JP2023109235A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023109235000001
【課題】非接触操作ユニットの操作精度を向上させる。
【解決手段】操作者が操作する指示部がディスプレイに接触した位置を検出し、検出した位置を示す第一の入力情報を生成する第一の生成手段を有する第一の操作部と、第一の操作部に所定の距離まで近づいた指示部の位置を検出し、検出した位置を示す第二の入力情報を生成する第二の生成手段を有する第二の操作部と、第一の入力情報または第二の入力情報に応じて画像形成装置を制御する制御部と、を備え、制御部は、ディスプレイに表示した指示位置に指示部が接触したときに第一の操作部から受信した指示位置を示す第一の入力情報と、指示位置を示す第一の入力情報を受信する直前に、指示位置に近づいた指示部を検出したときに第二の操作部から受信した第二の入力情報と、を用いて、指示位置を示す第一の入力情報に対して、指示位置に近づいた指示部の位置を示す第二の入力情報の補正を行うキャリブレーションモードを有する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、タッチパネル式の操作部を備えた画像形成装置に関する。
近年、複合機などの画像形成装置において、ユーザインターフェースとして、タッチパネル式の操作部を備えた装置がある。タッチパネル式の操作部は、画像形成に関する情報を表示するディスプレイの表示面にタッチパネルを積層的に配置し、表示面に触れることで、画像形成装置を操作する指示を検出(入力)することができる。
タッチパネル式の操作部は、ディスプレイの表示面に重ねたタッチパネルにユーザが触れて操作するため、オフィス環境のように多数のユーザがいる環境では、その多数のユーザが同じ操作部に触ることになる。そこで、近年、ユーザが非接触で操作できる非接触操作ユニットを、画像形成装置の操作部に用いる提案がされている(特許文献1)。また、ディスプレイの画像を空中に再生画像として表示し、再生画像の位置に赤外線発光面を形成し、再生画像の操作位置を赤外線の反射光によって非接触で検知する技術が提案されている(特許文献2)。
特開2016-62410号公報 特許第5509391号
しかしながら、タッチパネル式の操作部に非接触操作ユニットを取り付けた場合、操作部と非接触操作ユニットとの取り付け公差などにより操作精度が低下してしまうおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、接触操作と非接触操作が可能な画像形成装置において、非接触操作ユニットの操作精度を向上させることである。
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、画像形成装置に対する指示を入力する第一の操作部であって、情報を表示するディスプレイと、前記ディスプレイに重ねて設けられ、操作者が操作する指示部が前記ディスプレイに接触した位置を検出し、前記検出した位置を示す第一の入力情報を生成する第一の生成手段と、を有する第一の操作部と、前記指示部を前記第一の操作部に接触させずに画像形成装置に対する指示を入力するための第二の操作部であって、前記第一の操作部から所定の距離離れた位置で、前記第一の操作部に前記所定の距離まで近づいた前記指示部の位置を検出し、前記検出した位置を示す第二の入力情報を生成する第二の生成手段を有する第二の操作部と、前記第一の入力情報または前記第二の入力情報に応じて画像形成装置を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記ディスプレイに表示した指示位置に前記指示部が接触したときに前記第一の操作部から受信した前記指示位置を示す第一の入力情報と、前記指示位置を示す前記第一の入力情報を受信する直前に、前記指示位置に近づいた前記指示部を検出したときに前記第二の操作部から受信した第二の入力情報と、を用いて、前記指示位置を示す前記第一の入力情報に対して、前記指示位置に近づいた前記指示部の位置を示す前記第二の入力情報の補正を行うキャリブレーションモードを有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、第一の入力情報に対して第二の入力情報の補正を行うことで、操作部の操作精度を向上させることができる。
実施例1に係る画像形成装置の概略構成を示す斜視図 実施例1に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図 実施例1に係る操作部と非接触操作ユニットの内部ブロック図 (a)操作部を正面から見た概略図、(b)タッチパネルにxy座標軸を重ねた図 (a)調整マーカーを表示したタッチパネルを示す図、(b)調整マーカーを示す図 (a)操作部に非接触操作ユニットを装着した概略図、(b)操作部に非接触操作ユニットを装着した概略図、(c)非接触操作ユニットの操作検出面にxy座標軸を重ねた図 (a)、(b)、(c)タッチパネルと非接触操作ユニットの断面図 非接触操作ユニットの枠体の開口された領域、第一の領域、および第二の領域を示す平面図 実施例1に係るコントローラ100による座標データの判定制御を示すフローチャート キャリブレーションモードを示すフローチャート タッチパネル側のキャリブレーションの動作を示すフローチャート ハードキー側のキャリブレーションの動作を示すフローチャート 実施例2に係る画像形成装置の概略構成を示す斜視図 実施例2に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図 実施例2に係る操作部と非接触操作ユニットの内部ブロック図
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔実施例1〕
<画像形成装置の概略構成>
図1を用いて、本実施例に係る画像形成装置について説明する。図1は、画像形成装置の概略構成を示す斜視図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、記録媒体に画像を形成する画像形成部としてのプリンタ部300と、不図示のガラス面に載置された原稿の画像を光学的に読み取って画像データに変換する画像読取部としてのスキャナ部200と、を備える。また、画像形成装置1は、操作部(第一の操作部)400と、非接触操作ユニット(第二の操作部)500と、を備える。また、画像形成装置1は、主電源のオン、オフを切り替えるシーソー型もしくはタクティール型の主電源スイッチ602(図2参照)を備える。
画像形成装置1は、画像形成装置1への指示入力及び画像形成装置1の指示内容や状態表示を行う操作部(第一の操作部)400を備える。操作部400は、画像形成に関する情報を表示するディスプレイとしてのLCD(Liquid Crystal Displayの略)406を備える。LCD406は、画像形成に関する情報として、画像形成枚数や記録媒体のサイズ設定などの画像形成に関する設定や原稿のサイズの設定などの画像の読み取りに関する設定をするための画面や、画像形成処理の実施中、エラーによる停止中、又はスタンバイ状態などの画像形成装置1の状態などを表示する。
また、操作部400は、画像形成装置1に対して指示を入力するタッチパネル405を備える。タッチパネル405は、LCD406の表示面に垂直な方向において、LCD406の表示面の上に重ねて設けられている。具体的には操作者であるユーザがLCD406の表示面を見たときに、タッチパネル405はLCD406よりもユーザ側に配置されている。タッチパネル405は、ユーザが指やタッチペンなどの指示部によりタッチパネル405に触れると、前記指示部がタッチパネル405に接触した位置を検出し、前記検出した位置を示す座標データを生成する。つまり、タッチパネル405(および後述するタッチパネル制御部)は、指示部がタッチパネル405に接触した位置を検出し、前記検出した位置を示す第一の入力情報(座標データ)を生成する第一の生成手段である。
