JP2023097892A - 読取装置、読取装置の制御方法、及び複合機 - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿供給口から筐体内への異物の侵入を抑制できる読取装置、その制御方法及び複合機を提供する。【解決手段】複合機のスキャナー部において、読取装置10は、原稿の情報を読み取る読取部63と、読取部を収容する筐体11と、筐体の上面に形成されて原稿が供給される原稿供給口61と、筐体に配置され、原稿供給口を開放する開放位置と、原稿供給口を閉鎖する閉鎖位置P2と、に変位するカバー部材40と、カバー部材を開放位置と閉鎖位置とに変位させる駆動源47と、カバー部材の位置を検出する位置検出機構と、制御部と、を備える。制御部は、駆動源によってカバー部材を開放位置と閉鎖位置とに変位させることが可能であり、読取部による読み取りが行われない時間が所定時間を超えたときに、カバー部材が開放位置にあることを位置検出機構によって検出した場合、駆動源によってカバー部材を閉鎖位置に変位させる。【選択図】図3
Description
本発明は、原稿を読み取る読取装置、読取装置の制御方法、及び複合機に関する。
原稿を読み取る読取装置の一例であるスキャナー装置がある。特許文献1に記載のスキャナー装置は、原稿の情報を読み取る読取部と、読取部を収容する筐体と、筐体の上面に形成されて原稿が供給される原稿供給口と、を備える。また、特許文献1に記載のスキャナー装置は、原稿供給口からの筐体内への異物の侵入を抑制すべく、原稿供給口を上方から覆うカバー部材が設けられている。
しかしながら、このような読取装置において、カバー部材が固定されており、原稿供給口に原稿を供給できる程度には原稿供給口が開放していた。このため、カバー部材が設けられていても、原稿供給口からの筐体内への異物の侵入を抑制するには十分ではなかった。
上記課題を解決する読取装置は、原稿の情報を読み取る読取部と、前記読取部を収容する筐体と、前記筐体の上面に形成されて前記原稿が供給される原稿供給口と、前記筐体に配置され、前記原稿供給口を開放する開放位置と、前記原稿供給口を閉鎖する閉鎖位置と、に変位するカバー部材と、前記カバー部材を前記開放位置と前記閉鎖位置とに変位させる駆動源と、前記カバー部材の位置を検出する位置検出機構と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記駆動源によって前記カバー部材を前記開放位置と前記閉鎖位置とに変位させることが可能であり、前記読取部による読み取りが行われない時間が所定時間を超えたときに、前記カバー部材が前記開放位置にあることを前記位置検出機構によって検出した場合、前記駆動源によって前記カバー部材を前記閉鎖位置に変位させる。
上記課題を解決する読取装置の制御方法は、原稿の情報を読み取る読取部と、前記読取部を収容する筐体と、前記筐体の上面に形成されて前記原稿が供給される原稿供給口と、前記筐体に配置され、前記原稿供給口を開放する開放位置と、前記原稿供給口を閉鎖する閉鎖位置と、に変位するカバー部材と、前記カバー部材を前記開放位置と前記閉鎖位置とに変位させる駆動源と、前記カバー部材の位置を検出する位置検出機構と、を備える読取装置の制御方法であって、前記読取部による読み取りが行われない時間が所定時間を超えたときに、前記カバー部材が前記開放位置にあることを前記位置検出機構によって検出した場合、前記駆動源によって前記カバー部材を前記閉鎖位置に変位させる。
上記課題を解決する複合機は、媒体に記録を行う記録部と、原稿の情報を読み取る読取部と、前記記録部と、前記読取部と、を収容する筐体と、前記筐体の上面に形成されて前記原稿が供給される原稿供給口と、前記筐体に配置され、前記原稿供給口を開放する開放位置と、前記原稿供給口を閉鎖する閉鎖位置と、に変位するカバー部材と、前記カバー部材を前記開放位置と前記閉鎖位置とに変位させる駆動源と、前記カバー部材の位置を検出する位置検出機構と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記駆動源によって前記カバー部材を前記開放位置と前記閉鎖位置とに変位させることが可能であり、前記読取部による読み取りが行われない時間が所定時間を超えたときに、前記カバー部材が前記開放位置にあることを前記位置検出機構によって検出した場合、前記駆動源によって前記カバー部材を前記閉鎖位置に変位させる。
以下、実施形態を、図面を参照して説明する。読取装置10は、原稿95から情報を読み取る装置である。読取装置10は、複合機であってもよい。読取装置10は、スキャン機能、コピー機能、及び印刷機能を含む複数の機能を有する。なお、読取装置10は、ファクシミリ機能を備えてもよい。
図面では、読取装置10が水平面上に置かれているものとして、重力の方向をZ軸で示し、水平面に沿う方向をX軸とY軸で示す。X軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交する。以下の説明では、X軸と平行な方向を幅方向X、Y軸と平行な方向を奥行方向Y、Z軸と平行な方向を鉛直方向Zともいう。
<読取装置>
図1に示すように、複合機の一例である読取装置10は、筐体11を備えている。筐体11は、略長方形状である。筐体11は、上壁16及び側壁17を備えている。側壁17は、前壁12、後壁13、第1側壁14、及び第2側壁15を備えていてもよい。前壁12は後壁13よりも奥行方向Yに位置している。第2側壁15は第1側壁14よりも幅方向Xに位置している。第2側壁15は、幅方向Xにおける前壁12及び後壁13の各々の端部と繋がっている。第1側壁14は、幅方向Xとは反対方向における前壁12及び後壁13の各々の端部と繋がっている。上壁16は、前壁12、後壁13、第1側壁14、及び第2側壁15の各々の上端と繋がっている。上壁16の上面16aは、水平面に対して平行に延びる平面であってもよい。上面16aは筐体11の上面に相当する。
図1に示すように、複合機の一例である読取装置10は、筐体11を備えている。筐体11は、略長方形状である。筐体11は、上壁16及び側壁17を備えている。側壁17は、前壁12、後壁13、第1側壁14、及び第2側壁15を備えていてもよい。前壁12は後壁13よりも奥行方向Yに位置している。第2側壁15は第1側壁14よりも幅方向Xに位置している。第2側壁15は、幅方向Xにおける前壁12及び後壁13の各々の端部と繋がっている。第1側壁14は、幅方向Xとは反対方向における前壁12及び後壁13の各々の端部と繋がっている。上壁16は、前壁12、後壁13、第1側壁14、及び第2側壁15の各々の上端と繋がっている。上壁16の上面16aは、水平面に対して平行に延びる平面であってもよい。上面16aは筐体11の上面に相当する。
読取装置10は、入力部32及び表示部33を備えてもよい。ユーザーは、入力部32を操作することにより読取装置10に指示を与えることが可能である。表示部33は、例えば、タッチパネルであってもよい。この場合、入力部32は、タッチパネルの操作機能により構成されてもよい。なお、入力部32は、メカニカルスイッチにより構成されてもよい。本実施形態の表示部33は、情報を報知する報知部としても機能する。
入力部32及び表示部33は筐体11に配置されていてもよい。入力部32及び表示部33は、筐体11の上壁16に配置されていてもよい。入力部32及び表示部33は、幅方向Xにおける筐体11の中央部分よりも、幅方向Xに偏って配置されてもよい。
図1及び図2に示すように、読取装置10は、円筒状のロール体18を設置可能な設置部19を備えてもよい。ロール体18は、媒体20が芯部材18aに巻き付けられて形成されている。媒体20としては、例えば用紙、布帛、ビニール、プラスチック部品、金属部品などが挙げられる。設置部19には、複数のロール体18を設置可能である。各ロール体18の幅方向Xにおける両端は、設置部19における不図示の保持部に回転可能に装着される。設置部19は、筐体11の前壁12の一部において開口している。設置部19は、筐体11の内部空間の一部を構成している。
図2に示すように、読取装置10は、筐体11の内部に板状の支持台21を備えてもよい。支持台21は、設置部19より上方に位置している。支持台21の幅方向Xにおける寸法は、媒体20の幅方向Xにおける寸法よりも大きい。支持台21は、支持台21の上面に媒体20を支持可能である。
読取装置10は、媒体20を給送する給送部26と、図2に二点鎖線で示す搬送経路27に沿って媒体20を搬送する搬送部28と、を備えてもよい。筐体11は搬送経路27を収容してもよい。搬送経路27は支持台21上を含んでもよい。搬送経路27は、前壁12に開口する排出口12hに繋がる。
給送部26は、駆動モーター26aの駆動によってロール体18を回転させる。ロール体18の回転に伴って、媒体20がロール体18から巻き解かれるとともに搬送経路27に送り出される。
搬送部28は、複数の搬送ローラー対30を備えてもよい。搬送ローラー対30が媒体20を挟んだ状態で回転することにより、搬送経路27において媒体20が媒体搬送方向D1に搬送される。媒体搬送方向D1は、搬送経路27に沿う方向である。支持台21上における搬送経路27の媒体搬送方向D1はY軸と平行であってもよい。
読取装置10は、記録部22を備える。読取装置10は、制御部29を備えてもよい。筐体11は、記録部22を収容してもよい。
<記録部>
記録部22は、媒体20に記録を行う。記録部22は、走査方向Sに移動するキャリッジ23と、幅方向Xに延びる棒状のガイド軸24と、キャリッジモーター23aと、を備えてもよい。走査方向Sは、X軸と平行な方向であってもよい。キャリッジ23はガイド軸24に支持されている。キャリッジ23は、キャリッジモーター23aが駆動されることにより、ガイド軸24に沿って往復移動可能である。キャリッジ23及びガイド軸24は、支持台21から上方に離れている。
<記録部>
記録部22は、媒体20に記録を行う。記録部22は、走査方向Sに移動するキャリッジ23と、幅方向Xに延びる棒状のガイド軸24と、キャリッジモーター23aと、を備えてもよい。走査方向Sは、X軸と平行な方向であってもよい。キャリッジ23はガイド軸24に支持されている。キャリッジ23は、キャリッジモーター23aが駆動されることにより、ガイド軸24に沿って往復移動可能である。キャリッジ23及びガイド軸24は、支持台21から上方に離れている。
記録部22は、媒体20に記録を行う記録ヘッド25を備えている。記録ヘッド25は、不図示のノズルが開口するノズル面25bを有する。キャリッジ23は記録ヘッド25を搭載している。記録ヘッド25は、キャリッジ23と共に移動することにより走査方向Sに走査する。記録ヘッド25は、支持台21から上方であって支持台21から離れた位置を移動する。ノズル面25bは、支持台21の上面と平行であってもよい。記録ヘッド25は、ノズルから支持台21上の媒体20に対して液体の一例であるインクを吐出することにより、媒体20に記録を行ってもよい。本実施形態の記録ヘッド25は、媒体20の幅方向Xに移動しながら印刷を行うシリアルタイプである。記録ヘッド25は、媒体20の幅方向Xに亘って設けられるラインタイプとして構成されてもよい。
<スキャナー部>
図3及び図4に示すように、読取装置10は、スキャナー部60を備えてもよい。スキャナー部60は、読取部63と、原稿供給口61と、カバー部材40と、を備える。スキャナー部60は、駆動源47を備えてもよい。言い換えると、読取装置10は、読取部63と、原稿供給口61と、カバー部材40と、を備える。読取装置10は、駆動源47を備えてもよい。スキャナー部60は、動力伝達機構48を備えてもよい。筐体11は、読取部63を収容する。
図3及び図4に示すように、読取装置10は、スキャナー部60を備えてもよい。スキャナー部60は、読取部63と、原稿供給口61と、カバー部材40と、を備える。スキャナー部60は、駆動源47を備えてもよい。言い換えると、読取装置10は、読取部63と、原稿供給口61と、カバー部材40と、を備える。読取装置10は、駆動源47を備えてもよい。スキャナー部60は、動力伝達機構48を備えてもよい。筐体11は、読取部63を収容する。
スキャナー部60は、読取搬送部62と、原稿排出口64と、を有する。読取搬送部62は、原稿供給口61から挿入された原稿95を読取搬送経路FRに沿って搬送する。読取部63は、読取搬送部62によって搬送される原稿95を読み取る。原稿排出口64は、筐体11の前壁12に開口する。原稿排出口64は、読取部63によって読み取られた後の原稿95を筐体11の外部に排出する。
