サーバ5のそれぞれの一部または全部がクラウドサーバであってもよい。たとえば、決済代行サーバ5は、Webサーバとして機能するコンピューティングデバイスと、ファイルサーバ(データサーバ)として機能するコンピューティングデバイスと、決済用サーバとして機能するコンピューティングデバイスとに分かれて構成されていてもよい。また、決済代行サーバ5は、主に利用者端末2との間でデータのやり取りを行うコンピューティングデバイスと、主に事業者サーバ3との間でデータのやり取りを行うコンピューティングデバイスとに分かれて構成されていてもよい。
図2に示すように、利用者端末2は、制御部21、入力部22、表示部23、通信部24、および補助記憶部25を備える。入力部22、表示部23、通信部24、および補助記憶部25のそれぞれは、制御部21に接続されている。
図3に示すように、事業者サーバ3は、制御部31、通信部32、および補助記憶部33を備える。通信部32、および補助記憶部33のそれぞれは、制御部31に接続されている。
図4に示すように、決済機関サーバ4は、制御部41、通信部42、および補助記憶部43を備える。通信部42、および補助記憶部43のそれぞれは、制御部41に接続されている。
図5に示すように、決済代行サーバ5は、制御部51、通信部52、および補助記憶部53を備える。通信部52、および補助記憶部53のそれぞれは、制御部51に接続されている。
図2~図5に示すように、利用者端末2の制御部21は、演算部26および主記憶部27を含み、利用者端末2における各種演算および制御動作を実行する。事業者サーバ3の制御部31は、演算部34および主記憶部35を含み、事業者サーバ3における各種演算および制御動作を実行する。決済機関サーバ4の制御部41は、演算部44および主記憶部45を含み、決済機関サーバ4における各種演算および制御動作を実行する。決済代行サーバ5の制御部51は、演算部56および主記憶部57を含み、決済機関サーバ4における各種演算および制御動作を実行する。
各演算部(26、34、44、54)は、CPUまたはMPUなどを含む演算処理部である。各主記憶部(27、35、45、55)は、RAM(DRAM)などを有する。RAMは、演算部(26、34、44、54)のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。
入力部22は、利用者の操作入力を受け付ける入力部品、および入力部品と制御部21との間に介在する入力検出回路を有する。入力部品は、たとえばタッチパネルまたは/およびハードウェアの操作ボタンないし操作キーである。タッチパネルとしては、静電容量方式、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式など、任意の方式のものを用いることができる。入力検出回路は、各入力部品の操作に応じた操作信号ないし操作データ(操作入力データ)を制御部21に出力する。
表示部23は、ディスプレイ、およびディスプレイと制御部21との間に介在する表示制御回路を有する。ディスプレイとしては、たとえばLCD(液晶ディスプレイ)または有機ELディスプレイなどを用いることができる。表示制御回路は、GPUおよびVRAMなどを有する。制御部21の指示の下、GPUは、RAMに記憶された画像生成用のデータを用いてディスプレイに種々の画面を表示するための表示画像データをVRAMに生成し、生成した表示画像データをディスプレイに出力する。
通信部(24、32、42,52)は、公衆回線6に接続するための通信回路を有する。通信回路は、有線通信回路または無線通信回路であり、演算部(37、47)からの指示に従って、公衆回線6を介して、外部コンピュータと通信する。また、利用者端末2、事業者サーバ3、決済機関サーバ4、および決済代行サーバ5のそれぞれの通信部(24、32、42,52)は、公衆回線6を介さずに、専用回線等で直接相互に通信することも可能である。
補助記憶部(25、33、43、53)は、HDD、SSD、フラッシュメモリ、EEPROMなどの不揮発性メモリで構成され、各演算部(26、34、44、54)が利用者端末2、事業者サーバ3、決済機関サーバ4、および決済代行サーバ5のそれぞれの動作を制御するためのプログラムおよび本システムの利用に必要な各種データなどを記憶する。
図2に示すように、利用者端末2の補助記憶部25は、利用者の操作入力に応じて本システムにおける利用者端末2の各種動作を実行するための利用者プログラム25aと、本システムの利用に必要な利用者用データ25bとを記憶している。利用者プログラム25aおよび利用者用データ25bは、必要に応じて補助記憶部25から読み出され主記憶部27に記憶される(展開される)。利用者端末2の動作は、演算部26が主記憶部27に展開された利用者プログラム25aを実行することによって実現される。
利用者プログラム25aは、少なくとも、外部コンピュータ(たとえば事業者サーバ3、決済機関サーバ4および決済代行サーバ5など)にアクセス(外部コンピュータとの通信を確立)するための通信プログラム、表示部23に種々の画面を表示させるための表示プログラム、および利用者端末2が備える各種の機能を選択および実行するためのプログラム等を含有する。利用者用データ25bは、少なくとも、本システムにおいて必要な利用者のデータを含む。
図3に示すように、事業者サーバ3の補助記憶部33は、事業者サーバ3の各種動作を実行するための事業者プログラム33aと、本システムの利用に必要な事業者用データ33bとを記憶している。
事業者プログラム33aは、外部コンピュータ(たとえば利用者端末2、決済機関サーバ4および決済代行サーバ5など)にアクセス(外部コンピュータとの通信を確立)するための通信プログラム、商品またはサービスの提供に対する代金のうち、決済が済んでいない代金(未回収代金)のデータを決済代行サーバ5に通知する未回収代金通知プログラム、未回収代金の回収を要求(依頼)する処理(回収要求処理)を行うための回収要求(回収依頼)プログラム、決済方法の選択結果および入金データなどを確認するための確認プログラム、および事業者サーバ3が備える各種の機能を選択および実行するためのプログラム等を含有する。事業者プログラム33aおよび事業者用データ33bは、必要に応じて補助記憶部33から読み出され主記憶部35に記憶される(展開される)。事業者サーバ3の動作は、演算部34が主記憶部35に展開された事業者プログラム33aを実行することによって実現される。