したがって、ユーザは、LCD406の表示面に表示される画面に触れることで、画像形成枚数や記録媒体のサイズ設定などの画像形成に関する設定や、原稿のサイズの設定などの画像の読み取りに関する設定を行うことができる。
なお、図1には図示していないが、操作部400は、タッチパネル405を重ねて配置したLCD406の他に、操作キーを備えている。操作キーは、操作部400のLCD406が配置された領域の外の領域に配置されたハードキー403である。ハードキー(操作キー)403は、画像形成装置1の設定やジョブ命令など、画像形成装置の動作を指示するためのキーやテンキーを有する。なお、操作キーは、ハードキーに限定されるものではなく、静電式キーであっても構わない。
さらに、操作部400は、画像形成装置1から離れた位置にいるユーザに画像形成装置1のエラーや画像形成処理実施中といった状態を点灯、消灯、点滅によって報知するLED402を備える(LEDはLight Emitting Diodeの略)。
また、画像形成装置1は、前記指示部をタッチパネル405に接触させずに画像形成装置1に対する指示を入力するための非接触操作ユニット(第二の操作部)500を備える。非接触操作ユニット500は、タッチパネル405を重ねたLCD406から所定の距離離れた位置で、前記LCD406またはハードキー403に前記所定の距離まで近づいた前記指示部の位置を検出し、前記検出した位置を示す座標データを生成する。つまり、非接触操作ユニット500は、LCD406に所定の距離まで近づいた指示部の位置を検出し、前記検出した位置を示す第二の入力情報(座標データ)を生成する第二の生成手段である。
したがって、ユーザは、LCD406(タッチパネル405)に触れることなく、画像形成枚数や記録媒体のサイズ設定などの画像形成に関する設定や、原稿のサイズの設定などの画像の読み取りに関する設定を行うことができる。
また、非接触操作ユニット500は、操作部400の上に重ねて配置され、操作部400の外周を囲むように配置することが可能な筐体(枠体)を備える。非接触操作ユニット500は、図1に示すように操作部400に装着することが可能である。ここでは、非接触操作ユニット500は、オプション装置として画像形成装置1に対して後付けで装着する構成を例示しているが、これに限定されるものではなく、予め画像形成装置に一体に設けた構成でも構わない。
本実施例では、非接触操作ユニット500は、枠体(筐体)501を備えている。枠体501は、図6(a)および図8に示すように、操作部400のLCD406の位置を示す第一の領域411、および、前記第一の領域411の外であって、操作部400のハードキー403の位置を示す第二の領域412の外周の4辺を囲み、中央部である第一の領域411および第二の領域412が開口された形状の枠体である。枠体501の開口された領域413は、第一の領域411および第二の領域412の領域全体を覆う。枠体501の開口された領域413は、後述する非接触センサにより指示部の位置を検出する検出範囲(図6および図7に示す操作検出面515)である。
非接触操作ユニット500の枠体501の形状(構造)は、前述した形状に限定されるものではない。例えば、非接触操作ユニット500の枠体501は、後述する非接触センサ503による検出範囲(図6および図7に示す操作検出面515)が第一の領域411および第二の領域412の領域全体を覆う構成であれば、操作部400の外周の1辺もしくは2辺だけに載せられる構造でも構わない。非接触操作ユニット500の枠体501は、操作部400の第一の領域411および第二の領域412の外周の4辺を囲む形状(筐体)が、非接触による操作の領域を視覚的に最も把握しやすいため、好ましい。
図1に示すように、非接触操作ユニット500は、非接触センサ503を備えている。非接触センサ503は、LCD406またはハードキー403に所定の距離まで近づいた指示部の位置を検出する検出部である。非接触センサ503により、非接触操作ユニット500の枠内に侵入してきた指示部の検出と、該指示部の枠体501内における位置と、を検出することができる。
また、非接触操作ユニット500は、画像形成装置1に電気的に接続するための接続部として、接続ケーブル504を備えている。画像形成装置1は、接続ケーブル504を接続可能である。非接触操作ユニット500は、接続ケーブル504を操作部400に接続することで、画像形成装置1に電気的に接続される。そして、非接触操作ユニット500は、前記検出した指示部の位置を示す入力情報を、接続ケーブル504を介して操作部400に送信する。
なお、本実施例では、図1に示すように、画像形成装置1の操作部400に接続ケーブル504を接続することで、非接触操作ユニット500を画像形成装置1に電気的に接続する構成を例示しているが、これに限定されるものではない。
<画像形成装置のシステム構成>
図2を用いて、画像形成装置のシステム構成について説明する。図2は、画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置1は、制御部としてのコントローラ100、画像読取部としてのスキャナ部200、画像形成部としてのプリンタ部300、操作部400、非接触操作ユニット500、および電源ユニット600、を備えている。
コントローラ100は、スキャナ部200、プリンタ部300、操作部400のそれぞれと互いに電気的に接続され、通信可能なように構成されている。
スキャナ部200は、図示しないCCD等の撮像素子で原稿の画像を読み取り、デジタル画像データ(RGB等)に変換してコントローラ100に転送する。
プリンタ部300は、記録媒体に画像を形成する電子写真方式の画像形成部(不図示)を備える。プリンタ部300は、コントローラ100から転送されてきたデジタル画像データに応じて感光体を露光して潜像を形成し、トナーを用いて現像し、現像したトナー像を記録媒体に転写し、定着して出力する。
なお、ここでは、記録媒体に画像を形成する画像形成部として、電子写真方式の画像形成部を例示したが、これに限定されるものではなく、例えばインクジェット方式等の他の画像形成部であっても良い。
操作部400は、前述したように、画像形成に関する設定や画像の読み取りに関する設定など、画像形成装置1に対する各種入力を受け付ける。また操作部400は、前述の設定をするための画面や、画像形成装置1の状態など、画像形成に関する情報を表示する。詳細は後述する。
非接触操作ユニット500は、非接触による操作で操作部400から指示を入力する。ここでは、非接触操作ユニット500は、オプション装置として画像形成装置1に対して後付けで装着(接続)する構成を例示している。
電源ユニット600は、商用電源からコンセントプラグ601を介して電源の供給を受け、各デバイスで使用される電力に変換して各デバイスに電力を供給する。具体的には、まず電源ユニット600は、主電源スイッチ602がオフからオンに切り替えられるとコントローラ100に電力を供給する。その後、電源ユニット600は、コントローラ100の指示に基づき、スキャナ部200、プリンタ部300、操作部400、非接触操作ユニット500などに電力を供給する。
さらにコントローラ100について詳細に説明する。
コントローラ100は、CPU101、RAM102、ROM103、電源制御部104、操作部I/F105、および外部I/F106を備えており、これらはシステムバス107で相互に接続されている。また、コントローラ100は、HDD108、画像処理部109、スキャナI/F110、およびプリンタI/F111を備えており、これらは画像データバス112で相互に接続されている。システムバス107と画像データバス112はバスブリッジ113で接続されており、各々に接続されている機能ブロックは互いに通信可能な構成となっている。
コントローラ100のCPU101は、主に、ROM103やHDD108に記憶された各種のプログラムに基づき、各機能ブロックに対する初期化、各機能ブロックとの通信および各種制御を実行する。
