JP2023149523A - 車体後部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】衝撃吸収部材による衝撃吸収効果をより向上し、乗員の安全性をより一層向上できる車体後部構造を提供する。【解決手段】車体後部構造は、フロアパン13と、サブフレームと、サブフレームよりも後方に設けられる衝撃吸収部材4と、衝撃吸収部材4を着脱可能に取り付けるブラケット5と、衝撃吸収部材4の後端部39と対向するように設けられる延長部材6と、を備える。衝撃吸収部材4は、フロアパン13の下面13aに沿う第一延在部47と、フロアパン13よりも前方に延在する第二延在部48と、を有する。延長部材6は、上下方向において衝撃吸収部材4よりも上方に延びている。【選択図】図6
Description
本発明は、車体後部構造に関するものである。
近年、交通参加者の中でも高齢者や子供といった脆弱な立場にある人々にも配慮した持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取り組みが活発化している。この実現に向けて車体剛性に関する開発を通して交通の安全性や利便性をより一層改善する研究開発が注力されている。また従来、車両の後方であってフロアパネルの近傍に種々の車載部品が搭載された車体後部構造が知られている。これらの車両では、車載部品を保護しつつ、後突時における衝撃荷重を吸収して乗員の安全性を高めるための技術が種々提案されている。
例えば特許文献1には、サイドシルの後方に配置されるトーションビームと、下方に突出するフロアパンと、フロアパンの下面に沿って前後方向に延びるリヤセンタフレーム(衝撃吸収部材)と、を有する車体後部構造が開示されている。リヤセンタフレームは、トーションビームの後方に配置されている。特許文献1に記載の技術によれば、後突初期には、凹凸状に形成されたリヤセンタフレームの後部が潰れることで衝撃荷重が吸収される。後突後期には、リヤセンタフレームがトーションビームに当接することによって衝撃荷重が吸収される。よって、短いストロークで衝撃荷重を吸収し、乗員の安全性を確保できるとされている。
ところで、車体剛性が求められる車両として、水素ガス等のガス燃料を燃料として走行する車両が知られている。これらの車両では、フロアパネルを上方に***させ、燃料タンクをこの***した部分に配置する場合がある。この場合、燃料タンクの下方にはフロアパネルの開口が形成される。このため、前後方向において燃料タンクと対応する部分において、衝撃吸収部材をフロアパネルの下面に沿わせることができない。これにより、トーションビーム等の荷重を受ける部材と衝撃吸収部材との間の間隔が大きくなるので、後突時に衝撃吸収部材が空走状態となり、衝撃を十分に吸収できないおそれがあった。
これらの課題を解決するために、例えばフロアパネルの下面に前後方向に沿う衝撃吸収部材を配置し、衝撃吸収部材を前方に延長することにより、衝撃吸収部材の前端部と車体フレームとを近接して配置することが考えられる。これにより、後突時に衝撃吸収部材と車体フレームとを確実に当接させ、衝撃吸収部材により後突時の衝撃荷重を吸収することができる。
しかしながら、上述した構成においては、例えば衝撃吸収部材の配置位置が低い場合、車両における衝撃吸収部材の後方に位置する接触対象物との上下方向における重なり量が小さくなる場合があった。この場合、位置ずれにより衝撃吸収部材と接触対象物とが当接せず、衝撃吸収部材及び接触対象物を当接させることによる十分な衝撃吸収効果を得られないおそれがあった。すなわち、従来技術にあっては、衝撃吸収部材による衝撃吸収効果をより向上し、乗員の安全性をより一層向上する点において改善の余地があった。
そこで、本発明は、従来技術における上記課題を解決するためのものであり、衝撃吸収部材による衝撃吸収効果をより向上し、乗員の安全性をより一層向上できる車体後部構造を提供することを目的とする。そして、延いては持続可能な輸送システムの発展に寄与するものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明に係る車体後部構造(例えば、実施形態における車体後部構造1)は、フロアパネル(例えば、実施形態におけるフロアパネル2)と、前記フロアパネルよりも車体(例えば、実施形態における車体11)の上下方向における下方に設けられるサブフレーム(例えば、実施形態におけるサブフレーム3)と、前記サブフレームよりも前記車体の前後方向における後方に設けられ、前記前後方向に沿って延びる衝撃吸収部材(例えば、実施形態における衝撃吸収部材4)と、前記フロアパネルの下面(例えば、実施形態における下面13a)に前記衝撃吸収部材を着脱可能に取り付けるブラケット(例えば、実施形態におけるブラケット5)と、前記衝撃吸収部材の後端部(例えば、実施形態における後端部39)と対向するように設けられる延長部材(例えば、実施形態における延長部材6)と、を備え、前記フロアパネルは、前記衝撃吸収部材が取り付けられる前記下面を有するフロアパン(例えば、実施形態におけるフロアパン13)を有し、前記衝撃吸収部材は、前記フロアパンの前記下面に沿う第一延在部(例えば、実施形態における第一延在部47)と、前記第一延在部と一体形成され、前記フロアパンよりも前記前後方向の前方に延在する第二延在部(例えば、実施形態における第二延在部48)と、を有し、前記衝撃吸収部材の前端部(例えば、実施形態における前端部38)は、前記上下方向において前記サブフレームと同じ高さとなるように配置されるとともに、前記前後方向において前記サブフレームとの間に間隔(例えば、実施形態における間隔S)をあけて配置され、前記延長部材は、前記上下方向において前記衝撃吸収部材よりも上方に延びることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明に係る車体後部構造において、前記延長部材は、前記ブラケットと前記前後方向に沿って固定され、かつ前記フロアパンと前記上下方向に沿って固定されることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明に係る車体後部構造において、前記衝撃吸収部材は、相対的に前方に設けられる前固定部(例えば、実施形態における前固定部36)と、前記前固定部よりも後方に設けられる後固定部(例えば、実施形態における後固定部37)と、の少なくとも2個の固定部により前記ブラケットに