JP2023142971A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023142971000001
【課題】回転部材による切断に不良が発生してシート状媒体を切断し直す際に、切断不良が再度発生しにくい。
【解決手段】回転刃52をロール紙Rpに対して滑らせずに回転させながら切断方向に移動させつつ、固定刃51との間にロール紙Rpを挟み込ませてこれを切断させることで1回目の切断動作を実行する。次に、回転刃52を戻り方向に待機位置まで移動させた後に、2回目の切断動作を実行する。回転刃52を待機位置に戻す際、高速移動範囲において回転刃52を高速で移動させ、回転刃52を固定刃51に対して滑らせる。これにより、2回目の切断動作において、回転刃52の切断方向に関する位置と回転方向に関する位置との対応関係が、1回目の切断動作における対応関係と異なるようにする。
【選択図】図6

Description

本発明は、シート状媒体に対して画像形成を行う画像形成装置に関する。
シート状媒体に対して画像を形成する画像形成装置において、固定刃と丸刃で構成される特許文献1の切断部のように、2つの部材の協働によりシート状媒体を切断する手段を設ける場合がある。特許文献1の例では、丸刃が固定刃との間でロール紙を挟んだ状態で固定刃の延びる方向に沿って移動することで、回転しながらロール紙を切断する。
特開2018-176395号公報
特許文献1に一例を示すような切断部を構成する2つの部材のうち、回転しながらシート状媒体を切断する部材(以下、回転部材とする)に刃こぼれ等の異常が生じ、切断不良が発生することがある。例えば、回転部材の周縁部の一か所に異常が生じているとする。その回転部材が回転しつつシート状媒体を切断する際に、シート状媒体において、回転部材の異常が生じた箇所に対応する部分が切断されないままになるおそれがある。このような場合、回転部材を再度使用してシート状媒体を切断し直すことが考えられる。しかしながら、異常がある回転部材を使用する場合、再度の切断不良が発生するおそれがある。
本発明の目的は、回転部材による切断に不良が発生してシート状媒体を切断し直す際に、切断不良が再度発生しにくい画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、シート状媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送されるシート状媒体に画像を形成する画像形成部と、前記搬送方向と交差する切断方向に沿って移動可能であると共に、前記切断方向及び前記搬送方向の両方と交差する方向に沿った回転軸を中心とした回転運動が可能である回転部材と、前記搬送部によって搬送されるシート状媒体を前記回転部材との間に挟み込む、前記切断方向に沿って延びた挟み込み部材と、前記回転部材を前記切断方向に沿って移動させる移動部とを有する切断部と、制御部とを備えており、前記制御部が、前記回転部材が、前記挟み込み部材との間にシート状媒体を挟み込みながら前記切断方向に沿って移動することで前記回転運動を行いつつシート状媒体を切断する切断動作を行う第1動作と、前記第1動作後、前記搬送部によるシート状媒体の搬送前に、前記回転部材の前記切断方向に関する位置と、前記回転部材の前記回転運動における回転方向に関する位置との対応関係が、前記第1動作における前記対応関係と異なるように前記切断動作を行う第2動作とを前記切断部に実行させる。
本発明者による鋭意研究の結果、切断不良が発生した後にシート状媒体を切断し直した際、以下の理由で再度の切断不良が生じるおそれがあることに到達した。切断部に切断動作を行わせた際、例えば、回転部材の一部分に異常があることにより、シート状媒体においてその一部分に対応する箇所に切断不良が生じる。そこで、シート状媒体を切断し直すため、仮に、切断動作の完了直後の状態から、前の切断動作とは反対の動作を行うように切断方向と反対方向に回転部材を移動させたとする。例えば、前の切断動作において時間を反転させたのと同じ動作で回転部材を移動させたとする。この場合、回転部材における切断方向の位置と回転方向の位置との対応関係が前の切断動作における対応関係と同じ関係に維持されたまま、回転部材が移動することになる。このように、回転方向の位置と切断方向の位置との対応関係が維持されたままであると、切断動作を再度行ったとしても、回転部材において異常が生じた上記一部分がシート状媒体の切断不良の箇所に再び接触することになり、切断不良が解消されないおそれがある。
これに対し、本発明では、切断部に第1動作を実行させた後に、回転部材における切断方向に関する位置と回転方向に関する位置との対応関係が第1動作とは異なるように切断動作を行う第2動作を実行する。したがって、第2動作において、シート状媒体の切断不良が生じた箇所には、回転部材の異常が生じた箇所以外の箇所が接触するようになる。よって、切断不良の箇所が適切に切断されやすいので、切断不良が再度発生しにくくなる。
