JP2023057327A - 印刷物及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に秘匿情報画像の位置を把握することができる印刷物及び画像形成装置を提供する。【解決手段】印刷物300は、特殊条件下で視認可能な第一秘匿情報画像80a,第二秘匿情報画像80bとが印刷されている。また、印刷物300には、秘匿情報画像80a,80bの位置情報を示す情報画像81が印刷されている。情報画像81は、印刷面300aの上下端と幅方向両端に形成され、第一秘匿情報画像80aの位置を示す第一標画像81aと、印刷面300aの上下端と幅方向両端に形成され、第二秘匿情報画像80bの位置を示す第二標画像81bとを有している。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷物及び画像形成装置に関するものである。
従来、特殊条件下で視認可能な秘匿情報画像と、秘匿情報画像の位置情報を示す情報画像とが印刷された印刷物が知られている。
特許文献1には、上記印刷物として、秘匿情報画像たるステルス画像の位置を示す情報画像としての目印画像が、秘匿情報画像に隣接して印刷されているものが記載されている。ユーザーは、目印画像からステルス画像の位置を把握する。
しかしながら、情報画像を容易に見つけることができないおそれがあった。
上述した課題を解決するために、本発明は、特殊条件下で視認可能な秘匿情報画像と、前記秘匿情報画像の位置情報を示す情報画像とが印刷された印刷物において、前情報画像が、印刷面の端部に印刷されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、容易に秘匿情報画像の位置を把握することができる。
本実施形態に係る印刷物を示す図。 従来の秘匿情報画像が形成された印刷物を示す図。 従来における秘匿情報画像の取得について説明する図。 印刷物の第一変形例を示す図。 印刷物の第二変形例を示す図。 標画像の図案の一例を示す図。 矩形以外の特殊形状の印刷物の一例について示す図。 画像形成装置たるプリンタの全体構成を示す説明図。 一般的な黒トナーで秘匿情報画像を形成した印刷物の一例を示す図。
以下、本発明を適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る印刷物300を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の印刷物300は、秘匿情報82を記録したQRコード(登録商標)からなり、視認が困難な2つの秘匿情報画像80a,80bが用紙Pに形成されている。秘匿情報82には、印刷物300の作成者の情報や、所定のURLなどの他に、「001/002」、「002/002」というように、秘匿情報画像の個数情報を含ませてもよい。
秘匿情報画像80a,80bは、紫外線などの可視光領域外の光によって可視光領域の光を発光または発色したりする特殊光反応画像形成材や、赤外線などの可視光領域外の光を吸収する特殊光吸収画像形成材で形成されている。特殊光反応画像形成材としては、透明性を有し、紫外光を当てると蛍光する透明性の蛍光トナー、紫外光を当てると蛍光する透明性の蛍光インク、などが挙げられる。特殊光吸収画像形成材としては、赤外光を吸収する赤外光吸収トナーや、赤外光を吸収する赤外光吸収トナーなどが挙げられる。本実施形態は、赤外光吸収トナー(以下、IRトナーという)を用いる例で説明する。
また、本実施形態の印刷物300には、秘匿情報画像の位置情報を含む情報画像81が形成されている。情報画像81は、第一秘匿情報画像80aの位置を示す第一標画像81aと、第二秘匿情報画像80bの位置を示す第二標画像81bとを有している。第一標画像81aおよび第二標画像81bは、可視光下で視認可能な画像形成材で形成されている。可視光下で視認可能な画像形成材としては、イエロー(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色および黒(K)色のトナーまたはインクが挙げられる。
第一標画像81aと第二標画像81bは、互いに異なる形状をしており、印刷面300aの4辺にそれぞれ、第一標画像81aと第二標画像81bとが形成されている。これにより、印刷面300aの一辺に形成されている標画像の数や形状から、印刷面300aに形成されている秘匿情報画像の個数を把握することができる。各標画像のサイズは、第一標画像81aと第二標画像81bとで、意匠の違いが視認できる程度のサイズであればよく、7~8ポイント程度が望ましい。
また、各標画像の視認性を優先する場合は、背景色より濃いトーンで各標画像を印刷するのが好ましい。一方、デザイン性を優先する場合は背景色と同等または薄いトーンで印刷するのが好ましい。
