JP2023116230A - 光源装置および投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色純度をより高くする。【解決手段】第1の励起光を射出する第1の光源と、前記第1の光源とは別に設けられ、第2の励起光を射出する第2の光源と、前記第1の励起光で励起され、第1の蛍光を射出する第1の波長変換素子と、前記第2の励起光で励起され、第2の蛍光を射出する第2の波長変換素子と、前記第1の蛍光の経路上に配置された第1の光学素子と、前記第2の蛍光の経路上に配置された第2の光学素子と、を備え、前記第1の光学素子と前記第2の光学素子との少なくとも何れか一方は、前記第1の蛍光または前記第2の蛍光を透過または反射することで、前記第1の蛍光または前記第2の蛍光の少なくとも何れか一方の光スペクトルの波長帯域の一部をカットした光スペクトルを有する色光に変換する変換部を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、光源装置および投射装置に関する。
プロジェクタ用の光源装置では、白色光を生成するために、赤色、緑色、黄色、青色等の光を出力する光源が必要となる。光源装置は、光源に、LED(Light Emitting Diode)、レーザ等の固体光源を用いる。ところが、特に緑色、黄色、赤色等の固体光源は、発光効率や温度特性が悪く、明るいプロジェクタとすることが難しい、という問題がある。そこで、従来においては、発光効率のよい青色レーザ光で蛍光体を励起させることにより、黄色や緑色、赤色等の色を生成する技術が既に多く用いられている。
特許文献1には、明るく色再現性が良いプロジェクタとすることを目的として、蛍光体ホイールの一方の面と他方の面とに蛍光体を設け、それぞれの面に励起光を照射する光源で励起させ、各蛍光体から射出した蛍光を同一光路に導く導光光学系を備えるようにした技術が開示されている。
特許文献2には、明るく色純度がよいプロジェクタを提供することを目的として、蛍光体ホイールとカラーホイールとが各セグメントに分かれており、蛍光体ホイールとカラーホイールとを同期して駆動させる技術が開示されている。
しかしながら、従来の技術によれば、蛍光体は光スペクトルが広いため、そのままプロジェクタ用照明光として用いてしまうと、プロジェクタの色純度が悪くなる、という問題がある。
また、従来の技術によれば、色純度をよくするために回転体の円周方向に複数のダイクロイックフィルタを設けたカラーホイールが使用される。この場合、青色、赤色、緑色等の光を時間分割して射出することを前提としているので、各色の発光時間が制限されて明るいプロジェクタとできない、という問題がある。さらに、従来の技術によれば、カラーホイールのセグメント間に光が照射されると、2色の光が混じるため色純度が悪い時間が発生する、という問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、色純度をより高くすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第1の励起光を射出する第1の光源と、前記第1の光源とは別に設けられ、第2の励起光を射出する第2の光源と、前記第1の励起光で励起され、第1の蛍光を射出する第1の波長変換素子と、前記第2の励起光で励起され、第2の蛍光を射出する第2の波長変換素子と、前記第1の蛍光の経路上に配置された第1の光学素子と、前記第2の蛍光の経路上に配置された第2の光学素子と、を備え、前記第1の光学素子と前記第2の光学素子との少なくとも何れか一方は、前記第1の蛍光または前記第2の蛍光を透過または反射することで、前記第1の蛍光または前記第2の蛍光の少なくとも何れか一方の光スペクトルの波長帯域の一部をカットした光スペクトルを有する色光に変換する変換部を有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、色純度をより高くすることができる、という効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態にかかる光源装置の構成を概略的に示す図である。 図2は、各光の光スペクトルの一例を示す図である。 図3は、ミラーの構成を示す側面図である。 図4は、ミラーのダイクロイックフィルタ層の透過率スペクトルの一例を示す図である。 図5-1は、光源装置の全体構成を示し、緑色光路を示す図である。 図5-2は、光源装置の全体構成を示し、赤色光路を示す図である。 図5-3は、光源装置の全体構成を示し、青色光路を示す図である。 図6は、光源装置の構成の変形例を概略的に示す図である。 図7は、第2の実施の形態にかかる光源装置の構成を概略的に示す図である。 図8は、各光の光スペクトルの一例を示す図である。 図9は、ミラーのダイクロイックフィルタ層の透過率スペクトルの一例を示す図である。 図10は、第3の実施の形態にかかる光源装置の構成を概略的に示す図である。 図11は、第4の実施の形態にかかる光源装置の構成を概略的に示す図である。 図12は、各光の光スペクトルの一例を示す図である。 図13は、ミラーのダイクロイックフィルタ層の透過率スペクトルの一例を示す図である。 図14は、第5の実施の形態にかかる光源装置の構成を概略的に示す図である。 図15は、各光の光スペクトルの一例を示す図である。 図16は、ミラーのダイクロイックフィルタ層の透過率スペクトルの一例を示す図である。 図17は、光源装置の全体構成を示す図である。 図18は、第6の実施の形態に係るプロジェクタを示す概略構成図である。