本発明の一実施形態に係るプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 図1に示すプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 図1に示す切断部の概略平面図であり、(a)は回転刃及びキャリッジが待機位置に配置されている状況を示す図であり、(b)は切断動作の完了直後の状況を示す図である。 図1の切断部が実行する切断動作において切断不良が生じる状況を示す切断部の概略平面図である。 図4に示す切断不良が生じた場合に切断部による切断動作を再実行しても切断不良が再度発生する状況を示す回転刃及び固定刃の概略平面図である。 図4に示す切断不良が生じた場合に切断部による切断動作を再実行して用紙を適切に切断する状況を示す回転刃及び固定刃の概略平面図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の好適な実施形態である第1の実施形態に係るプリンタ1について、図面を参照しつつ説明する。以下の説明においては、プリンタ1が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向が定義され、筐体11の開口13が設けられている側を手前側(正面或いは前方)、その反対側を奥側(背面或いは後方)として前後方向が定義され、プリンタ1を手前側から見て左右方向が定義される。
プリンタ1は、図1に示すように、給送カセット2、搬送部3、切断部5、ヘッド(本発明の「画像形成部」)6、排出トレイ7、制御部8、筐体11、カバー15、アーム位置センサ16、用紙センサ17などを有する。
給送カセット2は、筐体11内においてヘッド6の下方に配置されている。排出トレイ7は、筐体11内においてヘッド6の前方であって、給送カセット2の上方に配置されている。給送カセット2及び排出トレイ7は、筐体11の前面に設けられた開口13を通じて筐体11の内部へ前後方向に沿って挿入可能である。また、筐体11に装着された給送カセット2は、開口13を通じて前後方向に沿って脱抜可能である。また、筐体11に装着された排出トレイ7は、開口13を通じて前方に引き出すことが可能である。
給送カセット2は、ロール体R及びカット紙Kpのいずれかの用紙Pを選択的に搬送可能なように、ロール体R及びカット紙Kpのいずれかを選択的に収容するものである。ロール体Rは、円筒状の巻き芯(紙管)Rcの外周面に長尺のロール紙(本発明の「シート状媒体」に相当する)Rpがロール状に巻回されたものである。給送カセット2は、図1に示すように、上方に開口した箱形状を有するトレイ21と、ロール体Rの下側部分の外周面を支持しつつ当該ロール体Rを回転可能に支持する支持部22と、を有する。カット紙Kpは、支持部22よりも後方側のトレイ21の底面21b1上、又は、支持部22を取り外した底面21b1全体に配置される。以降の説明において、ロール体Rから巻き解かれたロール紙Rpとカット紙Kpとを区別しない場合には、「用紙P」と称する場合がある。
支持部22は、支持台23及び3つのローラ24~26を有する。ロール体Rは、その軸方向が左右方向(図1の紙面に垂直な方向)と平行となる姿勢で支持部22に支持される。支持台23は、トレイ21の底部21bに着脱可能に設けられている。支持台23は、左右方向に沿って延びている。ローラ24~26は、いずれもその軸方向が左右方向と平行となる姿勢で支持台23に回転可能に支持されている。
支持台23は、水平面23aと、水平面23aを前後方向に挟む位置に配置された2つの傾斜面23b,23cとを有する。ローラ24は、傾斜面23bの後方側部分に配置され、ローラ25よりも前方に配置されている。ローラ25は、傾斜面23cの前方側部分に配置され、ローラ26は、傾斜面23cの後方側部分に配置されている。ローラ24、25は、ロール体Rの下側部分の外周面と接触した状態でロール体Rを下方から支持する。
搬送部3は、給送部31、3つの搬送ローラ対32~34及び搬送モータ35M(図2参照)を有している。給送部31は、給送カセット2に収容されているロール体R及びカット紙Kpのいずれかの用紙Pを後方に向かって給送カセット2から送り出す。
給送部31は、給送カセット2の上方に配置されており、給送ローラ31a、アーム31b(本発明の「変位部材」に相当する)及び給送モータ31M(図2参照)を有する。給送ローラ31aは、アーム31bの先端に軸支されている。アーム31bは、支軸31cに回動自在に支持されている。アーム31bは、バネなどにより給送ローラ31aがトレイ21の底面21b1に接近する方向に付勢されている。また、アーム31bは、トレイ21を着脱する際に上方へ退避可能に構成されている。給送ローラ31aは、給送モータ31Mからの駆動力が伝達されることで回転する。制御部8の制御により給送モータ31Mが駆動されると給送ローラ31aが回転し、トレイ21内に収容された用紙Pが後方に向かって送り出される。
