JP2023126988A - ディスプレイユニット - Google Patents

ディスプレイユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2023126988A
JP2023126988A JP2020130467A JP2020130467A JP2023126988A JP 2023126988 A JP2023126988 A JP 2023126988A JP 2020130467 A JP2020130467 A JP 2020130467A JP 2020130467 A JP2020130467 A JP 2020130467A JP 2023126988 A JP2023126988 A JP 2023126988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
glare layer
display
main surface
glare
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020130467A
Other languages
English (en)
Inventor
眞誠 一色
Shinsei Isshiki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP2020130467A priority Critical patent/JP2023126988A/ja
Priority to PCT/JP2021/026280 priority patent/WO2022024745A1/ja
Publication of JP2023126988A publication Critical patent/JP2023126988A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/02Diffusing elements; Afocal elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F9/00Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/02Details
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
    • H10K59/8791Arrangements for improving contrast, e.g. preventing reflection of ambient light

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】防眩性を更に向上する、技術を提供する。【解決手段】ディスプレイユニット1は、ディスプレイ2と、防眩層3と、を有する。防眩層3は、凹凸を含む第1主面3aと第1主面3aとは反対向きの第2主面3bとを含み、第2主面3bをディスプレイ2に向けてディスプレイ2の上に積層される。防眩層3は、20°反射像拡散性指標値Rb20°と45°反射像拡散性指標値Rb45°との差ΔRb(ΔRb=Rb20°-Rb45°)が0.05以上である。ディスプレイ2は、内部反射率R_intが3.0%以下である。【選択図】図1

Description

本開示は、ディスプレイユニットに関する。
ディスプレイの表面に、周囲の物体又は照明等が映り込むと、画像の視認性が低下する。そこで、ディスプレイの表面には、防眩層が設けられる(例えば特許文献1~3参照)。防眩層は、ガラス基板に対して防眩処理が施されたものであり、凹凸が付与されたものである。防眩処理は、例えば、ガラス基板の表面のフロスト処理、エッチング処理、及びブラスト処理から選ばれる少なくとも1つ、又はガラス基板に対するコーティング液の塗布と焼成を含む。
特開2016-6498号公報 特開2019-144475号公報 特開2019-123652号公報
防眩層は、凹凸を有する。凹凸によって、光の反射方向を分散でき、周囲の物体又は照明等の映り込みを抑制できる。
本開示の一態様は、防眩性を更に向上する、技術を提供する。
本開示の一態様に係るディスプレイユニットは、ディスプレイと、防眩層と、を有する。前記防眩層は、凹凸を含む第1主面と前記第1主面とは反対向きの第2主面とを含み、前記第2主面を前記ディスプレイに向けて前記ディスプレイの上に積層される。前記防眩層は、20°反射像拡散性指標値Rb20°と45°反射像拡散性指標値Rb45°との差ΔRb(ΔRb=Rb20°-Rb45°)が0.05以上である。前記ディスプレイは、内部反射率R_intが3.0%以下である。
