JP2023069289A - 原稿送り装置、画像形成装置、及び原稿送り装置の制御方法 - Google Patents

原稿送り装置、画像形成装置、及び原稿送り装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】追加のセンサを設ける必要なく既存のセンサを検出に用いことでジェスチャからの制御を可能にした原稿送り装置及びその制御方法を提供する。【解決手段】画像形成装置100において、原稿送り装置10は、原稿用紙の長さとジャスチャ入力を検出する反射型センサ20、22と、装置を制御する制御部とを備える。制御部は、反射型センサで検出したジェスチャ入力に基づき装置を制御する。【選択図】図1

Description

本開示は原稿送り装置等に関する。
コロナウイルス等の感染症の流行により、複合機(MFP:MultiFunction Printer)等の画像形成装置においても、触れずに操作ができる機能の需要が高まっている。
そうした操作のためにユーザのジェスチャを認識できるセンサを付ければ、ジェスチャによって画像形成装置の操作が可能になる。
従来、画像形成装置を直接触れることなく操作を行う技術に関し、特許文献1には、表示部の近傍に上方の空間領域撮像するカメラを設け、ユーザの指先等の移動を撮像することでジェスチャによる操作を可能にする技術が記載されている。
また、特許文献2には、画像形成装置の前面に焦電センサを設け、計測した値の周期により人の移動を検知して電力のモードを制御する技術が記載されている。
特開2015-84028号公報 特開2014-10345号公報
しかしながら、従来技術のようなそれぞれの目的を達成するために、目的に合わせて別途撮影用カメラ、焦電センサ等の構成を用意する必要があり、画像形成装置のコストアップの要因となってしまう問題、追加のセンサを画像形成装置の表面に設ける必要からデザイン上の制約等の問題があった。
本開示は、斯かる実情に鑑み、追加のセンサを設ける必要なく既存のセンサを検出に用いことでジェスチャ入力による制御を可能にした原稿送り装置等を提供しようとするものである。
本開示は、原稿用紙の長さとジャスチャ入力を検出する反射型センサと、装置を制御する制御部とを備え、制御部は、前記反射型センサで検出したジェスチャ入力に基づき装置を制御することを特徴とする原稿送り装置である。
本開示は、前記原稿送り装置を搭載し、前記原稿送り装置で搬送された原稿を読み取る原稿読み取り部と、読み取り信号に基づき画像形成を行う画像形成部とを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
本開示は、反射型センサによって原稿用紙の長さとジャスチャ入力を検出し、前記反射型センサで検出したジェスチャ入力に基づき装置を制御することを特徴とする原稿送り装置の制御方法である。
本開示に係る原稿送り装置等によれば、既存の反射型センサを用いて非接触で入力を行うことができるという優れた効果を奏し得る。
本開示に係る原稿送り装置一体型の画像形成装置の外観側面図である。 原稿送り装置を上方からの視図である。 原稿送り装置の自動搬送装置部分の断面図である。 原稿長さセンサ短、原稿長さセンサ長に用いる、反射型光センサの機能を説明する図である。 原稿送り装置及び画像形成装置の機能ブロック図である。 実施形態に係るジェスチャの例の説明図である。 タイマーで定期的にパターン判定する手順を説明するフローチャートである。 センサの出力変化を割り込み要因とするパターン判定手順を説明するフローチャートである。 実施形態に係る「ジェスチャモード」の制御手順を説明するフローチャートである。 「原稿読み取りモード」の制御手順を説明するフローチャートである。
以下図面を参照して本開示を実施するための一実施形態について説明する。
なお、以下の実施形態は、本開示を説明するための一例であり、特許請求の範囲に記載した発明の技術的範囲が、以下の記載に限定されない。
[1. 実施形態]
[1.1 全体構成]
図1は実施形態に係る原稿送り装置10一体型の画像形成装置100の全体外観側面図、図2は原稿送り装置10の上方からの視図、図3は原稿送り装置10の断面図、図4は原稿送り装置10に搭載された短側の原稿長さセンサ短20、長側の原稿長さセンサ長22を説明する図である。