固定されており、前記前固定部及び前記後固定部は、単一の前記ブラケットに設けられることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明に係る車体後部構造において、左右一対のリアフレーム(例えば、実施形態におけるリアフレーム55)と、リアバンパビーム(例えば、実施形態におけるリアバンパビーム57)と、前記リアバンパビームの後方において、一対の前記リアフレーム間を連結するように設けられる補強部材(例えば、実施形態における補強部材7)と、を備え、前記補強部材は、前記リアバンパビームと共締めされることにより固定されていることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明に係る車体後部構造において、前記補強部材は、車体に取り付けられた状態で前記車体の水平方向に沿って延びるとともに、前記水平方向に沿って延びるビード(例えば、実施形態におけるビード60)を有することを特徴としている。
本発明の請求項1に記載の車体後部構造によれば、衝撃吸収部材は、ブラケットを介してフロアパネル後部に位置するフロアパンの下面に着脱可能に取り付けられる。衝撃吸収部材は、フロアパネル(フロアパン)に沿う第一延在部と、フロアパンよりも前方に延びる第二延在部と、を有する。これにより、衝撃吸収部材の前端部をフロアパンよりも前方に配置することができる。よって、例えばフロアパネルの下方に燃料タンク等を配置する場合であっても、前後方向の所望の位置まで前方に向けて衝撃吸収部材を延出させることができる。
衝撃吸収部材より前方には、サブフレームが配置される。衝撃吸収部材の前端部は、上下方向においてサブフレームと同じ高さとなるように配置されるとともに、前後方向においてサブフレームとの間に間隔をあけて配置される。これにより、フロアパネルが下面に開口を有する場合であっても、衝撃吸収部材をフロアパネルに沿わせて配置する従来技術と比較して、サブフレームと衝撃吸収部材の前端部とを近づけた状態で配置できる。よって、後突時に衝撃吸収部材が空走状態となることを抑制し、後突時の衝撃荷重を効果的に吸収できる。
衝撃吸収部材をサブフレームに当接させる構成としたので、後突時に衝撃吸収部材とサブフレームとの高さ位置がずれることを抑制できる。すなわち、サスペンションとの関係により車体に対して上下方向に変位し易いトーションビームに衝撃吸収部材を当接させる従来技術と比較して、サブフレームは車体に固定されているので、同じく車体に取り付けられた衝撃吸収部材とサブフレームとの相対位置のずれが生じにくい。これにより、後突時に衝撃吸収部材とサブフレームとを確実に当接させることができる。
さらに、延長部材は、衝撃吸収部材の後端部に対向して設けられている。これにより、例えば衝撃吸収部材の後方に接触対象物が位置する場合に、延長部材を介して衝撃吸収部材と接触対象物とを当接させることができる。このとき、延長部材は衝撃吸収部材よりも上方に延びているので、延長部材と接触対象物との上下方向における重なり量(ラップ量)が増加する。これにより、接触対象物の上下位置によらず、衝撃吸収部材に荷重を伝達して衝撃を吸収できる。よって、衝撃吸収部材及び接触対象物による衝撃吸収効果を高めることができる。
したがって、衝撃吸収部材による衝撃吸収効果をより向上し、乗員の安全性をより一層向上できる車体後部構造を提供できる。
衝撃吸収部材より前方には、サブフレームが配置される。衝撃吸収部材の前端部は、上下方向においてサブフレームと同じ高さとなるように配置されるとともに、前後方向においてサブフレームとの間に間隔をあけて配置される。これにより、フロアパネルが下面に開口を有する場合であっても、衝撃吸収部材をフロアパネルに沿わせて配置する従来技術と比較して、サブフレームと衝撃吸収部材の前端部とを近づけた状態で配置できる。よって、後突時に衝撃吸収部材が空走状態となることを抑制し、後突時の衝撃荷重を効果的に吸収できる。
衝撃吸収部材をサブフレームに当接させる構成としたので、後突時に衝撃吸収部材とサブフレームとの高さ位置がずれることを抑制できる。すなわち、サスペンションとの関係により車体に対して上下方向に変位し易いトーションビームに衝撃吸収部材を当接させる従来技術と比較して、サブフレームは車体に固定されているので、同じく車体に取り付けられた衝撃吸収部材とサブフレームとの相対位置のずれが生じにくい。これにより、後突時に衝撃吸収部材とサブフレームとを確実に当接させることができる。
さらに、延長部材は、衝撃吸収部材の後端部に対向して設けられている。これにより、例えば衝撃吸収部材の後方に接触対象物が位置する場合に、延長部材を介して衝撃吸収部材と接触対象物とを当接させることができる。このとき、延長部材は衝撃吸収部材よりも上方に延びているので、延長部材と接触対象物との上下方向における重なり量(ラップ量)が増加する。これにより、接触対象物の上下位置によらず、衝撃吸収部材に荷重を伝達して衝撃を吸収できる。よって、衝撃吸収部材及び接触対象物による衝撃吸収効果を高めることができる。
したがって、衝撃吸収部材による衝撃吸収効果をより向上し、乗員の安全性をより一層向上できる車体後部構造を提供できる。
本発明の請求項2に記載の車体後部構造によれば、延長部材は、前後方向及び上下方向のそれぞれに沿ってブラケット及びフロアパンにそれぞれ固定される。延長部材が2方向かつ2部材に固定されるため、延長部材の固定強度を高めることができる。よって安定的に衝撃吸収部材及び接触対象物との上下方向のラップ量を確保できる。また、延長部材は衝撃吸収部材には固定されない。このため、衝撃吸収部材に延長部材を取り付けるためのフランジ等を形成する必要が無く、衝撃吸収部材を押出成形により形成することができる。また、延長部材と衝撃吸収部材とが直接固定されないので、後突時に衝撃吸収部材の変形に影響されることなく、衝撃荷重を効果的に伝達できる。
本発明の請求項3に記載の車体後部構造によれば、衝撃吸収部材は、前固定部及び後固定部の少なくとも2箇所でブラケットに固定され、1個のブラケットに対して前固定部及び後固定部が設けられる。強固に固定されたブラケットによりフロアパンの下面が強化されるので、フロアパンの剛性が高められる。これにより衝撃吸収部材の取り付け強度も向上する。よって、延長部材に荷重が伝達された際に、確実に衝撃荷重を衝撃吸収部材へ伝達することができる。
