JP2023091404A - ブレーカー、安全回路及び2次電池パック - Google Patents

ブレーカー、安全回路及び2次電池パック Download PDF

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Abstract

【課題】ケースの溶着時に生ずる溶融樹脂の収容凹部への流入を抑制できるブレーカーを提供する。【解決手段】ブレーカー1は、固定接点21と、可動接点41を有する可動片4と、温度変化に伴って変形する熱応動素子5と、固定接点21、及び熱応動素子5を収容するための収容凹部73が形成されたケース本体7と、可動片4と一体化され、ケース本体7に固着されて収容凹部73を覆う蓋部材8とを備える。可動片4は、蓋部材8の外側に突出し、外部回路に接続される端子42と、弾性部44と端子42との間で蓋部材8に埋設されて固定される固定部43を有する。蓋部材8は、固定部43を埋設するためにケース本体7の側に突出する凸部81を有する。ケース本体7は、凸部81と溶着される溶着部74及び収容凹部73と溶着部74との間で蓋部材8の側に突出する突出部75を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、電気機器等に内蔵される小型のブレーカー等に関する。
従来、各種電気機器の2次電池やモーターやヒーター等の保護装置(安全回路)としてブレーカーが使用されている(例えば、特許文献1参照)。
WO2011/105175号公報
上記特許文献1には、ケース本体と蓋部材とが超音波溶着されてケースを構成するブレーカーが開示されている。ケース本体には、熱応動素子を収容する収容凹部が形成されている。
しかしながら、ケースの溶着の際に生じる溶融樹脂が過大になり収容凹部に流入すると、熱応動素子及び可動片の動きを阻害し、ブレーカーの動作不良が生ずるおそれがある。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、ケースの溶着時に生ずる溶融樹脂の収容凹部への流入を抑制できるブレーカーを提供することを主たる目的としている。
本発明は、固定接点と、板状に形成され、弾性変形する弾性部及び該弾性部の一端部に可動接点を有し、前記可動接点を前記固定接点に押圧して接触させる可動片と、温度変化に伴って変形することにより、前記可動片を前記可動接点が前記固定接点に接触する導通状態から前記可動接点が前記固定接点から離隔する遮断状態に移行させる熱応動素子と、前記固定接点、及び前記熱応動素子を収容するための収容凹部が形成された第1樹脂ケースと、前記可動片と一体化され、前記第1樹脂ケースに固着されて前記収容凹部を覆う第2樹脂ケースとを備えたブレーカーであって、前記可動片は、前記第2樹脂ケースの外側に突出し、外部回路に接続される端子と、前記弾性部と前記端子との間で前記第2樹脂ケースに埋設されて固定される固定部を有し、前記第2樹脂ケースは、前記固定部を埋設するために前記第1樹脂ケースの側に突出する凸部を有し、前記第1樹脂ケースは、前記凸部と溶着される溶着部及び前記収容凹部と前記溶着部との間で前記第2樹脂ケースの側に突出する突出部を有する。
本発明に係る前記ブレーカーにおいて、前記凸部の先端部には、前記溶着部と当接し溶融したリブ跡が形成されている、ことが望ましい。
本発明に係る前記ブレーカーにおいて、前記リブ跡は、前記第2樹脂ケースの外縁に沿って連続的に延長され、前記凸部に形成された第1部と前記凸部以外に形成された第2部とを有し、前記外縁に沿った単位長さあたりの前記第1部の体積は、前記単位長さあたりの前記第2部の体積よりも大きい、ことが望ましい。
本発明に係る前記ブレーカーにおいて、前記溶着部には、前記凸部の先端部と当接し溶融したリブ跡が形成されている、ことが望ましい。
本発明に係る前記ブレーカーにおいて、前記リブ跡は、前記第1樹脂ケースの外縁に沿って連続的に延長され、前記溶着部に形成された第1部と前記溶着部以外に形成された第2部とを有し、前記外縁に沿った単位長さあたりの前記第1部の体積は、前記単位長さあたりの前記第2部の体積よりも大きい、ことが望ましい。
本発明に係る前記ブレーカーにおいて、前記突出部と前記リブ跡との間に、樹脂溜め部を有する、ことが望ましい。
本発明に係る前記ブレーカーにおいて、前記樹脂溜め部は、前記溶着部の形成面から陥没している、ことが望ましい。
