JP2023101050A - 次亜塩素酸生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】次亜塩素酸を含む水が貯留槽から溢れた場合であっても、次亜塩素酸を含む水が装置本体の意図しない部分へ侵入することを抑制可能な次亜塩素酸生成装置を提供する。【解決手段】次亜塩素酸生成装置10は、次亜塩素酸を生成する次亜塩素酸生成部19と、次亜塩素酸を含む水を排水する排水部42と、を備える。次亜塩素酸生成部19は、次亜塩素酸を含む水を貯留する第一貯留槽20と、第一貯留槽20から溢れた次亜塩素酸を含む水を逃がすための避水開口19aと、避水開口19aから逃がした次亜塩素酸を含む水を排水部42へ導く第一ドレンパン19bと、を有する。【選択図】図5

Description

本開示は、電気分解により次亜塩素酸を含む水を生成する次亜塩素酸生成装置に関する。
特許文献1は、電解水がドレンパンに排出される際の音を消すことのできる空気除菌機能を有する空気調和装置を開示する。この空気調和装置は、室内熱交換器と、室内熱交換器のドレン水を受けるドレンパンと、室内熱交換器に送風する送風機とを室内ユニットに備え、空気調和運転を行う空気調和装置において、送風機の送風経路上に配置され、電解水が供給される気液接触部材と、気液接触部材から排出される電解水を受けて、底部に設けられる排出部を介してドレンパンに電解水を排出する電解水トレイと、排出部とドレンパンの底部との間に介在し、排出部から排出される電解水を伝わらせながらドレンパンに導く電解水導水部と、を備える。
特開2009-74735号公報
次亜塩素酸を含む水は、金属材料の腐食を引き起こすことが知られているが、特許文献1が開示する空気調和装置は、次亜塩素酸を含む水が電解ユニットから溢れた場合に、次亜塩素酸を含む水が装置本体内の意図しない部分へ侵入(流出)することに対する対策が不十分であった。ここで、「装置本体内の意図しない部分」は、装置の設計において次亜塩素酸を含む水の侵入を想定していない部分を指し示す。そのため、次亜塩素酸を含む水が装置本体内の意図しない部分へ侵入して装置本体を構成する金属材料に接触した場合、金属材料に腐食が発生し、腐食した金属材料を原因として装置本体の機能に様々な不具合が発生する可能性があるという課題を有していた。
本開示は、上記従来の課題を解決するものであり、次亜塩素酸を含む水が貯留槽から溢れた場合であっても、次亜塩素酸を含む水が装置本体の意図しない部分へ侵入することを抑制可能な次亜塩素酸生成装置を提供する。
本開示における次亜塩素酸生成装置は、次亜塩素酸を生成する次亜塩素酸生成部と、次亜塩素酸を含む水を排水する排水部と、を備える。次亜塩素酸生成部は、次亜塩素酸を含む水を貯留する第一貯留槽と、第一貯留槽から溢れた次亜塩素酸を含む水を逃がすための避水開口と、避水開口から逃がした次亜塩素酸を含む水を排水部へ導く第一ドレンパンと、を有する。
本開示における次亜塩素酸生成装置は、第一貯留槽から溢れた次亜塩素酸を含む水を避水開口から第一ドレンパンへ逃がすことができる。そのため、次亜塩素酸を含む水が第一貯留槽から溢れた場合であっても、次亜塩素酸を含む水が装置本体の意図しない部分へ侵入することを抑制することができる。
図1は、実施の形態1における空間浄化システムの構成を示す図である。 図2は、実施の形態1における次亜塩素酸生成装置の構成を示す図である。 図3は、次亜塩素酸生成部の構成を概略的に示す上面図である。 図4は、図3の次亜塩素酸生成部のA-A線に沿った縦断面図である。 図5は、実施の形態1における避水開口と、第一ドレンパンと、第一貯留槽と、第二貯留槽と、枠体と、第二ドレンパンと、凹部と、排水路と、の構成を示す斜視図である。 図6は、実施の形態1における第一ドレンパンと、枠体と、第二ドレンパンと、凹部と、排水路と、の構成を示す正面図である。 図7は、実施の形態1における第一ドレンパンと、第一貯留槽と、第二貯留槽と、排水部と、枠体と、の構成を示す斜視図である。
