JP2023108953A - 圧力センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】伸縮した場合であっても正確な圧力値を検出できる圧力センサを提供する。【解決手段】圧力センサは、樹脂基板、アレイ基板、センサ層、共通電極、及び保護膜を備える。アレイ基板は、ストレッチャブル基材、及びアレイ層を備える。ストレッチャブル基材は、樹脂基板と平行な第1方向に延在する複数の第1延在部と、複数の第2延在部と、第1延在部と第2延在部とが交差する位置に設けられた複数の本体部を有する。アレイ層は、第1延在部又は第2延在部に積層される複数のアレイ層枝部と、本体部に積層される複数のアレイ層本体部と、を有する。アレイ層本体部は、共通電極と対向する第1面と、第1面に積層されたアレイ電極と、を有する。センサ層は、第1方向及び第2方向に分割された複数の分割センサ層を有する。分割センサ層は、第1面に設けられてアレイ電極を覆っている。【選択図】図4

Description

本発明は、圧力センサに関する。
圧力センサは、複数のアレイ電極が設けられたアレイ基板と、アレイ電極と対向し共通電極を支持する対向基板と、を備える。なお、対向基板は、圧力が入力される基材であり、保護膜と呼ばれることがある。下記特許文献では、対向基板のうちアレイ電極と対向する面に、共通電極を覆うセンサ層が設けられている。また、下記特許文献のセンサ層には、導電性エマストラーが用いられている。導電性エマストラーは、絶縁体であるゴム材料に導電材が混在している。よって、導電性エマストラーは、変形すると電気抵抗が低くなる。
特開2018-44937号公報
近年、面方向に伸縮性を備えた圧力センサ(ストレッチャブル圧力センサ)が提案されている。この圧力センサにおいては、アレイ基板と対向基板のそれぞれが伸縮する。一方、アレイ基板又は対向基板の伸縮に対応してセンサ層が伸縮すると、センサ層の抵抗値が変化してしまう。つまり、正確な圧力値を検出することができない。
本発明は、伸縮した場合であっても正確な圧力値を検出できる圧力センサを提供することを目的とする。
本開示の第1態様に係る圧力センサは、順に積層された、樹脂基板と、アレイ基板と、センサ層と、共通電極と、保護膜とを備える。前記アレイ基板は、前記樹脂基板に積層されたストレッチャブル基材と、前記ストレッチャブル基材を介して前記樹脂基板に積層されるアレイ層と、を有する。前記ストレッチャブル基材は、前記樹脂基板と平行な第1方向に延在し、前記樹脂基板と平行であって前記第1方向と交差する第2方向に複数設けられた第1延在部と、前記第2方向に延在し、かつ前記第1方向に複数設けられた第2延在部と、前記第1延在部と前記第2延在部とが交差する部分に設けられた複数の本体部と、を有する。前記アレイ層は、前記第1延在部又は前記第2延在部に積層される複数のアレイ層枝部と、前記本体部に積層される複数のアレイ層本体部と、を有する。前記アレイ層本体部は、前記共通電極と対向する第1面と、前記第1面に積層されたアレイ電極と、を有する。前記センサ層は、前記第1方向及び前記第2方向に分割された複数の分割センサ層を有する。前記分割センサ層は、前記第1面に設けられて前記アレイ電極を覆っている。
本開示の第2態様に係る圧力センサは、順に積層された、樹脂基板と、アレイ基板と、センサ層と、共通電極と、保護膜とを備える。前記アレイ基板は、前記樹脂基板に積層されたストレッチャブル基材と、前記ストレッチャブル基材を介して前記樹脂基板に積層されるアレイ層と、を有する。前記ストレッチャブル基材は、前記樹脂基板と平行な第1方向に延在し、前記樹脂基板と平行であって前記第1方向と交差する第2方向に複数設けられた第1延在部と、前記第2方向に延在し、かつ前記第1方向に複数設けられた第2延在部と、前記第1延在部と前記第2延在部とが交差する部分に設けられた複数の本体部と、を有する。前記アレイ層は、前記第1延在部又は前記第2延在部に積層される複数のアレイ層枝部と、前記本体部に積層される複数のアレイ層本体部と、を有する。前記アレイ層本体部は、前記共通電極と対向する第1面と、前記第1面に積層されたアレイ電極と、前記第1面に積層されて前記アレイ電極を囲み、かつ前記アレイ電極と同電位の環状ガード電極と、を有する。前記センサ層は、複数の前記アレイ層枝部と複数の前記アレイ層本体部に設けられ、複数の前記アレイ電極と複数の前記環状ガード電極を覆っている。
図1は、実施形態1に係る圧力センサを検出面の方から視た斜視図である。 図2は、実施形態1に係る圧力センサの断面を模式的に示した断面図である。 図3は、検出領域に配置されたストレッチャブル基材の一部を拡大した平面図である。 図4は、ストレッチャブル基材の本体部にアレイ層とセンサ層が積層された状態を平面視した平面図である。 図5は、実施形態1の圧力センサの回路構成を示す回路図である。 図6は、実施形態1の圧力センサを図3のIII-III線で切った場合の断面図である。 図7は、実施形態1の圧力センサを図4のIV-IVで切った場合の断面図である。 図8は、実施形態1の圧力センサが押圧された場合を示す断面図である。 図9は、実施形態1の圧力センサ1の製造方法の工程を示す図である。 図10は、変形例1に係る分割センサ層の平面図である。 図11は、実施形態2の圧力センサにおいてセンサ層とアレイ基板と樹脂基板の一部を平面視した平面図である。 図12は、図11のXII-XII線矢視断面図である。 図13は、図11のXIII-XIII線矢視断面図である。 