JP2023153460A - 制御装置、レンズ装置、撮像装置、カメラシステム、制御方法、及びプログラム - Google Patents

制御装置、レンズ装置、撮像装置、カメラシステム、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ティルト効果やシフト効果を得る場合でも高精度にピントを合わせ続けることが可能な制御装置を提供すること。【解決手段】制御装置は、撮像素子を備える撮像装置、及び撮像素子の撮像面に対してピント面を傾けるティルト効果と撮影範囲を移動させるシフト効果の少なくとも一方を変更するための少なくとも一つの光学部材と合焦を行うフォーカス部材とを含む光学系を備えるレンズ装置を有するカメラシステムに用いられる制御装置であって、光学系の光学状態を示す情報を取得する取得部と、光学系の光学状態を示す情報を用いて、少なくとも一つの光学部材の移動により生じるピントずれを補正する制御部とを有する。【選択図】図6

Description

本発明は、制御装置、レンズ装置、撮像装置、カメラシステム、制御方法、及びプログラムに関する。
従来、撮像光学系の光軸に対して傾いた物体面に対して全面的に良好にピントを合わせるようにピント面を傾けるティルト効果や撮影範囲を移動させるシフト効果を得られる光学系が提案されている。特許文献1には、二つの光学素子を光軸直交方向へ移動させることで、ティルト効果とシフト効果を得られる光学系が開示されている。
特開2019-91027号公報
しかしながら、特許文献1の光学系では、光学素子を光軸直交方向へ移動させることでピントずれ量が変化することを考慮していないため、ピントを合わせた後にティルト効果やシフト効果を得ようと光学素子を光軸直交方向へ移動させるとピントがずれてしまう。
本発明は、ティルト効果やシフト効果を得る場合でも高精度にピントを合わせ続けることが可能な制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての制御装置は、撮像素子を備える撮像装置、及び撮像素子の撮像面に対してピント面を傾けるティルト効果と撮影範囲を移動させるシフト効果の少なくとも一方を変更するための少なくとも一つの光学部材と合焦を行うフォーカス部材とを含む光学系を備えるレンズ装置を有するカメラシステムに用いられる制御装置であって、光学系の光学状態を示す情報を取得する取得部と、光学系の光学状態を示す情報を用いて、少なくとも一つの光学部材の移動により生じるピントずれを補正する制御部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ティルト効果やシフト効果を得る場合でも高精度にピントを合わせ続けることが可能な制御装置を提供することができる。
第1の実施形態に係るカメラシステムの断面図である。 カメラシステムの電気的構成図である。 シャインプルーフの原理の説明図である。 第1の実施形態のピントずれを補正する際に必要な構成を示す図である。 第1の実施形態のピントずれ補正情報を示す図である。 第1の実施形態のピントずれ補正方法を示すフローチャートである。 第2の実施形態のピントずれを補正する際に必要な構成を示す図である。 第2の実施形態のピントずれ補正情報を示す図である。 第2の実施形態のピントずれ補正方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1(a)は、本実施形態に係るカメラシステム1の断面図である。カメラシステム1は、レンズ鏡筒(レンズ装置)2及びカメラ(撮像装置)3を有する。レンズ鏡筒2とカメラ3は、レンズ鏡筒2に設けられたマウント5とカメラ3に設けられた不図示のマウントを介して接続され、レンズ鏡筒2に設けられたレンズ側通信部17とカメラ3に設けられたカメラ側通信部18を介して互いに通信可能である。レンズ側通信部17とカメラ側通信部18にはそれぞれ、カメラ3からレンズ鏡筒2に電源を供給するための接点1009,1010が含まれている。なお、本実施形態では、図1の上下方向(重力方向)をY軸方向、レンズ鏡筒2に含まれる光学系の光軸Oに平行な方向をZ軸方向、Y軸方向及びZ軸方向と直交する方向をX軸方向と定める。
カメラ3は、撮像素子1106、表示部1108、カメラCPU1100、及びファインダー16を有する。カメラCPU1100が不図示のシャッタを制御することで、レンズ鏡筒2を通して結像した像を任意の時間だけ撮像素子1106に露光し、撮影することができる。表示部1108は、撮影画像や、カメラシステム1の各種設定を変更するための設定画面を表示する。本実施形態では、表示部1108は、カメラ3の背面に設けられ、タッチパネル機能を備える。撮影者は、ファインダー16を覗き込むことで撮影画像の確認や視線入力を行うことができる。
