JP2023097380A - ヘッダー - Google Patents

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佑太 三島
Yuta Mishima
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Abstract

【課題】 要求流量が大きい水回り設備にも対応が容易なヘッダーを提供すること。【解決手段】 複数の出口部(第1出口部11~第4出口部14)のうち、入口部10から最も近い第1出口部11については、入口部10と同一軸線上に配置されており、入口部10から第1出口部11に至る流路に屈曲が無い。入口部10及び第1出口部11に対して給水給湯用パイプP1を接続するための構造は、第2出口部12~第4出口部14に対して給水給湯用パイプP2~P4を接続するための構造よりも呼び径の大きなパイプに対応する。入口部10から第1出口部11に至る流路(第1ヘッダーピース20の主流路21a)は、第2出口部12~第4出口部14にそれぞれ接続される流路(第2ヘッダーピース30の分岐流路32a、第3ヘッダーピース40の分岐流路42a、第4ヘッダーピース50の分岐流路52a)よりも内径が大きい。【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば、給水系や給湯系の配管システムに用いられるヘッダーに関する。
給水系や給湯系の配管システムに用いられ、給水主管や給湯主管等から複数の水回り設備に分岐して配管するためのヘッダーが知られている(例えば特許文献1)。
特開平9-144082号公報
従来のヘッダーにおいては、複数の分岐(出口部)のうち、入口部から最も近い出口部については、流路の屈曲に起因して圧力損失が大きくなっていた。また、複数の出口部のうち、入口部から遠い出口部については、流路の屈曲や入口部からの距離が遠いこと、入口部に近い出口部との分岐部分を経由すること等により、さらに圧力損失が大きくなっていた。そして、複数の出口部のうち、入口部から最も遠い出口部については、入口部と同一軸線上に配置して流路の屈曲を無くすことも可能ではあるが、やはり入口部からの距離が遠いことや入口部に近い出口部との分岐部分を複数経由すること等により、圧力損失が大きくなることは否めなかった。
近年の水回り設備(タンクレストイレやシャワー等)は、内部形状の複雑化等によって器機損失が増大傾向にあり、これに元圧の低さが重なると、比較的に圧力損失が小さいとされる前記ヘッダーを用いた工法であっても、当該水回り設備において要求流量を満たせない場合があった。
本発明の目的は、要求流量が大きい水回り設備にも対応が容易なヘッダーを提供すること。
請求項1の発明のヘッダーは、入口部と複数の出口部とを備え、前記複数の出口部のうち前記入口部から最も近い一の出口部については前記入口部と同一軸線上に配置されており、前記入口部及び前記一の出口部に対してパイプを接続するための構造は、前記複数の出口部のうち前記一の出口部とは別の出口部に対してパイプを接続するための構造よりも呼び径の大きなパイプに対応し、前記入口部から前記一の出口部に至る流路は、前記別の出口部にそれぞれ接続される流路よりも内径が大きい。
請求項2の発明のヘッダーは、1つの入口部と複数の出口部とを備え、さらに前記入口部と前記入口部から最も近い一の出口部とが同一軸線上に配置された第1ヘッダーピースと、前記第1ヘッダーピースに対して相対回動が可能に連結され、前記複数の出口部のうち前記一の出口部とは別の出口部を有する第2ヘッダーピースとを備えている。
第1実施形態のヘッダーを示す六面図。 第1実施形態の第1ヘッダーピースを示す六面図。 図1のA-A線断面図。 第2実施形態のヘッダーを示す六面図。 第3実施形態のヘッダーを示す六面図。 第4実施形態のヘッダーを示す六面図。 第5実施形態のヘッダーを示す六面図。 第6実施形態のヘッダーを示す六面図。 第7実施形態のヘッダーを示す六面図。 第8実施形態のヘッダーを示す六面図。 第9実施形態のヘッダーを示す六面図。 第9実施形態の第1ヘッダーピースを示す六面図。 図11のA-A線断面図。 第10実施形態のヘッダーを示す六面図。
