JP2023074232A - 設備情報管理システム、設備情報管理方法、及びプログラム - Google Patents

設備情報管理システム、設備情報管理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】退去する居住者と新たに入居する居住者とに対応して、居住空間に付帯する設備に関する設備情報を適切に提供する設備情報管理システム、方法及びプログラムを提供する。【解決手段】設備情報管理システムにおいて、宅設備情報サーバは、ユーザのユーザ識別子と、ユーザが居住する居住空間の居住空間識別子とを関連付けることで、居住空間に居住するユーザにユーザ設備情報と付帯設備情報とを関連付けて管理可能な情報管理部と、ユーザに関連付けられた設備情報がユーザ端末にて提示されるようにする情報提示制御部と、を備える。情報管理部は、1の居住空間について第1居住者から第2居住者に居住が入れ替わることに応じて、第1居住者としてのユーザのユーザ識別子と居住空間識別子との関連付けの解除を行い、第2居住者としてのユーザのユーザ識別子に解除が行われた居住空間識別子を関連付ける入れ替え処理を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、設備情報管理システム、設備情報管理方法、及びプログラムに関する。
ユーザの保有製品について、リスト登録された製品に関連するコンテンツの情報を製品識別情報に対応付けた第1製品管理データとして記憶し、第1製品管理データをユーザ端末装置に提供し、ユーザ端末装置から受信した認証コードに対応する住居または施設の付属製品をユーザの利用製品として登録した第2製品管理データを記憶し、第2製品管理データをユーザ端末装置に提供するようにされた閲覧支援システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2021-33451号公報
例えば人が居住する物件(居住空間)では、これまで居住していた居住者が退去し、代わりに次の居住者が新たに居住するというように居住者の入れ替わりが生じることがある。このような居住者の入れ替わりに応じて、これまでの居住者であるユーザと新たな居住者であるユーザとに対応して、当該居住空間に付帯する設備に関する設備情報を適切に提供できるようにすることが好ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、居住空間から退去する居住者と同じ居住空間に新たに入居する居住者とに対応して、当該居住空間に付帯する設備に関する設備情報を適切に提供できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決する本発明は、ユーザを一意に識別するユーザ識別子と関連付けられ、ユーザが所有する設備に関するユーザ設備情報と、居住空間を示す居住空間識別子に関連付けられ、前記居住空間に付帯される設備に関する付帯設備情報とを記憶する記憶部と、ユーザのユーザ識別子と、ユーザが居住する居住空間の居住空間識別子とを関連付けることで、居住空間に居住するユーザにユーザ設備情報と付帯設備情報とを関連付けて管理可能な設備情報管理部と、ユーザに関連付けられた設備情報がユーザ端末にて提示されるようにする設備情報提示制御部とを備え、前記設備情報管理部は、1の居住空間について第1居住者から第2居住者に居住が入れ替わることに応じて、前記第1居住者としてのユーザのユーザ識別子と居住空間識別子との関連付けの解除を行い、前記第2居住者としてのユーザのユーザ識別子に前記解除が行われた居住空間識別子を関連付ける入れ替え処理を行う設備情報管理システムである。
また、本発明は、ユーザを一意に識別するユーザ識別子と関連付けられ、ユーザが所有する設備に関するユーザ設備情報と、居住空間を示す居住空間識別子に関連付けられ、前記居住空間に付帯される設備に関する付帯設備情報とを記憶する記憶ステップと、ユーザのユーザ識別子と、ユーザが居住する居住空間の居住空間識別子とを関連付けることで、居住空間に居住するユーザにユーザ設備情報と付帯設備情報とを関連付けて管理可能な設備情報管理ステップと、ユーザに関連付けられた設備情報がユーザ端末にて提示されるようにする設備情報提示制御ステップとを備え、前記設備情報管理ステップは、1の居住空間について第1居住者から第2居住者に居住が入れ替わることに応じて、前記第1居住者としてのユーザのユーザ識別子と居住空間識別子との関連付けの解除を行い、前記第2居住者としてのユーザのユーザ識別子に前記解除が行われた居住空間識別子を関連付ける入れ替え処理を行う設備情報管理方法である。
また、本発明は、設備情報管理システムにおけるコンピュータを、ユーザを一意に識別するユーザ識別子と関連付けられ、ユーザが所有する設備に関するユーザ設備情報と、居住空間を示す居住空間識別子に関連付けられ、前記居住空間に付帯される設備に関する付帯設備情報とを記憶する記憶部、ユーザのユーザ識別子と、ユーザが居住する居住空間の居住空間識別子とを関連付けることで、居住空間に居住するユーザにユーザ設備情報と付帯設備情報とを関連付けて管理可能な設備情報管理部、ユーザに関連付けられた設備情報がユーザ端末にて提示されるようにする設備情報提示制御部として機能させるためのプログラムであって、前記設備情報管理部は、1の居住空間について第1居住者から第2居住者に居住が入れ替わることに応じて、前記第1居住者としてのユーザのユーザ識別子と居住空間識別子との関連付けの解除を行い、前記第2居住者としてのユーザのユーザ識別子に前記解除が行われた居住空間識別子を関連付ける入れ替え処理を行うプログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、居住空間から退去する居住者と同じ居住空間に新たに入居する居住者とに対応して、当該居住空間に付帯する設備に関する設備情報を適切に提供できるようになるという効果が得られる。
第1実施形態に係る設備情報管理システムの全体的な構成例を示す図である。 第1実施形態に係るユーザ端末、事業者端末の構成例を示す図である。 第1実施形態に係る宅設備情報サーバの構成例を示す図である。 第1実施形態に係る居住者提供情報の構造例を示す図である。 第1実施形態に係る居住者提供情報の構造例を示すER図である。 第1実施形態に係る事業者端末と住宅設備情報サーバとが居住者提供情報に事業者登録情報を連携させるために実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る事業者端末と住宅設備情報サーバとが居住者提供情報に対する事業者登録情報の連携の解除のために実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るユーザ端末と住宅設備情報サーバとが住宅設備リスト画面の表示に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る事業者端末と住宅設備情報サーバとが付帯設備の検索に対応して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る事業者端末と事業者サーバと住宅設備情報サーバとが事業者登録情報の連携先の変更のために実行する処理手順例を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
[設備情報管理システムの全体的な構成例]
以下、本実施形態の設備情報管理システムについて説明する。本実施形態の設備情報管理システムは、住宅事業者が販売、仲介等する物件に居住する居住者に向けて、住宅設備情報を閲覧可能な環境を提供するサービスを行うシステムである。本実施形態における住宅設備情報は、居住者が居住する部屋(居住空間の一例)に備えられる設備に関する情報である。具体的に、住宅設備情報は、設備についての取扱説明書、メンテナンスやリコールに関する情報等を含んでよい。また、本実施形態の設備情報管理システムは、住宅設備情報に加えて、対応の物件についての契約書類や間取り図等の部屋に関連する情報(物件関連情報)も提供可能とされる。以降において、住宅設備情報と物件関連情報とを含む情報について居住者提供情報とも記載する。
図1は、本実施形態の設備情報管理システムの全体的な構成例を示している。
