JP2023068295A - 洗剤ボトル及び自動分析装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の大型化を不要とし、測定を停止せずに洗剤を使用可能にすること。【解決手段】本実施形態に係る洗剤ボトルは、サンプルと試薬との混合液を測定する自動分析装置に用いられる洗剤ボトルであって、プローブを洗浄するための洗剤を収容し、前記サンプルが収容されたサンプル容器を保持するサンプルラックを搬送する搬送アームにより搬送可能である。【選択図】図4
Description
本明細書及び図面に開示の実施形態は、洗剤ボトル及び自動分析装置に関する。
自動分析装置には、測定中にサンプルプローブや試薬分注プローブをそれぞれ洗浄するための洗剤が収容された洗剤貯蔵部が設けられている。洗剤は、サンプルプローブや試薬分注プローブ等の様々な洗浄に用いられるため、使用量が多い。このため、測定中に洗剤が不足すると、測定を停止させてから、洗剤の補充や交換を行う必要がある。しかし、測定を停止すると、時間等のロスが生じる。また、洗剤貯蔵部の容量を大きくすることや、洗剤の不足時に洗剤貯蔵部に洗剤を補充する機構を追加する場合、装置の大型化が必要になる。
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、装置の大型化を不要とし、測定を停止せずに洗剤を使用可能にすることである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決される課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
本実施形態に係る洗剤ボトルは、サンプルと試薬との混合液を測定する自動分析装置に用いられる洗剤ボトルであって、プローブを洗浄するための洗剤を収容し、前記サンプルが収容されたサンプル容器を保持するサンプルラックを搬送する搬送アームにより搬送可能である。
以下、図面を参照して、洗剤ボトルが適用される自動分析装置の実施形態について詳細に説明する。なお、実施形態は、以下の実施形態に限られるものではない。また、一つの実施形態に記載した内容は、原則として他の実施形態にも同様に適用される。
図1は、本実施形態に係る洗剤ボトルが適用される自動分析装置1の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す自動分析装置1は、分析装置70と、駆動装置80と、処理装置90とを備えている。
分析装置70は、各検査項目の標準試料や被検体から採取された被検試料(血液や尿などの生体試料)と、各検査項目の分析に用いる試薬との混合液を測定して、標準データや被検データを生成する。分析装置70は、試料の分注、試薬の分注等を行う複数のユニットを備え、駆動装置80は、分析装置70の各ユニットを駆動する。処理装置90は、駆動装置80を制御して分析装置70の各ユニットを作動させる。
処理装置90は、入力装置50と、出力装置40と、処理回路30と、記憶回路60とを有する。
入力装置50は、キーボード、マウス、ボタン、タッチキーパネルなどの入力デバイスを備え、各検査項目の分析パラメータを設定するための入力、被検試料の被検識別情報及び検査項目を設定するための入力等を行う。
出力装置40は、プリンタと、ディスプレイとを備えている。プリンタは、処理回路30で生成されたデータの印刷を行う。ディスプレイは、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶パネルなどのモニタであり、処理回路30で生成されたデータの表示を行う。
記憶回路60は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置などである。
処理回路30は、システム全体を制御する。例えば、処理回路30は、図1に示すように、データ処理機能31及び制御機能32を実行する。制御機能32は、駆動装置80を制御して分析装置70の各ユニットを作動させる。データ処理機能31は、分析装置70で生成された標準データや被検データを処理して各検査項目の検量データや分析データを生成する。制御機能32は、制御部の一例である。
例えば、分析装置70により生成される標準データは、物質の量や濃度を判定するためのデータ(検量線あるいは標準曲線)を表し、分析装置70により生成される被検データは、被検試料を測定した結果のデータを表す。また、処理回路30から出力される検量データは、被検データと標準データとから導かれる物質の量や濃度などの測定結果を表すデータを表し、処理回路30から出力される分析データは、陽性又は陰性の判定結果を表すデータを表す。すなわち、検量データは、陽性又は陰性の判定結果を表す分析データを導くためのデータである。
ここで、例えば、処理回路30の構成要素が実行する各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路60に記録されている。処理回路30は、各プログラムを記憶回路60から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路30は、図1の処理回路30内に示された各機能を有することとなる。