本発明に係る前記ブレーカーにおいて、前記突出部の先端と前記可動片との間に隙間が設けられている、ことが望ましい。
本発明は、前記ブレーカーを備える、電気機器用の安全回路である。
本発明は、前記ブレーカーを備える、2次電池パックである。
本発明のブレーカーでは、第2樹脂ケースは、可動片の固定部を埋設するために第1樹脂ケースの側に突出する凸部を有し、第1樹脂ケースは、凸部と溶着される溶着部を有する。第1樹脂ケースと第2樹脂ケースとの溶着の際には、凸部及び溶着部を構成する樹脂が溶融する。本発明のブレーカーでは、溶融した樹脂が、収容凹部と溶着部との間で第2樹脂ケースの側に突出する突出部によって堰き止められ、収容凹部への流入が抑制される。これにより、熱応動素子及び可動片の動きが円滑となり、安定したブレーカーの動作が得られる。
本発明によって製造されるブレーカーの組立前の状態を示す斜視図。 通常の充電又は放電状態における上記ブレーカーを示す断面図。 過充電状態又は異常時などにおける上記ブレーカーを示す断面図。 可動片及びカバー片が埋設された蓋部材を示す斜視図。 固定片が埋設されたケース本体を示す斜視図。 図2の溶着部、突出部、凸部及びその周辺を拡大して示す断面図。 図3の溶着部、突出部、凸部及びその周辺を拡大して示す断面図。 本発明の上記ブレーカーを備えた2次電池パックの構成を示す平面図。 本発明の上記ブレーカーを備えた安全回路の回路図。
本発明の一実施形態によるブレーカーについて図面を参照して説明する。図1乃至図3は、本発明によって製造されるブレーカー1の構成を示している。ブレーカー1は、電気機器等に実装され、過度な温度上昇又は過電流から電気機器を保護する。
ブレーカー1は、固定接点21を有する固定片2と、一端部に可動接点41を有する可動片4と、温度変化に伴って変形する熱応動素子5と、PTC(Positive Temperature Coefficient)サーミスター6と、固定片2、可動片4、熱応動素子5及びPTCサーミスター6を収容する樹脂ケース10等によって構成されている。樹脂ケース10は、ケース本体(第1樹脂ケース)7とケース本体7の上面に装着される蓋部材(第2樹脂ケース)8等によって構成されている。
固定片2は、例えば、銅等を主成分とする金属板(この他、銅-チタニウム合金、洋白、黄銅などの金属板)をプレス加工することにより形成され、インサート成形によりケース本体7に埋め込まれている。固定片2の一端側には外部回路と電気的に接続される端子22が形成され、他端側には、PTCサーミスター6を支持する支持部23が形成されている。端子22は、ケース本体7の外側に突出している。PTCサーミスター6は、固定片2の支持部23に3箇所形成された凸状の突起(ダボ)24の上に載置されて、突起24に支持される。固定片2が階段状に曲げられることにより、固定接点21と支持部23とが段違いに配置され、PTCサーミスター6を収納する空間が容易に確保される。
固定接点21は、銀、ニッケル、ニッケル-銀合金の他、銅-銀合金、金-銀合金などの導電性の良い材料のクラッド、メッキ、溶接又は塗布等により可動接点41に対向する位置に形成され、ケース本体7の内部に形成されている開口73aの一部から露出されている。端子22はケース本体7の端縁から外側に突き出されている。支持部23は、ケース本体7の内部に形成されている開口73dから露出されている。
本出願においては、特に断りのない限り、固定片2において、固定接点21が形成されている側の面(すなわち図1において上側の面)を第1面、その反対側の面を第2面として説明している。他の部品、例えば、可動片4及び熱応動素子5、PTCサーミスター6、樹脂ケース10等についても同様である。
可動片4は、銅等を主成分とする板状の金属材料をプレス加工することにより、長手方向の中心線に対して対称なアーム状に形成されている。可動片4の一部(後述する固定部43)は、蓋部材8にインサート成形により埋め込まれ、蓋部材8と一体化されている。
可動片4の長手方向の一端部には、可動接点41が形成されている。可動接点41は、例えば、固定接点21と同等の材料によって形成され、溶接の他、クラッド、かしめ(crimping)等の手法によって可動片4の一端部に接合されている。
