JP2023051676A - 換気装置及び空気調和システム - Google Patents

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Abstract

【課題】給気及び排気の間で熱回収することが可能な換気装置について、配置の自由度を高める。【解決手段】換気装置10は、圧縮機42と、第1熱交換器23と、第2熱交換器33と、が冷媒配管51によって接続され、内部を冷媒が流れる冷媒回路50と、第1熱交換器23を通して屋外S2の空気を屋内に給気する給気ファン22と、第1熱交換器23及び給気ファン22を収容する第1ケーシング21と、第2熱交換器33を通して屋内S1の空気を屋外S2に排気する排気ファン32と、第2熱交換器33及び排気ファン32を収容する第2ケーシング31と、を備え、第1ケーシング21と第2ケーシング31とは分離可能である。【選択図】図1

Description

本開示は、換気装置及び空気調和システムに関する。
従来、熱交換器と、対象空間の内部と外部とを熱交換器を経由して連通させる給気風路及び排気風路と、給気風路を介して対象空間外の空気を対象空間内に給気する給気ファンと、排気風路を介して対象空間内の空気を対象空間外へ排気する排気ファンと、を備えた換気装置が知られている(特許文献1参照)。特許文献1記載の前記換気装置は、熱交換器として全熱交換器を用いており、給気風路及び排気風路を流れる各空気間で、全熱交換器による熱交換(熱回収)を行う。
特開2020-186822号公報
前記換気装置では、全熱交換器を用いて熱回収を行うため、給気風路、排気風路及び全熱交換器を1箇所にまとめて配置する必要があり、給気ファン、排気ファン及び全熱交換器を1つのケーシング内に収容している。このため前記換気装置は、給気ファン、排気ファン及び全熱交換器を収容したケーシングを配置可能なスペースを確保する必要があり、配置の自由度が高くなかった。
本開示は、給気及び排気の間で熱回収することが可能な換気装置について、配置の自由度を高めることを目的とする。
(1)本開示の換気装置は、圧縮機と、第1熱交換器と、第2熱交換器と、が冷媒配管によって接続され、内部を冷媒が流れる冷媒回路と、前記第1熱交換器を通して屋外の空気を屋内に給気する給気ファンと、前記第1熱交換器及び前記給気ファンを収容する第1ケーシングと、前記第2熱交換器を通して前記屋内の空気を前記屋外に排気する排気ファンと、前記第2熱交換器及び前記排気ファンを収容する第2ケーシングと、を備え、前記第1ケーシングと前記第2ケーシングとは分離可能である。
本開示の換気装置によれば、冷媒を媒質として給気及び排気の間で熱回収を行うことにより、第1熱交換器及び給気ファンのセット、第2熱交換器及び排気ファンのセット、及び圧縮機をそれぞれ離れた位置に配置することが可能となる。これにより、熱回収することが可能な換気装置について、従来に比べて配置の自由度を高くすることができる。
(2)本開示の換気装置は、前記圧縮機を収容する第3ケーシングをさらに有すると好ましい。
この場合、第1熱交換器及び給気ファンのセット、第2熱交換器及び排気ファンのセット、及び圧縮機をそれぞれユニット化することで、熱回収可能な換気装置について、配置の自由度をより高くすることができる。
(3)本開示の換気装置は、前記第3ケーシングは、前記第1ケーシング及び前記第2ケーシングに対して分離可能であると好ましい。
この場合、前記給気ユニット、前記排気ユニット及び前記圧縮機ユニットをそれぞれ分離可能に構成することで、熱回収可能な換気装置について、配置の自由度をより高くすることができる。
(4)本開示の換気装置は、前記第1熱交換器、前記給気ファン及び前記第1ケーシングにより給気ユニットが構成され、前記第2熱交換器、前記排気ファン及び前記第2ケーシングにより排気ユニットが構成され、前記圧縮機に対し、前記給気ユニット又は前記排気ユニットが複数接続されると好ましい。
この場合、給気ユニット及び排気ユニットをそれぞれ部屋ごとに配置する構成や、複数の部屋ごとに給気ユニットを配置すると共に給気ユニットに比べて少ない台数の排気ユニットを配置する構成が可能となり、給気ユニット及び排気ユニットの配置の自由度をより高くすることができる。
(5)本開示の換気装置は、前記圧縮機に対し、前記給気ユニットが複数接続される場合、前記給気ユニットが、前記第1熱交換器に供給する冷媒の圧力を調整するための制御弁を有すると好ましい。
複数の給気ユニットを有する場合に、給気ユニットから屋内へ供給する空気の温度を個別に調整することが可能となる。
(6)本開示の換気装置は、前記圧縮機は、前記第1ケーシング及び前記第2ケーシングの何れか一方に前記圧縮機が収容されると好ましい。
この場合、第1熱交換器及び給気ファンのセット、及び第2熱交換器及び排気ファンのセット、をユニット化すると共に、何れか一方のユニットに圧縮機を収容することで、熱回収可能な換気装置について、配置の自由度をより高くすることができる。
