JP2023123971A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】状況に応じてウィングの仕様を変更可能な吸収性物品を提供する。【解決手段】不透液性のバックシート、吸収体、及び透液性のトップシートを裏側から表側へこの順で有する本体と、前記本体から側方に延出し、装着時に折り返して下着に止着可能な一対のウィングと備えた吸収性物品であって、前記ウィングの少なくとも一方が、前記ウィングの延出方向に展開可能な展開部を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
生理用ナプキン、失禁用パッド、パンティライナー(おりものシート)といった吸収性物品として、本体の両側部から延出した一対のフラップ状の部分、すなわち一対のウィングを備えたものが知られている。各ウィングは、装着時には本体とウィングとで下着を挟むように裏側に折り返され、粘着部等によって下着に貼り付けられる。
一対のウィングの構成としては、裏側に折り返した際に重なり合うほどの長めのウィングもあれば(例えば、特許文献1)、ウィング同士が重なり合わないような短いウィングもある(例えば、特許文献2)。
特許第6146785号公報 特開2016-10448号公報
長めのウィングの場合、吸収性物品本体を下着に固定する機能が高くなるが、吸収性物品の交換時に吸収性物品を下着から剥がす際、下着から剥がしにくい。特に下着の裏側に折り返した際に重なり合って止着させていた場合には、重なり合いの解消の手間を要するため動作が煩雑になり得る。一方、下着の裏側に折り返した際に重なり合わない短めのウィングの場合、吸収性物品を下着から容易に剥がすことができるが、本体を下着に固定する機能は、長めのウィングに比べて低い。
装着者の中には、吸収性物品の仕様を状況に応じて変えたいとの要求も多い。これは、以下のような考え方による。例えば、装着者は、運動時等の身体を大きく動かす状況では下着への固定を確実にしたいが、交換時に下着から剥がす動作についてはあまり考慮する必要はないと考える。その場合には、裏側で重なり合う長めのウィングを有する吸収性物品を使用したい。これに対し、デスクワーク等で、あまり動かない状況が続く場合には、下着への固定を確実にすることよりも、交換時の剥がし動作の容易性を優先させたい。その場合、ウィングの短い吸収性物品を使用したい。このような装着者の要求を満たすためには、異なる種類の吸収性物品を準備する必要がある。
上記の点に鑑みて、本発明の一態様は、状況に応じてウィングの仕様を変更可能な吸収性物品を提供することを課題とする。
本発明の第一の態様は、不透液性のバックシート、吸収体、及び透液性のトップシートを裏側から表側へこの順で有する本体と、前記本体から側方に延出し、装着時に折り返して下着に止着可能な一対のウィングとを備えた吸収性物品であって、前記ウィングの少なくとも一方が、前記ウィングの延出方向に展開可能な展開部を有する。
上記第一の態様によれば、ウィングの少なくとも一方が、ウィングの延出方向に展開可能な展開部を有する。この展開部が展開されると、展開されたシートはウィングの延出先端を越え、ウィングが全体として延長し、長めの長さ(横方向長さ)を確保できる。これにより、各ウィングがより確実に下着に止着され、さらにウィング同士を止着した場合には、装着者が激しく動いてもウィングが下着から外れにくい。一方、本態様による吸収性物品は、展開部を展開せずにウィングを延長させない状態でも使用できる。本態様では、一対のウィングは、吸収性物品の裏側に折り返した際に互いに重ならない長さを有しているので、吸収性物品を下着から剥がす際に、本体とウィングとを共に比較的容易に剥がすことができるという利点が得られる。
このように、本態様によれば、展開部の展開の有無によって、展開部の展開前のウィングが短い状態と、展開部が展開後のウィングが長くなった状態とを作り出すことができる。よって、装着者は、吸収性物品の使用状況、使用目的に応じて、通常状態と延長状態とのいずれかを適宜選択して、容易にウィングの仕様を変更できる。例えば、運動時等、身体を大きく動かす状況では、展開部を展開してウィングを延長させてウィング同士を重ね合わせることで、吸収性物品をより確実に下着に固定できる。一方、デスクワーク時等の身体の動きの少ない状況では、展開部を展開せずにウィングを裏側に折り返して使用することで、吸収性物品の交換時の下着からの剥がし動作を容易にできる。よって、本態様による吸収性物品を用いることで、装着者は、ウィングの仕様の異なる複数種の吸収性物品を準備する必要がない。
本発明の第二の態様は、前記ウィングがそれぞれ、部分的に接合された前記サイドシートの延出部と前記バックシートの延出部とを含み、少なくとも一方の前記ウィングにおいて、前記サイドシートの延出部が、前記ウィングの延出方向に展開可能な展開部を有する。