レンズ鏡筒2は、光学系、ズーム操作環6、案内筒7、カム筒8、レンズCPU1000、及び絞り機構11を有する。光学系は、1群レンズ21、2群レンズ22、3群レンズ23、4群レンズ24、5群レンズ25、6群レンズ26、7群レンズ27、8群レンズ28、9群レンズ29、及び10群レンズ30を備える。本実施形態では、光学系に含まれる少なくとも一つのレンズ(光学部材)を移動させることで、撮像素子1106の撮像面に対してピント面を傾けるティルト効果と撮影範囲を移動させるシフト効果との少なくとも一方を得ることができる。各レンズは、カムフォロアを有する鏡筒により保持される。カムフォロアは、案内筒7に設けられた光軸Oに平行な直進溝とカム筒8に設けられた光軸Oに対して傾きを持つ溝に係合する。ズーム操作環6が回転すると、カム筒8が回転し、各レンズのZ軸方向の位置関係が変化する。これにより、レンズ鏡筒2の焦点距離が変化する。レンズ鏡筒2の焦点距離は、ズーム操作環6の回転量を検出する不図示のズーム位置検出部によって検出可能である。レンズCPU1000は、絞り機構11を制御することで、光学系の開口径を変化させる。
2群レンズ22は、Z軸方向へ移動することで合焦を行うフォーカス群(フォーカス部材)である。レンズCPU1000は、2群レンズ22の位置を検出する後述するフォーカス位置検出部(第1検出部)410からの検出信号を用いて、振動アクチュエータ31を介して2群レンズ22を制御する。
本実施形態では、6群レンズ26(第1の光学部材)と8群レンズ28(第2の光学部材)を光軸Oと直交する方向へ移動させることで、ティルト効果やシフト効果を得ることができる。具体的には、6群レンズ26と8群レンズ28を反対方向へ移動させると、ティルト効果を得ることができ、同じ方向へ移動させるとシフト効果を得ることができる。レンズCPU1000は、6群レンズ26の位置を検出する後述する第1シフト位置検出部(第2検出部)420からの信号を用いて、駆動部を介して6群レンズ26を制御する。また、レンズCPU1000は、8群レンズ28の位置を検出する後述する第2シフト位置検出部(第2検出部)430からの信号を用いて、駆動部を介して8群レンズ28を制御する。6群レンズ26と8群レンズ28を移動させる駆動部は例えば、ステッピングモータやボイスコイルモータ(VCM)である。なお、レンズを倒す(回転させる)ことでティルト効果を得ることも可能である。
レンズCPU1000は、図1(b)に示されるように、取得部1000aと制御部1000bとを備え、レンズ鏡筒2の各構成部の動作を制御する。取得部1000aは、光学系の光学状態を示す情報を取得する。制御部1000bは、光学系の光学状態を示す情報を用いて、少なくとも一つの光学部材の移動により生じるピントずれを補正する。なお、レンズCPU1000は、本実施形態ではレンズ鏡筒2内に搭載されているが、レンズ鏡筒2とは異なる制御装置として構成されていてもよい。また、カメラCPU1100が取得部1000aと制御部1000bの機能を備えるように構成されていてもよい。
図2は、カメラシステム1の電気的構成図である。まず、カメラ3の内部の制御フローについて説明する。
カメラCPU1100は、マイクロコンピュータにより構成され、カメラ3内の各部の動作を制御する。また、カメラ側CPU15は、レンズ鏡筒2がカメラ3に装着された場合、レンズ側通信部17とカメラ側通信部18を介して、レンズCPU1000との通信を行う。カメラCPU1100がレンズCPU1000に送信する情報(信号)には、2群レンズ22の移動量情報や、ピントずれ情報が含まれる。また、加速度センサ等のカメラ姿勢検出部1110からの信号に基づくカメラ3の姿勢情報が含まれる。更に、撮影者がピントを合わせたい所望の被写体を指示するTS指示部1109からの信号に基づく被写体の被写体距離情報や所望の撮影範囲(画界)を指示する撮影範囲情報等が含まれる。
レンズCPU1000からカメラCPU1100に送信する情報(信号)には、レンズの撮像倍率等の光学情報や、レンズ鏡筒2に搭載されたズームや防振等のレンズ機能情報が含まれる。また、ジャイロセンサや加速度センサ等のレンズ姿勢検出部1008からの信号に基づくレンズ鏡筒2の姿勢情報が含まれる。更に、レンズシフトによるピントずれ補正情報等の光学系の設計情報が含まれる。
電源スイッチ1101は、撮影者により操作可能なスイッチであり、カメラCPU1100の起動、及びカメラシステム1内の各アクチュエータやセンサ等への電源供給を開始させるために使用される。レリーズスイッチ1102は、撮影者により操作可能なスイッチであり、第1ストロークスイッチSW1と第2ストロークスイッチSW2とを備える。レリーズスイッチ1102からの信号は、カメラCPU1100に入力される。カメラCPU1100は、第1ストロークスイッチSW1からのON信号の入力に応じて、撮影準備状態に入る。撮影準備状態では、測光部1103による被写体輝度の測定と、焦点検出部1104による焦点検出が行われる。
カメラCPU1100は、測光部1103による測光結果に基づいて絞り機構11の絞り値や撮像素子1106の露光量(シャッタ秒時)等を演算する。また、カメラCPU1100は、焦点検出部1104により検出される光学系の焦点情報(デフォーカス量及びデフォーカス方向)に基づいて、2群レンズ22の移動量(駆動方向を含む)を決定する。焦点検出部1104は、位相差やコントラスト等の情報から光学系の焦点情報を検出する。
