JP2023156156A - 成膜方法及び成膜装置 - Google Patents

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祐輔 氏原
Yusuke Ujihara
応樹 武井
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Abstract

【課題】マグネトロンスパッタリングにより膜質の制御性に優れた成膜を行うことが可能な成膜方法及び成膜装置を提供すること。【解決手段】本発明に係る成膜方法は、各ロータリターゲットが中心軸とターゲット面とを有し、中心軸の周りに回転可能な磁石を内部に備え、中心軸が互いに平行である複数のロータリターゲットを用い、複数のロータリターゲットのそれぞれにおいて、ターゲット面の基板側を基板側面とし、ターゲット面の基板側面とは反対側を反基板側面とした場合、反基板側面が面する空間である反基板側空間の圧力を基板側面が面する空間である基板側空間の圧力より高くする。複数のロータリターゲットに放電電力を供給して基板にスパッタリング成膜を行い、放電電力の供給開始から供給停止の間で、磁石を中心軸の周りに回転させ、内部から基板側面に対向する位置と内部から反基板側面に対向する位置の間で移動させる。【選択図】図4

Description

本発明は、ロータリターゲットを用いたマグネトロンスパッタリングによる成膜方法及び成膜装置に関する。
スパッタリングでは、真空中に導入したスパッタリングガスへ放電を行うことによりスパッタリングガスをプラズマ化し、生成したイオンをターゲットに衝突させてスパッタリング粒子を発生させ、基板上にスパッタリング粒子を堆積させる。マグネトロンスパッタリングは、ターゲット近傍に配置した磁石を用いて磁場の中に電子を囲い込むことでターゲット近傍に高密度プラズマ領域を作り、イオンをターゲットに効率的に衝突させることにより成膜の高速化が可能である。
マグネトロンスパッタリング装置には、基板に対向させた円筒状のスパッタリングターゲット(以下、ロータリターゲット)中に磁石を配置し、磁石を回転させることにより、ロータリターゲット表面におけるプラズマ密度を変化させるものが開発されている(例えば特許文献1参照)。この装置では、磁石を回転させることによりロータリターゲット間でのスパッタリング粒子の量を均一化させることが可能となっている。
特開2020-200520号公報
しかしながら、マグネトロンスパッタリングでは、放電開始時や放電停止時に膜質の制御が困難となる場合がある。これは、放電開始時にはターゲットの表面状態やプラズマ発生空間の状態が膜質に影響し、放電停止時にはスパッタリング粒子と反応性ガスの比率が変動するためである。特に薄膜トランジスタ等の素子では膜質により素子性能に影響が生じるため、このような素子をマグネトロンスパッタリングにより製造する際には膜質制御が重要となる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、マグネトロンスパッタリングにより膜質の制御性に優れた成膜を行うことが可能な成膜方法及び成膜装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る成膜方法は、各ロータリターゲットが中心軸とターゲット面とを有し、上記中心軸の周りに回転可能な磁石を内部に備え、上記中心軸が互いに平行である複数のロータリターゲットを用いて基板にスパッタリング成膜を行う成膜方法である。
上記成膜方法では、上記複数のロータリターゲットのそれぞれにおいて、上記ターゲット面の上記基板側を基板側面とし、上記ターゲット面の上記基板側面とは反対側を反基板側面とした場合、上記反基板側面が面する空間である反基板側空間の圧力を上記基板側面が面する空間である基板側空間の圧力より高くする。
上記複数のロータリターゲットに放電電力を供給して上記基板にスパッタリング成膜を行い、上記放電電力の供給開始から供給停止の間で、上記磁石を上記中心軸の周りに回転させ、上記内部から上記基板側面に対向する位置と上記内部から上記反基板側面に対向する位置の間で移動させる。
この成膜方法では、磁石を内部から基板側面に対向する位置に移動させると、基板側面から飛散したスパッタリング材料が基板に堆積し、着膜する。一方、磁石を内部から反基板側面に対向する位置に移動させると、反基板側面から飛散したスパッタリング材料が基板に着膜しない。反基板側空間の圧力を基板側空間の圧力より高くしておくことにより、反基板側空間で放電を生じやすくし、基板側空間で成膜に適した条件で成膜することができる。また、放電開始時や放電終了時は膜質の制御性が低下するが、この際に基板への着膜を防止することで膜質の制御性に優れた成膜を行うことが可能となる。