コントローラ100のRAM102は、CPU101が動作するためのプログラムの展開や、情報処理、画像処理のワーク領域として活用される。
コントローラ100のROM103には、CPU101がブートするためのブートプログラムや画像制御等の制御パラメータのバックアップデータが格納されている。CPU101は、画像形成装置1の電源起動時には、該ブートプログラムをROM103から読み出してRAM102に展開し、プログラムに従って各機能ブロックの初期化を行う。
電源制御部104は、電源ユニット600から各デバイスに供給される電力の各デバイス毎のON/OFF制御を行う。
操作部I/F105は、システムバス107と操作部400との間で、入力情報や表示情報に関するコマンド、ステータスの受け渡しを行う第1のインターフェース部である。また、コントローラ100は、HDD108に格納された表示画像データを操作部400に送信してLCD406に表示することもできる。
なお、本実施例では、非接触操作ユニット500は、接続ケーブル504により操作部400に接続され、画像形成装置1と電気的に接続される構成となっている。そのため、コントローラ100は、操作部I/F105を通してシステムバス107と操作部400との間で、タッチパネル405からの入力情報だけでなく、非接触操作ユニット500からの入力情報の受け渡しも行う。
外部I/F106は、システムバス107とUSBなどの接続部により接続される機器(デバイス)との間で、データなどの受け渡しを行う第2のインターフェース部である。コントローラ100は、外部I/F106を通してシステムバス107と接続部により接続される機器との間で、データなどの受け渡しを行う。また、コントローラ100のCPU101は、外部I/F106を通して前記接続される機器が接続されているか否かを判断する。
HDD108は、CPU101で動作させるOSや制御プログラム、アプリケーションプログラム、また、画像データ等を保存する記憶部(ストレージ)である。HDD108は、画像処理を行う際の一時的なワーク領域としても活用される。
画像処理部109は、RAM102やHDD108をワーク領域として活用し、拡大、縮小、回転、解像度変換、JPEG等の圧縮、伸張、色変換、色調整等の各種画像処理を行う。
スキャナI/F110は、スキャナ部200と画像データバス112との間で、スキャンしたデジタル画像データの受け渡しや、スキャナ部200との通信を行うインターフェース部である。
プリンタI/F111は、プリンタ部300と画像データバス112との間で、印刷するための画像データの受け渡しや、プリンタ部300との通信を行うインターフェース部である。
システムバス107、画像データバス112は、画像データの他に、操作部400とのコマンド、ステータス等、通信に必要な情報をやり取りするための伝送路である。システムバス107と画像データバス112は、互いにバスブリッジ113で接続され、データの受け渡しが可能なように構成されている。
またコントローラ100は、タイマー114を備える。タイマー114は、コントローラ100が各種処理を行う際に計時を行うためのものである。例えばコントローラ100は、タイマー114のカウント値に応じて、画像形成装置1をスタンバイモードから前記スタンバイモードより消費電力の少ないスリープモードへ移行させる判断を行う。
<操作部と非接触操作ユニットのシステム構成>
図3を用いて、操作部400と非接触操作ユニット500のシステム構成について説明する。図3は、操作部400および非接触操作ユニット500のコントローラ100との通信に関わる内部構成を示すブロック図である。
コントローラ100は、操作部400および非接触操作ユニット500との間で通信を行い、前述の読取や画像形成の条件の設定や画像形成の実行の入力の受け付け、装置状態に応じた表示制御、発音制御、を行う。これらの動作を具体的に説明するために、操作部400と非接触操作ユニット500とについて以下で説明する。
図3に示すように、操作部400は、操作部CPU401、LED402、ハードキー403、タッチパネル制御部404、タッチパネル405、LCD406とバックライト407、音合成部408とスピーカー409、を備える。
操作部CPU401は、内蔵されたROMに格納されたプログラムにより動作して、コントローラ100と通信を行う。
具体的には、操作部CPU401は、ハードキー403のキーが押下されたか否かを検出し、検出結果をコントローラ100に通知する。
さらに、タッチパネル制御部404はタッチパネル405が指示部によってタッチされたか否かを検出し、タッチされた位置を示す座標データを算出し、その結果を操作部CPU401に送信する。なお、タッチパネル405が指示部を検出した位置を示す座標データを第一の入力情報とする。つまり、第一の生成手段としてのタッチパネル制御部404およびタッチパネル405は、操作者が操作する指示部がLCD406の表示面に接触した位置を検出し、前記検出した位置を示す第一の入力情報(座標データ)を生成し、CPU101に送信する。
コントローラ100は、操作部400からこれらの各種入力を受け、必要に応じてLED402の点灯、点滅、消灯制御、LCD406のバックライト407の輝度調整制御、スピーカー409で発音させる発音制御、これらを実行するための各コマンドを生成する。そしてコントローラ100は、操作部I/F105を介して操作部CPU401に送信する。操作部CPU401は、該コマンドを受信してデコードし、その結果に従い、LED402の点灯、点滅、消灯制御、バックライト407の輝度調整制御、音合成部408にコマンドを発生させてスピーカー409の発音制御、を実行する。さらにコントローラ100は、操作部400からの前記各種入力を受け、必要に応じてHDD108から表示画面データを読み出し、LCD406に表示させる。
非接触操作ユニット500は、非接触センサ503、非接触センサ制御部502を備える。図1を用いて説明したように、非接触操作ユニット500は、タッチパネル405、LCD406、ハードキー403、を囲んだ筐体(枠体501)によって構成され、操作部400に配置されている。非接触センサ503は、筐体で囲まれた空間(LCD406に表示されている画面の領域)における指示部の有無を検出する。ここで、筐体で囲まれた空間は、図8に示す枠体501の開口された領域413である。非接触センサ制御部502は、非接触センサ503の検出結果に基づいて、筐体で囲まれた空間の内、タッチパネル405と平行な平面(後述する操作検出面515)の中での指示部の位置を示す座標データを算出する。この時、非接触操作ユニット500が指示部を検出した位置を示す座標データを第二の入力情報とする。そして、該座標データを、接続ケーブル504を介して操作部CPU401に送信する。つまり、第二の生成手段としての非接触操作ユニット500は、LCD406から所定の距離離れた位置で、LCD406に前記所定の距離まで近づいた前記指示部の位置を検出し、前記検出した位置を示す第二の入力情報(座標データ)を生成し、CPU101に送信する。
コントローラ100は、前記第一の入力情報または前記第二の入力情報に応じて画像形成装置1を制御する。コントローラ100は、画像形成に関する情報をLCD406に表示する。例えば、コントローラ100は、画像形成に関する情報として、タッチパネル405または非接触操作ユニット500のいずれか一方を有効に設定するための設定画面(不図示)をLCD406に表示するようにしても良い。この場合、コントローラ100は、前記設定画面にて有効に設定された一方の生成手段であるタッチパネル405または非接触操作ユニット500からの入力情報に応じて制御する。
操作部CPU401は、タッチパネル制御部404で生成された座標データ(第一の入力情報)、および非接触センサ制御部502で生成された座標データ(第二の入力情報)を受信する。そして、タッチパネル405によって生成された座標データおよび非接触操作ユニット500によって生成された座標データは、操作部400を経て、同じ入力経路である操作部I/F105を通してコントローラ100に入力される。