本実施形態では、前述したように、6群レンズ26と8群レンズ28を光軸Oと直交する方向へ移動させることで、ティルト効果やシフト効果を得ることができる。カメラCPU1100は、TS指示部1109によって指示された所望の被写体に対してピントを合わせるためのティルト駆動量を演算する。TS指示部1109は、本実施形態では、タッチパネル機能を備える表示部1108に含まれる。また、カメラCPU1100は、現在の撮影範囲から、TS指示部1109によって指示された撮影範囲に変更するシフト駆動量を演算する。カメラCPU1100は、取得した駆動量に関する情報をレンズCPU1000に送信する。6群レンズ26と8群レンズ28は、上述した駆動量に関する情報に基づいて制御される。
なお、TS指示部1109によって指示される被写体の数は、複数でもよい。仮に距離が異なる被写体が指示された場合でも、ティルト効果によって傾いた被写体面上に位置していれば、ピントを合わせることが可能である。
また、TS指示部1109は、カメラ3ではなく、レンズ鏡筒2に設けられてもよい。また、TS指示部1109の機能を、カメラシステム1に既に設けられている操作部に割り当ててもよい。また、TS指示部1109は、ティルト効果を得るためのティルト撮影やシフト効果を得るためのシフト撮影を選択する操作部を含む。
カメラCPU1100は、所定の撮影モードに設定されると、不図示の防振レンズの偏芯駆動、すなわち手振れ防振動作の制御を開始する。なお、レンズ鏡筒2が防振機能を有さない場合、手振れ防振動作は行われない。カメラCPU1100は、第2ストロークスイッチSW2からのON信号の入力に応じてレンズCPU1000に対して絞り駆動命令を送信し、絞り機構11を予め取得した絞り値に設定する。また、カメラCPU1100は、露光部1105に露光開始命令を送信し、不図示のミラーの退避動作や不図示のシャッタの開放動作を行わせる。なお、カメラ3がミラーレスカメラである場合、退避動作は行われない。更に、カメラCPU1100は、撮像素子1106に被写体像の光電変換、すなわち露光動作を行わせる。
撮像素子1106からの撮像信号は、カメラCPU1100内の信号処理部にてデジタル変換され、更に各種補正処理が施されて画像信号として出力される。画像信号(データ)は、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、磁気ディスク、及び光ディスク等の画像記録部1107に保存される。
表示部1108は、撮影時、撮像素子1106により撮像された画像を表示することができる。また、表示部1108は、画像記録部1107に記録された画像を表示することができる。
次に、レンズ鏡筒2の内部の制御フローについて説明する。フォーカス操作回転検出部1002は、フォーカス操作環19の回転を検出する。絞り操作回転検出部1011は、絞り操作環20の回転を検出する。ズーム操作回転検出部1003は、ズーム操作環6の回転を検出する。被写体記憶部1012は、TS指示部1109によって指示された被写体の、撮影範囲における空間上の位置を記憶する。TS操作検出部1001は、ティルト効果及びシフト効果を得るためのマニュアル操作部と、マニュアル操作部の操作量を検出するセンサとを含む。IS駆動部1004は、防振動作を行う防振レンズの駆動アクチュエータと駆動アクチュエータの駆動回路とを含む。なお、レンズ鏡筒2が防振機能を有さない場合、上記構成は不要である。フォーカス駆動部(第1移動部)1006は、2群レンズ22と移動量情報に応じて2群レンズ22をZ軸方向へ移動させる振動アクチュエータ31とを含む。移動量情報は、カメラCPU1100からの信号に基づいて決定されてもよいし、フォーカス操作環19を操作することで出力される信号に基づいて決定されてもよい。また、6群レンズ26と8群レンズ28を光軸Oと直交する方向へシフトさせた際に発生するピントずれの補正情報に基づいて決定されてもよい。電磁絞り駆動部1005は、カメラCPU1100からの絞り駆動命令を受けたレンズCPU1000からの指示に応じて、又は絞り操作環20を介した撮像者の指示に応じて、絞り機構11を指示された絞り値に相当する開口状態に変化させる。TS駆動部1007は、カメラCPU1100からの被写体距離、位置情報、及び撮影範囲情報に基づくレンズCPU1000からの指示に応じて6群レンズ26と8群レンズ28を移動させる。レンズ鏡筒2は、6群レンズ26と8群レンズ28のシフト動作によって被写体距離が変わらなくてもピントが変化する光学特性を備える。レンズCPU1000は、該光学特性に応じて、所望のピントを得るためにTS駆動部1007とフォーカス駆動部1006を最適に動作するように制御する。
なお、レンズ鏡筒2の内部には、レンズCPU1000に電気的に接続されたジャイロセンサが設けられている。ジャイロセンサは、カメラシステム1の角度振れである縦(ピッチ方向)振れと横(ヨー方向)振れのそれぞれの角速度を検出し、検出値を角速度信号としてレンズCPU1000に出力する。レンズCPU1000は、ジャイロセンサからのピッチ方向及びヨー方向の角速度信号を電気的又は機械的に積分して、それぞれの方向での変位量であるピッチ方向振れ量及びヨー方向振れ量(これらをまとめて角度振れ量という)を演算する。
レンズCPU1000は、上述した角度振れ量と平行振れ量の合成変位量に基づいてIS駆動部1004を制御して防振レンズ(不図示)を移動させ、角度振れ補正及び平行振れ補正を行う。なお、レンズ鏡筒2が防振機能を有さない場合、上記構成は不要である。
