JP2023125720A - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体を発泡させて線状に幅広く噴出できるトリガー式液体噴出器を提供する。【解決手段】トリガー式液体噴出器1は、噴出孔4が形成されたノズル部材3を備え、ノズル部材3は、噴出孔4が形成されたノズル壁部140と、ノズル壁部140の後面側に形成され、噴出孔4の後端開口4bに連通すると共に噴出孔4の中心軸線回りに沿うノズル周方向に液体を旋回させる凹状のスピン室143と、スピン室143から外方に向けて延び、スピン室143内に液体を送り込むスピン溝144と、ノズル壁部140から前方に延びる筒状に形成された造泡筒部と、を備え、噴出孔4は、少なくとも前端開口4aが、前後方向から見て、楕円形状を呈し、当該楕円形状の長軸L1は、造泡筒部の先端開口の長軸L2に対して、ノズル周方向のうち、スピン室143で液体が旋回するスピン方向Mの逆向きに鋭角の角度θに傾斜している。【選択図】図4

Description

本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
トリガー部の操作によって容器体内から液体を吸い上げ、噴出孔を通じて液体を噴出するトリガー式液体噴出器が知られている。下記特許文献1に記載されたトリガー式液体噴出器は、トリガー部の移動に伴って前後に移動するピストンと、ピストンの移動に伴って内部が加圧および減圧し、かつ内部が縦供給筒部内に連通するシリンダと、シリンダの内側に配置され、ピストンを介してトリガー部を前方に向けて付勢する付勢部材と、を備えている。
さらに、下記特許文献1に記載されたトリガー式液体噴出器は、トリガー部の後方への移動によって、縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダと、貯留シリンダ内に配設され、貯留シリンダ内への液体の供給に伴って軸方向のうちの一方側に向けて移動すると共に、他方側に向けて付勢される貯留プランジャと、を備え、液体の連続噴出が可能とされている。
特開2021-159841号公報
上記トリガー式液体噴出器においては、液体を発泡させて線状に幅広く噴出したい要望がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、液体を発泡させて線状に幅広く噴出できるトリガー式液体噴出器を提供することである。
(1)本発明に係るトリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体に装着され、液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、前記噴出器本体は、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、前記ノズル部材は、前記噴出孔が形成されたノズル壁部と、前記ノズル壁部の後面側に形成され、前記噴出孔の後端開口に連通すると共に前記噴出孔の中心軸線回りに沿うノズル周方向に液体を旋回させる凹状のスピン室と、前記スピン室から外方に向けて延び、前記スピン室内に液体を送り込むスピン溝と、前記ノズル壁部から前方に延びる筒状に形成され、周壁に外気を導入する外気導入孔が形成された造泡筒部と、を備え、前記造泡筒部は、前記噴出孔に連通する基端開口から前方が開放された先端開口に向かうに従って内部の空間面積が拡大すると共に、少なくとも前記先端開口が、前後方向から見て、長軸と短軸を有する形状を呈し、前記噴出孔は、少なくとも前端開口が、前後方向から見て、楕円形状を呈し、前後方向から見て、前記楕円形状の長軸は、前記先端開口の長軸に対して、前記ノズル周方向のうち、前記スピン室で液体が旋回するスピン方向の逆向きに鋭角に傾斜している。
本発明に係るトリガー式液体噴出器によれば、トリガー部を操作して後方に移動させることで、液体を縦供給筒部内から噴出孔側に向けて流通させることができる。これにより、ノズル部材の噴出孔を通じて液体を外部に向けて噴出させることができる。噴出孔から液体が噴出されると、造泡筒部の内部が負圧になり、外気導入孔から造泡筒部の内側に外気が導入される。造泡筒部の内側に導入された外気は、霧状に噴出される液体と混ざり合い、造泡筒部の内壁面と衝突することで液体を発泡させる。
ところで、ノズル部材においては、ノズル壁部に形成された噴出孔の後端開口が、液体を旋回させるスピン室に連通している。スピン室には、外方に向けて延びるスピン溝から液体が送り込まれる。スピン室内に送り込まれた液体は、噴出孔の後端開口から、噴出孔の内壁面に沿って旋回しながら前端開口へ向かう。
ここで、噴出孔は、少なくとも前端開口が、前後方向から見て、楕円形状を呈し、且つ、前後方向から見て、当該楕円形状の長軸は、造泡筒部の先端開口の長軸に対して、ノズル周方向のうち、スピン室で液体が旋回するスピン方向の逆向きに鋭角に傾斜している。
