JP2023150202A - インターフェースおよび流体取扱デバイス - Google Patents
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Abstract
【課題】流体取扱装置に後付けできるインターフェースを提供すること。【解決手段】本発明のインターフェースは、流体取扱装置に接合され、外部機器と前記流体取扱装置の開口部とを接続するためのインターフェースである。本発明のインターフェースは、貫通孔と、前記流体取扱装置に接合される第1接合面とを含む本体と、前記第1接合面を取り囲むように配置された、前記流体取扱装置に接合される第2接合面を含むフランジと、を有する。前記本体および前記フランジは、一体である。前記フランジの厚みは、前記本体の厚みより小さい。【選択図】図5
Description
本発明は、外部機器と流体取扱装置とを接続するためのインターフェース、および前記インターフェースを有する流体取扱デバイスに関する。
近年、タンパク質や核酸等の微量な物質の分析を高精度かつ高速に行うために、マイクロ流路チップやマイクロウェルプレート、フローセルなどの流体取扱装置が使用されている。流体取扱装置は、分析に必要な試料および試薬の量が少なくてもよいという利点を有しており、臨床検査や食物検査、環境検査などの様々な用途での使用が期待されている。試料や試薬などの液体を流体取扱装置に導入したり、流体取扱装置から空気などの気体を排出したりする際には、マイクロピペットやポンプなどの外部機器が用いられることがある。
たとえば、特許文献1には、ピペットチップを含むピペットを用いて、流路ユニット(流体取扱装置)の流路に液体を流すことが開示されている。流路の注入口および排出口には、ピペットチップが押し当てられるピペット受け部が設けられている。ピペット受け部は、ピペットチップを押し当てられると弾性変形する軟質部材で成形されており、ピペットチップと流路とを水密に接続する。
しかしながら、特許文献1に記載の流体取扱装置(流路ユニット)では、流路とピペット受け部とが一体であり、使用するピペットチップの種類や用途などに応じたインターフェース(ピペット受け部)を後から選択し、取り付けることができない。
本発明の目的は、流体取扱装置に後付けできるインターフェースを提供することである。また、本発明の別の目的は、前記インターフェースを有する流体取扱デバイスを提供することである。
本発明のインターフェースは、流体取扱装置に接合され、外部機器と前記流体取扱装置の開口部とを接続するためのインターフェースであって、貫通孔と、前記流体取扱装置に接合される第1接合面とを含む本体と、前記第1接合面を取り囲むように配置された、前記流体取扱装置に接合される第2接合面を含むフランジと、を有し、前記本体および前記フランジは、一体であり、前記フランジの厚みは、前記本体の厚みより小さい。
本発明の流体取扱デバイスは、流体取扱装置と、前記流体取扱装置に接合された本発明のインターフェースと、を有する。
本発明によれば、使用する外部機器の種類や用途などに応じて流体取扱装置に後付けできるインターフェースを提供することができる。また、本発明によれば、前記インターフェースを有する流体取扱デバイスを提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係るインターフェースおよび流体取扱デバイスについて説明する。
(流体取扱デバイスの構成)
図1~図3Cは、本実施の形態に係る流体取扱デバイス100の構成を示す図である。
図1~図3Cは、本実施の形態に係る流体取扱デバイス100の構成を示す図である。
図1は、流体取扱デバイス100の斜視図である。図2Aは、流体取扱デバイス100の平面図であり、図2Bは、流体取扱デバイス100の正面図であり、図2Cは、流体取扱デバイス100の右側面図である。図3Aは、図2AにおけるA-A線の断面図であり、図3Bは、図2AにおけるB-B線の断面図であり、図3Cは、図2AにおけるC-C線の断面図である。
図1に示されるように、流体取扱デバイス100は、流体を収容するための収容部を有する流体取扱装置200と、流体取扱装置200に接合されたインターフェース300と、を有する。
流体取扱装置200は、流体を収容するための収容部を有する装置である。本明細書では「装置」という用語を用いているが、流体取扱装置200は、チップやプレート、デバイスなどと呼ばれるものであってもよい。収容部は、試料や試薬などの液体または粉体、空気などの気体などの流体を収容するための構造である。収容部は、流体を一箇所に貯留させる構造であってもよいし、流体を流す構造であってもよい。収容部の構成は、特に限定されず、流体取扱デバイス100の用途に応じて適宜選択される。収容部の例には、流路やチャンバー、ウェルなどが含まれる。流体取扱装置200の例には、マイクロ流路チップやマイクロウェルプレート、フローセルなどが含まれる。