スキャナー部60は、土台部67と、読取部カバー68と、を有する。土台部67は、筐体11の一部を構成してもよい。土台部67が構成する筐体11の部分は、筐体11の上方且つ前方の部分であってもよい。読取部カバー68は、土台部67に対して開閉可能に支持されている。原稿供給口61、読取搬送部62、読取部63、及び原稿排出口64は、土台部67及び読取部カバー68の一方に設けられた部材、又は両方に分割して設けられた部材によって構成されてもよい。読取搬送経路FRは、土台部67と読取部カバー68との間の空間として構成される。土台部67は、経路部67aを備えてもよい。経路部67aは、土台部67の奥行方向Yにおける端面を構成してもよい。経路部67aに沿って、読取搬送経路FRが位置してもよい。読取搬送経路FRは、原稿供給口61と原稿排出口64との間で延びている。
読取部カバー68は、幅方向Xに延びるカバー軸69を有する。カバー軸69は、読取部カバー68の下端部に位置する。読取部カバー68は、カバー軸69の軸線を中心に回動することにより、開位置と閉位置とで変位可能である。読取部カバー68が閉位置にあるとき、土台部67が読取部カバー68によって覆われる。読取部カバー68が閉位置にあるとき、読取搬送部62による読取搬送経路FRを介した原稿95の搬送と、読取部63による原稿95の読み取りと、が可能である。読取部カバー68が開位置にあるとき、読取部カバー68が土台部67から離れることによって、読取搬送経路FRが開かれる。スキャナー部60において原稿95のジャムが発生した場合、ユーザーは読取部カバー68を開位置に回動することによってジャムを解消できる。
読取搬送経路FRは、原稿供給口61から延びる第1搬送経路FR1と、第1搬送経路FR1と原稿排出口64との間で延びる第2搬送経路FR2と、を備える。第1搬送経路FR1は、奥行方向Yに延びている。第2搬送経路FR2は、鉛直方向Zに向かうほど奥行方向Yに位置するように傾斜している。
原稿95の搬送方向を以下では搬送方向D2ともいう。搬送方向D2は、読取搬送経路FRに沿う方向である。幅方向Xは、搬送方向D2と交差する。読取搬送部62は、上流駆動ローラー対71と、第1駆動ローラー対72と、第2駆動ローラー対73と、を有する。第1駆動ローラー対72は、上流駆動ローラー対71よりも搬送方向D2における下流に位置する。第2駆動ローラー対73は、第1駆動ローラー対72よりも搬送方向D2における下流に位置する。
上流駆動ローラー対71は、互いに対向する上流駆動ローラー74と上流従動ローラー75とを有する。第1駆動ローラー対72は、互いに対向する第1駆動ローラー76と第1従動ローラー77とを有する。第2駆動ローラー対73は、互いに対向する第2駆動ローラー78と第2従動ローラー79とを有する。上流駆動ローラー74、第1駆動ローラー76、及び第2駆動ローラー78は、土台部67に設けられている。上流従動ローラー75、第1従動ローラー77、及び第2従動ローラー79は、読取部カバー68に設けられている。上流駆動ローラー74、上流従動ローラー75、第1駆動ローラー76、第1従動ローラー77、第2駆動ローラー78、及び第2従動ローラー79の回転軸は、何れも幅方向Xに延びている。
上流駆動ローラー74、第1駆動ローラー76、及び第2駆動ローラー78は、不図示のモーターによって駆動される。読取搬送経路FRを原稿95が通過するとき、上流駆動ローラー対71、第1駆動ローラー対72、及び第2駆動ローラー対73の各々は、読取搬送経路FRを通過する原稿95を挟んだ状態で回転する。これにより、読取搬送経路FRにおいて原稿95が搬送方向D2に搬送される。原稿供給口61から供給された原稿95は、読取搬送経路FRを通過した後、原稿排出口64から排出される。
原稿排出口64は、排出ガイド部88と壁部89とによって、鉛直方向Zにおいて挟まれた空間に相当する。排出ガイド部88は、土台部67のうち、第2駆動ローラー対73よりも鉛直方向Zに位置している。
<読取部>
読取部63は、原稿95の情報を読み取る。読取部63は、搬送方向D2における上流駆動ローラー対71と第1駆動ローラー対72との間に設けられていてもよい。読取部63は、読取部カバー68に設けられていてもよい。読取部カバー68が閉位置にあるとき、読取部63は、読取搬送経路FRに対向してもよい。
読取部63は、原稿95の情報を読み取る。読取部63は、搬送方向D2における上流駆動ローラー対71と第1駆動ローラー対72との間に設けられていてもよい。読取部63は、読取部カバー68に設けられていてもよい。読取部カバー68が閉位置にあるとき、読取部63は、読取搬送経路FRに対向してもよい。
読取部63は、複数のコンタクトイメージセンサーモジュール80を有してもよい。コンタクトイメージセンサーモジュール80を、以下ではCISモジュール80ともいう。CISモジュール80は、2つの光源81と、受光素子82と、コンタクトガラス83と、を有する。光源81は、原稿95に光を照射する。光源81としては、例えばLEDが挙げられる。受光素子82は、搬送中の原稿95からの反射光を受光する。受光素子82としては、例えばCMOSセンサーが挙げられる。受光素子82は、赤色、青色、及び緑色のカラーフィルターを有する。コンタクトガラス83は、光を透過する透過面84を有する。原稿95は、透過面84に接触しながら搬送される。光源81は、コンタクトガラス83を介して白色光を原稿95に照射する。CISモジュール80は、受光素子82によって受光された原稿95からの反射光を読み取る。
CISモジュール80の光源81及び受光素子82の制御は、制御部29が行ってもよいし、CISモジュール80に設けられたマイクロプロセッサなどの専用の制御部が行ってもよい。受光素子82の制御により、受光素子82による読み取り結果に基づいてカラーイメージデータが生成される。
<原稿供給口>
原稿供給口61には、原稿95が供給される。原稿供給口61は、上面16aに形成されていてもよい。原稿供給口61は幅方向Xに延びていてもよい。原稿供給口61の幅方向Xにおける寸法は、上面16aの幅方向Xにおける寸法より小さくてもよい。原稿供給口61の幅方向Xにおける両端部は、上面16aと隣り合っている。原稿供給口61は、上面16aのうち、奥行方向Yおける中間部分よりも奥行方向Yに偏って位置していてもよい。
原稿供給口61には、原稿95が供給される。原稿供給口61は、上面16aに形成されていてもよい。原稿供給口61は幅方向Xに延びていてもよい。原稿供給口61の幅方向Xにおける寸法は、上面16aの幅方向Xにおける寸法より小さくてもよい。原稿供給口61の幅方向Xにおける両端部は、上面16aと隣り合っている。原稿供給口61は、上面16aのうち、奥行方向Yおける中間部分よりも奥行方向Yに偏って位置していてもよい。
<カバー部材>
図5~図7に示すように、カバー部材40は、筐体11に配置されている。カバー部材40は、平板状のカバー本体部41を備えてもよい。カバー本体部41は、原稿供給口61を上方から閉鎖可能な大きさであってもよい。カバー本体部41は、幅方向Xに延びていてもよい。カバー本体部41の幅方向Xにおける寸法は、上面16aの幅方向Xにおける寸法より小さくてもよい。カバー本体部41の幅方向Xにおける両端部は、上面16aと隣り合っている。カバー本体部41は、筐体11の上壁16の上面16aのうち、奥行方向Yおける中間部分よりも奥行方向Yに偏って位置していてもよい。カバー本体部41の上面である本体上面41aが、カバー部材40の上面を構成する。カバー本体部41の下面である本体下面41b(図8参照)が、カバー部材40の下面を構成する。
図5~図7に示すように、カバー部材40は、筐体11に配置されている。カバー部材40は、平板状のカバー本体部41を備えてもよい。カバー本体部41は、原稿供給口61を上方から閉鎖可能な大きさであってもよい。カバー本体部41は、幅方向Xに延びていてもよい。カバー本体部41の幅方向Xにおける寸法は、上面16aの幅方向Xにおける寸法より小さくてもよい。カバー本体部41の幅方向Xにおける両端部は、上面16aと隣り合っている。カバー本体部41は、筐体11の上壁16の上面16aのうち、奥行方向Yおける中間部分よりも奥行方向Yに偏って位置していてもよい。カバー本体部41の上面である本体上面41aが、カバー部材40の上面を構成する。カバー本体部41の下面である本体下面41b(図8参照)が、カバー部材40の下面を構成する。
図3及び図4に示すように、カバー部材40は、原稿供給口61から供給された原稿95の搬送方向D2の上流側に開閉端部45を有する。開閉端部45は、奥行方向Yとは反対方向におけるカバー部材40の端部である。カバー本体部41のうち、奥行方向Yとは反対方向における端部を含む部分が開閉端部45に相当する。本体下面41bの一部が開閉端部45の底面45bに相当する。カバー部材40は、原稿供給口61を開放する開放位置P1と、原稿供給口61を閉鎖する閉鎖位置P2と、に変位する。カバー部材40は、回動軸40aを回動支点として回動することにより開放位置P1と閉鎖位置P2とに変位する。
カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、カバー部材40の本体上面41aは、筐体11の上面16aと同じ高さであってもよい。なお、同じ高さとは、本体上面41aと筐体11の上面16aとが完全に同一の高さである場合のほか、本体上面41aが筐体11の上面16aよりも僅かに高い場合を含む。
図6に示すように、カバー部材40の上面である本体上面41aは、搬送方向D2に並んで配置された第1領域42と、第2領域43とを有する。本体上面41aは、第1領域42と第2領域43とで奥行方向Yにおいて2分割されていてもよい。第1領域42は、第2領域43よりも、開閉端部45の先端45aに位置する領域であってもよい。第1領域42と第2領域43との境界位置は、本体上面41aの奥行方向Yにおける中間位置よりも奥行方向Yとは反対方向にずれた位置であってもよい。本体上面41aを上方からみたときに、本体上面41aに占める第2領域43の面積は本体上面41aに占める第1領域42の面積よりも大きくてもよい。第2領域43のうち、第1領域42との境界に近い位置にある部分が開閉端部45に位置していてもよい。第2領域43は鉛直方向Zにおいて原稿供給口61と並んでいてもよい。
カバー本体部41は、透光性を有する材料から構成されていてもよい。カバー本体部41の材料としては、例えばプラスチックが挙げられる。第2領域43に遮光性を有するシート44を貼り付けてもよい。第1領域42にはシート44を貼り付けなくてもよい。これにより、第1領域42は、透光性を有してもよい。第2領域43は、遮光性を有してもよい。
本体上面41aには、幅方向Xにおける目盛り46があってもよい。目盛り46は、奥行方向Yにおける本体上面41aの両端部の各々に形成されている。目盛り46は、第1領域42及び第2領域43の両方に形成されていてもよいし、いずれか一方に形成されていてもよい。
図3に示すように、カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、開閉端部45の底面45bと対向する部分を対向部11bという。対向部11bは、筐体11の一部であってもよい。言い換えると、筐体11は、対向部11bを有する。開閉端部45の底面45bと対向部11bとは鉛直方向Zにおいて互いに対向してもよい。対向部11bは土台部67の一部であってもよい。対向部11bは、土台部67のうち、第1搬送経路FR1を形成する部分に位置してもよい。
カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、開閉端部45の底面45bの一部又は全部と対向部11bとの間に原稿95が通過可能な間隙11cが形成されている。間隙11cは、底面45bと対向部11bとで形成された空間であってもよい。間隙11cの鉛直方向Zにおける寸法は、原稿95の厚さより大きくてもよい。間隙11cの幅方向Xの寸法は、原稿95の幅方向Xの寸法より大きくてもよい。
カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、開閉端部45の先端45aと対向する部分を先端対向部11dという。先端対向部11dは、カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、開閉端部45と奥行方向Yにおいて対向する筐体11の部分である。先端対向部11dは、奥行方向Yに直交するように延びる面であってもよい。カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、開閉端部45と先端対向部11dとは互いに離れていてもよい。筐体11のうち、対向部11bと先端対向部11dとの間で延びる面を中間面11eという。中間面11eは、奥行方向Yにおいて対向部11bから先端対向部11dに近づくほど、鉛直方向Zにずれた位置にある。カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、中間面11eは、開閉端部45とは対向していなくてもよい。
<規制機構>
図7に示すように、読取装置10は、カバー部材40の変位を規制する規制機構105を備える。規制機構105は第1突出部110を含んでもよい。第1突出部110は、カバー部材40の一部である。第1突出部110は、カバー本体部41から鉛直方向Zに延びていてもよい。第1突出部110は、カバー部材40の奥行方向Yにおける端部と開閉端部45との間から延びていてもよい。第1突出部110は、カバー本体部41から鉛直方向Zに離れた位置ほど、奥行方向Yにずれる形状であってもよい。第1突出部110は、幅方向Xにおいて互いに離れて複数位置している。第1突出部110は、カバー部材40のうちで、幅方向Xにおける中央部40bと、幅方向Xにおいて中央部40bから離れて位置し、幅方向Xにおいて中央部40bの両側に位置する離間部40cと、に少なくとも設けられる。本実施形態のカバー部材40は、3つの第1突出部110を有する。中央部40b及び離間部40cの各々に第1突出部110が位置する。
図7に示すように、読取装置10は、カバー部材40の変位を規制する規制機構105を備える。規制機構105は第1突出部110を含んでもよい。第1突出部110は、カバー部材40の一部である。第1突出部110は、カバー本体部41から鉛直方向Zに延びていてもよい。第1突出部110は、カバー部材40の奥行方向Yにおける端部と開閉端部45との間から延びていてもよい。第1突出部110は、カバー本体部41から鉛直方向Zに離れた位置ほど、奥行方向Yにずれる形状であってもよい。第1突出部110は、幅方向Xにおいて互いに離れて複数位置している。第1突出部110は、カバー部材40のうちで、幅方向Xにおける中央部40bと、幅方向Xにおいて中央部40bから離れて位置し、幅方向Xにおいて中央部40bの両側に位置する離間部40cと、に少なくとも設けられる。本実施形態のカバー部材40は、3つの第1突出部110を有する。中央部40b及び離間部40cの各々に第1突出部110が位置する。
図8に示すように、第1突出部110は、第1当接部111を有してもよい。すなわち、規制機構105は第1当接部111を有してもよい。第1当接部111は、カバー部材40に位置する。第1突出部110と同様に、第1当接部111は、幅方向Xにおいて互いに離れて複数位置している。規制機構105は、幅方向Xにおいて互いに離れて複数位置する。規制機構105は、カバー部材40のうちで、中央部40bと、離間部40cと、に設けられる。本実施形態のカバー部材40は3つの第1突出部110を有するため、幅方向Xにおいて互いに離れた3箇所に第1当接部111を有することになる。読取装置10は、3箇所に規制機構105を備える。第1当接部111は、第1突出部110の鉛直方向Zの端部のうち、奥行方向Yに位置する部分である。カバー部材40において、回動軸40aと第1当接部111との距離は、回動軸40aと開閉端部45との距離より短くてもよい。
規制機構105は第1被当接部112を有してもよい。第1被当接部112は、筐体11に位置する。第1被当接部112は、幅方向Xにおいて互いに離れて複数位置している。筐体11は、幅方向Xにおいて互いに離れた3箇所に第1被当接部112を有することになる。
カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、第1当接部111と第1被当接部112とは互いに当接する。カバー部材40が閉鎖位置P2にない状態から閉鎖位置P2まで変位するとき、第1突出部110は奥行方向Yにおいて第1被当接部112に近づくように変位する。カバー部材40が閉鎖位置P2まで変位すると、第1当接部111が第1被当接部112に当接する。規制機構105は、カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、第1当接部111と第1被当接部112との当接によりカバー部材40が閉鎖位置P2から閉方向に変位することを規制する。これにより、規制機構105は、カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、開閉端部45の底面45bの一部又は全部と対向部11bとの間に間隙11cが形成された状態でカバー部材40の閉方向への変位を規制する。
図9に示すように、第1突出部110は、第2当接部121を有してもよい。すなわち、規制機構105は第2当接部121を有してもよい。第2当接部121は、カバー部材40に位置する。第2当接部121は、幅方向Xにおいて互いに離れて複数位置している。本実施形態のカバー部材40は3つの第1突出部110を有するため、幅方向Xにおいて互いに離れた3箇所に第2当接部121を有することになる。第2当接部121は、第1突出部110の鉛直方向Zの端部のうち、奥行方向Yとは反対方向に位置する部分である。
規制機構105は第2被当接部122を有してもよい。第2被当接部122は、筐体11に位置する。第2被当接部122は、幅方向Xにおいて互いに離れて複数位置している。筐体11は、幅方向Xにおいて互いに離れた3箇所に第2被当接部122を有することになる。
カバー部材40が開放位置P1にあるとき、第2当接部121と第2被当接部122とは互いに当接する。カバー部材40が開放位置P1にない状態から開放位置P1まで変位するとき、第1突出部110は第2被当接部122に近づくように変位する。カバー部材40が開放位置P1まで変位すると、第2当接部121が第2被当接部122に当接する。規制機構105は、カバー部材40が開放位置P1にあるとき、第2当接部121と第2被当接部122との当接によりカバー部材40が開放位置P1から開方向に変位することを規制する。
<維持機構>
図7に示すように、読取装置10は、カバー部材40を維持する維持機構106を備えてもよい。維持機構106は第2突出部130を含んでもよい。第2突出部130は、カバー部材40の一部である。第2突出部130は、カバー本体部41から鉛直方向Zに延びていてもよい。第2突出部130は、カバー部材40の奥行方向Yにおける端部と開閉端部45との間から延びていてもよい。第2突出部130は、カバー本体部41から鉛直方向Zに離れた位置ほど、奥行方向Yにずれる形状であってもよい。第2突出部130はスナップフィットであってもよい。第2突出部130は、幅方向Xにおいて互いに離れて複数位置していてもよい。第2突出部130は、カバー部材40のうちで、幅方向Xにおける複数の第1突出部110の間の位置に設けられる。本実施形態のカバー部材40は、2つの第2突出部130を有する。中央部40bに位置する第1突出部110から幅方向Xにずれた位置と、中央部40bに位置する第1突出部110から幅方向Xとは反対方向にずれた位置と、の各々に第2突出部130が位置する。
図7に示すように、読取装置10は、カバー部材40を維持する維持機構106を備えてもよい。維持機構106は第2突出部130を含んでもよい。第2突出部130は、カバー部材40の一部である。第2突出部130は、カバー本体部41から鉛直方向Zに延びていてもよい。第2突出部130は、カバー部材40の奥行方向Yにおける端部と開閉端部45との間から延びていてもよい。第2突出部130は、カバー本体部41から鉛直方向Zに離れた位置ほど、奥行方向Yにずれる形状であってもよい。第2突出部130はスナップフィットであってもよい。第2突出部130は、幅方向Xにおいて互いに離れて複数位置していてもよい。第2突出部130は、カバー部材40のうちで、幅方向Xにおける複数の第1突出部110の間の位置に設けられる。本実施形態のカバー部材40は、2つの第2突出部130を有する。中央部40bに位置する第1突出部110から幅方向Xにずれた位置と、中央部40bに位置する第1突出部110から幅方向Xとは反対方向にずれた位置と、の各々に第2突出部130が位置する。
図10に示すように、第2突出部130は、摺動部131を有してもよい。すなわち、維持機構106は摺動部131を有してもよい。摺動部131は、カバー部材40に位置する。第2突出部130と同様に、摺動部131は、幅方向Xにおいて互いに離れて複数位置している。維持機構106は、幅方向Xにおいて互いに離れて複数位置する。維持機構106は、カバー部材40のうちで、幅方向Xにおける複数の規制機構105の間の位置に設けられる。本実施形態のカバー部材40は2つの第2突出部130を有するため、幅方向Xにおいて互いに離れた2箇所に摺動部131が位置することになる。読取装置10は、2箇所に維持機構106を備える。摺動部131は、第2突出部130の鉛直方向Zにおける端部である。
維持機構106は摺動面132を有してもよい。摺動面132は、筐体11に位置する。摺動面132は、幅方向Xにおいて互いに離れて複数位置している。筐体11は、幅方向Xにおいて互いに離れた2箇所に摺動面132を有することになる。
摺動面132は、摺動領域133を有する。摺動部131は、摺動領域133において摺動可能である。摺動領域133は、中央領域134と、第1摺動領域135と、中央領域134を挟んで第1摺動領域135と反対に位置する第2摺動領域136とを有する。摺動面132は、中央領域134がカバー部材40に向かって突出する凸面である。中央領域134は、奥行方向Yにおける第1摺動領域135と第2摺動領域136との間に位置していてもよい。第2摺動領域136は、摺動領域133のうち、中央領域134よりも奥行方向Yに位置する領域であってもよい。第1摺動領域135は、摺動領域133のうち、中央領域134よりも奥行方向Yとは反対方向に位置する領域であってもよい。中央領域134は、第1摺動領域135及び第2摺動領域136よりも上方に位置していてもよい。
カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、摺動部131が第2摺動領域136に位置する。カバー部材40が開放位置P1から閉鎖位置P2まで変位するとき、第1摺動領域135、中央領域134、及び第2摺動領域136の順で摺動する摺動領域133の位置を変えながら摺動部131は変位する。摺動部131が中央領域134を摺動する際には、第2突出部130が撓みつつ中央領域134を乗り越えてもよい。維持機構106は、摺動部131が第2摺動領域136に位置するときカバー部材40を閉鎖位置P2に維持する。維持機構106は、カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき閉鎖位置P2にカバー部材40を維持する。維持機構106は、カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、開放位置P1へのカバー部材40の変位を抑制して閉鎖位置P2にカバー部材40を維持する。
図11に示すように、カバー部材40が開放位置P1にあるとき、摺動部131が第1摺動領域135に位置する。カバー部材40が閉鎖位置P2から開放位置P1まで変位するとき、第2摺動領域136、中央領域134、及び第1摺動領域135の順で摺動する摺動領域133の位置を変えながら摺動部131は変位する。摺動部131が中央領域134を摺動する際には、第2突出部130が撓みつつ中央領域134を乗り越えてもよい。維持機構106は、摺動部131が第1摺動領域135に位置するときカバー部材40を開放位置P1に維持する。維持機構106は、カバー部材40が開放位置P1にあるとき開放位置P1にカバー部材40を維持する。維持機構106は、カバー部材40が開放位置P1にあるとき、閉鎖位置P2へのカバー部材40の変位を抑制して開放位置P1にカバー部材40を維持する。
<駆動源及び動力伝達機構>