図14は、実施形態2の圧力センサの検出面が押圧された状態の一例を示す断面図である。 図15は、実施形態2の圧力センサの検出面が押圧された状態の他の例を示す断面図である。 図16は、実施形態2の圧力センサ1の製造方法の工程を示す図である。 図17は、変形例2の圧力センサにおいて、共通電極から視たセンサ層とアレイ基板と基板の一部を示す平面図である。 図18は、変形例3の圧力センサにおいて第1延在部を第2方向に切った断面図である。 図19は、変形例3の圧力センサの環状ガード電極を共通電極の方から視た平面図である。 図20は、変形例4の圧力センサの環状ガード電極を共通電極の方から視た平面図である。 図21は、変形例5の圧力センサの環状ガード電極を共通電極の方から視た平面図である。 図22は、変形例6の圧力センサの環状ガード電極を共通電極の方から視た平面図である。 図23は、変形例7の圧力センサの断面を模式的に示した断面図である。
本開示の圧力センサを実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本開示の発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の構成要素には、同一の符号を付し、詳細な説明を適宜省略することがある。
また、本明細書及び特許請求の範囲において、ある構造体の上に他の構造体を配置する態様を表現するにあたり、単に「上に」と表記する場合、特に断りの無い限りは、ある構造体に接するように、直上に他の構造体を配置する場合と、ある構造体の上方に、さらに別の構造体を介して他の構造体を配置する場合との両方を含むものとする。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る圧力センサを検出面の方から視た斜視図である。図1に示すように、圧力センサ1は、板状を成している装置である。圧力センサ1のうち一面は、圧力が入力される検出面1aとなっている。検出面1aの法線方向から視ると、圧力センサ1は、四角形状を成している。
圧力センサ1の検出面1aは、圧力を検出可能な検出領域2と、検出領域2の外側を囲む枠状の周辺領域3と、に区分けされる。なお、図1では、検出領域2と周辺領域3の境界を理解し易くするため、境界線L1を引いている。検出領域2は、複数の個別検出領域4に区分けされる。言い換えると、検出領域2は、複数の個別検出領域4が集合したものである。
複数の個別検出領域4は、第1方向Dxと第2方向Dyとに配列している。第1方向Dxは、検出面1aと平行な方向である。第2方向Dyは、検出面1aと平行であり、かつ第1方向Dxと交差する方向である。本実施形態において、第1方向Dxは、圧力センサ1の短辺1bと平行な方向である。第2方向Dyは、圧力センサ1の長辺1cと平行な方向である。つまり、本実施形態において、第1方向Dxと第2方向Dyとは、互いに直交している。また、検出面1aの法線方向(積層方向)を第3方向Dzと称する。
図2は、実施形態1に係る圧力センサの断面を模式的に示した断面図である。図2に示すように、圧力センサ1は、第3方向Dzに順に積層された、樹脂基板5と、アレイ基板6と、センサ層30と、共通電極40と、保護膜50とを備えている。
以下、上側又は上方とは、第3方向Dzの一方向であり、樹脂基板5から視てアレイ基板6が配置されている方を指す。また、下側又は下方とは、第3方向Dzの他方向であり、アレイ基板6から視て樹脂基板5が配置されている方を指す。そのほか、上側から視た場合を平面視と称する場合がある。
樹脂基板5は、圧力センサ1の基材である。樹脂基板5は、平面視で四角形状を成している。樹脂基板5は、樹脂から成り、伸縮性及び可撓性を有している。
アレイ基板6は、樹脂基板5に積層されたストレッチャブル基材10と、ストレッチャブル基材10を介して樹脂基板5に積層されるアレイ層20と、を備えている。ストレッチャブル基材10は、樹脂基板5の上側の面に成膜された薄膜である。ストレッチャブル基材10は、伸縮性、可撓性、及び絶縁性を有している。ストレッチャブル基材10は、例えばポリイミドなどの樹脂材料から成る。
図3は、検出領域に配置されたストレッチャブル基材の一部を拡大した平面図である。図3に示すように、ストレッチャブル基材10は、検出領域2において第1方向Dxに延在する複数の第1延在部11と、検出領域2において第2方向Dyに延在する複数の第2延在部12と、第1延在部11と第2延在部12の交差する部分に設けられた複数の本体部13と、を有している。
第1延在部11は、第2方向Dyに複数配列している。第1延在部11は、第2方向Dyの一方に突出する第1円弧部11aと、第2方向Dyの他方に突出する第2円弧部11bと、を組み合わせて成る。なお、本実施形態の第1延在部11は、第1円弧部11aと第2円弧部11bのうちいずれか一方を2つ、他方を1つ有し、合計3つの円弧部を有している。よって、第1延在部11は、第2方向Dyの一方と他方に交互に屈曲しながら第1方向Dxに延在している。
第2延在部12は、第1方向Dxに複数配列している。第2延在部12は、第1方向Dxの一方に突出する第3円弧部12aと、第1方向Dxの他方に突出する第4円弧部12bと、を組み合わせて成る。なお、本実施形態の第2延在部12は、第3円弧部12aと第4円弧部12bのうちいずれか一方を2つ、他方を1つ有し、合計3つの円弧部を有している。よって、第2延在部12は、第1方向Dxの一方と他方に交互に屈曲しながら第2方向Dyに延在している。