なお、図1においては、単一の処理回路30にて、以下に説明する各処理機能が実現されるものとして説明するが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC))、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサが例えばCPUである場合、プロセッサは記憶回路60に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。一方、プロセッサが例えばASICである場合、記憶回路60にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込まれる。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、図1における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
図2は、本実施形態に係る洗剤ボトルが適用される自動分析装置1における分析装置70の構成の一例を示す図である。
分析装置70は、反応槽である反応ディスク4を備えている。反応ディスク4は、円周上に配置された複数の反応容器を回転可能に保持する。
分析装置70は、更に、試薬庫2、3を備えている。試薬庫2、3は、円周上に配置された複数の試薬容器(以下、試薬ボトルと記載する)を保冷して保持する。試薬庫2、3内の試薬ボトルは、試料(以下、サンプルと記載する)に含まれる各検査項目の成分と反応する成分を含有する試薬を収容する。例えば、試薬庫2内の試薬ボトルは、試薬庫2において、同心円の円2a、2b(図2の点線部分)に配列される。試薬庫3内の試薬ボトルは、試薬庫3において、同心円の円3a、3b(図2の点線部分)に配列される。試薬庫2、3は、各検査項目の試薬ボトルを回転可能に保持するターンテーブルを有する。
分析装置70は、更に、サンプリングアーム21、22と、図示しないサンプリングプローブと、図示しないサンプリングポンプと、洗剤貯蔵部23、24と、サンプリングレーン301とを備えている。
サンプリングレーン301にはサンプルラックが配置される。例えば、サンプリングレーン301には、サンプルラックに保持された複数のサンプル容器の各々をサンプリング位置L1に移動させる機構が設けられている。サンプリングレーン301におけるサンプルラックの移動は、例えば、ベルトコンベアにより実現される。
サンプリングアーム21、22の先端には、それぞれサンプリングプローブが設けられ、サンプリングプローブには、サンプリングポンプがチューブ等を介して接続されている。例えば、サンプリングアーム21、22は、サンプリングプローブを回転及び上下移動可能に支持する。サンプリングアーム21、22の先端に設けられたサンプリングプローブは、それぞれ、サンプリングアーム21、22の回転により、軌跡21a(図2中の点線部分)上を移動し、例えば、サンプリング位置L1と、サンプル吐出位置との間を回転する。サンプリングアーム21、22の先端に設けられたサンプリングプローブは、サンプリング位置L1に移動されたサンプル容器内のサンプルの分注を行う。具体的には、サンプリングアーム21、22の先端に設けられたサンプリングプローブは、サンプリング位置L1に移動されたサンプル容器内のサンプルを検査項目毎に吸引して、当該検査項目の分析パラメータとして設定された量のサンプルを、反応ディスク4におけるサンプル吐出位置に位置する反応容器内へ吐出する。サンプリングポンプは、サンプリングプローブにサンプルの吸引及び吐出を行わせる。
分析装置70には、測定中にサンプリングプローブを洗浄するための洗剤が収容された洗剤貯蔵部23、24が設けられている。サンプリングアーム21、22の先端に設けられたサンプリングプローブは、それぞれ、サンプルの分注終了毎に、洗剤貯蔵部23、24の洗剤により洗浄される。洗剤貯蔵部23、24は、それぞれ、サンプリングアーム21、22の先端に設けられたサンプリングプローブの軌跡21a上に位置する。
分析装置70は、更に、試薬分注アーム10~13と、図示しない試薬分注プローブと、図示しない試薬分注ポンプとを備えている。
試薬分注アーム10~13の先端には、それぞれ試薬分注プローブが設けられ、試薬分注プローブには、試薬分注ポンプがチューブ等を介して接続されている。例えば、試薬分注アーム10~13は、試薬分注プローブを回転及び上下移動可能に支持する。試薬分注アーム10~13の先端に設けられた試薬分注プローブは、それぞれ、試薬分注アーム10~13の回転により、軌跡10a~13a(図2中の点線部分)上を移動し、例えば、試薬吸引位置と、試薬吐出位置との間を回転する。試薬分注アーム10~13の先端に設けられた試薬分注プローブは、試薬吸引位置に移動された試薬ボトル内の試薬の分注を行う。具体的には、試薬分注アーム10、11の先端に設けられた試薬分注プローブは、それぞれ、試薬庫2内の円2a、2bにおける試薬吸引位置に位置する試薬ボトル内の試薬を吸引して、当該検査項目の分析パラメータとして設定された量の試薬を、反応ディスク4における試薬吐出位置に位置する反応容器内に吐出する。また、試薬分注アーム12、13の先端に設けられた試薬分注プローブは、それぞれ、試薬庫3内の円3a、3bにおける試薬吸引位置に位置する試薬ボトル内の試薬を吸引して、当該検査項目の分析パラメータとして設定された量の試薬を、反応ディスク4における試薬吐出位置に位置する反応容器内に吐出する。試薬分注ポンプは、試薬分注プローブに試薬の吸引及び吐出を行わせる。