図3に示すように、駆動源47は、カバー部材40を開放位置P1と閉鎖位置P2とに変位させる。制御部29は、駆動源47によってカバー部材40を開放位置P1と閉鎖位置P2とに変位させることが可能であってもよい。駆動源47は、モーターであってもよい。駆動源47は、動力伝達機構48を駆動することによりカバー部材40の変位を行う。動力伝達機構48は、駆動歯車49と、第1歯車51~第7歯車57と、カバー伝達部58と、を備える。駆動歯車49は、駆動源47の駆動軸47aに固定されている。第1歯車51と第2歯車52は、共通の歯車軸51aに固定されることにより、互いに一体で回転する。カバー伝達部58は、歯部58aを有している。歯部58aが第7歯車57と噛み合っていることにより、第7歯車57からカバー伝達部58に動力が伝達可能である。カバー伝達部58は、カバー部材40に固定されていてもよい。カバー伝達部58の変位に伴って、カバー部材40が変位する。
図3に示すように、駆動源47は、カバー部材40を開放位置P1と閉鎖位置P2とに変位させる。制御部29は、駆動源47によってカバー部材40を開放位置P1と閉鎖位置P2とに変位させることが可能であってもよい。駆動源47は、モーターであってもよい。駆動源47は、動力伝達機構48を駆動することによりカバー部材40の変位を行う。動力伝達機構48は、駆動歯車49と、第1歯車51~第7歯車57と、カバー伝達部58と、を備える。駆動歯車49は、駆動源47の駆動軸47aに固定されている。第1歯車51と第2歯車52は、共通の歯車軸51aに固定されることにより、互いに一体で回転する。カバー伝達部58は、歯部58aを有している。歯部58aが第7歯車57と噛み合っていることにより、第7歯車57からカバー伝達部58に動力が伝達可能である。カバー伝達部58は、カバー部材40に固定されていてもよい。カバー伝達部58の変位に伴って、カバー部材40が変位する。
駆動源47は、制御部29によって正転駆動と逆転駆動とが切り替えられてもよい。駆動源47が正転駆動すると、駆動源47の動力は、駆動歯車49、第1歯車51、第2歯車52、第3歯車53、第4歯車54、第5歯車55、第6歯車56、第7歯車57、及びカバー伝達部58の順に伝達される。第7歯車57からの動力の伝達を受けて、カバー伝達部58は、歯部58aが第7歯車57に噛み合いながら変位する。カバー伝達部58の変位に伴って、カバー部材40が閉鎖位置P2へと変位する。
図4に示すように、駆動源47が逆転駆動すると、駆動源47の動力は、駆動歯車49、第1歯車51、第2歯車52、第3歯車53、第4歯車54、第5歯車55、第6歯車56、第7歯車57、及びカバー伝達部58の順に伝達される。駆動歯車49及び第1歯車51~第7歯車57の各々の回転方向は、駆動源47が正転駆動するときとは反対方向になる。第7歯車57からの動力の伝達を受けて、カバー伝達部58は、歯部58aが第7歯車57に噛み合いながら変位する。カバー伝達部58の変位に伴って、カバー部材40が開放位置P1へと変位する。
制御部29は、駆動源47によってカバー部材40を開放位置P1へと変位させた場合、報知部としての表示部33またはブザーによってカバー部材40を開放位置P1へと変化させたことを報知させてもよい。報知することで、ユーザーはカバー部材40が開放位置P1に変位したことを知ることができる。
ユーザーが手動でカバー部材40を変位させる等、駆動源47から動力伝達機構48への動力伝達がなされていない状況下でカバー部材40が変位する場合、カバー部材40の変位に伴って、カバー伝達部58から第7歯車57に動力が伝わる。動力は、第7歯車57、第6歯車56、第5歯車55、第4歯車54、第3歯車53、第2歯車52、第1歯車51、及び駆動歯車49の順で伝わる。駆動軸47aは、駆動歯車49に伝わった動力に伴って回転可能であってもよい。
<制御部>
図12に示すように、制御部29は、読取装置10で実行される各種動作を制御する。制御部29は、α:コンピュータープログラムに従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサー、β:各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する1つ以上の専用のハードウェア回路、或いはγ:それらの組み合わせ、を含む回路として構成し得る。ハードウェア回路は、例えば特定用途向け集積回路である。プロセッサーは、CPU101並びに、RAM及びROM等のメモリー102を含み、メモリー102は、処理をCPU101に実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリー102、すなわちコンピューター可読媒体は、汎用または専用のコンピューターでアクセスできるあらゆる可読媒体を含む。
図12に示すように、制御部29は、読取装置10で実行される各種動作を制御する。制御部29は、α:コンピュータープログラムに従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサー、β:各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する1つ以上の専用のハードウェア回路、或いはγ:それらの組み合わせ、を含む回路として構成し得る。ハードウェア回路は、例えば特定用途向け集積回路である。プロセッサーは、CPU101並びに、RAM及びROM等のメモリー102を含み、メモリー102は、処理をCPU101に実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリー102、すなわちコンピューター可読媒体は、汎用または専用のコンピューターでアクセスできるあらゆる可読媒体を含む。
制御部29は、表示部33と電気的に接続されていてもよい。制御部29は、入力部32と電気的に接続されていてもよい。入力部32に入力されたとき、入力部32から制御部29に信号が出力される。入力部32に所定の入力がされたとき、入力部32から制御部29に複写要求信号が出力される。制御部29は、複写要求信号を受信すると、読取搬送部62を動作させると共に読取部63により原稿95を読み取ってイメージデータを生成する。制御部29は、生成したイメージデータに基づく画像を媒体20に印刷して複写するように、記録部22及び搬送部28を動作させる。ユーザーによる入力部32への入力に基づいて、制御部29は、記録部22におけるキャリッジモーター23aの駆動を制御することにより、記録ヘッド25の移動及び停止を制御してもよい。
制御部29は、検出部104と電気的に接続されていてもよい。検出部104は、筐体11の外面に対向する位置に対象物があることを検出する。検出部104は、例えば人感センサーである。筐体11の外面としては、例えば上壁16の上面16aや、前壁12の前面が挙げられる。検出部104は、筐体11の外面に対向する位置にユーザーが居るときに、対象物があるとして検出する。
制御部29は、カバー部材40の位置を検出する位置検出機構としての位置検出センサー103と電気的に接続されていてもよい。本実施形態における位置検出センサー103は、カバー部材40の位置を検出する位置検出機構に相当する。カバー部材40が開放位置P1あるときと、カバー部材40が閉鎖位置P2にあるときとで、位置検出センサー103から制御部29に信号が出力される。位置検出センサー103は、筐体11の内部に設けられてもよいし、筐体11の外部に設けられてもよい。すなわち、読取装置10は位置検出センサー103を備えてもよい。位置検出センサー103は、カバー部材40が開放位置P1にあることを検出可能な位置と、カバー部材40が閉鎖位置P2にあることを検出可能な位置と、の1つずつ設けられてもよい。
制御部29は、カバー部材40の位置に応じて駆動源47によってカバー部材40の位置を変位させてもよい。制御部29は、位置検出センサー103が検出した結果が、カバー部材40が変位したことを示す場合、所定処理を実行させてもよい。制御部29は、後述する第1処理、第2処理、第3処理、及び第4処理を実行してもよい。
次に、図13~図16に示すフローチャートを参照し、読取装置10の制御方法について説明する。ここで、各制御方法のステップ順は、各制御方法の目的から逸脱しない範囲で任意に入れ替え可能である。
<第1処理>
図13を参照して第1処理のルーチンについて説明する。第1処理は、読取装置10の電源がオンになった状態で周期的に実行されてもよい。
図13を参照して第1処理のルーチンについて説明する。第1処理は、読取装置10の電源がオンになった状態で周期的に実行されてもよい。
図13に示すように、ステップS101において、制御部29は、筐体11の外面に対向する位置に対象物があるか否かを判断する。筐体11の外面に対向する位置に対象物があることを検出部104が検出しない場合、制御部29は筐体11の外面に対向する位置に対象物がないと判断するため、ステップS101がNOになる。制御部29は、第1処理ルーチンを終了する。筐体11の外面に対向する位置に対象物があることを検出部104が検出する場合、制御部29は筐体11の外面に対向する位置に対象物があると判断するため、ステップS101がYESになる。制御部29は、処理をステップS102に移行する。
ステップS102において、制御部29は、筐体11の外面に対向する位置に対象物があることを検出部104が所定の検出時間T1検出したか否かを判断する。筐体11の外面に対向する位置に対象物があることを検出部104が検出したタイミングから制御部29は時間を計測する。計測した時間に基づいて、制御部29は、検出部104による検出が検出時間T1以上継続したか否かをステップS102において判断してもよい。なお、検出時間T1は、予め設定された設定値であってもよい。検出時間T1は、ユーザーが読取装置10を操作するために筐体11の外面に対向する位置にいると想定できる時間であってもよい。筐体11の外面に対向する位置に対象物があることを検出部104が検出した時間が検出時間T1より短い場合、ステップS102がNOになる。制御部29は、第1処理ルーチンを終了する。筐体11の外面に対向する位置に対象物があることを検出部104が検出時間T1検出した場合、ステップS102がYESになる。制御部29は、処理をステップS103に移行する。ステップS103において、制御部29は、駆動源47によってカバー部材40を開放位置P1に変位させる。制御部29は、第1処理ルーチンを終了する。
図3、図4、及び図12に示すように、第1処理において、制御部29は、筐体11の外面に対向する位置に対象物があることを検出部104が検出したことに基づいて、駆動源47によってカバー部材40を開放位置P1に変位させる。筐体11の外面に対向する位置に対象物があることを検出部104が検出しないとき、カバー部材40は変位しない。このとき、カバー部材40が閉鎖位置P2にあればカバー部材40は閉鎖位置P2のまま変位しない。
第1処理において、制御部29は、筐体11の外面に対向する位置に対象物があることを検出部104が所定の検出時間T1検出した際に、駆動源47によってカバー部材40を開放位置P1に変位させる。筐体11の外面に対向する位置に対象物があることを検出部104が検出しても、検出部104による検出が検出時間T1未満であるときは、カバー部材40がカバー部材40は変位しない。このとき、カバー部材40が閉鎖位置P2にあればカバー部材40は閉鎖位置P2のまま変位しない。
<第2処理>
図14を参照して第2処理のルーチンについて説明する。第2処理は、読取装置10の電源がオンになった状態で周期的に実行されてもよい。
図14を参照して第2処理のルーチンについて説明する。第2処理は、読取装置10の電源がオンになった状態で周期的に実行されてもよい。
図14に示すように、ステップS201において、制御部29は、カバー部材40が開放位置P1にあるか否かを判断する。カバー部材40が開放位置P1にあることを位置検出センサー103が検出しているとき、制御部29は、カバー部材40が開放位置P1にあると判断する。カバー部材40が閉鎖位置P2あることを位置検出センサー103が検出しているときと、カバー部材40が開放位置P1及び閉鎖位置P2のいずれにもないことを検出しているとき、制御部29は、カバー部材40が開放位置P1にないと判断する。カバー部材40が開放位置P1にないと制御部29が判断すると、ステップS201がNOになる。制御部29は、第2処理ルーチンを終了する。カバー部材40が開放位置P1にあると制御部29が判断すると、ステップS201がYESになる。制御部29は、処理をステップS202に移行する。