上記第二の態様によれば、ウィングが、サイドシートの延出部とバックシートの延出部とが部分的に接合されてなる。よって、別部材(別のシート)を設けることなく、シンプルな構成でウィングを構成できる。また、本体からウィングまでを一続きに形成できるので、使用中に過度に大きな力が掛かった場合にウィングが脱離してしまう等の懸念も低減できる。また、展開部がサイドシートの延出部に形成されているので、装着動作において、展開部を、吸収性物品の表側に見つけることができ、展開部の展開を素早く行うことができる。
本発明の第三の態様では、前記展開部が、前記本体に固定された基部から切り離し可能に接続されており、前記展開部と前記基部との境界に易破断線が形成されている。
上記第三の態様によれば、展開部を、易破断線にて基部から切り離すことができる。展開部を持ち上げ、展開部の展開をスムーズに行うことができる。
本発明の第四の態様では、前記ウィング同士を止着する止着手段を備え、前記止着手段が、前記展開部の展開前の状態で露出していない粘着剤である。
上記第四の態様によれば、粘着剤を止着手段とすることで、ウィング同士の接合が容易になり、取り外しの際にも過度な力が不要となる。また、展開前の状態では粘着剤がウィングの内部に配置されることになるので、使用前に粘着剤が露出してその機能を損なう可能性も低減できる。
本発明の第五の態様では、前記ウィングのそれぞれが、前記ウィングの延出方向に展開可能な展開部を有し、前記展開部の展開後、前記展開部同士が前記吸収性物品の裏側で互いに重なり可能である。
上記第五の態様によれば、両方のウィングの展開部が展開するため、展開後のウィングの長さの合計を長くできる。これにより、ウィング同士の重ね合わせ部分を大きくでき、吸収性物品を下着へ確実に固定するというウィングの機能を向上できる。
本発明の第六の態様では、前記一方のウィングが、前記ウィングの延出方向に展開可能な展開部を有し、前記展開部の展開後、当該展開部と、延長されていない他方の前記ウィングとが、前記吸収性物品の裏側で互いに重なり可能である。
上記第六の態様によれば、片方のウィングの展開部と、展開させてないもう一方のウィングとが重なり合わせることができる。本態様では、装着動作時に、片方のウィングの展開部を展開させるだけで、ウィング同士を裏側で重ね合わせることができるので、装着動作をより簡単にできる。
本発明の一態様によれば、状況に応じてウィングの仕様を変更可能な吸収性物品を提供できる。
第1実施形態による吸収性物品を表側から見た平面図である。 図1のI-I線断面図である。 図1に示す吸収性物品のウィングの展開部を展開した後の状態を示す平面図である。 図3に示す吸収性物品を裏側から見た平面図である。 図3のII-II線断面図である。 図4に示す吸収性物品のウィングを折り返した後の状態を示す平面図である。 図6のIII-III線断面図であって、表側(+z方向側)を図面の上とした図である。 第1実施形態による吸収性物品の製造における長尺バックシートを示す図である。 第1実施形態による吸収性物品の製造における各構成要素の配置を示す断面図である。 第2実施形態による吸収性物品のウィングの展開部を展開した後の状態を表側から見た平面図である。 図10に示す吸収性物品のウィングを折り返した後の状態を裏側から見た平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、特に説明がない限り、同一の又は対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
[第1実施形態]
<吸収性物品の基本構造>
吸収性物品1は、体液(経血、おりもの、尿等)の排出口に対向させるように装着する、扁平で細長形状の物品、より具体的には、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、軽失禁用パッド等であってよい。以下の実施態様では、例として生理用ナプキンについて説明する。
図1に、本発明の第1実施形態による吸収性物品1を、表側(装着時に肌に対向させる側)から見た平面図を示す。また、図2に、図1のI-I線断面図を示す。図1及び図2に示すように、本形態による吸収性物品1はウィング付き吸収性物品であり、本体8と、本体8の両側部からそれぞれ延出する一対のウィング11、12とを備えている。
図1に示すように、吸収性物品1の本体8は、平面視で全体として細長形状であってよい。また、図2に示すように、本体8は、不透液性のバックシート2、吸収体4、及び透液性のトップシート3を、裏側(装着時に下着に対向させる側)から表側に向かってこの順で備えている。なお、図面においては、本体8の長手方向をy方向とし、当該長手方向(y方向)に直交する短手方向(幅方向)をx方向とする。また、x方向及びy方向に直交する厚み方向をz方向とする。さらに、+y方向(yの正方向)を前方、-y方向(yの負方向)を後方、+x方向(xの正方向)を右方向、-x方向(xの負方向)を左方向、+z方向(zの正方向)を表方向、-z(zの負方向)を裏方向とも呼ぶ。