本開示の一態様によれば、防眩性を更に向上できる。
図1は、実施形態に係るディスプレイユニットの断面図である。 図2は、変形例に係るディスプレイユニットの断面図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。また、明細書中、数値範囲を示す「~」は、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。
図1を参照して、本実施形態に係るディスプレイユニット1について説明する。ディスプレイユニット1は、例えば車載用である。但し、ディスプレイユニット1の用途は、特に限定されない。
ディスプレイユニット1は、例えば、ディスプレイ2と、防眩層3と、を含む。ディスプレイ2と防眩層3とは、例えばOCA(Optical Clear Adhesive)等の接着層で接着される。
先ず、ディスプレイ2について説明する。ディスプレイ2は、例えば液晶ディスプレイである。ディスプレイ2は、防眩層3側から、タッチセンサ21と、第1偏光子22と、カラーフィルター基板23と、液晶層24と、TFT基板25と、第2偏光子26と、バックライト27とを、この順番で含む。
タッチセンサ21は、ディスプレイ2の画面に対する指などの物体の近接を検出する。ディスプレイユニット1が車載用である場合、タッチセンサ21は車両の搭乗者の操作を受け付ける。なお、タッチセンサ21は任意の構成であって、ディスプレイ2はタッチセンサ21を含まなくてもよい。
第1偏光子22と第2偏光子26は、それぞれ、直線偏光子である。これら2つの直線偏光子は、吸収軸を90°ずらして配置される。第1偏光子22と第2偏光子26の間に、カラーフィルター基板23と液晶層24とTFT基板25とが配置される。
カラーフィルター基板23は、図示しないが、例えば、第1偏光子22から液晶層24に向けて、ガラス基板と、カラーフィルターと、共通電極と、配向膜とを、この順番で含む。配向膜は、液晶層24の液晶分子を配向させる。
TFT基板25は、図示しないが、例えば、第2偏光子26から液晶層24に向けて、ガラス基板と、画素電極と、配向膜とを、この順番で含む。配向膜は、液晶層24の液晶分子を配向させる。TFT基板25は、画素電極を駆動する駆動素子としてのTFTを更に含む。
液晶層24は、カラーフィルター基板23とTFT基板25の間に配置される。液晶層24には、画素毎に電圧が印可される。電圧の印可によって液晶分子の向きが変わり、画素の輝度が変わる。
バックライト27は、第2偏光子26及びTFT基板25を介して、液晶層24に光を照射する。光は、カラーフィルター基板23、第1偏光子22、タッチセンサ21及び防眩層3を透過し、出射する。
なお、ディスプレイ2は、上記以外の機能層を更に含んでもよい。例えば、ディスプレイ2は、接着層を更に有してもよい。接着層は、隣り合う層同士を接着する。
ディスプレイ2は、内部反射率R_intが3.0%以下である。R_intの測定方法は、具体的には下記の通りである。ディスプレイ2の防眩層3が形成される主面2aに対して、JIS Z8722:2009に準拠して、幾何条件d(8°:di)で測定した視感反射率をR_dipとする。また、ディスプレイ2の防眩層3に最も近い最上層を剥離し、最上層の剥離面に黒色膜を施した状態で、最上層の防眩層3が形成される主面2aに対してJIS Z8722:2009に準拠して、幾何条件d(8°:di)で測定した視感反射率をR_surfとする。R_dip及びR_surfは、例えば日立ハイテクサイエンス社製の分光測定器U-4100で測定する。下記式(1)によりR_intが算出される。
R_int=R_dip-R_surf・・・(1)
ディスプレイ2の最上層は、図1ではタッチセンサ21である。なお、タッチセンサ21が無い場合には、ディスプレイ2の最上層は、第1偏光子22である。
R_dipからR_surfを引くのは、R_dipを測定する際には、防眩層3がディスプレイ2から取り外されており、ディスプレイ2の最上層が空気に接するからである。つまり、R_dipからR_Surfを引くのは、R_dipが、ディスプレイ2の最上層と空気の界面での反射を含むからである。