本発明の請求項4に記載の車体後部構造によれば、補強部材は、リアバンパビームの後方において、一対のリアフレーム間を連結するように設けられ、リアバンパビームと共締めされる。これにより、後突時におけるリアバンパビームの破断を抑制し、リアフレーム間で衝撃荷重を伝達させることができる。よって、車両全体としての衝撃吸収効果をより向上し、乗員の安全性をより一層向上できる。
本発明の請求項5に記載の車体後部構造によれば、補強部材は、車体の水平方向に沿って延びるとともに、水平方向に沿って延びるビードを有する。ビードが形成されることにより、水平方向(すなわち車幅方向)に長い補強部材の強度を向上し、例えば補強部材の製造時における歪の発生等を抑制できる。補強部材及びビードはいずれも水平方向に延びるので、例えば前後方向から見てU字状など上下方向に補強部材及びビードが湾曲している場合と比較して、応力集中を抑制できる。よって、補強部材の変形及び破断を抑制し、後突時におけるリアフレーム間での衝撃荷重の伝達効率を高めることができる。よって、車両全体としての衝撃吸収効果をより向上し、乗員の安全性をより一層向上できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の説明において、前後、左右及び上下の向きは、車体後部構造1を有する車体11の前後、左右及び上下方向と一致する。また、左右方向を車幅方向という場合がある。図中の矢印FRは車体前方を指し、矢印UPは車体上方を指し、矢印LHは車体左方を指している。
(車体後部構造)
図1は、実施形態に係る車体後部構造1の斜視図である。図2は、実施形態に係る車体後部構造1を下方から見た斜視図である。
図1及び図2に示すように、車体後部構造1は、自動車等の車体11の後部に設けられている。車体11は、例えば天然ガスや水素ガス等のガス燃料を燃料として走行する天然ガス車両や、燃料ガスによって発電された電力を用いて走行する燃料電池車両等の車体である。本実施形態の車体後部構造1は、ガス燃料が充填された燃料タンク16をフロア下に搭載した車体11において、前後方向に沿う衝撃荷重を吸収して乗員を保護するための後部構造である。
図1は、実施形態に係る車体後部構造1の斜視図である。図2は、実施形態に係る車体後部構造1を下方から見た斜視図である。
図1及び図2に示すように、車体後部構造1は、自動車等の車体11の後部に設けられている。車体11は、例えば天然ガスや水素ガス等のガス燃料を燃料として走行する天然ガス車両や、燃料ガスによって発電された電力を用いて走行する燃料電池車両等の車体である。本実施形態の車体後部構造1は、ガス燃料が充填された燃料タンク16をフロア下に搭載した車体11において、前後方向に沿う衝撃荷重を吸収して乗員を保護するための後部構造である。
本実施形態の車体後部構造1は、例えば乗員が乗り込む車室と、車室より後方に位置する荷室(いずれも不図示)と、が連続するタイプの車体(例えばワンボックスカー等)に適用される。換言すれば、車室と荷室の区別がなく、フロア後部の剛性がフロアのみによって担保される車体に適用される。車体後部構造1は、車体フレーム10と、フロアパネル2と、サブフレーム3と、ブラケット5と、衝撃吸収部材4と、延長部材6と、補強部材7(図8参照)と、を備える。
(車体フレーム)
車体フレーム10は、車体の骨組みを構成する部材である。車体フレーム10は、サイドシル8と、クロスメンバ9と、リアフレーム55(図8参照)と、リアバンパビーム57(図8参照)と、リアパネル58(図8参照)と、を有する。
サイドシル8は、車幅方向に離間して左右一対設けられている。一対のサイドシル8は、それぞれ車両の前後方向に沿って延びている。クロスメンバ9は、一対のサイドシル8の間で車幅方向に沿って延びている。クロスメンバ9は、前後方向において互いに離間して複数設けられている。本実施形態において、クロスメンバ9は、詳しくは後述するフロアパネル2の凹部12に対して前方及び後方にそれぞれ設けられている。
リアフレーム55、リアバンパビーム57及びリアパネル58(いずれも図8参照)については後述する。
車体フレーム10は、車体の骨組みを構成する部材である。車体フレーム10は、サイドシル8と、クロスメンバ9と、リアフレーム55(図8参照)と、リアバンパビーム57(図8参照)と、リアパネル58(図8参照)と、を有する。
サイドシル8は、車幅方向に離間して左右一対設けられている。一対のサイドシル8は、それぞれ車両の前後方向に沿って延びている。クロスメンバ9は、一対のサイドシル8の間で車幅方向に沿って延びている。クロスメンバ9は、前後方向において互いに離間して複数設けられている。本実施形態において、クロスメンバ9は、詳しくは後述するフロアパネル2の凹部12に対して前方及び後方にそれぞれ設けられている。
リアフレーム55、リアバンパビーム57及びリアパネル58(いずれも図8参照)については後述する。
(フロアパネル)
フロアパネル2は、車体の下部に設けられ、車室の床面を構成している。フロアパネル2は、左右一対のサイドシル8の間に設けられている。フロアパネル2の車幅方向の両端部は、それぞれサイドシル8に固定されている。フロアパネル2は、クロスメンバ9より上方に設けられている。
フロアパネル2は、車体の下部に設けられ、車室の床面を構成している。フロアパネル2は、左右一対のサイドシル8の間に設けられている。フロアパネル2の車幅方向の両端部は、それぞれサイドシル8に固定されている。フロアパネル2は、クロスメンバ9より上方に設けられている。
図1に示すように、フロアパネル2は、凹部12と、フロアパン13と、を有する。
凹部12は、フロアパネル2を構成するパネル部材が上方に***するように湾曲形成されることにより、側方から見て上方へ窪むように形成されている。凹部12は、下方に開口するように形成されている。換言すれば、フロアパネル2の下面は、開口14を有する。凹部12は、前後方向において車室と荷室との間の位置に設けられている。凹部12は、車幅方向から見た側面視において、上壁12aと、前壁12bと、後壁12cと、を有する矩形状に形成されている。フロアパネル2の下方であって凹部12の内側には、燃料タンク16が収容されている。
凹部12は、フロアパネル2を構成するパネル部材が上方に***するように湾曲形成されることにより、側方から見て上方へ窪むように形成されている。凹部12は、下方に開口するように形成されている。換言すれば、フロアパネル2の下面は、開口14を有する。凹部12は、前後方向において車室と荷室との間の位置に設けられている。凹部12は、車幅方向から見た側面視において、上壁12aと、前壁12bと、後壁12cと、を有する矩形状に形成されている。フロアパネル2の下方であって凹部12の内側には、燃料タンク16が収容されている。