可動片4の他端部には、外部回路と電気的に接続される端子42が形成されている。端子42は、蓋部材8の端縁から外側に突き出されている。可動接点41と端子42との間には、蓋部材8に埋設され固定される固定部43が設けられている。固定部43は端子42の側に配されている。
可動片4は、可動接点41と固定部43との間に、弾性部44を有している。弾性部44は、固定部43から可動接点41の側に延出されている。可動片4は、弾性部44の基端側の固定部43で、蓋部材8によって片持ち支持され、その状態で弾性部44が第1面の側に弾性変形することにより、弾性部44の先端部に形成されている可動接点41が固定接点21の側に押圧されて接触し、固定片2と可動片4とが通電可能となる。
可動片4は、弾性部44において、プレス加工により湾曲又は屈曲されているのが望ましい。湾曲又は屈曲の度合いは、熱応動素子5を収納できる限り特に限定はなく、動作温度及び復帰温度における弾性力、接点の押圧力などを考慮して適宜設定すればよい。また、弾性部44の第2面には、熱応動素子5に対向して一対の突起(接触部)44a,44bが形成されている。突起44a,44bと熱応動素子5とは接触して、突起44a,44bを介して熱応動素子5の変形が弾性部44に伝達される(図1、図2及び図3参照)。
熱応動素子5は、可動片4とPTCサーミスター6との間に配されている。すなわち、熱応動素子5は、後述するPTCサーミスター6の第1面上に載置されている。熱応動素子5は、温度変化に伴って変形することにより、可動片4の状態を可動接点41が固定接点21に接触する導通状態から可動接点41が固定接点21から離隔する遮断状態に移行させる。熱応動素子5は、熱膨張率の異なる薄板材を積層することにより板状に形成され、断面が円弧状に湾曲した初期形状をなしている。過熱により反転動作温度に達すると、熱応動素子5の湾曲形状は、スナップモーションを伴って逆反りし、冷却により正転復帰温度を下回ると復元する。熱応動素子5の初期形状は、プレス加工により形成することができる。所期の温度で熱応動素子5の逆反り変形により可動片4の弾性部44が押し上げられ、かつ弾性部44の弾性力により元に戻る限り、熱応動素子5の材料及び形状は特に限定されるものでないが、生産性及び逆反り変形の効率性の観点から矩形状が望ましい。
熱応動素子5の材料としては、洋白、黄銅、ステンレス鋼等の各種の合金からなる熱膨張率の異なる2種類の材料を積層したものが、所要条件に応じて組み合わせて使用される。例えば、安定した反転動作温度及び正転復帰温度が得られる熱応動素子5の材料としては、高膨脹側に銅-ニッケル-マンガン合金、低膨脹側に鉄-ニッケル合金を組み合わせたものが望ましい。また、化学的安定性の観点からさらに望ましい材料として、高膨脹側に鉄-ニッケル-クロム合金、低膨脹側に鉄-ニッケル合金を組み合わせたものが挙げられる。さらにまた、化学的安定性及び加工性の観点からさらに望ましい材料として、高膨脹側に鉄-ニッケル-クロム合金、低膨脹側に鉄-ニッケル-コバルト合金を組み合わせたものが挙げられる。
PTCサーミスター6は、可動片4が遮断状態にあるとき、熱応動素子5を介して固定片2と可動片4とを導通させる。PTCサーミスター6は、固定片2と熱応動素子5との間に配設されている。すなわち、PTCサーミスター6を挟んで、固定片2の支持部23は熱応動素子5の直下に位置している。熱応動素子5の逆反り変形により固定片2と可動片4との通電が遮断されたとき、PTCサーミスター6に流れる電流が増大する。PTCサーミスター6は、温度上昇と共に抵抗値が増大して電流を制限する正特性サーミスターであれば、作動電流、作動電圧、作動温度、復帰温度などの必要に応じて種類を選択でき、その材料及び形状はこれらの諸特性を損なわない限り特に限定されるものではない。本実施形態では、チタニウム酸バリウム、チタニウム酸ストロンチウム又はチタニウム酸カルシウムを含むセラミック焼結体が用いられる。セラミック焼結体の他、ポリマーにカーボン等の導電性粒子を含有させたいわゆるポリマーPTCを用いてもよい。
樹脂ケース10を構成するケース本体7及び蓋部材8は、難燃性のポリアミド、耐熱性に優れたポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などの熱可塑性樹脂により成形されている。上述した樹脂と同等以上の特性が得られるのであれば、樹脂以外の材料を適用してもよい。
