JP2023133682A - 遊技画像管理システム、画像投稿サーバ装置及び遊技装置 - Google Patents

遊技画像管理システム、画像投稿サーバ装置及び遊技装置 Download PDF

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Yoshitaka Honda
豊彦 赤塚
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和俊 秋山
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Abstract

【課題】 再生された画像データに対して、貢献度に応じた対価を付与できるようにし、遊技機の遊技の様子を撮影して得た画像の投稿を増やすことができるようにする。【解決手段】 会員識別情報を含む画像データの再生要求を受け付けると、動画再生制御部7021が、要求された動画データを要求元に提供する。再生履歴更新部7022は、画像データの提供先の利用者の会員識別情報と、提供した画像データの投稿者の会員識別情報とを含む再生履歴情報を、動画再生履歴ファイル7064に記録する。貢献度更新部7023は、遊技装置からの遊技開始情報に含まれる会員識別情報に基づいて、動画再生履歴ファイル7064の記録情報を参照し、当該遊技装置の利用者が視聴した画像データが存在する場合に、視聴された画像データの投稿者に対して対価を付与する。【選択図】図8

Description

この発明は、例えば、パチンコ台やパチンコ型スロットマシンなどと呼ばれる遊技機の遊技の様子を撮影した画像の投稿を可能にするシステム及び当該システムで用いられる装置に関する。
後に記す特許文献1には、遊技客が遊技場に気軽に立ち寄っても遊技機の遊技の様子を撮像が可能であって、遊技客がその撮像したデータを取得可能な遊技場用システムに関する発明が開示されている。当該発明は、遊技場に設置している遊技機の遊技している様子の動画を撮影し、いわゆる動画投稿サイトに投稿することにより、不特定多数の視聴者に提供可能にし、遊技店の集客や遊技機のPRを手軽に行えるようにすることを意図したものである。
特開2020-141718号公報
遊技機を用いて遊技を行う場合、遊技者(客)は金銭を支払って貸し玉(鋼球)や貸しメダルの提供を受け、これを用いて遊技を行い、遊技の結果、貸し玉や貸しメダルを失うこともあるし、貸し玉や貸しメダル以上の出玉や出メダルを得ることもある。出玉や出メダルは、景品に交換が可能である。このため、遊技機を用いた遊技は、ギャンブル性のあるものとして一般に認識されており、動画投稿サイトによっては、いわゆるギャンブル系の動画は一切収益化できないとの規定を有しているものもある。
このような状況の下では、遊技機の遊技の様子を撮影した動画を投稿しても、投稿者は収益化できない場合が多いので、遊技機の遊技の様子を撮影した動画の投稿本数が増えない傾向にある。遊技店(いわゆるパチンコ店)や遊技機メーカーは、実際に遊技で利用中の遊技機(実機)でレアな演出などが出現した動画を宣伝で活用したいが、投稿される動画の本数が少なければ、活用したい動画が投稿されている可能性は低くなる。このため、遊技店や遊技機メーカーが、独自に動画投稿サイトを設けることが考えられるが、この場合に、人手に頼ることなく、投稿された動画を適切に評価して、投稿に対する対価を付与できるようにする仕組みが必要になる。
以上のことに鑑み、この発明は、再生された画像データに対して、貢献度に応じた対価を付与できるようにし、遊技機の遊技の様子を撮影して得た画像の投稿を増やすことができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の遊技動画管理システムは、
会員登録された利用者によって利用される遊技装置と、会員登録されて前記遊技装置が利用可能な投稿者からの前記遊技装置の遊技の様子を撮影することにより得た画像データの投稿を受け付けて蓄積し、視聴者からの要求に応じて前記画像データを配信する画像投稿サーバ装置とがネットワークを介して接続されて構成される遊技画像管理システムであって、
前記遊技装置は、
遊技開始時において、遊技を開始した利用者の会員識別情報を含む遊技開始情報を生成する遊技開始情報生成手段と、
前記生成手段で生成された前記遊技開始情報を、前記画像投稿サーバ装置に送信する遊技開始情報送信手段と
を備え、
前記画像投稿サーバ装置は、
投稿された前記画像データと、当該画像データを投稿した投稿者の会員識別情報とを対応付けて記憶する投稿画像記憶手段と、
会員登録されて前記遊技装置が利用可能な利用者からの当該利用者の会員識別情報を含む画像データの再生要求を受け付けた場合に、要求された動画データを要求元に提供する画像再生制御手段と、
前記画像再生制御手段を通じて画像データを提供した場合に、提供先の利用者の会員識別情報と、当該画像データの投稿者の会員識別情報とを含む再生履歴情報を形成し、画像再生履歴記憶手段に記録する再生履歴更新手段と、
前記遊技装置からの前記遊技開始情報を受信した場合に、当該遊技開始情報に含まれる前記会員識別情報に基づいて、前記画像再生履歴記憶手段の記録情報を参照し、前記遊技装置の当該利用者が視聴した画像データが存在する場合に、当該画像データの投稿者に対して対価を付与する貢献度更新手段と
を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明の投稿画像管理システムによれば、遊技装置からは、遊技を開始した利用者の会員識別情報を含む遊技開始情報が、画像投稿サーバ装置に送信される。画像投稿サーバ装置は、投稿された画像データと投稿者の会員識別情報とを対応付けて、投稿画像記憶手段に記憶している。会員識別情報を含む画像データの再生要求を受け付けると、画像再生制御手段が、要求された動画データを要求元に提供する。再生履歴更新手段は、画像データの提供先の利用者の会員識別情報と、提供した画像データの投稿者の会員識別情報とを含む再生履歴情報を、画像再生履歴記憶手段に記録する。貢献度更新手段は、遊技装置からの遊技開始情報に含まれる会員識別情報に基づいて、画像再生履歴記憶手段の記録情報を参照し、当該遊技装置の利用者が視聴した画像データが存在する場合に、視聴された画像データの投稿者に対して対価を付与する。
この発明によれば、投稿された画像データを視聴した視聴者が、実際に遊技装置を用いて遊技を行った場合に、当該視聴者が視聴した画像データを投稿した投稿者に対して自動的に対価を付与することが可能になる。すなわち、再生された画像データが、集客にどれだけ貢献しているのかを適切に評価した上で、貢献度に応じた対価を付与することができる。これにより、遊技機の遊技の様子を撮影して得た画像の投稿を増やすことができる。
実施の形態の遊技画像管理システムの構成例を説明するための図である。 実施の形態の遊技機の構成例を説明するためのブロック図である。 実施の形態の台間装置の構成例を説明するためのブロック図である。 動画ファイルの格納データの例を説明するための図である。 遊技開始等情報生成部で生成され、動画投稿サーバ装置に送信される情報について説明するための図である。 投稿動画ファイルの格納データの例を説明するための図である。 実施の形態の管理装置の構成例を説明するためのブロック図である。 実施の形態の動画投稿サーバ装置の構成例を説明するためのブロック図である。 会員情報DBの格納データの例を説明するための図である。 貢献度テーブルの格納データの例を説明するための図である。 動画再生履歴ファイルの格納データの例を説明するための図である。 貢献度評価データと貯玉更新データについて説明するための図である。 台間装置の動画投稿処理を説明するためのフローチャートである。 動画投稿サーバ装置の貢献度付与処理を説明するためのフローチャートである。
以下、図を参照しながらこの発明による遊技画像管理システム、画像投稿サーバ装置、遊技装置の実施の形態について説明する。この実施の形態において、遊技画像管理システムは、遊技者(利用者)によって操作される遊技機と台間装置とからなる遊技装置(遊技システム)と、管理装置と、画像投稿サーバ装置としての動画投稿サーバ装置とからなる。この実施の形態において、遊技機は、パチンコ台(自動球遊器)やパチンコ型スロットマシン(回胴式遊技機)であるものとする。
[遊技動画管理システムの構成例]
図1は、実施の形態の遊技画像管理システムの構成例を説明するための図である。遊技店には、多数の遊技システム3(1)、3(2)、3(3)、…が設置される。図1に示すように、遊技システム3(n)は、遊技機1(n)と台間装置2(n)とで構成され、1つの遊技装置として機能するものである。なお、カッコ内の文字nは、1以上の整数を意味している。遊技機1(1)、1(2)、1(3)、…のそれぞれは、上述もしたようにパチンコ台やパチンコ型スロットマシンである。