以下、本発明を具体化した第1実施形態~第10実施形態について説明する。なお、第2実施形態~第10実施形態については第1実施形態との相違点についてのみ説明し、同一又は相当部材には同じ番号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
図1及び図3に示すように、本実施形態のヘッダーは、1つの入口部10と、複数(本実施形態においては4つ)の出口部(以降、第1出口部11~第4出口部14とする)とを備えている。ヘッダーは、入口部10と第1出口部11とを有する第1ヘッダーピース20と、第2出口部12を有する第2ヘッダーピース30と、第3出口部13を有する第3ヘッダーピース40と、第4出口部14を有する第4ヘッダーピース50とを備えている。
第1ヘッダーピース20と第2ヘッダーピース30とは、相対回動が可能に連結されている。第2ヘッダーピース30と第3ヘッダーピース40とは、相対回動が可能に連結されている。第3ヘッダーピース40と第4ヘッダーピース50とは、相対回動が可能に連結されている。これら相対回動の中心となる軸線Lは、相互に同一である。
図2及び図3に示すように、第1ヘッダーピース20は、内部に主流路21aを有する主管部21を備えている。第1ヘッダーピース20は、主管部21に直交して延びるとともに内部に分岐流路22aを有する分岐管部22を備えている。主流路21aの内径と分岐流路22aの内径とはほぼ同じとなっている。分岐管部22には凸状連結部22bが設けられている。主管部21と分岐管部22とは、それぞれポリフェニレンサルファイド樹脂等の合成樹脂(エンジニアリングプラスチック)により構成され、T字状に一体形成されている。
主管部21の両端部には、それぞれキャップ23が外嵌されている。各キャップ23には、大流量用(例えば呼び径が16A)の給水給湯用パイプP1を接続するための挿入口23aが形成されている。一方のキャップ23の挿入口23aがヘッダーの入口部10を構成し、他方のキャップ23の挿入口23aがヘッダーの第1出口部11を構成する。入口部10と第1出口部11とは同一軸線上に存在する。入口部10に接続された給水給湯用パイプP1は元栓へと繋がり、第1出口部11に接続された給水給湯用パイプP1は水回り設備へと繋がる。
主管部21の内周側からキャップ23の内周側にかけて、挿入された給水給湯用パイプP1の外周面をシールするためのゴム製のシールリング24や、給水給湯用パイプP1の挿入を案内するための挿入ガイド25や、挿入された給水給湯用パイプP1の外周面に食い込んで抜け止めするためのステンレス製のロックリング26が配置されている。
なお、キャップ23及び挿入ガイド25は、ポリフェニレンサルファイド樹脂やポリアセタール樹脂等の合成樹脂(エンジニアリングプラスチック)により構成されている。また、給水給湯用パイプP1は、ポリオレフィン(架橋ポリエチレン、ポリブテン等)等の合成樹脂により構成されている。
図1及び図3に示すように、第2ヘッダーピース30は、内部に主流路31aを有する主管部31を備えている。第2ヘッダーピース30は、主管部31に直交して延びるとともに内部に分岐流路32aを有する分岐管部32を備えている。主管部31と分岐管部32とは、それぞれポリフェニレンサルファイド樹脂等の合成樹脂(エンジニアリングプラスチック)により構成され、T字状に一体形成されている。
主流路31aの内径と第1ヘッダーピース20の分岐流路22aの内径とは、ほぼ同じとなっている。分岐流路32aの内径は、主流路31aの内径よりも小さい。
主管部31の一端部には凸状連結部31bが設けられている。主管部31の他端部には凹状連結部31cが設けられている。凹状連結部31cには、第1ヘッダーピース20の凸状連結部22bが、相対回動を可能とするように嵌合されている。凹状連結部31cと第1ヘッダーピース20の凸状連結部22bとは、両者間に介在された弾性を有する金属製のCリング27によって抜け止めされているとともに、両者間に介在されたゴム製のシールリング28によってシールされている。
分岐管部32にはキャップ33が外嵌されている。キャップ33には、大流量用ではない(例えば呼び径が13A)の給水給湯用パイプP2を接続するための挿入口33aが形成されている。挿入口33aがヘッダーの第2出口部12を構成する。