(7)本開示の換気装置は、タバコの煙に含まれる粉塵及び化学物質を捕集可能であり、前記第2熱交換器を通して前記屋内から前記屋外に排気される空気を通過させるフィルタをさらに備えていると好ましい。
このような換気装置は、空調機を併設しなくとも、換気装置単独で、建物内の換気及び温度調整を行うことが可能である。このため、本開示の換気装置によれば、換気及び温度調整がされた喫煙コーナーを建物内に容易に設置することができる。
(8)本開示の空気調和システムは、前記換気装置と、前記屋内を空調する空気調和機と、を備え、前記空気調和機が、前記冷媒回路とは別回路の空調用冷媒回路を備えている。
本開示の空気調和システムでは、換気装置及び空気調和機を併設する場合に、冷媒回路を分けることによって、換気装置の配置の自由度を高くすることができる。
本開示の換気装置の概略的な構成図。 本開示の第1実施形態に係る換気装置の概略的な斜視模式図。 本開示の第1実施形態に係る換気装置の概略的な構成図。 本開示の換気装置の制御ブロック図。 本開示の第1実施形態に係る換気装置の概略的な配置を示す模式図。 本開示の第1実施形態に係る換気装置の第1変形例を示す模式図。 本開示の第1実施形態に係る換気装置の第2変形例を示す模式図。 本開示の第1実施形態に係る換気装置の第3変形例を示す模式図。 本開示の第1実施形態に係る換気装置の第4変形例を示す模式図。 本開示の第1実施形態に係る換気装置の第5変形例を示す模式図。 本開示の第2実施形態に係る換気装置の概略的な配置を示す模式図。 本開示の第2実施形態に係る換気装置の概略的な構成図。 本開示の第3実施形態に係る換気装置の概略的な配置を示す模式図。 本開示の第3実施形態に係る換気装置の概略的な構成図。 本開示の空気調和システムの概略的な構成図。 本開示の第4実施形態に係る換気装置の概略的な構成図。
(換気装置の概要)
図1は、本開示の換気装置の概略的な構成図である。図2は、本開示の第1実施形態に係る換気装置の概略的な斜視模式図である。図3は、本開示の第1実施形態に係る換気装置の概略的な構成図である。なお、以下の説明では、第1実施形態に係る換気装置10(図2、図3及び図5参照)を第1換気装置11と称し、第2実施形態に係る換気装置10(図8、図9参照)を第2換気装置12と称し、第3実施形態に係る換気装置10(図10、図11参照)を第3換気装置13と称する。以下の説明において、単に「換気装置10」と記載する場合は、第1~第3の各換気装置11~13で共通する構成について説明している。
図1に示す換気装置10は、本開示の換気装置の一実施形態であり、ビルや工場等の建物に設置されて、当該建物における対象空間の換気を実現する。換気装置10は、給気ユニット20と、排気ユニット30と、圧縮機ユニット40と、冷媒回路50とを備えている。
図1~図3に示すように、給気ユニット20は、第1ケーシング21と、給気ファン22と、第1熱交換器23とを備えている。本実施形態の第1ケーシング21は、断熱性を有するパネル部材で構成された立方体状の箱体であり、側面に吸込み口24及び吹出し口25が形成されている。給気ファン22及び第1熱交換器23は、第1ケーシング21内に配置されている。給気ユニット20は、給気ファン22を駆動すると、屋外S2の空気(外気OA)を第1ケーシング21の内部に取り込み、取り込んだ空気を第1熱交換器23内の冷媒と熱交換させた後、当該空気を吹出し口25から屋内S1に向けて給気SAとして放出することができる。
第1熱交換器23は、後で説明する冷媒回路50を構成する。第1熱交換器23は、クロスフィンチューブ式又はマイクロチャネル式の熱交換器とされ、第1熱交換器23内を流れる冷媒を屋外S2の空気(外気OA)と熱交換させるために用いられる。
給気ユニット20は、さらに、給気温度センサ26及び外気温度センサ27を備えている。給気温度センサ26は、第1ケーシング21内の第1熱交換器23を通過した後の空気の流れ中に配置されており、給気SAの温度を検出することができる。外気温度センサ27は、第1ケーシング21内の第1熱交換器23を通過する前の空気の流れ中に配置されており、外気OAの温度を検出することができる。
排気ユニット30は、第2ケーシング31と、排気ファン32と、第2熱交換器33とを備えている。本実施形態の第2ケーシング31は、断熱性を有するパネル部材で構成された立方体状の箱体であり、側面に吸込み口34及び吹出し口35が形成されている。排気ファン32及び第2熱交換器33は、第2ケーシング31内に配置されている。排気ユニット30は、排気ファン32を駆動すると、屋内S1の空気(還気RA)を第2ケーシング31の内部に取り込み、取り込んだ空気を第2熱交換器33内の冷媒と熱交換させた後、当該空気を吹出し口35から屋外S2に向けて排気EAとして放出することができる。
第2熱交換器33は、後で説明する冷媒回路50を構成する。第2熱交換器33は、クロスフィンチューブ式又はマイクロチャネル式の熱交換器とされ、第2熱交換器33内を流れる冷媒を屋内S1の空気(還気RA)と熱交換させるために用いられる。
排気ユニット30は、さらに、還気温度センサ36を備えている。還気温度センサ36は、第2ケーシング31内の第2熱交換器33を通過する前の空気の流れ中に配置されており、還気RAの温度を検出することができる。