本開示の実施の形態を具体的に説明する前に、実施の形態の概要を説明する。本実施の形態は、次亜塩素酸生成装置に関する。次亜塩素酸生成装置は、室内に対して、湿度を調節するとともに、空気浄化を行う成分(以下、「空気浄化成分」という)を含む水を噴霧する空間浄化システムに搭載される。空気浄化成分には、例えば、殺菌性あるいは消臭性を備えた次亜塩素酸が用いられる。これにより、室内の殺菌あるいは消臭を行う。
次亜塩素酸生成装置では、水と高濃度の塩水のそれぞれを個別に貯留槽(電解槽)に供給し、これらを貯留槽で混合して混合水である低濃度の塩水を生成し、生成された塩水を電気分解することで次亜塩素酸水を生成する。
(実施の形態1)
以下、図1~図7を参照して、実施の形態1を説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
[1-1.構成]
[1-1-1.空間浄化システム]
図1を参照して、空間浄化システム100を説明する。
空間浄化システム100は、屋内空間62(「室内」ともいう)の空気を循環させる際に、屋内空間62からの空気(RA:Return Air)に対して微細化された水とともに空気浄化成分を含ませる装置である。空間浄化システム100は、内部を流通した空気(SA:Supply Air)を屋内空間62に供給することで、屋内空間62の殺菌と消臭を行う。ここでは、空気浄化成分として次亜塩素酸が用いられ、空気浄化成分を含む水は次亜塩素酸水である。
空間浄化システム100は、次亜塩素酸生成装置10、ダクト64a、ダクト64c、低反応性ダクト67a、及び低反応性ダクト67cを備える。低反応性ダクト67a及び低反応性ダクト67cを総称してダクト67と呼ぶ。
[1-1-2.次亜塩素酸生成装置]
次亜塩素酸生成装置10は、筐体1と、浄化風路5と、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタ11と、浄化搬送ファン12と、微細化部14と、制御部41と、次亜塩素酸生成部19と、排水部42と、第二貯留槽43と、第二ドレンパン45と、排水路46と、を含む。
図2を参照して、筐体1と、浄化風路5と、HEPAフィルタ11と、浄化搬送ファン12と、微細化部14と、制御部41と、を説明する。
筐体1は、次亜塩素酸生成装置10の外郭を形成する。筐体1は、吸込口2a、吸込口2c、吹出口3a、及び吹出口3cを有する。吸込口2a及び吸込口2cを総称して吸込口2と呼ぶ。吹出口3a及び吹出口3cを総称して吹出口3と呼ぶ。
吸込口2a及び吸込口2cは、筐体1の一方の側面に配置される。吸込口2a及び吸込口2cは、屋内空間62から取得された筐体1外の空気8a及び空気8cをそれぞれ次亜塩素酸生成装置10に取り入れる取入口である。
吸込口2aは、屋内空間62の天井等に設けられた屋内吸込口65aとの間でダクト64aを介して連通されている。吸込口2aは、屋内吸込口65aから次亜塩素酸生成装置10内に屋内空間62の空気8aを吸い込むことができる。
吸込口2cは、屋内空間62の天井等に設けられた屋内吸込口65cとの間でダクト64cを介して連通されている。吸込口2cは、屋内吸込口65cから次亜塩素酸生成装置10内に屋内空間62の空気8cを吸い込むことができる。
屋内空間62から取得された空気8a及び空気8cは、屋内空間62の温度調節されていない非温調空気または屋内空間62に別途設置された空調機等により温度調節された温調空気とも呼べる。
吹出口3a及び吹出口3cは、筐体1の他方の側面(筐体1の一方の側面と対向する側面)に配置される。