フロアパン13は、フロアパネル2の後部を構成している。フロアパン13は、凹部12よりも後方に設けられている。フロアパン13は、凹部12を有するフロアパネル2の前部と比較して下方に膨出するように形成されている。換言すれば、フロアパン13の下面13aは、凹部12の開口14(開口面)よりも下方に位置している。フロアパン13の下面13aは、水平方向とほぼ平行な平面状に形成されている。
なお、以下の説明において、凹部12の開口14の後縁部分を開口後縁14aという場合がある。開口後縁14aは、前後方向において凹部12の後壁12cと対応する箇所に位置している。
(サブフレーム)
図1及び図2に示すように、サブフレーム3は、フロアパネル2及び燃料タンク16よりも下方に設けられている。サブフレーム3は、上下方向から見て、フロアパネル2の開口14と対応する位置に設けられている。サブフレーム3は、フロアパネル2の開口14を下方から覆っている。サブフレーム3は、一対のアーム17と、前側ビーム18と、後側ビーム19と、被当接面22と、を有する。一対のアーム17、前側ビーム18、後側ビーム19及び被当接面22は、一体形成されている。
図1及び図2に示すように、サブフレーム3は、フロアパネル2及び燃料タンク16よりも下方に設けられている。サブフレーム3は、上下方向から見て、フロアパネル2の開口14と対応する位置に設けられている。サブフレーム3は、フロアパネル2の開口14を下方から覆っている。サブフレーム3は、一対のアーム17と、前側ビーム18と、後側ビーム19と、被当接面22と、を有する。一対のアーム17、前側ビーム18、後側ビーム19及び被当接面22は、一体形成されている。
図2に示すように、アーム17は、左右に一対設けられている。アーム17は、前後方向に沿って延びている。一対のアーム17は、前端部及び後端部よりも前後方向の中央部が車幅方向の内側に位置するように緩やかに湾曲している。一対のアーム17の前端部及び後端部は、車体フレーム10にそれぞれ固定されている。本実施形態において、各アーム17の前端部及び後端部は、不図示の連結ブラケットを介してサイドシル8にそれぞれ取り付けられている。これによりサブフレーム3が車体フレーム10に固定される。
前側ビーム18は、一対のアーム17の間に設けられている。前側ビーム18は、車幅方向に沿って延びている。前側ビーム18の左右両端部は、一対のアーム17にそれぞれ接続されている。前側ビーム18は、長手方向と直交する断面視において、上方に開口するU字状に形成されている。なお、前側ビーム18は、例えば閉断面を有する枠状に形成されてもよい。
後側ビーム19は、一対のアーム17の間に設けられている。後側ビーム19は、前側ビーム18よりも後方に離間して設けられている。後側ビーム19は、車幅方向に沿って延びている。後側ビーム19の左右両端部は、一対のアーム17にそれぞれ接続されている。後側ビーム19は、上下方向を厚み方向とする板状に形成されている。上下方向から見て、後側ビーム19の前辺は、車幅方向の内側から外側へ向かうにつれて後方から前方へ位置するように傾斜している。よって、後側ビーム19は、車幅方向の内側から外側へ向かうにつれて前後方向に沿う幅寸法が増大している。
被当接面22(図1も参照)は、後側ビーム19の後端部に設けられている。被当接面22は、前後方向を面直方向とする板状に形成されている。被当接面22は、例えば後側ビーム19の後端部を垂直方向に折り曲げることにより形成されている。被当接面22は、後側ビーム19の後辺において長手方向の全体に亘って設けられている。被当接面22は、上下方向から見て、車幅方向の内側から外側へ向かうにつれて前方から後方へ位置するように傾斜した部分を有する。具体的に、本実施形態において、被当接面22は、第一傾斜面24と、第二傾斜面25と、を有する。
第一傾斜面24は、被当接面22のうち車幅方向の中央部よりも左方に設けられている。第一傾斜面24は、車幅方向の内側(中央部)から外側(左方)へ向かうにつれて前方から後方へ位置するように傾斜している。
第二傾斜面25は、被当接面22のうち車幅方向の中央部よりも右方に設けられている。第二傾斜面25は、車幅方向の内側(中央部)から外側(右方)へ向かうにつれて前方から後方へ位置するように傾斜している。
被当接面22のうち第一傾斜面24と第二傾斜面25との間には、車幅方向とほぼ平行な面が設けられている。なお、第一傾斜面24の車幅方向内側端部と第二傾斜面25の車幅方向内側端部とが連続して設けられていてもよい。
第二傾斜面25は、被当接面22のうち車幅方向の中央部よりも右方に設けられている。第二傾斜面25は、車幅方向の内側(中央部)から外側(右方)へ向かうにつれて前方から後方へ位置するように傾斜している。
被当接面22のうち第一傾斜面24と第二傾斜面25との間には、車幅方向とほぼ平行な面が設けられている。なお、第一傾斜面24の車幅方向内側端部と第二傾斜面25の車幅方向内側端部とが連続して設けられていてもよい。
(ブラケット)
図3は、実施形態に係る衝撃吸収部材4、ブラケット5及び延長部材6の拡大斜視図である。図4は、実施形態に係る車体後部構造1を後方から見た側面図である。図5は、実施形態に係る延長部材6の取り付け態様を示す斜視図である。図6は、実施形態に係る車体後部構造1を左側から見た側面図である。
図3は、実施形態に係る衝撃吸収部材4、ブラケット5及び延長部材6の拡大斜視図である。図4は、実施形態に係る車体後部構造1を後方から見た側面図である。図5は、実施形態に係る延長部材6の取り付け態様を示す斜視図である。図6は、実施形態に係る車体後部構造1を左側から見た側面図である。
図3から図6に示すように、ブラケット5は、フロアパネル2の下面に設けられている。ブラケット5は、フロアパネル2(フロアパン13)の下面13aに衝撃吸収部材4を着脱可能に取り付けている。図5及び図6に示すように、ブラケット5は、フロアパン13の前面13bから下面13aに沿って後端部まで延びるL字状に形成されている。ブラケット5は、左右に一対設けられている。一対のブラケット5は同等の構成となっているため、以下の説明では左のブラケット5について詳細に説明し、右のブラケット5について重複する部分の説明を省略する場合がある。