台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…のそれぞれは、会員カードや一般カードを受け付けて、対応する遊技機1(1)、1(2)、1(3)、…と協働し、遊技を開始させたり、遊技を終了させたり、また、持ち玉や持ちメダルの管理を行ったりする。また、台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…のそれぞれは、貨幣の投入を受け付けて、パチンコ玉やスロットメダルの貸し出しを行うこともできるものである。更に、台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…のそれぞれは、遊技者による操作に応じて、遊技中の遊技機の遊技の様子を撮影して得た動画データを蓄積し、これを動画投稿サーバ装置7に投稿することができるものである。
なお、会員カードは、当該遊技店でよく遊技を行う遊技者(顧客)であって、会員登録された者(会員)に対して付与され、会員の氏名や電話番号などの会員に関する情報や持ち玉や持ちメダルに関する情報などが記録され、持ち帰ることができるものである。一般カードは、例えば、時々当該遊技店を利用する者やたまたま当該遊技店に立ち寄った者など、会員ではない遊技者(顧客)に対して一時的に貸与されるものである。一般カードは、持ち玉数や目地メダル数が0(ゼロ)でなければ、当該遊技店内の他の遊技システムに移動して使用することができるが、基本的に貸与された当日に精算(景品交換)して返却する必要のあるものである。
また、持ち玉は、金銭を支払って借り受けたいわゆる貸し玉と遊技を行うことによって得た出玉とを合わせたものをいう。同様に、持ちメダルは、金銭を支払って借り受けたいわゆる貸しメダルと遊技を行うことによって得た出メダルとを合わせたものをいう。また、会員カードでは、持ち玉(持ちメダル)から分離して、遊技店側に預けたものとして、後日、持ち玉(持ちメダル)に戻したり、精算したりできる貯玉(貯メダル)を管理することもできる。持ち玉(持ちメダル)から貯玉(貯メダル)への変更は、遊技店のカウンターに設置されているPOSターミナル(図示せず)で行うことができる。
また、図1に示すように、遊技システム3(1)、3(2)、3(3)、…のそれぞれは、LAN(Local Area Network)4を介して、管理装置5に接続されている。管理装置5は、広域ネットワーク6を介して、動画投稿サーバ装置7に接続可能になっている。管理装置5は、図1に示すように、各遊技システム3(1)、3(2)、3(3)、…の台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…と接続され、相互に通信が可能になっている。管理装置5は、台間装置2(1)、2(2)、2(3)…から、貸し玉(貸しメダル)や出玉(出メダル)の情報などを収集して管理し、遊技機1(1)、1(2)、1(3)、…へのパチンコ玉(スロットメダル)の供給制御を行う。
具体的に、管理装置5は、台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…から、投入された紙幣に応じた貸し玉数(貸しメダル数)、貸し玉(貸しメダル)から遊技機に投入された投入玉数(投入メダル数)などの通知を受ける。また、管理装置5は、台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…を通じて、遊技機1(1)、1(2)、1(3)、…から、出玉数(出メダル数)、使用玉数(使用メダル数)などの通知を受ける。
これらの情報から管理装置5は、図示しないパチンコ玉(スロットメダル)供給システムを制御し、各遊技機1(1)、1(2)、1(3)、…へのパチンコ玉(スロットメダル)の供給が滞らないようにする。また、管理装置5は、台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…から、投入された紙幣に関する情報の提供を受けて、台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…のそれぞれに、どれだけの紙幣が投入されて保管されているのかを管理することもできる。
また、管理装置5は、台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…からの遊技機の遊技の様子を撮影した画像(撮影して得た動画データ)を、広域ネットワーク6を介して、動画投稿サーバ装置7に投稿することができる。広域ネットワーク6は、主にはインターネットであるが、一般公衆電話網や携帯電話網、無線LANなど、インターネットに接続される装置とインターネットとの間を接続する種々のネットワークを含む。
動画投稿サーバ装置7は、管理装置5を通じて投稿された、台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…からの遊技機の遊技の様子を撮影した画像(撮影して得た動画データ)を、投稿者の会員ID(会員識別情報)と関連付けて蓄積する。動画投稿サーバ装置7は、蓄積した動画データを、広域ネットワーク6に接続された視聴端末8からの要求に応じて提供し、視聴端末8において、当該動画データを再生して動画の視聴を可能にする。視聴端末8は、PC(Personal Computer)、タブレットPC、スマートフォンといった広域ネットワーク6を通じて動画投稿サーバ装置7にアクセス可能な種々の通信端末装置が含まれる。
この実施の形態において、動画投稿サーバ装置7は、遊技店や遊技機メーカーが、遊技機の遊技の様子を撮影した動画を配信するために設けたものである。このため、会員カードが付与された会員は、自己の視聴端末8を通じて会員IDを用いることにより、動画投稿サーバ装置7に設けられた動画投稿サイトにログインすることができ、投稿された動画データの視聴が可能になる。動画投稿サーバ装置7に投稿された動画データの配信を受けて、視聴端末8を通じて会員が再生して視聴すると、動画投稿サーバ装置7には、動画再生履歴が形成されて保持される。当該動画再生履歴は、動画データの配信を受けて再生して視聴するようにした会員の会員ID(視聴会員ID)、配信された動画データを投稿した会員の会員ID(投稿者会員ID)が含まれる。
このようにして、動画投稿サーバ装置7に投稿された動画データに応じた動画を視聴した会員が、この後に遊技店に出向き、遊技機1(1)、1(2)、1(3)、…を選択して遊技を行ったとする。この場合、選択した遊技機に対応する台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…に会員カードを挿入して遊技を開始する。この場合に、当該会員カードに記録されている会員IDを含む遊技開始情報が、対応する台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…から管理装置5を通じて動画投稿サーバ装置7に送信される。
動画投稿サーバ装置7では、台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…からの遊技開始情報に含まれる遊技を開始した会員の会員IDに基づいて、動画再生履歴を参照する。動画投稿サーバ装置7は、遊技を開始した当該会員が、前回の遊技後(前回遊技日)から今回の遊技開始(今回遊技日)までの間に、動画投稿サーバ装置7を通じて動画を視聴していたとする。この場合には、投稿者会員IDで特定される視聴した動画を投稿した会員に対して、動画の投稿に対する対価を付与する。当該動画の視聴により、遊技の開始を促したと考えられるためである。
このように、この遊技動画管理システムにおいては、投稿された動画が、他の会員の遊技の実施を促したと推測できる場合に、遊技の実行に貢献したと判断し、対価を付与するようにしている。なお、ここでは、動画投稿サーバ装置7に投稿された動画を視聴した会員が、所定の遊技店で遊技を開始した場合に、当該動画を投稿した会員に対価を付与するようにした。しかし、これに限るものではない。
