JP2023069114A - 作業車の作業具格納装置 - Google Patents
作業車の作業具格納装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023069114A JP2023069114A JP2021180749A JP2021180749A JP2023069114A JP 2023069114 A JP2023069114 A JP 2023069114A JP 2021180749 A JP2021180749 A JP 2021180749A JP 2021180749 A JP2021180749 A JP 2021180749A JP 2023069114 A JP2023069114 A JP 2023069114A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fall prevention
- groove
- prevention member
- work
- storage device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Jib Cranes (AREA)
Abstract
【課題】簡便な構造により作業具収容部からの作業具の落下を防止することのできる作業車の作業具格納装置を提供する。
【解決手段】ジャッキベース格納装置は、ジャッキベースを出し入れするための取出口を有するジャッキベース収容箱51と、ジャッキベース収容箱51に設けられた軸部材85を中心に中間位置と開放位置との間で回動可能、且つ、中間位置とロック位置との間で移動可能に支持される落下防止バー90とを備え、落下防止バー90がロック位置にある状態においては軸部材85を中心とする落下防止バー90の回動を規制し、落下防止バー90がロック位置から中間位置へ移動することで軸部材85を中心とする開放位置側への落下防止バー90の回動を許容する。
【選択図】図6
【解決手段】ジャッキベース格納装置は、ジャッキベースを出し入れするための取出口を有するジャッキベース収容箱51と、ジャッキベース収容箱51に設けられた軸部材85を中心に中間位置と開放位置との間で回動可能、且つ、中間位置とロック位置との間で移動可能に支持される落下防止バー90とを備え、落下防止バー90がロック位置にある状態においては軸部材85を中心とする落下防止バー90の回動を規制し、落下防止バー90がロック位置から中間位置へ移動することで軸部材85を中心とする開放位置側への落下防止バー90の回動を許容する。
【選択図】図6
Description
本発明は、所定の作業に要する作業具を出し入れ可能に収容する作業車の作業具格納装置に関する。
作業車の一例として、走行可能な車体上に少なくとも起伏動自在に配設されたブームと、このブームの先端部に設けられた作業者搭乗用の作業台とを備え、作業台に搭乗した作業者が操作装置を操作してブームを作動させることにより、該作業台を任意の高所位置へ移動自在に構成した高所作業車が知られており、例えば、電線工事、ビルディングや船舶の建造、高速道路建設等、種々の高所での作業に用いられている。このような高所作業車には、車体の前後左右にそれぞれジャッキが配設されており、これらのジャッキを接地させることで、ブームから車体に作用するブームモーメントに抗して車体を安定的に支持することができるようになっている。ここで、車体をジャッキで支持する場合に、当該ジャッキによる車体支持の安定性を向上させるために、ジャッキの下端と地面との間にジャッキベースを敷設する場合がある。このジャッキベースは、車両の走行時などの不使用時には、車体に設けられたジャッキベース収納箱に格納され、作業の開始時あるいは終了時にジャッキベース収容箱からの出し入れが可能となっている(例えば、特許文献1を参照)。
ところで、近年では、ジャッキベース収納箱の取出口の近傍に、ジャッキベースの出し入れを可能とする開放位置と出し入れを規制する規制位置との間で回動自在な開閉バーを設けて、ジャッキベースの不使用時には開閉バーを規制位置に回動させておくことで、格納状態のジャッキベースの出し入れ方向の移動を阻止する技術が実用化されている。しかしながら、車両の走行中において路面の段差や振動により開閉バーが跳ね上げられてしまうと、それまで開閉バーによって遮られていたジャッキ収納箱の取出口が開放されて、このジャッキベース収納箱からジャッキベースが落下するおそれがあるという課題があった。なお、このジャッキベースの落下の対策として、開閉バーに南京錠やパチン錠などの施錠装置を取り付けて開閉バーを規制位置に固定する技術が提案されているが、このような施錠装置を用いた場合には、開閉バーの開け閉めの操作が煩雑になるとともに、製造コストや部品点数が増大するという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、簡便な構造により作業具収容部からの作業具の落下を防止することのできる作業車の作業具格納装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る作業車の作業具格納装置は、走行可能な車体に設けられて、所定の作業に要する作業具を前記車体の外側から出し入れ可能に収容する作業車の作業具格納装置であって、前記作業具を出し入れするための取出口を有して前記作業具を収容する作業具収容部と、前記作業具収容部に設けられた軸部を中心に中間位置と前記作業具の出し入れを許容する開放位置との間で回動可能、且つ、前記中間位置と前記
作業具収容部からの前記作業具の落下を阻止するロック位置との間で移動可能に支持される落下防止部材と、前記落下防止部材がロック位置にある状態において前記軸部を中心とする前記落下防止部材の回動を規制するロック部とを備え、前記ロック部は、前記落下防止部材が前記ロック位置から前記中間位置へ移動することで、前記軸部を中心とする前記開放位置側への前記落下防止部材の回動を許容することを特徴とする。
作業具収容部からの前記作業具の落下を阻止するロック位置との間で移動可能に支持される落下防止部材と、前記落下防止部材がロック位置にある状態において前記軸部を中心とする前記落下防止部材の回動を規制するロック部とを備え、前記ロック部は、前記落下防止部材が前記ロック位置から前記中間位置へ移動することで、前記軸部を中心とする前記開放位置側への前記落下防止部材の回動を許容することを特徴とする。
上記構成の作業車の作業具格納装置において、前記落下防止部材は、所定方向に延びる長穴と、前記長穴と平行な方向に延びる係合溝とを有し、前記作業具収容部は、前記長穴に挿入される前記軸部と、前記係合溝と係合可能な係合突起とを有し、前記落下防止部材は、前記長穴に挿入された前記軸部を中心に前記中間位置と前記開放位置との間で回動可能、且つ、前記軸部を介して前記長穴に沿って前記中間位置と前記ロック位置との間で移動可能であり、前記落下防止部材が前記ロック位置にある状態では、前記ロック部としての前記係合突起が前記係合溝と係合することにより、前記軸部を中心とする前記落下防止部材の揺動が規制され、前記落下防止部材が前記中間位置にある状態では、前記係合突起と前記係合溝との係合が解除されることで、前記軸部を中心とする前記開放位置側への前記落下防止部材の回動が許容されることが好ましい。
また、上記構成の作業車の作業具格納装置において、前記係合溝は、前記係合突起の一側面に当接可能な第1ストッパ部を有し、前記落下防止部材が前記開放位置から前記中間位置へ向けて回動したときに、前記第1ストッパ部が前記係合突起の一側面に当接することで、前記軸部を中心とする前記落下防止部材の前記中間位置を超える回動が阻止されることが好ましい。