上記スパッタリング成膜を行う工程では、上記磁石が上記内部から上記反基板側面に対向する位置にあるときに上記放電電力の供給を開始し、上記磁石を上記内部から上記基板側面に対向する位置に移動させて上記放電電力の供給を継続してもよい。
上記スパッタリング成膜を行う工程では、上記磁石が上記内部から上記基板側面に対向する位置にあるときに上記放電電力の供給を継続し、上記磁石を上記内部から上記反基板側面に対向する位置に移動させて上記放電電力の供給を停止してもよい。
上記スパッタリング成膜を行う工程では、上記磁石が上記内部から上記反基板側面に対向する位置にあるときに上記放電電力の供給を開始し、上記磁石を上記内部から上記基板側面に対向する位置に移動させて上記放電電力の供給を継続し、上記磁石を上記内部から上記反基板側面に対向する位置に移動させて上記放電電力の供給を停止してもよい。
上記成膜方法では、上記磁石が上記基板に最も接近する位置を基準位置とし、上記基準位置に位置しているときの上記磁石の回転角を0°とし、上記磁石を反時計回り方向に回転させるときの回転角度を正の回転角度とした場合、上記磁石が上記内部から上記反基板側面に対向する位置は上記回転角度が100°以上260°以下の位置であってもよい。
上記反基板側空間の圧力を上記基板側空間の圧力より高くする工程では、上記反基板側空間にガスを供給し、上記反基板側空間の圧力を高くしてもよい。
上記ガスは、スパッタリングガスと反応性ガスを混合したガスであってもよい。
上記基板側空間の圧力は0.3Pa以下であり、上記反基板側空間の圧力は0.4Pa以上であってもよい。
上記複数のロータリターゲット間の距離は80mm以下であってもよい。
上記スパッタリング成膜を行う工程では、酸化物半導体材料を上記基板上に成膜してもよい。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る成膜装置は、複数のロータリターゲットと、ガス導入部と、制御部とを具備する。
上記複数のロータリターゲットは、各ロータリターゲットが中心軸とターゲット面とを有し、上記中心軸の周りに回転可能な磁石を内部に備え、上記中心軸が互いに平行である。
上記ガス導入部は、上記複数のロータリターゲットのそれぞれにおいて、上記ターゲット面の上記基板側を基板側面とし、上記ターゲット面の上記基板側面とは反対側を反基板側面とした場合、上記反基板側面が面する空間である反基板側空間に設けられ、ガスを放出して上記反基板側空間の圧力を上記基板側面が面する空間である基板側空間の圧力より高くする。
上記制御部は、上記複数のロータリターゲットに放電電力を供給して上記基板にスパッタリング成膜を行い、上記放電電力の供給開始から供給停止の間で、上記磁石を上記中心軸の周りに回転させ、上記内部から上記基板側面に対向する位置と上記内部から上記反基板側面に対向する位置の間で移動させる。
以上のように、本発明によれば、マグネトロンスパッタリングにより膜質の制御性に優れた成膜を行うことが可能な成膜方法及び成膜装置を提供することが可能である。
本発明の実施形態に係る成膜方法により作成可能なトップゲート型TFTの模式図である。 上記成膜方法により作成可能なダウンゲート型TFTの模式図である。 上記膜方法により作成可能なダブルゲート型TFTの模式図である。 本発明の実施形態に係る成膜装置の模式図である。 上記成膜装置の一部構成の模式図である。 上記成膜装置が備えるロータリターゲットの斜視図である。 上記成膜装置が備えるロータリターゲットの断面図である。 上記成膜装置が備えるロータリターゲットのターゲット面と基板の位置関係を示す模式図である。 上記成膜装置が備えるロータリターゲットの磁石の配置を示す模式図である。 上記成膜装置における磁石ユニットの回転角度を示す模式図である。 上記成膜装置における磁石ユニットの回転角度を示す模式図である。 上記成膜装置における磁石ユニットの、基板側面と対向する回転角度を示す模式図である。 上記成膜装置における磁石ユニットの、反基板側面と対向する回転角度を示す模式図である。 上記成膜装置における基板側空間と反基板側空間を示す模式図である。 上記成膜装置が備えるロータリターゲットの間隙を示す模式図である。 上記成膜装置による成膜方法のガス導入工程の模式図である。 上記成膜装置による成膜方法の放電開始時及び放電終了時の模式図である。 上記成膜装置による成膜方法の放電継続時の模式図である。 本発明及び比較例に係る成膜方法によって成膜された膜の模式図である。 上記成膜装置における磁石ユニットの回転角度と成膜速度の関係を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[成膜対象物について]