ブラケット5は、フロアパン13の前面13bに沿って上下方向に延びる前壁部51と、前壁部51の下端部から後方に向かって延びる水平部52と、によりL字状に形成されている。水平部52は、フロアパン13の下面13aから下方に間隔をあけて、フロアパン13の下面13aとほぼ平行に延びている。
図3及び図5に示すように、ブラケット5の水平部52の後端部及び車幅方向の両端部には、後部フランジ53及び側部フランジ54がそれぞれ形成されている。後部フランジ53は、ブラケット5の水平部52の後端部から下方に向かって延びている。後部フランジ53は、詳しくは後述する延長部材6をブラケット5に取り付けるための固定部として機能する。側部フランジ54は、側壁部52sを介して水平部52に接続されている。側壁部52sは、ブラケット5の水平部52の車幅方向の両端部から上方に向かって延びている。側部フランジ54は、側壁部52sの上端部から車幅方向の外側に向かって、すなわち水平部52から離間する方向に向かって延びている。ブラケット5の側部フランジ54とフロアパン13の下面13aとが接合されることにより、ブラケット5がフロアパン13に取り付けられる。
(衝撃吸収部材)
図1から図6に示すように、衝撃吸収部材4は、ブラケット5を介してフロアパン13の下面13aに取り付けられている。衝撃吸収部材4は、前後方向においてサブフレーム3よりも後方に設けられている。衝撃吸収部材4は、車幅方向に並んで左右一対設けられている。一対の衝撃吸収部材4は左右対称に形成されているため、以下の説明では左の衝撃吸収部材4について詳細に説明し、右の衝撃吸収部材4について重複する部分の説明を省略する場合がある。
図1から図6に示すように、衝撃吸収部材4は、ブラケット5を介してフロアパン13の下面13aに取り付けられている。衝撃吸収部材4は、前後方向においてサブフレーム3よりも後方に設けられている。衝撃吸収部材4は、車幅方向に並んで左右一対設けられている。一対の衝撃吸収部材4は左右対称に形成されているため、以下の説明では左の衝撃吸収部材4について詳細に説明し、右の衝撃吸収部材4について重複する部分の説明を省略する場合がある。
図2に示すように、衝撃吸収部材4は、フロアパネル2における凹部12の開口後縁14aを跨ぐようにして前後方向に沿って延びている。開口後縁14aより後方に位置する衝撃吸収部材4の後部は、第一延在部47とされている。第一延在部47は、フロアパン13の下面13aに沿って設けられている。開口後縁14aより前方に位置する衝撃吸収部材4の前部は、第二延在部48とされている。第二延在部48は、フロアパン13よりも前方に突出した状態で前後方向に沿って延びている。第一延在部47及び第二延在部48は一体形成されている。よって、フロアパン13に衝撃吸収部材4が取り付けられた状態で、衝撃吸収部材4の前端部38は開口後縁14aよりも前方に位置する。
図3に示すように、衝撃吸収部材4は、本体部30と、仕切部31と、を有する。
本体部30は、中空のパイプ状に形成されている。本体部30は、前後方向に沿って延びている。本体部30は、前後方向から見て、上下方向の高さ寸法よりも車幅方向の長さ寸法が長い長方形枠状に形成されている。
本体部30は、中空のパイプ状に形成されている。本体部30は、前後方向に沿って延びている。本体部30は、前後方向から見て、上下方向の高さ寸法よりも車幅方向の長さ寸法が長い長方形枠状に形成されている。
仕切部31は、本体部30の内部に設けられている。仕切部31は、前後方向から見て、本体部30の上面と下面とを接続するように上下に延びるとともに、本体部30の内部の空間を左右に分割している。本体部30及び仕切部31は、例えばアルミニウム合金等の金属材料を押出成形することにより一体形成される。
衝撃吸収部材4は、複数の固定部36,37によりブラケット5に固定されている。複数の固定部は、相対的に前方に設けられる前固定部36と、前固定部36よりも後方に設けられる後固定部37と、を有する。よって衝撃吸収部材4は、前後方向で互いに離間する前固定部36及び後固定部37の少なくとも2個の固定部によりブラケット5に固定される。また、前固定部36及び後固定部37は、共通の単一のブラケット5に設けられる。換言すれば、ブラケット5における前固定部36及び後固定部37は、共に1個の部材に設けられている。
具体的に、衝撃吸収部材4の本体部30の上面には、複数のボルト締結孔(不図示)が形成されている。ボルト締結孔は、本体部30の上面を上下方向に貫通している。上下方向から見て、ボルト締結孔は、ブラケット5の水平部52に貫通形成されたボルト被締結孔52aと重なる位置に設けられている。よって、衝撃吸収部材4のボルト締結孔及びブラケット5のボルト被締結孔52aにボルトを挿入することにより、ブラケット5と衝撃吸収部材4とが締結固定される。
衝撃吸収部材4の本体部30の下面には、複数(ボルト締結孔の個数と同じ個数)のボルト挿入孔35が設けられている。ボルト挿入孔35は、本体部30の下面を上下方向に貫通している。ボルト挿入孔35は、上下方向から見て、上面に形成されたボルト締結孔と重なる位置に設けられている。ボルト挿入孔35を通して、ボルトを締結するための工具等が挿入可能となっている。
図2,図3及び図6に示すように、衝撃吸収部材4の本体部30の側面には、複数の脆弱部33が設けられている。脆弱部33は、衝撃吸収部材4の第二延在部48に設けられている。脆弱部33は、本体部30の側面又は角部を本体部30の厚み方向に貫通する孔である。本実施形態において脆弱部33は、4個の角部と対応する位置に設けられ、上下方向及び車幅方向から見て長方形状に形成されるとともに、前後方向に並んで複数設けられている。
図1及び図2に示すように、ブラケット5を介してフロアパネル2に衝撃吸収部材4が取り付けられた状態(衝撃吸収部材4の取り付け状態)において、衝撃吸収部材4の前端部38は、上下方向においてサブフレーム3と同じ高さとなるように配置される。衝撃吸収部材4の取り付け状態において、衝撃吸収部材4の前端部38は、サブフレーム3の被当接面22と対向している。衝撃吸収部材4の取り付け状態において、衝撃吸収部材4の前端部38は、前後方向においてサブフレーム3の被当接面22との間に間隔Sをあけて配置される。