ステップS202において、制御部29は、読取部63による原稿95の読み取りが未実行か否かを判断する。制御部29が読取部63による原稿95の読み取りを行わせているとき、制御部29は、読取部63が原稿95の読み取り中であるとして、読取部63の読み取りが実行されていると判断する。制御部29が読取部63による原稿95の読み取りを行わせていないとき、制御部29は、読取部63が原稿95の読み取り中でないとして、読取部63の読み取りが未実行であると判断する。読取部63の読み取りが実行されていると制御部29が判断すると、ステップS202がNOになる。制御部29は、第2処理ルーチンを終了する。読取部63による読み取りが未実行であると制御部29が判断すると、処理がステップS203に移行される。
ステップS203において、制御部29は、読取部63による読み取りが行われない時間が所定時間Tpを超えたか否かを判断する。読取部63による読み取りが未実行であると制御部29が判断したタイミングから制御部29は時間を計測する。計測した時間に基づいて、制御部29は、読取部63による読み取りが未実行である状態が所定時間Tpを超えて継続したか否かをステップS203において判断してもよい。なお、所定時間Tpは、予め設定された設定値であってもよい。所定時間Tpは、読取部63による読み取りが行われない状態であって且つカバー部材40が開放位置P1にある状態が所定時間Tpを超えて継続した場合に、原稿供給口61からの筐体11内への異物の侵入のおそれがあると判断できる時間であってもよい。読取部63による読み取りが行われない時間が所定時間Tpを超えていないと制御部29が判断すると、ステップS203がNOになる。制御部29は、第2処理ルーチンを終了する。読取部63による読み取りが行われない時間が所定時間Tpを超えたと制御部29が判断すると、ステップS203がYESになる。制御部29は処理をステップS204に移行する。ステップS204において、制御部29は、駆動源47によってカバー部材40を閉鎖位置P2に変位させる。制御部29は、第2処理ルーチンを終了する。
図3、図4、及び図12に示すように、第2処理において制御部29は次のように制御する。すなわち、制御部29は、読取部63による読み取りが行われない時間が所定時間Tpを超えたときに、カバー部材40が開放位置P1にあることを位置検出センサー103によって検出した場合、駆動源47によってカバー部材40を閉鎖位置P2に変位させる。詳細には、第2処理において、制御部29は、カバー部材40が開放位置P1にあり、且つ読取部63による読み取りが未実行である状態が所定時間Tpを超えた場合に、駆動源47によってカバー部材40を閉鎖位置P2に変位させる。そのため、ユーザーによるカバー部材40の閉め忘れ等により、読取部63による読み取りが行われていないにもかかわらずカバー部材40が開放位置P1にあるときに、カバー部材40を閉鎖位置P2に変位させることができる。
<第3処理>
図15を参照して第3処理のルーチンについて説明する。第3処理は、読取装置10の電源がオンになった状態で周期的に実行されてもよい。
図15を参照して第3処理のルーチンについて説明する。第3処理は、読取装置10の電源がオンになった状態で周期的に実行されてもよい。
図15に示すように、ステップS301において、制御部29は、読取部63が読み取り中か否かを判断する。読取部63が読み取り中でないと制御部29が判断すると、ステップS301がNOになる。制御部29は、第3処理ルーチンを終了する。読取部63が読み取り中であると制御部29が判断すると、ステップS301がYESになる。制御部29は、処理をステップS302に移行する。
ステップS302において、制御部29は、カバー部材40が異常位置にあるか否かを判断する。ステップS302での異常位置とは、開放位置P1と閉鎖位置P2との間のカバー部材40の位置のことである。ステップS302において、位置検出センサー103によってカバー部材40が変位して開放位置P1と閉鎖位置P2との間の位置にあることを検出した場合、カバー部材40が異常位置にあると制御部29が判断してもよい。ステップS302において、位置検出センサー103によってカバー部材40が開放位置P1及び閉鎖位置P2のいずれかの位置にあることを検出した場合、カバー部材40が異常位置にないと制御部29が判断してもよい。カバー部材40が異常位置にないと制御部29が判断すると、ステップS302がNOになる。制御部29は、第3処理ルーチンを終了する。カバー部材40が異常位置にあると制御部29が判断すると、ステップS302がYESになる。制御部29は処理をステップS303に移行する。
ステップS303において、制御部29は、第1位置異常を報知させる。ステップS303において、制御部29は、報知部としての表示部33に報知させる。制御部29は、例えば、表示部33にエラーメッセージを表示させることにより、表示部33に報知を行わせてもよい。エラーメッセージは、他の処理で報知されるエラーメッセージと同じであってもよいし、異なってもよい。制御部29は処理をステップS304に移行する。ステップS304において、制御部29は、駆動源47によってカバー部材40の位置を開放位置P1に変位させる。このステップS304の処理が開放駆動処理に相当する。制御部29は処理をステップS305に移行する。
ステップS305において、制御部29は、カバー部材40が開放位置P1にあるか否かを判断する。カバー部材40が開放位置P1にあると制御部29が判断すると、ステップS305がYESになる。制御部29は、第3処理ルーチンを終了する。カバー部材40が開放位置P1にないと制御部29が判断すると、ステップS305がNOになる。制御部29は処理をステップS306に移行する。
ステップS306において、制御部29は、第2位置異常を報知させる。ステップS306において、制御部29は、報知部としての表示部33に報知させる。制御部29は、例えば、表示部33にエラーメッセージを表示させることにより、表示部33に報知を行わせてもよい。エラーメッセージは、他の処理で報知されるエラーメッセージと同じであってもよいし、異なってもよい。制御部29は、ステップS306における第2位置異常の報知を行った後、第3処理ルーチンを終了する。
図3、図4、及び図12に示すように、第3処理において、制御部29は、読取部63による読み取り中に、位置検出センサー103によってカバー部材40が開放位置P1と閉鎖位置P2との間の位置に変位したことを検出する。カバー部材40が開放位置P1と閉鎖位置P2との間の位置に変位したことが検出された場合、所定処理として、カバー部材40の位置の異常を表示部33に報知させる。そのため、読取部63による読み取り中であるにもかかわらずカバー部材40が開放位置P1にないときに、カバー部材40の位置異常をユーザーに報知できる。
第3処理において、制御部29は、カバー部材40が開放位置P1と閉鎖位置P2との間の位置に変位したことが検出された場合、所定処理として、駆動源47によってカバー部材40の位置を開放位置P1に変位させる開放駆動処理を行う。制御部29は、開放駆動処理を行った結果、位置検出センサー103によってカバー部材40が開放位置P1にないことを検出した場合、カバー部材40の位置の異常を表示部33に報知させる。そのため、カバー部材40上に物が置かれている等により、駆動源47によるカバー部材40の変位を行ってもカバー部材40が開放位置P1に変位しないとき、カバー部材40の位置異常をユーザーに報知できる。
<第4処理>
図16を参照して第4処理のルーチンについて説明する。第4処理は、読取装置10の電源がオンになった状態で周期的に実行されてもよい。
図16を参照して第4処理のルーチンについて説明する。第4処理は、読取装置10の電源がオンになった状態で周期的に実行されてもよい。
図16に示すように、ステップS401において、制御部29は、読取部63が読み取り中か否かを判断する。読取部63が読み取り中でないと制御部29が判断すると、ステップS401がNOになる。制御部29は、第4処理ルーチンを終了する。読取部63が読み取り中であると制御部29が判断すると、ステップS401がYESになる。制御部29は、処理をステップS402に移行する。
ステップS402において、制御部29は、カバー部材40が閉鎖位置P2にあるか否かを判断する。ステップS402において、位置検出センサー103によってカバー部材40が閉鎖位置P2にあることを検出した場合、カバー部材40が閉鎖位置P2にあると制御部29が判断してもよい。カバー部材40が開放位置P1と閉鎖位置P2との間の位置にあることと、カバー部材40が開放位置P1にあることと、のいずれか一方を位置検出センサー103が検出した場合、カバー部材40が閉鎖位置P2にないと制御部29が判断してもよい。カバー部材40が閉鎖位置P2にないと制御部29が判断すると、ステップS402がNOになる。制御部29は、第4処理ルーチンを終了する。カバー部材40が閉鎖位置P2にあると制御部29が判断すると、ステップS402がYESになる。制御部29は処理をステップS403に移行する。
ステップS403において、制御部29は、読取部63による読み取りを停止させる。制御部29は処理をステップS404に移行する。ステップS404において、制御部29は、第3位置異常を報知させる。ステップS404において、制御部29は、報知部としての表示部33に報知させる。制御部29は、例えば、表示部33にエラーメッセージを表示させることにより、表示部33に報知を行わせてもよい。エラーメッセージは、他の処理で報知されるエラーメッセージと同じであってもよいし、異なってもよい。ステップS404の処理を行った後、制御部29は、第4処理ルーチンを終了する。
図3、図4、及び図12に示すように、第4処理において、制御部29は、読取部63による読み取り中に、位置検出センサー103によってカバー部材40が閉鎖位置P2に変位したことを検出した場合、所定処理として、読取部63に読み取りを停止させる。第4処理において、制御部29は、所定処理として読取部63に読み取りを停止させる場合、カバー部材40の位置の異常を表示部33に報知させる。第4処理において、読取部63による読み取りの停止は、ユーザーが読取装置10に原稿95の読み取り操作を行った状況下で行われることになる。そうした状況下で表示部33による報知を行うことにより、カバー部材40の位置の異常によって読取部63による読み取りの停止が行われたことをユーザーに認識させることができる。
<実施形態の作用>
本実施形態の作用について説明する。
カバー部材40が閉鎖位置P2に位置しているとき、カバー部材40は、原稿供給口61を閉鎖する。そのため、原稿供給口61が常時開放されている場合と比較して、原稿供給口61から筐体11内に異物が侵入しにくい。
本実施形態の作用について説明する。
カバー部材40が閉鎖位置P2に位置しているとき、カバー部材40は、原稿供給口61を閉鎖する。そのため、原稿供給口61が常時開放されている場合と比較して、原稿供給口61から筐体11内に異物が侵入しにくい。
読取装置10による原稿95の読み取りに際して、ユーザーの手動によるカバー部材40の操作又はユーザーによる入力部32への入力によって、カバー部材40が開放位置P1に変位する。カバー部材40が開放位置P1に位置すると、原稿供給口61が開放される。読取装置10による原稿95の読み取りに際して、原稿供給口61を開放させることにより、ユーザーが原稿供給口61に原稿95を供給しやすい。
読取装置10による原稿95の読み取り中に、カバー部材40が閉鎖位置P2に変位するおそれがある。こうしたカバー部材40の閉鎖位置P2への変位は、例えば、ユーザーが誤って手動によってカバー部材40を閉鎖位置P2に変位させた場合等に生じる。本実施形態によれば、カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、開閉端部45と対向部11bとの間に間隙11cが形成されている。そのため、原稿供給口61から原稿95が供給されている最中にカバー部材40が閉鎖位置P2に変位した場合でも、原稿95は間隙11cを通過可能である。原稿95は、間隙11cを通過した後、読取搬送経路FRに沿って搬送されつつ読取部63によって読み取られる。原稿供給口61から原稿95が供給されている最中にカバー部材40が閉鎖位置P2に変位した場合でも、読取装置10による原稿95の読み取りが継続可能である。
<実施形態の効果>
本実施形態の効果について説明する。