ケース本体7の第1面側には、固定接点21、可動片4、熱応動素子5及びPTCサーミスター6などを収容するための内部空間である収容凹部73が形成されている。収容凹部73は、固定接点21、可動片4を収容するための開口73a、可動片4及び熱応動素子5を収容するための開口73c、並びに、PTCサーミスター6を収容するための開口73d等を有している。なお、ケース本体7に組み込まれた可動片4、熱応動素子5の端縁は、収容凹部73を構成する枠によってそれぞれ当接され、熱応動素子5の逆反り変形時に案内される。すなわち、収容凹部73は、可動片4及び熱応動素子5を変形可能に収容する。
蓋部材8は、収容凹部73を覆うように構成されている。蓋部材8は、収容凹部73の少なくとも一部を覆う形態であってもよい。蓋部材8には、銅等を主成分とする金属板又はステンレス鋼等のカバー片9がインサート成形によって埋め込まれている。カバー片9は、可動片4の固定部43の第1面と当接した状態で、固定部43と共に蓋部材8に埋設される。カバー片9は、可動片4の動きを規制すると共に、蓋部材8ひいては筐体としての樹脂ケース10の剛性・強度を高めつつブレーカー1の小型化に貢献する。
ケース本体7及び蓋部材8は、上記樹脂材料を用いた射出成形により形成される。既に述べたように、ケース本体7には、固定片2がインサートされ、蓋部材8には、可動片4及びカバー片9がインサートされる。
図1が示すように、固定片2、可動片4、熱応動素子5及びPTCサーミスター6等を収容したケース本体7の開口73a、73c等を塞ぐように、蓋部材8が、ケース本体7に装着される。蓋部材8によって収容凹部73を覆われる。ケース本体7と蓋部材8とは、例えば超音波溶着によって接合される。これにより、樹脂ケース10が形成される。
図2及び図3は、ブレーカー1の動作の概略を示している。図2は、通常の充電又は放電状態におけるブレーカー1の動作を示している。通常の充電又は放電状態においては、熱応動素子5は逆反り前の初期形状を維持している。弾性部44によって可動接点41が固定接点21の側に押圧されることにより、可動接点41と固定接点21とが接触し、可動片4の弾性部44を介してブレーカー1の固定片2と可動片4とが導通可能な状態とされる。
可動片4の弾性部44と熱応動素子5とは接触していてもよい。この場合、可動片4、熱応動素子5、PTCサーミスター6及び固定片2は、回路として導通している。しかし、PTCサーミスター6の抵抗は、可動片4の抵抗に比べて圧倒的に大きいため、PTCサーミスター6を流れる電流は、固定接点21及び可動接点41を流れる量に比して実質的に無視できる程度である。
図3は、過充電状態又は異常時などにおけるブレーカー1の動作を示している。熱膨張率の異なる薄板材が積層された構造の熱応動素子5は、温度上昇に伴い、図2に示される湾曲した初期形状が是正されるように変形する。そして、動作温度に達した熱応動素子5は、図3に示されるように逆反り形状にスナップ変形する。これにより、熱応動素子5が可動片4の弾性部44と接触し、熱応動素子5によって弾性部44が押し上げられて固定接点21と可動接点41とが離隔する。このとき、固定接点21と可動接点41の間を流れていた電流は遮断される。一方、熱応動素子5は、可動片4と接触して、僅かな漏れ電流が熱応動素子5及びPTCサーミスター6を通して流れることとなる。すなわち、PTCサーミスター6は、可動片4を遮断状態に移行させている熱応動素子5を介して、固定片2と可動片4とを導通させる。PTCサーミスター6は、このような漏れ電流の流れる限り発熱を続け、熱応動素子5を逆反り状態に維持させつつ抵抗値を激増させるので、電流は固定接点21と可動接点41の間の経路を流れず、上述の僅かな漏れ電流のみが存在する(自己保持回路を構成する)。この漏れ電流は安全装置の他の機能に充てることができる。
過充電状態を解除し、又は異常状態を解消すると、PTCサーミスター6の発熱も収まり、熱応動素子5は正転復帰温度に戻り、元の初期形状に復元する。そして、可動片4の弾性部44の弾性力によって可動接点41と固定接点21とは再び接触し、回路は遮断状態を解かれ、図2に示す導通状態に復帰する。
図4は、可動片4及びカバー片9が埋設された蓋部材8を示している。可動片4は、端子42と、固定部43を有している。固定部43は、弾性部44と端子42との間に形成されている。固定部43は、カバー片9と共に蓋部材8を構成する樹脂に埋設されて、蓋部材8に固定される。これにより、可動片4と蓋部材8とが一体化される。本実施形態の固定部43は、カバー片9と接触している。これにより、蓋部材8に対する可動片4の姿勢が安定する。