アーム31bの近傍にはアーム位置センサ16(本発明の「位置検出部」に相当する)が設置されている。アーム位置センサ16はアーム31bの位置を検出可能である。その検出結果は制御部8に出力される。
3つの搬送ローラ対32~34は、給送部31によって給送された用紙Pを、左右方向と直交する搬送方向W(図1のロール紙Rpを示す太い線に沿った方向)に沿って筐体11内で搬送する。3つの搬送ローラ対32~34は、搬送方向Wの上流側からこの順で配置されている。搬送ローラ対32は、給送部31によって給送カセット2から送り出され、切断部5を通過した用紙Pを搬送する。搬送ローラ対32によって搬送された用紙Pは一旦上方に向かって送られた後で前方に案内される。搬送ローラ対33は、搬送ローラ対32によって搬送された用紙Pを受け取ってヘッド6に送る。搬送ローラ対34は、搬送ローラ対33によって搬送された用紙Pを受け取って排出する。搬送ローラ対33,34によって搬送される用紙Pは、前方に向かって送られる。
各搬送ローラ対32~34は、搬送モータ35Mから駆動力が伝達されることで回転する駆動ローラと、駆動ローラに連れ回る従動ローラと、で構成されている。制御部8の制御により搬送モータ35Mが駆動されると、搬送ローラ対32~34の駆動ローラ及び従動ローラが用紙Pをニップした状態で回転し、用紙Pが搬送方向Wに搬送される。以下、搬送方向Wに関して排紙トレイ7に近い側を下流側とし、搬送方向Wに関してロール体Rに近い側を上流側とする。
搬送部3によって搬送される用紙Pがロール紙Rpである場合、ロール紙Rpがロール体Rから搬送ローラ対32又はその下流まで引き出されると、図1の太い実線に示すように、ロール紙Rpは引っ張られた状態で搬送ローラ対32等に支持される。つまり、ロール紙Rpは緊張状態に維持される。これに伴い、ロール紙Rpに接触した給紙ローラ31aがロール紙Rpによって押し上げられた状態を取る。このときのアーム31bの位置が本発明の第1の位置に相当する。
切断部5は、図1に示すように、搬送方向Wにおいて搬送ローラ対32と給送ローラ31aとの間であって、搬送ローラ対32の下方に配置されている。切断部5は、図3に示すように、固定刃51、回転刃52及び移動機構53を有している。
固定刃51(本発明の「挟み込み部材」に相当する)は、一方向に関してロール紙Rpの幅(搬送方向Wに直交する方向の幅)よりも長尺な平板状の概略形状を有している。固定刃51は、その厚み方向が前後方向に沿い且つその長尺方向が左右方向に沿うように筐体11に固定されている。固定刃51は、切断部5を通過するロール紙Rpの前方を向く面と接触可能に配置されている。
回転刃(本発明の「回転部材」に相当する)52は、左右方向に沿って移動可能な後述のキャリッジ54に搭載されている。回転刃52は、円盤状であり、ほぼ上下方向に沿った軸52a(本発明の「回転軸」に相当する)を中心に回転可能となるようにキャリッジ54に支持されている。回転刃52は、切断部5を通過するロール紙Rpの後方を向く面と接触可能に配置されている。また、回転刃52は、その前方端部が固定刃51の上端面と接触可能に配置されている。軸52aは、正面から見て上下方向に沿う姿勢から時計回りに僅かに傾いている。これにより、回転刃52が、右側の部分が固定刃51に接触し、左側の部分が固定刃51から離隔するように配置されている。このような配置により、回転刃52が右方に移動した際にロール紙Rpが切断される一方で、回転刃52が左方に移動する際にはロール紙Rpが切断されないように切断部5が構成されている。
切断部5によってロール紙Rpが適切に切断されると、ロール紙Rpは切断部5より上流側の部分と切断部5より下流側の部分とに分離する。このうち切断部5より上流側の部分は、搬送ローラ対32等による支持がなくなるため、緊張状態が解かれて下方へと落下する。これに伴い、バネ等によって付勢されたアーム31bが矢印Aの方向に変位する。この変位後のアーム31bの位置が本発明の第2の位置に相当する。このようなアーム31bの変位の有無は、アーム位置センサ16によって検出され、後述の通り制御部8による切断部5の制御に用いられる。
移動機構53は、図3に示すように、キャリッジ54と、ベルト55と、一対のプーリ56,57と、ガイドレール(不図示)と、移動モータ53M(図2参照)とを有する。ガイドレールは、左右方向に沿って長尺に形成されており、キャリッジ54を左右方向に移動可能に支持する。