吹出口3aは、次亜塩素酸生成装置10内を流通した空気9a(SA)を屋内空間62に吐き出す吐出口である。吹出口3aは、屋内空間62の天井等に設けられた屋内吹出口68aとの間で低反応性ダクト67aを介して連通されている。吹出口3aは、屋内吹出口68aから屋内空間62に向けて、次亜塩素酸生成装置10内を流通した空気9aを吹き出すことができる。
吹出口3cは、次亜塩素酸生成装置10内を流通した空気9c(SA)を屋内空間62に吐き出す吐出口である。吹出口3cは、屋内空間62の天井等に設けられた屋内吹出口68cとの間で低反応性ダクト67cを介して連通されている。吹出口3cは、屋内吹出口68cから屋内空間62に向けて、次亜塩素酸生成装置10内を流通した空気9cを吹き出すことができる。
空気9aは、微細化された次亜塩素酸水を含む。
空気9cは、微細化された次亜塩素酸水を含む。
低反応性ダクト67a及び低反応性ダクト67cは、いずれも浄化風路5の下流に接続された、次亜塩素酸水との反応に乏しい低反応性素材を内壁に用いたダクトである。低反応性素材は、例えば、ポリオレフィン系素材である。ポリオレフィン系素材は、例えば、ポリエチレンとポリプロピレンの少なくとも一方を含む。
浄化風路5は、筐体1内に設けられ、吸込口2(吸込口2a及び吸込口2c)と、吹出口3(吹出口3a及び吹出口3c)とを連通する。浄化風路5は、空気8a及び空気8cの両方が流通する風路である。浄化風路5は、空気8aと空気8cとが混合して流通する風路であるとも言える。
HEPAフィルタ11は、エアフィルタであり、次亜塩素酸生成装置10に流入された空気中からゴミ、塵埃などを取り除き、清浄された空気を出力する。HEPAフィルタ11は、吸込口2a及び吸込口2cに隣接して配置される。HEPAフィルタ11は、浄化風路5に配置される。HEPAフィルタ11は、次亜塩素酸生成部19に対して上流側に配置される。
浄化搬送ファン12は、HEPAフィルタ11を通過した空気を浄化風路5に沿って微細化部14に搬送するための装置である。浄化搬送ファン12は、浄化風路5の空気の流れを生成する。浄化搬送ファン12は、吸込口2から吸い込んだ空気を微細化部14及び吹出口3を順次介してダクト67へ送風する。より詳細には、浄化搬送ファン12は、両吸込型の遠心ファンで構成される。遠心ファンは、公知の構成を採用することができる。浄化搬送ファン12は、微細化部14に向かって左右に設けられた図示しない吸込口から空気を吸い込み、図示しない排出口から微細化部14に空気を搬送する。浄化搬送ファン12は、浄化風路5に配置される。浄化搬送ファン12は、次亜塩素酸生成部19に対して下流側に配置される。浄化搬送ファン12は、微細化部14に対して上流側に配置される。浄化搬送ファン12は、制御部41からの出力信号に応じて風量、つまり回転数が制御される。浄化搬送ファン12が運転動作することにより、微細化部14に対して風が送られる。
微細化部14は、浄化風路5内部に取り入れた空気を加湿するためのユニットであり、加湿の際に、浄化搬送ファン12から導入された空気に対して微細化された水とともに次亜塩素酸を含ませる。微細化部14は、次亜塩素酸生成部19が生成した次亜塩素酸水を水で希釈し、希釈した次亜塩素酸水を遠心破砕により微細化して空気中に放出する。微細化された次亜塩素酸水は、液体成分が蒸発した状態で吹出口3から筐体1外へ放出される。微細化部14は、図示しない遠心破砕ユニット及び混合槽を有する。微細化部14は、図示しない加湿モータを用いて遠心破砕ユニットを回転させ、混合槽に貯水されている次亜塩素酸水(次亜塩素酸生成部19が生成した次亜塩素酸水と、図示しない水供給部から供給した水とを混合槽内で混合して希釈した次亜塩素酸水)を遠心力で吸い上げて周囲(遠心方向)に飛散・衝突・破砕させ、通過する空気に水分を含ませる遠心破砕式の構成をとる。微細化部14は、制御部41からの出力信号に応じて加湿モータの回転数を変化させ、加湿能力(加湿量)を調整する。加湿量は、空気に対して空気浄化成分を付加する付加量ともいえる。微細化部14には、図示しない別の水供給部も接続される。図示しない別の水供給部は、制御部41からの出力信号に応じて、微細化部14の混合槽に水を供給する。