操作部CPU401は、受信した座標データがタッチパネル制御部404と非接触センサ制御部502とのどちらで生成された座標データなのかを示す識別子を、各座標データに付与する。そして、操作部CPU101は、識別子を付与した各座標データを、操作部I/F105を通してコントローラ100に送信する。これにより、コントローラ100は、受信した座標データがタッチパネル制御部404と非接触センサ制御部502とのどちらのデバイスで検出された座標データなのかを識別子に基づいて識別することができる。すなわち、操作部CPU401は、タッチパネル405によって得られた座標データ(第一の入力情報)に対して、前記第一の入力情報であることを示す第一の識別子を付与する第一の識別子付与手段である。また操作部CPU401は、非接触操作ユニット500によって得られた座標データ(第二の入力情報)に対して、前記第二の入力情報であることを示す第二の識別子を付与する第二の識別子付与手段である。
<座標データの生成>
ここで、図4~図8を用いて、タッチパネル405により検出した位置を示す座標データと、非接触操作ユニット500により検出した位置を示す座標データの生成について説明する。
図4(a)は操作部400を正面から見た概略図である。タッチパネル405は、透明なガラスやフィルム等で構成されており、LCD406の表示面に重ねて配置され、LCD406の表示面が透過して見える構成となっている。また、操作部400において、タッチパネル40(LCD406)が配置された第一の領域の外には、ハードキー403が配置されている。また、LED402も正面から見易い位置に配置されている。操作部400は、LCD406の表示面とLED402の点灯・消灯・点滅により、画像形成装置1の操作者に各種入力操作画面や装置状態等を報知する。また、タッチパネル405およびハードキー403により、操作者の各種入力や設定操作を受け付ける。
図4(b)は、タッチパネル405にxy座標軸を重ねた図である。タッチパネル制御部404は、タッチパネル405を、横軸(x軸)n等分、縦軸(y軸)m等分に区切り、x軸の区切りをx0~xn座標、y軸の区切りをy0~ym座標、として仮想的に割り振っている。そして、タッチされた位置がxy平面の座標点として検出可能なように構成されている。
図4(b)ではタッチされた位置Mを示す座標点である座標データは(x3、y2)である。例えばLCD406に表示した任意のキーの画面と重なる部分のタッチパネル405の領域に前記タッチ位置(座標点)Mの座標データ(x3、y2)を含む場合、該座標点Mのタッチを検出することで、キーが押下された、と判断する。タッチパネル制御部404は、指示部がタッチパネル405に接触したタッチ位置(座標点)Mを示す座標データ(x3、y2)を操作部CPU401に通知する。
なお、タッチ位置Mを示す座標点(x3、y2)をタッチした際の、タッチパネル制御部404がコントローラ100に送信する座標データと、LCD406の座標点Mの表示位置とを一致させるには、予めキャリブレーションを実施する必要がある。
タッチパネル等によるタッチ入力を用いた電子機器等においては、ユーザ視差やLCD406とタッチパネル405の取り付け公差、タッチパネル制御部404の検出範囲のばらつき、タッチパネル405の特性のばらつき等による位置ずれの要因がある。そして、この要因によって、表示画面上の目標座標とこの目標座標に正確にタッチ入力した際の検出座標にずれ(座標ずれ)が生じる。すなわち、表示画面上の目標座標である前記LCD406の座標点Mの表示位置と、この目標座標に正確にタッチ入力した際の検出座標である前記タッチパネル制御部404が送信する座標データとに座標ずれが生じる。タッチパネル405のキャリブレーションでは、LCD406に表示した複数の調整マーカーと、その調整マーカーの位置をタッチした際の座標データとを使用して、このような座標ずれの補正を行わせる。
タッチパネル405のキャリブレーションは、ユーザが操作部400のLCD406上に表示されるボタンや、ハードキー403の操作によりキャリブレーションモードに遷移することで実行される。
タッチパネル405のキャリブレーションモードでは、LCD406上に複数の調整マーカーを表示して、ユーザがタッチパネル405上の調整マーカーの位置をタッチするように操作させる。
調整マーカーは、例えば目標座標(x、y)が十字の中央(交点)となるように、図5(b)に示す十字のマークをLCD406上に表示する。さらに詳しくは、図5(b)に示す調整マーカーでは、1dot幅のラインが、ライン端部から5dotの位置で直交する十字のマークを例示している。また調整マーカー(十字のマーク)は、例えば図5(a)に示すように、LCD406上の複数の位置(1)~(9)に、調整マーカーが位置(1)から順に1つずつ表示される。
このようにLCD406には、複数の位置(1)~(9)に調整マーカー(十字のマーク)が、位置(1)から順に1つずつ表示される。そして、すべての調整マーカーの位置にタッチした際の座標データを使用して、タッチパネル405とLCD406との座標ずれの補正を行う。
図6(a)は、操作部400に非接触操作ユニット500を装着して、LCD406の表示面に垂直な方向から見た概略図である。図8は、非接触操作ユニット500の枠体501の開口された領域413、第一の領域411、および第二の領域412を示す平面図である。非接触操作ユニット500の枠体501は、操作部400のLCD406の位置を示す第一の領域411、および、操作部400のハードキー403が配置された第二の領域412の外周の4辺を囲み、中央部(第一の領域411および第二の領域412)が開口された形状(筐体)で構成されている。本実施例では、非接触センサ503が非接触操作ユニット500の上辺の両端に取り付けられている。非接触センサ503は例えば赤外センサで構成され、赤外線の発光と受光を所定のタイミングで行っている。非接触操作ユニット500の枠内に指示部が侵入してくると赤外線受光の特性が変化する。非接触センサ制御部502は該変化に基づいて指示部の有無を検出する。すなわち、非接触センサ制御部502は、指示部がLCD406の表示面またはハードキー403に所定の距離まで近づいたこと、および指示部の位置を検出する。また、2か所に取り付けられた非接触センサ503により、指示部がLCD406の表示面またはハードキー403に所定の距離まで近づいたこと、および指示部の位置を示す座標データが算出される。具体的には、非接触操作ユニット500の枠体501で囲まれた空間(領域413)の内、タッチパネル405、LCD406に平行な平面上に非接触センサ503が設置されている。そして、前記平面(後述する操作検出面515)への指示部の侵入が検出された際、前記平面上における指示部と非接触センサとの間の距離を検出し、三角測量により前記平面上における指示部の位置を算出する。算出された指示部の位置を示す座標データは接続ケーブル504を介して操作部400に送信される。
本実施例では、非接触操作ユニット500は、操作部400(タッチパネル405およびハードキー403)を囲む構造、また、非接触センサ503は赤外センサを挙げている。しかし、非接触操作ユニット500は、タッチパネル405と平行な平面でタッチパネル405またはハードキー403に触れずに指示部の位置を検出可能であれば、これらに限定しない。
図6(b)は、操作部400に非接触操作ユニット500を装着して右側面から見た概略図である。非接触操作ユニット500は、タッチパネル405およびハードキー403に触れずに、LCD406の表示画面またはハードキー403を直感的に操作することを目的として取り付けられる。従って操作する指先(指示部)が、タッチパネル405およびハードキー403に触れずに、タッチパネル405と平行な平面(後述する操作検出面515)で座標位置を検出できる程度に、非接触操作ユニット500の枠体501の厚みtを構成する必要がある。また、非接触操作ユニット500が厚すぎると、指示部による操作の邪魔になり操作性が悪い。また、座標位置を検出する平面もLCD406の表示面から遠すぎると、直感性が失われ、こちらも操作性が悪いと感じる。従って、タッチパネル405からの程よい距離が必要であり、現実的には枠体501の厚みtが50mm程度、座標検出の平面が30mm程度、と想定される。すなわち、LCD406の表示面に垂直な方向において所定の距離離れた位置(例えば30mm)で指示部の検出を行う。言い換えれば、LCD406の表示面に垂直な方向において所定の距離まで近づいた位置(例えば30mm)で指示部の検出を行う。
