JP2023103132A - オルトエステル化合物の製造方法 - Google Patents

オルトエステル化合物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023103132A
JP2023103132A JP2022004013A JP2022004013A JP2023103132A JP 2023103132 A JP2023103132 A JP 2023103132A JP 2022004013 A JP2022004013 A JP 2022004013A JP 2022004013 A JP2022004013 A JP 2022004013A JP 2023103132 A JP2023103132 A JP 2023103132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
orthoester compound
crude
sodium
filtration
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022004013A
Other languages
English (en)
Inventor
靖子 武田
Yasuko Takeda
武範 磯村
Takenori Isomura
大輝 岩瀬
Daiki Iwase
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP2022004013A priority Critical patent/JP2023103132A/ja
Publication of JP2023103132A publication Critical patent/JP2023103132A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】簡易的な方法でオルトエステル化合物を精製し、不純物が低減された、特にナトリウムが低減されたオルトエステル化合物を製造することにある。【解決手段】粗オルトエステル化合物をナイロンフィルターで濾過することを特徴とするオルトエステル化合物の製造方法を提供することにあり、特に、前記ナイロンフィルターの孔径は5~10000nmであることが好ましい。また、精製の対象となる粗オルトエステル化合物は、炭素数4~15のオルトエステル化合物を含む液体であることが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、オルトエステル化合物の新規な製造方法に関する。詳しくは、オルトエステル化合物からナトリウム等のアルカリ金属不純物を簡便な操作で低減できる、新規なオルトエステル化合物の製造方法である。
オルトエステル化合物は、同一の炭素原子が3つのアルコキシ基を有する化合物であり、様々用途に使用されている。例えば、癌治療に有用な化合物を製造する際に使用する脱水剤(例えば、特許文献1参照)の用途が知られている。また、農薬を合成する際の反応原料(例えば、特許文献2参照)、プリント配線板の回路保護材料として使用されるアルカリ現像型の光硬化性樹脂組成物の一材料(例えば、特許文献3参照)として使用されている。
このようにオルトエステル化合物は様々用途で使用されている。前記用途に限定されるわけではないが、オルトエステル化合物は、その用途において高純度化されたものを使用することが望まれている。
特開2021-63097号公報 特開2020-172469号公報 特開2020-140161号公報
本発明者等の検討によれば、オルトエステル化合物には、不純物としてナトリウム等のアルカリ金属が含まれる場合があることが確認された。
オルトエステル化合物は、通常、液体であり、アルカリ金属等を低減するのであれば、蒸留により精製することが考えられる。しかしながら、蒸留により精製する方法では、大型の装置が必要となる等の制約があり、オルトエステル化合物の工業的な生産後の精製としてはあまり適していない場合があった。
したがって、本発明の目的は、簡易的な方法でオルトエステル化合物を精製し、不純物が低減されたオルトエステル化合物を製造することにある。
本発明者等は、上記課題を解決するため、鋭意検討を行った。その結果、精製の対象となるオルトエステル化合物をナイロンフィルターで濾過することにより、ナトリウム等のアルカリ金属を効率よく低減できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、粗オルトエステル化合物をナイロンフィルターで濾過することを特徴とするオルトエステル化合物の製造方法である。なお、粗オルトエステル化合物とは、濾過の対象物であり、濾過後のオルトエステル化合物よりも不純物を多く含むものである。