実際には、以下に説明するように、投稿された動画について、どの遊技店のどの機種について撮影されたものを示す情報を付加しておく。また、台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…からの遊技開始情報にも、どの遊技店のどの機種で遊技を開始したのかを示す情報を付加しておく。これにより、動画投稿サーバ装置7を通じて動画を視聴した会員が、視聴した動画が撮影された遊技店と同じ遊技店で遊技を開始した場合や視聴した動画の遊技機の機種と同じ機種の遊技機で遊技を開始した場合には、当該動画の貢献度をより高く評価できる。この貢献度に応じて、この実施の形態の投稿画像管理システムにおいては、当該動画データを投稿した会員に対して動画投稿に対する対価を付与する。以下、この実施の形態の遊技動画管理システムを構成する各装置について、具体的に説明する。
なお、遊技機1(1)、1(2)、1(3)、…は、基本的に同様の構成を備えるものである。同様に、台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…は、基本的に同様の構成を備えるものである。このため、以下においては、特に区別して示す必要がある場合を除き、遊技機1(1)、1(2)、1(3)、…のそれぞれを遊技機1と総称し、台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…のそれぞれを台間装置2と総称する。従って、遊技システム(遊技装置)3(1)、3(2)、3(3)、…のそれぞれも同様のものである。そこで、特に区別して示す必要がある場合を除き、遊技システム(遊技装置)3(1)、3(2)、3(3)、…のそれぞれを遊技システム3あるいは遊技装置3と記載する。また、図1において、視聴端末8は1台しか示していないが、実際には多数の視聴端末8が、広域ネットワーク6に接続されて、動画投稿サーバ装置7が保持する動画データに応じた動画の視聴が可能にされる。
[遊技機1の構成例]
図2は、実施の形態の遊技機1の構成例を説明するためのブロック図である。遊技機1であるパチンコ台は、ガラス板で覆った多数の釘が打たれた盤面上に小さな鋼球を盤面左下から弾き出し、釘に従って落ちる玉が特定の入賞口に入ると、賞球が得られるものである。また、遊技機1であるパチンコ型スロットマシンは、メダルを投入してレバーを引き、通常3つのリールを回転させて、当該リールのそれぞれに対応するストップボタンを押すことでリールの回転を停止させ、リールの絵柄に応じて、賞メダルが得られるものである。
図2においては、パチンコ台やパチンコ型スロットマシンである遊技機1の主要な構成部分を示している。台間装置接続部101は、自機に接続された台間装置2との間での相互の通信を行う機能を実現する。制御部102は、図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリなどが接続されて構成されたマイクロプロセッサであり、遊技機1の各部を制御する機能を実現する。制御部102は、操作部103の操作状態や遊技の状況を把握し、台間装置2に通知する機能なども実現する。
操作部103は、遊技機1がパチンコ台である場合には、遊技者によって操作される回動ハンドルを備えた部分であり、遊技機1がパチンコ型スロットマシンである場合には、遊技者によって操作されるレバーやストップボタンなどを備えた部分である。操作部103は、遊技者からの操作入力を受け付けて、当該操作入力に応じた信号を制御部102に通知する。これにより、制御部102は、遊技者の操作入力に応じて、各部を制御し、遊技を進行させることができる。
玉/メダル処理部104は、制御部102の制御の下、台間装置2からの指示に応じて、貸し玉/貸しメダルを放出したり、遊技の経過に応じて、出玉/出メダルを放出したり、持ち玉/持ちメダルを吸収して減らしたりする処理を行う。演出部105は、制御部102の制御の下、遊技の進行に応じて、遊技機1の遊技面(前面)に設けられたLCD(Liquid Crystal Display)などの表示部への表示の演出(映像演出)や遊技面に設けられた種々の仕掛け(役物)の動作の演出(役物演出)を行う。なお、役物は「ヤクモノ」と読み、ギミックとも呼ばれるものである。
セグメント表示部106は、複数のLED(Light Emitting Diode)によって構成され、制御部102の制御の下、いわゆる当たり抽選に関する結果を全て表示する役割を有する。記憶部107は、例えば、フラッシュメモリなどの半導体メモリによって構成された補助記憶装置部であり、遊技の途中経過などを記憶保持することができるものである。スピーカ部108は、制御部102の制御の下、遊技中において音楽、効果音などの音響情報を放音する部分である。
[台間装置2の構成例]
図3は、実施の形態の台間装置2の構成例を説明するためのブロック図である。なお、図3においては、説明を簡単にするため、紙幣の投入に関連する構成部分についての記載は省略している。LAN通信部201は、LAN4を通じて接続される管理装置5との間で相互に通信を行う機能を実現する。制御部202は、図示しないが、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリなどが接続されて構成されたマイクロプロセッサであり、台間装置2の各部を制御する機能を実現する。また、制御部202は、CPUで実行されるプログラムによって、詳しくは後述するが、遊技開始等情報生成部2021、動画記録制御部2022、動画投稿制御部2023としての機能も実現する。
遊技機接続部203は、遊技機1との間で相互に通信を行う機能を実現する。操作部204は、例えば、カードの排出ボタン、貸し玉指示ボタン、遊技機の遊技の様子の撮影を指示するボタン、当該撮影を終了するボタン、撮影した動画の投稿を指示するボタンなどの、遊技者によって操作される複数のボタンスイッチなどを備えたものである。操作部204は、遊技者からの操作入力を受け付けて、当該操作入力に応じた信号を制御部202に通知する。これにより、制御部202は、遊技者の操作入力に応じて、各部を制御し、指示に応じた処理を実行することができる。
表示部205は、例えば、LCDなどを備えて構成され、遊技者に必要となる情報を表示して提供する機能を実現する。例えば、後述するように、台間装置2に挿入されるカードの残高、持玉数、貯玉数なども表示部205を通じて遊技者に対して提示することが可能である。カード挿入部206は、遊技を開始するにあたり、会員カードや一般カードの挿入を受け付けて、記録されている情報を読み出して制御部202に供給したり、制御部202の指示に応じて、挿入されたカードの記録情報を更新したりする機能を実現する。
時計回路207は、現在日時を提供するものである。撮像部208は、いわゆるカメラ部であり、この実施の形態においては、台間装置2の制御部202により制御され、遊技機の遊技の様子を撮影し、撮影することにより得た動画データを制御部202に供給する処理を行う。この場合、遊技機の遊技の様子を撮影した動画は、遊技者と対面する遊技機の前面の全体を撮影することにより得られる画像であり、より具体的には、遊技機1の映像演出や役物演出を含む遊技機の外観画像を意味している。
なお、撮像部208は、台間装置2に内蔵されたり、外部に設置されて台間装置2に接続されたりする。撮像部208が台間装置2に内蔵される場合は、台間装置2から遊技者側に張り出した部分であって、遊技機1の前面の全体を撮影可能な位置に内蔵される。また、外部に設置された撮像部208が台間装置2に接続される場合は、撮像部208は、遊技者の座る椅子に設けられたり、遊技機の上部から遊技者側に張り出すようにして設けられたり、遊技機1の近傍の天井から吊り下げられたりして設けられる。しかし、これらは一例であり、撮像部208は、遊技機1の映像演出や役物演出を含む遊技機の外観画像を撮影することができるように、簡単には遊技機1の前面の全体が撮像可能なように、種々の位置に設けることができる。
記憶部209は、記録媒体とそのドライバとからなる記憶装置部であり、この実施の形態では、SSD(Solid State Drive)として実現されている。台間装置2の記憶部209には、店舗機種ファイル2091、会員情報ファイル2092、動画ファイル2093が形成されている。店舗機種ファイル2091は、当該遊技システム3が設置された遊技店を特定する店舗ID(遊技店ID)や当該遊技システム3を構成する遊技機1の機種を示す機種情報を記憶保持する。
また、会員情報ファイル2092は、制御部202の機能により、カード挿入部206に挿入された会員カードから読み取った会員IDなどの会員に関する種々の情報を記憶保持する。会員情報ファイル2094は、カード挿入部206から会員カードが取り出すようにされるまで、会員IDなどの情報を記憶保持する。従って、遊技中の会員が誰かは、会員情報ファイル2092の情報を参照することによっても把握可能である。