試薬庫2、3内には、測定中に試薬分注プローブを洗浄するための洗剤が収容された洗剤貯蔵部6が設けられている。例えば、試薬が無くなって空になった試薬ボトルに洗剤を収容することで、当該試薬ボトルが洗剤貯蔵部6として使用される。試薬分注アーム10、11の先端に設けられた試薬分注プローブは、それぞれ、試薬の分注終了毎に、試薬庫2内の洗剤貯蔵部6の洗剤により洗浄される。試薬庫2内の洗剤貯蔵部6は、それぞれ、試薬分注アーム10、11の先端に設けられた試薬分注プローブの軌跡10a、11a上に位置する。試薬分注アーム12、13の先端に設けられた試薬分注プローブは、それぞれ、試薬の分注終了毎に、試薬庫3内の洗剤貯蔵部6の洗剤により洗浄される。試薬庫3内の洗剤貯蔵部6は、それぞれ、試薬分注アーム10、11の先端に設けられた試薬分注プローブの軌跡12a、13a上に位置する。
分析装置70は、更に、撹拌装置7、8を備えている。撹拌装置7、8は、図示しない攪拌アーム及び攪拌子を有する。攪拌子は、攪拌アームの先端に取り付けられている。攪拌アームは、攪拌子を回転及び上下移動可能に支持する。撹拌装置7の攪拌アームは、反応ディスク4上における第1撹拌位置に位置する反応容器内に、攪拌子を待機位置から下降させて挿入する。撹拌装置8の攪拌アームは、反応ディスク4上における第2撹拌位置に位置する反応容器内に、攪拌子を待機位置から下降させて挿入する。
撹拌装置7、8の攪拌アームは、攪拌子の先端が反応容器の内底面の近傍まで下降させる。そして、撹拌装置7、8は、攪拌子の停止後、攪拌子振動させる。攪拌子が振動することにより、反応容器内のサンプルと試薬との混合液は攪拌される。攪拌後、攪拌アームは、攪拌子を待機位置まで上昇させる。
分析装置70は、更に、測光部9を備えている。測光部9は、撹拌済みの混合液を収容する反応容器に、光を照射することによって混合液を測定する。具体的には、測光部9は、回転している測定位置の反応容器に光を照射し、この照射により反応容器内のサンプル及び試薬の混合液を透過した光を検出する。そして、測光部9は、検出した信号を処理してデジタル信号で表される標準データや被検データを生成して処理装置90の処理回路30に出力する。測光部9は、測定部の一例である。
分析装置70は、更に、反応容器洗浄ユニット15を備えている。反応容器洗浄ユニット15は、図示しない洗浄部材、乾燥部材、及び、支持アームを有する。支持アームは、洗浄部材及び乾燥部材を、それぞれ上下移動可能に支持する。洗浄部材は、反応ディスク4上における洗浄位置に位置する反応容器内の混合液を吸引するノズルと、反応容器内への洗浄液の吐出、及び、吐出した洗浄液の吸引による洗浄を行うノズルと、反応容器内への洗浄水の吐出、及び、吐出した洗浄水の吸引による洗浄を行うノズルとを有する。乾燥部材は、反応容器内を乾燥させるノズルであり、例えば、乾燥空気を吐出することで、洗浄水により洗浄された反応容器を乾燥させる。
分析装置70は、更に、サンプルラック搬送機構として、搬送レール5と、ラック投入部16と、搬送アーム27と、読取部19と、ラック回収部17と、ラック待機バッファ20と、ラック仮置きレーン302と、STAT投入部18とを備えている。
ラック投入部16は、サンプリングされる前の複数のサンプル容器を保持するサンプルラック100が投入される投入レーンを有する。図2において、ラック投入部16として、2つの投入レーンが示されているが、投入レーンは、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。ラック投入部16は、投入レーンに投入されたサンプルラック100を、搬送アーム27により搬送可能な位置に移動させる。ラック投入部16におけるサンプルラックの移動は、例えば、ベルトコンベアにより実現される。
サンプルラック100には、サンプル容器を収容しているラックであることを識別するための識別情報(例えば、ラックID等)を含む光学式ラベルが付与されている。また、サンプルラック100に保持された複数のサンプル容器の各々には、サンプル容器に収容されたサンプルを識別するための識別情報(例えば、患者情報、サンプルID、検査項目、再検査の有無等)を含む光学式ラベルが付与されている。光学式ラベルは、例えば、バーコードである。
搬送アーム27は、サンプルラック100を搬送レール5に沿って移動させるロボットアームである。搬送アーム27は、載置されているサンプルラック100に設けられた穴に抜差し自在に設けられた1対の突起部を有する。搬送アーム27における1対の突起部は、昇降自在である。搬送アーム27における1対の突起部は、載置面に載置されているサンプルラック100を載置面から持ち上げることができる。搬送アーム27における1対の突起部は、持ち上げたサンプルラック100を所定の高さで保持することができる。搬送アーム27における1対の突起部は、保持したサンプルラック100を、所定の載置面上に降ろすことができる。搬送アーム27は、1対の突起部をサンプルラック100の穴に挿込んだ状態で、フォークリフトが荷物を抱えて運ぶように、サンプルラック100を搬送する。サンプルラック100の穴については後述する。
