JP2023061141A - 遠心圧縮機 - Google Patents

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弘晃 加藤
Hiroaki Kato
潤也 鈴木
Junya Suzuki
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Abstract

Figure 2023061141000001
【課題】遠心圧縮機の小型化を図ること。
【解決手段】空気流路60の空気軸路61が、第1冷却軸路52と第2冷却軸路53との間に位置し、且つ第1プレート15及び第2プレート16それぞれに向けて回転軸の軸方向に延びている。よって、モータ冷却流路50を迂回しながら空気流路60を第1プレート15及び第2プレート16それぞれに向けて延ばす必要が無い。さらに、熱交換器が、第1ポート、第2ポート及び第3ポートが、回転軸の径方向外方で、第1冷却軸路52、第2冷却軸路53及び空気軸路61それぞれと重なるようにモータハウジング12に取り付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、遠心圧縮機に関する。
遠心圧縮機は、回転軸と、電動モータと、コンプレッサインペラと、ハウジングと、を備えている。電動モータは、回転軸を駆動する。コンプレッサインペラは、回転軸と一体的に回転することによって流体を圧縮する。ハウジングは、電動モータを収容するモータ室を有している。また、遠心圧縮機は、第1空気軸受及び第2空気軸受を備えている。第1空気軸受及び第2空気軸受は、モータ室内に配置されている。そして、第1空気軸受及び第2空気軸受は、電動モータを回転軸の軸方向で挟んだ両側の位置で回転軸を回転可能に支持する。ハウジングは、電動モータを取り囲む周壁と、周壁の一方の開口を閉塞する第1端壁と、周壁の他方の開口を閉塞する第2端壁と、を有している。そして、周壁、第1端壁、及び第2端壁によってモータ室が区画されている。さらに、例えば、第1端壁は、第1空気軸受を保持しており、第2端壁は、第2空気軸受を保持している。
ここで、例えば特許文献1に開示されているように、遠心圧縮機は、電動モータを冷却するための冷却流体が流れるモータ冷却流路を備えている場合がある。モータ冷却流路は、回転軸の軸方向に延び、且つ周壁の周方向に間隔を置いて配列される複数の冷却軸路を有している。そして、モータ冷却流路は、周壁の周方向で隣り合う冷却軸路同士を連結するようにハウジングに形成されている。これによれば、モータ冷却流路を周壁の周方向へ効率良く延ばすことができる。したがって、周壁に取り囲まれている電動モータが、モータ冷却流路を流れる冷却流体によって効率良く冷却される。
ところで、遠心圧縮機においては、回転軸が高速回転するため、第1空気軸受及び第2空気軸受それぞれに熱が生じ易い。そこで、第1空気軸受及び第2空気軸受を冷却するための冷却空気を第1空気軸受及び第2空気軸受それぞれに供給する空気流路を備えた遠心圧縮機が、例えば特許文献2に開示されている。このような遠心圧縮機においては、冷却空気と冷却流体とを熱交換させることによって冷却空気を冷却する熱交換器を備えている。そして、熱交換器において冷却された冷却空気が、空気流路を介して第1空気軸受及び第2空気軸受それぞれに供給されることにより、第1空気軸受及び第2空気軸受が効率良く冷却される。
韓国公開特許第10-2017-0088588号公報 国際公開第WO2019/087869号
ところで、空気流路においては、第1端壁における第1空気軸受を保持する部分、及び第2端壁における第2空気軸受を保持する部分それぞれに向けて冷却空気を効率良く流す構造が求められる。したがって、空気流路が第1端壁及び第2端壁それぞれに向けて延びるように、空気流路をハウジングに形成する必要がある。
ここで、特許文献1のように、モータ冷却流路が、周壁の周方向で隣り合う軸路同士を連結するようにハウジングに形成されている場合を考える。この場合、空気流路がモータ冷却流路に干渉してしまうことを回避しつつも、第1端壁及び第2端壁それぞれに向けて延びるように空気流路をハウジングに形成する必要がある。したがって、モータ冷却流路を迂回しながら空気流路を第1端壁及び第2端壁それぞれに向けて延ばす必要があるため、その分、遠心圧縮機が大型化してしまう虞がある。
上記課題を解決する遠心圧縮機は、回転軸と、前記回転軸を駆動する電動モータと、前記回転軸と一体的に回転することによって流体を圧縮するコンプレッサインペラと、前記電動モータを収容するモータ室を有するハウジングと、前記電動モータを前記回転軸の軸方向で挟んだ両側の位置で前記回転軸を回転可能に支持する第1空気軸受及び第2空気軸受と、前記電動モータを冷却するための冷却流体が流れるモータ冷却流路と、前記第1空気軸受及び前記第2空気軸受を冷却するための冷却空気を前記第1空気軸受及び前記第2空気軸受それぞれに供給する空気流路と、前記冷却空気と前記冷却流体とを熱交換させることによって前記冷却空気を冷却する熱交換器と、を備え、前記ハウジングは、前記電動モータを取り囲む周壁と、前記周壁の一方の開口を閉塞し、前記第1空気軸受を保持する第1端壁と、前記周壁の他方の開口を閉塞し、前記第2空気軸受を保持する第2端壁と、を有し、前記周壁、前記第1端壁、及び前記第2端壁によって前記モータ室が区画されており、前記モータ冷却流路は、前記回転軸の軸方向に延び、且つ前記周壁の周方向に間隔を置いて配列される複数の冷却軸路を有するとともに前記周壁の周方向で隣り合う冷却軸路同士を連結するように前記ハウジングに形成されている遠心圧縮機であって、前記複数の冷却軸路は、前記熱交換器に前記冷却流体を供給する第1冷却軸路と、前記熱交換器から前記冷却流体が排出される第2冷却軸路と、を有し、前記空気流路は、前記ハウジングに形成され、前記第1冷却軸路と前記第2冷却軸路との間に位置し、且つ前記第1端壁及び前記第2端壁それぞれに向けて前記回転軸の軸方向に延びる空気軸路と、前記空気軸路と連通するとともに、前記第1空気軸受及び前記第2空気軸受に前記冷却空気を供給する空気径路と、を有し、前記熱交換器は、前記第1冷却軸路に連通する第1ポートと、前記第2冷却軸路に連通する第2ポートと、前記空気軸路に連通する第3ポートと、を有するとともに、前記第1ポート、前記第2ポート及び前記第3ポートが、前記回転軸の径方向外方で、前記第1冷却軸路、前記第2冷却軸路及び前記空気軸路それぞれと重なるように前記ハウジングに取り付けられている。