図3に示すように、画像形成装置100は、その上部にスキャナ部(原稿読み取り部)110が配設されている。画像形成装置100は、原稿送り装置10によってスキャナ部110に原稿を搬送しスキャナ部110が原稿の画像を読み取り、読み取り画像その他のデータに基づき電子写真方式により画像を印字出力するものである。画像形成装置110は、スキャナ部の機能の他、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機能を有する多機能プリンタ(MultiFunction Printer)とすることができる。
[1.2 機能構成]
原稿読み取り装置10は、図2、図3に示すように、上部に原稿を載せる原稿載置台12と、原稿載置台(原稿トレイ)12上の原稿をスキャナ部110に向けて搬送する、複数のローラからなる原稿搬送部14と、スキャナ部110で読み取った原稿が排出される原稿排出台(排出トレイ)16とを備える。
原稿載置台12には、図2、図3に示すように、原稿搬送部14に近い箇所(原稿取り込みローラ14aの下方)に設置された原稿有無センサ18と、載置台のほぼ中央部に位置する、短い原稿サイズを検知する原稿長さセンサ短20と、原稿長さセンサ短20の上流側に位置する、長い原稿サイズを検出する原稿長さセンサ長22とを備える。
ここで、一般に、原稿のサイズを検出するセンサには、機械式スイッチセンサ、あるいは光の反射にて検出を行う反射型光センサが用いられており、実施形態の原稿長さセンサ短20及び原稿長さセンサ長22は後者の反射型光センサを使用している。
図4は、実施形態に係る原稿長さセンサ短20、原稿長さセンサ長22に用いる反射型光センサの機能説明図である。
図4に示すように、反射型光センサは、光送信部(投光部)paと受光部ppとを有している。反射型光センサは、原稿dがある場合、図4(a)に示すように、光送信部paから送出された光pを原稿dが反射することによって、その反射光を受光部ppが受光し、受光信号から原稿dがあることを検出するようになっている。
これらの原稿検出に用いられる反射型光センサは、原稿dまでの距離から近距離での反射光を検出するようになっているが、実施形態では、図4(b)に示すように、原稿載置台12から離れた位置の手eによるジェスチャを検出する機能が必要になる。
そのため、実施形態の原稿長さセンサ短20、原稿長さセンサ長22は、送信側あるいは受光側に送出あるいは受光の能力に幅を持たせることにより近中距離の物体の検出を可能として図4(b)に示すように手eの検出を可能にしている。
なお、原稿載置台12上部には、原稿長さの短側、長側に対応する位置に小さな孔が開いており、その内側に反射型光センサが配置されている。すなわち、反射型光センサが原稿長さの短・長2つの位置に対応した位置に設置されており、それぞれが、図3に示すように、原稿長さセンサ短20、原稿長さセンサ長22となっている。これら反射型光センサはその上方に原稿や手等の反射物が来たときに反応するようになっている。後述するように、この2つのセンサ20、22の反応を時系列で検知することで、原稿とジェスチャの双方を検知することができる。
図5は実施形態に係る原稿送り装置一体型画像形成装置の主要部分を説明するブロック図である。
〔原稿送り装置10〕
原稿送り装置10は、画像形成装置100のスキャナ部110に原稿用紙を搬送し、スキャナ部110に読み取らせて原稿用紙の画像を電子データへと置き換えるためのものである。
原稿送り装置10は、主に、制御部30と、原稿長さセンサ短20及び原稿長さセンサ長22、原稿有無センサ18、原稿幅センサ(用紙幅センサ)24、原稿搬送部14、一次保持部32、パターン記憶部34を備える。
制御部30は、原稿送り装置10の各部の制御と共に画像形成装置100の制御部130に接続されて互いの制御部30、130同士で信号をやり取りし、装置全体として調和の取れた制御を行うことができる。これにより、直接接続しない装置の動作に関わることができる。制御部30は、制御部130と一体又は別体に、図示していない中央演算処理装置(例えば、CPU(Central Processing Unit))がROM等の記憶手段(内部又は外部に設置したり後述の記憶部190が兼用したりしてもよい)に予め記憶されたプログラムに従い装置を制御するものである。
原稿長さセンサ短20及び原稿長さセンサ長22は、原稿用紙のサイズと、ジェスチャ入力を検出するものであり、光送信部paより光を送出し、反射されてくる光pを受光部ppにて受光することにより検出を行っている(図4(b)参照)。
