JP2023128203A - 船外機および船舶 - Google Patents

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Abstract

【課題】船外機において、チルトアップ時の船体側への侵入量を低減する。【解決手段】船外機は、チルト軸と、エンジンアセンブリと、カウルとを備える。チルト軸は、船外機のチルト動作における水平方向のチルト軸線を構成する。エンジンアセンブリは、船外機のチルトダウン状態において少なくとも一部がチルト軸線の鉛直方向に沿った位置より上側に位置する。カウルは、エンジンアセンブリの少なくとも一部を収容する。チルト軸は、互いに離隔しつつ同軸に並ぶ第1軸と第2軸とを含む。第1軸と第2軸との間に、カウルの一部が配置されている。【選択図】図2

Description

本明細書に開示される技術は、船外機および船舶に関する。
船舶は、船体と、船体の後部に取り付けられた船外機とを備える。船外機は、船舶を推進させる推力を発生する装置である。
船外機は、水平方向のチルト軸線を中心とした回動であるチルト動作を実行可能に構成されている(例えば、特許文献1参照)。船外機は、チルト動作を行うことにより、プロペラが水中に位置するチルトダウン状態からプロペラが水面より上側に位置するチルトアップ状態までの範囲で、チルト軸線まわりの角度を変更することができる。
チルトダウン状態の船外機において、エンジンアセンブリの少なくとも一部、および、エンジンアセンブリを収容するカウルの少なくとも一部は、チルト軸線より上側に位置する。そのため、これらの部分は、チルトダウン状態からチルトアップ状態への移行に伴い、前方に移動して船体の後端部の上方の空間(以下、「後端上方空間」という。)に侵入する。換言すれば、船体には、船外機のチルトアップ時に船外機の上記部分を受け入れ可能な後端上方空間が確保されている。
特開2017-87999号公報
船体の空間を有効活用するためには、チルトアップ時の船外機の船体側への侵入量が小さいことが好ましい。従来の船外機は、チルトアップ時の船体側への侵入量の低減の点で、向上の余地がある。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本明細書に開示される船外機は、チルト軸と、エンジンアセンブリと、カウルとを備える。チルト軸は、前記船外機のチルト動作における水平方向のチルト軸線を構成する。エンジンアセンブリは、前記船外機のチルトダウン状態において少なくとも一部が前記チルト軸線の鉛直方向に沿った位置より上側に位置する。カウルは、前記エンジンアセンブリの少なくとも一部を収容する。前記チルト軸は、互いに離隔しつつ同軸に並ぶ第1軸と第2軸とを含む。前記第1軸と前記第2軸との間に、前記カウルの一部が配置されている。
本船外機では、チルト軸の第1軸と第2軸との間にエンジンアセンブリを収容するカウルの一部が配置されているため、カウルの位置を比較的下方に設定することができ、その結果、エンジンアセンブリの位置を比較的下方に設定することができる。そのため、船外機におけるチルト軸線より上方に位置する部分の高さを比較的低くすることができる。従って、本船外機によれば、船外機のチルトアップ時の船体側への侵入量を比較的小さくすることができる。また、本船外機によれば、船外機の全高を比較的低くすることができることから、船外機の重量を軽減することができる。
(2)上記船外機において、前記第1軸と前記第2軸との間に、前記エンジンアセンブリの一部が配置されている構成としてもよい。本構成を採用すれば、エンジンアセンブリの位置をさらに下方に設定することができ、船外機におけるチルト軸線より上方に位置する部分の高さをさらに低くすることができる。従って、本構成を採用すれば、船外機のチルトアップ時の船体側への侵入量をさらに小さくすることができると共に、船外機の全高をさらに低くして船外機の重量をさらに軽減することができる。
(3)上記船外機において、前記エンジンアセンブリは、電装部品と、吸気系部品と、を含み、前記第1軸と前記第2軸との間に配置される前記エンジンアセンブリの一部は、前記電装部品と前記吸気系部品との少なくとも一方である構成としてもよい。本構成を採用すれば、エンジンアセンブリの構成を大がかりに変更することなく、チルト軸の第1軸と第2軸との間にエンジンアセンブリの一部を配置した構成を実現することができる。
(4)上記船外機において、前記エンジンアセンブリは、スプラインを有するクランク軸を含むエンジン本体を備える構成としてもよい。また、前記船外機のチルトダウン状態において、前記スプラインの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置は、前記チルト軸の少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置より下側である構成としてもよい。本構成を採用すれば、クランク軸のスプラインの少なくとも一部の位置がチルト軸の少なくとも一部の位置より下側となるまでエンジン本体、ひいてはエンジンアセンブリの位置を大きく下げることができ、船外機におけるチルト軸線より上方に位置する部分の高さを効果的に低くすることができる。従って、本構成を採用すれば、船外機のチルトアップ時の船体側への侵入量を効果的に小さくすることができると共に、船外機の全高をさらに低くして船外機の重量を効果的に軽減することができる。