また、非接触操作ユニット500の接続ケーブル504を接続する操作部400のケーブル挿入口は、装着時に近くにある方が、ケーブル長を短くでき、また余長が操作者にとって煩わしくなくなるため、より望ましい。
図7(a)、図7(b)、図7(c)は、タッチパネル405と非接触操作ユニット500の断面図である。なお、図7(a)、図7(b)、図7(c)には、操作部400のうち、ハードキー403を省略し、タッチパネル405のみを示している。しかし、操作検出面515とハードキー403との間の距離は、操作検出面515とタッチパネル405との間の距離とほぼ等しい位置関係にある。したがって、ハードキー403の非接触による操作は、以下に説明するタッチパネル405の非接触による操作と同様に行うことができる。
図6(a)で説明した通り、非接触操作ユニット500は、非接触操作ユニット500の枠内の空間で、タッチパネル405と平行な平面を操作検出面515として、該操作検出面515に指先が侵入したら、操作部400への操作がなされたと判断する。つまり、非接触操作ユニット500は、図7(a)の状態では指先が操作検出面515に侵入していないため、操作がなされていない、と判断する。
一方、非接触操作ユニット500は、図7(b)の状態だと操作検出面515に指先が侵入しているため、操作がなされている、と判断する。
また、図7(c)は、指先が操作検出面515を超えて、タッチパネル405まで触った状態である。これは例えば、非接触操作しようとして誤ってタッチパネル405まで触ってしまった場合、逆に、非接触操作ユニット500が装着されているが、タッチパネル405でタッチ操作しようとした場合に起こり得る。この時、非接触操作による座標データと、タッチパネル405のタッチ位置の座標データと、の両方が生成される。しかしこのような場合でも、図2で説明したように各々固有の識別子が付与された座標データが生成されることで、どちらの座標データであるかをコントローラ100が判断することができる。
図6(c)は、非接触操作ユニット500の操作検出面515にxy座標軸を重ねた図である。
非接触センサ制御部502は、操作検出面515を、横軸(x軸)n等分、縦軸(y軸)m等分に区切り、x軸の区切りをx0~xn座標、y軸の区切りをy0~ym座標、として仮想的に割り振っている。本実施例では、操作検出面515を、x方向に2048分割、y方向に1024分割している。そして、操作検出面515に侵入した指先の位置がxy平面の座標点として検出可能なように構成されている。
座標点は、原点(0、0)を基準とし、原点からの距離に応じて(x、y)で表される。図6(c)では、操作検出面515に侵入した指先の位置Nを示す座標点である座標データは(x3、y2)である。例えばLCD406の表示面に表示した任意のキーの画面と重なる部分の操作検出面515の領域に前記位置(座標点)Nの座標データ(x3、y2)を含む場合、該座標点Nの非接触操作を検出することで、キーが押下された、と判断する。図3で説明した通り、非接触センサ制御部502はこのようにして操作者の非接触操作位置(座標点)Nを示す座標データ(x3、y2)を操作部CPU401に通知する。
なお、非接触操作ユニット500の操作検出面515が検出する座標データは、タッチパネル405が検出する座標データと、各ハードキー403に対応した座標データと、を全て包含する範囲で定義される。図8に示す第一の領域411は、タッチパネル405により指示部を検出する範囲である。図8に示す第二の領域412は、それぞれ第一の領域411の外であり、各ハードキー403に対応した領域である。図8に示す領域413は、タッチパネル405が検出する範囲(第一の領域411)と、各ハードキー403に対応した領域(第二の領域412)と、を全て包含する範囲である。図8に示す領域413は、非接触操作ユニット500の枠体501の開口された領域であり、非接触操作ユニット500が有する非接触センサにより指示部を検出する範囲である。
<コントローラ100による座標判定制御>
次に非接触操作ユニット500が検知した座標データを判定する制御について説明する。図9は、実施例1に係るコントローラ100による座標データの判定制御を示すフローチャートである。図9に示す動作は、コントローラ100のCPU101により実行される。
コントローラ100のCPU101は、非接触操作ユニット500から座標データが送られてきた際に、まず受信した座標データがタッチパネル405で検出する座標の範囲内かを判断する(S801)。すなわち、CPU101は、受信した座標データが示す検出位置が、タッチパネル405の位置を示す第一の領域411の範囲内であるかを判断する。
受信した座標データがタッチパネル405で検出する座標の範囲内である場合(S801のYes)、CPU101はユーザによってタッチパネル405が操作されたと判断する(S802)。そして、CPU101は、受信した座標データに所定の補正を施し、タッチパネル405が操作された場合の座標データに変換する。その後、CPU101は変換後の座標データに基づいた処理を行うための命令を画像形成装置1または操作部400へ送信する(S803)。
一方、受信した座標データがタッチパネル405で検出する座標の範囲外である場合(S801のNo)、CPU101は座標データがハードキー403に対応した所定の座標データであるかを確認する(S804)。すなわち、CPU101は、受信した座標データが示す検出位置が、前記第一の領域411の外であって、ハードキー403の位置を示す第二の領域412の範囲内であるかを判断する。
受信した座標データがハードキー403に対応した所定の座標データである場合(S804のYes)、CPU101はユーザによってその座標データに対応したハードキー403が操作されたと判断する(S805)。そして、CPU101は座標データに対応したハードキー403に基づいた処理を行うための命令を画像形成装置1または操作部400へ送信する(S806)。
受信した座標データがタッチパネル405で検出する座標の範囲外であり(S801のNo)、かつハードキー403に対応した所定の座標データでない場合(S804のNo)、CPU101は無効な座標データであると判断する(S807)。そして、CPU101は、受信した座標データが無効であることをユーザへ報知するための命令を操作部400へ送信する(S808)。
このように、非接触操作ユニット500が、タッチパネル405の位置を示す第一の領域411だけでなく、第一の領域411の外であり、ハードキー403の位置を示す第二の領域412においても指示部の位置を検出する。そのため、ユーザは操作部400のタッチパネル405やハードキー403に触れることなく、操作部400を操作することができる。すなわち、LCD406の外にあるハードキー403に対しても非接触で操作することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお本実施例では、非接触操作ユニット500が操作部400と一体に配置され、画像形成装置1のコントローラ100で制御される構成を例示してしたが、制御元や配置はこれに限定されるものではない。非接触操作ユニット500が操作部400で制御される構成やその他ユーザが操作する部分に配置される構成であってもよい。
<非接触操作ユニットのキャリブレーション>
次に、非接触操作ユニット500のキャリブレーションについて説明する。