図2に示すように、衝撃吸収部材4の取り付け状態において、衝撃吸収部材4の前端部38は、上下方向から見て、被当接面22と平行となるように傾斜している。具体的に、左の衝撃吸収部材4の前端部38は、サブフレーム3の第一傾斜面24と平行となるように、車幅方向の内側(中央部)から外側(左方)へ向かうにつれて前方から後方へ位置するように傾斜している。右の衝撃吸収部材4の前端部38は、サブフレーム3の第二傾斜面25と平行となるように、車幅方向の内側(中央部)から外側(右方)へ向かうにつれて前方から後方へ位置するように傾斜している。
(延長部材)
図3から図6に示すように、延長部材6は、衝撃吸収部材4よりも後方に設けられている。延長部材6は、衝撃吸収部材4の後端部39(図6参照)と対向するように設けられる。延長部材6は、前後方向において、衝撃吸収部材4と、衝撃吸収部材4よりも後方に位置する接触対象物70(図6参照)との間に設けられている。接触対象物70は、例えば車体11の後方に位置している。延長部材6は、上下方向において衝撃吸収部材4よりも上方に延びている。図5に示すように、延長部材6は、垂直壁部44と、取付フランジ45と、を有する。
図3から図6に示すように、延長部材6は、衝撃吸収部材4よりも後方に設けられている。延長部材6は、衝撃吸収部材4の後端部39(図6参照)と対向するように設けられる。延長部材6は、前後方向において、衝撃吸収部材4と、衝撃吸収部材4よりも後方に位置する接触対象物70(図6参照)との間に設けられている。接触対象物70は、例えば車体11の後方に位置している。延長部材6は、上下方向において衝撃吸収部材4よりも上方に延びている。図5に示すように、延長部材6は、垂直壁部44と、取付フランジ45と、を有する。
垂直壁部44は、延長部材6の本体部分であり、衝撃吸収部材4の後端部39と対向する位置に配置されている。垂直壁部44は、前後方向を厚み方向とする板状に形成されている。図6に示すように、本実施形態において、垂直壁部44の高さ寸法H1は、衝撃吸収部材4の高さ寸法H2よりも大きい。垂直壁部44の上端部は、衝撃吸収部材4の上面より上方に位置している。垂直壁部44の下端部は、衝撃吸収部材4の下面より下方に位置している。図5に示すように、垂直壁部44には、前方からブラケット5の後部フランジ53が当接している。垂直壁部44とブラケット5の後部フランジ53とは、互いに溶接等により接合されている。
図3及び図5に示すように、取付フランジ45は、垂直壁部44の上端部から衝撃吸収部材4側(前方)に向かって延びている。取付フランジ45には、上方からフロアパン13の下面13aが当接している。取付フランジ45とフロアパン13の下面13aとは、互いに溶接等により接合されている。
よって、延長部材6は、垂直壁部44においてブラケット5と前後方向に沿って固定され、かつ取付フランジ45においてフロアパン13と上下方向に沿って固定される。なお、延長部材6と、ブラケット5又はフロアパン13と、の接続に関して、溶接以外に例えばボルト等により互いに固定してもよい。
よって、延長部材6は、垂直壁部44においてブラケット5と前後方向に沿って固定され、かつ取付フランジ45においてフロアパン13と上下方向に沿って固定される。なお、延長部材6と、ブラケット5又はフロアパン13と、の接続に関して、溶接以外に例えばボルト等により互いに固定してもよい。
(補強部材)
図7は、実施形態に係る補強部材7の斜視図である。図8は、実施形態に係る補強部材7の取り付け態様を示す車体後部の側面図である。
図8に示すように、補強部材7は、車体11の後部において、一対のリアフレーム55間を連結するように設けられている。
図7は、実施形態に係る補強部材7の斜視図である。図8は、実施形態に係る補強部材7の取り付け態様を示す車体後部の側面図である。
図8に示すように、補強部材7は、車体11の後部において、一対のリアフレーム55間を連結するように設けられている。
図1及び図8に示すように、リアフレーム55は、左右に一対設けられている。リアフレーム55は、車体後部の下部において車幅方向の左右両側にそれぞれ設けられ、各サイドシル8の後端部から車両後方へ向けて延びている。
図8に示すように、リアバンパビーム57は、リアフレーム55の後方であって、かつリアフロア(不図示)の後端部より上方に間隔をあけて配置されている。リアバンパビーム57は、例えば、左のリアフレーム55の後端部と右のリアフレーム55の後端部とに架け渡されている。リアパネル58は、リアバンパビーム57よりも後方に設けられている。リアパネル58は、リアバンパビーム57とともに中空の閉断面に形成される剛性の高い部材である。
図8に示すように、補強部材7は、リアバンパビーム57の後方において、一対のリアフレーム55間を連結している。補強部材7は、車体11に取り付けられた状態で車体11の水平方向に沿って延びている。補強部材7は、両端部においてリアバンパビーム57と共締めされることによりリアバンパビーム57に固定されている。
図7に示すように、補強部材7は、水平方向に沿って延びるビード60を有する。ビード60は、補強部材7の長手方向(車幅方向)のほぼ全長に渡って設けられている。
(車体後部構造における衝撃荷重の吸収方法)
次に、上述の車体後部構造1において、車体後部構造1を有する車体11の後方から衝撃荷重が入力された場合(後突時)に衝撃荷重を吸収する方法について説明する。
まず、衝撃吸収部材4に荷重が入力された直後(後突初期)には、衝撃吸収部材4はサブフレーム3に対して非接触である。その後、衝撃吸収部材4に入力される荷重が増加するにつれて、衝撃吸収部材4が前方に移動し、衝撃吸収部材4がサブフレーム3の被当接面22に当接する。この状態でさらに荷重が増加すると(後突中期)、脆弱部33を有する衝撃吸収部材4の前部が圧壊されつつ衝撃荷重がサブフレーム3に伝達される。これにより後突中期において衝撃荷重が吸収される。
さらにサブフレーム3に荷重が入力されると(後突後期)、サブフレーム3の前端部の潰れ易い領域で衝撃荷重が吸収される。このとき、衝撃吸収部材4の後部は剛性が高く維持されているので、衝撃吸収部材4からサブフレーム3へ確実に荷重を伝達させ、衝撃荷重が吸収される。
次に、上述の車体後部構造1において、車体後部構造1を有する車体11の後方から衝撃荷重が入力された場合(後突時)に衝撃荷重を吸収する方法について説明する。
まず、衝撃吸収部材4に荷重が入力された直後(後突初期)には、衝撃吸収部材4はサブフレーム3に対して非接触である。その後、衝撃吸収部材4に入力される荷重が増加するにつれて、衝撃吸収部材4が前方に移動し、衝撃吸収部材4がサブフレーム3の被当接面22に当接する。この状態でさらに荷重が増加すると(後突中期)、脆弱部33を有する衝撃吸収部材4の前部が圧壊されつつ衝撃荷重がサブフレーム3に伝達される。これにより後突中期において衝撃荷重が吸収される。