ディスプレイユニット1において、ディスプレイ2の最上層の上には、防眩層3が積層されている。防眩層3と最上層の屈折率差は、空気層と最上層の屈折率差よりも小さい。それゆえ、防眩層3と最上層の界面での光の反射は、空気層と最上層の界面での光の反射に比べて、無視できる程度に小さい。そこで、R_dipからR_surfを引き、ディスプレイ2の最上層と空気の界面での光の反射の影響を排除する。
R_intは、例えば3.0%以下、好ましくは1.0%以下、より好ましくは0.5%以下、さらに好ましくは0.3%以下である。R_intが3.0%以下であれば、ディスプレイ2を構成する隣り合う層間での正反射を抑制でき、その正反射による周囲の物体又は照明等の映り込みを抑制できる。R_intは、0.0%以上である。
本発明者は、実験等により、R_intが3.0%以下であるディスプレイ2と、後述のΔRbが0.05以上である防眩層3とを組み合わせることで、ディスプレイユニット1の防眩性を向上できることを見出した。なお、R_intが3.0%以下であっても、ΔRbが0.05未満であれば、ディスプレイユニット1の防眩性は十分に向上しない。
ディスプレイユニット1の防眩性は、防眩性指標値R20°で表される。R20°は、日本電色工業社製の変角光度計GC-5000Lにより測定する。R20°の測定方法は、下記の通りである。防眩層3の第1主面3aに対して光を照射し、その反射光の輝度を検出器で検出する。防眩層3の厚さ方向と平行な方向の角度φを0゜とすると、φ=20°の角度で光を照射する。φ=-20°で検出される正反射光の輝度をR20°_1とし、φ=-50°~+10°の全範囲で検出される反射光の輝度の合計値をR20°_2とすると、下記式によりR20°が算出される。
R20°=(R20°_2-R20°_1)/(R20°_2)
ここで、検出器は、防眩層3の第1主面3aにおける光の照射点を中心に、同一平面内で1°刻みで回転させ、1°刻みで輝度を検出する。検出器の回転角度が、上記角度φである。
防眩性指標値R20°は、例えば0.6以上1.0未満であり、好ましくは0.8以上1.0未満である。防眩性指標値R20°が0.6以上であれば、ディスプレイユニット1に対する周囲の物体又は照明等の映り込みを抑制できる。
次に、防眩層3について説明する。防眩層3は、凹凸を含む第1主面3aと、第1主面3aとは反対向きの第2主面3bとを含み、第2主面3bをディスプレイ2に向けてディスプレイ2の上に積層される。防眩層3は、いわゆるカバーガラスである。防眩層3はガラス基板であり、ガラス基板が凹凸を含む。
凹凸は、例えば、ガラス基板の表面のフロスト処理、エッチング処理、及びブラスト処理から選ばれる少なくとも1つによって形成される。凹凸によって、光の反射方向を分散でき、周囲の物体又は照明等の映り込みを抑制できる。凹凸は、第1主面3aに形成され、第2主面3bには形成されない。第2主面3bは、第1主面3aに凹凸を形成する際に、マスクで保護される。但し、凹凸は、第2主面3bにも形成されてもよい。
なお、本実施形態の防眩層3はガラス基板であり、そのガラス基板が凹凸を含むが、防眩層3はガラス基板とコーティング層とを含み、コーティング層が凹凸を含んでもよい。コーティング液の塗布及び焼成によって、凹凸が形成される。以下、防眩層3のガラス基板を、単にガラス基板とも表記する。
ガラス基板は、フロート法、フュージョン法、又はダウンドロー法等により成形される。ガラス基板は、曲げ加工されてもよい。また、ガラス基板は、強化ガラスでもよい。強化ガラスは、風冷強化ガラス、又は化学強化ガラスである。
ガラス基板の厚さは、例えば0.05mm~3mmである。ガラス基板が強化ガラスであれば、ガラス基板の厚さを低減しつつ、ガラス基板の強度を確保できる。ガラス基板のガラスは、例えばソーダライムガラス、ホウケイ酸ガラス、アルミノシリケートガラス、又は無アルカリガラスである。これらの中でも、アルミノシリケートガラスが好ましい。
なお、防眩層3は、ガラス基板の代わりに、又はガラス基板に加えて、樹脂基板を含んでもよい。樹脂基板は、フレキシブル性に優れる。
防眩層3は、20°反射像拡散性指標値Rb20°と45°反射像拡散性指標値Rb45°との差ΔRb(ΔRb=Rb20°-Rb45°)が0.05以上である。ΔRbは、日本電色工業社製の変角光度計GC-5000Lにより測定する。ΔRbの測定方法は、特許文献1に記載の測定方法と同様であり、具体的には下記の通りである。
先ず、Rb20°の測定方法を説明する。Rb20°の測定では、R20°の測定とは異なり、防眩層3単体で測定し、防眩層3の第2主面3bに黒色膜を施す。その状態で、防眩層3の第1主面3aに対して光を照射し、その反射光の輝度を検出器で検出する。防眩層3の厚さ方向と平行な方向の角度φを0゜とすると、φ=20°の角度で光を照射する。φ=-20°で検出される正反射光の輝度をRb20°_1とし、φ=-50°~+10°の全範囲で検出される反射光の輝度の合計値をRb20°_2とすると、下記式(2)によりRb20°が算出される。