図4に示すように、決済機関サーバ4の補助記憶部43は、決済機関サーバ4の各種動作を実行するための決済機関プログラム43aと、本システムの利用に必要な決済機関用データ43bとを記憶している。
決済機関プログラム43aは、外部コンピュータ(たとえば利用者端末2、事業者サーバ3および決済代行サーバ5など)にアクセス(外部コンピュータとの通信を確立)するための通信プログラム、利用者が選択した適宜の決済方法にて決済を行うための決済プログラム、決済されたことを示すデータ(入金データ)を決済代行サーバ5に通知するための入金データ通知プログラム、および決済機関サーバ4が備える各種の機能を選択および実行するためのプログラム等を含有する。決済機関プログラム43aおよび決済機関用データ43bは、必要に応じて補助記憶部43から読み出され主記憶部45に記憶される(展開される)。決済機関サーバ4の動作は、演算部44が主記憶部45に展開された決済機関プログラム43aを実行することによって実現される。
図5に示すように、決済代行サーバ5の補助記憶部53は、決済代行サーバ5の各種動作を実行するための決済代行プログラム54と、本システムの利用に必要な決済代行用データ55とを記憶している。
決済代行プログラム54は、決済代行サーバ5が備える各種の機能を選択および実行するためのメイン処理プログラム54a、商品またはサービスの提供に係る未回収代金の決済において利用者に提示する複数の決済方法候補を設定するための決済方法候補設定プログラム54b、複数の決済方法候補の中から実際に決済に用いる決済方法を利用者に選択させるための決済方法選択プログラム54c、利用者に選択された決済方法(確定決済方法)に関連したデータであり、決済に必要なデータである決済データの管理を行うための決済データ管理プログラム54d、決済機関サーバ4から通知された入金データを管理するための入金データ管理プログラム54e等を含有する。
決済代行用データ55は、本システムを利用する事業者のデータである事業者データ55a、本システムを利用する利用者のデータである利用者データ55b、各決済方法の詳細データである決済方法データ55c、未回収代金のデータである未回収代金データ55d、本システムで使用可能な決済方法のうち、未回収代金のそれぞれに設定可能な決済方法(決済方法候補)のデータである決済方法候補データ55e、利用者に選択された決済方法(確定決済方法)のデータである確定決済方法データ55f、決済に必要なデータである決済データ55g、決済機関サーバ4から通知された入金データ55h等を含有する。
事業者データ55aには、事業者毎に選択可能な(事業者が利用を許容している)決済方法のデータが含まれる。利用者データ55bには、予め登録されている口座振替用の銀行口座(振替口座)のデータや、過去の決済で使用した決済データ等が含まれる。決済方法データ55cには、各決済方法において処理に必要なデータの他、決済方法毎の決済可能な上限金額のデータが含まれる。
なお、未回収代金データ55dは、事業者サーバ3から未回収代金のデータを取得したときに未回収代金データ55dとして記憶される。確定決済方法が確定している場合、未回収代金データ55dには、確定決済方法データ55fが紐づけられている。また、未回収代金データ55dは、対応する入金データ55hが決済機関サーバ4から通知されたとき、すなわち、未回収代金の決済が完了したときに消去される。図示は省略するが、決済が完了したデータを回収済代金データとして記憶(決済代行用データ55の一部として記憶)しておき、事業者または利用者が後から確認できるようにしてもよい。
なお、上述した利用者端末2の構成、事業者サーバ3の構成、決済機関サーバ4の構成および決済代行サーバ5の構成は、単なる一例であり、これに限定される必要はない。たとえば、利用者端末2は、カメラおよびカメラで撮影した画像から符号画像を撮像し、撮像した画像を復号して、符号に埋め込まれたデータを取得できるものであってもよい。符号は、1次元コード(バーコード)または2次元コード等である。2次元コードは、QRコード(登録商標)、マイクロQRコード、Aztec、DataMATRIX、MaxiCODEおよびVeriCODE等のマトリクス型2次元コードでも良いし、PDF417およびCODE49等のスタック型2次元コードでも良い。また、利用者端末2は、通話機能を有しており、この通話機能に係るコンポーネント(スピーカおよびマイクなど)を備えていてもよい。
<システム動作例>
<システム動作例>
以下、図6ないし図20を参照して決済システム1の動作例を説明する。まず、決済システム1の動作例を説明する前提となる未回収代金データ55dの発生について簡単に説明する。事業者が利用者に商品またはサービスの提供を行い、すぐに代金が決済されない場合、事業者は、事業者サーバ3から未回収代金のデータを決済代行サーバ5に通知する。決済代行サーバ5は、事業者サーバ3から通知された未回収代金データ55dとして記憶する。このとき、事業者サーバ3から通知される未回収代金のデータおよびこれに基づく未回収代金データ55dには、未回収代金の請求先である利用者(被請求者)のデータ(被請求者データ)、未回収代金の請求元である事業者(請求者)のデータ(請求者データ)、未回収代金の請求内容(利用者に提供された商品やサービス)のデータ(請求内容データ)、未回収代金の金額のデータ(未回収金額データ)、および未回収代金の決済期限のデータ(決済期限データ)等が含有される。
<通知処理>
<通知処理>
図6は利用者に未回収代金の決済に関する通知を行う通知処理のフロー図である。図7は通知メール100の画面構成例を示す説明図である。図8は通知メール100の決済用リンク102に埋め込まれる通知データの一例を示す説明図である。以下、図6~図8を参照して利用者に未回収代金の決済に関する通知を行う通知処理について説明する。