図4は、ストレッチャブル基材の本体部にアレイ層とセンサ層が積層された状態を平面視した平面図である。図4に示すように、本体部13は、平面視で四角形状となっており、4つの角部を有している。本体部13は、4つの角部のそれぞれが第1方向Dx及び第2方向Dyを向くように配置されている。そして、本体部13の角部のそれぞれが第1延在部11又は第2延在部12と合流(接続)している。
よって、図3に示すように、ストレッチャブル基材10には、第1延在部11と第2延在部12とに囲まれる肉抜き部14が複数設けられている。肉抜き部14は、第3方向Dzに貫通している。肉抜き部14から樹脂基板5が露出している。このようなストレッチャブル基材10によれば、第1方向Dx又は第2方向Dyに荷重が作用した場合、剛性が低くなっている肉抜き部14の領域が拡張したり、縮小したりするように変形する。つまり、第1延在部11又は第2延在部12が伸縮する。よって、本体部13は、第1方向Dx又は第2方向Dyへの伸縮が極めて小さい。
そのほか、ストレッチャブル基材10は、周辺領域3に沿って延在する枠状の枠部15を有している(図2参照。そのほかの図で不図示)。枠部15の内周側は、第1延在部11及び第2延在部12と接続している。枠部15の上側には、保護膜50を接着する接着層16が設けられている。なお、本開示は、枠部15と保護膜50は、スペーサを介して接着されてもよい。
アレイ層20は、ストレッチャブル基材10の上側の面に積層されている。アレイ層20は、ストレッチャブル基材10の枠部15に積層されるアレイ層周辺部(不図示)と、第1延在部11又は第2延在部12に積層されるアレイ層枝部20A(図6参照)と、本体部13に積層されるアレイ層本体部20B(図7参照)と、を有している。なお、アレイ層本体部20Bには、駆動用トランジスタ23とアレイ電極25が配置されている(図7参照)。
図1に示すように、アレイ層周辺部(不図示)には、接続部7、ゲート線駆動回路8、信号線選択回路9、ゲート線21(図5参照)、信号線22(図5参照)、及び共通配線41が設けられている。
接続部7、ゲート線駆動回路8、及び信号線選択回路9は、周辺領域3に配置されている。接続部7は、圧力センサ1の外部に配置された駆動IC(Integrated Circuit)と接続するためのものである。なお、本開示において、駆動ICは、接続部7に接続されたフレキシブルプリント基板や、リジット基板の上にCOF(Chip On Film)として実装されてもよい。または、駆動ICは、樹脂基板5の周辺領域3にCOG(Chip On Glass)として実装されてもよい。
ゲート線駆動回路8は、駆動ICからの各種制御信号に基づいて複数のゲート線21(図5参照)を駆動する回路である。ゲート線駆動回路8は、複数のゲート線21(図5参照)を順次又は同時に選択し、選択されたゲート線21にゲート駆動信号を供給する。信号線選択回路9は、複数の信号線22(図5参照)を順次又は同時に選択するスイッチ回路である。信号線選択回路9は、例えばマルチプレクサである。信号線選択回路9は、駆動ICから供給される選択信号に基づき、選択された信号線22と駆動ICとを接続する。
共通配線41は、共通電極40に所定の電圧を供給するための配線であり、周辺領域3に沿って延在している。共通配線41は、接続部7を介して駆動ICに接続し、駆動ICから一定の電圧が供給される。
図5は、実施形態1の圧力センサの回路構成を示す回路図である。ゲート線21と信号線22は、周辺領域3(ゲート線駆動回路8又は信号線選択回路9)から検出領域2内に引き出されている。図5に示すように、ゲート線21は、第1方向Dxに延在している。ゲート線21は、第2方向Dyに複数配列している。信号線22は、第2方向Dyに延在する。信号線22は、第1方向Dxに複数配列している。
ゲート線21は、検出領域2内において、ストレッチャブル基材10の第1延在部11と本体部13に積層され、第1方向Dxに延在している。言い換えると、ゲート線21は、第1延在部11上を延在する第1ゲート線21a(図6参照)と、本体部13上を延在する第2ゲート線21b(図7参照)と、を備えている。以下、詳細を説明する。
図6は、実施形態1の圧力センサを図3のVI-VI線で切った場合の断面図である。図6に示すように、アレイ層枝部20Aは、第1延在部11の上側の面に積層された第1絶縁層27と、第1絶縁層27の上側の面に積層された第1ゲート線21aと、第1絶縁層27の上側の面及び第1ゲート線21aの上側の面に積層された第3絶縁層29と、を備えている。よって、第1ゲート線21aは、第1延在部11に沿って蛇行しながら第1方向Dxに延在している。また、第1ゲート線21aの第1方向Dxの端部21cは、本体部13まで延びている(図4参照)。
図7は、実施形態1の圧力センサを図4のVII-VIIで切った場合の断面図である。なお、図7において、アレイ層本体部20B(本体部13)と、アレイ層枝部20A(第1延在部11)と、の境界を理解し易くするため、境界線L2を引いている。図7に示すように、アレイ層本体部20Bには、第1絶縁層27と第2絶縁層28との間に積層され、第1方向Dxに延在する第2ゲート線21bが設けられている。第2ゲート線21bの端部21dは、コンタクト層24により、第1ゲート線21aの端部21cと接続している。これにより、第1ゲート線21aと第2ゲート線21bが交互に接続してゲート線21を成している。