(5)上記船外機において、前記船外機のチルトダウン状態において、前記スプラインの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置は、前記チルト軸線の鉛直方向に沿った位置より下側である構成としてもよい。本構成を採用すれば、クランク軸のスプラインの少なくとも一部の位置がチルト軸線の位置より下側となるまでエンジン本体、ひいてはエンジンアセンブリの位置を大きく下げることができ、船外機におけるチルト軸線より上方に位置する部分の高さをさらに効果的に低くすることができる。従って、本構成を採用すれば、船外機のチルトアップ時の船体側への侵入量をさらに効果的に小さくすることができると共に、船外機の全高をさらに低くして船外機の重量をさらに効果的に軽減することができる。
(6)上記船外機において、前記エンジンアセンブリは、ジャーナルを有するクランク軸を含むエンジン本体を備える構成としてもよい。また、前記船外機のチルトダウン状態において、前記ジャーナルの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置は、前記チルト軸の少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置より下側である構成としてもよい。本構成を採用すれば、クランク軸のジャーナルの少なくとも一部の位置がチルト軸の少なくとも一部の位置より下側となるまでエンジン本体、ひいてはエンジンアセンブリの位置を大きく下げることができ、船外機におけるチルト軸線より上方に位置する部分の高さを極めて効果的に低くすることができる。従って、本構成を採用すれば、船外機のチルトアップ時の船体側への侵入量を極めて効果的に小さくすることができると共に、船外機の全高をさらに低くして船外機の重量を極めて効果的に軽減することができる。
(7)上記船外機において、前記船外機のチルトダウン状態において、前記ジャーナルの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置は、前記チルト軸線の鉛直方向に沿った位置より下側である構成としてもよい。本構成を採用すれば、クランク軸のジャーナルの少なくとも一部の位置がチルト軸線の位置より下側となるまでエンジン本体、ひいてはエンジンアセンブリの位置を大きく下げることができ、船外機におけるチルト軸線より上方に位置する部分の高さを極めて効果的に低くすることができる。従って、本構成を採用すれば、船外機のチルトアップ時の船体側への侵入量を極めて効果的に小さくすることができると共に、船外機の全高をさらに低くして船外機の重量を極めて効果的に軽減することができる。
(8)上記船外機において、前記第1軸と前記第2軸とは、前記第1軸および前記第2軸より下側において互いに連結されている構成としてもよい。本構成を採用すれば、チルト軸が互いに離隔しつつ同軸に並ぶ第1軸と第2軸とを含む構成であっても、チルト軸線の位置を安定させることができ、その結果、船外機のチルト動作をより安定させることができる。
(9)本明細書に開示される他の船外機は、チルト軸と、エンジンアセンブリとを備える。チルト軸は、前記船外機のチルト動作における水平方向のチルト軸線を構成する。エンジンアセンブリは、前記船外機のチルトダウン状態において少なくとも一部が前記チルト軸線の鉛直方向に沿った位置より上側に位置する。前記エンジンアセンブリは、スプラインを有するクランク軸を含むエンジン本体を備える。前記チルト軸は、互いに離隔しつつ同軸に並ぶ第1軸と第2軸とを含む。前記第1軸と前記第2軸との間に、前記船外機の一部が配置されている。前記船外機のチルトダウン状態において、前記スプラインの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置は、前記チルト軸の少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置より下側である。
本船外機では、チルト軸の第1軸と第2軸との間に船外機の一部が配置されているため、クランク軸のスプラインの少なくとも一部の位置がチルト軸の少なくとも一部の位置より下側となるまでエンジン本体、ひいてはエンジンアセンブリの位置を大きく下げることができ、船外機におけるチルト軸線より上方に位置する部分の高さを効果的に低くすることができる。従って、本構成を採用すれば、船外機のチルトアップ時の船体側への侵入量を効果的に小さくすることができると共に、船外機の全高をさらに低くして船外機の重量を効果的に軽減することができる。