以下に添付図面を参照して、光源装置および投射装置の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる光源装置1の構成を概略的に示す図、図2は各光の光スペクトルの一例を示す図である。図1に示すように、光源装置1は、レーザ光を射出する三個のレーザ光源11,12,13と、レーザ光が照射されると蛍光を射出する蛍光体41,42が設けられた二個の蛍光体ホイール21,22と、レーザ光を透過し蛍光を反射するように設けられた二個のミラー31,32と、を備える。図1に示すように、光源装置1は、光均一化素子90に対して光を照射する。光均一化素子90は、光が入射するとミキシングされ均一光にして射出する。光均一化素子90は、例えば、ライトトンネル、ロッドインテグレータ、フライアイレンズなどで構成される。
レーザ光源11,12,13は、例えばピーク波長が455nmの青色レーザ光源である。第1の光源であるレーザ光源11から射出された青色レーザ光(第1の励起光)は、ミラー31を介して、蛍光体ホイール21の蛍光体41を励起するために用いられる。第2の光源であるレーザ光源12から射出された青色レーザ光(第2の励起光)は、ミラー32を介して、蛍光体ホイール22の蛍光体42を励起するために用いられる。第3の光源であるレーザ光源13から射出された青色レーザ光は、ミラー31,32を介して、そのまま青色光(第3の色光)として用いられる。
なお、本実施形態においては、レーザ光源としてすべて同じ光源を用いているが、これに限るものではなく、レーザ光源11,12は蛍光体ホイール21,22の蛍光体41,42を励起するものであれば良い。また、レーザ光源13は、レーザ光源としてピーク波長が任意のものを使用できる。また、光源はレーザ光源に限らず、上記の機能を果たす光源であれば良い。
蛍光体ホイール21,22は、モータにより回転駆動される円盤形状である。第1の波長変換素子である蛍光体ホイール21は、レーザ光が照射されるとレーザ光よりも長波長の光に変換した蛍光を射出する蛍光体41を備える。第2の波長変換素子である蛍光体ホイール22は、レーザ光が照射されるとレーザ光よりも長波長の光に変換した蛍光を射出する蛍光体42を備える。レーザ光源11から射出された青色レーザ光がミラー31を介して照射されることにより、蛍光体ホイール21の蛍光体41からは、蛍光71が射出される。レーザ光源12から射出された青色レーザ光がミラー32を介して照射されることにより、蛍光体ホイール22の蛍光体42からは、蛍光72が射出される。
蛍光体ホイール21の蛍光体41には、例えばピーク波長が515nm程度の緑色蛍光体が用いられる。蛍光体ホイール22の蛍光体42には、例えばピーク波長が540nm程度の黄色蛍光体が用いられる。
なお、各蛍光体41,42は、プロジェクタ用照明光として使用したい光の特性に合わせて任意に決めることができる。例えば、蛍光体ホイール21の蛍光体41には、ピーク波長が610nm程度の赤色蛍光体を用いてもよい。また、蛍光体ホイール21の蛍光体41および蛍光体ホイール22の蛍光体42に同一の蛍光体を用いるようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、モータにより回転駆動される円盤形状の蛍光体ホイール21,22を適用したが、これに限るものではなく、放熱板等に直接貼り付けられた固定型蛍光体などであってもよい。ただし、蛍光を射出する際に各蛍光体41,42の温度が上昇することになるので、蛍光体ホイール21,22を回転させることで、冷却効果を得ることができる。
図3は、ミラー31,32の構成を示す側面図である。図3に示すように、ミラー31,32は、例えば、可視光を透過するガラス板35を主体に構成される。ミラー31,32は、ガラス板35の表面に、所望の波長を透過または反射する特性をもつダイクロイックフィルタ層36を備える。ミラー31は第1の光学素子であり、ミラー32は第2の光学素子である。
変換部であるダイクロイックフィルタ層36は、ダイクロイックフィルタ層36の透過率の光スペクトル(以下、透過率スペクトルという)を、プロジェクタ用照明光として使用したい光の特性に合わせて任意に決めることができる。なお、光スペクトルとは、光源から出射する光の強度を波長ごとに表した発光特性値である。
ここで、図4はミラー31,32のダイクロイックフィルタ層36の透過率スペクトルの一例を示す図である。図4に示す透過率スペクトルにおいて、縦軸が1となっている波長領域の光は透過し、0となっている波長領域の光は反射する。なお、透過率は、100%または0%でなくてもよいことは言うまでもない。
図4に示すように、本実施形態においては、ミラー31のダイクロイックフィルタ層36の透過率スペクトルは、おおよそ475~600nmの緑色の波長のみを反射、それ以外を透過するように設計されている。また、本実施形態においては、ミラー32のダイクロイックフィルタ層36の透過率スペクトルは、おおよそ600nm以上の赤色の波長のみを反射、それ以外を透過するように設計されている。
したがって、図2および図4に示すように、ミラー31のダイクロイックフィルタ層36は、蛍光71の光スペクトルを、475~600nm以外の波長帯域をカットした光スペクトルを有する色光81に変換する。また、図2および図4に示すように、ミラー32のダイクロイックフィルタ層36は、蛍光72の光スペクトルを、600nm以下の波長帯域をカットした光スペクトルを有する色光82に変換する。