図6に示す通知処理は、利用者端末2、事業者サーバ3および決済機関サーバ4等と連携して、決済代行サーバ5(制御部51)で行われる処理である。図6に示すように、事業者サーバ3が決済代行サーバ5に未回収代金の回収を要求(依頼)すると、決済代行サーバ5は、未回収代金の回収要求を受け付け(ステップS1)、通知対象となる未回収代金データを特定する(ステップS2)。なお、事業者サーバ3からの回収要求処理に係るデータには、請求者データ、請求内容データ、未回収金額データ等の未回収代金データを特定するためのデータが含まれている。
続いて、決済代行サーバ5は、通知対象となる未回収代金データの決済方法が確定しているか(確定済か)どうかを判断する(ステップS3)。通知対象となる未回収代金データの決済方法が確定していない場合(ステップS3:NO)、通知対象となる未回収代金データに対して設定できない決済方法(設定不可の決済方法)があるかどうかを判断する(ステップS4)。通知対象となる未回収代金データに対して設定できない(設定不可の)決済方法がある場合(ステップS4:YES)、事業者別決済方法除外処理(ステップS5)と、決済金額別決済方法除外処理(ステップS6)を行い、ステップS7に進む。具体的には、事業者別決済方法除外処理(ステップS5)を行う決済代行サーバ5は、通知対象である全員の未回収代金データに対して、事業者が特定の決済方法を選択不可としている場合にその決済方法を決済方法候補から除外する。決済金額別決済方法除外処理(ステップS6)を行う決済代行サーバ5は、通知対象となる未回収代金の金額が決済方法に設定された上限金額を超えている通知対象の未回収代金データに対して当該決済方法を決済方法候補から除外する。したがって、事業者別決済方法除外処理と、決済金額別決済方法除外処理の両方を行った後、各未回収代金データには、全種類の決済方法から事業者が選択不可としている決済方法が除外され、かつ、上限金額を超えている決済方法が除外されて、残った決済方法のみが選択可能な決済方法として設定される。すなわち、設定不可の決済方法が決済方法候補から除外される。
一方、通知対象となる未回収代金データに対して設定不可の決済方法がない場合(ステップS4:NO)、ステップS5およびステップS6を経由せずにステップS7に進む。決済代行サーバ5は、設定可能な全ての決済方法(ステップS5およびステップS6で一部除外されている場合は残っている全ての決済方法)を決済方法候補として設定し(ステップS7)、通知対象となる未回収代金の決済に関する通知データを作成する(ステップS8)。ここでは、決済代行サーバ5は、利用者に提示する決済方法候補のデータ、被請求者データ、請求者データ、請求内容データ、未回収金額データ、および決済期限データ等を含有する通知データを作成する。
続いて、決済代行サーバ5は、電子メールまたはSNSのメッセージ等の適宜の手段を用いて、通知データを該当する利用者(被請求者)の利用者端末2に通知して(ステップS9)、通知処理を終了する。
たとえば、決済代行サーバ5は、ステップS8において、図7に示すような内容の通知メール100を利用者(被請求者)の利用者端末2に通知する。通知メール100は、通知文101と、決済用リンク102とを有する。
通知文101は、通知メール100の本文となるものであり、未回収代金の決済を促すような文によって構成される。通知文101には、被請求者名(利用者名)、請求者名(事業者名)、請求内容等の情報が含まれる。また、図7に示す例では、通知文101には、決済用リンク102の有効期限の情報が含まれる。ここで、決済用リンク102の有効期限と、決済期限とを一致させることによって、通知メール100の本文で間接的に決済期限を利用者に通知することもできる。
決済用リンク102は、決済代行サーバ5にアクセスし、未回収代金の決済を行うためのWEBページを表示させるためのハイパーリンクである。決済用リンク102は、WEBページを表示させるためのURL等の文字を表示した文字リンクであってもよいし、画像リンクやボタン式のリンクであってもよい。
また、決済用リンク102には、図8に示すような、通知対象となる未回収代金に関する通知データ10が埋め込まれている。通知データ10は、請求者データ11、請求内容データ12、未回収金額データ13、決済期限データ14、決済方法候補データ15等を含有している。
なお、決済代行サーバ5は、同一の未回収代金に対する2回目以降の回収要求であっても、通知対象となる未回収代金データの決済方法が確定していない場合(ステップS3:NO)には、ステップS4~S8の処理を行う。
一方、決済代行サーバ5は、通知対象となる未回収代金データの決済方法が確定している場合(ステップS3:YES)、決済方法が確定済である旨を事業者に通知(再度)し(ステップS10)、通知処理を終了する。
<決済方法設定処理>
<決済方法設定処理>
利用者端末2において決済用リンク102が操作されると、利用者端末2は決済要求処理を実行して決済代行サーバ5に自動的にアクセスし、未回収代金の決済を行うためのWEBページを表示部23に表示させ、決済方法設定処理が開始される。
図9は本発明の決済方法設定処理のフロー図である。図10は決済方法選択画面110の画面構成の説明図である。図9に示す決済方法設定処理は、利用者端末2、事業者サーバ3および決済機関サーバ4等と連携して、決済代行サーバ5(制御部51)で行われる処理である。
図9に示すように、決済方法設定処理が開始されると、決済代行サーバ5は、通知対象である未回収代金データの決済方法が確定済かどうかを判断する(ステップS11)。通知対象となる未回収代金データの決済方法が確定していない場合(ステップS11:NO)、利用者端末2の表示部23(ディスプレイ)に、利用者に決済方法を選択させるための決済方法選択画面110(図10)を表示させる(ステップS12)。以下、図10~図22に示す各画面は、決済代行サーバ5にアクセスした利用者端末2の表示部23に表示されるものである。