搬送アーム27は、ラック投入部16に投入されたサンプルラック100を読取部19の読み取り位置に搬送する。読取部19は、読み取り位置に搬送されたサンプルラック100の光学式ラベルから識別情報を読み取る。光学式ラベルがバーコードである場合、読取部19は、例えば、バーコードリーダである。読取部19は、読み取った識別情報として、患者情報、サンプルID、検査項目等のサンプルの識別情報や、ラックID等のサンプルラック100の識別情報を、処理装置90の処理回路30に出力する。搬送アーム27は、読取部19による読み取り完了後、読み取り位置からサンプルラック100をサンプリングレーン301に搬送する。搬送アーム27は、サンプリング後のサンプルラック100を、サンプリングレーン301からラック回収部17に搬送する。
図2において、搬送レール5に沿って、ラック仮置きレーン302と前述のサンプリングレーン301とが設けられている。例えば、ラック仮置きレーン302は、読取部19の近傍に設けられている。例えば、読取部19により読み取り位置で読み取られたサンプルラック100がサンプリングレーン301等に搬送できない場合、搬送アーム27は、読み取り後のサンプルラック100をラック仮置きレーン302に仮置きする。
また、図2において、搬送レール5に沿って、ラック待機バッファ20が設けられている。例えば、ラック待機バッファ20は、再検査されるサンプル容器を保持するサンプルラック100である再検査サンプルラックを、一時的に待避させるレーンである。再検査サンプルラックは、再検査のためにサンプリングが実施されるときまで、ラック待機バッファ20に一時的に待避される。この場合、搬送アーム27は、再検査サンプルラックをサンプリングレーン301からラック待機バッファ20に搬送する。
また、図2において、搬送レール5に沿って、STAT投入部18が設けられている。例えば、STAT投入部18は、緊急検体検査または優先的な測定に関するサンプルを収容するサンプル容器を保持するサンプルラック100であるSTATラック(優先サンプルラック)が投入される部分である。搬送アーム27は、ラック投入部16に投入されたサンプルラック100より優先的に、STAT投入部18に投入されたSTATラックを、読取部19の読み取り位置に搬送し、その後、サンプリングレーン301に搬送する。
具体的には、STATラックがSTAT投入部18に投入された場合、搬送アーム27は、STAT投入部18に投入されたSTATラックを、STAT投入部18から読取部19の読み取り位置に直ちに搬送する。STATラックにおけるサンプル容器に設けられた光学式ラベルから識別情報が読取部19により読み取られると、搬送アーム27は、STATラックを、読取部19の読み取り位置からサンプリングレーン301に搬送する。搬送アーム27は、サンプリング後のSTATラックを、サンプリングレーン301からラック回収部17に搬送する。なお、STATラックにおける少なくとも1つのサンプル容器に収容されたサンプルが再検査の対象である場合、搬送アーム27は、当該STATラックを、サンプリングレーン301からラック待機バッファ20に搬送する。
ラック回収部17は、サンプルラック100が回収される回収レーンを有する。図2において、ラック回収部17として、2つの回収レーンが示されているが、回収レーンは、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。ラック回収部17は、回収レーンに配置されたサンプルラック100を、サンプルラック100の取り出し位置に向けて移動させる。ラック回収部17におけるサンプルラックの移動は、例えば、ベルトコンベアにより実現される。
分析装置70は、更に、洗剤ボトル用空きスペース25を備えている。図2において、洗剤ボトル用空きスペース25は、ラック仮置きレーン302とサンプリングレーン301との間に設けられている。洗剤ボトル用空きスペース25には、洗剤ボトルが搬送される。洗剤ボトルや洗剤ボトル用空きスペース25については後述する。
洗剤は、サンプリングプローブや試薬分注プローブ等の様々な洗浄に用いられるため、使用量が多い。このため、測定中に洗剤が不足すると、測定を停止させてから、洗剤の補充や交換を行う必要がある。しかし、測定を停止すると、時間等のロスが生じる。また、洗剤貯蔵部の容量を大きくすることや、洗剤の不足時に洗剤貯蔵部に洗剤を補充する機構を追加する場合、装置の大型化が必要になる。
そこで、本実施形態に係る洗剤ボトルが適用される自動分析装置1は、装置の大型化を不要とし、測定を停止せずに洗剤を使用可能にすることができるように、以下のように構成される。本実施形態に係る洗剤ボトルは、サンプルと試薬との混合液を測定する自動分析装置1に用いられる洗剤ボトルであり、プローブを洗浄するための洗剤を収容し、前記サンプルが収容されたサンプル容器を保持するサンプルラック100を搬送する搬送アーム27により搬送可能である。例えば、本実施形態に係る洗剤ボトルは、サンプルラックにおいて、搬送アームにより搬送可能となるように設けられた構造と同じ構造を有する。具体的には、本実施形態に係る洗剤ボトルは、収容部と、開口部と、穴とを備える。収容部は、プローブを洗浄するための洗剤を収容する。開口部は、収容部に設けられ、収容部に収容された洗剤を吸引するプローブが挿入される。穴は、サンプルが収容されたサンプル容器を保持するサンプルラック100に設けられた穴に抜差し自在な搬送アーム27により搬送可能に設けられ、収容部においてサンプルラック100の穴と同じ位置に形成されている。