制御部41は、浄化搬送ファン12、次亜塩素酸生成部19、及び微細化部14を制御する。制御部41は、微細化部14への次亜塩素酸水の供給量と水の供給量とを制御することで、微細化部14の混合水における次亜塩素酸の濃度を制御する。
次亜塩素酸生成部19は、塩水タンク23に貯留する塩水(塩化ナトリウム水溶液)を第一貯留槽20において所定の濃度に希釈して電気分解を行い、予め定められた濃度の次亜塩素酸水を生成する。次亜塩素酸生成部19は、浄化風路5における浄化搬送ファン12に対して上流に配置されている。次亜塩素酸生成部19は、第一貯留槽20と、電極21と、水供給部30と、塩水供給部32と、止水部34と、電解水搬送部28と、避水開口19aと、第一ドレンパン19bと、を含む。
図3~図4を参照して、第一貯留槽20と、電極21と、水供給部30と、塩水供給部32と、止水部34と、電解水搬送部28と、を説明する。説明の便宜上、図示のように、次亜塩素酸生成部19の長手方向に沿った水平な方向をX方向、X方向に直交する水平な方向をY方向、両者に直交する方向すなわち鉛直方向をZ方向とするXYZ直交座標系を定める。
第一貯留槽20は、電気分解の対象である水と塩水の混合水を貯める。混合水は、予め定められた濃度に希釈された塩水である。第一貯留槽20は、電解領域36及び水供給路38を有する。
電解領域36は、電気分解を行うための板状の電極21が配置される領域である。電解領域36は、電解領域36の上流側に水供給路38から水が供給される。第一貯留槽20における電解領域36の底面50は、X方向に沿って上流側から下流側に向かって下り傾斜している。
水供給路38は、電解領域36の上流側にY方向に隣接して配置され、電解領域36に向かって水が流れる。水供給路38は、第1傾斜面54及び第2傾斜面55を含む。第1傾斜面54は、X方向に沿って下り傾斜する。第2傾斜面55は、第1傾斜面54の下流側に配置され、Y方向に沿って下り傾斜し、電解領域36の底面50に接続される。
電極21は、第一貯留槽20内に配置され、制御部41からの出力信号に応じて、例えば第一貯留槽20の満水が検出された場合、通電により混合水の電気分解を行い、予め定められた濃度の次亜塩素酸水である電解水を生成する。電極21は、電解質として塩化物水溶液(例えば、塩水)を電気分解することで次亜塩素酸水を生成する。
電解質は、次亜塩素酸水を生成可能な電解質であり、少量でも塩化物イオンを含んで入れば特に制限はなく、例えば、溶質として塩化ナトリウム、塩化カルシウム、又は塩化マグネシウム等を溶解した水溶液が挙げられる。また、塩酸でも問題ない。
水供給部30は、制御部41からの出力信号に応じて、次亜塩素酸生成装置10の外部の水道管から供給される水を水供給路38に供給する。水供給部30は、第1傾斜面54の上方に配置され、水供給部30の流出口30aから第1傾斜面54上に水を流出させる。
塩水供給部32は、制御部41からの出力信号に応じて、水供給部30が水を供給しているとき、水供給部30から水が供給される位置より下流側において水供給路38に塩水を供給する。1回の塩水の供給量は、実験あるいはシミュレーションにより適宜定めることができ、例えば、1回の水の供給量の1/1000前後であってよい。塩水供給部32は、塩水タンク23、塩水搬送ポンプ24、逆止弁25、及び流路26を有する。
塩水タンク23は、高濃度の塩水(塩化ナトリウム水溶液)を貯めている。この塩水は、例えば、飽和食塩水である。塩水タンク23は、塩水搬送ポンプ24を介して管状の流路26に接続されている。
塩水搬送ポンプ24は、制御部41の出力信号に基づき、動作が制御される。塩水搬送ポンプ24は、塩水タンク23と流路26とを接続する。