同図の設備情報管理システムにおいて、居住者であるユーザUs(Us-A、Us-B、Us-C)が所持するユーザ端末100(100-A、100-B、100-C)が備えられる。
同図に示される3人のユーザUs-A、Us-B、Us-Cは、同じ物件に居住する居住者である。具体的に、同図の例では、3人のユーザUs-A、Us-B、Us-Cは、建物10における同じ1つの部屋11に居住している。3人のユーザUs-A、Us-B、Us-Cは、例えば家族である。
ユーザ端末100は、物件の居住者であるユーザUsが所持する端末である。ユーザ端末100は、ネットワーク経由で通信を行う通信機能を有する。ユーザ端末100は、ネットワーク経由で住宅設備情報サーバ200と通信可能に接続される。ユーザ端末100は、例えばスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等であってよい。
ユーザUsは、ユーザ端末100に住宅設備情報閲覧アプリケーションをインストールしておくようにする。住宅設備情報閲覧アプリケーションがインストールされたユーザ端末100は、自分が居住する建物10内の部屋11に対応する居住者提供情報を住宅設備情報サーバ200から取得し、取得した居住者提供情報を、住宅設備情報閲覧アプリケーションのアプリケーション画面にて表示する機能を有する。
あるいは、ユーザ端末100は、ウェブブラウザのアプリケーションがインストールされており、ウェブブラウザにより住宅設備情報サーバ200の住宅設備情報ウェブサイトにアクセスし、対応のユーザUsのアカウントでログインすることで、ユーザUsに対応する居住者提供情報のウェブページを表示するようにされてもよい。
以降においては、ユーザ端末100にインストールされた住宅設備情報閲覧アプリケーションを利用して居住者提供情報を閲覧する場合を例に挙げて説明する。
住宅設備情報サーバ200は、ユーザ端末100に対して、対応のユーザUsが居住する部屋11に対応する居住者提供情報を提供するサーバである。つまり、住宅設備情報サーバ200は、ユーザ端末100に対して、対応のユーザUsが居住する部屋11に対応する住宅設備情報を提供する。また、住宅設備情報サーバ200は、住宅設備情報に加え、対応のユーザUsが居住する部屋11に対応する物件関連情報も提供可能とされる。
住宅設備情報サーバ200は、ネットワーク経由で、ユーザ端末100、事業者端末300、事業者サーバ400と通信可能に接続される。
住宅設備情報サーバ200は、住宅事業者30と住宅設備情報サービスを契約したサービス提供業者が運用するものであってよい。
事業者端末300は、住宅事業者30が利用する端末である。事業者端末300は、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等であってよい。
住宅事業者30は、事業者端末300を用いて、自社が管理する物件に対応する物件関連情報を住宅設備情報サーバ200に登録することができる。具体的に、住宅事業者30は、事業者端末300を用いて、物件において既設されている設備(付帯設備)の取扱説明書等の住宅設備情報(付帯設備情報)を登録する。
また、住宅事業者30は、事業者端末300を用いて、物件の契約書類や間取り図等の物件関連情報を登録することができる。
また、住宅事業者30は、事業者端末300を用いて、自社が管理する物件の居住者のユーザ端末100に各種情報を配信することができる。
事業者サーバ400は、住宅事業者30が管理する物件に関する情報(物件管理情報)を記憶するサーバである。物件管理情報には、物件自体の情報のほか、居住者の情報、物件に設置される付帯設備に関する情報等を含んでよい。
住宅事業者30は、事業者端末300を用いて管理物件情報を事業者サーバ400に登録する。
[ユーザ端末、事業者端末の構成例]
図2を参照して、本実施形態のユーザ端末100、事業者端末300の構成例について説明する。同図に示されるユーザ端末100、事業者端末300の機能構成は、ユーザ端末100、事業者端末300が備えるCPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することによって実現される。以下において、ユーザ端末100の構成を例に挙げて図2についての説明を行う。
同図のユーザ端末100は、通信部101、表示部102、操作部103、制御部104、及び記憶部105を備える。
通信部101は、ネットワーク経由で通信を行う。
表示部102は、ディスプレイデバイスを備え、制御部104の制御に応じて画像を表示する。
操作部103は、ユーザの操作を受け付ける。操作部103が対応するハードウェアとしては、例えばタッチパネル、マウス、キーボード等を挙げることができる。また、操作部103は、音声操作を受け付け可能とされてもよい。
制御部104は、ユーザ端末100における各種制御を実行する。
記憶部105は、ユーザ端末100が対応する各種情報を記憶する。
[住宅設備情報サーバの構成例]
図3を参照して、住宅設備情報サーバ200の構成例について説明する。同図に示される住宅設備情報サーバ200の機能構成は、住宅設備情報サーバ200が備えるCPUがプログラムを実行することによって実現される。
同図の住宅設備情報サーバ200は、通信部201、制御部202、及び記憶部203を備える。
通信部201は、ネットワーク経由で通信を行う。
制御部202は、住宅設備情報サーバ200における各種の制御を実行する。制御部202は、情報管理部221(設備情報管理部の一例)、情報提示制御部222(設備情報提示制御部の一例)、及び検索処理部223を備える。
情報管理部221は、居住者提供情報記憶部231が記憶する居住者提供情報を管理する。
情報提示制御部222は、ネットワーク経由で接続されるユーザ端末100にて、居住者提供情報が提示されるようにする。
検索処理部223は、居住者提供情報記憶部231から付帯設備を検索する。
記憶部203は、住宅設備情報サーバ200に関連する各種の情報を記憶する。同図の記憶部203は、居住者提供情報記憶部231を備える。居住者提供情報記憶部231は、居住者提供情報を記憶する。
図4は、居住者提供情報記憶部231が記憶する居住者提供情報として、1のユーザUsに対応する居住者提供情報の構造例を示している。
同図に示されるように、1のユーザに対応する居住者提供情報D1は、ユーザ設備情報D31、付帯設備情報D32、及び物件関連情報D33を含む。
まず、付帯設備情報D32について説明する。付帯設備情報D32は、物件において既設されている付帯設備に関連する情報である。付帯設備情報D32は、対応の物件における付帯設備の取扱説明書、メンテナンスやリコール等の情報を提供するための情報である。
物件関連情報D33は、対応の物件に関連する情報である。物件関連情報D33は、居住者提供情報として、対応の物件の契約書類、間取り図等を提供するための情報となる。
本実施形態のユーザ端末100は、居住者提供情報における住宅設備情報として、事業者から提供される付帯設備情報に加えて、ユーザUsが自分で物件に導入した電化製品等の設備(ユーザ設備)に関する情報も追加して登録することが可能とされる。
ユーザ設備情報D31は、ユーザUsが追加して登録したユーザ設備に関する情報である。
このように、居住者提供情報は、付帯設備情報D32、物件関連情報D33、及びユーザ設備情報D31を含む。
付帯設備情報D32、物件関連情報D33、及びユーザ設備情報D31のうち、付帯設備情報D32、物件関連情報D33は、事業者が登録する情報である事業者登録情報D20として分類される。
また、ユーザ設備情報D31と付帯設備情報D32は、ユーザUsが居住する物件(住宅)における設備の情報であるから、住宅設備情報D10として分類される。
図5は、居住者提供情報記憶部231が記憶する居住者提供情報の構造例を示すER図である。居住者提供情報は、ユーザエンティティET1、家族エンティティET2、設備設置場所エンティティET3、設備グループエンティティET4、物件エンティティET11、物件登録書類エンティティET12、物件登録設備エンティティET13、設備エンティティET20、取扱説明書エンティティET21、メンテナンス情報エンティティET22、消耗品情報エンティティET23、リコール情報エンティティET24、及び問合せ先情報エンティティET25を含む。