原稿幅センサ24は、搭載させた原稿用紙の幅に原稿ガイド26を合わせることにより原稿用紙の幅を検出するためのセンサである(図2参照)。
原稿有無センサ18は、原稿用紙が搭載されているか否かを検出するためのセンサであり、実施形態では、原稿長さセンサ短20・原稿長さセンサ長22と同様の光センサを用いているが、例えばマイクロスイッチ等を使用してもよい。
原稿搬送部14は、原稿送り装置10内に設けられている複数のモータなどからなり原稿用紙を送るものである。具体的には、原稿搬送部14は、原稿取り込みローラ14aの下流側に搬送ローラ14bが配列されており、搬送ローラ14bが搬送して原稿をスキャナ部110のコンタクトガラス110a上に通過させて、スキャナ部110に原稿を読み取らせ、その後、原稿を原稿排出台16に排出する(図3参照)。
お知らせLED(light emitting diode)28は、LED発光素子を明滅させることでユーザに何らかの状態を知らせることができるもので、例えば原稿読み取後の原稿残り時などに、明滅させるなどする。実施形態では、ジェスチャが入力受け付けされたら、1秒周期で4秒明滅させ、ユーザにジェスチャ入力が受け付けられたことを知らせる。
一次保持部32は、ユーザから順次入力されるジェスチャのフラグを一次的に記憶する為のものである。
パターン記憶部34は、コマンドとジェスチャフラグを対応付けて複数記憶されており、入力されたジェスチャがどのコマンドを示すためのものであるかを特定するために用いられる。
一次保持部32とパターン記憶部34は、原稿送り装置10の制御部30によって制御されるようになっているが、画像形成装置100側の例えば制御部130が行ってもよい。この場合は、原稿送り装置10側のセンサ(具体的には、原稿長さセンサ短20及び原稿長さセンサ長22)から原稿送り装置10の制御部30を経由して画像処理装置100の制御部130に入力するようにする。一次保持部32とパターン記憶部34は、後述の記憶部190と同様の記憶手段を用いたり、記憶部190が兼用したりしても良い。
〔画像形成装置100〕
画像形成装置100は、主に、制御部130と、スキャナ部110と、画像入力部140と、画像処理部150と、印字部(画像形成部)160と、操作部170と、表示部180と、記憶部190と、ネットワークI/F(インタフェイス)170とを備えている。
制御部130は、画像形成装置100の全体を制御するための機能部である。制御部130は、画像形成装置100において、各部の制御を行うためのものであり、また原稿送り装置10及び画像形成装置100の互いの制御部30及び130同士で制御信号をやり取りし、装置全体として調和のとれた制御を行うことができる。これにより、直接接続しない装置の動作に関わることができる。
制御部130は、図示していない中央演算処理装置(例えば、CPU(Central Processing Unit))が記憶部190のROM等に予め記憶されたプログラムに従い装置を制御するものである。
画像入力部140は、画像データを入力するための機能部である。そして、画像入力部140は、原稿の画像を読み取る機能部であるスキャナ部110と接続され、スキャナ部110から出力される画像データを入力する。
また、画像入力部140は、USBメモリや、SDカード等の記憶媒体から画像データを入力してもよい。また、他の端末装置と接続を行うネットワークI/F120により、他の端末装置から画像データを入力してもよい。
スキャナ部110は、コンタクトガラス(不図示)等に載置された原稿を光学的に読み取り、画像入力部140へ読み取ったデータを渡す機能を有する。
スキャナ部110には、コンタクトガラス110aを通して光を原稿に照射する投光ランプ110bと、原稿からの反射光を導光する複数の反射ミラー110c、集光レンズ110d、及び、集光した反射光を画像信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)からなる受光素子110eとを備える。