(10)上記船外機において、前記船外機のチルトダウン状態において、前記スプラインの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置は、前記チルト軸線の鉛直方向に沿った位置より下側である構成としてもよい。本構成を採用すれば、クランク軸のスプラインの少なくとも一部の位置がチルト軸線の位置より下側となるまでエンジン本体、ひいてはエンジンアセンブリの位置を大きく下げることができ、船外機におけるチルト軸線より上方に位置する部分の高さをさらに効果的に低くすることができる。従って、本構成を採用すれば、船外機のチルトアップ時の船体側への侵入量をさらに効果的に小さくすることができると共に、船外機の全高をさらに低くして船外機の重量をさらに効果的に軽減することができる。
(11)本明細書に開示される他の船外機は、チルト軸と、エンジンアセンブリとを備える。チルト軸は、前記船外機のチルト動作における水平方向のチルト軸線を構成する。エンジンアセンブリは、前記船外機のチルトダウン状態において少なくとも一部が前記チルト軸線の鉛直方向に沿った位置より上側に位置する。前記エンジンアセンブリは、ジャーナルを有するクランク軸を含むエンジン本体を備える。前記チルト軸は、互いに離隔しつつ同軸に並ぶ第1軸と第2軸とを含む。前記第1軸と前記第2軸との間に、前記船外機の一部が配置されている。前記船外機のチルトダウン状態において、前記ジャーナルの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置は、前記チルト軸の少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置より下側である。
本船外機では、チルト軸の第1軸と第2軸との間に船外機の一部が配置されているため、クランク軸のジャーナルの少なくとも一部の位置がチルト軸の少なくとも一部の位置より下側となるまでエンジン本体、ひいてはエンジンアセンブリの位置を大きく下げることができ、船外機におけるチルト軸線より上方に位置する部分の高さを効果的に低くすることができる。従って、本構成を採用すれば、船外機のチルトアップ時の船体側への侵入量を効果的に小さくすることができると共に、船外機の全高をさらに低くして船外機の重量を効果的に軽減することができる。
(12)上記船外機において、前記船外機のチルトダウン状態において、前記ジャーナルの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置は、前記チルト軸線の鉛直方向に沿った位置より下側である構成としてもよい。本構成を採用すれば、クランク軸のジャーナルの少なくとも一部の位置がチルト軸線の位置より下側となるまでエンジン本体、ひいてはエンジンアセンブリの位置を大きく下げることができ、船外機におけるチルト軸線より上方に位置する部分の高さをさらに効果的に低くすることができる。従って、本構成を採用すれば、船外機のチルトアップ時の船体側への侵入量をさらに効果的に小さくすることができると共に、船外機の全高をさらに低くして船外機の重量をさらに効果的に軽減することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、船外機、船外機と船体とを備える船舶等の形態で実現することが可能である。
本明細書に開示される船外機によれば、船外機のチルトアップ時の船体側への侵入量を小さくすることができる。
第1実施形態の船舶10の構成を概略的に示す斜視図 船外機100の構成を概略的に示す側面図 船外機100の一部の構成を概略的に示す斜視図 チルトアップ状態における船外機100の構成を示す側面図 比較例の船外機100Xの構成を示す側面図 チルトアップ状態における比較例の船外機100Xの構成を示す側面図 第2実施形態の船外機100Aの一部の構成を概略的に示す斜視図
A.第1実施形態:
(船舶10の構成)
図1は、第1実施形態の船舶10の構成を概略的に示す斜視図である。図1および後述する他の図面には、船舶10の位置を基準とした各方向を表す矢印を示している。より具体的には、各図には、前方(FRONT)、後方(REAR)、左方(LEFT)、右方(RIGHT)、上方(UPPER)および下方(LOWER)のそれぞれを表す矢印を示している。前後方向、左右方向および上下方向(鉛直方向)は、それぞれ互いに直交する方向である。
船舶10は、船体200と、船外機100とを備える。
(船体200の構成)