以下、図3を参照して、シャインプルーフの原理について説明する。図3(a)は、撮像面1200に対して光学系1201の光軸が傾いていない場合のピントの合う範囲を示している。図3(b)は、撮像面1200に対して光学系1201の光軸が傾いている場合のピントの合う範囲を示している。シャインプルーフの原理とは、図3(b)に示されるように、撮像面1200と、光学系の主面1203とが交点1204で交わる場合、ピントの合う被写体面1202も交点1204を通るというものである。したがって、撮像面1200に対して光学系1201の光軸が傾いている場合、シャインプルーフの原理により被写体の側のピントの合う範囲が決定される。撮影したい被写体が奥行きを持つ場合、その奥行きに沿うように被写体面1202を傾けることで、被写体の手前から奥までピントを合わせることができる。一方、光学系1201の主面1203を奥行きのある被写体の傾きと反対方向へティルトさせることにより、被写体の奥行き方向に対して被写体面1202を直角に近い角度で交差させることも可能である。この場合、ピントの合う範囲を極端に狭くすることができるので、ジオラマ風の画像を取得することができる。
本実施形態では、図3(c)に示されるように、光学系1201の偏芯による像面倒れを利用することで、撮像面1200を像面倒れθimgだけ倒すことなく、被写体面1202の傾きθobjを発生させる。しかしながら、光学系1201のみで被写体面1202の傾きθobjを発生させると、光学系1201の偏芯量が増え、構図ズレが大きくなる。そこで、偏芯時の収差変動が小さくなるように設計されたレンズを偏芯させることが好ましい。本実施形態では、ティルト効果を変更するために、被写体面の傾きを発生させる6群レンズ26と偏芯時の収差変動を小さくする8群レンズ28を偏芯動作させる。
以下、6群レンズ26と8群レンズ28を光軸Oと直交する方向へ移動させた際に発生するピントずれを補正する方法について説明する。
図4は、本実施形態のピントずれを補正する際に必要な構成を示す図である。レンズCPU1000は、フォーカス制御部400、シフト制御部401、及び絞り制御部404を含む。シフト制御部401は、第1シフト制御部402と第2シフト制御部403を含む。
フォーカス駆動部1006は、フォーカス制御部400からの指示に応じて2群レンズ22を移動させる。フォーカス位置検出部410は、2群レンズ22の現在位置を検出し、検出結果をフォーカス制御部400に出力する。
第1シフト駆動部(第2移動部)421は、第1シフト制御部402からの指示に応じて6群レンズ26を移動させる。第1シフト位置検出部(第2検出部)420は、6群レンズ26の現在位置を検出して検出結果を第1シフト制御部402に出力する。
第2シフト駆動部(第2移動部)431は、第2シフト制御部403からの指示に応じて8群レンズ28を移動させる。第2シフト位置検出部(第2検出部)430は、8群レンズ28の現在位置を検出して検出結果を第2シフト制御部403に出力する。
第1シフト駆動部421と第2シフト駆動部431は、TS駆動部1007に含まれる。
絞り機構11は、電磁絞り駆動部1005を含む。電磁絞り駆動部1005は、絞り制御部404からの指示に応じて絞り機構11を駆動し、指示された絞り値に相当する開口状態に変化させる。レンズCPU1000は、光学系の光学状態を示す情報として、絞り機構11の絞り値(絞り機構11に関する情報)を取得することができる。
レンズデータ記憶部440は、光学系の設計情報である第1ピントずれ補正情報441と第2ピントずれ補正情報442を記憶する。第1ピントずれ補正情報441は、図5(a)に示されるように、2群レンズ22の位置ごとの、6群レンズ26の光軸Oと直交する方向のシフト量に応じたフォーカス補正量を示すテーブルを含む。また、第2ピントずれ補正情報442は、図5(b)に示されるように、2群レンズ22の位置ごとの、8群レンズ28の光軸Oと直交する方向のシフト量に応じたフォーカス補正量を示すテーブルを含む。なお、フォーカス補正量は、シフト量が0である場合、0である。また、フォーカス補正量とシフト量は、相対値でもよいし、絶対値でもよい。また、フォーカス補正量は、ピントずれ量の絶対値でもよいし、相対値でもよい。また、第1ピントずれ補正情報441と第2ピントずれ補正情報442は、テーブルを含んでいてもよいし、数式等から求められた情報を含んでいてもよい。第1ピントずれ補正情報441及び第2ピントずれ補正情報を用いることで、フォーカス位置に応じて変化するピントずれを補正可能であるため、高精度にピントずれを補正することができる。
なお、本実施形態では、テーブルをグラフの形で表しているが、表形式でもよい。また、テーブルのデータは、離散的な値でもよく、離散的な値の間の値は補間されてもよい。また、各ピントずれ補正情報は、2群レンズ22の位置を示す情報ごとのテーブルを含んでいればよく、例えば被写体距離ごとのテーブルを含んでいてもよい。また、シフト量の代わりに、6群レンズ26と8群レンズ28の位置を示す情報が用いられてもよい。
また、レンズデータ記憶部440は、ピントを合わせたい像高位置に応じたピントずれ補正情報や、絞りの情報に応じたピントずれ補正情報を記憶してもよい。
図6は、本実施形態のピントずれ補正方法を示すフローチャートである。
