JP2023108749A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バスバ保持部材に配置された温度検知部によって蓄電素子の温度を精度よく検知できる蓄電装置を提供する。
【解決手段】電極体を収容するケース本体と該ケース本体の一つの外面に配置された外部端子とを有する少なくとも一つの蓄電素子10と、外部端子に接続されるバスバを保持し且つ少なくとも一つの蓄電素子10の一つの外面に沿って配置されるバスバ保持部材6と、温度検知部71、及び温度検知部71が一つの外面に接触するように該温度検知部71を保持するセンサ保持部72、を有する温度センサ部7と、を備え、バスバ保持部材6は、温度センサ部7が配置されるセンサ配置部を有し、センサ保持部72は、一つの外面に向けて押し付けられる、ことを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、蓄電素子を備える蓄電装置に関する。
従来から、複数の蓄電素子に取り付けられる配線モジュールが知られている(特許文献1参照)。具体的に、配線モジュール500は、図12に示すように、バスバ501が収容されるバスバ収容部502と、サーミスタ503が収容されるサーミスタ収容部504と、を有し、所定方向に並ぶ複数の蓄電素子510に沿って配置される。
この配線モジュール500が複数の蓄電素子510に沿って配置された状態では、サーミスタ503は、蓄電素子510との間にフレキシブルプリント配線板505の一部である側部延出片506を挟み込んだ状態で該側部延出片506の第一面506a側に配置されている。これにより、サーミスタが側部延出片506を介して所定の蓄電素子に押し付けられ、この蓄電素子の温度を検知することができる。
しかし、蓄電素子510と配線モジュール500との間隔において製造誤差等が生じている(即ち、設定されていた間隔より大きくなっている)と、サーミスタ503の蓄電素子への押し付け力が十分に得られず、蓄電素子510の温度を精度よく検知できない場合がある。
特開2021-72289号公報
そこで、本実施形態は、バスバ保持部材に配置された温度検知部によって蓄電素子の温度を精度よく検知できる蓄電装置を提供することを目的とする。
本実施形態の蓄電装置は、
電極体を収容するケース本体と該ケース本体の一つの外面に配置された外部端子とを有する少なくとも一つの蓄電素子と、
前記外部端子に接続されるバスバを保持し且つ前記少なくとも一つの蓄電素子の前記一つの外面に沿って配置されるバスバ保持部材と、
温度検知部、及び前記温度検知部が前記一つの外面に接触するように該温度検知部を保持するセンサ保持部、を有する温度センサ部と、を備え、
前記バスバ保持部材は、前記温度センサ部が配置されるセンサ配置部を有し、
前記センサ保持部は、前記一つの外面に向けて押し付けられる。
以上より、本実施形態によれば、バスバ保持部材に配置された温度検知部によって蓄電素子の温度を精度よく検知できる蓄電装置を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る蓄電装置の斜視図である。 図2は、前記蓄電装置の平面図である。 図3は、前記蓄電装置が備える装置本体とプレート部とを分離した状態の斜視図である。 図4は、前記装置本体において構成の一部を省略した分解斜視図である。 図5は、図2においてVで示す部位の拡大図であって長尺部材を取り外した状態の拡大図である。 図6は、図5のVI-VI位置での断面図である。 図7は、図5のVI-VI位置での断面図であって、センサ部を取り外した状態の断面図である。 図8は、前記センサ部の正面図である。 図9は、前記センサ部の側面図である。 図10は、図8のX-X位置での断面図である。 図11は、センサ部を収容部に配置する手順を説明するための図である。 図12は、従来の配線モジュールの構成を説明するための図である。
本実施形態の蓄電装置は、
電極体を収容するケース本体と該ケース本体の一つの外面に配置された外部端子とを有する少なくとも一つの蓄電素子と、
前記外部端子に接続されるバスバを保持し且つ前記少なくとも一つの蓄電素子の前記一つの外面に沿って配置されるバスバ保持部材と、
温度検知部、及び前記温度検知部が前記一つの外面に接触するように該温度検知部を保持するセンサ保持部、を有する温度センサ部と、を備え、
前記バスバ保持部材は、前記温度センサ部が配置されるセンサ配置部を有し、
前記センサ保持部は、前記一つの外面に向けて押し付けられる。
かかる構成によれば、蓄電素子の前記一つの外面とバスバ保持部材との間隔に製造誤差等が生じていても、温度検知部が蓄電素子の一つの外面に接触した状態でセンサ保持部が前記一つの外面に対して十分に押し付けられるため、蓄電素子(前記一つの外面を有する蓄電素子)の温度を精度よく検知することができる。
前記蓄電装置では、
前記温度センサ部は、前記センサ保持部を前記一つの外面に向けて付勢する弾性部材を有し、
前記センサ保持部は、前記弾性部材による付勢力によって前記一つの外面に押し付けられてもよい。
このように、弾性部材の付勢力によってセンサ保持部が前記一つの外面に押し付けられることで、振動等によって蓄電素子の前記一つの外面とバスバ保持部材との間隔が変化しても、この間隔の変化を弾性部材が吸収し、これにより、該センサ保持部における前記一つの外面に十分に押し付けられた状態が維持される。
また、前記蓄電装置では、
前記センサ配置部は、該センサ配置部に配置された前記温度センサ部の前記弾性部材が係止される係止部を有し、
前記バスバ保持部材は、前記一つの外面から前記温度検知部に向かう方向の端部に形成される開口部と、該開口部と前記センサ配置部とを連通する連通部と、を有し、前記係止部が前記弾性部材を係止する係止位置から移動し、及び前記弾性部材が前記係止部と係止したときより大きく弾性変形することの少なくとも一方が行われることによって、前記温度センサ部を前記開口部から前記連通部を通じて前記センサ配置部に挿入可能に構成されていてもよい。
かかる構成によれば、係止部を移動させ、及び弾性部材を弾性変形させることの少なくとも一方を行いつつ温度センサ部を開口部からセンサ配置部に向けて挿入することで、該センサ保持部をセンサ配置部に配置することができるため、温度センサ部のバスバ保持部材への組み立けが容易になる。
また、前記蓄電装置では、
前記弾性部材は、前記温度検知部から前記一つの外面に向かう方向に見て、前記センサ保持部における前記温度検知部と少なくとも一部が重なる位置に配置され、
前記連通部は、前記一つの外面から前記温度検知部に向かう方向に沿って延び、
前記係止位置は、前記弾性部材を係止しているときの前記係止部の少なくとも一部が前記連通部内にある位置であり、
前記センサ配置部は、弾性変形可能で且つ前記係止部を前記係止位置へ向けて付勢可能な付勢部を有し、