船体200は、船舶10において乗員が搭乗する部分である。船体200は、居住空間204を有する船体本体部202と、居住空間204に設置された操縦席240と、操縦席240付近に設置された操縦装置250とを有する。操縦装置250は、例えば、ステアリングホイール252と、シフト・スロットルレバー254と、モニタ256と、入力装置258とを含む。また、船体200は、居住空間204の後端を区画する仕切壁220と、船体200の後端に位置するトランサム210とを有する。前後方向において、トランサム210と仕切壁220との間には、空間(以下、「後端上方空間206」という。)が存在している。
(船外機100の構成)
図2は、船外機100の構成を概略的に示す側面図である。また、図3は、船外機100の一部の構成を概略的に示す斜視図である。以下では、特に断りがない限り、基準姿勢の船外機100について説明する。基準姿勢は、後述するクランク軸124の回転軸線Acが上下方向に延伸し、かつ、プロペラ軸136の回転軸線Apが前後方向に延伸する姿勢である。前後方向、左右方向および上下方向のそれぞれは、基準姿勢の船外機100に基づいて定められる。
船外機100は、船舶10を推進させる推力を発生する装置である。船外機100は、船体200の後部のトランサム210に取り付けられている。船外機100は、船外機本体110と、懸架装置150と、ステアリング装置170と、チルト装置180とを有する。
(船外機本体110の構成)
船外機本体110は、エンジンアセンブリ120と、プロペラ112と、動力伝達機構130と、カウル114と、ケーシング116とを備える。
エンジンアセンブリ120は、エンジン本体122を中心とした複数の部品の集合体である。エンジンアセンブリ120は、エンジン本体122に加えて、吸気系部品126(例えば、スロットルボディ、スーパーチャージャー等)と、電装部品128(例えば、ヒューズボックス、ECU、ステアリングCU等)とを含む。エンジンアセンブリ120は、船外機100における比較的上方の位置に配置されている。
エンジンアセンブリ120の少なくとも一部は、カウル114内に収容されている。カウル114は、カウル114の下部を構成するロワーカウル114bと、カウル114の上部を構成するアッパーカウル114aとを有する。アッパーカウル114aは、ロワーカウル114bに対して、取り外し可能に取り付けられている。
エンジン本体122は、動力を発生する原動機である。エンジン本体122は、例えば内燃機関により構成されている。エンジン本体122は、図示しないピストンの往復運動を回転運動に変換するクランク軸124を有する。クランク軸124は、その回転軸線Acが上下方向に延伸する姿勢で配置されている。クランク軸124は、図示しないクランクケースの軸受け部でクランク軸124自身を支えるジャーナル124aと、後述するドライブ軸132との接続のために複数の縦溝が形成された箇所であるスプライン124bとを有する。
プロペラ112は、複数枚の羽を有する回転体である。プロペラ112は、船外機100における比較的下方の位置に配置されている。プロペラ112は、回転することによって推力を発生する。
動力伝達機構130は、エンジンアセンブリ120において発生した動力をプロペラ112に伝達する機構である。動力伝達機構130の少なくとも一部は、ケーシング116内に収容されている。動力伝達機構130は、ドライブ軸132と、シフト機構134と、プロペラ軸136とを有する。
ドライブ軸132は、棒状の部材であり、エンジン本体122のクランク軸124の下方に、上下方向に延伸する姿勢で配置されている。ドライブ軸132の上端部は、クランク軸124の下端部に設けられたスプライン124bに連結されている。そのため、ドライブ軸132は、クランク軸124の回転に伴い回転する。
プロペラ軸136は、棒状の部材であり、船外機100における比較的下方の位置に、前後方向に延伸する姿勢で配置されている。プロペラ軸136の後端部は、ケーシング116の外部に突出しており、該後端部にはプロペラ112が取り付けられている。回転軸線Apまわりのプロペラ軸136の回転に伴い、プロペラ112も回転する。
シフト機構134は、ドライブ軸132の下端部に連結されると共に、プロペラ軸136の前端部に連結されている。シフト機構134は、例えば、複数のギヤと、ギヤの噛み合いを切り換えるクラッチとを含み、ドライブ軸132の回転を、回転方向を切り替え可能にプロペラ軸136に伝達する。シフト機構134がドライブ軸132の回転を正転方向の回転としてプロペラ軸136に伝達すると、プロペラ軸136と共に正転方向に回転するプロペラ112が前進方向の推力を発生する。反対に、シフト機構134がドライブ軸132の回転を逆転方向の回転としてプロペラ軸136に伝達すると、プロペラ軸136と共に逆転方向に回転するプロペラ112が後進方向の推力を発生する。
(懸架装置150の構成)
懸架装置150は、船外機本体110を船体200に懸架する装置である。懸架装置150は、左右一対のクランプブラケット152と、チルト軸160と、スイベルブラケット156と、ステアリング軸158とを含む。