さらに、上記構成の作業車の作業具格納装置において、前記落下防止部材は、前記係合突起の他側面に当接可能な第2ストッパ部を有し、前記落下防止部材が前記開放位置にある状態では、前記第2ストッパ部が前記係合突起の他側面に当接することで、前記軸部を中心とする前記落下防止部材の回動のうち、前記中間位置へ向かう一方向の回動を許容するが、前記開放位置を超える他方向の回動を阻止することが好ましい。
さらに、上記構成の作業車の作業具格納装置において、前記落下防止部材は、前記長穴が前記軸部に案内されるとともに、前記係合溝が前記係合突起に案内されることで、前記中間位置と前記ロック位置との間で上下方向に移動可能であり、前記落下防止部材の前記中間位置から前記ロック位置への移動は、前記落下防止部材の自重により行われることが好ましい。
なお、上記構成の作業車の作業具格納装置において、前記落下防止部材は、所定方向に延びる第1溝と、前記第1溝と平行な方向に延びる直線溝および当該直線溝に繋がり円弧状に延びる円弧溝を有する第2溝とを備え、前記作業具収容部は、前記第1溝に挿入される第1軸部と、前記第2溝に挿入される第2軸部とを有し、前記落下防止部材は、前記第1軸部が前記第1溝の一端部に当接するとともに前記第2軸部が前記直線溝の一端部に当接する前記ロック位置と、前記第1軸部が前記第1溝の他端部に当接するとともに前記第2軸部が前記直線溝の他端部に当接する前記中間位置との間で移動可能であり、前記直線溝の他端部には、前記円弧溝の始端部が連続的に繋がり、前記落下防止部材が前記ロック位置にある状態では、前記ロック部としての前記第2軸部が前記直線溝の一端部と当接することにより前記第1軸部を中心とする前記落下防止部材の回動が規制されるとともに、前記ロック部としての前記第1軸部が前記第1溝の一端部と当接することにより前記第2軸部を中心とする前記落下防止部材の回動が規制され、前記落下防止部材が前記中間位置にある状態では、前記開放位置側へ向けて前記落下防止部材が前記第1軸部を中心に且つ前記第2軸部を介して前記円弧溝に沿って回動可能に構成されるようにしてもよい。
また、上記構成の作業車の作業具格納装置において、前記落下防止部材が前記ロック位置にある状態では、前記第1溝が前記他端部から前記一端部へ向けて斜め上方向に延びるとともに、前記直線溝が前記他端部から前記一端部に向けて斜め上方向に延びていることが好ましい。
さらに、上記構成の作業車の作業具格納装置において、前記第1溝および前記直線溝は、前記所定方向に沿って同一直線上に配置されていることが好ましい。
本発明に係る作業車の作業具格納装置によれば、落下防止部材をロック方向に傾倒させる簡単な操作で、落下防止部材を作業具の出し入れを規制するロック位置にロックすることができるため、南京錠やパチン錠などの施錠装置を追加した場合と比べて、落下防止部材の開閉操作が煩雑となるのを軽減することができるとともに、安価且つ簡便な構造により、落下防止部材が車両走行時の路面の段差や振動などにより跳ね上げられるのを防止して、作業具が作業具収容部から落下することを確実に抑止することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。第1実施形態に係るジャッキベース格納装置(作業具格納装置)50を備えた高所作業車1を図1に示しており、まず、この図を参照して高所作業車1の全体構成について説明する。
高所作業車1は、図1に示すように、車体2の前部に運転キャビン7を有し、車体2の前後に配設された左右一対のタイヤ車輪5により走行可能なトラック車両をベースに構成されている。車体2は、タイヤ車輪5が配設されたシャシフレームと、このシャシフレーム上に取り付けられたサブフレームとからなる車体フレームを備えて構成されている。
車体2の前後左右には、高所作業時に車体2を持ち上げ支持するジャッキ(アウトリガジャッキ)10が設けられている。各ジャッキ10は、その内部に設けられたジャッキシリンダ11を駆動させて下方に伸長させることで車体2を持ち上げ支持し、これにより車両全体を安定させた状態とする。車体2の後端部には、各ジャッキ10やブーム30等の作動操作を行うための下部操作装置27が設けられている。
なお、ジャッキ10は、図2に示すように、地面(駐車路面)の状態などに応じて、当該ジャッキ10の下端側に設けられた接地板10aと地面との間にジャッキベース15を設置して、車体2を持ち上げ支持することも可能であり、それによればジャッキベース15を使用しない場合と比べて地面との接地面圧が低減され、車体2をより一層安定的に支持することが可能となる。このジャッキベース15は、ジャッキ10の接地板10aが当接する敷板部15aと、敷板部15aの周囲に設けられたフレーム部15bとを備えて構成される。敷板部15aは、例えば木製板材を用いてジャッキ10の接地板10aよりもひと回り大きい直方体状に形成されている。フレーム部15bは、例えば鉄等の金属材料を用いて敷板部15aの外周部を保持する矩形枠状に形成されている。このフレーム部15bには、作業者が把持する取手15cが設けられている。また、車体2下部の左右両サイドには、ジャッキベース15を出し入れ可能に収容するジャッキベース格納装置50がそれぞれ取り付けられている。各ジャッキベース格納装置50は、2枚のジャッキベース15を収容可能であり、ジャッキベース15を使用する場合には、車体2の側方から各ジャッキベース15を出し入れ可能に構成されている。このジャッキベース格納装置50の具体的な構造については後述する。
車体2における運転キャビン7後方の架装領域には、旋回モータ24により駆動されて上下軸回りに水平旋回動自在に構成された旋回支柱20が設けられている。この旋回支柱20の上部には、ブーム30の基端部がフートピン22を介して上下方向に揺動自在(起伏自在)に取り付けられている。また、車体2の架装領域の左右には、作業工具や作業機材などを収納するための工具箱26が設けられている。
ブーム30は、旋回支柱20側から順に、基端ブーム30a及び先端ブーム30bが入れ子式に組み合わされた構成を有しており、その内部に設けられた伸縮シリンダ31の伸縮駆動により、ブーム30を軸方向(長手方向)に伸縮動させることができる。また、基端ブーム30aと旋回支柱20との間には起伏シリンダ23が跨設されており、この起伏シリンダ23を伸縮駆動させることにより、ブーム30全体を上下面(垂直面)内で起伏動させることができる。
先端ブーム30bの先端部には、ブームヘッド33が取り付けられている。このブームヘッド33の先端部には、ブーム30の起伏面に沿って揺動可能な平行リンク式の屈伸アーム34が取り付けられている。
屈伸アーム34は、互いに平行に配置された上アーム部材35および下アーム部材36と、この上アーム部材35および下アーム部材36にそれぞれ連結されたアームブラケット37とを備えて構成される。各アーム部材35,36の軸方向の基端部はブームヘッド33に枢結されており、各アーム部材35,36の軸方向の先端部はアームブラケット37に枢結されている。両アーム部材35,36は、ブームヘッド33およびアームブラケット37と協働して平行リンク機構を構成しており、常時平行姿勢が保たれるようになっ
ている。上アーム部材35および下アーム部材36の間には、屈伸シリンダ(図示せず)が設けられている。この屈伸シリンダのロッド側端部は、ブームヘッド33と下アーム部材36との枢結部に対して同軸的に枢結されている。屈伸シリンダのボトム側端部は、上アーム部材35の軸方向の中間部に枢結されている。この屈伸シリンダを伸縮作動させることで、屈伸アーム34がブーム30(ブームヘッド33)に対して上下方向に屈伸動する。