前記付勢部は、前記係止部が前記移動によって前記係止位置から前記連通部外の退避位置に退避することで弾性変形し又は弾性変形量を増大させてもよい。
かかる構成によれば、開口部からセンサ配置部まで温度センサ部を挿入するために係止部を連通部から退避させたときに生じた又は増大した付勢力(弾性復帰力)を利用して係止部を係止位置に戻すことができるため、バスバ保持部材への温度センサ部の組付けがより容易になる。しかも、温度センサ部がセンサ配置部に配置されて弾性部材が係止部に係止されたときに、係止部の少なくとも一部が連通部内にあるため、温度センサ部がセンサ配置部から開口部に向かう(即ち、バスバ保持部材のセンサ配置部から抜け落ちる)ことを阻止できる。
また、前記蓄電装置では、
前記付勢部は、前記係止部から軸状に延びると共にその先端を前記バスバ保持部材の所定部位に固定され、
前記係止部は、前記付勢部を回動中心とする回動によって前記係止位置から前記退避位置に退避し、
前記付勢部の弾性変形は、前記係止部の回動に伴う該付勢部の捻じれにより生じてもよい。
このように、軸状の部位の捻じれ(弾性変形)により生じる付勢力(弾性復帰力)を利用した構成とすることで、付勢部の構成を簡素化することができる。
また、前記蓄電装置では、
前記係止部は、前記温度センサ部が前記開口部から前記センサ配置部に向けて前記連通部を移動するときに当接する当接部を有し、
前記当接部は、前記センサ配置部に向かう前記温度センサ部が該当接部に当接した位置から前記センサ配置部に向けて移動したときに、該移動に伴って該温度センサ部が該当接部上を摺動することにより前記係止部が前記退避位置に向けて退避する形状を有してもよい。
かかる構成によれば、温度センサ部を開口部からセンサ配置部に向けて差し込んだときに、温度センサ部が当接部に当接した後、更に温度センサ部をセンサ配置部へ向けて押し込むことで、当接部上を摺動する温度センサ部によって当接部が押されて係止部が退避位置に退避するため、温度センサ部のバスバ保持部材への組み立けがより容易になる。
この場合、例えば、
前記当接部は、前記開口部から前記センサ配置部に向かう挿入方向に対して傾斜すると共に、前記係止部の退避方向と反対方向に沿って進むに連れて前記挿入方向におけるセンサ配置部側に位置する傾斜面であってもよい。
以下、本発明の一実施形態について、図1~図11を参照しつつ説明する。尚、本実施形態の各構成部材(各構成要素)の名称は、本実施形態におけるものであり、背景技術における各構成部材(各構成要素)の名称と異なる場合がある。
本実施形態の蓄電装置1は、図1~図3に示すように、外部端子14を有する少なくとも一つの蓄電素子10と、外部端子14に接続されるバスバ5と、バスバ5を保持するバスバ保持部材6と、バスバ保持部材6に配置され且つ蓄電素子10の温度を検出する温度センサ部7と、を備える。具体的には、以下の通りである。
この蓄電装置1は、それぞれが外部端子14を有する複数の蓄電素子10を有する装置本体Aと、バスバ保持部材6を含み且つ装置本体Aにおける外部端子14の並ぶ面を覆うプレート部Bと、を備える。
装置本体Aは、図4にも示すように、第一方向に並ぶ複数の蓄電素子10と、第一方向において蓄電素子10と隣り合う複数の隣接部材2と、これら複数の蓄電素子10と複数の隣接部材2とを保持する保持部材3と、を備える。また、装置本体Aは、少なくとも一つの隣接部材2を保持部材3に固定する第一締結部材Cと、複数の蓄電素子10と保持部材3との間を絶縁するインシュレータ4と、を備える。
複数の蓄電素子10のそれぞれは、一次電池、二次電池、キャパシタ等である。本実施形態の蓄電素子10は、充放電可能な非水電解質二次電池である。より具体的には、蓄電素子10は、リチウムイオンの移動に伴って生じる電子移動を利用したリチウムイオン二次電池である。
具体的に、各蓄電素子10は、電極体と、電極体を電解液と共に収容するケース11と、少なくとも一部がケース11の外側に露出する外部端子14と、電極体と外部端子14とを接続する集電体と、を備える。本実施形態の蓄電素子10は、一対の外部端子14を備え、これら一対の外部端子14は、蓄電素子10における第一方向と直交する第二方向の端部において第一方向及び第二方向のそれぞれと直交する第三方向に間隔をあけて配置されている。尚、以下の説明では、第一方向を直交座標系のX軸方向、第三方向を直交座標系のY軸方向、第二方向を直交座標系のZ軸方向とする。
電極体では、正極と負極とがセパレータを介して交互に積層されている。この電極体においてリチウムイオンが正極と負極との間を移動することにより、蓄電素子10が充放電する。
ケース11は、Z軸方向の一方(図4における上方)の端部に開口を有するケース本体12と、ケース本体12の開口を塞ぐ(閉じる)板状の蓋板13と、を有する。このケース本体12は、Z軸方向の他方(図4における下方)の端部が塞がれた角筒形状(即ち、有底角筒形状)を有し、ケース11は、直方体形状(六面形状)を有する。
具体的に、ケース本体12は、板状の閉塞部121と、閉塞部121の周縁に接続される筒状の胴部(周壁)122と、を備える。
閉塞部121は、ケース本体12が開口を上に向けた姿勢で配置されたときにケース本体12の下端に位置する(即ち、前記開口が上を向いたときのケース本体12の底壁となる)部位である。閉塞部121は、Z軸方向から見て、Y軸方向に長尺な矩形状である。
胴部122は、角筒形状、より詳しくは、偏平な角筒形状である。胴部122は、閉塞部121の周縁における長辺から延びる一対の長壁部123と、閉塞部121の周縁における短辺から延びる一対の短壁部124と、を有する。この胴部122において、短壁部124が一対の長壁部123のX軸方向に対向する端部同士をそれぞれ接続することによって、角筒状の胴部122が形成されている。
蓋板13は、ケース本体12の開口を塞ぐ板状の部材である。この蓋板13は、Y軸方向に長尺な矩形板状の蓋板本体131と、蓋板本体131に配置されるガス排出弁132と、を有する。
ガス排出弁132は、ケース11内でガスが発生したことで該ケース11内の圧力が所定の値を超えたときに前記ガスを外部に排出する。本実施形態のガス排出弁132は、蓋板本体131のY軸方向の中央部に配置される。
このように構成される蓋板13が該蓋板13の周縁部をケース本体12の開口周縁部に重ね合わされた状態でケース本体12に接合されることによって、ケース11が形成されている。
一対の外部端子14のそれぞれは、他の蓄電素子10の外部端子14又は外部機器等と電気的に接続される部位である。各外部端子14は、導電性を有する部材によって形成される。例えば、各外部端子14は、アルミニウム又はアルミニウム合金等のアルミニウム系金属材料、銅又は銅合金等の銅系金属材料等の溶接性の高い金属材料によって形成される。