分岐管部32の内周側からキャップ33の内周側にかけて、挿入された給水給湯用パイプP2の外周面をシールするためのゴム製のシールリング34や、給水給湯用パイプP2の挿入を案内するための挿入ガイド35や、挿入された給水給湯用パイプP2の外周面に食い込んで抜け止めするためのステンレス製のロックリング36が配置されている。
なお、キャップ33及び挿入ガイド35は、ポリフェニレンサルファイド樹脂やポリアセタール樹脂等の合成樹脂(エンジニアリングプラスチック)により構成されている。また、給水給湯用パイプP2は、ポリオレフィン(架橋ポリエチレン、ポリブテン等)等の合成樹脂により構成されている。
図1及び図3に示すように、第3ヘッダーピース40は、内部に主流路41aを有する主管部41を備えている。第3ヘッダーピース40は、主管部41に直交して延びるとともに内部に分岐流路42aを有する分岐管部42を備えている。主管部41と分岐管部42とは、それぞれポリフェニレンサルファイド樹脂等の合成樹脂(エンジニアリングプラスチック)により構成され、T字状に一体形成されている。
主流路41aの内径と第1ヘッダーピース20の分岐流路22aの内径とは、ほぼ同じとなっている。分岐流路42aの内径は、主流路41aの内径よりも小さい。
主管部41の一端部には凸状連結部41bが設けられている。主管部41の他端部には凹状連結部41cが設けられている。凹状連結部41cには、第2ヘッダーピース30の凸状連結部31bが、相対回動を可能とするように嵌合されている。凹状連結部41cと第2ヘッダーピース30の凸状連結部31bとは、両者間に介在された弾性を有する金属製のCリング37によって抜け止めされているとともに、両者間に介在されたゴム製のシールリング38によってシールされている。
分岐管部42にはキャップ43が外嵌されている。キャップ43には、大流量用ではない(例えば呼び径が13A)の給水給湯用パイプP3を接続するための挿入口43aが形成されている。挿入口43aがヘッダーの第3出口部13を構成する。
分岐管部42の内周側からキャップ43の内周側にかけて、挿入された給水給湯用パイプP3の外周面をシールするためのゴム製のシールリング44や、給水給湯用パイプP3の挿入を案内するための挿入ガイド45や、挿入された給水給湯用パイプP3の外周面に食い込んで抜け止めするためのステンレス製のロックリング46が配置されている。
なお、キャップ43及び挿入ガイド45は、ポリフェニレンサルファイド樹脂やポリアセタール樹脂等の合成樹脂(エンジニアリングプラスチック)により構成されている。また、給水給湯用パイプP3は、ポリオレフィン(架橋ポリエチレン、ポリブテン等)等の合成樹脂により構成されている。
図1及び図3に示すように、第4ヘッダーピース50は、内部に主流路51aを有する主管部51を備えている。第4ヘッダーピース50は、主管部51に直交して延びるとともに内部に分岐流路52aを有する分岐管部52を備えている。主管部51と分岐管部52とは、それぞれポリフェニレンサルファイド樹脂等の合成樹脂(エンジニアリングプラスチック)により構成され、L字状に一体形成されている。
主流路51aの内径と分岐流路52aの内径とは、ほぼ同じである。主流路51aの内径は、第1ヘッダーピース20の分岐流路22aの内径よりも小さい。
主管部51の端部には凹状連結部51bが設けられている。凹状連結部51bには、第3ヘッダーピース40の凸状連結部41bが、相対回動を可能とするように嵌合されている。凹状連結部51bと第3ヘッダーピース40の凸状連結部41bとは、両者間に介在された弾性を有する金属製のCリング47によって抜け止めされているとともに、両者間に介在されたゴム製のシールリング48によってシールされている。
分岐管部52にはキャップ53が外嵌されている。キャップ53には、大流量用ではない(例えば呼び径が13A)の給水給湯用パイプP4を接続するための挿入口53aが形成されている。挿入口53aがヘッダーの第4出口部14を構成する。
分岐管部52の内周側からキャップ53の内周側にかけて、挿入された給水給湯用パイプP4の外周面をシールするためのゴム製のシールリング54や、給水給湯用パイプP4の挿入を案内するための挿入ガイド55や、挿入された給水給湯用パイプP4の外周面に食い込んで抜け止めするためのステンレス製のロックリング56が配置されている。