幅方向の端部に印刷された標画像81a,81bは、秘匿情報画像の上下方向の位置と同位置に形成されており、上下方向端部に印刷された標画像81a,81bは、秘匿情報画像の幅方向の位置と同位置に形成されている。例えば、図1に示すように第一秘匿情報画像80aは、幅方向一端からDmm、上端からLmmの箇所に形成されている。上下端に形成される第一標画像81aは、幅方向一端からDmmの位置に形成されており、幅方向両端端に形成される第一標画像81aは、上端からLmmの位置に形成されている。上下端に形成された第一標画像81aを結ぶ図中点線で示す仮想線f1aと、幅方向両端に形成された第一標画像81aを結ぶ図中点線で示す仮想線f2aとが交わる箇所に、第一秘匿情報画像80aがある。また、上下端に形成された第二標画像81bを結ぶ仮想線f1bと、幅方向両端に形成された第二標画像81bを結ぶ仮想線f2bとが交わる箇所に、第二秘匿情報画像80bがある。なお、図1の仮想線は、実際に印刷面300aには印刷されていない。
図2は、従来の秘匿情報画像80が形成された印刷物300を示す図である。
秘匿情報画像80は、透明性を有するIRトナーで形成されるため、可視光下において、印刷面300aのどこに秘匿情報画像80が形成されているのかを肉眼で確認することが困難である。かかる秘匿情報画像80は、情報取得装置たる赤外線カメラ90を用いて撮影した撮影画像により視認可能となり、赤外線カメラ90で秘匿情報画像80を撮像することで、秘匿情報を読み取ることが一般的に行われている。一般的に使用される赤外線カメラ90は、スポットサイズ90aが直径20mm程度である。
そのため、よく使用されるA4サイズ紙(210mm×290mm)の一部に秘匿情報画像80が形成されている場合は、例えば、次のように赤外線カメラ90を移動して秘匿情報画像80を探し当てることになる。すなわち、ユーザーは、赤外線カメラ90の画像表示部に表示される撮影画像を見ながら、図3の破線に示すように、紙面の図中左上から赤外線カメラ90を図中左右に移動させながら徐々に図中下方へ移動させる。これにより、秘匿情報画像80を探し当てる。その結果、紙面からその秘匿情報画像80を探し当てるのに時間を要してしまう。また、赤外線カメラ90で紙面全体を撮像した場合は、秘匿情報画像80を構成する画素数が少なく、秘匿情報画像80がぼやけた画像となってしまい、秘匿情報画像80を認識できず、秘匿情報画像から、秘匿情報を読み取れない場合もある。
これに対し、図1に示す本実施形態の印刷物300は、秘匿情報画像80の位置を示す情報画像81を有している。これにより、情報画像81の上下端の第一標画像81aと幅方向両端の第一標画像81aとから、第一秘匿情報画像80aの位置を把握できる。よって、第一標画像81aから把握した第一秘匿情報画像80aの位置に赤外線カメラ90のスポット(撮影範囲)を合わせることで、赤外線カメラ90により第一秘匿情報画像80aを撮影することができる。これにより、第一秘匿情報画像80aから秘匿情報82を読み取ることができる。
同様に、情報画像81の上下端の第二標画像81bと幅方向両端の第二標画像81bから、第二秘匿情報画像80bの位置を把握できる。よって、第二標画像81bから把握した第二秘匿情報画像80bの位置に赤外線カメラ90のスポット(撮影範囲)を合わせることで、赤外線カメラ90により第二秘匿情報画像80bを撮影することができる。これにより、第二秘匿情報画像80bから秘匿情報82を読み取ることができる。
このように、本実施形態の印刷物300においては、情報画像81から容易に秘匿情報画像80を探し当てることができる。また、情報画像81を構成する各標画像81a,81bは、印刷面300aの端部に印刷されている。印刷面300aの端部にまで背景画像などの他の画像が印刷されていることはほとんどない。そのため、端部に形成された標画像81a,81bは、他の画像が印刷される印刷領域の外側となる。これにより、標画像81a,81bが、他の画像に紛れるなどして見えにくくなることが抑制され、容易に標画像81a,81bを見つけることができる。このように、標画像を容易に見つけることができるので、容易に秘匿情報画像の位置を把握することができる。
また、仮に、他の画像が印刷面の端部にまで形成され、標画像81a,81bの視認性が他の画像により多少損なわれていても、印刷面300aの端部にのみ目を凝らせば、標画像を見つけ出すことができる。よって、デザイン性を優先するために薄くするなどして多少視認性が損なわれた場合でも、印刷面の全体から標画像を探す場合に比べて、容易に情報画像の標画像81a,81bを見つけることができる。
図4は、印刷物300の第一変形例を示す図である。
この第一変形例の印刷物は、第一標画像81aと第二標画像81bを矢印画像としたものである。第一標画像81aと第二標画像81bの矢印の形状を互いに異ならせており、形状の違いから秘匿情報画像の個数などが把握できるようになっている。
第一標画像81aの矢印は、第一秘匿情報画像80aを指し示しており、第二標画像81bの矢印は、第二秘匿情報画像80bを指し示している。
変形例1では、印刷面300aの4辺にそれぞれ設けられた第一標画像81aの矢印が指し示す先に、赤外線カメラ90のスポット(撮影範囲)を合わせることで、赤外線カメラ90により第一秘匿情報画像80を撮影することができる。これにより、第一秘匿情報画像80aから秘匿情報82を読み取ることができる。