決済方法選択画面110は、通知内容表示部111と、決済方法選択部112とを有している。通知内容表示部111は、通知対象となる未回収代金についての各種情報を表示するために設けられる。通知内容表示部111は、被請求者(決済方法選択画面110が表示された利用者端末2を使用する利用者)の氏名、「お支払いのご案内」などの基本情報を示す文字が表示される基本情報表示部111aと、請求内容を示す文字が表示される請求内容表示部111bとを有する。請求内容表示部111bには、請求者(事業者)の名称、未回収代金の請求内容(未回収代金の対価となる商品やサービス)の名称、請求金額、決済期限等が表示される。
決済方法選択部112は、未回収代金の決済に使用可能な複数の決済方法候補を利用者に提示し、決済方法候補の中から実際に決済に用いる決済方法を利用者に選択させるために設けられる。決済方法選択部112で提示される決済方法候補は、通知データ10に含まれる決済方法候補データ15に従って設定されている。本実施例では、払込票による決済方法(払込票方法)、インターネットからの電子決済による決済方法(電子決済方法)、クレジットカード(またはデビットカード)による決済方法(クレジットカード方法)、振替用の銀行口座(振替口座)を登録している場合に、次回の口座振替でまとめて支払う方法(合算振替方法)を選択することができる。すなわち、決済代行サーバ5は、決済要求処理を受けて、複数の決済方法候補を利用者端末2へ送信して利用者に提示する。
なお、払込票は、コンビニエンスストアなどの店舗、郵便局、その他の金融機関等で支払をするための用紙である。払込票は、任意の形式であってよく、たとえば、被請求者の氏名、請求者の名称、支払金額、支払期限、並びに1次元コード(バーコード)または2次元コードが印刷されている。たとえば、払込票は、ユーザに郵送で送付される。
1次元コード(バーコード)または2次元コードには、支払に必要な情報が含まれており、例えば、個々の支払を一意に識別する支払ID、支払先(請求者)を識別する請求者ID、支払金額、および支払期限といった情報が含まれている。
なお、払込票は、用紙に印刷されていなくてもよく、画面に電子的に表示されてもよい。この場合、払込票は、電子的なファイルとしてユーザに送付され、ユーザによって印刷されてもよい。さらに、払込票の電子データを用いて、電子決済により決済してもよい。この場合、利用者は店舗等に行かずに自宅で決済することもできる。このように、払込票の電子データを用いて、電子決済する方法をペーパーレス決済と呼ぶことがある。
電子決済とは、コンピュータを利用した電子的貨幣価値のデータの送受信によって行う決済である。電子決済で使用可能な電子的貨幣価値のデータは、任意の種類であってよく、たとえば、電子マネー、ポイント、または仮想通貨(暗号資産)を利用した決済である。
図10に示す例では、決済方法選択部112は、払込票方法(第1決済方法)を選択するための第1決済方法選択部113、電子決済方法(第2決済方法)を選択するための第2決済方法選択部114、クレジットカード方法(第3決済方法)を選択するための第3決済方法選択部115、および合算振替方法(第4決済方法)を選択するための第4決済方法選択部116を有する。すなわち、決済方法選択画面110を表示させることによって、利用者に未回収代金の支払いに使用することができる少なくとも1つ以上の決済方法候補を提示する。なお、図10で決済方法候補として提示されている決済方法は一例であり、これら以外の決済方法が提示されていてもよい。
第1決済方法選択部113、第2決済方法選択部114、第3決済方法選択部115、および第4決済方法選択部116のそれぞれには、決済方法を選択するための選択ボタン113a~116aを有する。なお、選択ボタン113a~116aは、いわゆるソフトウェアキー(操作ボタン)として機能する。以下、ソフトウェアキーを単に「ボタン」という。選択ボタン113a~116aが操作(選択)されると、各決済方法において必要な事項を入力し、決済方法を確定させるための種々の入力画面が表示される。すなわち、第1決済方法選択部113、第2決済方法選択部114、第3決済方法選択部115、および第4決済方法選択部116のそれぞれに設けられた選択ボタン113a~116aは、複数の決済方法候補の中から実際に未回収代金の決済に用いる決済方法の利用者による選択を受け付けるためのものである。
ここで、図9に戻って、決済代行サーバ5は、決済方法が選択され、必要事項が入力されたうえで、決済方法が確定されたかどうかを判断する(ステップS13)。決済方法が確定していない場合(ステップS13:NO)には、同じステップS13に戻る。一方、決済方法が確定された場合(ステップS13:YES)には、確定した決済方法(確定決済方法)を記憶し(ステップS14)、決済方法設定処理を終了する。以下、第1決済方法~第4決済方法のそれぞれにおいて決済方法が確定される際の具体的な動作例について説明する。
<払込票方法>
<払込票方法>
図11は第1決済方法(払込票方法)における宛先事項入力画面120の画面構成の説明図である。図12は払込票方法における宛先事項確認画面130の画面構成の説明図である。図13は払込票方法における手続完了画面140の画面構成の説明図である。
まず、決済方法選択画面110で第1決済方法選択部113の選択ボタン113aが操作された場合、すなわち、第1決済方法(払込票方法)が選択された場合の動作例について説明する。
第1決済方法(払込票方法)が選択されると、図11に示すような宛先事項入力画面120が表示される。宛先事項入力画面120は、払込票を利用者に郵送するために必要な宛先に関する事項(払込票の宛先事項)を利用者に入力させるための画面である。宛先事項入力画面120は、宛先事項の入力を促すための通知文121と、宛先事項の入力を受け付ける宛先事項入力部122と、戻るボタン123と、進行ボタン124とを有する。
払込票の宛先事項とは、たとえば郵便番号、住所、電話番号および宛名などである。宛先事項入力部122は、郵便番号の入力を受け付ける郵便番号入力部122a、住所の入力を受け付ける住所入力部122b、電話番号の入力を受け付ける電話番号入力部122c、宛名の入力を受け付ける宛名入力部122dを有する。郵便番号入力部122a、住所入力部122b、電話番号入力部122cおよび宛名入力部122dのそれぞれは、各事項に対応するテキストの入力を受け付けるテキストボックス(入力欄)を有する。