Rb20°=(Rb20°_2-Rb20°_1)/(Rb20°_2)・・・(2)
ここで、検出器は、防眩層3の第1主面3aにおける光の照射点を中心に、同一平面内で1°刻みで回転させ、1°刻みで輝度を検出する。検出器の回転角度が、上記角度φである。
次に、Rb45°の測定方法を説明する。防眩層3の第2主面3bに黒色膜を施した状態で、防眩層3の第1主面3aに対して光を照射し、その反射光の輝度を検出器で検出する。防眩層3の厚さ方向と平行な方向の角度φを0゜とすると、φ=45°の角度で光を照射する。φ=-45°で検出される正反射光の輝度をRb45°_1とし、φ=―75°~-15°の全範囲で検出される反射光の輝度の合計値をRb45°_2とすると、下記式(3)によりRb45°が算出される。
Rb45°=(Rb45°_2-Rb45°_1)/(Rb45°_2)・・・(3)
ここで、検出器は、防眩層3の第1主面3aにおける光の照射点を中心に、同一平面内で1°刻みで回転させ、1°刻みで輝度を検出する。検出器の回転角度が、上記角度φである。
ΔRbは、例えば0.05~0.25であり、好ましくは0.07~0.20である。ΔRbが0.05以上であれば、透過像鮮明性とSparkle性能の両方に優れた防眩層3が得られる。透過像鮮明性は、下記の鮮明性指標値Cで表される。また、Sparkle性能は、下記のギラツキ指標値Sで表される。
防眩層3は、鮮明性指標値Cが0.7以上である。Cは、日本電色工業社製の変角光度計GC-5000Lにより測定する。Cの測定方法は、特許文献2に記載の「Clarity」の測定方法と同様であり、具体的には下記の通りである。なお、Cを測定する際には、Rb20°を測定する際とは異なり、防眩層3の第2主面3bに黒色膜を施さない。先ず、防眩層3の第2主面3bに対向配置される光源から、防眩層3の厚さ方向と平行な方向に、光を防眩層3の第2主面3bに照射し、その透過光の輝度を検出器で検出する。防眩層3の厚さ方向と平行な方向の角度θを0°とする。θ=0°で検出される透過光の輝度をC1とし、θ=-90°~90°の全範囲で検出される透過光の輝度の合計値をC2とする場合に、下記式(4)によりCが算出される。
C=C1/C2・・・(4)
ここで、検出器は、防眩層3の第2主面3bにおける光の照射点を中心に、同一平面内で1°刻みで回転させ、1°刻みで輝度を検出する。検出器の回転角度が、上記角度θである。
Cは、例えば0.7以上1.0未満であり、好ましくは0.9以上1.0未満である。Cが0.7以上であれば、透過像鮮明性が良好である。
防眩層3は、ギラツキ指標値Sが8%未満である。Sの測定方法は、特許文献2、3に記載の測定方法と同様であり、具体的には下記の通りである。バックライトの発光面の上に、フォトマスクとしてD&MS社製のSMS―1000に付属のPixel Patternを、そのパターン面を上向きにして設置する。フォトマスクのパターン面の上に0.5mm厚のガラス板(例えばAGC社製、ソーダライムガラス板)を設置し、更にその上に、防眩層3を、その第1主面3aを上向きにして設置する。発光色が緑色のバックライトの発光面の上に前記フォトマスクを設置することで、RGB(0,255,0)で構成される緑単色の画像表示を模擬した状態で、DM&S社製の評価装置SMS-1000のカメラにより、防眩層3を介してフォトマスクのパターン面の190dpiの領域を撮像する。評価装置の画像解析により求められるSparkle値がSである。ここでは、DIM(Difference Image Method)モードで測定を行う。カメラの撮像素子と防眩層3との間の距離は540mmである。カメラのレンズは、焦点距離が50mmの23FM50SPレンズを絞り16で使用する。
Sは、例えば0%以上8%未満であり、好ましくは0%以上5%未満、より好ましくは4%未満、さらに好ましくは3%未満である。Sが8%未満であれば、ギラツキが抑制される。
防眩層3は、ヘイズ値が10%~30%である。ヘイズ値は、市販の測定装置で測定する。測定装置及び測定条件は、例えば下記の通りである。
測定装置:スガ試験機ヘイズメーターHZ-V3
測定条件:日本工業規格(JIS K 7136:2000)に準拠し、C光源を使用して測定する。