蓋部材8は、ケース本体7の側に突出する凸部81と、ケース本体7の反対側に陥没する収容凹部82とを有している。
凸部81は可動片4の固定部43を埋設するために突出している。凸部81が固定部43を埋設することにより、可動片4が蓋部材8に対して正確な位置に固定される。凸部81は、蓋部材8の端子42側の端縁に沿って可動片4の短手方向D1に延びて形成されている。本実施形態の凸部81は、蓋部材8の短手方向D1の端縁まで延びている。
収容凹部82は、可動片4の可動接点41及び弾性部44を収容するために陥没している。蓋部材8に収容凹部82が形成されることにより、可動接点41、弾性部44及びカバー片9は、樹脂ケース10内の内部空間に露出している。
図5は、固定片2が埋設されたケース本体7を示している。ケース本体7は、溶着部74及び突出部75を有している。
溶着部74は、ケース本体7に蓋部材8が装着されたとき、凸部81に対向する位置に配されている。溶着部74は、ケース本体7における可動片4の長手方向D2の端縁から収容凹部73に向かって、平面状に形成されている。溶着部74は、凸部81と溶着され、一体化される。
突出部75は、収容凹部73と溶着部74のうち凸部81と溶着される領域74aとの間に配されている。突出部75は、平面状の溶着部74から蓋部材8の側に突出している。突出部75は、短手方向D1に沿って壁状にのびている。
ケース本体7と蓋部材8との溶着の際には、凸部81及び溶着部74を構成する樹脂が溶融する。本ブレーカー1では、溶融した樹脂が、収容凹部73と溶着部74の領域74aとの間で蓋部材8の側に突出する突出部75によって堰き止められ、収容凹部73への流入が抑制される。これにより、熱応動素子5及び可動片4の動きが円滑となり、安定したブレーカー1の動作が得られる。
図4に示されるように、凸部81の先端部には、ケース本体7の側に突出するリブ83が形成されているのが望ましい。凸部81において、リブ83は、短手方向D1に沿って形成されている。ケース本体7と蓋部材8とが溶着される際、リブ83は、溶着部と当接し溶融する。リブ83は、溶着工程での初期段階で容易に溶融し、凸部81と溶着部74との溶着を促進する。これにより、凸部81と溶着部74とが強固に一体化され、例えば、可動片4の端子42に過大な外力が加えられた場合であっても、凸部81と溶着部74との剥離が抑制される。
リブ83は、完成したブレーカー1においても、リブ跡(溶着痕)84として確認されうる。例えば、ケース本体7から蓋部材8を剥離してブレーカー1を解体したとき、リブ83は、蓋部材8の凸部81にリブ跡84として確認される。
凸部81にリブ83が形成されているブレーカー1では、ケース本体7と蓋部材8との溶着の際に凸部81及び溶着部74においてより多くの樹脂が溶融する。そして、この液状又はゲル状となった樹脂は、収容凹部73に流れ込むおそれがある。しかしながら、本ブレーカー1では、溶融した樹脂は、突出部75によって堰き止められるので、収容凹部73への樹脂の流入が抑制される。
リブ83は、蓋部材8の外縁に沿って一周に亘って連続的に延長されるのが望ましい。本実施形態では、リブ83は、凸部81に形成された第1部83aと凸部81以外に形成された第2部83bとを有している。これにより、ケース本体7と蓋部材8とが、樹脂ケース10の外縁に沿って連続的に良好に溶着され、樹脂ケース10の密閉性が高められる。なお、このようなブレーカー1では、リブ跡84は、蓋部材8の外縁に沿って一周に亘って連続的に形成される。
蓋部材8の外縁に沿った単位長さあたりの第1部83aの体積は、蓋部材8の外縁に沿った単位長さあたりの第2部83bの体積よりも大きい、のが望ましい。これにより、凸部81と溶着部74とがより一層強固に一体化され、凸部81と溶着部74との剥離がより一層抑制される。良好に溶着され、樹脂ケース10の密閉性が高められる。なお、このようなブレーカー1では、リブ跡84は、凸部81に形成された第1部84aと凸部81以外に形成された第2部84bとを含む。そして、蓋部材8の外縁に沿った単位長さあたりの第1部84aの体積は、蓋部材8の外縁に沿った単位長さあたりの第2部84bの体積よりも大きくなる。