圧縮機ユニット40は、第3ケーシング41と、圧縮機42と、四路切換弁43と、膨張弁44とを備えている。なお、本実施形態の圧縮機ユニット40は、第3ケーシング41を備えているが、第3ケーシング41を省略してもよい。この場合、給気ユニット20の第1ケーシング21又は排気ユニット30の第2ケーシング31に圧縮機42及び四路切換弁43を収容すると好ましい。なお、本実施形態の換気装置10は、圧縮機ユニット40に膨張弁44を収容しているが、膨張弁44は、給気ユニット20の第1ケーシング21又は排気ユニット30の第2ケーシング31に収容してもよい。
圧縮機42は、低圧のガス状冷媒を吸引し高圧のガス状冷媒を吐出する。圧縮機42は、インバータ制御によって運転回転数を調整可能なモータを備えている。圧縮機42は、モータがインバータ制御されることによって容量(能力)を変更可能な可変容量型(能力可変型)である。ただし、圧縮機42は一定容量型であってもよい。なお、本開示の換気装置10で用いる圧縮機42は、2台以上の圧縮機を並列に接続して構成されたものであってもよい。
四路切換弁43は、冷媒配管における冷媒の流れを反転させ、圧縮機42から吐出される冷媒を第1熱交換器23と第2熱交換器33との一方に切り換えて供給する。これにより、換気装置10は、外気OAを冷却する冷却運転と、外気OAを加熱する加熱運転とを切り換えて行うことができる。膨張弁44は、冷媒の流量及び圧力を調節することが可能な電動弁により構成されている。換気装置10では、膨張弁44の開度を制御して、第1熱交換器23に供給する冷媒の圧力を調節する。
冷媒回路50は、圧縮機42、四路切換弁43、膨張弁44、第1熱交換器23、第2熱交換器33、及びこれらを接続する冷媒配管51(液管51L及びガス管51G)を含んでいる。冷媒回路50は、第1熱交換器23と第2熱交換器33との間で冷媒を循環させる。
上記構成の換気装置10において、給気ユニット20によって外気OAを冷却して給気する場合、四路切換弁43が図1において実線で示す状態に保持される。圧縮機42から吐出された高温高圧のガス状冷媒は、四路切換弁43を経て、排気ユニット30の第2熱交換器33に流入する。このとき第2熱交換器33は凝縮器として機能し、排気ファン32の作動により還気RAと熱交換して凝縮・液化する。液化した冷媒は、膨張弁44で減圧されて第1熱交換器23に流入する。このとき第1熱交換器23は蒸発器として機能し、第1熱交換器23において、冷媒は外気OAと熱交換して蒸発する。冷媒の蒸発によって冷却された外気OAは、給気ファン22によって給気SAとして屋内S1に供給される。第1熱交換器23で蒸発した冷媒は、冷媒配管51(ガス管51G)を通って圧縮機ユニット40に戻り、四路切換弁43を経て圧縮機42に吸い込まれる。
上記構成の換気装置10において、給気ユニット20によって外気OAを加熱して給気する場合、四路切換弁43が図1において破線で示す状態に保持される。圧縮機42から吐出された高温高圧のガス状冷媒は、四路切換弁43を通過して給気ユニット20の第1熱交換器23に流入する。このとき第1熱交換器23は凝縮器として機能し、第1熱交換器23において、冷媒は外気OAと熱交換して凝縮・液化する。冷媒の凝縮によって加熱された外気OAは、給気ファン22によって屋内S1に給気される。第1熱交換器23において液化した冷媒は、冷媒配管51(液管51L)を通って圧縮機ユニット40に至り、膨張弁44で所定の低圧に減圧され、さらに第2熱交換器33に流入する。このとき第2熱交換器33は蒸発器として機能し、第2熱交換器33において、冷媒は還気RAと熱交換して蒸発する。第2熱交換器33で蒸発・気化した冷媒は、四路切換弁43を経て圧縮機42に吸い込まれる。
本実施形態の換気装置10は、冷媒回路50に四路切換弁43を含んでおり、四路切換弁43によって、第1熱交換器23を蒸発器及び凝縮器として切り換えて使用することが可能であるが、換気装置10における四路切換弁43は省略してもよい。この場合、第1熱交換器23は、蒸発器又は凝縮器として使用することができる。
図4は、換気装置の制御ブロック図である。換気装置10は、図4に示す制御部16を有する。制御部16は、換気装置10の動作を制御する装置であり、例えば、CPU等のプロセッサ、RAM、ROM等のメモリを備えたマイクロコンピュータにより構成される。制御部16は、LSI、ASIC、FPGA等を用いてハードウェアとして実現されるものであってもよい。制御部16は、メモリにインストールされたプログラムをプロセッサが実行することによって、所定の機能を発揮する。
制御部16は、給気ファン22、排気ファン32、圧縮機42、四路切換弁43、及び膨張弁44と接続されている。制御部16は、給気温度センサ26、外気温度センサ27、及び還気温度センサ36が接続されている。制御部16は、各温度センサの検出値に基づいて、給気ファン22、排気ファン32、圧縮機42、四路切換弁43、及び膨張弁44等の動作を制御する。なお、制御部16には、ユーザが換気装置10の運転・停止、及び設定変更等を行うリモコン(図示省略)がさらに接続されていてもよい。