戻るボタン123は、宛先事項入力画面120で入力された事項をキャンセル(消去)して決済方法選択画面110に戻るためのボタンである。なお、後述する戻るボタン153も戻るボタン123と同様に各入力画面で入力された事項をキャンセルして決済方法選択画面110に戻る機能を有している。
進行ボタン124は、宛先事項入力画面120に入力された払込票の宛先事項を確定して次のステップに進むためのボタンである。進行ボタン124が操作されると、宛先事項入力部122に入力された内容で払込票の宛先事項が決定され、図12に示すような宛先事項確認画面130が表示される。なお、後述する進行ボタン154も進行ボタン124と同様に各入力画面で入力された事項を確定して次のステップに進む機能を有している。
宛先事項確認画面130は、宛先事項入力画面120で入力された払込票の宛先事項を利用者に確認させ、かつ、決済方法を払込票方法に確定するための画面である。宛先事項確認画面130は、払込票の宛先事項の確認を促すための通知文131と、払込票の宛先事項を表示する宛先事項表示部132と、注意部133と、宛先事項入力画面120に戻るための戻るボタン134と、払込票の宛先事項を決定し、決済方法を払込票方法に確定するための確定ボタン135とを有する。
宛先事項表示部132には、直前の宛先事項入力画面120で入力された払込票の宛先事項が表示されている。詳しくは、宛先事項表示部132は、郵便番号を表示する郵便番号表示部132a、住所を表示する住所表示部132b、電話番号を表示する電話番号表示部132c、宛名を表示する宛名表示部132dを有する。利用者は、宛先事項表示部132を見ることによって、自身が入力した払込票の宛先事項が正しいかどうかを確認することができる。
注意部133は、確定ボタン135を操作する(押す)ことによって決済方法が払込票方法に確定され、その後決済方法を変更できなくなることを利用者に通知し、注意を促すために設けられる。たとえば、注意部133は、確定ボタン135を押すと決済方法を変更できなくなることを示す注意文を有している。このような注意部133が設けられていることによって、利用者は、確定ボタン135を押すことによって決済方法が確定することおよびその後決済方法を変更できなくなることを認識し、確定ボタン135の操作を慎重に行うことなる。したがって、操作間違い等によって意図しない決済方法を選択することを抑制ないし防止することができる。また、戻るボタン134によって宛先事項入力画面120に戻ることができ、宛先事項入力画面120にも戻るボタン123があることから、宛先事項確認画面130から決済方法選択画面110まで戻り、適切な決済方法を選択し直すことができる。したがって、事業者および利用者(消費者)双方の利便性の向上を図ることができる。
確定ボタン135が操作されると、払込票の宛先事項が決定され、かつ、決済方法が払込票方法に確定される(ステップS13:YES)。決済方法が払込票方法に確定されると、図13に示すような手続完了画面140が表示される。手続完了画面140は、決済方法を選択する手続きが確定したことを利用者に通知するための画面である。手続完了画面140は、決済方法を選択する手続きが確定したことを通知するための通知文141と、請求内容を表示する請求内容表示部142と、閉じるボタン143とを有する。請求内容表示部142には、請求内容表示部111b(図10参照)に対応した内容、すなわち、請求者の名称、未回収代金の請求内容の名称、請求金額、決済期限等が表示される。閉じるボタン143が操作されると、手続完了画面140が非表示になる。
<電子決済方法>
<電子決済方法>
図14は電子決済方法における宛先事項入力画面150の画面構成の説明図である。図15は電子決済方法における宛先事項確認画面160の画面構成の説明図である。図16は電子決済方法における通知メール170の画面構成例を示す説明図である。
次に、決済方法選択画面110で第2決済方法選択部114の選択ボタン114aが操作された場合、すなわち、第2決済方法(電子決済方法)が選択された場合の動作例について説明する。
第2決済方法(電子決済方法)が選択されると、図14に示すような宛先事項入力画面150が表示される。宛先事項入力画面150は、電子決済を行うために必要な事項、すなわち電子決済を行うための通知メールの送付先となる事項(電子決済に関する宛先事項)を利用者に入力させるための画面である。宛先事項入力画面150は、電子決済に関する宛先事項の入力を促すための通知文151と、電子決済に関する宛先事項の入力を受け付ける宛先事項入力部152と、戻るボタン153と、進行ボタン154とを有する。
電子決済に関する宛先事項とは、たとえばメールアドレスおよび電話番号などである。宛先事項入力部152は、メールアドレスの入力を受け付けるメールアドレス入力部152a、電話番号の入力を受け付ける電話番号入力部152bを有する。メールアドレス入力部152aおよび電話番号入力部152bのそれぞれは、宛先事項に対応するテキストの入力を受け付けるテキストボックスを有する。
進行ボタン124が操作されると、宛先事項入力部122に入力された内容で電子決済に関する宛先事項が決定され、図15に示すような宛先事項確認画面160が表示される。宛先事項確認画面160は、宛先事項入力画面150で入力された電子決済に関する宛先事項を利用者に確認させ、かつ、決済方法を電子決済方法に確定するための画面である。宛先事項確認画面160は、電子決済に関する宛先事項の確認を促すための通知文161と、電子決済に関する宛先事項を表示する宛先事項表示部162と、注意部163と、宛先事項入力画面150に戻るための戻るボタン164と、電子決済に関する宛先事項を決定し、決済方法を電子決済方法に確定するための確定ボタン165とを有する。