左右一対のクランプブラケット152は、船体200の後方に、互いに左右方向に離隔した状態で配置されており、例えばボルトによって船体200のトランサム210に固定されている。各クランプブラケット152は、左右方向に延伸する貫通孔が形成された筒状の支持部152aを有する。
チルト軸160は、棒状の部材である。チルト軸160の少なくとも一部は、クランプブラケット152の支持部152aの貫通孔内に回転可能に支持されている。チルト軸160の中心線であるチルト軸線Atは、船外機100のチルト動作における水平方向(左右方向)の軸線を構成する。チルト軸160の構成については、後に詳述する。
スイベルブラケット156は、一対のクランプブラケット152に挟まれるように配置されており、チルト軸線Atまわりに回転可能に、チルト軸160を介してクランプブラケット152の支持部152aに支持されている。スイベルブラケット156は、例えば油圧シリンダ等のアクチュエータを含むチルト装置180により、クランプブラケット152に対してチルト軸線Atまわりに回転駆動される。なお、チルト装置180は、例えば、一対のクランプブラケット152に挟まれた空間のうち、チルト軸160より下方の位置に配置されている。
ステアリング軸158は、棒状の部材である。ステアリング軸158は、上下方向に延伸する姿勢で、ステアリング軸158の中心線であるステアリング軸線Asまわりに回転可能にスイベルブラケット156に支持されている。ステアリング軸158は、例えば油圧シリンダ等のアクチュエータを含むステアリング装置170により、スイベルブラケット156に対してステアリング軸線Asまわりに回転駆動される。なお、ステアリング装置170は、例えば、一対のクランプブラケット152に挟まれた空間のうち、チルト軸160より下方の位置に配置されている。
船外機本体110は、ステアリング軸158に固定されている。そのため、ステアリング軸158がスイベルブラケット156に対してステアリング軸線Asまわりに回転すると、ステアリング軸158に固定された船外機本体110もステアリング軸線Asまわりに回転する。これにより、船体200の向きを基準としたプロペラ112が発生する推力の向きが変更され、船舶10の操舵が実現される。
また、スイベルブラケット156がクランプブラケット152に対してチルト軸線Atまわりに回転すると、スイベルブラケット156に支持されたステアリング軸158およびステアリング軸158に固定された船外機本体110もチルト軸線Atまわりに回転する。これにより、船体200に対して船外機本体110を上下方向に回転させるチルト動作が実現される。船外機100のチルト動作により、プロペラ112が水中に位置するチルトダウン状態(船外機100が基準姿勢にある状態)からプロペラ112が水面より上側に位置するチルトアップ状態までの範囲で、船外機本体110のチルト軸線Atまわりの角度を変更することができる。なお、チルト装置180により、船外機本体110のチルト軸線Atまわりの角度を調整して船舶10の走行時の姿勢を調整するトリム動作も実行することができる。
図4は、チルトアップ状態における船外機100の構成を示す側面図である。図2に示すように、チルトダウン状態の船外機100において、エンジンアセンブリ120の少なくとも一部、および、エンジンアセンブリ120を収容するカウル114の少なくとも一部の鉛直方向(上下方向)に沿った位置は、チルト軸線Atの鉛直方向に沿った位置より上側である。そのため、図4に示すように、これらの部分は、チルトダウン状態からチルトアップ状態への移行に伴い、前方に移動して船体200の後端上方空間206に侵入する。すなわち、船体200には、船外機100のチルトアップ時に船外機100の上記部分を受け入れ可能な後端上方空間206が確保されている。以下、チルトアップ状態の船外機100において、トランサム210の上面の後端点である基準点P0から船外機100の最前端の位置までの前後方向に沿った距離を、チルトアップ時における船外機100の侵入量L1という。
(チルト軸160まわりの詳細構成)
次に、第1実施形態の船外機100におけるチルト軸160まわりの詳細構成について説明する。図3に示すように、チルト軸160は、互いに離隔しつつ同軸に並ぶ第1軸161と第2軸162とを含む。第1軸161および第2軸162のそれぞれは、左右方向に延伸する棒状の部材である。第1軸161は、左側のクランプブラケット152の支持部152aに支持されており、第2軸162は、右側のクランプブラケット152の支持部152aに支持されている。
また、チルト軸160は、左側のクランプブラケット152の支持部152aの外側(左側)に配置された略円板状の第1キャップ164と、右側のクランプブラケット152の支持部152aの外側(右側)に配置された略円板状の第2キャップ165とを含む。第1キャップ164は第1軸161と連結されて、第1軸161と共に回転する。第2キャップ165は、第2軸162と連結されて、第2軸162と共に回転する。
