JP2023145566A - 通信制御方法、ユーザ装置及びプロセッサ - Google Patents

通信制御方法、ユーザ装置及びプロセッサ Download PDF

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Abstract

【課題】複数の加入者識別モジュール(SIM)を搭載可能なユーザ装置において複数の移動ネットワークにおける通信を適切に実行可能にする通信制御方法、ユーザ装置及びプロセッサを提供する。【解決手段】移動通信システムにおいて、ユーザ装置(UE100)は、第1の移動ネットワーク(MN40-1)に対応する第1のSIMと、第2の移動ネットワーク(MN40-2)に対応する第2のSIMと、を有する。UE100は、MN40-1から、MN40-2における通信を実行するためのタイミング情報の送信に関する情報を受信し、タイミング情報の送信に関する情報に基づいてタイミング情報の送信が許可されるかを判定し、タイミング情報の送信が許可されると判定したことに応じて、タイミング情報を、MN40-1に送信する。【選択図】図8

Description

本発明は、通信制御方法、ユーザ装置及びプロセッサに関する。
ユーザ装置は、通信事業者(オペレータまたは通信キャリアともいう)が移動ネットワークを介して提供する移動通信サービス(音声通話サービス、データ通信サービスなど)を利用するために、加入者識別モジュール(SIM:Subscriber Identity Module)を搭載する必要がある。ユーザ装置は、SIMを使用して移動ネットワークに登録すると、登録先の移動ネットワークからの移動通信サービスを利用できる。
近年、複数のSIMを搭載可能なユーザ装置の普及が進んでいる。2つのSIM(第1のSIM及び第2のSIM)を搭載しているユーザ装置は、第1のSIMの登録先の移動ネットワークである第1の移動ネットワークからの移動通信サービスを利用すると共に、第2のSIMの登録先の移動ネットワークである第2の移動ネットワークからの移動通信サービスを利用する場合がある。両方の移動通信サービスを利用する場合におけるユースケースについての議論が3GPP(Third Generation Partnership Project)(登録商標。以下同じ)において開始されている(例えば、非特許文献1)。
3GPP技術報告書 TR 22.834 「TR 22.834 V17.1.0」 2019年9月、インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/22_series/22.834/22834-h10.zip>
第1の態様に係る通信制御方法は、第1の移動ネットワークに対応する第1の加入者識別モジュール(SIM)と、第2の移動ネットワークに対応する第2のSIMとを有するユーザ装置を用いる通信制御方法である。前記通信制御方法は、前記ユーザ装置が、所定のイベントが発生することに応じて、前記第2の移動ネットワークにおける通信を実行するタイミングである実行タイミングを示すタイミング情報を、前記第1の移動ネットワークに送信することを有する。
一実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。 一実施形態に係るユーザ装置の構成を示す図である。 一実施形態に係る基地局の構成を示す図である。 一実施形態に係るコアネットワーク装置の構成を示す図である。 一実施形態に係るユーザプレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。 一実施形態に係るシグナリング(制御信号)を取り扱う制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。 第1実施形態に係るユニキャストスケジューリング機会の一例を示す図である。 第1実施形態の動作例1の動作を示す図である。 第1実施形態の動作例2の動作を示す図である。 第1実施形態の動作例3の動作を示す図である。 第1実施形態の動作例4の動作を示す図である。 第2実施形態の動作を示す図である。
ユーザ装置において、第1の移動ネットワークにおける通信と第2の移動ネットワークにおける通信と、が同時期に発生すると、一方の通信を実行できない可能性がある。特に、第1の移動ネットワークと第2の移動ネットワークとがそれぞれ異なる通信事業者に属する場合、移動ネットワーク間の協調によりそのような問題を回避することが難しい。
本開示は、複数のSIMを搭載可能なユーザ装置において複数の移動ネットワークにおける通信を適切に実行可能にすることを目的とする。
図面を参照しながら、実施形態に係る移動通信システムについて説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(移動通信システム)
一実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。一実施形態に係る移動通信システムは3GPPの5Gシステムであるが、移動通信システムには、3GPPのLTE(Long Term Evolution)が少なくとも部分的に適用されてもよい。
図1は、一実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。
図1に示すように、移動通信システムは、第1の通信事業者が運用する第1の移動ネットワーク(MN40-1)と、第2の通信事業者が運用する第2の移動ネットワーク(MN40-2)と、ユーザ装置(UE:User Equipment)100とを有する。UE100は、後述のSIM140-1を使用してMN40-1に登録でき、SIM140-2を使用してMN40-2に登録できる。以下、MN40-1及びMN40-2を区別しないときは単にMN40と呼ぶ。
MN40は、5G技術を使用するネットワークであってもよいし、LTE技術を使用するネットワークであってもよい。図1は、MN40が5G技術を使用する例である。MN40は、5Gの無線アクセスネットワーク(NG-RAN:Next Generation Radio Access Network)10と、5Gのコアネットワーク(5GC:5G Core Network)20とを有する。MN40がLTE技術を使用する場合、NG-RANをE-UTRAN(Evolved-UMTS Terrestrial Radio Access Network)と読み替え、5GCをEPC(Evolved Packet Core)と読み替える。また、MN40がLTE技術を使用する場合、後述のgNBをeNBと読み替え、後述のAMFをMME(Mobility Management Entity)と読み替える。また、後述のUPFをS-GW (Serving Gateway) 及び/又はP-GW (Packet Data Network Gateway)と読み替える。
UE100は、移動可能な装置である。UE100は、ユーザにより利用される装置であればどのような装置であっても構わないが、例えば、UE100は、携帯電話端末(スマートフォンを含む)やタブレット端末、ノートPC、通信モジュール(通信カード又はチップセットを含む)、センサ若しくはセンサに設けられる装置、車両若しくは車両に設けられる装置(Vehicle UE)、飛行体若しくは飛行体に設けられる装置(Aerial UE)である。
NG-RAN10は、基地局(5Gシステムにおいて「gNB」と呼ばれる)200を含む。gNB200は、NG-RANノードと呼ばれることもある。gNB200は、基地局間インターフェイスであるXnインターフェイス(非図示)を介して相互に接続される。gNB200は、1又は複数のセルを管理する。gNB200は、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。gNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語としても用いられる。1つのセルは1つのキャリア周波数に属する。
