JP2023112215A - 提案装置、提案方法及び提案プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の潜在的なニーズに沿った決済の提案を行う。【解決手段】本願に係る提案装置は、利用者が所定の決済手段を用いて支払先に対して行った決済に関する決済情報(例えば、決済の目的を示す目的情報や、決済が行われた日時)を取得する取得部と、取得部により取得された決済情報に基づいて、利用者が支払先に決済を行う周期を特定する特定部と、特定部により特定された周期に応じて、所定の決済手段を提供するプラットフォームを介して支払先への決済を利用者に提案する提案部とを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、提案装置、提案方法及び提案プログラムに関する。
従来、利用者の決済支援するための各種のサービスを提供する技術が知られている。このような技術の一例として、予め顧客が指定した規則に従って送金額を定めることが可能な自動送金サービスに関する技術が提案されている。
特開2002-366765号公報
しかしながら、上記の従来技術では、利用者の潜在的なニーズに沿った決済の提案を行うことができるとは限らない。
例えば、上記の従来技術では、予め顧客が指定した規則に従って所定の送金先口座に送金を行っているに過ぎず、顧客が送金の依頼をしていない場合は自動送金を行うことができないため、利用者の潜在的なニーズに沿った決済の提案を行うことができるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者の潜在的なニーズに沿った決済の提案を行うことができる提案装置、提案方法及び提案プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る提案装置は、利用者が所定の決済手段を用いて支払先に対して行った決済に関する決済情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された決済情報に基づいて、前記利用者が前記支払先に決済を行う周期を特定する特定部と、前記特定部により特定された周期に応じて、前記所定の決済手段を提供するプラットフォームを介して前記支払先への決済を前記利用者に提案する提案部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、利用者の潜在的なニーズに沿った決済の提案を行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る提案処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る提案処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、決済サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に本願に係る提案装置、提案方法及び提案プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る提案装置、提案方法及び提案プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.実施形態〕
図1を用いて、本実施形態の提案装置等により実現される提案処理について説明する。図1は、実施形態に係る提案処理の一例を示す図である。なお、図1では、本実施形態に係る提案装置の一例である決済サーバ10によって、実施形態に係る提案処理などが実現されるものとする。
図1に示すように、実施形態に係る提案システム1は、決済サーバ10と、端末装置100とを含む。決済サーバ10及び端末装置100は、ネットワークN(例えば、図2参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、図1に示した提案システム1には、複数台の決済サーバ10及び複数台の端末装置100が含まれていてもよい。
図1に示す決済サーバ10は、実施形態に係る提案処理を実行する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、決済サーバ10は、端末装置100を用いる電子決済に関する電子決済サービスを提供する。例えば、決済サーバ10は、取引対象の提供者や取引対象が提供される利用者の口座を管理しており、利用者からの決済要求に従って、口座間において電子マネーの移行等を行うことで、各種決済を実現する。なお、電子マネーとは、例えば、各種企業が独自に用いるポイントや通貨等であってもよく、日本円やドル等の国家により提供される貨幣を電子的に取引可能としたものであってもよい。
図1に示す端末装置100は、利用者によって利用される情報処理装置である。端末装置100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末、ノート型PC(Personal Computer)、デスクトップPC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、端末装置100は、決済サーバ10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例では、端末装置100が、利用者ID「U1」により識別される利用者(利用者U1)により使用されるスマートフォンである場合を示す。