本発明によれば、効率よく、簡易的な操作で不純物が低減されたオルトエステル化合物を製造できる。特に、アルカリ金属が低減されたオルトエステル化合物を効率よく、簡易的な操作で製造できる。そして、本発明の方法で得られたオルトエステル化合物は、ナトリウム等のアルカリ金属が悪影響を及ぼすような用途において、好適に使用できる。
実施例1~3で用いた濾過方法を示す概略図である。 実施例4~7で用いた濾過方法を示す概略図である。
本明細書においては、特に断りがない場合、数値A及びBについて「A~B」という表記は「A以上B以下」を意味するものとする。かかる表記において、数値Bのみに単位を付した場合には、当該単位は数値Aにも適用されるものとする。
本発明は、濾過の対象物である粗オルトエステル化合物をナイロンフィルターで濾過することにより精製するものでる。
<濾過の対象となるオルトエステル化合物>
本発明において、粗オルトエステル化合物は、市販のものを使用できる。そして、特に制限されるものではないが、粗オルトエステル化合物は、ナトリウム等のアルカリ金属を不純物として含むことが好ましい。本発明によれば、ナトリウムのようなアルカリ金属を不純物として含む粗オルトエステル化合物から効率よく該不純物を低減できる。
本発明者等の検討によれば、粗オルトエステル化合物は、ナトリウム等のアルカリ金属を含む場合があることが分かった。これら不純物が含まれる理由は明らかではないが、製造由来の不純物、および/又は小分け保管時に保管容器から移行する不純物であると考えられる。
本発明は、濾過の対象となる粗オルトエステル化合物が含むナトリウムの量は、特に制限されるものではない。中でも、以下の量の不純物、特に以下の量のナトリウムを含む場合に、特に好適に採用できる。具体的には、ナトリウムを10質量ppb以上含む粗オルトエステル化合物を対象とすることが好ましい。ナトリウムの含有量が10質量ppb以上である場合に、本発明はより効果を発揮する。本発明がより効果を発揮するには、粗オルトエステル化合物に含まれるナトリウムの含有量は、50質量ppb以上がより好ましい。そして、濾過による除去を考えると、ナトリウムの含有量は100質量ppb以上であってもよく、さらには300質量ppb以上であってもよい。一方、ナトリウムの含有量の上限は、特に制限されるものではない。ただし、本発明の効果を考えると、該上限値は1000質量ppbであることが好ましく、さらには500質量ppbであることが好ましい。また、条件等にもよるが、高純度のオルトエステル化合物とするためには、濾過の対象となる粗オルトエステル化合物に含まれるナトリウム含有量は少ない方が好ましい。そのため、粗オルトエステル化合物が含むナトリウム含有量の上限値は80質量ppbであってもよい。なお、このナトリウム(イオン)の含有量は、下記の実施例に記載の方法で測定した値である。具体的には、実施例に記載した誘導結合プラズマ質量分析法(Inductively Coupled Plasma Mass Spectrometry、以下単に「ICP-MS」とする場合もある。)により求めた値である。
この他、粗オルトエステル化合物には、カリウム、又はカルシウム等のアルカリ金属、又はアルカリ土類金属が含まれるものであってもよい。
本発明において、粗オルトエステル化合物は、特に制限されるものではないが、炭素数が4~15のオルトエステル化合物を含むことが好ましく、常温常圧で液体であるものが好ましい。粗オルトエステル化合物は、具体的には、オルトギ酸トリメチル、オルトギ酸トリエチル、オルトギ酸トリプロピル、オルトギ酸トリブチル、オルト酢酸トリメチル、オルト酢酸トリエチル、オルト酢酸トリプロピル、オルト酢酸トリブチル、オルトプロピオン酸トリメチル、オルトプロピオン酸トリエチル、オルトプロピオン酸プロピル、又はオルトプロピオン酸ブチルを含むことが好ましい。中でも、脱水用途等では、少量のオルトエステル化合物を使用する場合があり、小分けにされ、不純物が含まれ易くなる場合がある。そのため、脱水用途等でよく使用されるオルトギ酸トリメチル、又はオルトギ酸トリエチル等を濾過の対象物とすることが好ましい。
なお、本発明においては、前記粗オルトエステル化合物は、ナトリウムを含むものであれば特に制限されるものではなく、例えば、蒸留によって精製されたものを対象とすることもできる。
<ナイロンフィルター>
本発明においては、前記粗オルトエステル化合物をナイロン(登録商標)フィルターで濾過することを特徴とする。
前記ナイロンフィルターの孔径としては、特に限定されるものではないが、5~10000nmが好ましい。ナイロンフィルターの孔径が前記範囲を満足することにより、効率よく不純物を除去できる。特に、ナトリウム(イオン)の低減に有効に働く。より効率よく、効果的に不純物を低減するためには、ナイロンフィルターの孔径は、5~3000nmがより好ましく、10~500nmであることがさらに好ましい。濾過時の圧力と、得られるオルトエステル化合物の純度を考慮すると、該孔径は10~250nmであることが好ましい。また、得られるオルトエステル化合物の純度を考慮すると、該孔径は10~50nmであることが好ましい。