チルト軸160の第1軸161と第2軸162との間には、空間163が存在する。該空間163は、左右方向視で、第1軸161および第2軸162と重なる空間である。該空間163には、エンジンアセンブリ120を収容するカウル114(ロワーカウル114b)の一部が配置されている。換言すれば、左右方向視で、カウル114の一部が第1軸161および第2軸162と重なっている。さらに、本実施形態では、第1軸161と第2軸162との間の空間163には、エンジンアセンブリ120の一部である吸気系部品126が配置されている。
このように本実施形態の船外機100では、チルト軸160の第1軸161と第2軸162との間にエンジンアセンブリ120の一部が配置されている。その結果、エンジンアセンブリ120の位置が比較的下方に設定され、船外機100のチルトアップ時の船体200側への侵入量L1が低減されている。この点について、以下詳細に説明する。
図5は、比較例の船外機100Xの構成を示す側面図である。また、図6は、チルトアップ状態における比較例の船外機100Xの構成を示す側面図である。比較例の船外機100Xでは、チルト軸160が第1軸161と第2軸162とに分割されていない。そのため、カウル114およびエンジンアセンブリ120は、チルト軸160との干渉を避けて、比較的上方の位置に配置されている。これにより、船外機100Xにおけるチルト軸線Atより上方に位置する部分の高さh1Xが比較的高くなっている。その結果、図6に示すように、船外機100Xのチルトアップ時の船体200側への侵入量L1Xが比較的大きくなっている。また、船外機100Xの全高H1Xも比較的高くなっていることから、船外機100Xの重量が比較的重くなっている。
これに対し、本実施形態の船外機100では、チルト軸160の第1軸161と第2軸162との間にエンジンアセンブリ120の一部が配置されているため、エンジンアセンブリ120の位置が比較的下方に設定されている。図2に示すように、本実施形態では、エンジンアセンブリ120の位置は、クランク軸124のスプライン124bの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置がチルト軸160の少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置より下側になるような位置まで、下方に設定されている。なお、エンジンアセンブリ120の位置は、クランク軸124のスプライン124bの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置がチルト軸線Atの鉛直方向に沿った位置より下側になるような位置まで、下方に設定されることがより好ましい。また、エンジンアセンブリ120の位置は、クランク軸124のジャーナル124aの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置がチルト軸160の少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置より下側になるような位置まで、下方に設定されることがより好ましい。また、エンジンアセンブリ120の位置は、クランク軸124のジャーナル124aの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置がチルト軸線Atの鉛直方向に沿った位置より下側になるような位置まで、下方に設定されることがより好ましい。
このように、本実施形態の船外機100では、エンジンアセンブリ120の位置が比較的下方に設定されているため、船外機100におけるチルト軸線Atより上方に位置する部分の高さh1を比較的低くすることができる。従って、本実施形態の船外機100によれば、図4に示すように、船外機100のチルトアップ時の船体200側への侵入量L1を比較的小さくすることができる。また、船外機100の全高H1も比較的低くすることができることから、船外機100の重量を軽減することができる。
なお、本実施形態の船外機100では、チルト軸160の第1軸161と第2軸162との間に、吸気系部品126が配置されている。このようにすれば、エンジンアセンブリ120の構成を大がかりに変更することなく、チルト軸160の第1軸161と第2軸162との間にエンジンアセンブリ120の一部を配置した構成を実現することができる。
B.第2実施形態:
図7は、第2実施形態の船外機100Aの一部の構成を概略的に示す斜視図である。以下では、第2実施形態の船外機100Aの構成のうち、上述した第1実施形態の船外機100と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