キャリッジ54は、図3に示すように、回転刃52を回転可能に支持しており、ベルト55に固定されている。一対のプーリ56,57は、左右方向において、切断部5を通過するロール紙Rpを挟むようにして互いに離隔して配置されている。プーリ56は、移動モータ53Mによって回転力が付与される駆動プーリである。プーリ56が回転する速さは、制御部8により移動モータ53Mの駆動電流の大きさが調整されることで調整される。ベルト55は、エンドレスの環状ベルトであり、一対のプーリ56,57に架け渡されている。プーリ57は、プーリ56が回転することで走行するベルト55によって回転する従動プーリである。
キャリッジ54は、図3(a)に示すように、通常、固定刃51の左側端部の待機位置に配置されている。このとき、回転刃52も待機位置に配置されている。そして、ロール紙Rpを切断する際に、制御部8の制御により移動モータ53Mが正回転駆動されることで、ベルト55が走行し、キャリッジ54と共に回転刃52が右方に移動する。待機位置からロール紙Rpに差し掛かるまでの間、回転刃52は、固定刃51との間に作用する静止摩擦力により固定刃51に対して滑らずに回転する。ロール紙Rpに到達してからは、回転刃52は、固定刃51との間にロール紙Rpを挟み込みつつ、固定刃51又はロール紙Rpとの間に作用する静止摩擦力により固定刃51又はロール紙Rpに対して滑らずに回転しながらロール紙Rpをその幅方向(搬送方向Wと直交する方向)に沿って切断する。以下、このように切断部5が回転刃52にロール紙Rpを幅方向に切断させる動作を切断動作とする。この切断動作により、ロール紙Rpの後端が形成される。右方に移動したキャリッジ54及び回転刃52は、図3(b)に示すように、移動モータ53Mの駆動が一旦停止されることで、固定刃51の右方端部の停止位置で停止される。この後、移動モータ53Mが逆回転駆動されることで、キャリッジ54とともに回転刃52が、固定刃51又はロール紙Rpとの間に作用する静止摩擦力により回転しながら左方に移動し、図3(a)に示す待機位置に戻される。以下、ロール紙Rpを切断する移動方向である右方を「切断方向」とする。また、ロール紙Rpの切断後に待機位置に戻る移動方向である左方を「戻り方向」とする。切断方向及び戻り方向のいずれの移動においても、上記の通り制御部8により移動モータ53Mの駆動電流が調整されることで、回転刃52の移動の速さが調整される。
搬送ローラ対32の上流側の近傍には用紙センサ17(本発明の「媒体有無検出部」に相当する)が設置されている。用紙センサ17は、その設置位置に用紙Pが存在するか否かを検出可能である。その検出結果は制御部8に出力される。
ヘッド6(本発明の「画像形成部」)は、搬送ローラ対33と搬送ローラ対34との間に配置されている。ヘッド6は、下面に形成された複数のノズル(不図示)とドライバIC6a(図2参照)とを含む。ヘッド6は、制御部8の制御によりドライバIC6a(図2参照)が駆動されると、インクカートリッジ(不図示)から供給されたインクをノズルから吐出し、搬送ローラ対33によって搬送された用紙Pに対して画像を形成する。画像が形成された用紙Pは、搬送ローラ対34によって前方(図1中左方)に向かって搬送される。なお、ヘッド6は、位置が固定された状態でノズルからインクを吐出するライン式ヘッド、及び、左右方向(主走査方向)に移動しつつノズルからインクを吐出するシリアル式ヘッドのいずれの方式のヘッドでもよい。
排出トレイ7は、搬送ローラ対34によって前方に搬送された用紙Pを受容する。排出トレイ7に収容される用紙Pは、切断部5で後端が形成され、且つ、ヘッド6で画像が形成されたロール紙Rp、及び、ヘッド6で画像が形成されたカット紙Kpである。
次に、図2を参照しつつ、プリンタ1全体の制御を司る制御部8について説明する。制御部8は、バスによって互いに接続された、CPU(Central Processing Unit)81、ROM(Read Only Memory)82及びRAM(Random Access Memory)83、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)84、フラッシュメモリ85などを含む。そして、これらが協働して、ドライバIC6a、給送モータ31M、搬送モータ35M、移動モータ53Mなどの各部の動作を制御する。また、制御部8には、アーム位置センサ16及び用紙センサ17の各検出結果が入力される。入力された検出結果は、各部に対する動作制御の内容に反映される。
なお、制御部8は、CPU81のみが各種処理を行うものであってもよいし、ASIC84のみが各種処理を行うものであってもよいし、CPU81とASIC84とが協働して各種処理を行うものであってもよい。また、制御部8は、1つのCPU81が単独で処理を行うものであってもよいし、複数のCPU81が処理を分担して行うものであってもよい。また、制御部8は、1つのASIC84が単独で処理を行うものであってもよいし、複数のASIC84が処理を分担して行うものであってもよい。