ユーザエンティティET1は、ユーザUsに関する情報を格納する。ユーザエンティティET1は、ユーザIDにより一意に識別される。ユーザエンティティET1は、ログインID、パスワード、ユーザ名等の情報を含む。ユーザエンティティET1は、外部キーとして家族IDを格納する。
家族エンティティET2は、家族に関する情報を格納する。ここでの家族は、同じ1の物件に居住する複数のユーザUsのグループが対応する。
家族エンティティET2は、家族IDにより一意に識別される。家族エンティティET2は、家族名の情報を含む。家族エンティティET2は、外部キーとして、建物IDと部屋IDとを格納する。
家族エンティティET2とユーザエンティティET1とは「1対1または多」の関係を有する。つまり、1の家族エンティティET2に対しては、対応の物件に居住する1以上のユーザUsのユーザエンティティET1を関連付けることができる。
設備設置場所エンティティET3は、ユーザ設備の設置場所に関する情報を格納するエンティティである。設備設置場所エンティティET3は、設備設置場所IDにより一意に識別される。
設備設置場所エンティティET3は、設備設置場所名、設備設置場所に対応する郵便番号、住所等の情報を格納する。
設備設置場所エンティティET3は、外部キーとして家族IDを格納する。家族エンティティET2と設備設置場所エンティティET3とは「1対1または多」の関係を有する。つまり、居住者提供情報においては、1の家族に対して1以上のユーザ設備設置場所を関連付けることができる。
設備グループエンティティET4は、家族IDに対応するユーザUsが物件に導入した設備群(設備グループ)に関する情報を格納するエンティティである。設備グループエンティティET4は、設備グループIDにより一意に識別される。
設備グループエンティティET4は、連番、設備グループ名等の情報を格納する。
設備グループエンティティET4は、外部キーとして設備設置場所IDを格納する。設備設置場所エンティティET3と設備グループエンティティET4は「1対1または多」の関係を有する。つまり、1の設備設置場所に対しては、1以上の設備グループを関連付けることができる。
設備グループエンティティET4と設備エンティティET20とは、「1対1または多」の関係を有する。
物件エンティティET11は、物件(部屋)に関する情報を格納するエンティティである。物件エンティティET11は、部屋IDにより一意に識別される。なお、物件が戸建てであるような場合には、部屋IDにより戸建ての物件を示すようにされてよい。この場合、部屋IDと建物IDとが同じとなるように定められてもよい。
物件エンティティET11は、建物ID、部屋名、設備登録数、書類登録数、書類受け渡しフラグ、アプリケーション連系利用開始日、連携コード等の情報を格納する。
設備登録数の情報は、該当物件に対応して住宅事業者30が登録した付帯設備の数を示す情報である。
書類登録数の情報は、該当物件に対応して住宅事業者30が登録した取扱説明書、契約書、図面等の書類の数を示す情報である。
書類受け渡しフラグは、該当物件に対応する書類を居住者に受け渡し済みであるか否かを示すフラグである。
アプリケーション連系利用開始日は、対応の家族に含まれるユーザUsが、ユーザ端末100にインストールした住宅設備情報閲覧アプリケーションの利用を開始した日時である。
連携コードは、物件(部屋ID)ごとに一意となるように割り当てられるコードである。
住宅事業者30は、事業者端末300を利用して、物件単位で事業者登録情報を住宅設備情報サーバ200に登録する。事業者登録情報の登録に応じて、対応の物件エンティティET11と当該物件エンティティET11の配下に関連付けられるエンティティが生成される。また、住宅設備情報サーバ200は、事業者登録情報が登録された物件と一意に対応する連携コードを生成する。住宅設備情報サーバ200は、生成した連携コードを対応の物件エンティティET11に格納する。即ち、1の連携コードは、1の物件エンティティET11に対して固定的に一意となるようにして対応付けられる。
また、住宅設備情報サーバ200は、生成した連携コードを事業者端末300に送信する。これにより、住宅事業者30は、事業者登録情報を登録した物件の連携コードを入手することができる。
事業者サーバ400は、住宅事業者30が管理する物件ごとの物件管理情報を記憶している。物件管理情報は、対応の物件に居住している居住者に関する居住者情報を格納する。住宅事業者30は、上記のようにして物件の事業者登録情報を登録し、連携コードを入手したことに応じて、事業者端末300を用いて、事業者登録情報を登録した物件の物件管理情報に、入手した連携コードを登録する。
住宅事業者30は、居住者が物件に入居するタイミングで、対応の連携コードを居住者に通知する。ユーザUsは、住宅設備情報閲覧アプリケーションを利用したり、最初に住宅設備情報のウェブサイトにアクセスする際に、該当物件の居住者であることの認証データとして連携コードを入力する。連携コードが入力されて以降、住宅設備情報閲覧アプリケーションの利用や住宅設備情報のウェブサイトへのアクセスが行われた場合には、ユーザUsは、自分が入居する物件に対応する事業者登録情報を閲覧することができる。
家族エンティティET2が外部キーとして建物IDと部屋IDとを格納する場合、家族エンティティET2は、物件エンティティET11と関連付けられる。家族エンティティET2と物件エンティティET11とは「0または多対0または1」の関係を有する。
物件登録書類エンティティET12は、該当物件に対応して登録された書類に関する情報を格納するエンティティである。物件登録書類エンティティET12は、物件登録書類IDにより一意に識別される。
物件登録書類エンティティET12は、外部キーとして部屋IDを格納することで、物件エンティティET11と関連付けられる。物件エンティティET11と物件登録書類エンティティET12とは、「0または1対0または多」の関係を有する。
物件登録書類エンティティET12は、建物ID、表示順、ファイル名、ファイルパス、書類カテゴリ、書類タイトル等の情報を含む。
物件登録設備エンティティET13は、該当物件に対応して登録された付帯設備に関する情報を格納するエンティティである。物件登録設備エンティティET13は、物件登録設備IDにより一意に識別される。
物件登録設備エンティティET13は、外部キーとして部屋IDを格納することで、物件エンティティET11と関連付けられる。物件エンティティET11と物件登録設備エンティティET13とは、「0または1対0または多」の関係を有する。
物件登録設備エンティティET13は、表示順、物件設備品番、利用開始部、設備置換済みフラグ等の情報を含む。
物件登録設備エンティティET13と設備エンティティET20とは、「0または1対0または1」となる関係を有する。
設備エンティティET20は、1の住宅設備(ユーザ設備または付帯設備)に関する情報を格納するエンティティである。設備エンティティET20は、設備IDにより一意に識別される。
設備エンティティET20は、外部キーとして設備グループIDと物件登録設備IDとのいずれかを格納する。
設備エンティティET20が外部キーとして設備グループIDを格納する場合、設備エンティティET20は、格納された設備グループIDが示す設備グループエンティティET4と関連付けられる。
一方、設備エンティティET20が外部キーとして物件登録設備IDを格納する場合、設備エンティティET20は、格納された物件登録設備IDが示す物件登録設備エンティティET13と関連付けられる。
設備エンティティET20は、対応の住宅設備に関する情報として、カテゴリ(小カテゴリ、大カテゴリ)、メーカ名、品番、設備名称、シリアル番号、設置場所、購入価格、購入点歩、購入日等の情報を格納する。
また、設備エンティティET20は、画像URLを格納可能とされている。住宅設備情報サーバ200は、事業者端末300やユーザ端末100により登録のため送信された画像を記憶することができる。このような画像として、例えば住宅設備の保証書を撮像した画像(保証書画像)を含めることができる。このような保証書画像のURLを、設備エンティティET20の画像URLの1つとして格納することができる。これにより、設備エンティティET20の情報に保証書画像を含めることができる。
取扱説明書エンティティET21は、取扱説明書に関する情報を格納する。取扱説明書エンティティET21は、取扱説明書(取説)IDにより一意に識別される。