また、印刷面300aの4辺にそれぞれ設けられた第二標画像81bの矢印が指し示す先に、赤外線カメラ90のスポット(撮影範囲)を合わせることで、赤外線カメラ90により第二秘匿情報画像80bを撮影することができる。これにより、第二秘匿情報画像80bから秘匿情報82を読み取ることができる。
図5は、印刷物300の第二変形例を示す図である。
この第二変形例では、印刷面300aの上端と幅方向一端とに標画像81a,81bを設けたものである。
第二変形例でも、幅方向一端の第一標画像81aが指し示す先と、上端の第一標画像81aが指し示す先とが交わる箇所に、第一秘匿情報画像80aがあることがわかる。よって、これら第一標画像81aから容易に第一秘匿情報画像80aの位置を把握することができる。同様にして、上端の第二標画像81bと幅方向一端の第二標画像81bが指し示す先から容易に第二秘匿情報画像80bの位置を把握することができる。
なお、上述では、印刷面300aの複数の辺に情報画像(標画像)を配置しているが、ひとつの辺にのみ情報画像(標画像)を配置してもよい。かかる構成では、標画像から標画像が指し示す方向に赤外線カメラ90のスポット(撮影範囲)を移動させることで、秘匿情報画像を捉えることができる。かかる構成でも図3に示すように赤外線カメラ90のスポット(撮影範囲)を移動させて秘匿情報画像を探す場合に比べて、容易に秘匿情報画像を探し当てることができる。
図6は、標画像の図案の一例を示す図である。
標画像としては、図6(a)に示すような図形でもよいし、図6(b)に示すような矢印形状であってもよい。
図形の場合は、先細り形状とし、図中上側の先細り側を、秘匿情報画像側にすることで、先細りの先に、秘匿情報画像があることをユーザーに認識させることができる。よって、図6(a)に示す図形からでも、標画像に基づいて、容易に秘匿情報画像の位置を把握することができる。
標画像の図案として、図6(a)に示すような図形を用いることで、標画像の用途を知らない人には意識されにくいという効果がある。一方、標画像の図案として、図6(b)に示すような矢印を用いることで、図形の場合に比べて、標画像が、秘匿情報画像の位置を指し示していることが直感的に伝わりやすいというメリットがある。
図7は、矩形以外の特殊形状の印刷物300の場合の一例について示す図である。
近年、コースターや招待状、フライヤー、ショップカードなど、図7(a)や図7(b)に示すように人目を惹く特殊形状の印刷物が増えている。このような、特殊形状の印刷物をパーティやイベントの小道具として使用し、例えば、くじ引きや割引券の番号を秘匿情報画像として特殊形状の印刷物に印刷することが考えられる。例えば、秘匿情報画像80a,80bを、紫外光を当てると蛍光する透明性の蛍光インクや蛍光トナーで形成する。そして、パーティ会場で秘匿情報画像80a,80bに紫外線を当てることで発光させ、秘匿情報としてのパーティの参加者の氏名や参加者の識別番号などを現像させ、参加者のチェックに用いることが考えられる。
このような特殊形状の印刷物300であっても、第一標画像81aと第二標画像81bの形状を互いに異ならせることで、秘匿情報画像の個数を把握することができ、秘匿情報の取得し忘れなどを抑制できる。
図7(a)に示す印刷物は、第一秘匿情報画像80aを通る第一仮想線f1aの印刷面300aの端部とが交わる図7(a)のCの位置近傍と、図7(a)のDの位置の近傍とに第一標画像81aを配置している。また、第一秘匿情報画像80aを通り、第一仮想線f1aに直交する第二仮想線f2aの印刷面300aの端部とが交わる図7(a)のAの位置と、図7(a)のBの位置とに第一標画像81aを配置している。
よって、Aの位置に配置された第一標画像81aと、Bの位置に配置された第一標画像81aとが結んだ仮想線と、Cの位置に配置された第一標画像81aと、Dの位置に配置された第一標画像81aとが結んだ仮想線との交点の位置に、第一秘匿情報画像80aがあることを、これらの第一標画像81aから容易に把握できる。
また、第二秘匿情報画像80bを通る第一仮想線f1bの印刷面300aの端部とが交わる図7(a)のcの位置近傍と、図7(a)のdの位置の近傍とに第二標画像81bを配置している。また、第二秘匿情報画像80bを通り、第一仮想線f1bに直交する第二仮想線f2bの印刷面300aの端部とが交わる図7(a)のaの位置と、図7(a)のbの位置とに第二標画像81bを配置している。よって、aの位置に配置された第二標画像81bと、bの位置に配置された第二標画像81bとが結んだ仮想線と、cの位置に配置された第二標画像81bと、dの位置に配置された第二標画像81bとが結んだ仮想線との交点の位置に、第二秘匿情報画像80bがあることを、これらの第二標画像81bから容易に把握できる。
また、図7(b)に示す印刷物についても、図7(a)と同様にして、各第一標画像81aおよび各第二標画像81bが配置されている。よって、図7(a)と同様にして、これらの第一標画像81aから第一秘匿情報画像80aの位置を把握でき、これらの第二標画像81bから第二秘匿情報画像80bの位置を把握できる。