ている。上アーム部材35および下アーム部材36の間には、屈伸シリンダ(図示せず)が設けられている。この屈伸シリンダのロッド側端部は、ブームヘッド33と下アーム部材36との枢結部に対して同軸的に枢結されている。屈伸シリンダのボトム側端部は、上アーム部材35の軸方向の中間部に枢結されている。この屈伸シリンダを伸縮作動させることで、屈伸アーム34がブーム30(ブームヘッド33)に対して上下方向に屈伸動する。
アームブラケット37には、垂直ポスト38が上下方向に揺動自在に枢支されている。この垂直ポスト38は、不図示のレベリング装置(レベリングシリンダ)により、ブーム30の起伏の如何に拘らず常時垂直姿勢に保持されるように揺動制御(レベリング制御)される。この垂直ポスト38には、作業者搭乗用の作業台40が作業台ブラケット(図示せず)を介して取り付けられている。この作業台ブラケットの内部には首振りモータ(図示せず)が設けられており、この首振りモータを駆動させることにより、作業台40全体を垂直ポスト回りに首振り動(水平旋回動)させることができる。ここで、垂直ポスト38は、上述のように常時垂直姿勢が保たれるため、結果として作業台40の床面はブーム30の起伏角度によらず常時水平に保持される。
作業台40には、これに搭乗した作業者が操作する操作レバーや操作スイッチ、操作ダイヤル等の各操作手段を備えた上部操作装置41が設けられている。そのため、作業台40に搭乗した作業者は、上部操作装置41を操作することにより、旋回台20の旋回作動(旋回モータ24の回転作動)、ブーム30の起伏作動(起伏シリンダ23の伸縮作動)、ブーム30の伸縮作動(伸縮シリンダ31の伸縮作動)、屈伸アーム34の屈伸作動(屈伸シリンダの伸縮作動)、作業台40の首振り作動(首振りモータの回転作動)などの各作動操作を行うことができる。
車体2に設けられたジャッキ10及び高所作業装置(旋回支柱20、ブーム30、屈伸アーム34、作業台40等)の作動、すなわち、ジャッキシリンダ11、旋回モータ24、起伏シリンダ23、伸縮シリンダ31、屈伸シリンダおよび首振りモータ等(以下、まとめて「油圧アクチュエータ」とも称する)の作動は、上部操作装置41や下部操作装置27からの操作信号に基づいて、車両のエンジンから取り出した動力により駆動される油圧ポンプ(図示せず)からの作動油の給排制御に応じて行われる。この作動油の給排制御は、各油圧アクチュエータに対応して設けられた制御バルブ(電磁比例制御)の電磁駆動によって行われ、油圧ポンプから各油圧アクチュエータに供給される作動油の供給方向及び供給量を制御することで、各油圧アクチュエータの作動方向及び作動速度を制御する(ジャッキ10及び高所作業装置の作動方向及び作動速度を制御する)。
次に、第1実施形態のジャッキベース格納装置50の構造について、図3~図11を追加参照して説明する。なお、以下の説明では、図3および図4に示す矢印方向を基準として、車長方向を前後方向、車幅方向を左右方向、車高方向を上下方向と呼称して説明する。このジャッキベース格納装置50は、車体2の左側前方の下部と、車体2の右側後方の下部とにそれぞれ取り付けられている。なお、図1では、車体2の右側後方の下部に取り付けられたジャッキベース格納装置50のみが表れている。ここで、車体2に設けられた2つのジャッキベース格納装置50は同様の構成であるため、以下では、2つのジャッキベース格納装置50のうち、車体2の右側後方の下部に取り付けられたジャッキベース格納装置50を代表して説明する。
ジャッキベース格納装置50は、2枚のジャッキベース15を格納するジャッキベース収容箱51と、このジャッキベース収容箱51からのジャッキベース15の落下を防止するロック機構(落下防止機構)80とを備えて構成される。
ジャッキベース収容箱51は、第1収容部60と第2収容部70とを有しており、各収容部60,70にジャッキベース51を1枚ずつ収容可能に構成されている。このジャッキベース収容箱51は、図3に示すように、第1収容部60と車体2の後端に配設されたテールランプ9との干渉、並びに、第2収容部70とジャッキ10の接地板10aとの干渉を避けるため、第1収容部60と第2収容部70とが上下方向に段差状に配設されている(第1収容部60が下方で第2収容部70が上方に配設されている)。このジャッキベース収容箱51には、当該ジャッキベース収容箱51を車体2側に取り付けるための複数のステー52,53,54が配設されている。
第1収容部60は、第1底板部材61と、第1立板部材62、第1側板部材63と、第1背板部材64と、第1天板部材65と、仕切板部材66とを備え、全体として中空の箱状に形成されている。各板部材61~66は、例えば金属平板を用いて図示する形状に形成されている。第1収容部60には、ジャッキベース15を車両幅方向(左右方向)に出し入れするための第1取出口69が形成されている。この第1取出口69は、車両側方(左右外側)に臨んで開放されている。
第2収容部70は、第2底板部材71と、第2立板部材72と、第2側板部材73と、第2背板部材74と、第2天板部材75と、前述の仕切板部材66とを備え、全体として中空の箱状に形成されている。各板部材71~75は、例えば金属平板を用いて図示する形状に形成されている。第2収容部70には、ジャッキベース15を車両幅方向(左右方向)に出し入れするための第2取出口79が形成されている。この第2取出口79は、車両側方(左右外側)に臨んで開放されている。
ロック機構80は、ジャッキベース収容箱51に設けられたブラケット板81と、このブラケット板81に取り付けられてジャッキベース15の落下(出し入れ方向の移動)を阻止する落下防止バー90とを備えて構成される。
ブラケット板81は、ジャッキベース収容箱51の第2取出口79の近傍に設けられている。このブラケット板81は、第2側板部材73に一体的に設けられた平板状のブラケット本体部82と、ブラケット本体部82の上方前寄りの位置に開設された軸孔83(図10を参照)と、ブラケット本体部82の下方後寄りの位置に突設された固定ブロック84とを備えている。ブラケット本体部82は、第2側板部材73の端部からL字状に折り曲げられて形成されている。軸孔83は、ブラケット本体部82の表裏に貫通された断面円形の貫通孔であり、落下防止バー90の回動軸となる軸部材85を挿通可能に構成されている。固定ブロック84は、縦断面が略正方形に形成された直方体状の部位であり、ブラケット本体部82の板厚方向(車幅方向)に突出形成されている。この固定ブロック84は、軸部材85の軸線と直交する方向(上下方向)に沿って互いに平行に延びる一対のロック受面84a,84b(第1ロック受面84a、第2ロック受面84b)を有している。第1ロック受面84aおよび第2ロック受面84bは、前後方向に相対向しており、落下防止バー90をロックするための係止面として機能する。
軸部材85は、図7に示すように、ボルト軸部85aおよびボルト頭部85bを有する六角ボルトから構成されている。ボルト軸部85aには、ボルト頭部85bとブラケット板81との間に挟まれて落下防止バー90が取り付けられている。ボルト軸部85aの先端側には、このボルト軸部85aを軸孔83から抜け止めするためのロックナット(緩み止めナット)86が金属ワッシャ(図示せず)を介して螺着されている。また、ボルト軸部85aには、ボルト頭部85bと落下防止バー90との間、並びに、この落下防止バー90とブラケット板81との間に、落下防止バー90の動きを円滑にするための樹脂ワッシャ(図示せず)が介挿されている。
落下防止バー90は、ブラケット板81に軸部材85を介して連結されるバー本体部91と、バー本体部91からクランク状に屈曲して延びる腕部95と、作業者が把持するグリップ部96とを備えて構成される。この落下防止バー90は、例えば金属平板を用いて図示する形状に形成されている。なお、以下では、説明の便宜上、図6に示す落下防止バー90の配設姿勢において、落下防止バー90の右側(回動軸に近い側)を基端側、落下防止バー90の左側(回動軸から遠い側)を先端側と呼称する。