動画ファイル2093は、遊技機1の遊技の様子を撮影することにより得た動画データを記憶保持する。図4は、動画ファイル2093の格納データの例を説明するための図である。動画ファイル2093は、図4に示すように、動画データを記憶するための所定の領域を備えるとともに、所定のファイル名が付与されて形成されたものである。動画ファイル2093は、動画記録制御部2022により、記憶部209に形成される。
この実施の形態では、台間装置2のカード挿入部206に会員カードが挿入され、例えば、持ち球を遊技機1に投入する操作が行われると制御部202の遊技開始等情報生成部2021が機能して、遊技開始情報を生成する。生成された遊技開始情報は、LAN通信部201を介して管理装置5に送信され、さらに管理装置5を経由して広域ネットワーク6上の動画投稿サーバ装置7に送信される。
図5は、制御部202の遊技開始等情報生成部2021において生成され、動画投稿サーバ装置7に送信される情報について説明するための図である。図4において、図4(A)は、遊技開始等情報生成部2021において生成される遊技開始情報について説明するための図である。図5(A)に示すように、遊技開始情報は、「種別」、「会員ID」、「装置ID」、「店舗」、「機種」、「開始日」からなる情報である。
図5(A)において「種別」は、当該情報がどのような情報であるかを示すものであり、当該情報の「種別」には、遊技開始情報であることを示す情報が入力される。「会員ID」は、遊技を開始した会員を特定する会員識別情報であり、「装置ID」は当該遊技開始情報の送信元の台間装置2を特定する情報である。「店舗」は、当該遊技システム(遊技装置)3が設置された遊技店(店舗)を特定する店舗ID(店舗識別情報)であり、「機種」は当該遊技システム3の遊技機の機種を示す機種情報である。「開始日」は、遊技を開始した年月日を示す情報である。なお、開始日ではなく、開始日時を用いるようにしてももちろんよい。
このように、図5(A)に示した遊技開始情報は、会員の誰が、どの店舗のどの機種で、いつ遊技を開始したのかを動画投稿サーバ装置7に通知するための情報である。なお、店舗IDを用いているのは、複数の支店を有する遊技店も存在するためである。また、店舗IDを用いているのは、動画投稿サーバ装置7が遊技機メーカーによって運営されるものである場合には、経営主体の異なる複数の遊技店の遊技システムが、動画投稿サーバ装置7に動画データを投稿する場合があるためである。
また、この実施の形態では、遊技システム3で遊技を行っていた遊技者が遊技を終了し、操作部204を操作して、カード挿入部206に挿入されている会員カードを取り出す操作(終了操作)を行ったとする。この場合、制御部202の遊技開始等情報生成部2021は、遊技終了情報を生成する。当該遊技終了情報は、LAN通信部201を介して管理装置5に送信され、さらに管理装置5を介して広域ネットワーク6上の動画投稿サーバ装置7に送信される。
図5において、図5(B)は、遊技開始等情報生成部2021において生成され遊技終了情報について説明するための図である。図5(B)に示すように、遊技終了情報は、「種別」、「会員ID」、「装置ID」、「残高」、「持ち球」、「貯玉」、「終了日」からなる情報である。図5(B)において「種別」は、当該情報がどのような情報であるかを示すものであり、当該情報の「種別」には、遊技終了情報であることを示す情報が入力される。
「会員ID」は、遊技を終了した会員を特定する会員識別情報であり、「装置ID」は当該遊技終了情報の送信元の台間装置2を特定する情報である。「残高」は、貸し玉を受けた場合には減り、紙幣を投入した場合には増える、いわゆるプリペイド残高(前払い残高)である。「持ち玉」は、上述もしたように、貸し玉と出玉とを合わせたものであり、換言すれば、貸し玉を受けた場合と出玉を受けた場合には増え、遊技に使用した玉は減るものであり、現時点において遊技に使用可能なパチンコ玉の数ある。「持ち玉」は、遊技終了時において、遊技機1でカウントされ、台間装置2に通知されて更新される。また、持ち玉は、遊技店のカウンターなどに持ち玉を箱に入れて持参し、計数機で持ち玉の数をカウントして会員カードに記録する場合もある。
「貯玉」は上述したように、持ち玉から遊技店に預けるようにしたパチンコ玉の数である。「終了日」は、遊技を終了した年月日を示す情報である。なお、終了日だけではなく時刻までを含めた、終了日時を用いるようにしてももちろんよい。このように、図5(B)に示した遊技終了情報は、遊技を開始した会員が遊技を終了した場合に生成されて動画投稿サーバ装置7に通知されるものであり、どの会員がいつ遊技を終了したか、また、その時の残高、持ち玉、貯玉の状況も通知できるようになっている。なお、遊技機1がパチンコ型スロットマシンの場合には、「持ち玉」や「貯玉」は、「持ちメダル」や「貯メダル」になる。
また、この実施の形態の遊技システム3においては、台間装置2の操作部204を通じて遊技機の遊技の様子の撮影を指示するボタンが操作されると、撮像部208を通じた撮影が開始される。この場合、台間装置2の制御部202は撮像部208を制御して、遊技機1の遊技の様子の撮影を開始し、撮影することにより得た動画データを、動画記録制御部2022が動画ファイル2093に記録する。なお、動画の撮像及び記録は、基本的に遊技者によって撮影を終了するボタンが操作されるまで行われる。しかし、これに限ることなく、会員カードがカード挿入部206から取り出されたり、あるいは、一定時間以上、遊技操作が行われなかったりした場合に、動画の撮影及び記録を終了させるようにしてもよい。
この実施の形態では、上述もしたように、遊技機の遊技の様子の撮影が指示されて動画の撮影が行われ、更に撮影を終了する操作が行われて撮影を終了した後、撮影した動画の投稿を指示するボタンが操作されると、動画投稿制御部2023が機能する。この場合、動画投稿制御部2023は、動画ファイル2093に基づいて、投稿動画ファイルを形成し、管理装置5を介して動画投稿サーバ装置7に投稿する処理を行う。
図6は、動画投稿制御部2023によって形成される投稿動画ファイルの格納データの例を説明するための図である。図6に示すように、動画投稿ファイルは、図3を用いて説明した動画ファイルに対して、投稿者である遊技機1で遊技を行った会員の会員IDと、当該遊技機1が設置されている遊技店を特定する店舗IDと、当該遊技機1の機種情報を付加したものである。これにより、誰が、どの遊技店で、どの機種の遊技機1の動画を撮影して投稿したのかを明確に示すことができる。図6に示した態様の投稿動画ファイルが、動画投稿制御部2023によって形成されて、動画投稿サーバ装置7に投稿され、動画投稿サーバ装置7において蓄積されて配信対象とされる。
[管理装置5の構成例]
図7は、実施の形態の管理装置5の構成例を説明するためのブロック図である。管理装置5は、上述もしたように、パチンコ店に設置された複数の遊技システム3(1)、3(2)、3(3)、…の台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…からの情報を管理し、玉やメダルの供給制御や台間装置2に投入された紙幣の管理などを行うものである。この実施の形態において、管理装置5は、広域ネットワーク6に接続され、遊技機の遊技の様子を撮影した画像(撮影することにより得た動画データ)を動画投稿サーバ装置7に投稿することができるものである。すなわち、管理装置5は、パチンコ店に設置された複数の遊技システムを束ねる役割を有する。
通信部501は、広域ネットワーク6を通じた通信を行う機能を実現する。制御部502は、図示しないが、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリなどが接続されて構成されたマイクロプロセッサであり、管理装置5の各部を制御する機能を実現する。また、制御部502は、CPUで実行されるプログラムによって、外部投稿制御部5021としての機能も実現するようになっている。LAN通信部503は、LAN4を通じて接続される台間装置2との間で相互に通信を行う機能を実現する。
操作部504は、例えば、キーボードやマウスなどのポインティングデバイスを備え、使用者からの操作入力を受け付け、当該操作入力に応じた信号を制御部502に供給する。操作部504は、主に保守作業時において用いられる。表示部505は、例えば、LCDなどを備えて構成され、処理の状態などを表示する。表示部505もまた、保守作業時において用いられる。
記憶部506は、記録媒体とそのドライバとからなる記憶装置部であり、この実施の形態では、SSD(Solid State Drive)として実現されている。管理装置5の記憶部506には、投稿動画フォルダ5061が形成されている。投稿動画フォルダ5061は、配下の各台間装置2から送信されて来る投稿動画ファイル(図6)を記憶保持する。管理装置5の制御部502は、配下の台間装置2から投稿動画ファイルが送信されて来ると、これを投稿動画フォルダ5071に格納する。