取扱説明書エンティティET21は、外部キーとして設備IDを格納することで、1の住宅設備の設備エンティティET20と関連付けられる。
取扱説明書エンティティET21は、例えば取扱説明書(取説)タイトル、取扱説明書URL、取扱説明書ファイル名、取扱説明書ファイルパス等の情報を格納する。
メンテナンス情報エンティティET22は、対応の住宅設備のメンテナンスに関する情報(メンテナンス情報)を格納する。メンテナンス情報エンティティET22は、メンテナンスIDにより一意に識別される。
メンテナンス情報エンティティET22は、外部キーとして設備IDを格納することで、1の住宅設備の設備エンティティET20と関連付けられる。
メンテナンス情報は、対応の住宅設備のメンテナンスに関する情報であり、例えばメンテナンスに関するファイルのデータ、メンテナンスの情報を提供するファイルやサイトのURLあるいはファイルパス等を示すものであってよい。
消耗品情報エンティティET23は、対応の住宅設備の消耗品に関する情報(消耗品情報)を格納する。消耗品情報エンティティET23は、消耗品IDにより一意に識別される。
消耗品情報エンティティET23は、外部キーとして設備IDを格納することで、1の住宅設備の設備エンティティET20と関連付けられる。
消耗品情報は、例えば対応の住宅設備の消耗品を販売するサイトのURL(販売サイトURL)を格納してよい。
リコール情報エンティティET24は、対応の住宅設備のリコールに関する情報(リコール情報)を格納する。リコール情報エンティティET24は、リコール情報IDにより一意に識別される。
リコール情報エンティティET24は、外部キーとして設備IDを格納することで、1の住宅設備の設備エンティティET20と関連付けられる。
リコール情報は、例えば対応の住宅設備のリコールを告知するサイトのURL等を格納してよい。
問合せ先情報エンティティET25は、対応の住宅設備の問合せ先に関する情報(問合せ先情報)を格納する。問合せ先情報エンティティET25は、問合せ先情報IDにより一意に識別される。
問合せ先情報エンティティET25は、外部キーとして設備IDを格納することで、1の住宅設備の設備エンティティET20と関連付けられる。
問合せ先情報は、例えば対応の住宅設備の問合せ先としてのURL、メールアドレス、電話番号等を格納してよい。
図5における居住者提供情報の構造において、図4のユーザ設備情報D31は、ユーザエンティティET1と、家族エンティティET2と、設備設置場所エンティティET3と、設備グループエンティティET4と、外部キーとして設備グループIDを格納する設備エンティティET20と、当該設備エンティティET20の配下に関連付けられるエンティティ(取扱説明書エンティティET21、メンテナンス情報エンティティET22、消耗品情報エンティティET23、リコール情報エンティティET24、及び問合せ先情報エンティティET25)が相当する。
付帯設備情報D32は、物件エンティティET11と、物件登録設備エンティティET13と、外部キーとして物件登録設備IDを格納する設備エンティティET20と、当該設備エンティティET20の配下に関連付けられるエンティティが相当する。
物件関連情報D33は、物件エンティティET11と関連付けられた物件登録書類エンティティET12が相当する。
[住宅設備情報閲覧アプリケーションの利用態様例]
上記構成による設備情報管理システムのもとで実現される住宅設備情報閲覧アプリケーションの機能について説明する。以下の説明は、1の物件を対象に行う。
住宅事業者30は、事業者端末300を利用して、対象の物件に設置した付帯設備(設置予定の付帯設備が含まれてもよい)を登録する。付帯設備の登録は、例えば事業者端末300を住宅設備情報サーバ200が提供する付帯設備登録サイトにアクセスさせ、アクセスされたウェブページにて表示される付帯設備登録画面に登録すべき情報を入力することにより行える。
住宅事業者30は、付帯設備登録画面に対する情報の入力により、1の付帯設備に対応させて、設備エンティティET20、取扱説明書エンティティET21、メンテナンス情報エンティティET22、消耗品情報エンティティET23、リコール情報エンティティET24、及び問合せ先情報エンティティET25等に格納する情報を登録することができる。
また、住宅事業者30は、物件ごとに対応して連携コードを登録しておくようにされる。連携コードは、物件の居住者の入れ替えにかかわらず、物件ごとに一意となるように割り当てられる。
ユーザUsが物件に新規に入居することとなった場合、住宅事業者30は、ユーザUsに対して、契約書や付帯設備の情報について住宅情報閲覧アプリケーションにより提供することを伝えるとともに、ユーザUsのユーザ端末100に住宅情報閲覧アプリケーションをインストールしてもらうよう依頼する。
ユーザUsは、住宅情報閲覧アプリケーションを自分の所持するユーザ端末100にインストールし、ユーザアカウントを登録してログインが可能なようにしておく。また、物件の入居者が例えば家族などであることで、ユーザUsが複数である場合には、各ユーザUsは、同じ家族IDのもとでそれぞれのユーザアカウントを登録するようにされる。これにより、1の家族エンティティET2に対応して同じ物件に入居する複数のユーザUsごとのユーザエンティティET1が作成される。
上記のようにユーザUsのアカウントでログイン可能となった住宅情報閲覧アプリケーションは、ユーザUsが物件に導入するユーザ設備の情報を登録することが可能とされる。ユーザUsは、住宅情報閲覧アプリケーションにより、登録されたユーザ設備としての住宅設備に関する情報を閲覧することができる。
住宅事業者30は、ユーザUsが物件に入居する際に、ユーザUsに対し、当該物件に対応して登録した連携コードを通知するとともに、住宅設備情報閲覧アプリケーションにログインする際に連携コードを入力すれば、ユーザ設備に加えて物件の付帯設備も含む住宅設備の情報が閲覧可能になることを伝えるようにする。
また、ユーザUsへの連携コードの通知は、例えば紙等に印刷したものをユーザUsに手渡すようにしてもよいし、電子メールやSNSを利用して行われてもよい。
ユーザUsは、住宅設備情報閲覧アプリケーションにログインする際に、ユーザアカウントに対応するログイン情報(例えばログインID、パスワード等)とともに、通知された連携コードを入力する。これにより、住宅設備情報閲覧アプリケーションは、ユーザ設備に加えてユーザUsが入居した物件の付帯設備も含む住宅設備の情報を閲覧可能となる。
具体的に、住宅情報閲覧アプリケーションは、登録された住宅設備のリストを表示するにあたり、ユーザ設備と付帯設備のリスト項目を表示する。
ユーザUsは、住宅設備情報閲覧アプリケーションにより、以下のように住宅設備についての各種情報の提供を受けることができる。
ユーザUsは、住宅情報閲覧アプリケーションが動作するユーザ端末100に対して、住宅設備のリストのうちから1の住宅設備を選択し、選択した住宅設備の取扱説明書の出力を指示する操作を行うことができる。当該操作に応じて、ユーザ端末100は、住宅設備情報サーバ200に取扱説明書要求を送信する。
住宅設備情報サーバ200は、受信された取扱説明書要求に含まれる設備IDにより識別される設備エンティティET20に関連付けられた取扱説明書エンティティET21を検索する。住宅設備情報サーバ200は、検索した取扱説明書エンティティET21に格納されている取扱説明書URLをユーザ端末100に送信する。ユーザ端末100は、受信した取扱説明書URLが示す取扱説明書にアクセスする。ユーザ端末100は、アクセスした取扱説明書を表示することができる。また、ユーザ端末100は、アクセスした取扱説明書をローカルにダウンロード可能とされてもよい。
また、ユーザUsは、住宅設備の保証書を確認したい場合には、住宅情報閲覧アプリケーションが動作するユーザ端末100に対して、住宅設備を指定したうえで保証書画像の出力を指示する操作を行う。この場合のユーザ端末100は、当該操作に応じて保証書画像要求を住宅設備情報サーバ200に送信する。
住宅設備情報サーバ200は、受信された保証書画像要求に含まれる設備IDにより識別される設備エンティティET20に格納されている保証書画像の画像URLをユーザ端末100に送信する。ユーザ端末100は、受信した画像URLの保証書画像にアクセスする。ユーザ端末100は、アクセスした保証書画像を表示することができる。また、ユーザ端末100は、アクセスした保証書画像をローカルにダウンロード可能とされてもよい。