ステップS501では、レンズCPU1000は、フォーカス位置検出部410の出力信号を用いて、光学系の光学状態を示す情報である6群レンズ26と8群レンズ28が共に中心に位置する(シフト量が0である)場合の2群レンズ22の位置を取得する。
ステップS502では、レンズCPU1000は、ステップS501で取得した2群レンズ22の位置を用いて、第1ピントずれ補正情報441(第2ピントずれ補正情報442)に含まれる複数のテーブルから使用するテーブルを選択する。
ステップS503では、レンズCPU2000は、前回のフォーカス補正量Aを取得する。例えば、6群レンズ26と8群レンズ28をシフトさせる前では、フォーカス補正量Aは0である。
ステップS504では、レンズCPU1000は、2群レンズ22が移動中であるかどうかを判定する。移動中であると判定された場合、ステップS505に進み、そうでないと判定された場合、ステップS508に進む。例えば、撮影したい被写体が変わりフォーカス位置を変更した場合、使用するテーブルを変更する必要があるが、本ステップの処理を行うことで、高精度にピントずれを補正することができる。
ステップS505では、レンズCPU1000は、フォーカス位置検出部410の出力信号を用いて、光学系の光学状態を示す情報である2群レンズ22の移動量Fを取得する。
ステップS506では、レンズCPU1000は、フォーカス補正量Aを、ステップS503で取得したフォーカス補正量AとステップS505で取得した移動量Fの和に更新する。
ステップS507では、レンズCPU1000は、フォーカス補正量Aと6群レンズ26(8群レンズ28)のシフト量とを用いて、第1ピントずれ補正情報441(第2ピントずれ補正情報442)に含まれる複数のテーブルから使用するテーブルを選択する。
ステップS508では、レンズCPU1000は、6群レンズ26(8群レンズ28)が移動中であるかどうかを判定する。移動中であると判定された場合、ステップS509に進み、そうでないと判定された場合、本フローを終了する。
ステップS509では、レンズCPU1000は、第1シフト位置検出部420(第2シフト位置検出部)の出力信号を用いて、光学系の光学状態を示す情報である6群レンズ26(8群レンズ28)のシフト量を取得する。
ステップS510では、レンズCPU1000は、ステップS507で選択したテーブルを用いて、ステップS509で取得した6群レンズ26(8群レンズ28)のシフト量に対応するフォーカス補正量B1(フォーカス補正量B2)を取得する。
ステップS511では、レンズCPU1000は、値B1+B2-Aの絶対値が許容値より大きいかどうかを判定する。許容値は例えば、フォーカス駆動部1006の駆動可能な最小単位や、許容可能な被写界深度である。被写界深度は例えば、絞り値や許容錯乱円等から決定される。値B1+B2-Aの絶対値が許容値より大きいと判定された場合、ステップS512に進み、値B1+B2-Aの絶対値が許容値より大きいと判定された場合、ステップS503に戻る。なお、値B1+B2-Aの絶対値が許容値と等しい場合、どちらのステップに進むかは任意に設定可能である。
ステップS512では、レンズCPU1000は、フォーカス制御部400にフォーカス駆動部1006を介して2群レンズ22を値B1+B2-Aだけ移動させる。
ステップS513では、レンズCPU1000は、フォーカス補正量Aを、値B1+B2-Aに更新する。
ここで、2群レンズ22の位置や移動量の代わりに、2群レンズ22の位置を示す情報が用いられてもよい。2群レンズ22の位置を示す情報は例えば、フォーカス駆動部1006に対する入力信号を用いて取得されてもよいし、被写体距離情報から取得されてもよいし、フォーカス操作回転検出部1002からの信号を用いて取得されてもよい。また、6群レンズ26のシフト量の代わりに、6群レンズ26の位置を示す情報が用いられてもよい。6群レンズ26の位置を示す情報は例えば、第1シフト駆動部421に対する入力信号を用いて取得されてもよいし、TS操作検出部1001やTS指示部1109からの信号を用いて取得されてもよい。また、8群レンズ28のシフト量の代わりに、8群レンズ28の位置を示す情報が用いられてもよい。8群レンズ28の位置を示す情報は例えば、第2シフト駆動部431に対する入力信号を用いて取得されてもよいし、TS操作検出部1001やTS指示部1109からの信号を用いて取得されてもよい。また、それぞれの位置を示す情報は、速度や加速度の情報を用いて取得されてもよい。また、予め取得した6群レンズ26と8群レンズ28のシフト量を用いてフォーカス補正量を取得し、2群レンズ22を移動させた後、6群レンズ26と8群レンズ28をシフトさせてもよい。また、6群レンズ26、8群レンズ28、及び2群レンズ22を同時に移動させてもよい。また、2群レンズ22を移動させてピントずれを補正するだけでなく、絞り機構11を用いて被写界深度を変化させることでピントずれを補正してもよい。また、シフトユニットは2つに限らず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。また、各データは絶対値として保存されてもよいし、変化前後の相対値として保存されてもよい。また、焦点検出部1104による焦点情報に基づいてピントずれ補正を行ってもよい。