次に、本実施形態の印刷物300を印刷可能な画像形成装置の一例について、説明する。
なお、画像形成装置としては、秘匿情報画像80を形成するIRトナーを用いて用紙上に秘匿情報画像80を形成するものであれば、特に制限はない。したがって、画像形成装置は、プリンタ以外にも、複写機、ファクシミリ単体、あるいは、プリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナのうちの少なくとも2つの機能を備えた複合機であってもよい。
以下の説明において、各部材のトナー別符号として、イエロートナー(Yトナー)は「Y」、マゼンタトナー(Mトナー)は「M」、シアントナー(Cトナー)は「C」を用いる。
まず、画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。
図8は、画像形成装置たるプリンタ200の全体構成を示す説明図である。
本実施形態のプリンタ200は、画像形成部1と、転写部2と、記録媒体供給部3と、定着部4と、記録媒体排出部5と、制御部30と、画像形成制御部40とから、主に構成されている。
画像形成部1には、作像ユニットとしての4つのプロセスユニット6Y,6M,6C,6IRが設けられている。各プロセスユニット6Y,6M,6C,6IRは、使用するトナーの種類が異なる以外は同様の構成となっている。なお、本実施形態では、黒(K)のトナーを用いるプロセスユニットを備えていないので、カラー画像やモノクロ画像はY、M、Cのカラートナーのみを用いてを形成する。Kのプロセスユニットを追加してもよいが、その場合、装置が大型化するという欠点がある。
また、IRのプロセスユニット6IRが着脱可能な構成とし、IRのプロセスユニットに代えて、Kのプロセスユニットが装着できる構成してもよい。この場合、IRトナーを用いずに画像形成を行う場合には、Kのプロセスユニットを装着することで、Y、M、CのカラートナーとKトナーとを用いて、カラー画像やモノクロ画像を形成することができる。
また、画像形成装置は、すべてのプロセスユニットを着脱可能とし、プロセスユニットを装着する位置を互いに入れ替え可能にしてもよい。この場合、IRのプロセスユニットの位置を入れ替えることで、記録媒体上におけるIRトナー像と各カラートナー像との位置関係(トナー像積層方向における位置関係)を適宜入れ替えることが可能となる。
本実施形態において、各プロセスユニット6Y,6M,6C,6IRは、潜像担持体としての感光体7と、潜像を担持する潜像担持体としての感光体7と、感光体7の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ8とを備えている。また、各プロセスユニット6Y,6M,6C,6IRは、感光体7上の潜像を現像する現像手段としての現像装置9および感光体7の表面をクリーニングする潜像担持体クリーニング手段としての感光体クリーニング装置10なども備えている。各感光体7に対向した位置には、それぞれ、感光体7の表面に潜像を形成する潜像形成手段としての露光装置11が設けられている。本実施形態では、露光装置11は、LEDユニットであるが、レーザダイオードを用いたレーザビームスキャン方式でもよい。
転写部2は、感光体7上のトナー像が転写される中間転写体としての無端状の中間転写ベルト12と、感光体7上の画像を中間転写ベルト12に一次転写する一次転写手段としての複数の一次転写ローラ13とを備えている。また、転写部2は、中間転写ベルト12に転写されたトナー像を記録媒体に二次転写する二次転写手段としての二次転写ローラ14と、中間転写ベルト12の表面(外周面)をクリーニングする中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置17とを備えている。
中間転写ベルト12は、駆動ローラ15と従動ローラ16とに張架されており、駆動ローラ15が回転することで周回走行(回転)する。各一次転写ローラ13は、中間転写ベルト12を各感光体7に押し当てるように配置されている。これにより、中間転写ベルト12と各感光体7との接触箇所には、各感光体7上の画像が中間転写ベルト12に転写される一次転写ニップが形成される。一方、二次転写ローラ14は、駆動ローラ15に巻き付いた中間転写ベルト12の部分に接触するように配置されている。この二次転写ローラ14と中間転写ベルト12とが接触する箇所には、中間転写ベルト12上の画像が記録媒体に転写される二次転写ニップが形成される。
記録媒体供給部3は、記録媒体収容部としての給紙カセット18と、記録媒体給送手段としての給紙ローラ19と、記録媒体搬送手段としてのタイミングローラ20とを有している。給紙カセット18は、記録媒体としての用紙Pを収容する。給紙ローラ19は、給紙カセット18から用紙Pを給送する。タイミングローラ20は、給紙ローラ19によって給送された用紙Pを所定のタイミングで前記二次転写ニップへ搬送する。なお、記録媒体は、用紙以外に、OHPシートやOHPフィルム、布等であってもよい。また、用紙には、普通紙のほか、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、和紙等の凹凸紙、トレーシングペーパ等が含まれる。