吸収性物品1は、+y方向の端部を含む前方領域Rfと、-y方向の端部を含む後方領域Rrを有していてよい。前方領域Rfと後方領域Rrとの間は中間領域Rmとなっている。吸収性物品1の装着時には、中間領域Rmを、装着者の体液排出口(膣口、尿道口等)に対向させるようにして装着する。
本体8の全長(y方向長さ)は、特に限定されないが、200~420mmであってよく、本体8の幅(x方向長さ)も特に限定されないが、50~110mmとすることができる。
バックシート2としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シート等の少なくとも遮水性を有するシート材を用いることができる。ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布の積層シート等を用いることができる。また、ムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられることがさらに望ましい。このような遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。
トップシート3は、経血、おりもの、尿等の体液を速やかに透過させる透液性のシートである。トップシート3としては、有孔又は無孔の不織布や多孔性プラスチックシート等が好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維、レーヨン、キュプラ等の再生繊維、及びこれらの混紡繊維、並びに綿等の天然繊維を単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。また、不織布の加工法としては、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等が挙げられる。これらの加工法のうち、スパンレース法は柔軟性、スパンボンド法はドレープ性に富む不織布を製造できる点で好ましく、サーマルボンド法は嵩高でソフトな不織布を製造できる点で好ましい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維、サイドバイサイド型繊維、分割型繊維等の複合繊維を用いることができる。
バックシート2とトップシート3との間に介在される吸収体4は、体液を吸収して保持できる材料であれば限定されないが、綿状パルプと吸水性ポリマーとを含むことが好ましい。吸水性ポリマーとしては、高吸水ポリマー粒状粉(superabsorbent polymer(SAP))、高吸水ポリマー繊維(superabsorbent fiber(SAF))及びこれらの組合せを用いることができる。パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられる。化学パルプの原料材としては、広葉樹材、針葉樹材等が用いられるが、繊維長が長いこと等から針葉樹材が好適に使用される。
吸収体4には合成繊維を混合してもよい。合成繊維としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン等のポリアミド、及びこれらの共重合体を使用することができ、これらのうちの2種を混合して使用することもできる。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維、サイドバイサイド型繊維、分割型繊維等の複合繊維も用いることができる。なお、疎水性繊維を親水化剤で表面処理し、体液に対する親和性を付与したものを用いることもできる。
吸収体4は、形状保持等のために、クレープ紙又は不織布等からなる被包シートによって包まれていてもよい。被包シートとしては、無着色(すなわち、白色)のクレープ紙や不織布を用いることもできるし、着色されたものを用いることもできる。
吸収体4の厚み(z方向長さ)は、0.5~25mmの範囲内とすることができ、1.0~6.5mmの範囲であると好ましい。吸収体4は、前面にわたり均一な厚みを有していなくともよく、体液排出口に対応させる領域(体液排出口対応領域)や、体液排出口対応領域より後方の、臀部の溝に対向する領域を、膨出させた構造とすることもできる。
吸収体4は、トップシート3及びバックシート2からはみ出さない寸法及び形状を有している。すなわち、吸収体4全体が、トップシート3及びバックシート2にそれぞれ覆われるようになっている。吸収体4の前方及び後方の端縁部では、バックシート2とトップシート3との外縁がホットメルト等の接着剤やヒートシール、超音波シール等の接着手段によって接合されている。