これら一対の外部端子14は、蓋板13のY軸方向(長手方向)の両端部に配置されている。即ち、一対の外部端子14は、蓋板13においてガス排出弁132を間に挟んだ位置に配置されている。
以上の蓄電素子10は、扁平な直方体形状であり、複数の蓄電素子10は、ケース11の幅広な面(長壁部123)を対向させた状態で、X軸方向に並んでいる。
複数の隣接部材2のそれぞれは、絶縁性を有し、X軸方向に並ぶ蓄電素子10間、又は蓄電素子10と該蓄電素子10に対してX軸方向に並ぶ部材(本実施形態の例では、保持部材3の一部)との間に配置される。本実施形態の隣接部材2は、樹脂によって形成されている。この隣接部材2は、隣接する蓄電素子10との間に温度調整用の流体(本実施形態の例では空気等の気体)が流通可能な流路Rを形成する。これら複数の隣接部材2は、複数種の隣接部材2A、2B、2Cを含む。
具体的に、複数の隣接部材2は、隣り合う二つの蓄電素子10間に配置される第一の隣接部材2Aと、隣り合う蓄電素子10間に配置され且つ保持部材3に固定される第二の隣接部材2Bと、保持部材3とX軸方向の最も端にある蓄電素子10との間で該蓄電素子10と隣接する第三の隣接部材2Cと、を含む。即ち、蓄電装置1は、隣接部材2として、第一の隣接部材2Aと、第二の隣接部材2Bと、第三の隣接部材2Cと、を備える。本実施形態の蓄電装置1は、複数の第一の隣接部材2Aと、一つの第二の隣接部材2Bと、二つ(一対)の第三の隣接部材2Cと、を備える。これら複数の第一の隣接部材2Aのそれぞれは、第二の隣接部材2Bが配置されている蓄電素子10間を除いた各蓄電素子10間に配置されている。
複数の第一の隣接部材2Aのそれぞれは、X軸方向に隣り合う蓄電素子10間においてX軸方向と直交する方向に広がる第一本体部21Aと、第一本体部21AからZ軸方向の一方に向けて(即ち、バスバ保持部材6に向けて)突出する係合凸部22Aと、第一本体部21Aと隣り合う蓄電素子10の該第一本体部21Aに対する移動を規制する少なくとも一つの第一規制部25Aと、を有する。また、これら複数の第一の隣接部材2Aのそれぞれは、隣り合う蓄電素子10との間に温度調整用流体が流通可能な少なくとも一つの流路Rを形成する。
第一本体部21Aは、蓄電素子10のケース11の長壁部123と一部を当接させた状態で対向する部位である。この第一本体部21Aは、隣接する蓄電素子10と共同して該蓄電素子10との間に温度調整用の流体が流通可能な流路Rを形成する。本実施形態の第一本体部21Aは、X軸方向から見て蓄電素子10と対応する大きさの矩形板状であり、X-Z面(X軸方向とZ軸方向とを含む面)に沿った断面形状が矩形波形である。
係合凸部22Aは、バスバ保持部材6と係合する部位である。本実施形態の係合凸部22Aは、一対設けられ、第一本体部21AのZ軸方向の一方の端部におけるY軸方向の中央部に配置されている。この一対の係合凸部22Aのそれぞれは、互いにY軸方向に間隔をあけて配置されている。
第一規制部25Aは、矩形状の第一本体部21Aの少なくとも角部からX軸方向に延び、第一本体部21Aと隣接する蓄電素子10(詳しくはケース11)とY-Z面(Y軸方向とZ軸方向とを含む面)方向の外側から当接することによって該蓄電素子10の第一本体部21Aに対するY-Z面方向への相対移動を規制する。本実施形態の第一規制部25Aは、第一本体部21AからX軸方向の一方と他方とに向けてそれぞれ延びている。
第二の隣接部材2Bは、隣り合う二つの蓄電素子10間においてX軸方向と直交する方向(Y-Z面方向)に広がる第二本体部21Bと、第二本体部21BからZ軸方向の一方に向けて突出する係合凸部22Bと、第二本体部21Bと隣り合う蓄電素子10の該第二本体部21Bに対する移動を規制する少なくとも一つの第二規制部25Bと、第二の該隣接部材2Bの保持部材3への固定に用いられる第二締結部材26Bと、を有する。また、この第二の隣接部材2Bも、隣り合う蓄電素子10との間に温度調整用流体が流通可能な少なくとも一つの流路Rを形成する。本実施形態の第二の隣接部材2Bは、X軸方向における蓄電装置1の略中央に配置されている。
第二本体部21Bは、蓄電素子10のケース11の長壁部123と一部を当接させた状態で対向する部位である。この第二本体部21Bは、隣接する蓄電素子10と共同して該蓄電素子10との間に温度調整用の流体が流通可能な流路Rを形成する。この第二本体部21BのX軸方向の寸法は、第一本体部21AのX軸方向の寸法より大きい(即ち、厚肉である)。本実施形態の第二本体部21Bは、X軸方向から見て蓄電素子10と対応する大きさの矩形板状である。この第二本体部21Bは、それぞれがY軸方向に延び且つZ軸方向に間隔をあけて並ぶ複数の凸条211Bを有する。これら複数の凸条211Bは、第二本体部21Bにおける蓄電素子10との対向面212Bから突出している。
係合凸部22Bは、バスバ保持部材6と係合する部位であり、第一の隣接部材2Aの係合凸部22Aと同様の構成である。即ち、係合凸部22Bは、第二本体部21BのZ軸方向の一方の端部に一対配置されている。
第二規制部25Bは、矩形状の第二本体部21Bの少なくとも角部からX軸方向に延び、第二本体部21Bと隣接する蓄電素子10(詳しくはケース11)とY-Z面方向の外側から当接することによって該蓄電素子10の第二本体部21Bに対するY-Z面方向への相対移動を規制する。本実施形態の第二規制部25Bは、第二本体部21BからX軸方向の一方と他方とに向けてそれぞれ延びている。
第二締結部材26Bは、第二本体部21BにおいてY軸方向の各端部にそれぞれ配置されている。これら複数の第二締結部材26Bのそれぞれは、第一締結部材Cと係合することによって第二の隣接部材2Bと保持部材3とを締結する。本実施形態の各第二締結部材26Bは、インサートナットである。また、本実施形態の各第一締結部材Cは、ボルトであり、保持部材3を挿通した状態で第二締結部材26Bと係合(螺合)することによって第二の隣接部材2Bと保持部材3とを締結する。
二つの第三の隣接部材2Cのそれぞれは、X軸方向に隣り合う蓄電素子10と保持部材3の一部31との間においてX軸方向と直交する方向に広がる第三本体部21Cと、第三本体部21Cと隣り合う蓄電素子10の該第三本体部21Cに対する移動を規制する少なくとも一つの第三規制部25Cと、を有する。また、二つの第三の隣接部材2Cのそれぞれは、隣り合う蓄電素子10との間に温度調整用流体が流通可能な少なくとも一つの流路Rを形成する。
第三本体部21Cは、蓄電素子10の長壁部123と一部を当接させた状態で対向する部位である。この第三本体部21Cも、第一の隣接部材2Aの第一本体部21A及び第二の隣接部材2Bの第二本体部21Bと同様に、隣接する蓄電素子10と共同して該蓄電素子10との間に温度調整用の流体が流通可能な流路Rを形成する。本実施形態の第三本体部21Cは、X軸方向から見て蓄電素子10と対応する大きさの矩形板状である。この第三本体部21Cは、それぞれがY軸方向に延び且つZ軸方向に間隔をあけて並ぶ複数の凸条211Cを有する。これら複数の凸条211Cは、第三本体部21Cにおける蓄電素子10との対向面212Cから突出している。