液体は、噴出孔の前端開口において、スピンの遠心力によって放射状に広がっていくが、楕円形状の長軸方向と短軸方向では、液体の噴出角度が異なるため、液体が線状に広がっていく。ここで、楕円形状の長軸方向から噴出された液体は、遠心力によってそのまま直線的に広がっていくのではなく、スピンによる旋回成分を含んでいるため、噴出孔に対してねじれながら3次元的に直進していく。その結果、噴出孔の楕円形状の長軸方向と、実際に液体が線状に噴出される方向には差がでる。この点、噴出孔は、楕円形状の長軸が、造泡筒部の先端開口の長軸に対して、ノズル周方向のうち、スピン室で液体が旋回するスピン方向の逆向きに鋭角に傾斜しているので、この差を相殺し、液体を造泡筒部の先端開口の長軸に沿って幅広く噴出できる。そして、造泡筒部の先端開口の長軸は、実際に液体が線状に噴出される方向に一致しているため、液体と内壁面との衝突が略均一になり、線状に良質な泡を噴出することができる。したがって、造泡筒部の先端開口の長軸が延びる任意の方向に、線状に幅広く泡を噴出できる。さらに、このトリガー式液体噴出器を造泡筒部の先端開口の短軸方向にスライドすることで、より広範囲に泡を塗り広げることができる。
(2)前記楕円形状の長軸の前記先端開口の長軸に対する角度は、10度以上且つ45度以下であっても良い。
この場合には、楕円形状の長軸の先端開口の長軸に対する角度が適切になり、液体を造泡筒部の先端開口の長軸に沿って幅広く噴出できる。
(3)前記噴出孔の前記後端開口は、円形状を呈し、前記噴出孔は、前記後端開口から前記前端開口に向かうに従って前記円形状から前記楕円形状に変化していても良い。
この場合には、噴出孔の内壁面の形状が、前方に向かうに従って円形状から楕円形状に滑らかに変化していくため、液体のスピンの勢いを殺すことなく、前端開口から液体を噴出できる。
(4)前記トリガー機構は、前記トリガー部の後方への移動によって、前記縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダと、前記貯留シリンダ内に前記貯留シリンダの中心軸線に沿う軸方向に移動可能に配設され、前記貯留シリンダ内への液体の供給に伴って前記軸方向のうちの一方側に向けて移動すると共に、他方側に向けて付勢される貯留プランジャと、を備えても良い。
この場合には、トリガー部を操作して後方に移動させることで、ノズル部材の噴出孔を通じて液体を外部に向けて噴出させることができる。しかも、縦供給筒部内から貯留シリンダ内に液体を供給して、貯留シリンダ内を加圧することができる。従って、貯留プランジャを軸方向の他方側に向けた付勢力に抗して軸方向の一方側に向けて押圧することができ、液体を噴出しながら貯留プランジャを軸方向の一方側に向けて移動させることができる。そのため、トリガー部を引く操作を行う毎に、貯留プランジャを軸方向の一方側に移動させて、貯留シリンダ内に液体を溜めながら(充填しながら)、液体を噴出することができる。
なお、貯留シリンダ内への液体の充填後、トリガー部の操作を停止すると、縦供給筒部内を通じた貯留シリンダ内への液体の供給が停止するが、貯留プランジャが軸方向の他方側に向けて復元移動しはじめる。これにより、貯留シリンダ内に充填した液体を、貯留シリンダ内から噴出孔側に向けて押し出すことができ、噴出孔から噴出させることができる。従って、液体の連続噴出を行うことが可能となる。
このトリガー式液体噴出器を造泡筒部の先端開口の短軸方向にスライドすることで、泡の付着密度をより均一にしながら、より広範囲に泡を塗り広げることができる。
本発明に係るトリガー式液体噴出器によれば、液体を発泡させて線状に幅広く噴出できる。
本発明の一実施形態に係るトリガー式液体噴出器の縦断面図である。 図1に示すトリガー式液体噴出器の要部の拡大図である。 図2に示すトリガー式液体噴出器の要部の矢視A図である。 図2に示すトリガー式液体噴出器の要部の矢視B図である。
以下、本発明に係るトリガー式液体噴出器の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態では、トリガー式液体噴出器が容器体に取り付けられた噴出容器を例にして説明する。
図1に示すように、本実施形態のトリガー式液体噴出器1は、液体を収容する容器体200に装着される噴出器本体2と、液体を噴出する噴出孔4が形成され、噴出器本体2に装着されたノズル部材3と、噴出器本体2及びノズル部材3を覆うカバー体5と、を備えている。
なお、トリガー式液体噴出器1の各構成部品は、特に記載がなければ、合成樹脂を用いた成形品とされている。
(噴出器本体)
噴出器本体2は、縦供給筒部10と、接続筒部20と、装着キャップ30と、貯留シリンダ40と、貯留プランジャ50と、プランジャ付勢部材60と、射出筒部70と、トリガー機構80と、ボール弁90と、貯留弁91と、を主に備えている。