本実施形態に係る成膜方法により製造することが可能なTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)の構成について説明する。図1はトップゲート型のTFT510を示し、図2はボトムゲート型のTFT520、図3はダブルゲート型のTFT530を示す。
図1乃至図3において各TFTは基板501、チャネル層502、ゲート絶縁膜503、ゲート電極504、ソース電極505、ドレイン電極506、層間絶縁膜507、遮光層508及びバッファー層509を備える。各層の材料は各層の機能に応じて選択され、例えばチャネル層502はIGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)等の酸化物半導体材料からなる。
図1乃至図3に示す各TFTにおいてゲート電極504に電圧を印加すると、チャネル層502のゲート電極504側にチャネル領域Cが形成され、ソース電極505とドレイン電極506の間に電圧を印加すると、チャネル領域Cを介して電流が流れる。一方、ゲート電極504に電圧を印加しないと、チャネル層502にチャネル領域Cが形成されず、ソース電極505とドレイン電極506の間に電圧を印加しても電流が流れない。
図1乃至図3に示すように、各TFTにおいてチャネル領域Cの形成位置は異なり、トップゲート型のTFT510(図1参照)ではチャネル層502の最上層に、ボトムゲート型のTFT520(図2参照)ではチャネル層502の最下層にチャネル領域Cが形成される。また、ダブルゲート型のTFT530(図3参照)ではチャネル層502の最上層及び最下層の両方にチャネル領域Cが形成される。
各TFTにおいてチャネル層502のうちチャネル領域Cが形成される部分では、チャネル層502の膜質が電子移動度といったチャネル領域Cの性質に影響を与える。したがって、各TFTのチャネル層502を生成する際、チャネル領域Cの位置に応じてチャネル層502の膜質制御が重要となる。
[成膜装置について]
本実施形態に係る成膜装置について説明する。図4は本実施形態に係る成膜装置100の模式図であり、図5は成膜装置100の一部構成を示す断面図である。成膜装置100はマグネトロンスパッタリング装置である。これらの図に示すように、成膜装置100は真空チャンバ110、複数のロータリターゲット120、防着板130、ガス導入部140、基板ホルダ150及び制御部160を備える。基板ホルダ150には成膜対象物である基板Sが装着されている。
真空チャンバ110は、内部空間111を形成する。真空チャンバ110にはガス供給系112及び排気系113が設けられている。ガス供給系112はガス導入部140に接続され、後述するスパッタリング用ガスをガス導入部140に供給する。排気系113は図示しない真空ポンプに接続され、内部空間111を真空排気する。
図6はロータリターゲット120を示す斜視図である。ロータリターゲット120は中心軸121の周りに回転可能に構成されている。成膜装置100が備える複数のロータリターゲット120は、それぞれの中心軸121が互いに平行となるように配置されている。なお、複数のロータリターゲット120は図5に示すように中心軸121が同一平面(X-Y平面)上に位置するように配置されてもよく、複数のロータリターゲット120が基板Sに対して凹型又は凸型となるように中心軸121がずれて配置されてもよい。
図5に示すように複数のロータリターゲット120は中心軸121に直交する一方向(Z方向)において基板Sと対向する。なお、図4では10本のロータリターゲット120を示すが、成膜装置100が備えるロータリターゲット120の数は特に限定されず、基板Sのサイズに応じて適宜変更される。
図7は一つのロータリターゲット120を示す断面図である。同図に示すようにロータリターゲット120はターゲット部123及び磁石ユニット124を備える。ターゲット部123はターゲット材料からなり、中心軸121を中心とする円筒形状を有する。成膜装置100により成膜可能な成膜材料は特に限定されないが、例えばIGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、ITO(Indium Tin Oxide)、IAZO(Indium Aluminium Zinc Oxide)、IATO(Indium Aluminium Tin Oxide)等の酸化物半導体であり、ターゲット材料はこれらの成膜材料に応じて選択される。以下、ターゲット部123の表面をターゲット面125とする。