また、ユーザUsは、住宅設備についてメンテナンスの仕方を知りたいと思った場合には、住宅情報閲覧アプリケーションが動作するユーザ端末100に対して、住宅設備を指定したうえでメンテナンス情報の提示を指示する操作を行う。当該操作に応じて、ユーザ端末100は、メンテナンス情報要求を住宅設備情報サーバ200に送信する。
住宅設備情報サーバ200は、受信されたメンテナンス情報要求に含まれる設備IDにより識別される設備エンティティET20に関連付けられたメンテナンス情報エンティティET22を検索する。住宅設備情報サーバ200は、検索したメンテナンス情報エンティティET22に格納されているメンテナンス情報が示すURLをユーザ端末100に送信する。ユーザ端末100は、受信したURLが示すウェブサイトにアクセスする。これにより、ユーザUsは、ユーザ端末100にて表示される住宅設備のメンテナンス情報のウェブサイトを閲覧することができる。
また、ユーザUsは、住宅設備に使用する消耗品を購入したいと思った場合には、住宅情報閲覧アプリケーションが動作するユーザ端末100に対して、住宅設備を指定したうえで消耗品購入を宣言する操作を行う。当該操作に応じて、ユーザ端末100は、消耗品の販売サイト要求を住宅設備情報サーバ200に送信する。
住宅設備情報サーバ200は、受信された販売サイト要求に含まれる設備IDにより識別される設備エンティティET20に関連付けられた消耗品情報エンティティET23を検索する。住宅設備情報サーバ200は、検索した消耗品情報エンティティET23に格納されている販売サイトURLをユーザ端末100に送信する。ユーザ端末100は、受信した販売サイトURLが示すウェブサイトにアクセスする。これにより、ユーザUsは、ユーザ端末100にて表示される消耗品の販売サイトを利用して消耗品を購入することができる。
また、例えば住宅設備に何らかの不具合が発生するなどしたために、メーカ等のしかるべき問合せ先に問合せることが必要となるような場合がある。このような場合、ユーザUsは、住宅情報閲覧アプリケーションが動作するユーザ端末100に対して、住宅設備を指定したうえで問合せ先の提供を指示する操作を行う。当該操作に応じて、ユーザ端末100は、問合せ先要求を住宅設備情報サーバ200に送信する。
住宅設備情報サーバ200は、受信された問合せ先要求に含まれる設備IDにより識別される設備エンティティET20に関連付けられた問合せ先情報エンティティET25を検索する。住宅設備情報サーバ200は、検索した問合せ先情報エンティティET25に格納されている問合せ先情報をユーザ端末100に送信する。ユーザ端末100は、受信した問合せ先情報を表示する。これにより、ユーザUsは、ユーザ端末100にて表示される問合せ先情報を利用して、しかるべき問合せ先に対して、電話、電子メール等により問合せをすることができる。
また、住宅設備についてメーカのホームページ等によりリコールが告知される場合がある。住宅設備情報サーバ200を運用するサービス提供業者は、例えば業務端末を用いて、住宅設備情報サーバ200に登録済みの付帯設備のそれぞれについて、メーカのホームページにてリコールが告知されていないかを定期的に確認するようにしている。サービス提供業者は、付帯設備についてリコールが告知されていることを確認した場合には、業務端末を用いて、当該付帯設備がリコール対象とされたことの登録を住宅設備情報サーバ200に行う。なお、住宅事業者30も、事業者端末300を用いてリコールが告知されていないかを定期的に確認し、付帯設備がリコール対象とされたことの登録を住宅設備情報サーバ200に行えるようにしてよい。
住宅設備情報サーバ200は、付帯設備がリコール対象とされたことの登録を受けて、対応の付帯設備に対応するリコール情報エンティティET24を生成する。
なお、例えば住宅設備情報サーバ200が、登録されている住宅設備(ユーザ設備及び付帯設備)についてリコールが告知されているか否かの確認を、住宅設備ごとのホームページ等を自動巡回するなどして定期的に実行してよい。この場合、住宅設備情報サーバ200は、或る住宅設備についてリコールが告知されていたことを確認した場合には、対応の住宅設備に対応するリコール情報エンティティET24を生成してよい。
住宅設備情報サーバ200は、上記のようにリコール情報エンティティET24を生成したことに応じて、生成したリコール情報エンティティET24が対応する住宅設備を登録している全てのユーザUsのユーザ端末100に対してリコール通知を行う。リコール通知は、例えば住宅情報閲覧アプリケーションに対するプッシュ通知であってよい。これにより、ユーザUsは、自分が調べなくとも、自分の居住する物件に導入されている住宅設備がリコール対象となったことを把握することができる。
また、住宅事業者30は、事業者端末300を用いて、自社が管理する物件のユーザUsのユーザ端末100に各種情報を配信することができる。住宅事業者30が配信する情報としては、建物や物件の設備の定期点検、建物における業者の作業予定、居住者向けのサービスの告知等であっよい。
このような情報の配信は、ユーザUsについて登録されたメールアドレスを宛先とする電子メールの送信として行われてもよい。あるいは、このような情報の配信は、ユーザ端末100の住宅設備情報閲覧アプリケーションへのプッシュ通知であってもよい。情報の配信が住宅設備情報閲覧アプリケーションへのプッシュ通知として行われる場合、住宅事業者30は、事業者端末300を用いた操作により、プッシュ通知の送信先としてユーザ個別や家族単位(物件単位)を指定することもできるし、建物単位、住所や郵便番号等に基づく地域区分単位のユーザUsを指定することもできる。
[処理手順例]
住宅事業者30が管理する物件の居住者としてのユーザUsが対応する居住者提供情報に対して、対応の物件の事業者登録情報を関連付け(連携)させるにあたっては、ユーザUsがユーザ端末100を用いて行うようにされる。
図6のフローチャートを参照して、1のユーザの居住者提供情報に事業者登録情報を連携させるためにユーザ端末100と住宅設備情報サーバ200とが実行する処理手順例について説明する。
まず、ユーザ端末100が実行する処理手順例について説明する。ここでは、住宅設備情報閲覧アプリケーションが動作するユーザ端末100の処理手順例について説明する。
ステップS100:ユーザUsは、自分が入居する(あるいは入居した)物件の居住者としてのユーザUsの居住者提供情報に、対応の物件の事業者登録情報を連携させるにあたり、ユーザ端末100にて住宅設備情報閲覧アプリケーションを起動させる。ユーザUsは、住宅設備情報閲覧アプリケーションが動作するユーザ端末100に連携コードの入力が可能な画面(連携コード入力画面)を表示させる。ユーザUsは、連携コード入力画面に対して住宅事業者30から通知された連携コードを入力する操作を行う。ユーザ端末100における制御部304は、操作部103に対する操作により行われる連携コードの入力を受け付ける。
ステップS102:ユーザUsは、ユーザ端末100に対して上記のようにユーザ情報の入力と連携コードの入力の操作を行ったうえで、例えば連携コード入力画面に配置された送信ボタンを操作する。送信ボタンの操作は、事業者登録情報の連携を指示する操作となる。
当該操作が行われたことに応じて、ユーザ端末100は、住宅設備情報サーバ200に対して連携要求を送信する。連携要求には、住宅設備情報閲覧アプリケーションのユーザ登録に際して登録されたユーザID及び家族IDと、ステップS100にて入力を受け付けた連携コードとを含む。
次に、住宅設備情報サーバ200が実行する処理手順例について説明する。
ステップS200:住宅設備情報サーバ200において、情報管理部221は、ステップS104によりユーザ端末100から送信された連携要求を受信する。
ステップS202:情報管理部221は、受信された連携要求に含まれるのと同じユーザID及び家族IDを格納する家族エンティティET2を居住者提供情報記憶部231から検索する。
ステップS204:また、情報管理部221は、受信された連携要求に含まれるのと同じ連携コードを格納する物件エンティティET11を居住者提供情報記憶部231から検索する。