また、制御部8は、ユーザにより外部機器(例えばPCやスマートフォン)から送信された記録指示に基づいて、用紙Pに画像を形成するように搬送部3、切断部5及びヘッド6を制御する。この制御により、搬送部3が搬送方向Wに沿って搬送した用紙Pに対してヘッド6からインクが吐出され、用紙Pに画像が形成される。用紙Pがロール紙Rpである場合には、搬送部3によるロール紙Rpの搬送が一旦停止した状態で、切断部5の切断動作によって切断される。これにより、ロール紙Rpにおいて画像が形成された部分がロール体Rと繋がった部分から分離される。その後、搬送部3によるロール紙Rpの搬送が再開され、切断動作によってロール体Rから分離された部分が排紙トレイ7へと排出される。用紙Pがカット紙Kpである場合には、画像が形成されたカット紙Kpが排紙トレイ7へと排出される。
ところで、切断部5による切断動作の際に、回転刃52に刃こぼれ等の異常が発生していることにより、切断不良が生じることがある。これは、例えば以下のような態様で発生する。図4に示すように、回転刃52の周縁部の1カ所に、切断不良を生じさせる刃こぼれ等の異常部52*があるとする。この回転刃52が、待機位置からR方向に回転しながら切断方向に移動する際にロール紙Rpを切断する。しかしながら、ロール紙Rpにおいて異常部52*が接触する箇所は切断不良により切断されない。このため、ロール紙Rpには、左右方向に関して回転刃52が1回転する際に進む距離に相当する間隔で切断不良部Pxが生じることになる。
制御部8は、以上のような切断不良が生じた場合に、搬送部3によるロール紙Rpの搬送を停止させたままロール紙Rpを切断部5に適切に再切断させる再切断処理を実行する。以下、この再切断処理について説明する。なお、切断部5が最初の切断動作を実行することが本発明の「第1の動作」に相当する。また、再切断処理によって切断部5が切断動作を再度実行することが本発明の「第2の動作」に相当する。
再切断処理は、切断部5によるロール紙Rpの切断動作の直後に切断不良が生じたか否かの判定を行い、切断不良が生じたと判定した場合に実行される。なお、制御部8によるこのような判定が、本発明の「判定部」による判定に相当する。制御部8による判定は、アーム位置センサ16の検出結果に基づいて行われる。上記の通り、切断部5の切断動作によりロール紙Rpが適切に切断されると、アーム31bが図1の矢印Aの方向に回転すると共に、この変位がアーム位置センサ16によって検出される。一方で、切断部5の切断動作に切断不良が発生すると、ロール紙Rpが切断部5で分離せず、繋がったままとなる。したがって、ロール紙Rpにおいて切断部5より上流の部分の緊張状態が解かれず、アーム31bも変位しない。このような状況はアーム位置センサ16によって検出される。
制御部8は、上記のようなアーム位置センサ16による検出結果に基づき、アーム31bの変位の有無に応じて切断不良が生じたか否かを判定する。具体的には、アーム31bが図1の矢印Aの方向に回転したことをアーム位置センサ16の検出結果が示した場合には、制御部8は、ロール紙Rpが適切に切断された、つまり、切断不良が生じていないと判定する。この場合、切断動作が再実行されず、ロール体Rから適切に分離されたロール紙Rpが搬送部3によって排紙トレイ7に排出される。一方、アーム31bが移動していないことをアーム位置センサ16の検出結果が示した場合には、制御部8は、ロール紙Rpが適切に切断されていない、つまり、切断不良が生じたと判定する。
切断不良が生じたと判定した場合、制御部8は、以下の通りに切断部5に切断動作を再実行させる。切断動作の再実行のため、制御部8は、前回の切断動作により図3(b)の位置で停止した回転刃52を図3(a)の待機位置まで戻すように切断部5を制御する。
このとき、仮に、前回の切断動作とは正反対の動作を行うように戻り方向に回転刃52を移動させたとする。つまり、図5の実線に示す切断動作の完了直後の位置から、回転刃52を固定刃51又はロール紙Rpとの間に発生する静止摩擦力により回転させながら戻り方向に移動させたとする。このような動作は、一例として、前回の切断動作において時間を反転させたのと同じ動作で回転刃52を移動させた場合に該当する。この場合、回転刃52における切断方向の位置と回転方向(軸52aを中心とした回転刃52の回転方向)の位置との対応関係が前の切断動作における対応関係と同じ関係に維持されたまま、回転部材が移動することになる。したがって、回転刃52は、ロール紙Rpに対し、図5の二点鎖線に示すように異常部52*が切断不良部Pxとちょうど接触するような位置関係を維持しつつ待機位置まで戻ることになる。このため、その後に切断部5が切断動作を再実行した際にも、ロール紙Rpに対して図5の二点鎖線に示す状態を経由しつつ回転刃52が移動する。よって、切断動作の再実行によってもロール紙Rpの切断不良部Pxが切断されないまま残るおそれが高くなる。