信号線22は、検出領域2内において、ストレッチャブル基材10の第2延在部12と本体部13とに積層され、第2方向Dyに延在している。言い換えると、信号線22は、第2延在部12上を延在する第1信号線22a(図4参照)と、本体部13上を延在する第2信号線22b(図7参照)と、を備えている。
特に図示しないが第1信号線22aは、第1ゲート線21aと同様に、第2延在部12の上側に積層された第1絶縁層27と第3絶縁層29との間に積層されている。よって、第1信号線22aは、第2延在部12に沿って蛇行しながら第2方向Dyに延在している。また、第1信号線22aの端部22cは、本体部13まで延びている(図4参照)。
図7に示すように、第2信号線22bは、本体部13と第1絶縁層27との間に積層され、第2方向Dyに延在している。そして、第2信号線22bの端部は、図示しないコンタクト層により、第1信号線22aの端部22cと接続している。よって、第1信号線22aと第2信号線22bが交互に接続して信号線22を成している。
アレイ層本体部20Bは、本体部13の上側の面に順に積層された、第2信号線22b、第1絶縁層27、第2ゲート線21b、第2絶縁層28、駆動用トランジスタ23、第3絶縁層29、アレイ電極25を有している。なお、第3絶縁層29の上側の面は、アレイ層20(アレイ基板6)の第1面20aと呼ばれ、平坦化されている。
駆動用トランジスタ23は、半導体層23aと、ゲート絶縁膜23bと、ゲート電極23cと、ドレイン電極23dと、ソース電極23eと、を備えている。ソース電極23eは、アレイ電極25と電気的に接続している。ゲート電極23cは、コンタクト層23fによりゲート線21と接続している。ドレイン電極13dは、図示しないコンタクト層により信号線22と接続している。よって、ゲート線21を走査すると、アレイ電極25と信号線22が電気的に接続する。そして、アレイ電極25に入力された電気信号(電流値)が信号線22経由で得られる。
センサ層30は、絶縁体であるゴム材料(母材)に導電材が混在した導電性エマストラーである。センサ層30は、圧力が入力されていない状態で抵抗値が大きい。センサ層30に圧力が入力されると、ゴム材料内の微粒子が接触又は近接し、センサ層30の抵抗値が小さくなる。また、ゴム材料の変形量が大きくなるについて、微粒子の接触する量が増加し、センサ層30の抵抗値は大幅に小さくなる。
図2に示すように、センサ層30は、アレイ層20の第1面20aに積層されている。センサ層30は、第1方向Dx及び第2方向Dyに分割された複数の分割センサ層31を有している。なお、分割センサ層31は、アレイ電極25と同数であり、接着により第1面20aに接着している。
図4に示すように、分割センサ層31は、アレイ層本体部20Bに積層されるセンサ層本体部32と、アレイ層本体部20Bからアレイ層枝部20Aの方に延びる(拡張する)センサ層拡張部33と、を有している。センサ層本体部32は、四角形状を成している。
図7に示すように、センサ層本体部32は、アレイ電極25の上方を覆い、アレイ電極25と接触している。センサ層本体部32は、上側に配置される共通電極40と離隔している。よって、センサ層本体部32は、アレイ電極25と導通し、共通電極40と絶縁している。センサ層拡張部33は、センサ層本体部32から第1方向Dx又は第2方向Dyに拡張された部分である。これによれば、センサ層30とアレイ層20との接着面積が大きくなり、センサ層30の固定強度が向上する。
保護膜50は、伸縮性、可撓性、及び絶縁性を有する樹脂基材である。図7に示すように、保護膜50は、下側を向き、センサ層30と対向する対向面51と、上側を向く検出面1aと、を有している。
共通電極40は、対向面51に設けられたベタ膜である。共通電極40は、母材(樹脂)の内部に複数の金属ファイラーを含有した導電層、又は、母材(樹脂)の内部に複数の銀ナノファイバーが重ねられた導電層が挙げられる。共通電極40は、共通配線41を介して所定の電圧が印加されている。
図8は、実施形態1の圧力センサが押圧された場合を示す断面図である。次に、圧力センサ1の使用方法を説明する。圧力センサ1の検出面1aが手指200によって押圧されると、保護膜50の一部が下側に突出するように変形する。これにより、共通電極40がセンサ層30と接触する。この結果、共通電極40とアレイ電極25とが電気的に接続する。共通電極40からアレイ電極25に電流が流れる(図8の矢印A参照)。そして、アレイ電極25に入力した電流値は信号線22から出力される。
また、圧力センサ1に第1方向Dx又は第2方向Dyに伸縮荷重が作用した場合、樹脂基板5には、第1方向Dx又は第2方向Dyへの荷重が作用する。これに伴い、樹脂基板5に積層されるストレッチャブル基材10にも第1方向Dx又は第2方向Dyの荷重が作用する。また、本実施形態のストレッチャブル基材10は、肉抜き部14が設けられており、剛性が低い部分が伸縮する。よって、第1延在部11又は第2延在部12が伸縮する(図8の矢印B参照)。つまり、本体部13の伸縮量が極めて小さい。
よって、本体部13に積層されるアレイ層本体部20Bとセンサ層本体部32の変形量も極めて小さい。つまり、第1方向Dx又は第2方向Dyへの伸縮荷重により分割センサ層31(センサ層本体部32)が変形しないように(抵抗値が変わらないように)なっている。従って、正確な圧力値を検出することができる。
なお、本実施形態のセンサ層拡張部33は、第1延在部11又は第2延在部12に積層されているものの、積層されている長さが比較的短い。よって、センサ層拡張部33は、第1延在部11又は第2延在部12に追従して伸縮(変形)しない。このため、センサ層拡張部33の抵抗値も変化しない。