バー本体部91の基端側には、軸部材85の軸線方向と直交する方向(図11等では上下方向)に延びる長穴92が表裏に貫通形成されている。この長穴92には、軸部材85のボルト軸部85aが挿入されている。また、バー本体部91には、この長穴92と平行な方向に延びるロック溝93が形成されている。ロック溝93は、第1係止面93aと、この第1係止面93aと相対向する第2係止面93bと、両係止面93a,93bの深さ方向の端部同士を繋ぐ溝底面93cとを有し、この溝底面93cと反対側(図11等では下側)に開放された略U字状の凹溝として形成されている。このロック溝93の溝幅は、当該ロック溝93に係合する固定ブロック84の幅(両ロック受面84a,84b間の幅)よりも若干広幅に形成されている。このロック溝93において、第1係止面93aの突出長(溝底面93cからの突出長)は、第2係止面93bの突出長(溝底面93cからの突出長)よりも長く形成されている。この第1係止面93aは、後述の中間位置において固定ブロック84の第1ロック受面84aと当接することで落下防止バー90のロック方向(反時計回り方向)への回動を制限する第1ストッパ部として機能する。また、バー本体部91の基端側の角部には、面取り状に切り欠いた傾斜面94が形成されている。この傾斜面94は、落下防止バー90の固定ブロック84の第2ロック受面84bと当接可能に構成されており、落下防止バー90のアンロック方向(時計回り方向)への回動を制限する第2ストッパ部として機能する。
腕部95は、バー本体部91に一体的に繋がる第1腕部95aと、第1腕部95aの端部から折り曲げられた第2腕部95bと、第2腕部95bの端部から更に折り曲げられた第3腕部95cとを有し、全体としてクランク形状(Z字形状)を呈している。この腕部95は、ジャッキベース収容箱51の各取出口69,79を部分的に遮ることで、ジャッキベース15の落下(出し入れ方向の移動)を規制する。なお、腕部95は、図3および図7に示すように、落下防止バー90がロック位置にあるときに、ジャッキベース15の取手15cに対して上方且つ車幅方向外方(左右方向外方)にオフセットされた状態で配置されている。これは、車両走行時の振動等によってジャッキベース15の取手15cが腕部95に接触して跳ね上げるのを防止するとともに、落下防止バー90のガタに起因して腕部95側が垂れ下がった場合でも取手15cとの干渉によって落下防止バー90が落ち切らずにロックが掛からない不測の事態を防止するためである。
グリップ部96は、落下防止バー90の操作時に作業者が把持する部分である。このグリップ部96とバー本体部91との間には、グリップ部96を把持するときに手指を差し込むための空隙97が形成されている。
かかる構成の落下防止バー90は、長穴92に挿入された軸部材85を中心に回動自在、且つ、この軸部材85に案内されて長穴92の長手方向に沿ってスライド自在に構成されている。ここで、落下防止バー90のロック方向への回動は、ロック溝93の第1係止面93aが固定ブロック84の第1ロック受面84aに当接する位置(後述の中間位置)で制限され、落下防止バー90のアンロック方向への回動は、傾斜面94が固定ブロック84の第2ロック受面84bに当接する位置(後述の開放位置)で制限される。すなわち、落下防止バー90は、第1係止面93aが第1ロック受面84aに当接する位置と、第2係止面93bが第2ロック受面84bに当接する位置との間の範囲内で軸部材85を中心に回動自在に構成されている。また、落下防止バー90の一方向へのスライドは、長穴
92の長手方向の一端部が軸部材85に当接する位置で制限され、落下防止バー90の他方向へのスライドは、長穴92の長手方向の他端部が軸部材85に当接する位置で制限される。すなわち、落下防止バー90は、長穴92の一端部が軸部材85に当接する位置と、長穴92の他端部が軸部材85に当接する位置との間の範囲内でスライド自在に構成されている。
92の長手方向の一端部が軸部材85に当接する位置で制限され、落下防止バー90の他方向へのスライドは、長穴92の長手方向の他端部が軸部材85に当接する位置で制限される。すなわち、落下防止バー90は、長穴92の一端部が軸部材85に当接する位置と、長穴92の他端部が軸部材85に当接する位置との間の範囲内でスライド自在に構成されている。
次に、第1実施形態のジャッキベース格納装置50の作用について説明する。図12は落下防止バー90がロック位置にある状態、図13は落下防止バー90が中間位置にある状態、図14は落下防止バー90が中間位置と開放位置との間にある状態、図15は落下防止バー90が開放位置にある状態を示す。
まず、図12に示すように、ジャッキベース15の不使用時(車両の走行中などの非作業時)には、ジャッキベース15はジャッキベース格納装置50に縦置きの姿勢で格納されている。このジャッキベース15の格納時においては、落下防止バー90はロック溝93が固定ブロック84に係合された位置(「ロック位置」と呼称する)に保持されている。このロック位置では、落下防止バー90が各取出口69,79側に傾倒した姿勢となり、落下防止バー90の腕部95が各取出口69,79を部分的に遮ることで、ジャッキベース15の出し入れ方向の移動が規制される。また、落下防止バー90がロック位置にある状態では、ロック溝93の第1係止面93aが第1ロック受面84aに当接し、第2係止面93bが第2ロック受面84bに当接することで、落下防止バー90の軸部材85を中心とする回動が規制される。そのため、車両の走行中において、路面の段差や振動などによりジャッキベース15が落下防止バー90を跳ね上げようとしても、軸部材85を中心とする落下防止バー90の回動が制限され、落下防止バー90はロック位置で安定的に保持され、ジャッキベース15の落下が防止される。
次に、ジャッキベース15を取り出す手順について説明する。まず、図13に示すように、ジャッキベース15をジャッキベース格納装置50から取り出すには、グリップ部96を把持して落下防止バー90をロック位置から上方に引き上げる。このとき、落下防止バー90は、長穴92が軸部材85に案内されるとともに、ロック溝93の2つの係止面93a,93bが固定ブロック84の2つのロック受面84a,84bに沿って案内されることで、ブラケット板81に対して垂直上方に向けてスライドする。この落下防止バー90を軸部材85が長穴92の一端部(下側の溝端)に突き当たる位置(「中間位置」と呼称する)まで引き上げると、ロック溝93と固定ブロック84との係合(ロック)が解除される。すなわち、この中間位置では、ロック溝93の第2係止面93bが固定ブロック84の第2ロック受面84bから離脱することで、落下防止バー90のアンロック方向(図中の時計回り方向)への回動が許容される。
続いて、図14に示すように、落下防止バー90を中間位置にある状態からアンロック方向(図中の時計回り方向)へ回動させる。落下防止バー90をアンロック方向へ回動させると、落下防止バー90の腕部95が上方に持ち上り、ロック溝93が固定ブロック84から離間していく一方で、傾斜面94が固定ブロック84に接近していく。
そして、図15示すように、落下防止バー90を傾斜面94が固定ブロック84の第2ロック受面84bに当接する位置(「開放位置」と呼称する)まで回動させると、ジャッキベース収容箱51の各取出口69,79が開放され、ジャッキベース15の出し入れが可能となる。この開放位置では、落下防止バー90の重心位置が軸部材85に対して前側(アンロック方向側)に配向され、この落下防止バー90の回転モーメントがアンロック方向に働くため、作業者が落下防止バー90から手を離しても、落下防止バー90は開放位置に安定的に保持されることになる。それにより、作業者は落下防止バー90を手で支えることなく、ジャッキベース収容箱51に収容されたジャッキベース15の取手15c
