JP2023063083A - パレット、及びガラス梱包体 - Google Patents

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Abstract

【課題】糸状スペーサを用いる場合に、ガラス板のたわみに起因する傷の発生を抑制する、技術を提供する。【解決手段】パレットは、主面を含むガラス板と前記ガラス板の前記主面に接する糸状スペーサとを交互に繰り返し備えるガラス積層体を載せる載置台と、前記ガラス板の前記主面に対して垂直なZ軸方向から見たときに、前記ガラス板の前記主面の外側で、前記糸状スペーサを支持すると共に方向転換する支持体と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、パレット、及びガラス梱包体に関する。
ガラス板は、搬送効率の観点から、積層して搬送される。隣り合うガラス板同士が接触してしまうと、擦り傷が発生してしまう。それゆえ、隣り合うガラス板同士の間には、合紙が配置される(例えば特許文献1参照)。
特許文献2には、ガラス板間に介在させるスペーサとして、合紙の代わりに、糸状スペーサを用いることが開示されている。糸状スペーサは、合紙とは異なり、上方のガラス板の下面の全体ではなく、一部のみに接触する。
特開2017-186729号公報 特開2007-230610号公報
糸状スペーサは、上方のガラス板の下面の全体ではなく、一部のみに接触する。それゆえ、上方のガラス板が、自重によってたわみ、下方のガラス板又はパレットと接触してしまうことがあった。
従来、比較的厚みのあるガラス板に対して糸状スペーサが用いられており、ガラス板のたわみは無視できる程度に小さく、ガラス板のたわみに起因する傷の発生は課題として検討されていなかった。
本開示の一態様は、糸状スペーサを用いる場合に、ガラス板のたわみに起因する傷の発生を抑制する、技術を提供する。
本開示の一態様に係るパレットは、主面を含むガラス板と前記ガラス板の前記主面に接する糸状スペーサとを交互に繰り返し備えるガラス積層体を載せる載置台と、前記ガラス板の前記主面に対して垂直なZ軸方向から見たときに、前記ガラス板の前記主面の外側で、前記糸状スペーサを支持すると共に方向転換する支持体と、を備える。
本開示の一態様によれば、支持体によってガラス板の主面における糸状スペーサの位置ずれを抑制できる。その結果、ガラス板のたわみを一定に維持でき、ガラス板のたわみに起因する傷の発生を抑制できる。
図1は、一実施形態に係るガラス梱包体を示す側面図である。 図2は、図1のガラス梱包体をZ軸方向から見た図である。 図3は、図1の柱の第1変形例を示す図である。 図4は、図1の柱の第2変形例を示す図である。 図5は、図1の柱の第3変形例を示す図である。 図6は、図1の柱の第4変形例を示す図である。 図7は、一実施形態に係るガラス積層体の製造方法を示す図である。 図8は、図7の製造方法の第1変形例を示す図である。 図9は、図7の製造方法の第2変形例を示す図である。 図10は、リング状の凹部の一例を示す図であり、(A)はX軸方向から見た図であり、(B)はZ軸方向から見た図である。 図11は、リング状の凹部の第1使用例を示す図である。 図12は、リング状の凹部の第2使用例を示す図である。 図13は、リング状の凹部の第3使用例を示す図である。 図14は、リング状の凹部の第4使用例を示す図である。 図15は、三日月状の凹部の一例を示す図であり、(A)はX軸方向から見た図であり、(B)はZ軸方向から見た図である。 図16は、三日月状の凹部の第1使用例を示す図である。 図17は、三日月状の凹部の第2使用例を示す図である。 図18は、三日月状の凹部の第3使用例を示す図である。 図19は、三日月状の凹部の第4使用例を示す図である。 図20は、三日月状の凹部の第5使用例を示す図である。 図21は、三日月状の凹部の第6使用例を示す図である。 図22は、長さLと、間隔D1と、糸状スペーサの切れる確率の関係の一例を示す図である。 図23は、図2のガラス梱包体の変形例を示す図である。 図24は、X軸方向から見て台形の柱の一例を示す図である。 図25は、X軸方向から見て逆台形の柱の一例を示す図である。 図26は、X軸方向から見て台形の上に円の一部を載せた形の柱の一例を示す図である。 図27は、X軸方向から見て波形の柱の一例を示す図である。 図28は、隣り合う柱を連結する梁の一例を示す図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。各図面において、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は互いに垂直な方向であって、X軸方向及びY軸方向はガラス板21の第1主面211に対して平行な方向であり、Z軸方向はガラス板21の第1主面211に対して垂直な方向である。図1、図2、図7~図9、図11~図14、図16~図21及び図23において、ガラス板21を強調表示すべく、ガラス板21にドットパターンを施す。