図3は、サンプルラック100の構成例を示す断面図である。図3に示すように、サンプルラック100は、本体部120と、本体部120を支持する支持部110とを備える。支持部110には、例えば、ユーザがサンプルラック100をラック投入部16に配置する際にサンプルラック100の向きを確認するための切り込み111及びスリット112~116が設けられている。スリット112、113と、スリット114~116とは、切り込み111を挟んで配置されている。本体部120には、複数のサンプル容器150をそれぞれ一列に保持可能な複数の開口部121と、複数の穴131~134が形成されている。複数の穴131のうち、両端の穴131、134は、搬送アーム27の1対の突起部により抜差し自在である。搬送アーム27は、1対の突起部をサンプルラック100の穴131、134に挿込んだ状態で、サンプルラック100を搬送する。
上述のように、サンプルラック100には、サンプルラック100を識別するための識別情報(例えば、ラックID等)を含む光学式ラベル(例えば、バーコード)が付与されている。図3に示すように、サンプルラック100には、読取部19により読み取り可能な光学式ラベル140が貼られている。
図4は、本実施形態に係る洗剤ボトル200の構成例を示す断面図である。図4に示すように、洗剤ボトル200は、サンプルラック100の外形と類似の外形であり、収容部220と、収容部220を支持する支持部210とを備える。支持部210には、例えば、ユーザが洗剤ボトル200をラック投入部16に配置する際に洗剤ボトル200の向きを確認するための切り込み211及びスリット212~216が設けられている。スリット212、213と、スリット214~216とは、切り込み211を挟んで配置されている。収容部220は、サンプリングプローブや試薬分注プローブ等のプローブを洗浄するための洗剤250を収容する。収容部220の上方には開口部221が設けられ、開口部221には、収容部220に収容された洗剤250を吸引するプローブが挿入される。収容部220には、1対の穴231、232が形成されている。洗剤ボトル200において、穴231、232は、サンプルラック100の穴131、134と同じ位置に設けられており、搬送アーム27の1対の突起部により抜差し自在である。このように、洗剤ボトル200は、サンプルラック100において、搬送アーム27により搬送可能となるように設けられた構造と同じ構造を有する。搬送アーム27は、1対の突起部を洗剤ボトル200の穴231、232に挿込んだ状態で、洗剤ボトル200を搬送する。
洗剤ボトル200には、洗剤を収容していることが識別可能な識別情報を含む光学式ラベル(例えば、バーコード)が付与されている。図4に示すように、洗剤ボトル200には、読取部19により読み取り可能な光学式ラベル240が貼られている。例えば、洗剤ボトル200の識別情報は、読取部19がサンプルラック100の識別情報と区別できるように、サンプルラック100の識別情報とは異なる情報を含む。具体的には、洗剤ボトル200の識別情報は、サンプルラック100の識別情報(ラックID等)とは異なる情報として、洗剤ボトルID、洗剤の有効期限等の情報を含む。これにより、本実施形態では、洗剤ボトル200を、試薬ボトルと同様に、識別情報(バーコード)を用いて、IDや有効期限を用いて管理することができる。
例えば、サンプリングプローブや試薬分注プローブ等のプローブは、測定毎に洗浄されるため、処理装置90の制御機能32は、検査項目に応じて、洗剤貯蔵部23、24の洗剤の使用量や、試薬庫2、3内の洗剤貯蔵部6の洗剤の使用量を把握することができる。この場合、制御機能32は、検査項目や検査数から各洗剤貯蔵部の洗剤が不足しそうな状態であることを判断して、駆動装置80を制御する。
具体的には、制御機能32は、検査項目や検査数から、洗剤貯蔵部23、24の洗剤の使用量や、試薬庫2、3内の洗剤貯蔵部6の洗剤の使用量を計算し、計算結果に基づいて、洗剤貯蔵部23、24が貯蔵する洗剤量や、試薬庫2、3内の洗剤貯蔵部6が貯蔵する洗剤量を予測する。例えば、制御機能32は、洗剤貯蔵部23、24が貯蔵する洗剤量が閾値以下である場合、洗剤貯蔵部23、24の洗剤が不足しそうな状態であると判断して、駆動装置80を制御する。例えば、制御機能32は、試薬庫2、3内の洗剤貯蔵部6が貯蔵する洗剤量が閾値以下である場合、試薬庫2、3内の洗剤貯蔵部6の洗剤が不足しそうな状態であると判断して、駆動装置80を制御する。
駆動装置80は、制御機能32の制御により、分析装置70の搬送アーム27を駆動して、後述の位置に洗剤ボトル200を搬送させる。
例えば、洗剤ボトル200は、図2の洗剤ボトル201として、ラック投入部16に配置される。具体的には、洗剤ボトル201は、ラック投入部16に配置された複数のサンプルラック100の検査が終了した後に、洗剤ボトル201の洗剤が各洗剤貯蔵部に補充されるように、ラック投入部16上の複数のサンプルラック100とは離れた箇所にラック投入部16に配置される。