なお、ミラー31,32は、必ずしも図2に示すような構成でなくてもよく、任意の透過率スペクトルが得られれば構成は問わない。
続いて、光源装置1における各光路について説明する。
図1に示すように、レーザ光源11から射出されたレーザ光61は、ミラー31を透過して蛍光体ホイール21の蛍光体41に照射される。蛍光体ホイール21の蛍光体41はレーザ光61によって励起され、蛍光71を射出する。蛍光体ホイール21の蛍光体41から射出した蛍光71は、ミラー31に設けられたダイクロイックフィルタ層36の特性により、緑色光を主とする特定の波長のみが反射され、蛍光71とは別の光スペクトルを持つ色光81となりミラー32へ向かう。色光81は、ミラー32ですべて透過され、光均一化素子90へと向かう。
レーザ光源12から射出されたレーザ光62は、ミラー32を透過して蛍光体ホイール22の蛍光体42に照射される。蛍光体ホイール22の蛍光体42はレーザ光62によって励起され、蛍光72を射出する。蛍光体ホイール22の蛍光体42から射出した蛍光42は、ミラー32に設けられたダイクロイックフィルタ層36の特性により、赤色光を主とする特定の波長のみが反射され、蛍光72とは別の光スペクトルを持つ色光82となり、光均一化素子90へと向かう。
レーザ光源13から射出されたレーザ光63は、ミラー31とミラー32とを透過し、光均一化素子90へと向かう。
以上のように、光源装置1は、色光81(緑色成分)と色光82(赤色成分)とレーザ光63(青色成分)とを合わせることで、白色を生成することができる。
光スペクトルと色との関係として、光スペクトルの分布が広いと様々な色の光が混在しているため色純度が低くなり、光スペクトルの分布が狭い範囲に集中していれば色の純度が高いことになる。色純度が高い光を用いると、表現できる色域の範囲が広がる。蛍光71および蛍光72は、図2に示した通り、光スペクトルの分布が非常に広く色純度が悪いため、ダイクロイックフィルタ等を使用して色純度を高めて照明光として利用するほうが良い。従来は、ダイクロイックフィルタを設けたカラーホイールを用いて行っていたが、本方式では固定のダイクロイックフィルタ層36を用いて行う。これにより、ダイクロイックフィルタを設けたカラーホイールを使用した場合における、青色、赤色、緑色等の各色の発光時間が制限されて明るいプロジェクタとできない、という問題を解決することができる。
ここで、色純度が良くなる別の例を挙げる。
蛍光は青色レーザ光を蛍光体で波長変換して生成するが、青色レーザ光がすべて蛍光に変換されず一部が蛍光と同一方向に射出されてしまう。このように蛍光に青色レーザ光が混じると蛍光の色純度が悪くなる。
このような場合でも本実施形態の構成であれば、蛍光71に混ざったレーザ光61はミラー31を透過するため色光81とは分離できる。同様に、蛍光72に混じったレーザ光62はミラー32を透過するため色光82とは分離できる。
また、各ミラー31,32は、蛍光体41,42から射出する蛍光71,72を光均一化素子90へと導くこと、色純度を高めることの、二つの機能を持っているため、素子点数が少なく、小型かつ低コストの光源装置とすることが可能である。
なお、カラーホイールを用いる別の問題点として、カラーホイールを回転させるためにはモータが必要であるため、寿命や騒音の問題もある。プロジェクタに使用される素子の中でモータの寿命は最も短く、プロジェクタの寿命のボトルネックとなる。現状は、カラーホイールとともに蛍光体ホイールも用いられることが多く、より熱が加わる分、蛍光体ホイールの方が寿命のボトルネックとなっているが、モータを使用しない固定型の蛍光体が多く開発されているため、将来的には固定型蛍光体が主流になることが予想される。そうなったときにカラーホイールを使用しない本発明の方式のメリットがさらに出てくると考えられる。
また、カラーホイールを用いる別の問題点として、ダイクロイックフィルタへの入射角度の問題もある。カラーホイールは、2色の光が混じる時間をなるべく減らすため、光を絞った位置(光のスポットが小さくなる位置)に配置されるのが一般的である。光を絞るためにはレンズで集光する必要があるため、引用文献2のように、様々な角度で光がカラーホイールに入射することになる。ダイクロイックフィルタは通常、任意の入射角での入射を想定して設計されているため、それと異なる入射角で入射すると透過の光スペクトル特性が変わってしまう。このように様々な角度で入射すると、照明光として利用する光が所望の光スペクトル特性とならない、また、明るさが低下するなどの問題が生じる。本発明の方式ではダイクロイックフィルタを透過させるときに集光させる必要がないため、すべての光をダイクロイックフィルタの設計値通りの角度で入射させることができ、上記の問題が生じない。
次に、光源装置1におけるレンズや光の拡散および集光状態について詳細に説明する。
ここで、図5-1~図5-3は光源装置1の全体構成を示す図である。図5-1は光源装置1における緑色光路を示し、図5-2は光源装置1における赤色光路を示し、図5-3は光源装置1における青色光路を示す。
まず、緑色光路について説明する。図5-1に示すように、レーザ光源11から射出されたレーザ光61は、レンズ51により集光され、レンズ52により略平行化されて、ミラー31を透過する。レンズ51およびレンズ52は、第1のレンズ群を構成する。ミラー31を透過したレーザ光61は、レンズ53とレンズ54によりさらに集光されてΦ1mm程度の小さなスポット径で蛍光体ホイール21の蛍光体41に照射される。