図8はターゲット面125と基板Sの位置関係を示す模式図である。同図に示すように、ターゲット面125のうち基板S側の面を基板側面125aとし、ターゲット面125のうち基板側面125aとは反対側の面を反基板側面125bとする。図8では基板側面125aを太線で示す。図8では一つのロータリターゲット120を示すが、他のロータリターゲット120も同様に基板側面125aと反基板側面125bを有する。
磁石ユニット124は、図7に示すようにロータリターゲット120内に配置され、図示しない回転機構により中心軸121の周りに回転可能に構成されている。磁石ユニット124は、ヨーク126、N極磁石127及びS極磁石128を備え、N極磁石127及びS極磁石128がロータリターゲット120の内部からターゲット部123に対向するように配置されている。図9はN極磁石127及びS極磁石128のターゲット部123に対する配置を示す模式図である。同図に示すようにN極磁石127はS極磁石128の周囲を囲み、N極磁石127及びS極磁石128は中心軸121の延伸方向(X方向)に沿って、ターゲット部123と同等の長さを有する。なお、N極磁石127とS極磁石128の磁極は反対であってもよい。
図10及び図11は磁石ユニット124の回転角度を示す模式図である。図10に示すように、磁石ユニット124が基板Sに最も接近する位置を基準位置とし、磁石ユニット124が基準位置に位置しているときの磁石ユニット124の回転角度を0°とする。中心軸121から基板Sに垂線を引いた場合、この垂線と磁石ユニット124の中心Rとが一致した位置が磁石ユニット124の回転角度0°に相当する。また、図11に実線で示すように、磁石ユニット124を、中心軸121の周りに反時計回り方向に回転させるときの回転角度を正の回転角度(+θ)とする。さらに図11に破線で示すように、磁石ユニット124を中心軸121の周りに時計回り方向に回転させるときの回転角度を負の回転角度(-θ)とする。
成膜装置100では、磁石ユニット124を中心軸121の周りに回転させ、基板側面125aに対向する位置と、反基板側面125bに対向する位置の間で移動させる。図12は、磁石ユニット124の基板側面125aに対向する位置を示す模式図である。同図に示すように磁石ユニット124がロータリターゲット120の内側から基板側面125aに対向するときの、磁石ユニット124の回転角度範囲を角度範囲H1とする。角度範囲H1は0°以上90°以下及び270°以上360°以下であり、0°以上30°以下及び330°以上360°以下が好適である。
また、図13は、磁石ユニット124の反基板側面125bに対向する位置を示す模式図である。同図に示すように磁石ユニット124がロータリターゲット120の内側から反基板側面125bに対向するときの、磁石ユニット124の回転角度範囲を角度範囲H2とする。角度範囲H2は90°以上270°以下であり、100°以上260°以下が好適である。
ロータリターゲット120は以上のような構成を有する。図14は内部空間111とロータリターゲット120の関係を示す模式図である。同図に示すように内部空間111は基板側空間111aと反基板側空間111bを有する。基板側空間111aは、内部空間111のうち基板側面125aが面する空間であり、反基板側空間111bは、内部空間111のうち反基板側面125bが面する空間である。上述した排気系113(図4参照)は基板側空間111aに接続されている。
基板側空間111aと反基板側空間111bは、隣接するロータリターゲット120間の間隙を介して連通する。図15は、ロータリターゲット120間の間隙129を示す模式図である。間隙129の最小の幅を幅Lとすると、幅Lは80mm以下が好適である。
防着板130は、反基板側空間111bに配置され、真空チャンバ110への成膜材料の付着を防止する。防着板130の材料及び形状は特に限定されない。ガス導入部140は反基板側空間111bに設けられ、ガス供給系112(図4参照)から供給されるスパッタリング用ガスを反基板側空間111bに放出する。このスパッタリング用ガスはスパッタリングガスと反応性ガスを含む。スパッタリングガスは放電によりイオン化されるガスであり、例えばArである。反応性ガスは上記イオンの衝突より生じるターゲット材料の粒子と化学反応を生じるガスであり、例えばOである。ガス導入部140は図4に示すように防着板130上に設けられてもよく、反基板側空間111b内の他の位置に設けられてもよい。