図1及び図2を参照して、一実施形態に係るガラス梱包体1について説明する。ガラス梱包体1は、ガラス積層体2と、ガラス積層体2を載せるパレット3と、を備える。ガラス積層体2は、Z軸方向に積層された複数枚のガラス板21と、Z軸方向に隣り合うガラス板21の間又はガラス板21とパレット3の間に配置される糸状スペーサ22と、を備える。
ガラス積層体2は、ガラス板21と糸状スペーサ22とをZ軸方向に交互に繰り返し備える。ガラス板21は、第1主面211及び第2主面212を含む。第1主面211は下面であり、第2主面212は上面である。糸状スペーサ22は、上方のガラス板21の下面に接すると共に下方のガラス板21又はパレット3の上面に接し、上方のガラス板21と下方のガラス板21又はパレット3との接触を制限する。
Z軸方向から見たときに、ガラス板21は例えば矩形の形状を有する。矩形は、正方形を含んでもよい。矩形は、角を面取りした形状を含んでもよい。Z軸方向から見たときに、ガラス板21は、互いに平行な第1辺213及び第2辺214と、互いに平行な第3辺215及び第4辺216と、を有する。
Z軸方向から見たときに、第1辺213及び第2辺214に沿った方向がX軸方向である。また、Z軸方向から見たときに、第3辺215及び第4辺216に沿った方向がY軸方向である。
ガラス積層体2に含まれる複数枚のガラス板21は、例えば、同じ形状、及び同じ寸法を有する。ガラス積層体2に含まれるガラス板21の枚数は、特に限定されないが、例えば50枚以上800枚以下であり、好ましくは120枚以上600枚以下であり、より好ましくは140枚以上250枚以下である。
ガラス板21は、例えばディスプレイ用であり、より詳細にはTFT(Thin Film Transistor)又はカラーフィルターなどが形成される基板、又はカバーガラスである。ガラス板21は、シリコンウェハなどの半導体ウェハ、又は半導体チップと接合されるキャリア基板であってもよい。
キャリア基板は、例えば、半導体ウェハの薄化前に半導体ウェハと接合され、半導体ウェハの薄化時に半導体ウェハを補強する。半導体ウェハの薄化後、半導体ウェハとキャリア基板とは分離される。
あるいは、キャリア基板は、複数の半導体チップを樹脂で封止する前に、複数の半導体チップと接合され、複数の半導体チップを位置決めしてもよい。複数の半導体チップを樹脂で封止した後、複数の半導体チップとキャリア基板とは分離される。
ディスプレイ用又はキャリア基板用のガラス板21には、欠陥が少ないことが求められるので、本開示の技術を適用する意義が大きい。
ガラス板21のヤング率は、例えば60GPa以上110GPa以下であり、好ましくは65GPa以上95GPa以下、より好ましくは70GPa以上90GPa以下である。
ガラス板21の密度は、例えば2.2g/cm以上3.0g/cm以下であり、好ましくは2.3g/cm以上2.8g/cm以下、より好ましくは2.4g/cm以上2.7g/cm以下である。
ガラス板21の厚さは、例えば2.0mm以下であり、好ましくは1.2mm以下であり、より好ましくは0.6mm以下である。また、ガラス板21の厚さは、好ましくは0.05mm以上であり、より好ましくは0.1mm以上であり、更に好ましくは0.3mm以上である。
ガラス板21のX軸方向寸法は、例えば100mm以上4000mm以下であり、好ましくは300mm以上3300mm以下、より好ましくは1500mm以上3300mm以下、さらに好ましくは1800mm以上3300mm以下である。
糸状スペーサ22は、Z軸方向に隣り合うガラス板21の間に配置され、ガラス板21同士の擦り傷の発生を抑制する。また、糸状スペーサ22は、Z軸方向に隣り合うガラス板21とパレット3の間に配置され、ガラス板21とパレット3の擦り傷の発生を抑制する。
糸状スペーサ22は、ガラス板21の第1主面211に接する直線部221を有する。各直線部221は、第1主面211を横切る。各直線部221は、例えば第3辺215と第4辺216を通過する。各直線部221は、例えばX軸方向に延びている。なお、各直線部221は、後述するようにX軸方向に対して斜めに延びていてもよい。いずれにしろ、直線部221は、Y軸方向に間隔をおいて複数設けられる。