指示部を操作部400に接触させずに画像形成装置1に対する指示を入力するために、操作部400に非接触操作ユニット500を取り付けた場合、非接触操作による操作精度が低下してしまう可能性がある。この要因としては、操作部400と非接触操作ユニット500の取り付け公差、非接触センサ制御部502の検出範囲のばらつき等による位置ずれがある。そこで、LCD406に表示した複数の調整マーカーと、調整マーカーの位置をタッチした際の座標データとを使用して、位置ずれ(座標ずれ)の補正を行う。すなわち、非接触操作ユニット500のキャリブレーションを行う。
コントローラ100は、前述の位置ずれ(座標ずれ)の補正を行う非接触操作ユニット500のキャリブレーションモードを有する。
このキャリブレーションモードは、非接触操作ユニット500が操作されたことをコントローラ100が検出することで実行される。あるいは、キャリブレーションモードは、非接触操作ユニット500が画像形成装置1に接続されたことをコントローラ100が検出することで実行される。
非接触操作ユニット500のキャリブレーションモードは、非接触操作ユニット500が検知する座標範囲のうち、タッチパネル405側か、ハードキー403側か、のどちらの座標範囲に対してそれぞれ実施される。
すなわち、非接触操作ユニット500のキャリブレーションモードには、LCD406の第一の領域411のキャリブレーションを実行する第一のキャリブレーションモードと、第一の領域411の外側であるハードキー403の第二の領域412のキャリブレーションを実行する第二のキャリブレーションモードと、がある。
タッチパネル405側の座標範囲(第一の領域411)に対して実施する場合(S1001)、LCD406の第一の領域411のキャリブレーションを実行する第一のキャリブレーションモードが実施される。
一方、ハードキー403側の座標範囲(第二の領域412)に対して実施する場合(S1002)、第一の領域411の外側であるハードキー403の第二の領域412のキャリブレーションを実行する第二のキャリブレーションモードが実施される。
図10~図12は、非接触操作ユニット2000のキャリブレーションモードで実行されるフローチャートである。以下に説明する非接触操作ユニット500のキャリブレーションは、コントローラ100のCPU101により制御され、実行される。
図10~図12に示す処理手順は、コントローラ100がキャリブレーションモードの移行を受け付けることで開始する。また、各ステップは、図2に示すCPU101がHDD108やROM103に記憶されたプログラムをRAM102にロードして実行することで実施される。
図10に示すように、コントローラ100は、ユーザの操作もしくは非接触操作ユニット500の接続により、キャリブレーションモードへの移行を受け付けると、まずタッチパネル側のキャリブレーションを開始する(S100)。
図11を用いて、タッチパネル405側の座標範囲(第一の領域411)に対してキャリブレーションを実行する第一のキャリブレーションモードについて説明する。
コントローラ100は、図5に示したようなタッチパネル405のキャリブレーションと同様に、LCD406上に指示位置である調整マーカーを表示し、調整マーカーのタッチを指示する(S101)。例えば、LCD406への表示により、図5に示す調整マーカー(1)を表示し、調整マーカー(1)を押下するように通知する。
ユーザの指先が非接触操作ユニット500の操作検出面515に侵入するまで(S102でNo)、コントローラ100は、タイマー114をカウントし(S103)、所定の時間(例えば30秒)が経過するのを監視する(S104)。
指先が操作検出面515に侵入し、調整マーカーに所定の距離まで近づいた指先の位置が非接触センサ制御部502により検出される。指先が検出されたときに非接触センサ制御部502から前記検出した位置を示す第二の入力情報である座標データが送信される。非接触センサ制御部502から座標データが送信されると(S102でYes)、コントローラ100は、非接触操作ユニット500内の指先の位置として、指先を検出した位置を示す第二の入力情報である前記座標データを取得(記憶)する(S105)。
続いて、コントローラ100は、ユーザがLCD406上の調整マーカーに接触するまで(S106でNo)、タイマー114をカウントし(S107)、所定の時間(例えば30秒)が経過するのを監視する(S108)。
LCD406に表示した指示位置である調整マーカーに指先が接触し、タッチパネル405がこれを検出する。調整マーカーに接触した指先をタッチパネル405により検出したときに、タッチパネル制御部404から前記調整マーカーの位置を示す第一の入力情報であるデータが送信される。調整マーカーの位置を示すデータが送信されると(S106でYes)、コントローラ100は、調整マーカーの位置を示す第一の入力情報である前記データを取得(記憶)する(S109)。
コントローラ100は、キャリブレーションを実行するための全ての調整マーカー(図5では調整マーカー(1)~(9))が押下されたか否かを確認する(S110)。全ての調整マーカーが押下されていない場合(S110でNo)、コントローラ100は、次の調整マーカーをLCD406に表示して、LCD406上の調整マーカーの押下を指示する(S101)。キャリブレーションを実行するための全ての調整マーカーが押下されるまで、S102からS109を繰り返す。
全ての調整マーカーの押下が終了すると(S110でYes)、コントローラ100は、取得した全ての調整マーカーのデータ(第一の入力情報)と、各調整マーカーのデータを受信する直前に、非接触センサ制御部502から受信した座標データ(第二の入力情報)と、を用いて、タッチパネル側のキャリブレーションを実行する。すなわち、調整マーカーのデータ(第一の入力情報)に対して、非接触操作ユニット500の座標データ(調整マーカーに近づいた指示部の位置を示す第二の入力情報)の補正を実行する(S211)。この補正を実行して、タッチパネル側のキャリブレーションを終了する。
なお、各調整マーカーのデータを受信する直前に、非接触センサ制御部502から受信した座標データとは、操作部400から前記各調整マーカーのデータを受信するまでの所定の時間内に前記非接触センサ制御部502から受信した座標データである。
タッチパネル側のキャリブレーションを終了すると、コントローラ100は図10に示すハードキー側のキャリブレーションを開始する(S200)。
しかしながら、ハードキー403側に対しては、タッチパネル405のキャリブレーションで行うような調整マーカーの表示が行えない。そこで、ハードキー403側の座標範囲に対するキャリブレーションでは、ハードキー403のキー情報を活用することで、ハードキー403上のキー位置を検出し、非接触操作ユニット500のキャリブレーションを実行する。
図12を用いて、ハードキー403側の座標範囲(第二の領域412)に対してキャリブレーションを実行する第二のキャリブレーションモードについて説明する。
コントローラ100は、LCD406への表示等により、ユーザにハードキー側のキャリブレーションを開始することを通知して、ハードキー403の押下を指示する(S201)。例えば、LCD406への表示により、テンキーの1を押下するように通知する。
ユーザの指先が非接触操作ユニット500の操作検出面515に侵入するまで(S202でNo)、コントローラ100は、タイマー114をカウントし(S203)、所定の時間(例えば30秒)が経過するのを監視する(S204)。
指先が操作検出面515に侵入し、ハードキーに所定の距離まで近づいた指先の位置が検出される。指先が検出されたときに非接触センサ制御部502から前記検出した位置を示す第二の入力情報である座標データが送信される。非接触センサ制御部502から座標データが送信されると(S202でYes)、コントローラ100は、非接触操作ユニット500内の指先の位置として、指先を検出した位置を示す第二の入力情報である前記座標データを記憶する(S205)。