例えば、搬送アーム27は、駆動装置80の駆動により、ラック投入部16に配置された洗剤ボトル201を搬送し、洗剤ボトル201は、図2の洗剤ボトル208としてサンプリングレーン301に配置される。ここで、洗剤ボトル208の開口部221は、サンプリングプローブの軌跡21a上に位置する。即ち、搬送アーム27は、駆動装置80の駆動により、サンプリングプローブの軌跡21a上に洗剤ボトル208を配置する。
例えば、搬送アーム27は、駆動装置80の駆動により、ラック投入部16に配置された洗剤ボトル201を搬送し、洗剤ボトル201は、図2の洗剤ボトル209としてサンプリングレーン301に配置される。ここで、洗剤ボトル209の開口部221は、試薬分注プローブの軌跡12a上に位置する。即ち、搬送アーム27は、駆動装置80の駆動により、試薬分注プローブの軌跡12a上に洗剤ボトル209を配置する。
例えば、搬送アーム27は、駆動装置80の駆動により、ラック投入部16に配置された洗剤ボトル201を搬送し、洗剤ボトル201は、図2の洗剤ボトル205として洗剤ボトル用空きスペース25に配置される。ここで、洗剤ボトル205の開口部221は、試薬分注プローブの軌跡10a上に位置する。即ち、搬送アーム27は、駆動装置80の駆動により、試薬分注プローブの軌跡10a上に洗剤ボトル205を配置する。なお、洗剤ボトル用空きスペース25には、予備の洗剤ボトル200として、図2の洗剤ボトル203、204が配置されている。ここで、洗剤ボトル205の洗剤が無くなった場合、搬送アーム27は、駆動装置80の駆動により、試薬分注プローブの軌跡10a上に洗剤ボトル204を配置する。同様に、洗剤ボトル204の洗剤が無くなった場合、搬送アーム27は、駆動装置80の駆動により、試薬分注プローブの軌跡10a上に洗剤ボトル203を配置する。
なお、洗剤ボトル200は、図2の洗剤ボトル202として、STAT投入部18に配置され、搬送アーム27は、STAT投入部18に配置された洗剤ボトル202を搬送して、洗剤ボトル用空きスペース25やサンプリングレーン301に配置してもよい。また、洗剤ボトル200は、図2の洗剤ボトル206として、ラック仮置きレーン302に配置され、搬送アーム27は、ラック仮置きレーン302に配置された洗剤ボトル206を搬送して、洗剤ボトル用空きスペース25やサンプリングレーン301に配置してもよい。また、洗剤ボトル200は、図2の洗剤ボトル207として、ラック待機バッファ20に配置され、搬送アーム27は、ラック待機バッファ20に配置された洗剤ボトル207を搬送して、洗剤ボトル用空きスペース25やサンプリングレーン301に配置してもよい。また、洗剤ボトル200の開口部221がサンプリングプローブの軌跡21a上に位置するのであれば、洗剤ボトル200は、図2の洗剤ボトル210として、ラック回収部17に配置されてもよい。
次に、本実施形態に係る自動分析装置1の処理の手順について、図5~図8を用いて説明する。
図5は、本実施形態に係る洗剤ボトル200が適用される自動分析装置1の処理の手順を示すフローチャートである。
図5のステップS101において、処理装置90の制御機能32は、検査項目や検査数から各洗剤貯蔵部の洗剤が不足しそうな状態であることを判断する。上述のように、サンプリングプローブや試薬分注プローブ等のプローブは、測定毎に洗浄されるため、処理装置90の制御機能32は、検査項目に応じて、洗剤貯蔵部23、24の洗剤の使用量や、試薬庫2、3内の洗剤貯蔵部6の洗剤の使用量を把握できる。
次に、図5のステップS102において、処理装置90の制御機能32は、測定中に注意喚起を行う画面をユーザに通知する。例えば、制御機能32は、「洗剤ボトルをサンプラに投入してください」などの注意喚起を表す画面を出力装置40に出力させることによって、ユーザに通知する。この場合、制御機能32は、測定を停止せずに待機状態にし、ユーザは、洗剤ボトル200をラック投入部16やSTAT投入部18に配置する。例えば、洗剤ボトル200の配置はユーザにより決定される。
次に、図5のステップS103において、洗浄処理が行われる。洗浄処理には、以下のサンプリングプローブ洗浄処理(ステップS110)、試薬分注プローブ洗浄処理(ステップS120)、攪拌子等洗浄処理(ステップS130)などが含まれる。
図6は、図5の洗浄処理として、サンプリングプローブ洗浄処理(ステップS110)の手順を示すフローチャートである。
図6のステップS111において、処理装置90の制御機能32は、検査項目や検査数から洗剤貯蔵部23、24の洗剤が不足しているか否かを判定する。
ここで、例えば、洗剤貯蔵部23、24の洗剤が足りている場合(ステップS111;No)、制御機能32は、図6のステップS112を実行する。具体的には、ステップS112において、処理装置90の制御機能32は、駆動装置80を制御し、駆動装置80は、制御機能32の制御により、サンプリングアーム21、22、サンプリングプローブ及びサンプリングポンプを駆動させることで、サンプリングプローブの軌跡21a上に位置する洗剤貯蔵部23、24の洗剤を用いて、当該サンプリングプローブを洗浄させる。
一方、洗剤貯蔵部23、24の洗剤が不足している場合(ステップS111;Yes)、制御機能32は、図6のステップS113~S115を実行する。具体的には、処理装置90の制御機能32は、以下のように駆動装置80を制御する。