また、端末装置100は、所定の情報処理を実現する制御情報を決済サーバ10から受け取った場合には、制御情報に従って情報処理を実現する。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語により記述される。なお、決済サーバ10から配信される所定のアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
〔1-1.端末装置100を用いた決済について〕
ここで、決済サーバ10が実行する提案処理に先立ち、端末装置100を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、決済サーバ10から配信されるアプリケーションであって、端末装置100を用いる電子決済用のアプリケーション(以下、単に「決済アプリ」と記載する場合がある)が端末装置100にインストールされているものとする。また、以下の説明では、店舗に配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗を識別する店舗識別情報を示す2次元コードを用いて、利用者U1が端末装置100を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意の利用者が任意の端末装置100を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報は、QRコードのみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
例えば、利用者U1が店舗にて各種の商品やサービスといった決済対象(取引対象)の利用や購入に伴う決済を行う場合、利用者U1は、端末装置100に予めインストールされた決済アプリを起動する。そして、利用者U1は、決済アプリを介して、店舗に設置された店舗識別情報を撮影する。このような場合、端末装置100は、決済対象の価格を入力するための画面を表示し、利用者U1或いは店舗の店員から決済金額の入力を受け付ける。そして、端末装置100は、利用者U1を識別する利用者識別情報と、店舗識別情報(若しくは、店舗識別情報が示す情報、すなわち、店舗を示す情報(例えば、店舗ID))と、決済金額とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。
このような場合、決済サーバ10は、利用者識別情報が示す利用者U1の口座から、店舗識別情報が示す店舗の口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。そして、決済サーバ10は、決済が完了した旨の通知を端末装置100へと送信する。このような場合、端末装置100は、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。
なお、端末装置100を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、端末装置100を用いた決済は、店舗に設置された店舗端末を用いたものであってもよい。具体的な例を挙げると、端末装置100は、利用者U1を識別するための利用者識別情報を画面上に表示させる。このような場合、店舗に設置された店舗端末は、端末装置100に表示された利用者識別情報を読み取り、利用者識別情報(若しくは、利用者識別情報が示す情報、すなわち、利用者U1を示す情報(例えば、利用者ID))と、決済金額と、店舗を識別する情報とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。このような場合、決済サーバ10は、利用者識別情報が示す利用者U1の口座から、店舗の口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させ、店舗の店舗端末或いは端末装置100に対し、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力させることで、決済が行われた旨を通知してもよい。
また、端末装置100を用いた決済は、利用者U1が予め電子マネーをチャージした口座から店舗の口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、利用者U1が予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、例えば、端末装置100は、店舗の口座に対して決済金額の電子マネーを移行させるとともに、利用者U1のクレジットカードの運用会社に対し、決済金額を請求してもよい。
また、端末装置100を用いた決済は、利用者U1の口座から店舗の口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、利用者U1の口座から他の利用者の口座へと電子マネーを移行させる決済(すなわち、利用者間での送金)であってもよい。例えば、送金元の利用者U1が利用する端末装置100は、送金先の利用者を識別する利用者識別情報(例えば、送金先の利用者が利用する端末装置に表示される利用者識別情報)を読み取り、利用者U1から送金金額の入力を受け付け、読み取った識別情報と、送金金額と、利用者U1を識別する利用者識別情報とを示す情報を決済サーバ10へと送信する。このような場合、決済サーバ10は、利用者U1の口座から、送金先の利用者の口座へと、送金金額が示す額の電子マネーを移行させ、端末装置100或いは送金先の利用者が利用する端末装置に対し、送金が完了した旨の画面や所定の音声を出力させることで、送金が行われた旨を通知してもよい。