なお、gNBがLTEのコアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)に接続されてもよいし、LTEの基地局が5GCに接続されてもよい。また、LTEの基地局とgNBとが基地局間インターフェイスを介して接続されてもよい。
5GC20は、AMF(Access and Mobility Management Function)300及びUPF(User Plane Function)400を含む。AMF300は、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。AMF300は、NAS(Non-Access Stratum)シグナリングを用いてUE100と通信することにより、UE100が在圏するエリアの情報を管理する。UPF400は、データの転送制御を行う。AMF300及びUPF400は、基地局-コアネットワーク間インターフェイスであるNGインターフェイスを介してgNB200と接続される。
図2は、UE100(ユーザ装置)の構成を示す図である。
図2に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、制御部130、SIM140-1(第1のSIM)、SIM140-2(第2のSIM)、及びユーザインタフェース150を有する。UE100は、3つ以上のSIM140を有してもよい。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサと電気的に接続された少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)と、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。
SIM140は、移動ネットワークから提供される移動通信サービスを受けるために加入者を特定する情報を記録する。SIM140は、加入者を特定するための情報の他、通信事業者を特定するための事業者特定情報、および加入者が契約している利用可能なサービスに関する情報を記録してもよい。SIM140は、着脱式のSIMカード(またはUSIMカード)と呼ばれるICカード、すなわち情報カードであってもよい。SIM140は、組み込み型のeSIM(Embedded SIM)であってもよい。
SIM140-1(第1のSIM)は、第1の移動ネットワーク40-1を運用する第1の通信事業者からUE100のユーザに割り当てられている識別番号である第1のIMSI(International Mobile Subscriber Identity)を特定する情報を記録する。SIM140-2(第2のSIM)は、第2の移動ネットワーク40-2を運用する第2の通信事業者からUE100のユーザに割り当てられている識別番号である第2のIMSIを特定する情報を記録する。SIM140-1及びSIM140-2は、それぞれ別体の情報カードであってもよいし、同一の情報カードに一体化されてもよい。SIM140-1及びSIM140-2は、eSIM(Embedded SIM)に含まれてもよい。
SIM140-1は、第1の通信事業者により管理される。SIM140-2は、第2の通信事業者により管理される。なお、SIM140-1とSIM140-2は、同一の通信事業者に管理されていてもよい。
UE100は、SIM140-1を使用して第1の移動ネットワーク40-1に登録すると、第1の移動ネットワーク40-1を介して第1の通信事業者により提供される移動通信サービスを利用できる。また、UE100は、SIM140-2を使用して第2の移動ネットワーク40-2に登録すると、第2の移動ネットワーク40-2を介して第2の通信事業者により提供される移動通信サービスを利用できる。
UE100のユーザは、ユーザインタフェース150を介して、SIM140-1とSIM140-2との優先順位を設定してもよい。ユーザは、SIM140-1をSIM140-2よりも優先するように設定してもよいし、SIM140-2をSIM140-1よりも優先するように設定してもよい。
図3は、gNB200(基地局)の構成を示す図である。
図3に示すように、gNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、gNB200における各種の制御を行う。制御部230は、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサと電気的に接続された少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPUと、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。
バックホール通信部240は、基地局間インターフェイスを介して隣接基地局と接続される。バックホール通信部240は、基地局-コアネットワーク間インターフェイスを介してAMF/UPF300と接続される。
図4は、AMF300(コアネットワーク装置)の構成を示す図である。
図4に示すように、AMF300は、制御部330、及びバックホール通信部340を備える。
制御部330は、AMF300における各種の制御を行う。制御部330は、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサと電気的に接続された少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。
バックホール通信部340は、基地局-コアネットワーク間インターフェイスを介してgNB200と接続される。
図5は、データを取り扱うユーザプレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。
図5に示すように、ユーザプレーンの無線インターフェイスプロトコルは、物理(PHY)レイヤと、MAC(Medium Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、SDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤとを有する。
PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100のPHYレイヤとgNB200のPHYレイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PHYレイヤにおいて、無線フレーム、サブフレーム、スロット、及びシンボルを含むフレーム構造が使用される。無線フレームは、時間軸上で10個のサブフレームで構成される。各サブフレームの長さは1msである。各サブフレームは、複数のスロットで構成される。各スロットは、複数のシンボルで構成される。各サブフレームは、周波数軸上で複数個のリソースブロック(RB)を含む。各リソースブロックは、周波数軸上で複数個のサブキャリアを含む。UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット、シンボル)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に下りリンク制御情報を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)として用いられる領域である。各サブフレームの残りの部分は、主に下りリンクデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)として用いることができる領域である。
MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。UE100のMACレイヤとgNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。gNB200のMACレイヤはスケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとgNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
SDAPレイヤは、コアネットワークがQoS制御を行う単位であるIPフローとAS(Access Stratum)がQoS制御を行う単位である無線ベアラとのマッピングを行う。なお、RANがEPCに接続される場合は、SDAPが無くてもよい。
図6は、シグナリング(制御信号)を取り扱う制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。
図6に示すように、制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックは、図4に示したSDAPレイヤに代えて、RRC(Radio Resource Control)レイヤ及びNAS(Non-Access Stratum)レイヤを有する。
UE100のRRCレイヤとgNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのRRCシグナリングが伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとgNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクテッド状態にある。UE100のRRCとgNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がない場合、UE100はRRCアイドル状態にある。また、RRC接続が中断(サスペンド)されている場合、UE100はRRCインアクティブ状態にある。
RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。UE100のNASレイヤとAMF300のNASレイヤとの間では、NASシグナリングが伝送される。
なお、UE100は、無線インターフェイスのプロトコル以外にアプリケーションレイヤ等を有する。
(第1実施形態)
上述したようなシステム構成を前提として、第1実施形態について説明する。
MN40-1におけるUE100の通信と、MN40-2におけるUE100の通信が同時期にスケジュールされると、UE100の能力によって、一方の通信を実行できない可能性がある。例えば、両方のMN40が異なる周波数で同一のタイミングでUE100に下りリンク通信をスケジュールした場合、UE100が単一の無線受信機(受信部110)のみを有すると、両方の下りリンク通信の一方を実行できない。また、UE100が複数の無線受信機を有していても、一方の下りリンク通信がUE100のCPUのリソースを大量に使用する場合、UE100は、他方の通信を実行できない。UE100によって、両方の通信が衝突しないほうが好ましい。第1実施形態は、このような問題を解決するための実施形態である。
第1実施形態に係るUE100は、NW40-2における通信を実行するタイミングである実行タイミングを特定するためのタイミング情報を、NW40-1に送信する。これにより、NW40-1は、UE100がNW40-2における通信を実行するタイミングを把握することができ、かかるタイミングと重複しないタイミングにおいてUE100との通信をスケジュールすることが可能である。よって、NW40-1における通信と、NW40-2における通信との衝突を回避可能である。
実行タイミングは、ページング受信機会と、ユニキャストスケジューリング機会と、MBSスケジューリング機会と、サイドリンクスケジューリング機会との少なくとも1つを含む。
(ページング受信機会)
ページング受信機会は、RRCアイドル状態又はRRCインアクティブ状態におけるUE100がNW40-2からのページングを監視するタイミングである。
RRCアイドル状態にあるUE100は、CNページングを監視する。RRCインアクティブ状態にあるUE100は、CNページングとRANページングとを監視する。CNページングは、コアネットワーク(CN)が開始するページングである。RANページングは、RANが開始するページングである。
UE100は、電力消費を削減するために、RRCアイドル状態及びRRCインアクティブ状態で不連続受信(Discontinuous Reception (DRX))を使用してページングを監視する。
UE100は、DRXサイクルごとに1つページング機会(Paging Occasion(PO))を監視する。DRXサイクルは、無線フレームの数で表される。DRXサイクルは、ページング周期と呼ばれることがある。POは、1以上のサブフレーム又は1以上のシンボルで構成される。1つのPOは、1つの無線フレームであるページングフレーム(Paging Frame(PF))に対応付けられる。PFに関連付けられたPOは、当該PF内又は当該PFの後に開始してもよい。
UE100のページング受信機会は、DRXサイクル毎に発生するPOに含まれるタイミング(サブフレーム又はシンボル)である。
UE100は、デフォルトDRXサイクルと、UE100に設定されるUE固有DRXサイクルとのうち、何れか小さい方を、UE100がページングの監視に使用すべきDRXサイクル(以下において、「T」と呼ぶ。)として決定する。
デフォルトDRXサイクルは、UE100が在圏するサービングセル(gNB200)から受信するシステム情報に含まれる。
UE固有DRXサイクルは、UE100のRRC状態に応じて異なる。UE100がRRCアイドル状態にある場合、UE固有DRXサイクルは、第1のUE固有DRXサイクルを含む。UE100がRRCインアクティブ状態にある場合、UE固有DRXサイクルは、第1のUE固有DRXサイクルと、第2のUE固有DRXサイクルとを含む。
第1のUE固有DRXサイクルは、CNページングの監視のために、NASメッセージによりUE100に設定されるUE固有DRXサイクルである。かかるNASメッセージは、例えば、UE100がNW40-2に登録する際に、NW40-2のAMF300-2からのREGISTRATION ACCEPTメッセージである。
第2のUE固有DRXサイクルは、RANページングの監視のために、個別RRCメッセージによりUE100に設定されるUE固有DRXサイクルである。このような個別RRCメッセージは、例えば、UE100をRRCコネクテッド状態からRRCインアクティブ状態に遷移するためのRRCreleaseメッセージである。このようなRRCreleaseメッセージは、「Suspendconfig」という情報要素(IE)を含み、「Suspendconfig」は、第2のUE固有DRXサイクルを示す情報を含む。
RRCアイドル状態にあるUE100は、デフォルトDRXサイクルと、第1のUE固有DRXサイクルとのうち、何れか小さい方を「T」として決定する。
RRCインアクティブ状態にあるUE100は、デフォルトDRXサイクルと、第1のUE固有DRXサイクルと、第2のUE固有DRXサイクルとのうち、何れか小さい方を「T」として決定する。
なお、UE固有DRXサイクルが設定されていない場合、UE100は、デフォルトDRXサイクルを「T」として決定する。
「T」を決定した後に、UE100は、「T」と、「UE_ID」と、ページング関連情報とに基づいて、PFの無線フレーム番号と、POを構成するサブフレーム又はシンボルと、を決定する。