(1)カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、カバー部材40において原稿供給口61から供給された原稿95の搬送方向D2の上流側に位置する開閉端部45と、筐体11のうちで開閉端部45の底面45bと対向する部分である対向部11bと、の間に原稿95が通過可能な間隙11cが形成される。そのため、原稿供給口61から原稿95が供給されている最中にカバー部材40が閉鎖位置P2に変位した場合、原稿供給口61においてカバー部材40と筐体11とで原稿95が挟まれにくくなる。したがって、原稿供給口61から読取装置10の内部への原稿95の搬送抵抗が増大することを抑制できる。
本実施形態の効果について説明する。
(1)カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、カバー部材40において原稿供給口61から供給された原稿95の搬送方向D2の上流側に位置する開閉端部45と、筐体11のうちで開閉端部45の底面45bと対向する部分である対向部11bと、の間に原稿95が通過可能な間隙11cが形成される。そのため、原稿供給口61から原稿95が供給されている最中にカバー部材40が閉鎖位置P2に変位した場合、原稿供給口61においてカバー部材40と筐体11とで原稿95が挟まれにくくなる。したがって、原稿供給口61から読取装置10の内部への原稿95の搬送抵抗が増大することを抑制できる。
(2)カバー部材40が閉鎖位置P2に位置した際、規制機構105によって開閉端部45と対向部11bとの間に間隙11cが形成される位置にカバー部材40が規制される。そのため、規制機構105によって、開閉端部45と対向部11bとの間の間隙11cをより確実に形成できる。
(3)カバー部材40が閉鎖位置P2に変位した際、第1当接部111が第1被当接部112に当接することにより、カバー部材40が閉鎖位置P2から閉方向に変位することを規制する。カバー部材40が閉鎖位置P2から閉方向に変位すると、開閉端部45と対向部11bとの間の間隙11cが狭まる。第1当接部111と第1被当接部112との当接によってカバー部材40の閉方向への変位を規制することにより、開閉端部45と対向部11bとの間の間隙11cをより確実に形成できる。
(4)カバー部材40が開放位置P1に変位した際、第2当接部121が第2被当接部122に当接することにより、カバー部材40が開放位置P1から開方向に変位することを規制する。カバー部材40が開放位置P1から開方向に変位すると、カバー部材40が筐体11に衝突することによる衝突音が生じるおそれがある。第2当接部121と第2被当接部122との当接によってカバー部材40の開方向への変位を規制することにより、カバー部材40が筐体11に衝突することによる衝突音の発生を抑制できる。
(5)規制機構105は、カバー部材40のうちで、幅方向Xにおける中央部40bと、幅方向Xにおいて中央部40bから離れて位置し、幅方向Xにおいて中央部40bの両側に位置する離間部40cと、に設けられる。そのため、幅方向Xにおける寸法が大きいカバー部40材においても、規制機構105によって間隙11cをより確実に形成できる。
(6)カバー部材40が閉鎖位置P2に位置した際に、維持機構106によって開放位置P1へのカバー部材40の変位が抑制されると共に閉鎖位置P2にカバー部材40が維持される。カバー部材40が開放位置P1に位置した際に、維持機構106によって閉鎖位置P2へのカバー部材40の変位が抑制されると共に開放位置P1にカバー部材40が維持される。したがって、カバー部材40の開放位置P1及び閉鎖位置P2への維持をより確実に行うことができる。
(7)摺動部131が第1摺動領域135に位置するときカバー部材40が開放位置P1に維持される。摺動部131が第2摺動領域136に位置するときカバー部材40が閉鎖位置P2に維持される。開放位置P1と閉鎖位置P2とでカバー部材40が変位する際には、凸面である中央領域134を摺動部131が乗り越える必要がある。そのため、開放位置P1と閉鎖位置P2とでカバー部材40が容易に変位しにくくなる。
(8)維持機構106は、カバー部材40のうちで、幅方向Xにおける複数の規制機構105の間の位置に設けられる。そのため、幅方向Xにおける寸法が大きいカバー部材40においても、維持機構106と規制機構105とによって閉鎖位置P2へのカバー部材40の維持をより確実に行うことができる。
(9)カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、カバー部材40の上面は、筐体11の上面16aと同じ高さである。そのため、カバー部材40が閉鎖位置P2にあるときに、物を置くための載置面として筐体11の上面16aを利用できる。
(10)カバー部材40の上面には目盛り46がある。カバー部材40の上面は、搬送方向D2に並んで配置された第1領域42と、第2領域43とを有する。第2領域43は、遮光性を有する。そのため、原稿供給口61から筐体11の内部に侵入した光が筐体11の内部に位置するセンサーに当たることによってセンサーの性能が低下することを抑制できる。原稿供給口61から原稿95が供給された際に、目盛り46によってユーザーが原稿95の大きさを認識できる。
(11)第1領域42が透光性を有しているため、原稿供給口61から原稿95が供給された際に、カバー部材40の第1領域42を介して原稿95をユーザーが視認できる。
(12)カバー部材40が閉鎖位置P2にあるときに開閉端部45と対向部11bとの間に間隙11cが形成されるため、開放位置P1から閉鎖位置P2にカバー部材40を変位させる際、筐体11にカバー部材40が衝突することによる衝突音の発生を抑制できる。
(12)カバー部材40が閉鎖位置P2にあるときに開閉端部45と対向部11bとの間に間隙11cが形成されるため、開放位置P1から閉鎖位置P2にカバー部材40を変位させる際、筐体11にカバー部材40が衝突することによる衝突音の発生を抑制できる。
(13)原稿供給口61を閉鎖する閉鎖位置P2から原稿供給口61を開放する開放位置P1にカバー部材40を変位させた後、原稿供給口61に原稿95が供給されないと、原稿供給口61から筐体11内へと異物が侵入するおそれがある。本実施形態によれば、制御部29は、読取部63による読み取りが行われない時間が所定時間Tpを超えたときに、カバー部材40が開放位置P1にあることを位置検出センサー103によって検出した場合、駆動源47によってカバー部材40を閉鎖位置P2に変位させる。そのため、読取部63による読み取りが行われていないにもかかわらずカバー部材40が開放位置P1にある時間を短くできるため、原稿供給口61から筐体11内への異物の侵入を抑制できる。
(14)制御部29は、位置検出センサー103が検出した結果が、カバー部材40が変位したことを示す場合、所定処理を実行させる。そのため、カバー部材40の変位に応じた所定処理の実行が可能である。
(15)制御部29は、読取部63による読み取り中に、位置検出センサー103によってカバー部材40が開放位置P1と閉鎖位置P2との間の位置に変位したことを検出した場合、所定処理として、カバー部材40の位置の異常を表示部33に報知させる。そのため、カバー部材40の開放位置P1への変位をユーザーに促すことができる。
(16)制御部29は、読取部63による読み取り中に、位置検出センサー103によってカバー部材40が開放位置P1と閉鎖位置P2との間の位置に変位したことを検出した場合、所定処理として開放駆動処理を行う。そのため、カバー部材40が開放位置P1にある状態で読取部63による読み取りを行うことができる。
(17)開放駆動処理を行った結果、位置検出センサー103によってカバー部材40が開放位置P1にないことを検出した場合、カバー部材40の位置の異常を表示部33に報知させる。そのため、ユーザーの手動によってカバー部材40を開放位置P1に変位させることをユーザーに促すことができる。
(18)制御部29は、読取部63による読み取り中に、位置検出センサー103によってカバー部材40が閉鎖位置P2に変位したことを検出した場合、所定処理として、読取部63に読み取りを停止させる。そのため、カバー部材40が閉鎖位置P2にある状態で読み取りが行われることによって生じる原稿95の折れ曲がりを抑制できる。
(19)制御部29は、所定処理として読取部63に読み取りを停止させた後、カバー部材40の位置の異常を表示部33に報知させる。そのため、読取部63による読み取りの停止が所定処理によるものであることをユーザーに報知できる。
(20)制御部29は、筐体11の外面に対向する位置に対象物があることを検出部104が検出したことに基づいて、駆動源47によってカバー部材40を開放位置P1に変位させる。そのため、ユーザーが読取装置10を操作するために、筐体11の外面に対向する位置にユーザーが居る場合に、ユーザーが操作しなくてもカバー部材40を開放位置P1に変位できる。
(21)筐体11の外面に対向する位置に対象物があることを検出部104が所定の検出時間T1検出した際に、駆動源47によってカバー部材40を開放位置P1に変位させる。そのため、ユーザーが読取装置10を操作しない場合など、筐体11の外面に対向する位置にユーザーが居る時間が短いときは、カバー部材40を開放位置P1に変位させないことにより、不要なカバー部材40の開放を抑制できる。
[変更例]
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・制御部29は、筐体11の外面に対向する位置に対象物があることを検出部104が検出した際に、検出部104によって検出された時間によらず、駆動源47によってカバー部材40を開放位置P1に変位させてもよい。この場合、図13に示す第1処理ルーチンからステップS102を省略する。
・制御部29は、図13に示す第1処理ルーチンの実行を省略してもよい。
・制御部29は、所定処理として読取部63に読み取りを停止させる場合、カバー部材40の位置の異常を報知部に報知させなくてもよい。この場合、図16に示す第4処理ルーチンからステップS404を省略する。
・制御部29は、所定処理として読取部63に読み取りを停止させる場合、カバー部材40の位置の異常を報知部に報知させなくてもよい。この場合、図16に示す第4処理ルーチンからステップS404を省略する。
・制御部29は、読取部63による読み取り中に、位置検出機構によってカバー部材40が閉鎖位置P2に変位したことを検出した場合、所定処理としての読取部63の読み取りの停止を省略してもよい。この場合、図16に示す第4処理ルーチンからステップS403を省略する。
・制御部29は、図16に示す第4処理ルーチンの実行を省略してもよい。
・制御部29は、開放駆動処理を行った結果、位置検出機構によってカバー部材40が開放位置P1にないことを検出した場合、カバー部材40の位置の異常を報知部に報知させなくてもよい。この場合、図15に示す第3処理ルーチンからステップS305及びステップS306を省略する。
・制御部29は、開放駆動処理を行った結果、位置検出機構によってカバー部材40が開放位置P1にないことを検出した場合、カバー部材40の位置の異常を報知部に報知させなくてもよい。この場合、図15に示す第3処理ルーチンからステップS305及びステップS306を省略する。
・制御部29は、カバー部材40の位置を開放位置P1に変位させる開放駆動処理を行わなくてもよい。この場合、図15に示す第3処理ルーチンからステップS304~S306の処理を省略する。
・制御部29は、読取部63による読み取り中に、位置検出機構によってカバー部材40が開放位置P1と閉鎖位置P2との間の位置に変位したことを検出した場合、カバー部材40の位置の異常を報知部に報知させなくてもよい。この場合、図15に示す第3処理ルーチンからステップS303を省略する。
・制御部29は、図15に示す第3処理ルーチンの実行を省略してもよい。
・制御部29は、位置検出機構によってカバー部材40が開放位置P1から開方向に変位したことを検出した場合、報知部によってカバー部材40の位置の異常を報知させてもよい。この処理によって、カバー部材40が開放位置P1から開方向に変位することによるカバー部材40の変形を抑制できる。この処理は、読取装置10の電源がオンである状況下で周期的に行われてもよい。なお、カバー部材40が開放位置P1から開方向に変位する状況としては、例えばユーザーが誤って開放位置P1にあるカバー部材40を開方向に変位させた状況が挙げられる。