本実施形態では、縦供給筒部10の中心軸線を軸線O1とし、この軸線O1に沿って容器体200側を下側、その反対側を上側といい、軸線O1に沿う方向を上下方向という。また、上下方向から見た平面視において、軸線O1に交差する一方向を前後方向といい、上下方向及び前後方向の双方向に直交する方向を左右方向という。
さらに本実施形態では、貯留シリンダ40の中心軸線を軸線O2とする。本実施形態において軸線O2は、前後方向に延びている。従って、本実施形態において前後方向は、貯留シリンダ40の中心軸線に沿う軸方向に相当する。
なお、本実施形態において後方は、貯留シリンダ40の中心軸線に沿う軸方向のうちの一方側に相当し、前方は貯留シリンダ40の中心軸線に沿う軸方向のうちの他方側に相当する。ただし、軸線O2に沿う軸方向は、前後方向と一致していなくても良い。
縦供給筒部10は、上下方向に延在し、容器体200内の液体を吸い上げる機能を有する。縦供給筒部10は、装着キャップ30によって、容器体200に装着されている。縦供給筒部10には、上下方向に延びると共に容器体200から液体を吸い上げるパイプ11の上部が嵌合されている。
図1に示すように、縦供給筒部10の上端部には、前方に向けて延びる接続筒部20が設けられている。
接続筒部20は、噴出器本体2の前方に開口した開口部21を有する筒状に形成され、縦供給筒部10内に連通している。接続筒部20の開口部21には、閉塞栓100が装着され、開口部21を閉塞(シール)している。
接続筒部20の下方、且つ、装着キャップ30の上方には、シリンダ用筒部110が設けられている。シリンダ用筒部110は、縦供給筒部10から前方に向けて突出すると共に、前方に向けて開口している。シリンダ用筒部110内には、主シリンダ82が嵌合されている。主シリンダ82は、前方に開口すると共に後方が閉塞された有底筒状に形成されている。主シリンダ82内は、縦供給筒部10内に連通している。
貯留シリンダ40は、縦供給筒部10及び接続筒部20の上方に配置されている。
なお本実施形態では、貯留シリンダ40の下端部は、縦供給筒部10の上端部及び接続筒部20の上端部と一体に形成されている。
貯留シリンダ40の内部(後述する貯留空間40a)には、トリガー部81の後方への揺動によって、縦供給筒部10内及び接続筒部20内を通過した液体が供給される。
具体的には、貯留シリンダ40における前端部の下側部分には、接続筒部20内に連通する供給孔41が形成されている。なお、供給孔41は、閉塞栓100より後方に位置する部分に開口している。これにより、貯留シリンダ40内に、縦供給筒部10内及び接続筒部20内を通過した液体を、供給孔41を通じて供給することが可能とされている。
貯留プランジャ50は、貯留シリンダ40内に軸線O2に沿う前後方向に移動可能に配置されている。これにより、貯留プランジャ50は、貯留シリンダ40内を前後方向に密に摺動する。
貯留プランジャ50は、貯留シリンダ40内への液体の供給に伴って後方に向けて移動する。貯留プランジャ50は、接続筒部20内を通じた縦供給筒部10内と噴出孔4との連通を遮断し、且つ後方に移動したときに、接続筒部20内を通じた縦供給筒部10内と噴出孔4との連通を許容する。
つまり、貯留プランジャ50は、最前方位置において、接続筒部20内を通じた縦供給筒部10内と噴出孔4(射出筒部70内)との連通を遮断し、最前方位置から後方に移動したときに、接続筒部20内を通じた縦供給筒部10内と噴出孔4(射出筒部70内)との連通を許容する。なお、貯留シリンダ40において、貯留プランジャ50よりも前方に位置する空間は、貯留空間40aとして機能する。
貯留空間40aは、縦供給筒部10内及び接続筒部20内を通過すると共に、供給孔41を通過した液体が貯留される。貯留空間40aは、液体の供給によって貯留プランジャ50が後方に向けて移動することで拡張する。なお、貯留空間40aは、後述する射出筒部70内にも連通可能とされている。
プランジャ付勢部材60は、貯留プランジャ50を前方に向けて付勢している。プランジャ付勢部材60は、貯留シリンダ40内において貯留プランジャ50よりも後方に配置されている。プランジャ付勢部材60は、トリガー部81を操作する前の初期状態において、貯留プランジャ50を前方に向けて付勢している。これにより、貯留プランジャ50は、最前方位置に位置している。
なお、プランジャ付勢部材60は、軸線O2と同軸に配設された金属製のコイルばねとされている。ただし、例えばプランジャ付勢部材60として樹脂製のばねを用いても良いし、その他の弾性を有する部材を用いても構わない。
上述のように構成された貯留シリンダ40及び貯留プランジャ50において、貯留プランジャ50が後方に移動するまでの間、貯留空間40a内で液体を加圧することが可能となる。その後、貯留空間40aの液圧が所定値に達すると、貯留プランジャ50がプランジャ付勢部材60に抗して後方に移動する。これにより、貯留空間40aの液体を、噴出孔4側に供給することが可能とされている。
従って、貯留プランジャ50を蓄圧弁として機能させることができる。