前記ナイロンフィルターの材質は、ポリアミド樹脂であり、6-ナイロン(登録商標)、6,6-ナイロン(登録商標)が挙げられる。
前記ナイロンフィルターは、市販のものを使用できる。市販品として、例えば、日本ポール社製「フォトクリーンEZD」、日本ポール社製「フォトクリーンDDF」、日本ポール社製「ウルチプリーツ(登録商標)・P-ナイロン」、スリーエム社製「Lifeassure」(登録商標)・ナイロンメンブレンフィルター、Membrane Solutions社製のナイロンフィルター等を挙げることができる。
前記ナイロンフィルターの形状も、特に制限されるものではなく、公知の形状のものを使用できる。例えば、膜状(メンブレン)そのものを使用することができる。この膜状のものは、1枚で使用することもできるし、複数枚重ねて使用することもできる。また、筒状のカートリッジフィルターを使用することもできる。さらに、カートリッジフィルターを樹脂やステンレス製のカプセルに入れたカプセルフィルターを使用することもできる。
<濾過方法>
本発明において、濾過条件は、特に制限されるものではなく、処理量等に応じて適宜最適な条件を採用すればよい。例えば、連続濾過法(連続的にろ過を行い、粗オルトエステル化合物は一度だけナイロンフィルターを通過する)を採用することができし、循環濾過法を採用することもできる。また、一種類のナイロンフィルターで濾過することもできるし、複数種類のナイロンフィルターを組み合わせて使用することもできる(多段階での濾過であってもよい。)。本発明においては、粗オルトエステル化合物をナイロンフィルターで濾過すればよく、他の精製方法や他のフィルターを組み合わせて粗オルトエステル化合物を処理することもできる。
前記ナイロンフィルターと前記粗オルトエステル化合物との接触条件は、濾過の対象となる粗オルトエステル化合物の性状、含まれるナトリウムの量、ナイロンフィルターの性状・形状等に応じて、適宜決定すればよい。例えば、ナイロンフィルターの濾過有効面積当たりの粗オルトエステル化合物の流速(流速/濾過有効面積;単位(mL/min.(分)・cm)、以下「単位面積当たりの流速」とする場合もある)は、以下の範囲とすることが好ましい。具体的には、単位面積当たりの流速は、5.0mL/min.・cm以下であることが好ましい。生産性を考慮すると、単位面積当たりの流速は、2.0mL/min.・cm以下であることがより好ましく、0.5mL/min.・cm以下であることがさらに好ましい。単位当たりの流速の下限値は、特に制限されるものではないが、カプセルフィルターを使用した場合などは、0.001mL/min.・cmとすることもできる。
本発明において、粗オルトエステル化合物の流量は、前記「単位面積当たりの流速」を満足するように適宜調整することが好ましい。具体的には、1~100mL/min.の範囲で調整することが好ましい。
本発明おいては、濾過時に加圧することもできる。加圧時の圧力としては、ナイロンフィルターの入口の圧力は0.05MPa以上であればよい。
この他、特に制限されるものではないが、濾過して得られるオルトエステル化合物は、金属成分の溶出が少ない、樹脂製の容器内で保存しておくことが好ましい。具体的には、金属溶出成分がない(極めて添加剤の配合が少ない)フッ素系樹脂(ポリテトラフルオロエチレン、パーフルオロアルコキシアルカン(PFA))、オレフィン系樹脂(高密度ポリエチレン)等で製造された容器で保管することが好ましい。また、該容器も、金属成分が付着しないように純水で洗浄したものを使用することが好ましい。
<濾過後(精製後)のオルトエステル化合物>
以上のような方法で粗オルトエステル化合物を濾過することにより、不純物、特にナトリウムが低減された、精製オルトエステル化合物を得ることができる。得られるオルトエステル化合物は、特に制限されるものではないが、ナトリウム含有量が、濾過前の粗オルトエステル化合物以下であり、10質量ppb以下とすることが好ましく、1質量ppb以下とすることがより好ましい。精製されたオルトエステル化合物におけるナトリウム(イオン)の最も好ましい量は、下記の実施例で測定する方法における定量下限値であり、0.05質量ppbである。
このような、ナトリウムの含有量が低く、純度の高いオルトエステル化合物は、ナトリウムが悪影響を及ぼすような用途に好適に使用できる。
なお、当然のことであるが、精製したオルトエステル化合物は、さらに公知の方法、例えば、蒸留等により精製して使用できる。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって制限されるものではない。
先ず、ナトリウム含有量の測定方法について説明する。
<ナトリウム含有量の測定方法>
ナトリウム含有量の測定方法は、ICP-MSにより以下の方法により測定した。
先ず、測定対象であるオルトエステル化合物1mLをテトラフルオロエチレン製の容器に入れ、ホットプレートで加熱を行い、揮発させた。そこに、硝酸(60質量%)0.2mLを入れ、超純水で20mLにメスアップした液を測定溶液とした。