基板ホルダ150は基板側空間111aに設けられ、基板Sを保持する。基板ホルダ150は基板Sの保持が可能なものであればよく、その構成は特に限定されない。制御部160は、電源161及び回転駆動部162を制御する。電源161はロータリターゲット120に供給される放電電力の電源であり、DC電源でもよく、RF、VHF等の高周波電源でもよい。回転駆動部162は、磁石ユニット124の回転機構を駆動し、磁石ユニット124の回転角度を制御する。
[成膜方法について]
成膜装置100による成膜方法について説明する。図16乃至図18は、成膜装置100による成膜方法を示す模式図である。本成膜方法では、まず、排気系113(図4参照)により内部空間111を真空排気する。内部空間111を十分に減圧した後、図16に示すように、ガス導入部140からスパッタリング用ガスGを放出させる。ガス導入部140は反基板側空間111bに設けられ、排気系113は基板側空間111aに接続されているため、スパッタリング用ガスGは反基板側空間111bから、間隙129(図13参照)を介して基板側空間111aに流入する。
この際、スパッタリング用ガスGの流量に応じて反基板側空間111bの圧力は基板側空間111aの圧力より高くなり、反基板側空間111bと基板側空間111aの間に差圧が生じる。このため、スパッタリング用ガスGの流量を調整して、反基板側空間111bを高圧、基板側空間111aを低圧に維持する。反基板側空間111bの圧力は0.4Pa以上、基板側空間111aの圧力は0,3Pa以下が好適であり、差圧は0.1Pa以上0.2Pa以下が好適である。
続いて、各ロータリターゲット120が備える磁石ユニット124の回転角度を角度範囲H2(図13参照)の範囲内の角度とし、磁石ユニット124を反基板側面125b(図8参照)に対向する位置とする。磁石ユニット124の回転角度が角度範囲H2の範囲内にない場合、磁石ユニット124を回転させ、反基板側面125bに対向する位置に移動させる。この状態でロータリターゲット120に放電電力の供給を開始する。この放電電力によりロータリターゲット120と防着板130の間に放電が生じ、スパッタリングガスがプラズマ化する。このプラズマはN極磁石127及びS極磁石128によって生成された磁場内に閉じ込められ、高密度プラズマを形成する。
図17は放電により生じる高密度プラズマPを示す模式図である。磁石ユニット124が反基板側面125bに対向する位置にあるため、高密度プラズマPは反基板側空間111b内において基板Sとは反対側の方向に発生する。この状態を例えば1秒間、維持する。
続いて、放電電力の供給を維持しながら、各ロータリターゲット120が備える磁石ユニット124を回転角度が角度範囲H1の範囲内となるように回転させ、磁石ユニット124を基板側面125a(図8参照)に対向する位置に移動させる。図18は、磁石ユニット124の回転後の高密度プラズマPを示す模式図である。磁石ユニット124が基板側面125aに対向しているため、高密度プラズマPは基板側空間111a内において基板S側の方向に発生する。
高密度プラズマPを形成するイオンは基板側面125aに衝突し、ターゲット材料の粒子を飛散させる。飛散したターゲット材料の粒子は反応性ガスと反応しながら基板S上に堆積し、膜を形成する。このまま放電電力の供給を継続し、膜厚が所望の厚みとなるまで維持する。なお、成膜中では磁石ユニット124を角度範囲H1の範囲内で揺動させてもよく、これにより膜質及び膜厚分布のさらなる均一化が可能である。揺動速度は1.3°/秒以上が好適である。
続いて、放電電力の供給を維持しながら、各ロータリターゲット120が備える磁石ユニット124を回転角度が角度範囲H2の範囲内となるように回転させ、磁石ユニット124を反基板側面125b(図8参照)に対向する位置に移動させる。図17と同様に、高密度プラズマPは反基板側空間111b内において基板Sとは反対側の方向に発生する。この状態でロータリターゲット120への放電電力の供給を停止する。これにより放電が終了し、高密度プラズマPが消滅して成膜プロセスが終了する。
成膜装置100による成膜は以上のようにして行われる。なお、上述した成膜プロセスは、成膜装置100を用いてユーザが実施してもよく、制御部160が電源161及び回転駆動部162を制御して実施してもよい。