宛先事項表示部162には、直前の宛先事項入力画面150で入力された電子決済に関する宛先事項が表示されている。詳しくは、宛先事項表示部162は、メールアドレスを表示するメールアドレス表示部162a、電話番号を表示する電話番号表示部162bを有する。利用者は、宛先事項表示部162を見ることによって、自身が入力した電子決済に関する宛先事項が正しいかどうかを確認することができる。
注意部163は、確定ボタン165を操作する(押す)ことによって決済方法が電子決済方法に確定され、その後決済方法を変更できなくなることを利用者に通知し、注意を促すために設けられる。たとえば、注意部163は、確定ボタン165を押すと決済方法を変更できなくなることを示す注意文を有している。このような注意部163が設けられていることによって、利用者は、確定ボタン165を押すことによって決済方法が確定することおよびその後決済方法を変更できなくなることを認識し、確定ボタン165の操作を慎重に行うことなる。したがって、操作間違い等によって意図しない決済方法を選択することを抑制ないし防止することができる。また、戻るボタン164を操作して決済方法選択画面110まで戻り、適切な決済方法を選択し直すこともできる。
確定ボタン165が操作されると、電子決済に関する宛先事項が決定され、かつ、決済方法が電子決済方法に確定される(ステップS13:YES)。決済方法が電子決済方法に確定されると、図16に示すような内容の通知メール170が利用者(被請求者)の利用者端末2に通知される。通知メール170は、通知文171と、電子決済用リンク172とを有する。
通知文171は、通知メール170の本文となるものであり、電子決済の手続きを促すような文によって構成される。通知文171には、電子決済用リンク172の有効期限(電子決済の決済期限)の情報が含まれる。
電子決済用リンク172は、決済代行サーバ5にアクセスし、電子決済を行うための適宜のWEBページを表示させるためのハイパーリンクである。電子決済用リンク172は、WEBページを表示させるためのURL等の文字を表示した文字リンクであってもよいし、画像リンクやボタン式のリンクであってもよい。なお、電子決済用リンク172は、電子決済を取り扱う決済機関サーバ4に直接アクセスするためのハイパーリンクであってもよい。この場合、決済機関サーバ4が提供する電子決済を行うための適宜のWEBページが利用者端末2の表示部23に表示される。
<クレジットカード方法>
<クレジットカード方法>
図17はクレジットカード方法における選択確認画面180の画面構成の説明図である。図18はクレジットカード方法におけるカード情報入力画面190の画面構成の説明図である。
次に、決済方法選択画面110で第3決済方法選択部115の選択ボタン115aが操作された場合、すなわち、第3決済方法(クレジットカード方法)が選択された場合の動作例について説明する。
第3決済方法(クレジットカード方法)が選択されると、図17に示すような選択確認画面180が表示される。選択確認画面180は、クレジットカード方法を選択したことを利用者に確認させ、および決済方法を確定させるための画面である。選択確認画面180は、クレジットカード方法が選択されていることを通知するための通知文181と、請求内容を表示する請求内容表示部182と、注意部183と、決済方法選択画面110に戻るための戻るボタン184と、決済方法を確定させるための確定ボタン185とを有する。請求内容表示部182には、請求内容表示部111b(図10参照)等に対応して、請求者の名称、未回収代金の請求内容の名称、請求金額等が表示される。
注意部183は、確定ボタン185を操作する(押す)ことによって決済方法がクレジットカード方法に確定され、その後決済方法を変更できなくなることを利用者に通知し、注意を促すために設けられる。たとえば、注意部183は、確定ボタン185を押すと決済方法を変更できなくなることを示す注意文を有する。このような注意部183が設けられていることによって、利用者は、確定ボタン185を押すことによって決済方法が確定することおよびその後決済方法を変更できなくなることを認識し、確定ボタン185の操作を慎重に行うことなる。したがって、操作間違い等によって意図しない決済方法を選択することを抑制ないし防止することができる。また、戻るボタン184を操作して決済方法選択画面110まで戻り、適切な決済方法を選択し直すこともできる。
確定ボタン185が操作されると、決済方法がクレジットカード方法に確定される(ステップS13:YES)。決済方法がクレジットカード方法に確定されると、図18に示すようなカード情報入力画面190が表示される。カード情報入力画面190は、クレジットカードで決済するために必要な情報(カード情報)の入力を促す通知文191と、カード情報の入力を受け付けるカード情報入力部192と、決済を実行する決済実行ボタン193とを有する。
カード情報とは、たとえばカード番号、カード有効期限およびセキュリティコードなどである。カード情報入力部192は、カード番号を入力するためのカード番号入力部192a、カード有効期限を入力するためのカード有効期限入力部192b、セキュリティコードを入力するためのセキュリティコード入力部192cを有する。カード情報入力部192に正しいカード情報が入力され、決済実行ボタン193が操作されると、クレジットカードによる決済が実行される。
<合算振替方法>
<合算振替方法>
図19は合算振替方法における選択確認画面の画面構成の説明図である。次に、決済方法選択画面110で第4決済方法選択部116の選択ボタン116aが操作された場合、すなわち、第4決済方法(合算振替方法)が選択された場合の動作例について説明する。
第4決済方法(合算振替方法)が選択されると、図19に示すような選択確認画面200が表示される。選択確認画面200は、次回の口座振替でまとめて支払う合算振替方法を選択したことを利用者に確認させ、および決済方法を確定させるための画面である。選択確認画面200は、合算振替方法が選択されていることを通知するための通知文201と、請求内容を表示する請求内容表示部202と、注意部203と、決済方法選択画面110に戻るための戻るボタン204と、決済方法を確定させるための確定ボタン205とを有する。請求内容表示部202には、請求内容表示部111b(図10参照)等に対応して、請求者の名称、未回収代金の請求内容の名称、請求金額等が表示される。