第三規制部25Cは、矩形状の第三本体部21Cの少なくとも角部からX軸方向に延び、第三本体部21Cと隣接する蓄電素子10(詳しくはケース11)とY-Z面方向の外側から当接することによって該蓄電素子10の第三本体部21Cに対するY-Z面方向への相対移動を規制する。本実施形態の第三規制部25Cは、第三本体部21CからX軸方向の一方(蓄電素子10側)に向けて延びている。
保持部材3は、X軸方向に交互に並ぶ蓄電素子10及び隣接部材2によって構成される積層体Dの周囲を囲むことによって該積層体Dを保持する。即ち、保持部材3は、複数の蓄電素子と複数の隣接部材2との周囲を囲むことでこれら複数の蓄電素子10と複数の隣接部材2とをひとまとめに保持する。この保持部材3は、金属等の導電性を有する部材によって構成される。
具体的に、保持部材3は、X軸方向における積層体Dの両側に配置される一対の終端部材31と、Y軸方向に積層体Dと隣り合う位置において該積層体Dに沿ってX軸方向に延びる延伸部材32と、終端部材31と延伸部材32とを連結する連結部材33と、を有する。
一対の終端部材31のそれぞれは、X軸方向の端に配置された蓄電素子10との間に第三の隣接部材2Cを挟み込むように配置される。各終端部材31は、X軸方向から見て蓄電素子10と対応する大きさの矩形状である。詳しくは、終端部材31は、Y軸方向に長尺な矩形状であり、Y軸方向の両端部にZ軸方向に間隔をあけて配置される複数の貫通孔311を有する。
一対の延伸部材32のそれぞれは、各蓄電素子10の短壁部124と対向する延伸部材本体320と、延伸部材本体320のZ軸方向の一方の端部から各蓄電素子10の蓋板13に沿ってY軸方向に延びると共にX軸方向に延びる第一片部321と、延伸部材本体320のZ軸方向の他方の端部から各蓄電素子10の閉塞部121に沿ってY軸方向に延びると共にX軸方向に延びる第二片部322と、延伸部材本体320のX軸方向の各端部から終端部材31に沿ってY軸方向に延びると共にZ軸方向に延びる一対の第三片部323と、を有する。
延伸部材本体320は、各蓄電素子10の短壁部124に沿って広がる板状であり、温度調整流体が各流路Rに流入し又は流出できるようにY軸方向に貫通する複数の貫通孔3201を有する。
第一片部321は、X軸方向に長尺な帯状の部位であり、第二片部322は、X軸方向に長尺な帯状である。この第二片部322の幅(Y軸方向の寸法)は、第一片部321の幅より大きい。また、一対の第三片部323のそれぞれは、Z軸方向に間隔をあけて配置される複数の貫通孔3231を有する。各貫通孔3231は、終端部材31の貫通孔311と対応する位置に配置されている。
複数の連結部材33のそれぞれは、終端部材31の貫通孔311及び延伸部材32(詳しくは、第三片部323)の貫通孔3231を挿通した状態で終端部材31と延伸部材32とを締結する。本実施形態の各連結部材33は、ボルト331とナット332によって構成されている。
インシュレータ4は、絶縁性を有する。このインシュレータ4は、延伸部材32と、積層体Dとの間に配置される。具体的に、蓄電装置1は、一対のインシュレータ4を備え、各インシュレータ4は、延伸部材32における少なくとも複数の蓄電素子10と対向する領域をそれぞれ覆う。これにより、各インシュレータ4は、延伸部材32と複数の蓄電素子10との間を絶縁する。各インシュレータ4における延伸部材本体320の各貫通孔3201と対応する位置のそれぞれに延伸部材本体320の各貫通孔3201と対応する大きさ及び形状の貫通孔41を有する。
プレート部Bは、複数のバスバ5と、蓄電素子10の温度を検出する少なくとも一つの温度センサ部7と、複数のバスバ5を保持するバスバ保持部材6と、バスバ5及び温度センサ部7に接続される複数の電線80を有するハーネス8と、を備える。本実施形態のプレート部Bは、複数(積層体Dに含まれる蓄電素子10の数以下の数)の温度センサ部7を備える。
複数のバスバ5のそれぞれは、金属等の導電性を有する板状の部材であり、異なる蓄電素子10の外部端子14同士を接続する。これら複数のバスバ5のそれぞれは、隣り合う蓄電素子10の外部端子14同士を接続することによって互いを導通させる。本実施形態の各バスバ5は、バスバ保持部材6に保持された状態で外部端子14に溶接されている。
複数の温度センサ部7のそれぞれは、蓄電素子10の表面(ケース11)に接することで、該蓄電素子10の表面の温度に応じた信号を出力する。具体的に、温度センサ部7は、図5~図10にも示すように、温度検知部(センサ)71と、温度検知部71を保持するセンサ保持部72と、を有する。また、温度センサ部7は、センサ保持部72を装置本体A(詳しくは、蓄電素子10)に向けて付勢するための第一付勢部73を有する。本実施形態の温度センサ部7は、温度検知部71に接続される電線80を支持する電線支持部74も有する。
温度検知部71は、対象物(本実施形態の例では、蓄電素子10、詳しくは、ケース11の蓋板13)に接触することで該対象物の温度や温度変化を検出可能な部位である。具体的に、温度検知部71は、前記対象物に面接触する接触面711aを有する伝熱部711と、伝熱部711を介して前記対象物の温度や温度変化を検知し、この温度や温度変化に応じた信号を出力する温度検知素子712と、を有する(図10参照)。
伝熱部711は、金属等の熱伝導率の高い素材によって構成され、対象物に接することで該対象物の熱を温度検知素子712に伝える。本実施形態の伝熱部711は、矩形板状である。また、本実施形態の温度検知素子712は、サーミスタである。
センサ保持部72は、接触面711aがZ軸方向の他方を向いた状態で露出するように温度検知部71を保持する第一部位721と、第一部位721からZ軸方向の一方に延び且つ第一付勢部73が固定される第二部位722と、を有する。第一部位721は、Z軸方向の一方を向き且つ第二部位722に固定された第一付勢部73の一部が当接する被付勢面721aを有する。本実施形態の第一部位721は、直方体形状であり、第二部位722は、X軸方向から見て矩形板状である。
第一付勢部73は、温度センサ部7がバスバ保持部材6に配置され、該第一付勢部73がバスバ保持部材6の一部と係合したときに、センサ保持部72(詳しくは、被付勢面721a)をZ軸方向の他方に向けて付勢(押圧)する。本実施形態の第一付勢部73は、弾性部材によって構成される。この第一付勢部(弾性部材)73は、温度検知部71から蓄電素子10の蓋板13の外面(一つの外面)に向かう方向に見て、センサ保持部72における温度検知部71と少なくとも一部が重なる位置に配置されている。