これによれば、空気流路の空気軸路が、第1冷却軸路と第2冷却軸路との間に位置し、且つ第1端壁及び第2端壁それぞれに向けて回転軸の軸方向に延びている。したがって、モータ冷却流路を迂回しながら空気流路を第1端壁及び第2端壁それぞれに向けて延ばす必要が無いため、遠心圧縮機の小型化を図ることができる。そして、空気軸路を流れた冷却空気が、空気径路を介して第1空気軸受及び第2空気軸受に供給されるため、第1空気軸受及び第2空気軸受が冷却空気によって効率良く冷却される。さらに、熱交換器が、第1ポート、第2ポート及び第3ポートが、回転軸の径方向外方で、第1冷却軸路、第2冷却軸路及び空気軸路それぞれと重なるようにハウジングに取り付けられている。以上により、遠心圧縮機の小型化を図ることができる。
上記遠心圧縮機において、前記モータ冷却流路は、前記第1冷却軸路から前記冷却流体が排出される冷却流体排出流路と、前記第2冷却軸路に前記冷却流体を供給する冷却流体供給流路と、を有し、前記空気流路は、前記空気軸路に前記冷却空気を供給する空気供給流路を有し、前記周壁の外周面の一部は、前記熱交換器が取り付けられる取付面であり、前記取付面には、前記冷却流体供給流路、前記冷却流体排出流路、及び前記空気供給流路が開口しており、前記熱交換器は、前記取付面に取り付けられる被取付面を有し、前記被取付面には、前記冷却流体排出流路に連通する前記第1ポートと、前記冷却流体供給流路に連通する前記第2ポートと、前記空気供給流路に連通する前記第3ポートと、が開口しているとよい。
これによれば、冷却流体供給流路、冷却流体排出流路、及び空気供給流路それぞれの流路長を極力短くすることができる。したがって、遠心圧縮機の小型化をさらに図ることができる。
上記遠心圧縮機において、前記熱交換器を通過する冷却空気は、前記コンプレッサインペラによって圧縮された空気の一部であり、前記ハウジングには、前記コンプレッサインペラによって圧縮された空気の一部が分岐して流れるとともに前記取付面に開口する空気分岐流路が形成されており、前記被取付面には、前記空気分岐流路に連通する第4ポートがさらに開口しているとよい。
これによれば、コンプレッサインペラによって圧縮された空気の一部を、第1空気軸受及び第2空気軸受を冷却するための冷却空気として利用することができる。したがって、コンプレッサインペラによって圧縮された空気とは別の空気を、第1空気軸受及び第2空気軸受を冷却するための冷却空気として、空気流路を介して第1空気軸受及び第2空気軸受それぞれに供給する必要が無い。その結果、第1空気軸受及び第2空気軸受を冷却するための構成を簡素化することができる。また、ハウジングには、取付面に開口するとともにコンプレッサインペラによって圧縮された空気の一部が分岐して流れる空気分岐流路が形成されている。そして、被取付面には、空気分岐流路に連通する第4ポートがさらに開口している。これによれば、空気分岐流路の流路長を極力短くすることができるため、遠心圧縮機の小型化をさらに図ることができる。
この発明によれば、遠心圧縮機の小型化を図ることができる。
実施形態における遠心圧縮機を説明するための側断面図である。 モータハウジング、熱交換器、及び第2ラジエータの関係を模式的に示す分解斜視図である。 モータ冷却流路及び空気流路をモデル化して示す模式図である。 熱交換器の正面図である。 別の実施形態における遠心圧縮機を説明するための側断面図である。 熱交換器の正面図である。
以下、遠心圧縮機を具体化した一実施形態を図1~図4にしたがって説明する。本実施形態の遠心圧縮機は、燃料電池車に搭載されている。
(遠心圧縮機10の全体構成)
図1に示すように、遠心圧縮機10は、ハウジング11を備えている。ハウジング11は、金属材料製であり、例えば、アルミニウム製である。ハウジング11は、モータハウジング12、コンプレッサハウジング13、タービンハウジング14、第1プレート15、第2プレート16、及び第3プレート17を有している。
モータハウジング12は、筒状に延びている。第1プレート15は、モータハウジング12の一方の開口側の端部に連結されている。第1プレート15は、モータハウジング12の一方の開口を閉塞している。第2プレート16は、モータハウジング12の他方の開口側の端部に連結されている、第2プレート16は、モータハウジング12の他方の開口を閉塞している。
そして、モータハウジング12、第1プレート15,及び第2プレート16によってモータ室S1が区画されている。モータ室S1は、電動モータ18を収容する。したがって、ハウジング11は、モータ室S1を有している。モータハウジング12は、電動モータ18を取り囲む周壁である。そして、第1プレート15は、モータハウジング12の一方の開口を閉塞する第1端壁である。第2プレート16は、モータハウジング12の他方の開口を閉塞する第2端壁である。
第1プレート15は、第1軸受保持部20を有している。第1軸受保持部20は、第1プレート15の中央部から電動モータ18に向けて突出している。第1軸受保持部20は、円筒状である。
第1プレート15におけるモータハウジング12とは反対側の端面には、室形成凹部15aが形成されている。室形成凹部15aは、円孔状である。第1軸受保持部20の内側は、第1プレート15を貫通して室形成凹部15aの底面に開口している。室形成凹部15aの軸心と第1軸受保持部20の軸心とは一致している。