逆止弁25は、流路26の流出口27より上流側において流路26に配置される。逆止弁25は、混合水に浸からない位置に配置されている。逆止弁25は、第一貯留槽20の満水時の水位L1より上方に配置されている。
流出口27は、第2傾斜面55の上方であって、第一貯留槽20の満水時に混合水に浸かる位置に配置されている。流出口27は、第一貯留槽20の満水時の水位L1より下方に位置する。流出口27は、通電により混合水の電気分解を行っている期間中も混合水あるいは電気分解で生成した次亜塩素酸水に浸かった状態を維持している。
流路26は、逆止弁25と流出口27との間に配置される。流路26は、塩水供給部32の「ノズル」とも言う。
止水部34は、水位センサであり、第一貯留槽20内の水位が満水時の水位L1に達したことを検出し、検出結果を制御部41に供給する。
電解水搬送部28は、制御部41からの出力信号に応じて、第一貯留槽20から微細化部14の混合槽に電気分解後の電解水、即ち次亜塩素酸水を供給する。電解水搬送部28は、次亜塩素酸水供給部とも呼べる。電解水搬送部28は、第一貯留槽20の概ね全量の次亜塩素酸水を送水管29に送り出す。
送水管29は、電解水搬送部28と微細化部14との間に接続され、次亜塩素酸水を微細化部14に向けて送水する。
図5~図7を参照して、避水開口19aと、第一ドレンパン19bと、第二貯留槽43と、第二ドレンパン45と、排水路46と、を説明する。
避水開口19aは、第一貯留槽20の開口端部からZ軸方向へ立設した枠体44に設けられる開口である。避水開口19aは、第一貯留槽20と第一ドレンパン19bとを連通し、第一貯留槽20から溢れた次亜塩素酸水を第一ドレンパン19bへ逃がす。
第一ドレンパン19bは、避水開口19aから逃がした次亜塩素酸水を排水部42へ導くための流路である。第一ドレンパン19bは、排水部42へ向けて重力方向に傾斜して配置される。
第二貯留槽43は、避水開口19aを経ずに第一貯留槽20から流出した次亜塩素酸を含む水を貯留する。第二貯留槽43は、第一貯留槽20の下方に配置される。
第二ドレンパン45は、第二貯留槽43から溢れた次亜塩素酸を含む水を排水部42へ導く流路である。第二ドレンパン45は、排水部42へ向けて重力方向に傾斜して配置される。第二ドレンパン45は、第一ドレンパン19bの下方に配置されると共に、第一ドレンパン19bと当接する。第二ドレンパン45は、凹部45aを有する。
凹部45aは、第二貯留槽43の開口端部から排水部42へ向けて延設する溝である。凹部45aは、第一ドレンパン19bと第二ドレンパン45とを当接して形成する排水路の一部である。
排水路46は、第二貯留槽43から溢れた次亜塩素酸を含む水を排水部42へ導く流路である。排水路46は、第一ドレンパン19bと第二ドレンパン45とを当接して形成される。
排水部42は、次亜塩素酸を含む水を図示しないドレンポンプを介して次亜塩素酸生成装置10から排水する。排水部42から排水される水は、第一貯留槽20から溢れた次亜塩素酸を含む水と、第二貯留槽43から溢れた次亜塩素酸を含む水と、を含む。
[1-2.動作]
以上のように構成された空間浄化システム100のうち次亜塩素酸生成部19について、その動作を説明する。
制御部41は、図示しない水位センサを用いて、次亜塩素酸を含む水の水位が水位L1に達したことを検出した場合、それ以上に次亜塩素酸を含む水の水位が上がらないように塩水供給部32および水供給部30の動作を制御する。しかし、水位センサに何らかの不具合が生じた場合、制御部41は、第一貯留槽20に貯留される次亜塩素酸を含む水の水位を正しく検知することができない。次亜塩素酸を含む水の水位を正しく検知できない場合、制御部41は、塩水供給部32および水供給部30に対して正しい動作制御を実行することができない。その結果、次亜塩素酸を含む水の水位が水位L1を超えて第一貯留槽20から溢れることになる。第一貯留槽20から溢れた次亜塩素酸を含む水は、枠体44に設けられた避水開口19aから第一ドレンパン19bへ逃がされる。第一ドレンパン19bへ逃げた次亜塩素酸を含む水は、第一ドレンパン19bの傾斜に従い排水部42へ導かれる。