さらに、本体8の両側部の表側には、y方向に沿って延在するサイドシート7、7が配置されていてもよい。サイドシート7としては、撥水処理不織布又は親水処理不織布を使用することができる。例えば、経血やおりもの等が浸透するのを防止する効果又は肌触り感を高める場合は、シリコーン系、パラフィン系の撥水剤等をコーティングした撥水処理不織布を用いることが好ましい。一方、経血等の吸収性を高める場合には、不織布の材料として、親水処理された不織布を用いることが好ましい。不織布の種類としては、折り癖が付きにくく、シワになりにくく柔らかいエアスルー不織布が好ましい。
<ウィング>
図1及び図2に示すように、本形態による吸収性物品1は、本体8の側部からそれぞれ、具体的には本体8の中間領域Rmの側部から、x方向外方へと延出するウィング11、12を備えている。ウィング11、12は、吸収性物品1を装着する際に、裏側(-z方向側)に折り返して下着に止着可能となっている。ウィング11、12が下着に止着され固定されることで、ヨレ、折れ等の本体8の不都合な変形を防止しつつ、吸収性物品1を下着に確実に固定させることができる。
ウィング11、12はそれぞれ、積層され少なくとも部分的に接合された2枚のシートを含む。当該2枚のシートの構成は、特に限定されず、本体8を構成するシートと別のシートであってもよいし、本体8を構成するシートの延出部であってもよい。図1及び図2に示す例では、各ウィングは、サイドシート7の側方(x方向外方)への延出部と、バックシート2の側方(x方向外方)への延出部とが重ねられ、部分的に接合されて形成されている。これにより、ウィング11、12のために別部材を準備する必要なく、また本体8に含まれるシートと一続きになっているので、過度に大きな力が掛かった場合にウィング11、12に含まれるシートが剥がれたり、ウィング11、12が脱離したりすることを防止できる。なお、ウィング11、12は、トップシート3のx方向外方への延出部と、バックシート2のx方向外方への延出部とが重ねられ、部分的に接合されることによって形成されていてもよい。
より具体的には、図1及び図2に示すように、ウィング11は、サイドシート7の延出部71Eと、バックシート2の延出部21Eとが部分的に接合されてなる。また、ウィング12は、サイドシート7の延出部72Eとバックシート2の延出部22Eとが部分的に接合されてなる。図示の例では、ウィング11、12において、サイドシート7とバックシート2とは直接接合されているが、両者間に別の部材、例えば吸収性を有する薄いシートが配置されていてもよい。
図1及び図2に示すように、ウィング11、12は、ウィング11、12が折り返されていない状態での裏側に(図示の例ではバックシート2の裏側に)、それぞれ粘着剤層91、92が設けられていてよい。粘着剤層91、92は、粘着剤を塗布することによって形成することもできるし、粘着剤が塗布された面を有するテープを貼り付けることによって形成することもできる。
なお、粘着剤としては、例えば、スチレン系ポリマー、粘着付与剤、可塑剤及びこれらの組合せを主成分とするものが好適に使用される。スチレン系ポリマーとしては、スチレン-エチレン-ブチレン-スチレンブロック共重合体、スチレン-ブチレン-スチレンブロック共重合体、スチレン-イソブチレン-スチレン共重合体、スチレン-ブタジエン-スチレンブロック共重合体等が挙げられ、これらのうち1種又は2種以上を使用することができる。また、粘着付与剤及び可塑剤としては、常温で固体のものを用いることができる。粘着付与剤としては、例えば、C5系石油樹脂、C9系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系石油樹脂、ロジン系石油樹脂、ポリテルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂等が挙げられる。可塑剤としては、例えば、リン酸トリフレシル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル等のモノマー可塑剤の他、ビニル重合体やポリエステル等のポリマー可塑剤が挙げられる。
装着者は、吸収性物品1の装着時には、ウィング11、12をそれぞれ、本体8とウィング11、12とで下着を挟むように裏側に折り返す。そして、粘着剤層91、92によってそれぞれ、ウィング11、12を下着に貼り付ける。これにより、本体8を望ましい形状で下着に確実に固定させることができる。なお、本形態では、ウィング11、12の展開部(後に詳述)を展開していない状態で使用した場合には、ウィング11、12は、通常の方法で裏側に折り返されても互いに重ならない寸法、形状に形成されている。