第2プレート16は、第2軸受保持部22を有している。第2軸受保持部22は、第2プレート16の中央部から電動モータ18に向けて突出している。第2軸受保持部22は、円筒状である。
第2プレート16の中央部にはシャフト挿通孔16aが形成されている。シャフト挿通孔16aは、第2軸受保持部22の内側に連通している。シャフト挿通孔16aの軸心は、第2軸受保持部22の軸心と一致している。
第3プレート17は、第1プレート15におけるモータハウジング12とは反対側の端面に連結されている。第3プレート17の中央部にはシャフト挿通孔17aが形成されている。シャフト挿通孔17aは、室形成凹部15aの内側に連通している。シャフト挿通孔17aの軸心は、室形成凹部15aの軸心及び第1軸受保持部20の軸心と一致している。そして、第3プレート17と第1プレート15の室形成凹部15aとによって、スラスト軸受収容室S2が区画されている。スラスト軸受収容室S2は、第1軸受保持部20の内側に連通している。また、スラスト軸受収容室S2は、シャフト挿通孔17aに連通している。
コンプレッサハウジング13は、空気が吸入される円孔状の吸入口13aを有する筒状である。コンプレッサハウジング13は、吸入口13aの軸心が、第3プレート17のシャフト挿通孔17aの軸心、及び第1軸受保持部20の軸心と一致した状態で第3プレート17における第1プレート15とは反対側の端面17bに連結されている。吸入口13aは、コンプレッサハウジング13における第3プレート17とは反対側の端面に開口している。
コンプレッサハウジング13と第3プレート17の端面17bとの間には、第1羽根車室13bと、吐出室13cと、第1ディフューザ流路13dと、が形成されている。第1羽根車室13bは、吸入口13aに連通している。吐出室13cは、第1羽根車室13bの周囲で吸入口13aの軸心周りに延びている。第1ディフューザ流路13dは、第1羽根車室13bと吐出室13cとを連通している。第1羽根車室13bは、第3プレート17のシャフト挿通孔17aに連通している。また、コンプレッサハウジング13は、吐出室13cに連通する吐出通路13eを有している。
タービンハウジング14は、空気が吐出される円孔状の吐出口14aを有する筒状である。タービンハウジング14は、吐出口14aの軸心が、第2プレート16のシャフト挿通孔16aの軸心、及び第2軸受保持部22の軸心と一致した状態で第2プレート16におけるモータハウジング12とは反対側の端面16bに連結されている。吐出口14aは、タービンハウジング14における第2プレート16とは反対側の端面に開口している。
タービンハウジング14と第2プレート16の端面16bとの間には、第2羽根車室14bと、吸入室14cと、第2ディフューザ流路14dと、が形成されている。第2羽根車室14bは、吐出口14aに連通している。吸入室14cは、第2羽根車室14bの周囲で吐出口14aの軸心周りに延びている。第2ディフューザ流路14dは、第2羽根車室14bと吸入室14cとを連通している。第2羽根車室14bは、シャフト挿通孔16aに連通している。
(回転軸24の構成)
遠心圧縮機10は、回転軸24を有している。回転軸24は、ハウジング11内に収容されている。回転軸24は、軸本体部24aと、第1支持部24bと、第2支持部24cと、第3支持部24dと、を有している。
軸本体部24aの第1端部は、モータ室S1から第1軸受保持部20の内側、スラスト軸受収容室S2、及びシャフト挿通孔17aを通過して、第1羽根車室13b内に突出している。軸本体部24aの第2端部は、モータ室S1から第2軸受保持部22の内側、及びシャフト挿通孔16aを通過して、第2羽根車室14b内に突出している。よって、軸本体部24aは、モータハウジング12の軸線に沿って延びた状態で、モータ室S1を横切っている。したがって、回転軸24の軸方向は、モータハウジング12の軸方向に一致している。
第1支持部24bは、軸本体部24aの外周面における軸本体部24aの中央部よりも第1端部寄りの部位に設けられている。第1支持部24bは、第1軸受保持部20の内側に配置されている。第1支持部24bは、軸本体部24aに一体的に形成されている。第1支持部24bは、軸本体部24aの外周面から突出している。
第2支持部24cは、軸本体部24aの外周面における軸本体部24aの中央部よりも第2端部寄りの部位に設けられている。第2支持部24cは、第2軸受保持部22の内側に配置されている。第2支持部24cは、軸本体部24aの外周面から環状に突出した状態で、軸本体部24aの外周面に固定されている。第2支持部24cは、軸本体部24aと一体的に回転可能である。
第3支持部24dは、軸本体部24aの外周面における第1支持部24bよりも第1端部寄りの部位に設けられている。第3支持部24dは、スラスト軸受収容室S2に配置されている。第3支持部24dは、軸本体部24aの外周面から環状に突出した状態で、軸本体部24aの外周面に固定されている。第3支持部24dは、軸本体部24aと一体的に回転可能である。
第3プレート17のシャフト挿通孔17aと回転軸24との間には、第1シール部材27が設けられている。第1シール部材27は、第1羽根車室13bからモータ室S1に向かう空気の洩れを抑制する。また、第2プレート16のシャフト挿通孔16aと回転軸24との間には、第2シール部材28が設けられている。第2シール部材28は、第2羽根車室14bからモータ室S1に向かう空気の洩れを抑制する。第1シール部材27及び第2シール部材28は、例えば、シールリングである。
(コンプレッサインペラ25について)