印字部(画像形成部)160は、印字のために装置内に設けられている用紙搬送・転写・現像・定着といった、用紙に画像形成を行うためのものである。具体的には、スキャナ部110にて読み取られ電子データ化された画像データ、記憶部190に格納された画像データ、又は外部から入力された画像データ等に基づいて用紙に画像形成するための機能部である。例えば、図1に示すように、給紙カセット210から記録用紙を給紙し、印字部160において記録用紙の表面に画像が形成された後に排紙トレイ220に排紙される。印字部160は、例えば電子写真方式を利用したレーザプリンタ等により構成されている。
画像処理部150は、スキャナ部110で読み取られた画像データに対し、設定されたファイル形式(TIFF,GIF,JPEG等)に変換する画像処理機能を有する。そして、画像処理が施された画像データに基づき出力画像を形成する。
操作部170は、ユーザによる操作指示を受け付けて取り込むための機能部であり、各種キースイッチ(ハードキー)や、接触による入力を検出する装置(ソフトキー)等により構成されている。ユーザは、操作部170を介して、使用する機能や出力条件を入力する。
表示部180は、その表示画面に各種情報を表示してユーザに情報を提供する機能部であり、例えばLCD(Liquid crystal display)等の表示手段により構成されている。
すなわち、操作部170は、画像形成装置100を操作するためのユーザーインタフェイスを提供し、表示部180には、画像形成装置の各種設定メニュー画面やメッセージが表示される。
なお、画像形成装置100は、図1に示すように、操作部170の構成として、操作部170と表示部180とが一体に形成されているタッチパネルからなる操作パネル171を備えている。この場合において、タッチパネルの入力を検出する方式は、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式といった、一般的な検出方式であればよい。
記憶部190は、原稿送り装置10及び画像形成装置100の動作に必要な制御プログラムを含む各種プログラムや、読み取りデータを含む各種データやユーザ情報が記憶されている機能部である。記憶部190は、例えば、不揮発性のROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。また、半導体メモリであるSSD(Solid State Drive)を備えてもよい。
ネットワークI/F120は、外部の装置と通信接続を行い、データの送受信に用いられる通信インタフェイス(通信I/F)である。ネットワークI/F120により、画像形成装置100でのユーザによる操作によって、記憶部190に格納されるデータを、ネットワークを介して接続される他のコンピュータ装置へ送受信することができる。
電源部200は、外部の電源から入力された電力の電圧等を変換して、変換した電力を原稿送り装置10及び画像形成装置100に供給する機能部である。制御部30、130からの制御により、特定の電源モードに応じ特定の部位のみ電源を供給したり、しなかったりすることも可能である。本実施形態ではジェスチャパターンに応じて特定の電源モードにすることもできる。
装置開閉機構230(図示省略)は、原稿送り装置10を自動で開動作できる機構である。これも特定のジェスチャパターンに応じて開動作させることができるので、本体に触れることなくジェスチャのみで原稿送り装置10を開くことができる。原稿送り装置10を開動作させた場合、画像形成装置100の上部を開放してそのコンタクトガラスに原稿を直接接しさせスキャンさせることができる。
[1.3 処理の流れ]
まず、本実施形態において制御部30(必要に応じて制御部130)が行うジェスチャ検知の処理について説明する。
原稿送り装置10及び画像形成装置100の電源がONされ、原稿長さセンサ短20・原稿長さセンサ長22・原稿有無センサ18がともに検知信号出力可能な状態まで待つ。その後、原稿有無センサ18の状態が原稿検知状態にあれば、「原稿読み取りモード」となり、非検知状態にあれば、「ジェスチャモード」となる。
「原稿読み取りモード」では、原稿長さセンサ短20・原稿長さセンサ長22は、原稿長さを検知するセンサとして働く。一方、原稿有無センサ18の反応がない、かつ、原稿読み取中でない、状態になった場合は、「ジェスチャモード」に移行する。
「ジェスチャモード」では、ジェスチャ検知を行い、検知したジェスチャパターンに応じて実施形態の装置の各部を制御する。原稿有無センサ18に原稿有の反応が出た場合は、「原稿読み取りモード」に移行する。
本実施形態で使用されるジェスチャの例について図6を用いて説明する。