電線支持部74は、温度検知素子712から延びる電線80をY軸方向から見てX軸方向に対して傾斜するように支持する。この電線支持部74は、センサ保持部72から前記傾斜方向に延び、センサ保持部72と一体に形成されている。本実施形態のセンサ保持部72及び電線支持部74は、樹脂によって一体成型され、電線支持部74のY軸方向の寸法は、センサ保持部72のY軸方向の寸法より小さい。
ハーネス8は、複数の電線80を有するケーブル部81と、ケーブル部81の端部に配置されるコネクタ82と、を有する。
ケーブル部81は、一方の端部がバスバ5又は温度センサ部7(詳しくは、温度検知素子712)に接続されている複数の電線80の少なくとも一部が束ねられることによって形成されている。ケーブル部81は、一方の端部をバスバ保持部材6からX軸方向に突出させた状態で該バスバ保持部材6に配置されている。このケーブル部81の突出方向の先端には、コネクタ82が取り付けられている。本実施形態のコネクタは、多芯コネクタであり、二つ配置されている。
バスバ保持部材6は、積層体Dにおける外部端子14の並ぶ面を覆うプレート状の保持部材本体60を有する。本実施形態のバスバ保持部材6は、保持部材本体60に取り外し可能に取り付けられる長尺部材69を有する。このバスバ保持部材6は、各隣接部材2A、2Bの一対の係合凸部22A、22Bとそれぞれ係合することによって装置本体Aに固定される。
保持部材本体60は、Z軸方向の寸法がX軸方向の寸法及びY軸方向の寸法に比べて小さいプレート状の部材であり、Z軸方向から見て積層体Dと対応する大きさの矩形状である。この保持部材本体60は、それぞれがバスバ5を保持する複数のバスバ保持部61と、ハーネス8が配
置されるハーネス配置部62と、複数の蓋部63と、を有する(図2参照)。また、保持部材本体60は、温度センサ部7が配置される配置部66を含む少なくとも一つの収容部64を有する(図7参照)。本実施形態の保持部材本体60は、複数の収容部64を有する。
また、保持部材本体60は、プレート部Bから装置本体Aに向かう向きに見たとき(即ち、Z軸方向の一方から他方側を見たとき)に積層体Dの一部(本実施形態の例では、各蓄電素子10のガス排出弁132)が露出するプレート開口部68も有する。このプレート開口部68は、保持部材本体60をZ軸方向に貫通し、X軸方向に延びている。本実施形態のプレート開口部68は、保持部材本体60のY軸方向の中央部において該保持部材本体60のX軸方向の一方の端部から他方の端部まで延びている。
複数のバスバ保持部61のそれぞれは、隣り合う蓄電素子10の外部端子14同士を接続した状態のバスバ5の周縁を囲うように該バスバ5を保持(収容)する部位であり、Z軸方向の一方の端部が開口する。これら複数のバスバ保持部61は、保持部材本体60におけるY軸方向の一方の端部と他方の端部とのそれぞれにおいてX軸方向に並んで保持部列を構成している。
ハーネス配置部62は、保持部材本体60における溝状の部位であり、内側にハーネス8のケーブル部81(複数の電線80)が配置されている。このハーネス配置部62は、Z軸方向の一方の端部が開口する溝状の部位であり、X軸方向に並ぶバスバ保持部61の列のY軸方向の内側に隣り合う位置において該バスバ保持部61の列に沿ってX軸方向に延びている。具体的に、ハーネス配置部62は、各保持部列のY軸方向の内側(中心側)に隣接し且つ該保持部列に沿ってX軸方向にそれぞれ延びる二つの第一部位と、Y軸方向に延び且つ各第一部位のX軸方向の一方の端部同士を接続する第二部位と、を有する。二つの第一部位のそれぞれにおいて、Y軸方向の各側壁は、X軸方向に連続又は断続に延び、底壁は、X軸方向に連続又は断続に延びている。
保持部材本体60においてプレート開口部68を挟んでY軸方向の一方側と他方側とに配置された複数のバスバ保持部61及びハーネス配置部62のZ軸方向の一方の端部(各開口)が複数の蓋部63によって覆われている。
複数(本実施形態の例では、三つ)の収容部64のそれぞれは、温度センサ部7を収容する。これら複数の収容部64に温度センサ部7が収容された状態では、各センサ保持部72、詳しくは、センサ保持部72に保持されている温度検知部71(より詳しくは、伝熱部711の接触面711a)が蓄電素子10の一つの外面(本実施形態の例では、蓋板13の外面)に向けて押し付けられている(図6参照)。
本実施形態の保持部材本体60において、複数の収容部64は、X軸方向の一方の端部と、X軸方向の中央部と、X軸方向の他方の端部とに配置されている。即ち、本実施形態の保持部材本体60は、三つの収容部64を有する。これにより、蓄電装置1においてX軸方向に並ぶ複数の蓄電素子10のうちの各収容部64と対応する位置、即ち、蓄電装置1においてX軸方向の一方の端部に配置された蓄電素子10と、中央部に配置された蓄電素子10と、他方の端部に配置された蓄電素子10との温度を該収容部64に配置された温度センサ部7によってそれぞれ計測することができる。
尚、蓄電装置1におけるX軸方向の一方の端部に配置された蓄電素子10と、他方の端部に配置された蓄電素子10とは、蓄電装置1における終端部材31の近傍に配置された各蓄電素子10である。また、蓄電装置1におけるX軸方向の中央部に配置された蓄電素子10は、第二の隣接部材2Bの近傍に配置された蓄電素子10である。
また、本実施形態の保持部材本体60において、X軸方向における収容部64の配置されている部位では、Y軸方向の中央に配置されるプレート開口部68(長尺部材69)からY軸方向の一方の外側に向けて収容部64とハーネス配置部62(詳しくは、第一部位)とバスバ保持部61とが順に並び、プレート開口部68(長尺部材69)からY軸方向の他方の外側に向けてハーネス配置部62(詳しくは、第一部位)とバスバ保持部61とが順に並んでいる。
具体的に、複数の収容部64のそれぞれは、Z軸方向の一方の端部で開口する収容開口部(開口部)65と、該収容部64に収容された温度センサ部7が配置されている配置部(センサ配置部)66と、収容開口部65と配置部66とを連通する連通部67と、を有する(図7参照)。これら複数の収容部64は、X軸方向に延びるハーネス配置部62とY軸方向の内側に隣り合う位置においてX軸方向に間隔をあけて配置されている。より詳しくは、複数の収容部64は、ハーネス配置部62とプレート開口部68との間においてX軸方向に間隔をあけて配置されている。これら複数の収容部64のそれぞれは、X軸方向において、Z軸方向から見て蓄電素子10(詳しくは、蓋板13)と重なる位置に配置されている。
収容開口部65は、収容部64のZ軸方向の一方の端部において開口し(又は開放され)、収容部64内に温度センサ部7をZ軸方向の他方に向けて挿入可能である。本実施形態の収容開口部65は、Z軸方向から見て、温度センサ部7(詳しくは、センサ保持部72)と対応した形状を有する(図5参照)。