制御部502の外部投稿制御部5021は、投稿動画フォルダ5071に取り込んだ投稿動画ファイルを、通信部501を通じて、広域ネットワーク6に送出し、動画投稿サーバ装置7に投稿する。動画投稿サーバ装置7に投稿された投稿動画ファイルは、動画投稿サーバ装置7の投稿動画フォルダに格納され、配信対象の動画データとして管理される。
[動画投稿サーバ装置7の構成例]
図8は、実施の形態の動画投稿サーバ装置7の構成例を説明するためのブロック図である。動画投稿サーバ装置7は、上述もしたように、管理装置5を通じて投稿された、台間装置2(1)、2(2)、2(3)、…からの遊技機の遊技の様子を撮影して得た動画データを含む投稿画像ファイルを蓄積し、提供対象の動画データとして管理する。動画投稿サーバ装置7は、視聴端末8からの要求に応じて動画データを提供し、視聴端末8において当該動画データを再生して視聴できるようにする。
通信部701は、広域ネットワーク6を通じた通信を行う機能を実現する。制御部702は、図示しないが、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリなどが接続されて構成されたマイクロプロセッサであり、動画投稿サーバ装置7の各部を制御する機能を実現する。また、制御部702は、CPUで実行されるプログラムによって、動画再生制御部7021、再生履歴更新部7022、貢献度更新部7023としての機能も実現するようになっている。
操作部703は、例えば、キーボードやマウスなどのポインティングデバイスを備え、使用者からの操作入力を受け付け、当該操作入力に応じた信号を制御部702に供給する。操作部703は、主に保守作業時において用いられる。表示部704は、例えば、LCDなどを備えて構成され、処理の状態などを表示する。表示部704もまた、保守作業時において用いられる。時計回路705は、現在日時を提供するものである。
記憶部706は、記録媒体とそのドライバとからなる記憶装置部であり、この実施の形態では、SSD(Solid State Drive)として実現されている。動画投稿サーバ装置7の記憶部706には、会員情報DB7061、貢献度テーブル7062、投稿動画フォルダ7063、動画再生履歴ファイル7064が形成されている。
会員情報DB7061は、所定の遊技店を利用する者として会員登録されている者についての情報を記憶保持する。図9は、会員情報DB7061の格納データの例を説明するための図である。図9に示すように、会員情報DB7061には、会員ごとに形成される情報であって、会員ID、氏名等、残高、持ち玉、貯玉、貢献度、前回遊技日、今回遊技日からなる会員情報ファイルを記憶保持する。氏名等は、氏名のほか、例えば、住所、電話番号、メールアドレスなどといった情報も含む。
貢献度テーブル7062は、動画を投稿した会員に対する貢献度を評価する場合の基準データを記憶保持する。図10は、貢献度テーブル7062の格納データの例を説明するための図である。図10の上段に示すように、動画投稿サーバ装置7から動画データの提供を受けて視聴した会員が、当該動画データが撮影された遊技店と同じ遊技店(同店舗)に行って遊技を行ったとする。この場合には、貢献度は「100」で、当該動画データの投稿者である会員に対して貯玉を100球付与することが規定されている。
また、図10の下段に示すように、動画投稿サーバ装置7から動画データの提供を受けて視聴した会員が、当該動画データと同じ機種の遊技機で遊技を行ったとする。この場合には、貢献度は「10」で、当該動画データの投稿者である会員に対して貯玉を10球付与することが規定されている。従って、動画投稿サーバ装置7から動画データの提供を受けて視聴した会員が、当該動画データが撮影された遊技店と同じ遊技店(同店舗)に行って、撮影された遊技機の機種と同じ機種の遊技機で遊技を行ったとする。この場合には、貢献度は「110」となり、当該動画の投稿者である会員に対して貯玉を110球付与することになる。
投稿動画フォルダ7063は、管理装置5を介して提供された各遊技システム3の台間装置2からの投稿動画ファイル(図6)を記憶保持する。従って、投稿動画フォルダ7063には、投稿された多数の投稿動画ファイルが蓄積され、これらが視聴者への提供対象となる。動画再生履歴ファイル7064は、視聴端末8からの要求に応じて動画データを提供した場合に、動画再生履歴データを形成し、これを動画再生履歴ファイルに記録する。
図11は、動画再生履歴ファイル7064の格納データの例を説明するための図である。図11に示すように、動画再生履歴ファイル7064には、視聴端末8を通じて動画投稿サーバ装置7から動画データの提供を受けた視聴会員(視聴会員ID)ごとに、どの動画を、いつ再生して視聴したのかを示すデータが記録される。図11に示すように、視聴会員は、視聴会員IDにより特定される。どの動画を視聴したのは、図11に示すように、提供者会員ID、投稿動画ファイル名、店舗(撮影が店舗の店舗ID)、機種(撮影された遊技機の機種情報)からなる動画情報によって特定される。再生日時は、動画投稿サーバ装置7が、動画データを提供したときに、時計回路705から取得した日時情報が用いられる。
動画投稿サーバ装置7は、通信部701を通じて、管理装置5を介して送信されて来る投稿動画ファイル(図6)を受信すると、これを制御部702が投稿動画フォルダ7063に記録し、配信(提供)対象の動画データとする。制御部702は、投稿動画フォルダ7063に蓄積された投稿動画ファイルに基づいて、配信可能な動画データの一覧リストを作成し、これを視聴端末8からの要求に応じて、要求元の視聴端末8に提供できる。
動画投稿サーバ装置7は、通信部701を通じて動画データの再生要求(配信要求)を受け付けると、動画再生制御部7021が機能し、要求された投稿動画ファイルの動画データを要求元の視聴端末8に提供して再生できるようにする。この場合に、再生履歴更新部7022が、図11に示した態様で動画再生履歴情報を形成し、これを動画再生履歴ファイル7064に記録する処理を行う。
また、動画投稿サーバ装置7は、通信部701を通じて、図5(A)を用いて説明した遊技開始情報を受信すると、貢献度更新部7023が機能して、会員情報DB7061の該当する会員情報の貢献度や貯玉を更新する処理を行う。具体的に、貢献度更新部7023は、遊技開始情報の会員ID対応する会員情報DBの会員情報に基づいて、当該遊技開始情報の会員IDにより特定される会員の前回遊技日を特定する。次に、貢献度更新部7023は、当該遊技開始情報の会員IDにより特定される会員が、特定した前回遊技日以降に、動画投稿サーバ装置7から提供を受けて視聴した動画についての動画再生履歴を動画再生履歴ファイル7064から特定する。
ここで、動画再生履歴が存在しない場合には、遊技開始情報を送信してきた遊技システム3での遊技は、貢献度を付与するための契機とはならない。すなわち、貢献度や貯玉を付与する処理は行われない。対応する動画再生履歴が特定できた場合には、受信した遊技開始情報と特定した動画再生履歴を比較し、動画と同じ店舗で遊技を開始したか、また、動画と同じ機種の遊技機で遊技を開始したのかに応じて、図10に示した貢献度テーブルに従って貢献度を付与する。この場合に貢献度が付与されるのは、視聴された動画データを投稿した投稿者であり、動画再生履歴の提供者会員IDにより特定される会員に対してである。
貢献度は、上述もしたように、遊技を開始した会員が、視聴した動画を撮影した店舗と同じ店舗で遊技を開始した場合には貢献度は「100」になる。また、遊技を開始した会員が、視聴した動画で撮影されていた機種と同じ機種の遊技機で遊技を開始した場合には貢献度は「10」になる。例えば、図9に示す会員情報を有する会員ID「1002」の会員が、2021年7月19日に遊技を行った後に、図11に示したように、2021年7月20日に、5本の動画を視聴したとする。この後の2021年7月25日、会員ID「1002」の会員が、遊技店「〇〇支店」に行き、機種Aの遊技機で遊技を開始したとする。この場合、図5(A)に示した遊技開始情報が、遊技を始めた遊技システム3の台間装置2を通じて動画投稿サーバ装置7に送信される。
これにより、動画投稿サーバ装置7の貢献度更新部7023は、遊技開始情報(図5(A))と動画再生履歴(図11)とから貢献度の評価を行う。図12は、この場合における貢献度評価データと貯玉更新データについて説明するための図である。遊技開始情報(図5(A))と動画再生履歴(図11)の1行目の動画再生履歴とを比較すると、会員ID「1002」の会員は、会員IDが「1001」の会員が投稿した動画ファイルAの動画データと同じ店舗、同じ機種の遊技機で遊技を開始している。この場合には、図12(A)の1行目に示すように、動画ファイルAの投稿者である会員ID「1001」の会員が投稿した動画データの貢献度は「110」になる。