図6において、(a)は例1として、印刷ジョブの状況を表示パネルに表示させるための例、(b)は例2として、現在印字中のジョブをキャンセルするための例を示す。
図中、矩形の表示枠40a~40f、42a~42h内で左側の矩形マークが短側センサ(原稿長さセンサ短20)、右側の矩形マークが長側センサ(原稿長さセンサ長22)を意味しており、各々の原稿長さセンサ20、22の上に手(表示枠40a~40f、42a~42h内に手の形の図形で示す)をかざすことによりセンサ(原稿長さセンサ短20・原稿長さセンサ長22)が検出を行う(検出方法は図4(b)参照)。図6(a)、(b)には、センサが物体検知した場合は「1」でパルス波形が立ち上がり、検知していない場合は「0」でパルス波形が立ち下がる状態に表示する。
図6(a)に示すように、例1での検出結果は、原稿長さセンサ短20(短):001000となり、原稿長さセンサ長22(長):100010となり、図5のパターン記憶部34におけるジョブ表示コマンドのジェスチャと一致しコマンドが実行される。
同様に、図6(b)に示す例2は、現在印字中のジョブをキャンセルするための例であり、例2の検出結果は、原稿長さセンサ短20(短):00101010、原稿長さセンサ長22(長):10101010となり、パターン記憶部34の印刷中止コマンドのジェスチャと一致しコマンドが実行される。
次に、上述の原稿長さセンサ短20・原稿長さセンサ長22(長短センサ)のパターンの検知手順(検知方法)について図7、図8のフローチャートを用いて説明する。以後、各ステップ11~はS11~と略記する。
図7はタイマーで定期的にセンサを検知しパターン判定する手順(方法)、図8はセンサの出力変化を割り込み要因としてパターン判定する手順(方法)を示す。
図7、図8において、図6と同様に、センサ(原稿長さセンサ短20・原稿長さセンサ長22)が物体検知した場合は「1」、検知していない場合は「0」により表示する。
何れも検知信号に変化があった後、ノイズ等による誤検知を防ぐために10(ms)(:10ミリ秒)間隔で2連続に同じ信号を検知した場合、パターン判定する。
詳述すれば、図7のフローチャートにおいては、まず、タイマーをスタートし(S11)、S12~S20で示すように、タイマーに設定した時間範囲内で10(ms)の繰り返しループに入る。なお、タイマーの解除条件は、ジェスチャモードから抜けた場合、すなわち原稿読取モードに移行する場合や省エネモード等で読取センサの電源が落とされる状態に移行する場合、あるいはジェスチャパターン検知し、次のパターン検知を開始するまでのようにジェスチャ検知する必要がなくなった際に解除される。
繰り返しループにおいて、S12からS13に進むとセンサ出力(原稿長さセンサ短20・原稿長さセンサ長22の出力)をチェックし、検知結果(検知:1、非検知:0)をメモリnm0に保存する。
S14では繰り返しループが1回目であるか否かを判定し、1回目であるならば、S15に進んで、センサの検知のデータnm0を、現状態としてメモリnmに保存し(nm0→nm)、前回の検知結果としてメモリnm1に保存する(nm0→nm1)。こうすることで、メモリnmとメモリnm1を初期化する。S15は初期化ルーチンであり、S16から通常ルーチンになる。
次いで、S16に進んで、今回と前回の結果が同じで現状態と異なるか否かを判定する。つまり、nm0=nm1≠nmであるか否か判定する。今回と前回の結果が同じで現状態と異なる、すなわち10(ms)間隔で2連続に同じ信号を検知し、かつ、現状と異なる検知が行われたかどうかの判定である。合致すれば、一過性のノイズでの誤検知でなく確定での遷移と判断しS17に分岐し、否であれば、現状態を変えることをしない、すなわち遷移がないので、S19に分岐する。
S17では、現状態から遷移すべき状態である。一過性のノイズ等の信号を含むセンサの出力ではなく、パターンとしてnm0を検知したと判断する。nm0=1であれば、図6のパルス波形で0から1への遷移部分を示しているし、nm0=0であれば逆に1から0の遷移をしている部分になる。
S18では、検知パターンを現状態メモリnmに保存する(nm0→nm)。
S19では、今回のセンサ出力検知結果nm0を前回結果メモリnm1に保存する(nm0→nm1)。
S20では、S12に戻って10(ms)の繰り返しループを行う。その後S21でタイマー解除で繰り返しを終了する。