第2実施形態の船外機100Aは、懸架装置150が連結部材159を有する点が、第1実施形態の船外機100と異なっている。連結部材159は、左右方向に延伸する貫通孔が形成された筒状の一対の支持部159aと、一対の支持部159aを互いに連結する連結部159bとを有する。連結部材159の各支持部159aは、クランプブラケット152の支持部152aと、スイベルブラケット156の支持部156aとに挟まれるように配置されている。連結部材159は、各支持部159aにおいて、チルト軸160(第1軸161および第2軸162)を介してクランプブラケット152の支持部152aに支持されている。
このように、第2実施形態の船外機100Aでは、懸架装置150が連結部材159を有する。そのため、チルト軸160の第1軸161と第2軸162とが、第1軸161および第2軸162より下側において、連結部材159を介して互いに連結されている。そのため、第2実施形態の船外機100Aによれば、チルト軸160が互いに離隔しつつ同軸に並ぶ第1軸161と第2軸162とを含む構成であってもチルト軸線Atの位置を安定させることができ、その結果、船外機100Aのチルト動作をより安定させることができる。
C.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態の船舶10の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施形態では、チルト軸160の第1軸161と第2軸162との間に、エンジンアセンブリ120の一部である吸気系部品126が配置されているが、第1軸161と第2軸162との間に、吸気系部品126に代えて、あるいは吸気系部品126と共に、電装部品128が配置されてもよい。このようにしても、エンジンアセンブリ120の構成を大がかりに変更することなく、チルト軸160の第1軸161と第2軸162との間にエンジンアセンブリ120の一部を配置した構成を実現することができる。また、第1軸161と第2軸162との間に、エンジンアセンブリ120の吸気系部品126および電装部品128以外の部品や部分が配置されてもよい。
また、チルト軸160の第1軸161と第2軸162との間に、エンジンアセンブリ120の一部が配置されず、カウル114の少なくとも一部が配置されてもよい。このような構成であっても、カウル114の位置を比較的下方に設定することができ、その結果、エンジンアセンブリ120の位置を比較的下方に設定することができ、船外機100のチルトアップ時の船体200側への侵入量L1を比較的小さくすることができると共に、船外機100の全高を低くして船外機100の重量を軽減することができる。
また、チルト軸160の第1軸161と第2軸162との間に、船外機100における上記以外の部分が配置されてもよい。このような構成であっても、船外機100におけるチルト軸線Atより上方に位置する部分の高さを低くして、船外機100のチルトアップ時の船体200側への侵入量L1を比較的小さくすることができると共に、船外機100の全高を低くして船外機100の重量を軽減することができる。
上記第2実施形態では、チルト軸160の第1軸161と第2軸162とが連結部材159を介して互いに連結されているが、第1軸161と第2軸162とが連結部材159を介することなくチルト軸160の他の部分を介して互いに連結されていてもよい。
10:船舶 100:船外機 110:船外機本体 112:プロペラ 114:カウル 114a:アッパーカウル 114b:ロワーカウル 116:ケーシング 120:エンジンアセンブリ 122:エンジン本体 124:クランク軸 124a:ジャーナル 124b:スプライン 126:吸気系部品 128:電装部品 130:動力伝達機構 132:ドライブ軸 134:シフト機構 136:プロペラ軸 150:懸架装置 152:クランプブラケット 152a:支持部 156:スイベルブラケット 156a:支持部 158:ステアリング軸 159:連結部材 159a:支持部 159b:連結部 160:チルト軸 161:第1軸 162:第2軸 163:空間 164:第1キャップ 165:第2キャップ 170:ステアリング装置 180:チルト装置 200:船体 202:船体本体部 204:居住空間 206:後端上方空間 210:トランサム 220:仕切壁 240:操縦席 250:操縦装置 252:ステアリングホイール 254:シフト・スロットルレバー 256:モニタ 258:入力装置

Claims (13)

  1. 船外機であって、
    前記船外機のチルト動作における水平方向のチルト軸線を構成するチルト軸と、
    前記船外機のチルトダウン状態において少なくとも一部が前記チルト軸線の鉛直方向に沿った位置より上側に位置するエンジンアセンブリと、
    前記エンジンアセンブリの少なくとも一部を収容するカウルと、
    を備え、
    前記チルト軸は、互いに離隔しつつ同軸に並ぶ第1軸と第2軸とを含み、
    前記第1軸と前記第2軸との間に、前記カウルの一部が配置されている、船外機。
  2. 請求項1に記載の船外機であって、