蛍光体ホイール21の蛍光体41に照射されたレーザ光61は蛍光71に変換され、ランバート配光でレーザ光61の入射側に反射される。蛍光71は、レンズ53とレンズ54により略平行化されてミラー31を反射・透過する。レンズ53およびレンズ54は、第3のレンズ群を構成する。ミラー31で反射された色光81は、光の平行度を補正するレンズ55によりやや集光され、略平行光の状態でミラー32を透過し、レンズ56で集光されて光均一化素子90に入射する。
続いて、赤色光路について説明する。図5-2に示すように、レーザ光源12から射出されたレーザ光62は、レンズ57により集光され、レンズ58により略平行化されて、ミラー32を透過する。レンズ57およびレンズ58は、第2のレンズ群を構成する。ミラー32を透過したレーザ光62は、レンズ59とレンズ60によりさらに集光されてΦ1mm程度の小さなスポット径で蛍光体ホイール22の蛍光体42に照射される。
蛍光体ホイール22の蛍光体42に照射されたレーザ光62は蛍光72に変換され、ランバート配光でレーザ光62の入射側に反射される。蛍光72は、レンズ59とレンズ60により略平行化されてミラー32を反射・透過する。レンズ59およびレンズ60は、第4のレンズ群を構成する。ミラー32で反射された色光82は、レンズ56で集光されて光均一化素子90に入射する。なお、蛍光72から色光82への変換により、光量が半分以下となる。
続いて、青色光路について説明する。図5-3に示すように、レーザ光源13から射出されたレーザ光63は、レンズ50で略平行化されてミラー31を透過する。ミラー31を透過したレーザ光63は、レンズ55でやや集光され、略平行化されてミラー32を透過する。ミラー32を透過したレーザ光63は、レンズ56で集光されて光均一化素子90に入射する。
以上のように、本実施形態では、ミラー31,32で反射・透過する光は、全て略平行光になっている。ミラー31,32のダイクロイックフィルタ層36は、所定の入射角で入射することを想定されているため、本構成ではダイクロイックフィルタ層36での効率低下が少ない。
このように本実施形態によれば、各蛍光体41,42から射出する蛍光71,72を後段の光学系に導く光学素子であるミラー31,32に、所望の色を透過・反射する特性を持つダイクロイックフィルタ層36を設けているため、色純度をより高くすることができる。
また、本実施形態によれば、レーザ光源13から射出された青色レーザ光はミラー31,32を透過するようにしたことにより、最も小型になる構成とすることができる。このような構成によれば、蛍光71と蛍光72とを生成するためのミラー31とミラー32とをそのまま使用して(配置を変えたり、さらに素子を加えたりすることなく)レーザ光源13を追加するだけで青色光を合成させることができる。
なお、本実施形態においては、蛍光やダイクロイックフィルタ層36の透過率スペクトルを上記のようにしたが、これに限らない。例えば、色純度をより高くしたい場合は、ダイクロイックフィルタ層36の透過率スペクトルが0となる領域をより狭くすれば、色光82はより色純度の高い光となる。このように必要な光のスペクトルによって、任意に光源のスペクトルやダイクロイックフィルタ層36の透過率スペクトルを設計することができる。
ここで、図6は光源装置1の構成の変形例を概略的に示す図である。図6(a)は光源装置1の構成を示す図、図6(b)はミラー33の透過率スペクトルを示す図である。第1の実施の形態においては、レーザ光63をミラー31とミラー32とを透過させて合成しているが、この方法でなくてもよい。例えば、図6に示すように、ミラー32の後に、例えばピーク波長が455nmの青色レーザ光を反射するミラー33(第3の光学素子)を入れるなどして、合成しても良い。
このような構成の光源装置1によれば、ミラー33は青色光のみを反射し、それ以外の光を透過する。色光81と色光82とを透過し、レーザ光13を反射することでRGBの光が合成される。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、色光81が赤色光成分、色光82が緑色光成分となるように構成されている点が、第1の実施の形態と異なるものとなっている。以下、第2の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態と異なる箇所について説明する。
第1の実施の形態では、ミラー31とミラー32とがどちらも色純度を高める機能を持っていたが、これに限るものではなく、ミラー31とミラー32とがどちらも色純度を高める機能を持っていいなくてもよい。たとえば、ミラー31のダイクロイックフィルタ層36の光スペクトル特性は、青色光のみを透過してそれ以外をすべて反射するように設計すれば、色光82=蛍光72となり、色純度は低いが明るさを落とさず照明光として利用することができる。この例について、第2の実施の形態で説明する。
ここで、図7は第2の実施の形態にかかる光源装置1の構成を概略的に示す図、図8は各光の光スペクトルの一例を示す図である。図7に示すように、本実施形態においては、蛍光体ホイール21の蛍光体41にはピーク波長が610nmの赤色蛍光体、蛍光体ホイール22の蛍光体42にはピーク波長が515nmの緑色蛍光体が用いられる。
ここで、図9はミラー31,32のダイクロイックフィルタ層36の透過率スペクトルの一例を示す図である。図9に示す透過率スペクトルにおいて、縦軸が1となっている波長領域の光は透過し、0となっている波長領域の光は反射する。