射出筒部70は、貯留シリンダ40から前方に向けて延びている。射出筒部70は、貯留シリンダ40内(貯留空間40a)及び接続筒部20内を通じて縦供給筒部10の内部に連通している。これにより、射出筒部70は、縦供給筒部10内、接続筒部20内及び貯留シリンダ40内(貯留空間40a)を通過した液体を噴出孔4に導くことが可能とされている。
トリガー機構80は、トリガー部81と、主シリンダ82と、主ピストン83と、付勢部材84とを備えている。トリガー機構80は、トリガー部81の後方への揺動によって、液体を縦供給筒部10内から接続筒部20内を通じて噴出孔4側に向けて流通させることが可能とされている。
トリガー部81は、縦供給筒部10の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に配置されている。トリガー部81は、上下方向に延びるように形成されていると共に、射出筒部70の下方に配置されている。トリガー部81は、上端部がノズル部材3に前後方向に揺動可能に軸支され、下端部が主シリンダ82の前方に配置される。
主ピストン83は、主シリンダ82の内部に前後方向に移動可能に配置されている。主ピストン83は、トリガー部81の揺動に連動して前後方向に移動可能とされている。これにより、主シリンダ82の内部は、主ピストン83の前後方向の移動に伴って加圧及び減圧される。なお、主ピストン83は、後方に開口すると共に前方が閉塞された有頂筒状に形成されている。
主ピストン83は、付勢部材84の付勢力によって前方に付勢されている。主ピストン83は、トリガー部81の後方への揺動に伴って後方に移動して主シリンダ82内に押し込まれる。なお、主ピストン83は、トリガー部81が最前方揺動位置にあるときに、これに対応して最前方位置に位置している。
付勢部材84は、例えば金属製のコイルばねとされている。付勢部材84は、主ピストン83及び主シリンダ82と同軸に配設され、主ピストン83が連結されたトリガー部81を前方に付勢している。付勢部材84は、主シリンダ82内に配置され、主ピストン83を介してトリガー部81を前方に付勢している。
ただし、付勢部材84の材質は金属製に限定されるものではなく、例えば樹脂ばね等を採用してもよい。
ボール弁90及び貯留弁91は、縦供給筒部10内に設けられている。
ボール弁90は、主シリンダ82内の加圧時に、縦供給筒部10内を通じた容器体200内と主シリンダ82内との連通を遮断すると共に、主シリンダ82内の減圧時に上方に向けて変位することで、縦供給筒部10内を通じた容器体200内と主シリンダ82内との連通を許容する逆止弁とされている。
ボール弁90の上方には、貯留弁91が配置されている。貯留弁91は、縦供給筒部10内から接続筒部20内を通じた貯留シリンダ40内への液体の供給を許容すると共に、貯留シリンダ40内から接続筒部20内を通じた縦供給筒部10内への液体の流出を規制する逆止弁とされている。
カバー体5は、縦供給筒部10のうちの下端部を除く全体、射出筒部70の全体、及び貯留シリンダ40の全体を、少なくとも左右方向の両側及び上方から覆うように形成されている。
(ノズル部材)
ノズル部材3は、主に射出筒部70に係合して噴出器本体2に組付けられている。
ノズル部材3は、射出筒部70に前方から外嵌された装着筒部120と、装着筒部120における前端部に装着されるノズル部130と、を備えている。ノズル部130には、前方に開口し、液体を前方に向けて噴出する噴出孔4が形成されている。
以上のように構成されたトリガー式液体噴出器1のノズル部材3の構造について、図2~図4を参照して詳しく説明する。
図2に示すように、装着筒部120は、前方に向けて延びる中継筒部121と、中継筒部121の内側に位置し、前方に向けて延びるガイド軸122と、を備えている。本実施形態では、中継筒部121とガイド軸122の同軸の中心軸線を軸線O3とする。なお、軸線O3は、前後方向に沿って延びており、軸線O3方向から見た正面視において、軸線O3に交差する方向をノズル径方向といい、軸線O3回りに周回する方向をノズル周方向という。
ガイド軸122の外周面には、前後方向に延びる切り欠き溝123が形成されている。切り欠き溝123は、ガイド軸122の軸線回りに間隔をあけて複数形成されている。ガイド軸122の後側には、切り欠き溝123と中継筒部121の内部とを連通させる連通溝124が形成されている。連通溝124は、切り欠き溝123の後端と連通し、ガイド軸122の外周面から後面にかけて形成されている。
中継筒部121の内部は、射出筒部70の内部に連通している。中継筒部121の外周面には、ノズル部130が嵌合する嵌合爪部125が連設されている。
ノズル部130は、装着筒部120に前方から装着されたヘッド部131と、ヘッド部131から前方に延びた造泡筒部132と、を備えている。