流体取扱装置200の構成および材料は、特に限定されず、流体取扱デバイス100の用途に応じて適宜選択される。たとえば、流体取扱装置200は、収容部の形状を規定するための貫通孔を設けられた第1板(スペーサー)を、導入口または排出口として機能する貫通孔を設けられた第2板(天板)と、貫通孔を設けられていない第3板(底板)との間に配置した構成であってもよい。また、流体取扱装置200は、収容部の形状を規定するための凹部と、導入口または排出口として機能する貫通孔とを設けられた第1板(天板)の下に、貫通孔を設けられていない第2板(底板)を配置した構成であってもよい。また、流体取扱装置200は、収容部の形状を規定するための凹部を設けられた第1板(底板)の上に、導入口または排出口として機能する貫通孔を設けられた第2板(天板)を配置した構成であってもよい。これらの板の材料は、特に限定されないが、例えばガラスまたは樹脂である。本実施の形態に係るインターフェース300を流体取扱装置200に熱圧着により接合する場合、流体取扱装置200のインターフェース300が接合される部材(天板)がガラス製であるときに、本実施の形態に係るインターフェース300の効果が特に発揮される。
図1~図3Cに示される例では、流体取扱装置200は、ガラス製の天板210と、ガラス製の底板220とを有している。流体取扱装置200は、収容部として、導入/排出口201および空気孔202を接続する流路203を有している。導入/排出口201、空気孔202および流路203の数は、特に限定されないが、図1~図3Cに示される例ではそれぞれ4つである。
図4A~Cは、天板210の構成を示す図である。図4Aは、天板210の底面図であり、図4Bは、図4AにおけるB-B線の断面図であり、図4Cは、図4AにおけるC-C線の断面図である。
図4A~Cに示されるように、天板210には、導入/排出口201として機能する複数の第1貫通孔211と、空気孔202として機能する複数の第2貫通孔212が設けられている。また、天板210の底面には、流路203を規定するための複数の溝213が設けられている。複数の溝213は、それぞれ第1貫通孔211と第2貫通孔212とを接続するように配置されている。天板210の底面に底板220を接合することで、天板210に形成された複数の第1貫通孔211、複数の第2貫通孔212および複数の溝213の開口部が塞がれ、複数の導入/排出口201、複数の空気孔202および複数の流路203が形成される。
天板210および底板220の大きさは、特に限定されず、用途などに応じて適宜設定されうる。天板210の厚さは、溝213の深さや、要求される強度などに応じて適宜設定される。
図1~図3Cに示される流体取扱装置200では、導入/排出口201から流体(例えば液体)を注入することで、流路203内に流体を導入することができる。また、導入/排出口201から流体(例えば液体)を吸引することで、流路203内の流体を排出させることができる。
インターフェース300は、流体取扱装置200の収容部の開口部の周囲に接合された、外部機器と流体取扱装置200の収容部の開口部とを接続するための弾性部材である。図1~図3Cに示される例では、インターフェース300は、流体取扱装置200の天板210の天面における4つの導入/排出口201の周囲に接合されている。外部機器の種類は、特に限定されない。外部機器は、例えば、マイクロピペットやマイクロピペットのピペットチップ、ポンプなどである。ポンプなどの外部装置をインターフェース300に接続する場合は、外部装置に設けられたノズルなどを直接インターフェース300に接続してもよいし、チューブなどを介してインターフェース300に接続してもよい。
インターフェース300は、外部機器と接続される1つまたは複数の貫通孔311を有している。貫通孔311は、流体取扱装置200の収容部の開口部に接続されている。図1~図3Cに示される例では、4つの貫通孔311が、流体取扱装置200の4つの導入/排出口201にそれぞれ接続されている。外部機器を貫通孔311に接続する方法は、特に限定されない。たとえば、外部機器の流体を吐出または吸引する部分(例えばピペットチップの先端やチューブの端部など)を、貫通孔311に圧入してもよいし、貫通孔311の開口部の上部に配置してもよい。たとえば、外部機器の流体を吐出または吸引する部分(例えばピペットチップの先端やチューブの端部など)を貫通孔311に取り外し可能に圧入した状態で外部機器(例えばマイクロピペットやポンプなど)を操作することで、外部機器内の流体を流体取扱装置200の収容部(例えば流路203)内に導入したり、流体取扱装置200の収容部(例えば流路203)内の流体を外部機器内に吸引したりすることができる。