また、分割センサ層31は、隣接する他の分割センサ層31と離隔し、それぞれ絶縁している。よって、センサ層30を介して隣接するアレイ電極25に電流が流れる(図8の破線の矢印C参照)、ということが回避される。
図9は、実施形態1の圧力センサ1の製造方法の工程を示す図である。実施形態1の圧力センサ1の製造方法は、図9に示すように、アレイ基板製造構成S1と、転写材に転写する第1転写工程S2と、樹脂基板5に転写する第2転写工程S3と、センサ層30を積層させるセンサ層積層工程S4と、基材と保護膜とを一体化させる一体化工程S5と、を備える。なお、図9のストレッチャブル基材10については、形状を抽象化している。
アレイ基板製造構成S1は、ガラス基板201の上に、アレイ基板6を製造する工程である。詳細には、最初にガラス基板201の上に、ストレッチャブル基材10の材料(例えばポリイミド)を成膜する。次いで、ストレッチャブル基材10の上にアレイ層20(アレイ電極25を含む)の各層を成膜する。その後、アレイ層20の上方からエッチングを行い、ストレッチャブル基材10の肉抜き部14を形成する。なお、これによれば、肉抜き部14の形成に同時に、アレイ層枝部20Aとアレイ層本体部20Bも形成される。
第1転写工程S2は、ガラス基板201から転写材202にアレイ基板6を転写する工程である。なお、転写材202は、粘着テープが挙げられる。本工程の方法としては、最初に、アレイ基板6の上方から転写材202を重ね、アレイ基板6の上面を転写材202に粘着させる。次に、転写材202を捲り、アレイ基板6からアレイ基板6を剥がす。これにより、転写材202にアレイ基板6が転写される。
第2転写工程S3は、転写材202から樹脂基板5にアレイ基板6を転写する工程である。樹脂基板5には、図示しない接着剤が塗布されている。よって、本工程により、樹脂基板5にアレイ基板6が接着される。
センサ層積層工程S4は、アレイ層本体部20Bの上にセンサ層30(分割センサ層31)を積層する工程である。なお、図9において、見やすくするため、分割センサ層31を正方形状としている。また、分割センサ層31は、接着によりアレイ層本体部20Bに固定する。
一体化工程S5は、アレイ基板6の周辺領域3に接着層(不図示)を塗布する。次に、予め共通電極40が成膜された保護膜50の縁部と、接着層と、を重ねる。そして、接着層が硬化すると、各層が一体化する。これにより、圧力センサ1の製造工程が終了する。
以上、実施形態1の圧力センサ1について説明したが、本開示は、実施形態1の例に限定されない。実施形態1の分割センサ層31は、センサ層本体部32の他に、センサ層拡張部33を有しているが、本開示は、センサ層本体部のみから成る分割センサ層であってもよい。また、実施形態のセンサ層30は上側の面が平坦となっているが、センサ層が共通電極の方に突出する突起を有していてもよく、本開示においてセンサ層の形状について限定はない。
図10は、変形例1に係る分割センサ層の平面図である。また、実施形態1の分割センサ層31は、アレイ層20の第1面20aに積層されているが、本開示はこれに限定されない。例えば、図10に示すように、変形例1の分割センサ層31Aは、平面視で矩形状を成している。分割センサ層31Aは、センサ層本体部32と、センサ層拡張部33と、平面視でアレイ層20からはみ出しているセンサ層はみ出し部34と、を有している。センサ層はみ出し部34は、樹脂基板5の上面に積層されている。これによれば、接着面積が増加し、分割センサ層31Aの固定力が大きくなる。次に実施形態2の圧力センサについて説明する。以下、実施形態1との相違点に絞って説明する。
(実施形態2)
図11は、実施形態2の圧力センサにおいてセンサ層とアレイ基板と樹脂基板の一部を平面視した平面図である。図12は、図11のXII-XII線矢視断面図である。図13は、図11のXIII-XIII線矢視断面図である。図11に示すように、実施形態2の圧力センサ1Bは、ガード電極60を備えている点で、実施形態1と相違する。また、実施形態2の圧力センサ1Bは、センサ層30に代えてセンサ層30Bを備えている点で、実施形態1と相違する。
ガード電極60は、導電性を有する材料で製造されている。ガード電極60は、アレイ層本体部20Bに積層される複数の環状ガード電極61と、アレイ層枝部20Aに積層された複数の接続ガード電極62と、を備えている。
環状ガード電極61は、環状を成している。本実施形態の環状ガード電極61は、平面視で四角枠状を成している。環状ガード電極61の内周側に、アレイ電極25が配置されている。図12に示すように、環状ガード電極61は、アレイ層20の第1面20aに積層されている。つまり、環状ガード電極61は、アレイ電極25と同層に配置されている。
図11に示すように、接続ガード電極62は、アレイ層枝部20A(第1延在部11又は第2延在部12)に沿って蛇行しながら第1方向Dx又は第2方向Dyに延在している。図13に示すように、接続ガード電極62は、アレイ層20の第1面20aに積層されている。また、図12に示すように、接続ガード電極62の端部62aは、アレイ層本体部20Bまで延びている。そして、接続ガード電極62の端部62aは、環状ガード電極61に接続している。よって、接続ガード電極62は、第1方向Dx又は第2方向Dyに隣り合う環状ガード電極61同士を接続している。