そこで、本実施形態では、制御部8が、回転刃52を待機位置まで戻す際に以下のように切断部5を制御する。つまり、制御部8は、図6に示す高速移動範囲に亘って、切断動作における回転刃52の移動の速さと比べて回転刃52を高速に戻り方向に移動させるように切断部5を制御する。高速移動範囲における回転刃52の速さは、回転刃52が固定刃51に対して滑りつつ戻り方向に移動するように調整されている。高速移動範囲は、図6の実線に示す切断動作の完了直後の位置からロール紙Rpに到達させるまでのいずれかに設定されている。これにより、回転刃52は、高速移動範囲において、固定刃51との間に発生する動摩擦力によって滑りつつ回転するか、ほぼ回転することなく戻り方向に移動する。図6には、一例として、固定刃51が高速移動範囲内を回転せずに戻り方向に移動する状況が示されている。回転刃52がロール紙Rpに到達してからは、制御部8は、固定刃51又はロール紙Rpとの間に発生する静止摩擦力により回転させながら回転刃52を戻り方向に移動させることで、回転刃52を待機位置まで到達させるように切断部5を制御する。
回転刃52のこのような移動方法によると、高速移動範囲において回転刃52が固定刃51に対して滑りつつ戻り方向に移動する際に、回転刃52の切断方向の位置と、回転刃52の回転方向の位置との対応関係が前回の切断動作における対応関係からずれる。これにより、図6の二点鎖線に示すように、回転刃52において異常部52*と異なる箇所が各切断不良部Pxと接触しつつ回転刃52が移動することになる。そして、回転刃52が待機位置に戻った後、制御部8が切断動作を再実行する。この場合、回転刃52は、図6の二点鎖線に示すように、異常部52*と異なる箇所を各切断不良部Pxと接触させつつ回転しながら切断方向に移動する。よって、この切断動作の再実行によって切断不良部Pxが適切に切断されやすい。
なお、固定刃51において、高速移動範囲に対応する部分51aが、その他の部分と比べて、回転刃52との間に発生する静止摩擦力が小さくなるように構成されていてもよい。この場合、部分51aは、本発明の「摩擦低減部」に相当する。このような構成は、例えば、部分51aの回転刃52と接触する表面が、その他の回転刃52と接触する表面と比べて摩擦係数が小さい材料で構成されることで実現されてもよい。また、部分51aの回転刃52と接触する表面全体を固定刃51の内部に向かって若干陥没させ、もって、その他の回転刃52と接触する表面と比べて回転刃52が押し付けられる力を小さくすることで実現されてもよい。
このような構成において、1回目の切断動作を実行する際には回転刃52に高速移動範囲を通過させる際に滑らせずに回転させ、2回目の切断動作を実行するために回転刃52を待機位置まで戻す際には回転刃52に高速移動範囲を滑りながら(固定刃51との間に動摩擦力を発生させながら)通過させる。これによると、高速移動範囲において固定刃51と回転刃52の間に発生する静止摩擦力が比較的小さいので、高速移動範囲を2回目に通過させる際に回転刃52を滑らせるために必要な回転刃52の速さが比較的小さくて済む。よって、回転刃52の高速移動のために必要な移動モータ53Mの駆動電力を小さくすることができる。
以上説明した本実施形態によると、切断部5による切断動作の再実行の際に、回転刃52における切断方向に関する位置と回転方向に関する位置との対応関係が前回の切断動作時の対応関係とは異なるように切断動作が実行される。したがって、切断動作の再実行において、ロール紙Rpの切断不良部Pxには、回転刃52の異常部52*以外の箇所が接触する。よって、切断不良部Pxが適切に切断されやすいので、切断不良が再度発生しにくくなる。
また、切断不良が発生したと判定した場合に切断動作が再実行される。つまり、切断動作の再実行が必要かどうかに応じて切断動作が再実行される。したがって、無駄な動作が回避される。
[第2の実施形態]
以下、本発明の別の一実施形態に係る第2の実施形態について説明する。本実施形態における第1の実施形態との主な違いは切断不良の判定方法にあり、その他の構成は第1の実施形態と第2の実施形態とで共通である。このため、以下では、本実施形態に係る切断不良の判定方法について主に説明すると共に、第1の実施形態と共通の構成には同一の符号を使用し、適宜その説明を省略する。
第2の実施形態における切断不良の判定は以下の通りに実行される。切断部5による最初の切断動作が実行されると、制御部8は、搬送ローラ対32~34を使用してロール紙Rpを所定の長さだけ搬送部3に搬送させた後、その搬送を一旦停止させる。そして、制御部8は、用紙センサ17がロール紙Rpの存在を検出したか否かに基づいて切断不良が生じたか否かを判定する。切断動作が適切に実行された場合には、ロール紙Rpの切断部5より下流の部分が切断部5より上流の部分から分離され、搬送ローラ対32~34に搬送されて用紙センサ17の位置に存在しなくなる。一方、切断不良が発生した場合には、切断部5より上流の部分と下流の部分が繋がっているので、搬送ローラ対32~34に搬送されてロール紙Rpがロール体Rから次々に引き出される。このため、用紙センサ17の位置にはロール紙Rpが存在したままとなる。そこで、用紙センサ17による検出結果がロール紙Rpの存在を示した場合、切断不良が生じたと判定される。これに対し、用紙センサ17による検出結果がロール紙Rpの不在を示した場合、切断不良が生じずロール紙Rpが適切に切断されたと判定される。