連通部67は、Z軸方向(即ち、蓄電素子10の一つの外面(本実施形態の例では、蓋板13の外面)から温度検知部71に向かう方向)に沿って延びる。この連通部67は、温度センサ部7を収容部64に挿入するときに、収容開口部65から配置部66まで温度センサ部7を案内する。具体的に、連通部67は、Y軸方向に間隔をあけて対向する一対の壁部671と、各壁部671のX軸方向の一方の端部から相手側の壁部671に向けてそれぞれ延びる二つの短壁部672と、によって囲まれた領域であり、Z軸方向から見てセンサ保持部72に対応する形状である。
各短壁部672の突出方向(相手側の壁部671に向けて延びる方向)の先端同士の間隔は、温度センサ部7の電線支持部74のY軸方向の寸法と対応している。本実施形態の収容部64では、二つの短壁部672の前記先端部同士の間隔は、電線支持部74のY軸方向の寸法より僅かに大きい。また、二つの短壁部672の前記先端部同士の間隔は、センサ保持部72のY軸方向の寸法より小さい。
配置部66は、収容部64において、温度検知部71(詳しくは、接触面711a)が蓄電素子10の一つの外面に接触するように温度センサ部7が配置される部位である。本実施形態の配置部66に配置される温度センサ部7は、接触面711aを蓋板13の外面に面接触させている。具体的に、配置部66は、該配置部66に配置された温度センサ部7の第一付勢部(本実施形態の例では弾性部材)73が係止される係止部660を有する。また、配置部66は、弾性変形可能で且つ係止部660を付勢可能な第二付勢部(付勢部)665も有する。
第二付勢部665は、係止部660から軸状に延びると共にその先端をバスバ保持部材6の所定部位に固定されている。本実施形態の第二付勢部665は、係止部660からY軸方向の一方と他方とに延びる軸状の部位であり、両端部(各先端)が収容部64の一対の壁部671にそれぞれ固定されている。これら二つの第二付勢部665は、樹脂製であり、同一直線上に延びている。そして、係止部660の移動(回動)に伴って捻じれが生じる(図11参照)。
係止部660は、配置部66に配置された温度センサ部7の第一付勢部73が係止される部位であり、該係止部660の少なくとも一部が連通部67内にある係止位置P1(図7の実線で示す位置)と、該係止部660の少なくとも一部が連通部67外に移動(退避)した退避位置P2(図7の二点鎖線で示す位置)と、の間を移動可能である。本実施形態の退避位置P2は、係止部660の全体又は略全体が連通部67の外に移動した位置である。
本実施形態の係止部660は、軸状の第二付勢部665を回動中心とする回動によって係止位置P1と退避位置P2との間を移動可能である。この係止部660の係止位置P1から退避位置P2への回動に伴って、樹脂製の第二付勢部665に捻じれ(弾性変形)が生じ、この捻じれによって第二付勢部665から係止部660に対して退避位置P2から係止位置P1に戻そうとする力(前記捻じれによって生じた弾性力)が加わる。
この係止部660は、配置部66に配置された状態の温度センサ部7の第一付勢部73が当接する係止面661と、温度センサ部7が収容開口部65から配置部66に向けて連通部67を移動するときに該温度センサ部7と当接する当接部662と、を有する。
係止面661は、Z軸方向の他方を向いた面であり、本実施形態の係止面661は、Z軸方向と直交する方向に広がる面である。
当接部662は、連通部67において配置部66に向かう温度センサ部7が該当接部662に当接した位置から配置部66に向けてさらに移動したときに、該移動に伴って該温度センサ部7が該当接部662上を摺動することにより係止部660が退避位置P2に向けて退避(回動)する形状を有する。
本実施形態の当接部662は、係止面661より収容開口部65に近い位置に配置され、該係止面661に対して傾斜する係斜面である。具体的に、当接部662は、Z軸方向(収容開口部65から配置部66に向かう挿入方向)に対して傾斜すると共に、係止部660の退避方向と反対方向に沿って進むに連れてZ軸方向における配置部66側に位置する傾斜面である。即ち、当接部662は、退避方向と反対方向に向けて先下がりとなる傾斜面である。
以上のように構成される収容部64には、プレート部Bが装置本体Aに取り付けられた後に、温度センサ部7を収容する(配置する)ことができる。具体的には、以下の通りである。
先ず、温度センサ部7が接触面711aを挿入方向(本実施形態の例では、Z軸方向の他方)に向けた状態で収容開口部65から収容部64に挿入される(図11(a)参照)。この収容開口部65から挿入された温度センサ部7は、係止部660の当接部662に当接するまで連通部67を配置部66に向けて移動する。そして、温度センサ部7が当接部662に当接すると(図11(b)参照)、この状態から温度センサ部7が配置部66に向けてさらに押し込まれることで(図11(c)の矢印F参照)、当接部662が温度センサ部7に押されて係止位置P1から退避位置P2に向けて回動する(図11(c)の矢印α参照)。このとき、第二付勢部665が捻じれる(弾性変形する)ことで、該第二付勢部665から係止部660に対して退避位置P2から係止位置P1に向かう方向の力(捻じれ量に応じた付勢力)が加わる。
続いて、温度センサ部7が係止部660の位置を通過して配置部66に到達すると共に作業者の指等で第一付勢部73が押さえられて係止部660を避ける方向に弾性変形することで、係止部660が第二付勢部665において生じている付勢力によって退避位置P2から係止位置P1まで回動する。係止部660が係止位置P1に到達すると、第一付勢部73に加えられていた力が緩められて第一付勢部73が係止部660の係止面661に当接する(図11(d)参照)。これにより、温度センサ部7の配置部66への配置が完了する。この配置部66への配置が完了した状態では、第一付勢部73による付勢力によって、センサ保持部72(接触面711a)が蓄電素子10の蓋板13に押し付けられている。
長尺部材69は、X軸方向に延びる部材であり、保持部材本体60のプレート開口部68に取り外し可能に取り付けられることで該プレート開口部68を塞ぐ部材である。本実施形態の長尺部材69は、樹脂等の絶縁性を有する素材によって形成されている。
以上のように構成される蓄電装置1では、蓄電素子10の一つの外面(本実施形態の例では、蓋板13の外面)とバスバ保持部材6との間隔に製造誤差等が生じていても、温度検知部71が蓄電素子10の一つの外面に接触した状態でセンサ保持部72が前記一つの外面に対して十分に押し付けられるため、蓄電素子10(一つの外面を有する蓄電素子)の温度を精度よく検知することができる。