図1及び図2に示すように、本形態では、ウィング11、12はそれぞれウィング11、12の延出方向、すなわち、x方向外方に展開可能な展開部を有している。展開部は、ウィング11、12の表側に形成されていても、裏側に形成されていてもよい。展開部は、ウィング11、12が通常有する構成部材(サイドシート7、バックシート2等)の一部として形成されていてもよい。すなわち、ウィング11、12をそれぞれ構成する少なくとも2枚のシートのいずれかに形成されていてよい。また、展開部は、ウィング11、12に別部材を設けることによって形成してもよい。図示の例では、ウィング11を構成しているサイドシート7の延出部71Eが、展開可能な展開部71Eaを有しており、ウィング12を構成しているサイドシートの延出部72Eが、展開可能な展開部72Eaを有している。展開部71Ea、72Eaは、x方向の外方にそれぞれ展開するように構成されている。
ここで、展開部71Ea、72Eaについて、サイドシート7、7の構成と合わせて説明する。なお、2つの展開部のうち、主にウィング11の展開部71Eaについて説明するが、ウィング12の展開部72Eaにおいても展開部としての構成、機能は同様である。
図1で見て右側のサイドシート71は、本体8に固定されている基部71Bと延出部71Eとを有し、上述のように延出部71Eが展開部71Eaと、接合部71Ebとを有する。基部71Bは、本体8の表側の側部にy方向に沿って接合されている。基部71Bは平面視で吸収体4に重なっていてよい。そして、基部71Bに隣接して展開部71Eaが延在し、展開部71Eaに隣接して接合部71Ebが続いている。
接合部71Ebは、裏側に配置されたバックシート2の延出部21Eに、剥離不能に接合され、固定されている。接合部71Ebは、ウィング11の延出先端、すなわちx方向の端部まで延びている。一方、展開部71Eaは、バックシート2の延出部21Eとは接合されていないか、又は着脱容易に接合されている。
また、展開部71Eaと基部71Bとの間の境界には、易破断線51が形成されている。別の言い方をすると、展開部71Eaと基部71Bとは破断可能に接続されている。易破断線51は、装着者が展開部71Eaを基部71Bから切り離すための破断予定線である。易破断線51は、例えば図1に示すようなミシン目であってよいが、ミシン目に限らず、装着者が展開部71Eaと基部71Bとを破断可能であれば、厚みを薄くしたり、剛性を変更したりした箇所であってもよい。易破断線51にて、展開部71Eaを基部71Bから切り離す場合には、装着者は、例えば、展開部71Eaとバックシート延出部21Eとの間に指を入れて引き上げることができる。そのため、展開部71Eaとバックシート延出部21Eとの間には、ウィング同士の止着手段(粘着剤等、後に詳述)の部分を除いて、粘着剤等が配置されていないことが好ましい。
展開部72Eaと基部72Bとの間の境界には、易破断線52が形成されている。易破断線52の形態及び機能は、易破断線51と同様である。なお、本形態では、必ずしも易破断線51、52が形成されている必要はなく、展開部71Eaと基部71Bとの間、及び展開部72Eaと基部72Bとの間が予め切断されていて、展開部71Eaがバックシート延出部21Eに、展開部72Eaがバックシート延出部22Eに剥離可能に接合されていてもよい。
易破断線51にて基部71Bから切り離された展開部71Eaは、展開部71Eaと接合部71Ebとの境界線を基軸として、x方向外方にめくることができる。同様に、易破断線52にて基部72Bから切り離された展開部72Eaは、展開部72Eaと接合部72Ebとの境界線を基軸として、x方向外方にめくることができる。
図3に、展開部71Ea、72Eaをそれぞれ展開した後の状態を示す。また、図4に、図3の状態の吸収性物品1を裏側から見た図を、図5に、図3のII-II線断面図を示す。図3及び図4に示すように、展開部71Ea、72Eaを展開すると、展開部71Ea、72Eaは裏返しされ、バックシート延出部21E、22Eの表側がそれぞれ露出する。これにより、ウィング11、12はそれぞれx方向に延長される。
さらに、展開部71Eaの、バックシート延出部21Eと対向する面には、粘着剤層9Eが設けられていてよい(図1~図4)。粘着剤層9Eは、展開部71Eaの展開前には、展開部71Eaとバックシート延出部21Eとの間に挟まれており(図1及び図2)、展開後に露出する(図3及び図4)。粘着剤層9Eとしては、上述のウィング11、12の裏側の面に設けられている粘着剤層91、92について説明したの種類及び塗布方法から選択されたものを使用できる。但し、粘着剤層9Eは、ウィング11、12同士の止着のための止着手段として用いられる(図示の例ではサイドシート7とサイドシート7とを止着させる)ものであるので、ウィング11、12と下着とを止着させる(図示の例ではサイドシート7と下着とを止着させる)粘着剤層91、92とは異なる種類若しくは異なる粘着力の粘着剤を用いることが好ましい。例えば、互いに止着させるサイドシート7、7の対向表面の状態にもよるが、粘着剤層9Eには、粘着剤層91、92よりも弱い粘着力の粘着剤を用いることができる。