図9に示すように、本実施形態においては、ミラー31のダイクロイックフィルタ層36の透過率の光スペクトル特性は、おおよそ475nm~の緑および赤色波長を反射、それ以外を透過し、ミラー32のダイクロイックフィルタ層36は、おおよそ510~560nm付近の緑色波長のみを反射、それ以外を透過するように設計されている。
したがって、図8および図9に示すように、ミラー31のダイクロイックフィルタ層36は、蛍光71の光スペクトルを、475nm以下の波長帯域をカットした光スペクトルを有する色光81に変換する。また、図8および図9に示すように、ミラー32のダイクロイックフィルタ層36は、蛍光72の光スペクトルを、510~560nm以外の波長帯域をカットした光スペクトルを有する色光82に変換する。
このような構成の本実施形態の光源装置1によれば、図9に示すように、蛍光体ホイール21の蛍光体41から射出する蛍光71はミラー31ですべて反射されて光均一化素子90へ向かう。このように必ずしもミラー31とミラー32がどちらも色純度を高める機能を持っていなくてもよい。
一方、蛍光体ホイール22の蛍光体42から射出する蛍光72はミラー32により色光82のみが光均一化素子90へ向かう。ミラー32のダイクロイックフィルタ層36の反射波長領域は、第1の実施の形態よりも狭く設計されているため、色光82はより色純度を高くすることができる。
このように本実施形態によれば、色純度をより高くすることができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は、レーザ光源11と蛍光体ホイール21の位置関係と、ミラー31が90度傾いている点とが、第1の実施の形態と異なるものとなっている。以下、第3の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態と異なる箇所について説明する。
ここで、図10は第3の実施の形態にかかる光源装置1の構成を概略的に示す図である。なお、各光源のスペクトルとダイクロイックフィルタ層36の透過率スペクトルは、第1の実施の形態と同じである。
図10に示すように、本実施形態にかかる光源装置1が第1の実施の形態と異なる点は、レーザ光源11と蛍光体ホイール21の位置関係が、図10における上下方向で逆になっている点と、それに伴いミラー31が90度傾いている点とである。
蛍光体ホイール21,22の蛍光体41,42は、レーザ光が照射されると非常に高温になり周辺温度も上がることになる。そして、蛍光体ホイール21,22の蛍光体41,42は、温度が上がると蛍光の発光効率が低下してしまうことになる。
この点、本実施形態にかかる光源装置1によれば、2つの蛍光体ホイール21,22を離して設けることにより、冷却効率が良くなり、蛍光の発光効率を向上させることができる。
加えて、蛍光体ホイール21,22は、外周が大きく光学系のサイズにおいて支配的になる。この点、本実施形態にかかる光源装置1によれば、2つの蛍光体ホイール21,22を横並びで配置するのではなく、向かい合うように配置したことにより、光学系のサイズを小さくすることができる。特に、蛍光体ホイールを二つ用いる構成では、小型化が重要になる。
なお、光源装置1の構成はこれに限るものではなく、冷却効率やメカ構成等によって光学系の配置が自由に変えられることは言うまでもない。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態は、レーザ光源11、蛍光体ホイール21、レーザ光源13の位置関係と、ミラー31のダイクロイックフィルタ層36の透過率スペクトルが、第1の実施の形態と異なるものとなっている。以下、第4の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態と異なる箇所について説明する。
ここで、図11は第4の実施の形態にかかる光源装置1の構成を概略的に示す図、図12は各光の光スペクトルの一例を示す図である。
図11に示すように、本実施形態にかかる光源装置1が第1の実施の形態と異なる点は、レーザ光源11、蛍光体ホイール21、レーザ光源13の位置関係と、ミラー31のダイクロイックフィルタ層36の透過率スペクトルである。
ここで、図13はミラー31,32のダイクロイックフィルタ層36の透過率スペクトルの一例を示す図である。図13に示す透過率スペクトルにおいて、縦軸が1となっている波長領域の光は透過し、0となっている波長領域の光は反射する。
図13に示すように、本実施形態においては、ミラー31は、緑色波長のみを透過し、それ以外を反射する。そのため、レーザ光源11から射出されたレーザ光61は、ミラー31で反射されて蛍光体ホイール21の蛍光体41に入射する。蛍光体ホイール21の蛍光体41から射出した蛍光71は、ミラー31により色光81(緑色光)のみが透過され、さらにミラー32を透過し、光均一化素子90へ向かう。
一方、レーザ光源13から射出されたレーザ光63は、ミラー31で反射され、さらにミラー32を透過して光均一化素子90へ向かう。
したがって、図12および図13に示すように、ミラー31のダイクロイックフィルタ層36は、蛍光71の光スペクトルを、475~600nm以外の波長帯域をカットした光スペクトルを有する色光81に変換する。また、図12および図13に示すように、ミラー32のダイクロイックフィルタ層36は、蛍光72の光スペクトルを、600nm以下の波長帯域をカットした光スペクトルを有する色光82に変換する。
このようにダイクロイックフィルタ層36の透過率スペクトルを適切に設定すれば、レーザ光がミラー31で反射されて蛍光体ホイール21の蛍光体41に入射してもよい。