インターフェース300は、実質的に一体品である。より具体的には、後述するインターフェース300の本体310およびフランジ320は、一体品である。インターフェース300を一体品とすることで、流体取扱デバイス100の部品数を削減することができる。たとえば、インターフェース300は、樹脂やエラストマーなどの一体成形品であってもよいし、切削などにより製造された一体品であってもよい。また、上記一体成形品は、1種類の材料から構成されていてもよいし、例えば二色成形などにより複数の材料から構成されていてもよい。
インターフェース300の材料は、特に限定されない。インターフェース300の材料の例には、樹脂、エラストマーなどが含まれる。外部機器の一部を貫通孔311に圧入する場合は、インターフェース300(本体310およびフランジ320)は、弾性体であることが好ましく、インターフェース300の材料は、エラストマーなどの弾性を有するものであることが好ましい。インターフェース300を弾性体とすることで、外部機器の流体を吐出または吸引する部分を貫通孔311に圧入したときに、外部機器の当該部分の外側面とインターフェース300の貫通孔311の内側面とを密着させて、外部機器内の空間と流体取扱装置200の収容部(例えば流路203)とを水密に接続させることができる。一方、外部機器の当該部分が弾性体である場合は、インターフェース300(本体310およびフランジ320)が樹脂などから構成されていても、外部機器内の空間と流体取扱装置200の収容部(例えば流路203)とを水密に接続させることができる。
エラストマーの種類は、適切な弾性を有していれば特に限定されない。エラストマーの例には、オレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリジメチルシロキサン(PDMS)などが含まれる。外部機器の挿入部を多数回抜き差しすることに耐えうる耐久性を確保する観点からは、オレフィン系エラストマーが好ましい。
インターフェース300を流体取扱装置200に接合させる方法は、特に限定されない。たとえば、インターフェース300は、熱圧着により流体取扱装置200に接合されていてもよいし、接着剤を用いて接着されていてもよい。本実施の形態に係るインターフェース300を流体取扱装置200に熱圧着により接合する場合に、本実施の形態に係るインターフェース300の効果は特に発揮される。
本実施の形態に係る流体取扱デバイス100は、インターフェース300の構成に主たる特徴を有する。そこで、インターフェース300については、別途詳細に説明する。
(インターフェースの構成)
図5~図6Dは、本実施の形態に係るインターフェース300の構成を示す図である。図5は、インターフェース300の斜視図である。図6Aは、インターフェース300の平面図であり、図6Bは、インターフェース300の正面図であり、図6Cは、インターフェース300の右側面図であり、図6Dは、図6AにおけるD-D線の断面図である。
図5~図6Dは、本実施の形態に係るインターフェース300の構成を示す図である。図5は、インターフェース300の斜視図である。図6Aは、インターフェース300の平面図であり、図6Bは、インターフェース300の正面図であり、図6Cは、インターフェース300の右側面図であり、図6Dは、図6AにおけるD-D線の断面図である。
図5~図6Dに示されるように、インターフェース300は、流体取扱装置200とは別の部材であり、本体310およびフランジ320を有する。たとえば、本体310およびフランジ320は、エラストマーの一体成形品である。本体310およびフランジ320は、いずれも流体取扱装置200に接合されうる。
本体310は、貫通孔311および第1接合面312を含む。
貫通孔311は、本体310を厚み方向に貫通し、本体310の天面および底面(第1接合面312)に開口している。貫通孔311には、外部機器が接続される。前述のとおり、外部機器の流体を吐出または吸引する部分(例えばピペットチップの先端やチューブの端部など)を、貫通孔311に圧入してもよいし、貫通孔311の開口部の上部に配置してもよい。貫通孔311は、インターフェース300が流体取扱装置200に接合されたときに、流体取扱装置200の収容部の開口部(例えば導入/排出口201)に接続されるように配置されている。また、貫通孔311は、外部機器の挿入部の外側面とインターフェース300の貫通孔311の内側面とを密着させて、外部機器内の空間と流体取扱装置200の収容部の開口部(例えば導入/排出口201)とを水密に接続させることができるように構成されていることが好ましい。
貫通孔311の数および位置は、特に限定されず、流体取扱装置200の構成に応じて適宜設定される。本実施の形態では、流体取扱装置200は4つの導入/排出口201を有しており、インターフェース300も4つの貫通孔311を有している。