遠心圧縮機10は、コンプレッサインペラ25を備えている。コンプレッサインペラ25は、軸本体部24aの第1端に連結されている。コンプレッサインペラ25は、軸本体部24aにおける第3支持部24dよりも第1端部寄りに配置されている。コンプレッサインペラ25は、第1羽根車室13bに収容されている。コンプレッサインペラ25は、軸本体部24aと一体的に回転可能である。したがって、コンプレッサインペラ25は、回転軸24と一体的に回転する。
(タービンホイール26について)
遠心圧縮機10は、タービンホイール26を備えている。タービンホイール26は、軸本体部24aの第2端に連結されている。タービンホイール26は、軸本体部24aにおける第2支持部24cよりも第2端部寄りに配置されている。タービンホイール26は、第2羽根車室14bに収容されている。タービンホイール26は、軸本体部24aと一体的に回転可能である。したがって、タービンホイール26は、回転軸24と一体的に回転する。
(電動モータ18の構成)
電動モータ18は、筒状のロータ31及び筒状のステータ32を備えている。ロータ31は、軸本体部24aに固定されている。ステータ32は、モータハウジング12の内周面に固定されている。ロータ31は、ステータ32の径方向内側に配置されている。ロータ31は、軸本体部24aと一体的に回転する。ロータ31は、軸本体部24aに止着された円筒状のロータコア31aと、ロータコア31aに設けられた図示しない複数の永久磁石と、を有している。
ステータ32は、ロータ31を取り囲んでいる。ステータ32は、モータハウジング12の内周面に固定された円筒状のステータコア33と、ステータコア33に巻回されたコイル34と、を有している。回転軸24は、図示しないバッテリからコイル34に電流が流れることによって、ロータ31と一体的に回転する。したがって、電動モータ18は、回転軸24を駆動する。よって、電動モータ18は、回転軸24を回転させるための駆動源である。電動モータ18は、回転軸24の軸方向において、コンプレッサインペラ25とタービンホイール26との間に配置されている。
(第1空気軸受21及び第2空気軸受23について)
遠心圧縮機10は、第1空気軸受21及び第2空気軸受23を備えている。第1空気軸受21は円筒状である。第1空気軸受21は、第1軸受保持部20に保持されている。したがって、第1プレート15は、第1空気軸受21を保持している。第1空気軸受21は、電動モータ18よりも回転軸24の第1端部寄りに位置する。第1空気軸受21は、第1支持部24bを支持する。
第1空気軸受21は、回転軸24の回転数が、第1空気軸受21により回転軸24が浮上する浮上回転数に達するまでは、第1支持部24bと接触した状態で回転軸24を支持する。そして、回転軸24の回転数が浮上回転数に達すると、第1支持部24bと第1空気軸受21との間に生じる空気膜の動圧によって、第1支持部24bが第1空気軸受21に対して浮上する。これにより、第1空気軸受21は、第1支持部24bと非接触の状態で回転軸24を支持する。
第2空気軸受23は円筒状である。第2空気軸受23は、第2軸受保持部22に保持されている。したがって、第2プレート16は、第2空気軸受23を保持している。第2空気軸受23は、電動モータ18よりも回転軸24の第2端部寄りに位置する。第2空気軸受23は、第2支持部24cを支持する。
第2空気軸受23は、回転軸24の回転数が、第2空気軸受23により回転軸24が浮上する浮上回転数に達するまでは、第2支持部24cと接触した状態で回転軸24を支持する。そして、回転軸24の回転数が浮上回転数に達すると、第2支持部24cと第2空気軸受23との間に生じる空気膜の動圧によって、第2支持部24cが第2空気軸受23に対して浮上する。これにより、第2空気軸受23は、第2支持部24cと非接触の状態で回転軸24を支持する。したがって、第1空気軸受21及び第2空気軸受23は、電動モータ18を回転軸24の軸方向で挟んだ両側の位置で回転軸24を回転可能に支持する。
(スラスト軸受29について)
スラスト軸受29は、回転軸24をスラスト方向で回転可能に支持する。なお、「スラスト方向」とは、回転軸24の軸方向である。スラスト軸受29は、スラスト軸受収容室S2に配置されている。スラスト軸受29は、空気軸受である。
スラスト軸受29は、回転軸24の回転数が、スラスト軸受29により回転軸24が浮上する浮上回転数に達するまでは、第3支持部24dと接触した状態で回転軸24を支持する。そして、回転軸24の回転数が浮上回転数に達すると、第3支持部24dとスラスト軸受29との間に生じる空気膜の動圧によって、第3支持部24dがスラスト軸受29に対して浮上する。これにより、スラスト軸受29は、第3支持部24dと非接触の状態で回転軸24を支持する。よって、スラスト軸受29は、回転軸24をスラスト方向で回転可能に支持する。スラスト軸受29は、コンプレッサインペラ25及びタービンホイール26との間の差圧を受ける。
(燃料電池システム40について)
上記構成の遠心圧縮機10は、燃料電池車に搭載された燃料電池システム40の一部を構成している。燃料電池システム40は、遠心圧縮機10の他に、燃料電池スタック41と、供給流路42と、排出流路43と、を備えている。燃料電池スタック41は、複数の電池セルから構成されている。なお、説明の都合上、各電池セルの図示は省略している。供給流路42は、吐出通路13eと燃料電池スタック41とを接続する。排出流路43は、燃料電池スタック41と吸入室14cとを接続する。
回転軸24がロータ31と一体的に回転すると、コンプレッサインペラ25及びタービンホイール26が回転軸24と一体的に回転する。すると、吸入口13aから吸入された空気が第1羽根車室13b内でコンプレッサインペラ25によって圧縮される。したがって、コンプレッサインペラ25は、回転軸24と一体的に回転することによって空気を圧縮する。