定着部4には、用紙Pに画像を定着する定着手段としての定着装置21が配置されている。定着装置21は、ヒータ等の加熱源によって加熱される定着部材としての定着ローラ22と、定着ローラ22に対して所定の圧力で接触して定着ニップを形成する加圧部材としての加圧ローラ23とから主に構成されている。
記録媒体排出部5には、定着装置21から送り出された用紙Pを装置外に排出する記録媒体排出手段としての排紙ローラ24と、排紙ローラ24によって排出された用紙Pを載置する記録媒体載置部としての排紙トレイ25とが配置されている。
制御部30は、読取装置(スキャナ)やパソコン等からの入力画像情報に対する画像処理を行い、また、プリンタ200全体の制御を担うものである。
また、画像形成制御部40は、制御部30の制御の下、プリンタ200の各部(画像形成部1、転写部2、記録媒体供給部3、定着部4、記録媒体排出部5等)における画像形成動作を制御するものである。
また、本実施形態のプリンタ200には、上述の各構成要素に加え、画像形成に用いられる粉体であるトナーを収容する粉体収容容器としての複数のトナーカートリッジ26が装着されている。各トナーカートリッジ26は、対応する現像装置9内のトナーと同じ色のトナーが収容されており、現像装置9内のトナーが所定量を下回ると、トナーカートリッジ26からトナーが補給される。さらに、プリンタ200には、トナーカートリッジ26とは別の粉体収容容器として、廃トナー収容容器27が装着されている。この廃トナー収容容器27には、ベルトクリーニング装置17あるいは感光体クリーニング装置10によって回収された廃トナーが収容される。
また、図8に示すように、本実施形態のプリンタ200は、装置本体(画像形成装置本体)100の上部を開閉するためのカバー部材101を備える。カバー部材101は、装置本体100に設けられた回動軸103を中心に上下に回動可能となっている。また、カバー部材101の下方には、4つのトナーカートリッジ26を着脱可能に保持する容器保持部材102が配置されている。容器保持部材102は、装置本体100に設けられた別の回動軸104を中心に上下に回動可能となっている。
本実施形態において、IRのプロセスユニット6IRが中間転写ベルト12の走行方向最下流側に配置され、その上流側にカラーのプロセスユニット6Y,6M,6Cが配置されている。これは、IRトナーからなるIRトナー像が、記録媒体上で、Y、M、Cのカラートナーからなるカラートナー像よりも記録媒体側に形成するためである。つまり、中間転写ベルト12上では、ベルト側から順に、Yトナー像、Mトナー像、Cトナー像、IRトナー像が積層されるが、これを二次転写した後の記録媒体上においては、記録媒体側から順に、IRトナー像、Cトナー像、Mトナー像、Yトナー像の順となる。
IRトナー像をカラートナー像よりも記録媒体側に形成することで、IRトナー像がカラートナー像に隠れて視認性が落ち、IRトナー像による画像の秘匿性を確保することが容易になる。ただし、カラーのプロセスユニット6Y,6M,6Cに対してIRのプロセスユニット6IRをどこに配置するかは、適宜設定可能である。また、上述したように、プロセスユニット6Y,6M,6C,6IRの装着位置を互いに入れ替えることができる構成とした場合には、IRのプロセスユニットの位置を自由に入れ替えることができる。
続いて、本実施形態のプリンタ200の基本的な動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、各感光体7が回転駆動され、帯電ローラ8によって各感光体7の表面が所定の極性に一様に帯電される。次いで、読取装置(スキャナ)やパソコン等からの入力画像情報に基づき、露光装置11が各感光体7の帯電面にレーザ光を照射し、潜像(静電潜像)を形成する。
各感光体7上に形成される潜像は、所望のフルカラー画像をY、M、Cの色情報に分解した単色の画像情報に基づく潜像である。詳しくは、入力画像情報の色情報(RGB、YCM等)を、当該プリンタ200用の色情報(YMC)へ変換・分解するための色変換分解テーブルを用いる。この色変換分解テーブルにより入力画像情報を、Y、M、Cの色情報に変換、分解した単色の画像情報を生成する。Y、M、C用の各露光装置11は、Y、M、Cの各色の画像情報に基づいてそれぞれの感光体7上に各色の潜像を形成する。
また、本実施形態では、入力画像情報には、パソコン上のアプリケーションによってIR画像とする画像が指定され、その指定情報等からIRの画像情報を生成する。また、パソコン上のプリンタドライバによってIR画像とする画像を指定してもよい。IR用の露光装置11は、IRの画像情報に基づいてIRプロセスユニット6IRの感光体7上にIRの潜像を形成する。