ここで、「UE_ID」は、AMF300-2によってUE100に割り当てられる一時的な加入者識別子によって算出される値である。このような一時的な加入識別子は、例えば、5G-S-TMSI(Temporary Mobile Subscriber Identity)である。「UE_ID」は、例えば、「5G-S-TMSI mod 1024」により求められる値である。
ページング関連情報は、UE100が在圏するサービングセル(gNB200)から受信するシステム情報に含まれる。ページング関連情報は、N、Ns、PF_offset等のパラメータを含む。
なお、上述のT、PF、及びPOの決定方法の詳細については、例えば、3GPP技術仕様書TS 38.304を参照されたい。なお、UE100がLTEのセルに居る場合、決定方法の詳細については、例えば、3GPP技術仕様書TS 36.304を参照されたい。
(ユニキャストスケジューリング機会)
ユニキャストスケジューリング機会は、RRCコネクテッド状態にあるUE100とNW40-2(gNB200-2)との間のユニキャストデータの送受信がスケジュールされる候補タイミングである。
ユニキャストスケジューリング機会は、周期的に発生するスケジューリング期間に含まれるタイミングである。
図7は、ユニキャストスケジューリング機会の一例を示す図である。
図7に示すように、スケジュール期間は、周期「P」毎に発生する期間である。スケジューリング期間は、開始タイミング(t1、t2、t3…)から開始する。スケジューリング期間は、所定の時間長(D)を有する。
gNB200は、1周期内のスケジューリング期間において、UE100とのユニキャストデータの通信タイミング(サブフレーム、スロット、シンボル等)を割り当てる。一方、gNB200は、1周期内の非スケジューリング期間(スケジューリング期間ではない期間)において、UE100に通信タイミングを割り当てない。通信タイミングは、UE100からgNB200にユニキャストデータを送信するタイミングと、gNB200からUE100にユニキャストデータを送信するタイミングとの少なくとも1つを含む。
ユニキャストスケジューリング機会は、開始タイミング、周期、及び所定の時間長という3つのパラメータによって特定される。
開始タイミングは、無線フレーム番号及びサブフレーム番号で表されてもよいし、無線フレーム番号及びサブフレーム番号に加えてスロット番号、シンボル番号で表されてもよい。周期は、無線フレーム数、サブフレーム数、又はスロット数で表される。所定の時間長は、サブフレーム数、スロット数又はシンボル数で表される。
ユニキャストスケジューリング機会は、ユニキャストRRCメッセージ(例えば、RRCreconfigrationメッセージ)でgNB200からUE100に設定される。gNB200は、UE100からの要求に応じて、ユニキャストスケジューリング機会をUE100に設定してもよい。gNB200は、UE100の過去のトラフィックの履歴及び/又はUE100の将来のトラフィックの予測等に基づいて、ユニキャストスケジューリング機会をUE100に設定してもよい。
周期毎に発生するスケジューリング期間は、連続していない複数のタイミングで構成されてもよい。例えば、スケジューリング期間は、所定の時間長(D)内における連続していない複数のタイミングで構成されてもよい。この場合、所定の時間長内における連続していない複数のタイミングは、ビットマップで示される。例えば、所定の時間長が4サブフレームであり、当該4サブフレームのうちの1番目と4番目のサブフレームがスケジューリング期間に該当するタイミングである場合、スケジューリング期間は、所定の時間長と、(1, 0, 0, 1)というビットマップとで特定される。
(MBSスケジューリング機会)
MBSスケジューリング機会は、NW40-2からUE100へのMBSデータの送信がスケジュールされる候補タイミングである。MBSは、NW40-2からUE100に対してブロードキャスト又はマルチキャスト、すなわち、1対多(PTM:Point To Multipoint)でのデータ送信を行うサービスである。MBSは、MBMS(Multimedia Broadcast and Multicast Service)と呼ばれてもよい。MBSデータとは、MBSにより送信されるデータをいう。
MBSスケジューリング機会は、周期的に発生するスケジューリング期間に含まれるタイミングである。
MBSスケジューリング機会は、上述のユニキャストスケジューリング機会と同様に、開始タイミング、周期、所定の時間長、ビットマップといったパラメータによって特定されてもよい。ここで、MBSスケジューリング機会を特定するパラメータは、ユニキャストスケジューリング機会を特定するパラメータとは異なる。
MBSスケジューリング機会は、ブロードキャストRRCメッセージ(例えば、MBS用SIB)を介して、gNB200からUE100に設定される。MBSスケジューリング機会は、UE100のRRC状態に関わらずにUE100に設定され得る。
UE100は、自身のRRC状態に関わらず、MBSデータの受信に興味を持つ場合、MBS用SIBを取得し、当該MBS用SIBに含まれるMBS情報に基づいてMBSスケジューリング機会を特定する。MBS情報は、MBSスケジューリング機会を特定するパラメータを直接的に含んでもよい。MBS情報は、MBSスケジューリング機会を特定するパラメータが搬送されるMBS制御チャネルをUE100が受信するためのMBS制御チャネル設定情報を含んでもよい。
(サイドリンクスケジューリング機会)
サイドリンクスケジューリング機会は、NW40-2においてUE100によるサイドリンク通信がスケジュールされる候補タイミングである。サイドリンク通信は、ネットワークノード(例えば、gNB200)を経由せずに、近くのUE100間で行われる通信である。サイドリンク通信は、UE100が他のUE100にデータを送信するサイドリンク送信と、UE100が他のUE100からのデータを受信するサイドリンク受信との少なくとも1つを含む。
サイドリンクスケジューリング機会は、周期的に発生するスケジューリング期間に含まれるタイミングである。
サイドリンクスケジューリング機会は、上述のユニキャストスケジューリング機会と同様に、開始タイミング、周期、所定の時間長、ビットマップといったパラメータによって特定されてもよい。ここで、サイドリンクスケジューリング機会を特定するパラメータは、ユニキャストスケジューリング機会を特定するパラメータとは異なる。サイドリンクスケジューリング機会を特定するパラメータは、MBSスケジューリング機会を特定するパラメータとは異なる。
サイドリンクスケジューリング機会は、ブロードキャストRRCメッセージ(例えば、サイドリンク用SIB)を介して、gNB200からUE100に設定されてもよい。サイドリンクスケジューリング機会は、UE100のRRC状態に関わらずにUE100に設定され得る。
UE100は、自身のRRC状態に関わらず、サイドリンク通信に興味を持つ場合、サイドリンク用SIBを取得し、当該サイドリンク用SIBに含まれるサイドリンク情報に基づいてサイドリンクスケジューリング機会を特定する。サイドリンク情報は、例えば、サイドリンク通信用のリソースプールを示す情報である。
(第1実施形態の動作例1)
図8は、第1実施形態の動作例1の動作を示す図である。
図8に示すように、動作例1の初期状態では、UE100は、MN40-2及びMN40-1の両方に登録している。初期状態では、UE100は、MN40-2においてRRCコネクテッド状態、RRCアイドル状態、及びRRCインアクティブ状態のいずれのRRC状態にある。UE100は、MN40-1においてRRCコネクテッド状態、RRCアイドル状態、及びRRCインアクティブ状態のいずれのRRC状態にある。
ステップS101において、UE100は、所定のイベントが発生するか否かを判断する。所定のイベントの詳細については後述する。UE100は、所定のイベントが発生したと判断する場合(ステップS101:YES)、処理をステップS102に進める。