[成膜方法による効果]
成膜装置100による成膜方法の効果について説明する。成膜装置100による成膜方法では、上記のように放電電力の供給開始時と供給停止時に磁石ユニット124を反基板側面125bに対向する位置とし、放電電力の供給継続中には磁石ユニット124を基板側面125aに対向する位置とする。
ここで放電電力の供給開始時には、空間内に存在する初期電子が電界により加速され、スパッタリングガスとの衝突により電離を生じる。これにより生じた電子も連鎖的に電離を生じさせるため、電子のなだれ成長が生じて放電が発生し、スパッタリングガスのプラズマが生成する。この際、空間の気圧が低いと初期電子とスパッタリングガスの衝突確率が小さくなり、電子のなだれ成長が生じにくいため、放電も生じにくい。一方、成膜装置100では反基板側空間111bは高圧となっており、放電電力の供給開始時に磁石ユニット124を反基板側面125bに対向させることで反基板側空間111b内で放電を生じさせる。反基板側空間111bは高圧のため電子のなだれ成長が生じやすく、放電が発生しやすい。それに伴ってアーク放電の発生リスクも減少し、パーティクル(異物粒子)の発生も抑制することができる。
また、放電開始時には真空チャンバ内におけるターゲットの表面状態やプラズマ発生時の空間の変化等、複数の要因によって膜質の制御が困難となる。成膜装置100では、放電電力の供給開始時に磁石ユニット124を反基板側面125bに対向させることで高密度プラズマPを基板Sとは反対側に生じさせ、反基板側面125bから放出されたターゲット材料の粒子を基板Sとは反対側に飛散させる。これにより、この粒子が基板S上に堆積することを防止し、膜質の制御性が低い膜の基板Sへの着膜を回避することができる。
さらに、放電電力の供給開始から一定時間が経過すると、膜質の制御を困難とする要因が解消するため、磁石ユニット124を基板側面125aに対向させることで高密度プラズマPを基板S側に生じさせ、成膜を進行させる。また、基板側空間111aは低圧となっているが、低圧で成膜した酸化物半導体は低欠陥かつ緻密な膜となるため、高品質な膜を成膜することが可能である。特に基板側空間111aの圧力は0.3Pa以下が好適である。
放電電力の供給停止時には、プラズマの減少に伴い、飛散するターゲット材料の粒子が減少するため、ターゲット材料と反応性ガスの比率が変動する。このため、再び膜質の制御が困難となる。これに対し成膜装置100では放電電力の供給停止時に磁石ユニット124を反基板側面125bに対向させることで反基板側面125bから放出されたターゲット材料の粒子が基板S上に堆積することを防止し、膜質の制御性が低い膜の着膜を回避することができる。
以上のように本実施形態に係る成膜方法では、放電の開始時に高圧の反基板側空間111bにおいて放電を生じやすくし、放電の発生後には成膜に適した低圧の基板側空間111aにおいて成膜を進行させる。放電の開始時及び終了時には膜質の制御が困難となるが、放電の開始時及び終了時には着膜を防止することで膜質の制御性に優れた成膜を行うことが可能となっている。
図19は本実施形態に係る成膜方法及び比較例に係る成膜方法によって成膜される膜の模式図である。図19(a)は比較例に係る成膜方法によって基板S上に成膜される膜310を示す模式図である。比較例に係る成膜方法では、磁石ユニットが常に基板側に向けられて成膜が実施されるものとする。比較例に係る成膜方法では上記のように放電開始時と放電停止時に膜質の制御性が低下した膜が着膜されるため、膜310は下層に低膜質層311、中層に高膜質層312、上層に低膜質層313が形成される。低膜質層311及び低膜質層313は例えば高膜質層312より酸化度が高い層である。
一方、図19(b)は本実施形態に係る成膜方法によって成膜される膜320を示す模式図である。本実施形態に係る成膜方法では放電電力の供給開始時と供給停止時に着膜が生じないため、下層から上層まで高品質な膜質となる。このため、ダブルゲート型TFT530(図3参照)のチャネル層502を本実施形態に係る成膜方法で成膜することにより、チャネル層502の最上層と最下層に形成されるチャネル領域Cが高品質な膜質の領域に位置し、特性に優れたTFT530を作製することが可能となる。
[他の成膜方法について]
成膜装置100による他の成膜方法について説明する。上述した成膜方法では、放電電力の供給開始時と供給停止時に磁石ユニット124を反基板側面125bに対向する位置としたが、放電電力の供給開始時のみ、図17に示すように磁石ユニット124を反基板側面125bに対向する位置としてもよい。この場合、放電電力の供給継続中及び供給停止時は、図18に示すように磁石ユニット124を基板側面125aに対向する位置とする。