注意部203は、確定ボタン205を操作する(押す)ことによって決済方法が合算振替方法に確定され、その後決済方法を変更できなくなることを利用者に通知し、注意を促すために設けられる。たとえば、注意部203は、確定ボタン205を押すと決済方法を変更できなくなることを示す注意文を有する。このような注意部203が設けられていることによって、利用者は、確定ボタン205を押すことによって決済方法が確定することおよびその後決済方法を変更できなくなることを認識し、確定ボタン205の操作を慎重に行うことなる。したがって、操作間違い等によって意図しない決済方法を選択することを抑制ないし防止することができる。また、戻るボタン204を操作して決済方法選択画面110まで戻り、適切な決済方法を選択し直すこともできる。
確定ボタン205が操作されると、決済方法が合算振替方法に確定される(ステップS13:YES)。決済方法が合算振替方法に確定されると、予め設定された口座振替のタイミングで、未回収代金が支払われる。
以上のような流れで、第1決済方法~第4決済方法のそれぞれにおいて決済方法が確定され(ステップS13:YES)には、確定した決済方法(確定決済方法)を記憶し(ステップS14)、決済方法設定処理を終了する。
<確定決済方法設定後の再選択の禁止>
<確定決済方法設定後の再選択の禁止>
一方、図9に戻って、通知対象となる未回収代金データの決済方法が確定している場合(ステップS11:YES)、図20に示すようなエラー画面210を表示して、決済方法設定処理を終了する。
エラー画面210は、既に未回収代金データの決済方法が確定していることを利用者に通知するための画面である。エラー画面210は、既に未回収代金データの決済方法が確定していること(確定決済方法が設定されていること)を通知するための通知文211と、閉じるボタン212とを有する。閉じるボタン212が操作されると、エラー画面210が非表示になる。すなわち、決済代行サーバ5は、通知対象となる未回収代金データの決済方法が確定している場合、未回収代金に係る決済方法が確定されていることを示す確定済み情報を利用者端末2へ送信して利用者に通知する。
すなわち、通知対象となる未回収代金データの決済方法が確定している場合、決済方法の再選択ができない状態となっている(決済方法の再選択が禁止されている)。
以上の構成および動作により、本発明の決済システム1では、通知対象となる未回収代金データの決済方法が確定している場合、再度決済方法を選択することが禁止されており、既に未回収代金データの決済方法が確定していることが通知される。このため、本発明の決済システム1では、確定決済方法が一度設定されると、確定決済方法によってのみ決済が可能な状態となり、複数の決済方法によって同一の商品またはサービスの代金を支払ってしまう所謂二重支払いを防止することができる。したがって、二重支払いが発生した場合の返金処理などにおいて消費者の手間が増えることを防止し、利便性の向上を図ることができる。
この発明の決済代行サーバは上記実施形態の決済代行サーバ5に対応し、利用者端末は利用者端末2に対応し、候補設定手段は決済方法候補設定プログラム54bおよびこれに従って動作する制御部51に対応し、提示手段は決済方法選択部112に対応し、選択受付手段は第1決済方法選択部113、第2決済方法選択部114、第3決済方法選択部115、第4決済方法選択部116のそれぞれおよび選択ボタン113a~116aに対応し、確定手段は確定ボタン135、165、185、205に対応し、禁止手段はステップS3、ステップS9およびこれらを実行する制御部51等に対応し、注意手段は注意部133、163、183、203、ステップS3、ステップS10および決済方法選択プログラム54cおよびこれに従って動作する制御部51に対応し、通知手段は通知文211(エラー画面210)に対応し、記憶手段は補助記憶部53に対応するが、この発明は本実施形態に限られず他の様々な実施形態とすることができる。また、上述の実施形態で挙げた画面および具体的な構成等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。
図21は変形例の決済方法選択画面110Aの画面構成の説明図である。たとえば、決済方法毎に決済金額の上限が設定されていてもよい。この場合、決済金額の上限を超えている決済方法に対応する選択ボタンが選択できないように無効化されている。図21に示す例では、決済方法選択画面110Aの第1決済方法選択部113の選択ボタンのうち、第1決済方法(払込票方法)に対応する選択ボタン113aと、第2決済方法(電子決済方法)に対応する選択ボタン113bとが無効化されている。これは、払込票方法および電子決済方法の決済金額の上限が30万円であるのに対し、決済金額が35万円であり、払込票方法および電子決済方法の決済金額の上限を超えているためである。このようにすれば、決済方法選択画面110Aを表示した時点で決済可能な決済方法のみを利用者に提示することができる。
図22はその他の変形例の決済方法選択画面110Bの画面構成の説明図である。また、事業者毎に選択可能な決済方法が制限されていてもよい。この場合、通知対象となる未回収代金を請求する事業者が制限した決済方法に対応する選択ボタンが選択できないように無効化されている。
図22に示す例では、決済方法選択画面110Bの第1決済方法選択部113の選択ボタンのうち、第2決済方法(電子決済方法)に対応する選択ボタン113bが無効化されている。すなわち、図22に示す例では、事業者によって第2決済方法(電子決済方法)による決済が制限されている(認められていない)。このようにすれば、事業者毎にカスタマイズされた最適な決済システムを提供することができる。
また、進行ボタン124,154(図11、図14参照)は、各入力画面(宛先事項入力画面120,宛先事項入力画面150)において宛先事項が全て入力されるまで(宛先事項が揃うまで)操作できないように無効化されていてもよい。