図8のフローチャートでは、まず、S31では、センサ(原稿長さセンサ短20・原稿長さセンサ長22)の信号変化時の割り込み受け付けを開始する。信号変化は、検知→非検知、非検知→検知に信号が変化したときに割り込み受け付ける。
割り込み受け付けされたら解除するまで、S32~S39のセンサ信号変化割り込みループ処理を行う。この処理は、ジェスチャモードの間行う。
割り込み処理では、S33にてセンサ出力が変化したか否かを判定し、センサ出力が変化したならば、S34にてセンサ出力結果をメモリ保存する((検知:1、非検知:0)→nm1)。なお、変化しない場合は待機する。
次いでS35にて10(ms)待機する。
その後、S36にてセンサ出力結果を確認する((検知:1、非検知:0)→nm0)。S37にてセンサ出力結果が今回と前回とで同じか否かを判定する。
今回と前回で同じであれば、S38でパターンとしてnm0を判定する。S37にて今回と前回が異なれば、S39に進んで割り込みループを繰り返す。
S40にて割り込み解除となるまで割り込みループを繰り返す。
図9は、本実施形態の処理を実現するためのフローチャートである。
以下に、「ジェスチャモード」における処理内容についてフローチャートを用いて説明する。なお、上述のように、「ジェスチャモード」は、原稿有無センサ18に反応がなく原稿非検知状態に基づく原稿送り装置10及び画像形成装置100の動作モードとする。
まず、S101では、原稿長さセンサ短20(短側センサ)あるいは原稿長さセンサ長22(長側センサ)の何れも反応が有ったか否かを判断する。パターン判別をスタートする際に、センサには何の検知もない状態でスタートするためである。
次いで、S102では、記憶パターンの初期化を行う(S102)。
次いで、上述のフローで見たセンサ検知パターンすなわち、センサの検知状況に変化が有るかどうかを判断する(S103)。ない場合(S103:No)は反応するまでS103の処理を繰り返し、すなわち待ち状態となる。
センサの検知状況に変化が有ると判断された場合(S103:Yes)、S104に進む。S104に進む時点で、何らかのセンサ検知パターンが得られたことになるが、反応があったセンサが短側かどうかを確認している。
S104では、原稿長さセンサ短20(短側センサ)が反応したか否かを判断する。
S105はS104において原稿長さセンサ短20(短側センサ)が反応した場合(S104:Yes)の処理となり、A×50(ms)以内に長側にも検知パターンが出るかを確認している。ここで有りの場合(S105:Yes)は、実際はA×50msの範囲内で検知時間にズレがあるわけであるが、同時に変化したものと判断してS107に進む。
なお、Aの値は、例えば、工場出荷時など初期にはA=4の値を入れておくが、操作パネル171や操作部170等を通じて、反応速度調整としてユーザが変更できるようにしている。
S104において、原稿長さセンサ短20(短側センサ)が反応せず(S104:No)、原稿長さセンサ長22(長側センサ)に検知パターン反応があった場合にS108に進む。
S106は、原稿長さセンサ長22(長側センサ)の検知パターン反応が無く(S105:No)、原稿長さセンサ短20(短側センサ)のみ検知パターン反応があった場合の処理で、短側のパターン記憶部(列)34には、S103で新たに検知した検知パターンの結果を追加する。長側センサには反応がないので、現在のそれまでの検知パターンを追加する。
S107は原稿長さセンサ短20(短側センサ)及び原稿長さセンサ長22(長側センサ)双方(長短両側)に検知パターン反応があった場合の処理であり、短側長側両方のパターン記憶部(列)34に、それぞれ新たにS103、S105で検知した検知パターンの結果を追加する。
S108は、S106の長側と短側が逆になったときすなわち、原稿長さセンサ短20(短側センサ)及び原稿長さセンサ長22(長側センサ)の検出結果が逆になったときの処理であり、長側のパターン記憶部(列)34には、S103で新たに検知した検知パターンの結果を追加する。短側センサには反応がないので、現在のそれまでの検知パターンを追加する。
図9のフローには、記載がないが、パターンを記憶するS106、S107、S108では、パターン検知と記憶の様子を操作パネルなどに示し、ジェスチャ反応と検知パターンをユーザにわかるようにしてもよい。