さらにサブフレーム3に荷重が入力されると(後突後期)、サブフレーム3の前端部の潰れ易い領域で衝撃荷重が吸収される。このとき、衝撃吸収部材4の後部は剛性が高く維持されているので、衝撃吸収部材4からサブフレーム3へ確実に荷重を伝達させ、衝撃荷重が吸収される。
一方、衝撃吸収部材4の後方では、サブフレーム3に押されて衝撃吸収部材4が後方へ向かって移動又は変形することにより、衝撃吸収部材4と延長部材6が接触する。さらに移動及び変形が進むと、衝撃吸収部材4の後端部39は、延長部材6を介して、後方の接触対象物70に当接する。衝撃吸収部材4が接触対象物70と当接することにより、入力された衝撃荷重が衝撃吸収部材4により吸収される。このとき、衝撃吸収部材4の後方には延長部材6が設けられているので、後突により衝撃吸収部材4が上下方向にずれた場合であっても、延長部材6を介して衝撃吸収部材4の後端部39を確実に接触対象物70と当接させて荷重を伝達することができる。
また、補強部材7は、前後方向において衝撃吸収部材4よりも後方であって、かつ上下方向において衝撃吸収部材4よりもやや上方に設けられている。補強部材7は、後突時におけるリアバンパビーム57の破断を抑制しつつ、リアフレームの変形を促すことにより、衝撃吸収部材4と併せて衝撃荷重を吸収し、衝撃吸収効果をより向上するように作用する。
(作用、効果)
次に、上述の車体後部構造1の作用、効果について説明する。
本実施形態の車体後部構造1によれば、衝撃吸収部材4は、ブラケット5を介してフロアパネル2後部に位置するフロアパン13の下面13aに着脱可能に取り付けられる。衝撃吸収部材4は、フロアパネル2(フロアパン13)に沿う第一延在部47と、フロアパン13よりも前方に延びる第二延在部48と、を有する。これにより、衝撃吸収部材4の前端部38をフロアパン13よりも前方に配置することができる。よって、例えばフロアパネル2の下方に燃料タンク16等を配置する場合であっても、前後方向の所望の位置まで前方に向けて衝撃吸収部材4を延出させることができる。
次に、上述の車体後部構造1の作用、効果について説明する。
本実施形態の車体後部構造1によれば、衝撃吸収部材4は、ブラケット5を介してフロアパネル2後部に位置するフロアパン13の下面13aに着脱可能に取り付けられる。衝撃吸収部材4は、フロアパネル2(フロアパン13)に沿う第一延在部47と、フロアパン13よりも前方に延びる第二延在部48と、を有する。これにより、衝撃吸収部材4の前端部38をフロアパン13よりも前方に配置することができる。よって、例えばフロアパネル2の下方に燃料タンク16等を配置する場合であっても、前後方向の所望の位置まで前方に向けて衝撃吸収部材4を延出させることができる。
衝撃吸収部材4より前方には、サブフレーム3が配置される。衝撃吸収部材4の前端部38は、上下方向においてサブフレーム3と同じ高さとなるように配置されるとともに、前後方向においてサブフレーム3との間に間隔をあけて配置される。これにより、フロアパネル2が下面に開口14を有する場合であっても、衝撃吸収部材4をフロアパネル2に沿わせて配置する従来技術と比較して、サブフレーム3と衝撃吸収部材4の前端部38とを近づけた状態で配置できる。よって、後突時に衝撃吸収部材4が空走状態となることを抑制し、後突時の衝撃荷重を効果的に吸収できる。
衝撃吸収部材4をサブフレーム3に当接させる構成としたので、後突時に衝撃吸収部材4とサブフレーム3との高さ位置がずれることを抑制できる。すなわち、サスペンションとの関係により車体11に対して上下方向に変位し易いトーションビームに衝撃吸収部材4を当接させる従来技術と比較して、サブフレーム3は車体11に固定されているので、同じく車体11に取り付けられた衝撃吸収部材4とサブフレーム3との相対位置のずれが生じにくい。これにより、後突時に衝撃吸収部材4とサブフレーム3とを確実に当接させることができる。
さらに、延長部材6は、衝撃吸収部材4の後端部39に対向して設けられている。これにより、例えば衝撃吸収部材4の後方に接触対象物70が位置する場合に、延長部材6を介して衝撃吸収部材4と接触対象物70とを当接させることができる。このとき、延長部材6は衝撃吸収部材4よりも上方に延びているので、延長部材6と接触対象物70との上下方向における重なり量(ラップ量)が増加する。これにより、接触対象物70の上下位置によらず、衝撃吸収部材4に荷重を伝達して衝撃を吸収できる。よって、衝撃吸収部材4及び接触対象物70による衝撃吸収効果を高めることができる。
したがって、衝撃吸収部材4による衝撃吸収効果をより向上し、乗員の安全性をより一層向上できる車体後部構造1を提供できる。
したがって、衝撃吸収部材4による衝撃吸収効果をより向上し、乗員の安全性をより一層向上できる車体後部構造1を提供できる。
延長部材6は、前後方向及び上下方向のそれぞれに沿ってブラケット5及びフロアパン13にそれぞれ固定される。延長部材6が2方向かつ2部材に固定されるため、延長部材6の固定強度を高めることができる。よって安定的に衝撃吸収部材4及び接触対象物70との上下方向のラップ量を確保できる。また、延長部材6は衝撃吸収部材4には固定されない。このため、衝撃吸収部材4に延長部材6を取り付けるためのフランジ等を形成する必要が無く、衝撃吸収部材4を押出成形により形成することができる。また、延長部材6と衝撃吸収部材4とが直接固定されないので、後突時に衝撃吸収部材4の変形に影響されることなく、衝撃荷重を効果的に伝達できる。
衝撃吸収部材4は、前固定部36及び後固定部37の少なくとも2箇所でブラケット5に固定され、1個のブラケット5に対して前固定部36及び後固定部37が設けられる。強固に固定されたブラケット5によりフロアパン13の下面13aが強化されるので、フロアパン13の剛性が高められる。これにより衝撃吸収部材4の取り付け強度も向上する。よって、延長部材6に荷重が伝達された際に、確実に衝撃荷重を衝撃吸収部材4へ伝達することができる。
補強部材7は、リアバンパビーム57の後方において、一対のリアフレーム55間を連結するように設けられ、リアバンパビーム57と共締めされる。これにより、後突時におけるリアバンパビーム57の破断を抑制し、リアフレーム55間で衝撃荷重を伝達させることができる。よって、車両全体としての衝撃吸収効果をより向上し、乗員の安全性をより一層向上できる。