本実施形態の蓄電装置1では、温度センサ部7は、センサ保持部72を蓄電素子10の一つの外面に向けて付勢する弾性部材(第一付勢部)73を有し、センサ保持部72は、弾性部材73による付勢力によって前記一つの外面に押し付けられている。このように、弾性部材73の付勢力によってセンサ保持部72が蓄電素子10の一つの外面に押し付けられることで、振動等によって蓄電素子10の前記一つの外面とバスバ保持部材6との間隔が変化しても、この間隔の変化を弾性部材73が吸収し、これにより、該センサ保持部72における前記一つの外面に十分に押し付けられた状態が好適に維持される。
また、本実施形態の蓄電装置1では、配置部(センサ配置部)66が、該配置部66に配置された温度センサ部7の弾性部材73が係止される係止部660を有し、バスバ保持部材6が、蓄電素子10の一つの外面(本実施形態の例では、蓋板13の外面)から温度検知部71に向かう方向の端部に形成される収容開口部(開口部)65と、該収容開口部65と配置部66とを連通する連通部67と、を有する。そして、このバスバ保持部材6は、係止部660が弾性部材73を係止する係止位置P1から移動し、及び弾性部材73が係止部660と係止したときより大きく弾性変形することの少なくとも一方が行われることによって、温度センサ部7を収容開口部65から連通部67を通じて配置部66に挿入可能に構成されている。このため、係止部660を移動させ、及び弾性部材73を弾性変形させることの少なくとも一方を行いつつ温度センサ部7を収容開口部65から配置部66に向けて挿入することで、該センサ保持部72を配置部66に配置することができる。これにより、本実施形態の蓄電装置1では、温度センサ部7のバスバ保持部材6への組み立けが容易になる。
また、本実施形態の蓄電装置1では、弾性部材73は、Z軸方向の一方から他方側に見て(即ち、温度検知部71から蓄電素子10の前記一つの外面に向かう方向に見て)、センサ保持部72における温度検知部71と少なくとも一部が重なる位置に配置され、連通部67は、Z軸方向の一方に向かう方向(即ち、蓄電素子10の前記一つの外面から温度検知部71に向かう方向)に沿って延び、係止位置P1は、弾性部材73を係止しているときの係止部660の少なくとも一部が連通部67内にある位置である。そして、配置部66は、弾性変形可能で且つ係止部660を係止位置P1へ向けて付勢可能な第二付勢部665を有し、第二付勢部665は、係止部660が前記移動によって係止位置P1から連通部67外の退避位置P2(詳しくは、係止部660の少なくとも一部が連通部67外となるような位置)に退避することで弾性変形し又は弾性変形量を増大させる。かかる構成によれば、収容開口部65から配置部66まで温度センサ部7を挿入するために係止部660を連通部67から退避させたときに生じた又は増大した付勢力(弾性復帰力)を利用して係止部660を係止位置P1に戻すことができるため、バスバ保持部材6への温度センサ部7の組付けがより容易になる。しかも、温度センサ部7が配置部66に配置されて弾性部材73が係止部660に係止されたときに、係止部660の少なくとも一部が連通部67内にあるため、温度センサ部7が配置部66から収容開口部65に向かう(即ち、バスバ保持部材6の収容部64(詳しくは、配置部66)から抜け落ちる)ことを阻止できる。
また、本実施形態の蓄電装置1では、第二付勢部665は、係止部660から軸状に延びると共にその先端をバスバ保持部材6の所定部位(本実施形態の例では、連通部67を規定する一対の壁部671)に固定され、係止部660は、第二付勢部665を回動中心とする回動によって係止位置P1から退避位置P2に退避し、第二付勢部665の弾性変形は、係止部660の回動に伴う該第二付勢部665の捻じれにより生じる。このように、軸状の部位(第二付勢部)665の捻じれ(弾性変形)により生じる付勢力(弾性復帰力)を利用した構成とすることで、第二付勢部665の構成を簡素化することができる。
また、本実施形態の蓄電装置1では、係止部660は、温度センサ部7が収容開口部65から配置部66に向けて連通部67を移動するときに当接する当接部662を有する。そして、この当接部662は、配置部66に向かう温度センサ部7が該当接部662に当接した位置から配置部66に向けて移動したときに、該移動に伴って該温度センサ部7が該当接部662上を摺動することにより係止部660が退避位置P2に向けて退避する形状を有している。このため、温度センサ部7を収容開口部65から配置部66に向けて収容部64に差し込んだときに、温度センサ部7が当接部662に当接した後、更に温度センサ部7を配置部66へ向けて押し込むことで、当接部662上を摺動する温度センサ部7によって当接部662が押されて係止部660が退避位置P2に退避し、これにより、温度センサ部7のバスバ保持部材6への組み立けがより容易になる。
本実施形態の場合、当接部662は、収容開口部65から配置部66に向かう挿入方向(Z軸方向)に対して傾斜すると共に、係止部660の退避方向と反対方向に沿って進むに連れて挿入方向における配置部66側に位置する傾斜面である。
尚、本発明の蓄電装置1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
上記実施形態の蓄電装置1では、保持部材本体60は、三つの収容部64を有しているが、この構成に限定されない。保持部材本体60は、一つ、二つ、又は三つ以上の収容部64を有していてもよい。即ち、保持部材本体60は、上述のように少なくとも一つの収容部64を有していればよい。
また、収容部64の具体的な配置位置は、限定されない。上記実施形態の蓄電装置1では、各収容部64は、保持部材本体60におけるX軸方向の両端部と中央部とに配置されているが、温度を測定したい蓄電素子10と対応する位置(即ち、この蓄電素子10の温度を温度センサ部7によって測定できる位置)であればよい。
また、上記実施形態の蓄電装置1の収容部64では、係止部660は、回動によって、係止位置P1と退避位置P2との間を移動するが、この構成に限定されない。係止部660は、直線上の往復動によって、係止位置P1と退避位置P2との間を移動する構成でもよい。
また、上記実施形態の蓄電装置1では、第一付勢部(弾性部材)73による付勢力(弾性力)によってセンサ保持部72が蓄電素子10の一つの外面に押し付けられているが、この構成に限定されない。例えば、センサ保持部72は、ネジ部材等にZ軸方向の一方から他方側に押されることによって蓄電素子10の一つの外面に押し付けられてもよい。また、センサ保持部72がバスバ保持部材6から装置本体Aに向けて突出するように収容部64に収容された状態で、バスバ保持部材6と装置本体Aとが、拘束バンド等によって拘束されることで、センサ保持部72が蓄電素子10の一つの外面に押し付けられる構成でもよい。即ち、センサ保持部72(詳しくは、センサ保持部72が保持する温度検知部71)が十分な力で蓄電素子10の一つの外面に押し付けられる構成であれば、弾性部材以外の構成によって押さえ付けられていてもよい。