また、遊技開始情報(図5(A))と動画再生履歴(図11)の2行目の動画再生履歴とを比較する。この場合、会員ID「1002」の会員は、会員IDが「1003」の会員が投稿した動画ファイルBの動画データと異なる店舗ではあるが、同じ機種の遊技機で遊技を開始している。従って、図12(A)の2行目に示すように、動画ファイルBの投稿者である会員ID「1003」の会員が投稿した動画データの貢献度は「10」になる。
また、遊技開始情報(図5(A))と動画再生履歴(図11)の3行目の動画再生履歴とを比較する。この場合、会員ID「1002」の会員は、会員IDが「1001」の会員が投稿した動画ファイルCの動画データと同じ店舗ではあるが、異なる機種の遊技機で遊技を開始している。従って、図12(A)の3行目に示すように、動画ファイルCの投稿者である会員ID「1001」の会員が投稿した動画データの貢献度は「100」になる。
また、遊技開始情報(図5(A))と動画再生履歴(図11)の4行目の動画再生履歴とを比較する。この場合、会員ID「1002」の会員は、会員IDが「1005」の会員が投稿した動画ファイルDの動画データとは、異なる店舗で、かつ、異なる機種の遊技機で遊技を開始している。従って、動画ファイルDの投稿者である会員ID「1005」の会員が投稿した動画データの貢献度は「0」である。
また、遊技開始情報(図5(A))と動画再生履歴(図11)の5行目の動画再生履歴とを比較する。この場合、会員ID「1002」の会員は、会員IDが「1004」の会員が投稿した動画ファイルEの動画データと同じ店舗、同じ機種で遊技を開始している。従って、図12(A)の4行目に示すように、動画ファイルEの投稿者である会員ID「1004」の会員が投稿した動画データの貢献度は「110」になる。
図12(A)に示した貢献度評価に基づき、動画投稿サーバ装置7の貢献度更新部7023は、動画データの投稿者に対して貯玉によって、動画データの投稿に対する対価を付与する。すなわち、図12(B)に示すように、貯玉「8000球」を有していた会員ID「1001」の会員に対して、貯玉に210球を加算して「8210」にする。また、貯玉「500球」を有していた会員ID「1003」の会員に対して、貯玉に10球を加算して「510」にする。また、貯玉「3000球」を有していた会員ID「1004」の会員に対して、貯玉に110球を加算して「3110」にする。
このようにして、動画投稿サーバ装置7は、遊技開始情報と動画データの再生履歴情報とを用いて、前回遊技を終わらせた後に、視聴した動画データが次の遊技の開始にどれだけ貢献したかを評価して貢献度を求める。この動画に対する貢献度に応じて、動画投稿サーバ装置7は、当該動画データを投稿した会員(提供者会員)に対して、当該動画データの投稿に対する対価を付与するようにしている。
なお、動画データを投稿した会員に対しては、貯玉として動画データの投稿に対する対価を付与するが、図9に示したように、当該会員が投稿した動画データについての貢献度も会員情報DB7061に記録する。これにより、投稿した動画データの貢献度を会員も明確に把握できるようになる。また、図10に示した貢献度テーブル7062では、投稿された動画データの貢献度と、動画データを投稿した会員への対価としての貯玉に加算するパチンコ玉の数は同じであった。しかし、貢献度100に対して貯玉に加算するパチンコ玉の数が50球などのように、投稿された動画データの貢献度と、動画データを投稿した会員への対価としての貯玉に加算するパチンコ玉の数が異なる場合も考えられる。この場合には、会員情報DB7061に貢献度を更新しておくことにより、動画データの貢献度と、これに応じた当該動画データを投稿した会員への対価とを明確に把握することが可能になる。
また、上述した貢献度付与の例においては、図11に示した動画再生履歴ファイル7064の4番目の動画視聴履歴情報については、遊技を開始した店舗、遊技機とも、視聴した動画を撮影した店舗、遊技機とは異なっていた。このため、動画ファイルDに対する貢献度は0(ゼロ)であった。しかし、これに限るものではない。動画ファイルDは視聴されたのであるから、例えば、貢献度5を付与し、動画ファイルDを投稿した会員ID「1005」の会員に対して、貯玉にパチンコ玉5球を追加する対価を付与するようにしてもよい。
[遊技動画管理システムの動作のまとめ]
<動画投稿処理>
図13は、台間装置2で行われる動画投稿処理を説明するためのフローチャートである。上述もしたように、台間装置2のカード挿入部206に会員カードが挿入されて遊技が開始できるようになった後に、台間装置2の操作部204の動画の撮影を指示するボタンが操作されると、図13に示す動画投稿処理が実行される。
まず、制御部202は、撮像部208を制御して、遊技機1の遊技の様子の撮影を開始し、動画記録制御部2022が、撮影して得た動画データを動画ファイル2093に記録する処理を開始させる(ステップS101)。制御部202は、操作部204の動画の撮影を終了するボタンが操作されたか否かを判別し(ステップS102)、当該終了するボタンが操作されるまで動画の撮影を継続する。ステップS102の判別処理において、操作部204の動画の撮影を終了するボタンが操作されたと判別したとする。この場合、制御部202は撮像部208を制御し、遊技機1の遊技の様子の撮影を終了させ、動画記録制御部2022が動画ファイルを閉じる(クローズする)処理を行う(ステップS103)。
この後、制御部202は、操作部204の動画の投稿を指示するボタンが操作されたか否かを判別する(ステップS104)。ステップS104の判別処理において、動画の投稿を指示するボタンが操作されたと判別したとする。この場合、動画投稿制御部2023が機能し、動画ファイル2093に会員ID、店舗ID、機種情報を付加して、図6に示した投稿動画ファイルを形成する(ステップS105)。この後、動画投稿制御部2023は、ステップS105で形成した投稿動画ファイル(図6)を、管理装置5を介して、動画投稿サーバ装置7に転送(投稿)する(ステップS106)。ステップS106の処理の後と、ステップS104の判別処理において、動画の投稿を指示するボタンは操作されずに、会員カードの排出ボタンなどが操作された場合には、制御部202は、図13に示した動画投稿処理を終了する。
このようにして、投稿動画ファイルが動画投稿サーバ装置7に投稿されると、動画投稿サーバ装置7では投稿されてきた投稿動画ファイルを投稿動画フォルダ7063に格納して、視聴端末8への配信対象とする。動画投稿サーバ装置7は、広域ネットワーク6に接続された視聴端末8からの要求に応じて、投稿動画フォルダ7063に蓄積した動画データを提供する。このように、動画データを提供すると、動画投稿サーバ装置7は、動画再生履歴情報を形成し、図11を用いて説明した動画再生履歴ファイル7064に記録する処理を行う。従って、動画投稿サーバ装置7に投稿され、視聴端末8を通じて視聴された動画については、動画再生履歴情報が生成されて、動画再生履歴ファイル7064に記録される構成になっている。
<貢献度付与処理>
図14は、動画投稿サーバ装置7で行われる貢献度付与処理を説明するためのフローチャートである。上述もしたように、会員が遊技店に行き遊技機1を選択して対応する台間装置2のカード挿入部206に会員カードを挿入して遊技を開始すると、当該台間装置2は、図5(A)を用いて説明した遊技開始情報を生成して、これを動画投稿サーバ装置7に送信してくる。動画投稿サーバ装置7では、台間装置2からの遊技開始情報の到来を契機として、投稿された動画の貢献度を特定して、動画の投稿者に対して、当該貢献度に応じた対価を付与するようにしている。
すなわち、動画投稿サーバ装置7においては、関係する遊技店の営業時間内においては、図14に示す貢献度付与処理を常時実行する。動画投稿サーバ装置7は、通信部701を通じて、関連する遊技店の台間装置2からの遊技開始情報を受信するようにし(ステップS201)、遊技開始情報を受信したか否かを判別する(ステップS202)。ステップS202の判別処理において、遊技開始情報は受信していないと判別したときには、ステップS201からの処理を繰り返し、遊技開始情報の到来を待つ。