ステップS102において、UE100は、NW40-2における通信を実行するタイミングである実行タイミングを特定するためのタイミング情報をNW40-1に送信する。タイミング情報は、ページング受信機会を特定するための情報、ユニキャストスケジューリング機会を特定するための情報、MBSスケジューリング機会を特定するための情報、サイドリンクスケジューリング機会を特定するための情報のうち、少なくとも1つを含む。
ステップS102において、UE100がNW40-1においてRRCアイドル状態又はRRCインアクティブ状態にある場合、UE100は、RRCコネクテッド状態に遷移してからタイミング情報を送信してもよい。
ステップS102において、タイミング情報の送信先は、NW40-1におけるgNB200-1及び/又はAMF300-1である。タイミング情報の送信先がgNB200-1である場合、タイミング情報はRRCメッセージで送信される。タイミング情報の送信先がAMF300-1である場合、タイミング情報はNASメッセージで送信される。
UE100は、MN40-1においてRRCコネクテッド状態からRRCアイドル状態に遷移することを希望する場合、タイミング情報の送信先をAMF300-1として決定してもよい。この場合、UE100は、ステップS102の後において、RRCアイドル状態に遷移することを希望することを示す情報をgNB200-1に送信してもよい。UE100は、MN40-1においてRRCコネクテッド状態からRRCインアクティブ状態に遷移することを希望する場合、タイミング情報の送信先をAMF300-1及びgNB200-1の両方として決定してもよい。この場合、UE100は、ステップS102の後において、RRCインアクティブ状態に遷移することを希望することを示す情報をgNB200-1に送信してもよい。
UE100がNASメッセージでタイミング情報を送信する場合、UE100のNASレイヤがタイミング情報を生成する。この場合、RRCレイヤはUE100のNASレイヤに対して、実行タイミングを特定するために必要な情報を送信する。必要な情報は、例えば、RRCレイヤが把握している、上述の第2のUE固有DRXサイクルとデフォルトDRXサイクルとを含む。
UE100は、タイミング情報と、ガードタイムを示す情報とを一緒に送信してもよい。ガードタイムは、UE100が、NW40-2(gNB200-2)との通信から、NW40-1(gNB200-1)との通信に切り替えるために要する時間である。ガードタイムは、無線フレーム数、サブフレーム数、スロット数、又はシンボル数で表される。ガードタイムは、実行タイミング(例えば、PO)の前後に設けられてもよい。
NW40-1(gNB200-1)とNW40-2(gNB200-2)との間のタイミングが非同期である場合、NW40-1に送信されるタイミング情報は、NW40-2の実行タイミングに対応するNW40-1のタイミング(無線フレーム番号、サブフレーム番号、スロット番号、シンボル番号等)を特定するための情報を含んでもよい。この場合、タイミング情報は、NW40-2の実行タイミングに対応するNW40-1のタイミングを示す情報(すなわち、NW40-1の無線フレーム番号、サブフレーム番号、スロット番号、シンボル番号等)であってもよい。タイミング情報は、NW40-2の実行タイミングを示す情報と、NW40-1(gNB200-1)とNW40-2(gNB200-2)とのタイミングの差分を示す情報と、を含んでもよい。タイミングの差分は、無線フレーム数、サブフレーム数、スロット数、シンボル数等で表される。
ステップS103において、MN40-1(gNB200-1及び/又はAMF300-1)は、ステップS102において受信した情報(タイミング情報、或いは、タイミング情報+ガードタイムを示す情報)によって特定されるタイミングを使用せずにUE100との通信を行う。以下において、ステップS102において受信した情報(タイミング情報、ガードタイムを示す情報)によって特定されるタイミングを、「非使用タイミング」と呼ぶ。
ステップS103における動作は、例えば、以下の動作1乃至動作4を含む。
動作1:gNB200-1は、UE100をRRCインアクティブ状態に遷移させる場合、gNB200-1から送信するRANページングに対応するPOが非使用タイミングに配置されるように、UE100のUE固有DRXサイクル(上述の第2のUE固有DRXサイクル)を設定し、当該UE固有DRXサイクルを含むRRCReleaseメッセージをUE100に送信する。
動作2:gNB200-1は、非使用タイミング以外のタイミングを、RRCコネクテッド状態にあるUE100とのデータの送受信に割り当てる。
動作3:gNB200-1は、非使用タイミングを含む所定期間を、RRCコネクテッド状態にあるUE100の通信ギャップとし設定し、当該通信ギャップを示す情報をUE100に送信する。gNB200-1は、通信ギャップにおいてUE100とのデータの送受信をスケジュールしない。
動作4:AMF300-1は、AMF300-1から送信するCNページングに対応するPOが非使用タイミングに配置されるように、UE100のUE固有DRXサイクル(上述の第1のUE固有DRXサイクル)と、UE100に割り当てる新たな5G-S-TMSIと、を設定し、NASメッセージでUE100に通知する。もしくは、AMF300-1は、UE100に新たな5G-S-TMSIを割り当てる代わりに、UE100に既に割り当てられた5G-S-TMSIに対するオフセット値をUE100に通知してもよい。当該オフセット値はページング受信機会を特定する場合のみ使用される。また、当該オフセット値は、ページング実行時にAMF300-1からgNB200-1に通知されてもよい。
なお、ステップS103における動作は必須ではないことを留意すべきである。
次に、所定のイベントについて説明する。所定のイベントは、以下のイベントA乃至イベントFのいずれかを含む。
イベントAは、NW40-2においてページングメッセージの監視をUE100に開始させるイベントである。
ステップS101において、UE100においてイベントAが発生する場合、ステップS102においてUE100は、ページング受信機会を示す情報を含むタイミング情報を送信する。タイミング情報は、この時点でUE100が把握している他の実行タイミング(ユニキャストスケジューリング機会、MBSスケジューリング機会、サイドリンクスケジューリング機会等)を特定するための情報をさらに含んでもよい。
イベントAは、例えば、以下のイベントA1乃至A3のいずれかを含む。
イベントA1は、NW40-2においてUE100がRRCコネクテッド状態からRRCインアクティブ状態に遷移することである。
イベントA2は、NW40-2においてUE100がRRCコネクテッド状態からRRCアイドル状態に遷移することである。
イベントBは、NW40-2においてページングメッセージの監視を既に開始するUE100において、ページング受信機会の変更を引き起こし得るイベントである。
ステップS101において、UE100においてイベントBが発生する場合、ステップS102においてUE100は、ページング受信機会(更新されたページング受信機会)を示す情報を含むタイミング情報を送信する。タイミング情報は、この時点でUE100が把握している他の実行タイミングを特定するための情報をさらに含んでもよい。
イベントBは、例えば、以下のイベントB1乃至B3のいずれかである。
イベントB1は、NW40-2においてRRCインアクティブ状態にあるUE100がRRCアイドルに遷移することである。この場合、UE100は、第2のUE固有DRXサイクルを考慮せずに「T」を決定するため、「T」が変更する可能性がある。