を把持して、このジャッキベース収容箱51からジャッキベース15を容易に取り出すことができる。
を把持して、このジャッキベース収容箱51からジャッキベース15を容易に取り出すことができる。
次に、ジャッキベース15を格納する手順について説明する。まず、ジャッキベース15をジャッキベース格納装置50に格納するには、落下防止バー90を開放位置に保持させた状態(両取出口69,79を開放させた状態)で、ジャッキベース15を1枚ずつジャッキベース収容箱51に縦置きの姿勢で収容する。続いて、落下防止バー90をロック方向(図中の反時計回り方向)に倒して、この落下防止バー90をロック方向に回動させる。落下防止バー90が中間位置まで回動すると、ロック溝93の第1係止面93aが固定ブロック84の第1ロック受面84aに突き当たることで、この中間位置において落下防止バー90のロック方向への回動が制止される。また、このように落下防止バー90が中間位置まで到達すると、落下防止バー90の長穴92が軸部材85に案内されるとともに、ロック溝93の両係止面93a,93bが固定ブロック84の両ロック受面84a,84bに案内されることで、落下防止バー90が自重により垂直下方にスライドする。落下防止バー90が下方にスライドすると、ロック溝93の溝底93aが固定ブロック84の上端部に突き当たり、ロック溝93と固定ブロック84とが係合する。それにより、落下防止バー90がロック位置に安定的に保持され、ジャッキベース格納装置50に2枚のジャッキベース15が出し入れ不能なロック状態で格納される。
以上、第1実施形態に係るジャッキベース格納装置50によれば、落下防止バー90をロック方向に傾倒させる簡単な操作で、落下防止バー90をジャッキベース15の出し入れを規制するロック位置にロックすることができるため、南京錠やパチン錠などの施錠装置を追加した場合と比べて、落下防止バー90の開閉操作が煩雑となるのを軽減することができるとともに、安価且つ簡便な構造により、落下防止バー90が車両走行時の路面の段差や振動などにより跳ね上げられるのを防止して、ジャッキベース15がジャッキベース収容箱51から落下することを確実に抑止することが可能となる。
また、落下防止バー90が開放位置から中間位置へ向けて回動したときに、第1ストッパ部としての第1係止面93aが固定ブロック84の第1ロック受面84aに当接して、落下防止バー90の中間位置を超える回動が阻止されることで、この落下防止バー90を中間位置に自動的に位置決めすることができ、落下防止バー90の操作性を向上させることができる。
さらに、落下防止バー90が中間位置から開放位置へ向けて回動したときに、第2ストッパ部としての傾斜面94が固定ブロック84の第2ロック受面84bに当接することで、落下防止バー90の開放位置を超える回動が阻止されることで、落下防止バー90を開放位置に簡単に位置決めすることができ、落下防止バー90の操作性を一層向上させることが可能となる。加えて、この開放位置において落下防止バー90の重心位置を軸部材85に対してアンロック側に配置することで、この落下防止バー90から手を離しても該落下防止バー90を開放位置に安定的に保持することができるため、ジャッキベース15の出し入れの作業が容易になる。
また、落下防止バー90の中間位置からロック位置への移動は、長穴92が軸部材85により上下方向に案内されるとともに、ロック溝93が固定ブロック84により上下方向に案内されて、当該落下防止バー90の自重により行われるようにすることで、この自重の作用により落下防止バー90のロックが自動的に掛かるようになるため、落下防止バー90のロック忘れを防止することが可能となる。
次に、本発明の第2実施形態に係るジャッキベース格納装置150について、図16~図17を参照しながら説明する。この第2実施形態のジャッキベース格納装置150は、
第1実施形態のジャッキベース格納装置50に対してロック機構の構造が異なる。なお、以下の説明では、上記第1実施形態と同一の構成(又は同一の機能を有する構成)には同一の番号を用いて重複説明を省略し、主として上記第1実施形態と相違する部分を中心に説明する。
第1実施形態のジャッキベース格納装置50に対してロック機構の構造が異なる。なお、以下の説明では、上記第1実施形態と同一の構成(又は同一の機能を有する構成)には同一の番号を用いて重複説明を省略し、主として上記第1実施形態と相違する部分を中心に説明する。
第2実施形態のジャッキベース格納装置150は、2枚のジャッキベース15を格納するジャッキベース収容箱51(図8、図9等を参照)と、このジャッキベース収容箱51からのジャッキベース15の落下を防止するロック機構(落下防止機構)180とを備えて構成される。なお、この第2実施形態では、ジャッキベース収容箱51に関する具体的な図示を省略している(ジャッキベース収容箱51の構成については第1実施形態を参照されたい)。
ロック機構180は、ジャッキベース収容箱51に設けられたブラケット板181と、このブラケット板181に取り付けられてジャッキベース15の落下(出し入れ方向の移動)を阻止する落下防止バー190とを備えて構成される。
ブラケット板181は、ジャッキベース収容箱51の第2取出口79の近傍に設けられている。このブラケット板181は、第2側板部材73に設けられたブラケット本体部182と、ブラケット本体部182の後方下寄りの位置に形成された第1軸部183と、ブラケット本体部182の前方上寄りの位置に形成された第2軸部184とを備えている。各軸部183,184は、ブラケット本体部182の表裏面と直交する方向(車幅方向)に延びる円筒状に形成されている。各軸部183,184は、互いに同一形状(同一の直径および同一の軸長)に形成されている。
落下防止バー190は、ブラケット板181に両軸部183,184を介して連結されるバー本体部191と、このバー本体部191からブラケット板181と平行な面内方向に延出する腕部196とを備えて構成される。この落下防止バー190は、例えば金属平板を用いて図示する形状に形成されている。なお、以下では、説明の便宜上、図16に示す落下防止バー190の姿勢において、落下防止バー190の右側(回動軸に近い側)を基端側、落下防止バー190の左側(回動軸から遠い側)を先端側と呼称する。なお、第1実施形態と同様に、この落下防止バー190に作業者が把持するグリップ部を設けてもよい。
バー本体部191には、第1軸部183が挿入される第1溝192と、第2軸部184が挿入される第2溝193とが形成されている。第1溝92および第2溝193は、落下防止バー190の表裏に貫通形成されている。なお、図示省略するが、第1軸部183および第2軸部184は、第1溝192および第2溝193にそれぞれ抜け止め状態で挿入されている。
第1溝192は、第1軸部183の軸線方向と直交する方向に沿って直線状に形成されている。この第1溝192の溝幅は、第1軸部183の直径よりも僅かに大きく形成されている。
第2溝193は、第1溝192と同一方向に直線状に延びる直線溝194と、この直線溝194の端部に連続的に繋がり円弧状に延びる円弧溝195とを有する。この第2溝193の溝幅は、第2軸部184の直径よりも僅かに大きく形成されている。
直線溝194は、第1溝192とほぼ同一形状(同一の溝幅および同一の溝長)に形成されている。この直線溝194の中心線は、図17に示すように、第1溝192の中心線とほぼ同一線上に配置されている。すなわち、この直線溝194の延長線上に、第1溝1