糸状スペーサ22は、合紙とは異なり、ガラス板21の第1主面211の全体ではなく、一部のみに接触する。それゆえ、ガラス板21への異物の付着を抑制でき、ガラス板21の品質を向上できる。ディスプレイ用又はキャリア基板用のガラス板21には、高い清浄度が求められるので、糸状スペーサ22が好適である。
また、糸状スペーサ22は、合紙とは異なり、使用後に回収し、再使用可能である。それゆえ、資源を節約できる。糸状スペーサ22は、再使用前に、洗浄してもよい。洗浄によって糸状スペーサ22に付着した異物を除去できる。
糸状スペーサ22の厚さは、ガラス板21のたわみを考慮して適宜決められるが、例えば50μm以上2000μm以下であり、好ましくは100μm以上1500μm以下、より好ましくは200μm以上1000μm以下、さらに好ましくは300μm以上800μm以下である。糸状スペーサ22が厚いほどガラス板21がたわんだときに接触しにくくなり、糸状スペーサ22が薄いほど多くのガラス板21を一度に積載できるため、積載効率が良い。
糸状スペーサ22の断面形状は、円形状でもよいし、矩形状でもよい。糸状スペーサ22の断面形状が矩形状である場合、円形状である場合に比べて、ガラス板21を安定的に支持できる。糸状スペーサ22の断面形状が円形状である場合、矩形状である場合に比べて、ガラス板21との接触面積が小さくなり、ガラス板21への異物の付着をより抑制できると考えられる。
糸状スペーサ22の材質は、特に限定されないが、例えば、天然繊維や合成繊維である。天然繊維の具体例としては綿や麻、絹、羊毛などが挙げられる。合成繊維の具体例として、例えば、レーヨン、キュプラ、アセテート繊維、ポリエチレン(PE)繊維、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリイミド繊維、アクリル繊維、ポリアリレート繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)繊維、ポリベンゾイミダゾール(PBI)繊維、ポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維、フッ素繊維および炭素繊維などが挙げられる。糸状スペーサ22は、モノフィラメントでもマルチフィラメントでもよく、複数本の糸を撚り合わせた撚り糸であってもよい。また、前記繊維のうち複数種類を組み合わせた糸であってもよい。
パレット3は、例えば、各ガラス板21を斜めに支持する縦パレットである。パレット3は、本実施形態では縦パレットであるが、平パレットであってもよい。平パレットは、各ガラス板21を水平に支持する。
パレット3は、ガラス積層体2を載せる載置台31を備える。載置台31は、ガラス板21の第1主面211に対向する載置面311を有する。載置面311は、例えば斜めに設けられる。なお、パレット3が平パレットである場合、載置面311は水平に設けられる。 パレット3は、ガラス板21の斜め下向きの端面が当接されるストッパ板32を備えてもよい。ストッパ板32は、例えばガラス板21の第1辺213に当接する。ストッパ板32によって、ガラス板21の位置を容易に決めることができる。なお、パレット3が平パレットである場合、ストッパ板32は設けられなくてもよい。
パレット3が平パレットである場合、載置面311は一辺方向に沿って凹状に湾曲されていてもよい。すなわち、載置面311の高さは、前記一辺の中央位置が、前記一辺の両端位置に対して低くされていてもよい。このように、載置面311を凹状に湾曲させることにより、輸送時に、載置面311に載置させたガラス板21が横ずれすることを抑制できる。
パレット3は、載置台31とストッパ板32を支持する台座33を備えてもよい。台座33の上に、載置台31とストッパ板32が固定される。
パレット3は、Z軸方向から見たときに、ガラス板21の第1主面211の外側で、糸状スペーサ22を支持すると共に方向転換する柱34を備える。本実施形態では、柱34が特許請求の範囲に記載の支持体に相当する。柱34は、載置台31の載置面311に対して垂直に設けられる。なお、柱34は、載置面311に対して斜めに設けられてもよいし、途中で屈曲していてもよい。
なお、柱34の外周面341又は頭頂面342には、図示しないが、凹凸又は穴などが設けられてもよい。凹凸の形状は、特に限定されない。柱34の外周面341又は頭頂面342には、かぎ爪、球体、円盤、又は分岐などが設けられてもよい。
糸状スペーサ22は、柱34の外周面341に巻き付けられ、その外周面341に沿って方向転換させられる。柱34によって糸状スペーサ22を拘束でき、糸状スペーサ22の位置ずれを抑制できる。その結果、ガラス板21のたわみを一定に維持でき、ガラス板21のたわみに起因する傷の発生を抑制できる。