S106、S107、S108によって検知パターンの反応とそれに伴うパターン記憶処理が終わった後のS109では、A×250(ms)以内に検知パターンが確認されるかを判断している。ここで反応があれば、ジェスチャが続いていると判断し、パターン検知時の処理S104に戻って処理を続ける。
S109で反応がなかった場合は、ジェスチャが終了したものとみなし、一連のジェスチャパターン入力を終え、S110にて記憶されたパターンと登録されたジェスチャパターンに一致するパターンがあるかを比較・確認する。
S110で一致パターンが見つかった場合(S110:Yes)は、S111にてパターンとともに登録されているコマンドを実行する。
S112は、S110で一致するパターンが見つからなかった場合(S110:No)の処理で、さらにA×1(s)以内にパターン検知が有るか否かを判断するものである。パターン検知がなかった場合(S112:No)、ジェスチャ操作を打ち切ったものと判断し、S101に戻ってジェスチャ待ち受け状態からやり直す。パターン検知があった場合(S112:Yes)は、操作にしばらく間があっただけと判断しS104からパターン検知を引き続き行う。
なお、フローの何れにあっても、原稿有無センサ18に反応があった場合は、記憶パターンは初期化し「原稿読み取りモード」に移行するものとする。
「原稿読み取りモード」での用紙サイズ検出について図10のフローチャートを用いて説明する。各部構成については図1~図6に記載の各部の符号を付している。
図10フローチャートにおいて、まず、S201では、原稿ガイド幅を取得する。原稿載置台12に搭載した用紙の幅に合わせて原稿ガイド26をユーザ等が移動させ、その移動位置に応じてガイド位置の検出部(原稿幅センサ24)が、「狭」、「中狭」、「中広」、「広」の何れかの位置であるかを検出する。具体的には、原稿幅センサ24が検出した原稿ガイド26の位置に基づき、原稿幅が予め設定された寸法範囲内に入るか否かによって対応する「狭」、「中狭」、「中広」、「広」に振り分ける。
次いで、S202では、S201にて取得した原稿ガイド26の位置に応じて、「狭」の場合S203に、「中狭」の場合S204に、「中広」の場合S206に、「広」の場合S207の処理に分岐する。これにS204の後に分岐するS205を加えて、S203、S204、S205、S206、S207での判断は用紙の長さを判断するためのものである。
S203にて長側センサ(原稿長さセンサ長22)の検知状態がON状態であると判断した場合S208に進み、搭載されている用紙を「B5R」に設定、一方、ON状態でないと判断した場合S209へと進み、搭載されている用紙を「リーガル」に設定する。
S204にて短側センサ(原稿長さセンサ長20)の検知状態がON状態であると判断した場合さらにS205に進み、一方、ON状態でないと判断した場合S211へと進み、搭載されている用紙を「A5」に設定する。
S205にて長側センサ(原稿長さセンサ長22)の検知状態がON状態であると判断した場合S209に進み、搭載されている用紙を「リーガル」に設定、一方、ON状態でないと判断した場合S210へと進み、搭載されている用紙を「A4R」に設定する。
S206にて短側センサ(原稿長さセンサ長20)あるいは長側センサ(原稿長さセンサ長22)の検知状態の少なくともいずれか一方がON状態であると判断した場合S213に進み、搭載されている用紙を「B4」に設定、一方、いずれもON状態でないと判断した場合S212へと進み、搭載されている用紙を「B5」に設定する。
S207にて短側センサ(原稿長さセンサ長20)あるいは長側センサ(原稿長さセンサ長22)の検知状態の少なくともいずれか一方がON状態であると判断した場合S215に進み、搭載されている用紙を「A3」に設定、一方、いずれもON状態でないと判断した場合S214へと進み、搭載されている用紙を「A4」に設定する。
以上、実施形態について説明してきたが、具体的な構成は実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