(第1換気装置について)
図1~図3、及び図5に示すように、第1換気装置11は、1台の給気ユニット20及び1台の排気ユニット30を備えている。給気ユニット20及び排気ユニット30は、それぞれ独立したケーシング(第1ケーシング21及び第2ケーシング31)を有しており、それぞれ独立したユニットとして構成されている。第1換気装置11は、図2に示す形態では、給気ユニット20及び排気ユニット30が一体に構成されているが、給気ユニット20及び排気ユニット30は分離可能である。第1換気装置11は、第1熱交換器23及び給気ファン22のセット、及び第2熱交換器33及び排気ファン32のセットをそれぞれ離れた位置に配置することが可能である。
第1換気装置11は、さらに圧縮機ユニット40を備えている。圧縮機ユニット40は、独立した第3ケーシング41を有しており、独立したユニットとして構成されている。第1換気装置11は、図2に示す形態では、給気ユニット20、排気ユニット30及び圧縮機ユニット40が一体に構成されているが、圧縮機ユニット40は、給気ユニット20及び排気ユニット30に対して分離可能である。第1換気装置11では、第1熱交換器23及び給気ファン22のセット、第2熱交換器33及び排気ファン32のセット、及び圧縮機ユニット40(圧縮機42)をそれぞれ離れた位置に配置することが可能である。
図5に示すように、第1換気装置11は、例えば屋外S2に配置することができる。本実施形態では、給気ユニット20の吹出し口25、及び排気ユニット30の吸込み口34を建物Bの外壁面に直付けして配置している。なお、第1換気装置11は、吹出し口25及び吸込み口34にダクトを接続して、屋内S1に対して給気SAを放出する位置、及び屋内S1から還気RAを吸い込む位置を調整可能に構成してもよい。なお、本実施形態では第1換気装置11を屋外S2に配置した場合を例示しているが、第1換気装置11は、全体を屋内S1に配置してもよいし、給気ユニット20、排気ユニット30及び圧縮機ユニット40を分離して、一部分を屋外S2に配置すると共に、残りの部分を屋内S1に配置してもよい。
(第1換気装置11の変形例について)
図6Aは、本開示の第1実施形態に係る換気装置の第1変形例を示す模式図である。図6Bは、本開示の第1実施形態に係る換気装置の第2変形例を示す模式図である。図1、図3及び図5に示す第1換気装置11では、圧縮機ユニット40の第3ケーシング41内に圧縮機42が収容されているが、第1換気装置11における圧縮機42は、給気ユニット20又は排気ユニット30に収容されていてもよい。例えば、図6Aに示すように、第1換気装置11では、圧縮機42を第1ケーシング21内に配置してもよい。この場合、圧縮機42と共に四路切換弁43を第1ケーシング内に配置すると好ましい。図6Bに示すように、第1換気装置11では、圧縮機42を第2ケーシング31内に配置してもよい。この場合、圧縮機42と共に四路切換弁43を第2ケーシング内に配置すると好ましい。
第1換気装置11は、圧縮機42を第1ケーシング21内又は第2ケーシング31内に収容する構成とすることによって、第3ケーシング41を省略することができる。この場合の第1換気装置11では、第1換気装置11を構成するユニットの個数を、給気ユニット20及び排気ユニット30の2個に削減することができる。これにより、第1換気装置11の配置の自由度をより高めることができる。
図7Aは、本開示の第1実施形態に係る換気装置の第3変形例を示す模式図である。図7Bは、本開示の第1実施形態に係る換気装置の第4変形例を示す模式図である。図7Cは、本開示の第1実施形態に係る換気装置の第5変形例を示す模式図である。図7Aに示すように、第1換気装置11は、排気ユニット30に外気取入口55を設けてもよい。図7Aに示す第1換気装置11では、吸込み口34から吸い込んだ還気RAと、外気取入口55から吸い込んだ外気OAとを第2ケーシング31に取り込みことができる。このような構成の第1換気装置11では、第2熱交換器33に還気RA及び外気OAを混合させた空気を通過させると共に、排気EAとして放出することができる。この場合の排気EAは、図1に示す第1換気装置11の排気EAに比べて、外気OAの分だけ風量が増大されている。図7Aに示す第1換気装置11では、排気EAの風量を増大させることによって、第2熱交換器33の伝熱性能を向上させることができ、これにより、第1換気装置11の冷暖房能力を向上させることができる。
図7Bに示すように、第1換気装置11は、給気ユニット20において、還気取入口56を設けてもよい。図7Bに示す第1換気装置11では、吸込み口24から吸い込んだ外気OAと、還気取入口56から吸い込んだ還気RAとを第1ケーシング21に取り込むことができる。このような構成の第1換気装置11では、第1熱交換器23に外気OA及び還気RAを混合させた空気を通過させると共に、給気SAとして供給することができる。図7Bに示す第1換気装置11では、外気OAと還気RAとの流量混合比を変えることによって、給気温度を調整することが可能となる。