なお、キャップ53及び挿入ガイド55は、ポリフェニレンサルファイド樹脂やポリアセタール樹脂等の合成樹脂(エンジニアリングプラスチック)により構成されている。また、給水給湯用パイプP4は、ポリオレフィン(架橋ポリエチレン、ポリブテン等)等の合成樹脂により構成されている。
本実施形態のヘッダーは、複数の出口部(第1出口部11~第4出口部14)のうち、入口部10から最も近い第1出口部11については、入口部10と同一軸線上に配置されており、よって入口部10から第1出口部11に至る湯水の流路に屈曲が無い。入口部10及び第1出口部11に対して給水給湯用パイプP1を接続するための構造は、第2出口部12~第4出口部14に対して給水給湯用パイプP2~P4を接続するための構造よりも呼び径の大きなパイプに対応する。入口部10から第1出口部11に至る流路(第1ヘッダーピース20の主流路21a)は、第2出口部12~第4出口部14にそれぞれ接続される流路(第2ヘッダーピース30の分岐流路32a、第3ヘッダーピース40の分岐流路42a、第4ヘッダーピース50の分岐流路52a)よりも内径が大きい。
本実施形態のヘッダーによれば、これら要因の複合により、入口部10から第1出口部11に至る湯水の圧力損失を小さくでき、例えば第1出口部11に繋がる水回り設備(タンクレストイレやシャワー等)の器機損失が大きく、これに元圧の低さが重なったとしても、当該水回り設備の要求流量を十分に満たすことができる。
(第2実施形態)
図4は第2実施形態のヘッダーを示している。本実施形態のヘッダーは、第2ヘッダーピース30と第3ヘッダーピース40とが一体化されており、第2ヘッダーピース30と第3ヘッダーピース40とは相対回動が不能となっている。第3ヘッダーピース40と第4ヘッダーピース50とが一体化されており、第3ヘッダーピース40と第4ヘッダーピース50とは相対回動が不能となっている。
(第3実施形態)
図5は第3実施形態のヘッダーを示している。第1実施形態のヘッダーは、入口部10及び第1出口部11~第4出口部14に対して給水給湯用パイプP1~P4を接続するための構造に、給水給湯用パイプの外周面をシールリング24,34,44,54によってシールする所謂外径シール構造が採用されている(図3参照)。それに対して本実施形態のヘッダーは、図示しないが、給水給湯用パイプP1~P4の内周面をシールリングによってシールする所謂内径シール構造が採用されている。
(第4実施形態)
図6は第4実施形態のヘッダーを示している。本実施形態のヘッダーは、第1ヘッダーピース20~第4ヘッダーピース50の主要な部材が、それぞれ銅合金(黄銅又は青銅等)等の金属により構成されている。
(第5実施形態)
図7は第5実施形態のヘッダーを示している。本実施形態のヘッダーは、第1ヘッダーピース20~第4ヘッダーピース50の主要な部材が、それぞれ銅合金(黄銅又は青銅等)等の金属により構成されている。第2ヘッダーピース30と第3ヘッダーピース40とが一体化されており、第2ヘッダーピース30と第3ヘッダーピース40とは相対回動が不能となっている。第3ヘッダーピース40と第4ヘッダーピース50とが一体化されており、第3ヘッダーピース40と第4ヘッダーピース50とは相対回動が不能となっている。
(第6実施形態)
図8は第6実施形態のヘッダーを示している。本実施形態のヘッダーは、第1ヘッダーピース20~第4ヘッダーピース50の主要な部材が、それぞれ銅合金(黄銅又は青銅等)等の金属により構成されている。第2ヘッダーピース30と第3ヘッダーピース40とが一体化されており、第2ヘッダーピース30と第3ヘッダーピース40とは相対回動が不能となっている。第3ヘッダーピース40と第4ヘッダーピース50とが一体化されており、第3ヘッダーピース40と第4ヘッダーピース50とは相対回動が不能となっている。
本実施形態のヘッダーは、第2ヘッダーピース30~第4ヘッダーピース50のそれぞれにおいて、第2出口部12~第4出口部14に対して給水給湯用パイプP1~P4(図3参照)を接続するための構造が、雌ネジ70により構成されている。雌ネジ70には図示しない継手の一端がねじ込まれ、当該継手の他端に給水給湯用パイプP1~P4が接続される。