92が配置される位置関係となっている。ここで、本実施形態では、第1溝192と第1軸部183との相対的な位置関係と、第2溝193(直線溝194)と第2軸部184との相対的な位置関係とが対応しており、第1軸部183が第1溝192の長手方向の一端部192aに当接するときは、第2軸部184が直線溝194の長手方向の一端部194aに当接し、第1軸部183が第1溝192の長手方向の他端部192bに当接するときは、第2軸部184が直線溝194の長手方向の他端部194bに当接する。
92が配置される位置関係となっている。ここで、本実施形態では、第1溝192と第1軸部183との相対的な位置関係と、第2溝193(直線溝194)と第2軸部184との相対的な位置関係とが対応しており、第1軸部183が第1溝192の長手方向の一端部192aに当接するときは、第2軸部184が直線溝194の長手方向の一端部194aに当接し、第1軸部183が第1溝192の長手方向の他端部192bに当接するときは、第2軸部184が直線溝194の長手方向の他端部194bに当接する。
円弧溝195は、図17に示すように、第1溝192の中心線上の所定の位置を中心として円弧状に形成されている。この第1溝192の中心線上の所定の位置は、第1溝192の長手方向の他端部192bに第1軸部183が当接したときの当該第1軸部183の軸心とほぼ一致する位置である。この円弧溝195は、落下防止バー190の回動範囲に対応する角度範囲に形成されている。また、この円弧溝195の中心線の半径は、第1軸部183の軸心と第2軸部184の軸心との間の軸心間距離とほぼ一致する。このような位置関係によって、落下防止バー190の第1軸部183を中心とする回動は、円弧溝195に挿入された第2軸部184によって案内されることになる。以下の説明では、便宜上、円弧溝195の周方向の両端部のうち、直線溝194と連結する側の端部を「始端部195a」と呼称し、この始端部195aと反対側の端部を「終端部195b」と呼称する。なお、直線溝194の他端部194bと円弧溝195の始端部195aとは連続しているため、両者に明確な境界(物理的な区切り)があるわけではない。
次に、第2実施形態のジャッキベース格納装置150の作用について説明する。図18は落下防止バー190がロック位置にある状態、図19は落下防止バー190が中間位置にある状態、図20は落下防止バー190が開放位置にある状態を示す。
まず、図18に示すように、ジャッキベース15の不使用時(車両の走行中など)には、ジャッキベース15はジャッキベース格納装置150に縦置きの姿勢で格納されている。このジャッキベース15の格納時においては、落下防止バー190は第1溝192の一端部192aが第1軸部183に係合されるとともに第2溝193(直線溝194)の一端部194aが第2軸部184に係合された位置(「ロック位置」と呼称する)に保持されている。このロック位置では、落下防止バー190が各取出口69,79側に傾倒した姿勢となり、落下防止バー190の腕部196が各取出口69,79を部分的に遮ることで、ジャッキベース15の出し入れ方向の移動が規制される。
また、落下防止バー190がロック位置にある状態では、第1軸部183が第1溝192の一端部192aに係合(当接)し、第2軸部184が直線溝194の一端部194aに係合(当接)することで、ロック方向(図中の反時計回り方向)またはアンロック方向(図中の時計回り方向)への落下防止バー190の回動が規制される。すなわち、このロック位置においては、落下防止バー190の第1軸部183を中心とする回動は、直線溝194の一端部194aと第1軸部183との係合(当接)により規制され、落下防止バー190の第2軸部184を中心とする回動は、第1溝192の一端部192aと第1軸部183との係合(当接)により規制される。そのため、このロック位置において、落下防止バー190には自重により下方向(図中の反時計回り方向)の回転トルクが働いているが、第1溝192の一端部192aと第1軸部183との係合、並びに、直線溝194の一端部194aと第2軸部184との係合により、落下防止バー190はロック位置で保持される。また、車両の走行中において、路面の段差や振動などによりジャッキベース15が落下防止バー190を跳ね上げようとしても、第1溝192の一端部192aと第1軸部183との係合、並びに、直線溝194の一端部194aと第2軸部184との係合により、アンロック方向(図中の時計回り方向)への落下防止バー190の回動が制限され、落下防止バー190はロック位置で安定的に保持され、ジャッキベース15の落下が防止される。
次に、ジャッキベース15を取り出す手順について説明する。まず、ジャッキベース15をジャッキベース格納装置150から取り出すには、図19に示すように、落下防止バー190の先端側を把持して、この落下防止バー190をロック位置から斜め上方に引き上げる。このとき、落下防止バー190は、第1溝192が第1軸部183に案内されるとともに、第2溝193(直線溝194)が第2軸部184に案内されることで、図中の斜め上方に向けてスライドする。この落下防止バー190を第1溝192の他端部192bが第1軸部183に突き当たるとともに直線溝194の他端部194aが第2軸部184に突き当たる位置(「中間位置」と呼称する)まで引き上げると、第2軸部184が直線溝194と円弧溝195との連結部(方向転換部)に配置される。この中間位置では、第2軸部194が直線溝194から円弧溝195への方向転換部に差し掛かることで(直線溝194による第2軸部184の拘束が解かれることで)、第1軸部183を中心とする落下防止バー190の回動として、第2軸部184を介する円弧溝195に沿ったアンロック方向(図中の時計回り方向)への回動が許容される。
続いて、図20に示すように、落下防止バー190を中間位置にある状態からアンロック方向(図中の時計回り方向)へ回動させる。この落下防止バー190をアンロック方向へ回動させると、落下防止バー190の腕部196が上方に持ち上る。そして、この図20に示すように、落下防止バー190を第2軸部184が円弧溝195の終端部195bに当接する位置(「開放位置」と呼称する)まで回動させると、ジャッキベース収容箱51の各取出口69,79が開放され、ジャッキベース15の出し入れが可能となる。この開放位置では、落下防止バー190の重心位置が第1軸部183に対して前側(アンロック方向側)に配向され、この落下防止バー190の回転モーメントがアンロック方向に働くため、作業者が落下防止バー190から手を離しても、落下防止バー190は開放位置に安定的に保持されることになる。それにより、作業者は落下防止バー190を手で支えることなく、ジャッキベース収容箱5に収容されたジャッキベース15の取手15cを把持して、このジャッキベース収容箱51からジャッキベース15を容易に取り出すことができる。
次に、ジャッキベース15を格納する手順について説明する。まず、ジャッキベース15をジャッキベース格納装置150に格納するには、落下防止バー190を開放位置に保持させた状態(各取出口69,79を開放させた状態)で、ジャッキベース15を1枚ずつジャッキベース収容箱51に縦置きの姿勢で収容する。続いて、落下防止バー190をロック方向(図中の反時計回り方向)に倒して、この落下防止バー190をロック方向に回動させる。落下防止バー190が中間位置まで回動すると、第2軸部184が直線溝194の他端部194b(円弧溝195の始端部195a)に到達することで、この中間位置において落下防止バー190のロック方向(図中の反時計回り方向)への回動が制限される。また、このように落下防止バー190が中間位置までくると、落下防止バー190の第1溝192が第1軸部183に案内されるとともに、直線溝194が第2軸部184に案内されて、落下防止バー190が自重により斜め下方にスライドする。落下防止バー190が斜め下方にスライドすると、第1溝192の一端部192aが第1軸部183に突き当たるとともに、第2溝193の一端部194aが第2軸部184に突き当たり、これらの各溝192,193と各軸部183,184とがそれぞれ係合する。それにより、落下防止バー190がロック位置に安定的に保持され、各ジャッキベース15の落下が規制される。このようにしてジャッキベース格納装置150に2枚のジャッキベース15がロック状態で格納される。