なお、端末装置100を用いた送金は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、端末装置100を用いた送金は、送金先の利用者の電話番号や、送金先の利用者を示す情報(例えば、利用者ID)を端末装置100に入力することにより行われてもよい。具体的な例を挙げると、端末装置100は、送金先の利用者の電話番号或いは利用者IDと、送金金額との入力を利用者U1から受け付け、入力された電話番号或いは利用者IDと、送金金額と、利用者U1を識別する利用者識別情報とを決済サーバ10へと送信する。そして、決済サーバ10は、利用者U1の口座から、送信された電話番号或いは利用者IDに紐づけられた利用者の口座へと、送金金額が示す額の電子マネーを移行させる。
ここで、送金先の利用者の電話番号や利用者IDは、当該利用者に関する情報と紐付けて決済アプリに予め登録されていてもよい。この場合、端末装置100は、決済アプリに登録された利用者(送金先)の指定と、当該利用者への送金金額の入力とを利用者U1から受け付け、指定された利用者に紐付けられた電話番号或いは利用者IDと、送金金額と、利用者U1を識別する利用者識別情報とを決済サーバ10へと送信する。
また、例えば、端末装置100を用いた送金は、送金金額を受け取るためのリンク情報を送金先の利用者に提供することにより行われてもよい。具体的な例を挙げると、端末装置100は、利用者U1から送金金額の入力を受け付けて送金金額を受け取るためのリンク情報を生成し、リンク情報を含む電子メールを送信したり、リンク情報を含む投稿情報をSNS(Social Networking Service)に投稿したりすることで、送金先の利用者が利用する端末装置にリンク情報を提供する。そして、送金先の利用者がリンク情報を選択して受け取り操作を行った場合、決済サーバ10は、利用者U1の口座から、送金先の利用者の口座へと、送金金額が示す額の電子マネーを移行させる。
また、端末装置100を用いた決済は、利用者の各種サービスの利用に応じた料金の請求に関する請求情報に基づく決済であってもよい。例えば、利用者U1にサービスを提供するサービスを行う事業者は、サービスの利用に応じて利用者U1に課金する料金(請求額)を決定し、決定した料金の請求に関する請求情報を決済サーバ10に送信する。そして、決済サーバ10は、利用者U1に対応する請求情報と共に、当該請求情報に対応するコンテンツであって、当該請求情報に対応する請求額の支払いを利用者U1が行うためのコンテンツを端末装置100に配信する。ここで、利用者U1がコンテンツに対して所定の操作を行った場合、決済サーバ10は、コンテンツに対応する請求情報に従って、利用者Uの口座から請求元の事業者の口座へと請求額分の電子マネーの送金を行う。
なお、事業者への送金は、事業者が利用者U1に対して作成した請求書(払込票)を、端末装置100が撮影することにより実現されてもよい。例えば、利用者U1は、端末装置100の決済アプリを起動し、所定の媒体に印刷された請求書であって、請求額や、支払先(事業者)、支払期日などを含む支払内容を示すバーコードを含む請求書の画像を、決済アプリを介して撮影する。そして、決済サーバ10は、端末装置100から送信される画像に含まれるバーコードが示す支払内容に基づいて、利用者U1の口座から請求元の事業者の口座へと請求額分の電子マネーの送金を行う。
〔1-2.実施形態の概要について〕
ここで、従来、利用者の決済支援するための各種のサービスを提供する技術の一例として、予め顧客が指定した規則に従って送金額を定めることが可能な自動送金サービスに関する技術が提案されている。しかしながら、このような技術では、顧客が送金の依頼をしていない場合は自動送金を行うことができないため、利用者の潜在的なニーズに沿った決済の提案を行うことができるとは限らない。
そこで、決済サーバ10は、実施形態に係る提案処理を実行する。以下、図1を用いて、決済サーバ10が実行する提案処理について説明する。なお、以下の説明では、端末装置100を利用者と同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者U1を端末装置100と読み替えることもできる。
まず、決済サーバ10は、決済アプリを用いた決済(送金)に関する決済情報を取得する(ステップS1)。例えば、決済サーバ10は、上述した決済アプリを用いた手法を用いて利用者U1が行った送金に関する決済情報を取得し、自装置の記憶部に蓄積する。具体的な例を挙げると、送金金額や、送金先の利用者を識別する利用者識別情報(利用者ID)、送金を行った日時などを示す決済情報を取得する。
なお、決済サーバ10は、送金の目的を示す目的情報を含む決済情報を取得してもよい。例えば、決済サーバ10は、送金先の利用者が送金金額を受け取るための操作を行う際に当該利用者が利用する端末装置100に表示されるコンテンツであって、利用者U1が送金に関する操作を行う際に選択した送金の目的を視覚的に示すコンテンツ(以下、「テーマ」と記載する場合がある)や、送金の際に送金先の利用者に送るメッセージとして利用者U1が入力した情報などを示す目的情報を含む決済情報を取得する。具体的な例を挙げると、決済サーバ10は、「お小遣い」、「誕生日」などのテーマを示す目的情報を含む決済情報を取得する。また、決済サーバ10は、利用者U1が入力したメッセージ「今月分の月謝です」に基づく目的情報「月謝」を含む決済情報を取得する。