測定溶液中のナトリウム量をICP-MS(アジレント・テクノロジー社製 ICP-MS7900)で測定した。そして、希釈濃度、比重を考慮して、測定対象であるオルトエステル化合物中のナトリウム含有量を算出した。
<濾過方法>
濾過方法は、以下の2通りの方法で実施した。
図1に、実施例1~3で使用したディスクフィルターで濾過した際の概略図を示す。ディスクフィルター1を用いて、ディスポシリンジ2に導入した粗オルトエステル化合物を濾過する方法である。実施例1~3においては、プランジャ(図示せず)により同じ条件で加圧して、粗オルトエステル化合物を濾過した。
図2に、実施例4~7で実施した加圧送液により装置の概略図を示す。サビレックス社製のテトラフルオロエチレン製の耐圧容器325シリーズ4に濾過の対象である粗オルトエステル化合物を入れ、窒素で加圧してナイロンフィルター3へ送液した。ナイロンフィルター3は、サビレックス社製のPFA製4層式のフィルターホルダーを使用して固定した。流速は、フィルターの出口側に設置したニードルバルブ5で調整した。
<ナトリウム除去率>
ナトリウムの除去率は、以下のとおり求めた。
ナトリウム除去率(%)=100×{1-(濾過後のナトリウム含有量)/(濾過前のナトリウム含有量)}。
実施例1
Membrane Solutions製のナイロンからなるディスクフィルターφ25mm、12mLのディスポシリンジを用いて、粗オルトギ酸トリメチル10mLを濾過した。プランジャを押す速度は、およそ6秒であり、流速は、100mL/min.であった。フィルターの有効面積は4cmであるため、単位面積当たりの流速は、25mL/min.・cmであった。孔径が220nm(型番NY025022)のナイロンフィルターを用いたところ、ナトリウム濃度は、濾過前の423質量ppbより、濾過後13質量ppbとなり、ナトリウム除去率は97%であった。
実施例2
実施例1において、孔径が450nm(型番NY025045)のナイロンフィルターを使用した以外は、実施例1と同様の操作を行った。濾過後のナトリウム含有量は52質量ppbに減少し、ナトリウム除去率は88%であった。
実施例3
実施例1において、孔径が5000nm(型番NY025500)のナイロンフィルターを使用した以外は、実施例1と同様の操作を行った。濾過後のナトリウム含有量は205ppbに減少し、ナトリウム除去率は、52%であった。
実施例4
加圧送液によりスリーエム製のLifeASSURE(登録商標)ナイロンメンブレンフィルター(孔径40nm/品番NM04711 PSN004)、φ47mmの1枚を用いて、粗オルトギ酸トリメチル500mLをろ過した。流速は、20mL/min.となるように調整した。ナイロンメンブレンフィルターの有効面積は13.8cmであるため、単位面積当たりの流速は、1.45mL/min.・cmであった。ナトリウム含有量は、濾過前の61質量ppbより、濾過後18質量ppbとなり、ナトリウム除去率は71%であった。
実施例5
実施例4において、実施例4と同じフィルターを4枚重ねて使用した以外は、実施例4と同様の操作を行った。粗オルトギ酸トリメチル500mLを濾過した(ただし、粗オルトギ酸トリメチルに含まれるナトリウム含有量が若干異なるものを濾過した)。単位面積当たりの流速は、0.36mL/min.・cmであった。ナトリウム含有量は、濾過前の73質量ppbより、濾過後0.2質量ppbとなり、ナトリウム除去率は99.8%であった。
実施例6
実施例4において、ナイロンメンブレンフィルターとして、日本ポール製ウルチプリーツ・P-ナイロン(孔径40nm/型番 FTKAND)、φ47mmの1枚を使用した以外は、実施例4と同様の操作を行った。粗オルトギ酸トリメチル500mLを濾過した(ただし、粗オルトギ酸トリメチルに含まれるナトリウム含有量が若干異なるものを濾過した)。単位面積当たりの流速は、1.45mL/min.・cmであった。ナトリウム含有量は、濾過の82質量ppbより、濾過後43質量ppbとなり、ナトリウム除去率は42%であった。
実施例7
実施例6において、実施例6で使用したナイロンメンブレンフィルター4枚を重ねて使用した以外は、実施例6と同様の操作を行った。粗オルトギ酸トリメチル500mLを濾過した(ただし、粗オルトギ酸トリメチルに含まれるナトリウム含有量が若干異なるものを濾過した)。単位面積当たりの流速は、0.36mL/min.・cmであった。ナトリウム含有量は、濾過前の97質量ppbより、濾過後7質量ppbとなり、ナトリウム除去率は93%であった。
実施例の結果から明らかな通り、孔径が小さいものほど除去率が高く、単位面積当たりの流速が小さいものほど除去率が高い。
1 ディスクフィルター
2 ディスポシリンジ
3 ナイロンフィルター
4 耐圧容器
5 ニードルバルブ

Claims (4)

  1. 粗オルトエステル化合物をナイロンフィルターで濾過することを特徴とするオルトエステル化合物の製造方法。