図5に示されるように、リブ跡76は、ケース本体7の溶着部74においても確認されうる。同図では、リブ跡76はドット状のハッチングにて示されている。上述したリブ跡84と同様に、リブ跡76は、ケース本体7の外縁に沿って連続的に延長されるのが望ましい。また、リブ跡76は、溶着部74に形成された第1部76aと溶着部74以外に形成された第2部76bとを含み、ケース本体7の外縁に沿った単位長さあたりの第1部76aの体積は、ケース本体7の外縁に沿った単位長さあたりの第2部76bの体積よりも大きくなる、のが望ましい。
なお、蓋部材8に形成されるリブ83に替えて、ケース本体7の溶着部74及び外縁に沿ってリブ(図示せず)が形成されていてもよい。この場合においても、ケース本体7及び/又は蓋部材8に上記と同等のリブ跡76及び/又はリブ跡84が形成される。
図6は、図2における溶着部74、突出部75、凸部81及びその周辺を拡大して示している。ブレーカー1では、突出部75とリブ跡との間に、樹脂溜め部77を有する、のが望ましい。本実施形態の樹脂溜め部77は、凸部81と突出部75との間に設けられている。
樹脂溜め部77は、凸部81と溶着部74との溶着に伴って溶融した樹脂を収容する。これにより、溶融した樹脂の収容凹部73への流入がより一層抑制され、熱応動素子5及び可動片4の動きが円滑となり、安定したブレーカー1の動作が得られる。
樹脂溜め部77は、溶着部74の形成面74bから陥没していてもよい。このような形態では、樹脂溜め部77の容積が容易に大きくされうる。従って、リブ83の第1部83aの体積を容易に大きくすることが可能となり、凸部81と溶着部74とがより一層強固に一体化されうる。
図6に示されるように、突出部75の先端と可動片4との間には隙間(クリアランス)78が設けられている、のが望ましい。このような構成によれば、突出部75と可動片4との接触が回避され、ケース本体7と蓋部材8との溶着時における振動による突出部75の切削(損傷)が抑制される。従って、切削粉の発生及び収容凹部73への侵入が抑制される。
図7は、図3、すなわち、熱により熱応動素子5が変形している状態での溶着部74、突出部75、凸部81及びその周辺を拡大して示している。ブレーカー1では、突出部75は、熱変形時の熱応動素子5よりも蓋部材8の側に突出している、のが望ましい。本実施形態では、可動片4の弾性部44に形成された突起44aが熱応動素子5と当接することと相俟って、突出部75の先端が熱応動素子5の後端(端子42側の端縁)5aよりも可動片4の側(同図において上側)まで延出されている。このような構成によれば、熱変形時の熱応動素子5が端子42の側に移動して、後端5aが隙間78に侵入することが抑制される。
図4に示されるように、本実施形態の蓋部材8は、凸部81から可動接点41の側に突出する突出部88を含んでいてもよい。突出部88が設けられることにより、カバー片9と突出部88とによって可動片4が挟み込まれ、蓋部材8に対して可動片4が強固かつ正確な位置で固定される。
以上、本発明のブレーカー1が詳細に説明されたが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。
すなわち、本発明のブレーカー1は、少なくとも、固定接点21と、板状に形成され、弾性変形する弾性部44及び該弾性部44の一端部に可動接点41を有し、可動接点41を固定接点21に押圧して接触させる可動片4と、温度変化に伴って変形することにより、可動片4を可動接点41が固定接点21に接触する導通状態から可動接点41が固定接点21から離隔する遮断状態に移行させる熱応動素子5と、固定接点21、及び熱応動素子5を収容するための収容凹部73が形成されたケース本体7と、可動片4と一体化され、ケース本体7に固着されて収容凹部73を覆う蓋部材8とを備えたブレーカー1であって、可動片4は、蓋部材8の外側に突出し、外部回路に接続される端子42と、弾性部44と端子42との間で蓋部材8に埋設されて固定される固定部43を有し、蓋部材8は、固定部43を埋設するためにケース本体7の側に突出する凸部81を有し、ケース本体7は、凸部81と溶着される溶着部74及び収容凹部73と溶着部74との間で蓋部材8の側に突出する突出部75を有していればよい。
例えば、可動片4をバイメタル又はトリメタル等の積層金属によって形成することにより、可動片4と熱応動素子5を一体的に形成する構成であってもよい。この場合、ブレーカー1等の構成が簡素化される。