図6のステップS113において、駆動装置80は、制御機能32の制御により、搬送アーム27を駆動させることで、ラック投入部16やSTAT投入部18に配置された洗剤ボトル200を、図2の洗剤ボトル208として、サンプリングレーン301に移動させる。このとき、搬送アーム27は、駆動装置80の駆動により、サンプリングプローブの軌跡21a上に洗剤ボトル208を配置する。
図6のステップS114において、駆動装置80は、制御機能32の制御により、サンプリングアーム21、22、サンプリングプローブ及びサンプリングポンプを駆動させることで、洗剤ボトル208の洗剤を用いて、当該サンプリングプローブを洗浄させる。
図6のステップS115において、サンプリングプローブの未使用時に、駆動装置80は、制御機能32の制御により、サンプリングアーム21、22、サンプリングプローブ及びサンプリングポンプを駆動させることで、サンプリングプローブに洗剤ボトル208の洗剤を最大量吸引させ、吸引した洗剤を洗剤貯蔵部23、24に補充させる。ここで、駆動装置80は、制御機能32の制御により、搬送アーム27を駆動させることで、洗剤が無くなって空になった洗剤ボトル208を、ラック回収部17に移動させる。使用が終わった洗剤ボトル208はラック回収部17から回収される。
図7は、図5の洗浄処理として、試薬分注プローブ洗浄処理(ステップS120)の手順を示すフローチャートである。
図7のステップS121において、処理装置90の制御機能32は、検査項目や検査数から試薬庫2、3内の洗剤貯蔵部6の洗剤が不足しているか否かを判定する。
ここで、例えば、試薬庫2、3内の洗剤貯蔵部6の洗剤が足りている場合(ステップS121;No)、制御機能32は、図7のステップS122を実行する。具体的には、ステップS122において、処理装置90の制御機能32は、駆動装置80を制御し、駆動装置80は、制御機能32の制御により、試薬分注アーム10~13、試薬分注プローブ及び試薬分注ポンプを駆動させることで、試薬分注プローブの軌跡10a~13a上に位置する試薬庫2、3内の洗剤貯蔵部6の洗剤を用いて、当該試薬分注プローブを洗浄させる。
一方、例えば、試薬庫2、3内の洗剤貯蔵部6の洗剤が不足している場合(ステップS121;Yes)、制御機能32は、図7のステップS123~S125を実行する。具体的には、処理装置90の制御機能32は、以下のように駆動装置80を制御する。
図7のステップS123において、駆動装置80は、制御機能32の制御により、搬送アーム27を駆動させることで、ラック投入部16及びSTAT投入部18に配置された洗剤ボトル200を、それぞれ、図2の洗剤ボトル205、209として、洗剤ボトル用空きスペース25、サンプリングレーン301に移動させる。このとき、搬送アーム27は、駆動装置80の駆動により、試薬分注プローブの軌跡10a、12a上にそれぞれ洗剤ボトル205、209を配置する。
図7のステップS124において、駆動装置80は、制御機能32の制御により、試薬分注アーム10、12、試薬分注プローブ及び試薬分注ポンプを駆動させることで、洗剤ボトル205や洗剤ボトル209の洗剤を用いて、当該試薬分注プローブを洗浄させる。
図7のステップS125において、試薬分注プローブの未使用時に、駆動装置80は、制御機能32の制御により、試薬分注アーム10、12、試薬分注プローブ及び試薬分注ポンプを駆動させることで、試薬分注プローブに洗剤ボトル205、209の洗剤を最大量吸引させ、吸引した洗剤を試薬庫2、3内の洗剤貯蔵部6に補充させる。ここで、駆動装置80は、制御機能32の制御により、搬送アーム27を駆動させることで、洗剤が無くなって空になった洗剤ボトル205、209を、ラック回収部17に移動させる。使用が終わった洗剤ボトル205、209はラック回収部17から回収される。
図8は、図5の洗浄処理として、攪拌子等洗浄処理(ステップS130)の手順を示すフローチャートである。
図8のステップS131において、処理装置90の制御機能32は、検査項目や検査数から試薬庫2、3内の洗剤貯蔵部6の洗剤が不足しているか否かを判定する。
ここで、例えば、試薬庫2、3内の洗剤貯蔵部6の洗剤が足りている場合(ステップS131;No)、制御機能32は、図8のステップS132を実行する。具体的には、ステップS132において、処理装置90の制御機能32は、以下のように駆動装置80を制御する。駆動装置80は、制御機能32の制御により、試薬分注アーム10~13、試薬分注プローブ及び試薬分注ポンプを駆動させることで、試薬分注プローブの軌跡10a~13a上に位置する試薬庫2、3内の洗剤貯蔵部6の洗剤を、試薬分注プローブから、反応ディスク4の反応容器に分注させる。そして、駆動装置80は、制御機能32の制御により、反応ディスク4及び撹拌装置7、8を駆動させることで、反応ディスク4の反応容器内の洗剤を用いて、撹拌装置7、8の撹拌子を洗浄させる。
一方、例えば、試薬庫2、3内の洗剤貯蔵部6の洗剤が不足している場合(ステップS131;Yes)、制御機能32は、図8のステップS133、S134を実行する。具体的には、処理装置90の制御機能32は、以下のように駆動装置80を制御する。