また、マニュアル操作により光学素子を光軸Oと直交する方向へ移動させてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、光学系の光学状態を示す情報に基づいて、光学素子を光軸Oと直交する方向へ移動させた際に発生するピントずれを補正することが可能である。また、フォーカス位置(被写体距離)に応じた複数のピントずれ補正情報を用いることで、より高精度にピントずれを補正することが可能である。また、光学素子の位置や動きだけでピントずれを補正することができるため、被写体を認識することなく、ピントずれ補正制御を行うことも可能である。更に、タイムラグが少なく追従性のよい制御を行うことが可能であるため、動画撮影においてもピントずれの少ないティルト撮影及びシフト撮影を行うことが可能である。したがって、本実施形態の構成によれば、ティルト効果やシフト効果を得る場合でも高精度にピントを合わせ続けることが可能である。
[第2の実施形態]
本実施形態のカメラシステムの基本的な構成は、第1の実施形態のカメラシステム1と同様である。本実施形態では、第1の実施形態と異なる構成について説明し、第1の実施形態と共通する構成については説明を省略する。
図7は、本実施形態のピントずれを補正する際に必要な構成を示す図である。レンズデータ記憶部440は、光学系の設計情報であるティルトピントずれ補正情報443とシフトピントずれ補正情報444を記憶する。ティルトピントずれ補正情報443は、図8(a)に示されるように、ティルト撮影における6群レンズ26の光軸Oと直交する方向のシフト量に応じたフォーカス補正量を示すテーブルを含む。シフトピントずれ補正情報444は、図8(b)に示されるように、シフト撮影における6群レンズ26の光軸Oと直交する方向のシフト量に応じたフォーカス補正量を示すテーブルを含む。ティルト撮影及びシフト撮影では、6群レンズ26と8群レンズ28のシフト量の対応関係が決まっているため、6群レンズ26のシフト量が取得可能であれば、フォーカス補正量を取得することができる。なお、ティルトピントずれ補正情報443とシフトピントずれ補正情報444は、8群レンズ28の光軸Oと直交する方向のシフト量に応じたフォーカス補正量を示すテーブルを記憶してもよい。
図9は、本実施形態のピントずれ補正方法を示すフローチャートである。
ステップS601の処理は、図7のステップS501の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS602では、レンズCPU1000は、ステップS501で取得した2群レンズ22の位置を用いて、ティルトピントずれ補正情報443(シフトピントずれ補正情報444)に含まれる複数のテーブルから使用するテーブルを選択する。
ステップS603乃至ステップS606の処理はそれぞれ、図7のステップS503乃至ステップS506の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS607では、レンズCPU1000は、フォーカス補正量Aと6群レンズ26のシフト量とを用いて、ティルトピントずれ補正情報443(シフトピントずれ補正情報444)に含まれる複数のテーブルから使用するテーブルを選択する。
ステップS608では、レンズCPU1000は、6群レンズ26が移動中であるかどうかを判定する。移動中であると判定された場合、ステップS609に進み、そうでないと判定された場合、本フローを終了する。
ステップS609では、レンズCPU1000は、第1シフト位置検出部420の出力信号を用いて、光学系の光学状態を示す情報である6群レンズ26のシフト量を取得する。
ステップS610では、レンズCPU1000は、TS操作検出部1001やTS指示部1109等の情報を用いて、ティルト撮影中であるかどうかを判定する。ティルト撮影中であると判定された場合、ステップS611に進み、そうでないと判定された場合、すなわちシフト撮影中で判定された場合、ステップS612に進む。
ステップS611では、レンズCPU1000は、ステップS607でティルトピントずれ補正情報443に含まれる複数のテーブルから選択したテーブルを用いてステップS609で取得した6群レンズ26のシフト量に対応するフォーカス補正量Bを取得する。
ステップS612では、レンズCPU1000は、ステップS607でシフトピントずれ補正情報444に含まれる複数のテーブルから選択したテーブルを用いてステップS609で取得した6群レンズ26のシフト量に対応するフォーカス補正量Bを取得する。
ステップS613では、レンズCPU1000は、値B-Aの絶対値が許容値より大きいかどうかを判定する。値B-Aの絶対値が許容値より大きいと判定された場合、ステップS614に進み、値B-Aの絶対値が許容値より小さいと判定された場合、ステップS603に戻る。なお、値B-Aの絶対値が許容値と等しい場合、どちらのステップに進むかは任意に設定可能である。
ステップS614では、レンズCPU1000は、フォーカス制御部400にフォーカス駆動部1006を介して2群レンズ22を値B-Aだけ移動させる。
ステップS615では、レンズCPU1000は、フォーカス補正量Aを、値B-Aに更新する。