図7Cに示すように、第1換気装置11は、排気ユニット30に外気取入口55を設けると共に、給気ユニット20に還気取入口56を設けてもよい。図7Cに示す第1換気装置11では、排気EAの風量を増大させることによって、冷暖房能力を向上させると共に、外気OAと還気RAの流量混合比を変えることによって、給気温度を調整することが可能となる。
(第2換気装置について)
図8は、本開示の第2実施形態に係る換気装置の概略的な配置を示す模式図である。図9は、本開示の第2実施形態に係る換気装置の概略的な構成図である。本開示の換気装置10は、給気ユニット20及び排気ユニット30を、それぞれ複数備えていてもよい。図8及び図9に示す第2換気装置12は、複数の給気ユニット20と、複数の排気ユニット30を備えており、この点で第1換気装置11(図1参照)と異なっている。
図8に示すように、第2換気装置12は、屋内S1に3つの部屋R1~R3を備えた建物Bに設置されている。第2換気装置12では、各部屋R1~R3に対して、1台の給気ユニット20と1台の排気ユニット30とを一対で配置しており、合計3台の給気ユニット20及び合計3台の排気ユニット30を備えている。第2換気装置12では、圧縮機42に対して複数の給気ユニット20及び複数の排気ユニット30が接続されている。なお、本実施形態の第2換気装置12では、3台の給気ユニット20及び3台の排気ユニット30を備えているが、第2換気装置12における給気ユニット20及び排気ユニット30の台数はこれに限定されず、それぞれ2台以上とすることができる。本実施形態の第2換気装置12は、3つの部屋R1~R3を有する建物Bに設置されているが、本開示の換気装置10では、1つの空間内(屋内S1)に複数の給気ユニット20及び複数の排気ユニット30を配置してもよい。
第2換気装置12では、建物Bの外壁に設けた外気取入口28から取り入れた外気OAを給気ダクト29によって各給気ユニット20に分配する。第2換気装置12では、給気ファン22によって各部屋R1~R3へ個別に給気SAを供給すると共に、排気ファン32によって、各部屋R1~R3の給気SAの量とバランスする量の還気RAを各部屋R1~R3から排気EAとして放出する。第2換気装置12では、複数の給気ユニット20による給気SAの総風量と、複数の排気ユニット30による排気EAの総風量とをバランスさせている。なお、本開示の換気装置では、給気ユニット20の総台数(本実施形態では3台)と排気ユニット30の総台数(本実施形態では3台)とを一致させているが、給気ユニット20及び排気ユニット30の総台数は異なっていてもよい。
第2換気装置12では、各部屋R1~R3にそれぞれ給気ユニット20(第1熱交換器23)を配置すると共に、膨張弁44を各給気ユニット20に収容している。このため、第2換気装置12では、各部屋R1~R3の膨張弁44を個別に制御することによって、各給気ユニット20から各部屋R1~R3へ供給する給気SAの温度を個別に調整することができる。
このような構成の第2換気装置12では、給気ユニット20及び排気ユニット30を各部屋R1~R3に配置する構成や、各部屋R1~R3に給気ユニット20を配置すると共に給気ユニット20に比べて少ない台数の排気ユニット30を配置する構成とすることが可能となり、給気ユニット20及び排気ユニット30の配置の自由度をより高くすることができる。
(第3換気装置について)
図10は、本開示の第3実施形態に係る換気装置の概略的な配置を示す模式図である。図11は、本開示の第3実施形態に係る換気装置の概略的な構成図である。本開示の換気装置10は、複数の給気ユニット20と1台の排気ユニット30を備えていてもよい。図10及び図11に示す第3換気装置13は、排気ユニット30の台数が1台であり、この点で第2換気装置12(図8参照)と異なっている。
図10に示すように、第3換気装置13は、屋内S1に3つの部屋R1~R3を備えた建物Bに設置されている。第3換気装置13は、排気ユニット30に接続される還気ダクト37と、還気ダクト37に設けられた複数の吸込み口38を備えている。第3換気装置13では、各部屋R1~R3に1台の給気ユニット20及び1か所の吸込み口38が配置される。なお、本実施形態では、各部屋R1~R3に配置する給気ユニット20の台数と吸込み口38の個数とを同数としているが、各部屋R1~R3で給気ユニット20の給気量と吸込み口38から吸い込まれる還気量とがバランスしていればよく、給気ユニット20及び吸込み口38は同数でなくてもよい。