また、決済サーバ10は、利用者U1と送金先の利用者との関係性に基づく目的情報を含む決済情報を取得してもよい。例えば、決済サーバ10は、利用者U1が、上述したように送金先の利用者の電話番号や利用者IDを決済アプリに予め登録する際、利用者U1と送金先の利用者との関係性を示す情報(メモ等)の入力を利用者U1から受け付ける。そして、決済サーバ10は、利用者U1が決済アプリを用いた送金を行った場合、当該送金に関する決済情報として、送金先の利用者に関して入力された関係性に基づく目的情報を含む決済情報を取得する。具体的な例を挙げると、決済サーバ10は、利用者U1が送金先の利用者に関して入力した関係性が「習い事」である場合、目的情報「月謝」を含む決済情報を取得する。
また、決済サーバ10は、利用者U1の各種サービスの利用に応じた料金の送金に関する決済情報を取得してもよい。例えば、決済サーバ10は、上述の請求情報や、端末装置100により撮影されたバーコードに基づく送金に関する決済情報を取得する。具体的な例を挙げると、決済サーバ10は、送金金額や、送金先の事業者を示す情報、送金を行った日時、送金先の事業者のカテゴリに応じて設定される目的情報(例えば、ガスを供給するサービスを行う事業者に対する送金を行った場合は「ガス料金」)などを示す決済情報を取得する。
続いて、決済サーバ10は、決済情報に基づいて、利用者U1が支払先に決済を行う周期を特定する(ステップS2)。例えば、決済サーバ10は、決済情報が示す日時に基づいて、利用者U1が支払先の各利用者や事業者に対して送金を行う周期を特定する。具体的な例を挙げると、決済サーバ10は、利用者U1が利用者U2に対して行った送金に関する決済情報D#1に基づき、利用者U1が利用者U2に送金を行う周期を「毎月上旬」と特定する。また、決済サーバ10は、利用者U1が利用者U3に対して行った送金に関する決済情報D#2に基づき、利用者U1が利用者U2に送金を行う周期を「毎月上旬~中旬」と特定する。また、決済サーバ10は、利用者U1が事業者M1に対して行った送金に関する決済情報D#3に基づき、利用者U1が事業者M1に送金を行う周期を「毎月中旬~下旬」と特定する。
なお、決済サーバ10は、目的情報に基づいて利用者U1が支払先の各利用者や事業者に対して送金を行う周期を特定してもよい。例えば、決済サーバ10は、決済情報D#2が示す目的情報「月謝」に基づき、利用者U1が利用者U3に対して送金を行う周期を「毎月1回」と特定する。また、決済サーバ10は、決済情報D#3が示す目的情報「ガス料金」に基づき、利用者U1が事業者M1に対して送金を行う周期を「毎月1回」と特定する。
また、決済サーバ10は、支払先の利用者や事業者が属するカテゴリに基づいて、利用者U1が支払先の各利用者や事業者に対して送金を行う周期を特定してもよい。例えば、決済サーバ10は、事業者M1のカテゴリ「ガス会社」に基づき、利用者U1が事業者M1に対して送金を行う周期を「毎月1回」と特定する。
なお、決済サーバ10による周期の特定は、上述のように「毎月上旬」、「毎月1回」などといった決定的な周期を特定するものでなくともよく、例えば、「1~2か月に1回程度」といった周期の範囲の特定を含む概念である。
続いて、決済サーバ10は、特定した周期に応じたタイミングで支払先への決済の提案に関するコンテンツを端末装置100に送信し、表示させる(ステップS3)。例えば、決済サーバ10は、特定した周期に応じたタイミングで、支払先への決済の提案に関するコンテンツであって、支払先への決済を指示するためのコンテンツ(以下、「提案コンテンツ」と記載する場合がある)を表示させる。
利用者U2への送金に関する提案コンテンツを表示させる場合を例にして説明すると、決済サーバ10は、利用者U1が利用者U2に送金を行う周期「毎月上旬」に基づき、毎月の月初めのタイミング(例えば、毎月1日目)で、提案コンテンツを表示させる。また、決済サーバ10は、毎月上旬から中旬に移り変わる直前(例えば、例えば、毎月9日目)となるタイミングで、利用者U1が利用者U2に送金を行っていない場合は、当該タイミングで提案コンテンツを表示させる。
続いて、端末装置100は、決済サーバ10から送信されたコンテンツを表示する(ステップS4)。例えば、端末装置100は、決済サーバ10から提案コンテンツが送信された旨を示すプッシュ通知を表示し、プッシュ通知の選択操作に応じて決済アプリを起動し、支払先を示す情報や、送金金額の入力欄、送金を指示するためのボタン(以下、「送金ボタン」と記載する場合がある)などを含む提案コンテンツを表示する。
続いて、端末装置100は、コンテンツに対する操作を受け付ける(ステップS5)。例えば、端末装置100は、送金金額の入力や、送金ボタンの押下などの操作を受け付ける。
なお、利用者U2のように、利用者U1が毎回一定の金額を送金している支払先に関する提案コンテンツを表示する場合、端末装置100は、毎月の送金金額(利用者U2の例では「5,000円」)が予め入力欄に入力された状態の提案コンテンツを表示してもよい。
また、上述の請求情報に基づく送金を提案する場合、端末装置100は、請求情報に対応するコンテンツであって、当該請求情報に対応する請求額の支払いを利用者U1が行うためのコンテンツを提案コンテンツとして表示してもよい。
また、上述の端末装置100により撮影されたバーコードに基づく送金を提案する場合、端末装置100は、請求書の画像を撮影するためのコンテンツを提案コンテンツとして表示してもよい。
続いて、端末装置100は、提案コンテンツに対する操作に基づく決済要求を決済サーバ10に送信する(ステップS6)。例えば、利用者U1が送金ボタンを押下した場合、端末装置100は、提案コンテンツが示す支払先に対し、入力欄に入力された送金金額の送金の要求を決済サーバ10に送信する。
続いて、決済サーバ10は、決済要求に基づいて決済処理を実行する(ステップS7)。例えば、決済サーバ10は、端末装置100から送信された決済要求に基づき、利用者U1の口座から支払先の利用者や事業者の口座へと電子マネーの送金を行う。