以上説明したように、本実施形態では、ティルト撮影中かシフト撮影中かを判定することで、ティルト効果及びシフト効果の少なくとも一方を取得するために移動させる2つの光学素子の一方の情報を用いて、ピントずれを補正可能である。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本実施形態の開示は、以下の構成及び方法を含む。
(構成1)
撮像素子を備える撮像装置、及び前記撮像素子の撮像面に対してピント面を傾けるティルト効果と撮影範囲を移動させるシフト効果の少なくとも一方を変更するための少なくとも一つの光学部材と合焦を行うフォーカス部材とを含む光学系を備えるレンズ装置を有するカメラシステムに用いられる制御装置であって、
前記光学系の光学状態を示す情報を取得する取得部と、
前記光学系の光学状態を示す情報を用いて、前記少なくとも一つの光学部材の移動により生じるピントずれを補正する制御部とを有することを特徴とする制御装置。
(構成2)
前記取得部は、前記光学系の設計情報を取得し、
前記制御部は、前記光学系の光学状態を示す情報、及び前記光学系の設計情報を用いて、前記ピントずれを補正することを特徴とする構成1に記載の制御装置。
(構成3)
前記光学系の設計情報は、前記フォーカス部材の位置を示す情報と前記少なくとも一つの光学部材の位置を示す情報とに応じたピントずれを補正するための情報を含むことを特徴とする構成2に記載の制御装置。
(構成4)
前記光学系の光学状態を示す情報は、前記フォーカス部材の位置を示す情報と前記少なくとも一つの光学部材の位置を示す情報とを含むことを特徴とする構成1乃至3の何れか一つの構成に記載の制御装置。
(構成5)
前記レンズ装置は、前記フォーカス部材の位置を検出する第1検出部と、前記フォーカス部材を前記光学系の光軸に沿って移動させる第1移動部とを備え、
前記フォーカス部材の位置を示す情報は、前記第1検出部からの出力信号、前記第1移動部に対する入力信号、及び被写体距離の少なくとも一つであることを特徴とする構成4に記載の制御装置。
(構成6)
前記レンズ装置は、前記少なくとも一つの光学部材の位置を検出する第2検出部と、前記少なくとも一つの光学部材を移動させる第2移動部とを備え、
前記少なくとも一つの光学部材の位置を示す情報は、前記第2検出部からの出力信号と前記第2移動部に対する入力信号との少なくとも一つを含むことを特徴とする構成4又は構成5に記載の制御装置。
(構成7)
前記制御部は、前記フォーカス部材を制御することで前記ピントずれを補正することを特徴とする構成1乃至6の何れか一つの構成に記載の制御装置。
(構成8)
前記レンズ装置は、前記光学系の開口径を変化させる絞り機構を備え、
前記光学系の光学状態を示す情報は、前記絞り機構に関する情報を含み、
前記制御部は、前記絞り機構を制御することで前記ピントずれを補正することを特徴とする構成1乃至7の何れか一つの構成に記載の制御装置。
(構成9)
構成1乃至8の何れか一つの構成に記載の制御装置と、
撮像素子の撮像面に対してピント面を傾けるティルト効果と撮影範囲を移動させるシフト効果の少なくとも一方を変更するための少なくとも一つの光学部材と合焦を行うフォーカス部材とを含む光学系とを有することを特徴とするレンズ装置。
(構成10)
前記少なくとも一つの光学部材は、第1の光学部材と第2の光学部材とを備えることを特徴とする構成9に記載のレンズ装置。
(構成11)
前記少なくとも一つの光学部材は、前記光学系の光軸と直交する方向へ移動することで、前記ティルト効果と前記シフト効果との少なくとも一方を変更することを特徴とする構成9又は10に記載のレンズ装置。
(構成12)
構成1乃至8の何れか一つの構成に記載の制御装置と、
撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
(構成13)
構成1乃至8の何れか一つの構成に記載の制御装置と、
撮像素子と、
撮像素子の撮像面に対してピント面を傾けるティルト効果と撮影範囲を移動させるシフト効果の少なくとも一方を変更するための少なくとも一つの光学部材と合焦を行うフォーカス部材とを含む光学系とを有することを特徴とするカメラシステム。
(方法1)
撮像素子を備える撮像装置、及び前記撮像素子の撮像面に対してピント面を傾けるティルト効果と撮影範囲を移動させるシフト効果の少なくとも一方を変更するための少なくとも一つの光学部材と合焦を行うフォーカス部材とを含む光学系を備えるレンズ装置を有するカメラシステムを制御するための制御方法であって、
前記光学系の光学状態を示す情報を取得するステップと、
前記光学系の光学状態を示す情報を用いて、前記少なくとも一つの光学部材の移動により生じるピントずれを補正するステップとを有することを特徴とする制御方法。
(構成14)
方法1に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 カメラシステム
2 レンズ鏡筒(レンズ装置)
3 カメラ(撮像装置)
22 2群レンズ(フォーカス部材)
26 6群レンズ(光学部材)
28 8群レンズ(光学部材)
1000 レンズCPU(制御装置)
1000a 取得部
1000b 制御部
1100 カメラCPU(制御装置)
1106 撮像素子