また、第一貯留槽20を形成する材料と次亜塩素酸を含む水との間で化学反応が発生し、第一貯留槽20の強度が劣化することで、第一貯留槽20が破損する場合が考えられる。この場合、第一貯留槽20から流出した次亜塩素酸を含む水は、下方に配置される第二貯留槽43に貯留される。第一貯留槽20が破損して次亜塩素酸を含む水が第一貯留槽20から流出した場合、制御部41は、水位センサを用いた正しい水位が検知することができず、塩水供給部32および水供給部30に対して正しい動作制御を実行することができない。そのため、制御部41は、第一貯留槽に対して水と塩水を供給し続けるように塩水供給部32および水供給部30を制御するため、第二貯留槽43に貯留される次亜塩素酸を含む水が第二貯留槽43から溢れることになる。第二貯留槽43から溢れた次亜塩素酸を含む水は、排水路46へ導かれる。排水路46へ導かれた次亜塩素酸を含む水は、第二ドレンパン45の傾きに従い排水部42へ導かれる。
[1-3.効果等]
本実施の形態において、次亜塩素酸生成装置10は、次亜塩素酸を生成する次亜塩素酸生成部19と、次亜塩素酸を含む水を排水する排水部42と、を備える。次亜塩素酸生成部19は、次亜塩素酸を含む水を貯留する第一貯留槽20と、第一貯留槽20から溢れた次亜塩素酸を含む水を逃がすための避水開口19aと、避水開口19aから逃がした次亜塩素酸を含む水を排水部42へ導く第一ドレンパン19bと、を有する。
これにより、次亜塩素酸生成装置10は、第一貯留槽20から溢れた次亜塩素酸を含む水(次亜塩素酸水)を避水開口19aから第一ドレンパン19bへ逃がすことで、排水部42へ容易に導くことができる。そのため、次亜塩素酸を含む水が第一貯留槽20から溢れた場合であっても、次亜塩素酸を含む水が次亜塩素酸生成装置10の意図しない部分へ侵入(流出)することを抑制することができる。
また、本実施の形態において、次亜塩素酸生成装置10は、第一貯留槽20の下方に配置され避水開口19aを経ずに溢れた次亜塩素酸を含む水を貯留する第二貯留槽43と、第二貯留槽43から溢れた次亜塩素酸を含む水を排水部42へ導く第二ドレンパン45と、を備える。
これにより、次亜塩素酸生成装置10は、避水開口19aを経ずに第一貯留槽20から流れ出た次亜塩素酸を含む水(次亜塩素酸水)を第二貯留槽43に貯留する。さらに、次亜塩素酸生成装置10は、第二貯留槽43から溢れた次亜塩素酸を含む水を、第二ドレンパン45から排水部42へ容易に導くことができる。そのため、次亜塩素酸を含む水が第一貯留槽20から溢れた場合であっても、次亜塩素酸を含む水が次亜塩素酸生成装置10の意図しない部分へ侵入(流出)することを抑制することができる。
また、本実施の形態において、次亜塩素酸生成装置10は、第二貯留槽43から溢れた次亜塩素酸を含む水(次亜塩素酸水)を排水部42へ導く排水路46を備える。第二ドレンパン45は、第一ドレンパン19bに当接して形成する排水路46の一部である凹部45aを有する。
これにより、次亜塩素酸生成装置10は、第二貯留槽43から溢れた次亜塩素酸を含む水(次亜塩素酸水)を排水路46を介して排水部42へ容易に導くことができる。さらに、次亜塩素酸生成装置10は、凹部45aを設けた第二ドレンパン45と第一ドレンパン19bとを当接することで排水路46を容易に形成できる。そのため、次亜塩素酸を含む水が第一貯留槽20から溢れた場合であっても、次亜塩素酸を含む水が次亜塩素酸生成装置10の意図しない部分へ侵入(流出)することを抑制することができる。