なお、決済サーバ10は、ステップS4において、送金を行わない旨を指示するためボタンを含む提案コンテンツを端末装置100に表示させてもよい。そして、送金を行わない旨が指示された場合、決済サーバ10は、今回の周期における決済処理は行わず、次回の周期に応じたタイミングで再度提案コンテンツを端末装置100に表示させる。
また、ステップS5において、入力欄に入力された送金金額が、電子決済サービスにおける利用者U1の口座の残高よりも高い場合、決済サーバ10は、所定のアラートを端末装置100に通知するとともに、口座への所定の金額(例えば、利用者が予め設定した金額や、利用者が新たに入力する金額など)の入金処理、並びに、入金完了後に支払先への決済処理を指示するためのコンテンツを端末装置100に送信し、表示させてもよい。利用者U1から、入金処理、並びに、入金完了後に支払先への決済処理の指示を受け付けた場合、決済サーバ10は、利用者U1の口座に所定の金額を入金し、当該入金完了後に支払先への決済処理を実行する。ここで、利用者U1が、電子決済サービスにおけるオートチャージ機能の設定を有効にしていた場合、決済サーバ10は、提案コンテンツを介した決済処理の指示を利用者U1から受け付けることのみによって、利用者U1の口座に所定の金額を入金し、当該入金完了後に支払先への決済処理を実行してもよい。
以上のように、実施形態に係る決済サーバ10は、決済情報に基づいて支払先に送金を行う周期を特定し、特定した周期に応じたタイミングで支払先への送金の提案に関するコンテンツを端末装置100に送信し、表示させる。これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、利用者が自動送金に関する設定を行わなくとも、支払先への送金に関して適切なタイミングで送金の提案を行い、送金を行うことができる。すなわち、実施形態に係る決済サーバ10は、利用者の潜在的なニーズに沿った決済の提案を行うことができる。
〔2.決済サーバの構成〕
次に、図2を用いて、決済サーバ10の構成について説明する。図2は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。図3に示すように、決済サーバ10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部30は、口座データベース31と、利用者情報データベース32とを有する。
(口座データベース31について)
口座データベース31は、電子決済サービスの利用者や事業者の口座に関する各種の情報を記憶する。ここで、図3を用いて、口座データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図3は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。図3の例において、口座データベース31は、「口座ID」、「所有者情報」、「口座残高」といった項目を有する。
「口座ID」は、口座を識別するための識別情報を示す。「所有者情報」は、口座を所有する所有者(利用者)に関する情報を示し、例えば、所有者を識別するための識別情報(識別子)が格納される。「口座残高」は、利用者が所有する口座の残高を示す。
すなわち、図4では、口座ID「AID#1」によって識別される口座の所有者の情報が「利用者#1」であり、口座残高が「7800」である例を示す。
(利用者情報データベース32について)
利用者情報データベース32は、電子決済サービスの利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、図4を用いて、利用者情報データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。図4の例において、利用者情報データベース33は、「利用者ID」、「決済情報」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「決済情報」は、電子決済サービスを利用して行った決済に関する情報を示し、例えば、「決済ID」、「目的情報」、「支払先」、「決済日時」、「決済金額」といった項目を有する。「決済ID」は、決済を識別するための識別情報を示す。「目的情報」は、送金の目的を示す目的情報(送金の際に選択されたテーマ等)を示す。「決済先」は、支払先の情報(電話番号や、利用者ID等)を示す。「決済日時」は、決済が行われた日時を示す。「決済金額」は、支払先への決済金額を示す。
すなわち、図4では、利用者ID「UID#1」によって識別される利用者が行った、決済ID「PID#1」により識別される決済の目的情報が「目的情報#1」、支払先が「支払先#1」、決済が行われた日時が「決済日時#1」、決済金額が「10,000円」である例を示す。
(制御部40について)
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決済サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図2に示すように、取得部41と、特定部42と、提案部43と、処理部44とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(取得部41について)
取得部41は、利用者が所定の決済手段を用いて支払先に対して行った決済に関する決済情報を取得する。例えば、図1の例において、取得部41は、決済アプリを用いた決済(送金)に関する決済情報を取得し、利用者情報データベース32に格納する。