このように本実施形態によれば、2つの蛍光体ホイール21,22を離して設けることにより、冷却効率が良くなり、蛍光の発光効率を向上させることができる。加えて、ミラー31は青色光を透過するタイプだけでなく、青色光を反射するミラーでも可能であることにより、レイアウトの自由度を向上させることができる。例えば、レーザ光源を冷却する冷却装置を設置しやすくなる。
なお、本実施形態では、レーザ光源11から射出されたレーザ光61、レーザ光源13から射出されたレーザ光63のみがミラーで反射されているが、レーザ光源12から射出されたレーザ光62がミラーで反射される構成でもよく、光源装置1以外の条件(メカ的な配置制限や冷却装置による制限など)によって構成を自由に変えることができる。
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態は、ミラーの構成と、ダイクロイックフィルタ層の透過率スペクトルが、第1の実施の形態と異なるものとなっている。以下、第5の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態と異なる箇所について説明する。
ここで、図14は第5の実施の形態にかかる光源装置1の構成を概略的に示す図、図15は各光の光スペクトルの一例を示す図である。図14に示す光源装置1が、第4の実施の形態の光源装置1と異なる点は、ミラーの構成と、ダイクロイックフィルタ層の透過率スペクトルである。
ここで、図16はミラー31,32のダイクロイックフィルタ層36の透過率スペクトルの一例を示す図である。図16に示す透過率スペクトルにおいて、縦軸が1となっている波長領域の光は透過し、0となっている波長領域の光は反射する。
図16に示すように、本実施形態においては、ミラー31は、ミラー311(第1のダイクロイックミラー)とミラー312(第2のダイクロイックミラー)によって構成されている。ミラー311は青色光~緑色光を透過し、ミラー312は青色光のみを反射するように設計されている。
したがって、図15および図16に示すように、ミラー31のダイクロイックフィルタ層36は、蛍光71の光スペクトルを、475~600nm以外の波長帯域をカットした光スペクトルを有する色光81に変換する。また、図15および図16に示すように、ミラー32のダイクロイックフィルタ層36は、蛍光72の光スペクトルを、600nm以下の波長帯域をカットした光スペクトルを有する色光82に変換する。
ここで、図17は光源装置1の全体構成を示す図である。図17に示すように、レーザ光源31から射出されたレーザ光61は、ミラー312で反射されて蛍光体ホイール21の蛍光体41に入射する。蛍光体ホイール21の蛍光体41から射出される蛍光71の一部は、ミラー312を透過する。
蛍光体ホイール21の蛍光体41から射出される蛍光71は、レンズ53およびレンズ54で略平行化されて光束幅をもってミラー311側に向かう。光軸付近の蛍光71は、ミラー312を透過する。ミラー312を透過した一部の蛍光71とそれ以外の蛍光71は、ミラー312によって色光81のみが透過されてミラー32へ向かう。色光81は、ミラー23を透過して光均一化素子90へと向かう。
レーザ光源13から射出したレーザ光63は、レンズ50およびレンズ50aで略平行化されてミラー311を透過し、ミラー312で反射される。ミラー312で反射されたレーザ光63は、再びミラー311を透過してミラー32へ向かい、さらにミラー32を透過して光均一化素子90へと向かう。このように、結果的に光均一化素子90へ入射するスペクトルは、第1の実施の形態などと同等となる。なお、本実施形態においては、ミラー31とミラー32との間に、ミラー31から射出する蛍光71または色光81の状態を略平行光に調整する調整レンズ110を備える。
上述したように、ミラーは、一つの素子から構成されるに限らず、複数のミラーを組み合わせても良い。また、ミラーは、例えば同一のガラス板の面上に異なるダイクロイックフィルタ層を区分けして設けた構成でもよい。
例えば、第4の実施の形態におけるミラー31のダイクロイックフィルタ層36の透過率スペクトルのようなバンドパスフィルタは、ローパスフィルタやハイパスフィルタに比べて、製造が困難な場合や、コストが高くなる場合がある。本実施形態によれば、バンドパスフィルタを使用せずに、ローパスフィルタとハイパスフィルタを使用した構成とすることにより、低コスト化を図ることができる。
(第6の実施の形態)
次に、第6の実施の形態について説明する。
第6の実施の形態は、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態のいずれかの光源装置1を備える画像投影装置である点が、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態と異なるものとなっている。以下、第6の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図18は、第6の実施の形態に係るプロジェクタ100を示す概略構成図である。
プロジェクタ(投射装置)100は、光源装置1と、光均一化素子90と、照明光学系111と、画像形成素子(画像表示素子)112と、投射光学系113と、を有している。
光源装置1は、例えば、RGBの各色に対応する波長を含んだ光を出射する。