また、本実施の形態において、次亜塩素酸生成装置10に備わる第一ドレンパン19bは、排水部42へ向けて重力方向に傾斜して配置される。
これにより、次亜塩素酸生成装置10は、重力を利用することで、第一貯留槽20から溢れた次亜塩素酸を含む水(次亜塩素酸水)を第一ドレンパン19bから排水部42へ容易に導くことができる。そのため、次亜塩素酸を含む水が第一貯留槽20から溢れた場合であっても、次亜塩素酸を含む水が次亜塩素酸生成装置10の意図しない部分へ侵入(流出)することを抑制することができる。
また、本実施の形態において、次亜塩素酸生成装置10に備わる第二ドレンパン45は、排水部42へ向けて重力方向に傾斜して配置される。
これにより、次亜塩素酸生成装置10は、重力を利用することで、第二貯留槽43から溢れた次亜塩素酸を含む水(次亜塩素酸水)を第二ドレンパン45(排水路46)から排水部42へ容易に導くことができる。そのため、次亜塩素酸を含む水が第一貯留槽20から溢れた場合であっても、次亜塩素酸を含む水が次亜塩素酸生成装置10の意図しない部分へ侵入(流出)することを抑制することができる。
本開示は、次亜塩素酸を含む水(次亜塩素酸水)が貯留槽から溢れ得る次亜塩素酸生成装置、または次亜塩素酸生成装置を含む空間浄化システムに適用可能である。
1 筐体
2 吸込口
2a 吸込口
2c 吸込口
3 吹出口
3a 吹出口
3c 吹出口
8a 空気
8c 空気
9a 空気
9c 空気
5 浄化風路
10 次亜塩素酸生成装置
11 HEPAフィルタ
12 浄化搬送ファン
14 微細化部
19 次亜塩素酸生成部
19a 避水開口
19b 第一ドレンパン
20 第一貯留槽
21 電極
23 塩水タンク
24 塩水搬送ポンプ
25 逆止弁
26 流路
27 流出口
28 電解水搬送部
29 送水管
30 水供給部
30a 流出口
32 塩水供給部
34 止水部
36 電解領域
38 水供給路
41 制御部
42 排水部
43 第二貯留槽
44 枠体
45 第二ドレンパン
45a 凹部
46 排水路
50 底面
54 第1傾斜面
55 第2傾斜面
64a ダクト
64c ダクト
65a 屋内吸込口
65c 屋内吸込口
67 ダクト
67a 低反応性ダクト
67c 低反応性ダクト
68a 屋内吹出口
68c 屋内吹出口
62 屋内空間
100 空間浄化システム

Claims (5)

  1. 次亜塩素酸を生成する次亜塩素酸生成部と、
    前記次亜塩素酸を含む水を排水する排水部と、を備え、
    前記次亜塩素酸生成部は、
    前記次亜塩素酸を含む水を貯留する第一貯留槽と、
    前記第一貯留槽から溢れた前記次亜塩素酸を含む水を逃がすための避水開口と、
    前記避水開口から逃がした前記次亜塩素酸を含む水を前記排水部へ導く第一ドレンパンと、を有する次亜塩素酸生成装置。
  2. 前記第一貯留槽の下方に配置され、前記避水開口を経ずに溢れた前記次亜塩素酸を含む水を貯留する第二貯留槽と、
    前記第二貯留槽から溢れた前記次亜塩素酸を含む水を前記排水部へ導く第二ドレンパンと、を備えた請求項1記載の次亜塩素酸生成装置。
  3. 前記第二貯留槽から溢れた前記次亜塩素酸を含む水を前記排水部へ導く排水路を備え、
    前記第二ドレンパンは、
    前記第一ドレンパンに当接して形成する前記排水路の一部である凹部を有する、請求項2記載の次亜塩素酸生成装置。
  4. 前記第一ドレンパンは、
    前記排水部へ向けて重力方向に傾斜して配置される、請求項1乃至3のいずれかに記載の次亜塩素酸生成装置。
  5. 前記第二ドレンパンは、
    前記排水部へ向けて重力方向に傾斜して配置される、請求項2乃至4のいずれかに記載の次亜塩素酸生成装置。
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