また、取得部41は、支払先に対する決済の目的を示す目的情報を含む決済情報を取得してもよい。例えば、図1の例において、取得部41は、送金先の利用者が送金金額を受け取るための操作を行う際に当該利用者が利用する端末装置100に表示されるコンテンツであって、利用者U1が送金に関する操作を行う際に選択した送金の目的を視覚的に示すコンテンツや、送金の際に送金先の利用者に送るメッセージとして利用者U1が入力した情報などを示す目的情報を含む決済情報を取得する。また、取得部41は、利用者U1と送金先の利用者との関係性に基づく目的情報を含む決済情報を取得する。また、取得部41は、送金先の事業者のカテゴリに応じて設定される目的情報などを示す決済情報を取得する。
また、取得部41は、支払先に対する決済が行われた日時を示す決済情報を取得してもよい。例えば、図1の例において、取得部41は、送金金額や、送金先の利用者を識別する利用者識別情報(利用者ID)、送金を行った日時などを示す決済情報を取得する。
(特定部42について)
特定部42は、取得部41により取得された決済情報に基づいて、利用者が支払先に決済を行う周期を特定する。例えば、図1の例において、特定部42は、利用者情報データベース32を参照し、決済情報に基づいて、利用者U1が支払先に決済を行う周期を特定する。
また、特定部42は、支払先が属するカテゴリに基づいて周期を特定してもよい。例えば、図1の例において、特定部42は、事業者M1のカテゴリ「ガス会社」に基づき、利用者U1が事業者M1に対して送金を行う周期を「毎月1回」と特定する
また、特定部42は、目的情報に基づいて周期を特定してもよい。例えば、図1の例において、特定部42は、決済情報D#2が示す目的情報「月謝」に基づき、利用者U1が利用者U3に対して送金を行う周期を「毎月1回」と特定する。また、特定部42は、決済情報D#3が示す目的情報「ガス料金」に基づき、利用者U1が事業者M1に対して送金を行う周期を「毎月1回」と特定する。
また、特定部42は、決済情報が示す日時に基づいて周期を特定してもよい。例えば、図1の例において、特定部42は、決済情報が示す日時に基づいて、利用者U1が支払先の各利用者や事業者に対して送金を行う周期を特定する。
(提案部43について)
提案部43は、特定部42により特定された周期に応じて、所定の決済手段を提供するプラットフォームを介して支払先への決済を利用者に提案する。例えば、図1の例において、提案部43は、特定された周期に応じたタイミングで支払先への決済の提案を行う。
また、提案部43は、支払先への決済の提案に関するコンテンツであって、支払先への決済を指示するためのコンテンツを利用者が利用する利用者端末に表示させてもよい。例えば、図1の例において、提案部43は、支払先への決済の提案に関するコンテンツであって、支払先への決済を指示するためのコンテンツである提案コンテンツを端末装置100に送信し、表示させる。
また、提案部43は、所定の決済手段における利用者の口座の残高が所定の閾値以下である場合は、当該口座に対する入金と、支払先への決済とを指示するためのコンテンツを利用者端末に表示させてもよい。例えば、図1の例において、入力欄に入力された送金金額が、電子決済サービスにおける利用者U1の口座の残高よりも高い場合、提案部43は、口座への所定の金額の入金処理、並びに、入金完了後に支払先への決済処理を指示するためのコンテンツを端末装置100に表示させる。
(処理部44について)
処理部44は、決済情報に従い、決済処理を実行する。例えば、利用者識別情報と、店舗識別情報と、決済金額とを示す決済情報が端末装置100から送信された場合、処理部44は、利用者識別情報が示す利用者の口座から、店舗識別情報が示す店舗の口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。また、利用者識別情報と、決済金額と、店舗識別情報とを示す決済情報が店舗端末から送信された場合、処理部44は、利用者識別情報が示す利用者の口座から、店舗識別情報が示す店舗の口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。
また、処理部44は、利用者が保有する口座から、送金金額の送金先である利用者が保有する口座に送金金額を移行させる処理を実行してもよい。例えば、図1の例において、処理部44は、利用者U1の口座から、送金先の利用者の口座へと、送金金額が示す額の電子マネーを移行させる処理を実行する。
また、処理部44は、コンテンツに対する操作に応じて、支払先への決済処理を実行してもよい。例えば、図1の例において、処理部44は、提案コンテンツに対する操作に応じて送信される決済要求に基づき、利用者U1の口座から支払先の利用者や事業者の口座へと電子マネーの送金を行う。
また、処理部44は、コンテンツに対する操作に応じて、口座に所定の金額を入金し、当該入金完了後に支払先への決済処理を実行してもよい。例えば、図1の例において、処理部44は、口座への所定の金額の入金処理、並びに、入金完了後に支払先への決済処理を指示するためのコンテンツに対する操作に応じて、利用者U1の口座に所定の金額を入金し、当該入金完了後に支払先への決済処理を実行する。
また、処理部44は、決済情報が示す決済金額に基づいて、支払先への決済処理を実行してもよい。例えば、図1を例にして説明すると、利用者U1が毎回一定の金額を送金している支払先への送金を利用者U1に提案される場合、処理部44は、当該金額が入力済みの提案コンテンツを介した決済要求に基づいて、支払先への当該金額の決済処理を実行する。