ステップS202の判別処理において、遊技開始情報を受信したと判別した場合には、貢献度更新部7023が機能する。貢献度更新部7023は、受信した当該遊技開始情報の会員IDに基づいて、動画再生履歴ファイル7064の記録情報を参照し、当該会員IDと同じ視聴会員IDを持つ動画再生履歴が存在するか否かを判別する(ステップS203)。すなわち、ステップS203の判別処理は、遊技を開始した会員が、動画投稿サーバ装置7が提供する動画を視聴したことがあるか否かを判別する処理である。なお、ステップS203においては、会員情報DB7061も参照され、遊技を開始した会員が、前回遊技日の後に視聴した動画があるかが判別される。前回遊技日の後に視聴した動画が今回の遊技の開始に影響を与えている可能性が大きいためである。
ステップS203の判別処理において、遊技開始情報の会員IDと同じ視聴会員IDを持つ動画再生履歴が存在すると判別したとする。この場合、貢献度更新部7023は、当該遊技開始情報の店舗ID及び機種情報と、当該遊技開始情報の会員IDと同じ視聴会員IDを持つ動画再生履歴の店舗IDと機種情報とを比較する。この比較の結果、店舗と機種の少なくとも一方が同じ履歴が存在するか否かを判別する(ステップS204)。すなわち、ステップS204の判別処理は、遊技を開始した遊技店と機種の内の少なくとも一方が、視聴した動画が撮影された遊技店と機種に一致しているか否かを判別する処理である。一致していれば、当該動画の視聴は、今回の遊技の開始に影響を与えた可能性が大きく、当該動画の貢献度は大きいと言えるためである。
ステップS204の判別処理において、店舗と機種の少なくとも一方が同じ履歴が存在すると判別したとする。この場合、貢献度更新部7023は、店舗と機種の少なくとも一方が同じ動画再生履歴の動画データに貢献度を付与し、この動画データを投稿した会員に対して、動画データの投稿に対する対価として貯玉を増やす処理を行う(ステップS205)。すなわち、ステップS205では、図12(A)を用いて説明したように、店舗と機種の一致の状況に応じて、投稿された動画データに対して貢献度を付与する。更に、貢献度が付与された動画データを投稿した会員に対して、当該動画の貢献度に応じた数の貯玉を付与する。これにより、投稿した動画データが再生されて、実際に遊技の開始を促すように作用したと考えられる動画データに対して貢献度を定め、この貢献度に応じた対価を、動画データを投稿した会員に付与できる。
ステップS205の処理の後においては、関連する遊技店すべての営業時間が終了したか否かを判別し(ステップS206)、終了しないと判別したときには、ステップS201からの処理を繰り返す。また、ステップS206の判別処理において、関連する遊技店すべての営業時間が終了したと判別したときには、図14の処理を終了する。なお、関連する遊技店の開店時間が到来する直前には、動画投稿サーバ装置7は、図14に示す処理を開始して、遊技開始情報の受け付けを行えるようにする。
なお、ステップS203において、遊技開始情報の会員IDと同じ視聴会員IDを持つ動画再生履歴が存在しないと判別した場合には、ステップS206からの処理が行われる。同様に、ステップS204の判別処理において、店舗と機種の少なくとも一方が同じ履歴が存在しないと判別した場合にも、ステップS206からの処理が行われる。
[実施の形態の効果]
上述したように、この実施の形態に遊技動画管理システムにおいては、動画投稿サーバ装置7に投稿された動画データに対しては、貢献度に応じた対価を付与できるようにし、遊技機の遊技の様子を撮影して得た画像の投稿を増やすことができる。
具体的には、動画投稿サーバ装置7に投稿された動画データには、何処の遊技店のどの機種の遊技機が撮影されたものかの情報も付加されている。動画投稿サーバ装置7に投稿された動画データが再生するようにされた場合には、動画再生履歴が形成され、だれがどの動画データを視聴したのかが把握できるようにされている。また、会員が遊技店に行って遊技を開始すると、遊技を開始した遊技機1に接続されている台間装置2から遊技開始情報が動画投稿サーバ装置7に送信される。当該遊技開始情報は、どの会員(誰が)、何処の遊技店のどの機種の遊技機で遊技を開始したのかを示す情報である。
この場合に、遊技店に出向いて遊技を開始した会員が、前回の遊技終了日から今回の遊技開始日までの間に再生して見た動画データが、遊技を開始した遊技店、遊技機と同じ遊技店で、遊技機を撮影したものであったとする。この場合には、当該動画データは、当該会員が遊技を開始する動機付けなった可能性が高い。この場合には、当該動画の貢献度を高く評価できる。このように、視聴された動画データがどの程度、次に遊技を開始するための契機になっているのかを特定して、視聴された動画データの貢献度を把握し、これに応じて当該動画データの投稿者に対して、動画データの投稿に対する対価を付与できる。
[変形例]
なお、上述した実施の形態では、広域ネットワーク6上にも受けられた動画投稿サーバ装置7に動画データを投稿し、動画投稿サーバ装置7において投稿された動画データに対して貢献度を付与し、更に当該動画を投稿した会員に対価を付与した。しかしこれに限るものではない。上述した実施の形態の動画管理システムにおいては、管理装置5もまた広域ネットワーク6に接続されたものである。このため、管理装置5自体が、動画投稿サーバ装置として機能し、遊技機1の遊技の様子を撮影した画像を配信するようにしてもよい。この場合には、管理装置5の記憶部506に、会員情報DB、貢献度テーブル、投稿動画フォルダ、動画再生履歴ファイルを設け、管理装置5の制御部502に動画再生制御部、再生履歴更新部、貢献度更新部を設けるようにすればよい。
また、上述した実施の形態では、遊技機1はパチンコ台あるいはパチンコ機式スロットマシンであるものとして説明したが、これに限るものではない。遊技機1としては、例えば、ゲームセンターにある種々のゲーム機であってもよい。
また、上述した実施の形態では、動画を投稿する者も、動画を視聴する者も、遊技店に出向いて遊技を行う者も、会員であるものとして説明した。しかし、これに限るものではない。会員でない一般ユーザが、動画投稿サーバ装置7から動画データの提供を受けて視聴した場合であっても、当該一般ユーザが会員登録し、遊技を開始した場合には、視聴した動画データに対して貢献度を付与し、当該動画データの投稿者に対価を付与してもよい。
具体的には、例えば一般ユーザCが、動画投稿サーバ装置7を通じて仮会員登録して仮会員IDの付与を受け、当該仮会員IDでログインし、動画を視聴できるようにする。この場合、仮会員IDが付与された一般ユーザCが動画投稿サーバ装置7から動画データの提供を受けて視聴した場合でも、会員の場合と同様に動画再生履歴情報を形成して、動画再生履歴ファイル7064に記憶する。
この後、一般ユーザCが、遊技店に出向き、仮会員IDが発行されていることを伝えて、会員登録(本登録)する。これにより、会員IDの付与を受け、例えば、当該遊技店の端末から、当該会員IDと当該仮会員IDとを動画投稿サーバ装置7に通知して、動画再生履歴の視聴会員IDを仮会員IDから通常の会員IDに更新する。これにより、一般ユーザCが会員登録(本登録)することにより、仮会員IDで視聴した動画データに対しても貢献度の付与が可能になり、当該動画データの投稿者に動画投稿に対する対価を付与できる。
また、持ち玉、貯玉、動画投稿に対する対価(報酬)等の情報を、会員カードに記録して管理することができる。しかし、これに限るものではない。例えば、持ち玉、貯玉、動画投稿に対する対価(報酬)等の種々の会員情報を、管理装置5や動画投稿サーバ装置7で管理し、会員カードでは、会員IDや来店日だけを管理するようにすることもできる。もちろん、持ち玉、貯玉、動画投稿に対する対価(報酬)等の種々の会員情報を、例えば、管理装置5や動画投稿サーバ装置7と会員カードとの両方で管理するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、遊技機の遊技の様子を撮影した画像は、遊技中の動画であるものとして説明したが、必ずしも動画である必要はない。例えば、遊技機において抽選が行われ、その結果のあたり、はずれの状態、映像演出の状態、役物演出の状態の静止画像を撮影し、これを蓄積して投稿する場合にも、この発明を適用できる。要は、投稿対象は、動画であっても、静止画であっても、動画と静止画の両方であってもよい。
また、上述した実施の形態では、動画の撮影の開始、撮影の終了、動画の投稿のそれぞれを指示するようにしたが、これに限るものではない。動画の撮影を開始することにより、動画の投稿まで承諾したものとして、動画の撮影の終了が指示された場合に、動画の投稿を行うようにすることもできる。
[その他]