続いて、コントローラ100は、ユーザがハードキー403を押下するまで(S206でNo)、タイマー114をカウントし(S207)、所定の時間(例えば30秒)が経過するのを監視する(S208)。
LCD406に表示した指示にしたがってハードキー403が押下されたときに、操作部400から前記押下されたハードキーの位置を示す第一の入力情報であるデータが送信される。押下されたハードキー403のデータが送信されると(S206でYes)、コントローラ100は、押下されたハードキー403の位置を示す第一の入力情報である前記データを取得(記憶)する(S209)。
コントローラ100は、キャリブレーションを実行するための全てのハードキー403が押下されたか否かを確認する(S210)。全てのハードキー403が押下されていない場合(S210でNo)、コントローラ100は、次のハードキー403をLCD406に表示して、ハードキーの押下を指示する(S201)。キャリブレーションを実行するための全てのハードキー403が押下されるまで、S202からS209を繰り返す。
全てのハードキー403の押下が終了すると(S210でYes)、コントローラ100は、取得した全てのハードキー403のデータ(第一の入力情報)と、各ハードキーのデータを受信する直前に、非接触センサ制御部502から受信した座標データ(第二の入力情報)と、を用いて、ハードキー側のキャリブレーションを実行する。すなわち、ハードキー403のデータ(第一の入力情報)に対して、非接触操作ユニット500の座標データ(ハードキーに近づいた指示部の位置を示す第二の入力情報)の補正を実行する(S211)。この補正を実行して、ハードキー側のキャリブレーションを終了する。
なお、各ハードキーのデータを受信する直前に、非接触センサ制御部502から受信した座標データとは、操作部400から前記各ハードキーのデータを受信するまでの所定の時間内に前記非接触センサ制御部502から受信した座標データである。
また、コントローラ100によって実行される前記補正は、以下のようにして行われる。なお、以下に説明する補正は例示であって、これに限定されるものではない。
図12のS211で説明した座標データ補正とは、S205にてコントローラ100が非接触操作ユニット500で取得(記憶)した各ハードキーの座標データ(x,y)の数値を、操作部400のハードキーの位置として適正な数値に変更するものである。
例えば、図6(a)に示すハードキー「3」、「6」、「9」、「#」、「C」の座標データ(x,y)のうち、x軸の数値は同じ位置であることを期待するが、非接触操作ユニット500で取得した前記各ハードキーの座標データにはズレが生じている。このズレは、S202でユーザがハードキーを押下した際の指先の位置のズレで生じることもあるし、非接触操作ユニット500が検出する検出誤差で生じることもある。前記ハードキー「3」、「6」、「9」、「#」、「C」の座標データ補正では、これらの複数のハードキーのx軸の数値をもとに、例えば5つの数値の合計の平均を算出するなどして、適正なx軸の数値に変更することができる。また、y軸の数値についても、例えばハードキー「1」、「2」、「3」のy軸の数値の平均を算出するなどして、適正なy軸の数値に変更することができる。このように非接触操作ユニットで取得した複数のハードキーの座標データから、ハードキーの位置として適正な数値に変更することができる。
ハードキー側のキャリブレーションを終了すると、図10に示すように、コントローラ100はキャリブレーションモードを終了する。
また、S204、S208で所定時間が経過したら(S202、S206でYes)、コントローラ100は、キャリブレーションを終了する。あるいは、コントローラ100は、ユーザにキャリブレーションを終了するか否かをLCD406に通知して選択できるようにしても良い。
また、S201で指示したハードキーと、異なるハードキーをユーザが押した場合、指示したキーと異なること、正しいキーを押下することを、LCD406に表示してユーザに通知するものとする。
以上のように、タッチパネル405側及びハードキー403側の座標範囲に対してキャリブレーションを行うことで、非接触操作ユニット2000の座標データの補正を精度よく実行することができる。すなわち、本実施例によれば、第一の入力情報に対して第二の入力情報の補正を行うことで、非接触操作ユニット500の操作精度を向上させることができる。
なお、図1に示すように、画像形成装置1の操作部400に非接触操作ユニット500を取り付けた際には、非接触操作ユニット500のみ操作を有効にし、タッチパネル式の操作部400の操作は無効にしても良い。その場合、ユーザが非接触操作ユニット500での操作中に、タッチパネル405やハードキー403に触れても、コントローラ100はタッチパネル405やハードキー403からのデータを受け付けないよう制御する。
タッチパネル式の操作部400の操作の有効、無効は、画像形成装置1の設定として予め決められていてもよく、非接触操作ユニット500を取り付けた際に、ユーザが操作部の設定で選択できるようにしてもよい。どちらの場合でも、非接触操作ユニット500のキャリブレーションを実施する際には、接触式操作部400からのデータを受け付けて、図10~図12で説明したキャリブレーションモードを実行するものとする。
また、非接触操作ユニット500をオプションユニットとして販売し、ユーザが接触式操作部400のみの画像形成装置1として購入した後、ユーザの希望により追加できるようにしても良い。
図10~図12では、非接触操作ユニット500のキャリブレーションのプログラムは、HDD108やROM103に予め記憶されているものとして説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、接触式操作部400のみの画像形成装置1では、HDD108やROM103にキャリブレーションのプログラムが含まれておらず、非接触操作ユニット500を取り付ける際に、バージョンアップにより追加できるようにしても良い。バージョンアップは、オプションユニットと同梱したメディアを使用しても良いし、不図示のネットワークを介したダウンロードで対応しても良い。
また、図12のハードキー側のキャリブレーションでは、押下するキーを順次LCD406に表示してユーザに指示するようにした。CPU101は、ハードキーの位置を、ハードキー403からの情報を取得することで判別できて、同時に非接触操作ユニット500から、押下したハードキーの位置に紐づくデータを取得できる。押下するキーの順番には限定されず、押下するキーの指示にも制約されないものとする。
また、図11のタッチパネル側のキャリブレーションでは、CPU101がLCD406上に複数の調整マーカーを表示して、非接触操作ユニット500から取得するデータで補正することを説明した。タッチパネル405自体は、予めキャリブレーションが実行されている。タッチパネル側のキャリブレーションでは、ユーザが非接触操作ユニット500内に指先を挿入するだけでなく、LCD406に表示された調整マーカー上にタッチすることで、タッチパネル405からのデータも取得して、補正に使用しても良い。
〔実施例2〕
次に実施例2に係る画像形成装置について説明する。尚、画像形成装置の概略構成は前述した実施例1と同様であるため、前述した実施例1と同等の機能を有する部材には同一符号を付し、説明を省略する。
図13は、実施例2の画像形成装置1の斜視概略図である。操作部400に非接触操作ユニット500が装着されることが可能な構成は実施例1と同じである。実施例1と異なるのは、非接触操作ユニット500の接続ケーブル504が、操作部400ではなく、画像形成装置1の背面に接続されている点である。非接触操作ユニット500の接続ケーブル504の破線部分は、画像形成装置1の装置内に配線されていることを示している。
非接触操作ユニット500の接続ケーブル504は、操作性をなるべく損ねないよう、余長があまり発生しないように、画像形成装置1の直近の筐体に侵入して配線されるように構成される。