第1羽根車室13b内で圧縮された空気は、第1ディフューザ流路13dを通過して吐出室13cから吐出される。そして、吐出室13cから吐出された空気は、吐出通路13eを介して供給流路42に吐出される。供給流路42に吐出された空気は、供給流路42を介して燃料電池スタック41に供給される。したがって、遠心圧縮機10は、燃料電池スタック41に対して空気を供給する。燃料電池スタック41に供給された空気に含まれる酸素は、燃料電池スタック41の発電に寄与する。
ここで、燃料電池スタック41の発電に寄与する酸素は、空気中に2割程度しか存在しない。したがって、燃料電池スタック41に供給された空気の8割程度は、燃料電池スタック41の発電に寄与されることなく燃料電池スタック41から排出ガスとして排出流路43へ排出される。排出流路43に排出された排出ガスは、排出流路43を介して吸入室14cに吸入される。吸入室14cに吸入された排出ガスは、第2ディフューザ流路14dを通じて第2羽根車室14bに導入される。そして、第2羽根車室14bに導入された排出ガスの運動エネルギーによりタービンホイール26が回転する。これにより、排出ガスの運動エネルギーがタービンホイール26の回転エネルギーに変換される。このように、タービンホイール26で発生した回転エネルギーは、回転軸24の回転を補助する。そして、第2羽根車室14bを通過した排出ガスは、吐出口14aから外部へ吐出される。
(冷却水回路45について)
燃料電池システム40は、冷却水回路45を備えている。冷却水回路45は、ポンプ46と、第1ラジエータ47と、第2ラジエータ48と、を有している。冷却水回路45には、冷却水(LLC)が循環する。ポンプ46は、冷却水回路45を流れる冷却水を圧送する。冷却水回路45を流れる冷却水は、第1ラジエータ47を通過する際に、第1ラジエータ47を介した外気との熱交換が行われることで冷却される。
図2に示すように、モータハウジング12は、第2ラジエータ48が設置される設置面121を有している。なお、図2では、モータハウジング12を模式的に示している。設置面121は、平坦面状である。第2ラジエータ48の一面は、モータハウジング12の設置面121に設置される被設置面481である。第2ラジエータ48の被設置面481には、供給口48a及び排出口48bが形成されている。
(モータ冷却流路50、空気流路60、及び熱交換器70について)
図1に示すように、遠心圧縮機10は、モータ冷却流路50、空気流路60、及び熱交換器70を備えている。モータ冷却流路50は、電動モータ18を冷却するための冷却流体である冷却水が流れる。空気流路60は、第1空気軸受21及び第2空気軸受23を冷却するための冷却空気を第1空気軸受21及び第2空気軸受23それぞれに供給する。熱交換器70は、冷却空気を冷却するためにハウジング11に取り付けられている。
(モータ冷却流路50の構成)
図2及び図3に示すように、モータ冷却流路50は、複数の冷却軸路51を有している。なお、図3では、モータ冷却流路50をモデル化して示している。複数の冷却軸路51は、モータハウジング12の内部で回転軸24の軸方向に延び、且つモータハウジング12の周方向に間隔を置いて配列されている。モータ冷却流路50は、モータハウジング12の周方向で隣り合う冷却軸路51同士を連結するようにハウジング11に形成されている。
図1に示すように、具体的には、第1プレート15におけるモータハウジング12側の端面には、凹部151が形成されている。また、第2プレート16におけるモータハウジング12側の端面には、凹部161が形成されている。そして、図3に示すように、モータハウジング12の周方向で隣り合う冷却軸路51同士は、第1プレート15の凹部151と、第2プレート16の凹部161とによって順次連結されている。
複数の冷却軸路51は、熱交換器70に冷却水を供給する第1冷却軸路52と、熱交換器70から冷却水が排出される第2冷却軸路53と、を有している。また、複数の冷却軸路51は、第2ラジエータ48に冷却水を供給する第3冷却軸路54と、第2ラジエータ48から冷却水が排出される第4冷却軸路55と、を有している。第3冷却軸路54と第4冷却軸路55とは、モータハウジング12の周方向で互いに隣り合っている。
モータ冷却流路50は、第1接続流路56と、第2接続流路57と、を有している。第1接続流路56及び第2接続流路57は、モータハウジング12に形成されている。第1接続流路56の一端は、第3冷却軸路54に連通している。第1接続流路56の他端は、モータハウジング12の設置面121に開口している。そして、第1接続流路56の他端は、第2ラジエータ48の供給口48aに連通している。第2接続流路57の一端は、第4冷却軸路55に連通している。第2接続流路57の他端は、モータハウジング12の設置面121に開口している。そして、第2接続流路57の他端は、第2ラジエータ48の排出口48bに連通している。
モータ冷却流路50は、冷却流体供給流路58と、冷却流体排出流路59と、を有している。冷却流体供給流路58は、第2冷却軸路53に連通している。そして、冷却流体供給流路58は、第2冷却軸路53に冷却水を供給する。冷却流体排出流路59は、第1冷却軸路52に連通している。そして、冷却流体排出流路59には、第1冷却軸路52から冷却水が排出される。
(空気流路60の構成)
空気流路60は、空気軸路61を有している。なお、図3では、空気流路60をモデル化して示している。空気軸路61は、モータハウジング12に形成されている。空気軸路61は、モータハウジング12の周方向で第1冷却軸路52と第2冷却軸路53との間に位置し、且つ第1プレート15及び第2プレート16それぞれに向けて回転軸24の軸方向に延びている。
空気流路60は、空気供給流路62を有する。空気供給流路62は、空気軸路61に連通している。具体的には、空気供給流路62は、空気軸路61における軸方向の中央部よりも第2プレート16寄りの部分に連通している。そして、空気供給流路62は、空気軸路61に冷却空気を供給する。