特に図示しないが、接続ガード電極62のうち検出領域2の縁部に配置されるものは、周辺領域3に延在し、ガード電極用配線(不図示)と接続している。なお、ガード電極用配線は、環状ガード電極61に所定の電圧を供給するための配線である。ガード電極用配線(不図示)は、接続部7を介して駆動ICに接続し、駆動ICから所定の電圧が供給される。そして、圧力センサ1Bの使用時、環状ガード電極61は、ガード電極用配線(不図示)を介して、アレイ電極25の電位と同じ電位となる電圧が印加される。
図11に示すように、センサ層30Bは、アレイ層本体部20Bに積層されるセンサ層本体部32と、アレイ層枝部20Aに積層されるセンサ層接続部35と、を有している。なお、図12に示すように、センサ層本体部32は、実施形態1と同様に、アレイ層20の第1面20aに積層され、アレイ電極25を覆っている。また、実施形態2において、センサ層本体部32は、環状ガード電極61を覆い、かつ環状ガード電極61と接触している。
図11に示すように、センサ層接続部35は、アレイ層枝部20A(第1延在部11又は第2延在部12)に沿って蛇行しながら第1方向Dx又は第2方向Dyに延在している。図13に示すように、センサ層接続部35は、アレイ層20の第1面20aに積層され、接続ガード電極62を覆っている。また、センサ層接続部35は、第1方向Dx又は第2方向Dyに隣接するセンサ層本体部32同士を接続している(図14参照)。以上から、実施形態2のセンサ層30Bは、複数のセンサ層本体部32と複数のセンサ層接続部35とが一体化している。
図14は、実施形態2の圧力センサの検出面が押圧された状態の一例を示す断面図である。次に、圧力センサ1Bの検出面1aの一部が押圧された場合を説明する。なお、以下の説明において、押圧された部分と第3方向Dzに重なるアレイ電極25を押下アレイ電極25Aと称し、押下アレイ電極25Aに隣接するアレイ電極を隣接アレイ電極25Bと称する。
図14に示すように、圧力センサ1Bの検出面1aが手指200によって押圧され、共通電極40がセンサ層30と接触する。ここで、押下アレイ電極25Aが信号線22と接続している場合(駆動用トランジスタ23のON時)、押下アレイ電極25Aと共通電極40とが電気的に接続する。よって、押下アレイ電極25Aに電流が流れる(図14の矢印D参照)。
また、押下アレイ電極25Aを囲む環状ガード電極61は、押下アレイ電極25Aは同電位となっている。よって、押下アレイ電極25Aを囲む環状ガード電極61にも電流が流れる(図14の矢印E参照)。このため、共通電極40から流れる電流は、環状ガード電極61の外側に流れない。言い換えると、共通電極40から流れた電流が、センサ層接続部35を通過して隣接アレイ電極25Bに流れる(図14の破線の矢印F参照)、ということが回避される。
図15は、実施形態2の圧力センサの検出面が押圧された状態の他の例を示す断面図である。また、図15に示すように、押下アレイ電極25Aが信号線22と接続していない場合(駆動用トランジスタ23のOFF時)、押下アレイ電極25Aと共通電極40とが電気的に接続していない。よって、押下アレイ電極25Aに電流が流れない。
一方で、隣接アレイ電極25Bが信号線22と接続している場合(駆動用トランジスタ23のON時)、センサ層接続部35を通過した電流が隣接アレイ電極25Bに流れる可能性がある(図15の破線の矢印H参照)。しかしながら、共通電極40と隣接アレイ電極25Bとの間に押下アレイ電極25Aを囲む環状ガード電極61が配置されている。よって、共通電極40から流れる電流は、環状ガード電極61の方に流れ(図15の矢印G参照)、隣接アレイ電極25Bに流れない。
よって、実施形態2の圧力センサ1は、各アレイ電極25がセンサ層30Bにより電気的に接続しているものの、クロストークが発生しない。また、実施形態2において、圧力センサ1Bに第1方向Dx又は第2方向Dyに伸縮荷重が作用した場合、実施形態1と同様に、第1延在部11又は第2延在部12が伸縮する。よって、センサ層本体部32の変形量も極めて小さく、センサ層本体部32の抵抗値が変わらないようになっている。従って、正確な圧力値を検出することができる。
なお、圧力センサ1Bの伸縮時、センサ層接続部35は、第1延在部11又は第2延在部12の伸縮に伴い変形する。そして、共通電極40がセンサ層接続部35と接触した場合、センサ層接続部35を通過してアレイ電極25の方に流れる可能性がある。しかしながら、アレイ電極25に向かう電流は、環状ガード電極61に流れる。よって、検出面1aのうちセンサ層接続部35と重なる部位を押圧されても、アレイ電極25に電流が流れない。つまり、誤った電気信号(電流)がアレイ電極25に入力しないようになっている。
図16は、実施形態2の圧力センサ1の製造方法の工程を示す図である。実施形態2の圧力センサ1Bの製造方法は、図16に示すように、積層体製造工程S11と、センサ層積層工程S12と、成形工程S13と、第1転写工程S14と、第2転写工程S15と、一体化工程S16と、を備える。なお、図16のストレッチャブル基材10については、形状を抽象化している。
積層体製造工程S11は、ガラス基板201の上に、アレイ基板6(ストレッチャブル基材10及びアレイ層20)を構成する各層を成膜し、積層体203を製造する工程である。成膜は、ガラス基板201にベタ膜状に行う。なお、本工程では、エッチング等によりアレイ電極25の形状のみ成形しておく。