また、実施形態において、各装置で動作するプログラムは、上述の実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えばRAM)に蓄積され、その後、各種ROMやHDDの記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行われる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えばROMや不揮発性メモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versataile Disc)、MO(magneto Optical Disc)、(MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の非一時的記録媒体であればいずれでもよい。
また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本開示の機能が実現される場合もある。
また、プログラムを市場に流通させる場合、可搬型の記憶装置にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されるサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのはもちろんである。
また、上述した実施形態における各装置の一部又は全部を典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現してもよい。各装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路又は汎用プロセッサーで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能であることはもちろんである。
10 原稿送り装置
12 原稿載置台
18 原稿有無センサ
20 原稿長さセンサ短(センサ短)
22 原稿長さセンサ長(センサ長)
24 原稿幅センサ
26 原稿ガイド
28 お知らせLED
30 原稿送り装置の制御部
32 一次保持部
32 一次保持部
34 パターン記憶部
100 画像形成装置
110 スキャナ部
130 制御部

Claims (9)

  1. 原稿用紙の長さとジャスチャ入力を検出する反射型センサと、装置を制御する制御部とを備え、
    制御部は、前記反射型センサで検出したジェスチャ入力に基づき装置を制御することを特徴とする原稿送り装置。
  2. 前記原稿送り装置には、載置台上に原稿が載置されたことを検出する原稿有無センサを備え、
    前記制御部は、前記原稿有無センサで原稿用紙を検出しないことを条件にジェスチャ入力を判別することを特徴とする請求項1に記載の原稿送り装置。
  3. 検出に用いる反射型光センサは原稿用紙の搬送方向に複数に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の原稿送り装置。
  4. ジャスチャ入力のパターンに対応するジョブコマンドと記憶するパターン記憶部を有し、
    前記複数の反射型センサの検出結果のパターンとパターン記憶部に記憶されたパターンをと比較して、ジェスチャ入力に対応するジョブコマンドを判別することを特徴とする請求項1から3のうちの1項に記載の原稿送り装置。
  5. 前記制御部は、タイマーで定期的に前記反射型光センサの検知を行い、検知結果に基づきジェスチャ入力の判定を行うことを特徴とする請求項1から4のうちの1項に記載の原稿送り装置。
  6. 前記制御部は、反射型光センサの出力変化を割り込み要因としてセンサのジェスチャ入力の判定を行うことを特徴とする請求項1から4のうちの1項に記載の原稿送り装置。
  7. 前記制御部は、前記反射型光センサに検知信号に変化があった場合所定時間間隔で同じ信号を検知した場合にパターン判定することを特徴とする請求項1から6のうちの1項に記載の原稿送り装置。
  8. 請求項1から7のうちの何れか1項に記載の原稿送り装置を搭載し、前記原稿送り装置で搬送された原稿を読み取る原稿読み取り部と、読み取り信号に基づき画像形成を行う画像形成部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 反射型センサによって原稿用紙の長さとジャスチャ入力を検出し、
    前記反射型センサで検出したジェスチャ入力に基づき装置を制御することを特徴とする原稿送り装置の制御方法。
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