ステップS206:情報管理部221は、対象のユーザUsの居住者提供情報に事業者登録情報を連携させる。
このため、情報管理部221は、ステップS202により検索された家族エンティティET2に、ステップS204により検索された物件エンティティET11が格納するのと同じ建物IDと部屋IDとを格納する。このように家族エンティティET2に対して建物ID、部屋IDが格納されることで、対象のユーザUsを含む家族IDに対して事業者登録情報が関連付けられる。つまり、対象のユーザUsの居住者提供情報に事業者登録情報が連携される。
また、住宅事業者30が管理する物件からこれまで居住者していたユーザUsが退去することに応じて、住宅事業者30は、これまでのユーザUsの居住者提供情報に対する対応の物件に関する事業者登録情報の連携を解除させる。このような事業者登録情報の連携の解除も、住宅事業者30が事業者端末300を用いて行うようにされる。
図7のフローチャートを参照して、居住者提供情報に対する事業者登録情報の連携の解除のために事業者端末300と住宅設備情報サーバ200とが実行する処理手順例について説明する。
まず、事業者端末300が実行する処理手順例について説明する。
ステップS300:住宅事業者30は、ユーザUsの物件からの退去等に応じて、居住者提供情報に対する事業者登録情報の連携を解除するにあたり、対象のユーザUsが退去する物件の部屋IDを事業者端末300に入力する操作を行う。事業者端末300における制御部304は、操作部103に対する操作により行われる部屋IDの入力を受け付ける。
ステップS302:制御部304は、住宅設備情報サーバ200に対して、ユーザリスト要求を送信する。ユーザリスト要求には、ステップS300にて入力を受け付けた部屋IDが含まれる。
ステップS304:ステップS302によるユーザリスト要求の送信に応じて、住宅設備情報サーバ200は、ユーザリスト情報を送信する。制御部304は、受信されたユーザリスト情報を表示部302に表示させる。
ステップS306:ステップS304により表示されたユーザリスト情報には、ステップS300にて入力された部屋IDが対応する物件の居住者として登録されているユーザごとのリスト項目が配置されている。住宅事業者30は、配置されたリスト項目のうちから、退去するユーザUsに対応するリスト項目を選択する操作(ユーザ選択操作)を行う。制御部304は、ユーザ選択操作を受け付ける。
ステップS308:住宅事業者30は、ユーザ選択操作を行ったうえで、連携解除の事項を指示する操作を行う。当該操作が行われたことに応じて、制御部304は、住宅設備情報サーバ200に対して連携解除要求を送信する。連携解除要求は、ユーザ選択操作により選択されたユーザのユーザIDを含む。
次に、住宅設備情報サーバ200が実行する処理手順例について説明する。
ステップS400:住宅設備情報サーバ200において、情報管理部221は、ステップS304により事業者端末300から送信された連携解除要求を受信する。
ステップS402:情報管理部221は、受信された連携解除要求に含まれるのと同じ部屋IDを格納する家族エンティティET2を居住者提供情報記憶部231から検索する。
ステップS404:情報管理部221は、ステップS402により検索した家族エンティティET2に対応付けられている全てのユーザエンティティET1ごとのユーザごとのリストを示すユーザリスト情報を生成する。情報管理部221は、生成したユーザリスト情報を事業者端末300に送信する。
ステップS406:情報管理部221は、ステップS308により送信された連携解除要求を受信する。情報管理部221は、受信された連携解除要求に含まれるユーザIDに対応するユーザエンティティET1に対応付けられた家族エンティティET2から、格納されている建物ID、部屋IDを削除する。このように家族エンティティET2が建物ID、部屋IDを格納しない状態に変更されることで、対象のユーザUsの家族エンティティET2と事業者登録情報との関連付けが解消される。これにより、対象のユーザUsの居住者提供情報に対する事業者登録情報の連携が解除される。
1の物件については、これまで居住していた居住者が退去した後に新に別の居住者が入居することにより居住者の入れ替えが生じる。このような居住者の入れ替えにあたって、これまで居住していた居住者としてのユーザ(退去ユーザ)が退去したことに応じて住宅事業者30が事業者端末300を操作して、事業者端末300に図7の処理を実行させる。これにより、退去ユーザとしての居住者提供情報に対する対象物件についての事業者登録情報の連携が解除される。
また、住宅事業者30は、同じ物件に新たに入居する居住者としてのユーザ(入居ユーザ)には、該当の物件の連携コードを通知するようにされる。入居ユーザが、住宅設備情報閲覧アプリケーションが動作するユーザ端末100を操作して連携コードを入力することにより、ユーザ端末100に図6の処理を実行させることで、入居ユーザの居住者提供情報に対して同じ対象物件についての事業者登録情報の連携が図られることとなる。
このように1の物件について居住者の入れ替えが生じる場合においては、住宅事業者30は、先に退去ユーザについての事業者登録情報の連携の解除を行った後に、入居ユーザについて事業者登録情報の連携が開始されるようにすることが好ましい。これにより、同じ1の物件について、入居ユーザと退去ユーザとの居住者提供情報が重複して同じ物件の事業者登録情報と連携される状態を回避できる。このためには、例えば住宅事業者30は、退去ユーザについての事業者登録情報の連携の解除を行った後でなければ、入居ユーザに連携コードを通知しないというように運用してよい。あるいは、住宅事業者30は、入居ユーザに連携コードを通知するにあたり、退去ユーザについての事業者登録情報の連携の解除を行う予定の日時よりも後の日時にて連携コードの入力を行ってもらうように伝えるようにしてもよい。
なお、住宅事業者30の運用として、例えば少なくとも一定期間において入居ユーザと退去ユーザとの居住者提供情報が重複して同じ物件の事業者登録情報と連携される状態が許容される場合があってもよい。この場合には、住宅事業者30は、退去ユーザの事業者登録情報の連携が解除される前のタイミングで、入居ユーザに連携コードを入力してもらうようにしてもよい。
図8のフローチャートを参照して、ユーザ端末100と住宅設備情報サーバ200とが、住宅設備リスト画面の表示に関連して実行する処理手順例について説明する。住宅設備リスト画面は、ユーザ端末100にて起動された住宅情報閲覧アプリケーションにログインしたことに応じて最初に表示されるアプリケーション画面である。
また、同図の説明にあたり、ユーザ端末100のユーザUsは、住宅情報閲覧アプリケーションに対応するユーザ登録を済ませていることで、住宅設備情報サーバ200にてユーザアカウントが作成されている場合を例に挙げる。ユーザアカウントが作成されている場合、ユーザ登録により登録されたユーザ情報は、ユーザエンティティET1に格納される。
まず、ユーザ端末100の処理手順例について説明する。
ステップS500:ユーザ端末100は、住宅情報閲覧アプリケーションが起動されたことに応じて、ログイン要求を住宅設備情報サーバ200に送信する。ログイン要求は、ユーザアカウントに対応するログイン情報(ログインID、パスワード)を含む。
ステップS502:ステップS500により送信したログイン要求に応じて、住宅設備情報サーバ200は、ログインしたユーザUsに対応する居住者提供情報を送信する。ユーザ端末100において制御部104は、住宅情報閲覧アプリケーションのアプリケーション画面として、受信した居住者提供情報において示される住宅設備が反映された住宅設備リスト画面を表示部102に表示させる。
この場合において、後述のステップS604~S608の処理が住宅設備情報サーバ200にて実行されることで、ユーザUsが未だ住宅情報閲覧アプリケーションに連携コードを入力していない場合には、事業者登録情報が反映されない住宅設備リスト画面が表示される。一方、ユーザUsが連携コードを入力済みの場合には、事業者登録情報が反映された住宅設備リスト画面が表示される。
次に、住宅設備情報サーバ200が実行する処理手順例について説明する。
ステップS600:住宅設備情報サーバ200において情報提示制御部222は、ステップS500によりユーザ端末100から送信されたログイン要求を受信する。