ヘイズ値は、例えば5%~30%であり、好ましくは5%~20%、より好ましくは5~15%、さらに好ましくは5~10%である。ヘイズ値が30%以下であれば、透過像の鮮明性が良好である。
次に、図2を参照して、変形例に係るディスプレイユニット1について説明する。以下、主に相違点について説明する。本変形例のディスプレイ2は、液晶ディスプレイではなく、有機ELディスプレイである。ディスプレイ2は、防眩層3側から、タッチセンサ41と、円偏光子42と、第1基板43と、発光層44と、第2基板45とを、この順番で含む。
タッチセンサ41は、上記実施形態のタッチセンサ21と同様であるので、説明を省略する。
円偏光子42は、外光の反射を抑制する。円偏光子42は、例えば直線偏光子と1/4波長膜とを含む。なお、円偏光子42は任意の構成であって、ディスプレイ2は円偏光子42を含まなくてもよい。
第1基板43は、例えば、ガラス基板又は樹脂基板と、透明電極とを含む。発光層44で発生した光は、透明電極を透過する。
発光層44は、例えば、赤色発光層と、緑色発光層と、青色発光層と含む。なお、発光層44は白色発光層を含んでもよい。白色発光層は、カラーフィルターと組み合わせて用いられる。発光層44には、画素毎に電圧が印可される。電圧の印可によって、発光層44が発光する。
第2基板45は、例えば、ガラス基板又は樹脂基板と、反射電極とを含む。発光層44で発生した光は、反射電極で反射され、発光層44及び透明電極を透過する。
なお、ディスプレイ2は、図2に示す構造には限定されない。ディスプレイ2の光取り出し方式は、トップエミッション方式、ボトムエミッション方式のいずれでもよい。また、第1基板43と発光層44の間、又は第2基板45と発光層44の間には、正孔注入層、正孔輸送層、電子輸送層、又は電子注入層等の各種の機能層が配置されてもよい。
ディスプレイ2の最上層は、図2ではタッチセンサ41である。なお、タッチセンサ41が無い場合には、ディスプレイ2の最上層は、円偏光子42である。円偏光子42も無い場合には、ディスプレイ2の最上層は、第1基板43である。
本変形例においても、上記実施形態と同様に、R_intが3.0%以下であるディスプレイ2と、ΔRbが0.05以上である防眩層3とを組み合わせることで、ディスプレイユニット1の防眩性を向上できる。なお、R_intが3.0%以下であっても、ΔRbが0.05未満であれば、ディスプレイユニット1の防眩性は十分に向上しない。
また、本変形例においても、上記実施形態と同様に、防眩層3は、ヘイズ値が10%~30%である。また、防眩層3は、鮮明性指標値Cが0.7以上である。更に、防眩層3は、ギラツキ指標値Sが8%未満である。
以下、実施例1~5及び比較例1~3について説明する。
[実施例1]
ガラス基板(AGC社製、ソーダライムガラス板:100mm×100mm×0.7mm)の第1主面に対して、防眩処理を行い、防眩層を得た。防眩処理として、フロスト処理と、エッチング処理とをこの順番で行った。ガラス基板の第2主面には、フロスト処理前にマスク用のフィルム(日東電工社製SPV-3620)を貼り付けた。マスク用のフィルムは、エッチング処理後に取り外した。
フロスト処理の処理条件は、下記の通りであった。
・フロスト処理液(HFを2wt%含み且つKFを3wt%含む水溶液)
・フロスト処理液への浸漬時間:3[min]
フロスト処理の後、エッチング処理の前に、ガラス基板を洗浄した。
エッチング処理の処理条件は、下記の通りであった。
・エッチング処理液(HFを7.5wt%含み且つHClを7.5wt%含む水溶液)
・エッチング処理液への浸漬時間:18[min]。
防眩層と組み合わせる模擬的なディスプレイ(R20°を測定する時に用いる模擬的なディスプレイ)として、防眩層のガラス基板とは別のガラス基板(AGC社製、Dragontrail:100mm×100mm×0.7mm)と、酸化チタン膜と、偏光フィルム(日東電工社製、NPF)とをこの順番で積層した積層体を作製した。この積層体の2つの主面のうち、ガラス基板側の主面には黒色膜を施した。黒色膜は、黒マジック(三菱鉛筆社製、ペイントマーカー、PX-30(黒))で形成した。酸化チタン膜は、ガラス基板上にスパッタリング法で形成した。
模擬的なディスプレイの偏光フィルムと防眩層とを向かい合わせて、偏光フィルムと防眩層とをOCA(タイカ社製、OPTαGEL、K120E、0.2mm厚)で接着し、R20°測定用のディスプレイユニットを作製した。
[実施例2~3、比較例1]
実施例2~3及び比較例1では、実施例1と同じ条件で、防眩層を作製した。