貫通孔311の形状は、特に限定されず、外部機器の形状や外部機器の接続方法に応じて適宜設定される。たとえば、貫通孔311の形状は、円柱状であってもよいし、逆円錐台状(テーパー状)であってもよい。外部機器を接続しやすくする観点からは、貫通孔311の天面側の開口部は、貫通孔311の他の部分よりも拡げられていることが好ましい。たとえば、図6Dに示されるように、貫通孔311の天面側の開口部の縁は、面取りされていてもよい。面取りの例には、R面取りおよびC面取りが含まれる。
貫通孔311の径も、特に限定されず、外部機器の流体を吐出または吸引する部分の大きさに応じて適宜設定される。たとえば、外部機器がピペットチップを装着されたマイクロピペットの場合、ピペットチップが圧入される貫通孔311の径は、0.8~1.4mm程度である。インターフェース300が複数の貫通孔311を有している場合、複数の貫通孔311の径は、同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。
第1接合面312は、流体取扱装置200に接合される面である。本実施の形態では、第1接合面312は、本体310の底面である。第1接合面312の形状は、流体取扱装置200に接合することができれば特に限定されないが、通常は平面である。
本体310の厚み(図6Dにおける上下方向の長さ)は、特に限定されず、外部機器の流体を吐出または吸引する部分を圧入される場合は当該部分を適切に保持できるように適宜設定される。たとえば、本体310の厚みは、1~10mm程度である。
本体310の貫通孔311を取り囲む壁の幅(図6Dにおける左右方向の長さ)は、特に限定されず、外部機器の流体を吐出または吸引する部分を圧入される場合は当該部分を適切に保持できれば特に限定されない。たとえば、本体310の貫通孔311を取り囲む壁の幅は、0.5~2mmである。この壁の幅は、貫通孔311の全周方向において一定であってもよいし、変化してもよい。
フランジ320は、本体310の下部を取り囲むように配置された、本体310よりも薄い部分である。フランジ320は、本体310が流体取扱装置200から剥がれることを抑制する。フランジ320は、第2接合面321を含む。
第2接合面321は、第1接合面312(本体310の底面)を取り囲むように配置された、流体取扱装置200に接合される面である。本実施の形態では、第2接合面321は、フランジ320の底面である。第2接合面321の形状は、流体取扱装置200に接合することができれば特に限定されないが、通常は平面である。第1接合面312および第2接合面321は、不連続であってもよいが、連続していることが好ましい。本実施の形態では、第1接合面312および第2接合面321は、連続しており、かつ面一である。
フランジ320の厚み(図6Dにおける上下方向の長さ)は、本体310よりも薄ければ特に限定されないが、流体取扱装置200に接合された後に接合前の形状に戻ろうとする弾性力を小さくする観点からは1000μm以下が好ましい。たとえば、フランジ320の厚みは、50~1000μmである。フランジ320の厚みは、一定であってもよいし、場所ごとに異なっていてもよい。
フランジ320の幅(図6Dにおける左右方向の長さ)は、特に限定されないが、本体310が流体取扱装置200から剥がれることを抑制する観点からは0.5mm以上が好ましい。フランジ320の特定部分におけるフランジ320の幅とは、フランジ320のその部分の外縁と本体310の外縁との間の最短長さを意味する。たとえば、フランジ320の幅は、0.5~10mmである。フランジ320の幅は、一定であってもよいし、場所ごとに異なっていてもよい。
(インターフェースの使用方法)
本実施の形態に係るインターフェース300は、流体取扱装置200の天板210の天面における4つの導入/排出口201の周囲に接合されて使用される。すなわち、インターフェース300は、流体取扱装置200に後付けされる。
本実施の形態に係るインターフェース300は、流体取扱装置200の天板210の天面における4つの導入/排出口201の周囲に接合されて使用される。すなわち、インターフェース300は、流体取扱装置200に後付けされる。
ここで、エラストマー製のインターフェース300を熱圧着により流体取扱装置200の天板210に接合する場合について考える。この場合、弾性を有するインターフェース300は、加熱されつつ押圧されることで流体取扱装置200に接合されるため、変形した状態で流体取扱装置200に接合される。したがって、インターフェース300は、流体取扱装置200に接合された後に接合前の形状に戻ろうとする。