ステップS602:情報提示制御部222は、ステップS600にて受信されたログイン要求に含まれるユーザIDを検索キーとして、居住者提供情報記憶部231からユーザエンティティET1を検索する。
ステップS604:次に、情報提示制御部222は、ステップS602により検索されたユーザエンティティET1に対応付けられている家族エンティティET2において、建物ID及び部屋IDが格納されているか否かを判定する。
ステップS606:ステップS604により家族エンティティET2において、建物ID及び部屋IDが格納されていると判定された場合、情報提示制御部222は、ログイン要求に対する応答として、事業者登録情報(付帯設備情報D32及び物件関連情報D33)を含む居住者提供情報を、ユーザ端末100に送信する。
ステップS608:ステップS604により家族エンティティET2において、建物ID及び部屋IDが格納されていないと判定された場合、情報提示制御部222は、事業者登録情報(付帯設備情報D32及び物件関連情報D33)を含まず、ユーザ設備情報D31を含む居住者提供情報を、ユーザ端末100に送信する。
[付帯設備の検索について]
住宅事業者30としては、自社が管理する物件に設置されている付帯設備のうちで、一定の条件に適合するものがどの物件に設置されているのかを把握したいような場合がある。そこで、本実施形態の設備情報管理システムは、住宅事業者30が事業者端末300を利用して住宅設備情報サーバ200に登録した付帯設備を検索可能なようにされる。
図9のフローチャートを参照して、付帯設備の検索に対応して事業者端末300と住宅設備情報サーバ200とが実行する処理手順例について説明する。
まず、事業者端末300が実行する処理手順例について説明する。
ステップS700:住宅事業者30は、付帯設備の検索にあたり、住宅設備情報サーバ200が提供する付帯設備検索用のウェブページに事業者端末300をアクセスさせる。これにより、事業者端末300の表示部302には、付帯設備検索画面が表示される。
住宅事業者30は、付帯設備検索画面に対して付帯設備検索のための検索条件を入力する操作を行う。事業者端末300の制御部304は、検索条件の入力を受け付ける。この場合の検索条件は、例えばメーカ名、商品名、型番、製造年、物件名等の検索キーを含んでよい。また、検索条件は、複数の検索キーの論理和、論理積によるものであってもよい。
ステップS702:住宅事業者30は、検索条件を入力すると、検索実行を指示する操作を行う。検索実行を指示する操作が行われたことに応じて、制御部304は、住宅設備情報サーバ200に検索要求を送信する。検索要求には、ステップS700にて入力された検索条件が含まれる。
ステップS704:ステップS702により検索要求を送信したことに応じて、住宅設備情報サーバ200からは検索結果が送信される。制御部304は、受信した検索結果の内容が反映された検索結果画面を表示する。
次に、住宅設備情報サーバ200が実行する処理手順例について説明する。
ステップS800:住宅設備情報サーバ200において、検索処理部223は、ステップS702により事業者端末300から送信された検索要求を受信する。
ステップS802:検索処理部223は、受信した検索要求に含まれる検索条件に該当する付帯設備を居住者提供情報記憶部231から検索する。この際、検索処理部223は、居住者提供情報における全ての物件登録設備エンティティET13に関連付けられた設備エンティティET20に格納された情報のうちから検索条件に一致するものを探索するようにして検索を実行してよい。
ステップS804:検索処理部223は、ステップS802による検索結果を事業者端末に送信する。
<第2実施形態>
続いて、第2実施形態について説明する。第1実施形態においては、住宅事業者30が、ユーザの物件への入居、物件からの退去に応じて、事業者端末300を用いて、入居するユーザの居住者提供情報に事業者登録情報を連携させ、退去するユーザの居住者提供情報に対する事業者登録情報の連携を解除するようにしていた。
これに対して、本実施形態においては、1の物件に関して、これまで居住していた居住者(退去ユーザ)が退去し、その後、新たに別の居住者(入居ユーザ)が入居するようにして居住者の入れ替えが行われたことに応じて、住宅設備情報サーバ200が、当該1の物件に対応する事業者登録情報の連携先を退去ユーザと入居ユーザとで変更可能に構成される。
図10のシーケンス図を参照して、1の物件についての居住者の入れ替えに応じて、事業者端末300と事業者サーバ400と住宅設備情報サーバ200とが事業者登録情報の連携先の変更のために実行する処理手順例について説明する。
ステップS900:住宅事業者30は、1の或る物件にこれまで居住していたユーザ(退去ユーザ)が退去したことを把握すると、事業者端末300を事業者サーバ400にアクセスさせ、事業者サーバ400が記憶する物件管理情報における対象の物件についての居住者登録を抹消する操作(登録抹消操作)を行う。事業者端末300の制御部304は、住宅事業者30により行われた登録抹消操作を受け付ける。
ステップS902:登録抹消操作を受け付けた事業者端末300の制御部304は、事業者サーバ400に抹消要求を送信する。抹消要求には、対象の物件を示す物件ID(建物ID及び部屋ID)が含まれる。事業者サーバ400は、送信された抹消要求を受信する。
ステップS904:事業者サーバ400は、受信された抹消要求に含まれる物件IDにより特定される物件管理情報から、退去ユーザの登録を抹消する処理を実行する。
ステップS906:住宅事業者30は、ステップS900に対応して登録抹消操作を行ったのと同じ物件について、新たに別のユーザ(入居ユーザ)が入居したことに応じて、事業者端末300を事業者サーバ400にアクセスさせ、対象の物件について居住者を新規に登録する操作(新規登録操作)を行う。新規登録操作には、入居ユーザに関するユーザ情報を登録する操作も含まれる。事業者端末300の制御部304は、住宅事業者30により行われた新規登録操作を受け付ける。
ステップS908:新規登録操作を受け付けた事業者端末300の制御部304は、事業者サーバ400に登録要求を送信する。登録要求には、対象の物件を示す物件IDと入居ユーザのユーザ情報が含まれる。事業者サーバ400は、送信された新規登録要求を受信する。
ステップS910:事業者サーバ400は、新規登録要求の受信に応じて居住者新規登録の処理を実行する。事業者サーバ400は、居住者新規登録の処理として、受信された新規登録要求に含まれる物件IDにより特定される物件管理情報に対して、同じ新規登録要求に含まれる入居ユーザのユーザ情報を登録する。
ステップS912:ステップS904までの処理によって、1の物件に対応する物件管理情報は居住者の入れ替わりが生じたことになる。このように物件管理情報について居住者の入れ替わりが生じたことに応じて、事業者サーバ400は、連携先ユーザ変更トリガを発生させる。連携先ユーザ変更トリガは、居住者の入れ替わりが生じた物件に対応する事業者登録情報の連携先を退去ユーザから入居ユーザに変更させることを指示するトリガである。
ステップS914:連携先ユーザ変更トリガの発生に応じて、事業者サーバ400は、住宅設備情報サーバ200に連携解除要求を送信する。連携解除要求は、退去ユーザの居住提供情報に対する対象の物件の事業者登録情報の連携の解除を要求するコマンドである。連携解除要求は、退去ユーザのユーザ情報を含む。住宅設備情報サーバ200は送信された連携解除要求を受信する。
ステップS916:住宅設備情報サーバ200において情報管理部221は、連携解除要求の受信に応じて、退去ユーザの居住者提供情報に対する事業者登録情報の連携を解除する処理を実行する。
このために、情報管理部221は、連携解除要求に含まれるのと同じ内容のユーザ情報を格納するユーザエンティティET1を居住者提供情報記憶部231から検索する。さらに情報管理部221は、検索したユーザエンティティET1に関連付けされた家族エンティティET2を居住者提供情報記憶部231から検索する。
情報管理部221は、検索した家族エンティティET2に格納されている建物ID、部屋IDを削除する。これにより、退去ユーザの居住者提供情報から、これまで居住していた物件に対応する事業者登録情報の連携が解除される。