実施例2~3では、防眩層と組み合わせる模擬的なディスプレイは、内部反射率R_intを変更すべく、酸化チタン膜の膜厚を変更した以外、同じ条件で作製した。具体的には、実施例2では、酸化チタン膜の膜厚は10.5nmであった。また、実施例3では、酸化チタン膜をガラス基板上に成膜することなく、酸化チタン膜を介さずにガラス基材と偏光フィルムとを積層した。
比較例1では、防眩層と組み合わせる模擬的なディスプレイは、内部反射率R_intを変更すべく、酸化チタン膜をガラス基板上に成膜することなく、酸化チタン膜を介さずにガラス基材と偏光フィルムとを積層し、且つ、積層体のガラス基板側の主面に黒色膜を施さなかった。
[実施例4~5、比較例2~3]
実施例4~5及び比較例2~3では、防眩層は、凹凸形状を変更すべく、防眩処理の処理条件を変更した以外、実施例1と同じ条件で作製した。
実施例4~5及び比較例2~3では、防眩層と組み合わせる模擬的なディスプレイは、実施例1と同じ条件で作製した。
[評価]
<ΔRb>
各防眩層のΔRbは、既述の通り測定した。
<鮮明性指標値C>
各防眩層の鮮明性指標値Cは、既述の通り測定した。Cは、0.9以上を「良」と評価し、0.7以上0.9未満を「可」と評価し、0.7未満を「不可」と評価した。「良」及び「可」が合格であり、「不可」が不合格である。
<ヘイズ値>
各防眩層のヘイズ値は、既述の通り測定した。
<内部反射率R_int>
各ディスプレイの内部反射率R_intは、既述の通り測定した。なお、R_surfは、模擬的なディスプレイで使用した偏光フィルムと同じものを用意し、用意した偏光フィルムの片面に黒色膜を施した状態で、偏光フィルムの反対面に対して、幾何条件d(8°:di)で測定した視感反射率とした。黒色膜は、黒マジック(三菱鉛筆社製、ペイントマーカー、PX-30(黒))で形成した。
<防眩性指標値R20°>
各ディスプレイユニットの防眩性指標値R20°は、既述の通り測定した。R20°は、0.8以上を「良」と評価し、0.6以上0.8未満を「可」と評価し、0.6未満を「不可」と評価した。「良」及び「可」が合格であり、「不可」が不合格である。
<ギラツキ指標値S>
各防眩層のギラツキ指標値Sを測定すべく、防眩層とガラス板とフォトマスクとバックライトとをこの順番で含む模擬的なディスプレイユニットを作製した。バックライトとしては、アイテックシステム社製のTMN150X180-22GD-4を用いた。ギラツキ指標値Sの測定方法は、既述の通りである。
ギラツキ指標値Sは、0%以上8%未満を「良」と評価し、8%以上を「不可」と評価した。「良」が合格であり、「不可」が不合格である。
<評価結果>
表1に、評価結果を示す。
Figure 2023126988000002
実施例1と比較例1とを比較すれば明らかなように、R_intが3.0%以下であるディスプレイと、ΔRbが0.05以上である防眩層とを組み合わせることで、ディスプレイユニットの防眩性指標値R20°が良好になることが分かる。また、比較例2~3から、R_intが3.0%以下であっても、ΔRbが0.05未満であれば、ディスプレイユニットの防眩性指標値R20°が不良になることが分かる。更に、実施例1~3から、ΔRbが0.05以上であれば、R_intが小さいほど、R20°が大きく、防眩性に優れたディスプレイユニットが得られることが分かる。
以上、本開示に係るディスプレイユニットについて説明したが、本開示は上記実施形態などに限定されない。特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更、修正、置換、付加、削除、及び組み合わせが可能である。それらについても当然に本開示の技術的範囲に属する。
1 ディスプレイユニット
2 ディスプレイ
24 液晶層
3 防眩層
3a 第1主面
3b 第2主面

Claims (7)

  1. ディスプレイと、防眩層と、を有する、ディスプレイユニットであって、
    前記防眩層は、凹凸を含む第1主面と前記第1主面とは反対向きの第2主面とを含み、前記第2主面を前記ディスプレイに向けて前記ディスプレイの上に積層され、
    前記防眩層は、下記の20°反射像拡散性指標値Rb20°と下記の45°反射像拡散性指標値Rb45°との差ΔRb(ΔRb=Rb20°-Rb45°)が0.05以上であり、
    前記ディスプレイは、下記の内部反射率R_intが3.0%以下である、ディスプレイユニット。