以上、第2実施形態に係るジャッキベース格納装置150によれば、落下防止バー190をロック方向に傾倒させる簡単な操作で、落下防止バー190をジャッキベース15の出し入れを規制するロック位置にロックすることができるため、南京錠やパチン錠などの
施錠装置を追加した場合と比べて、落下防止バー190の開閉操作が煩雑となるのを軽減することができるとともに、安価且つ簡便な構造により、落下防止バー190が車両走行時の路面の段差や振動などにより跳ね上げられるのを防止して、ジャッキベース15がジャッキベース収容箱51から落下することを確実に抑止することが可能となる。また、この第2実施形態のジャッキベース格納装置150では、落下防止バー190のロック機構を2つの軸部183,184と2つの溝192,193との組合せにより実質的に構成することができるため、第1実施形態のジャッキベース格納装置50よりもロック機構を構成する部品点数が削減され、製造コストを一層低減することが可能となる。
施錠装置を追加した場合と比べて、落下防止バー190の開閉操作が煩雑となるのを軽減することができるとともに、安価且つ簡便な構造により、落下防止バー190が車両走行時の路面の段差や振動などにより跳ね上げられるのを防止して、ジャッキベース15がジャッキベース収容箱51から落下することを確実に抑止することが可能となる。また、この第2実施形態のジャッキベース格納装置150では、落下防止バー190のロック機構を2つの軸部183,184と2つの溝192,193との組合せにより実質的に構成することができるため、第1実施形態のジャッキベース格納装置50よりもロック機構を構成する部品点数が削減され、製造コストを一層低減することが可能となる。
また、落下防止バー190がロック位置にある状態では、第1溝192が他端部192bから一端部192aへ向けて斜め上方向に延びるとともに、直線溝194が他端部194bから一端部194aに向けて斜め上方向に延びることで、車両走行時の路面の段差や振動を受けて落下防止バー190が移動し難くなる。加えて、落下防止バー190の中間位置からロック位置への移動が当該落下防止バー190の自重により行われるようになることで、この自重の作用により落下防止バー190のロックが自動的に掛かるようになり、落下防止バー190のロック忘れを防止することが可能となる。
さらに、第1溝192および直線溝194が同一直線上に配置されることで、落下防止バー190を小型化することができるとともに、落下防止バー190をスムーズに動かすことが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。また、上記実施形態に記載された各構成要素を適宜組み合わせたもの、あるいは、上記実施形態に記載された各構成要素のうち一部を削除又は周知・慣用技術等で転換したものについても、本発明の範囲に含まれるものである。
上記第1実施形態では、ブラケット板81に回動軸(軸部材85)を設けて、落下防止バー90に長穴92を設けているが、この構成に限定されるものではなく、ブラケット板81に長穴を設けて、落下防止バー90に回動軸を設けてもよい。
上記第2実施形態では、ブラケット板181に2つの軸部183,184を設け、落下防止バー190に2つの溝192,193を設けているが、この構成に限定されるものではなく、ブラケット板181に2つの溝を設け、落下防止バー190に2つの軸部を設けてもよい。
上記第2実施形態では、第1溝192と第2溝193の直線溝194とを同一直線上に配置しているが、この構成に限定されるものではなく、第1溝192と第2溝193の直線溝194とを互いに平行な位置関係で配置してもよい。
上記実施形態では、角型のジャッキベース15を例示して説明したが、この構成に限定されるものではなく、丸型のジャッキベースを適用してもよい。また、上記実施形態では、ジャッキベース格納装置50に2枚のジャッキベース15を格納する構成であったが、この構成に限定されるものではなく、例えば1枚または3枚以上のジャッキベース15を格納するものでもよい。
上記実施形態では、作業具の一例として、ジャッキ作業に用いられるジャッキベース15を例示して説明したが、この構成に限定されるものではなく、例えば、同じくジャッキ作業等に用いられてタイヤ車輪と駐車路面との間に設置される輪止めや、作業現場において立ち入り禁止の注意喚起や作業区域を区画するためのカラーコーン(登録商標)、各種の作業に多用される台車および脚立などを適用してもよい。
上記実施形態では、本発明に係る作業車として、トラックマウント式の高所作業車を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、軌陸作業車や橋梁点検作業車、クレーン車などの他の作業車に適用してもよい。
1 高所作業車(作業車)
2 車体
10 ジャッキ
15 ジャッキベース(作業具)
30 ブーム
40 作業台
50 ジャッキベース格納装置(作業具格納装置:第1実施形態)
51 ジャッキベース収容箱(作業具収容部)
60 第1収容部
69 第1取出口(取出口)
70 第2収容部
79 第2取出口(取出口)
80 ロック機構
81 ブラケット板
84 固定ブロック(係合突起、ロック部)
85 軸部材(軸部)
90 落下防止バー(落下防止部材)
92 長穴
93 ロック溝(係合溝)
93a 第1係止面(第1ストッパ部)
93b 第2係止面
94 傾斜面(第2ストッパ部)
150 ジャッキベース格納装置(作業具格納装置:第2実施形態)
180 ロック機構
181 ブラケット板
183 第1軸部(軸部、ロック部)
184 第2軸部(ロック部)
190 落下防止バー(落下防止部材)
192 第1溝
193 第2溝
194 直線溝
195 円弧溝
2 車体
10 ジャッキ
15 ジャッキベース(作業具)
30 ブーム
40 作業台
50 ジャッキベース格納装置(作業具格納装置:第1実施形態)
51 ジャッキベース収容箱(作業具収容部)
60 第1収容部
69 第1取出口(取出口)
70 第2収容部
79 第2取出口(取出口)
80 ロック機構
81 ブラケット板
84 固定ブロック(係合突起、ロック部)
85 軸部材(軸部)
90 落下防止バー(落下防止部材)
92 長穴
93 ロック溝(係合溝)
93a 第1係止面(第1ストッパ部)
93b 第2係止面
94 傾斜面(第2ストッパ部)
150 ジャッキベース格納装置(作業具格納装置:第2実施形態)
180 ロック機構
181 ブラケット板
183 第1軸部(軸部、ロック部)
184 第2軸部(ロック部)
190 落下防止バー(落下防止部材)
192 第1溝
193 第2溝
194 直線溝
195 円弧溝
Claims (8)
- 走行可能な車体に設けられて、所定の作業に要する作業具を前記車体の外側から出し入れ可能に収容する作業車の作業具格納装置であって、
前記作業具を出し入れするための取出口を有して前記作業具を収容する作業具収容部と、
前記作業具収容部に設けられた軸部を中心に中間位置と前記作業具の出し入れを許容する開放位置との間で回動可能、且つ、前記中間位置と前記作業具収容部からの前記作業具の落下を阻止するロック位置との間で移動可能に支持される落下防止部材と、