感光体7上に形成されたY、C、M、IRの各潜像には、それぞれの現像装置9からトナーが供給されて、Y、C、M、IRのトナー像に現像される。各感光体7上のトナー像は、周回走行する中間転写ベルト12上に順次重ね合せて転写される。詳しくは、感光体7上のトナー像が一次転写ニップの位置に達すると、一次転写ローラ13に所定の電圧が印加されて形成される転写電界によって、感光体7上のトナー像が中間転写ベルト12上に順次転写される。このようにして、中間転写ベルト12の表面には、Y、C、Mトナーからなるフルカラートナー像(可視像)及びIRトナーからなるIRトナー像(不可視像)が形成される。なお、中間転写ベルト12に転写しきれなかった各感光体7上のトナーは、感光体クリーニング装置10によって除去される。
また、画像形成動作が開始されると、給紙ローラ19が回転して、給紙カセット18から用紙Pが給送される。給送された用紙Pは、タイミングローラ20によって搬送が一旦停止される。その後、所定のタイミングでタイミングローラ20の回転駆動が開始され、中間転写ベルト12上のトナー像が二次転写ニップに達するタイミングに合わせて、用紙Pが二次転写ニップへ搬送される。
用紙Pが二次転写ニップに搬送された際、二次転写ローラ14には所定の電圧が印加されており、二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、この二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト12上のトナー像が用紙Pに一括して転写される。また、このとき、中間転写ベルト12上に残ったトナーはベルトクリーニング装置17によって除去される。
その後、用紙Pは定着装置21へと搬送され、定着ローラ22と加圧ローラ23によってトナー像が加熱されつつ加圧されて用紙Pに定着される。そして、用紙Pは排紙ローラ24によって装置外に排出され、排紙トレイ25上に載置される。
以上の説明は、フルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット6Y,6M,6C,6IRのいずれか1つを使用して画像を形成したり、いずれか2つ又は3つのプロセスユニットを使用して画像を形成したりすることも可能である。
パソコン上のアプリケーションソフトによって、秘匿情報画像80と、情報画像81(標画像)を作製し、秘匿情報画像80をIR画像に指定することで、図1等に示した印刷物300を得ることができる。
また、プリンタ200が、情報画像81(標画像)を自動作成し、図1等に示した印刷物300を得るようにしてもよい。具体的には、パソコン上のプリンタドライバによって秘匿情報画像80をIR画像に指定したときは、パソコン上の画面に、情報画像81を作成するか否かを選択する選択画面を表示する。ユーザーが、情報画像81を作成する選択をした場合は、例えば、図6に示した複数の標画像の図案からユーザーが選択する。
PC側で、指定した秘匿情報画像80の位置を特定し、特定した秘匿情報画像80位置とユーザーが指定した標画像の図案とに基づいて、用紙の端部に標画像を自動生成し、その生成した標画像を、画像データとしてプリンタ200に送信する。または、プリンタ200側で、PCから受信したユーザーが指定した標画像データと、秘匿情報画像80の位置情報とに基づいて、用紙の端部に標画像を自動生成するようにしてもよい。
次に、赤外線を吸収するカーボンを有する一般的な黒トナーを用いて、秘匿情報画像80を形成した印刷物について説明する。
一般的に黒トナーは赤外線を吸収するカーボンを有している点で他のカラートナー(イエロー、マゼンタ、シアン)と異なり、赤外線カメラにより読み取ることが可能である。この特性を用いることにより、K色トナーで通常は視認できず、赤外線カメラ90で読み取ることが可能な秘匿情報画像80を形成できる。これにより、Y,M、CおよびK色トナーを用いて、特殊条件下で視認可能な秘匿情報画像80が印刷された印刷物300を得ることができる。
図9は、一般的な黒トナーで秘匿情報画像80を形成した印刷物300の一例を示す図である。
図9(b)に示すように、黒トナーで形成する秘匿情報画像80は、IRトナーと異なり可視光下で視認可能な黒画像となる。そのため、視認され難くするために、秘匿情報画像80は、ハーフトーン画像とし、薄い画像で形成するのが好ましい。
図9(b)に示す黒トナーで形成した秘匿情報画像80を、図9(a)に示す、Y,M,C色のトナーで作成する背景画像180で覆い隠す。これにより、図9(c)に示すように、黒トナーで形成された秘匿情報画像80がY,M,C色のトナーの背景画像で隠され、秘匿情報画像80が、視認が困難な画像となる。
背景画像180の外側の印刷面の端部には、情報画像81(標画像)が形成されている。この情報画像に基づいて特定した秘匿情報画像80の位置を、赤外線カメラ90を用いて撮影すると、赤外線を吸収するカーボンを有する黒トナーで形成され秘匿情報画像80が赤外線カメラ90の画像表示部に表示される。これにより、秘匿情報を読み取ることができる。
図9に示す印刷物300は、図8に示す画像形成装置において、IRのプロセスユニット6IRを、黒トナーを用いるK用プロセスユニットに替えることで、形成することが可能である。