柱34は、糸状スペーサ22の位置ずれを抑制するだけではなく、ガラス板21の位置ずれをも抑制する。更に、柱34は、ガラス板21と糸状スペーサ22の相対的な位置ずれをも抑制する。よって、ガラス板21と糸状スペーサ22の摩擦を抑制でき、摩擦による帯電を抑制できる。
柱34は、ガラス積層体2を開梱すべくガラス板21を一枚ずつ上に持ち上げる際に、ガラス板21に貼り付いた糸状スペーサ22がガラス板21と共に持ち上がらないように、糸状スペーサ22を押さえることもできる。ガラス板21と糸状スペーサ22を分離でき、ガラス板21と糸状スペーサ22を別々に回収できる。
Z軸方向から見たときに、糸状スペーサ22は、X軸方向一端又は両端に折り返し部222を有する。折り返し部222は、柱34の外周面341によって方向転換させられる部位である。Z軸方向から見たときに、柱34は例えば半円の形状を有し、折り返し部222は半円の弧の形状を有する。
Z軸方向から見たときに、糸状スペーサ22は、例えば、2本の直線部221と2本の折り返し部222で構成されるリング状部223を有する。リング状部223は、上方のガラス板21の下面に接すると共に下方のガラス板21又は載置台31の上面に接し、上方のガラス板21と下方のガラス板21又は載置台31との接触を制限する。糸状スペーサ22は、リング状部223をZ軸方向に間隔をおいて複数有する。
なお、図示しないが、Z軸方向から見たときに、糸状スペーサ22は、3本以上の直線部221と2本以上の折り返し部222で構成されるジグザグ状部を有してもよい。ジグザグ状部も、リング状部223と同様に、上方のガラス板21の下面に接すると共に下方のガラス板21又は載置台31の上面に接し、上方のガラス板21と下方のガラス板21又は載置台31との接触を制限する。
Z軸方向から見たときに、直線部221は所望の方向(例えばY軸方向)に間隔をおいて複数設けられ、複数の直線部221は互いに平行に設けられる。本実施形態によれば、柱34によって、隣り合う直線部221の中心線同士の間隔D1を一定に維持できる。その結果、ガラス板21のたわみを一定に維持でき、ガラス板21のたわみに起因する傷の発生を抑制できる。
間隔D1は、本実施形態では等間隔であるが、不等間隔であってもよい。間隔D1の平均値は、例えば10mm以上100mm以下であり、好ましくは20mm以上80mm以下であり、より好ましくは40mm以上50mm以下である。間隔D1の平均値が100mm以下であると、直線部221の数が多く、直線部221にかかる負荷が分散され、糸状スペーサ22の切れる確率が低い。間隔D1の平均値が10mm以上であると、直線部221の本数が少なく、柱34の本数が少ないので、糸状スペーサ22の設置作業が簡単であり、また、パレット3のコストが安い。
Z軸方向から見たときに、柱34はガラス板21の第3辺215と第4辺216の各々に沿って間隔をおいて複数設けられる。ストッパ板32と干渉しないように柱34を配置すると共に、柱34から柱34までガラス板21の第1主面211を横切るように糸状スペーサ22を掛け渡すことができる。
なお、図23に示すように、Z軸方向から見たときに、柱34はガラス板21の第1辺213と第2辺214の各々に沿って間隔をおいて複数設けられてもよい。この場合、ストッパ板32は、ガラス板21の第1辺213に沿って間隔をおいて複数設けられる。隣り合うストッパ板32の間に、柱34が配置される。ストッパ板32の数及び配置は、図23の数及び配置には限定されない。
柱34は、所望の方向(例えばY軸方向)に沿って間隔をおいて複数設けられる。これにより、Y軸方向に隣り合う直線部221の中心線同士の間隔D1を一定に維持できる。複数の柱34は、本実施形態ではY軸方向に沿って一列に並んでいるが、Y軸方向に沿って千鳥状に並んでいてもよい。
Y軸方向に隣り合う柱34の間隔D2の最大値は、例えば10mm以上200mm以下である。間隔D2は、Y軸方向に沿って計測する。Y軸方向に隣り合う柱34の間隔D2の最大値が10mm~200mmであれば、Y軸方向に隣り合う直線部221の中心線同士の間隔D1の最大値が10mm~200mmになる。
Y軸方向に隣り合う柱34の間隔D2の最大値が200mm以下であると、直線部221の数が多く、直線部221にかかる負荷が分散され、糸状スペーサ22の切れる確率が低い。間隔D2の最大値が10mm以上であると、直線部221の本数が少なく、柱34の本数が少ないので、糸状スペーサ22の設置作業が簡単であり、また、パレット3のコストが安い。