第3換気装置13では、圧縮機42に対して複数の給気ユニット20及び1台の排気ユニット30が接続されている。第3換気装置13では、建物Bの外壁に設けた外気取入口28から取り入れた外気OAを給気ダクト29によって各給気ユニット20に分配する。第3換気装置13では、給気ファン22によって各部屋R1~R3へ個別に給気SAを供給すると共に、排気ファン32によって、各部屋R1~R3の給気SAの量とバランスする量の還気RAを各部屋R1~R3の吸込み口38から排気EAとして放出する。第3換気装置13では、複数の給気ユニット20による給気SAの総風量と、1台の排気ユニット30による排気EAの風量とをバランスさせている。なお、各部屋R1~R3に設けられた吸込み口38は、図示しない風量調整機構を備えており、吸込み口38の吸気量(各部屋R1~R3の還気RAの風量)を個別に調整することができる。前記風量調整機構は、吸込み口38とは別に設けてもよく、この場合の風量調整機構は、ダンパ、風量調整機能を有するファンユニット等であってもよい。なお、複数の給気ユニット20及び複数の吸込み口38が設けられている屋内S1が複数の部屋R1~R3に分かれていない(1つの空間である)場合は、前記風量調整機構を省略してもよい。
第3換気装置13では、各部屋R1~R3にそれぞれ給気ユニット20(第1熱交換器23)を配置すると共に、膨張弁44を各給気ユニット20に収容している。このため、第3換気装置13では、各部屋R1~R3の膨張弁44を個別に制御することによって、各給気ユニット20から各部屋R1~R3へ供給する給気SAの温度を個別に調整することができる。
このような構成の第3換気装置13では、複数の給気ユニット20の給気量に相当する排気量を1台の排気ユニット30で賄うことによって、第3換気装置13を構成するユニットの個数を削減している。これにより、第3換気装置13は、容易に設置することが可能となっている。
(空気調和システムの全体構成について)
図12は、本開示の空気調和システムの概略的な構成図である。図12に示す空気調和システム70は、ビルや工場等の建物Bに設置されて空調対象空間(屋内S1)の空気調和を実現する。空気調和システム70は、換気装置10と、室内機61、室外機62及び冷媒配管63を含む空気調和機60とを備えている。空気調和機60は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことで空調対象空間を冷暖房する。なお、図12に示す実施形態では、換気装置10として第1換気装置11を備えている空気調和システム70を例示しているが、空気調和システム70に備えられる換気装置10は、第2換気装置12及び第3換気装置13であってもよい。なお、本実施形態の空気調和システム70では、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行う空気調和機60を備えているが、空気調和システム70を備える空気調和機の方式はこれに限定されず、例えば熱源装置から供給される冷水・温水によって対象空間の空気調和を実現する空気調和機であってもよい。
空気調和機60は、空調用冷媒回路64を有している。空調用冷媒回路64は、圧縮機、四路切換弁、室外熱交換器、室外膨張弁、室内熱交換器等(いずれも図示せず)を含んでいる。空調用冷媒回路64は、室内機61と室外機62との間で冷媒を循環させる。空調用冷媒回路64は、換気装置10が有する冷媒回路50から分離されており、独立した回路を構成している。
本開示の空気調和システム70では、空気調和機60が、換気装置10が有する冷媒回路50から独立した空調用冷媒回路64を備えている。このため、空気調和システム70では、換気装置10及び空気調和機60を併設する場合に、空調用冷媒回路64の配置に関係なく換気装置10を配置することが可能となり、換気装置10の配置の自由度を高めることができる。本開示の空気調和システム70では、換気装置10の冷媒回路50と空気調和機60の空調用冷媒回路64とを別回路とすることにより、換気装置10及び空気調和機60の給気温度(蒸発器における蒸発温度)を変えることができる。これにより、例えば冷房運転を行う場合、換気装置10では外気負荷の処理に適した給気温度に設定し、空気調和機60では屋内S1の空調負荷の処理に適した給気温度に設定することが可能となる。なお、空気調和システム70では、換気装置10の給気温度を空気調和機60の給気温度と同じ温度に設定し、換気装置10によって屋内S1の空調負荷を処理してもよい。
(第4換気装置について)
図13は、本開示の第4実施形態に係る換気装置の概略的な配置を示す模式図である。図13に示す第4換気装置14は、本開示の換気装置10の第4実施形態であり、喫煙コーナーを換気する用途への使用に適している。図13に示すように、第4換気装置14は、室内S1が喫煙コーナーとして利用される建物Bに設置される。第4換気装置14は、非空調エリアである室内S1を換気及び温度調整する用途に、単独で(換言すると、空調機を併設せずに)用いることができる。
第4換気装置14は、1台の給気ユニット20と、1台の排気ユニット30と、1台の圧縮機ユニット40と、により構成される。なお、本実施形態では、給気ユニット20及び排気ユニット30の台数を同数としているが、給気ユニット20及び排気ユニット30の台数は同数でなくてもよい。