また、処理部44は、コンテンツに対して利用者が入力した金額に基づいて、支払先への決済処理を実行してもよい。例えば、図1の例において、処理部44は、提案コンテンツに入力された送金金額に基づく決済処理を実行する。
〔3.提案処理のフロー〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る決済サーバ10の提案処理の手順について説明する。図5は、実施形態に係る提案処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、決済サーバ10は、利用者が所定の決済手段を用いて支払先に対して行った決済に関する決済情報を取得する(ステップS101)。続いて、決済サーバ10は、決済情報に基づいて、利用者が支払先に決済を行う周期を特定する(ステップS102)。続いて、決済サーバ10は、決済を提案するタイミングであるか否かを判定する(ステップS103)。決済を提案するタイミングではないと判定した場合(ステップS103;No)、決済サーバ10は、決済を提案するタイミングとなるまで待機する。
一方、決済を提案するタイミングであると判定した場合(ステップS103;Yes)、決済サーバ10は、支払先への決済の提案に関するコンテンツを利用者端末に表示させる(ステップS104)。続いて、決済サーバ10は、端末装置100から決済要求が送信されたか否かを判定する(ステップS105)。決済要求が送信されない場合(ステップS105;No)、決済サーバ10は処理を終了する。
一方、決済要求が送信された場合(ステップS105;Yes)、決済サーバ10は、支払先への決済処理を実行し(ステップS106)、処理を終了する。
〔4.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
〔4-1.決済について〕
本願における「決済」は、各種商品や役務の提供等に対する対価として利用者が行うものに限定されるものではなく、例えば、個人間の送金といった単純な資金移動、すなわち、商品や役務の提供に対する対価ではない資金のやりとり(送金)を含む概念とする。すなわち、本願における「利用者が所定の決済手段を用いて支払先に対して行った決済に関する決済情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された決済情報に基づいて、前記利用者が前記支払先に決済を行う周期を特定する特定部と、前記特定部により特定された周期に応じて、前記所定の決済手段を提供するプラットフォームを介して前記支払先への決済を前記利用者に提案する提案部とを有することを特徴とする提案装置」とは、何かしらの対価として行われる決済のみならず、対価ではない単純な資金移動に関する送金の処理をも含む概念であることとする。
〔4-2.処理態様について〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文章中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る決済サーバ10は、取得部41と、特定部42と、提案部43と、処理部44とを有する。取得部41は、利用者が所定の決済手段を用いて支払先に対して行った決済に関する決済情報を取得する。特定部42は、取得部41により取得された決済情報に基づいて、利用者が支払先に決済を行う周期を特定する。提案部43は、特定部42により特定された周期に応じて、所定の決済手段を提供するプラットフォームを介して支払先への決済を利用者に提案する。また、提案部43は、支払先への決済の提案に関するコンテンツであって、支払先への決済を指示するためのコンテンツを利用者が利用する利用者端末に表示させる。処理部44は、コンテンツに対する操作に応じて、支払先への決済処理を実行する。
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、利用者が自動送金に関する設定を行わなくとも、支払先への送金に関して適切なタイミングで送金の提案を行い、送金を行うことができるため、利用者の潜在的なニーズに沿った決済の提案を行うことができる。
また、実施形態に係る決済サーバ10において、例えば、特定部42は、支払先が属するカテゴリに基づいて周期を特定する。また、取得部41は、支払先に対する決済の目的を示す目的情報を含む決済情報を取得する。そして、特定部42は、目的情報に基づいて周期を特定する。また、取得部41は、支払先に対する決済が行われた日時を示す決済情報を取得する。そして、特定部42は、決済情報が示す日時に基づいて周期を特定する。
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、各種の情報に基づいて利用者が支払先に決済を行う周期を特定することができるため、周期を特定する際の精度を向上させることができる。
また、実施形態に係る決済サーバ10において、例えば、提案部43は、所定の決済手段における利用者の口座の残高が所定の閾値以下である場合は、当該口座に対する入金と、支払先への決済とを指示するためのコンテンツを利用者端末に表示させる。そして、処理部44は、コンテンツに対する操作に応じて、口座に所定の金額を入金し、当該入金完了後に支払先への決済処理を実行する。また、処理部44は、決済情報が示す決済金額に基づいて、支払先への決済処理を実行する。そして、処理部44は、コンテンツに対して利用者が入力した金額に基づいて、支払先への決済処理を実行する。