(第7実施形態)
図9は第7実施形態のヘッダーを示している。本実施形態のヘッダーは、第1ヘッダーピース20と第2ヘッダーピース30とが一体化されており、第1ヘッダーピース20と第2ヘッダーピース30とは相対回動が不能となっている。第2ヘッダーピース30と第3ヘッダーピース40とが一体化されており、第2ヘッダーピース30と第3ヘッダーピース40とは相対回動が不能となっている。
第3ヘッダーピース40には、第5出口部15を有する第5ヘッダーピース60が一体化されており、第3ヘッダーピース40と第5ヘッダーピース60とは相対回動が不能となっている。第5ヘッダーピース60は第3ヘッダーピース40と同様な構成である。第5ヘッダーピース60と第4ヘッダーピース50とが一体化されており、第5ヘッダーピース60と第4ヘッダーピース50とは相対回動が不能となっている。
本実施形態のヘッダーは、入口部10及び第1出口部11~第5出口部15に対して給水給湯用パイプP1~P4(図3参照。第5出口部15に接続されるパイプについては図示しない)を接続するための構造が、入口部10及び第1出口部11~第5出口部15の各パイプ形状に対して図示しない継手を装着し、当該継手を介して給水給湯用パイプP1~P4を接続するものである。
なお、入口部10及び第1出口部11~第5出口部15の各パイプ形状は、ポリオレフィン(架橋ポリエチレン、ポリブテン等)等の合成樹脂で構成されている。第1ヘッダーピース20~第5ヘッダーピース60において、入口部10及び第1出口部11~第5出口部15の各パイプ形状以外の部分は、非架橋ポリオレフィン(樹脂非架橋ポリエチレン樹脂、非架橋ポリブテン樹脂等)等の合成樹脂で構成されている。
(第8実施形態)
図10は第8実施形態のヘッダーを示している。本実施形態のヘッダーは、第1ヘッダーピース20と第2ヘッダーピース30とが一体化されており、第1ヘッダーピース20と第2ヘッダーピース30とは相対回動が不能となっている。第2ヘッダーピース30と第3ヘッダーピース40とが一体化されており、第2ヘッダーピース30と第3ヘッダーピース40とは相対回動が不能となっている。
第3ヘッダーピース40には、第5出口部15を有する第5ヘッダーピース60が一体化されており、第3ヘッダーピース40と第5ヘッダーピース60とは相対回動が不能となっている。第5ヘッダーピース60は第3ヘッダーピース40と同様な構成である。第5ヘッダーピース60と第4ヘッダーピース50とが一体化されており、第5ヘッダーピース60と第4ヘッダーピース50とは相対回動が不能となっている。
本実施形態のヘッダーは、入口部10及び第1出口部11に対して給水給湯用パイプP1(図3参照。本実施形態においては端部にフランジ部を有する金属製)を接続するための構造が、ルーズフランジ71により構成されている。
本実施形態のヘッダーは、第2出口部12~第5出口部15に対して給水給湯用パイプP2~P4(図3参照。第5出口部15に接続されるパイプについては図示しない)を接続するための構造が、第2出口部12~第5出口部15の各パイプ形状に対して図示しない継手を装着し、当該継手を介して給水給湯用パイプP1~P4を接続するものである。
なお、第2出口部12~第5出口部15の各パイプ形状は、ポリオレフィン(架橋ポリエチレン、ポリブテン等)等の合成樹脂で構成されている。第1ヘッダーピース20~第5ヘッダーピース60において、フランジ71及び第2出口部12~第5出口部15の各パイプ形状以外の部分は、非架橋ポリオレフィン(樹脂非架橋ポリエチレン樹脂、非架橋ポリブテン樹脂等)等の合成樹脂で構成されている。
(第9実施形態)
図11~図13は第9実施形態のヘッダーを示している。本実施形態のヘッダーは、第1ヘッダーピース20と第2ヘッダーピース30とが、相対回動可能に連結されている。第2ヘッダーピース30と第3ヘッダーピース40とが、相対回動可能に連結されている。第3ヘッダーピース40と第4ヘッダーピース50とが、相対回動可能に連結されている。