図1に示すように、空気流路60は、空気軸路61に連通する空気径路としての第1空気径路63及び第2空気径路64を有している。第1空気径路63は、第1空気軸受21に冷却空気を供給する。第2空気径路64は、第2空気軸受23に冷却空気を供給する。第1空気径路63は、空気軸路61の一端に接続されている。第1空気径路63は、第1プレート15の内部を回転軸24の径方向に延びている。第1空気径路63は、スラスト軸受収容室S2に連通している。そして、第1空気径路63は、スラスト軸受収容室S2に冷却空気を供給する。
第2空気径路64は、空気軸路61の他端に接続されている。第2空気径路64は、第2プレート16の内部を回転軸24の径方向に延びている。第2空気径路64は、シャフト挿通孔16aに連通している。そして、第2空気径路64は、シャフト挿通孔16aに冷却空気を供給する。
(空気排出流路65について)
遠心圧縮機10は、空気排出流路65を備えている。空気排出流路65の一端は、モータ室S1に連通している。空気排出流路65の他端は、タービンハウジング14の吐出口14aに連通している。空気排出流路65は、第2プレート16の内部、及びタービンハウジング14の内部を貫通した状態で延びている。そして、空気排出流路65は、モータ室S1内の冷却空気を吐出口14aに排出する。
(取付面80について)
図2に示すように、モータハウジング12の外周面の一部は、熱交換器70が取り付けられる取付面80になっている。取付面80は、平坦面状である。取付面80には、冷却流体供給流路58における第2冷却軸路53とは反対側の端部が開口している。また、取付面80には、冷却流体排出流路59における第1冷却軸路52とは反対側の端部が開口している。さらに、取付面80には、空気供給流路62における空気軸路61とは反対側の端部が開口している。したがって、取付面80には、冷却流体供給流路58、冷却流体排出流路59、及び空気供給流路62が開口している。取付面80は、第1冷却軸路52、第2冷却軸路53、及び空気軸路61それぞれに対して、回転軸24の径方向外方で重なっている。
(熱交換器70の構成)
熱交換器70は、扁平四角箱状である。熱交換器70は、例えば、図示しないボルトによってモータハウジング12の取付面80に取り付けられている。熱交換器70は、冷却空気とモータ冷却流路50を通過した冷却水とを熱交換させることによって冷却空気を冷却する。熱交換器70は、取付面80に取り付けられる被取付面70aを有している。
図4に示すように、被取付面70aには、第1ポート71と、第2ポート72と、第3ポート73と、が開口している。第1ポート71は、冷却流体排出流路59に連通する。したがって、第1ポート71は、冷却流体排出流路59を介して第1冷却軸路52に連通している。第2ポート72は、冷却流体供給流路58に連通する。したがって、冷却流体供給流路58を介して第2冷却軸路53に連通している。第3ポート73は、空気供給流路62に連通する。したがって、第3ポート73は、空気供給流路62を介して空気軸路61に連通している。また、熱交換器70における被取付面70aとは反対側の端面には、第4ポート74が開口している。図2に示すように、第4ポート74には、継手75が接続されている。継手75は、例えば、L字状に屈曲された配管である。
(分岐配管90について)
図1に示すように、遠心圧縮機10は、分岐配管90を備えている。分岐配管90は、吐出通路13eの途中から分岐してコンプレッサハウジング13の外方へ延びている。そして、分岐配管90における吐出通路13eとは反対側の端部は、継手75に接続されている。分岐配管90の一端は、吐出通路13eに連通している。分岐配管90の他端は、継手75を介して熱交換器70の第4ポート74に連通している。そして、吐出通路13eを通過する空気の一部が、分岐配管90、継手75、及び第4ポート74を介して熱交換器70の内部に流入する。したがって、熱交換器70を通過する冷却空気は、コンプレッサインペラ25によって圧縮された空気の一部である。
(作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
熱交換器70の内部を通過して熱交換器70から第1ポート71を介して冷却流体供給流路58に排出された冷却水は、冷却流体供給流路58を通過して第2冷却軸路53に排出される。そして、冷却水は、モータ冷却流路50において、第2冷却軸路53から第3冷却軸路54に向けて流れる。続いて、第3冷却軸路54に達した冷却水は、第1接続流路56、及び第2ラジエータ48の供給口48aを介して第2ラジエータ48に供給される。第2ラジエータ48に供給された冷却水は、第2ラジエータ48において、冷却水回路45を循環する冷却水との熱交換が行われることにより冷却される。
第2ラジエータ48において冷却された冷却水は、第2ラジエータ48から第2ラジエータ48の排出口48bを介して第2接続流路57に排出される。第2接続流路57に排出された冷却水は、第2接続流路57を通過して、モータ冷却流路50において、第4冷却軸路55に排出される。そして、冷却水は、モータ冷却流路50において、第4冷却軸路55から第1冷却軸路52に向けて流れる。続いて、第1冷却軸路52に達した冷却水は、冷却流体排出流路59、及び第2ポート72を介して熱交換器70に供給される。このように冷却水がモータ冷却流路50を流れることにより、モータハウジング12に取り囲まれている電動モータ18が、モータ冷却流路50を流れる冷却水によって冷却される。
吐出通路13eを通過する空気の一部は、第1空気軸受21及び第2空気軸受23を冷却するための冷却空気として、分岐配管90、継手75、及び第4ポート74を介して熱交換器70の内部に流入する。そして、熱交換器70の内部を通過する冷却空気は、熱交換器70を通過する冷却水との熱交換が行われることにより冷却される。続いて、熱交換器70の内部を通過した冷却空気は、第3ポート73を介して空気供給流路62に流出する。空気供給流路62に流出した冷却空気は、空気軸路61を第1プレート15及び第2プレート16の双方に向けてそれぞれ流れる。