イベントB2は、NW40-2においてRRCインアクティブ状態にあるUE100が、RNA(Ran Notification Area)更新手順を行った後に、RRCインアクティブ状態が維持されることである。この場合、UE100は、「suspendConfig」を含むRRCReleaseメッセージを再度受信するため、第2のUE固有DRXサイクルが更新され、「T」が変更する可能性がある。RNA更新手順の詳細については、3GPP技術仕様書TS 38.300の第9.2.2.5章を参照されたい。
イベントB3は、NW40-2においてRRCインアクティブ状態又はRRCアイドル状態にあるUE100がセル再選択を行うことである。この場合、UE100のサービングセルの変更に応じてデフォルトDRXサイクルが変更され得るため、「T」が変更する可能性がある。
イベントCは、NW40-2においてユニキャストスケジューリング機会がUE100に設定されること、又は、NW40-2においてUE100のユニキャストスケジューリング機会が変更されることである。
ステップS101において、UE100においてイベントCが発生する場合、ステップS102においてUE100は、ユニキャストスケジューリング機会を特定するための情報を含むタイミング情報を送信する。タイミング情報は、この時点でUE100が把握している他の実行タイミングを特定するための情報をさらに含んでもよい。
イベントDは、NW40-2においてUE100がMBSデータの受信に興味を持つこと、NW40-2においてUE100がMBSデータの受信を開始すること、又は、NW40-2においてUE100のMBSスケジューリング機会が変更されることである。
ステップS101において、UE100においてイベントDが発生する場合、ステップS102においてUE100は、MBSスケジューリング機会を特定するための情報を含むタイミング情報を送信する。タイミング情報は、この時点でUE100が把握している他の実行タイミングを特定するための情報をさらに含んでもよい。
イベントEは、NW40-2においてUE100がサイドリンク通信に興味を持つこと、NW40-2においてUE100がサイドリンク通信を開始すること、又は、NW40-2においてUE100のサイドリンクスケジューリング機会が変更されることである。
ステップS101において、UE100においてイベントEが発生する場合、ステップS102においてUE100は、サイドリンクスケジューリング機会を特定するための情報を含むタイミング情報を送信する。タイミング情報は、この時点でUE100が把握している他の実行タイミングを特定するための情報をさらに含んでもよい。
イベントFは、NW40-1においてUE100がRRCコネクテッド状態に遷移することである。
ステップS101において、UE100においてイベントFが発生する場合、ステップS102においてUE100は、イベントFが発生した時点で既にUE100が把握している実行タイミングを特定するための情報を含むタイミング情報を送信する。例えば、イベントFが発生した時点でUE100が既に、NW40-2においてページングの監視し、かつ、MBSデータを受信している場合、UE100は、ページング受信機会を特定するための情報と、MBSスケジューリング機会を特定するための情報とを含むタイミング情報を送信する。
(第1実施形態の動作例2)
動作例2について、動作例1との相違点を主として説明する。動作例2は、タイミング情報の送信許可に関する動作例である。
図9は、第1実施形態の動作例2の動作を示す図である。
ステップS201において、UE100は、NW40-1(gNB200-1)から、タイミング情報の送信が許可されるか否かを示す情報(以下、「送信可否情報」と呼ぶ。)を受信する。UE100は、個別RRCメッセージで送信可否情報を受信してもよいし、SIBで送信可否情報を受信してもよい。UE100は、受信した送信可否情報を記憶する。
ステップS201の前に、UE100は、タイミング情報の送信を許可するための要求メッセージをgNB200-1に送信してもよい。gNB200-1は、当該要求メッセージの受信に応じて、個別RRCメッセージで送信可否情報をUE100に送信する。当該要求メッセージは、UE100は、MN40-1とMN40-2との両方に登録している状態(以下、「MUSIM状態」と呼ぶ。)にあることを示す情報を含んでもよい。gNB200-1は、UE100がMUSIM状態にある場合、タイミング情報の送信が許可されることを示す送信可否情報をUE100に送信してもよい。また、現行のLTEの仕様では、複数のSIMを有するUE100の扱いについて規定されていないため、NW40-1がLTEの技術を使用する場合(すなわち、NW40-1が、E-UTRAN及びEPCを有する)、タイミング情報の送信を許可しないようにしてもよい。
ステップS202において、UE100は、所定のイベントが発生するか否かを判断する。UE100は、所定のイベントが発生したと判断する場合(ステップS202:YES)、処理をステップS203に進める。
ステップS203において、UE100は、記憶した送信可否情報に基づいて、タイミング情報の送信が許可されるかを判断する。UE100は、タイミング情報の送信が許可されないと判断する場合(ステップS202:NO)、本フローを終了する。UE100は、タイミング情報の送信が許可されると判断する場合(ステップS203:YES)、処理をステップS204に進める。
ステップS204における動作は、ステップS102における動作と同様である。
(第1実施形態の動作例3)
動作例3について、動作例1との相違点を主として説明する。動作例3は、優先ネットワークに関する動作例である。
動作例3に係るUE100は、MN40-1とMN40-2の両方に登録している場合、一方のMN40を優先ネットワークとして決定し、他方のMN40を非優先ネットワークとして決定する。
UE100は、優先ネットワークにおける通信(ページング監視、データの送受信等)を、非優先ネットワークにおける通信よりも優先的に行う。例えば、UE100は、優先ネットワークにおける通信と非優先ネットワークにおける通信とが同一のタイミングにスケジュールされる場合、優先ネットワークにおける通信を行い、非優先ネットワークにおける通信を行わなくてもよい。また、UE100は、優先ネットワークが送信するデータと非優先ネットワークが送信するデータとを同一のタイミングにおいて受信した場合、非優先ネットワークが送信するデータを破棄してもよい。従って、非優先ネットワークは、UE100との通信をスケジュールする際に、当該通信を成功させるために、優先ネットワークにおけるUE100の実行タイミングを考慮する必要がある。
次に、優先ネットワークの決定方法について説明する。決定方法は、例えば、以下の第1乃至第4の方法のいずれかを含む。
第1の方法では、UE100は、ユーザの設定に基づいて優先ネットワークを決定する。例えば、ユーザがSIM140-2をSIM140-1より優先すると設定する場合、UE100は、SIM140-2に対応するMN40-2を優先ネットワークとして決定し、SIM140-1に対応するMN40-1を非優先ネットワークとして決定する。
第2の方法では、UE100は、LTE技術を使用するMN40を優先ネットワークとして決定する。例えば、MN40-1が5G技術を使用し、MN40-2がLTE技術を使用する場合、UE100は、MN40-2を優先ネットワークとして決定し、MN40-1を非優先ネットワークとして決定する。なお、MN40-1とMN40-2とが同一の技術を使用する場合、UE100は、第2の方法で優先ネットワークを決定しない。
第3の方法では、UE100は、優先度が閾値以上である無線ベアラが確立されるMN40を優先ネットワークとして決定する。例えば、MN40-2とUE100の間に優先度が閾値以上である無線ベアラが確立される場合、UE100は、MN40-2を優先ネットワークとして決定し、MN40-1を非優先ネットワークとして決定する。