Claims (15)

  1. 撮像素子を備える撮像装置、及び前記撮像素子の撮像面に対してピント面を傾けるティルト効果と撮影範囲を移動させるシフト効果の少なくとも一方を変更するための少なくとも一つの光学部材と合焦を行うフォーカス部材とを含む光学系を備えるレンズ装置を有するカメラシステムに用いられる制御装置であって、
    前記光学系の光学状態を示す情報を取得する取得部と、
    前記光学系の光学状態を示す情報を用いて、前記少なくとも一つの光学部材の移動により生じるピントずれを補正する制御部とを有することを特徴とする制御装置。
  2. 前記取得部は、前記光学系の設計情報を取得し、
    前記制御部は、前記光学系の光学状態を示す情報、及び前記光学系の設計情報を用いて、前記ピントずれを補正することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記光学系の設計情報は、前記フォーカス部材の位置を示す情報と前記少なくとも一つの光学部材の位置を示す情報とに応じたピントずれを補正するための情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記光学系の光学状態を示す情報は、前記フォーカス部材の位置を示す情報と前記少なくとも一つの光学部材の位置を示す情報とを含むことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記レンズ装置は、前記フォーカス部材の位置を検出する第1検出部と、前記フォーカス部材を前記光学系の光軸に沿って移動させる第1移動部とを備え、
    前記フォーカス部材の位置を示す情報は、前記第1検出部からの出力信号、前記第1移動部に対する入力信号、及び被写体距離の少なくとも一つであることを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記レンズ装置は、前記少なくとも一つの光学部材の位置を検出する第2検出部と、前記少なくとも一つの光学部材を移動させる第2移動部とを備え、
    前記少なくとも一つの光学部材の位置を示す情報は、前記第2検出部からの出力信号と前記第2移動部に対する入力信号との少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記制御部は、前記フォーカス部材を制御することで前記ピントずれを補正することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  8. 前記レンズ装置は、前記光学系の開口径を変化させる絞り機構を備え、
    前記光学系の光学状態を示す情報は、前記絞り機構に関する情報を含み、
    前記制御部は、前記絞り機構を制御することで前記ピントずれを補正することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  9. 撮像素子の撮像面に対してピント面を傾けるティルト効果と撮影範囲を移動させるシフト効果の少なくとも一方を変更するための少なくとも一つの光学部材と合焦を行うフォーカス部材とを含む光学系と、
    制御装置を備えるレンズ装置であって、
    前記制御装置は、前記光学系の光学状態を示す情報を取得する取得部と、前記光学系の光学状態を示す情報を用いて、前記少なくとも一つの光学部材の移動により生じるピントずれを補正する制御部とを有することを特徴とするレンズ装置。
  10. 前記少なくとも一つの光学部材は、第1の光学部材と第2の光学部材とを備えることを特徴とする請求項9に記載のレンズ装置。
  11. 前記少なくとも一つの光学部材は、前記光学系の光軸と直交する方向へ移動することで、前記ティルト効果と前記シフト効果との少なくとも一方を変更することを特徴とする請求項9に記載のレンズ装置。
  12. 請求項1乃至8の何れか一項に記載の制御装置と、
    撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
  13. 請求項1乃至8の何れか一項に記載の制御装置と、
    撮像素子と、
    撮像素子の撮像面に対してピント面を傾けるティルト効果と撮影範囲を移動させるシフト効果の少なくとも一方を変更するための少なくとも一つの光学部材と合焦を行うフォーカス部材とを含む光学系とを有することを特徴とするカメラシステム。
  14. 撮像素子を備える撮像装置、及び前記撮像素子の撮像面に対してピント面を傾けるティルト効果と撮影範囲を移動させるシフト効果の少なくとも一方を変更するための少なくとも一つの光学部材と合焦を行うフォーカス部材とを含む光学系を備えるレンズ装置を有するカメラシステムを制御するための制御方法であって、
    前記光学系の光学状態を示す情報を取得するステップと、
    前記光学系の光学状態を示す情報を用いて、前記少なくとも一つの光学部材の移動により生じるピントずれを補正するステップとを有することを特徴とする制御方法。
  15. 請求項14に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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