図6に、展開されたウィング11、12を、吸収性物品1の裏側に折り返した後の平面図を示す。図6は、図4と同様、吸収性物品1を裏側から見た図である。また、図7に、図6のウィング11、12を折り返した状態の断面図を示す。図6及び図7において下着の図示は省略するが、ウィング11、12の折返しは、本体8とウィング11、12とで下着を挟むように行う。また、図6及び図7に示すように、ウィング11、12同士は重ね合わすことができる。そして、ウィング11とウィング12とは、上述の粘着剤層9E(止着手段)によって接合され、固定することができる。
本形態では、ウィングの展開部を、少なくとも一方でも展開してウィングを延長した場合、ウィング長さを確保することができるので、ウィングが下着と係合できる長さが長くなり、吸収性物品1を下着へより確実に固定できるようになる。さらに、展開部71Eaに粘着剤層9Eが設けられていることで、ウィング11、12がそれぞれ粘着剤層91、92によって下着に止着されると共に、ウィング11、12同士も止着できるので、吸収性物品1がより一層確実に下着に固定される。そのため、装着者が身体を大きく動かしても吸収性物品1が下着から外れにくくなる。よって、ウィング11、12の展開部71Ea、72Eaを展開して、ウィング11、12を延長した状態の吸収性物品1は、例えば運動時のように身体を激しく動かすためにウィング11、12の外れる虞がある状況での使用に適している。但し、ウィング11、12同士が固定されていると、吸収性物品の交換時に吸収性物品1を下着から剥がそうとした際にウィング11、12同士の固定を外す必要があるため、剥がし動作を煩雑に感じる装着者もいる。或いは、粘着剤の配置、種類等によっては、吸収性物品本体8とウィング11、12とを下着から一気に剥がそうとした場合には、大きな力を要することがある。
ここで、上述のように、ウィング11、12は、展開部71Ea、72Eaの展開前の状態で、通常の方法で裏側に折り返されても、互いに重ならない寸法、形状に形成されている(図1及び図2)。このような、展開部71Ea、71Eaの展開前の状態の短い長さのウィング11、12は剥がしやすい。また、ウィング11、12同士の固定もないので、剥がし動作が煩雑になったり、過度に大きな力を要したりすることもない。よって、展開部71Ea、72Eaの展開前の状態の吸収性物品1は、デスクワークが長く続く時等、身体をあまり大きく動かさない場合であって、吸収性物品の交換時の動作をできるだけ簡素化したいという状況での使用に適している。
このように、本形態による吸収性物品1を使用する装着者は、吸収性物品の使用目的、使用状況に応じて、展開部71Ea、72Eaを展開するかしないかを選択し、ウィング11、12の仕様を変えることができる。そのため、異なる使用状況のために、異なる種類の吸収性物品を準備しておく必要がない。
展開部71Ea若しくは72Eaのx方向長さをbとした場合(図3)、延長後のウィング11若しくは12のx方向長さは2bとなる。そして、ウィング11、12が重なり合うためには、本体8のx方向(横方向)長さをaとして、2b>0.5aである。すなわち、4b>aである。ここで、ウィング11、12の構成(展開部71Ea、72Eaの構成を含む)が同じである場合、2b-0.5aがウィング11、12同士の重なり部分のx方向長さとなる。2b-0.5aは、好ましくは2~20mm、より好ましくは5~15mmであってよい。
さらに、粘着剤層9Eのx方向長さをdとした場合、dは、ウィング11、12同士の重なり部分のx方向長さより小さいことが好ましい。すなわち、d<2b-0.5aであると好ましい。これにより、ウィング11、12同士を重ねた時に粘着剤層9Eが外部に露出しにくくなり、粘着剤の衣類への付着の可能性を低減できる。また、粘着剤層9Eのx方向長さdは、好ましくは2~20mm、より好ましくは5~15mmであってよい。
なお、図6に示すように、粘着剤層9Eは、展開部71Eaのy方向全体にわたって配置されており、わずかに裏側(-z方向側)に露出している。このような、y方向全体にわたる粘着剤層9Eの配置は、製造工程が煩雑にならないという点で好ましい。しかしながら、粘着剤層9Eが露出しないで、ウィング12の展開部71Eaに覆われる範囲内に形成してもよい。その場合には、粘着剤層9Eが衣類に接触して粘着剤が衣類に移ってしまうことを防止できる。
粘着剤層9Eは、展開部71Eaの、展開前の状態で言えば基部71Bとの境界に沿って、展開後の状態で言えばウィング11の延出端に形成されている。粘着剤層9Eがx方向に延出端まで延在していると、展開部71Ea、72Ea同士を重ね合わせた際に、より裏側に配置された展開部のめくれを防止できるので好ましい。しかしながら、粘着剤層9Eは、ウィング11の延出端(展開部71Eaの延出端)から離れた位置に形成されていてもよい。