・制御部29は、位置検出機構によってカバー部材40が開放位置P1から開方向に変位したことを検出した場合、報知部によってカバー部材40の位置の異常を報知させてもよい。この処理によって、カバー部材40が開放位置P1から開方向に変位することによるカバー部材40の変形を抑制できる。この処理は、読取装置10の電源がオンである状況下で周期的に行われてもよい。なお、カバー部材40が開放位置P1から開方向に変位する状況としては、例えばユーザーが誤って開放位置P1にあるカバー部材40を開方向に変位させた状況が挙げられる。
・読取装置10が備える位置検出センサー103の数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
・位置検出機構は位置検出センサー103に限らない。例えば位置検出機構はエンコーダーであってもよい。
・位置検出機構は位置検出センサー103に限らない。例えば位置検出機構はエンコーダーであってもよい。
・情報を報知する報知部は表示部33に限らない。例えば、報知部は、情報の報知を音声によって行うものであってもよいし、点滅等によって行うものであってもよい。
・報知部による情報の報知の必要がなければ、読取装置10から報知部を省略してもよい。
・報知部による情報の報知の必要がなければ、読取装置10から報知部を省略してもよい。
・図14に示す第2処理ルーチンにおいて、制御部29は、読み取り未実行である状態が所定時間Tpを超えたタイミングでカバー部材40が開放位置P1にあることを条件に、閉鎖位置P2にカバー部材40を変位させてもよい。この場合、図14に示す第2処理ルーチンにおいて、ステップS201の処理をステップS203とステップS204の間に移動する。制御部29は、第2処理ルーチンを開始すると、ステップS202において読み取り未実行あるか否かを判断する。ステップS202がYESとなると、処理がステップS203に移行される。ステップS203において、制御部29は、読み取り未実行である状態が所定時間Tpを超えたか否かを判断する。ステップS203がYESとなると、処理がステップS201に移行される。制御部29は、ステップS201において、カバー部材40が開放位置P1にあるか否かを判断する。ステップS201がYESとなると、処理がステップS204に移行される。ステップS204において、制御部29は、カバー部材40を閉鎖位置P2に変位させた後、本ルーチンを終了させる。この場合の第2処理ルーチンによっても、制御部29は、読取部63による読み取りが行われない時間が所定時間Tpを超えたときに、カバー部材40が開放位置P1にあることを位置検出機構によって検出した場合、駆動源47によってカバー部材40を閉鎖位置P2に変位させることができる。
・制御部29は、図14に示す第2処理ルーチンの実行を省略してもよい。
・カバー部材40の上面への目盛り46は省略してもよい。
・カバー部材40の上面は、第1領域42及び第2領域43のいずれか一方のみで構成されていてもよい。カバー部材40の上面が第1領域42のみで構成される場合、カバー部材40の上面の全体が透光性を有する。カバー部材40の上面が第2領域43のみで構成される場合、カバー部材40の上面の全体が遮光性を有する。
・カバー部材40の上面への目盛り46は省略してもよい。
・カバー部材40の上面は、第1領域42及び第2領域43のいずれか一方のみで構成されていてもよい。カバー部材40の上面が第1領域42のみで構成される場合、カバー部材40の上面の全体が透光性を有する。カバー部材40の上面が第2領域43のみで構成される場合、カバー部材40の上面の全体が遮光性を有する。
・カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、カバー部材40の上面は、筐体11の上面16aよりも低くてもよい。
・カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、カバー部材40の上面は、筐体11の上面16aよりも高くてもよい。
・カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、カバー部材40の上面は、筐体11の上面16aよりも高くてもよい。
・カバー部材40において、回動軸40aと第1当接部111との距離は、回動軸40aと開閉端部45との距離以上であってもよい。
・維持機構106の位置は、カバー部材40のうちで、幅方向Xにおける複数の規制機構105の間の位置に限らない。例えば、維持機構106は、幅方向Xにおけるカバー部材40の両端部に位置してもよい。この場合、複数の規制機構105は、幅方向Xにおける一端に位置する維持機構106と他端に位置する維持機構106との間に位置してもよい。
・維持機構106の位置は、カバー部材40のうちで、幅方向Xにおける複数の規制機構105の間の位置に限らない。例えば、維持機構106は、幅方向Xにおけるカバー部材40の両端部に位置してもよい。この場合、複数の規制機構105は、幅方向Xにおける一端に位置する維持機構106と他端に位置する維持機構106との間に位置してもよい。
・維持機構106は、カバー部材40に位置する摺動部131と、筐体11に位置する摺動面132と、を有するものに限らない。例えば、維持機構106は、互いに当接する当接部及び被当接部であってもよい。カバー部材40が開放位置P1にあるときと閉鎖位置P2ときとの各々において当接部及び被当接部が互いに当接することにより、カバー部材40の位置が維持されてもよい。
・読取装置10が備える維持機構106の数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
・読取装置10から維持機構106を省略してもよい。
・読取装置10から維持機構106を省略してもよい。
・規制機構105は、カバー部材40のうちで、中央部40b及び離間部40c以外の箇所に1つまたは複数位置してもよい。中央部40b及び離間部40cの少なくとも一方への規制機構105の形成を省略してもよい。要するに、規制機構105は、幅方向Xにおいて互いに離れて複数位置していればよい。
・規制機構105から第2当接部121及び第2被当接部122を省略してもよい。この場合の規制機構105は、カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、第1当接部111と第1被当接部112との当接によりカバー部材40が閉鎖位置P2から閉方向に変位することを規制できる。
・規制機構105は、第1当接部111、第1被当接部112、第2当接部121、及び第2被当接部122を有するものに限らない。例えば、規制機構105は、互いに摺動する摺動部および被摺動部であってもよい。カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、摺動部と被摺動部との摺動によりカバー部材40が閉鎖位置P2から閉方向に変位することを規制してもよい。カバー部材40が開放位置P1にあるとき、摺動部と被摺動部との摺動によりカバー部材40が開放位置P1から開方向に変位することを規制してもよい。
・読取装置10が備える規制機構105の数は、1つであってもよいし、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
・読取装置10から規制機構105を省略してもよい。
・読取装置10から規制機構105を省略してもよい。
・カバー部材40は、回動軸40aを回動支点として回動することにより開放位置P1と閉鎖位置P2とに変位するものに限らない。例えば、カバー部材40は開放位置P1と閉鎖位置P2とでスライド移動するものであってもよい。
・カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、開閉端部45と対向部11bとの間に形成される間隙11cは原稿95の厚みよりも小さくてもよい。カバー部材40が閉鎖位置P2にあるとき、開閉端部45と対向部11bとが接することにより、開閉端部45と対向部11bとの間に間隙11cが形成されなくてもよい。
[付記]
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
(A)読取装置において、原稿の情報を読み取る読取部と、前記読取部を収容する筐体と、前記筐体の上面に形成されて前記原稿が供給される原稿供給口と、前記筐体に配置され、前記原稿供給口を開放する開放位置と、前記原稿供給口を閉鎖する閉鎖位置と、に変位するカバー部材と、前記カバー部材を前記開放位置と前記閉鎖位置とに変位させる駆動源と、前記カバー部材の位置を検出する位置検出機構と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記駆動源によって前記カバー部材を前記開放位置と前記閉鎖位置とに変位させることが可能であり、前記読取部による読み取りが行われない時間が所定時間を超えたときに、前記カバー部材が前記開放位置にあることを前記位置検出機構によって検出した場合、前記駆動源によって前記カバー部材を前記閉鎖位置に変位させる。
原稿供給口を閉鎖する閉鎖位置から原稿供給口を開放する開放位置にカバー部材を変位させた後、原稿供給口に原稿が供給されないと、原稿供給口から筐体内へと異物が侵入するおそれがある。この構成によれば、制御部は、読取部による読み取りが行われない時間が所定時間を超えたときに、カバー部材が開放位置にあることを位置検出機構によって検出した場合、駆動源によってカバー部材を閉鎖位置に変位させる。そのため、読取部による読み取りが行われていないにもかかわらずカバー部材が開放位置にある時間を短くできるため、原稿供給口から筐体内への異物の侵入を抑制できる。
(B)読取装置において、前記制御部は、前記位置検出機構が検出した結果が、前記カバー部材が変位したことを示す場合、所定処理を実行させる。
この構成によれば、制御部は、位置検出機構が検出した結果が、カバー部材が変位したことを示す場合、所定処理を実行させる。そのため、カバー部材の変位に応じた所定処理の実行が可能である。
この構成によれば、制御部は、位置検出機構が検出した結果が、カバー部材が変位したことを示す場合、所定処理を実行させる。そのため、カバー部材の変位に応じた所定処理の実行が可能である。
(C)読取装置において、情報を報知する報知部を備え、前記制御部は、前記読取部による読み取り中に、前記位置検出機構によって前記カバー部材が前記開放位置と前記閉鎖位置との間の位置に変位したことを検出した場合、前記所定処理として、前記カバー部材の位置の異常を前記報知部に報知させる。
この構成によれば、制御部は、読取部による読み取り中に、位置検出機構によってカバー部材が開放位置と閉鎖位置との間の位置に変位したことを検出した場合、所定処理として、カバー部材の位置の異常を報知部に報知させる。そのため、カバー部材の開放位置への変位をユーザーに促すことができる。
(D)読取装置において、前記制御部は、前記読取部による読み取り中に、前記位置検出機構によって前記カバー部材が前記開放位置と前記閉鎖位置との間の位置に変位したことを検出した場合、前記所定処理として、前記駆動源によって前記カバー部材の位置を前記開放位置に変位させる開放駆動処理を行う。
この構成によれば、制御部は、読取部による読み取り中に、位置検出機構によってカバー部材が開放位置と閉鎖位置との間の位置に変位したことを検出した場合、所定処理として、駆動源によってカバー部材の位置を開放位置に変位させる開放駆動処理を行う。そのため、カバー部材が開放位置にある状態で読取部による読み取りを行うことができる。
(E)読取装置において、情報を報知する報知部を備え、前記制御部は、前記開放駆動処理を行った結果、前記位置検出機構によって前記カバー部材が前記開放位置にないことを検出した場合、前記カバー部材の位置の異常を前記報知部に報知させる。
この構成によれば、開放駆動処理を行った結果、位置検出機構によってカバー部材が開放位置にないことを検出した場合、カバー部材の位置の異常を報知部に報知させる。そのため、ユーザーの手動によってカバー部材を開放位置に変位させることをユーザーに促すことができる。
(F)読取装置において、前記制御部は、前記読取部による読み取り中に、前記位置検出機構によって前記カバー部材が前記閉鎖位置に変位したことを検出した場合、前記所定処理として、前記読取部に前記読み取りを停止させる。
この構成によれば、制御部は、読取部による読み取り中に、位置検出機構によってカバー部材が閉鎖位置に変位したことを検出した場合、所定処理として、読取部に読み取りを停止させる。そのため、カバー部材が閉鎖位置にある状態で読み取りが行われることによって生じる原稿の折れ曲がりを抑制できる。