ヘッド部131は、軸線O3を中心軸とする有頂筒状に形成されている。ヘッド部131は、ガイド軸122の前方に配設され、噴出孔4が形成されたノズル壁部140と、ノズル壁部140の外周縁から後方に延びると共に、中継筒部121に対して前方から外嵌する外嵌筒部141と、を備えている。噴出孔4は、軸線O3と同軸に配置された状態でノズル壁部140に形成されている。
外嵌筒部141は、中継筒部121の外周面に外嵌する第1筒部141aと、中継筒部121の嵌合爪部125に対して前方に抜け止めがされた状態で嵌合する第2筒部141bと、を備えている。第1筒部141aは、後方に向かうに従って段階的に拡径している。第2筒部141bは、第1筒部141aの段部の内側から後方に向けて突設され、嵌合爪部125に嵌合している。
外嵌筒部141の第2筒部141bより内側に位置する部分には、ガイド軸122に対して外嵌する内筒部142が後方に向けて突設されている。ノズル壁部140の後面のうち、内筒部142の内側に位置する部分には、噴出孔4に連通すると共にノズル周方向に液体を内部で旋回させる凹状のスピン室143と、スピン室143から内筒部142の内周面に向けて延び、スピン室143内に液体を送り込むスピン溝144と、が形成されている。
スピン室143は、前方に向かって窪むように形成されると共に、図4の矢視B図に示すように、前後方向から見た平面視で円形状に形成されている。
スピン溝144は、スピン室143における内周壁の接線方向に延びるように形成され、上述した切り欠き溝123からの液体をスピン室143内に送り込む。これにより、スピン室143内でノズル周方向に旋回するようなスピンを液体に作用させることができ、スピンのかかった液体を噴出孔4に導くことができる。
噴出孔4の後端開口4bは、スピン室143の中央に連通している。噴出孔4の後端開口4bは、前後方向から見て、軸線O3を中心軸線とする円形状を呈している。一方、噴出孔4の前端開口4aは、後端開口4bよりも大きく、前後方向から見て、軸線O3を中心軸線とする楕円形状を呈している。つまり、噴出孔4は、後端開口4bから前端開口4aに向かうに従って円形状から楕円形状に変化している。
前端開口4a(楕円形成部)は、前後方向から見て、当該楕円形状の長軸L1が、上下方向に延びる基準線Lに対して、ノズル周方向のうち、スピン室143で液体が旋回するスピン方向Mの逆向きに鋭角に傾斜している。具体的に、前端開口4aの楕円形状の長軸L1の基準線Lに対する角度θは、0度より大きく且つ90度未満であればよく、好ましくは10度以上且つ45度以下である。
図2に戻り、ノズル壁部140から前方に延びる造泡筒部132は、ノズル壁部140と連設された外気導入筒部150と、外気導入筒部150に連設されると共に前方に向かうに従って内部の空間面積が拡大する拡大筒部151と、を備えている。外気導入筒部150の内部は、噴出孔4を介して、内筒部142の内部に連通している。
外気導入筒部150の周壁には、外気導入筒部150の内側に外気を導入する外気導入孔152が形成されている。外気導入孔152は、外気導入筒部150を径方向に貫通すると共に、ノズル周方向に間隔をあけて複数形成されている。本実施形態の外気導入孔152は、外気導入筒部150の左右方向に一対で形成されている。
拡大筒部151は、外気導入筒部150を介して噴出孔4に連通する基端開口153から、前方が開放された先端開口154に向かうに従って内部の空間面積が拡大している。図3の矢視A図に示すように、拡大筒部151の基端開口153は、前後方向から見て、軸線O3を中心軸線とする円形状を呈している。
一方、拡大筒部151の先端開口154は、基端開口153よりも大きく、前後方向から見て、軸線O3を中心軸線とする楕円形状(第2の楕円形状)を呈している。つまり、拡大筒部151は、先端開口154から拡大筒部151に向かうに従って円形状から楕円形状に変化している。先端開口154(第2の楕円形成部)は、前後方向から見て、当該楕円形状の長軸L2が、上下方向に延びる基準線Lに一致している。なお、先端開口154は、前後方向から見て、長軸と短軸を含む形状を呈していればよい。「長軸と短軸を含む形状」とは、楕円形状のみならず、長方形状、菱形形状、長軸方向の両端が円弧になった長孔形状、角が円弧になった略長方形状や略菱形形状などを例示できる。
(トリガー式液体噴出器の作用)
次に、上述のように構成されたトリガー式液体噴出器1を使用する場合について説明する。まず、図1に示す状態から、トリガー部81を付勢部材84(図1参照)の付勢力に抗して、後方に引くように操作する。なお、トリガー部81の複数回の操作によって、トリガー式液体噴出器1の各部内に液体が充填され、縦供給筒部10内に液体を吸い上げることができる状態になっているものとする。
トリガー部81を付勢部材84の付勢力に抗して、後方に引くように操作すると、主ピストン83が最前方位置から後方に移動し、主シリンダ82内が加圧される。これにより、主シリンダ82内の液体が、縦供給筒部10に供給される。縦供給筒部10に供給された液体は、ボール弁90を下方に押し付けると共に、貯留弁91を押し上げる。