前記落下防止部材がロック位置にある状態において前記軸部を中心とする前記落下防止部材の回動を規制するロック部とを備え、
前記ロック部は、前記落下防止部材が前記ロック位置から前記中間位置へ移動することで、前記軸部を中心とする前記開放位置側への前記落下防止部材の回動を許容することを特徴とする作業車の作業具格納装置。 - 前記落下防止部材は、所定方向に延びる長穴と、前記長穴と平行な方向に延びる係合溝とを有し、
前記作業具収容部は、前記長穴に挿入される前記軸部と、前記係合溝と係合可能な係合突起とを有し、
前記落下防止部材は、前記長穴に挿入された前記軸部を中心に前記中間位置と前記開放位置との間で回動可能、且つ、前記軸部を介して前記長穴に沿って前記中間位置と前記ロック位置との間で移動可能であり、
前記落下防止部材が前記ロック位置にある状態では、前記ロック部としての前記係合突起が前記係合溝と係合することにより、前記軸部を中心とする前記落下防止部材の揺動が規制され、
前記落下防止部材が前記中間位置にある状態では、前記係合突起と前記係合溝との係合が解除されることで、前記軸部を中心とする前記開放位置側への前記落下防止部材の回動が許容されることを特徴とする請求項1に記載の作業車の作業具格納装置。 - 前記係合溝は、前記係合突起の一側面に当接可能な第1ストッパ部を有し、
前記落下防止部材が前記開放位置から前記中間位置へ向けて回動したときに、前記第1ストッパ部が前記係合突起の一側面に当接することで、前記軸部を中心とする前記落下防止部材の前記中間位置を超える回動が阻止されることを特徴とする請求項2に記載の作業車の作業具格納装置。 - 前記落下防止部材は、前記係合突起の他側面に当接可能な第2ストッパ部を有し、
前記落下防止部材が前記開放位置にある状態では、前記第2ストッパ部が前記係合突起の他側面に当接することで、前記軸部を中心とする前記落下防止部材の回動のうち、前記中間位置へ向かう一方向の回動を許容するが、前記開放位置を超える他方向の回動を阻止することを特徴とする請求項2または3に記載の作業車の作業具格納装置。 - 前記落下防止部材は、前記長穴が前記軸部に案内されるとともに、前記係合溝が前記係合突起に案内されることで、前記中間位置と前記ロック位置との間で上下方向に移動可能であり、
前記落下防止部材の前記中間位置から前記ロック位置への移動は、前記落下防止部材の自重により行われることを特徴とする請求項2~4のいずれかに記載の作業車の作業具格納装置。 - 前記落下防止部材は、所定方向に延びる第1溝と、前記第1溝と平行な方向に延びる直線溝および当該直線溝に繋がり円弧状に延びる円弧溝を有する第2溝とを備え、
前記作業具収容部は、前記第1溝に挿入される第1軸部と、前記第2溝に挿入される第2軸部とを有し、
前記落下防止部材は、前記第1軸部が前記第1溝の一端部に当接するとともに前記第2軸部が前記直線溝の一端部に当接する前記ロック位置と、前記第1軸部が前記第1溝の他端部に当接するとともに前記第2軸部が前記直線溝の他端部に当接する前記中間位置との間で移動可能であり、
前記直線溝の他端部には、前記円弧溝の始端部が連続的に繋がり、
前記落下防止部材が前記ロック位置にある状態では、前記ロック部としての前記第2軸部が前記直線溝の一端部と当接することにより前記第1軸部を中心とする前記落下防止部材の回動が規制されるとともに、前記ロック部としての前記第1軸部が前記第1溝の一端部と当接することにより前記第2軸部を中心とする前記落下防止部材の回動が規制され、
前記落下防止部材が前記中間位置にある状態では、前記開放位置側へ向けて前記落下防止部材が前記第1軸部を中心に且つ前記第2軸部を介して前記円弧溝に沿って回動可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の作業車の作業具格納装置。 - 前記落下防止部材が前記ロック位置にある状態では、前記第1溝が前記他端部から前記一端部へ向けて斜め上方向に延びるとともに、前記直線溝が前記他端部から前記一端部に向けて斜め上方向に延びていることを特徴とする請求項6に記載の作業車の作業具格納装置。
- 前記第1溝および前記直線溝は、前記所定方向に沿って同一直線上に配置されていることを特徴とする請求項6または7に記載の作業車の作業具格納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021180749A JP2023069114A (ja) | 2021-11-05 | 2021-11-05 | 作業車の作業具格納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021180749A JP2023069114A (ja) | 2021-11-05 | 2021-11-05 | 作業車の作業具格納装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023069114A true JP2023069114A (ja) | 2023-05-18 |
Family
ID=86327498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021180749A Pending JP2023069114A (ja) | 2021-11-05 | 2021-11-05 | 作業車の作業具格納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023069114A (ja) |
-
2021
- 2021-11-05 JP JP2021180749A patent/JP2023069114A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2883860B2 (ja) | クレーンのジブ張出、格納装置及びその張出、格納方法 | |
CN114148954A (zh) | 具有多个上行和下行路径的旋转式伸缩臂叉车 | |
JP2023069114A (ja) | 作業車の作業具格納装置 | |
KR101981340B1 (ko) | 고소 작업차의 서브붐 장치 | |
JP2024012892A (ja) | 作業車の作業具格納装置 | |
JP2020029320A (ja) | カウンタウエイト着脱装置 | |
EP3896025B1 (en) | Boom type vehicle | |
JP2673140B2 (ja) | アウトリガーを有するトラッククレーン | |
JP3241632B2 (ja) | アウトリガの格納係止装置 | |
JP4560342B2 (ja) | 高所作業車の安全装置 | |
JPH09255296A (ja) | 接地板収納式アウトリガジャッキ | |
JP3158925U (ja) | 高所作業車 | |
JP6786813B2 (ja) | 作業車両 | |
JP6638440B2 (ja) | 建設機械のプラットフォーム | |
KR20140059715A (ko) | 고소 작업차의 서브붐 장치 | |
JP7208821B2 (ja) | 作業車 | |
JP2024035646A (ja) | 軌陸車用転車装置 | |
JP2587189Y2 (ja) | 高所作業車の作業台格納保持装置 | |
JPS6121321Y2 (ja) | ||
JP2024035647A (ja) | 軌陸車用転車装置 | |
JP2002255015A (ja) | 作業用車両 | |
JP5284676B2 (ja) | 作業車の収納装置 | |
JP2797136B2 (ja) | 自走式クレーンにおけるジブブームの基台支承装置 | |
JP6649105B2 (ja) | 作業機 | |
JPH0235583Y2 (ja) |