第4換気装置14では、建物Bの外壁に設けた給気ユニット20によって外気OAを屋内S1に給気すると共に、屋外S2(天井裏)に設けた排気ユニット30によって、屋内S1の空気を排気EAとして屋外S2に放出する。第4換気装置14では、排気量が給気量に比べて若干多めとなるように、給気ユニット20及び排気ユニット30の風量バランスを調整すると好ましい。これにより、屋内S1が屋外S2に比べて負圧となり、タバコの臭気や煙等が屋内S1から屋外S2へ流れるのを抑制することができる。なお、第4換気装置14は、建物B(屋内S1)内にいる人数を検出するセンサ80と組み合わせて使用すると好ましい。この場合、第4換気装置14の制御部16(図4参照)が、センサ80で検出した建物B内の人数に応じて排気量及び給気量の目標値を算出すると共に、この目標値となるように排気ファン32及び給気ファン22の回転数を制御すると好ましい。なお、第4換気装置14は、センサ80として、人数を検出するセンサではなく、屋内S1の空気の状態を検出するセンサ(例えば、粉塵濃度センサ、CO2センサ、臭気センサ等)を用いてもよい。この場合、制御部16が、センサ8で検出した屋内S1の空気の状態(例えば、粉塵濃度、CO2濃度、臭気指数等)に応じて排気量及び給気量の目標値を算出する。
第4換気装置14は、排気ユニット30の第2ケーシング31内にフィルタ39を備えている。第4換気装置14は、フィルタ39を備えている点で他の実施形態に係る各換気装置11~13と異なっている。フィルタ39は、タバコの煙に含まれる粉塵及び化学物質を捕集可能なフィルタである。第4換気装置14では、排気EAと共に屋外S2に放出される粉塵及び化学物質の量を、フィルタ39によって低減することができる。フィルタ39としては、電気集塵フィルタやケミカルフィルタ等を採用することができる。なお、本実施形態では、フィルタ39を第2ケーシング31内に設けているが、フィルタ39は第2ケーシング31とは別体で(別のフィルタユニットとして)設けても良い。
このような第4換気装置14を、例えばプレハブ小屋等の建物Bに対して設置すれば、屋内S1において換気及び温度調整がされた喫煙コーナーを簡易に設けることができる。例えば、排気量及び給気量を2000CMHとした場合、冷房能力が6kw程度、暖房能力が10kw程度の第4換気装置14を用いれば、30平米程度(天井高2.5m程度)の広さを有する喫煙コーナーを簡易に設けることができる。第4換気装置14では、室内S1の広さ及び収容人数に応じて、給気ファン22及び排気ファン32、第1熱交換器23及び第2熱交換器33、及び圧縮機42の各能力を設定する。
[実施形態の作用効果]
(1)上記実施形態に示した換気装置10は、圧縮機42と、第1熱交換器23と、第2熱交換器33と、が冷媒配管51によって接続され、内部を冷媒が流れる冷媒回路50と、第1熱交換器23を通して屋外S2の空気を屋内に給気する給気ファン22と、第1熱交換器23及び給気ファン22を収容する第1ケーシング21と、第2熱交換器33を通して屋内S1の空気を屋外S2に排気する排気ファン32と、第2熱交換器33及び排気ファン32を収容する第2ケーシング31と、を備えている。換気装置10は、第1ケーシング21と第2ケーシング31とは分離可能である。
このような構成の換気装置10によれば、冷媒を媒質として給気SA及び排気EAの間で熱回収を行うことにより、第1熱交換器23及び給気ファン22のセット、第2熱交換器33及び排気ファン32のセット、及び圧縮機42をそれぞれ離れた位置に配置することが可能となる。これにより、熱回収することが可能な換気装置10について、従来に比べて配置の自由度を高くすることができる。
(2)上記実施形態に示した換気装置10は、圧縮機42を収容する第3ケーシング41をさらに有している。
このような構成の換気装置10によれば、第1熱交換器23及び給気ファン22のセット、第2熱交換器33及び排気ファン32のセット、及び圧縮機42をそれぞれユニット化することで、熱回収可能な換気装置10について、配置の自由度をより高くすることができる。
(3)上記実施形態に示した換気装置10において、第3ケーシング41は、第1ケーシング21及び第2ケーシング31に対して分離可能である。
このような構成の換気装置10は、給気ユニット20、排気ユニット30及び圧縮機ユニット40をそれぞれ分離可能に構成することで、熱回収可能な換気装置10について、配置の自由度をより高くすることができる。
(4)上記実施形態に示した換気装置10は、第1熱交換器23、給気ファン22及び第1ケーシング21により給気ユニット20が構成され、第2熱交換器33、排気ファン32及び第2ケーシング31により排気ユニット30が構成され、圧縮機42に対し、給気ユニット20又は排気ユニット30が複数接続される。
このような構成の換気装置10によれば、給気ユニット20及び排気ユニット30をそれぞれ部屋ごとに配置する構成や、複数の部屋ごとに給気ユニット20を配置すると共に給気ユニット20に比べて少ない台数の排気ユニット30を配置する構成とすることが可能となり、給気ユニット20及び排気ユニット30の配置の自由度をより高くすることができる。
(5)上記実施形態に示した換気装置10は、圧縮機42に対し、給気ユニット20が複数接続される場合、給気ユニット20が、第1熱交換器23に供給する冷媒の圧力を調整するための制御弁44を有すると好ましい。