さらに、図10に示すような決済方法選択画面110において選択ボタン113a~116aに代えて、決済方法選択部112で提示される決済方法候補の詳細な情報(決済方法候補の詳細情報)の表示/非表示を切り替えるための切替ボタンが設けられていても良い。たとえば、決済方法候補の詳細情報としては、払込票で決済可能な店舗の情報、電子決済で決済可能な電子的貨幣価値のデータの種類の情報、およびクレジットカード方法で決済可能なクレジットカードのブランドの情報等である。この場合、選択ボタン113a~116aのそれぞれは、決済方法候補の詳細情報が表示されているときに決済方法選択画面110に表示されるようにしても良い。
この発明は、商品またはサービスの代金の決済代行に関する産業に利用することができる。
1…決済システム
2…利用者端末
3…事業者サーバ
4…決済機関サーバ
5…決済代行サーバ
51…制御部
2…利用者端末
3…事業者サーバ
4…決済機関サーバ
5…決済代行サーバ
51…制御部
Claims (7)
- 事業者から商品またはサービスの提供を受ける利用者が使用する利用者端末と通信可能な決済代行サーバであって、
前記事業者からの前記商品または前記サービスに係る未回収代金の回収に係る回収要求処理を受けて、当該未回収代金の決済に使用可能な決済方法の候補となる複数の決済方法候補を設定する候補設定手段と、
前記利用者端末からの前記未回収代金の決済に係る決済要求処理を受けて、前記複数の決済方法候補を当該利用者端末へ送信して利用者に提示する提示手段と、
前記複数の決済方法候補の中から実際に前記未回収代金の決済に用いる決済方法の利用者による選択を受け付ける選択受付手段と、
前記選択受付手段において受け付けた決済方法を前記未回収代金の決済に用いる確定決済方法として確定させるための確定手段と、
前記確定決済方法が確定された後、当該確定決済方法に係る前記未回収代金の決済の決済方法の再選択を禁止する禁止手段を備えた
決済代行サーバ。 - 前記選択受付手段において利用者の選択を受け付けて決済方法を確定させる前に、前記決済方法を確定させると決済方法を変更できなくなることを示す注意情報を当該利用者端末へ送信して利用者に通知し、注意を促す注意手段をさらに備えた
請求項1記載の決済代行サーバ。 - 前記禁止手段によって決済方法の再選択が禁止された後、前記利用者端末からの前記決済要求処理を受け付けた場合に、当該未回収代金に係る決済方法が確定されていることを示す確定済み情報を当該利用者端末へ送信して利用者に通知する通知手段をさらに備えた
請求項1または2記載の決済代行サーバ。 - 複数の前記事業者のそれぞれにおいて使用可能な決済方法を記憶する記憶手段を備え、
前記候補設定手段は、前記未回収代金に係る事業者が使用可能な決済方法に応じて前記複数の決済方法候補を設定する
請求項1記載の決済代行サーバ。 - 事業者から商品またはサービスの提供を受ける利用者が使用する利用者端末、および当該利用者端末と通信可能な決済代行サーバを用い、
前記事業者からの前記商品または前記サービスに係る未回収代金の回収に係る回収要求処理を受けて、当該未回収代金の決済に使用可能な決済方法の候補となる複数の決済方法候補を設定し、
前記利用者端末からの前記未回収代金の決済に係る決済要求処理を受けて、前記複数の決済方法候補を当該利用者端末へ送信して利用者に提示し、
前記複数の決済方法候補の中から実際に前記未回収代金の決済に用いる決済方法の利用者による選択を受け付け、
受け付けた決済方法を前記未回収代金の決済に用いる確定決済方法として確定させ、
前記確定決済方法が確定された後、当該確定決済方法に係る前記未回収代金の決済の決済方法の再選択を禁止する
決済代行方法。 - 事業者から商品またはサービスの提供を受ける利用者が使用する利用者端末と通信可能な決済代行サーバを制御するコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記事業者からの前記商品または前記サービスに係る未回収代金の回収に係る回収要求処理を受けて、当該未回収代金の決済に使用可能な決済方法の候補となる複数の決済方法候補を設定する候補設定手段と、
前記利用者端末からの前記未回収代金の決済に係る決済要求処理を受けて、前記複数の決済方法候補を当該利用者端末へ送信して利用者に提示する提示手段と、
前記複数の決済方法候補の中から実際に前記未回収代金の決済に用いる決済方法の利用者による選択を受け付ける選択受付手段と、
前記選択受付手段において受け付けた決済方法を前記未回収代金の決済に用いる確定決済方法として確定させるための確定手段と、
前記確定決済方法が確定された後、当該確定決済方法に係る前記未回収代金の決済の決済方法の再選択を禁止する禁止手段として機能させる
決済代行プログラム。 - 事業者から商品またはサービスの提供を受ける利用者が使用する利用者端末と、前記利用者端末と通信可能な決済代行サーバであって、
前記決済代行サーバは、
前記事業者からの前記商品または前記サービスに係る未回収代金の回収に係る回収要求処理を受けて、当該未回収代金の決済に使用可能な決済方法の候補となる複数の決済方法候補を設定する候補設定手段と、
前記利用者端末からの前記未回収代金の決済に係る決済要求処理を受けて、前記複数の決済方法候補を当該利用者端末へ送信して利用者に提示する提示手段と、
前記複数の決済方法候補の中から実際に前記未回収代金の決済に用いる決済方法の利用者による選択を受け付ける選択受付手段と、
前記選択受付手段において受け付けた決済方法を前記未回収代金の決済に用いる確定決済方法として確定させるための確定手段と、
前記確定決済方法が確定された後、当該確定決済方法に係る前記未回収代金の決済の決済方法の再選択を禁止する禁止手段を備えた
決済代行システム。
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A621 | Written request for application examination |
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