これにより、縦供給筒部10内の液体を、接続筒部20内及び供給孔41を通じて貯留シリンダ40の貯留空間40aに供給することができ、貯留空間40aを加圧することができる。そのため、貯留空間40aの加圧に伴って、貯留プランジャ50をプランジャ付勢部材60の付勢力に抗して最前進位置から後方に向けて移動させることができ、液体を貯留空間40aに溜める(充填する)ことができる。貯留プランジャ50が後方に移動することで、圧力が高まった貯留空間40aの液体を、射出筒部70内を通じて噴出孔4に導くことができる。これにより、噴出孔4から前方に向けて液体を噴出させることができる。
上述のように、トリガー部81を後方に引く操作を行う毎に、液体を噴出孔4から噴出させることができると共に、貯留プランジャ50を後方に移動させて、貯留空間40a内に液体を溜めることができる。
その後、トリガー部81を解放すると、付勢部材84の弾性復元力(付勢力)によってトリガー部81が前方に復元移動するので、これに伴ってトリガー部81に連結された主ピストン83も主シリンダ82内を前方に向けて復元移動する。そのため、主シリンダ82内を減圧させて、容器体200内の圧力よりも低い圧力にすることができるので、貯留弁91が閉弁したままの状態で、ボール弁90を上昇させることができる。従って、容器体200内の液体を、縦供給筒部10内に吸い上げ、主シリンダ82内に導入することができる。
これにより、次回の噴出に備えることができる。
なお、トリガー部81の後方に向けた操作を停止すると、縦供給筒部10内及び接続筒部20内を通じた貯留空間40aへの液体の供給は停止するものの、プランジャ付勢部材60の付勢力によって貯留プランジャ50が最前進位置に向けて前方移動しはじめる。
なお、この際、貯留空間40aから縦供給筒部10内への液体の流出は、貯留弁91によって規制される。
これにより、貯留空間40aに溜まった液体を、射出筒部70内を通じて噴出孔4に導き、噴出孔4を通じて前方に向けて液体を引き続き噴出させることができる。
このように、トリガー部81を後方に引く操作を行ったときだけでなく、トリガー部81を操作しない場合であっても液体を噴出させることができ、液体の連続噴出を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態のトリガー式液体噴出器1によれば、トリガー部81を後方に引く操作を行ったときだけでなく、トリガー部81を操作しない場合であっても液体を噴出させることができ、液体の連続噴出を行うことができる。
なお、トリガー部81は、上端部(支点)がノズル部材3に揺動可能に軸支され、トリガー部81の中間部(作用点)に主ピストン83が連結されているので、例えばトリガー部81の下端部(力点)を操作することで、いわゆるてこの原理を利用して、主ピストン83を効率良く移動させることができる。そのため、トリガー部81の操作性を向上することができる。
さらに本実施形態のトリガー式液体噴出器1によれば、図4に示すように、ノズル部材3において、ノズル壁部140に形成された噴出孔4の後端開口4bが、液体を旋回させるスピン室143に連通している。スピン室143には、外方に向けて延びるスピン溝144から液体が送り込まれる。スピン室143内に送り込まれた液体は、噴出孔4の後端開口4bから、噴出孔4の内壁面に沿って旋回しながら前端開口4aへ向かう。
ここで、噴出孔4は、少なくとも前端開口4aが、前後方向から見て、楕円形状を呈し、且つ、前後方向から見て、当該楕円形状の長軸L1は、上下方向に延びる基準線Lに対して、ノズル周方向のうち、スピン室143で液体が旋回するスピン方向Mの逆向きに鋭角の角度θに傾斜している。
液体は、噴出孔4の前端開口4aにおいて、スピンの遠心力によって放射状に広がっていくが、楕円形状の長軸方向と短軸方向では、液体の噴出角度が異なるため、液体が線状に広がっていく。ここで、楕円形状の長軸方向から噴出された液体は、遠心力によってそのまま直線的に広がっていくのではなく、スピンによる旋回成分を含んでいるため、噴出孔4(楕円形状)に対してねじれながら3次元的に直進していく。その結果、噴出孔4の楕円形状の長軸方向と、実際に液体が線状に噴出される方向には差がでる。この点、噴出孔4は、楕円形状の長軸L1が、上下方向に延びる基準線Lに対して、ノズル周方向のうち、スピン室143で液体が旋回するスピン方向Mの逆向きに鋭角の角度θに傾斜しているので、この差を相殺し、液体を上下方向に幅広く噴出できる。そして、造泡筒部132の先端開口154の長軸L2(基準線L)は、実際に液体が線状に噴出される方向に一致しているため、液体と内壁面との衝突が略均一になり、線状に良質な泡を噴出することができる。したがって、造泡筒部132の先端開口154の長軸L2が延びる任意の方向に、線状に幅広く泡を噴出できる。さらに、このトリガー式液体噴出器1を造泡筒部132の先端開口154の短軸方向(本実施形態では左右方向)にスライドすることで、より広範囲に泡を塗り広げることができる。