柱34は、載置台31に対して固定されるが、載置台31に対して着脱可能であってもよい。柱34は、例えば、磁石又はボルトなどで載置台31に締結される。柱34と載置台31は凸部と凹部で嵌合されてもよい。凸部が柱34に設けられ凹部が載置台31に設けられてもよいし、凸部が載置台31に設けられ凹部が柱34に設けられてもよい。柱34はアングルブラケットなどを介して載置台31に固定されていてもよい。
柱34が着脱可能であれば、下記(1)~(3)の効果が得られる。(1)柱34を取り外せば、糸状スペーサ22に代えて合紙を使用できる。(2)柱34の種類(寸法及び形状を含む)又は取り付け位置を変更できる。(3)柱34が破損した場合に、柱34を交換できる。
糸状スペーサ22は、上記の通り、ガラス板21の第1主面211に接する直線部221を有する。直線部221は、ガラス板21の第1主面211を横切り、柱34まで延びている。Z軸方向から見たときに、直線部221のガラス板21から直近の柱34までの長さLは、例えば15mm以上300mm以下である。長さLは、直線部221に沿って計測する。
長さLが15mm以上であれば、輸送時の振動によって糸状スペーサ22の切れる確率が低い。輸送時の振動によって、ガラス板21が柱34に対して変位すると、長さLが変動する。長さLが伸びると、引張応力が新たに生じる。新たに生じる引張応力は、元の長さに対する伸び量に比例する。長さLが15mm以上であれば、元の長さが長いので、新たに生じる引張応力が小さく、糸状スペーサ22の切れる確率が低い。長さLは、好ましくは20mm以上であり、より好ましくは50mm以上である。
長さLが300mm以下であれば、ガラス板21と柱34の間に無駄なスペースが小さい。よって、載置台31の載置面311とガラス板21の第1主面211の面積差が小さく、載置台31が小さくて済む。長さLは、好ましくは200mm以下であり、より好ましくは150mm以下であり、さらに好ましくは100mm以下である。
図22を参照して、長さLと、間隔D1と、糸状スペーサ22の切れる確率の関係の一例について説明する。図22は、輸送試験用小型振動試験機(IMV社製:m120/MA1)の上にガラス梱包体1を設置し、ガラス梱包体1の振動試験を行った結果を示す。ガラス梱包体1は、縦パレットではなく平パレットを用いた以外、図1、図2及び図7に示すように、載置台31の上に、糸状スペーサ22とガラス板21を交互に積み重ねて作製した。ガラス梱包体1は、D1とL以外、同じ条件で作製した。各ガラス梱包体1に含まれるガラス板21の枚数は、14枚であった。各ガラス梱包体1の上には、重りとして、160枚のガラス板を載せた。各ガラス板は、X軸方向寸法が470mmであり、Y軸方向寸法が370mmであり、Z軸方向寸法(厚さ)が0.5mmであった。振動試験は、2種類実施した。1つの振動試験では、日本工業規格JIS Z 0232:2020に準拠した方法(PSD:付属書Aに記載の一般的な道路輸送、加速度実効値5.9m/s(rms)、30分)でZ軸方向に加振するランダム振動を行った。別の振動試験では、周期的(周波数5Hz、振幅20mm、加速度10m/s、30分)にY軸方向に加振する周期振動を行った。ランダム振動は実際の輸送環境を想定した振動であり、周期振動は実際よりも過酷な環境(実際よりも糸状スペーサ22の切れやすい環境)を想定した振動である。
図22において、糸状スペーサ22の切れる確率は、各糸状スペーサ22と各ガラス板21の周縁の交点の総数に対する、振動試験によって糸状スペーサ22の切れが生じた交点の総数の割合である。図22から、長さLが長いほど、糸状スペーサ22の切れる確率が低くなることが分かる。また、間隔D1が短いほど、糸状スペーサ22の切れる確率が低くなることが分かる。
柱34の引張強さは、ISO527-1、2に準拠した測定で求められ、例えば5N/mm以上である。柱34の引張強さが5N/mm以上であれば、糸状スペーサ22の張力による柱34の傾きが小さい。柱34は、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、アクリル、ポリスチレン、ABS(アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体)、ポリエチレンテレフタラート、ポリブチレンテレフタラート、ポリカーボネート、ウレタン、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルファイド、ポリサルホン、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミド、ポリアセタール、高分子量ポリエチレン、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、PFA(テトラフルオロエチレン-パーフルオロエーテル)、NBR(アクリロニトリル-ブタジエンゴム)、EPDM(エチレン-プロピレンジエンゴム)、木材、シリコーン、炭化ケイ素、石英、ガラス、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、炭素鋼、アルミニウム、銅、亜鉛、真鍮、チタン、マグネシウム、ニッケル、ステンレス、ジルコニア、タングステン、銀、金、白金、及びパラジウムからなる群から1つ以上を含む。