図14は、実施例2に係る画像形成装置1のシステム構成を示すブロック図である。図15は実施例2に係る操作部と非接触操作ユニットの内部ブロック図である。実施例1に対する差異を以下に説明する。
非接触操作ユニット500の接続ケーブル504は、操作部400ではなく、画像形成装置1のコントローラ100に接続されている。
具体的には、外部I/F106は、システムバス107とUSBなどの接続ケーブル504により接続される非接触操作ユニット500との間で、座標データなどの受け渡しを行う第2のインターフェース部である。コントローラ100は、操作部400を通さずに、外部I/F106を通してシステムバス107と接続ケーブル504により接続される非接触操作ユニット500との間で、データの受け渡しを行う。また、コントローラ100のCPU101は、前記非接触操作ユニット500が接続されているか否かを判断する。
そのため実施例2では、非接触操作ユニット500で検出された座標データは、実施例1の第1の入力経路である操作部I/F105とは異なる第2の入力経路である外部I/F106を通してコントローラ100に送信される。コントローラ100は、タッチパネル405と非接触操作ユニット500で検出された座標データは異なる経路(入力経路)で入力されてくる。言い換えれば、タッチパネル405で検出された座標データ(第一の入力情報)は、操作部400を経て、操作I/Fを介してコントローラ100に送信される。一方、非接触操作ユニット500は、操作部CPU401を経ずに、外部I/F106を介してコントローラ100に送信される。そのため、実施例1のように座標データのステータスに識別子が付与されていなくても、コントローラ100は、どちらの座標データかを判断可能である。言い換えれば、コントローラ100は、どちらの生成手段によって得られた入力情報なのかを前記入力経路に基づいて識別できる。
例えば、コントローラ100が複数の入力ポートを備えるCPUから成る場合、操作部I/F105と外部I/F106とから入力される信号線は互いに異なる入力ポートに割り付けられ、CPUの内部では異なる入力バッファに入力される。そのため、CPUは座標データが入力された場合、どちらの入力バッファから読み出すかで入力情報(座標データ)を識別可能であるため、上記のとおり識別子は不要となる。
上述したように構成しても、前述した実施例1と同様に、非接触操作ユニット500の操作精度を向上させることができる。
M,N …座標データ
1 …画像形成装置
100 …コントローラ
101 …CPU
102 …RAM
103 …ROM
105 …操作部I/F
106 …外部I/F
110 …スキャナI/F
111 …プリンタI/F
114 …タイマー
200 …スキャナ部
300 …プリンタ部
400 …操作部
401 …操作部CPU
402 …LED
403 …ハードキー
404 …タッチパネル制御部
405 …タッチパネル
406 …LCD(ディスプレイ)
500 …非接触操作ユニット
501 …枠体
502 …非接触センサ制御部
503 …非接触センサ(検出部)
504 …接続ケーブル

Claims (9)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
    画像形成装置に対する指示を入力する第一の操作部であって、情報を表示するディスプレイと、前記ディスプレイに重ねて設けられ、操作者が操作する指示部が前記ディスプレイに接触した位置を検出し、前記検出した位置を示す第一の入力情報を生成する第一の生成手段と、を有する第一の操作部と、
    前記指示部を前記第一の操作部に接触させずに画像形成装置に対する指示を入力するための第二の操作部であって、前記第一の操作部から所定の距離離れた位置で、前記第一の操作部に前記所定の距離まで近づいた前記指示部の位置を検出し、前記検出した位置を示す第二の入力情報を生成する第二の生成手段を有する第二の操作部と、
    前記第一の入力情報または前記第二の入力情報に応じて画像形成装置を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記ディスプレイに表示した指示位置に前記指示部が接触したときに前記第一の操作部から受信した前記指示位置を示す第一の入力情報と、前記指示位置を示す前記第一の入力情報を受信する直前に、前記指示位置に近づいた前記指示部を検出したときに前記第二の操作部から受信した第二の入力情報と、を用いて、前記指示位置を示す前記第一の入力情報に対して、前記指示位置に近づいた前記指示部の位置を示す前記第二の入力情報の補正を行うキャリブレーションモードを有する、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記キャリブレーションモードは、前記第二の操作部が操作されたことを前記制御部が検出することで実行される、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第二の操作部は、画像形成装置に対して後付けで接続する構成であり、
    前記キャリブレーションモードは、前記第二の操作部が画像形成装置に接続されたことを前記制御部が検出することで実行される、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記第一の操作部は、前記ディスプレイが配置された領域の外に配置された操作キーを有し、
    前記制御部は、前記ディスプレイに表示した指示にしたがって操作キーが押下されたときに前記第一の操作部から受信した前記操作キーの位置を示す第一の入力情報と、前記操作キーの位置を示す前記第一の入力情報を受信する直前に、前記操作キーに近づいた前記指示部が検出されたときに前記第二の操作部から受信した第二の入力情報と、を用いて、前記操作キーの位置を示す前記第一の入力情報に対して、前記操作キーに近づいた前記指示部の位置を示す前記第二の入力情報の補正を行う第二のキャリブレーションモードを、さらに有する、ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記第二の生成手段から受信した前記第二の入力情報が示す前記検出した位置が、前記ディスプレイの位置を示す第一の領域の範囲内である場合は前記第一の生成手段が操作されたと判断し、前記第一の生成手段が操作されたときと同じ制御を行い、前記第一の領域の外であって、前記操作キーの位置を示す第二の領域の範囲内である場合は、前記操作キーが操作された判断し、前記操作キーが操作されたときと同じ制御を行う、ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第二の操作部は、前記第一の領域および前記第二の領域の外周を囲むように配置することが可能な筐体を備える、ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記筐体は、前記第一の領域および前記第二の領域の外周の4辺を囲み、中央部である前記第一の領域および前記第二の領域が開口された形状の枠体であり、
    前記枠体の開口された領域が前記指示部の位置を検出する検出範囲である、ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第二の生成手段は、前記ディスプレイまたは前記操作キーに前記所定の距離まで近づいた前記指示部の位置を検出する検出部を有する、ことを特徴とする請求項4から請求項7までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第一の操作部から前記第一の入力情報を受信する直前に、前記第二の操作部から受信した第二の入力情報とは、前記第一の操作部から前記第一の入力情報を受信するまでの所定の時間内に前記第二の操作部から受信した第二の入力情報である、ことを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
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