空気軸路61を第1プレート15に向けて流れる冷却空気は、第1空気径路63に流出する。そして、第1空気径路63を流れる冷却空気は、スラスト軸受収容室S2内に供給される。スラスト軸受収容室S2内に供給された冷却空気は、スラスト軸受29を冷却する。続いて、スラスト軸受29を冷却した冷却空気は、第1軸受保持部20の内側に流れ込み、第1空気軸受21に供給されて第1空気軸受21を冷却する。第1空気軸受21を冷却した冷却空気は、モータ室S1内において、電動モータ18を冷却しつつ、空気排出流路65に向けて流れる。
一方、空気軸路61を第2プレート16に向けて流れる冷却空気は、第2空気径路64に流出する。そして、第2空気径路64を流れる冷却空気は、シャフト挿通孔16a内に供給される。シャフト挿通孔16a内に供給された冷却空気は、第2軸受保持部22の内側に流れ込み、第2空気軸受23に供給されて第2空気軸受23を冷却する。第2空気軸受23を冷却した冷却空気は、モータ室S1内において、空気排出流路65に向けて流れる。そして、電動モータ18内の冷却空気は、空気排出流路65を通過して、吐出口14aに排出される。このようにして、スラスト軸受29、第1空気軸受21、及び第2空気軸受23が冷却空気によって冷却される。
(効果)
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)空気流路60の空気軸路61が、第1冷却軸路52と第2冷却軸路53との間に位置し、且つ第1プレート15及び第2プレート16それぞれに向けて回転軸24の軸方向に延びている。したがって、モータ冷却流路50を迂回しながら空気流路60を第1プレート15及び第2プレート16それぞれに向けて延ばす必要が無いため、遠心圧縮機10の小型化を図ることができる。そして、空気軸路61を流れた冷却空気が、第1空気径路63及び第2空気径路64を介して第1空気軸受21及び第2空気軸受23に供給されるため、第1空気軸受21及び第2空気軸受23が冷却空気によって効率良く冷却される。さらに、熱交換器70が、第1ポート71、第2ポート72及び第3ポート73が、回転軸24の径方向外方で、第1冷却軸路52、第2冷却軸路53及び空気軸路61それぞれと重なるようにモータハウジング12に取り付けられている。以上により、遠心圧縮機10の小型化を図ることができる。
(2)モータハウジング12の取付面80には、冷却流体供給流路58、冷却流体排出流路59、及び空気供給流路62が開口している。熱交換器70の被取付面70aには、冷却流体排出流路59に連通する第1ポート71と、冷却流体供給流路58に連通する第2ポート72と、空気供給流路62に連通する第3ポート73と、が開口している。これによれば、冷却流体供給流路58、冷却流体排出流路59、及び空気供給流路62それぞれの流路長を極力短くすることができる。したがって、遠心圧縮機10の小型化をさらに図ることができる。
(3)熱交換器70を通過する冷却空気は、コンプレッサインペラ25によって圧縮された空気の一部である。これによれば、コンプレッサインペラ25によって圧縮された空気の一部を、第1空気軸受21及び第2空気軸受23を冷却するための冷却空気として利用することができる。したがって、コンプレッサインペラ25によって圧縮された空気とは別の空気を、第1空気軸受21及び第2空気軸受23を冷却するための冷却空気として、空気流路60を介して第1空気軸受21及び第2空気軸受23それぞれに供給する必要が無い。その結果、第1空気軸受21及び第2空気軸受23を冷却するための構成を簡素化することができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○ 図5に示すように、ハウジング11に、コンプレッサインペラ25によって圧縮された空気の一部が分岐して流れる空気分岐流路91が形成されていてもよい。空気分岐流路91は、取付面80に開口している。そして、図6に示すように、熱交換器70の被取付面70aには、空気分岐流路91に連通する第4ポート92がさらに開口している。そして、空気分岐流路91を流れる空気は、第1空気軸受21及び第2空気軸受23を冷却するための冷却空気として、第4ポート92を介して熱交換器70の内部を通過する。したがって、熱交換器70を通過する冷却空気は、コンプレッサインペラ25によって圧縮された流体である空気の一部である。
これによれば、コンプレッサインペラ25によって圧縮された空気の一部を、第1空気軸受21及び第2空気軸受23を冷却するための冷却空気として利用することができる。したがって、コンプレッサインペラ25によって圧縮された空気とは別の空気を、第1空気軸受21及び第2空気軸受23を冷却するための冷却空気として、空気流路60を介して第1空気軸受21及び第2空気軸受23それぞれに供給する必要が無い。その結果、第1空気軸受21及び第2空気軸受23を冷却するための構成を簡素化することができる。また、ハウジング11に、取付面80に開口するとともにコンプレッサインペラ25によって圧縮された空気の一部が分岐して流れる空気分岐流路91を形成した。そして、被取付面70aには、空気分岐流路91に連通する第4ポート92がさらに開口している。これによれば、空気分岐流路91の流路長を極力短くすることができるため、遠心圧縮機10の小型化をさらに図ることができる。
○ 実施形態において、コンプレッサインペラ25によって圧縮された空気とは別の空気を、第1空気軸受21及び第2空気軸受23を冷却するための冷却空気として、空気流路60を介して第1空気軸受21及び第2空気軸受23それぞれに供給してもよい。
○ 実施形態において、熱交換器70は、扁平四角箱状であったが、熱交換器70の形状は特に限定されるものではない。