このように、本実施形態に係るトリガー式液体噴出器1は、液体が収容された容器体200に装着される噴出器本体2と、噴出器本体2に装着され、液体を噴出する噴出孔4が形成されたノズル部材3と、を備え、噴出器本体2は、容器体200内の液体を吸上げる縦供給筒部10と、前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部81を有し、トリガー部81の後方への移動によって、液体を縦供給筒部10内から噴出孔4側に向けて流通させるトリガー機構80と、を備え、ノズル部材3は、噴出孔4が形成されたノズル壁部140と、ノズル壁部140の後面側に形成され、噴出孔4の後端開口4bに連通すると共に噴出孔4の中心軸線回りに沿うノズル周方向に液体を旋回させる凹状のスピン室143と、スピン室143から外方に向けて延び、スピン室143内に液体を送り込むスピン溝144と、ノズル壁部140から前方に延びる筒状に形成され、周壁に外気を導入する外気導入孔152が形成された造泡筒部132と、を備え、造泡筒部132は、噴出孔4に連通する基端開口153から前方が開放された先端開口154に向かうに従って内部の空間面積が拡大すると共に、少なくとも先端開口154が、前後方向から見て、第2の楕円形状(長軸と短軸を有する形状)を呈し、噴出孔4は、少なくとも前端開口4aが、前後方向から見て、楕円形状を呈し、前後方向から見て、楕円形状の長軸L1は、上下方向に延びる基準線L(先端開口154の長軸L2)に対して、ノズル周方向のうち、スピン室143で液体が旋回するスピン方向Mの逆向きに鋭角の角度θに傾斜している。この構成によれば、造泡筒部132の先端開口154の長軸L2が延びる任意の方向に、線状に幅広く泡を噴出できるトリガー式液体噴出器1が得られる。
また、本実施形態では、噴出孔4の楕円形状の長軸L1の基準線Lに対する角度θは、10度以上且つ45度以下である。この構成によれば、噴出孔4の楕円形状の長軸L1の基準線Lに対する角度θが適切になり、液体を上下方向に幅広く噴出できる。
また、本実施形態では、噴出孔4の後端開口4bは、円形状を呈し、噴出孔4は、後端開口4bから前端開口4aに向かうに従って円形状から楕円形状に変化している。この構成によれば、噴出孔4の内壁面の形状が、前方に向かうに従って円形状から楕円形状に滑らかに変化していくため、液体のスピンの勢いを殺すことなく、前端開口4aから液体を噴出できる。
また、本実施形態では、トリガー部81の後方への移動によって、縦供給筒部10内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダ40と、貯留シリンダ40内に貯留シリンダ40の中心軸線に沿う軸方向に移動可能に配設され、貯留シリンダ40内への液体の供給に伴って軸方向のうちの一方側に向けて移動すると共に、他方側に向けて付勢される貯留プランジャ50と、を備えている。この構成によれば、トリガー部81を操作して後方に移動させることで、ノズル部材3の噴出孔4を通じて液体を外部に向けて噴出させることができる。しかも、縦供給筒部10内から貯留シリンダ40内に液体を供給して、貯留シリンダ40内を加圧することができる。従って、貯留プランジャ50を軸方向の他方側に向けた付勢力に抗して軸方向の一方側に向けて押圧することができ、液体を噴出しながら貯留プランジャ50を軸方向の一方側に向けて移動させることができる。そのため、トリガー部81を引く操作を行う毎に、貯留プランジャ50を軸方向の一方側に移動させて、貯留シリンダ40内に液体を溜めながら(充填しながら)、液体を噴出することができる。なお、貯留シリンダ40内への液体の充填後、トリガー部81の操作を停止すると、縦供給筒部10内を通じた貯留シリンダ40内への液体の供給が停止するが、貯留プランジャ50が軸方向の他方側に向けて復元移動しはじめる。これにより、貯留シリンダ40内に充填した液体を、貯留シリンダ40内から噴出孔4側に向けて押し出すことができ、噴出孔4から噴出させることができる。従って、液体の連続噴出を行うことが可能となる。このトリガー式液体噴出器1を造泡筒部132の先端開口154の短軸方向(本実施形態では左右方向)にスライドすることで、泡の付着密度をより均一にしながら、より広範囲に泡を塗り広げることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形例には、例えば当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、均等の範囲のものなどが含まれる。
例えば上記実施形態では、噴出孔4は、後端開口4bから前端開口4aに向かうに従って円形状から楕円形状に変化しているが、少なくとも前端開口4aが楕円形状になっていればよい。例えば噴出孔4の前後方向の中間位置から楕円形状に変化していってもよい。