柱34の外周面341の材質は、例えば樹脂である。樹脂は、金属に比べて、糸状スペーサ22の摺動性が良く、糸状スペーサ22の切れる確率が低い。樹脂のモース硬度は、例えば4以下である。樹脂は、金属とは異なり、粉塵、及び錆を生じない。なお、柱34は、糸状スペーサ22と接する外周面341に樹脂を含めばよく、内部に樹脂を含まなくてもよい。
柱34の外周面341の表面粗さRaは、例えば10nm以下である。表面粗さRaは、JIS B 0601:2013に記載の算術平均粗さRaである。表面粗さRaが10nm以下であれば、糸状スペーサ22の摺動性が良く、糸状スペーサ22の切れる確率が低い。
次に、図2、図3及び図4を参照して、Z軸方向から見たときの柱34の外周面341の形状について説明する。Z軸方向から見たときの柱34の外周面341の形状は、本実施形態では図2に示すように半円であるが、角を面取りした半円(図3参照)、多角形(図4参照)、円形、楕円形、扇形又は涙形であってもよい。円形は入手又は製作が容易であり、半円のように円形を切り欠いた形、及び楕円形のように円形を押し潰した形は柱34の設置スペースを小さくすることができる。Z軸方向から見たときに、柱34は、中空の筒形であってもよい。
Z軸方向から見たときに、柱34の外周面341は、糸状スペーサ22を120°以上の折れ線状又は曲線状に曲げることが好ましい。つまり、Z軸方向から見たときに、柱34の外周面341は、糸状スペーサ22が接する部位に、内角θ1が120°未満の角を有しないことが好ましい。内角θ1が120°未満の角が存在する場合、その角で糸状スペーサ22が切れやすいからである。なお、柱34の外周面341は、糸状スペーサ22が接触しない部位に、内角θ2が120°未満の角を有してもよい。
Z軸方向から見たときに、柱34の外周面341は、糸状スペーサ22が離れる部位に、内角θ3が120°未満の角を有しないことが好ましい。例えば、図3に示すように、Z軸方向から見たときに、柱34の外周面341は、糸状スペーサ22が離れる部位に、角を丸めたフィレット343を有してもよい。内角θ3が120°未満の角が存在する場合、その角で糸状スペーサ22が切れやすいからである。
X軸方向(図23の場合にはY軸方向)から見たときに、柱34の外周面341の形状は、本実施形態では図1に示すようにZ軸と平行な矩形であるが、台形(図24及び図25参照)、台形の上に円の一部を載せた形(図26参照)、波形(図27参照)、又は扇形であってもよく、特に限定されない。台形は、図24に示すように下側から上側に向かうほど太くなってもよいし、図25に示すように下側から上側に向かうほど細くなってもよい。波形は、図27に示すようにZ軸方向に間隔をおいて複数のくびれを形成してもよい。
輸送時間が長く、振動時間が長い場合、X軸方向(図23の場合にはY軸方向)から見たときに柱34の外周面341の形状が矩形であることが好ましい。上からN枚目(Nは1以上の整数)のガラス板21の下に存在する糸状スペーサ22と、上から(N+1)枚目のガラス板21の下に存在する糸状スペーサ22をY軸方向(図23の場合にはX軸方向)において同じ位置に配置できる。その結果、上からN枚目までのガラス板21の重さが、上から(N+1)枚目のガラス板21に曲げモーメントを生じさせない。よって、ガラス板21のたわみを抑制でき、ガラス板21同士の接触を防止できる。
輸送時間が短く、振動時間が短い場合、X軸方向(図23の場合にはY軸方向)から見たときに柱34の外周面341の形状が台形又は波形であることが好ましい。上からN枚目(Nは1以上の整数)のガラス板21の下に存在する糸状スペーサ22と、上から(N+1)枚目のガラス板21の下に存在する糸状スペーサ22をY軸方向(図23の場合にはX軸方向)において異なる位置に配置できる。その結果、上からN枚目までのガラス板21の重さが、上から(N+1)枚目のガラス板21に曲げモーメントを生じさせる。上から(N+1)枚目のガラス板21がたわむことで、その上の糸状スペーサ22の位置が下方に変位し、ガラス積層体2の厚さが小さくなる。よって、ガラス板21の積層枚数を増やすことができる。