○ 実施形態において、第2ラジエータ48の被設置面481に、供給口48a及び排出口48bが形成されておらず、第2ラジエータ48における被設置面481以外の面に供給口48a及び排出口48bが形成されていてもよい。要は、第1接続流路56が供給口48aに連通しており、第2接続流路57が排出口48bに連通していれば、供給口48a及び排出口48bにおける第2ラジエータ48に対する開口位置は、特に限定されるものではない。
○ 実施形態において、冷却軸路51及び空気軸路61は、回転軸24の軸方向に完全に一致した状態で延びていなくてもよく、回転軸24の軸方向に対して所定の誤差の範囲内で斜めに延びていたり、屈曲していたりしてもよい。
○ 実施形態において、第1空気径路63及び第2空気径路64は、回転軸24の径方向に完全に一致した状態で延びていなくてもよく、回転軸24の径方向に対して所定の誤差の範囲内で斜めに延びていたり、屈曲していたりしてもよい。
○ 実施形態において、遠心圧縮機10は、燃料電池車に搭載され、燃料電池スタック41に対して空気を供給するために用いられるものに限らず、例えば、車両空調装置に用いられ、流体としての冷媒を圧縮するものであってもよい。また、遠心圧縮機10は、車両に搭載されるものに限定されるものではない。
10…遠心圧縮機、11…ハウジング、12…周壁であるモータハウジング、15…第1端壁である第1プレート、16…第2端壁である第2プレート、18…電動モータ、21…第1空気軸受、23…第2空気軸受、24…回転軸、25…コンプレッサインペラ、50…モータ冷却流路、51…冷却軸路、52…第1冷却軸路、53…第2冷却軸路、58…冷却流体供給流路、59…冷却流体排出流路、60…空気流路、61…空気軸路、62…空気供給流路、63…空気径路としての第1空気径路、64…空気径路としての第2空気径路、70…熱交換器、70a…被取付面、71…第1ポート、72…第2ポート、73…第3ポート、80…取付面、91…空気分岐流路、92…第4ポート、S1…モータ室。

Claims (3)

  1. 回転軸と、
    前記回転軸を駆動する電動モータと、
    前記回転軸と一体的に回転することによって流体を圧縮するコンプレッサインペラと、
    前記電動モータを収容するモータ室を有するハウジングと、
    前記電動モータを前記回転軸の軸方向で挟んだ両側の位置で前記回転軸を回転可能に支持する第1空気軸受及び第2空気軸受と、
    前記電動モータを冷却するための冷却流体が流れるモータ冷却流路と、
    前記第1空気軸受及び前記第2空気軸受を冷却するための冷却空気を前記第1空気軸受及び前記第2空気軸受それぞれに供給する空気流路と、
    前記冷却空気と前記冷却流体とを熱交換させることによって前記冷却空気を冷却する熱交換器と、を備え、
    前記ハウジングは、前記電動モータを取り囲む周壁と、前記周壁の一方の開口を閉塞し、前記第1空気軸受を保持する第1端壁と、前記周壁の他方の開口を閉塞し、前記第2空気軸受を保持する第2端壁と、を有し、
    前記周壁、前記第1端壁、及び前記第2端壁によって前記モータ室が区画されており、
    前記モータ冷却流路は、前記回転軸の軸方向に延び、且つ前記周壁の周方向に間隔を置いて配列される複数の冷却軸路を有するとともに前記周壁の周方向で隣り合う冷却軸路同士を連結するように前記ハウジングに形成されている遠心圧縮機であって、
    前記複数の冷却軸路は、前記熱交換器に前記冷却流体を供給する第1冷却軸路と、前記熱交換器から前記冷却流体が排出される第2冷却軸路と、を有し、
    前記空気流路は、前記ハウジングに形成され、前記第1冷却軸路と前記第2冷却軸路との間に位置し、且つ前記第1端壁及び前記第2端壁それぞれに向けて前記回転軸の軸方向に延びる空気軸路と、前記空気軸路と連通するとともに、前記第1空気軸受及び前記第2空気軸受に前記冷却空気を供給する空気径路と、を有し、
    前記熱交換器は、前記第1冷却軸路に連通する第1ポートと、前記第2冷却軸路に連通する第2ポートと、前記空気軸路に連通する第3ポートと、を有するとともに、前記第1ポート、前記第2ポート及び前記第3ポートが、前記回転軸の径方向外方で、前記第1冷却軸路、前記第2冷却軸路及び前記空気軸路それぞれと重なるように前記ハウジングに取り付けられていることを特徴とする遠心圧縮機。
  2. 前記モータ冷却流路は、
    前記第1冷却軸路から前記冷却流体が排出される冷却流体排出流路と、
    前記第2冷却軸路に前記冷却流体を供給する冷却流体供給流路と、を有し、
    前記空気流路は、前記空気軸路に前記冷却空気を供給する空気供給流路を有し、
    前記周壁の外周面の一部は、前記熱交換器が取り付けられる取付面であり、
    前記取付面には、前記冷却流体供給流路、前記冷却流体排出流路、及び前記空気供給流路が開口しており、
    前記熱交換器は、前記取付面に取り付けられる被取付面を有し、
    前記被取付面には、
    前記冷却流体排出流路に連通する前記第1ポートと、
    前記冷却流体供給流路に連通する前記第2ポートと、
    前記空気供給流路に連通する前記第3ポートと、が開口していることを特徴とする請求項1に記載の遠心圧縮機。
  3. 前記熱交換器を通過する冷却空気は、前記コンプレッサインペラによって圧縮された空気の一部であり、
    前記ハウジングには、前記コンプレッサインペラによって圧縮された空気の一部が分岐して流れるとともに前記取付面に開口する空気分岐流路が形成されており、
    前記被取付面には、前記空気分岐流路に連通する第4ポートがさらに開口していることを特徴とする請求項2に記載の遠心圧縮機。
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