上述の実施の形態の説明からも分かるように、請求項における遊技装置の遊技開始情報生成手段の機能は、実施の形態の台間装置2の遊技開始等情報生成部2021が実現している。また、請求項の遊技装置の遊技開始情報送信手段の機能は、台間装置2の制御部202及びLAN通信部201が協働して実現している。
また、請求項の画像投稿サーバ装置の投稿画像記憶手段の機能は、実施の形態の動画投稿サーバ装置7の投稿動画フォルダ7073が実現している。また、請求項の画像投稿サーバ装置の画像再生制御手段の機能は、動画投稿サーバ装置7の動画再生制御部7021が実現している。また、請求項の画像投稿サーバ装置の再生履歴更新手段の機能は、動画投稿サーバ装置7の再生履歴更新部7022が実現している。また、請求項の画像投稿サーバ装置の貢献度更新手段の機能は、動画投稿サーバ装置7の貢献度更新部7023が実現している。
1…遊技機、101…台間装置接続部、102…制御部、103…操作部、104…玉/メダル処理部、105…演出部、106…セグメント表示部、107…記憶部、108…スピーカ部、2…台間装置、201…LAN通信部、202…制御部、2021…遊技開始等情報生成部、2022…動画記録制御部、2023…動画投稿制御部、203…遊技機接続部、204…操作部、205…表示部、206…カード挿入部、207…時計回路、208…撮像部、209…記憶部、2091…店舗機種ファイル、2092…会員情報ファイル、2093…動画ファイル、3…遊技システム、4…LAN、5…管理装置、501…通信部、502…制御部、5021…外部投稿制御部、503…LAN通信部、504…操作部、505…表示部、506…記憶部、5061…投稿動画フォルダ、6…広域ネットワーク、7…動画投稿サーバ装置、701…通信部、702…制御部、7021…動画再生制御部、7022…再生履歴更新部、7023…貢献度更新部、703…操作部、704…表示部、705…時計回路、706…記憶部、7061…会員情報DB、7062…貢献度テーブル、7063…投稿動画フォルダ、7064…動画再生履歴ファイル、8…視聴端末

Claims (5)

  1. 会員登録された利用者によって利用される遊技装置と、会員登録されて前記遊技装置が利用可能な投稿者からの前記遊技装置の遊技の様子を撮影することにより得た画像データの投稿を受け付けて蓄積し、視聴者からの要求に応じて前記画像データを配信する画像投稿サーバ装置とがネットワークを介して接続されて構成される遊技画像管理システムであって、
    前記遊技装置は、
    遊技開始時において、遊技を開始した利用者の会員識別情報を含む遊技開始情報を生成する遊技開始情報生成手段と、
    前記生成手段で生成された前記遊技開始情報を、前記画像投稿サーバ装置に送信する遊技開始情報送信手段と
    を備え、
    前記画像投稿サーバ装置は、
    投稿された前記画像データと、当該画像データを投稿した投稿者の会員識別情報とを対応付けて記憶する投稿画像記憶手段と、
    会員登録されて前記遊技装置が利用可能な利用者からの当該利用者の会員識別情報を含む画像データの再生要求を受け付けた場合に、要求された動画データを要求元に提供する画像再生制御手段と、
    前記画像再生制御手段を通じて画像データを提供した場合に、提供先の利用者の会員識別情報と、当該画像データの投稿者の会員識別情報とを含む再生履歴情報を形成し、画像再生履歴記憶手段に記録する再生履歴更新手段と、
    前記遊技装置からの前記遊技開始情報を受信した場合に、当該遊技開始情報に含まれる前記会員識別情報に基づいて、前記画像再生履歴記憶手段の記録情報を参照し、前記遊技装置の当該利用者が視聴した画像データが存在する場合に、当該画像データの投稿者に対して対価を付与する貢献度更新手段と
    を備えることを特徴とする遊技画像管理システム。
  2. 請求項1に記載の遊技画像管理システムであって、
    前記遊技装置は、自機が設置された遊技店を識別する店舗識別情報を記憶保持しており、
    前記遊技装置の前記遊技開始情報生成手段は、前記店舗識別情報を含む遊技開始情報を生成するものであり、
    前記画像投稿サーバ装置の前記投稿画像記憶手段に記憶されている前記画像データには、当該画像データが撮影された遊技店の店舗識別情報が対応付けられており、
    前記画像投稿サーバ装置の前記貢献度更新手段は、受信した前記遊技開始情報の前記店舗識別情報と、視聴した前記画像データに対応付けられている前記店舗識別情報とが一致している場合には対価を上げる
    ことを特徴とする遊技画像管理システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の遊技画像管理システムであって、
    前記遊技装置は、当該遊技装置の機種を示す機種情報を記憶保持しており、
    前記遊技装置の前記遊技開始情報生成手段は、前記機種情報を含む遊技開始情報を生成するものであり、
    前記画像投稿サーバ装置の前記投稿画像記憶手段に記憶されている前記画像データには、撮影対象となった遊技装置の機種情報とが対応付けられており、
    前記画像投稿サーバ装置の前記貢献度更新手段は、受信した前記遊技開始情報の前記機種情報と、視聴した前記画像データに対応付けられている前記機種情報とが一致している場合には対価を上げる
    ことを特徴とする遊技画像管理システム。
  4. 会員登録された利用者によって利用される遊技装置と、会員登録されて前記遊技装置が利用可能な投稿者からの前記遊技装置の遊技の様子を撮影することにより得た画像データの投稿を受け付けて蓄積し、視聴者からの要求に応じて前記画像データを配信する画像投稿サーバ装置とがネットワークを介して接続されて構成される遊技画像管理システムの前記画像投稿サーバ装置であって、
    前記遊技装置は、遊技開始時において、遊技を開始した利用者の会員識別情報を含む遊技開始情報を生成する遊技開始情報生成手段と、前記生成手段で生成された前記遊技開始情報を、前記画像投稿サーバ装置に送信する遊技開始情報送信手段とを備えるものであり、
    投稿された前記画像データと、当該画像データを投稿した投稿者の会員識別情報とを対応付けて記憶する投稿画像記憶手段と、
    会員登録されて前記遊技装置が利用可能な利用者からの当該利用者の会員識別情報を含む画像データの再生要求を受け付けた場合に、要求された動画データを要求元に提供する画像再生制御手段と、
    前記画像再生制御手段を通じて画像データを提供した場合に、提供先の利用者の会員識別情報と、当該画像データの投稿者の会員識別情報とを含む再生履歴情報を形成し、画像再生履歴記憶手段に記録する再生履歴更新手段と、
    前記遊技装置からの前記遊技開始情報を受信した場合に、当該遊技開始情報に含まれる前記会員識別情報に基づいて、前記画像再生履歴記憶手段の記録情報を参照し、前記遊技装置の当該利用者が視聴した画像データが存在する場合に、当該画像データの投稿者に対して対価を付与する貢献度更新手段と
    を備えることを特徴とする画像投稿サーバ装置。
  5. 会員登録された利用者によって利用される遊技装置と、会員登録されて前記遊技装置が利用可能な投稿者からの前記遊技装置の遊技の様子を撮影することにより得た画像データの投稿を受け付けて蓄積し、視聴者からの要求に応じて前記画像データを配信する画像投稿サーバ装置とがネットワークを介して接続されて構成される遊技画像管理システムの前記遊技装置であって、
    前記画像投稿サーバ装置は、投稿された前記画像データと、当該画像データを投稿した投稿者の会員識別情報とを対応付けて記憶する投稿画像記憶手段と、会員登録されて前記遊技装置が利用可能な利用者からの当該利用者の会員識別情報を含む画像データの再生要求を受け付けた場合に、要求された動画データを要求元に提供する画像再生制御手段と、前記画像再生制御手段を通じて画像データを提供した場合に、提供先の利用者の会員識別情報と、当該画像データの投稿者の会員識別情報とを含む再生履歴情報を形成し、画像再生履歴記憶手段に記録する再生履歴更新手段と、
    前記遊技装置からの遊技開始情報を受信した場合に、当該遊技開始情報に含まれる前記会員識別情報に基づいて、前記画像再生履歴記憶手段の記録情報を参照し、前記遊技装置の当該利用者が視聴した画像データが存在する場合に、当該画像データの投稿者に対して対価を付与する貢献度更新手段と、を備えるものであり、
    遊技開始時において、遊技を開始した利用者の会員識別情報を含む遊技開始情報を生成する遊技開始情報生成手段と、
    前記生成手段で生成された前記遊技開始情報を、前記画像投稿サーバ装置に送信する遊技開始情報送信手段と
    を備えることを特徴とする遊技装置。
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