隣り合う柱34は、梁35(図28参照)で連結されていてもよい。梁35は、柱34の変形を抑制する。よって、柱34を細くでき、パレット3を軽量化できる。
次に、図2、図5及び図6を参照して、糸状スペーサ22の折り返しについて説明する。各折り返し部222は、Y軸方向に隣り合う2つの直線部221をつなぐ。各折り返し部222は、本実施形態では図2に示すように1本の柱34で支持されるが、図5に示すように2本の柱34で支持されてもよいし、図6に示すように3本以上(例えば4本)の柱34で支持されてもよい。なお、図示しないが、糸状スペーサ22を支持しない柱があってもよい。
次に、図7を参照して、一実施形態に係るガラス積層体2の製造方法について説明する。各糸状スペーサ22は、2本の直線部221と2本の折り返し部222で構成されるリング状部223を、Z軸方向に間隔をおいて複数有する。載置台31の上で、リング状部223の形成と、ガラス板21の載置とを交互に繰り返し実施することで、ガラス積層体2が得られる。なお、各折り返し部222は、本実施形態では1本の柱34で支持されるが、図5及び図6に示すように複数本の柱34で支持されてもよい。
次に、図8を参照して、図7の製造方法の第1変形例について説明する。各糸状スペーサ22は、下から奇数枚目のガラス板21Aの下面に接する直線部221Aと、下から偶数枚目のガラス板21Bの下面に接する直線部221Bと、2本の直線部221A、221Bをつなぐ折り返し部222を有する。
図8に示すように、Z軸方向から見たときに、2本の直線部221A、221BはY軸方向に間隔をおいて互いに平行に設けられる。なお、図9に示すように、Z軸方向から見たときに、2本の直線部221A、221Bは、斜めに交差して設けられてもよい。各糸状スペーサ22は、2本の直線部221A、221Bの組を、Z軸方向に間隔をおいて複数組有する。
本変形例では、載置台31の上で、直線部221Aの形成と、ガラス板21Aの載置と、直線部221Bの形成と、ガラス板21Bの載置とをこの順番で繰り返し実施することで、ガラス積層体2が得られる。なお、各折り返し部222は、本変形例では1本の柱34で支持されるが、図5及び図6に示すように複数本の柱34で支持されてもよい。
次に、図10を参照して、凹部344の一例について説明する。柱34は、その外周面341に凹部344を有してもよい。糸状スペーサ22の折り返し部222を凹部344に巻き付けることで、Z軸方向における糸状スペーサ22の位置ずれを抑制できる。柱34は、凹部344をZ軸方向に間隔をおいて複数有してもよい。
柱34は、例えば、第1円盤部345と第2円盤部346とをZ軸方向に交互に繰り返し備える。Z軸方向から見たときに、第1円盤部345の中心と第2円盤部346の中心とは一致している。第2円盤部346の直径は、第1円盤部345の直径よりも小さい。この場合、Z方向から見たときの凹部344の形状は、リング状である。凹部344は、第2円盤部346の外周全体に形成される。
凹部344の間隔D3は、第2円盤部346の厚みに等しい。凹部344の間隔D3は、ガラス積層体2の製造方法に応じて適宜設定される。図7に示す製造方法でガラス積層体2を得る場合、第2円盤部346の厚さと凹部344の間隔D3の和は、1枚のガラス板21の厚さと糸状スペーサ22の厚さの和に等しい。図8及び図9に示す製造方法でガラス積層体2を得る場合、第2円盤部346の厚さと凹部344の間隔D3の和は、2枚のガラス板21の厚さと糸状スペーサ22の厚さの2倍の和に等しい。
次に、図11~図14を参照して、リング状の凹部344の使用例について説明する。各折り返し部222は、図11及び図12に示すように同一のガラス板21の下面に接する2つの直線部221、221をつなげてもよいし、図13及び図14に示すように異なるガラス板21A、21Bの下面に接する2つの直線部221A、221Bをつなげてもよい。
各折り返し部222は、図11及び図13に示すように1本の柱34で支持されてもよいし、図12及び図14に示すように複数本の柱34で支持されてもよい。
次に、図15を参照して、凹部344の別の一例について説明する。Z軸方向から見たときの凹部344の形状は、三日月状であってもよい。例えば、Z軸方向から見たときに、第1円盤部345の中心と第2円盤部346の中心とはY軸方向に偏心している。第2円盤部346の直径は、第1円盤部345の直径と同じである。この場合、柱34は、Y軸方向片側に形成される凹部344と、Y軸方向反対側に形成される凹部344とを、Z軸方向に沿って交互に有する。凹部344は、第1円盤部345の外周の一部と、第2円盤部346の外周の一部とに形成される。