また、同様に上記実施形態では、造泡筒部132は、拡大筒部151の基端開口153から先端開口154に向かうに従って円形状から楕円形状に変化しているが、少なくとも先端開口154が楕円形状になっていればよい。
例えば上記実施形態では、造泡筒部132の先端開口154の長軸L2が上下方向に延びる構成について説明したが、例えば長軸L2が左右方向に延びる構成であってもよい。この場合には、左右方向に幅広く泡を噴出することができる。また、造泡筒部132の先端開口154の長軸L2は、上下方向や左右方向のみならず、斜めの方向に延びていても構わない。
例えば上記実施形態では、連続噴出が可能なトリガー式液体噴出器1を例示したが、貯留シリンダ40や貯留プランジャ50を備えない通常のトリガー式液体噴出器にも本発明を適用できる。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…トリガー式液体噴出器、2…噴出器本体、3…ノズル部材、4…噴出孔、4a…前端開口、4b…後端開口、5…カバー体、10…縦供給筒部、11…パイプ、20…接続筒部、21…開口部、30…装着キャップ、40…貯留シリンダ、40a…貯留空間、41…供給孔、50…貯留プランジャ、60…プランジャ付勢部材、70…射出筒部、80…トリガー機構、81…トリガー部、82…主シリンダ、83…主ピストン、84…付勢部材、90…ボール弁、91…貯留弁、100…閉塞栓、110…シリンダ用筒部、120…装着筒部、121…中継筒部、122…ガイド軸、123…切り欠き溝、124…連通溝、125…嵌合爪部、130…ノズル部、131…ヘッド部、132…造泡筒部、140…ノズル壁部、141…外嵌筒部、141a…第1筒部、141b…第2筒部、142…内筒部、143…スピン室、144…スピン溝、150…外気導入筒部、151…拡大筒部、152…外気導入孔、153…基端開口、154…先端開口、200…容器体、A…矢視、B…矢視、L…基準線、L1…長軸、L2…長軸、M…スピン方向、O1…軸線、O2…軸線、O3…軸線、θ…角度

Claims (4)

  1. 液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
    前記噴出器本体に装着され、液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、
    前記噴出器本体は、
    前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、
    前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、
    前記ノズル部材は、
    前記噴出孔が形成されたノズル壁部と、
    前記ノズル壁部の後面側に形成され、前記噴出孔の後端開口に連通すると共に前記噴出孔の中心軸線回りに沿うノズル周方向に液体を旋回させる凹状のスピン室と、
    前記スピン室から外方に向けて延び、前記スピン室内に液体を送り込むスピン溝と、
    前記ノズル壁部から前方に延びる筒状に形成され、周壁に外気を導入する外気導入孔が形成された造泡筒部と、を備え、
    前記造泡筒部は、前記噴出孔に連通する基端開口から前方が開放された先端開口に向かうに従って内部の空間面積が拡大すると共に、少なくとも前記先端開口が、前後方向から見て、長軸と短軸を有する形状を呈し、
    前記噴出孔は、少なくとも前端開口が、前後方向から見て、楕円形状を呈し、
    前後方向から見て、前記楕円形状の長軸は、前記先端開口の長軸に対して、前記ノズル周方向のうち、前記スピン室で液体が旋回するスピン方向の逆向きに鋭角に傾斜している、トリガー式液体噴出器。
  2. 前記楕円形状の長軸の前記先端開口の長軸に対する角度は、10度以上且つ45度以下である、請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  3. 前記噴出孔の前記後端開口は、円形状を呈し、
    前記噴出孔は、前記後端開口から前記前端開口に向かうに従って前記円形状から前記楕円形状に変化している、請求項1または2に記載のトリガー式液体噴出器。
  4. 前記トリガー機構は、
    前記トリガー部の後方への移動によって、前記縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダと、
    前記貯留シリンダ内に前記貯留シリンダの中心軸線に沿う軸方向に移動可能に配設され、前記貯留シリンダ内への液体の供給に伴って前記軸方向のうちの一方側に向けて移動すると共に、他方側に向けて付勢される貯留プランジャと、を備える、請求項1~3のいずれか一項に記載のトリガー式液体噴出器。
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