図8のステップS133において、駆動装置80は、制御機能32の制御により、搬送アーム27を駆動させることで、ラック投入部16及びSTAT投入部18に配置された洗剤ボトル200を、それぞれ、図2の洗剤ボトル205、209として、洗剤ボトル用空きスペース25、サンプリングレーン301に移動させる。このとき、搬送アーム27は、駆動装置80の駆動により、試薬分注プローブの軌跡10a、12a上にそれぞれ洗剤ボトル205、209を配置する。
図8のステップS134において、試薬分注プローブの未使用時に、駆動装置80は、制御機能32の制御により、試薬分注アーム10、12、試薬分注プローブ及び試薬分注ポンプを駆動させることで、試薬分注プローブの軌跡10a、12a上に位置する洗剤ボトル205、209の洗剤を、試薬分注プローブから、反応ディスク4の反応容器に分注させる。そして、駆動装置80は、制御機能32の制御により、反応ディスク4及び撹拌装置7、8を駆動させることで、反応ディスク4の反応容器内の洗剤を用いて、撹拌装置7、8の撹拌子を洗浄させる。
なお、図8の処理では、反応ディスク4の反応容器に洗剤を入れるので、キャリーオーバを回避するために、反応容器を洗浄させることもできる。
また、図5~図8の処理では、測定中に、各洗剤貯蔵部の洗剤が不足しそうな状態であるか否かを判定しているが、測定開始時や測定終了時においても適用可能である。
以上の説明により、本実施形態において、サンプルと試薬との混合液を測定する自動分析装置1に用いられる洗剤ボトル200は、搬送アーム27により搬送可能である。このため、本実施形態では、測定中に洗剤が不足しても、測定を停止させることなく、洗剤の補充を行うことができる。また、本実施形態では、測定を停止させないため、時間等のロスが生じない。また、本実施形態では、洗剤ボトル200が搬送アーム27により搬送されるため、ユーザが洗剤の補充や交換を行う必要がない。また、本実施形態では、洗剤貯蔵部の容量を大きくする必要がなく、また、洗剤の不足時に洗剤貯蔵部に洗剤を補充する機構を追加する必要もないため、装置の大型化が不要である。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、装置の大型化を不要とし、測定を停止せずに洗剤を使用可能にすることができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 自動分析装置
27 搬送アーム
100 サンプルラック
131~134 穴
200 洗剤ボトル
220 収容部
221 開口部
231、232 穴
250 洗剤
27 搬送アーム
100 サンプルラック
131~134 穴
200 洗剤ボトル
220 収容部
221 開口部
231、232 穴
250 洗剤
Claims (8)
- サンプルと試薬との混合液を測定する自動分析装置に用いられる洗剤ボトルであって、
プローブを洗浄するための洗剤を収容し、前記サンプルが収容されたサンプル容器を保持するサンプルラックを搬送する搬送アームにより搬送可能である、
洗剤ボトル。 - 前記サンプルラックにおいて、前記搬送アームにより搬送可能となるように設けられた構造と同じ構造を有する、
請求項1に記載の洗剤ボトル。 - 前記洗剤を収容する収容部と、
前記収容部に設けられ、前記プローブが挿入される開口部と、
前記サンプルが収容されたサンプル容器を保持するサンプルラックに設けられた穴に抜差し自在な搬送アームにより搬送可能に設けられ、前記収容部において前記サンプルラックの穴と同じ位置に形成された穴と、
を備える請求項2に記載の洗剤ボトル。 - 前記サンプルラックの識別情報を読み取る読取部により読み取り可能であり、前記洗剤を収容していることが識別可能な識別情報を含むラベルが付与されている、
請求項1~3のいずれか一項に記載の洗剤ボトル。 - 前記サンプルラックの外形と類似の外形を有する、
請求項1~4のいずれか一項に記載の洗剤ボトル。 - 請求項1~5のいずれか一項に記載の洗剤ボトルと、
前記搬送アームと、
前記プローブにより分注されたサンプルと試薬との混合液を測定する測定部と、
を備える自動分析装置。 - 前記自動分析装置内には前記プローブの軌跡上に配置され、洗剤を収容する洗剤貯蔵部と、
前記洗剤貯蔵部の洗剤が足りている場合、前記洗剤貯蔵部の洗剤を用いて、前記プローブを洗浄させ、前記洗剤貯蔵部の洗剤が不足している場合、前記搬送アームにより前記プローブの軌跡上に配置された前記洗剤ボトルの洗剤を用いて、前記プローブを洗浄させる制御部と、
を更に備える請求項6に記載の自動分析装置。 - 前記制御部は、前記プローブの未使用時に、前記プローブに前記洗剤ボトルの洗剤を吸引させて、吸引した洗剤を前記洗剤貯蔵部に補充させる、
請求項7に記載の自動分析装置。
Priority Applications (2)
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- 2021-11-02 JP JP2021179240A patent/JP2023068295A/ja active Pending
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2022
- 2022-10-31 CN CN202211346871.XA patent/CN116068216A/zh active Pending
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