次に、図16~図21を参照して、三日月状の凹部344の使用例について説明する。各折り返し部222は、図16~図18に示すように同一のガラス板21の下面に接する2つの直線部221、221をつなげてもよいし、図19~図21に示すように異なるガラス板21A、21Bの下面に接する2つの直線部221A、221Bをつなげてもよい。
各折り返し部222は、図16及び図19に示すように1本の柱34で支持されてもよいし、図17、図18、図20及び図21に示すように複数本の柱34で支持されてもよい。複数本の柱34は、図17及び図20に示すように同じZ軸方向位置で同じ方向に第1円盤部と第2円盤部が偏心していてもよいし、図18及び図21に示すように同じZ軸方向位置で逆方向に第1円盤部と第2円盤部が偏心していてもよい。
以上、本開示に係るパレット、及びガラス梱包体について説明したが、本開示は上記実施形態などに限定されない。特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更、修正、置換、付加、削除、及び組み合わせが可能である。それらについても当然に本開示の技術的範囲に属する。
1 ガラス梱包体
2 ガラス積層体
21 ガラス板
211 第1主面
22 糸状スペーサ
3 パレット
31 載置台
34 柱

Claims (16)

  1. 主面を含むガラス板と前記ガラス板の前記主面に接する糸状スペーサとを交互に繰り返し備えるガラス積層体を載せる載置台と、
    前記ガラス板の前記主面に対して垂直なZ軸方向から見たときに、前記ガラス板の前記主面の外側で、前記糸状スペーサを支持すると共に方向転換する支持体と、
    を備える、パレット。
  2. 前記糸状スペーサは、前記ガラス板の前記主面に接する直線部を有し、
    前記Z軸方向から見たときに、前記直線部は、前記ガラス板の前記主面を横切り、前記支持体まで延びており、
    前記Z軸方向から見たときに、前記直線部は所望の方向に間隔をおいて複数設けられ、複数の前記直線部は互いに平行に設けられる、請求項1に記載のパレット。
  3. 前記Z軸方向から見たときに、隣り合う前記直線部の中心線同士の間隔の平均値が100mm以下である、請求項2に記載のパレット。
  4. 前記直線部の前記ガラス板から直近の前記支持体までの長さは、15mm以上300mm以下である、請求項2又は3に記載のパレット。
  5. 前記支持体は、前記載置台に対して着脱可能である、請求項1~4のいずれか1項に記載のパレット。
  6. 前記Z軸方向から見たときに、前記ガラス板は、矩形の形状を有し、互いに平行な第1辺及び第2辺と、互いに平行な第3辺及び第4辺とを有し、
    前記支持体は、前記第1辺と前記第2辺の各々に沿って間隔をおいて複数設けられるか、又は前記第3辺と前記第4辺の各々に沿って間隔をおいて複数設けられる、請求項1~5のいずれか1項に記載のパレット。
  7. 前記ガラス板の斜め下向きの端面が当接されるストッパ板を備え、
    前記ストッパ板が前記第1辺に当接し、前記支持体が前記第3辺と前記第4辺の各々に沿って間隔をおいて複数設けられる、請求項6に記載のパレット。
  8. 前記ガラス板の斜め下向きの端面が当接されるストッパ板を備え、
    前記ストッパ板が前記第1辺に当接し、前記支持体が前記第1辺と前記第2辺の各々に沿って間隔をおいて複数設けられる、請求項6に記載のパレット。
  9. 前記載置台は水平に設けられる、請求項6に記載のパレット。
  10. 前記載置台は水平に設けられ、
    前記ガラス板の一端面が当接されるストッパ板を備え、
    前記ストッパ板が前記第1辺に当接し、前記支持体が前記第3辺と前記第4辺の各々に沿って間隔をおいて複数設けられる、請求項6に記載のパレット。
  11. 前記Z軸方向から見たときに、前記支持体は、前記糸状スペーサを120°以上の折れ線状又は曲線状に曲げる外周面を有する、請求項1~10のいずれか1項に記載のパレット。
  12. 前記支持体の引張強さは、ISO527-1、2に準拠した測定で求められ、5N/mm以上である、請求項1~11のいずれか1項に記載のパレット。
  13. 前記支持体の表面の材質は、樹脂である、請求項1~12のいずれか1項に記載のパレット。
  14. 前記支持体の表面粗さRaは、10nm以下である、請求項1~13のいずれか1項に記載のパレット。
  15. 前記支持体は、外周面に凹部を有する、請求項1~14のいずれか1項に記載のパレット。
  16. 請求項1~15のいずれか1項に記載のパレットと、前記ガラス積層体と、を備える、ガラス梱包体。
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