(G)読取装置において、情報を報知する報知部を備え、前記制御部は、前記所定処理として前記読取部に前記読み取りを停止させる場合、前記カバー部材の位置の異常を前記報知部に報知させる。
この構成によれば、制御部は、所定処理として読取部に読み取りを停止させた後、カバー部材の位置の異常を報知部に報知させる。そのため、読取部による読み取りの停止が所定処理によるものであることをユーザーに報知できる。
(H)読取装置において、前記筐体の外面に対向する位置に対象物があることを検出する検出部を備え、前記制御部は、前記筐体の外面に対向する位置に前記対象物があることを前記検出部が検出したことに基づいて、前記駆動源によって前記カバー部材を前記開放位置に変位させる。
この構成によれば、制御部は、筐体の外面に対向する位置に対象物があることを検出部が検出したことに基づいて、駆動源によってカバー部材を開放位置に変位させる。そのため、ユーザーが読取装置を操作するために、筐体の外面に対向する位置にユーザーが居る場合に、ユーザーが操作しなくてもカバー部材を開放位置に変位できる。
(I)読取装置において、前記制御部は、前記筐体の外面に対向する位置に前記対象物があることを前記検出部が所定の検出時間検出した際に、前記駆動源によって前記カバー部材を前記開放位置に変位させる。
この構成によれば、筐体の外面に対向する位置に対象物があることを検出部が所定の検出時間検出した際に、駆動源によってカバー部材を開放位置に変位させる。そのため、ユーザーが読取装置を操作しない場合など、筐体の外面に対向する位置にユーザーが居る時間が短いときは、カバー部材を開放位置に変位させないことにより、不要なカバー部材の開放を抑制できる。
(J)読取装置において、前記カバー部材が前記閉鎖位置にあるとき、前記カバー部材の上面は、前記筐体の上面と同じ高さ又は前記筐体の上面よりも低い。
この構成によれば、カバー部材が閉鎖位置にあるとき、カバー部材の上面は、筐体の上面と同じ高さ又は筐体の上面よりも低い。そのため、カバー部材が閉鎖位置にあるときに、物を置くための載置面として筐体の上面を利用できる。
この構成によれば、カバー部材が閉鎖位置にあるとき、カバー部材の上面は、筐体の上面と同じ高さ又は筐体の上面よりも低い。そのため、カバー部材が閉鎖位置にあるときに、物を置くための載置面として筐体の上面を利用できる。
(K)読取装置において、前記カバー部材は、前記原稿供給口から供給された前記原稿の搬送方向の上流側に開閉端部を有し、前記カバー部材の上面には、前記搬送方向と交差する幅方向における目盛りがあり、前記カバー部材の上面は、前記搬送方向に並んで配置された第1領域と、第2領域とを有し、前記第1領域は、前記第2領域よりも、前記開閉端部の先端に位置する領域であり、前記第1領域は、透光性を有し、前記第2領域は、遮光性を有する。
この構成によれば、カバー部材の上面には目盛りがある。カバー部材の上面は、搬送方向に並んで配置された第1領域と、第2領域とを有する。第2領域は、遮光性を有する。そのため、原稿供給口から筐体の内部に侵入した光が筐体の内部に位置するセンサーに当たることによってセンサーの性能が低下することを抑制できる。原稿供給口から原稿が供給された際に、目盛りによってユーザーが原稿の大きさを認識できる。
(L)読取装置の制御方法において、原稿の情報を読み取る読取部と、前記読取部を収容する筐体と、前記筐体の上面に形成されて前記原稿が供給される原稿供給口と、前記筐体に配置され、前記原稿供給口を開放する開放位置と、前記原稿供給口を閉鎖する閉鎖位置と、に変位するカバー部材と、前記カバー部材を前記開放位置と前記閉鎖位置とに変位させる駆動源と、前記カバー部材の位置を検出する位置検出機構と、を備える読取装置の制御方法であって、前記読取部による読み取りが行われない時間が所定時間を超えたときに、前記カバー部材が前記開放位置にあることを前記位置検出機構によって検出した場合、前記駆動源によって前記カバー部材を前記閉鎖位置に変位させる。
原稿供給口を閉鎖する閉鎖位置から原稿供給口を開放する開放位置にカバー部材を変位させた後、原稿供給口に原稿が供給されないと、原稿供給口から筐体内へと異物が侵入するおそれがある。この方法によれば、読取部による読み取りが行われない時間が所定時間を超えたときに、カバー部材が開放位置にあることを位置検出機構によって検出した場合、駆動源によってカバー部材を閉鎖位置に変位させる。そのため、読取部による読み取りが行われていないにもかかわらずカバー部材が開放位置にある時間を短くできるため、原稿供給口から筐体内への異物の侵入を抑制できる。
(M)複合機において、媒体に記録を行う記録部と、原稿の情報を読み取る読取部と、前記記録部と、前記読取部と、を収容する筐体と、前記筐体の上面に形成されて前記原稿が供給される原稿供給口と、前記筐体に配置され、前記原稿供給口を開放する開放位置と、前記原稿供給口を閉鎖する閉鎖位置と、に変位するカバー部材と、前記カバー部材を前記開放位置と前記閉鎖位置とに変位させる駆動源と、前記カバー部材の位置を検出する位置検出機構と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記駆動源によって前記カバー部材を前記開放位置と前記閉鎖位置とに変位させることが可能であり、前記読取部による読み取りが行われない時間が所定時間を超えたときに、前記カバー部材が前記開放位置にあることを前記位置検出機構によって検出した場合、前記駆動源によって前記カバー部材を前記閉鎖位置に変位させる。
原稿供給口を閉鎖する閉鎖位置から原稿供給口を開放する開放位置にカバー部材を変位させた後、原稿供給口に原稿が供給されないと、原稿供給口から筐体内へと異物が侵入するおそれがある。この構成によれば、制御部は、読取部による読み取りが行われない時間が所定時間を超えたときに、カバー部材が開放位置にあることを位置検出機構によって検出した場合、駆動源によってカバー部材を閉鎖位置に変位させる。そのため、読取部による読み取りが行われていないにもかかわらずカバー部材が開放位置にある時間を短くできるため、原稿供給口から筐体内への異物の侵入を抑制できる。
D2…搬送方向、P1…開放位置、P2…閉鎖位置、Tp…所定時間、X…幅方向、10…読取装置、11…筐体、16a…上面、20…媒体、22…記録部、29…制御部、40…カバー部材、42…第1領域、43…第2領域、45…開閉端部、45a…先端、46…目盛り、47…駆動源、61…原稿供給口、63…読取部、95…原稿、103…位置検出センサー、104…検出部。
Claims (13)
- 原稿の情報を読み取る読取部と、
前記読取部を収容する筐体と、
前記筐体の上面に形成されて前記原稿が供給される原稿供給口と、
前記筐体に配置され、前記原稿供給口を開放する開放位置と、前記原稿供給口を閉鎖する閉鎖位置と、に変位するカバー部材と、
前記カバー部材を前記開放位置と前記閉鎖位置とに変位させる駆動源と、
前記カバー部材の位置を検出する位置検出機構と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、前記駆動源によって前記カバー部材を前記開放位置と前記閉鎖位置とに変位させることが可能であり、前記読取部による読み取りが行われない時間が所定時間を超えたときに、前記カバー部材が前記開放位置にあることを前記位置検出機構によって検出した場合、前記駆動源によって前記カバー部材を前記閉鎖位置に変位させることを特徴とする読取装置。 - 前記制御部は、前記位置検出機構が検出した結果が、前記カバー部材が変位したことを示す場合、所定処理を実行させることを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
- 情報を報知する報知部を備え、
前記制御部は、前記読取部による読み取り中に、前記位置検出機構によって前記カバー部材が前記開放位置と前記閉鎖位置との間の位置に変位したことを検出した場合、前記所定処理として、前記カバー部材の位置の異常を前記報知部に報知させることを特徴とする請求項2に記載の読取装置。 - 前記制御部は、前記読取部による読み取り中に、前記位置検出機構によって前記カバー部材が前記開放位置と前記閉鎖位置との間の位置に変位したことを検出した場合、前記所定処理として、前記駆動源によって前記カバー部材の位置を前記開放位置に変位させる開放駆動処理を行うことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の読取装置。
- 情報を報知する報知部を備え、
前記制御部は、前記開放駆動処理を行った結果、前記位置検出機構によって前記カバー部材が前記開放位置にないことを検出した場合、前記カバー部材の位置の異常を前記報知部に報知させることを特徴とする請求項4に記載の読取装置。 - 前記制御部は、前記読取部による読み取り中に、前記位置検出機構によって前記カバー部材が前記閉鎖位置に変位したことを検出した場合、前記所定処理として、前記読取部に前記読み取りを停止させることを特徴とする請求項2~請求項5のうちいずれか一項に記載の読取装置。
- 情報を報知する報知部を備え、
前記制御部は、前記所定処理として前記読取部に前記読み取りを停止させる場合、前記カバー部材の位置の異常を前記報知部に報知させることを特徴とする請求項6に記載の読取装置。 - 前記筐体の外面に対向する位置に対象物があることを検出する検出部を備え、
前記制御部は、前記筐体の外面に対向する位置に前記対象物があることを前記検出部が検出したことに基づいて、前記駆動源によって前記カバー部材を前記開放位置に変位させることを特徴とする請求項1~請求項7のうちいずれか一項に記載の読取装置。 - 前記制御部は、前記筐体の外面に対向する位置に前記対象物があることを前記検出部が所定の検出時間検出した際に、前記駆動源によって前記カバー部材を前記開放位置に変位させることを特徴とする請求項8に記載の読取装置。
- 前記カバー部材が前記閉鎖位置にあるとき、前記カバー部材の上面は、前記筐体の上面と同じ高さ又は前記筐体の上面よりも低いことを特徴とする請求項1~請求項9のうちいずれか一項に記載の読取装置。
- 前記カバー部材は、前記原稿供給口から供給された前記原稿の搬送方向の上流側に開閉端部を有し、
前記カバー部材の上面には、前記搬送方向と交差する幅方向における目盛りがあり、
前記カバー部材の上面は、前記搬送方向に並んで配置された第1領域と、第2領域とを有し、
前記第1領域は、前記第2領域よりも、前記開閉端部の先端に位置する領域であり、
前記第1領域は、透光性を有し、
前記第2領域は、遮光性を有することを特徴とする請求項1~請求項10のうちいずれか一項に記載の読取装置。 - 原稿の情報を読み取る読取部と、
前記読取部を収容する筐体と、
前記筐体の上面に形成されて前記原稿が供給される原稿供給口と、
前記筐体に配置され、前記原稿供給口を開放する開放位置と、前記原稿供給口を閉鎖する閉鎖位置と、に変位するカバー部材と、
前記カバー部材を前記開放位置と前記閉鎖位置とに変位させる駆動源と、
前記カバー部材の位置を検出する位置検出機構と、を備える読取装置の制御方法であって、
前記読取部による読み取りが行われない時間が所定時間を超えたときに、前記カバー部材が前記開放位置にあることを前記位置検出機構によって検出した場合、前記駆動源によって前記カバー部材を前記閉鎖位置に変位させることを特徴とする読取装置の制御方法。 - 媒体に記録を行う記録部と、
原稿の情報を読み取る読取部と、
前記記録部と、前記読取部と、を収容する筐体と、
前記筐体の上面に形成されて前記原稿が供給される原稿供給口と、
前記筐体に配置され、前記原稿供給口を開放する開放位置と、前記原稿供給口を閉鎖する閉鎖位置と、に変位するカバー部材と、
前記カバー部材を前記開放位置と前記閉鎖位置とに変位させる駆動源と、
前記カバー部材の位置を検出する位置検出機構と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、前記駆動源によって前記カバー部材を前記開放位置と前記閉鎖位置とに変位させることが可能であり、前記読取部による読み取りが行われない時間が所定時間を超えたときに、前記カバー部材が前記開放位置にあることを前記位置検出機構によって検出した場合、前記駆動源によって前記カバー部材を前記閉鎖位置に変位させることを特徴とする複合機。
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