さらに、図示の例では、ウィング11、12同士の止着手段としての粘着剤層9Eは、ウィング11の展開部71Eaに形成されているが、ウィング12の展開部72Eaに形成されていてもよい。また、粘着剤層9Eは、展開部71Ea、72Eaの両方に形成されていてもよい。粘着剤層9Eが下着の周りに装着された衣服に対向して露出することを防ぐため、粘着剤層9Eは、展開部71Ea、72Eaのうちどちらか一方に形成されていて、展開部同士の重ね合わせの際には、他方の展開部によって覆われることが好ましい。
<吸収性物品の製造>
以下、上述した吸収性物品1の製造についても簡単に説明する。吸収性物品1は、吸収性物品1を構成するシートとなる長尺シートを積層し、最終的には吸収性物品1の外形に切り出すことによって、得ることができる。
より具体的には、まず、バックシート2となる長尺バックシート2Sの上に、部分的に粘着剤を塗布する。図8に、製造に用いられる長尺バックシート2Sを内面から見た図を示す。製造ラインでは、y方向が長尺バックシート2Sの搬送方向となる。図8には、一点鎖線で吸収性物品1の外形輪郭60を示す。図8に示すように、長尺バックシート2Sは、x方向(横方向)に領域分けされ、中央域2Sc、中央域2Scのx方向外側にそれぞれ内域2Sa、2Sa、並びにさらにそのx方向外側にそれぞれ外域2Sb、2Sbを有する。中央域2Scは、得られる吸収性物品1の本体8の幅(x方向長さ)に対応する幅を有し、内域2Sa、2Saはそれぞれ、ウィングの展開部71Ea、72Eaの幅(x方向長さ)に対する幅を有し、外域2Sb、2Sbはそれぞれ、接合部71Eb、72Ebの幅(x方向長さ)を含む幅を有する。
そして、長尺バックシート2Sの内面には、中央域2Scの一部(図示の例では中央域2Scのx方向の両縁)、外域2Sb、2Sbに粘着剤Aが塗布される。また、図示の例では、粘着剤Aは、右側の内域2Saの、中央域2Scとの境界に沿って塗布される。但し、内域2Saの粘着剤Aが塗布される範囲には、粘着剤Aの塗布前に、剥離処理を施し、剥離処理領域mrとしておく。図8においては、剥離処理領域mrは斜線で示す。これにより、剥離処理領域mrに塗布された粘着剤Aは、後に粘着剤層9Eとなる。剥離処理領域mrのための剥離処理(離型処理)は、例えばシリコーン系、フッ素系等の剥離剤を塗布することによって行うことができる。
その後、長尺バックシート2Sの上に構成部材を積層する。図9に、吸収性物品1の外形に切り出す前の、構成部材の積層関係を示す断面図を示す。図9は、主たる部材、主たる接合関係を示す図にすぎず、吸収性物品1の製造のためには、本明細書及び図面に記載する構成部材以外の構成部材が設けられていてもよいし、本明細書及び図面に記載する接合以外の接合が形成されていてよい。図9に示すように、長尺バックシート2Sに粘着剤A、A、…を塗布した後、吸収体4、y方向に長尺の、後にトップシート3となる長尺トップシート3S、さらにy方向に長尺の、後にサイドシート7、7となる長尺サイドシート7S、7Sを重ねる。長尺サイドシート7S、7Sにはそれぞれ、予め易破断線51、52が形成されていてよい。
よって、本発明の一形態は、バックシート2となる長尺バックシート2Sを準備し、当該長尺バックシート2Sの所定域に粘着剤Aを塗布し、長尺バックシート2Sの内面の上、吸収体、及びトップシート3となる長尺トップシート3Sを配置し、長尺トップシート3Sの各側部の上に、サイドシート7、7となる、長尺方向に沿った易破断線51、52を有する長尺サイドシート7S、7Sを配置し、吸収性物品全体の外形60に切り出すことを含む、吸収性物品1の製造方法であってよい。そして、上記長尺バックシート2Sが、本体8に対応する領域を含む中央域2Scと、ウィング11、12に対応する領域を含む側域とを有し、側域が、展開部71Ea、72Eaと同じ横方向(x方向)長さを有する内域2Sa、2Saと、接合部71Eb、72Ebと同じ横方向(x方向)長さを含む外域2Sb、2Sbとを有し、外域2Sb、2Sbに粘着剤Aを塗布し、内域2Sa、2Saには粘着剤を塗布せず、内域2Saの一部に所定幅で離型処理mrを施す、方法であってよい。
[第2実施形態]
図10に、本発明の第2実施形態による吸収性物品101の表側から見た平面図を示す。また、図11に、図10の吸収性物品101を裏側から見た平面図であって、ウィング11、12を裏側へ折り返した後の図を示す。
図10及び図11に示すように、吸収性物品101はウィング付き吸収性物品であり、基本的な構成は、第1実施形態による吸収性物品1(図1~図7)と同様であるが、展開部が一対のウィングの一方に設けられており、他方には設けられていないという点で、第1実施形態による吸収性物品1と異なる。本態様では、ウィング11の展開部71Eaのみが展開して、延長する。そして、ウィング11、12を裏側に折り返した際には、図11に示すように、ウィング11の展開部71Eaと、展開されていないウィング12とが重ね合わせられる(図11)。