K色のプロセスユニットを、Y,M,C色のプロセスユニットよりも中間転写ベルト移動方向下流側に配置することで、中間転写ベルト上では、Kトナー像が、Y,M,Cのトナー像の上に一次転写される。このように、中間転写ベルト上でY,M,Cのトナー像の上にKトナー像が乗るため、用紙P上では、Kトナー像が、背景画像180を形成するCトナー像,Mトナー像およびYトナー像よりも下層となる。これにより、Kトナーで形成される秘匿情報画像80が、Y,M,Cトナーからなる背景画像180により覆い隠され、Kトナーで形成される秘匿情報画像80を視認され難くすることができる。
なお、用紙上でKトナー像を、Y,M,C色トナー像よりも下に形成できればよく、K色のプロセスユニットを、Y,M,C色のプロセスユニットよりも中間転写ベルト移動方向下流側に配置する構成に限定されるものではない。また、用紙に直接、プロセスユニットのトナー像を転写する直接転写方式の画像形成装置の場合は、Kのプロセスユニットを、Y,M,Cのプロセスユニットよりも用紙Pの搬送方向上流側に配置する。これにより、用紙上で、Kトナー像を、Y,M,Cのトナー像よりも下に形成でき、Kトナーで形成される秘匿情報画像80や情報画像が、Y,M,Cトナーからなる背景画像180により覆い隠すことができる。
また、Kトナーで形成される秘匿情報画像80は、有色であるため、形成される背景画像によっては、Kトナーで形成される秘匿情報画像80が視認できるおそれがある。そのため、Y,M,C色からなる背景画像180を複数回、形成するようにして背景画像180を厚くしてもよい。
上述では、秘匿情報画像80の秘匿情報を取得する情報取得装置として、撮像した画像を表示する画像表示部を備えた赤外線カメラ90を用いた例について説明したが、読み取った内容だけを出力するバーコードリーダなど画像表示部のない赤外線カメラであってもよい。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
特殊条件下で視認可能な秘匿情報画像80と、秘匿情報画像80の位置情報を示す情報画像81とが印刷された印刷物300において、情報画像81が印刷面300aの端部に印刷されている。
印刷レイアウトによっては、秘匿情報画像を印刷面の中央付近に印刷する場合があり、その場合、背景画像などの他の画像の印刷領域に秘匿情報画像が印刷されることになる。情報画像を秘匿情報画像に隣接して印刷する特許文献1では、情報画像も他の画像の印刷領域に印刷される。そのため、この印刷領域に印刷された他の画像によっては情報画像が他の画像に紛れてしまうなどして、情報画像が見えにくくなってしまい、情報画像を容易に見つけることができないおそれがある。
これに対し、態様1では、情報画像が印刷面の端部に印刷されている。一般的に印刷面の端部にまで他の画像の印刷領域が設定されることはほとんどないため、印刷面の端部に印刷された情報画像が、他の画像に紛れるなどして見えにくくなることがない。これにより、情報画像を容易に見つけることができる。
仮に、他の画像の印刷領域が、印刷面の端部にまで設定され、他の画像が印刷面の端部にまで形成され、情報画像が他の画像によって見えにくい状態であったとしても、印刷面の端部についてのみ、情報画像を探せばよく、印刷面全体から情報画像を探す場合に比べて、情報画像を容易に見つけることができる。
(態様2)
態様1において、秘匿情報画像80は、IRトナーやK色トナーなどの赤外線を吸収する画像形成材からなる。
これによれば、実施形態で説明したように、秘匿情報画像80を、赤外線カメラなどの特殊カメラで撮像するという特殊条件以外では、視認困難にできる。
(態様3)
態様1または2において、秘匿情報画像80および情報画像81が、Y,M,CおよびK色の画像形成材で形成される。
これによれば、図9を用いて説明したように、秘匿情報画像80をK色の画像形成材で形成し、この秘匿情報画像80をY,M,C色の画像形成材からなる背景画像180で覆うことで、秘匿情報画像80を秘匿できる。そして、Y,M,C色の画像形成材からなる背景画像180で秘匿された秘匿情報画像80は、赤外線カメラなどの特殊カメラで撮像するという特殊条件下で視認可能にできる。
(態様4)
態様1において、秘匿情報画像80は、特殊光反応画像形成材などの特殊光に反応する透明な画像形成材からなる。
これによれば、実施形態で説明したように、紫外線などの特殊光を照射するという特殊条件下以外では秘匿情報画像80が視認困難となり、秘匿情報画像80を良好に秘匿できる。
(態様5)
態様2乃至4いずれかにおいて、画像形成材はトナーである。
これによれば、電子写真方式の画像形成装置により印刷物を形成することが可能となる。
(態様6)
態様1乃至5いずれかにおいて、情報画像81は、秘匿情報画像80の位置を示す標画像を有し、標画像は、秘匿情報画像の位置を指し示す矢印形状である。
これによれば、実施形態で説明したように、矢印が指し示す先に秘匿情報画像があることが直感的に伝わりやすく、標画像から容易に秘匿情報画像の位置を把握することができる。
(態様7)
態様1乃至5いずれかにおいて、情報画像81は、秘匿情報画像の位置を示す標画像を有し、標画像は、秘匿情報画像に向けて先細るような形状をしている。