光均一化素子90は、光源装置1から出射された光をミキシングすることで均一化する。より詳細には、光均一化素子90は、入射側面から入射した光束を、反射を繰り返しながら内部を伝搬して出射面から出射する。光均一化素子90は、入射側面から入射した光束を、内部で複数回反射することで、均一な面光源を出射面上に形成する。光均一化素子90としては、例えば、内部を中空にして内面に4枚のミラーを組み合わせたライトトンネル、ガラス等の透明な材料で角柱を形成したロッドインテグレータ、フライアイレンズ等が用いられる。例えば、光均一化素子90としてライトトンネルを適用した場合、画像形成素子(画像表示素子)112のアスペクト比とほぼ同じにして、ライトトンネルの出口の形を画像形成素子(画像表示素子)112の面上に投影する形とするので、画像形成素子(画像表示素子)112の面上に無駄なく効率よく照明することができる。
照明光学系111は、光均一化素子90が均一化した光で照明光学系111を略均一に照明する。照明光学系111は、例えば、1枚以上のレンズや1面以上の反射面等を有している。
画像形成素子(画像表示素子)112は、例えば、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)、透過型液晶パネル、反射型液晶パネル等のライトバルブを有している。画像形成素子(画像表示素子)112は、照明光学系111により照明される光(光源装置1の光源光学系からの光)を変調することにより画像を形成する。
投射光学系113は、画像形成素子(画像表示素子)112が形成した画像をスクリーン(被投射面)に拡大投射する。投射光学系113は、例えば、1枚以上のレンズを有している。投射光学系113は、画像形成素子(画像表示素子)112の面の像を、所望のスクリーン(被投射面)の位置に拡大像として結像するような共役関係としているので、画像形成素子(画像表示素子)112の面上に空間変調された画像を拡大投射して映し出す。
このように本実施形態によれば、光源装置1を用いるため、明るく色純度のよいプロジェクタとすることができる。
なお、上述した各実施の形態では、本発明の好適な実施具体例を示したが、本発明はその内容に限定されることはない。
特に、上述した各実施の形態で例示した各部の具体的形状および数値は、本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例にすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
このように、本発明は、上述した各実施の形態で説明した内容に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することができる。
1 光源装置
11 第1の光源
12 第2の光源
13 第3の光源
21 第1の波長変換素子
22 第2の波長変換素子
31 第1の光学素子
32 第2の光学素子
33 第3の光学素子
36 変換部
41,42 蛍光体
51,52 第1のレンズ群
53,54 第3のレンズ群
57,58 第2のレンズ群
59,60 第4のレンズ群
61 第1の励起光
62 第2の励起光
63 第3の色光
90 光均一化素子
100 投射装置
110 調整レンズ
112 画像表示素子
113 投射光学系
311 第1のダイクロイックミラー
312 第2のダイクロイックミラー
特開2017-116905号公報 米国特許第8840253号明細書

Claims (22)

  1. 第1の励起光を射出する第1の光源と、
    前記第1の光源とは別に設けられ、第2の励起光を射出する第2の光源と、
    前記第1の励起光で励起され、第1の蛍光を射出する第1の波長変換素子と、
    前記第2の励起光で励起され、第2の蛍光を射出する第2の波長変換素子と、
    前記第1の蛍光の経路上に配置された第1の光学素子と、
    前記第2の蛍光の経路上に配置された第2の光学素子と、
    を備え、
    前記第1の光学素子と前記第2の光学素子との少なくとも何れか一方は、前記第1の蛍光または前記第2の蛍光を透過または反射することで、前記第1の蛍光または前記第2の蛍光の少なくとも何れか一方の光スペクトルの波長帯域の一部をカットした光スペクトルを有する色光に変換する変換部を有する、
    ことを特徴とする光源装置。
  2. 前記第2の光学素子は、前記第1の蛍光または前記第1の蛍光の光スペクトルの波長帯域の一部をカットした光スペクトルを有する第1の色光との何れかと、前記第2の蛍光または前記第2の蛍光の光スペクトルの波長帯域の一部をカットした光スペクトルを有する第2の色光との何れかと、を合成する、
    こと特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記第1の励起光が前記第1の光学素子を介して前記第1の波長変換素子に入射し、
    前記第2の励起光が前記第2の光学素子を介して前記第2の波長変換素子に入射する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記第1の波長変換素子と前記第2の波長変換素子とは、波長が異なる蛍光体を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の光源装置。
  5. 前記第1の波長変換素子は、緑色蛍光体を備え、
    前記第2の波長変換素子は、黄色蛍光体を備える、
    ことを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
  6. 前記第1の波長変換素子は、緑色蛍光体を備え、