また、本実施形態では、PTCサーミスター6による自己保持回路を有しているが、このような構成を省いた形態であっても適用可能である。
また、本発明のブレーカー1等は、2次電池パック、電気機器用の安全回路等にも広く適用できる。図8は2次電池パック500を示す。2次電池パック500は、2次電池501と、2次電池501の出力回路中に設けたブレーカー1とを備える。図9は電気機器用の安全回路502を示す。安全回路502は2次電池501の出力回路中に直列にブレーカー1を備えている。ブレーカー1を備えた2次電池パック500又は安全回路502によれば、安定した導通が得られる2次電池パック500又は安全回路502を実現できる。
1 :ブレーカー
4 :可動片
5 :熱応動素子
6 :PTCサーミスター(熱応動素子)
7 :ケース本体(第1樹脂ケース)
8 :蓋部材(第2樹脂ケース)
10 :樹脂ケース
21 :固定接点
41 :可動接点
42 :端子
43 :固定部
44 :弾性部
73 :収容凹部
74 :溶着部
74b :形成面
75 :突出部
76 :リブ跡
77 :樹脂溜め部
78 :隙間
81 :凸部
82 :収容凹部
84 :リブ跡
88 :突出部
500 :2次電池パック
502 :安全回路

Claims (11)

  1. 固定接点と、
    板状に形成され、弾性変形する弾性部及び該弾性部の一端部に可動接点を有し、前記可動接点を前記固定接点に押圧して接触させる可動片と、
    温度変化に伴って変形することにより、前記可動片を前記可動接点が前記固定接点に接触する導通状態から前記可動接点が前記固定接点から離隔する遮断状態に移行させる熱応動素子と、
    前記固定接点、及び前記熱応動素子を収容するための収容凹部が形成された第1樹脂ケースと、
    前記可動片と一体化され、前記第1樹脂ケースに固着されて前記収容凹部を覆う第2樹脂ケースとを備えたブレーカーであって、
    前記可動片は、前記第2樹脂ケースの外側に突出し、外部回路に接続される端子と、前記弾性部と前記端子との間で前記第2樹脂ケースに埋設されて固定される固定部を有し、
    前記第2樹脂ケースは、前記固定部を埋設するために前記第1樹脂ケースの側に突出する凸部を有し、
    前記第1樹脂ケースは、前記凸部と溶着される溶着部及び前記収容凹部と前記溶着部との間で前記第2樹脂ケースの側に突出する突出部を有する、
    ブレーカー。
  2. 前記凸部の先端部には、前記溶着部と当接し溶融したリブ跡が形成されている、請求項1に記載のブレーカー。
  3. 前記リブ跡は、前記第2樹脂ケースの外縁に沿って連続的に延長され、前記凸部に形成された第1部と前記凸部以外に形成された第2部とを有し、
    前記外縁に沿った単位長さあたりの前記第1部の体積は、前記単位長さあたりの前記第2部の体積よりも大きい、請求項2に記載のブレーカー。
  4. 前記溶着部には、前記凸部の先端部と当接し溶融したリブ跡が形成されている、請求項1に記載のブレーカー。
  5. 前記リブ跡は、前記第1樹脂ケースの外縁に沿って連続的に延長され、前記溶着部に形成された第1部と前記溶着部以外に形成された第2部とを有し、
    前記外縁に沿った単位長さあたりの前記第1部の体積は、前記単位長さあたりの前記第2部の体積よりも大きい、請求項4に記載のブレーカー。
  6. 前記突出部と前記リブ跡との間に、樹脂溜め部を有する、請求項2ないし5のいずれかに記載のブレーカー。
  7. 前記樹脂溜め部は、前記溶着部の形成面から陥没している、請求項6記載のブレーカー。
  8. 前記突出部の先端と前記可動片との間に隙間が設けられている、請求項1ないし7のいずれかに記載のブレーカー。
  9. 前記突出部は、変形時の前記熱応動素子よりも前記第2樹脂ケースの側に突出している、請求項1ないし8のいずれかに記載のブレーカー。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載のブレーカーを備える、電気機器用の安全回路。
  11. 請求項1ないし9のいずれかに記載のブレーカーを備える、2次電池パック。
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