仮に、インターフェース300がフランジ320を有しておらず本体310のみから構成されていたとすると、本体310は厚みがあり、接合前の形状に戻ろうとする力が大きいため、第1接合面312の縁から本体310が剥がれてしまいやすい。一方、インターフェース300が本体310に加えてフランジ320も有しているとすると、フランジ320は薄く、接合前の形状に戻ろうとする力が小さいため、剥がれにくい。そして、第1接合面312の周囲にあるフランジ320が剥がれないため、本体310も剥がれにくい。すなわち、本実施の形態に係るインターフェース300は、熱圧着により流体取扱装置200に接合されても、流体取扱装置200から剥がれにくい。
以上のように、インターフェース300を流体取扱装置200の天板210に接合することで、本実施の形態に係る流体取扱デバイス100を得ることができる。流体取扱デバイス100の使用方法は、特に限定されず、用途に応じて適宜設定されうる。たとえば、外部機器の流体を吐出または吸引する部分を貫通孔311に圧入した状態で外部機器を操作することで、外部機器内の流体を流体取扱装置200の流路203内に導入したり、流体取扱装置200の流路203内の流体を外部機器内に吸引したりすることができる。
(効果)
以上のように、本実施の形態に係るインターフェース300は、流体取扱装置200に任意のタイミングで接合されうる。また、本実施の形態に係るインターフェース300は、熱圧着により流体取扱装置200に接合されても、流体取扱装置200から剥がれにくい。
以上のように、本実施の形態に係るインターフェース300は、流体取扱装置200に任意のタイミングで接合されうる。また、本実施の形態に係るインターフェース300は、熱圧着により流体取扱装置200に接合されても、流体取扱装置200から剥がれにくい。
本発明に係るインターフェースおよび流体取扱デバイスは、臨床検査や食物検査、環境検査などの様々な用途において有用である。
100 流体取扱デバイス
200 流体取扱装置
201 導入/排出口
202 空気孔
203 流路
210 天板
211 第1貫通孔
212 第2貫通孔
213 溝
220 底板
300 インターフェース
310 本体
311 貫通孔
312 第1接合面
320 フランジ
321 第2接合面
200 流体取扱装置
201 導入/排出口
202 空気孔
203 流路
210 天板
211 第1貫通孔
212 第2貫通孔
213 溝
220 底板
300 インターフェース
310 本体
311 貫通孔
312 第1接合面
320 フランジ
321 第2接合面
Claims (11)
- 流体取扱装置に接合され、外部機器と前記流体取扱装置の開口部とを接続するためのインターフェースであって、
貫通孔と、前記流体取扱装置に接合される第1接合面とを含む本体と、
前記第1接合面を取り囲むように配置された、前記流体取扱装置に接合される第2接合面を含むフランジと、
を有し、
前記本体および前記フランジは、一体であり、
前記フランジの厚みは、前記本体の厚みより小さい、
インターフェース。 - 前記本体および前記フランジは、いずれも弾性体である、請求項1に記載のインターフェース。
- 前記第1接合面および前記第2接合面は、連続しており、かつ面一である、請求項1または請求項2に記載のインターフェース。
- 前記フランジの厚みは、50~1000μmである、請求項1~3のいずれか一項に記載のインターフェース。
- 前記フランジの幅は、0.5~10mmである、請求項1~4のいずれか一項に記載のインターフェース。
- 前記本体の厚みは、1~10mmである、請求項1~5のいずれか一項に記載のインターフェース。
- 前記貫通孔は、外部機器を圧入される、請求項1~6のいずれか一項に記載のインターフェース。
- 前記本体の前記貫通孔を取り囲む壁の幅は、0.5~2mmである、請求項1~7のいずれか一項に記載のインターフェース。
- 流体取扱装置と、
前記流体取扱装置に接合された請求項1~8のいずれか一項に記載のインターフェースと、
を有する、流体取扱デバイス。 - 前記インターフェースは、熱圧着により前記流体取扱装置に接合されている、請求項9に記載の流体取扱デバイス。
- 前記流体取扱装置の前記インターフェースが接合される部材は、ガラス製である、請求項9または請求項10に記載の流体取扱デバイス。
Priority Applications (1)
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JP2022059182A JP2023150202A (ja) | 2022-03-31 | 2022-03-31 | インターフェースおよび流体取扱デバイス |
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