    前記第2の波長変換素子は、赤色蛍光体を備える、
    ことを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
  7. 前記第1の波長変換素子と前記第2の波長変換素子とは、同一の波長の蛍光体を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の光源装置。
  8. 前記第1の波長変換素子と前記第2の波長変換素子とは、黄色蛍光体を備える、
    ことを特徴とする請求項7に記載の光源装置。
  9. 前記第2の蛍光から前記第2の色光への変換により光量が半分以下となる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
  10. 前記第2の蛍光の光スペクトルの波長帯域の一部をカットした光スペクトルは、低波長側の半値が590nm付近である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
  11. 前記第1の光源および前記第2の光源とは別に設けられ、第3の色光を射出する第3の光源を備える、
    ことを特徴とする請求項1ないし10の何れか一項に記載の光源装置。
  12. 前記第3の光源から射出された前記第3の色光は、前記第1の光学素子を透過もしくは反射することにより、前記第1の蛍光または前記第1の蛍光の光スペクトルの波長帯域の一部をカットした光スペクトルを有する第1の色光との何れかと合成される、
    ことを特徴とする請求項11に記載の光源装置。
  13. 前記第3の光源から射出された前記第3の色光は、前記第2の光学素子を透過もしくは反射することにより、前記第2の蛍光または前記第2の蛍光の光スペクトルの波長帯域の一部をカットした光スペクトルを有する第2の色光との何れかと合成される、
    ことを特徴とする請求項11に記載の光源装置。
  14. 前記第3の色光の経路上に配置された第3の光学素子を備え、
    前記第3の光学素子は、前記第3の色光と、前記第1の蛍光または前記第1の蛍光の光スペクトルの波長帯域の一部をカットした光スペクトルを有する第1の色光との何れかと、前記第2の蛍光または前記第2の蛍光の光スペクトルの波長帯域の一部をカットした光スペクトルを有する第2の色光との何れかと、を合成する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の光源装置。
  15. 前記第1の蛍光または前記第1の蛍光の光スペクトルの波長帯域の一部をカットした光スペクトルを有する第1の色光とは、緑色光であり、
    前記第2の蛍光または前記第2の蛍光の光スペクトルの波長帯域の一部をカットした光スペクトルを有する第2の色光とは、赤色光であり、
    前記第3の色光は、青色光である、
    ことを特徴とする請求項11乃至14の何れか一項に記載の光源装置。
  16. 前記第1の励起光を略平行化する第1のレンズ群と、
    前記第2の励起光を略平行化する第2のレンズ群と、
    を備え、
    前記第1の励起光は、略平行の状態で前記第1の光学素子を透過もしくは反射し、
    前記第2の励起光は、略平行の状態で前記第2の光学素子を透過もしくは反射する、
    ことを特徴とする請求項1乃至15の何れか一項に記載の光源装置。
  17. 前記第1の波長変換素子から射出する前記第1の蛍光を略平行化する第3のレンズ群と、
    前記第2の波長変換素子から射出する前記第2の蛍光を略平行化する第4のレンズ群と、
    を備え、
    前記第1の蛍光は、略平行の状態で前記第1の光学素子を透過もしくは反射し、
    前記第2の蛍光は、略平行の状態で前記第2の光学素子を透過もしくは反射する、
    ことを特徴とする請求項1乃至16の何れか一項に記載の光源装置。
  18. 前記第1の光学素子と前記第2の光学素子との間に設けられ、前記第1の光学素子から射出する前記第1の蛍光または第1の色光の状態を略平行光に調整する調整レンズを備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至17の何れか一項に記載の光源装置。
  19. 前記第1の光学素子は、第1のダイクロイックミラーと第2のダイクロイックミラーとを備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至18の何れか一項に記載の光源装置。
  20. 前記第1の励起光は、前記第1のダイクロイックミラーで反射して前記第1の波長変換素子に入射し、
    前記第1の蛍光は、前記第1のダイクロイックミラーを透過して、前記第2のダイクロイックミラーで前記色光に変換される、
    ことを特徴とする請求項19に記載の光源装置。
  21. 前記第1の光学素子と前記第2の光学素子と前記第3の光学素子とは、バンドパスフィルタを使用しない、
    ことを特徴とする請求項14に記載の光源装置。
  22. 請求項1乃至21の何れか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置から入射した光を均一化して出射する光均一化素子と、
    前記光均一化素子からの光を変調して画像を形成する画像表示素子と、
    前記画像を被投射面に拡大投射する投射光学系と、
    を備えることを特徴とする投射装置。
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