センサ層積層工程S12は、積層体203の上(アレイ電極25の上)にベタ膜状のセンサ層30Bを積層する。本工程は、予め製造したベタ膜状のセンサ層30Bを積層体203の上に重ね、接着により固定してもよい。若しくは、積層体203の上にセンサ層30Bの原材料を塗布することで成膜してもよい。
成形工程S13は、ベタ膜のセンサ層30Bの上からエッチングを行い、ストレッチャブル基材10の肉抜き部14を形成する。これによれば、アレイ層枝部20Aとアレイ層本体部20Bも形成される。また、センサ層本体部32とセンサ層接続部35も形成される。つまり、センサ層30Bが積層されたアレイ基板6が製造される。
第1転写工程S14は、ガラス基板201から転写材202にアレイ基板6を転写する工程である。
第2転写工程S15は、転写材202から樹脂基板5にアレイ基板6を転写する工程である。樹脂基板5には、図示しない接着剤が塗布されている。よって、本工程により、樹脂基板5にアレイ基板6が接着される。
一体化工程S16は、アレイ基板6の周辺領域3に接着層(不図示)を塗布する。次に、予め共通電極40が成膜された保護膜50の縁部と、接着層と、を重ねる。そして、接着層が硬化すると、各層が一体化する。これにより、圧力センサ1Bの製造工程が終了する。
以上、実施形態2の圧力センサ1について説明したが、本開示は、実施形態1の例に限定されない。例えば、環状ガード電極は、四角枠状となっているが、本開示の環状ガード電極は、円形枠状となっていてもよく、特に限定されない。以下、実施形態2の変形例について説明する。
(変形例2)
図17は、変形例2の圧力センサにおいて、共通電極から視たセンサ層とアレイ基板と基板の一部を示す平面図である。図17に示すように、変形例2のセンサ層30Cは、ベタ膜状となっている点で、実施形態2と相違する。つまり、センサ層30Cは、アレイ層20と、樹脂基板5のうち肉抜き部14から露出している部分とを覆っている。このセンサ層30Cであっても、環状ガード電極61が設けられるため、クロストークが回避される。
(変形例3)
図18は、変形例3の圧力センサにおいて第1延在部を第2方向に切った断面図である。図19は、変形例3の圧力センサの環状ガード電極を共通電極の方から視た平面図である。変形例3の接続ガード電極62Dは、第1絶縁層27の上側の面に配置されている点で、実施形態2と相違する。変形例3の接続ガード電極62Dは、第1ゲート線21aや第1信号線22a(図18で不図示)と同層に形成されている。よって、第1ゲート線21aや第1信号線22aと同時に、接続ガード電極62Dを第1絶縁層27に成膜することができ、製造が容易となる。
また、変形例3によれば、図19に示すように、アレイ層20の第1面20aには、環状ガード電極61のみが配置されるようになる。よって、変形例3においては、アレイ層本体部20Bにコンタクトホール(不図示)が形成されている。そして、コンタクトホールに充填されたコンタクト層(不図示)により、接続ガード電極62Dと環状ガード電極61とを接続している。つまり、本開示において、接続ガード電極62Dは、環状ガード電極61と同層である必要がない。
(変形例4)
図20は、変形例4の圧力センサの環状ガード電極を共通電極の方から視た平面図である。変形例4のガード電極60Eは、アレイ電極25を中心とする環状ガード電極61が2つ(複数)となっている点で、変形例3と相違する。2つの環状ガード電極61は、アレイ電極25の外側を囲む第1環状ガード電極61aと、第1環状ガード電極61aの外周側を囲む第2環状ガード電極61bと、である。なお、第1環状ガード電極61aと第2環状ガード電極61bを合わせて多重ガード電極と呼ぶ場合がある。
第1環状ガード電極61aと第2環状ガード電極61bは、変形例1の環状ガード電極61と比べて幅が細い。特に図示しないが、アレイ層本体部20Bには、第1環状ガード電極61aと接続ガード電極62D(図20で不図示、図18参照)とを接続するコンタクト層と、第2環状ガード電極61bと接続ガード電極62Dとを接続するコンタクト層(不図示)と、が設けられている。よって、第1環状ガード電極61aと第2環状ガード電極61bは、接続ガード電極62Dに対し並列接続している。この変形例4によれば、2つの環状ガード電極61のうち1つが分断しても残りが環状ガード電極61として機能する。よって、確実にクロストークを回避できる。なお、変形例4では、環状ガード電極が2つ設けられた例を挙げたが、本開示は3つ以上であってもよい。
(変形例5)
図21は、変形例5の圧力センサの環状ガード電極を共通電極の方から視た平面図である。変形例5のガード電極60Fは、第1環状ガード電極61aと第2環状ガード電極61bを連結する連結ガード電極63を有している点で、変形例4と相違する。また、変形例5においては、接続ガード電極62D(図21で不図示、図18参照)は、図示しないコンタクト層を介して連結ガード電極63と接続している。よって、連結ガード電極63を介して、第1環状ガード電極61aと第2環状ガード電極61bとに所定の電圧が供給される。変形例5によれば、環状ガード電極61毎にコンタクト層を設ける必要がなくなり、製造が容易となる。
(変形例6)
図22は、変形例6の圧力センサの環状ガード電極を共通電極の方から視た平面図である。変形例6のガード電極60Gは、接続ガード電極62Gがアレイ層20の第1面20aに設けられている点で、変形例5と相違する。接続ガード電極62Gの端部は、第2環状ガード電極61bに接続している。連結ガード電極63Gは、第1環状ガード電極61aと第2環状ガード電極61bとの角部同士を接続している。変形例6によれば、ガード電極60Gが同一層に配置されるため、同時に成膜することが可能となる。