無線ベアラの優先度は、当該無線ベアラにマッピングされるユーザデータのトラフィックの種類によって決定される。例えば、トラフィックの種類が音声通話である場合、優先度が高く決定され、トラフィックの種類がメール、チャット、Web閲覧などである場合、優先度が低く決定される。無線ベアラの優先度は、5QIに対応付ける値であってもよい。5QIと優先度との対応関係については3GPP技術仕様書TS 23.501の表5.7.4を参照されたい。無線ベアラの優先度は、QCIに対応付ける値であってもよい。QCIと優先度との対応関係については3GPP技術仕様書TS 23.203の表6.1.7を参照されたい。
第4の方法では、UE100は、周期的な通信可能期間をUE100に設定したMN40を優先ネットワークとして決定する。周期的な通信可能期間は、例えば、SPS(Semi-Persistent Scheduling)によって特定される通信期間、又はCG(Configured Grant)によって特定される通信期間である。例えば、MN40-2がUE100にSPSを設定した場合、UE100は、MN40-2を優先ネットワークとして決定し、MN40-1を非優先ネットワークとして決定する。
次に、図10を用いて動作例3を説明する。
図10は、第1実施形態の動作例3の動作を示す図である。
ステップS301において、UE100は、上述の優先ネットワークの決定方法を用いて、MN40-2とMN40-1との一方を優先ネットワークとして決定し、他方を非優先ネットワークと決定する。
ステップS302において、UE100は、所定のイベントが発生するか否かを判断する。所定のイベントが発生する。UE100は、所定のイベントが発生したと判断する場合(ステップS302:YES)、処理をステップS303に進める。
ステップS303において、UE100は、MN40-1が非優先ネットワークであるかを判断する。UE100は、MN40-1が非優先ネットワークではないと判断する場合(ステップS303:NO)、本フローを終了する。UE100は、MN40-1が非優先ネットワークであると判断する場合(ステップS303:YES)、処理をステップS304に進める。
ステップS304における動作は、ステップS102における動作と同様である。
動作例3において、ステップS301の後において、UE100は、非優先ネットワークとして決定されたNW40に対して、当該NW40が非優先ネットワークであることを示す非優先通知を送信してもよい。例えば、UE100は、NW40-1を非優先ネットワークとして決定した場合、NW40-1(gNB200-1及び/又はAMF300-1)に非優先通知を送信する。UE100は、NW40-2において周期的な通信可能期間が設定される場合、当該周期的な通信可能期間を特定するための情報を非優先通知と一緒に送信してもよい。
gNB200-1は、非優先通知を受信した場合、NW40-1が非優先ネットワークであることを認識する。gNB200-1は、NW40-1が非優先ネットワークであることを認識した場合、優先度が閾値以上である無線ベアラ(例えば、音声通話用の無線ベアラ)をUE100と確立することを制限してもよい。
動作例3において、UE100は、NW40-1に対して非優先通知を送信した後、NW40-1を非優先ネットワークではないと決定した場合、その旨をNW40-1に通知してもよい。この場合、優先度が閾値以上である無線ベアラの確立の制限が解除される。
動作例3において、UE100は、非優先ネットワークとして決定されたNW40に対して、RRCアイドル状態又はRRCインアクティブ状態に遷移することを希望する情報を送信してもよい。このような情報は、例えば、UE100の希望RRC状態(preferred RRC-State)がRRCアイドル状態であることを示す情報である。このような情報は、UE100のpreferred RRC-StateがRRCインアクティブ状態であることを示す情報であってもよい。このような情報は、UE100が単にRRC接続を解放したく、希望RRC状態がないことを示す情報であってもよい。
例えば、UE100がNW40-1を非優先ネットワークとして決定しており、かつ、NW40-1においてRRCコネクテッド状態にある場合、gNB200-1に対して、RRCアイドル状態又はRRCインアクティブ状態に遷移することを希望する情報を送信する。当該情報は、タイミング情報と一緒に送信されてもよい。gNB200-1は、当該情報の受信に応じて、UE100をRRCアイドル状態又はRRCインアクティブ状態に遷移させてもよい。
(第1実施形態の動作例4)
動作例4について、動作例1との相違点を主として説明する。動作例4は、UEコンテキストに関する動作例である。
図11は、動作例4の動作を示す図である。図11に示すように、初期状態では、UE100は、MN40-2に登録している。UE100は、MN40-1に属するgNB200-1(a)とのRRC接続を有する。
ステップS401における動作は、ステップS101における動作と同様である。
ステップS402において、UE100は、タイミング情報を、MN40-1に属するgNB200-1(a)に送信する。
ステップS403において、gNB200-1(a)は、タイミング情報をUE100のUEコンテキストの一部として記憶する。
ステップS404において、gNB200-1(a)は、MN40-1に属するgNB200-1(b)とUE100とのRRC接続を確立するための所定手順において、タイミング情報を含むUEコンテキストを送信する。
所定手順の例として、ハンドオーバ手順、RRC接続再確立(RRC connection re-establish)手順、RRC接続再開(RRC connection resume)手順等が挙げられる。
例えば、gNB200-1(a)は、ハンドオーバ手順におけるHandoverPreparationInformationメッセージにUEコンテキスト(タイミング情報を含む)を含めて送信する。
gNB200-1(a)は、RRC Resume手順において、gNB200-1(b)から、UEコンテキストの提供を要求するためのRETRIEVE UE CONTEXT REQUESTメッセージを受信することに応じて、UEコンテキストをgNB200-1(b)に送信してもよい。
所定手順が完了した後、ステップS405において、UE100とgNB200-1(b)とのRRC接続が確立される。
ステップS406において、gNB200-1(b)は、タイミング情報によって特定されるタイミングを使用せずにUE100との通信を行う(上述のステップS103の動作1乃至動作3)。
(第2実施形態)
第2実施形態は、音声通信に関する動作例である。
図12は、第2実施形態の動作を示す図である。
ステップS501において、UE100は、NW40-2において音声通信イベントが発生するか否かを判断する。UE100は、音声通信イベントが発生したと判断する場合(ステップS501:YES)、処理をステップS502に進める。
音声通信イベントは、UE100のユーザが、NW40-2を介して音声の発信を行うこと、又は、UE100が、音声の着信を通知するページングメッセージを受信することである。
ステップS502において、UE100は、音声通信の実行がUE100に許可されるか否かについてMN40-1に問い合わせる。
ステップS503において、UE100は、音声通信の実行を許可することを示す許可通知をMN40-1から受信する。
ステップS504において、UE100は、許可通知の受信に応じて、音声通信を実行する。なお、UE100は、許可通知を受信していない場合、音声通信を実行しない。
(第3実施形態)
第3実施形態は、NW40-1とNW40-2が同一の通信事業者に属することを前提とする。