    前記第1軸と前記第2軸との間に、前記エンジンアセンブリの一部が配置されている、船外機。
  3. 請求項2に記載の船外機であって、
    前記エンジンアセンブリは、電装部品と、吸気系部品と、を含み、
    前記第1軸と前記第2軸との間に配置される前記エンジンアセンブリの一部は、前記電装部品と前記吸気系部品との少なくとも一方である、船外機。
  4. 請求項1に記載の船外機であって、
    前記エンジンアセンブリは、スプラインを有するクランク軸を含むエンジン本体を備え、
    前記船外機のチルトダウン状態において、前記スプラインの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置は、前記チルト軸の少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置より下側である、船外機。
  5. 請求項4に記載の船外機であって、
    前記船外機のチルトダウン状態において、前記スプラインの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置は、前記チルト軸線の鉛直方向に沿った位置より下側である、船外機。
  6. 請求項1に記載の船外機であって、
    前記エンジンアセンブリは、ジャーナルを有するクランク軸を含むエンジン本体を備え、
    前記船外機のチルトダウン状態において、前記ジャーナルの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置は、前記チルト軸の少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置より下側である、船外機。
  7. 請求項6に記載の船外機であって、
    前記船外機のチルトダウン状態において、前記ジャーナルの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置は、前記チルト軸線の鉛直方向に沿った位置より下側である、船外機。
  8. 請求項1に記載の船外機であって、
    前記第1軸と前記第2軸とは、前記第1軸および前記第2軸より下側において互いに連結されている、船外機。
  9. 船外機であって、
    前記船外機のチルト動作における水平方向のチルト軸線を構成するチルト軸と、
    前記船外機のチルトダウン状態において少なくとも一部が前記チルト軸線の鉛直方向に沿った位置より上側に位置するエンジンアセンブリと、
    を備え、
    前記エンジンアセンブリは、スプラインを有するクランク軸を含むエンジン本体を備え、
    前記チルト軸は、互いに離隔しつつ同軸に並ぶ第1軸と第2軸とを含み、
    前記第1軸と前記第2軸との間に、前記船外機の一部が配置されており、
    前記船外機のチルトダウン状態において、前記スプラインの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置は、前記チルト軸の少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置より下側である、船外機。
  10. 請求項9に記載の船外機であって、
    前記船外機のチルトダウン状態において、前記スプラインの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置は、前記チルト軸線の鉛直方向に沿った位置より下側である、船外機。
  11. 船外機であって、
    前記船外機のチルト動作における水平方向のチルト軸線を構成するチルト軸と、
    前記船外機のチルトダウン状態において少なくとも一部が前記チルト軸線の鉛直方向に沿った位置より上側に位置するエンジンアセンブリと、
    を備え、
    前記エンジンアセンブリは、ジャーナルを有するクランク軸を含むエンジン本体を備え、
    前記チルト軸は、互いに離隔しつつ同軸に並ぶ第1軸と第2軸とを含み、
    前記第1軸と前記第2軸との間に、前記船外機の一部が配置されており、
    前記船外機のチルトダウン状態において、前記ジャーナルの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置は、前記チルト軸の少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置より下側である、船外機。
  12. 請求項11に記載の船外機であって、
    前記船外機のチルトダウン状態において、前記ジャーナルの少なくとも一部の鉛直方向に沿った位置は、前記チルト軸線の鉛直方向に沿った位置より下側である、船外機。
  13. 船体と、
    前記船体の後部に取り付けられた請求項1に記載の船外機と、
    を備える、船舶。
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