このような構成の換気装置10によれば、複数の給気ユニット20を有する場合に、給気ユニット20から屋内S1へ供給する給気SAの温度を個別に調整することが可能となる。
(6)上記実施形態に示した換気装置10において、圧縮機42は、第1ケーシング21及び第2ケーシング31の何れか一方に圧縮機42が収容されている。
この場合、第1熱交換器23及び給気ファン22のセット、及び第2熱交換器33及び排気ファン32のセット、をユニット化すると共に、何れか一方のユニットに圧縮機42を収容することで、熱回収可能な換気装置10について、配置の自由度をより高くすることができる。
(7)上記実施形態に示した第4換気装置14では、タバコの煙に含まれる粉塵及び化学物質を捕集可能であり、第2熱交換器33を通して屋内S1から屋外S2に排気される空気を通過させるフィルタ(39)をさらに備えている。
このような換気装置によれば、空調機を併設しなくとも、換気装置単独で、建物内の換気及び温度調整を行うことが可能であり、換気及び温度調整がされた喫煙コーナーを建物B内に容易に設置することができる。
(8)上記実施形態に示した空気調和システム70は、換気装置10と、屋内S1を空調する空気調和機60と、を備え、空気調和機60が、冷媒回路50とは別回路の空調用冷媒回路64を備えている。
このような構成の空気調和システム70では、換気装置10及び空気調和機60を併設する場合に、冷媒回路50と空調用冷媒回路64とを分けることによって、換気装置10の配置の自由度を高くすることができる。
なお、本開示は、以上の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 :換気装置
11 :第1換気装置
12 :第2換気装置
13 :第3換気装置
14 :第4換気装置
20 :給気ユニット
21 :第1ケーシング
22 :給気ファン
23 :第1熱交換器
30 :排気ユニット
31 :第2ケーシング
32 :排気ファン
33 :第2熱交換器
39 :フィルタ
41 :第3ケーシング
42 :圧縮機
44 :膨張弁(制御弁)
50 :冷媒回路
51 :冷媒配管
64 :空調用冷媒回路
70 :空気調和システム
S1 :屋内
S2 :屋外

Claims (8)

  1. 圧縮機(42)と、第1熱交換器(23)と、第2熱交換器(33)と、が冷媒配管(51)によって接続され、内部を冷媒が流れる冷媒回路(50)と、
    前記第1熱交換器(23)を通して屋外(S2)の空気を屋内(S1)に給気する給気ファン(22)と、
    前記第1熱交換器(23)及び前記給気ファン(22)を収容する第1ケーシング(21)と、
    前記第2熱交換器(33)を通して前記屋内(S1)の空気を前記屋外(S2)に排気する排気ファン(32)と、
    前記第2熱交換器(33)及び前記排気ファン(32)を収容する第2ケーシング(31)と、
    を備え、
    前記第1ケーシング(21)と前記第2ケーシング(31)とは分離可能である、換気装置(10)。
  2. 前記圧縮機(42)を収容する第3ケーシング(41)をさらに有する、請求項1に記載の換気装置(10)。
  3. 前記第3ケーシング(41)は、前記第1ケーシング(21)及び前記第2ケーシング(31)に対して分離可能である、請求項2に記載の換気装置(10)。
  4. 前記第1熱交換器(23)、前記給気ファン(22)及び前記第1ケーシング(21)により給気ユニット(20)が構成され、
    前記第2熱交換器(33)、前記排気ファン(32)及び前記第2ケーシング(31)により排気ユニット(30)が構成され、
    前記圧縮機(42)に対し、前記給気ユニット(20)又は前記排気ユニット(30)が複数接続される、請求項1~3のいずれか1項に記載の換気装置(12,13)。
  5. 前記圧縮機(42)に対し、前記給気ユニット(20)が複数接続される場合、前記給気ユニット(20)が、前記第1熱交換器(23)に供給する冷媒の圧力を調整するための制御弁(44)を有する、請求項4に記載の換気装置(12,13)。
  6. 前記圧縮機(42)は、前記第1ケーシング(21)及び前記第2ケーシング(31)の何れか一方に前記圧縮機(42)が収容される、請求項1に記載の換気装置(10)。
  7. タバコの煙に含まれる粉塵及び化学物質を捕集可能であり、前記第2熱交換器(33)を通して前記屋内(S1)から前記屋外(S2)に排気される空気を通過させるフィルタ(39)をさらに備える、請求項1~6の何れか一項に記載の換気装置(14)。
  8. 請求項1から請求項6の何れか一項に記載の換気装置(10)と、
    前記屋内(S1)を空調する空気調和機(60)と、
    を備え、
    前記空気調和機(60)が、前記冷媒回路(50)とは別回路の空調用冷媒回路(64)を備えている、空気調和システム(70)。
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