図13に示すように、本実施形態の第1ヘッダーピース20は、給水給湯用パイプP1の挿入を案内するための挿入ガイド25を備える代わりに、主流路21aに給水給湯用パイプP1を当接規制するための段差81と、給水給湯用パイプP1の端面に挿入し給水給湯用パイプP1を矯正する円筒状のインコア82を備えている。インコア82が給水給湯用パイプP1内に没入することは、インコア82の端部に形成されたフランジ82aによって当接規制されている。給水給湯用パイプP1は、インコア82の先端面が、段差81に当接する位置まで、主流路21aに挿入されている。
また、第1ヘッダーピース20は、シールリング24が複数(本実施形態では、入口部10側に2つ、第1出口部11側に2つ)配置されており、シールリング24の間には、シールリング同士の摩擦を抑制するためのスペーサ83が配置されている。
なお、インコア82は銅合金などの金属により構成されている。また、スペーサ83は、ポリフェニレンサルファイド樹脂やポリアセタール樹脂等の合成樹脂(エンジニアリングプラスチック)により構成されている。
図11~図13に示すように、第2ヘッダーピース30の凹状連結部31cには、第1ヘッダーピース20の凸状連結部22bが、相対回動を可能とするように嵌合されている。なお、本実施形態の第1ヘッダーピース20の凸状連結部22bは円筒状に形成されている。また、凹状連結部31cは、分岐管部32と同様の構成となっている。以下に凹状連結部31cの構成を説明する。
凹状連結部31cにはキャップ91が外嵌されている。キャップ91には、第1ヘッダーピース20の凸状連結部22bを接続するための挿入口91aが形成されている。
凹状連結部31cの内周側からキャップ91の内周側にかけて、挿入された第1ヘッダーピース20の凸状連結部22bの外周面をシールするためのゴム製のシールリング92や、第1ヘッダーピース20の凸状連結部22bの挿入を案内するための挿入ガイド93や、挿入された第1ヘッダーピース20の凸状連結部22bの外周面に食い込んで抜け止めするためのステンレス製のロックリング94が配置されている。
なお、キャップ91及び挿入ガイド93は、ポリフェニレンサルファイド樹脂やポリアセタール樹脂等の合成樹脂(エンジニアリングプラスチック)により構成されている。
第2ヘッダーピース30の凹状連結部31cを、分岐管部32と同様の構成とすることで、第1ヘッダーピース20が第2ヘッダーピース30に連結されていなくとも、第2ヘッダーピース30の凹状連結部31cを入口部としたヘッダーとして使用することができる。そして、配管の増設に応じて、第2ヘッダーピース30に第1ヘッダーピース20を連結し、入口部および出口部を増設することができる。
(第10実施形態)
図14は第10実施形態のヘッダーを示している。本実施形態のヘッダーは、第2ヘッダーピース30と第3ヘッダーピース40とが一体化されており、第2ヘッダーピース30と第3ヘッダーピース40とは相対回動が不能となっている。第3ヘッダーピース40と第4ヘッダーピース50とが一体化されており、第3ヘッダーピース40と第4ヘッダーピース50とは相対回動が不能となっている。
なお、本実施形態の第1ヘッダーピース20は、第9実施形態と同じもの(図12参照)を使用している。第9実施形態および第10実施形態は第1ヘッダーピース20~第4ヘッダーピース50の主要な部材が合成樹脂により構成されたヘッダーであるが、第9実施形態と同じ構成の第1ヘッダーピース20を用いて、第1ヘッダーピース20~第4ヘッダーピース50の主要な部材が銅合金(黄銅又は青銅等)等の金属により構成されたヘッダーとしてもよい。
(別例)
上記実施形態は、例えば以下のように変更できる。
○入口部10及び第1出口部11に対して給水給湯用パイプP1を接続するための構造は、必ずしも全ての第2出口部12~第4出口部14に対して給水給湯用パイプP2~P4を接続するための構造よりも呼び径の大きなパイプに対応しなくてもよい。
○入口部10から第1出口部11に至る流路は、必ずしも全ての第2出口部12~第4出口部14にそれぞれ接続される流路よりも内径が大きくなくてもよい。
10…入口部、11…第1出口部(一の出口部)、12…第2出口部(別の出口部)、13…第3出口部(別の出口部)、14…第4出口部(別の出口部)、15…第5出口部(別の出口部)。