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、電子結佐―サービスにおける利用者の状況に応じて柔軟に決済処理を実行できるため、利便性を向上させることができる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る決済サーバ10は、例えば、図6に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、決済サーバ10を例に挙げて説明する。図6は、決済サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が決済サーバ10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、決済サーバ10の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した決済サーバ10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
10 決済サーバ
20 通信部
30 記憶部
31 口座データベース
32 利用者情報データベース
40 制御部
41 取得部
42 特定部
43 提案部
44 処理部
100 端末装置

Claims (10)

  1. 利用者が所定の決済手段を用いて支払先に対して行った決済に関する決済情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された決済情報に基づいて、前記利用者が前記支払先に決済を行う周期を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された周期に応じて、前記所定の決済手段を提供するプラットフォームを介して前記支払先への決済を前記利用者に提案する提案部と
    を有することを特徴とする提案装置。
  2. 前記特定部は、
    前記支払先が属するカテゴリに基づいて前記周期を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の提案装置。
  3. 前記取得部は、
    前記支払先に対する決済の目的を示す目的情報を含む前記決済情報を取得し、
    前記特定部は、
    前記目的情報に基づいて前記周期を特定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の提案装置。
  4. 前記取得部は、
    前記支払先に対する決済が行われた日時を示す前記決済情報を取得し、
    前記特定部は、
    前記決済情報が示す日時に基づいて前記周期を特定する
    ことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1つに記載の提案装置。
  5. 前記提案部は、
    前記支払先への決済の提案に関するコンテンツであって、前記支払先への決済を指示するためのコンテンツを前記利用者が利用する利用者端末に表示させ、
    前記コンテンツに対する操作に応じて、前記支払先への決済処理を実行する処理部
    をさらに有することを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1つに記載の提案装置。
  6. 前記提案部は、
    前記所定の決済手段における前記利用者の口座の残高が所定の閾値以下である場合は、当該口座に対する入金と、前記支払先への決済とを指示するための前記コンテンツを前記利用者端末に表示させ、
    前記処理部は、
    前記コンテンツに対する操作に応じて、前記口座に所定の金額を入金し、当該入金完了後に前記支払先への決済処理を実行する
    ことを特徴とする請求項5に記載の提案装置。
  7. 前記処理部は、
    前記決済情報が示す決済金額に基づいて、前記支払先への決済処理を実行する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の提案装置。
  8. 前記処理部は、
    前記コンテンツに対して前記利用者が入力した金額に基づいて、前記支払先への決済処理を実行する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の提案装置。
  9. コンピュータが実行する提案方法であって、
    利用者が所定の決済手段を用いて支払先に対して行った決済に関する決済情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された決済情報に基づいて、前記利用者が前記支払先に決済を行う周期を特定する特定工程と、
    前記特定工程により特定された周期に応じて、前記所定の決済手段を提供するプラットフォームを介して前記支払先への決済を前記利用者に提案する提案工程と
    を含むことを特徴とする提案方法。
  10. 利用者が所定の決済手段を用いて支払先に対して行った決済に関する決済情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得された決済情報に基づいて、前記利用者が前記支払先に決済を行う周期を特定する特定手順と、
    前記特定手順により特定された周期に応じて、前記所定の決済手段を提供するプラットフォームを介して前記支払先への決済を前記利用者に提案する提案手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする提案プログラム。
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