  2. 前記ナイロンフィルターの孔径が5~10000nmである、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記粗オルトエステル化合物が、炭素数4~15のオルトエステル化合物を含む、請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 前記粗オルトエステル化合物が、ナトリウムを10質量ppb以上含む、請求項1~3の何れか1項に記載の製造方法。
JP2022004013A 2022-01-13 2022-01-13 オルトエステル化合物の製造方法 Pending JP2023103132A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022004013A JP2023103132A (ja) 2022-01-13 2022-01-13 オルトエステル化合物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022004013A JP2023103132A (ja) 2022-01-13 2022-01-13 オルトエステル化合物の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023103132A true JP2023103132A (ja) 2023-07-26

Family

ID=87377475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022004013A Pending JP2023103132A (ja) 2022-01-13 2022-01-13 オルトエステル化合物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023103132A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5762860B2 (ja) アルコールの精製方法及び装置
US6464867B1 (en) Apparatus for producing water containing dissolved ozone
JP5762861B2 (ja) アルコールの精製方法及び装置
JP6382034B2 (ja) ドロー溶液及び正浸透水処理方法
JP3032903B2 (ja) 過酸化水素の精製
EP0984897B1 (fr) Procede de preparation d'une solution ultra-pure de peroxyde d'hydrogene par echange ionique en presence d'ions acetate
JP2023103132A (ja) オルトエステル化合物の製造方法
WO2017029868A1 (ja) ハロゲン化不飽和炭素化合物の分離方法
EP2291330B1 (en) Process for the treatment of the aqueous stream coming from the fischer-tropsch reaction by means of ion exchange resins
JP2007313506A (ja) 塩基性陰イオン交換樹脂の精製方法
JP5762863B2 (ja) アルコールの精製方法及び装置
JP2012035163A (ja) 膜分離用前処理装置及びそれを用いた膜分離方法
JP2013227223A (ja) ナノ濾過および逆相クロマトグラフィーによる水溶性化合物からのシリカの除去
JP5930921B2 (ja) アルコールの精製方法及び装置
US3907891A (en) Purification of methacrylamidopropyltrimethylammonium chloride
CN103755549B (zh) 在罐车或油轮的罐中运输一种取自储存容器的液体单体相的方法
RU2643047C2 (ru) Комбинированный способ очистки природного рассола бишофита
JP6733093B1 (ja) ゼオライト膜に供する被処理流体の処理方法
CN115427146B (zh) 用于去除醛类杂质的预处理离子交换树脂的方法
KR101480751B1 (ko) 전해연마 폐액의 정제 시스템 및 정제 방법
RU2440969C1 (ru) Способ очистки уксусной кислоты
CN207684886U (zh) 脱氯剂高纯过氧化氢的生产装置
SU623564A1 (ru) Способ очистки жидкости
KR101919448B1 (ko) 니트릴로트리스(메틸렌)포스폰산 염을 이용한 정삼투용 유도 용액 및 이의 용도
JP2024520315A (ja) 有機アミンを精製するプロセス