切断不良が生じたと判定した場合、制御部8は、搬送部3によるロール紙Rpの搬送を停止させたまま、切断部5に切断動作を2回連続して実行させる。この2回の切断動作において、1回目の切断動作の完了後、回転刃52が待機位置に戻される際に、第1の実施形態と同様、回転刃52の切断方向の位置と回転刃52の回転方向の位置との対応関係が1回目の切断動作における対応関係からずれるように回転刃52が移動される。これにより、2回目の切断動作の際に、回転刃52の異常部52*と異なる箇所が各切断不良部Pxと接触するように回転刃52が移動する。よって、2回目の切断動作によって切断不良部Pxが適切に切断されやすい。なお、切断部5がこの1回目の切断動作を実行することが本発明の「第1の動作」に相当し、切断部5がこの2回目の切断動作を実行することが本発明の「第2の動作」に相当する。
<変形例>
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上述の実施形態では、切断不良が生じたか否かの判定結果に基づいて切断部5による切断動作が再実行される。これに対し、切断不良の判定に依らずに切断部5による切断動作が再実行されてもよい。例えば、回転刃52の経年劣化を考慮し、一定の使用後には切断部5による切断動作が常に再実行されるようにプリンタ1が構成されてもよい。この場合、一定の使用後か否かは、例えば、画像形成に使用した用紙Pの累積使用量(枚数)が一定の値を超えたか否かに基づいて判定されてもよい。
また、上述の実施形態では、回転刃52を高速移動範囲において戻り方向に比較的高速に移動させることで固定刃51に対して滑らせている。これに代えて、又は加えて、回転刃52を固定刃51から若干離隔させつつ戻り方向に移動させることで固定刃51に対して滑らせつつ移動させてもよい。
また、上述の実施形態においては、切断動作を再実行する前に、回転刃52を高速移動範囲において戻り方向に比較的高速に移動させることで、回転刃52の切断方向の位置と回転刃52の回転方向の位置との対応関係を前回の切断動作における対応関係からずらしている。これに代えて、又は加えて、回転刃52を回転駆動する手段を設けると共に、回転刃52を戻り方向に沿って移動させず、その場所に留めたまま回転させることで、回転刃52の切断方向の位置と回転刃52の回転方向の位置との対応関係を前回の切断動作における対応関係からずらしてもよい。
また、上述の実施形態では、高速移動範囲が切断動作の完了直後の位置からロール紙Rpに到達させるまでのいずれかの範囲に設定されている。しかし、高速移動範囲がこの他の範囲であってもよい。例えば、再度の切断動作における待機位置からロール紙Rpに到達するまでのいずれかの範囲であってもよい。また、高速移動範囲がロール紙Rpの存在する範囲と重複してもよい。
また、上述の実施形態では、回転刃52が切断方向に移動する際にのみロール紙Rpを切断するように切断部5が構成されている。これに対し、回転刃52が切断方向に移動する際と回転刃52が戻り方向に移動する際との両方においてロール紙Rpを切断可能に切断部5が構成されてもよい。これによると、1回目の切断動作直後、回転刃52を戻り方向に移動させる際にロール紙Rpを切断できる。この場合には、回転刃52を戻り方向に移動させるに当たって、適宜設定された高速移動範囲において固定刃51に対して滑らせつつ移動させることで、回転刃52の切断方向の位置と回転刃52の回転方向の位置との対応関係を前回の切断動作における対応関係からずらす。これにより、回転刃52を戻り方向に移動させる際に切断不良部Pxが適切に切断される。
また、上述の実施形態に係る切断部5における固定刃51又は回転刃52の代わりに、その他の構成を有する部材が採用されてもよい。例えば、固定刃51又は回転刃52とは刃の形成態様が異なる部材が採用されてもよいし、回転する部材が固定刃51の代わりに採用されてもよい。
加えて、上述の各実施形態においては、プリンタ1に対して本発明を適用する場合について説明したが、これには限定されない。本発明は、ヘッドからインクを吐出するインクジェット式のその他の画像形成装置、例えば、複合機やコピー機などに適用されてもよい。また、インクジェット方式でインクを用紙Pに付着させる代わりに、トナーを用紙Pに付着させることで画像記録処理を実行するレーザー式の画像形成装置やその他の方式が採用された画像形成装置に適用されてもよい。