図23は、変形例7の圧力センサの断面を模式的に示した断面図である。以上、各実施形態と各変形例について説明したが、本開示の圧力センサの全体構造に関し、実施形態1で説明した例(図2参照)に限定されない。本開示は、図23に示すように、別で形成された筐体82に、アレイ基板6が接着された樹脂基板5を貼り合わせる。また、枠状のスペーサ81により、筐体82と保護膜50とを接合してもよい。このような圧力センサ1Hによれば、筐体82とは別工程で圧力センサを形成することができる。また、本開示においては、アレイ基板6を有する樹脂基板5と、筐体82及び保護膜50と、が接合される(貼り付けられる)対象は、筐体82以外のものであってよい。
1、1H 圧力センサ
1a 検出面
2 検出領域
3 周辺領域
4 個別検出領域
5 樹脂基板
6 アレイ基板
10 ストレッチャブル基材
20 アレイ層
20A アレイ層枝部
20B アレイ層本体部
20a 第1面
21 ゲート線
22 信号線
23 駆動用トランジスタ
25 アレイ電極
30、30B、30C センサ層
31 分割センサ層
32 センサ層本体部
33 センサ層拡張部
40 共通電極
50 保護膜
60、60E、60F ガード電極
61 環状ガード電極
62、62D、62G 接続ガード電極
63 連結ガード電極
61a 第1環状ガード電極
61b 第2環状ガード電極

Claims (6)

  1. 順に積層された、樹脂基板と、アレイ基板と、センサ層と、共通電極と、保護膜とを備え、
    前記アレイ基板は、
    前記樹脂基板に積層されたストレッチャブル基材と、
    前記ストレッチャブル基材を介して前記樹脂基板に積層されるアレイ層と、
    を有し、
    前記ストレッチャブル基材は、
    前記樹脂基板と平行な第1方向に延在し、前記樹脂基板と平行であって前記第1方向と交差する第2方向に複数設けられた第1延在部と、
    前記第2方向に延在し、かつ前記第1方向に複数設けられた第2延在部と、
    前記第1延在部と前記第2延在部とが交差する部分に設けられた複数の本体部と、
    を有し、
    前記アレイ層は、
    前記第1延在部又は前記第2延在部に積層される複数のアレイ層枝部と、
    前記本体部に積層される複数のアレイ層本体部と、
    を有し、
    前記アレイ層本体部は、
    前記共通電極と対向する第1面と、
    前記第1面に積層されたアレイ電極と、
    を有し、
    前記センサ層は、前記第1方向及び前記第2方向に分割された複数の分割センサ層を有し、
    前記分割センサ層は、前記第1面に設けられて前記アレイ電極を覆っている
    圧力センサ。
  2. 前記第1延在部は、前記第2方向の一方と他方に交互に屈曲しながら前記第1方向に延在し、
    前記第2延在部は、前記第1方向の一方と他方に交互に屈曲しながら前記第2方向に延在している
    請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 順に積層された、樹脂基板と、アレイ基板と、センサ層と、共通電極と、保護膜とを備え、
    前記アレイ基板は、
    前記樹脂基板に積層されたストレッチャブル基材と、
    前記ストレッチャブル基材を介して前記樹脂基板に積層されるアレイ層と、
    を有し、
    前記ストレッチャブル基材は、
    前記樹脂基板と平行な第1方向に延在し、前記樹脂基板と平行であって前記第1方向と交差する第2方向に複数設けられた第1延在部と、
    前記第2方向に延在し、かつ前記第1方向に複数設けられた第2延在部と、
    前記第1延在部と前記第2延在部とが交差する部分に設けられた複数の本体部と、
    を有し、
    前記アレイ層は、
    前記第1延在部又は前記第2延在部に積層される複数のアレイ層枝部と、
    前記本体部に積層される複数のアレイ層本体部と、
    を有し、
    前記アレイ層本体部は、
    前記共通電極と対向する第1面と、
    前記第1面に積層されたアレイ電極と、
    前記第1面に積層されて前記アレイ電極を囲み、かつ前記アレイ電極と同電位の環状ガード電極と、
    を有し、
    前記センサ層は、複数の前記アレイ層枝部と複数の前記アレイ層本体部に設けられ、複数の前記アレイ電極と複数の前記環状ガード電極を覆っている
    圧力センサ。
  4. 前記第1延在部は、前記第2方向の一方と他方に交互に屈曲しながら前記第1方向に延在し、
    前記第2延在部は、前記第1方向の一方と他方に交互に屈曲しながら前記第2方向に延在している
    請求項3に記載の圧力センサ。
  5. 前記第1延在部と前記第2延在部とに囲まれる領域は、前記樹脂基板の一部を露出する肉抜き部であり、
    前記センサ層は、前記肉抜き部を介して前記樹脂基板も覆うベタ膜状である
    請求項3又は請求項4に記載の圧力センサ。
  6. 前記環状ガード電極は、1つの前記アレイ電極を中心に複数設けられている
    請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の圧力センサ。
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