吸収性物品1と同様、本形態においても、展開部71Eaの、展開前の状態でバックシート21に対向する面には、粘着剤層9Eが設けられている。そのため、展開部71Eaと展開されていないウィング12とを、粘着剤層9Eを介して止着できる。
ウィング11、12が重なり合うためには、本体8のx方向(横方向)長さをa、展開部71Eaのx方向長さをb、ウィング12のx方向長さをcとして、2b+c>aである。また、(2b+c-a)/2、すなわちb+0.5c-0.5aがウィング11、12同士の重なり部分のx方向長さとなる。b+0.5c-0.5aは、好ましくは2~20mm、より好ましくは5~15mmであってよい。
さらに、粘着剤層9Eのx方向長さをdとした場合、dは、ウィング11、12同士の重なり部分のx方向長さより小さいことが好ましい。すなわち、d<b+0.5d-0.5aであると好ましい。これにより、ウィング11、12同士を重ねた時に粘着剤層9Eがx方向で露出しにくくなる。また、粘着剤層9Eのx方向長さdは、好ましくは2~20mm、より好ましくは5~15mmであってよい。
第2実施形態による吸収性物品101は、片方のウィングを展開させるだけで、ウィング同士を重ね合わせることができるので、ウィングを展開させる手間を軽減できる。このような形態は、本体8の幅(x方向長さ)の小さい吸収性物品で好適に用いられる。
以上、本発明を実施形態に基づき説明したが、本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。また、上記実施形態は、特許請求の範囲に記載された範囲内において、様々な変更、修正、置換、付加、削除、及び組合せ等が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に属する。
1、101 吸収性物品
2 バックシート
2S 長尺バックシート
2Sa 長尺バックシートの内域
2Sb 長尺バックシートの外域
2Sc 長尺バックシートの中央域
3 トップシート
3S 長尺トップシート
4 吸収体
7 サイドシート
7S 長尺サイドシート
8 本体(吸収性物品本体)
9E 粘着剤層
11、12 ウィング
21E、22E バックシートの延出部
51、52 易破断線
71B、72B サイドシートの基部
71E、72E サイドシートの延出部
71Ea、72Ea サイドシートの展開部
71Eb、72Eb サイドシートの接合部
91、92 粘着剤層
A 粘着剤
mr 剥離処理領域

Claims (6)

  1. 不透液性のバックシート、吸収体、及び透液性のトップシートを裏側から表側へこの順で有する本体と、
    前記本体から側方に延出し、装着時に折り返して下着に止着可能な一対のウィングと
    を備えた吸収性物品であって、
    前記ウィングの少なくとも一方が、前記ウィングの延出方向に展開可能な展開部を有する、吸収性物品。
  2. 前記本体の表側に一対のサイドシートが配置され、
    前記ウィングがそれぞれ、部分的に接合された前記サイドシートの延出部と前記バックシートの延出部とを含み、
    少なくとも一方の前記ウィングにおいて、前記サイドシートの延出部が、前記ウィングの延出方向に展開可能な展開部を有する、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記展開部が、前記本体に固定された基部から切り離し可能に接続されており、
    前記展開部と前記基部との境界に易破断線が形成されている、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記ウィング同士を止着する止着手段を備え、
    前記止着手段が、前記展開部の展開前の状態で露出していない粘着剤である、請求項1から3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記ウィングのそれぞれが、前記ウィングの延出方向に展開可能な展開部を有し、
    前記展開部の展開後、前記展開部同士が前記吸収性物品の裏側で互いに重なり可能である、請求項1から4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記一方のウィングが、前記ウィングの延出方向に展開可能な展開部を有し、
    前記展開部の展開後、当該展開部と、延長されていない他方の前記ウィングとが、前記吸収性物品の裏側で互いに重なり可能である、請求項1から4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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