20…第1ヘッダーピース、21…主管部(a…主流路)、22…分岐管部(a…分岐流路、b…凸状連結部)、23…キャップ(a…挿入口)、24…シールリング、25…挿入ガイド、26…ロックリング、27…Cリング、28…シールリング。

30…第2ヘッダーピース、31…主管部(a…主流路、b…凸状連結部、c…凹状連結部)、32…分岐管部(a…分岐流路)、33…キャップ(a…挿入口)、34…シールリング、35…挿入ガイド、36…ロックリング、37…Cリング、38…シールリング。

40…第3ヘッダーピース、41…主管部(a…主流路、b…凸状連結部、c…凹状連結部)、42…分岐管部(a…分岐流路)、43…キャップ(a…挿入口)、44…シールリング、45…挿入ガイド、46…ロックリング、47…Cリング、48…シールリング。

50…第4ヘッダーピース、51…主管部(a…主流路、b…凹状連結部)、52…分岐管部(a…分岐流路)、53…キャップ(a…挿入口)、54…シールリング、55…挿入ガイド、56…ロックリング。

60…第5ヘッダーピース。

70…雌ネジ、71…ルーズフランジ。

81…段差、82…インコア(a…フランジ)、83…スペーサ。

91…キャップ(a…挿入口)、92…シールリング、93…挿入ガイド、94…ロックリング。

L…軸線、P1~P4…給水給湯用パイプ。

Claims (2)

  1. 入口部と複数の出口部とを備え、前記複数の出口部のうち前記入口部から最も近い一の出口部については前記入口部と同一軸線上に配置されており、前記入口部及び前記一の出口部に対してパイプを接続するための構造は、前記複数の出口部のうち前記一の出口部とは別の出口部に対してパイプを接続するための構造よりも呼び径の大きなパイプに対応し、前記入口部から前記一の出口部に至る流路は、前記別の出口部にそれぞれ接続される流路よりも内径が大きいヘッダー。
  2. 1つの入口部と複数の出口部とを備えたヘッダーであって、前記入口部と前記入口部から最も近い一の出口部とが同一軸線上に配置された第1ヘッダーピースと、前記第1ヘッダーピースに対して相対回動が可能に連結され、前記複数の出口部のうち前記一の出口部とは別の出口部を有する第2ヘッダーピースとを備えたヘッダー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102652744B1 (ko) * 2023-07-25 2024-03-29 주식회사 새롬테크 냉온수 분배기용 배관 연결 구조

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