この場合、放電開始時には着膜が防止されるが、放電停止時には着膜が防止されない。図19(c)は本成膜方法によって成膜される膜330を示す模式図である。本成膜方法では放電停止時に膜質の制御性が低下した膜が着膜されるため、下層及び中層に高膜質層331、上層に低膜質層332が形成される。このため、ボトムゲート型TFT520(図2参照)のチャネル層502を本実施形態に係る成膜方法で成膜することにより、チャネル層502の最下層に形成されるチャネル領域Cが高品質な膜質の領域に位置する。一方、TFT520ではチャネル層502の上層にはチャネル領域Cが形成されないため、上層の膜質が低くても問題が生じない。したがって、この成膜方法でも特性に優れたTFT520を作製することが可能となる。
さらに、放電電力の供給停止時のみ、図17に示すように磁石ユニット124を反基板側面125bに対向する位置としてもよい。この場合、放電電力の供給開始時及び供給継続中は、図18に示すように磁石ユニット124を基板側面125aに対向する位置とする。
この場合、放電停止時には着膜が防止されるが、放電開始時には着膜が防止されない。図19(d)は本成膜方法によって成膜される膜340を示す模式図である。本成膜方法では放電開始時に膜質の制御性が低下した膜が着膜されるため、下層に低膜質層341、中層及び上層に高膜質層342が形成される。このため、トップゲート型TFT510(図1参照)のチャネル層502を本実施形態に係る成膜方法で成膜することにより、チャネル層502の最上層に形成されるチャネル領域Cが高品質な膜質の領域に位置する。一方、TFT510ではチャネル層502の下層にはチャネル領域Cが形成されないため、下層の膜質が低くても問題が生じない。したがって、この成膜方法でも特性に優れたTFT510を作製することが可能となる。
なお、本実施形態に係る成膜方法はTFTのチャネル層以外の成膜にも利用可能である。成膜材料もIGZO、IZO、ITO、IAZO、IATO等の酸化物半導体材料に限られず、酸化物材料やその他の材料であってもよく、他の材料においても同様の効果が得られる。
[回転角度について]
上記のように磁石ユニット124は、回転角度が角度範囲H2の範囲内のときに反基板側面125bに対向する。この角度範囲H2は100°以上260°以下が好適である。図20は磁石ユニット124の回転角度(+θ)毎に成膜速度を測定したグラフである。同図に示すように、回転角度が100°以上の場合、成膜速度が0となり、基板Sへの着膜が防止されていることがわかる。この成膜速度が0となる回転角度の範囲は、基準位置から負の回転角度(-θ)方向にも同様に考えることができる。したがって角度範囲H2は100°以上260°以下が好適である。
[ガス流量について]
上記のようにガス導入部140から供給されるスパッタリング用ガスの流量により反基板側空間111bと基板側空間111aの圧力が規定される。スパッタリング用ガスの流量は成膜プロセスの間で一定でもよいが、成膜プロセスの間で変更してもよい。具体的には、放電電力の供給開始時には一時的にスパッタリング用ガスの流量を増加させてもよい。これにより、反基板側空間111bの圧力が増加するため、磁石ユニット124が反基板側面125bに対向している状態(図17参照)で放電電力の供給を開始すると放電が発生しやすくなる。放電発生後にはスパッタリング用ガスの流量を減少させて基板側空間111aの圧力を低減させ、低圧で成膜を進行させることができる。
[本発明の実施形態について]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。上述の実施形態において説明した特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を任意に組み合わせることも可能である。
100…成膜装置
110…真空チャンバ
111…内部空間
111a…基板側空間
111b…反基板側空間
120…ロータリターゲット
121…中心軸
123…ターゲット部
124…磁石ユニット
125…ターゲット面
125a…基板側面
125b…反基板側面
130…防着板
140…ガス導入部
150…基板ホルダ
160…制御部

Claims (11)

  1. 各ロータリターゲットが中心軸とターゲット面とを有し、前記中心軸の周りに回転可能な磁石を内部に備え、前記中心軸が互いに平行である複数のロータリターゲットを用いて基板にスパッタリング成膜を行う成膜方法であって、