当該ステップS916の処理は、退去ユーザ(第1居住者の一例)が対応する家族IDと、物件ID(建物ID、部屋ID)との関連付けを解除することに相当する。退去ユーザの家族IDは、退去ユーザのユーザIDと関連付けされていることから、退去ユーザの識別子としてみることもできる。つまり、当該ステップS916の処理は、退去ユーザのユーザ識別子と物件(居住空間の一例)の識別子(居住空間識別子の一例)との関連付けを解除する処理となる。
このように、退去ユーザの居住者提供情報から、これまで居住していた物件に対応する事業者登録情報の連携が解除されたことで、以降において、退去ユーザが、ユーザ端末100の住宅情報閲覧アプリケーションにより、居住していた物件の連携コードを入力してログインを行っても、住宅設備リスト画面において居住していた物件の事業者登録情報は表示されなくなる。
ステップS918:事業者サーバ400は、ステップS914による連携解除要求の送信によりステップS916による事業者登録情報の連携解除の処理を実行させた後、連携要求を住宅設備情報サーバ200に送信する。連携要求は、入居ユーザの居住提供情報に対して、対象の物件の事業者登録情報を連携させることを要求するコマンドである。連携要求は、入居ユーザのユーザ情報と、対象の物件を示す物件IDとを含む。住宅設備情報サーバ200は送信された連携要求を受信する。
ステップS920:住宅設備情報サーバ200の情報管理部221は、連携要求の受信に応じて、入居ユーザの居住者提供情報に、同じ対象の物件の事業者登録情報を連携させる。
このため、情報管理部221は、受信された連携解除要求に含まれるのと同じ内容のユーザ情報を格納するユーザエンティティET1を居住者提供情報記憶部231から検索する。さらに情報管理部221は、検索したユーザエンティティET1に関連付けされた家族エンティティET2を居住者提供情報記憶部231から検索する。情報管理部221は、受信した連携要求に含まれていた物件ID(建物ID、部屋ID)を、家族エンティティET2に格納する。これにより、入居ユーザの居住者提供情報に事業者登録情報が関連付けられる。つまり、対象のユーザUsの居住者提供情報に事業者登録情報が連携される。
当該ステップS920の処理は、入居ユーザ(第2居住者の一例)が対応する家族IDに、物件ID(建物ID、部屋ID)を関連付けすることに相当する。この場合にも、入居ユーザの家族IDは、入居ユーザのユーザIDと関連付けされていることから、入居ユーザの識別子としてみることもできる。つまり、当該ステップS920の処理は、入居ユーザのユーザ識別子と物件の識別子とを関連付ける処理となる。
これにより、以降において入居ユーザが、ユーザ端末100の住宅情報閲覧アプリケーションにより、物件の連携コードを入力してログインを行うことによっては、住宅設備リスト画面において、ユーザ設備情報と、居住している物件の事業者登録情報とが表示される。
なお、同図の処理手順では、事業者サーバ400にてステップS904による退去ユーザの登録抹消とステップS910による入居ユーザの新規登録とが完了したことを以て、住宅設備情報サーバ200が、一連の処理として、ステップS916による退去ユーザに対応する事業者登録情報の連携解除と、ステップS920による入居ユーザに対する事業者登録情報の連携とを実行するようにされている。
これに対して、例えば住宅設備情報サーバ200は、まず、事業者サーバ400にて退去ユーザの登録抹消が行われたことに応じて、ステップS916による退去ユーザに対応する事業者登録情報の連携解除を実行し、この後に、事業者サーバ400にて入居ユーザの新規登録が行われたことに応じて、ステップS920による入居ユーザに対する事業者登録情報の連携を実行するようにされてもよい。
なお、事業者サーバ400と住宅設備情報サーバ200とは統合されて1つのサーバとして構成されてもよい。
また、事業者サーバ400としての機能は、複数のサーバが連携して実現するように構成されてよい。また、住宅設備情報サーバ200としての機能も、複数のサーバが連携して実現するように構成されてよい。
なお、上述のユーザ端末100、住宅設備情報サーバ200、事業者端末300、及び事業者サーバ400等の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述のユーザ端末100、住宅設備情報サーバ200、事業者端末300、及び事業者サーバ400等の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
10 建物、11 部屋、30 住宅事業者、100 ユーザ端末、101 通信部、102 表示部、103 操作部、104 制御部、105 記憶部、200 住宅設備情報サーバ、201 通信部、202 制御部、203 記憶部、221 情報管理部、222 情報提示制御部、223 検索処理部、231 居住者提供情報記憶部、300 事業者端末、302 表示部、304 制御部、400 事業者サーバ

Claims (4)

  1. ユーザを一意に識別するユーザ識別子と関連付けられ、ユーザが所有する設備に関するユーザ設備情報と、居住空間を示す居住空間識別子に関連付けられ、前記居住空間に付帯される設備に関する付帯設備情報とを記憶する記憶部と、
    ユーザのユーザ識別子と、ユーザが居住する居住空間の居住空間識別子とを関連付けることで、居住空間に居住するユーザにユーザ設備情報と付帯設備情報とを関連付けて管理可能な設備情報管理部と、
    ユーザに関連付けられた設備情報がユーザ端末にて提示されるようにする設備情報提示制御部とを備え、
    前記設備情報管理部は、1の居住空間について第1居住者から第2居住者に居住が入れ替わることに応じて、前記第1居住者としてのユーザのユーザ識別子と居住空間識別子との関連付けの解除を行い、前記第2居住者としてのユーザのユーザ識別子に前記解除が行われた居住空間識別子を関連付ける入れ替え処理を行う
    設備情報管理システム。
  2. 前記設備情報管理部は、居住空間に居住する第1居住者から第2居住者に入れ替わりが行われたことを示す入れ替えトリガの発生に応じて、前記入れ替え処理を行う
    請求項1に記載の設備情報管理システム。
  3. ユーザを一意に識別するユーザ識別子と関連付けられ、ユーザが所有する設備に関するユーザ設備情報と、居住空間を示す居住空間識別子に関連付けられ、前記居住空間に付帯される設備に関する付帯設備情報とを記憶する記憶ステップと、
    ユーザのユーザ識別子と、ユーザが居住する居住空間の居住空間識別子とを関連付けることで、居住空間に居住するユーザにユーザ設備情報と付帯設備情報とを関連付けて管理可能な設備情報管理ステップと、
    ユーザに関連付けられた設備情報がユーザ端末にて提示されるようにする設備情報提示制御ステップとを備え、
    前記設備情報管理ステップは、1の居住空間について第1居住者から第2居住者に居住が入れ替わることに応じて、前記第1居住者としてのユーザのユーザ識別子と居住空間識別子との関連付けの解除を行い、前記第2居住者としてのユーザのユーザ識別子に前記解除が行われた居住空間識別子を関連付ける入れ替え処理を行う
    設備情報管理方法。
  4. 設備情報管理システムにおけるコンピュータを、
    ユーザを一意に識別するユーザ識別子と関連付けられ、ユーザが所有する設備に関するユーザ設備情報と、居住空間を示す居住空間識別子に関連付けられ、前記居住空間に付帯される設備に関する付帯設備情報とを記憶する記憶部、
    ユーザのユーザ識別子と、ユーザが居住する居住空間の居住空間識別子とを関連付けることで、居住空間に居住するユーザにユーザ設備情報と付帯設備情報とを関連付けて管理可能な設備情報管理部、
    ユーザに関連付けられた設備情報がユーザ端末にて提示されるようにする設備情報提示制御部として機能させるためのプログラムであって、
    前記設備情報管理部は、1の居住空間について第1居住者から第2居住者に居住が入れ替わることに応じて、前記第1居住者としてのユーザのユーザ識別子と居住空間識別子との関連付けの解除を行い、前記第2居住者としてのユーザのユーザ識別子に前記解除が行われた居住空間識別子を関連付ける入れ替え処理を行う
    プログラム。
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