補強部材7は、車体11の水平方向に沿って延びるとともに、水平方向に沿って延びるビード60を有する。ビード60が形成されることにより、水平方向(すなわち車幅方向)に長い補強部材7の強度を向上し、例えば補強部材7の製造時における歪の発生等を抑制できる。補強部材7及びビード60はいずれも水平方向に延びるので、例えば前後方向から見てU字状など上下方向に補強部材7及びビード60が湾曲している場合と比較して、応力集中を抑制できる。よって、補強部材7の変形及び破断を抑制し、後突時におけるリアフレーム55間での衝撃荷重の伝達効率を高めることができる。よって、車両全体としての衝撃吸収効果をより向上し、乗員の安全性をより一層向上できる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述の実施形態では、垂直壁部44の上端部が衝撃吸収部材4の上面より上方に位置し、垂直壁部44の下端部が衝撃吸収部材4の下面より下方に位置している構成としたが、これに限られない。垂直壁部44の少なくとも一部が衝撃吸収部材4より上方に延びていればよく、例えば垂直壁部44の下端部が衝撃吸収部材4の下面と同等の高さに位置していてもよい。
例えば、上述の実施形態では、垂直壁部44の上端部が衝撃吸収部材4の上面より上方に位置し、垂直壁部44の下端部が衝撃吸収部材4の下面より下方に位置している構成としたが、これに限られない。垂直壁部44の少なくとも一部が衝撃吸収部材4より上方に延びていればよく、例えば垂直壁部44の下端部が衝撃吸収部材4の下面と同等の高さに位置していてもよい。
上述の実施形態では開口後縁14aを跨ぐブラケット5がL字状に形成されたが、ブラケット5の形状はL字状に限定されない。
後側ビーム19の後端部に板状の部材を接合することにより被当接面22を形成してもよい。すなわち後側ビーム19と被当接面22を形成する部材とが別体であってもよい。
ブラケット5と衝撃吸収部材4との間にスペーサ等を設けてもよい。
後側ビーム19の後端部に板状の部材を接合することにより被当接面22を形成してもよい。すなわち後側ビーム19と被当接面22を形成する部材とが別体であってもよい。
ブラケット5と衝撃吸収部材4との間にスペーサ等を設けてもよい。
サブフレーム3は、車体フレーム10に対して固定されていればよく、一対のアーム17がサイドシル8に取り付けられる構成に限定されない。サブフレーム3のアーム17は、クロスメンバ9に接続されていてもよい。
衝撃吸収部材4の断面形状や脆弱部33の孔の形状は上述した実施形態の形状に限定されない。脆弱部33として、孔の代わりにスリットや切欠き、荷重の伝達方向と直交する方向に延びるビード、凹凸等を設けてもよい。
衝撃吸収部材4の断面形状や脆弱部33の孔の形状は上述した実施形態の形状に限定されない。脆弱部33として、孔の代わりにスリットや切欠き、荷重の伝達方向と直交する方向に延びるビード、凹凸等を設けてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1 車体後部構造
2 フロアパネル
3 サブフレーム
4 衝撃吸収部材
5 ブラケット
6 延長部材
7 補強部材
11 車体
13 フロアパン
13a 下面
36 前固定部
37 後固定部
38 (衝撃吸収部材の)前端部
39 (衝撃吸収部材の)後端部
47 第一延在部
48 第二延在部
55 リアフレーム
57 リアバンパビーム
60 ビード
S 間隔
2 フロアパネル
3 サブフレーム
4 衝撃吸収部材
5 ブラケット
6 延長部材
7 補強部材
11 車体
13 フロアパン
13a 下面
36 前固定部
37 後固定部
38 (衝撃吸収部材の)前端部
39 (衝撃吸収部材の)後端部
47 第一延在部
48 第二延在部
55 リアフレーム
57 リアバンパビーム
60 ビード
S 間隔
Claims (5)
- フロアパネルと、
前記フロアパネルよりも車体の上下方向における下方に設けられるサブフレームと、
前記サブフレームよりも前記車体の前後方向における後方に設けられ、前記前後方向に沿って延びる衝撃吸収部材と、
前記フロアパネルの下面に前記衝撃吸収部材を着脱可能に取り付けるブラケットと、
前記衝撃吸収部材の後端部と対向するように設けられる延長部材と、
を備え、
前記フロアパネルは、前記衝撃吸収部材が取り付けられる前記下面を有するフロアパンを有し、
前記衝撃吸収部材は、
前記フロアパンの前記下面に沿う第一延在部と、
前記第一延在部と一体形成され、前記フロアパンよりも前記前後方向の前方に延在する第二延在部と、
を有し、
前記衝撃吸収部材の前端部は、前記上下方向において前記サブフレームと同じ高さとなるように配置されるとともに、前記前後方向において前記サブフレームとの間に間隔をあけて配置され、
前記延長部材は、前記上下方向において前記衝撃吸収部材よりも上方に延びることを特徴とする車体後部構造。 - 前記延長部材は、前記ブラケットと前記前後方向に沿って固定され、かつ前記フロアパンと前記上下方向に沿って固定されることを特徴とする請求項1に記載の車体後部構造。
- 前記衝撃吸収部材は、相対的に前方に設けられる前固定部と、前記前固定部よりも後方に設けられる後固定部と、の少なくとも2個の固定部により前記ブラケットに固定されており、
前記前固定部及び前記後固定部は、単一の前記ブラケットに設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車体後部構造。 - 左右一対のリアフレームと、
リアバンパビームと、
前記リアバンパビームの後方において、一対の前記リアフレーム間を連結するように設けられる補強部材と、
を備え、
前記補強部材は、前記リアバンパビームと共締めされることにより固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車体後部構造。 - 前記補強部材は、車体に取り付けられた状態で前記車体の水平方向に沿って延びるとともに、前記水平方向に沿って延びるビードを有することを特徴とする請求項4に記載の車体後部構造。
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2023
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