    内部反射率R_int:前記ディスプレイの前記防眩層が形成される主面に対して、JIS Z8722:2009に準拠して、幾何条件d(8°:di)で測定した視感反射率をR_dipとする。また、前記ディスプレイの前記防眩層に最も近い最上層を剥離し、前記最上層の剥離面に黒色膜を施した状態で、前記最上層の前記防眩層が形成される主面に対してJIS Z8722:2009に準拠して、幾何条件d(8°:di)で測定した視感反射率をR_surfとする。下記式(1)によりR_intが算出される。
    R_int=R_dip-R_surf・・・(1)
    20°反射像拡散性指標値Rb20°:日本電色工業社製の変角光度計GC-5000Lを用い、前記防眩層の前記第2主面に黒色膜を施した状態で、前記防眩層の前記第1主面に対して光を照射し、その反射光の輝度を検出器で検出する。前記防眩層の厚さ方向と平行な方向の角度φを0゜とすると、φ=20°の角度で光を照射する。φ=-20°で検出される正反射光の輝度をRb20°_1とし、φ=-50°~+10°の全範囲で検出される反射光の輝度の合計値をRb20°_2とすると、下記式(2)によりRb20°が算出される。
    Rb20°=(Rb20°_2-Rb20°_1)/(Rb20°_2)・・・(2)
    45°反射像拡散性指標値Rb45°:日本電色工業社製の変角光度計GC-5000Lを用い、前記防眩層の前記第2主面に黒色膜を施した状態で、前記防眩層の前記第1主面に対して光を照射し、その反射光の輝度を検出器で検出する。前記防眩層の厚さ方向と平行な方向の角度φを0゜とすると、角度φ=45°の角度で光を照射する。φ=-45°で検出される正反射光の輝度をRb45°_1とし、φ=-75°~―15°の全範囲で検出される反射光の輝度の合計値をRb45°_2とすると、下記式(3)によりRb45°が算出される。
    Rb45°=(Rb45°_2-Rb45°_1)/(Rb45°_2)・・・(3)
  2. 前記防眩層は、ヘイズ値が5%~30%である、請求項1に記載のディスプレイユニット。
  3. 前記防眩層は、下記の鮮明性指標値Cが0.7以上である、請求項1又は2に記載のディスプレイユニット。
    鮮明性指標値C:日本電色工業社製の変角光度計GC-5000Lを用い、前記防眩層の前記第2主面に対向配置される光源から、前記防眩層の厚さ方向と平行な方向に、光を前記防眩層の前記第2主面に照射し、その透過光の輝度を検出器で検出する。前記防眩層の厚さ方向と平行な方向の角度θを0°とする。θ=0°で検出される透過光の輝度をC1とし、θ=-90°~90°の全範囲で検出される透過光の輝度の合計値をC2とする場合に、下記式(4)によりCが算出される。
    C=C1/C2・・・(4)
  4. 前記防眩層がガラス基板であり、前記ガラス基板が前記凹凸を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のディスプレイユニット。
  5. 前記防眩層がガラス基板とコーティング層とを含み、前記コーティング層が前記凹凸を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のディスプレイユニット。
  6. 前記ガラス基板は、アルミノシリケートガラスである、請求項4又は5に記載のディスプレイユニット。
  7. 前記ディスプレイユニットが車載用である、請求項1~6のいずれか1項に記載のディスプレイユニット。
JP2020130467A 2020-07-31 2020-07-31 ディスプレイユニット Pending JP2023126988A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020130467A JP2023126988A (ja) 2020-07-31 2020-07-31 ディスプレイユニット
PCT/JP2021/026280 WO2022024745A1 (ja) 2020-07-31 2021-07-13 ディスプレイユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020130467A JP2023126988A (ja) 2020-07-31 2020-07-31 ディスプレイユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023126988A true JP2023126988A (ja) 2023-09-13

Family