第3実施形態に係るUE100は、NW40-1とNW40-2の両方に登録している場合、MN40-1とMN40-2との両方に登録している状態(MUSIM状態)にあることを示す情報(以下、「MUSIM状態情報」)をNW40-1とNW40-2の両方に送信する。これにより、NW40-1とNW40-2は、同一のUE100がNW40-1とNW40-2の両方に登録していることを把握することができる。よって、NW40-1とNW40-2は、UE100との通信を適切に行うよう、互いに協調することができる。
UE100は、NW40-1とNW40-2の両方にRRCコネクテッド状態にある場合、この状態をさらに示すMUSIM状態情報を送信してもよい。
MUSIM状態情報の送信先は、AMF300(AMF300-1とAMF300-2の両方)及び/又はgNB200(gNB200-1とgNB200-2の両方)である。AMF300-1は、UE100から受信したMUSIM状態情報をgNB200-1に転送してもよい。gNB200-1は、UE100から受信したMUSIM状態情報をAMF300-1に転送してもよい。gNB200-1は、UE100から受信したMUSIM状態情報と、当該UE100のUEコンテキストの一部として記憶してもよい。
MUSIM状態情報の送信先がAMF300である場合、UE100は、MUSIM状態情報と、NW40-1への登録とNW40-2への登録とが同一のUE100に属することを示す情報とを一緒に送信してもよい。かかる情報は、例えば、両方のNW40から割り当てられる一時的な加入者識別子(5G-S-TMSI等)が同一のUE100に属するものであることを示してもよい。
MUSIM状態情報の送信先がgNB200であり、かつ、UE100はNW40-1とNW40-2の両方にRRCコネクテッド状態にある場合、UE100は、MUSIM状態情報とともに、NW40-1とのRRC接続と、NW40-2とのRRC接続とが同一のUE100に属することを示す情報を送信してもよい。かかる情報は、例えば、両方のNW40から割り当てられるネットワーク一時的な識別子(C-RNTI等)が同一のUE100に属するものであることを示してもよい。
MUSIM状態にあるUE100は、NW40-1とNW40-2のいずれか一方において登録解除された場合、他方に対してその旨を示す情報を送信してもよい。
(その他の実施形態)
上述した各実施形態を別個独立に実施する場合に限らず、2以上の実施形態を組み合わせてもよい。
上述した第1実施形態では、タイミング情報は、NW40-2における通信を実行するタイミングである実行タイミングを特定したが、この限りではない。タイミング情報は、NW40-1と通信可能なタイミングを示す情報であってもよい。この場合、NW40-1は、当該通信可能なタイミングにおいてUE100との通信をスケジュールできる。
上述した実施形態に係る各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。
以上、図面を参照して実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
本願は、日本国特許出願第2020-146146号(2020年8月31日出願)の優先権を主張し、その内容の全てが本願明細書に組み込まれている。
100 :UE
110 :受信部
120 :送信部
130 :制御部
200 :gNB
210 :送信部
220 :受信部
230 :制御部
260 :バックホール通信部
300 :AMF
310 :制御部
320 :バックホール通信部

Claims (9)

  1. 第1の移動ネットワークに対応する第1の加入者識別モジュール(SIM)と、第2の移動ネットワークに対応する第2のSIMとを有するユーザ装置を用いる通信制御方法であって、
    前記ユーザ装置が、前記第1の移動ネットワークから、前記第2の移動ネットワークにおける通信を実行するためのタイミング情報の送信に関する情報を受信することと、
    前記ユーザ装置が、前記タイミング情報の送信に関する情報に基づいて、前記タイミング情報の送信が許可されるかを判定することと、
    前記ユーザ装置が、前記タイミング情報の送信が許可されると判定したことに応じて、前記タイミング情報を、前記第1の移動ネットワークに送信することと、を有する、
    通信制御方法。
  2. 前記タイミング情報は、前記実行タイミングに基づく前記第1の移動ネットワークのタイミングを特定する情報を含む
    請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記ユーザ装置は、前記第1の移動ネットワークにおいて希望するRRC状態を、前記第1の移動ネットワークにおける基地局に送信することをさらに有する
    請求項1に記載の通信制御方法。
  4. 前記第1の移動ネットワークにおける基地局が、前記タイミング情報を受信することと、
    前記第1の移動ネットワークにおける基地局が、前記タイミング情報を受信することと、前記基地局が、前記ユーザ装置のUE(User Equipment)コンテキストを含むHandoverPreparationInformationメッセージを送信することをさらに有し、
    前記ユーザ装置のUEコンテキストが、前記タイミング情報を含む
    請求項1に記載の通信制御方法。
  5. 前記第1の移動ネットワークにおける基地局が、前記タイミング情報に基づいて、前記ユーザ装置が前記第1の移動ネットワークに対してデータの送受信を行わない通信ギャップを、前記ユーザ装置に対して設定することをさらに含む
    請求項1に記載の通信制御方法。
  6. 前記ユーザ装置が、前記第1の移動ネットワークと前記第2の移動ネットワークとの一方を優先ネットワークとして決定し、他方を非優先ネットワークとして決定することと、
    前記タイミング情報を送信することは、前記第1の移動ネットワークが前記非優先ネットワークとして決定される場合、前記タイミング情報を送信することを含む
    請求項1に記載の通信制御方法。
  7. 前記送信することは、前記ユーザ装置が、所定のイベントが発生することに応じて、前記タイミング情報を、前記第1の移動ネットワークに送信することをさらに有し、
    前記所定のイベントは、前記第2の移動ネットワークにおいて前記ユーザ装置がRRC(Radio Resource Control)コネクテッド状態からRRCインアクティブ状態に遷移すること、又は、前記第1の移動ネットワークにおいて前記ユーザ装置がRRCコネクテッド状態に遷移することである、
    請求項1に記載の通信制御方法。
  8. 第1の移動ネットワークに対応する第1の加入者識別モジュール(SIM)と、第2の移動ネットワークに対応する第2のSIMとを有するユーザ装置であって、
    前記第1の移動ネットワークから、前記第2の移動ネットワークにおける通信を実行するためのタイミング情報の送信に関する情報を受信する受信部と、
    前記タイミング情報の送信に関する情報に基づいて、前記タイミング情報の送信が許可されるかを判定する制御部と、
    前記タイミング情報の送信が許可されると判定したことに応じて、前記タイミング情報を、前記第1の移動ネットワークに送信する送信部と、を有する、
    ユーザ装置。
  9. 第1の移動ネットワークに対応する第1の加入者識別モジュール(SIM)と、第2の移動ネットワークに対応する第2のSIMとを有するユーザ装置を制御するためのプロセッサであって、
    前記第1の移動ネットワークから、前記第2の移動ネットワークにおける通信を実行するためのタイミング情報の送信に関する情報を受信する処理と、
    前記タイミング情報の送信に関する情報に基づいて、前記タイミング情報の送信が許可されるかを判定する処理と、
    前記タイミング情報の送信が許可されると判定したことに応じて、前記タイミング情報を、前記第1の移動ネットワークに送信する処理と、を実行する、
    プロセッサ。
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