これによれば、実施形態で説明したように、先細りの先に、秘匿情報画像があることをユーザーに認識させることができ、標画像から容易に秘匿情報画像の位置を把握することができる。
(態様8)
態様6または7において、情報画像81は、ひとつの秘匿情報画像に対して同形状の複数の標画像を有する。
これによれば、複数の標画像が指し示す方向の交わる箇所に秘匿情報画像の位置があることがわかり、標画像から容易に秘匿情報画像の位置を把握することができる。
また、ひとつの秘匿情報画像に対して標画像を同形状とすることで、同形状の標画像が、同一の秘匿情報画像の位置を指し示していることを、直感的にユーザーに認識させることができる。
(態様9)
態様8において、標画像は、秘匿情報画像80を通る第一仮想線f1と印刷面の端部とが交わる箇所と、秘匿情報画像80を通り、第一仮想線f1と直交する第二仮想線f2と印刷面300aの端部とが交わる箇所とに印刷されている。
これによれば、実施形態で説明したように、複数の標画像から、容易に秘匿情報画像の位置を把握することができる。
(態様10)
態様6乃至9いずれかにおいて、印刷面300aに複数の秘匿情報画像が有るとき、ある秘匿情報画像の位置を示す標画像の形状と、別の秘匿情報画像の位置を示す標画像の形状とが互いに異なる。
これによれば、実施形態で説明したように、形状の異なる標画像の数から、秘匿情報画像80の個数を把握することができ、秘匿情報画像80の読み取り忘れを抑制できる。
(態様11)
態様6乃至10いずれかにおいて、標画像は、印刷面300aの一辺に、秘匿情報画像の数と同数印刷されている。
これによれば、実施形態で説明したように、印刷面の一辺に印刷された標画像の数から秘匿情報画像80の個数を把握することができ、秘匿情報画像80の読み取り忘れを抑制できる。
(態様12)
用紙Pなどの記録媒体に画像を形成して印刷物を形成する画像形成装置において、態様1乃至11いずれかの印刷物を生成可能である。
80a :第一秘匿情報画像
80b :第二秘匿情報画像
81 :情報画像
81a :第一標画像
81b :第二標画像
82 :秘匿情報
90 :赤外線カメラ
90a :スポットサイズ
200 :プリンタ
300 :印刷物
300a :印刷面
P :用紙
f1 :第一仮想線
f2 :第二仮想線
特開2005-132027号公報

Claims (12)

  1. 特殊条件下で視認可能な秘匿情報画像と、前記秘匿情報画像の位置情報を示す情報画像とが印刷された印刷物において、
    前記情報画像が、印刷面の端部に印刷されていることを特徴とする印刷物。
  2. 請求項1に記載の印刷物において、
    前記秘匿情報画像は、赤外線を吸収する画像形成材からなることを特徴とする印刷物。
  3. 請求項1または2に記載の印刷物において、
    前記秘匿情報画像および前記情報画像が、Y,M,CおよびK色の画像形成材で形成されることを特徴とする印刷物。
  4. 請求項1に記載の印刷物において、
    秘匿情報画像は、特殊光に反応する透明な画像形成材からなることを特徴とする印刷物。
  5. 請求項2乃至4いずれか一項に記載の印刷物において、
    前記画像形成材は、トナーであることを特徴とする印刷物。
  6. 請求項1乃至5いずれか一項に記載の印刷物において、
    前記情報画像は、前記秘匿情報画像の位置を示す標画像を有し、
    前記標画像は、秘匿情報画像の位置を指し示す矢印形状であることを特徴とする印刷物。
  7. 請求項1乃至5いずれか一項に記載の印刷物において、
    前記情報画像は、前記秘匿情報画像の位置を示す標画像を有し、
    前記標画像は、前記秘匿情報画像に向けて先細るような形状をしていることを特徴とする印刷物。
  8. 請求項6または7に記載の印刷物において、
    前記情報画像は、ひとつの秘匿情報画像に対して同形状の複数の標画像を有することを特徴とする印刷物。
  9. 請求項8に記載の印刷物において、
    前記標画像は、前記秘匿情報画像を通る第一仮想線と印刷面の端部とが交わる箇所と、前記秘匿情報画像を通り、前記第一仮想線に直交する第二仮想線と印刷面の端部とが交わる箇所とに印刷されていることを特徴とする印刷物。
  10. 請求項6乃至9いずれか一項に記載の印刷物において、
    前記印刷面に複数の秘匿情報画像が有るとき、
    ある秘匿情報画像の位置を示す標画像の形状と、別の秘匿情報画像の位置を示す標画像の形状とが互いに異なることを特徴とする印刷物。
  11. 請求項6乃至10いずれか一項に記載の印刷物において、
    前記標画像は、前記印刷面の一辺に、秘匿情報画像の数と同数印刷されていることを特徴とする印刷物。
  12. 記録媒体に画像を形成して印刷物を形成する画像形成装置において、
    請求項1乃至11いずれか一項に記載の印刷物を生成可能なことを特徴とする画像形成装置。
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