    前記複数のロータリターゲットのそれぞれにおいて、前記ターゲット面の前記基板側を基板側面とし、前記ターゲット面の前記基板側面とは反対側を反基板側面とした場合、前記反基板側面が面する空間である反基板側空間の圧力を前記基板側面が面する空間である基板側空間の圧力より高くし、
    前記複数のロータリターゲットに放電電力を供給して前記基板にスパッタリング成膜を行い、前記放電電力の供給開始から供給停止の間で、前記磁石を前記中心軸の周りに回転させ、前記内部から前記基板側面に対向する位置と前記内部から前記反基板側面に対向する位置の間で移動させる
    成膜方法。
  2. 請求項1に記載の成膜方法であって、
    前記スパッタリング成膜を行う工程では、前記磁石が前記内部から前記反基板側面に対向する位置にあるときに前記放電電力の供給を開始し、前記磁石を前記内部から前記基板側面に対向する位置に移動させて前記放電電力の供給を継続する
    成膜方法。
  3. 請求項1に記載の成膜方法であって、
    前記スパッタリング成膜を行う工程では、前記磁石が前記内部から前記基板側面に対向する位置にあるときに前記放電電力の供給を継続し、前記磁石を前記内部から前記反基板側面に対向する位置に移動させて前記放電電力の供給を停止する
    成膜方法。
  4. 請求項1に記載の成膜方法であって、
    前記スパッタリング成膜を行う工程では、前記磁石が前記内部から前記反基板側面に対向する位置にあるときに前記放電電力の供給を開始し、前記磁石を前記内部から前記基板側面に対向する位置に移動させて前記放電電力の供給を継続し、前記磁石を前記内部から前記反基板側面に対向する位置に移動させて前記放電電力の供給を停止する
    成膜方法。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の成膜方法であって、
    前記磁石が前記基板に最も接近する位置を基準位置とし、前記基準位置に位置しているときの前記磁石の回転角を0°とし、前記磁石を反時計回り方向に回転させるときの回転角度を正の回転角度とした場合、前記磁石が前記内部から前記反基板側面に対向する位置は前記回転角度が100°以上260°以下の位置である
    成膜方法。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の成膜方法であって、
    前記反基板側空間の圧力を前記基板側空間の圧力より高くする工程では、前記反基板側空間にガスを供給し、前記反基板側空間の圧力を高くする
    成膜方法。
  7. 請求項6に記載の成膜方法であって、
    前記ガスは、スパッタリングガスと反応性ガスを混合したガスである
    成膜方法。
  8. 請求項6又は7に記載の成膜方法であって、
    前記基板側空間の圧力は0.3Pa以下であり、
    前記反基板側空間の圧力は0.4Pa以上である
    成膜方法。
  9. 請求項8に記載の成膜方法であって、
    前記複数のロータリターゲット間の距離は80mm以下である
    成膜方法。
  10. 請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の成膜方法であって、
    前記スパッタリング成膜を行う工程では、酸化物半導体材料を前記基板上に成膜する
    成膜方法。
  11. 各ロータリターゲットが中心軸とターゲット面とを有し、前記中心軸の周りに回転可能な磁石を内部に備え、前記中心軸が互いに平行である複数のロータリターゲットと、
    前記複数のロータリターゲットのそれぞれにおいて、前記ターゲット面の前記基板側を基板側面とし、前記ターゲット面の前記基板側面とは反対側を反基板側面とした場合、前記反基板側面が面する空間である反基板側空間に設けられ、ガスを放出して前記反基板側空間の圧力を前記基板側面が面する空間である基板側空間の圧力より高くするガス導入部と、
    前記複数のロータリターゲットに放電電力を供給して前記基板にスパッタリング成膜を行い、前記放電電力の供給開始から供給停止の間で、前記磁石を前記中心軸の周りに回転させ、前記内部から前記基板側面に対向する位置と前記内部から前記反基板側面に対向する位置の間で移動させる制御部と
    を具備する成膜装置。
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