ID=80037303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020130467A Pending JP2023126988A (ja) 2020-07-31 2020-07-31 ディスプレイユニット

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023126988A (ja)
WO (1) WO2022024745A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115167030A (zh) * 2022-07-14 2022-10-11 苏州华星光电技术有限公司 一种显示面板及其制作方法、移动终端

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5794102B2 (ja) * 2011-10-25 2015-10-14 コニカミノルタ株式会社 表示装置
JP6156366B2 (ja) * 2012-04-25 2017-07-05 コニカミノルタ株式会社 ガスバリア性フィルム、電子デバイス用基板および電子デバイス
JP6477231B2 (ja) * 2014-05-26 2019-03-06 Agc株式会社 透明基体
JP2018197183A (ja) * 2017-05-23 2018-12-13 Agc株式会社 ガラス物品、および表示装置
GB201806775D0 (en) * 2018-04-25 2018-06-06 Univ Court Univ Of Glasgow Display apparatus, controller therefor and method of controlling the same

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022024745A1 (ja) 2022-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3187917B1 (en) Head-up display system
US8692959B2 (en) Optical layered body, polarizer and image display device
JP5447612B2 (ja) 偏光板用保護フィルムの製造方法
KR101395463B1 (ko) 방현성 광학 적층체
TWI511168B (zh) 導電基板、觸控螢幕及包含其之顯示器
JP6087842B2 (ja) ニュートンリングの生じやすさが低減された電子デバイス及び/又はその製造方法
US7889284B1 (en) Rigid antiglare low reflection glass for touch screen application
US20110267561A1 (en) Display device
CN101506721B (zh) 液晶显示面板和液晶显示装置
JP2014026123A (ja) 光学積層体、偏光板及び画像表示装置
US20190064951A1 (en) Touch substrate and display device
KR20160071652A (ko) 터치스크린 구조 및 제조방법
CN111257337A (zh) 外观检查方法及外观检查装置
JP2007206669A (ja) フラット表示パネルと、これに用いる偏光板積層体及び保護フィルム
WO2022024745A1 (ja) ディスプレイユニット
JP2014194655A (ja) タッチパネル
US10830930B1 (en) Antireflective infrared cut filter coatings for electronic devices
BR112019024366A2 (pt) Tela de projeção de cor escura ou preta
JP7140134B2 (ja) カバー部材
WO2022024678A1 (ja) ディスプレイユニット
JP2004144955A (ja) 反射型または半透過型の液晶表示装置及びその製造方法
US20230229037A1 (en) Anti-reflective film-attached transparent substrate and image display device
KR200316950Y1 (ko) 디스플레이 장치의 표면 광학박막구조
WO2006027847A1 (ja) 表示装置
KR20220005199A (ko) 표시 장치