また、上記実施形態の蓄電素子10において、係止部660の当接部662は、係斜面であるが、この構成に限定されない。係止部660の当接部662は、曲面でもよく、前記係斜面と同方向に延びる凸条等であってもよい。即ち、係止部660の当接部662は、センサ保持部72と当接状態で該センサ保持部72に押さたときに、係止部660が退避位置P2に向けて移動するような力が働く構成であればよい。
また、上記実施形態の蓄電装置1では、連通部67は、Z軸方向(蓄電素子10の一つの外面に対して直交する方向)に延びているが、この構成に限定されない。連通部67は、蓄電素子10の一つの外面に対して傾斜方向に延びていてもよい。
また、上記実施形態においては、蓄電素子が充放電可能な非水電解質二次電池(例えばリチウムイオン二次電池)として用いられる場合について説明したが、蓄電素子の種類や大きさ(容量)は任意である。また、上記実施形態において、蓄電素子の一例として、リチウムイオン二次電池について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、本発明は、種々の二次電池、その他、一次電池や、電気二重層キャパシタ等のキャパシタの蓄電素子にも適用可能である。
1…蓄電装置、2…隣接部材、2A…第一の隣接部材、21A…第一本体部、22A…係合凸部、25A…第一規制部、2B…第二の隣接部材、21B…第二本体部、211B…凸条、212B…対向面、22B…係合凸部、25B…第二規制部、26B…第二締結部材、2C…第三の隣接部材、21C…第三本体部、211C…凸条、212C…対向面、25C…第三規制部、3…保持部材、31…終端部材、311…貫通孔、32…延伸部材、320…延伸部材本体、3201…貫通孔、321…第一片部、322…第二片部、323…第三片部、3231…貫通孔、33…連結部材、331…ボルト、332…ナット、4…インシュレータ、41…貫通孔、5…バスバ、6…バスバ保持部材、60…保持部材本体、61…バスバ保持部、62…ハーネス配置部、63…蓋部、64…収容部、65…収容開口部(開口部)、66…配置部(センサ配置部)、660…係止部、661…係止面、662…当接部(傾斜面)、665…第二付勢部(付勢部)、67…連通部、671…壁部、672…短壁部、68…プレート開口部、69…長尺部材、7…温度センサ部、71…温度検知部、711…伝熱部、711a…接触面、712…温度検知素子、72…センサ保持部、721…第一部位、721a…被付勢面、722…第二部位、73…第一付勢部(弾性部材)、74…電線支持部、8…ハーネス、80…電線、81…ケーブル部、82…コネクタ、10…蓄電素子、11…ケース、12…ケース本体、121…閉塞部、122…胴部、123…長壁部、124…短壁部、13…蓋板、131…蓋板本体、132…ガス排出弁、14…外部端子、500…配線モジュール、501…バスバ、502…バスバ収容部、503…サーミスタ、504…サーミスタ収容部、505…フレキシブルプリント配線板、506…側部延出片、506a…第一面、510…蓄電素子、A…装置本体、B…プレート部、C…第一締結部材、D…積層体、P1…係止位置、P2…退避位置、R…流路

Claims (7)

  1. 電極体を収容するケース本体と該ケース本体の一つの外面に配置された外部端子とを有する少なくとも一つの蓄電素子と、
    前記外部端子に接続されるバスバを保持し且つ前記少なくとも一つの蓄電素子の前記一つの外面に沿って配置されるバスバ保持部材と、
    温度検知部、及び前記温度検知部が前記一つの外面に接触するように該温度検知部を保持するセンサ保持部、を有する温度センサ部と、を備え、
    前記バスバ保持部材は、前記温度センサ部が配置されるセンサ配置部を有し、
    前記センサ保持部は、前記一つの外面に向けて押し付けられる、蓄電装置。
  2. 前記温度センサ部は、前記センサ保持部を前記一つの外面に向けて付勢する弾性部材を有し、
    前記センサ保持部は、前記弾性部材による付勢力によって前記一つの外面に押し付けられる、請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記センサ配置部は、該センサ配置部に配置された前記温度センサ部の前記弾性部材が係止される係止部を有し、
    前記バスバ保持部材は、前記一つの外面から前記温度検知部に向かう方向の端部に形成される開口部と、該開口部と前記センサ配置部とを連通する連通部と、を有し、前記係止部が前記弾性部材を係止する係止位置から移動し、及び前記弾性部材が前記係止部と係止したときより大きく弾性変形することの少なくとも一方が行われることによって、前記温度センサ部を前記開口部から前記連通部を通じて前記センサ配置部に挿入可能に構成されている、請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記弾性部材は、前記温度検知部から前記一つの外面に向かう方向に見て、前記センサ保持部における前記温度検知部と少なくとも一部が重なる位置に配置され、
    前記連通部は、前記一つの外面から前記温度検知部に向かう方向に沿って延び、
    前記係止位置は、前記弾性部材を係止しているときの前記係止部の少なくとも一部が前記連通部内にある位置であり、
    前記センサ配置部は、弾性変形可能で且つ前記係止部を前記係止位置へ向けて付勢可能な付勢部を有し、
    前記付勢部は、前記係止部が前記移動によって前記係止位置から前記連通部外の退避位置に退避することで弾性変形し又は弾性変形量を増大させる、請求項3に記載の蓄電装置。
  5. 前記付勢部は、前記係止部から軸状に延びると共にその先端を前記バスバ保持部材の所定部位に固定され、
    前記係止部は、前記付勢部を回動中心とする回動によって前記係止位置から前記退避位置に退避し、
    前記付勢部の弾性変形は、前記係止部の回動に伴う該付勢部の捻じれにより生じる、請求項4に記載の蓄電装置。
  6. 前記係止部は、前記温度センサ部が前記開口部から前記センサ配置部に向けて前記連通部を移動するときに当接する当接部を有し、
    前記当接部は、前記センサ配置部に向かう前記温度センサ部が該当接部に当接した位置から前記センサ配置部に向けて移動したときに、該移動に伴って該温度センサ部が該当接部上を摺動することにより前記係止部が前記退避位置に向けて退避する形状を有する、請求項4又は5に記載の蓄電装置。
  7. 前記当接部は、前記開口部から前記センサ配置部に向かう挿入方向に対して傾斜すると共に、前記係止部の退避方向と反対方向に沿って進むに連れて前記挿入方向におけるセンサ配置部側に位置する傾斜面である、請求項6に記載の蓄電装置。
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