3 搬送部
5 切断部
6 ヘッド
8 制御部
16 アーム位置センサ
17 用紙センサ
51 固定刃
52 回転刃
P 用紙
Rp ロール紙

Claims (7)

  1. シート状媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送されるシート状媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記搬送方向と交差する切断方向に沿って移動可能であると共に、前記切断方向及び前記搬送方向の両方と交差する方向に沿った回転軸を中心とした回転運動が可能である回転部材と、前記搬送部によって搬送されるシート状媒体を前記回転部材との間に挟み込む、前記切断方向に沿って延びた挟み込み部材と、前記回転部材を前記切断方向に沿って移動させる移動部とを有する切断部と、
    制御部とを備えており、
    前記制御部が、
    前記回転部材が、前記挟み込み部材との間にシート状媒体を挟み込みながら前記切断方向に沿って移動することで前記回転運動を行いつつシート状媒体を切断する切断動作を行う第1動作と、
    前記第1動作後、前記搬送部によるシート状媒体の搬送前に、前記回転部材の前記切断方向に関する位置と、前記回転部材の前記回転運動における回転方向に関する位置との対応関係が、前記第1動作における前記対応関係と異なるように前記切断動作を行う第2動作とを前記切断部に実行させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部が、
    前記第1動作において、前記回転部材がシート状媒体又は前記挟み込み部材と接触しつつ前記切断方向に移動する際に、前記回転部材とシート状媒体又は前記挟み込み部材との間で生じる静止摩擦力によって前記回転運動が発生し、
    前記第2動作において、前記回転部材がシート状媒体又は前記挟み込み部材と接触しつつ前記切断方向と平行に移動する際に、前記回転部材とシート状媒体又は前記挟み込み部材との間で動摩擦力を生じさせた後に、前記静止摩擦力によって前記回転運動が発生するように、前記回転部材を前記切断方向と平行に移動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記挟み込み部材が、前記回転部材と接触した際に発生する静止摩擦力が他の部分と比べて小さい摩擦低減部を有しており、
    前記回転部材が前記摩擦低減部と接触しつつ前記切断方向と平行に移動する際に前記動摩擦力が生じることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記切断動作においてシート状媒体に切断不良が生じたか否かを判定する判定部をさらに備えており、
    前記制御部が、
    前記切断動作においてシート状媒体に切断不良が生じたと前記判定部が判定した場合に前記第2動作を前記切断部に実行させることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記判定部が、
    前記搬送方向に関して前記切断部より下流のある位置にシート状媒体があるか否かを検出する媒体有無検出部を有し、前記切断動作後に前記搬送部にシート状媒体を搬送させた後の前記媒体有無検出部による検出結果に基づいてシート状媒体に切断不良が生じたか否かを判定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部が、
    前記切断動作によってシート状媒体に切断不良が生じたと前記判定部が判定した場合に、前記第1動作及び前記第2動作を前記切断部に実行させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. シート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能である媒体収容部をさらに備えており、
    前記搬送部が、前記ロール体から引き出されたシート状媒体を前記画像形成部へと搬送する前記切断部より前記搬送方向の下流に配置されたローラを有し、
    前記判定部が、
    第1の位置と第2の位置の間で変位可能であり、前記ロール体の位置から前記ローラの位置まで繋がって緊張状態となったシート状媒体と接触して前記第1の位置にあり、前記緊張状態のシート状媒体が前記切断部によって切断されて2つに分離することで前記緊張状態が解かれると前記第1の位置から前記第2の位置に移動する変位部材と、前記変位部材の位置を検出する位置検出部とを有していることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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